(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165060
(43)【公開日】2023-11-15
(54)【発明の名称】歩行車
(51)【国際特許分類】
B62B 5/06 20060101AFI20231108BHJP
A61H 3/04 20060101ALI20231108BHJP
【FI】
B62B5/06 C
A61H3/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075650
(22)【出願日】2022-05-02
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002686
【氏名又は名称】協明国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 健次
(72)【発明者】
【氏名】寺島 正之
(72)【発明者】
【氏名】林 誠
【テーマコード(参考)】
3D050
4C046
【Fターム(参考)】
3D050AA03
3D050BB02
3D050BB04
3D050DD01
3D050EE08
3D050EE15
3D050GG04
3D050JJ07
4C046AA24
4C046BB07
4C046CC01
4C046CC04
4C046DD33
4C046DD46
(57)【要約】
【課題】左右のハンドルを使用者の体格に応じた位置に調整し得る歩行車を提供する。
【解決手段】歩行車1は、接地面G上を走行可能な車輪7,8と、使用者に手押し操作される左右一対のハンドル15,15と、これら左右のハンドルのそれぞれを、上方側に向かうに従い左右のハンドル間の寸法Wが大となるように高さ調整可能に保持する左右一対の保持支柱10,10と、を備えている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接地面上を走行可能な車輪と、使用者に手押し操作される左右一対のハンドルと、これら左右のハンドルのそれぞれを、上方側に向かうに従い左右のハンドル間の寸法が大となるように高さ調整可能に保持する左右一対の保持支柱と、を備えていることを特徴とする歩行車。
【請求項2】
請求項1において、
前記保持支柱は、前記接地面からの高さが650mm~950mmの範囲内となるように前記ハンドルを高さ調整可能に保持する構成とされていることを特徴とする歩行車。
【請求項3】
請求項1において、
前記保持支柱は、左右のハンドル間の寸法が340mm~500mmの範囲内となるように前記ハンドルを保持する構成とされていることを特徴とする歩行車。
【請求項4】
請求項2において、
前記保持支柱は、左右のハンドル間の寸法が340mm~500mmの範囲内となるように前記ハンドルを保持する構成とされていることを特徴とする歩行車。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記左右のハンドルの間に位置するように配される荷物を載置可能な荷物載置部を備えていることを特徴とする歩行車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、歩行車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、高齢者等の使用者に手押し操作され、使用者の歩行を補助する歩行車が知られている。
例えば、下記特許文献1には、左右方向に離間して設けられ下端部に前輪及び後輪が取り付けられた一対の脚体部と、それら脚体部の上端部に取り付けられたハンドルと、を備えた歩行車が開示されている。この歩行車は、各脚体部の筒状の後脚フレームに、上端部にハンドルが取り付けられた支柱フレームを上下方向に位置調整可能に挿入した構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した歩行車においては、ハンドルの高さの調整は可能ではあるが、使用者の体格に応じたより適切な位置に調整することが望まれる。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、左右のハンドルを使用者の体格に応じた位置に調整し得る歩行車を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示に係る歩行車は、接地面上を走行可能な車輪と、使用者に手押し操作される左右一対のハンドルと、これら左右のハンドルのそれぞれを、上方側に向かうに従い左右のハンドル間の寸法が大となるように高さ調整可能に保持する左右一対の保持支柱と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る歩行車は、上述のような構成としたことで、左右のハンドルを使用者の体格に応じた位置に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】(a)、(b)は、本開示の一実施形態に係る歩行車の一例を模式的に示す概略斜視図である。
【
図2】(a)、(b)は、同歩行車の概略平面図である。
【
図3】(a)は、
図2(a)におけるX1-X1線矢視に対応させた概略縦断面図、(b)は、
図2(b)におけるX2-X2線矢視に対応させた概略縦断面図である。
【
図4】(a)、(b)は、同歩行車の概略正面図である。
【
図5】(a)、(b)は、本開示の他の実施形態に係る歩行車の一例を模式的に示す概略斜視図である。
【
図6】(a)、(b)は、同歩行車の概略平面図である。
【
図7】(a)は、
図6(a)におけるX3-X3線矢視に対応させた概略縦断面図、(b)は、
図6(b)におけるX4-X4線矢視に対応させた概略縦断面図である。
【
図8】(a)、(b)は、同歩行車の概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本開示の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
以下の各実施形態では、各実施形態に係る歩行車の一例を起立状態にて手押ししながら歩行する使用者を基準として歩行方向先側を前方側、その反対側を後方側として説明する。また、前後方向及び上下方向に直交する方向を左右方向として説明する。
【0010】
図1~
図4は、第1実施形態に係る歩行車の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る歩行車1は、
図1(a)に示すように、床面や地面等の接地面G上を走行可能な車輪7,8と、使用者に手押し操作される左右一対のハンドル15,15と、を備えている。このような構成とすれば、左右のハンドル15,15を把持して体重の一部を歩行車1に掛けることで脚への負荷を軽減することができる。
この歩行車1は、住居や各種商業施設、福祉施設等の屋内を歩行する際に利用されてもよく、歩道等の屋外を歩行する際に利用されてもよい。
【0011】
歩行車1は、
図2(a)及び
図4に示すように、これら左右のハンドル15,15のそれぞれを、上方側に向かうに従い左右のハンドル15,15間の寸法(ハンドル幅)Wが大となるように高さ調整可能に保持する左右一対の保持支柱10,10を備えている。
このような構成とすれば、左右のハンドル15,15を使用者の操作し易い高さ位置及び左右位置に調整することができる。つまり、左右のハンドル15,15の高さを高くするに従ってハンドル幅Wが大きくなる。これにより、左右のハンドル15,15を、使用者の身長及び身長が高くなるに従って広くなる傾向がある肩幅に応じた位置に調整することができる。つまり、身長が低い使用者が使用する際には、左右のハンドル15,15の高さを低い位置とすれば、ハンドル幅Wも比較的に小さい寸法となる。一方、身長が高い使用者が使用する際には、左右のハンドル15,15の高さを高い位置とすれば、ハンドル幅Wも比較的に大きい寸法となる。
歩行車1は、
図1(a)及び
図3(a)に示すように、使用者が着座可能な座部30を備えている。このような構成とすれば、歩行の途中で座部30に着座して休憩することができる。
【0012】
歩行車1は、
図3及び
図4に示すように、左右のハンドル15,15間に位置するように配される荷物(図例では、買い物籠(店内籠))Bを載置可能な荷物載置部20を備えている。このような構成とすれば、左右のハンドル15,15の間に買い物籠B等の荷物を載置することができる。これにより、載置された荷物の後方側(使用者側)にハンドルバーが存在するような構成と比べて、荷物を後方側に載せ降ろしし易くなる。また、荷物載置部20に載置された荷物の左右方向への落下を左右のハンドル15,15によって抑制することができる。また、左右のハンドル15,15は、高さを高くするに従ってハンドル幅Wが大きくなるので、荷物が図例のように、上方側に向かうに従い拡開状の形状である買い物籠B等の場合にもハンドル15,15を操作する手指が買い物籠Bに干渉し難くなる。
荷物載置部20は、着座可能状態の座部30よりも上方側となる位置で、かつ左右のハンドル15,15間において荷物の載置を可能とする使用位置と座部30への着座を可能とする非使用位置とに変位自在に設けられている。このような構成とすれば、使用位置の荷物載置部20が比較的に高い位置となり、腰を屈めたりする必要性が軽減され、荷物を載せ降ろしする際における身体への負荷を軽減することができる。また、荷物載置部20を非使用位置にすることができるので常設的に荷物載置部が設けられた構成と比べて、座部30に着座する際に邪魔になり難く、また、コンパクト化を図ることができる。
【0013】
具体的には、歩行車1には、
図1及び
図3に示すように、車輪を構成する前輪7及び後輪8が設けられている。この歩行車1には、左右一対の前輪7,7及び左右一対の後輪8,8が設けられている。
左右の前輪7,7は、後記する着座可能状態の座部30の左右両外側に位置するように対状に設けられたフレーム2,2を構成する前輪フレーム3,3の下端部に設けられている。前輪フレーム3,3は、上端部から下端側に向かうに従い前方側となるように斜め状に延びるように設けられている。これら前輪フレーム3,3は、これらに架け渡されるように設けられた横フレーム4によって連結されている。図例では、横フレーム4は、前輪フレーム3,3の下端部に接続されている。
前輪7,7は、略水平方向に沿う軸回りに回転自在とされている。これら前輪7,7は、当該歩行車1の方向転換に追従可能な自在キャスター状とされている。前輪フレーム3,3の下端部には、前輪7,7を回転自在に支持する支持部を略上下方向(鉛直方向)に沿う軸回りに回転自在に保持する保持部が設けられている。これら前輪7,7は、後記するハンドル15,15を保持する保持支柱10,10よりも前方側に位置するように設けられている。
【0014】
左右の後輪8,8は、フレーム2,2を構成する後輪フレーム5,5の下端部に設けられている。後輪フレーム5,5は、上端部から下端側に向かうに従い後方側となるように斜め状に延びるように設けられている。これら後輪フレーム5,5は、これらに架け渡されるように設けられた横フレーム6によって連結されている。図例では、横フレーム6は、後輪フレーム5,5の上端部に接続されている。
後輪8,8は、左右方向に沿う軸回りに回転自在とされている。これら後輪8,8は、後記するハンドル15,15を保持する保持支柱10,10よりも後方側に位置するように設けられている。これら後輪8,8は、これらの間に使用者の歩行スペースが形成されるように左右に離間して設けられている。上記した前輪7,7は、
図4に示すように、左右方向で左右両側の後輪8,8よりも僅かに左右方向内側(当該歩行車1の左右方向中心側、以下、同様。)に位置するように設けられている。
これら前輪7,7及び後輪8,8の外径は、接地面Gに形成される所定程度の溝や段差、凹凸等を円滑に乗り越えられるように適宜の径としてもよい。図例では、前輪7,7の外径を後輪8,8の外径よりも大とした例を示しているが、このような例に限られない。
【0015】
歩行車1には、後輪8,8の回転を不能とするロック部9,9が設けられている。これらロック部9,9は、後輪8,8の側方に位置するように設けられ、踏み操作されることで後輪8,8の回転を不能とする構成とされていてもよい。
歩行車1には、これら後輪8,8の回転を制動する制動(ブレーキ)機構が設けられている。制動機構としては、後記するハンドル15,15に設けられたブレーキレバー16,16に連結されたワイヤーによって作動されて後輪8,8の回転を制動する作動部を備えた構成でもよい。
歩行車1に設けられる車輪7,8としては、上記のような4輪に限られず、例えば、前輪7を一つとした3輪でもよく、5輪以上でもよい。
【0016】
左右の保持支柱10,10は、接地面Gからの高さが650mm~950mmの範囲内となるようにハンドル15,15を高さ調整可能に保持する構成とされている。このような構成とすれば、左右のハンドル15,15のハンドル高さH1(
図3(a)参照)を、標準的な身長範囲の使用者の身長に合わせて操作し易い高さに調整することができ、汎用性を向上させることができる。図例では、このハンドル高さH1は、接地面Gからハンドル15の上端までの高さとされている。後記するように高さ調整されるハンドル15,15の下限高さ(最も低くした際のハンドル高さH1)が650mm~700mmであり、上限高さ(最も高くした際のハンドル高さH1)が900mm~950mmであってもよい。ハンドル15,15の下限高さは、例えば、比較的に低身長の高齢女性が握り易い高さとなるように適宜の高さとしてもよい。ハンドル15,15の上限高さは、例えば、比較的に高身長の高齢男性が握り易い高さとなるように適宜の高さとしてもよい。
【0017】
左右の保持支柱10,10は、ハンドル幅W(
図2(a)参照)が340mm~500mmの範囲内となるようにハンドル15,15を保持する構成とされている。このような構成とすれば、ハンドル幅Wを、標準的な身長範囲の使用者の肩幅に合わせた寸法に調整することができ、汎用性を向上させることができる。図例では、このハンドル幅Wは、一方のハンドル15の左右方向外側に向く面から他方のハンドル15の左右方向外側に向く面までの寸法とされている。ハンドル15,15が下限高さとされて最も小さくなるハンドル幅Wが340mm~400mmであり、ハンドル15,15が上限高さとされて最も大きくなるハンドル幅Wが440mm~500mmであってもよい。最小のハンドル幅Wは、例えば、比較的に肩幅が狭い高齢女性の肩幅に応じた寸法でもよい。最大のハンドル幅Wは、例えば、比較的に肩幅が広い高齢男性の肩幅に応じた寸法でもよい。
【0018】
具体的には、これら保持支柱10,10は、後記する着座可能状態の座部30の左右両外側において概ね上下方向に延びるように設けられている。これら保持支柱10,10は、前後方向で前輪7,7と後輪8,8との略中央部に位置するように設けられている。
これら保持支柱10,10は、前輪フレーム3,3の上端部と後輪フレーム5,5の上端部とを接続するように設けられた左右のフレーム2,2の上端部に固定されている。図例では、これら保持支柱10,10は、左右のフレーム2,2の左右方向内側に位置するように設けられている。
これら保持支柱10,10は、
図3に示すように、側面視において(左右方向に見た状態で)、接地面Gに対して垂直状(鉛直状)に設けられている。これら保持支柱10,10は、
図4に示すように、正面視において(前後方向に見た状態で)、上方側に向かうに従い互いに左右方向に離間するように拡開状に設けられている。つまり、これら保持支柱10,10は、正面視において、上方側に向かうに従い左右方向外側となるように斜め状に設けられている。これら保持支柱10,10の正面視における鉛直線に対する傾斜角度は、ハンドル15,15の高さ調整範囲やハンドル幅Wの調整範囲に応じて適宜の角度としてもよい。これら保持支柱10,10の正面視における鉛直線に対する傾斜角度は、例えば、2度~10度程度でもよく、2度~5度程度でもよく、図例では、3度程度とした例を示している。
【0019】
これら保持支柱10,10は、フレーム2,2に固定されたフレーム側支柱11,11と、フレーム側支柱11,11に対して伸縮自在に設けられ、上端部にハンドル15,15を有したハンドル側支柱13,13と、を備えている。
フレーム側支柱11,11は、ハンドル側支柱13,13が差し込まれる筒形状とされている。フレーム側支柱11,11には、フレーム側支柱11,11に対して伸縮されたハンドル側支柱13,13を固定する固定具12が設けられている。図例では、固定具12として、頭部が手動操作部とされたノブボルトを例示しているが、このような例に限られない。
ハンドル側支柱13,13には、固定具12,12の軸部(雄ねじ部)が差し込まれる差込孔14,14が長手方向に間隔を空けて複数箇所に設けられている。各ハンドル側支柱13,13のいずれかの差込孔14,14に固定具12,12の軸部を差し込んで締め付けることでフレーム側支柱11,11に対してハンドル側支柱13,13を固定することができる。固定具12,12を締結する態様としては、差込孔14,14を雌ねじ孔としたり、左右方向に貫通された差込孔14,14からフレーム側支柱11,11の左右方向内側に突出した固定具12,12の雄ねじ部がねじ合わされる雌ねじ部材を設けたりしてもよい。
【0020】
図4(a)に示すように、フレーム側支柱11,11に対してハンドル側支柱13,13を最も短縮させた状態におけるハンドル高さH1が上記したハンドル15,15の下限高さとなる。
図4(b)に示すように、フレーム側支柱11,11に対してハンドル側支柱13,13を最も伸長させた状態におけるハンドル高さH1が上記したハンドル15,15の上限高さとなる。
各ハンドル側支柱13,13に設けられる差込孔14の数やピッチは、適宜の数やピッチでもよく、例えば、5~15個程度の数の差込孔14が設けられていてもよく、また、10mm~50mm程度のピッチで設けられていてもよい。ハンドル側支柱13,13に対してフレーム側支柱11,11を多段階的に伸縮自在とした態様に代えて、無段階的に伸縮自在とした態様としてもよい。左右のハンドル15,15のそれぞれを、高さ調整可能に保持する保持支柱10,10としては、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
【0021】
ハンドル15,15は、ハンドル側支柱13,13の上端部から後方側に向けて延出するように設けられている。これらハンドル15,15は、握り易いように適宜の径や形状とされていてもよい。
ブレーキレバー16,16は、ハンドル15,15の下方側に位置するように設けられている。これらブレーキレバー16,16は、前端部側が左右方向に沿う軸回りに回転自在とされている。後端側を上方側に変位させるようにブレーキレバー16,16が操作されることで後輪8,8の回転を制動する作動部の作動がなされる構成とされていてもよい。図例では、ブレーキレバー16,16には、手指が差し込まれる差込孔が形成された例を示しているが、このような例に限られない。
【0022】
荷物載置部20は、
図2(b)及び
図4に示すように、使用位置において、左右の保持支柱10,10間に位置するように設けられている。歩行車1は、荷物載置部20が使用位置において荷物載置部20に対して前方側及び後方側に荷物の載せ降ろしが可能とされている。つまり、荷物載置部20の前方側及び後方側にハンドルバー等がなく、荷物載置部20の前方側及び後方側が開放された構成とされている。
この荷物載置部20は、
図3(b)に示すように、使用位置において、歩行方向後方側に向けて下り坂状に傾斜する構成とされている。このような構成とすれば、荷物載置部20に荷物を載せ置いた状態で歩行車1を手押し操作しながら歩行している際における荷物の歩行方向前方側への落下を抑制することができる。この荷物載置部20の載置面23の水平面に対する傾斜角度は、例えば、1度~10度程度でもよい。
使用位置における荷物載置部20の歩行方向前端部及び後端部には、荷物載置部20の載置面23よりも上方側に向けて突出するストッパー部24,29が設けられている。このような構成とすれば、荷物載置部20に荷物を載せ置いた状態で歩行車1を手押し操作しながら歩行している際における荷物の歩行方向前方側及び後方側への落下を抑制することができる。これらストッパー部24,29の載置面23からの突出寸法は、載置面23に載置された荷物の落下を抑制する観点や、荷物を載せ降ろしする際の引っ掛かりを軽減する観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、5mm~30mm程度としてもよい。
【0023】
使用位置における荷物載置部20の載置面23は、荷物の載せ降ろしがし易い高さとされている。
この使用位置における荷物載置部20の載置面23は、使用者の握り軸高付近の高さであってもよい。このような構成とすれば、載置面23の高さが荷物を載せ降ろしし易い握りこぶし付近の高さとなり、荷物を載せ降ろしする際における身体への負荷を軽減することができる。握り軸高は、立位状態における床面(接地面G)からこぶしの握り軸中心点までの鉛直距離である。比較的に低身長の高齢女性の握り軸高は、550mm程度であり、比較的に高身長の高齢男性の握り軸高は、800mm程度である。つまり、接地面Gから使用位置における荷物載置部20の載置面23までの高さH2は、550mm~800mmでもよい。
【0024】
この接地面Gから使用位置における荷物載置部20の載置面23までの高さH2は、好ましくは、600mm~750mmでもよい。このような構成とすれば、載置面23の高さH2が一般的なレジカウンターやサッカー台(作荷台)と概ね同様な高さとなり、レジカウンターやサッカー台において荷物を載せ降ろしする際における身体への負荷をより効果的に軽減することができる。この接地面Gから使用位置における荷物載置部20の載置面23までの高さH2は、上記のように使用位置において載置面23が後傾状とされている場合には、最も高い位置となる載置面23の前端部の高さでもよい。
【0025】
この荷物載置部20は、シート状とされている。このような構成とすれば、板状の荷物載置部20を設けた構成と比べて、軽量化を図ることができる。この荷物載置部20は、屈曲変形や折り畳み可能とされた種々のシート材や布材等によって形成されていてもよく、メッシュ状や網状部材から形成されていてもよい。
この荷物載置部20は、
図2(b)及び
図3(b)に示すように、使用位置における歩行方向前端側となる第1端部21が枠状体17の前枠部19に固定されている。この枠状体17は、左右の保持支柱10,10から歩行方向前方側に向けて延出する左右の側枠部18,18と、これら左右の側枠部18,18の歩行方向前端部同士を接続するように設けられた前枠部19と、を有している。このような構成とすれば、使用位置における荷物載置部20を前枠部19及び左右の側枠部18,18によって囲むことができ、シート状の荷物載置部20が撓んだ場合にも荷物載置部20に載置された荷物を安定的に載置することができる。
【0026】
荷物載置部20は、使用位置における歩行方向後端側となる第2端部22が当該荷物載置部20を使用位置と非使用位置とに変位させる際に左右方向に沿う軸(支軸)35回りに回転される回転体に固定されている。このような構成とすれば、回転体を回転させることで、荷物載置部20を使用位置と非使用位置とに容易に変位させることができる。
この回転体は、着座可能状態における歩行方向後端側部位が左右方向に沿う支軸35回りに回転自在に保持され、着座可能状態における歩行方向前端部に荷物載置部20の第2端部22が固定された座部30である。このような構成とすれば、座部30を、その前端側を斜め上方側となる後方側に向けて跳ね上げるように支軸35回りに回転させれば、荷物載置部20を使用位置にすることができる。また、座部30とは別途に回転体を設けた構成と比べて、構造の簡素化及び軽量化を図ることができる。
【0027】
具体的には、枠状体17は、
図2(a)、
図3(a)及び
図4(a)に示すように、平面視において着座可能状態の座部30の前方側及び左右方向外側を囲むように、かつ着座可能状態の座部30の上方側に位置するように設けられている。
この枠状体17は、荷物載置部20の第1端部21を保持する機能に加え、左右のフレーム側支柱11,11を連結する機能及び座部30に着座した使用者の背凭れとしても機能する。
この枠状体17の左右の側枠部18,18の歩行方向後端側となる基端部は、左右のフレーム側支柱11,11の上端部に固定されている。これら側枠部18,18は、互いに同高さ位置において前方側に向けて略水平方向に延びるように設けられている。
枠状体17の前枠部19は、左右方向に延びるように設けられている。
この枠状体17は、使用位置の荷物載置部20の載置面23が上記のような高さH2となるように、適宜の高さ位置に設けられている。
【0028】
荷物載置部20は、
図1(a)、
図2(a)及び
図3(a)に示すように、座部30が着座可能状態では、非使用位置とされる。この状態では、荷物載置部20は、前枠部19から垂れ下がるように配置される部位の下端側部位において屈曲され、その屈曲されて後方側に延びる部位の後端部(第2端部22)が着座可能状態の座部30の裏面側に潜り込むように配置される。
荷物載置部20は、
図1(b)、
図2(b)及び
図3(b)に示すように、座部30が着座可能状態から支軸35回りに回転されて着座不能状態に変位されれば、使用位置となる。この状態では、荷物載置部20は、前枠部19から後方側に向けて概ね水平方向に延びるように、かつ前枠部19と着座不能状態の座部30の上端部との間に架け渡されるように配置される。この状態では、荷物載置部20は、その前後方向中央部が前後方向で概ね保持支柱10,10の位置となるように配置される。
この荷物載置部20は、使用位置では、平面視において前後方向を長辺とする略長方形状とされている。使用位置における荷物載置部20の前後方向に沿う寸法は、一般的な買い物籠Bの底側部位の長辺の寸法に応じた寸法でもよく、例えば、300mm~600mm程度でもよい。使用位置における荷物載置部20の左右方向に沿う寸法は、一般的な買い物籠Bの底側部位の短辺の寸法に応じた寸法でもよく、例えば、200mm~400mm程度でもよい。
【0029】
荷物載置部20の第1端部21は、前枠部19に巻回されるように固定されている。この第1端部21は、前枠部19に対して回転可能に巻回されていてもよい。
荷物載置部20の前端側のストッパー部24は、
図3(b)に示すように、前枠部19の上側略半部及びこれに巻回された第1端部21によって構成されている。
荷物載置部20の第2端部22は、着座可能状態の座部30の前端部の裏面側において左右方向に延びるように設けられた棒状体32に巻回されるように固定されている。この第2端部22は、棒状体32に対して回転可能に巻回されていてもよい。棒状体32は、長手方向両端部が適宜の固定具によって座部30の裏面側に固定されていてもよい。
荷物載置部20の後端側のストッパー部29は、
図3(b)に示すように、棒状体32の上側略半部及びこれに巻回された第2端部22によって構成されている。荷物載置部20が使用位置において載置面23よりも上方側に突出する座部30の上端部(着座可能状態における前端部)を後端側のストッパー部としてもよい。
【0030】
座部30は、
図1(a)及び
図2(a)に示すように、着座可能状態において、左右の保持支柱10,10間に位置するように設けられている。着座可能状態とされた座部30に荷物を載置することも可能である。
この座部30は、着座可能状態で平面視において略方形状とされている。図例では、座部30は、着座可能状態で平面視において左右方向を長辺とする略長方形状とされている例を示しているが、略正方形状でもよい。この座部30の着座可能状態における前後方向に沿う寸法は、使用位置における荷物載置部20の前後方向に沿う寸法よりも小とされている。この座部30の着座可能状態における左右方向に沿う寸法は、使用位置における荷物載置部20の左右方向に沿う寸法よりも僅かに大とされている。
接地面Gから着座可能状態における座部30の座面(上面)までの高さは、着座した使用者の足裏全体が安定的に接地するように適宜の高さでもよく、例えば、300mm~500mm程度でもよい。
【0031】
この座部30は、
図3(a)に示すように、着座可能状態において、左右のフレーム2,2に架け渡されるように、かつ前後方向に間隔を空けて設けられた複数の横フレーム34,35に支持される。図例では、着座可能状態の座部30の前端側部位の裏面側に配される横フレーム34と、着座可能状態の座部30の後端側部位の裏面側に回転自在に連結され横フレームを構成する支軸35と、を設けた例を示している。これら横フレーム34及び支軸35は、左右方向に延びるように、かつ同高さに位置するように設けられている。
着座可能状態の座部30の後端側部位の裏面側には、支軸35を回転自在に保持する軸受部31が設けられている。座部30は、支軸35回りに回転されて着座可能状態と荷物載置部20を使用位置とする着座不能状態とに変位自在とされている。座部30は、着座可能状態では、略水平状に配され、着座不能状態では、支軸35が連結された部位から上方側に向かうに従い後方側に位置するように斜め状に配される。
【0032】
歩行車1には、
図3に示すように、着座不能状態の座部30の更なる後方側への回転を抑止するストッパー部36が設けられている。このストッパー部36は、着座不能状態の座部30の下端部に当接するように設けられている。図例では、ストッパー部36は、左右のフレーム2,2間に架け渡されるように設けられた棒状体とされている。座部30の裏面側には、このストッパー部36が嵌め込まれる嵌合凹部33が設けられている。この嵌合凹部33は、ストッパー部36が嵌め込まれた際に節度感を付与する構成とされていてもよい。
座部30は、適宜の基板やクッション材、カバー等によって構成されていてもよい。座部30としては、上記したような構成に限られず、その他、種々の構成とされていてもよい。
【0033】
歩行車1には、収納部38が設けられている。この収納部38は、箱状とされ、着座可能状態の座部30の前端部の下方側に位置するように設けられている。図例では、収納部38は、左右方向に長尺な略直方体状とされている。歩行車1には、この収納部38を保持する保持部37が設けられている。図例では、保持部37は、前輪フレーム3,3を連結する横フレーム4及び着座可能状態の座部30の前端部を支持する横フレーム34に両端が固定されたシート状部材とされた例を示しているが、このような例に限られない。
この収納部38には、前方側を開口させるように開閉自在とされた蓋部39が設けられている。
この収納部38は、歩行車1に対して取り外し可能とされ、模様や柄等のデザイン変更が可能な構成とされていてもよい。このような構成とすれば、季節や趣向に応じて異なるデザインとされた収納部38を言わば着せ替え状に歩行車1に取り付けることも可能となる。例えば、蓋部39の表面に種々の模様や柄等が施され、そのデザイン変更が可能とされていてもよい。
【0034】
次に、他の実施形態について説明する。
以下の実施形態では、先に説明した実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。以下の実施形態では、先に説明した実施形態と同様に奏する作用効果についても説明を省略または簡略に説明する。
【0035】
図5~
図8は、第2実施形態に係る歩行車の一例を模式的に示す図である。
本実施形態においても
図8(a)、(b)に示すように、歩行車1Aは、左右のハンドル15,15のそれぞれを、上方側に向かうに従いハンドル幅W(
図6(a)参照)が大となるように高さ調整可能に保持する左右の保持支柱10,10を備えている。図例では、ハンドル15,15は、平面視において後方側に向かうに従い互いに左右方向に離間するように設けられている。この場合、ハンドル幅Wは、一方のハンドル15の後端部の左右方向外側に向く面から他方のハンドル15の後端部の左右方向外側に向く面までの寸法でもよい。
【0036】
本実施形態では、歩行車1Aの回転体の構成が上記第1実施形態とは主に異なる。
回転体は、
図5(b)及び
図6(b)に示すように、荷物載置部20Aが使用位置において左右の保持支柱10,10から後方側に向けて延出するように配される左右の側枠部27,27を有した可動枠状体25である。この可動枠状体25は、これら左右の側枠部27,27の先端部同士を接続するように設けられ荷物載置部20Aの第2端部22が固定された後枠部28を有している。このような構成とすれば、荷物載置部20Aが使用位置では、枠状体17の左右の側枠部18,18及び前枠部19並びに可動枠状体25の左右の側枠部27,27及び後枠部28によって荷物載置部20Aの四周を囲むことができる。これにより、シート状の荷物載置部20Aが撓んだ場合にも荷物載置部20Aに載置された荷物をより安定的に載置することができる。
【0037】
この可動枠状体25の左右の側枠部27,27は、
図7(a)、(b)に示すように、左右の保持支柱10,10側となる基端部が左右方向に沿う軸(支軸)26,26回りに回転自在に保持されている。このような構成とすれば、可動枠状体25を、その後枠部28を枠状体17の前枠部19から離間させるように回転させれば、荷物載置部20Aを使用位置にすることができる。また、座部30Aとは別体の可動枠状体25を回転体としているので、荷物載置部20Aを使用位置とした場合にも、その下方側の座部30A上に荷物を載置することもできる。
左右の側枠部27,27は、
図5(a)及び
図6(a)に示すように、荷物載置部20Aが非使用位置では、保持支柱10,10から前方側に向けて延出するように配される。これら側枠部27,27は、フレーム側支柱11,11の上端部に支軸26,26によって回転自在に連結されている。
【0038】
図例では、これら側枠部27,27は、枠状体17の左右の側枠部18,18の左右方向内側に位置するように設けられている。これら側枠部27,27は、荷物載置部20Aが非使用位置では、枠状体17の左右の側枠部18,18の左右方向内側に沿うように配される。後枠部28は、荷物載置部20Aが非使用位置では、枠状体17の前枠部19の後方側に沿うように配される。つまり、可動枠状体25は、荷物載置部20Aが非使用位置では、枠状体17の内周側に沿うように配される。このような態様に代えて、荷物載置部20Aが非使用位置において可動枠状体25が枠状体17の外周側や上方側、下方側等に沿うように配される構成としてもよい。
【0039】
歩行車1Aには、
図5及び
図6に示すように、使用位置とされた可動枠状体25の更なる下方側への回転を抑止するストッパー部36Aが設けられている。図例では、使用位置とされた左右の側枠部27,27の基端側部位が嵌め込まれる嵌合凹部をストッパー部36A,36Aとして左右両側のフレーム側支柱11,11の上端部に設けた例を示している。これらストッパー部36A,36Aは、左右の側枠部27,27が嵌め込まれた際に節度感を付与する構成とされていてもよい。
この可動枠状体25の後枠部28は、荷物載置部20Aが使用位置において、上記同様、後傾状となるように、その軸心が枠状体17の前枠部19の軸心よりも僅かに下方側に位置する構成とされている。
【0040】
荷物載置部20Aは、
図6(b)及び
図7(b)に示すように、使用位置では、上記と概ね同様、前枠部19から後方側に向けて概ね水平方向に延びるように、かつ前枠部19と後枠部28との間に架け渡されるように配置される。
荷物載置部20Aは、
図5(a)及び
図7(a)に示すように、非使用位置では、折り畳まれて垂れ下がるように配置される。
この荷物載置部20Aの第1端部21は、
図6(b)に示すように、上記と概ね同様、枠状体17の前枠部19に巻回されている。この前枠部19には、前枠部19に巻回された第1端部21よりも上方側に向けて突出するストッパー部24Aが設けられている。このストッパー部24Aは、前枠部19の左右方向中央部に固定的に設けられている。荷物載置部20Aの第1端部21は、このストッパー部24Aが設けられた部位を回避するように前枠部19の左右方向両側部位に巻回されている。
【0041】
この荷物載置部20Aの第2端部22は、可動枠状体25の後枠部28に巻回されている。この後枠部28には、使用位置において、後枠部28に巻回された第2端部22よりも上方側に向けて突出するストッパー部29Aが設けられている。このストッパー部29Aは、後枠部28の左右方向中央部に固定的に設けられている。荷物載置部20Aの第2端部22は、このストッパー部29Aが設けられた部位を回避するように後枠部28の左右方向両側部位に巻回されている。後枠部28には、このストッパー部29Aに連なるように設けられ、非使用位置において上方側に向けて突出し、可動枠状体25を使用位置に変位させる際に把持される把持部が設けられている。
座部30Aは、本実施形態では、横フレーム34,35Aに対して変位不能に固定的に設けられている。
本実施形態では、上記した以外に、前輪7,7の支持態様や前輪フレーム3,3の形状、収納部38の保持態様等が上記した第1実施形態とは異なるが、これらについては種々の変形が可能である。
【0042】
上記各実施形態において説明した互いに異なる構成を、適宜、必要に応じて変形し、組み替えて適用したり、組み合わせて適用したりするようにしてもよい。
上記各実施形態では、シート状の荷物載置部20,20Aが非使用位置において屈曲状または折り畳み状に配される例を示しているが、このような例に限られない。例えば、荷物載置部20,20Aを変形不能な板状部材から形成された構成としてもよい。
上記各実施形態では、荷物載置部20,20Aは、第1端部21が枠状体17に固定され、第2端部22が回転体(30,25)に固定された例を示しているが、このような態様に限られない。荷物載置部20,20Aの一方の端部を適宜の保持部に回転自在に連結し、使用位置において他方の端部を保持する適宜の保持部を設けたような構成としてもよく、更には、荷物載置部20,20Aが取り外されて非使用位置とされる構成でもよい。
【0043】
上記各実施形態では、使用位置における荷物載置部20,20Aの前端部及び後端部にストッパー部24,24A,29,29Aを設けた例を示しているが、このようなストッパー部24,24A,29,29Aを設けていない構成としてもよい。
上記各実施形態では、荷物載置部20,20Aが使用位置において後方側に向けて下り坂状に傾斜する構成とした例を示しているが、使用位置において水平に配される構成としてもよい。
上記各実施形態では、着座可能状態の座部30,30Aよりも上方側に位置するように使用位置の荷物載置部20,20Aが配される例を示しているが、このような態様に限られない。着座可能状態の座部30,30Aよりも下方側に位置するように使用位置の荷物載置部20,20Aが配される態様としてもよい。座部30,30Aとは別途に荷物載置部20,20Aを設けた態様に代えて、座部30,30Aを荷物載置部としてもよい。
上記各実施形態では、歩行車1,1Aに座部30,30Aを設けた例を示しているが、このような座部30,30Aを設けていない構成としてもよい。
上記各実施形態に係る歩行車1,1Aのフレーム2,2は、前輪7,7と後輪8,8とを接離させるように折り畳み可能とされていてもよい。
上記各実施形態に係る歩行車1,1Aの上記した各部材及び各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0044】
1,1A 歩行車
7 前輪(車輪)
8 後輪(車輪)
10 保持支柱
15 ハンドル
20,20A 荷物載置部
B 買い物籠(荷物)
G 接地面
H1 ハンドル高さ(接地面からの高さ)
W ハンドル幅(ハンドル間の寸法)