(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023163921
(43)【公開日】2023-11-10
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20231102BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075151
(22)【出願日】2022-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】521084080
【氏名又は名称】眞野 篤師
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】眞野 篤師
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC17
(57)【要約】
【課題】地方都市で就労する人口が増加することによる当該地方都市の活性化に寄与することができる情報処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、取得部と、抽出部と、出力部とを備える。取得部は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。抽出部は、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。出力部は、副業情報を出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
取得部と、抽出部と、出力部とを備え、
前記取得部は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得し、
前記抽出部は、前記第1ユーザ情報において前記第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出し、
前記出力部は、前記副業情報を出力する、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記抽出部は、前記第1ユーザ情報と、参照情報とに基づいて、前記副業情報を抽出し、
前記参照情報は、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザに関する第2ユーザ情報と、前記副業情報との関係を示す情報である、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記第1ユーザ情報及び前記第2ユーザ情報は、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含む、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記参照情報は、前記第2ユーザ情報と、前記副業情報との関係を教師データとして、予め学習させた学習済みモデルである、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
学習部を備え、
前記学習部は、前記第1ユーザ情報と、前記副業情報との関係を教師データとして、前記学習済みモデルを生成又は更新する、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、単純作業に関する副業である、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、インターネットを利用した副業である、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、ライブ配信により行われる副業である、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、価値媒体の提供を受け付ける副業である、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第1ユーザは、地方都市に居住しているユーザである、
情報処理装置。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記第1ユーザは、外国人のユーザである、
情報処理装置。
【請求項12】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、地方都市の広告宣伝に関する副業である、
情報処理装置。
【請求項13】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、地方都市の産物を販売することに関する副業である、
情報処理装置。
【請求項14】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記副業は、国外で提供される副業である、
情報処理装置。
【請求項15】
プログラムであって、
請求項1から請求項14までの何れか1項に記載の情報処理装置の各部としてコンピュータを機能させる、
プログラム。
【請求項16】
コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
取得工程と、抽出工程と、出力工程とを備え、
前記取得工程では、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得し、
前記抽出工程では、前記第1ユーザ情報において前記第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出し、
前記出力工程では、前記副業情報を出力する、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
地方都市に滞在しながら仕事に従事する者を支援するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムは、地方都市に滞在する者を対象とし、地方都市で就労している者を支援するものではなかった。すなわち、当該システムは、地方都市で就労する人口を増加させるものではなく、地方都市で就労する人口が増加することによる当該地方都市の活性化に寄与するものではなかった。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、地方都市で就労する人口が増加することによる当該地方都市の活性化に寄与することができる情報処理装置を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、取得部と、抽出部と、出力部とを備える。取得部は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。抽出部は、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。出力部は、副業情報を出力する。
【0007】
上記の開示によれば、地方都市で就労する人口が増加することによる当該地方都市の活性化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】情報処理システム100を表す構成図である。
【
図2】情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】ユーザ端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。
【
図5】情報処理装置200によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。
【
図6】アクティビティA110に関するユーザ情報入力画面370を示す図である。
【
図7】アクティビティA170に関する副業選択画面380を示す図である。
【
図8】ユーザ410によるライブコマース実施画面400を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。
【0014】
1-1.情報処理システム100
図1は、情報処理システム100を表す構成図である。情報処理システム100は、情報処理装置200と、ユーザ端末300とを備え、これらがネットワークを通じて接続されている。これらの構成要素についてさらに説明する。ここで、情報処理システム100に例示されるシステムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、例えば、情報処理装置200単体であっても情報処理システム100の一例となる。
【0015】
1-2.情報処理装置200
図2は、情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置200は、制御部210と、記憶部220と、通信部250とを有し、これらの構成要素が情報処理装置200の内部において通信バス260を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0016】
制御部210は、情報処理装置200に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部210は、例えば、不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部210は、記憶部220に記憶された種々のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置200に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部210は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部210を有するように実施してもよい。またそれらの組み合わせであってもよい。
【0017】
記憶部220は、情報処理装置200の情報処理に必要な様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部210によって実行される情報処理装置200に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組み合わせであってもよい。
【0018】
通信部250は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、5G/LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。すなわち、情報処理装置200は、通信部250を介して、ユーザ端末300とネットワークを介して種々の情報を通信する。
【0019】
1-3.ユーザ端末300
図3は、ユーザ端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末300は、制御部310と、記憶部320と、表示情報生成部330と、入力受付部340と、通信部350とを有し、これらの構成要素がユーザ端末300の内部において通信バス360を介して電気的に接続されている。制御部310、記憶部320及び通信部350の説明は、情報処理装置200における制御部210、記憶部220及び通信部250の説明と略同様のため省略する。ユーザ端末300は、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォン等であってもよい。
【0020】
表示情報生成部330は、テキスト、画像(静止画及び動画を含む)を表示させるものであり、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスに表示する情報を生成する。
【0021】
入力受付部340は、ユーザ端末300に種々の情報を入力するためのものであり、マウス、キーボード、ポインティングデバイス等から入力される信号を受け付ける。ユーザによってなされた操作入力は、命令信号として、通信バス360を介して制御部310に転送される。そして、制御部310は、必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
【0022】
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、記憶部220に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部210によって具体的に実現されることで、制御部210に含まれる各機能部として実行されうる。
【0023】
図4は、情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。具体的には、情報処理装置200(制御部210)は、取得部211と、抽出部212と、出力部213と、学習部214とを備える。
【0024】
取得部211は、種々の情報を取得するように構成される。例えば、取得部211は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。
【0025】
抽出部212は、種々の情報を抽出するように構成される。例えば、抽出部212は、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。
【0026】
出力部213は、種々の情報を出力するように構成される。例えば、出力部213は、抽出された副業情報を出力する。
【0027】
学習部214は、種々の情報を機械学習させるように構成される。例えば、学習部214は、第1ユーザ情報と、副業情報との関係を教師データとして、学習済みモデルを生成又は更新する。機械学習のアルゴリズムは特に限定されず、例えば、k近傍法、ロジスティック回帰、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、トピックモデル、混合ガウスモデル等が適宜採用されればよい。
【0028】
3.情報処理方法
第3節では、前述した情報処理装置200の情報処理方法について説明する。この情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法である。この情報処理方法は、取得工程と、抽出工程と、出力工程とを備える。取得工程では、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。抽出工程では、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。出力工程では、副業情報を出力する。
【0029】
図5は、情報処理装置200によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図の各アクティビティに沿って、説明するものとする。ここで、ユーザ410(第1ユーザ)は、地方都市に居住しているユーザであり、外国人のユーザであるものとする。副業は、本業以外の仕事で収入を得ることを示す。副業は、本業よりも労働時間の短い仕事、本業よりも収入の低い仕事、等のことを示す。副業は、兼業及び複業等を含むものとする。
【0030】
ユーザ端末300における制御部310は、ユーザ410に関する第1ユーザ情報を情報処理装置200に入力する(アクティビティA110)。アクティビティA110では、例えば、次の5段階の情報処理が実行される。(1)入力受付部340は、ユーザ410からの第1ユーザ情報の操作入力を受け付ける。(2)制御部310は、通信バス360を介して第1ユーザ情報を記憶部320に伝送させる。(3)制御部310は、第1ユーザ情報を記憶部320に記憶させる。(4)制御部310は、通信バス360を介して第1ユーザ情報を通信部350に伝送させる。(5)制御部310は、通信部350を介して第1ユーザ情報を情報処理装置200に送信させる。
【0031】
続いて、取得部211は、ユーザ端末300から第1ユーザ情報を取得する(アクティビティA120)。アクティビティA120では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、ユーザ端末300から送信された第1ユーザ情報を受信する。(2)制御部210は、通信バス260を介して第1ユーザ情報を記憶部220に伝送させる。(3)制御部210は、第1ユーザ情報を記憶部220に記憶させる。
【0032】
続いて、制御部210は、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たすか否かを判定する(アクティビティA130)。アクティビティA130では、例えば、次の2段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された第1ユーザ情報を読み出す。(2)制御部210は、第1ユーザ情報に判定処理を実行し、第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たすか否かを判定する。
【0033】
ここで、地方都市とは、三大都市圏を除く地域を示す。三大都市圏とは、東京圏、大阪圏及び名古屋圏を示す。東京圏とは、首都圏整備法による既成市街地及び近郊整備地帯を含む市区町の区域を示す。大阪圏とは、近畿圏整備法による既成都市区域及び近郊整備区域を含む市町村の区域を示す。名古屋圏とは、中部圏開発整備法による都市整備区域を含む市町村の区域を示す。
【0034】
地方都市は、北海道地方、東北地方、関東地方、北陸地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、及び九州・沖縄地方のことを示す。北海道地方は、北海道を示す。東北地方は、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県及び新潟県を示す。関東地方は、茨城県(東京圏を除く)、栃木県、群馬県、埼玉県(東京圏を除く)、千葉県(東京圏を除く)、東京都(東京圏を除く)、神奈川県(東京圏を除く)、山梨県及び長野県を示す。北陸地方は、富山県、石川県及び福井県を示す。
【0035】
中部地方は、岐阜県、静岡県、愛知県(名古屋圏を除く)及び三重県(名古屋圏を除く)を示す。近畿地方は、滋賀県、京都府(大阪圏を除く)、兵庫県(大阪圏を除く)及び和歌山県を示す。中国地方は、鳥取県、島根県、岡山県、広島県及び山口県を示す。四国地方は、徳島県、香川県、愛媛県及び高知県を示す。九州・沖縄地方は、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県及び沖縄県を示す。
【0036】
アクティビティA130での判定処理は、例えば、次のように実行される。(1)制御部210は、第1ユーザ情報の「勤務先」欄における勤務先情報を取得する。(2)制御部210は、記憶部220に記憶された第1データベース(勤務先と、勤務先の住所との関係を示す)を読み出す。(3)制御部210は、勤務先情報と、第1データベースとを照合させる。(4)制御部210は、記憶部220に記憶された第2データベース(ユーザ410等の各ユーザの個人情報(各ユーザの勤務先を含む)を登録したデータベース)を読み出す。(5)制御部210は、勤務先情報と、第2データベースとを利用して、第1ユーザ情報の勤務先情報が正しいか否かを判定する。(6)制御部210は、(3)及び(5)の処理により、第1ユーザの勤務先が地方都市の住所を有し、且つ第1ユーザ情報の勤務先情報が正しい場合に、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たすと判定する。
【0037】
アクティビティA130において、第1ユーザが地方都市で就労していないと判定された場合、本実施形態の情報処理は終了する。一方、第1ユーザが地方都市で就労していると判定された場合、アクティビティA140の情報処理に移行する。
【0038】
続いて、抽出部212は、第1ユーザ情報と、参照情報とに基づいて、副業に関する副業情報を抽出する(アクティビティA140)。ここで、参照情報は、第1ユーザとは異なる第2ユーザに関する第2ユーザ情報と、副業情報との関係を教師データとして、予め学習させた学習済みモデルであるものとする。学習済みモデルにおいて教師データとされた、第2ユーザ情報と、副業情報とは、過去に第2ユーザがある副業を受諾した場合における、第2ユーザと、受諾された副業とを示すものであってもよい。
【0039】
アクティビティA140では、例えば、次の5段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された第1ユーザ情報及び学習済みモデルを読み出す。(2)制御部210は、学習済みモデルに第1ユーザ情報を入力し、抽出処理を実行する。(3)制御部210は、学習済みモデルから出力された副業情報を抽出する。(4)制御部210は、通信バス260を介して副業情報を記憶部220に伝送させる。(5)制御部210は、副業情報を記憶部220に記憶させる。
【0040】
続いて、出力部213は、副業情報を出力する(アクティビティA150)。ここで、出力は、ユーザ端末300への送信処理を示す。アクティビティA150では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された副業情報を読み出す。(2)制御部210は、通信バス260を介して副業情報を通信部250に伝送させる。(3)制御部210は、通信部250を介して副業情報をユーザ端末300に送信させる。
【0041】
続いて、ユーザ端末300における制御部310は、副業情報の受信処理を実行する(アクティビティA160)。アクティビティA160では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)通信部350は、情報処理装置200から送信された副業情報を受信する。(2)制御部310は、通信バス360を介して副業情報を記憶部320に伝送させる。(3)制御部310は、副業情報を記憶部320に記憶させる。
【0042】
続いて、制御部310は、副業情報中の副業の受諾処理を実行する(アクティビティA170)。アクティビティA170では、例えば、次の5段階の情報処理が実行される。(1)入力受付部340は、ユーザ410からの操作入力を受け付ける。(2)制御部310は、受け付けられた操作入力データについて判定処理を実行し、副業が受諾されたか否かを判定する。(3)制御部310は、副業が受諾されたと判定された場合、副業が受諾されたことを示す受諾情報を生成する。(4)制御部310は、受諾情報を通信バス360を介して記憶部320に伝送する。(5)制御部310は、受諾情報を記憶部320に記憶させる。
【0043】
アクティビティA170において、副業が受諾されなかったと判定された場合、本実施形態の情報処理は終了する。一方、副業が受諾されたと判定された場合、アクティビティA180の情報処理に移行する。
【0044】
続いて、制御部310は、受諾情報を情報処理装置200に送信する(アクティビティA180)。アクティビティA180では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部310は、記憶部320に記憶された受諾情報を読み出す。(2)制御部310は、通信バス360を介して受諾情報を通信部350に伝送させる。(3)制御部310は、通信部350を介して受諾情報を情報処理装置200に送信する。
【0045】
続いて、情報処理装置200における制御部210は、ユーザ端末300から送信された受諾情報を受信する(アクティビティA190)。アクティビティA190では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)通信部250は、ユーザ端末300から送信された受諾情報を受信する。(2)制御部210は、通信バス260を介して受諾情報を記憶部220に伝送させる。(3)制御部210は、受諾情報を記憶部220に記憶させる。
【0046】
続いて、学習部214は、第1ユーザ情報と、副業情報との関係を教師データとして、学習済みモデルを生成又は更新する(アクティビティA200)。アクティビティA200では、例えば、次の3段階の情報処理が実行される。(1)制御部210は、記憶部220に記憶された、第1ユーザ情報と、受諾された副業情報とを読み出す。(2)制御部210は、第1ユーザ情報と、当該副業情報との関係を教師データとして、学習処理を実行する。(3)制御部210は、記憶部220に記憶された学習済みモデルを生成又は更新させる。
【0047】
図6は、アクティビティA110に関するユーザ情報入力画面370を示す図である。ユーザ情報入力画面370には、氏名領域371、住所領域372、国籍領域373、副業希望領域374、所有免許領域375、所有資格領域376、勤務先領域377及びOKボタン378が表示されている。このように、第1ユーザ情報及び第2ユーザ情報は、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含む。
【0048】
氏名領域371には、ユーザ410の氏名が入力される。ユーザ410の氏名は、「AAA BBB」とする。住所領域372には、ユーザ410の住所が入力される。ユーザ410の住所は、「熊本県天草市〇〇町△△-××」とする。国籍領域373には、ユーザ410の国籍が入力される。ユーザ410の国籍は、「ベトナム」とする。副業希望領域374には、ユーザ410が副業を希望するか否かが入力される。ユーザ410は、副業を希望しているものとする。
【0049】
所有免許領域375には、ユーザ410が所有する免許の種類が入力される。ユーザ410は、免許を所有していないものとする。所有資格領域376には、ユーザ410が所有する資格の種類が入力される。ユーザ410は、「ITパスポート」の資格を所有しているものとする。勤務先領域377には、ユーザ410の勤務先が入力される。ユーザ410の勤務先は、「□□株式会社」とする。「□□株式会社」は、熊本県天草市に営業所があるものとする。
【0050】
ここで、免許は、法律上において一般には禁止されている行為を行うことが可能な権限を国から許可されるものを示す。資格は、技術又は知識能力が一定レベル以上にあることを認定するものを示す。本実施形態では、免許と資格とを分けて説明しているが、一括りに「免許」又は「資格」としてもよい。
【0051】
OKボタン378は、氏名領域371、住所領域372、国籍領域373、副業希望領域374、所有免許領域375、所有資格領域376及び勤務先領域377へ情報が入力された後にクリックされることで、不図示の確認画面を経て、ユーザ情報の入力内容を確定させる。なお、上記各領域の入力は、プルダウンメニューから選択される方式であってもよい。
【0052】
図7は、アクティビティA170に関する副業選択画面380を示す図である。副業選択画面380には、副業選択領域381及びOKボタン382が表示されている。
【0053】
副業選択領域381には、アクティビティA140で抽出された副業情報が列挙されている。ユーザ410は、「ITパスポート」の資格を所有しているため、インターネットを利用した副業であって、ライブ配信により行われる副業である、「ライブコマース」が表示されている。また、単純作業に関する副業である、「ソフトウェアのバグ取り」も表示されている。OKボタン382は、副業選択領域381の中から所望の副業が選択された後にクリックされることで、不図示の確認画面を経て、副業の選択を完了させる。
【0054】
図8は、ユーザ410によるライブコマース実施画面400を示す図である。ユーザ410は、アクティビティA170において、副業「ライブコマース」を選択したものとする。ライブコマース実施画面400には、ユーザ410、リンゴ421、ナス422、着物423、広告宣伝424、及びコメント欄430が表示されている。
【0055】
ユーザ410は、ライブコマース実施画面400において、熊本県の産物であるリンゴ421、ナス422及び着物423を販売している。このように、本実施形態での副業は、地方都市の産物を販売することに関する副業である。
【0056】
ユーザ410は、ライブコマース実施画面400において、熊本県の景色を紹介する広告宣伝424の説明をしている。このように、本実施形態での副業は、地方都市の広告宣伝に関する副業である。
【0057】
ユーザ410のライブコマース実施に応じて、コメント欄430には、視聴者からのコメントが表示されている。コメント欄430には、「美味しそうなリンゴですね」、「ナスのツヤがいいですね」、「素敵な着物ですね」等、熊本県の産物に関するコメントが表示されている。また、コメント欄430には、「¥1,000 受け取ってください」の投銭コメント431も表示されている。このように、本実施形態での副業は、金銭(価値媒体)の提供を受け付ける副業である。
【0058】
4.作用効果
第4節では、本実施形態の作用効果について説明する。
【0059】
本実施形態の一態様では、情報処理装置200(制御部210)は、取得部211と、抽出部212と、出力部213とを備える。取得部211は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。抽出部212は、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。出力部213は、副業情報を出力する。
【0060】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザを支援することができる。昨今、地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手の不足が問題になっている。したがって、地方都市には、当該地方都市で就労する者を増やしたいという要望がある。そこで、このような態様によれば、地方都市で就労している者に副業を斡旋することにより、地方都市で就労している者に収入増加の機会を付与することができる。
【0061】
すなわち、地方都市で就労しながら、三大都市圏に劣らない収入を得る機会を付与することにより、地方都市での就労を希望する者の増加につながり、ひいては、地方都市で就労する人口を増加させることができる。つまり、地方都市で就労する人口が増加することにより、当該地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手不足の解消につながり、当該地方都市の活性化に寄与することができる。
【0062】
本実施形態の一態様では、抽出部212は、第1ユーザ情報と、参照情報とに基づいて、副業情報を抽出する。参照情報は、第1ユーザとは異なる第2ユーザに関する第2ユーザ情報と、副業情報との関係を示す情報である。
【0063】
このような態様によれば、無作為に副業情報を第1ユーザに提供するのではなく、第1ユーザに受け入れられやすい副業情報を第1ユーザに提供したい場合において、第2ユーザ情報と、副業情報との関係に近い、第1ユーザ情報に紐付けた副業情報を抽出することができるため、第1ユーザに好適な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0064】
本実施形態の一態様では、第1ユーザ情報及び第2ユーザ情報は、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含む。
【0065】
このような態様によれば、無作為に副業情報を第1ユーザに提供するのではなく、第1ユーザに受け入れられやすい副業情報を第1ユーザに提供したい場合において、ユーザ情報中に、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含むこととすることにより、ユーザのスキルに合わせた副業情報を抽出することができるため、第1ユーザに好適な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0066】
本実施形態の一態様では、参照情報は、第2ユーザ情報と、副業情報との関係を教師データとして、予め学習させた学習済みモデルである。
【0067】
このような態様によれば、無作為に副業情報を第1ユーザに提供するのではなく、第1ユーザに受け入れられやすい副業情報を第1ユーザに提供したい場合において、機械学習を用いることで、第2ユーザ情報と、副業情報との関係に近い、第1ユーザ情報に紐付けた副業情報を抽出する精度を向上させることができるため、第1ユーザに好適な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0068】
本実施形態の一態様では、情報処理装置200(制御部210)は、学習部214を備える。学習部214は、第1ユーザ情報と、副業情報との関係を教師データとして、学習済みモデルを生成又は更新する。
【0069】
このような態様によれば、無作為に副業情報を第1ユーザに提供するのではなく、第1ユーザに受け入れられやすい副業情報を第1ユーザに提供したい場合において、実データを教師データとすることで、例えば特定の国籍のユーザに特化して学習させた学習済みモデルを生成することができるため、特定の国籍の第1ユーザに好適な副業情報を当該第1ユーザに提供することができる。
【0070】
本実施形態の一態様では、副業は、単純作業に関する副業である。
【0071】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザが特別なスキルを有していない場合において、当該第1ユーザが対応可能な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0072】
本実施形態の一態様では、副業は、インターネットを利用した副業である。
【0073】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザが一定レベル以上のインターネットスキルを有している場合において、当該第1ユーザに好適な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0074】
本実施形態の一態様では、副業は、ライブ配信により行われる副業である。
【0075】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザが、本番に強い、アドリブが上手い等のスキルを有している場合において、当該第1ユーザに好適な副業情報を第1ユーザに提供することができる。
【0076】
本実施形態の一態様では、副業は、価値媒体の提供を受け付ける副業である。
【0077】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザが、一定水準以上に高い魅力を有する人物である場合において、第1ユーザが副業を実行したときに、通常の副業収入にプラスして価値媒体を受け取ることができる。したがって、三大都市圏で就労している者に対して、地方都市で就労する動機付けを付与することができる。
【0078】
本実施形態の一態様では、第1ユーザは、任意の地方都市に居住しているユーザである。
【0079】
このような態様によれば、副業情報を提供する条件として、地方都市で就労していることに加えて地方都市に居住していることを追加の条件とした場合において、地方都市に住民税、都市計画税等を納付している者を対象とすることができる。すなわち、三大都市圏に居住する者に対して地方都市に居住する動機付けを付与することができるため、地方都市の税収入が増加することにつながり、これらにより地方都市の活性化に寄与することができる。
【0080】
本実施形態の一態様では、第1ユーザは、外国人のユーザである。
【0081】
このような態様によれば、地方都市で就労する内国人が不足している場合において、地方都市で就労していることを条件に、副業情報を提供することとすれば、内国に就労しに来た外国人を地方都市での就労に誘導することができる。すなわち、地方都市で就労する人口が増加することにつながり、外国人を通じて、地方都市を活性化させることができる。
【0082】
本実施形態の一態様では、副業は、任意の地方都市の広告宣伝に関する副業である。
【0083】
このような態様によれば、地方都市の財源が豊かではなく、適切な広告宣伝を打ち出せない場合において、第1ユーザによって地方都市の広告宣伝をしてもらうことにより、地方都市の認知度が向上することにつながり、地方都市の活性化に寄与することができる。
【0084】
本実施形態の一態様では、副業は、任意の地方都市の産物を販売することに関する副業である。
【0085】
このような態様によれば、地方都市の認知度が低いにもかかわらず、当該地方都市に魅力的な産物がある場合において、第1ユーザによって地方都市の産物を販売してもらうことにより、地方都市の認知度が向上することにつながり、地方都市の活性化に寄与することができる。
【0086】
本実施形態の一態様では、副業は、国外で提供される副業である。
【0087】
このような態様によれば、国内に好適な副業がない場合において、国外で提供される副業を第1ユーザに斡旋可能とすることにより、多様な副業を取り扱うことにつながる。すなわち、第1ユーザに斡旋可能な副業が多様となるため、地方都市で就労しながら、三大都市圏に劣らない収入を得る機会をより確実に付与可能となるため、三大都市圏で就労している者に対して、地方都市で就労する動機付けを付与することができる。
【0088】
本実施形態の一態様では、プログラムは、情報処理装置200の各部としてコンピュータを機能させる。
【0089】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザを支援することができる。昨今、地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手の不足が問題になっている。したがって、地方都市には、当該地方都市で就労する者を増やしたいという要望がある。そこで、地方都市で就労している者に副業を斡旋することにより、地方都市で就労している者に収入増加の機会を付与することができる。
【0090】
すなわち、地方都市で就労しながら、三大都市圏に劣らない収入を得る機会を付与することにより、地方都市での就労を希望する者の増加につながり、ひいては、地方都市で就労する人口を増加させることができる。つまり、地方都市で就労する人口が増加することにより、当該地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手不足の解消につながり、当該地方都市の活性化に寄与することができる。
【0091】
本実施形態の一態様では、情報処理方法は、コンピュータにより実行される情報処理方法である。この情報処理方法は、取得工程と、抽出工程と、出力工程とを備える。取得工程では、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得する。抽出工程では、第1ユーザ情報において第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出する。出力工程では、副業情報を出力する。
【0092】
このような態様によれば、地方都市で就労している第1ユーザを支援することができる。昨今、地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手の不足が問題になっている。したがって、地方都市には、当該地方都市で就労する者を増やしたいという要望がある。そこで、地方都市で就労している者に副業を斡旋することにより、地方都市で就労している者に収入増加の機会を付与することができる。
【0093】
すなわち、地方都市で就労しながら、三大都市圏に劣らない収入を得る機会を付与することにより、地方都市での就労を希望する者の増加につながり、ひいては、地方都市で就労する人口を増加させることができる。つまり、地方都市で就労する人口が増加することにより、当該地方都市における第一次産業及び第二次産業の担い手不足の解消につながり、当該地方都市の活性化に寄与することができる。
【0094】
5.その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0095】
本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。このプログラムは、情報処理装置200の各部としてコンピュータを機能させる。
【0096】
第1変形例として、制御部210は、各種データ及び各種情報について記憶部220に書き出し処理(記憶処理)及び読み出し処理をしているが、これに限られず、例えば、制御部210内のレジスタやキャッシュメモリ等を使用して、各アクティビティの情報処理を実行してもよい。
【0097】
第2変形例として、地方都市は、日本国における地方都市を例示したが、これに限られず、他の国における地方都市であってもよい。
【0098】
第3変形例として、参照情報は、第2ユーザ情報と、副業情報との関係を示す情報であればよく、ルックアップテーブル等を格納するデータベース、ある変数に依存して決まる値の対応を表す関数、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデル等であってもよい。
【0099】
第4変形例として、副業は、ユーザ410の住所地の地方都市に関するものとして説明したが、これに限られず、ユーザ410の住所地以外の都市(地方都市及び三大都市圏を含む)であってもよい。また、副業は、国内で提供されるものに限られず、国外で提供される副業であってもよい。例えば、副業は、日本の地方都市に居住するユーザが、ベトナムのホーチミン市の産物を販売する態様であってもよい。
【0100】
第5変形例として、ライブ配信により行われる副業は、インターネットを利用したライブコマースに限られず、例えば、テレビ放送局又はラジオ放送局等から放送波を用いて配信されたものであってもよい。
【0101】
第6変形例として、副業において提供される価値媒体は、金銭に限られず、例えば、電子マネー、商品券、切手、仮想通貨、並びに、楽天ポイント(登録商標)、Tポイント(登録商標)、Pontaポイント(登録商標)及びdポイント(登録商標)等の共通ポイントであってもよい。
【0102】
第7変形例として、出力部213による出力処理は、送信処理に限られず、例えば、情報処理装置200の表示デバイスに表示する態様、印刷処理に係る態様等であってもよい。
【0103】
第8変形例として、第1ユーザ情報及び第2ユーザ情報は、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含むこととしたが、これに限られず、例えば、本業の業種、職種、作業内容等を含んでもよい。例えば、ユーザ410(第1ユーザ)の本業の業種が保険業、職種が保険営業職業従事者、作業内容が訪問販売である場合、同じような業種、職種、作業内容に従事する第2ユーザの情報に紐付いた副業情報を出力するように構成されてもよい。なお、副業情報は、参照情報が用いられることなく、ランダムに出力されるように構成されてもよい。
【0104】
次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0105】
(1)情報処理装置であって、取得部と、抽出部と、出力部とを備え、前記取得部は、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得し、前記抽出部は、前記第1ユーザ情報において前記第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出し、前記出力部は、前記副業情報を出力する、情報処理装置。
【0106】
(2)上記(1)に記載の情報処理装置において、前記抽出部は、前記第1ユーザ情報と、参照情報とに基づいて、前記副業情報を抽出し、前記参照情報は、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザに関する第2ユーザ情報と、前記副業情報との関係を示す情報である、情報処理装置。
【0107】
(3)上記(2)に記載の情報処理装置において、前記第1ユーザ情報及び前記第2ユーザ情報は、所有免許及び所有資格のうち少なくとも一方を含む、情報処理装置。
【0108】
(4)上記(2)又は(3)に記載の情報処理装置において、前記参照情報は、前記第2ユーザ情報と、前記副業情報との関係を教師データとして、予め学習させた学習済みモデルである、情報処理装置。
【0109】
(5)上記(4)に記載の情報処理装置において、学習部を備え、前記学習部は、前記第1ユーザ情報と、前記副業情報との関係を教師データとして、前記学習済みモデルを生成又は更新する、情報処理装置。
【0110】
(6)上記(1)から(5)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、単純作業に関する副業である、情報処理装置。
【0111】
(7)上記(1)から(6)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、インターネットを利用した副業である、情報処理装置。
【0112】
(8)上記(1)から(7)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、ライブ配信により行われる副業である、情報処理装置。
【0113】
(9)上記(1)から(8)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、価値媒体の提供を受け付ける副業である、情報処理装置。
【0114】
(10)上記(1)から(9)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第1ユーザは、地方都市に居住しているユーザである、情報処理装置。
【0115】
(11)上記(1)から(10)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第1ユーザは、外国人のユーザである、情報処理装置。
【0116】
(12)上記(1)から(11)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、地方都市の広告宣伝に関する副業である、情報処理装置。
【0117】
(13)上記(1)から(12)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、地方都市の産物を販売することに関する副業である、情報処理装置。
【0118】
(14)上記(1)から(11)までの何れか1項に記載の情報処理装置において、前記副業は、国外で提供される副業である、情報処理装置。
【0119】
(15)プログラムであって、上記(1)から(14)までの何れか1項に記載の情報処理装置の各部としてコンピュータを機能させる、プログラム。
【0120】
(16)コンピュータにより実行される情報処理方法であって、取得工程と、抽出工程と、出力工程とを備え、前記取得工程では、第1ユーザに関する第1ユーザ情報を取得し、前記抽出工程では、前記第1ユーザ情報において前記第1ユーザが地方都市で就労しているという条件を満たす場合に、副業に関する副業情報を抽出し、前記出力工程では、前記副業情報を出力する、情報処理方法。
もちろん、この限りではない。
【符号の説明】
【0121】
100 :情報処理システム
200 :情報処理装置
210 :制御部
211 :取得部
212 :抽出部
213 :出力部
214 :学習部
220 :記憶部
250 :通信部
260 :通信バス
300 :ユーザ端末
310 :制御部
320 :記憶部
330 :表示情報生成部
340 :入力受付部
350 :通信部
360 :通信バス
370 :ユーザ情報入力画面
371 :氏名領域
372 :住所領域
373 :国籍領域
374 :副業希望領域
375 :所有免許領域
376 :所有資格領域
377 :勤務先領域
378 :OKボタン
380 :副業選択画面
381 :副業選択領域
382 :OKボタン
400 :ライブコマース実施画面
410 :ユーザ
421 :リンゴ
422 :ナス
423 :着物
424 :広告宣伝
430 :コメント欄
431 :投銭コメント