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  • 特開-発光体制御装置及び情報処理装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023016460
(43)【公開日】2023-02-02
(54)【発明の名称】発光体制御装置及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/165 20200101AFI20230126BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20230126BHJP
   H05B 45/14 20200101ALI20230126BHJP
   H05B 45/345 20200101ALI20230126BHJP
【FI】
H05B47/165
H05B47/105
H05B45/14
H05B45/345
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021120789
(22)【出願日】2021-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】518133201
【氏名又は名称】富士通クライアントコンピューティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐久間 繁夫
(72)【発明者】
【氏名】秋冨 哲生
(72)【発明者】
【氏名】吾妻 正浩
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA09
3K273QA24
3K273RA13
3K273SA17
3K273SA36
3K273SA46
3K273TA03
3K273TA08
3K273TA15
3K273TA47
3K273TA72
3K273UA22
(57)【要約】
【課題】1つの発光体で複数の駆動状態を表現可能にする。
【解決手段】実施形態にかかる発光体制御装置は、情報処理装置の駆動状態に応じて発光体の発光を制御する。発光体制御装置は、情報処理装置に駆動電力が供給されている電源ON状態であり且つ情報処理装置の記憶装置へのアクセスが行われていない非アクセス状態である第1状態において発光体を第1輝度で点灯させ、電源ON状態であり且つ記憶装置へのアクセスが行われているアクセス状態である第2状態において発光体を第1輝度とは異なる第2輝度で点灯させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置の駆動状態に応じて発光体の発光を制御する発光体制御装置であって、
前記情報処理装置に駆動電力が供給されている電源ON状態であり且つ前記情報処理装置の記憶装置へのアクセスが行われていない非アクセス状態である第1状態において前記発光体を第1輝度で点灯させ、
前記電源ON状態であり且つ前記記憶装置へのアクセスが行われているアクセス状態である第2状態において前記発光体を前記第1輝度とは異なる第2輝度で点灯させる、
発光体制御装置。
【請求項2】
前記第2輝度は、前記第1輝度より大きい、
請求項1に記載の発光体制御装置。
【請求項3】
第1スイッチング素子と、第2スイッチング素子と、輝度調整用抵抗器とを含み、
前記発光体と、前記第1スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子とは、電源と接地電極との間で直列に接続され、
前記輝度調整用抵抗器は、前記第2スイッチング素子と並列に接続され、
前記第1スイッチング素子は、前記電源ON状態においてONとなり、前記情報処理装置に駆動電力が供給されていない電源OFF状態においてOFFとなり、
前記第2スイッチング素子は、前記アクセス状態においてONとなり、前記非アクセス状態においてOFFとなる、
請求項2に記載の発光体制御装置。
【請求項4】
前記第1状態と前記第2状態とで異なる基準電圧を出力する基準電圧出力回路と、
前記基準電圧に応じて前記発光体に流れる駆動電流を変化させる電流制御回路と、
を含み、
前記電流制御回路は、前記基準電圧を入力信号とするオペアンプと、電源と接地電極との間で前記発光体と直列に接続される第3スイッチング素子とを含み、
前記第3スイッチング素子は、前記オペアンプからの出力電圧に応じて制御される、
請求項1又は2に記載の発光体制御装置。
【請求項5】
前記第3スイッチング素子は、N型MOSFETである、
請求項4に記載の発光体制御装置。
【請求項6】
前記情報処理装置がスリープ状態である場合に、前記発光体を点滅させる、
請求項1~5のいずれか1項に記載の発光体制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の発光体制御装置を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、発光体制御装置及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
PC(Personal Computer)等の情報処理装置において、駆動状態(例えば電源のON/OFF、ストレージへのアクセスの有無、スリープ状態であるか否か等)に応じてLED(Light Emitting Diode)等の発光体を発光させる機構が採用されている。ユーザはこのような発光体を視認することにより情報処理装置の駆動状態を把握できる。LEDを制御する技術として、例えば、予め記憶されたLEDの駆動電流値とLEDの発光の継続時間との組に基づいてLEDを駆動させる技術が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-216523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来構成においては、駆動状態の種類に応じて複数の発光体が設置されるが、情報処理装置の小型化等に伴い、発光体の設置数の削減が必要となる場合がある。
【0005】
そこで、本開示の課題の一つは、1つの発光体で複数の駆動状態を表現可能な発光体制御装置及び情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様は、情報処理装置の駆動状態に応じて発光体の発光を制御する発光体制御装置であって、前記情報処理装置に駆動電力が供給されている電源ON状態であり且つ前記情報処理装置の記憶装置へのアクセスが行われていない非アクセス状態である第1状態において前記発光体を第1輝度で点灯させ、前記電源ON状態であり且つ前記記憶装置へのアクセスが行われているアクセス状態である第2状態において前記発光体を前記第1輝度とは異なる第2輝度で点灯させるものである。
【0007】
本開示の第2態様は、上記発光体制御装置を備える情報処理装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の発光体制御装置及び情報処理装置によれば、1つの発光体で複数の駆動状態を表現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、第1実施形態に係るPCの外観構成の一例を示す図である。
図2図2は、第1実施形態に係るPCの内部構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、第1実施形態に係るLED制御装置の回路構成の一例を示す図である。
図4図4は、第1実施形態に係るLED制御装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、第2実施形態に係るLED制御装置の回路構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。以下に記載する実施形態の構成、並びに当該構成によってもたらされる作用及び効果は、あくまで一例であって、以下の記載内容に限られるものではない。
【0011】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るPC1の外観構成の一例を示す図である。PC1は、情報処理装置の一例である。図1においては、PC1の本体部分のみが図示され、これに接続するディスプレイ等の外部デバイスは省略されている。
【0012】
図1に例示するPC1は、筐体10、電源スイッチ11、LED12(発光体の一例)、及び接続端子部13を備える。
【0013】
筐体10の内部には、MPU(Micro Processing Unit)、ストレージ、電源回路、通信回路等の各種電子デバイスが収納されている。
【0014】
電源スイッチ11は、筐体10の外面に設けられ、ユーザの操作によりPC1の電源のON/OFFを切り替えられるように構成されている。
【0015】
LED12は、PC1の駆動状態に応じて発光する発光体であり、ユーザが視認可能な位置に設けられている。本実施形態に係るLED12は、筐体10の外面において電源スイッチ11と一体的に構成されている。
【0016】
接続端子部13は、所定のケーブルを介して外部デバイスと接続可能な各種接続端子(例えばUSB(Universal Serial Bus)端子、AUX(Auxiliary)端子等)が設けられた部分である。
【0017】
なお、上記構成は情報処理装置の一例であり、情報処理装置の構成は上記に限定されるものではない。例えば、情報処理装置は、ノート型PC、スティック型PC等であり得る。
【0018】
図2は、第1実施形態に係るPC1の内部構成の一例を示すブロック図である。PC1の筐体10内には、MPU21、ストレージ22(記憶装置の一例)、LED制御装置23(発光体制御装置の一例)等が収納されている。
【0019】
MPU21は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等を集積したユニットであり、メモリやストレージ22に記憶されたプログラムや各種データに基づいて各種演算処理を実行する。ストレージ22は、不揮発性記憶媒体を利用した補助記憶装置であり、例えばSSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)等であり得る。
【0020】
LED制御装置23は、PC1の駆動状態に応じてLED12の発光を制御する装置である。駆動状態には、電源ON状態、電源OFF状態、アクセス状態、非アクセス状態、スリープ状態等が含まれ得る。電源ON状態とは、PC1に駆動電力が供給されている状態である。電源OFF状態とは、PC1に駆動電力が供給されていない状態である。アクセス状態とは、ストレージ22へのアクセスが行われている(MPU21がストレージ22にアクセスしている)状態である。非アクセス時とは、ストレージ22へのアクセスが行われていない(MPU21がストレージ22にアクセスしていない)状態である。スリープ状態とは、電力消費の抑制等を目的としてPC1の所定の機能を一時的に停止した状態である。LED制御装置23は、MPU21と内部バスを介して接続しており、MPU21からPC1の駆動状態を示す駆動状態信号を取得する。
【0021】
本実施形態に係るLED制御装置23は、PC1の駆動状態に応じてLED12の輝度を変化させる機能を有する。LED制御装置23は、電源ON状態であり且つ非アクセス状態である第1状態においてLED12を第1輝度で点灯させ、電源ON状態であり且つアクセス状態である第2状態においてLED12を第1輝度とは異なる第2輝度で点灯させる。すなわち、PC1の駆動時において、アクセス状態と非アクセス状態とが切り替わるタイミングに合わせてLED12の輝度が変化する。第2輝度(アクセス状態に対応する輝度)は、第1輝度(非アクセス状態に対応する輝度)より大きく(明るく)てもよい。すなわち、LED12が非アクセス時よりもアクセス時の方が明るく発光するようにしてもよい。これにより、1つのLED12でアクセス状態と非アクセス状態とを表現できる。
【0022】
また、LED制御装置23は、スリープ状態においてLED12を点滅させてもよい。これにより、1つのLED12でアクセス状態と非アクセス状態とスリープ状態とを表現できる。
【0023】
図3は、第1実施形態に係るLED制御装置23の回路構成の一例を示す図である。本実施形態に係るLED制御装置23は、電源31、第1トランジスタ32(第1スイッチング素子の一例)、第2トランジスタ33(第2スイッチング素子の一例)、スイッチ制御回路34、輝度調整用抵抗器35、抵抗器36、及び接地電極37を含む。
【0024】
電源31は、LED12を発光させるための駆動電流を発生させる。LED12と第1トランジスタ32と第2トランジスタ33と抵抗器36とは、電源31と接地電極37との間で直列に接続されている。輝度調整用抵抗器35は、第2トランジスタ33と並列に接続されている。
【0025】
第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33は、スイッチ制御回路34からの制御信号に応じてON/OFFを切り替える。スイッチ制御回路34は、MPU21から出力される駆動状態信号に基づいて第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33を制御する制御信号を出力する。
【0026】
第1トランジスタ32は、電源ON状態のときにONとなり、電源OFF状態のときにOFFとなる。第2トランジスタ33は、アクセス状態のときにONとなり、非アクセス状態のときにOFFとなる。すなわち、電源ON状態且つ非アクセス状態(第1状態)のときには、第1トランジスタ32がONとなり、第2トランジスタ33がOFFとなる。このとき、駆動電流は輝度調整用抵抗器35を流通して減衰される。一方、電源ON状態且つアクセス状態(第2状態)のときには、第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33の両方がONとなる。このとき、駆動電流は輝度調整用抵抗器35を流通しない。これにより、第1状態における駆動電流は、第2状態における駆動電流より小さくなる。すなわち、第2状態におけるLED12の輝度は、第1状態におけるLED12の輝度より大きくなる。
【0027】
図4は、第1実施形態に係るLED制御装置23における処理の一例を示すフローチャートである。LED制御装置23(スイッチ制御回路34)は、電源ON状態であるか否かを判定し(S101)、電源ON状態でない場合(S101:No)、LED12を消灯させる(第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33をOFFにする)(S104)。電源ON状態である場合(S101:Yes)、LED制御装置23はアクセス状態であるか否かを判定する(S102)。アクセス状態である、すなわち第2状態である場合(S102:Yes)、LED制御装置23はLED12を高輝度(第2輝度)で点灯させる(第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33をONとする)(S105)。アクセス状態でない場合(S102:No)、LED制御装置23はスリープ状態であるか否かを判定する(S103)。スリープ状態でない、すなわち第1状態である場合(S103:No)、LED制御装置23はLED12を上記高輝度より小さい(暗い)低輝度(第1輝度)で点灯させる(第1トランジスタ32をONとし、第2トランジスタ33をOFFとする)(S106)。スリープ状態である場合(S103:Yes)、LED制御装置23はLED12を点滅させる(第1トランジスタ32及び第2トランジスタ33のON/OFFを同時に繰り返し切り替える)(S107)。ステップS104~S107の終了後、再度ステップS101が実行される。
【0028】
以上のように、本実施形態によれば、第1状態(電源ON状態且つ非アクセス状態)であるか第2状態(電源ON状態且つアクセス状態)であるかに応じてLED12を異なる輝度で点灯させることができる。これにより、1つのLED12で第1状態であるか第2状態であるかを表現できる。更に、スリープ状態である場合にLED12を点滅させることにより、1つのLED12で第1状態、第2状態、又はスリープ状態のいずれであるかを表現できる。
【0029】
以下に他の実施形態について説明する。
【0030】
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係るLED制御装置23の回路構成の一例を示す図である。本実施形態にかかるLED制御装置23は、第1実施形態と同様に、PC1の駆動状態に応じてLED12の発光を制御する装置であるが、LED12の駆動電流(輝度)を安定化させる機能を有している点で第1実施形態と相違する。
【0031】
本実施形態にかかるLED制御装置23は、基準電圧出力回路61及び電流制御回路62を備える。
【0032】
基準電圧出力回路61は、第1状態(電源ON状態且つ非アクセス状態)と第2状態(電源ON状態且つアクセス状態)とで異なる基準電圧を出力する回路である。本実施形態に係る基準電圧出力回路61は、電源71、第3トランジスタ72、第4トランジスタ73、スイッチ制御回路74、第1抵抗器75、第2抵抗器76、第3抵抗器77、第4抵抗器78、第5抵抗器79、及び接地電極80を含む。
【0033】
電源71と接地電極80との間で第1~第3抵抗器75~77が直列に接続され、第3トランジスタ72と第2抵抗器76とが並列に接続され、第4トランジスタ73と第3抵抗器77とが並列に接続されている。第3トランジスタ72のゲートとスイッチ制御回路74とは第4抵抗器78を介して接続され、第4トランジスタ73のゲートとスイッチ制御回路74とは第5抵抗器79を介して接続されている。
【0034】
第3トランジスタ72及び第4トランジスタ73は、スイッチ制御回路74からの制御信号に応じてON/OFFを切り替える。スイッチ制御回路74は、MPU21から出力される駆動状態信号に基づいて第3トランジスタ72及び第4トランジスタ73を制御する制御信号を出力する。
【0035】
第3トランジスタ72は、アクセス状態のときにONとなり、非アクセス状態のときにOFFとなる。第4トランジスタ73は、電源ON状態のときにONとなり、電源OFF状態のときにOFFとなる。すなわち、電源ON状態且つ非アクセス状態(第1状態)のときには、第4トランジスタ73がONとなり、第3トランジスタ72がOFFとなる。一方、電源ON状態且つアクセス状態(第2状態)のときには、第3トランジスタ72及び第4トランジスタ73の両方がONとなる。これにより、第1状態のときに出力される基準電圧は、第2状態のときに出力される基準電圧より低くなる。
【0036】
電流制御回路62は、基準電圧出力回路61から出力される基準電圧に応じてLED12に流れる駆動電流を変化させる回路である。本実施形態に係る電流制御回路62は、電源91、オペアンプ93、N型MOSFET94(第3スイッチング素子)、抵抗器95、及び接地電極96を含む。
【0037】
LED12、N型MOSFET94、及び抵抗器95は、電源91と接地電極96との間で直列に接続されている。オペアンプ93は、反転入力に基準電圧出力回路61から出力された基準電圧が入力され、非反転入力にN型MOSFET94のソースと接地電極96(抵抗器95)との間の対地電圧が入力され、基準電圧と対地電圧との差分を増幅した電圧を出力する。オペアンプ93から出力された増幅電圧(出力電圧)は、N型MOSFET94のゲートに入力され、N型MOSFET94は、増幅電圧の値に応じてLED12に流れる駆動電流量を変化させる。これにより、PC1の駆動状態が第2状態であるときのLED12の駆動電流量が、第1状態であるときのLED12の駆動電流量より多くなる。すなわち、第2状態のときのLED12の輝度は、第1状態のときのLED12の輝度より大きくなる。
【0038】
上記のような構成によっても、第1状態(電源ON状態且つ非アクセス状態)であるか第2状態(電源ON状態且つアクセス状態)であるかに応じてLED12を異なる輝度で点灯させることができる。これにより、1つのLED12で第1状態であるか第2状態であるかを表現できる。また、上記のようにオペアンプ93とN型MOSFET94とを組み合わせてLED12の駆動電流を制御する構成とすることにより、駆動電流のばらつきを抑制でき、LED12の輝度を安定させることができる。
【0039】
また、上述の実施形態においては、第2輝度は、第1輝度より大きい。これにより、ユーザに対してストレージ22へのアクセスが実行中であることを明確に知らせることができる。
【0040】
また、上述の実施形態(第1実施形態)においては、LED制御装置23は、第1トランジスタ32(第1スイッチング素子)と、第2トランジスタ33(第2スイッチング素子)と、輝度調整用抵抗器35とを含み、LED12と、第1トランジスタ32と、第2トランジスタ33とは、電源31と接地電極37との間で直列に接続され、輝度調整用抵抗器35は、第2スイッチング素子と並列に接続され、第1トランジスタ32は、電源ON状態においてONとなり、情報処理装置に駆動電力が供給されていない電源OFF状態においてOFFとなり、第2トランジスタ33は、アクセス状態においてONとなり、非アクセス状態においてOFFとなる。これにより、PC1の駆動状態に応じたLED12の輝度の制御を簡素な回路構成で実現できる。
【0041】
また、上述の実施形態(第2実施形態)においては、LED制御装置23は、第1状態と第2状態とで異なる基準電圧を出力する基準電圧出力回路61と、基準電圧に応じてLED12に流れる駆動電流を変化させる電流制御回路62と、を含み、電流制御回路62は、基準電圧を入力信号とするオペアンプ93と、電源91と接地電極96との間でLED12と直列に接続される(第3スイッチング素子)とを含み、N型MOSFET94は、オペアンプ93からの出力電圧に応じて制御される。これにより、PC1の駆動状態に応じたLED12の輝度の制御を実現できると共に、LED12の輝度の安定化を図ることができる。
【0042】
また、上述の実施形態(第2実施形態)においては、第3スイッチング素子は、N型MOSFET94である。これにより、LED12の駆動電流量を適切に調整できる。
【0043】
また、上述の実施形態においては、LED制御装置23は、PC1(情報処理装置)がスリープ状態である場合に、LED12を点滅させる。これにより、1つのLED12で第1状態と第2状態とスリープ状態とを表現できる。
【0044】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0045】
1…PC(情報処理装置)、10…筐体、11…電源スイッチ、12…LED(発光体)、13…接続端子部、21…MPU、22…ストレージ、23…LED制御装置(発光体制御装置)、31…電源、32…第1トランジスタ(第1スイッチング素子)、33…第2トランジスタ(第2スイッチング素子)、34…スイッチ制御回路、35…輝度調整用抵抗器、36…抵抗器、37…接地電極、61…基準電圧出力回路、62…電流制御回路、71…電源、72…第3トランジスタ、73…第4トランジスタ、74…スイッチ制御回路、75…第1抵抗器、76…第2抵抗器、77…第3抵抗器、78…第4抵抗器、79…第5抵抗器、80…接地電極、91…電源、93…オペアンプ、94…N型MOSFET(第3スイッチング素子)、95…抵抗器、96…接地電極
図1
図2
図3
図4
図5