IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社寺岡精工の特許一覧

特開2023-164105システム、表示制御装置、およびプログラム
<>
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図1
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図2
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図3
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図4
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図5
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図6
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図7
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図8
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図9
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図10
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図11
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図12
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図13
  • 特開-システム、表示制御装置、およびプログラム 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023164105
(43)【公開日】2023-11-10
(54)【発明の名称】システム、表示制御装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20231102BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20231102BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075440
(22)【出願日】2022-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100145481
【弁理士】
【氏名又は名称】平野 昌邦
(72)【発明者】
【氏名】渡部 佑一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく案内することを支援すること。
【解決手段】本発明の一態様であるシステムは、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムであって、表示制御手段と、受付手段とを備える。表示制御手段は、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段。受付手段は、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける。前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムであって、
第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、
前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記受付手段は、前記第3表示領域に表示される予約情報のうち、前記案内が完了した予約情報の選択を操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記案内が完了した予約情報を前記第3表示領域から削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記表示画面は、第4表示領域を含み、
前記受付手段は、前記第3表示領域に表示される予約情報のうち、前記案内が完了していない予約情報の選択を操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記案内が完了していない予約情報を、前記第4表示領域に移動させて表示する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記第1端末装置および前記第2端末装置のうち利用予約の登録を行った一方を示す端末画像を予約情報に含ませて表示させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載にシステム。
【請求項5】
予約情報に対応する顧客が来場したことを示す来場情報を取得する来場情報取得手段を備え、
前記表示制御手段は、前記来場情報を示す来場画像を予約情報に含ませて表示させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載にシステム。
【請求項6】
顧客が来場したことを示す来場情報を取得可能な第1画面と、前記来場情報を取得不可能な第2画面と、のうちいずれか一方の画面を表示する来場手続端末を備え、
前記受付手段は、前記第1画面と前記第2画面との切替え操作を操作者から受け付け、
前記来場手続端末は、前記切替え操作に応じて、前記第1画面と前記第2画面とを切替える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
【請求項7】
施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムに用いられる表示制御装置であって、
第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、
前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、
を備えることを特徴とする表示制御装置。
【請求項8】
施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段、
前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、表示制御装置、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、店舗、銀行、病院、役所等の施設では、順番待ち顧客の順番を管理するためのシステムが各種導入されている。一例として、一般の顧客の順番待ちに対して、特定の顧客の順番を優先して受け付ける順番管理システムが開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、施設によっては、インターネットを利用して予約する予約態様や、発券機を利用して予約する予約態様や、電話で予約する予約態様など、複数の予約態様を採用する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-142616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の予約態様を採用した場合、施設スタッフはそれぞれの予約態様を考慮して順番待ちの顧客の呼出を行うことになる。このため、施設スタッフにとって顧客の呼出が煩雑になってしまい、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく案内することができないことがある、という問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく案内することを支援する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるシステムは、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムであって、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、ことを特徴とするシステムである。
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である表示制御装置は、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムに用いられる表示制御装置であって、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、を備えることを特徴とする表示制御装置である。
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、ことを特徴とするプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態に係る予約案内システム1のネットワーク構成を示す説明図である。
図2】店舗端末20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】予約案内システム1における利用予約と客席へ案内されるまでの流れの一例を示す説明図である。
図4】アプリ発券予約S311aを行う際の顧客端末30の画面の一例を示す説明図である。
図5】顧客端末日時予約S312aおよび電話予約302を行う際の店舗端末20の画面の一例を示す説明図である。
図6】チェックイン端末40によるチェックイン処理の一例を示す説明図である。
図7】予約案内システム1の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図8】店舗端末20に表示される画面の一例を示す説明図である。
図9】案内端末50に表示される画面の一例を示す説明図である。
図10】チェックイン端末40のモードの切替えを示す説明図である。
図11】店舗端末20が行う処理の一例を示す説明図である。
図12】店舗端末20が行うモード切替え処理の一例を示すフローチャートである。
図13】店舗端末20が行う予約アイコン表示処理の一例を示すフローチャートである。
図14】店舗端末20が行う予約アイコン変更処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態)
(予約案内システム1のネットワーク構成)
図1は、実施形態に係る予約案内システム1のネットワーク構成を示す説明図である。予約案内システム1(システムの一例)は、順番待ち顧客の順番を管理するためのシステムである。予約案内システム1は、店舗Stに導入される。ただし、予約案内システム1は、店舗Stに導入されることに限らず、例えば、病院、役所、テーマパーク等の各種施設において導入することも可能である。店舗Stは、例えば、飲食店である。ただし、店舗Stは、飲食店に限らず、デパート、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店などであってもよい。店舗Stは、例えば、チェーン店や系列店であり、店舗Stを管理する店舗本部の配下に置かれる。
【0011】
図1において、予約案内システム1は、利用予約サーバ10と、店舗端末20と、顧客端末30と、チェックイン端末40と、案内端末50とを含む。これらの装置は、ネットワーク140を介して通信可能に接続されている。これらの装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。店舗端末20と、チェックイン端末40と、案内端末50とは、店舗St内に設けられる。
【0012】
利用予約サーバ10は、予約管理DB(データベース)11を備え、各店舗Stの利用予約を統括して管理する。利用予約は、店舗端末20、顧客端末30、およびチェックイン端末40のうち、いずれかの端末によって行われる。利用予約は、顧客が来店する日付、時刻、人数、コース料理の有無、コース料理の内容、顧客の氏名、連絡先などを含む。予約管理DB11は、店舗Stごとに各時間帯の利用予約と空席状況とを管理する。
【0013】
利用予約サーバ10は、店舗Stの外部に設けられるサーバ装置である。ただし、利用予約サーバ10は、例えば、店舗Stの本部に設けられてもよいし、店舗St内に設けられてもよい。また、利用予約サーバ10は、各店舗Stの利用予約を統括して管理することに限らず、店舗Stごとに設けられるようにし、店舗Stごと利用予約を管理してもよい。また、予約管理DB11は、利用予約サーバ10に具備されることに限らず、外部の装置や店舗端末20など、利用予約サーバ10以外の装置に具備されてもよい。
【0014】
店舗端末20は、表示制御装置の一例である。店舗端末20は、入店の順番を待つ顧客を呼び出す際に、店舗スタッフが用いる端末装置である。すなわち、店舗端末20は、入店待ちの顧客の呼出を行う店舗スタッフによって操作される。店舗端末20は、例えば、タブレット端末である。ただし、店舗端末20は、タブレット端末に限らず、POS(Point of sales)端末、パソコンやスマートフォンであってもよい。店舗端末20は、予約を行った際に発行される予約番号(整理番号)を表示する。予約番号は、例えば、数字であるが、記号や文字であってもよいし、数字、記号、文字の組合せであってもよい。
【0015】
また、店舗端末20は、利用予約を受け付けることも可能である。具体的には、店舗端末20は、電話による利用予約があった際に、店舗スタッフから当該利用予約を受け付ける。より具体的には、店舗スタッフは、顧客からの電話での申し出に基づく予約内容を、店舗端末20に入力する。店舗端末20は、店舗スタッフから受け付けた予約内容を利用予約サーバ10に問い合わせ、問い合わせの結果に応じて利用予約サーバ10に予約内容を登録させる。
【0016】
なお、店舗端末20は、時間帯ごとの予約状況を示すスケジュール画面を表示することも可能である。この場合、店舗スタッフは、当該スケジュール画面を見ながら、顧客からの申し出に応じた利用予約が可能であるか否かを確認する。店舗スタッフは、利用予約が可能であることを確認した場合に、店舗端末20に予約内容を入力する。これにより、店舗端末20は、予約内容を利用予約サーバ10に登録させることも可能である。
【0017】
顧客端末30は、顧客が所持するコンピュータ装置である。顧客端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどである。顧客端末30には、店舗Stの利用予約に係る予約アプリ(アプリケーションソフトウェア)がインストールされている。顧客端末30は、予約アプリを起動して、顧客から店舗Stの利用予約に係る操作を受け付ける。
【0018】
また、顧客端末30は、予約アプリを用いて利用予約に係る操作を受け付けることに限らず、Webブラウザを用いて、利用予約に係る操作を受け付けることも可能である。顧客端末30は、顧客から受け付けた予約内容を利用予約サーバ10に問い合わせ、問い合わせの結果に応じて利用予約サーバ10に予約内容を登録させる。顧客端末30は、利用予約に係る予約コード(例えばQRコード:登録商標)を表示することが可能である。予約コードは、例えば、予約番号を含む。なお、予約コードは、利用予約サーバ10に登録させた予約内容を特定できる情報を含んでいればよい。非可搬型の顧客端末30を使った予約の場合は、紙媒体等に予約コードを印刷させるようにすればよい。
【0019】
チェックイン端末40は、店舗St内の出入口付近に配置され、顧客が来店した際に、当該顧客が来店したことを示すチェックイン処理を行う。チェックイン端末40は、発券機や、タッチパネル式のディスプレイや、QRコード(登録商標)等のコードを読み取るコードリーダを備える。発券機は、店舗Stが混雑している場合に、整理券(番号札)を発行可能にする。タッチパネルは、操作者から整理券の発行指示を受け付ける。コードリーダは、顧客端末30に表示される予約コードを読み取る。なお、本実施形態においてチェックイン端末40は、一の装置によって実現されるものとするが、これに限らず、例えば、タブレット端末と、プリンタとを備える複数の装置(簡易的な装置)によって実現されてもよい。
【0020】
案内端末50は、案内の順番となった予約番号を表示するディスプレイである。案内端末50は、順番待ちをする顧客が待機する待機場所から視認性のよい位置に配置される。例えば、案内端末50は、天井から吊り下げられるようにして配置される。なお、案内端末50には、チェックイン端末40を代用することもできる。具体的には、チェックイン端末40のディスプレイに案内の順番となった予約番号を表示することで、チェックイン端末40を案内端末50とすることもできる。
【0021】
(店舗端末20のハードウェア構成)
図2は、店舗端末20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、店舗端末20は、CPU201と、メモリ202と、通信I/F(インターフェース)203と、記憶媒体I/F204と、入力デバイス205と、ディスプレイ206とを備える。また、各部は、バス220によってそれぞれ接続される。
【0022】
CPU201は、店舗端末20の全体の制御を司る。メモリ202は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶する。各種プログラムは、本実施形態に係る表示制御プログラムを含む。各種プログラムは、アプリケーションソフトウェア(以下「アプリ」という場合がある。)を含む。店舗端末20には、表示制御アプリ(表示制御プログラム)が予めインストールされている。表示制御アプリは、順番待ちの顧客に割り当てられる予約番号を表示させるアプリである。なお、予約番号の表示は、当該アプリを用いて行われることに限らず、Webブラウザを用いて行われてもよい。言い換えれば、店舗端末20には、当該アプリがインストールされていなくても、予約番号の表示を行うようにすることは可能である。
【0023】
RAMは、CPU201のワークエリアとして使用される。メモリ202に記憶されるプログラムは、CPU201にロードされることで、コーディングされている処理をCPU201に実行させる。
【0024】
通信I/F203は、通信回線を通じて、インターネットなどのネットワーク140に接続され、ネットワーク140を介して他の装置に接続される。また、通信I/F203は、ネットワーク140と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置(例えば、利用予約サーバ10、チェックイン端末40、案内端末50など)からのデータの入出力を制御する。
【0025】
記憶媒体I/F204は、CPU201の制御にしたがって、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光ディスクなど不図示の記憶媒体に対するデータのリード、ライトを制御する。
入力デバイス205は、タッチパネルや操作ボタンである。入力デバイス205は、キーボード、マウス、マイクなどを含む。
ディスプレイ206は、画像を表示する出力デバイスである。なお、出力デバイスは、ディスプレイ206のほかにも、スピーカを含む。
なお、店舗端末20は、上記のほかにも、カメラやスキャナを備える。
【0026】
(予約案内システム1における利用予約と客席へ案内されるまでの流れ)
図3は、予約案内システム1における利用予約と客席へ案内されるまでの流れの一例を示す説明図である。図3に示すように、本実施形態において、利用予約は、以下の3つの態様を含む。
・顧客端末予約301:顧客端末30による予約。
・電話予約302:顧客が店舗Stへ電話することよる予約。
・来店予約303:店舗Stに来店して整理券を発券することによる予約。
【0027】
(顧客端末予約301)
顧客端末予約301は、予約アプリによるアプリ予約301aと、WebブラウザによるWeb予約301bとを含む。アプリ予約301aは、アプリ発券予約S311aと、顧客端末日時予約S312aとを含む。Web予約301bは、顧客端末日時予約S312aを含む。
【0028】
(アプリ発券予約S311a)
アプリ発券予約S311aでは、予約アプリによって、チェックイン端末40で発行される整理券と同様の予約番号が発行される。アプリ発券予約S311aにおいて、顧客端末30は、当日の来店時刻や来店人数等の予約内容の指定を受け付ける。アプリ発券予約S311aでは、翌日以降の指定や、コース料理の有無の指定などはできないようになっている。予約内容が指定されると、利用予約サーバ10が管理する予約状況に応じて、顧客が指定した予約内容で利用予約が確定する。
【0029】
チェックインS313:利用予約が確定すると、顧客端末30は、利用予約サーバ10から送信される予約番号および予約内容(人数、来店時刻等)を含む予約情報を受信する。予約情報は、少なくとも予約番号を含む。顧客端末30は、予約アプリにおいて予約情報を受信する。顧客は来店すると、予約情報をコード化した予約コード(QRコード)を顧客端末30に表示させて、チェックイン端末40に読み取らせる。これにより、チェックイン端末40は、当該顧客が来店したことを示すチェックイン処理を行う。
【0030】
(顧客端末日時予約S312a)
顧客端末日時予約S312aは、予約アプリ、またはグルメサイト等のWebブラウザによって、顧客から当日以降の予約内容が指定される日時指定予約である。指定される予約内容は、当日以降の来店時刻、来店人数、コース料理の有無、コース料理の内容などを含む。予約内容の指定を受け付けると、利用予約サーバ10が管理する予約状況に応じて、利用予約の仮予約が完了する。
電話確認S312b:仮予約が完了すると、その後(例えば、利用予約日の前日)に、店舗St(店舗スタッフ)から顧客への電話確認が行われる。電話確認により来店の意思が確認できると、店舗スタッフが店舗端末20に本予約を要求する所定の操作を行うことにより、本予約が完了する。なお、上述したアプリ発券予約S311aの場合には、電話確認が行われずに、予約(本予約)が完了する。
【0031】
チェックインS313:本予約が確定すると、顧客端末30は、利用予約サーバ10から送信される予約番号および予約内容(人数、来店時刻等)を含む予約情報を受信する。顧客端末30は、例えば、アプリ予約311aであれば予約アプリ上で予約情報を受信すればよく、また、Web予約301bであれば電子メールやショートメールなどで予約情報を受信すればよい。顧客は来店すると、予約情報をコード化した予約コード(QRコード)を顧客端末30に表示させて、チェックイン端末40に読み取らせる。これにより、チェックイン端末40は、当該顧客が来店したことを示すチェックイン処理を行う。
【0032】
(顧客端末予約301における呼出S320)
呼出S320:顧客は、店舗Stの混雑状況に応じて、予約番号に応じた順番待ちを行う。店舗スタッフは、店舗端末20に表示される予約情報を確認して、呼出対象の予約番号を探す。そして、店舗スタッフは、案内対象の予約番号やチェックイン処理の有無を特定して、予約番号の呼出を行う。呼出は、店舗スタッフによる声掛けや、案内端末50からの出力(ディスプレイへの表示や、スピーカへの音声出力)を含む。呼出が行われると、顧客は、店舗スタッフによって所定の客席へ案内される。なお、この順番待ちの待ち時間は、予め利用予約が行われていることから、数分程度である。また、店舗Stが空いている場合には、顧客は、順番待ちを行わずに、客席へ案内される。チェックイン処理を済ませていない予約番号は、顧客が来店していない予約であることが視認可能に表示される。このため、店舗スタッフは、チェックイン処理を済ませていない予約番号を、容易に案内の対象から除外することができる。
【0033】
(電話予約302)
電話予約302は、顧客が店舗Stへ電話をかけて、当日以降の利用予約(日時指定予約)を行うことである。具体的には、顧客は、当日以降の来店時刻や、コース料理の有無や、コース料理の内容を店舗スタッフに伝える。
店員端末日時予約S315:店舗スタッフStは、顧客からの申し出に応じた予約内容を店舗端末20に入力する。店舗端末20が予約内容を利用予約サーバ10へ送信すると、利用予約サーバ10が管理する予約状況に応じて、当該予約内容で仮予約が完了する。その後、先の電話確認と同様に来店の意思を確認し本予約として予約が確定させ、店舗端末20は、利用予約サーバ10から送信される予約番号および予約内容を含む予約情報を受信する。店舗スタッフは、当該予約番号を顧客に伝えるようにしてもよい。
【0034】
(電話予約302における呼出S320)
呼出S320:顧客は、利用予約に応じた時刻に店舗Stへ赴くと、店舗スタッフに来店した旨を通知する。店舗スタッフは、店舗端末20に表示される予約情報を確認して、当該顧客に予約番号を通知し、店舗端末20に対してチェックイン処理を行う。顧客は、店舗Stの混雑状況に応じて、通知された予約番号に応じた順番待ちを行う。店舗スタッフは、当該予約番号が呼出対象の予約番号になると、当該予約番号の呼出を行う。呼出が行われると、顧客は、店舗スタッフによって所定の客席へ案内される。なお、この順番待ちは、予め利用予約が行われていることから、数分程度である。また、店舗Stが空いている場合には、顧客は、順番待ちを行わずに、客席へ案内される。
なお、電話予約時に店舗スタッフから予約番号が伝えられている場合には、顧客は、チェックイン端末40へ当該予約番号を置数入力し、チェックイン処理を行うこともできる。この場合、顧客は、店舗スタッフへ来店した旨を通知する必要はない。
【0035】
(来店予約303)
来店予約303は、店頭発券予約S316を含む。
店頭発券予約S316:来店した顧客は、店舗Stの混雑状況に応じて、チェックイン端末40を操作して整理券を発行させる。これにより、利用予約が確定する。なお、整理券に記載される予約番号は、利用予約サーバ10によって管理される予約番号である。チェックイン端末40は、利用予約が確定すると、予約情報を店舗端末20へ送信する。当該送信は、利用予約サーバ10を介して行われてもよいし、利用予約サーバ10を介さずに行われてもよい。来店予約303では、他の予約と異なり、予約と同時にチェックイン処理が実行される。これは、店舗St内に設置されたチェックイン端末40を操作して整理券を発行しているからである。
【0036】
(来店予約303における呼出S320)
呼出S320:店舗スタッフは、店舗端末20に表示される予約情報を確認して、呼出対象の予約番号を探す。そして、店舗スタッフは、案内対象の予約番号を特定して、予約番号の呼出を行う。顧客は、予約番号に応じた順番待ちを行い、呼出が行われると、所定の客席へ案内される。この順番待ちの待ち時間は、店舗Stの混雑度合いに応じて異なり、例えば、閑散時間帯であれば数分程度であり、一方で、混雑時間帯であれば1時間以上となる場合もある。
【0037】
次に、呼出後について説明する。
予約番号消去S321:呼出対象の予約番号に対応する顧客を客席へ案内する場合、店舗スタッフは、店舗端末20を操作して、当該予約番号を消去させる。これにより、当該予約番号は、店舗端末20から消去されるとともに、同時に、案内端末50からも消去される。
【0038】
保留処理S322:一方で、呼出対象の予約番号に対応する顧客が待機場所におらず、当該顧客が呼出に応答しない場合がある。この場合、店舗スタッフは、店舗端末20を操作して、呼出対象の予約番号(未案内の予約番号)を所定の保留領域に移動させる。これにより、未案内の予約番号は、保留状態として保留領域に表示される。なお、案内端末50に表示されている未案内の予約番号は、案内端末50にそのまま表示されてもよいし、案内端末50のうち案内の保留を示す所定の領域に移動して表示されてもよい。また、当該予約番号は、案内端末50から消去されてもよい。
【0039】
キャンセルS323:保留処理が行われた後、所定時間(例えば30分)が経過すると、当該利用予約は、キャンセルされる。利用予約のキャンセルは、自動で行われてもよいし、30分経過の旨を店舗端末20の画面上に表示し、キャンセル操作の実行の可否の選択肢を提示した上で、店舗スタッフによる手動で行われてもよい。利用予約がキャンセルされると、当該利用予約に対応する予約番号は、店舗端末20から消去されるとともに、同時に、案内端末50からも消去される。
【0040】
店内飲食S324:顧客は、案内された客席で料理等を注文して飲食を行う。
会計S325:飲食を終えると、会計を行って顧客は退店する。
図3に示したように、予約案内システム1は、複数の予約態様で利用予約の登録がされ、顧客を客席まで案内できるようにしている。
【0041】
(アプリ発券予約S311aを行う際の顧客端末30の画面例)
次に、アプリ発券予約S311aを行う際の顧客端末30の画面例について説明する。
図4は、アプリ発券予約S311aを行う際の顧客端末30の画面の一例を示す説明図である。図4に示す画面は、顧客によって起動された予約アプリにおいて、所定の操作を受け付けることによって表示される画面である。
【0042】
図4(A)は、利用予約選択画面410を示す。利用予約選択画面410は、予約アプリによる顧客端末日時予約S312aを行う日時指定予約ボタン411と、アプリ発券予約S311aを行うアプリ発券予約ボタン412とを含む。日時指定予約ボタン411が押下されると、各種情報を受け付ける画面(不図示)に遷移する。アプリ発券予約ボタン412が押下されると、図4(B)に示す予約内容指定画面420に遷移する。
【0043】
図4(B)は、予約内容指定画面420を示す。予約内容指定画面420は、人数指定欄421と、座席指定欄422と、来店時刻指定欄423と、待ち通知424と、確認ボタン425とを含む。人数指定欄421は、予約人数の指定や、年齢層(大人、子供等)の指定を受け付ける欄である。座席指定欄422は、テーブル席または座敷の指定を受け付ける欄である。来店時刻指定欄423は、来店時刻の指定を受け付ける欄である。来店時刻指定欄423において、予約で埋まっている時間帯は、指定の受け付けが不可能になっている。待ち通知424は、現在の予約待ちの状況を示す。確認ボタン425は、各欄に指定された内容を確定させることを受け付けるボタンである。各欄に内容が入力されて、確認ボタン425が押下されると、図4(C)に示す確認画面430に遷移する。
【0044】
図4(C)は、確認画面430を示す。確認画面430は、図4(B)の予約内容指定画面420において指定された内容を示す。確認画面430において、確定ボタン431が押下されると、図4(D)に示すチェックイン画面440を表示することが可能になる。
【0045】
図4(D)は、チェックイン画面440を示す。チェックイン画面440は、顧客が来店した際に表示させる画面である。チェックイン画面440は、予約情報をコード化した予約コード441を含む。顧客は、来店すると、予約コード441をチェックイン端末40に読み取らせることにより、チェックイン端末40におけるチェックイン処理(図6を用いて後述)が完了する。
【0046】
(顧客端末日時予約S312aおよび電話予約302における店舗端末20の画面例)
図5は、顧客端末日時予約S312aおよび電話予約302を行う際の店舗端末20の画面の一例を示す説明図である。図5に示す画面は、店舗スタッフから所定の操作を受け付けることによって表示される画面である。
【0047】
図5に示すように、ディスプレイ206には、予約内容指定画面500が表示されている。予約内容指定画面500は、各種情報を受け付ける入力欄511を含む。各種情報は、予約日時、人数、座席(テーブルまたは座敷)、予約者の氏名、電話番号、メールアドレス、コース料理の有無や内容、入力する店舗スタッフを示す入力者を含む。電話予約302の場合、店舗スタッフは、入力欄511に、電話予約302における顧客からの申し出に応じた内容を入力する。また、顧客端末30による顧客端末日時予約S312aの場合、店舗端末20は、利用予約サーバ10を介して、顧客端末30に入力された内容を受信し、受信した内容を入力欄511に入力する。
【0048】
仮予約/本予約ボタン512は、仮予約であるか、本予約が完了したかのいずれかを示す。入力欄511に各種内容が入力された状態では、仮予約/本予約ボタン512は、仮予約を示す表示となっている。その後、店舗スタッフによる顧客への電話確認が行われると、仮予約/本予約ボタン512は、店舗スタッフの操作によって、本予約を示す表示に切り替えられる。
【0049】
(チェックイン端末40によるチェックイン処理について)
図6は、チェックイン端末40によるチェックイン処理の一例を示す説明図である。チェックイン処理には、店頭発券チェックイン処理と、電子発券チェックイン処理とがある。まず、店頭発券チェックイン処理について説明する。
図6(A)に示すように、チェックイン端末40には、トップ画面として待機画面610が表示されている。待機画面610は、顧客が来店したことを示す来場情報を取得可能な第1画面の一例である。
【0050】
待機画面610は、店頭発券ボタン611と、電子発券来店ボタン612と、案内通知613とを含む。店頭発券ボタン611は、整理券620の発行を受け付けるボタンである。電子発券来店ボタン612は、顧客端末30に表示された予約コード441(図4(D)参照)を読み取るための画面に遷移させることを受け付けるボタンである。案内通知613は、客席への案内が可能な予約番号を示しており、具体的には、呼出が行われた顧客の予約番号を示す。店頭発券ボタン611が押下されると、人数および座席の指定を受け付ける画面(不図示)に遷移し、当該画面においてこれらの指定が行われると、利用予約が登録されて整理券620が発行される。
【0051】
図6(B)は、整理券620を示す。整理券620は、予約番号のほか、顧客から受け付けた利用人数や座席指定を含む。また、整理券620には、呼出後に所定時間(例えば30分)が経過することにより、整理券が無効になる旨の通知が印刷されている。顧客は、発行させた整理券620に示す予約番号の順番になるまで、順番待ちをする。
【0052】
次に、電子発券チェックイン処理について説明する。電子発券チェックイン処理は、店舗端末20または顧客端末30での利用予約において、顧客が来店した際に行われる処理である。顧客は、待機画面610において、電子発券来店ボタン612を押下する。チェックイン端末40は、電子発券来店ボタン612が押下されると、チェックイン端末40は、予約情報の入力を促す催促画面(不図示)を表示する。当該催促画面は、例えば、顧客端末30に表示される予約コード441(図4(D)参照)を、チェックイン端末40のコード読取部に読み取らせることを促す画面である。ただし、当該催促画面は、予約番号の操作入力を促す画面であってもよい。
【0053】
チェックイン端末40は、予約情報が入力されると、図6(C)に示すチェックイン完了画面630を表示する。チェックイン完了画面630は、電子発券チェックイン処理が完了した旨と、PUSH通知による呼出を行う可能性がある旨とを含む。PUSH通知による呼出は、例えば、呼出アプリの通知機能による呼出や、各種メール(電子メール、ショートメール等)による呼出を含む。上記呼出は、PUSH通知に限定されず、音声ガイダンスが可能な電話連絡による呼出でもよい。
【0054】
(複数の予約態様を採用することについて)
本実施形態のように、複数の予約態様を採用した場合、店舗スタッフはそれぞれの予約内容を考慮して順番待ちの顧客の呼出を行うことになる。このため、施設スタッフにとって顧客の呼出が煩雑になってしまうことがあり、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく客席へ案内することができないことがある。また、経験値の高い店舗スタッフが組み込んだ呼出し順について、経験値の低い店舗スタッフへ引き継ぐことが難しいことがあった。そこで、本実施形態では、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく案内することができるようにしている。以下、図4を用いて、予約案内システム1の機能的構成について説明する。
【0055】
(予約案内システム1の機能的構成の一例)
図7は、予約案内システム1の機能的構成の一例を示すブロック図である。図7において、店舗端末20は、表示制御部701と、受付部702と、来場情報取得部703と、予約部704とを備える。各部は、店舗端末20が備えるCPU201によって実現される。すなわち、CPU201がメモリ202に記憶される表示制御プログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。以下、図8を参照しつつ、図7に示す各部について説明する。図8は、店舗端末20に表示される画面の一例を示す説明図である。
【0056】
(ディスプレイ206に表示される予約案内画面800の表示領域について)
まず、ディスプレイ206に表示される予約案内画面800の表示領域について説明する。
表示制御部701は、ディスプレイ206に表示させる画面を制御し、図8に示す予約案内画面800を表示させる。予約案内画面800は、各領域AR(AR1~AR5)と、編集選択領域820と、上部バー830と、混雑度合い表示840とを含む。各領域ARは、店頭発券予約領域AR1と、アプリ発券予約領域AR2と、日時指定予約領域AR3と、呼出領域AR4と、保留領域AR5とを含む。
【0057】
店頭発券予約領域AR1は、第1表示領域の一例である。店頭発券予約領域AR1は、チェックイン端末40(第1端末装置の一例)によって登録された予約情報を表示する領域である。すなわち、店頭発券予約領域AR1は、店舗St内で受け付けた予約情報を示す領域である。予約情報は、後述する予約アイコン810が示す情報を含む。
【0058】
アプリ発券予約領域AR2および日時指定予約領域AR3は、第2表示領域の一例である。アプリ発券予約領域AR2および日時指定予約領域AR3は、チェックイン端末40とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示する領域である。
ここで、第2端末装置は、例えば、店舗端末20と、顧客端末30とを含む。店舗端末20は、店舗スタッフの操作を受け付けて予約情報の登録を行うため、主に店舗St内で予約情報の登録を受け付ける。ただし、店舗端末20は、店舗St外で予約情報を受け付けることも可能である。また、顧客端末30は、自宅等において顧客の操作を受け付けて予約情報の登録を行うため、主に店舗St外で予約情報の登録を受け付ける。ただし、顧客端末30は、店舗St内で予約情報を受け付けることも可能である。
【0059】
アプリ発券予約領域AR2は、アプリ発券予約S311aによって登録された予約情報を表示する領域である。
日時指定予約領域AR3は、顧客端末日時予約S312aまたは電話予約302によって登録された予約情報を表示する領域である。
呼出領域AR4は、呼出の順番となり呼出を行う予約情報を表示する領域である。
保留領域AR5は、呼出を行ったものの、申し出のない顧客の予約情報を表示する領域である。
【0060】
編集選択領域820は、呼出領域AR4に表示される予約情報(予約アイコン810)の移動や削除を受け付ける領域である。
上部バー830は、チェックイン端末40のモードの切替え(後述)を受け付けたり、各種設定変更を受け付けたりする領域である。
混雑度合い表示840は、店舗Stの混雑度合いを示す領域であり、例えば、現在の総予約数と、空き座席数とを示す。空き座席数が総予約数以上である場合には、空いていることを示す。店舗スタッフは、混雑度合い表示840を確認することにより、現在の混雑度合いを容易に把握することができる。
【0061】
(予約アイコンについて)
図示において、各領域AR1~AR5には、それぞれ予約アイコン810が表示されている。予約アイコン810は、端末画像811と、予約番号812と、来場画像813と、呼出不要画像814と、来店予定時刻815とを含む。なお、予約情報は、予約アイコン810が示す各種情報を含む。
【0062】
端末画像811は、予約番号812に対応させて、予約情報の登録を行った端末装置を示す画像である。チェックイン端末40を示す端末画像811は、例えば、発券を示す「発」のマーク画像である。顧客端末30を示す端末画像811は、例えば、スマートフォンを示す「ス」のマーク画像である。店舗端末20を示す端末画像811は、例えば、店舗スタッフの入力による予約(電話予約302)を示す「店」のマーク画像である。
【0063】
予約番号812は、予約態様に関係なく、利用予約サーバ10によって連番で付される番号を示す。すなわち、予約番号812は、アプリ発券予約S311a、顧客端末日時予約S312a、電話予約302、および来店予約303の予約態様に関係なく、予約情報が利用予約サーバ10に登録された順で付される番号である。
【0064】
来場画像813は、顧客が既に来店していることを示す画像である。来場画像813が表示されていれば顧客が既に来店していることを示し、一方で、来場画像813が表示されていなければ顧客が来店していないことを示す。具体的に説明すると、チェックイン端末40は、図6に示したチェックイン処理を完了すると、予約番号に対応する顧客が来場したことを示す来場情報を店舗端末20へ送信する。来場情報取得部703は、チェックイン端末40から送信された来場情報を取得する。表示制御部701は、来場情報が取得されると、予約アイコン810に来場画像813を含ませて表示させる。また、電話予約302の場合、来場情報取得部703は、顧客からの申し出に応じた店舗スタッフの操作入力によって、来場情報を取得する。または、顧客が電話確認時に受けた予約番号をチェックイン端末40へ置数操作してもよい。
【0065】
ここで、店舗端末20は、PUSH通知によって顧客に連絡を行うことが可能である。呼出不要画像814は、PUSH通知による呼出を、顧客が希望しないことを示す画像である。PUSH通知で用いられる電話番号は、店舗端末20や顧客端末30による予約時に入力される。このため、店舗端末20は、当該電話番号を用いて、顧客端末30にPUSH通知による呼出を行うことが可能である。ただし、電話番号が入力されずに予約が成立した場合や、顧客が呼出を拒否する場合や、チェックイン端末40による予約の場合には、PUSH通知による連絡を行わないようにする。
【0066】
なお、チェックイン端末40による予約でも、PUSH通知による連絡を行うようにすることも可能である。この場合、発券の際に、チェックイン端末40は、電話番号を受け付けるようにし、受け付けた電話番号を店舗端末20へ送信するようにすればよい。呼出不要画像814は、PUSH通知による連絡を行わない場合に表示される。
【0067】
なお、最も呼び出したい顧客は、保留領域AR5の予約番号812に対応する顧客である。このため、呼出不要画像814は、保留領域AR5に表示される予約アイコン810についてのみ表示可能に制御することも可能である。言い換えれば、保留領域AR5以外の領域に表示される予約アイコン810には、呼出不要画像814を含ませないようにすることも可能である。
【0068】
来店予定時刻815は、利用予約サーバ10に登録された来店予定時刻を示す。なお、店頭発券予約領域AR1内の予約アイコン810は、来店予約303による予約情報を示す。このため、当該予約アイコン810の来店予定時刻815は、整理券620(図6参照)を発行した時刻と同様の時刻を示す。
【0069】
受付部702は、店舗スタッフの操作に応じて、各領域ARの予約アイコン810の選択を受け付けることが可能である。具体的には、受付部702は、各予約アイコン810について、ドラッグ操作(画面に触れるタップ操作を行うことでアイコンを掴んだ状態にする操作)と、ドロップ操作(移動させたい位置で画面から指を離す操作)とを受け付ける。これにより、表示制御部701は、各予約アイコン810を移動して表示させることが可能である。
【0070】
なお、図8の予約アイコン810には図示していないが、予約アイコン810には、予約人数や指定テーブルなど、他の予約情報を合わせて表示させることも可能である。これにより、店舗スタッフは、より詳細に予約情報を簡易に把握できるため、効率的に案内順を検討することができる。
【0071】
(予約アイコン810の表示態様について)
予約アイコン810は、予約態様に応じた表示態様で表示される。予約態様に応じた表示態様は、例えば、予約態様に応じた表示色である。予約アイコン810は、表示制御部701の制御に基づく表示色で表示される。来店予約303を示す予約アイコン810と、顧客端末予約301を示す予約アイコン810と、電話予約302を示す予約アイコン810とは、それぞれ異なる表示色で表示される。また、顧客端末予約301を示す予約アイコン810において、アプリ発券予約S311aを示す予約アイコン810と、顧客端末日時予約S312aを示す予約アイコン810とは、異なる表示色で表示される。
【0072】
表示制御部701は、予約アイコン810の全体を予約態様に応じた色で表示してもよいし、予約アイコン810を構成する一部の画像(例えば、端末画像811のみ)を予約態様に応じた色で表示してもよい。このように、予約アイコン810を予約態様に応じた表示態様で表示させることにより、店舗端末20は、予約アイコン810の表示態様を確認するだけで、予約態様を容易に把握することができる。
【0073】
(予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させることについて)
受付部702は、店頭発券予約領域AR1と、アプリ発券予約領域AR2と、日時指定予約領域AR3とのうち、案内(呼出)の順番となった予約アイコン810の選択(ドラッグ&ドロップ操作)を操作者(店舗スタッフ)から受け付ける。例えば、店舗スタッフは、現在時刻と、各予約アイコンの来店予定時刻815とを確認して、呼出対象とする予約アイコン810を選択する。予約アイコン810の選択において、店舗スタッフは、来店予約303よりも、顧客端末予約301や電話予約302を優先して選択する。
また、移動操作に誤りがあった場合、呼出領域AR4に移動させた予約アイコン810を移動元の領域へ移動させることも、当然可能となっている。
【0074】
表示制御部701は、受付部702が予約アイコン810のドラッグ&ドロップ操作を受け付けることにより、当該予約アイコン810を、呼出領域AR4に移動させて表示させる。移動させる予約アイコン810は、元に表示されていた領域からは削除される。なお、予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させる操作は、ドラッグ&ドロップ操作に限らない。例えば、当該操作は、所定のボタンの押下やダブルクリックなど、予め設定した操作とすることも可能であるし、移動させる予約アイコン810の予約番号812の入力操作とすることも可能である。
【0075】
予約アイコン810の呼出領域AR4への移動は、自動で行うことも可能である。例えば、図8の予約案内画面800の場合、店舗端末20は、混雑度合い表示840に表示された「空き座席数:13」の数値に基づき、13組の顧客を案内することができる。具体的には、店舗端末20は、呼出領域AR4に移動済みの3つの予約アイコン810に加えて、さらに10の予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させる。これにより、店舗端末20は、全13の予約アイコン810を呼出領域AR4に表示させる自動移動を行うことができる。
【0076】
自動移動を行うに際して、店舗端末20は、例えばチェックイン処理が実行されている予約、つまり来場画像813が表示されている予約を優先的に自動移動の対象としてよい。さらに、店舗端末20は、来店予定時刻815を次に優先すべき情報として自動移動の対象とすることもできる。図示において、「空き座席数:13」は、空き座席の数の情報のみを示すが、各座席の利用可能数やテーブル種類についての詳細情報が含まれていてもよい。この場合、店舗端末20は、予約された人数やテーブル種類も勘案し、自動移動すべき予約アイコン810(予約情報)を呼出領域AR4に自動移動して表示すればよい。
【0077】
店舗スタッフは、呼出領域AR4に表示された13の予約アイコン810(予約情報)を勘案しながら順番を入れ替えたり、保留領域AR5へ移動させたり微調整のみを行うこととすることもできる。
【0078】
(呼出領域AR4に表示される予約アイコン810の削除について)
受付部702は、呼出対象の予約アイコン810のうち、すなわち、呼出領域AR4に表示される予約アイコン810のうち、案内が完了した予約アイコン810の選択を店舗スタッフから受け付ける。予約案内画面800において、呼出領域AR4の予約アイコン810aは、店舗スタッフからの選択を受け付けた状態を示している。
【0079】
予約アイコン810aが選択されると、表示制御部701は、編集選択領域820を表示させる。編集選択領域820は、案内完了ボタン821と、保留ボタン822とを含む。案内完了ボタン821が押下されると、表示制御部701は、予約アイコン810aを予約案内画面800から削除する。すなわち、表示制御部701は、予約アイコン810aを呼出領域AR4から削除する。
【0080】
(呼出領域AR4の予約アイコン810の保留領域AR5への移動について)
店舗スタッフが呼出を行ったにもかかわらず、顧客が待機場所に不在である場合など、しばらくしても顧客が申し出てこない場合がある。この場合、店舗スタッフは、次の順番となる予約番号を繰り上げて呼出を行うことになる。顧客が申し出てこない場合、当該予約アイコン810を保留の扱いとするために、店舗スタッフは、保留ボタン822を押下する。保留ボタン822が押下されると、表示制御部701は、予約アイコン810aを呼出領域AR4から保留領域AR5に移動させて表示する。すなわち、表示制御部701は、予約アイコン810aを呼出領域AR4から削除する。
【0081】
なお、保留領域AR5の予約アイコン810を、再度、呼出領域AR4に移動させることも可能である。具体的には、受付部702は、店舗スタッフから、保留領域AR5の予約アイコン810の選択を受け付けて、ドラッグ&ドロップ操作を受け付ける。表示制御部701は、当該操作により、予約アイコン810を、保留領域AR5から呼出領域AR4へ移動して表示させることが可能である。
【0082】
例えば、不在であった顧客が戻って来て、店舗スタッフに戻った旨を申し出たとする。この場合、店舗スタッフは、店舗端末20を操作して、当該顧客に対応する予約アイコン810を保留領域AR5から呼出領域AR4へ移動させる。店舗スタッフは、当該顧客の案内を行うと、予約アイコン810aを予約案内画面800から削除させる操作を行う。
【0083】
(店舗端末20による予約について)
予約部704は、電話予約302(店員端末日時予約S315)における入力を受け付ける。表示制御部701は、ディスプレイ206に、図5に示した予約内容指定画面500を表示させる。予約部704は、予約内容指定画面500から店舗スタッフの操作を受け付けることにより、利用予約を受け付ける。また、予約部704は、顧客端末日時予約S312aにおける顧客端末30の入力内容を受信して、店舗スタッフの操作に応じて、当該入力内容の本予約を行う。
【0084】
なお、予約部704は、店舗端末20に具備されることに限らず、例えば、別のタブレット端末など、予約専用の別の装置に具備されていてもよい。すなわち、図5に示した予約内容指定画面500は、店舗端末20に表示されることに限らず、予約専用の別の装置に表示されるようにしてもよい。
【0085】
(案内端末50に表示される画面例について)
図9は、案内端末50に表示される画面の一例を示す説明図である。図9に示すように、案内端末50には、呼出番号領域901と、待機番号領域902とが表示されている。呼出番号領域901は、呼出対象の予約番号が表示される領域である。案内端末50は、店舗端末20の指示に基づいて、呼出番号領域901に予約番号を表示する。具体的に説明すると、店舗端末20は、予約アイコン810を呼出領域AR4に移動して表示させると、当該予約アイコン810の予約番号812を示す情報を案内端末50へ送信する。案内端末50は、店舗端末20から予約番号812を示す情報を受信すると、呼出番号領域901に呼出対象の予約番号を表示する。これにより、呼出番号領域901には、店舗端末20の呼出領域AR4(図8参照)に表示される予約アイコン810の予約番号812と同じ番号が表示される。
【0086】
待機番号領域902は、電子発券チェックイン処理が完了した予約番号が表示される領域である。案内端末50は、店舗端末20の指示に基づいて、待機番号領域902に予約番号を表示する。具体的に説明すると、店舗端末20は、予約アイコン810において来場画像813を表示させると、当該予約アイコン810の予約番号812を示す情報を案内端末50へ送信する。案内端末50は、店舗端末20から当該予約番号812を示す情報を受信すると、待機番号領域902に予約番号を表示する。これにより、待機番号領域902には、店舗端末20において来場画像813が表示されている予約アイコン810の予約番号812と同じ番号が表示される。
【0087】
なお、案内端末50は、チェックイン端末40の指示に基づいて、待機番号領域902に予約番号を表示してもよい。すなわち、チェックイン端末40は、電子発券チェックイン処理を完了すると、当該処理の対象となった予約番号を案内端末50へ送信するようにしてもよい。案内端末50は、当該予約番号を受信すると、当該予約番号を待機番号領域902に表示すればよい。
【0088】
(チェックイン端末40のモードの切替えについて)
本実施形態において、チェックイン端末40は、混雑状況に応じてチェックイン処理を行うようにしている。具体的には、チェックイン端末40は、混雑時には通常モードとしてチェックイン処理を行うようにし、閑散時には即時案内モードとしてチェックイン処理を行わないようにしている。店舗スタッフは、予約案内画面800の混雑度合い表示840により、混雑しているか否かを確認して、モードの切替え操作を行う。これにより、受付部702は、モードの切替えを店舗スタッフから受け付ける。店舗端末20は、モードの切替え操作を受け付けると、受け付けたモードに切り替える指示をチェックイン端末40へ送信する。チェックイン端末40は、店舗端末20からの指示に応じて、モードを切替える。
【0089】
なお、モードの切替えは、店舗スタッフの操作に応じた手動での切替えに限らず、自動での切替えとすることも可能である。具体的には、店舗端末20は、混雑度合い表示840に示す空き座席数が総予約数以上である場合に即時案内モードに切り替える指示をチェックイン端末40へ送信するようにし、空き座席数が総予約数未満である場合に通常モードに切り替える指示をチェックイン端末40へ送信するようにしてもよい。
【0090】
図10は、チェックイン端末40のモードの切替えを示す説明図である。図10では、店舗端末20が表示する予約案内画面800(図8参照)のうちの上部バー830と、チェックイン端末40の表示画面とを示している。図10(A)は、通常モードを示す。上部バー830は、モード切替えボタン831を含む。モード切替えボタン831は、通常モードを示すOFFと、即時案内モードを示すONとを切替え可能に受け付けるボタンである。図10(A)において、モード切替えボタン831は、OFFに設定されている。また、通常モードにおいて、チェックイン端末40には、トップ画面として、図6(A)に示した待機画面610が表示されている。
【0091】
図10(B)は、即時案内モードを示す。図10(B)において、モード切替えボタン831は、ONに設定されている。チェックイン端末40には、トップ画面として通知画面1000が表示されている。通知画面1000は、来場情報を取得不可能な第2画面の一例である。チェックイン端末40によるチェックイン処理が不要な旨を示している。この場合、顧客は、呼出を待たずに、店舗スタッフによってそのまま客席へ案内される。
【0092】
ここで、来店予約303以外の予約態様(アプリ発券予約S311a、顧客端末日時予約S312aおよび電話予約302のいずれか)で利用予約が行われていた場合、予約番号が発行されていることから、呼出を行わないときには、当該予約番号の消込を行っておく必要がある。そこで、即時案内モードにおいて、店舗スタッフは、顧客を案内する際に、当該顧客に利用予約の有無および予約番号を尋ねる。利用予約がある場合、店舗スタッフは、顧客に、チェックイン画面440(図4(D)参照)の提示を促す。店舗スタッフは、顧客から提示されたチェックイン画面440を参照し、店舗端末20の予約案内画面800(図8参照)の中から、当該予約番号の消込操作を行う。
【0093】
(店舗端末20が行う処理の一例)
次に、図11~14を用いて、店舗端末20が行う処理について説明する。
図11は、店舗端末20が行う処理の一例を示す説明図である。なお、図11に示す処理は、店舗端末20の処理能力に応じた短時間の間隔で定期的に開始される処理である。図11において、店舗端末20は、チェックイン端末40における通常モードと即時案内モードとを切替えるモード切替え処理(図12参照)を行う(ステップS1101)。
【0094】
そして、店舗端末20は、ディスプレイ206に予約アイコン810を表示させる予約アイコン表示処理(図13参照)を行う(ステップS1102)。次に、店舗端末20は、予約アイコン810の表示領域を変更させる予約アイコン変更処理(図14参照)を行い(ステップS1103)、一連の処理を終了する。
【0095】
(モード切替え処理の一例)
図12は、店舗端末20が行うモード切替え処理の一例を示すフローチャートである。図12において、店舗端末20は、モード切替えボタン831(図10参照)が操作されることによってモード切替えを受け付けたか否かを判断する(ステップS1201)。モード切替えを受け付けない場合(ステップS1201:NO)、店舗端末20は、モード切替え処理を終了する。
【0096】
一方、モード切替えを受け付けた場合(ステップS1201:YES)、店舗端末20は、受け付けたモードに応じたトップ画面の変更指示をチェックイン端末40に送信する(ステップS1202)。これにより、チェックイン端末40は、トップ画面を変更する。次に、店舗端末20は、設定変更したチェックイン端末40のモードをメモリ202に記憶し(ステップS1203)、モード切替え処理を終了する。
【0097】
(予約アイコン表示処理の一例)
図13は、店舗端末20が行う予約アイコン表示処理の一例を示すフローチャートである。図13において、店舗端末20は、新規の予約が確定したか否かを判断する(ステップS1301)。新規の予約が確定するとは、利用予約サーバ10から、顧客端末30またはチェックイン端末40によって登録された予約情報を受信することや、自装置(予約部704)で受け付けた予約が確定することである。
【0098】
新規の予約が確定した場合(ステップS1301:YES)、店舗端末20は、新規予約の予約態様が来店予約S303(店頭発券予約S316)であるか否かを判断する(ステップS1302)。新規予約の予約態様が来店予約S303である場合(ステップS1302:YES)、店舗端末20は、店頭発券予約領域AR1(図8参照)に予約アイコン810を表示し(ステップS1303)、予約アイコン表示処理を終了する。
【0099】
一方、新規予約の予約態様が来店予約S303ではない場合(ステップS1302:NO)、店舗端末20は、新規予約の予約態様がアプリ発券予約S311aであるか否かを判断する(ステップS1304)。新規予約の予約態様がアプリ発券予約S311aである場合(ステップS1304:YES)、店舗端末20は、アプリ発券予約領域AR2(図8参照)に予約アイコン810を表示し(ステップS1305)、予約アイコン表示処理を終了する。
【0100】
一方、新規予約の予約態様がアプリ発券予約S311aではない場合(ステップS1304:NO)、店舗端末20は、新規予約の予約態様が日時指定予約(顧客端末日時予約S312aまたは電話予約302)であるか否かを判断する(ステップS1306)。新規予約の予約態様が日時指定予約である場合(ステップS1306:YES)、店舗端末20は、日時指定予約領域AR3(図8参照)に予約アイコン810を表示し(ステップS1307)、予約アイコン表示処理を終了する。一方、新規予約の予約態様が日時指定予約ではない場合(ステップS1306:NO)、店舗端末20は、予約アイコン表示処理を終了する。
【0101】
ステップS1301において、新規の予約が確定しない場合(ステップS1301:NO)、店舗端末20は、来場情報を取得したか否かを判断する(ステップS1308)。来場情報は、チェックイン処理によってチェックイン端末40から取得されるか、または、電話予約302の場合には店舗スタッフから店舗端末20への操作入力によって取得される。なお、チェックイン端末40に設定されているモードが通常モードである場合には、来場情報を取得しない。来場情報を取得しない場合(ステップS1308:NO)、店舗端末20は、予約アイコン表示処理を終了する。一方、来場情報を取得した場合(ステップS1308:YES)、店舗端末20は、予約アイコン810に来場画像813(図8参照)を含ませて表示させ(ステップS1309)、予約アイコン表示処理を終了する。
【0102】
(予約アイコン変更処理の一例)
図14は、店舗端末20が行う予約アイコン変更処理の一例を示すフローチャートである。図14において、店舗端末20は、店頭発券予約領域AR1と、アプリ発券予約領域AR2と、日時指定予約領域AR3と、に表示される予約アイコン810のうち、呼出領域AR4へ移動させる予約アイコン810の選択を受け付けたか否かを判断する(ステップS1401)。予約アイコン810の選択を受け付けない場合(ステップS1401:NO)、店舗端末20は、ステップS1403の処理に進む。
【0103】
一方、予約アイコン810の選択を受け付けた場合(ステップS1401:YES)、店舗端末20は、受け付けた予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させる(ステップS1402)。次に、店舗端末20は、案内完了を受け付けたか否かを判断する(ステップS1403)。案内完了を受け付けるとは、具体的には、呼出領域AR4の予約アイコン810が選択されて、案内完了ボタン821(図8参照)が押下されることである。
【0104】
案内完了を受け付けない場合(ステップS1403:NO)、店舗端末20は、ステップS1405の処理に進む。一方、案内完了を受け付けた場合(ステップS1403:YES)、店舗端末20は、当該予約アイコン810を呼出領域AR4(予約案内画面800)から消去する(ステップS1404)。
【0105】
次に、店舗端末20は、保留を受け付けたか否かを判断する(ステップS1405)。保留を受け付けるとは、具体的には、呼出領域AR4の予約アイコン810が選択されて、保留ボタン822(図8参照)が押下されることである。保留を受け付けない場合(ステップS1405:NO)、店舗端末20は、ステップS1407の処理に進む。一方、保留を受け付けた場合(ステップS1405:YES)、店舗端末20は、当該予約アイコン810を呼出領域AR4から保留領域AR5に移動させて表示する(ステップS1406)。
【0106】
次に、店舗端末20は、予約アイコン810の消込を受け付けたか否かを判断する(ステップS1407)。予約アイコン810の消込は、電子発券チェックイン処理を行わない場合に要する。具体的には、当該消込は、具体的には、アプリ発券予約S311aや日時指定予約(顧客端末日時予約S312aまたは電話予約302)が行われたものの、チェックイン端末40が即時案内モードであることにより、電子発券チェックイン処理を行わない場合に要する。
【0107】
予約アイコン810の消込を受け付けない場合(ステップS1407:NO)、店舗端末20は、予約アイコン変更処理を終了する。一方、予約アイコン810の消込を受け付けた場合(ステップS1407:YES)、店舗端末20は、受け付けた予約アイコン810の消込を行い(ステップS1408)、予約アイコン変更処理を終了する。
【0108】
以上説明したように、本実施形態に係る店舗端末20は、店頭発券予約領域AR1に表示される予約アイコン810と、アプリ発券予約領域AR2に表示される予約アイコン810とのうち、案内の順番となった予約アイコン810の選択を店舗スタッフから受け付けて、当該予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させて表示させる。これにより、複数の予約態様を採用した予約案内システム1において、店舗スタッフは、予約案内画面800を確認することにより、予約態様ごとの予約内容を容易に把握することができる。このため、店舗スタッフは、店頭発券予約領域AR1およびアプリ発券予約領域AR2の中から、呼出を行う予約番号812を容易に特定することができる。また、呼出領域AR4に予約アイコン810を移動して表示することから、店舗スタッフは、顧客が呼出に応じない場合でも、呼出領域AR4の予約番号812を容易に確認して、当該顧客を再度呼び出すことができる。したがって、本実施形態によれば、店舗スタッフが顧客を効率よく案内することを支援することができる。
【0109】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、呼出領域AR4に表示される予約アイコン810のうち、案内済みを示す予約アイコン810の選択を店舗スタッフから受け付け、受け付けた予約アイコン810を呼出領域AR4から削除する。これにより、呼出領域AR4には未案内の予約番号812の予約アイコン810のみを表示させることができる。したがって、店舗スタッフは、未案内の予約番号812の顧客を効率よく呼び出すことができる。
【0110】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、呼出領域AR4に表示される予約アイコン810のうち、案内が完了していない予約アイコン810の選択を店舗スタッフから受け付け、受け付けた予約アイコン810を保留領域AR5に移動させて表示する。これにより、店舗スタッフは、不在中の顧客の予約番号812を容易に把握することができる。
【0111】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、利用予約を行った端末装置を示す端末画像811を予約アイコン810に含ませて表示させるようにした。これにより、店舗スタッフは、予約態様を容易に把握することができる。したがって、アプリ発券予約S311aや日時指定予約(顧客端末日時予約S312aまたは電話予約302)に対応する予約番号812の顧客を、来店予約303の顧客によりも優先して呼び出すことができる。
【0112】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、予約番号に対応する顧客が来場したことを示す来場情報を示す来場画像813を予約アイコン810に含ませて表示させる。これにより、店舗スタッフは、予約番号812に対応する顧客が来店しているか否かを容易に把握することができる。
【0113】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、チェックイン端末40に表示されるトップ画面の選択を店舗スタッフから受け付けて、待機画面610(図10参照)と通知画面1000とを切替え可能にした。これにより、閑散時には即時案内モードとすることができるため、チェックイン端末40におけるチェックイン処理を不要とすることができる。したがって、閑散時において、店舗スタッフは、入店した顧客を迅速に客席へ案内することができる。一方で、混雑時には店舗スタッフは、顧客を効率よく案内することができる。
【0114】
また、本実施形態に係る店舗端末20は、呼出領域AR4や保留領域AR5を操作履歴として参照することもできる。これにより、店舗スタッフの引き継ぎを行う際に、顧客の呼出に係る引き継ぎの作業負荷を軽減することができる。具体的には、案内業務を行う店舗スタッフの交代があった場合、前案内スタッフから次案内スタッフへ引き継ぎのための手書きメモや申し伝えがなくても、次案内スタッフは、呼出を検討している順や、呼出に応答がなく保留としたことなどを呼出領域AR4や保留領域AR5から容易に把握することができる。また、経験値の低い店舗スタッフが、経験値の高い店舗スタッフが組み込んだ呼出順を引き継ぐ場合でも、引き継ぐ内容を容易に把握することができる。したがって、顧客の呼出に係る引き継ぎの作業負荷を軽減することができる。
【0115】
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]システム、表示制御装置、およびプログラム
[技術分野]
本発明は、システム、表示制御装置、およびプログラムに関する。
[背景技術]
近年、店舗、銀行、病院、役所等の施設では、順番待ち顧客の順番を管理するためのシステムが各種導入されている。一例として、一般の顧客の順番待ちに対して、特定の顧客の順番を優先して受け付ける順番管理システムが開示されている(例えば、下記特許文献1参照。)。また、施設によっては、インターネットを利用して予約する予約態様や、発券機を利用して予約する予約態様や、電話で予約する予約態様など、複数の予約態様を採用する場合もある。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2017-142616号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、複数の予約態様を採用した場合、施設スタッフはそれぞれの予約態様を考慮して順番待ちの顧客の呼出を行うことになる。このため、施設スタッフにとって顧客の呼出が煩雑になってしまい、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく客席へ案内することができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、施設スタッフが順番待ちの顧客を効率よく案内することを支援する技術を提供することにある。
【0116】
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるシステムは、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムであって、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、ことを特徴とするシステムである。
上記構成によれば、複数の予約態様を採用した予約案内システム1において、店舗スタッフは、予約案内画面800を確認することにより、予約態様ごとの予約内容を容易に把握することができる。このため、店舗スタッフは、店頭発券予約領域AR1およびアプリ発券予約領域AR2の中から、呼出を行う予約番号812を容易に特定することができる。また、呼出領域AR4に予約アイコン810を移動して表示することから、店舗スタッフは、顧客が呼出に応じない場合でも、呼出領域AR4の予約番号812を容易に確認して、当該顧客を再度呼び出すことができる。したがって、店舗スタッフが顧客を効率よく案内することを支援することができる。
【0117】
(2)上記(1)の構成において、前記受付手段は、前記第3表示領域に表示される予約情報のうち、前記案内が完了した予約情報の選択を操作者から受け付け、前記表示制御手段は、前記案内が完了した予約情報を前記第3表示領域から削除するようにしてもよい。
上記構成によれば、呼出領域AR4には未案内の予約番号812の予約アイコン810のみを表示させることができる。したがって、店舗スタッフは、未案内の予約番号812の顧客を効率よく呼び出すことができる。
【0118】
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記表示画面は、第4表示領域を含み、前記受付手段は、前記第3表示領域に表示される予約情報のうち、前記案内が完了していない予約情報の選択を操作者から受け付け、前記表示制御手段は、前記案内が完了していない予約情報を、前記第4表示領域に移動させて表示するようにしてもよい。
上記構成によれば、店舗スタッフは、不在中の顧客の予約番号812を容易に把握することができる。
【0119】
(4)上記(1)~(3)のいずれかの構成において、前記表示制御手段は、前記第1端末装置および前記第2端末装置のうち利用予約の登録を行った一方を示す端末画像を予約情報に含ませて表示させるようにしてもよい。
上記構成によれば、店舗スタッフは、予約態様を容易に把握することができる。したがって、アプリ発券予約S311aや日時指定予約(顧客端末日時予約S312aまたは電話予約302)に対応する予約番号812の顧客を、来店予約303の顧客によりも優先して呼び出すことができる。
【0120】
(5)上記(1)~(4)のいずれかの構成において、予約情報に対応する顧客が来場したことを示す来場情報を取得する来場情報取得手段を備え、前記表示制御手段は、前記来場情報を示す来場画像を予約情報に含ませて表示させるようにしてもよい。
上記構成によれば、店舗スタッフは、予約番号812に対応する顧客が来店しているか否かを容易に把握することができる。
【0121】
(6)上記(1)~(5)のいずれかの構成において、顧客が来場したことを示す来場情報を取得可能な第1画面と、前記来場情報を取得不可能な第2画面と、のうちいずれか一方の画面を表示する来場手続端末を備え、前記受付手段は、前記第1画面と前記第2画面との切替え操作を操作者から受け付け、前記来場手続端末は、前記切替え操作に応じて、前記第1画面と前記第2画面とを切替えるようにしてもよい。
上記構成によれば、閑散時には即時案内モードとすることができるため、チェックイン端末40におけるチェックイン処理を不要とすることができる。したがって、閑散時において、店舗スタッフは、入店した顧客を迅速に客席へ案内することができる。一方で、混雑時には店舗スタッフは、顧客を効率よく案内することができる。
【0122】
(7)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である表示制御装置は、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムに用いられる表示制御装置であって、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段と、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、を備えることを特徴とする表示制御装置である。
上記構成によれば、複数の予約態様を採用した予約案内システム1において、店舗スタッフは、予約案内画面800を確認することにより、予約態様ごとの予約内容を容易に把握することができる。このため、店舗スタッフは、店頭発券予約領域AR1およびアプリ発券予約領域AR2の中から、呼出を行う予約番号812を容易に特定することができる。また、呼出領域AR4に予約アイコン810を移動して表示することから、店舗スタッフは、顧客が呼出に応じない場合でも、呼出領域AR4の予約番号812を容易に確認して、当該顧客を再度呼び出すことができる。したがって、店舗スタッフが顧客を効率よく案内することを支援することができる。
【0123】
(8)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、施設の利用予約を示す予約情報を登録するシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、第1表示領域と、第2表示領域と、第3表示領域と、を含む表示画面内の前記第1表示領域に、前記施設内の第1端末装置によって登録された予約情報を表示し、前記第2表示領域に、前記第1端末装置とは異なる第2端末装置によって登録された予約情報を表示部に表示させる表示制御手段、前記第1表示領域に表示される予約情報と、前記第2表示領域に表示される予約情報とのうち、案内の順番となった予約情報の選択を操作者から受け付ける受付手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記案内の順番となった予約情報を、前記第3表示領域に移動させて表示させる、ことを特徴とするプログラムである。
上記構成によれば、複数の予約態様を採用した予約案内システム1において、店舗スタッフは、予約案内画面800を確認することにより、予約態様ごとの予約内容を容易に把握することができる。このため、店舗スタッフは、店頭発券予約領域AR1およびアプリ発券予約領域AR2の中から、呼出を行う予約番号812を容易に特定することができる。また、呼出領域AR4に予約アイコン810を移動して表示することから、店舗スタッフは、顧客が呼出に応じない場合でも、呼出領域AR4の予約番号812を容易に確認して、当該顧客を再度呼び出すことができる。したがって、店舗スタッフが顧客を効率よく案内することを支援することができる。
【0124】
なお、上記において説明した店舗端末20における各機能(入出力、記憶、処理(判断を含む))の全部または一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
【0125】
具体的には、上述した説明では、店舗端末20が、表示制御部701と、受付部702と、来場情報取得部703と、予約部704とを備える構成について説明した。各機能部の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、各機能部のうち全部または一部が、利用予約サーバ10に具備されていてもよいし、チェックイン端末40に具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、各機能部を具備するコンピュータ装置は、複数台であってもよいし、1台であってもよい。
【0126】
上記に関連し、店舗端末20は、案内の順番となった予約アイコン810の選択を店舗スタッフから受け付けて、当該予約アイコン810を呼出領域AR4に移動させて表示させることに関しては、入出力のインターフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、店舗端末20は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報等)を利用予約サーバ10に送信し、当該入力情報に基づく利用予約サーバ10の処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
【0127】
なお、以上に説明した予約案内システム1、および店舗端末20を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0128】
1…予約案内システム、10…利用予約サーバ、20…店舗端末、30…顧客端末、40…チェックイン端末、50…案内端末、201…CPU、202…メモリ、205…入力デバイス、206…ディスプレイ、701…表示制御部、702…受付部、703…来場情報取得部、704…予約部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14