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  • 特開-計量米びつ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023163259
(43)【公開日】2023-11-10
(54)【発明の名称】計量米びつ
(51)【国際特許分類】
   G01F 11/00 20060101AFI20231102BHJP
【FI】
G01F11/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022074023
(22)【出願日】2022-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】000103138
【氏名又は名称】エムケー精工株式会社
(72)【発明者】
【氏名】市川 智
(72)【発明者】
【氏名】片山 智也
(57)【要約】
【課題】アタッチメントの保管ができる計量米びつを提供する。
【解決手段】
粒状の個体を一定量計量する計量米びつにおいて、計量米びつは、本体に個体を収容するホッパーと、ホッパーから升部に流入する個体を一定量計量する計量装置と、計量装置が計量する個体を受け取る米受容器と、升部の体積を可変するアタッチメントとを備え、計量装置は、升部にアタッチメントを装着する装着部と、本体内にアタッチメントを収納する収納部とを具備する、ことを特徴とする計量米びつ。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
粒状の個体を一定量計量する計量米びつにおいて、
前記計量米びつは、本体に前記個体を収容するホッパーと、
前記ホッパーから升部に流入する前記個体を一定量計量する計量装置と、
前記計量装置が計量する前記個体を受け取る米受容器と、
前記升部の体積を可変するアタッチメントとを備え、
前記計量装置は、前記升部に前記アタッチメントを装着する装着部と、
前記本体内にアタッチメントを収納する収納部とを具備する、
ことを特徴とする計量米びつ。
【請求項2】
前記アタッチメントは、
基体と、
前記基体から延びる前記アタッチメントの幅を縮めるアーム部と、
前記アタッチメントを抜き差し方向に固定する突起部と、を備え、
前記装着部は、前記アタッチメントを固定するガイド部と、
前記アタッチメントの突起部を嵌める嵌合部孔を有する嵌合部を具備し、
前記収納部は、前記アタッチメントを固定するガイド部と、
前記アタッチメントの突起部を嵌める嵌合部孔を有する嵌合部
を備える、
ことを特徴とする請求項1記載の計量米びつ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量米びつに関する。
【背景技術】
【0002】
粒状の白米、玄米、無洗米などは、一粒の体積が異なるため、白米と同一の計量升で玄米や無洗米を計量し白米と同一の水加減で炊飯すると炊きあがったご飯は柔らかかったり硬くなったりしてしまう。
【0003】
そこで、特許第4035411号(以下、特許文献1という)に記載される計量米びつは、計量升に容積を減らすアタッチメントを着脱することで、計量升の容積を可変し、種類の違う米を同一の計量升で計量することができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4035411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、白米や無洗米の切り替えは、補充された米が空になるまでは行われない。その間、特許文献1のような計量米びつでは、アタッチメントをどこか別の場所に収納することになる。家庭の構成人数により米の補充期間はまちまちだが、約1、2か月に1回とすると、その間にアタッチメントの保管場所が分からなくなるおそれがある。また、白米から玄米へと米の種類を変えることまで考慮すると、アタッチメントの着脱回数は年に数回程となってしまう。そのため、アタッチメントの保管場所を忘れてしまう可能性はさらに高くなる。
【0006】
そこで本発明の一目的は、アタッチメントの保管ができる計量米びつを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一解決手段に係わる計量米びつは、本体に粒状の個体を収容するホッパーと、ホッパーから升部に流入する個体を一定量計量する計量装置と、計量装置が計量する個体を受け取る米受容器と、升部の体積を可変するアタッチメントとを備え、計量装置は、升部にアタッチメントを装着する装着部を有し、本体内にアタッチメントを収納する収納部を具備する。
【0008】
また、アタッチメントは、基体と、基体から延びるアタッチメントの幅を縮めるアーム部と、アタッチメントを抜き差し方向に固定する突起部とを備える。
装着部は、アタッチメントを固定するガイド部と、アタッチメントの突起部を嵌める嵌合部孔を有する。
収納部は、アタッチメントを固定するガイド部と、アタッチメントの突起部を嵌める嵌合部孔を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一解決手段によれば、計量米びつにアタッチメントの保管ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施形態にかかる計量米びつの外観構成を示す斜視図である。
図2図1に示す計量米びつの外観構成を示す正面図である。
図3図2のA-A’線の断面図である。
図4図2の計量装置20の上面図である。
図5】アタッチメント50の装着状態を示す計量装置20の斜視図である。
図6図4のB-B’線の断面図である。
図7】アタッチメント50の斜視図である。
図8】アタッチメント50の収納状態を示す計量装置20の斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
【0013】
以下、図面を用いて本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる計量米びつ1の外観構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す計量米びつの外観構成を示す正面図である。図3は、図2のA-A’線の断面図である。
計量米びつ1は、本体10内部に米を保管し必要な量(例えば1合)を計量するものである。計量米びつ1の本体10は樹脂またはステンレス鋼などの金属などで形成されている。また、本体10の内側には、設置される計量米びつ1周辺の温度を断熱するよう発砲スチロールやウレタン材などの断熱材が設けられている。
本体10は、正面に取手13が設けられる扉11を有している。扉11も本体10と同様に樹脂またはステンレス鋼などの金属で形成され、扉11の内側には発砲スチロールやウレタン材などの断熱材が設けられている。これにより設置される計量米びつ1周辺の温度が扉11から本体10内部に伝わることを防いでいる。さらに扉11を開くと着脱可能な壁16が設けられ、壁16を外すと、本体10内部へと通じている。
計量米びつ1は上部が開口し、着脱可能なフタ14が設けられている。米を本体に投入する際フタ14が外れることで本体内に米を投入しやすくしている。また、フタ14の下面には、計量米びつ1周辺の温度がフタ14から本体10内部へと伝わらないよう発砲スチロールやウレタン材などの断熱材が設けられている。
計量米びつ1は、上面と周囲に断熱材を設けることで計量米びつ周辺の温度が本体10内部に伝わらないよう断熱し、収容する米の劣化を防ぐ機能を有している。
さらに、計量米びつ1は、図示しない例えばペルチェ素子などの冷却装置を設けている。生鮮食品である米を一定の温度で保冷することで米の劣化を防ぐ機能を有している。
【0014】
計量米びつ1は、本体10に米を収容するホッパー12と、収容した米を計量する計量装置20と、計量する米を受け取る米受容器15を備えている。ホッパー12の上面は、米を投入するため開口し、ホッパー12の縁は本体10の開口部と接続するよう設けられている。ホッパー12の上面、つまり本体10の開口部には、前述した着脱可能なフタ14が設けられている。ホッパー12の底部は、米が計量装置20へ流出するよう開口し、その開口部は米が流出するよう開口に向かって傾斜する形状となっている。
ホッパー12の下部に設けられる計量装置20は、扉11を開け着脱可能な壁16を外すと本体10の前側へと引き出せるよう設けられている。また、計量装置20は、壁16の前面へ突出する指掛け部22を有しており、指掛け部22を押し下げることによりホッパー12下方から流入する米を一定量計量する機能を有している。
計量米びつ1は、計量装置20の下部に米受容器15を有している。米受容器15は、計量装置20が排出する米を受け入れて本体10から引き出せるよう設けられている。
【0015】
図4は計量装置20の上面図である。図5はアタッチメント50の装着状態を示す計量装置20の斜視図である。図6図4のB-B’線の断面図である。計量装置20は、計量レバー21を設けている。計量レバー21の前側は、押し下げることで計量装置20を作動させる指かけ部22を有し、計量レバー21の後部には、指かけ部22から後方に延伸する操作アーム23が設けられている。操作アーム23は後方に延伸する中途で左右に分岐し各々がクランク形に形成されている。また、操作アーム23の端は曲面し、計量レバー21の後方に具備する計量升28の一端と接している。
計量レバー21には、指かけ部22と接続する操作アーム23との中途に孔24が設けられ、孔24に軸ピン26が挿入されている。軸ピン26は、原始棒状で一カ所が屈折し、長片と短片を有している。軸ピン26の長片を孔24に挿入することで計量レバー21は、軸ピン26を中心に回動するものである。
【0016】
計量レバー21の後部には計量レバー21と連動する計量升28が備えられている。計量升28は、2つの扇形の板部30を有し、板部30は、弧32と弦31とで構成されている。そのうち弦31が操作アーム23の曲面と接するよう設けられている。
計量升28は2つの板部30の後方に板状の遮断板17を有している(図4)。遮断板17は、断面が円弧状に形成され、ホッパー12から流入する米を遮断する機能を有している。また、計量升28は米を米受容器15へ排出する升部29を設けている。升部29は原始板状であり、升部29の下部は米を貯めることができるよう湾曲した形状である。また、升部29の上部は板部30と遮断板17と接続するよう設けられている。尚、説明を容易にするため、図6の升部29の291を升部aとし、292を升部b、293を升部cとする。
また、計量升28は軸ピン27を挿入する孔25を有している。軸ピン27は、原始棒状で一カ所が屈折し、長片と短片を有している。軸ピン27の長片を孔25に挿入すると、計量升28は、軸ピン27を中心に回動するよう設けられている。
【0017】
計量装置20は、計量レバー21と計量升28をカバーするカバー33を有している。カバー33は、計量装置20を本体10から引き出せるようカバー33の両側に2本で一対のレール37を有している。レール37の一端は、本体10に設けられた図示しないガイドへ嵌めやすくするよう後方に行くにつれて暫時広がる形状をしている。他端は、折曲げ部38を有している。折曲げ部38は、計量装置20を本体へ収容する際にストッパーとなる機能を有している。
また、カバー33の上面は開口しホッパー12より流出するコメを受け入るための受入口34を有している。カバー33の下面は計量した米を排出するよう排出口35を有している。排出口35は、常時升部29により遮断されており、升部29が回動すると開口される。
また、カバー33は、升部29が計量する米を収容するよう空間39を備えている。カバー33と升部29で囲まれた空間39は、受入口34から流入する米を堰き止める空間である。
【0018】
図7のaは、装着状態を示すアタッチメント50の斜視図である。bは、収納状態を示すアタッチメント50の斜視図である。図8は、アタッチメント50の収納状態を示す計量装置20の斜視図である。尚、図7x軸方向はアタッチメント50の着脱方向、y軸方向は幅方向、z軸方向は高さ方向とする。
アタッチメント50は、略長方体の基体55と基体55の一辺から左右対称延伸するアーム54を有している。また、延伸するアーム54は中途に屈折する屈折部56を有し、端部にアタッチメント50を把持する把持部51を有している。アーム54は屈折部56を基点に内側方向に揺動する性質を有している。また、アーム54の中途には、後述する装着部40の嵌合孔42に嵌まる突起部53を有している。
また、基体55はリブ52を有している。リブ52は、アタッチメント50を装着する際、2本のガイド部43の間にリブ52が挿入しやすいようU字状の形状をしている。
【0019】
升部29には、空間39の体積を減少させるアタッチメント50を装着する装着部40を有している。装着部40は、アタッチメント50を挿入する嵌合部41とアタッチメント50の装着を誘導するガイド部43を有している。さらに、装着部40は、嵌合部41にアタッチメント50の突起部53を嵌める嵌合孔42を有している。
ガイド部43は、升部29の升部a291に設けられ、升部b292よりアタッチメント50の高さ分h離れて設けられている。そのため基体55がガイド部43と升部b292との間に挿入されることで、ガイド部43は、アタッチメント50の基体55を升部b292とガイド部43とで固定する機能を有している。
さらに、2つのガイド部43は、リブ52の幅分離間して設けられている。そのためため、2つのガイド部43間をリブ52がはまることで基体55を左右方向に固定する機能を有している。
つまり装着部40は、アタッチメント50の基体55を固定し、嵌合部孔42により、挿入方向に固定する機能を有している。それにより、装着部40はアタッチメント50が空間39内に落下することを防いでいる。
【0020】
計量装置20の後側には、アタッチメント50を収納する収納部45が設けられている。収納部45は、アタッチメント50を収納するよう嵌合部46と嵌合部孔47とガイド部48を有している。ガイド部48の取付高さは、カバー33の底部36からアタッチメント50の高さ分h離れて設けられ、ガイド部48の間は、装着部40と同様にリブ部52の幅分離間して設けられている。
ガイド部48は、ガイド部48間にリブ部52が挟まると基体55を左右方向に固定することができるものである。さらにガイド部48は、基体55がガイド部48の下を摺動することで基体55を底面36とガイド部48の間に挟むことができる。それにより、ガイド部48は、基体55を固定する機能を有している。つまり、収納部45は、嵌合部孔47にアタッチメント50の突起部53を嵌める事でアタッチメント50を挿入方向に固定し、ガイド部48によりアタッチメント50の基体55を固定することができるものである。
【0021】
次に、このように構成される計量米びつ1の動作を説明する。尚、本発明の計量米びつ1は、白米と白米より体積が大きい玄米とを一例として説明するが、他にも無洗米と白米など体積の異なる粒状のものを計量することができる。
【0022】
白米の体積は玄米の体積より小さいため、白米を食すとき玄米の計量升で1合を炊飯すると柔らかくなってしまう。そこで、ユーザーは本体10内から計量装置20を前方に引き出し計量装置20の装着部40にアタッチメント50を装着する。
アタッチメント50の2つの把持部51をユーザーがつまむと、アーム部54は内側に変位する。すると、アタッチメント50のアーム部54は幅方向に縮まるため、受入口34間にユーザーの手が入れやすくなる。ユーザーは、アタッチメント50を嵌合部41間に挿入すると把持部51から手を離す。すると、変位するアーム部54は元の形へ戻り、嵌合部孔42に突起部53が嵌合する。またこの時、ガイド部43間にリブ部52が挿入されアタッチメントを左右方向へ固定する。また、ガイド部43は升部b292から距離h分離れて設けているため、基体55を固定する。これにより、アタッチメント50が装着部40に固定され、空間39内に落下することを防いでいる。
【0023】
装着部40にアタッチメント50が装着されると、ユーザーは、計量装置20を本体10に戻す。その後ユーザーは本体10のフタ14を開けホッパー12内に白米を投入しフタ14を閉める。
白米を投入し終わるとユーザーは、所望の白米を計量するため計量レバー21の指掛け部22を押し下げる。すると、計量レバー21は、軸ピン26を中心に回動するため指掛け部22が下がると、操作アーム23は上がる。操作アーム23は、計量升28と接しているため計量升28を連動させることができる。また、計量升28は軸ピン27を中心に回動するため、操作アーム23が上がると、板部30は操作アーム23に持ち上げられ、升部29は下方向に傾く。下方向に傾くことでカバー33と接する升部c293は、カバー33から離れ排出口35へ白米が流出するよう開口する。すると、堰き止められていた空間39の白米は排出口35を通過し、排出口35の下に具備する米受容器15に受け止められる。
また、計量升28が回動することで遮断板17は受入口34の開口を遮断するため、ホッパー12内に収容されている米はホッパー12から空間39へ流入しない。
これにより、常に一定量の白米(例えば1合分)を計量することができる。
【0024】
また、ユーザーは、玄米を食すとき、本体10より計量装置20を引き出し、装着部40に装着されるアタッチメント50を外す。そしてユーザーは、カバー33の後部に具備する収納部45にアタッチメント50を装着する。具体的には、ユーザーは、アタッチメント50を図7のbのようにリブ52が設けられている面を上にして把持部51を持つ。ユーザーは、嵌合部46間にアタッチメント50を挿入すると把持部51から手を離す。すると、変位するアーム部54は元の形へ戻り、嵌合部孔47に突起部53が嵌合する。またこの時、ガイド部48間にリブ部52が挿入されアタッチメントを左右方向へ固定する。また、ガイド部48はカバー33の底面から距離h分(基体55の高さ分)離れて設けられているため、基体55を固定することができる。このようにアタッチメント50を収納部45へ取り付けるときは、アタッチメント50の向きを上下逆さにするだけで簡単に取り付けることができる。
一方、アタッチメント50を外すと空間39の体積はアタッチメント50の体積分増え、それにより、軽量装置20は、白米と同量(例えば1合分)の玄米を計量することができる。
【0025】
以上のように、本構成のアタッチメント50を装着部40から着脱することで空間39の体積を可変し、体積の異なる白米や玄米などを同一の升部29で計量することができる。
また、本発明の計量装置20は、収納部45を設けることにより、アタッチメント50を本体内に収納することができる。つまり、本発明の計量米びつ1は、アタッチメント50を使用しない時、収納部50に保管することでアタッチメント50の紛失を防ぐことができる。
さらに、装着部40の構成は収納部45の構成(ガイド部43、48と嵌合部41、46と嵌合孔42、47)と同じにしている。それにより、アタッチメント50の向きを上下逆さに変えて取り付けるだけで収納部45へ保管することができる。これにより、アタッチメント50を収納するときに他の部品等(例えばネジなど)を使用しなくても簡単にアタッチメント50を収納することができる。
【0026】
また、本発明のアタッチメント50のアーム部54は、アタッチメント50の幅が縮まるよう基体55から両端に延伸し、中途で屈折すると説明した。しかしながら、アーム部54の突起部53が嵌合部孔42、47に嵌るような構成とすればこの形状にこだわることはない。
また、アタッチメント50の基体55を略長方体と説明したが、空間39の体積を可変するならば例えば、円柱などにしてもよい。
さらに、装着部40は升部29に設ける構成として説明したが、装着部40を空間39に設ける構成とするならばこれにこだわることはなく、例えばカバー33の内壁に設ける構成としてもよい。
【0027】
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、形状や構成その要旨を逸脱しない範囲で変更可能としている。
【符号の説明】
【0028】
1 計量米びつ
10 本体
12 ホッパー
15 米受容器
20 計量装置
21 計量レバー
22 指かけ部
23 操作アーム
28 計量升
29 升部
291 升部a
292 升部b
293 升部c
33 カバー
34 受入口
35 排出口
37 レール
38 折り曲げ部
39 空間
40 装着部
41、46 嵌合部
42、47 嵌合部孔
43、48 ガイド部
45 収納部
50 アタッチメント
51 把持部
52 リブ部
53 突起部
54 アーム部
55 部材
57 摺動部
h 高さ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8