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特開2023-164779封入型ライトボードを備えた無線照明デバイス
<図1>
  • 特開-封入型ライトボードを備えた無線照明デバイス 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023164779
(43)【公開日】2023-11-14
(54)【発明の名称】封入型ライトボードを備えた無線照明デバイス
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/19 20200101AFI20231107BHJP
   B60Q 3/80 20170101ALI20231107BHJP
   B60Q 3/217 20170101ALI20231107BHJP
   B60Q 3/233 20170101ALI20231107BHJP
   F21S 9/02 20060101ALI20231107BHJP
   H05B 47/115 20200101ALI20231107BHJP
   F21W 106/00 20180101ALN20231107BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231107BHJP
【FI】
H05B47/19
B60Q3/80
B60Q3/217
B60Q3/233
F21S9/02
H05B47/115
F21W106:00
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】25
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023067084
(22)【出願日】2023-04-17
(31)【優先権主張番号】17/724,779
(32)【優先日】2022-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519048997
【氏名又は名称】智佳電子股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZEALIO ELECTRONICS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】鄭 家保
(72)【発明者】
【氏名】郭 宝麟
(72)【発明者】
【氏名】▲トウ▼ 安村
(57)【要約】      (修正有)
【課題】短絡、ユーザエラー、環境起因のダメージ及び故障を回避する車両用無線照明デバイスを提供する。
【解決手段】無線照明デバイスが、信号送信器及び単一のベースプレート、バックライトモジュール、電力モジュール、及び上部カバーを含む封入型ライトボードを含む。バックライトモジュールは回路基板と、発光素子と、送受信器と、検出された信号に従って発光素子をオン/オフするように構成された制御モジュールと、を含み、電力モジュールは電池と、電池を回路基板に電気的に接続するように構成された導電性ストリップと、を含む。光素子を覆うカスタマイズ可能な光透過性領域でベースプレートに不可逆的に封止されるように構成された上部カバー。車両のドア又はフレームに設置されるように構成された送信機と、車両アクセサリに設置されるように構成されたライトボード。内部の電池の交換なしで少なくとも10年の動作寿命を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両アクセサリ用の無線照明デバイスであって、前記無線照明デバイスが、封入型ライトボードを備え、前記封入型ライトボードが、
単一体として一体的に形成されたベースプレートと、少なくとも1つの光透過性領域を有する上部カバーとを備えるハウジングであって、前記上部カバーが、前記ベースプレートに不可逆的に封止されて封入部及び封入部内の内部容積部を画定するように構成された上部カバーである、ハウジングと、
前記ハウジングの前記内部容積部内に収容されるように構成されたバックライトモジュールであって、前記バックライトモジュールが、回路基板と、複数の発光素子と、信号を検出するように構成されたセンサと、検出された前記信号に従って前記発光素子をオン/オフするように構成された制御モジュールとを備える、バックライトモジュールと、
少なくとも1つの電池と、導電性ストリップとを含む電力モジュールであって、前記導電性ストリップが、前記回路基板の端部から延び、前記少なくとも1つの電池を前記回路基板に電気的に接続するように、かつ前記封入型ライトボードの開放なしに10年間の車両使用にわたって前記センサ及び前記バックライトモジュールに電力を供給するように構成された導電性ストリップである、電力モジュールと、
を備える、無線照明デバイス。
【請求項2】
前記センサが、磁気センサ又は重力センサのうちの1つである、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項3】
前記センサによって感知可能な信号を送信するように構成された送信器をさらに備える、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項4】
前記送信器が、車両のフレーム又は車両のドアに設置されるように構成されている、請求項3に記載の無線照明デバイス。
【請求項5】
前記送信器によって送信される前記信号が、無線周波数信号である、請求項3に記載の無線照明デバイス。
【請求項6】
前記送信器が、ハウジングを有する送信器ユニット内に設けられている、請求項3に記載の無線照明デバイス。
【請求項7】
前記送信器ユニットがさらに、前記送信器ユニットの前記ハウジング内に収容された電池を備える、請求項6に記載の無線照明デバイス。
【請求項8】
前記送信器ユニットの前記ハウジングが、前記送信器ユニットを完全に封入する、請求項6に記載の無線照明デバイス。
【請求項9】
前記封入型ライトボードの前記ハウジングの前記ベースプレートが、少なくとも1つの凹部を画定する、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項10】
前記封入型ライトボードの前記ハウジングの前記ベースプレートが、前記少なくとも1つの凹部内に形成された複数の隆起を含む、請求項9に記載の無線照明デバイス。
【請求項11】
前記封入型ライトボードの前記ハウジングの前記ベースプレート内の前記少なくとも1つの凹部が、前記回路基板を収容するように構成された主凹部と、前記電力モジュールを収容するように構成された2つの電池凹部とを含む、請求項9に記載の無線照明デバイス。
【請求項12】
前記封入型ライトボードの前記ハウジングの前記ベースプレート及び前記上部カバーが、チューブとして形成されている、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項13】
前記封入型ライトボードの前記ハウジングがさらに、前記ベースプレート及び前記上部カバーに不可逆的に封止されるように構成されたキャップを備える、請求項12に記載の無線照明デバイス。
【請求項14】
前記複数の発光素子がLEDである、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項15】
前記回路基板が、ネット銅レイアウトによって形成されている電磁干渉防止構造を含む、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項16】
前記センサが無線周波数送受信器である、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項17】
前記封入型ライトボードがさらに、第2の電池及び第2の導電性ストリップを含む第2の電力モジュールを備える、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項18】
前記少なくとも1つの電池がCR2450電池である、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項19】
前記少なくとも1つの電池が、620mAHの容量を有する、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項20】
前記少なくとも1つの電池が、1240mAHの総容量を有する2つの電池を含む、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項21】
前記上部カバーの前記光透過性領域が、カスタマイズ可能な表示を含む、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項22】
前記封入型ライトボードが、車両シートに設置されるように構成されている、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項23】
前記封入型ライトボードが、車両フロアマットに設置されるように構成されている、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項24】
前記封入型ライトボードが、車両ドア、車両リフトゲート、車両テールゲート、又は車両ドアシルに設置されるように構成されている、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【請求項25】
前記封入型ライトボードが、1μAの待機電力を有する、請求項1に記載の無線照明デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して無線ライトボードに関し、特に車両用の無線ライトボードアクセサリに関する。
【背景技術】
【0002】
現代社会では、人々が移動したり品物を輸送したりするための道具として自動車が広く使用されている。多くの車両は、装飾効果として使用され、かつ昼間及び夜間の警告及び安全効果をもたらすためにも使用される、照明デバイスを有する。そのような照明デバイスの多くは、車両の標準機能として製造業者によって初めから製造されて設置されるか、又は消費者によって特別に選択されて費用が支払われる特別な追加アイテム機能として、車両に設けられる。さらに、いくつかの照明効果は、「アフターマーケットの」追加アイテムとして消費者によって設置される場合もある。
【0003】
例えば、照明デバイスは、車両のドア、フロアマット、シート、及び車両の外装又は内装の他の部分に設けられる場合がある。車両ドアに設けられた照明デバイスは、警告及び安全ライトとして機能することができ、ドアが開くと、照明デバイスが点灯し、後方から接近する車両及び歩行者に視覚的な警告をもたらし、開いているドアを知らせて衝突を回避することができる。車両ドアの照明デバイスはまた、「ウェルカム」ライトとして機能することができ、ドアが開くと、照明デバイスが点灯され、運転手又は乗客が車両に出入りする際の視認性を高める。さらに、車両のドア、フード、トランクなどの車両の外装に、及び/又はフロアマット、シート、ダッシュボード、ステアリングホイール、フットウェルなどの車両上若しくは内装に設けられた照明デバイスが、車両の施錠若しくは解錠時、又は車両ドアの開放時に点灯して、視認性を高めたり、ブランド名やロゴなどの装飾効果を示したりするために設けられる場合がある。
【0004】
そのような照明デバイスは、現在市場で入手可能であるが、既存のデバイスは、いくつかの問題に直面している。第1に、そのような照明デバイスの多くは、車両内に配線接続されており、このことは、照明デバイスを車両電源に接続するために電気ハーネスを必要とするので問題がある。そのようなハーネスは、高価かつ複雑である。さらに、そのような配線接続されたデバイスは、車両内に配線するのが困難かつ高価であり、特に典型的な消費者にとって、アフターマーケットの設置を困難かつ高価なものにする。さらに、そのような配線接続された照明デバイスは、容易に短絡することがあり、それによって、意図されたように機能できない一方、同じ回路上に設けられた他の構成要素の機能もまた潜在的に妨げる。さらに、そのような配線接続された照明デバイスは、車両の電源にさらなる電気的負荷をかけ、照明デバイスが何らかの方法で故障した場合に車両の電池を潜在的に消耗させる。
【0005】
他の既存の照明デバイスは、オンユニット電源として電池を備える。既存の電池式照明デバイスは、配線接続された照明デバイスに関連する問題のいくつかを回避する一方、それ自体の問題に直面している。例えば、そのような照明デバイス上の電池は、寿命が短く、1年又は長くても2年などの短い期間の後に切れてしまう。したがって、そのような既存の電池式照明デバイスは、典型的な車両所有者がその電池室に容易にアクセスできるように構成されており、それにより、切れた電池を取り外して新しい動作可能な電池と交換して、照明デバイスが機能することを再開することを確実にすることができる。しかし、そのような電池の交換は、経時的に費用が高くなることがあり、電池を正しく交換すること又は交換することそれ自体が車両所有者に依存する。電池の交換は、車両所有者にとって面倒であることがあり、車両所有者が電池を正しく交換し損ねた又は全く交換しなかった場合、照明デバイスは、機能しないままにされ、それによって、照明デバイスがもたらすように意図された安全機能、向上した視認性、審美性、及びブランド認知をもたらすことができない。さらに、そのような電池式照明デバイスの電池室が、電池を交換できるように容易にアクセスできなければならないとすると、電池室は、湿度、降水による湿気、及び照明デバイスを損傷又は破壊し得る極端な温度などの環境曝露に対して脆弱であり、やはりその意図された機能を使えなくする。濡れた靴に日常的に接触するフロアマット、雨又は雪の中へ日常的に開く車両ドア、及び屋外環境に対して完全に開放されている車両外装に配置された照明デバイスは、電池及びアクセス可能な電池室に対するそのような環境ダメージを特に受けやすい。
【0006】
したがって、既存の配線接続型の照明デバイス及び電池式の照明デバイスに関連する問題を克服する、安全機能、向上した視認性、審美性、及びブランド認知をもたらし、代わりに、長期の動作寿命及び製造業者による又はアフターマーケットの容易な設置をもたらす一方、短絡、ユーザエラー、又は環境要因によって引き起こされる潜在的なダメージ及び故障も回避する、車両用の照明デバイスが必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
本発明は、信号を送信するように構成された送信器と、封入型ライトボードとを含む、車両アクセサリ用の無線照明デバイスを提供する。封入型ライトボードは、ベースプレート、バックライトモジュール、電力モジュール、及び上部カバーを含む。ベースプレートは、単一体として一体的に形成され、少なくとも1つの凹部を内部に画定する。バックライトモジュールは、回路基板と、複数の発光素子と、送信器によって送信された信号を検出するように構成された送受信器と、送信器によって検出された信号に従って発光素子をオン/オフするように構成された制御モジュールと、を備える。バックライトモジュールは、ベースプレートの凹部内に収容されるように構成された。電力モジュールは、少なくとも1つの電池及び導電性ストリップを含み、導電性ストリップは、回路基板の端部から延び、少なくとも1つの電池を回路基板に電気的に接続するように、かつ封入型ライトボードの開放なしに10年間の車両使用にわたって送信器及びバックライトモジュールに電力を供給するように構成された導電性ストリップである。上部カバーは、少なくとも1つの光透過性領域を有し、上部カバーが、バックライトモジュール及び電力モジュールを覆うように、かつベースプレートに不可逆的に封止されて封入部を完成するように構成された。封入型ライトボードは、車両のドア又はフレームに設置されるように構成された送信機、及び車両シート、車両フロアマット、又は車両ドアに設置されるように構成された。有利には、無線照明デバイスは、内部の電池の交換なしで少なくとも10年の動作寿命を有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明とみなされる主題は、本明細書の最後にある特許請求の範囲で特に指摘され、明確に特許請求される。本発明の上記及び他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかである。
【0009】
図1】本発明の実施形態による無線照明デバイスの無線ライトボードの分解斜視図である。
図2】本発明の実施形態による無線ライトボードの回路基板の要素を示す概略図である。
図3A】本発明の実施形態による無線照明デバイスのライトボードの上面図である。
図3B図3Aのライトボードの側面図である。
図3C図3A及び図3Bのライトボードの端面図である。
図4A図3Aのライトボードの線A-Aに沿った断面図である。
図4B図4Aに示す部分Bの詳細断面図である。
図5A】本発明の実施形態による無線照明デバイスの送信器ユニットの正面図である。
図5B図5Aの送信器ユニットの側面図である。
図6】車両シートに設置された、本発明のライトボードの実施形態の斜視図である。
図7】車両シートに設置された、本発明のライトボードの実施形態の分解斜視図である。
図8】本発明の実施形態による、車両フロアマット内に埋め込まれたライトボードの斜視図である。
図9】本発明の実施形態による、本発明の無線照明デバイスが設置された車両の一部分を示す図である。
図10】本発明の実施形態による、ライトボードが設置された車両ドアの端面図である。
図11】本発明の実施形態による無線照明デバイスの無線ライトボードの分解斜視図である。
図12】本発明の実施形態による無線照明デバイスの無線ライトボードの分解斜視図である。
図13】本発明の実施形態による無線照明デバイスがリフトゲートに取り付けられた車両の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、車両用の無線照明デバイスとしての有用性を有し、この無線照明デバイスは、安全機能、向上した視認性、審美性、及びブランド認知をもたらし、長期の動作寿命及び製造業者による又はアフターマーケットの容易な設置をもたらす一方、短絡、ユーザエラー、又は環境要因によって引き起こされる潜在的なダメージ及び故障も回避する。
【0011】
以下では、以下の実施の形態を参照して本発明について説明する。これらの説明から明らかなように、本発明は、異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であるように、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。例えば、一実施形態に関して例示する特徴を他の実施形態に組み込むことができ、特定の実施形態に関して例示する特徴をその実施形態から削除してもよい。さらに、本明細書で提案する実施形態に対する多数の変形及び追加は、本開示に照らして当業者にとって明らかであり、これらは本発明から逸脱しない。したがって、以下の明細書は、本発明のいくつかの特定の実施形態を例示することを意図しており、その全ての置換、組み合わせ、及び変形を網羅的に明記することを意図していない。
【0012】
値の範囲が提示される場合、その範囲は、範囲の終点値だけでなく範囲の中間値も、範囲内に明示的に含まれ、かつ範囲の最後の有効数字によって変動するものとして、包含することが意図されることを理解されたい。例として、記載された1~4の範囲は、1~2、1~3、2~4、3~4及び1~4を含むことが意図される。
【0013】
他に定義されない限り、本明細書で使用する全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で本発明の説明に使用する用語は、特定の実施形態の説明のみを目的としており、本発明を限定することを意図していない。
【0014】
明示的に又は文脈によって他に示さない限り、以下の用語は、以下に記載されるように本明細書で使用する。
【0015】
本発明の説明及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことが意図されている。
【0016】
また、本明細書で使用する場合、「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のありとあらゆる可能な組み合わせ、並びに代替(「又は」)で解釈される場合の組み合わせの欠如を指し、包含する。
【0017】
実施形態によれば、本発明は、車両アクセサリ用の無線照明デバイス10を提供し、その新規な設計は、コンパクト性、容易な設置、電池交換なしでの長い動作寿命、高い電力効率、並びに環境影響及び人の干渉からデバイスを保護するための封入をもたらす。本発明の無線照明デバイス10は、フード、トランク、ドア、シート、ダッシュボード、シート、ステアリングホイール、フロアマット、及び他の好適な構成要素を含む車両外装及び/又は車両内装で使用されるように構成される。
【0018】
図1図11及び図12を参照すると、本発明の発明実施形態による無線照明デバイス10が、封入型ライトボード12を含む。図1図11及び図12は、本発明の実施形態による無線照明デバイス10のライトボード12の分解斜視図を示す。無線ライトボード12は、ベースプレート14、14’、14”と、バックライトモジュール13と、電力モジュール15と、センサ17と、制御モジュール16(図2に示す)と、封止型の上部カバー18、18’、18”と、任意選択の保護モジュール19とを含むハウジング11を含む。上部カバー18、18’、18”は、ベースプレート14、14’、14”に不可逆的に封止されて、封入部及びその内部容積部を画定するように構成される。バックライトモジュール13、電力モジュール15、センサ17、制御モジュール16、及び任意選択の保護モジュール19は、ハウジング11の内部容積部内に配置され、内部に封止されるように構成される。図2は、本発明の実施形態による無線照明デバイス10のシステムを概略的に示すブロック図である。以下では、その詳細な構造について説明する。
【0019】
図1に示すように、発明実施形態によるベースプレート14は、上面と、上面とは反対側の下面とを有し、上面は、主凹部23と、主凹部23の少なくとも一方の端部に形成された少なくとも1つの電池凹部25とを有する。いくつかの発明実施形態によれば、主凹部23は、2つの電池凹部25の間に設けられる。さらに他の発明実施形態によれば、主凹部23は、内部に形成された複数の隆起27を有し、隆起27は、バックライトモジュール13のためのプラットフォームを提供し、ライトボード12の様々な構成要素間の空隙を許容する。図11に示すように、発明実施形態によるベースプレート14’は、壁17を含む上部カバー18’で封止されるように構成された平面構成要素である。図12に示すように、発明実施形態によるハウジング11は、バックライトモジュール13が内部に摺動され得るチューブとして共に接合又は形成されている、ベースプレート14”と上部カバー18”とを含む。発明実施形態によれば、ハウジング11の一部として、キャップ47がさらに設けられる。キャップ47は、ベースプレート14”及び上部カバー18”に不可逆的に封止されるように構成される。
【0020】
発明実施形態によれば、ベースプレート14、14’、14”は、プラスチック又は金属材料から形成される。さらに他の発明実施形態によれば、ベースプレート14、14’、14”は、1つの単一体として一体的に形成される。
【0021】
バックライトモジュール13は、ベースプレート14によって収容され、また回路基板31を含む。いくつかの発明実施形態によれば、回路基板31は、主凹部23内又はベースプレート14内に収容される。他の発明実施形態によれば、バックライトモジュール13は、複数の発光素子33を含む。発光素子33は、エッジライトLEDであってもよいが、これに限定されない。さらに他の発明実施形態によれば、発光素子33は、回路基板31の両端部に配置されているが、回路基板31上の任意の位置に又は任意のパターンで設けられてもよい。さらに他の発明実施形態によれば、バックライトモジュール13はさらに、回路基板31の上方に配置されて発光素子33の光を均一に分散させる導光板(図示せず)を含む。複数のドットパターンを導光板の内部に形成して、光を効果的に拡散させるために利用することが理解できる。さらに他の発明実施形態によれば、回路基板31は、ネット銅レイアウト(net copper layout)によって形成されている電磁干渉防止構造を含む。
【0022】
いくつかの発明実施形態によれば、電力モジュール15は、少なくとも1つの電池41及び少なくとも1つの導電性ストリップ42を含み、少なくとも1つの電池41が、電池凹部25内に配置され、導電性ストリップ42は、電池41及び回路基板31に電気的に接続される。他の発明実施形態によれば、導電性ストリップ42はまた、電池凹部25内に配置される。図1に示すように、導電性ストリップ42が、回路基板31の両端部のそれぞれに設けられ、導電性ストリップ42は、ベースプレート14の両端部の電池凹部25内に収容されるように構成される。図1のさらに他の発明実施形態に示すように、2つの電池41があり、それぞれが、各電池41を回路基板に電気的に接続するためにバックライトモジュール13の導電性ストリップ42を有する、ベースプレート14の両端部にある電池凹部25内に配置されるように構成される。さらに他の発明実施形態によれば、ライトボード12の電池41はそれぞれ、620mAHの容量をそれぞれ有するCR2450電池である。さらに他の発明実施形態によれば、ライトボード12の電力消費は、ライトボード12がオンであるときに8~10mAであり、ライトボード12がスタンバイ時に1~20uAである。さらに他の発明実施形態によれば、ライトボード12の電池41は、最大10年の動作寿命を提供するように設計される。
【0023】
いくつかの発明実施形態によれば、回路基板31は、それに電気的に結合されたセンサ17を有する。いくつかの発明実施形態によれば、センサ17は、2021年1月5日に発行された米国特許第10,883,856号に記載されているような磁気センサである。そのような実施形態によれば、ライトボードは、車両ドア又は車両ドアのフレーム若しくはシルに設けられ、センサ17と車両ドア又は車両フレームとの相互作用により、本発明の無線照明デバイス10の無線ライトボード12のオン/オフ動作がもたらされる。車両の外装、ドア、又はドアシルの構成要素に設けられたライトボード12などによって本発明の無線照明デバイス10が車両に適用されると、ドア76の開閉により、ドア76の近接又は分離に起因して、センサ17によって受信される磁気強度に差が生じる。例えば、ドア76が車両Vのフレーム75から離れるように開かれるか、又は閉じられると、センサ17は、異なる磁気値を検出し、それに応じて、制御モジュール16は、バックライトモジュール13をオン又はオフにする。
【0024】
いくつかの発明実施形態によれば、センサ17は重力センサである。実施形態によれば、重力センサは、重力の向き及び強さを測定する。そのようなデータを使用して、空間内でのデバイスの相対的な向きが決定される。図13は、開位置で示されたリフトゲート90を有する車両Vの背面図を示す。リフトゲート90の内装面に、無線ライトボード12が設けられる。実施形態によれば、ライトボード12内の重力センサは、図示するように、リフトゲートが閉位置から開位置に移動されるときに重力変化を検知し、それにより、制御モジュール16は、無線ライトボード12の発光素子33をオンにし、その上に設けられたロゴが点灯されるようにする。リフトゲートを閉じると、センサ17は再び、この重力変化を検知し、それにより、無線ライトボード12の発光素子33がオフにされ、リフトゲート90が閉位置にあるときにライトボード12が点灯されないようにする。さらなる実施形態によれば、発光素子33は、リフトゲート90が閉じているときにオンになり、リフトゲート90が開いているときにオフになるように構成される。さらなる実施形態によれば、無線ライトボード12は、リフトゲート90の外装面に設けられる。
【0025】
いくつかの発明実施形態によれば、センサ17は、2.4G無線周波数送受信器チップなどの無線周波数送受信器である。他の発明実施形態によれば、送受信器は、無線SOCプロセッサと共に動作する。実施形態によれば、センサ17は、送信器ユニット50に設けられた別個に設けられた無線周波数送信器52によって放出された無線周波数を検出するように構成された送受信器である。送信器ユニット50は、ライトボードの無線周波数送受信器17にワイヤレス無線周波数信号を送信するように構成される。送信器ユニット50と送受信器17との相互作用により、制御モジュール16によって制御されるライトボード12のオン/オフがもたらされる。本発明の無線照明デバイス10を構成する構成要素のさらなる詳細について、本明細書で説明する。送受信器17と送信器52との相互作用により、本発明の無線照明デバイス10の無線ライトボード12のオン/オフ動作がもたらされる。車両の外装又は内装の構成要素に設けられたライトボード12、及び車両ドア76に設けられた送信器ユニット50などによって本発明の無線照明デバイス10が車両に適用されると、ドア76の開閉により、送受信器17がドア76に近接し又は分離することに起因して、送受信器17によって受信される無線周波数に差が生じる。例えば、ドア76が車両Vのフレーム75から離れるように開かれるか、又は閉じられると、送受信器は、異なる無線周波数値を検出し、それに応じて、制御モジュール16は、バックライトモジュール13をオン又はオフにする。
【0026】
制御モジュール16は、回路基板31に配置され、バックライトモジュール13及びセンサ17に電気的に接続される。制御モジュール16は、センサ17によって検知された信号に応じてバックライトモジュール13をオン/オフする。一発明実施形態では、バックライトモジュール13は、常時オンの状態でも常時オフの状態でもない。制御モジュール16は、受信信号に応じて、オン又はオフ状態の時間間隔をインテリジェントに調整することができる。この発明実施形態では、保護モジュール19は、電池41及び制御モジュール16に接続される。保護モジュール19は、電池41が逆さに取り付けられることによって生じる短絡から制御モジュール16を保護するが、発明実施形態によれば、本発明の無線照明デバイス10の封入された性質により、ユーザがその電池41を交換することを妨げられ、それにより、電池41が逆さに取り付けられるリスクが低減される場合、保護モジュール19が省略されてもよい。いくつかの発明実施形態によれば、制御モジュール16はさらに、送受信器17から無線周波数信号を受信し、かつ受信信号のノイズをフィルタリングするように構成された、メジアンフィルタ61及びスルーレートリミッタ62を含む。制御モジュール16はさらに、ノイズフィルタリングされた信号を受信し、かつノイズフィルタリングされた信号を以前に決定された信号の平均値と比較することによって信号の平均値をシフトさせるように構成された平均値決定モジュール63を含む。ノイズフィルタリングされた信号が以前に決定された平均値よりも大きい場合、平均値には、1などのプリセット値が加えられる。ノイズフィルタリングされた信号が以前に決定された平均値よりも小さい場合、平均値からは、1などのプリセット値が減じられる。平均値は、温度や湿度などの環境要因に依存する場合があるので、平均値をシフトさせることは、環境要因を考慮した制御精度をもたらす。この発明実施形態では、ガードリング40が、漏電を防止するために回路基板31上に形成されている。
【0027】
図1図11及び図12を再び参照すると、ライトボード12はさらに、ハウジング11内に配置されたバックライトモジュール及び電池を覆うように、かつベースプレート14、14’、14”を不可逆的に封止することによってバックライトモジュール13及び電池41を内部に封入するように構成された上部カバー18、18’、18”を含む。したがって、内部に収容された電池41は、取り外し可能又は交換可能であるように意図されていないことが理解されるであろう。上部カバー18、18’、18”がベースプレート14、14’、14”に封止されると、内部に収容された内容物は、環境から保護され、人の相互作用からも保護される。上部カバー18、18’、18”は、ベースプレート14、14’、14”の上面に配置され、バックライトモジュール13の上方に配置されて光を外へ放出することを可能にする少なくとも1つの第1の光透過領域81を有する。いくつかの発明実施形態によれば、上部カバー18、18’、18”は、防水効果を高めるために、防水接着剤又は防水テープ82でベースプレート14、14’、14”に貼り付けられる。別の発明実施形態では、上部カバー18、18’、18”は、デジタル印刷された表示(inscription)板を含むが、これに限定されない。他の発明実施形態によれば、表示板は、任意の所望の色で任意の文字(letter)、キャラクター(character)、語、句、又はパターンを有するようにカスタマイズされてもよい。
【0028】
本発明では、無線ライトボード12の全体厚さT1は、スリムさ及びコンパクトさの要求を満たすために3~10mm内になるように制御される。いくつかの発明実施形態によれば、無線ライトボード12の全長L1は、50~200mmの長さであり、無線ライトボード12の全幅W1は、20~50mmの幅である。いくつかの発明実施形態によれば、上部カバーの光透過性領域81は、無線ライトボード12の長さの10~90%の間である長さL2と、無線ライトボード12の幅の10~90%の間である幅W2とを有する。
【0029】
いくつかの発明実施形態によれば、無線ライトボード12は、ベースプレート14、14’、14”の第2の表面によって形成されているか、又は第2の表面に取り付けられた少なくとも1つの取り付けブラケット44を含む。さらに他の発明実施形態によれば、少なくとも1つのブラケット44は調整可能である。図7に示すように、無線ライトボード12は、図示されたようなシートヘッドレストなどの車両構成要素にクリップ留めするように構成された調整可能な2つのブラケット44を含む。さらに他の発明実施形態によれば、無線ライトボード12は、図6に示すように、両面接着テープ又は面ファスナ45によって車両構成要素に取り付けるように構成される。さらに他の発明実施形態によれば、本発明の無線ライトボード12は、電池41がライトボード12に長い動作寿命を提供するように特に設計され、決して取り外されたり交換されたりしないように意図されている場合、車両構成要素に埋め込まれる。図8は、フロアマット70の車両構成要素内に埋め込まれたライトボード12を示す。
【0030】
上述したように、本発明の無線照明デバイス10のいくつかの発明実施形態はさらに、ハウジング54内に全て密封された、電池(図示せず)によって電力供給される送信器52を含む送信器ユニット50を含む。さらに他の発明実施形態によれば、送信器52は、2.4G無線周波数送信器チップなどの無線周波数送信器である。さらに他の発明実施形態によれば、送信器ユニット50に電力供給する電池は、TS-SDI:CR2430又はCR2450などのボタン電池である。無線ライトボード12と同様に、送信器ユニット50は、電池の取り外し又は交換のために開放されることが意図されないように完全に封入される。封入により、送信器ユニット50は、湿度及び湿気などの環境影響から保護される一方、人の干渉からも保護される。送信器ユニット50の封入は、電池の動作寿命が長いことを保証するのに役立つ。いくつかの発明実施形態によれば、送信器ユニット50は、長さL3が50~100mm、幅W3が30~50mm、T2が3~10mm厚と、非常にコンパクトである。ライトボード12と同様に、送信器ユニット50は、無線式であり、製造業者によって、又はアフターマーケットの追加アイテムとして設置されてもよい。さらに他の発明実施形態によれば、送信器ユニット50は、両面接着テープによって、面ファスナによって、クリップによって車両ドアに適用されるように構成されるか、又はユニット50は、車両ドアに埋め込まれてもよく、例えば、車両外装パネルと車両内装パネルとの間の空間に設けられてもよい。さらに他の発明実施形態によれば、送信器ユニット50は、無線SOCプロセッサを含む。さらに他の発明実施形態によれば、送信器ユニットは、電力消費が少なく、すなわち、送信器ユニットは、アクティブ時に6~8mAのみを使用し、送信器ユニットがスタンバイ時に1~5uAのみを使用する。いくつかの実施形態によれば、送信器ユニットは、最大2年の動作寿命を有するが、その後、交換用送信器ユニット50と交換することができる。そのような実施形態によれば、送信器ユニット50は、送信器ユニット50の電池がユーザによって交換されて、封入型ライトボード12の長い動作寿命と同様になるように送信器ユニットの動作寿命を延長できるように構成される。さらに他の発明実施形態によれば、送信器ユニットは、内部に設けられた電池に応じて最大10年の動作寿命を有する。
【0031】
本発明の照明デバイス10の構成要素は、長い動作寿命を有するので、電池の取り外し又は交換が必要ない。いくつかの発明実施形態によれば、ライトボード12の電池41は、620mAHの容量を有するCR2450電池である。そのような電池41が2つライトボード12に設けられた場合、ライトボード12は、したがって、1240mAHの容量を備える。各電池の自己放電率は1%/年であるので、10年の電池寿命を維持するために、残りの電池容量は、620×2×90%=1160mAH(10年放電=1%×10年=10%)に基づいて残り90%になる。本発明の照明デバイス10は、約1年間(1uA/h×24×365日=8.76mAH)、工場から車への設置まで保管される場合がある。したがって、電池寿命を計算するために、自己放電及び保管を差し引く必要がある。したがって、本発明のライトボード12を10年間動作させるのに必要な容量は、1240×90%-8.76=1106mAHであり、これは、無線ライトボード12の2つの電池41によって提供される総電池容量を大きく下回る。したがって、本発明のライトボード12は、電池の取り外し又は交換の必要なしで、少なくとも10年の動作寿命を有する。
【0032】
同様に、620mAHの容量を有するCR2450電池1つで本発明の送信器ユニット50を動作させるのに必要な容量は、同じ仮定の下で計算される。620×90%-8.76=550mAHであり、これは、無線送信器ユニット50の電池によって提供される総電池容量を大きく下回る。したがって、本発明の送信器ユニット50は、電池の取り外し又は交換の必要なしで、少なくとも10年の動作寿命を有する。
【0033】
したがって、本発明は、デバイス10が設置される車両の電気システムとの相互作用を有していないスタンドアロン設計の無線照明デバイス10を提供し、それによって、車両の電気システム上での短絡及び負荷増を含む既存のデバイスの問題を回避する。さらに、無線照明デバイス10は、車両の製造時であろうとアフターマーケットの状況であろうと、車両に設置するのが容易であり、それによって設置コストが安くなる。無線照明デバイス10はさらに、ブランド又は消費者のために独自のカスタマイズ可能な機能をもたらす。デバイス10は、車両の周囲照明を強化し、また安全機能の強化をもたらす。本発明のデバイス10に使用されるコイン電池はさらに、電池が容易に入手可能であり、災害リスク又は液漏れの問題を有していないという利点を提供する。さらに、本発明のデバイス10の特定の設計は、特定の電池の選択と、ライトボード12及び送信器ユニット50の封入とにより、電池が、電池の取り外し又は交換の必要なしで、本発明の無線デバイス10に少なくとも10年の動作寿命を提供するのに十分な容量を維持することを保証する。本発明の照明デバイス10の無線の性質は、デバイス10のための配線が必要ないことを保証するため、デバイス10を設置するために車両を分解する必要がない。このことは、アフターマーケットのユーザにとって特に魅力的なセールスポイントである。さらに、本発明の無線照明デバイス10は、コンパクトかつ軽量であるため、ライトボード12及び送信ユニット50を車両の内外の様々な位置に容易に設置することができる。さらに、本発明の無線照明デバイス10は、顧客の特定の好みに基づいて様々な語及び/又はデザインがライトボード12に表示され得るようなカスタマイズをもたらす。さらに、本発明の照明デバイス10のライトボード12及び送信器ユニット50の封入は、水、湿度、湿気、及び極端な温度などの環境要因の影響を防止する一方、人の干渉も防止するという利点を提供する。ユーザが様々なデバイスの内部構成要素にアクセスすることを防止することにより、本発明のデバイス10は、電池を正しく交換し損ねる又は全く交換しないなどのヒューマンエラーから保護される。
【0034】
結論として、本発明は、薄型、防水、省電力であり、設置が容易であり、電池交換に便利であり、位置決め不良の問題を解決できる新規な無線ライトボードを提案する。
【0035】
本明細書で言及される特許文献及び刊行物は、本発明が属する分野における当業者のレベルを示す。これらの文献及び刊行物は、個々の文献又は刊行物がそれぞれ具体的かつ個別に参照によって本明細書に組み込まれているかのごとく、参照によって本明細書に組み込まれる。
【0036】
実施形態は、本発明の技術的内容及び特徴を実証するために、かつ当業者が本発明を理解し、実施し、使用することを可能にするために、上で説明されている。しかし、これらの実施形態は、本発明の範囲を限定することを意図していない。逆に、本発明の趣旨に従った任意の等価な修正又は変形も、本発明の特許請求の範囲内に含まれる。本発明の特許請求の範囲は、全ての等価な修正及び変形を包含するように最も広い意味で解釈されるべきである。
【0037】
前述の説明は、本発明の特定の実施形態の例示であるが、本発明の実施に対する限定を意味するものではない。以下の特許請求の範囲は、その全ての均等物を含めて、本発明の範囲を定義することを意図している。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【外国語明細書】