(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023164336
(43)【公開日】2023-11-10
(54)【発明の名称】スパイラルアンテナを備えるトランスポンダー
(51)【国際特許分類】
H01Q 11/08 20060101AFI20231102BHJP
G06K 19/077 20060101ALI20231102BHJP
G04R 60/10 20130101ALI20231102BHJP
G04G 21/04 20130101ALI20231102BHJP
【FI】
H01Q11/08
G06K19/077 264
G04R60/10
G04G21/04
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023069152
(22)【出願日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】22170762.3
(32)【優先日】2022-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】506425538
【氏名又は名称】ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ゾラン・ランジェロビッチ
(72)【発明者】
【氏名】ジェローム・マスポリ
【テーマコード(参考)】
2F002
【Fターム(参考)】
2F002AA00
2F002AA12
2F002AB01
2F002AB05
2F002AB06
2F002AC01
2F002AC03
2F002GA06
(57)【要約】
【課題】 最大通信距離が大きいスパイラルアンテナを備えるトランスポンダーを提供する。
【解決手段】 本発明は、データの送受信を管理するための電子システム(3)と、スパイラルアンテナ(2)とを備えるトランスポンダー(1、10)に関し、スパイラルアンテナ(2)は、複数の巻き(11)を形成する巻き細長材を備え、電子システム(3)は、巻き細長材上に位置する2つの接続点(6、7)によってスパイラルアンテナ(2)に接続され、2つの接続点(6、7)の間にある巻き(11)は、第1の巻きセット(4、14)を形成し、スパイラルアンテナ(2)は、接続点(6、7)の間の外側に延在している第2の巻きセット(5、15)を含む。本発明は、さらに、このようなトランスポンダー(1)を備える電子デバイス、特に、計時器、に関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データの送受信を管理するための電子システム(3)と、スパイラルアンテナ(2、12、22)とを備えるトランスポンダー(1、10)であって、
前記スパイラルアンテナ(2、12、22)は、複数の巻き(11)を形成する巻き細長材を備え、
前記電子システム(3)は、前記巻き細長材上に位置する2つの接続点(6、7)によって前記スパイラルアンテナ(2)に接続され、
前記2つの接続点(6、7)の間にある巻き(11)は、第1の巻きセット(4、14)を形成し、
前記スパイラルアンテナ(2、12、22)は、前記接続点(6、7)の間の外側に延在している第2の巻きセット(5、15)を含む
ことを特徴とするトランスポンダー。
【請求項2】
前記第1の巻きセット(4)は、前記スパイラルアンテナ(2)の外側の巻き(11)を含み、前記第2の巻きセット(5)は、前記スパイラルアンテナ(2)の内側の巻き(11)を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のトランスポンダー。
【請求項3】
前記第1の巻きセット(4)と前記第2の巻きセット(5)は、前記スパイラルアンテナ(2)が連続するように連結される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポンダー。
【請求項4】
前記第1の巻きセット(14)と第2の巻きセット(15)は、前記スパイラルアンテナ(2)が不連続であるように分離しており、
前記第1の巻きセット(14)と前記第2の巻きセット(15)の境界に間隙(8)がある
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポンダー。
【請求項5】
前記第1の巻きセット(14)と前記第2の巻きセット(15)は、同じ平面内に延在している
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポンダー。
【請求項6】
前記第2の巻きセット(5)は、接続されていない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポンダー。
【請求項7】
前記第2の巻きセット(15)を含む共振回路(20)を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のトランスポンダー。
【請求項8】
前記共振回路(20)は、2つの接続点(18、19)によって前記第2の巻きセット(15)に接続されるキャパシター(9)を備え、
前記キャパシター(9)の前記2つの接続点(18、19)の間に内側の第3の巻きセット(21)が位置するようにされる
ことを特徴とする請求項7に記載のトランスポンダー。
【請求項9】
前記内側の第2の巻きセット(15)は、前記内側の第3の巻きセット(21)の内側に続いて延在している内側の第4の巻きセット(23)を含む
ことを特徴とする請求項7に記載のトランスポンダー。
【請求項10】
前記内側の第4の巻きセット(23)は、接続されていない
ことを特徴とする請求項9に記載のトランスポンダー。
【請求項11】
前記内側の第3の巻きセット(21)と前記内側の第4の巻きセット(23)は、前記第2の巻きセット(15)が連続するように連結される
ことを特徴とする請求項9に記載のトランスポンダー。
【請求項12】
NFCタイプのトランスポンダーであり、特に、決済方法における役割を果たすものである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランスポンダー。
【請求項13】
請求項1に記載のトランスポンダー(1、10)を備える
ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項14】
携行型時計のような計時器である
ことを特徴とする請求項13に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記スパイラルアンテナ(22)は、計時器の表盤を形成する
ことを特徴とする請求項14に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報伝送及び通信の分野に関し、特に、送信用アンテナ及び/又は受信用アンテナを備えるトランスポンダーに関する。
【背景技術】
【0002】
トランスポンダーは、データを送受信するように構成している電子デバイスである。受動RFID(無線周波数識別)トランスポンダーが存在し、それらは製品を符号化して記録するように意図されていることが多い。
【0003】
例えば、他の受動トランスポンダーとして、非接触決済などのための端末や銀行カードがある。このようなトランスポンダーは、一般的には、NFC(近接場通信)タイプのものであり、短距離でのデータ転送を可能にする。
【0004】
2つの端末の間で通信が確立され、その各端末は、データを管理し記録するための電子システムと、他方の端末とデータを送受信するためのアンテナとを備える。
【0005】
アンテナによってこれらの端末の間の送信/受信の動作距離が決まるので、アンテナは重要であるが、アンテナの寸法は、端末の大きさを抑えるために非常に小さくなければならない。このために、スパイラルの形の部分を含むアンテナが存在し、このようなアンテナは、最小限の空間しか占有せずに十分なアンテナ長を有することを可能にする。巻きの数によって、アンテナのインダクタンスが決まる。十分なインダクタンスを有し最大通信距離までの通信が可能なように、スパイラル部分の両端、すなわち、スパイラル部分の外端と内端、に電子システムとの接続点がある。
【0006】
これで十分ではない場合、第1のアンテナと並列に第2のアンテナを配置して、通信距離を大きくする。この第2のアンテナは、共振回路として動作して、両方のアンテナのセットの公称周波数が、スパイラル部分単独の公称周波数に対して変わらないようにする。この第2のアンテナのおかげで、通信距離を大きくすることができる。
【0007】
しかし、改善が限られており、要求される用途に対して必ずしも十分ではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の課題を改善して、データの送受信を管理するための電子システムと、スパイラルアンテナとを備えるトランスポンダーであって、前記スパイラルアンテナが、複数の巻きを形成する巻き細長材を備え、前記電子システムが、前記巻き細長材上に位置する2つの接続点によって前記スパイラルアンテナに接続されるものを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このトランスポンダーは、前記第1の巻きセットが、前記スパイラルアンテナの外側の巻きを含み、前記第2の巻きセットが、前記スパイラルアンテナの内側の巻きを含むという点で画期的である。
【0010】
電子システムの接続点の間の外側に延在している第2の巻きセットのおかげで、スパイラルアンテナの通信距離を10~20%大きくすることができる。このように、このトランスポンダーは、小さな大きさを維持しつつ、特定の動作規格に適合することができる。
【0011】
本発明のおかげで、特定の電子デバイス、例えば、NFCタイプのデータ転送のための携行型時計(例、腕時計、懐中時計)タイプの計時器、に用いることができる。特に、この携行型時計は、短距離で用いる銀行の決済カードとして使用可能な決済システムとともに用いることができる。
【0012】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記第1の巻きセットは、前記スパイラルアンテナの外側の巻きを含み、前記第2の巻きセットは、前記スパイラルアンテナの内側の巻きを含む。
【0013】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記第1の巻きセットと前記第2の巻きセットは、前記スパイラルアンテナが連続するように連結される。
【0014】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記第1の巻きセットと第2の巻きセットは、前記スパイラルアンテナが不連続であるように分離しており、前記第1の巻きセットと前記第2の巻きセットの境界に間隙がある。
【0015】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記第1の巻きセットと前記第2の巻きセットは、同じ平面内に延在している。
【0016】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記第2の巻きセットは、接続されていない。
【0017】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記トランスポンダーは、前記第2の巻きセットを含む共振回路を備える。
【0018】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記共振回路は、2つの接続点によって前記第2の巻きセットに接続されるキャパシターを備え、前記キャパシターの前記2つの接続点の間に内側の第3の巻きセットが位置するようにされる。
【0019】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記内側の第2の巻きセットは、前記内側の第3の巻きセットの内側に続いて延在している内側の第4の巻きセットを含む。
【0020】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記内側の第4の巻きセットは、接続されていない。
【0021】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記内側の第3の巻きセットと前記内側の第4の巻きセットは、前記第2の巻きセットが連続するように連結される。
【0022】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記トランスポンダーは、NFCタイプのトランスポンダーであり、特に、決済方法における役割を果たすものである。
【0023】
本発明は、さらに、前記のようなトランスポンダーを備える電子デバイスに関する。
【0024】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記電子デバイスは、携行型時計のような計時器である。
【0025】
本発明の1つの特定の実施形態において、前記スパイラルアンテナは、計時器の表盤を形成する。
【0026】
添付の図面を参照しながら、例示の目的のために与えられ本発明の範囲を限定するようには意図されていない、いくつかの実施形態についての説明を読むことによって、本発明の目的、利点及び特徴が一層明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明に係るトランスポンダーの第1の実施形態を上から見た図の概略図である。
【
図2】本発明に係るトランスポンダーの第2の実施形態を上から見た図の概略図である。
【
図3】本発明に係るトランスポンダーを備える携行型時計を上から見た図の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1及び2において、データの送受信を管理するための電子システム3と、スパイラルアンテナ2、12とを備えるトランスポンダー1、10の2つの実施形態を示している。通信プロトコルは、例えば、NFC(近接場通信)タイプのものである。この技術は、特に、決済方法のために用いられ、例えば、いわゆる「非接触」端末を用いて遠隔的に支払うことができる決済カードを用いる決済方法のために用いられる。
【0029】
スパイラルアンテナ2、12は、複数の巻き11を形成する、巻き細長材を備える。
【0030】
電子システムは、例えば、NFCタイプの通信を管理するように構成しているチップを含む集積回路である。電子システム3は、巻き細長材にある2つの接続点6、7によってスパイラルアンテナ2に接続される。2つの接続点6、7の間にある巻き11は、第1の巻きセット4、14を形成する。
【0031】
本発明によると、スパイラルアンテナ2、12は、接続点6、7の間の外側に延在している第2の巻きセット5、15を含む。
【0032】
第2の巻きセット5、15は、スパイラルアンテナ2、12の最も中心に近く最も曲率半径が小さい隣り合う複数の巻きを含む。
図1において、第2の巻きセット5、15は、スパイラルアンテナ2、12の最も中心に近い接続点からのすべての内側の巻きを含む。したがって、第2の巻きセット5、15は、ここでは少なくとも25の巻きを含む。第2の巻きセット5、15の数は、当然、これよりも少ないことができ、また、これよりも多いことができ、例えば、約10、20、30、又はこれよりも多いことができる。
【0033】
好ましくは、これらの実施形態において、第1の巻きセット4、14は、スパイラルアンテナ2の外側の巻き11を含み、第2の巻きセット5、15は、スパイラルアンテナ2、12の内側の巻き11を含む。
【0034】
第1の巻きセット4、14と第2の巻きセット5、15は、実質的に同じ平面内に延在している。したがって、スパイラルアンテナ2、12は、スパイラルアンテナ2、12の厚みを最小限にするように実質的に同じ平面内に延在している。スパイラルアンテナ2、12のすべての巻き11は、同じ平面内にて巻かれている。
【0035】
第1の巻きセット4、14は、スパイラルアンテナ2、12の最も中心から離れており曲率半径が最も大きい隣り合ういくつかの巻きを含む。
図1及び2において、第1の巻きセット4、14は、2周の巻きを含む。第1の巻きセット4、14は、当然、3、4、5又はそれより多くのように、より多くの周の巻きを含むことができ、また、1周の巻き又は1周に満たない巻きからなることができる。
【0036】
2つの接続点6、7は、好ましくは、外側の第1の巻きセット4、14の2つの端に位置する。すなわち、2つの接続点6、7はそれぞれ、第1の巻きセット4、14の最も中心から離れた点及び最も中心に近い点に位置する。
【0037】
一対のワイヤ25が、2つの接続点6、7を電子システム3に接続する。これらのワイヤ25は、例えば、接続点6、7と集積回路に、はんだ付けされたり接着されたりする。
【0038】
図1に示している第1の実施形態において、第1の巻きセット4と第2の巻きセット5どうしは、スパイラルアンテナ2が連続するように連結される。したがって、これによって、2つの巻きセットによって形成される連続的なスパイラルアンテナ2が得られる。
【0039】
また、第2の巻きセット5は、接続されていない。すなわち、電子システム3にも他の構成要素のいずれとも、第2の巻きセット5は接続していない。
【0040】
第2の巻きセット5は、このトランスポンダー1と、他のトランスポンダー又は端末との間の遠隔データ伝送範囲を改善することを可能にする。実際に、第2の巻きセット5は、第1の巻きセット4のみの場合よりも多くのエネルギーを蓄積することを可能にする。このように、この付加的なエネルギーのおかげで、伝送距離を大きくすることができる。
【0041】
図2の第2の実施形態は、スパイラルアンテナ12を示しており、第1の巻きセット14と第2の巻きセット15は、スパイラルアンテナ12が不連続であるように分離されている。すなわち、スパイラルアンテナ12には、2つの別々の部分があり、これらの部分は、第1の巻きセット14と第2の巻きセット15の境界にある間隙8によって分離される。したがって、2つの巻きセット14、15どうしは、直接接続されていない。
【0042】
好ましくは2つの接続点6、7のうちの最も中心に近い接続点6の内側に続いて、間隙8がある。したがって、2つの接続点6、7は、第2の巻きセット15に接続されていない。
【0043】
この実施形態において、トランスポンダー10は、共振回路20を備える。共振回路20は、第2の巻きセット15を含む。
【0044】
また、共振回路20は、第2の巻きセット15に接続されるキャパシター9を備える。キャパシター9は、2つの接続点18、19に接続されている。1つの接続点18は、第2の巻きセット15のうちの最も中心から離れた内側の巻き11の端に位置する。他方の接続点19は、いくつかの内側の巻き11がキャパシター9の2つの接続点18、19の間にあるように、より中心に近い内側の巻き11に位置する。キャパシター9は、第1の巻きセット14と第2の巻きセット15の間の間隙8の内側に続いて配置される。
【0045】
したがって、内側の第3の巻きセット21は、キャパシター9の2つの接続点18、19の間に位置する。
【0046】
キャパシター9の最も中心に近い接続点19がスパイラルアンテナ12の中心に位置していないので、第2の巻きセット15の一部の巻き11のみが内側の第3の巻きセット21に属する。
【0047】
したがって、内側の第2の巻きセット15は、内側の第3の巻きセット21の内側に続いて延在している内側の第4の巻きセット23を含む。内側の第4の巻きセット23は、キャパシター8の接続点よりも中心の近くに延在し、内側の第2の巻きセット15から内側の第3の巻きセット21を除外した分の内側の巻きセットに対応する。
【0048】
内側の第3の巻きセット21と内側の第4の巻きセット23は、第2の巻きセット15が連続するように連結される。
【0049】
内側の第4の巻きセット23は、接続されていない。すなわち、第4の巻きセット5は、電子システム3とも他のコンポーネントとも接続されていない。
【0050】
この共振回路20のおかげで、このトランスポンダーの実施形態は、データ転送範囲を30~40%大きくすることを可能にする。
【0051】
このようなトランスポンダーは、電子製品に用いることができる。例えば、銀行カードのように決済を行うように構成している計時器である。NFCタイプのトランスポンダーは、例えば、「非接触」と呼ばれる短距離での決済を可能にする。
【0052】
図3において、本発明に係るトランスポンダーを備える携行型時計30を示している。携行型時計30には、好ましくは電子式ムーブメントである、計時器用ムーブメントを収容するケース31と、時刻を示す針32がある。ケース31内には、トランスポンダーも配置される。この実施形態において、トランスポンダーのスパイラルアンテナ22は、携行型時計30の表盤として用いられる。スパイラルアンテナ22は、携行型時計30の風防33の下に配置される。スパイラルアンテナ22の上を針32が動き、スパイラルアンテナ22は、ユーザーによって風防33を通して視認される。第2の実施形態の場合、電子システム3、接点、及びキャパシターは、スパイラルアンテナ22の下に隠されるように配置される。
【0053】
所望によって、スパイラルアンテナ22の上面には、装飾目的のために、又は時間インデックスなどを示すために、パターンが形成される。
【0054】
当然、本発明は、図面を参照しながら説明したトランスポンダー及び電子デバイスの実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱せずに代替的形態を考えることができる。
【符号の説明】
【0055】
1、10 トランスポンダー
2、12、22 スパイラルアンテナ
3 電子システム
4、14 第1の巻きセット
5、15 第2の巻きセット
6、7 接続点
8 間隙
9 キャパシター
11 巻き
18、19 接続点
20 共振回路
21 第3の巻きセット
23 第4の巻きセット
25 ワイヤ
30 携行型時計
31 ケース
32 針
33 風防
【外国語明細書】