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特開2023-165132情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165132
(43)【公開日】2023-11-15
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20231108BHJP
【FI】
G06Q30/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022075797
(22)【出願日】2022-05-02
(71)【出願人】
【識別番号】503051888
【氏名又は名称】株式会社プロフィールド
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】植野 博
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB09
(57)【要約】
【課題】従来、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図ることが困難であった。
【解決手段】2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部312と、2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部311と、2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を商品情報格納部312から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成部333と、カタログ構成部333が構成した電子カタログを出力するカタログ出力部334とを具備する情報処理装置3により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、
2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部と、
2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する前記掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を前記商品情報格納部から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成部と、
前記カタログ構成部が構成した電子カタログを出力するカタログ出力部とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記カタログ定義情報は、電子カタログのレイアウトを特定するレイアウト情報を有し、
前記カタログ構成部は、
各電子カタログに対応する前記掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を前記商品情報格納部から取得し、当該2以上の商品情報を用いて、各電子カタログに対応するレイアウト情報に従って、2以上の商品情報を配置し、前記電子カタログを構成する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
電子カタログにアクセスするためのアクセス情報に対応する閲覧指示を、第二端末から受信する指示受信部と、
前記閲覧指示に対応するアクセス情報によりアクセス可能な電子カタログであり、前記カタログ構成部が構成した電子カタログを取得するカタログ取得部と、
前記カタログ取得部が取得した前記電子カタログを前記第二端末に送信するカタログ送信部とをさらに具備する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記カタログ取得部は、
前記閲覧指示に対応する一のアクセス情報によりアクセス可能な2以上の電子カタログを取得し、
前記カタログ送信部は、
前記2以上の電子カタログを前記第二端末に送信する請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記カタログ構成部は、
前記2以上の各電子カタログに含まれる商品情報の中で、合成条件に合致する商品情報を前記2以上の各電子カタログから取得し、当該商品情報を一覧できる態様の商品合成情報を構成し、
前記カタログ出力部は、
前記商品合成情報を出力する、請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
2以上の各第一端末からメーカー識別子に対応付く商品情報を受信する商品情報受信部と、
前記商品情報受信部が受信した前記商品情報を前記メーカー識別子に対応付けて、前記商品情報格納部に蓄積する商品情報蓄積部とをさらに具備する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記商品情報受信部は、
掲載される電子カタログを特定するカタログ条件に対応付いた商品情報を受信し、
前記カタログ条件に合致する電子カタログに前記商品情報が掲載される掲載商品条件を前記カタログ定義格納部に蓄積する条件蓄積部をさらに具備する請求項6記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記商品情報格納部には、
2以上の各商品識別子に対応付けて、第一階層と第二階層とを含む2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有する2以上の商品情報が格納され、
前記カタログ構成部は、
前記商品情報格納部を参照し、一の商品の第二階層の商品関連情報である第二情報を用いた第二ボックスと、当該一の商品以外の他の商品の第一階層の商品関連情報である第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第一画面を構成し、
前記カタログ出力部は、
前記第一画面を出力し、
前記第一画面を構成する前記1以上の他の商品の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける選択受付部をさらに具備し、
前記カタログ構成部は、
前記選択受付部が前記第一選択を受け付けた場合に、当該第一選択に対応する前記一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、前記第一画面の前記第二ボックスに代えて配置した第二画面を構成し、
前記カタログ出力部は、
前記第二画面を出力する、請求項1記載の情報処理装置。
【請求項9】
2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部と、カタログ構成部と、カタログ出力部とにより実現される情報処理方法であって、
前記カタログ構成部が、2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する前記掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を前記商品情報格納部から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成ステップと、
前記カタログ出力部が、前記カタログ構成ステップで構成された電子カタログを出力するカタログ出力ステップとを具備する情報処理方法。
【請求項10】
2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する前記掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を前記商品情報格納部から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成部と、
前記カタログ構成部が構成した電子カタログを出力するカタログ出力部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子カタログを構成し、出力する情報処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、広告主側に設置されて多数の商品やサービスが掲載された電子カタログのデータを記憶している電子カタログ装置と、ネットワークと、前記商品やサービスの購入を希望する利用者側の端末装置とを備えて構成され、前記端末装置が前記ネットワークを介して前記電子カタログ装置にアクセスすることで、該電子カタログ装置が電子カタログを提供するようにした電子カタログシステムにおいて、 前記電子カタログ装置は、前記電子カタログのポータル画面に、案内釦を備え、 前記ネットワークに接続され、前記利用者が前記案内釦を操作すると、処理を前記電子カタログ装置から引き継ぎ、予め定める1または複数の質問項目を表示する質問部と、前記利用者の質問回答後に、その回答内容に対して、予め登録されている前記電子カタログにおいて適正と思われる推奨商品やサービスの頁を判定し、前記端末装置における表示頁を、前記電子カタログにおけるその推奨商品やサービスの頁へ引き渡す頁処理部とを含む検索装置を備えることを特徴とする電子カタログシステムがあった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-33071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図ることが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報処理装置は、2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部と、2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を商品情報格納部から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成部と、カタログ構成部が構成した電子カタログを出力するカタログ出力部とを具備する情報処理装置である。
【0006】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。なお、情報処理装置は、通常、電子カタログを構成し、出力するプラットフォームとなり得る装置である。
【0007】
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、カタログ定義情報は、電子カタログのレイアウトを特定するレイアウト情報を有し、カタログ構成部は、各電子カタログに対応する掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を商品情報格納部から取得し、2以上の商品情報を用いて、各電子カタログに対応するレイアウト情報に従って、2以上の商品情報を配置し、電子カタログを構成する、情報処理装置である。
【0008】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0009】
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、電子カタログにアクセスするためのアクセス情報に対応する閲覧指示を、第二端末から受信する指示受信部と、閲覧指示に対応するアクセス情報によりアクセス可能な電子カタログであり、カタログ構成部が構成した電子カタログを取得するカタログ取得部と、カタログ取得部が取得した電子カタログを第二端末に送信するカタログ送信部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0010】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0011】
また、本第四の発明の情報処理装置は、第三の発明に対して、カタログ取得部は、閲覧指示に対応する一のアクセス情報によりアクセス可能な2以上の電子カタログを取得し、カタログ送信部は、2以上の電子カタログを第二端末に送信する情報処理装置である。
【0012】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0013】
また、本第五の発明の情報処理装置は、第四の発明に対して、カタログ構成部は、2以上の各電子カタログに含まれる商品情報の中で、合成条件に合致する商品情報を2以上の各電子カタログから取得し、商品情報を一覧できる態様の商品合成情報を構成し、カタログ出力部は、商品合成情報を出力する、情報処理装置である。
【0014】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0015】
また、本第六の発明の情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、2以上の各第一端末からメーカー識別子に対応付く商品情報を受信する商品情報受信部と、商品情報受信部が受信した商品情報をメーカー識別子に対応付けて、商品情報格納部に蓄積する商品情報蓄積部とをさらに具備する情報処理装置である。
【0016】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0017】
また、本第七の発明の情報処理装置は、第六の発明に対して、商品情報受信部は、掲載される電子カタログを特定するカタログ条件に対応付いた商品情報を受信し、カタログ条件に合致する電子カタログに商品情報が掲載される掲載商品条件をカタログ定義格納部に蓄積する条件蓄積部をさらに具備する情報処理装置である。
【0018】
かかる構成により、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0019】
また、本発明の電子カタログ装置は、2以上の各商品識別子に対応付けて、第一階層と第二階層とを含む2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、商品情報格納部を参照し、一の商品の第二階層の商品関連情報である第二情報を用いた第二ボックスと、一の商品以外の他の商品の第一階層の商品関連情報である第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第一画面を構成する第一画面構成部と、第一画面を出力する第一画面出力部と、第一画面を構成する1以上の他の商品の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける選択受付部と、選択受付部が第一選択を受け付けた場合に、第一選択に対応する一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、第一画面の第二ボックスに代えて配置した第二画面を構成する第二画面構成部と、第二画面を出力する第二画面出力部とを具備する電子カタログ装置である。
【0020】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0021】
また、本発明の電子カタログ装置は、上記の発明に対して、第二画面構成部は、選択受付部が第一選択を受け付けた場合に、第一選択に対応する一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、第一画面の第二ボックスに代えて配置し、一の商品の第一情報を用いた第一ボックスを、第一選択に対応する他の商品の第一ボックスに代えて配置した第二画面を構成する電子カタログ装置である。
【0022】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0023】
また、本発明の電子カタログ装置は、上記の発明に対して、第二画面構成部は、一の商品の第一ボックスを、第一選択に対応する他の商品の第一ボックスの位置に配置し、第二画面を構成する電子カタログ装置である。
【0024】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0025】
また、本発明の電子カタログ装置は、上記の発明に対して、2以上の商品情報のうち、いずれか1以上の商品情報が対応付く2以上の表示情報が格納される表示情報格納部と、2以上の各表示情報を用いた2以上の上位ボックスを含む第一レイヤ画面を構成する第一レイヤ構成部と、第一レイヤ画面を出力する第一レイヤ出力部とをさらに具備し、選択受付部は、第一レイヤ画面を構成する2以上の上位ボックスのうち、一の上位ボックスに対する第二選択を受け付け、選択受付部が第二選択を受け付けた場合に、第二選択に対応する上位ボックスと、上位ボックスに対する表示情報に対応する1以上の各商品情報が有する第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第三画面を構成する第三画面構成部と、第三画面を出力する第三画面出力部とをさらに具備する電子カタログ装置である。
【0026】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0027】
また、本発明の電子カタログ装置は、上記の発明に対して、選択受付部は、第三画面において、上位ボックスに対する第三選択を受け付け、選択受付部が第三選択を受け付けた場合に、第三画面に代えて、第一レイヤ画面を決定する画面遷移部をさらに具備し、第一レイヤ出力部は、画面遷移部の決定に応じて、第三画面に代えて、第一レイヤ画面を出力し、選択受付部は、第三画面において、1以上の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付け、第一画面構成部は、第三画面が出力されている状態において、選択受付部が第一選択を受け付けた場合に、上位ボックスに代えて、一の第一ボックスに対応する第二情報を用いた第二ボックスを配置した第一画面を構成し、第一画面出力部は、第一画面を出力する電子カタログ装置である。
【0028】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0029】
また、本発明の電子カタログ装置は、上記の発明に対して、第三画面構成部は、第一レイヤ画面に対して、一の上位ボックスの位置が変更されない第三画面を構成する電子カタログ装置である。
【0030】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0031】
また、本発明の電子カタログ装置は、2以上の各商品識別子に対応付けて、2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有し、2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の商品情報のうち、いずれか1以上の商品情報が対応付く2以上の表示情報が格納される表示情報格納部と、2以上の各画面識別子に対応付けて、画面を構成する情報の種類である1以上の種類識別子と、1以上の種類識別子のうちの1以上の各種類識別子ごとに、選択された場合に遷移する画面の画面識別子とを有する2以上の画面定義情報と、初期の画面を識別する初期画面識別子とが格納される画面定義格納部と、初期画面識別子に対応する1以上の種類識別子で識別される種類の商品関連情報および表示情報のうちの1以上の各情報に対応するボックスを含む画面を構成する画面構成部と、画面構成部が構成した画面を出力する画面出力部と、画面出力部が出力した画面に含まれる一のボックスに対する選択を受け付ける選択受付部と、選択受付部が選択を受け付けた場合、選択に対する一のボックスに対応する画面識別子であり、一のボックスに対応する種類識別子と対になる次に遷移する画面の画面識別子を画面定義格納部から取得する画面遷移部とを具備し、画面構成部は、画面遷移部が次に遷移する画面の画面識別子を取得した場合には、画面識別子と対になる1以上の各種類識別子で識別される1以上の商品関連情報または1以上の表示情報のうちの1以上の情報であり、一のボックスに対応する情報と階層的に繋がっている各情報を用いた1以上のボックスを含む画面を構成し、画面遷移部が次に遷移する画面の画面識別子を取得しなかった場合には、一のボックスに対応する情報に対して、階層が一つ下位の階層に対応する商品関連情報に対応するボックスを含む画面を構成し、画面出力部は、画面構成部が構成した画面を出力する、電子カタログ装置である。
【0032】
かかる構成により、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【発明の効果】
【0033】
本発明による情報処理装置によれば、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】実施の形態1におけるカタログシステムAの概念図
図2】同カタログシステムAのブロック図
図3】同電子カタログ装置1のブロック図
図4】同電子カタログ装置1の第一の動作例について説明するフローチャート
図5】同電子カタログ装置1の第一の動作例について説明するフローチャート
図6】同電子カタログ装置1の第二の動作例について説明するフローチャート
図7】同画面構成処理の例について説明するフローチャート
図8】同電子カタログを構成する階層化された情報を示す図
図9】同商品関連情報管理表を示す図
図10】同表示情報管理表を示す図
図11】同画面定義表を示す図
図12】同出力例を示す図
図13】同出力例を示す図
図14】同出力例を示す図
図15】実施の形態2における情報システムBの概念図を示す図
図16】同情報システムBのブロック図
図17】同情報処理装置3のブロック図
図18】同情報処理装置3の動作例について説明するフローチャート
図19】同合成情報取得処理の例について説明するフローチャート
図20】同電子カタログ構成処理の例について説明するフローチャート
図21】同第一端末4の動作例について説明するフローチャート
図22】同第二端末5の動作例について説明するフローチャート
図23】同情報システムBの具体的な動作例を説明する概念図
図24】同カタログ定義管理表を示す図
図25】同商品情報管理表を示す図
図26】同電子カタログの出力例を示す図
図27】同電子カタログの出力例を示す図
図28】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
図29】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0036】
(実施の形態1)
本実施の形態において、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログ装置1を含むカタログシステムについて説明する。
【0037】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0038】
図1は、本実施の形態におけるカタログシステムAの概念図である。カタログシステムAは、電子カタログ装置1、1または2以上の端末装置2を備える。
【0039】
電子カタログ装置1は、電子カタログを提供する装置である。電子カタログ装置1は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であるが、種類は問わない。
【0040】
端末装置2は、電子カタログを閲覧するユーザが使用する装置である。端末装置2は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
【0041】
図2は、本実施の形態におけるカタログシステムAのブロック図である。図3は、電子カタログ装置1のブロック図である。
【0042】
電子カタログ装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、商品情報格納部111、表示情報格納部112、および画面定義格納部113を備える。受付部12は、選択受付部121を備える。処理部13は、画面構成部131、および画面遷移部132を備える。画面構成部131は、第一レイヤ構成部1311、第一画面構成部1312、第二画面構成部1313、および第三画面構成部1314を備える。出力部14は、画面出力部141を備える。画面出力部141は、第一レイヤ出力部1411、第一画面出力部1412、第二画面出力部1413、および第三画面出力部1414を備える。
【0043】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0044】
電子カタログ装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する商品情報、後述する表示情報、後述する画面定義情報である。
【0045】
商品情報格納部111には、2以上の商品情報が格納される。商品情報とは、商品に関する情報である。商品情報は、商品識別子に対応付く。商品識別子は、商品を識別する情報であり、例えば、商品ID、商品名である。商品情報は、2以上の商品関連情報を有する。商品情報が有する2以上の各商品関連情報は、階層関係を有する。つまり、商品情報は、第一階層と第二階層とを含む2階層以上の各階層において、異なる2以上の商品関連情報を有する。なお、一の商品情報は、通常、1つの商品に関する情報であるが、2以上の商品に関する情報でも良い。一の商品情報は、例えば、セット売りの商品等に関する情報でも良い。
【0046】
なお、商品関連情報とは、商品に関する情報である。商品関連情報は、通常、商品について紹介するための情報、または商品について説明するための情報である。商品関連情報は、静止画であることは好適であるが、動画や文字列や複数のデータタイプを有する情報等でも良く、データタイプは問わない。2階層以上の階層において、階層が下位になるほど、商品関連情報は、商品に関するより詳細な情報であることは好適である。
【0047】
商品情報は、1以上の商品属性値に対応付いていることは好適である。商品属性値は、例えば、商品種類、カテゴリー、金額である。なお、商品種類とカテゴリーとは同じ情報でも良い。
【0048】
表示情報格納部112には、1または2以上の表示情報が格納される。表示情報とは、電子カタログの画面を構成する情報である。1以上の各表示情報には、2以上の商品情報のうちの、いずれか1以上の商品情報が対応付く。1以上の表示情報と2以上の商品関連情報とは階層構造を構成する。表示情報は、階層構造において、2以上の商品関連情報のうちのいずれか1以上の商品関連情報の上位に存在する。また、2以上の表示情報が階層構造を有していても良い。表示情報は、例えば、商品のカテゴリー(例えば、「Natural」「Modern」)を表現する情報である。表示情報は、例えば、商品の種類(例えば、「テーブル」「椅子」)を表現する情報である。ただし、表示情報の内容は問わないことは言うまでもない。
【0049】
なお、表示情報と商品情報との対応付け方は問わない。表示情報と商品情報との対応付けは、リンクによっても良いし、商品属性値条件によっても良い。商品属性値条件とは、1以上の商品属性値に関する情報である。商品属性値条件は、例えば、「カテゴリー=Natural」「カテゴリー=Modern」「商品種類=オフィス家具」である。つまり、表示情報は、商品属性値条件に対応しても良い。
【0050】
表示情報は、静止画であることは好適であるが、動画や文字列や複数のデータタイプを有する情報等でも良く、データタイプは問わない。
【0051】
画面定義格納部113には、2以上の画面定義情報が格納される。画面定義情報とは、カタログを構成する画面を定義するための情報である。画面定義情報は、画面識別子に対応付く。画面識別子とは、画面を識別する情報であり、例えば、画面ID、画面名である。画面定義情報は、1以上の種類識別子と、1以上の遷移画面識別子とを有する。
【0052】
種類識別子は、画面を構成する情報の種類を特定する情報であり、例えば、「表示情報」「第一階層の商品関連情報(第一情報と言っても良い。)」「第二階層の商品関連情報(第二情報と言っても良い。)」「第三階層の商品関連情報(第三情報と言っても良い。)」である。
【0053】
遷移画面識別子とは、次に遷移する可能性のある画面の識別子である。画面定義情報が有する遷移画面識別子は、当該画面定義情報が有する1以上の種類識別子のうちのいずれかの種類識別子に対応する。つまり、遷移画面識別子は、種類識別子で識別される種類の情報に基づくボックスが選択された場合に、遷移する画面を識別する情報である。
【0054】
画面定義格納部113には、初期画面識別子が格納される。初期画面識別子は、最初に出力される画面を識別する情報である。初期画面識別子が格納されていることは、最初に出力される画面が存在することと同意義である。
【0055】
受付部12は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報とは、例えば、出力指示、後述する選択である。出力指示とは、電子カタログの出力の指示である。選択は、例えば、後述する第一選択、後述する第二選択、後述する第三選択、後述する第四選択である。
【0056】
ここで、受け付けとは、通常、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であっても良い。
【0057】
選択受付部121は、画面を構成する1以上のボックスのうち、いずれか一のボックスに対する選択を受け付ける。なお、ボックスとは、商品関連情報または表示情報を含み、ユーザが選択可能なユーザインターフェイス部品である。ボックスは、例えば、ボタンであるが、その種類は問わない。なお、ボックスに対する選択は、情報(例えば、表示情報、商品関連情報)に対する選択と言っても良い。ボックスは、例えば、表示情報を含む上位ボックス、第一情報を含む第一ボックス、第二情報を含む第二ボックスである。なお、表示情報と上位ボックスとを同一視しても良い。第一情報と第一ボックスとを同一視しても良い。さらに、第二情報と第二ボックスとを同一視しても良い。また、商品関連情報には、通常、一つの商品の情報が含まれるが、セット売りの商品等の2以上の商品の情報が含まれても良い。なお、かかる2以上の商品は、セット売りでなくても良い。
【0058】
選択受付部121は、例えば、第一画面を構成する1以上の他の商品の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける。
【0059】
第一画面とは、一の商品に対応する第二ボックスと、当該一の商品以外の他の商品に対応する1以上の第一ボックスとを含む画面である。第一ボックスは、第一情報を用いて構成されたボックスである。第二ボックスは、第二情報を用いて構成されたボックスである。第一情報は、階層構造を構成する商品関連情報のうちの第一階層の商品関連情報である。第二情報は、階層構造を構成する商品関連情報のうちの第二階層の商品関連情報である。
【0060】
なお、後述する第二画面は、第一画面と同じ構造を有する。後述する第二画面は、一の第一画面から情報が異なる他の第一画面に遷移した場合の、当該他の第一画面である。
【0061】
選択受付部121は、例えば、第一レイヤ画面を構成する2以上の上位ボックスのうち、一の上位ボックスに対する第二選択を受け付ける。第一レイヤ画面とは、2以上の上位ボックスを含む画面である。上位ボックスは、表示情報を用いて構成されたボックスである。
【0062】
選択受付部121は、例えば、第三画面において、上位ボックスに対する第三選択を受け付ける。
【0063】
第三画面とは、一の上位ボックスと、当該上位ボックスに対する1以上の第一ボックスとを含む。ここで、上位ボックスに対する1以上の第一ボックスは、上位ボックスに含まれる表示情報に対応する第一情報を用いて構成されるボックスである。表示情報に対応する第一情報は、表示情報に対応する1以上の各商品情報が有する商品関連情報である。表示情報に対応する第一情報は、階層構造において、表示情報に繋がる第一情報である。
【0064】
選択受付部121は、例えば、第三画面において、1以上の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける。
【0065】
選択受付部121は、例えば、第一画面において、当該第一画面を構成する第二ボックスに対する第四選択を受け付ける。
【0066】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、画面構成部131、画面遷移部132が行う処理である。
【0067】
処理部13は、出力された電子カタログに対する注文指示が受付部12により受け付けられた場合、当該注文指示に対応する商品の注文処理を行っても良い。かかる注文処理は、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
【0068】
画面構成部131は、出力される画面を構成する。なお、出力される画面は、電子カタログを構成する。画面構成部131は、商品情報格納部111に格納されている商品関連情報および表示情報のうちの1以上の情報を用いて、画面を構成する。商品関連情報を用いて画面を構成することは、商品関連情報を含むボックスを用いて画面を構成することである。また、表示情報を用いて画面を構成することは、表示情報を含む上位ボックスを用いて画面を構成することである。
【0069】
画面構成部131は、例えば、初期画面識別子に対応する1以上の種類識別子で識別される種類の商品関連情報および表示情報のうちの1以上の各情報に対応するボックスを含む画面を構成する。なお、初期画面識別子に対応する1以上の種類識別子は、画面定義格納部113に格納されている。
【0070】
画面構成部131は、例えば、画面遷移部132が次に遷移する画面識別子(遷移画面識別子)を取得した場合には、当該画面識別子と対になる1以上の各種類識別子で識別される1以上の商品関連情報または1以上の表示情報のうちの1以上の情報であり、選択された一のボックスに対応する情報と階層的に繋がっている各情報を用いた1以上のボックスを含む画面を構成する。なお、階層的に繋がっている各情報とは、通常、一つ下位の商品関連情報である。
【0071】
画面構成部131は、例えば、画面遷移部132が次に遷移する画面の画面識別子を取得しなかった場合には、選択された一のボックスに対応する情報に対して、階層が一つ下位の階層に対応する商品関連情報に対応するボックスを含む画面を構成する。
【0072】
第一レイヤ構成部1311は、2以上の各表示情報を用いた2以上の上位ボックスを含む第一レイヤ画面を構成する。第一レイヤ画面は、通常、初期画面である。
【0073】
第一画面構成部1312は、商品情報格納部111を参照し、一の商品の第二ボックスと、他の商品の1以上の第一ボックスとを含む第一画面を構成する。なお、一の商品の第二ボックスとは、一の商品の第二階層の商品関連情報である第二情報を用いたボックスである。ここでの第一ボックスとは、他の商品の第一階層の商品関連情報である第一情報を用いたボックスである。また、他の商品は、当該一の商品以外の商品である。
【0074】
第一画面構成部1312は、第三画面が出力されている状態において、選択受付部121が第一選択を受け付けた場合に、第三画面に含まれる上位ボックスに代えて、当該一の第一ボックスに対応する第二情報を用いた第二ボックスを配置した第一画面を構成する。
【0075】
なお、第三画面は、上位ボックスと、1以上の第一ボックスとを含む。第三画面に含まれる第一ボックスは、第三画面に含まれる上位ボックスに対する表示情報の下位の階層の第一情報を用いたボックスである。表示情報の下位の階層の第一情報は、表示情報に対応する商品情報が有する第一情報である。
【0076】
また、ここで、第一画面構成部1312が構成する第一画面は、第三画面が有する上位ボックスに代えて、第一選択に対応する一の第一ボックスに対応する第二ボックスを配置した画面である。第一ボックスに対応する第二ボックスとは、第一ボックスに含まれる第一情報の下位の階層の第二情報を含むボックスである。また、第一画面構成部1312が構成する第一画面は、第三画面が有する第一ボックスのうち、少なくとも選択されなかった第一ボックスを含む画面であることは好適である。なお、選択に対応するボックスとは、選択されたボックスである。
【0077】
第二画面構成部1313は、選択受付部121が第一選択を受け付けた場合に、当該第一選択に対応する一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、第一画面の第二ボックスに代えて配置した第二画面を構成する。ここで、「第一画面の第二ボックスに代えて配置した」とは、第一画面の第二ボックスの位置に他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを配置することは好適であるが、その位置が異なっていても良い。また、「一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報」とは、一の第一ボックスに含まれる第一情報の下位の階層の第二情報である。
【0078】
第二画面構成部1313は、例えば、選択受付部121が第一選択を受け付けた場合に、当該第一選択に対応する一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、第一画面の第二ボックスに代えて配置し、かつ一の商品の第一情報を用いた第一ボックスを、当該第一選択に対応する他の商品の第一ボックスに代えて配置した第二画面を構成する。なお、ここで、「第一ボックスに代えて」とは、一の商品の第一情報を用いた第一ボックスを、他の商品の第一ボックスの位置に配置することは好適であるが、一の商品の第一情報を用いた第一ボックスを配置する位置は問わない。
【0079】
第二画面構成部1313は、一の商品の第一ボックスを、第一選択に対応する他の商品の第一ボックスの位置に配置し、第二画面を構成することは好適である。かかる場合、第二画面は、第一選択に対応する他の商品の第一ボックスを有さないことは好適であるが、当該第一ボックスを有しても良い。
【0080】
第三画面構成部1314は、選択受付部121が第二選択を受け付けた場合に、当該第二選択に対応する上位ボックスと、当該上位ボックスに対する表示情報に対応する1以上の各商品情報が有する第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第三画面を構成する。なお、ボックス(例えば、上位ボックス、第一ボックス、第二ボックス)に対する情報(例えば、表示情報、第一情報、または第二情報)とは、ボックスに含まれる情報である。また、「表示情報に対応する1以上の各商品情報が有する第一情報」とは、表示情報の下位の階層の第一情報である、と言える。
【0081】
第三画面構成部1314は、第一レイヤ画面に対して、第二選択に対応する一の上位ボックスの位置が変更されない第三画面を構成することは好適である。
【0082】
第三画面構成部1314は、選択受付部121が第四選択を受け付けた場合に、当該第四選択に対応する第二ボックスに対応する情報の上位の表示情報を用いた上位ボックスを含む第三画面を構成する。なお、「第二ボックスに対応する情報の上位の表示情報」とは、第二ボックスに含まれる第二データと、階層が上位の表示情報である。なお、第四選択は、第一画面において受け付けられる。
【0083】
画面遷移部132は、次に遷移する画面を決定する。画面遷移部132は、例えば、次に遷移する画面を識別する遷移画面識別子を取得する。
【0084】
画面遷移部132は、例えば、選択受付部121が第三選択を受け付けた場合に、第三画面に代えて、第一レイヤ画面を決定する。第一レイヤ画面を決定することは、第一レイヤ画面を取得すること、第一レイヤ画面の識別子を取得すること等である。
【0085】
画面遷移部132は、例えば、選択受付部121が選択を受け付けた場合、当該選択に対する一のボックスに対応する画面識別子であり、当該一のボックスに対応する種類識別子と対になる遷移画面識別子を画面定義格納部113から取得する。
【0086】
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、各種の画面である。各種の画面は、電子カタログを構成する。
【0087】
ここで出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0088】
画面出力部141は、画面構成部131が構成した画面を出力する。
【0089】
第一レイヤ出力部1411は、第一レイヤ構成部1311が構成した第一レイヤ画面を出力する。第一レイヤ出力部1411は、画面遷移部132の第一レイヤ画面の決定に応じて、第三画面に代えて、第一レイヤ画面を出力することは好適である。
【0090】
第一画面出力部1412は、第一画面構成部1312が構成した第一画面を出力する。
【0091】
第二画面出力部1413は、第二画面構成部1313が構成した第二画面を出力する。
【0092】
第三画面出力部1414は、第三画面構成部1314が構成した第三画面を出力する。
【0093】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子である。
【0094】
端末受付部22は、各種の情報または指示を受け付ける。各種の情報または指示は、例えば、出力指示、注文指示、各種の選択である。出力指示とは、電子カタログを出力する指示である。注文指示とは、電子カタログを用いて、商品を注文する指示である。
【0095】
各種の情報または指示の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0096】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0097】
端末送信部24は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、出力指示、注文指示、各種の選択である。
【0098】
端末受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、電子カタログを構成する各種の画面である。
【0099】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、電子カタログを構成する各種の画面である。ここで出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0100】
格納部11、商品情報格納部111、表示情報格納部112、画面定義格納部113、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0101】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0102】
受付部12、選択受付部121、および端末受信部25は、無線または有線の通信手段で実現されることが好適であるが、放送を受信する手段、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現されても良い。
【0103】
処理部13、画面構成部131、画面遷移部132、第一レイヤ構成部1311、第一画面構成部1312、第二画面構成部1313、および第三画面構成部1314は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0104】
出力部14、画面出力部141、第一レイヤ出力部1411、第一画面出力部1412、第二画面出力部1413、第三画面出力部1414、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0105】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0106】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0107】
次に、カタログシステムAの動作例について説明する。まず、電子カタログ装置1の第一の動作例について、図4図5のフローチャートを用いて説明する。
【0108】
(ステップS401)受付部12は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS402に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS401に戻る。なお、ここでの出力指示の受け付けは、例えば、端末装置2からの出力指示の受信である。
【0109】
(ステップS402)画面構成部131は、表示情報格納部112から1以上の表示情報を取得する。
【0110】
(ステップS403)画面構成部131は、カウンタiに1を代入する。
【0111】
(ステップS404)第一レイヤ構成部1311は、ステップS402で取得した表示情報の中で、i番目の表示情報が存在するか否かを判断する。i番目の表示情報が存在する場合はステップS405に行き、存在しない場合はステップS407に行く。
【0112】
(ステップS405)第一レイヤ構成部1311は、i番目の表示情報を含む上位ボックスを構成する。
【0113】
(ステップS406)画面構成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS404に戻る。
【0114】
(ステップS407)第一レイヤ構成部1311は、ステップS404で取得した1以上の上位ボックスを含む第一レイヤ画面を構成する。
【0115】
なお、ここで、第一レイヤ構成部1311は、上位ボックス以外のボックスを含む第一レイヤ画面を構成しても良い。上位ボックス以外のボックスは、第一ボックスであることは好適である。第一レイヤ構成部1311は、例えば、1以上の上位ボックスと、一の上位ボックスの下位の階層の1以上の第一ボックスとを含む第一レイヤ画面を構成する。
【0116】
(ステップS408)第一レイヤ出力部1411は、ステップS407で構成した第一レイヤ画面を出力する。なお、ここでの出力は、例えば、端末装置2への送信である。
【0117】
画面出力部141が出力する第一レイヤ画面等の画面(例えば、第一画面、第二画面、第三画面、第四画面)は、通常、端末装置2で表示される画面を構成する画面情報である。画面情報は、例えば、HTML、XML、プログラム等により実現されるが、その実現出願は問わない。
【0118】
(ステップS409)選択受付部121は、第二選択を受け付けたか否か判断する。第二選択を受け付けた場合はステップS410に行き、第二選択を受け付けなかった場合はステップS409に戻る。
【0119】
なお、ここでの第二選択は、ユーザが使用する端末において出力された第一レイヤ画面における、一の上位ボックスに対する選択である。
【0120】
(ステップS410)第三画面構成部1314は、第二選択に対応する上位ボックスを決定する。なお、上位ボックスの決定とは、例えば、上位ボックスの取得、上位ボックスの識別子の取得、上位ボックスに対応する表示情報の取得、または上位ボックスに対応する表示情報の識別子の取得である。
【0121】
(ステップS411)第三画面構成部1314は、ステップS410で決定した上位ボックスに対応する表示情報の下位の1以上の第一情報を商品情報格納部111から取得する。ここで、第三画面構成部1314は、表示情報の下位のすべての第一情報を取得することは好適である。
【0122】
(ステップS412)第三画面構成部1314は、ステップS411で取得した1以上の各第一情報を含む1以上の第一ボックスを取得する。第三画面構成部1314は、ステップS410で決定した上位ボックスと、取得した1以上の第一ボックスとを含む第三画面を構成する。
【0123】
(ステップS413)第三画面出力部1414は、ステップS412で構成された第三画面を出力する。
【0124】
(ステップS414)選択受付部121は、出力された第三画面に対して、第三選択を受け付けたか否か判断する。第三選択を受け付けた場合はステップS415に行き、受け付けなかった場合はステップS417に行く。
【0125】
(ステップS415)画面遷移部132は、遷移先の画面を第一レイヤ画面に決定する。
【0126】
(ステップS416)第一レイヤ出力部1411は、第一レイヤ画面を出力する。ステップS409に戻る。
【0127】
(ステップS417)選択受付部121は、出力された第三画面に対して、第一選択を受け付けたか否か判断する。第一選択を受け付けた場合はステップS418に行き、受け付けなかった場合はステップS414に戻る。
【0128】
(ステップS418)第一画面構成部1312は、ステップS417で受け付けられた第一選択に対応する第一情報の下位の階層の第二情報を商品情報格納部111から取得する。
【0129】
(ステップS419)第一画面構成部1312は、ステップS418で取得した第二情報を用いた第二ボックスを構成する。
【0130】
(ステップS420)第一画面構成部1312は、ステップS419で構成された第二ボックスを第三画面が有する上位ボックスに代えて配置した第一画面を構成する。なお、第一画面は、第三画面が有する1以上の第一ボックスのうち、少なくとも第一選択に対応する第一ボックスを除く1以上の第一ボックスを有することは好適である。
【0131】
(ステップS421)第一画面出力部1412は、ステップS420で構成された第一画面を出力する。
【0132】
(ステップS422)選択受付部121は、出力された第一画面に対して、第一選択を受け付けたか否か判断する。第一選択を受け付けた場合はステップS423に行き、受け付けなかった場合はステップS427に行く。
【0133】
(ステップS423)第二画面構成部1313は、第一選択に対する第一ボックスに対する第一情報の下位の階層の第二情報を商品情報格納部111から取得する。
【0134】
(ステップS424)第二画面構成部1313は、ステップS423で取得した第二情報を用いた第二ボックスを構成する。
【0135】
(ステップS425)第二画面構成部1313は、出力されている第一画面に含まれる第二情報に代えて、ステップS424で構成した第二ボックスを配置した第二画面を構成する。
【0136】
(ステップS426)第二画面出力部1413は、ステップS425で構成された第二画面を出力する。ステップS422に戻る。なお、第二画面は、第一画面と同じ構造であるので、ステップS422に戻った後は、出力されている画面は第一画面である。
【0137】
(ステップS427)選択受付部121は、出力された第一画面に対して、第四選択を受け付けたか否か判断する。第四選択を受け付けた場合はステップS428に行き、受け付けなかった場合はステップS422に戻る。
【0138】
(ステップS428)第三画面構成部1314は、第四選択に対する第二ブロックに対応する第二情報の上位階層の表示情報を表示情報格納部112から取得する。
【0139】
(ステップS429)第三画面構成部1314は、ステップS428で取得した表示情報を含む上位ボックスを構成する。
【0140】
(ステップS430)第三画面構成部1314は、ステップS429で構成した上位ボックスを含む第三画面を構成する。なお、第三画面は、当該上位ボックスと、第一画面が有する1以上の第一ボックスを有することは好適である。また、第三画面は、当該上位ボックスと、第一画面が有する1以上の第一ボックスと、第四選択に対する第二ブロックの上位の階層の第一情報を含む第一ボックスとを有することは、さらに好適である。
【0141】
(ステップS431)第三画面出力部1414は、ステップS430で構成された第三画面を出力する。ステップS414に行く。
【0142】
なお、図4図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0143】
次に、電子カタログ装置1の第二の動作例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0144】
(ステップS601)受付部12は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS602に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS605に行く。なお、ここでの出力指示の受け付けは、例えば、端末装置2からの出力指示の受信である。
【0145】
(ステップS602)画面構成部131は、画面定義格納部113から初期画面識別子を取得する。
【0146】
(ステップS603)画面構成部131は、取得した画面識別子を用いて、画面構成処理を行う。画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0147】
(ステップS604)画面出力部141は、ステップS603で構成された画面を出力する。ステップS601に戻る。
【0148】
(ステップS605)選択受付部121は、出力されている画面に対して、一のボックスの選択を受け付けたか否かを判断する。選択を受け付けた場合はステップS606に行き、選択を受け付けなかった場合はステップS601に戻る。
【0149】
(ステップS606)画面構成部131は、ステップS605で受け付けられた選択に対応する一のボックスの種類識別子(例えば、「表示情報」「第一情報」「第二情報」)を取得する。
【0150】
(ステップS607)画面構成部131は、出力されている画面を識別する画面識別子と対になり、ステップS606で取得した種類識別子と対になる遷移画面識別子が、画面定義格納部113に存在するか否か判断する。遷移画面識別子が存在する場合はステップS603に行き、存在しない場合はステップS608に行く。なお、ここで、遷移画面識別子が存在する場合は、画面構成部131は、当該遷移画面識別子を取得する。
【0151】
(ステップS608)画面構成部131は、商品情報格納部111を参照し、ステップS605で受け付けられた選択に対応する一のボックスに対する情報が、最下位の商品関連情報であるか否か判断する。最下位の商品関連情報であればステップS609に行き、最下位の商品関連情報でなければステップS611に行く。
【0152】
(ステップS609)画面遷移部132は、現在、最近に出力されていた上位の画面の画面識別子を取得する。なお、画面の階層は、例えば、「第一レイヤ画面→第三画面→第一画面(第二画面)」の階層である。また、画面の階層を特定する情報は、例えば、画面定義格納部113で管理されている、とする。
【0153】
(ステップS610)画面出力部141は、ステップS609で取得された画面識別子で識別される画面を出力する。ステップS601に戻る。なお、現在、出力されている画面の情報に加えて、過去に出力された画面の情報は、例えば、図示しないバッファに蓄積されている、とする。
【0154】
(ステップS611)画面構成部131は、ステップS605で受け付けられた選択に対応する一のボックスの情報に対応する情報であり、当該一のボックスの情報の下位の階層の商品関連情報を取得する。
【0155】
(ステップS612)画面構成部131は、ステップS611で取得した下位の階層の商品関連情報を含む下位のボックスを構成する。
【0156】
(ステップS613)画面構成部131は、ステップS612で構成したボックスを含む画面を構成する。
【0157】
なお、かかる画面は、直前に出力されていた画面が有するボックスであり、ステップS612で構成したボックスと同じ階層にあるボックスを、ステップS612で構成したボックスに入れ替えた画面であることは好適である。また、かかる画面は、ステップS605で受け付けられた選択に対応する一のボックスを、当該一のボックスと同じ階層にあるボックスであり、ステップS612で構成したボックスと同じ階層にあるボックスの一つ上位の階層のボックスに入れ替えた画面であることは好適である。
【0158】
(ステップS614)画面出力部141は、ステップS613で構成された画面を出力する。ステップS601に戻る。
【0159】
次に、ステップS603の画面構成処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0160】
(ステップS701)画面構成部131は、カウンタiに1を代入する。
【0161】
(ステップS702)画面構成部131は、画面定義格納部113の中に、取得されている画面識別子と対になるi番目の種類識別子が存在するか否か判断する。i番目の種類識別子が存在する場合はステップS703に行き、存在しない場合はステップS706に行く。
【0162】
(ステップS703)画面構成部131は、i番目の種類識別子に対応する1以上の情報を、商品情報格納部111または表示情報格納部112から取得する。なお、1以上の情報は、商品関連情報、または表示情報である。
【0163】
(ステップS704)画面構成部131は、ステップS703で取得した1以上の各情報を、それぞれ含む1以上のボックスを取得する。
【0164】
(ステップS705)画面構成部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0165】
(ステップS706)画面構成部131は、ステップS704で取得した種類識別子ごとに1以上のボックスを配置した画面を構成する。上位処理にリターンする。
【0166】
なお、画面構成部131は、画面定義情報が有する種類識別子ごとのレイアウト情報を用いて、各種類識別子に対応する1以上のボックスを配置した画面を構成することは好適である。
【0167】
次に、端末装置2の動作例について説明する。端末装置2の端末受付部22は、出力指示を受け付ける。端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた出力指示を、送信するデータ構造の出力指示にする。次に、端末送信部24は、当該出力指示を電子カタログ装置1に送信する。そして、端末受信部25は、電子カタログを構成する画面(例えば、第一レイヤ画面)を受信する。端末処理部23は、端末受信部25が受信した画面を、出力する画面にする。次に、端末出力部26は、当該画面を出力する。また、端末受付部22は、出力されている画面に対して、ユーザから、当該画面を構成する一のボックスの選択を受け付ける。端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた選択を、送信するデータ構造にする。次に、端末送信部24は、当該選択を電子カタログ装置1に送信する。次に、端末受信部25は、新たな画面の情報を電子カタログ装置1から受信する。端末処理部23は、端末受信部25が受信した情報を用いて、出力する画面にする。次に、端末出力部26は、当該画面を出力する。なお、かかる画面は、電子カタログである。
【0168】
以下、本実施の形態におけるカタログシステムAの具体的な動作例について説明する。
【0169】
今、電子カタログ装置1の格納部11には、図8に示す階層化された情報が格納されている。図8の情報のうち、「IMG1」「IMG2」は表示情報である。また、「IMG1」「IMG2」は、商品のカテゴリーを明示する画像である。また、「IMG1」「IMG2」以外の情報は、商品関連情報である。「IMG11」「IMG111」は、各々、一の商品の商品関連情報であり、階層化された商品関連情報である。「IMG11」は、当該一の商品のイメージを示す画像である。「IMG111」は、「IMG11」より、さらに詳細に商品を説明する情報(例えば、画像)である。また、「IMG12」「IMG121」も、各々、一の商品の商品関連情報であり、階層化された商品関連情報である。また、「IMG1n」「IMG1n1」、「IMG21」「IMG211」、および「IMG2m」「IMG2m1」の組も、各々、一の商品の商品関連情報であり、2階層に階層化された商品関連情報である。また、情報の階層化された情報は、表示情報を最上位とし、下位に2階層の商品関連情報を含む、合計3階層の情報である。
【0170】
また、図8の情報のうちの階層化された商品関連情報を管理する商品関連情報管理表の例は図9である。商品関連情報管理表は、商品情報格納部111に格納されている。商品関連情報管理表は、「商品識別子」「第一情報」「第二情報」「商品属性値」を有する。「第一情報」は階層の上位の商品関連情報であり、「第二情報」は階層の下位の商品関連情報である。また、「第一情報」の上位階層の情報は、図8で繋がる表示情報である、と言える。「商品属性値」は、ここでは「カテゴリー」「金額」を有する。
【0171】
また、図8に示す階層化された情報のうちの表示情報を管理する表示情報管理表の例は図10である。表示情報管理表は、「表示情報識別子」「表示情報」「商品属性値条件」を有する。ここでは、「商品属性値条件」により、「表示情報」と1以上の「第一情報」とがリンク付け(階層化)される。つまり、「表示情報」の下位には、「商品属性値条件」を満たす属性値と対になる1以上の「第一情報」が繋がる。
【0172】
さらに、画面定義格納部113には、図11に示す画面定義表が格納されている、とする。画面定義表は、1以上の画面定義情報を有する。画面定義情報は、「画面識別子」「種類識別子」「遷移画面識別子」「レイアウト情報」を有する。「種類識別子」は、画面に配置される情報の種類を識別する情報であり、ここでは「表示情報」「第一情報」
「第二情報」のいずれかである。「遷移画面識別子」は、対になる「種類識別子」で識別される種類のボックスが選択された場合に遷移する画面の識別子である。「レイアウト情報」は、種類に応じたボックスのレイアウトを特定する情報である。画面識別子「第一レイヤ画面」と対になるレイアウト情報「横並び」は、2つの表示情報を横に並べて「第三画面」が構成されることを示す。また、画面識別子「第三画面」に対応するレイアウト情報は、各種類の情報が配置される場所を図で示しているが、各種類の情報(ボックス)が配置される場所を特定する座標値の集合であることは好適である。ただし、各種類の情報(ボックス)が配置される場所を特定できれば良く、レイアウト情報の構造は問わない。
【0173】
また、画面定義格納部113には、初期画面識別子「第一レイヤ画面」が格納されている、とする。
【0174】
かかる状況において、ユーザは、端末装置2に出力指示を入力した、とする。次に、端末装置2は、出力指示を受け付け、出力指示を電子カタログ装置1に送信する。
【0175】
次に、電子カタログ装置1の受付部12は、出力指示を受信する。次に、画面構成部131は、画面定義格納部113から初期画面識別子「第一レイヤ画面」を取得する。
【0176】
次に、画面構成部131は、画面識別子「第一レイヤ画面」と対になる種類識別子「表示情報」、レイアウト情報「横並び」を画面定義表(図11)から取得する。次に、画面構成部131は、種類識別子「表示情報」に基づき。表示情報管理表(図10)から2つの表示情報を取得する。また、画面構成部131は、各表示情報から、選択可能な上位ボックスを構成する。次に、画面構成部131は、レイアウト情報「横並び」に従って、2つの上位ボックスを横に並べた第一レイヤ画面を構成する。
【0177】
次に、画面出力部141は、当該第一レイヤ画面を端末装置2に送信する。また、画面構成部131は、第一レイヤ画面を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0178】
次に、端末装置2は、当該第一レイヤ画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図12(a)である。
【0179】
次に、ユーザは、図12(a)の一のボックス1201を選択した(例えば、左マウスでのクリック、またはタッチ)とする。次に、端末装置2は、当該選択を受け付け、当該選択を電子カタログ装置1に送信する。なお、送信される選択の情報には、選択されたボックスを識別する情報(ここでは、表示情報識別子「IMG1」)が含まれる、とする。
【0180】
次に、電子カタログ装置1の選択受付部121は、表示情報識別子「IMG1」を含む選択の情報を受信する。
【0181】
次に、画面構成部131は、受信された選択の情報が有する表示情報識別子「IMG1」から種類識別子「表示情報」を取得する。次に、画面構成部131は、出力されている画面の画面識別子「第一レイヤ画面」と対になり、取得した種類識別子「表示情報」と対になる遷移画面識別子「第三画面」を、画面定義表(図11)から取得する。
【0182】
次に、画面構成部131は、遷移画面識別子「第三画面」と対になる種類識別子「表示情報」「第一情報」を画面定義表(図11)から取得する。次に、画面構成部131は、種類識別子「表示情報」に対応し、受信された選択の情報に対応する表示情報識別子「IMG1」と対になる表示情報(IMG1の画像)を表示情報管理表(図10)から取得する。また、画面構成部131は、選択に対応する表示情報識別子「IMG1」と対になる商品属性値条件「カテゴリー=Natural」を表示情報管理表(図10)から取得する。そして、画面構成部131は、取得した種類識別子「第一情報」に対応し、商品属性値条件を満たすn個の第一情報(IMG11,IMG12,・・・,IMG1n)を商品関連情報管理表(図9)から取得する。次に、画面構成部131は、画面識別子「第三画面」と対になるレイアウト情報を画面定義表(図11)から取得する。そして、画面構成部131は、当該レイアウト情報に従って、表示情報「IMG1」を含む上位ボックスとn個の各第一情報(IMG11,IMG12,・・・,IMG1n)を含むn個の第一ボックスとを配置した第三画面を構成する。なお、ここでは、第一ボックスの数であるnは11である、とする。
【0183】
次に、画面出力部141は、当該第三画面を端末装置2に送信する。また、画面構成部131は、当該第三画面を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0184】
次に、端末装置2は、当該第三画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図12(b)である。
【0185】
次に、ユーザは、図12(b)の一のボックス1202を選択したとする。次に、端末装置2は、当該選択を受け付け、当該選択を電子カタログ装置1に送信する。なお、送信される選択の情報には、選択されたボックスを識別する情報(ここでは、第一情報の識別子「IMG11」)が含まれる、とする。
【0186】
次に、電子カタログ装置1の選択受付部121は、第一情報の識別子「IMG11」を含む選択の情報を受信する。
【0187】
次に、画面構成部131は、受信された情報が有する第一情報の識別子「IMG11」から種類識別子「第一情報」を取得する。次に、画面構成部131は、出力されている画面の画面識別子「第三画面」と対になり、取得した種類識別子「第一情報」と対になる遷移画面識別子「第一画面」を取得する。
【0188】
次に、画面構成部131は、画面識別子「第一画面」と対になる種類識別子「第一情報」「第二情報」を画面定義表(図11)から取得する。次に、画面構成部131は、選択された「IMG11」に対応し、取得した種類識別子「第二情報」に対応する商品関連情報「IMG111」を商品情報管理表(図9)から取得する。また、画面構成部131は、取得した種類識別子「第一情報」に対応し、選択された「IMG11」を除く第一情報であり、バッファに一時蓄積された第三画面が有するボックスに対応する10の第一情報を取得する。
【0189】
次に、画面構成部131は、取得した第二情報「IMG111」を含む第二ボックスと、取得した10の各第一情報に対応する第一ボックスを取得する。そして、画面構成部131は、「IMG111」の第二ボックスと、10の第一ボックスとを、画面識別子「第一画面」と対になるレイアウト情報(図11参照)に従って配置した第一画面を構成する。
【0190】
次に、画面出力部141は、当該第一画面を端末装置2に送信する。また、画面構成部131は、当該第一画面を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0191】
次に、端末装置2は、当該第一画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図12(c)または図13(a)である。
【0192】
次に、ユーザは、図13(a)の一のボックス1301を選択したとする。次に、端末装置2は、当該選択を受け付け、当該選択を電子カタログ装置1に送信する。なお、送信される選択の情報には、選択されたボックスを識別する情報(ここでは、第一情報の識別子「IMG12」)が含まれる、とする。
【0193】
次に、電子カタログ装置1の選択受付部121は、第一情報の識別子「IMG12」を含む選択の情報を受信する。
【0194】
次に、画面構成部131は、受信された情報が有する第一情報の識別子「IMG12」から種類識別子「第一情報」を取得する。次に、画面構成部131は、出力されている画面の画面識別子「第一画面」と対になり、取得した種類識別子「第一情報」と対になる遷移画面識別子が取得できない、と判断する(図11参照)。
【0195】
次に、画面構成部131は、商品情報管理表(図11)を参照し、受け付けられた選択に対応する一のボックスに対する情報「IMG12」が、最下位の商品関連情報でない、と判断する。次に、画面構成部131は、受け付けられた選択に対応する一のボックスの情報「IMG12」と対になる第二情報(下位の階層の商品関連情報)「IMG121」を、商品情報管理表から取得する。そして、画面構成部131は、第二情報「IMG121」を含む第二ボックスを構成する。
【0196】
次に、画面構成部131は、バッファに一時蓄積した第一画面が有する第二情報「IMG111」に対応する上位の階層の第一情報「IMG11」を取得し、当該第一情報を含む第一ボックスを取得する。また、画面構成部131は、バッファに一時蓄積した第一画面が有する第一情報のうち、受信された情報が有する第一情報の識別子「IMG12」で識別される第一情報を除いた9の第一情報に対応する第一ボックスを取得する。以上により、画面構成部131は、10の第一ボックスを取得する。
【0197】
次に、画面構成部131は、「IMG121」の第二ボックスと、取得した10の第一ボックスとを、画面識別子「第一画面」と対になるレイアウト情報に従って配置した第一画面を構成する。
【0198】
次に、画面出力部141は、当該第一画面を端末装置2に送信する。また、画面構成部131は、当該第一画面を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0199】
次に、端末装置2は、当該第一画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図13(b)である。なお、第一画面から変化した画面であり、第一画面と構造が同じで、内容が異なる画面を、第一画面との区別のために、第二画面と言っても良い。
【0200】
次に、ユーザは、図13(b)の一のボックス1302を選択したとする。次に、端末装置2は、当該選択を受け付け、当該選択を電子カタログ装置1に送信する。なお、送信される選択の情報には、選択されたボックスを識別する情報(ここでは、第二情報の識別子「IMG121」)が含まれる、とする。
【0201】
次に、電子カタログ装置1の選択受付部121は、第二情報の識別子「IMG121」を含む選択の情報を受信する。
【0202】
次に、画面構成部131は、受信された情報が有する第二情報の識別子「IMG121」から種類識別子「第二情報」を取得する。次に、画面構成部131は、出力されている画面の画面識別子「第一画面」と対になり、取得した種類識別子「第二情報」と対になる遷移画面識別子「第三画面」を取得する(図11参照)。
【0203】
次に、画面構成部131は、遷移画面識別子「第三画面」と対になる種類識別子「表示情報」「第一情報」を画面定義表(図11)から取得する。次に、画面構成部131は、種類識別子「表示情報」に対応し、選択に対応する第二情報の識別子「IMG121」の階層の上位の表示情報(IMG1)を表示情報管理表(図10)から取得する。そして、画面構成部131は、表示情報(IMG1)を含む上位ボックスを取得する。
【0204】
また、画面構成部131は、種類識別子「第一情報」に対応し、直前の画面に含まれる第一情報を、図示しないバッファに蓄積された画面の情報から取得する。また、画面構成部131は、第二情報の識別子「IMG121」と対になる階層の上位の第一情報「IMG12」を取得する。以上により、画面構成部131は、11の第一情報を取得した。そして、画面構成部131は、11の各第一情報を含む11の第一ボックスを取得する。
【0205】
次に、画面構成部131は、画面識別子「第三画面」と対になるレイアウト情報(図11参照)に従って、取得した上位ボックスと11の第一ボックスとを配置した第三画面を構成する。
【0206】
次に、画面出力部141は、当該第三画面を端末装置2に送信する。また、画面構成部131は、当該第三画面を図示しないバッファに一時蓄積する。
【0207】
次に、端末装置2は、当該第三画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図13(c)である。なお、図13(c)は、図12(b)と同じである。
【0208】
なお、図13(c)において、ユーザが上位ボックス1303を選択した場合、画面構成部131は、画面定義表(図11)を参照し、遷移画面識別子「第一レイヤ画面」を取得する。そして、画面構成部131は、バッファに格納されている「第一レイヤ画面」の情報を取得する。次に、画面出力部141は、当該第一レイヤ画面を端末装置2に送信する。
【0209】
次に、端末装置2は、当該第一レイヤ画面を受信し、出力する。かかる出力例は、図12(a)である。
【0210】
以上、本実施の形態によれば、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0211】
なお、特に、本実施の形態によれば、ページという概念、ページをめくる操作を行うことなく、ブロックの選択に応じて、表示される商品関連情報等が動的に変わることにより、多数の商品を閲覧しやすい電子カタログを提供できる。
【0212】
また、本実施の形態において、表示情報が画面上のタブを構成しても良い。かかる場合の電子カタログの例は図14(a)の1401である。図14のタブは、選択可能なユーザインターフェイス部品である。図14の各タブは、ここでの文字列の表示情報である「シャワートイレ一体型便器」「住宅向け壁掛け便器」「キャビネット付きトイレ」等である。
【0213】
図14(a)において、1402は、階層の下位の第二情報を含む第二ボックスである。図14(a)において、第二ボックスの領域と比較して、1403等の小さい領域のボックスは、第一情報を含む第一ボックスである。
【0214】
また、図14(a)において、1403が選択された場合、上述した動作により、図14(b)の画面に遷移する。1403の第一情報に対応する第二情報は1404である。
【0215】
また、図14(b)に対して、タブ1405を選択した場合、図14(c)の画面に遷移する。図14(c)の画面は、タブ1405に対応する表示情報「住宅向け壁掛け便器」の下位の商品関連情報を有するボックスを含む。
【0216】
また、本実施の形態において、電子カタログ装置1はスタンドアロンの装置でも良い。かかる場合、受付部12、および選択受付部121は、ユーザからの選択等を受け付ける。また、出力部14、画面出力部141、第一レイヤ出力部1411、第一画面出力部1412、第二画面出力部1413、および第三画面出力部1414は、通常、電子カタログの画面等をディスプレイへ表示する。
【0217】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における電子カタログ装置1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各商品識別子に対応付けて、第一階層と第二階層とを含む2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記商品情報格納部を参照し、一の商品の第二階層の商品関連情報である第二情報を用いた第二ボックスと、当該一の商品以外の他の商品の第一階層の商品関連情報である第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第一画面を構成する第一画面構成部と、前記第一画面を出力する第一画面出力部と、前記第一画面を構成する前記1以上の他の商品の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける選択受付部と、前記選択受付部が前記第一選択を受け付けた場合に、当該第一選択に対応する前記一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、前記第一画面の前記第二ボックスに代えて配置した第二画面を構成する第二画面構成部と、前記第二画面を出力する第二画面出力部として機能させるためのプログラムである。
【0218】
また、本実施の形態における電子カタログ装置1を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各商品識別子に対応付けて、2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有し、2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の商品情報のうち、いずれか1以上の商品情報が対応付く2以上の表示情報が格納される表示情報格納部と、2以上の各画面識別子に対応付けて、画面を構成する情報の種類である1以上の種類識別子と、1以上の種類識別子のうちの1以上の各種類識別子ごとに、選択された場合に遷移する画面の画面識別子とを有する2以上の画面定義情報と、初期の画面を識別する初期画面識別子とが格納される画面定義格納部とにアクセス可能なコンピュータを、前記初期画面識別子に対応する1以上の種類識別子で識別される種類の商品関連情報および表示情報のうちの1以上の各情報に対応するボックスを含む画面を構成する画面構成部と、前記画面構成部が構成した画面を出力する画面出力部と、前記画面出力部が出力した前記画面に含まれる一のボックスに対する選択を受け付ける選択受付部と、前記選択受付部が前記選択を受け付けた場合、当該選択に対する前記一のボックスに対応する画面識別子であり、当該一のボックスに対応する種類識別子と対になる次に遷移する画面の画面識別子を前記画面定義格納部から取得する画面遷移部として機能させ、前記画面構成部は、前記画面遷移部が次に遷移する画面の画面識別子を取得した場合には、当該画面識別子と対になる1以上の各種類識別子で識別される1以上の商品関連情報または1以上の表示情報のうちの1以上の情報であり、前記一のボックスに対応する情報と階層的に繋がっている各情報を用いた1以上のボックスを含む画面を構成し、前記画面遷移部が次に遷移する画面の画面識別子を取得しなかった場合には、前記一のボックスに対応する情報に対して、階層が一つ下位の階層に対応する商品関連情報に対応するボックスを含む画面を構成し、前記画面出力部は、前記画面構成部が構成した前記画面を出力するものとして、前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0219】
(実施の形態2)
本実施の形態において、2以上のメーカーやカタログ通販会社等の担当者等の第一端末から受信された2以上の商品情報を管理し、2以上の各電子カタログに対応するレイアウト情報と掲載商品条件とに応じて、2以上の商品情報を用いて電子カタログを構成し、出力する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0220】
また、本実施の形態において、2以上の電子カタログが一のアクセス情報に対応し、ユーザは、一のアクセス情報を用いて2以上の各電子カタログを閲覧できる情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0221】
また、本実施の形態において、2以上の各電子カタログから取得した2以上の商品情報の同時閲覧が可能な情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0222】
さらに、本実施の形態において、第一端末からカタログ条件に対応付いている商品情報を受信し、当該カタログ条件を用いて、電子カタログを構成する情報処理装置を含む情報システムについて説明する。
【0223】
図15は、本実施の形態における情報システムBの概念図である。情報システムBは、情報処理装置3、1または2以上の第一端末4、および1または2以上の第二端末5を備える。
【0224】
情報処理装置3は、電子カタログを構成し、提供する装置である。情報処理装置3は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であるが、種類は問わない。
【0225】
第一端末4は、電子カタログに含まれる1または2以上の商品情報を情報処理装置3に提供するための装置である。第一端末4は、例えば、商品情報に対応する商品のメーカーの担当者が使用する端末である。第一端末4は、例えば、カタログ通販会社の担当者が使用する端末である。
【0226】
第二端末5は、電子カタログを閲覧するための端末である。第二端末5は、例えば、電子カタログを用いて、商品を販売する販売会社の担当者が使用する端末である。第二端末5は、例えば、商品を購入するユーザが使用する端末である。
【0227】
第一端末4、および第二端末5は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
【0228】
情報処理装置3と1以上の各第一端末4、情報処理装置3と1以上の各第二端末5とは、インターネット、LAN等のネットワークにより、通信可能である。
【0229】
図16は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。図17は、情報処理装置3のブロック図である。
【0230】
情報処理装置3は、格納部31、受信部32、処理部33、および送信部34を備える。格納部31は、カタログ定義格納部311、および商品情報格納部312を備える。受信部32は、商品情報受信部321、および指示受信部322を備える。処理部33は、商品情報蓄積部331、条件蓄積部332、カタログ構成部333、カタログ出力部334、およびカタログ取得部335を備える。送信部34は、カタログ送信部341を備える。
【0231】
第一端末4は、第一格納部41、第一受付部42、第一処理部43、第一送信部44、第一受信部45、および第一出力部46を備える。
【0232】
第二端末5は、第二格納部51、第二受付部52、第二処理部53、第二送信部54、第二受信部55、および第二出力部56を備える。
【0233】
情報処理装置3を構成する格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するカタログ定義情報、商品情報、後述するカタログ条件、電子カタログである。
【0234】
カタログ定義格納部311には、1または2以上の各電子カタログごとのカタログ定義情報が格納される。カタログ定義情報は、例えば、カタログ識別子に対応付いている。カタログ識別子とは、電子カタログを識別する情報である。カタログ識別子は、例えば、電子カタログのID、電子カタログ名である。また、カタログ定義情報は、1または2以上のカタログ属性値に対応付いていることは好適である。カタログ属性値とは、電子カタログの属性値である。カタログ属性値は、例えば、電子カタログの掲載商品のランク(例えば、「高級品」「普及品」)、電子カタログの対象顧客の数(例えば、「2万人」)、電子カタログの対象顧客を識別する情報(例えば、「高所得者」「職人」)である。
【0235】
カタログ定義情報とは、2以上の商品情報を用いて、電子カタログを構成するための情報である。カタログ定義情報は、掲載商品条件を有する。カタログ定義情報は、レイアウト情報を有することは好適である。
【0236】
カタログ定義情報は、カタログ識別子に対応付いていることは好適である。カタログ識別子とは、カタログを識別する情報である。
【0237】
掲載商品条件とは、電子カタログに掲載する商品に関する条件である。掲載商品条件とは、電子カタログに掲載する商品情報を決定するための条件である。掲載商品条件は、例えば、掲載する商品の属性値に関する条件、掲載しない商品の属性値に関する条件を含む。また、掲載商品条件は、例えば、「掲載しない商品のメーカー識別子」「掲載する商品のメーカー識別子」「掲載する商品の商品種類識別子」「掲載しない商品の商品種類識別子」「掲載しない商品の属性値(例 えば、「価格が1万円以上」)」「掲載する商品の商品識別子」「掲載しない商品の商品識別子」である。
【0238】
レイアウト情報とは、電子カタログのレイアウトを特定する情報である。レイアウト情報は、例えば、2以上の商品情報を配置するための情報である。レイアウト情報は、例えば、2以上の商品情報を配置する位置を特定するための情報である。レイアウト情報は、例えば、CSS、XML等で記述されたファイル、レイアウトするプログラムであるが、その種類は問わない。レイアウト情報は、例えば、実施の形態1で説明した電子カタログを構成するための情報であっても良い。
【0239】
商品情報格納部312は、1または2以上の商品情報が格納される。商品情報とは、商品に関する情報である。商品情報は、通常、商品識別子に対応付く。商品識別子は、商品を識別する情報であり、例えば、商品ID、商品名である。ここでの商品情報は、実施の形態1で述べた商品情報でも良いし、実施の形態1で述べた商品情報とは異なる構造を有する情報でも良い。
【0240】
商品情報は、実施の形態1で述べた商品関連情報を有しても良い。商品関連情報は、通常、商品について紹介するための情報、または商品について説明するための情報である。商品関連情報は、静止画であることは好適であるが、動画や文字列や複数のデータタイプを有する情報等でも良く、データタイプは問わない。
【0241】
商品情報は、実施の形態1で述べた1以上の商品属性値を有しても良い。商品属性値とは、商品の属性値である。商品属性値は、例えば、静的商品属性値、動的商品属性値である。
【0242】
静的商品属性値とは、動的には変化しない属性値である。静的商品属性値は、例えば、商品種類、カテゴリー、価格、メーカー識別子、デザイン分類である。商品情報は、商品画像を含むことは好適である。商品画像は、商品属性値の一例である、と考えても良い。なお、商品種類とカテゴリーとは同じ情報でも良い。メーカー識別子とは、商品のメーカーを識別する情報である。メーカー識別子は、例えば、メーカーID、メーカー名である。デザイン分類とは、商品のデザインの分類である。
【0243】
動的商品属性値とは、動的には変化する属性値である。動的商品属性値は、例えば、商品の売り上げ、在庫数、商品情報へのアクセス数である。
【0244】
また、商品情報格納部312の商品情報は、通常、商品情報受信部321が受信した商品情報である。
【0245】
受信部32は、各種の指示や情報を受信する。各種の指示や情報とは、例えば、商品情報、後述する閲覧指示である。
【0246】
商品情報受信部321は、第一端末4から1または2以上の商品情報を受信する。商品情報受信部321は、例えば、2以上の各第一端末4からメーカー識別子に対応付く1または2以上の商品情報を受信する。なお、商品情報受信部321は、第一端末4から、一度に、2以上の商品情報を受信しても良い。
【0247】
商品情報受信部321は、例えば、カタログ条件に対応付いた商品情報を受信する。カタログ条件とは、商品情報が掲載される電子カタログを特定するための条件である。カタログ条件は、商品情報を送信する側が指定する条件であり、商品情報を掲載する電子カタログを決定するための条件である。カタログ条件は、例えば、掲載する電子カタログのカタログ識別子、掲載する電子カタログを特定する1以上のカタログ属性値を用いた条件である。
【0248】
指示受信部322は、各種の指示を受信する。指示受信部322は、例えば、閲覧指示を第二端末5または他の端末から受信する。閲覧指示とは、電子カタログの閲覧の指示である。閲覧指示は、例えば、アクセス情報、カタログ識別子に対応する。アクセス情報とは、電子カタログにアクセスするための情報である。アクセス情報は、例えば、URL、URI、ユーザIDとパスワードとの組である。また、カタログ識別子は、カタログを識別する情報であり、例えば、電子カタログのID、電子カタログの名称である。カタログ識別子は、アクセス情報でも良い。
【0249】
指示受信部322は、例えば、合成指示を第二端末5から受信する。合成指示とは、2以上の各電子カタログから1以上の商品情報を取得し、当該2以上の商品情報を合成した商品合成情報を構成し、送信する指示である。商品合成情報は、2以上の電子カタログに掲載されている商品情報を有する。
【0250】
処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、商品情報蓄積部331、条件蓄積部332、カタログ構成部333、カタログ出力部334、カタログ取得部335が行う処理である。
【0251】
商品情報蓄積部331は、商品情報受信部321が受信した商品情報を商品情報格納部312に蓄積する。商品情報蓄積部331は、例えば、商品情報受信部321が受信した商品情報を、当該商品情報に対応するメーカー識別子に対応付けて、商品情報格納部312に蓄積する。
【0252】
条件蓄積部332は、商品情報受信部321が受信した商品情報に対応付くカタログ条件に合致する1または2以上の各電子カタログと対になる掲載商品条件として、当該カタログ条件を用いて取得される掲載商品条件をカタログ定義格納部311に蓄積する。
【0253】
条件蓄積部332は、商品情報受信部321が受信した商品情報に対応付くカタログ条件を、当該商品情報に対応付けて、格納部31に蓄積する。
【0254】
カタログ構成部333は、掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を商品情報格納部312から取得し、当該2以上の商品情報を用いて、電子カタログを構成する。なお、カタログ構成部333が電子カタログを構成するトリガーやタイミングは問わない。カタログ構成部333は、例えば、予め決められた時に、電子カタログを構成する。カタログ構成部333は、例えば、閲覧指示が受信された時に、電子カタログを構成する。
【0255】
カタログ構成部333は、例えば、掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を商品情報格納部312から取得する。次に、カタログ構成部333は、例えば、当該2以上の商品情報を用いて、電子カタログに対応するレイアウト情報に従って、2以上の商品情報を配置し、電子カタログを構成する。なお、2以上の商品情報をレイアウト情報に従って配置し、電子カタログを構成する処理自体は公知技術により可能である。
【0256】
カタログ構成部333は、2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する掲載商品条件に合致する1または2以上の商品情報を商品情報格納部312から取得し、当該2以上の商品情報を用いて、電子カタログを構成することは好適である。
【0257】
カタログ構成部333は、各電子カタログに対応する掲載商品条件に合致する1または2以上の商品情報を商品情報格納部312から取得し、各電子カタログに対応するレイアウト情報に従って、当該2以上の商品情報を配置し、電子カタログを構成することは好適である。
【0258】
カタログ構成部333は、2以上の各電子カタログに含まれる商品情報の中で、合成条件に合致する商品情報を2以上の各電子カタログから取得し、当該2以上の各商品情報を一覧できる態様の商品合成情報を構成することは好適である。なお、合成条件は、例えば、閲覧指示に含まれている。合成条件は、2以上の各電子カタログから商品情報を選択するための条件である。合成条件は、例えば、1以上の商品属性値を用いた条件である。商品合成情報とは、2以上の商品情報を含む情報である。商品合成情報は、例えば、ユーザが2以上の商品情報を比較可能なように、2以上の商品情報を配置した商品情報の一覧表である。
【0259】
カタログ出力部334は、カタログ構成部333が構成した電子カタログを出力する。カタログ出力部334は、例えば、カタログ構成部333が構成した商品合成情報を出力する。
【0260】
ここで、出力とは、例えば、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0261】
なお、カタログ出力部334が電子カタログまたは商品合成情報を送信する場合、カタログ出力部334は、送信部34またはカタログ送信部341と同じでも良い。
【0262】
カタログ取得部335は、閲覧指示に対応するアクセス情報によりアクセス可能な電子カタログであり、カタログ構成部333が構成した電子カタログを取得する。カタログ取得部335は、閲覧指示に対応する一のアクセス情報によりアクセス可能な2以上の電子カタログを取得し。閲覧指示に対応するアクセス情報は、上述した通り、閲覧指示に含まれるアクセス情報でも良い。
【0263】
送信部34は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、電子カタログ、商品合成情報である。
【0264】
カタログ送信部341は、カタログ取得部335が取得した電子カタログを第二端末5に送信する。
【0265】
カタログ送信部341は、2以上の電子カタログを一緒に第二端末5に送信しても良い。カタログ送信部341は、商品合成情報を第二端末5に送信しても良い。
【0266】
第一端末4を構成する第一格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、メーカー識別子、商品情報である。メーカー識別子とは、商品のメーカーを識別する情報である。メーカーは、商品の提供元でも良い。また、メーカー識別子は、第一端末4を識別する情報でも良い。
【0267】
第一受付部42は、各種の情報または指示を受け付ける。各種の情報または指示は、例えば、商品情報である。
【0268】
なお、各種の情報または指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0269】
第一処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第一受付部42が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、第一受信部45が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0270】
第一送信部44は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、メーカー識別子、商品情報、メーカー識別子と商品情報である。
【0271】
第一受信部45は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、商品情報が登録された旨の情報、商品情報を登録するための画面情報、各種の画面情報である。なお、画面情報とは、画面を構成するための情報である。画面情報は、例えば、HTML、XML等により記述されているが、その実現手段は問わない。
【0272】
第一出力部46は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、商品情報が登録された旨の情報、商品情報を登録するための画面、各種の画面である。ここで出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0273】
第二端末5を構成する第二格納部51には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ユーザ識別子、電子カタログ、商品合成情報である。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、氏名、電話番号、メールアドレスである。
【0274】
第二受付部52は、各種の情報または指示を受け付ける。各種の情報または指示は、例えば、閲覧指示、合成指示である。
【0275】
なお、各種の情報または指示の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0276】
第二処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第二受付部52が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、第二受信部55が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
【0277】
第二送信部54は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、閲覧指示、合成指示である。
【0278】
第二受信部55は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、電子カタログ、商品合成情報、各種の画面情報である。
【0279】
第二出力部56は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、電子カタログ、商品合成情報、各種の画面である。ここで出力とは、通常、ディスプレイへの表示であるが、プロジェクターを用いた投影、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0280】
格納部31、カタログ定義格納部311、商品情報格納部312、第一格納部41、および第二格納部51は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0281】
格納部31等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部31等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部31等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部31等で記憶されるようになってもよい。
【0282】
受信部32、商品情報受信部321、指示受信部322、第一受信部45、および第二受信部55は、無線または有線の通信手段で実現されることが好適であるが、放送を受信する手段、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現されても良い。
【0283】
処理部33、商品情報蓄積部331、条件蓄積部332、カタログ構成部333、カタログ出力部334、カタログ取得部335、第一処理部43、および第二処理部53は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部33等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0284】
送信部34、カタログ送信部341、第一送信部44、および第二送信部54は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。カタログ出力部334も、無線または有線の通信手段等で実現されても良い。
【0285】
第一受付部42、および第二受付部52は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0286】
第一出力部46、および第二出力部56は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。第一出力部46等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0287】
次に、情報システムBの動作例について説明する。まず、情報処理装置3の動作例について、図18のフローチャートを用いて説明する。
【0288】
(ステップS1801)商品情報受信部321は、第一端末4から商品情報を受信したか否かを判断する。商品情報を受信した場合はステップS1802に行き、商品情報を受信しなかった場合はステップS1807に行く。
【0289】
(ステップS1802)商品情報蓄積部331は、ステップS1801で受信された商品情報に対応付くメーカー識別子を取得する。商品情報蓄積部331は、ステップS1801で受信された商品情報を、取得したメーカー識別子に対応付けて、商品情報格納部312に蓄積する。
【0290】
(ステップS1803)条件蓄積部332は、ステップS1801で受信された商品情報に、カタログ条件が対応付いているか否かを判断する。カタログ条件が対応付いている場合はステップS1804に行き、カタログ条件が対応付いていない場合はステップS1806に行く。
【0291】
(ステップS1804)条件蓄積部332は、ステップS1801で受信された商品情報に対応付いているカタログ条件を取得する。条件蓄積部332は、当該カタログ条件を用いて、1以上の各電子カタログの掲載商品条件を構成する。
【0292】
(ステップS1805)条件蓄積部332は、ステップS1804で構成した1以上の各電子カタログの掲載商品条件を、電子カタログごとに、カタログ定義格納部311に蓄積する。
【0293】
(ステップS1806)処理部33は、商品情報の登録完了の旨の情報を構成する。送信部34は、当該情報を、商品情報を送信してきた第一端末4に送信する。ステップS1801に戻る。
【0294】
(ステップS1807)受信部32は、第二端末5または図示しない端末から掲載商品条件を受信したか否かを判断する。掲載商品条件を受信した場合はステップS1808に行き、掲載商品条件を受信しなかった場合はステップS1810に行く。
【0295】
(ステップS1808)条件蓄積部332は、ステップS1807で受信された掲載商品条件に対応付くカタログ識別子を取得する。条件蓄積部332は、当該カタログ識別子に対応付けて、ステップS1807で受信された掲載商品条件をカタログ定義格納部311に蓄積する。
【0296】
(ステップS1809)処理部33は、掲載商品条件の登録完了の旨の情報を構成する。送信部34は、当該情報を、掲載商品条件を送信してきた端末に送信する。ステップS1801に戻る。
【0297】
(ステップS1810)指示受信部322は、第二端末5から閲覧指示を受信したか否かを判断する。閲覧指示を受信した場合はステップS1811に行き、閲覧指示を受信しなかった場合はステップS1813に行く。
【0298】
(ステップS1811)カタログ取得部335は、閲覧指示に対応するアクセス情報を取得する。次に、カタログ取得部335は、当該アクセス情報に対応する1または2以上の電子カタログを、格納部31から取得する。なお、ここで、カタログ構成部333が閲覧指示に対応するアクセス情報に対する電子カタログを構成し、カタログ取得部335が当該電子カタログを取得しても良い。
【0299】
(ステップS1812)カタログ送信部341は、ステップS1811で取得された1以上の電子カタログを、閲覧指示を送信してきた第二端末5に送信する。ステップS1801に戻る。
【0300】
(ステップS1813)指示受信部322は、第二端末5から合成指示を受信したか否かを判断する。合成指示を受信した場合はステップS1814に行き、合成指示を受信しなかった場合はステップS1816に行く。
【0301】
(ステップS1814)カタログ構成部333は、ステップS1813で受信された合成指示に応じて、商品合成情報を取得する。かかる合成情報取得処理の例について、図19のフローチャートを用いて説明する。
【0302】
(ステップS1815)カタログ送信部341は、ステップS1814で構成された商品合成情報を、合成指示を送信してきた第二端末5に送信する。ステップS1801に戻る。
【0303】
(ステップS1816)カタログ構成部333は、電子カタログを構成するタイミングであるか否かを判断する。電子カタログを構成するタイミングであればステップS1817に行き、電子カタログを構成するタイミングでなければステップS1801に戻る。電子カタログを構成するタイミングは、例えば、予め決められた時(例えば、毎日12時、毎月1日0時)である。電子カタログを構成するタイミングは、例えば、新たな商品情報が受信され、商品情報格納部312に蓄積された時である。電子カタログを構成するタイミングは、例えば、電子カタログの構成指示が受信された時である。
【0304】
(ステップS1817)カタログ構成部333は、カウンタiに1を代入する。
【0305】
(ステップS1818)カタログ構成部333は、作成すべきi番目の電子カタログが存在するか否かを判断する。i番目の電子カタログが存在する場合はステップS1819に行き、存在しない場合はステップS1801に戻る。
【0306】
(ステップS1819)カタログ構成部333は、i番目の電子カタログを構成する。かかる電子カタログ構成処理の例について、図20のフローチャートを用いて説明する。
【0307】
(ステップS1820)カタログ出力部334は、ステップS1819で構成された電子カタログを出力する。なお、カタログ出力部334は、例えば、ステップS1819で構成された電子カタログを、カタログ定義格納部311のカタログ識別子に対応付けて蓄積する。
【0308】
(ステップS1821)カタログ構成部333は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1818に戻る。
【0309】
なお、図18のフローチャートにおいて、電子カタログを構成するタイミングは、例えば、閲覧指示が受信された時でも良い。
【0310】
また、図18のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0311】
次に、ステップS1814の合成情報取得処理の例について、図19のフローチャートを用いて説明する。
【0312】
(ステップS1901)カタログ構成部333は、カウンタiに1を代入する。
【0313】
(ステップS1902)カタログ構成部333は、合成条件に合致するi番目の電子カタログが存在するか否かを判断する。i番目の電子カタログが存在する場合はステップS1903に行き、存在しない場合はステップS1906に行く。
【0314】
(ステップS1903)カタログ構成部333は、合成条件に合致するi番目の電子カタログを、格納部31から取得する。
【0315】
(ステップS1904)カタログ構成部333は、ステップS1903で取得した電子カタログに掲載されている商品の商品情報の中で、合成条件に合致する1以上の商品情報を取得する。
【0316】
(ステップS1905)カタログ構成部333は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1902に戻る。
【0317】
(ステップS1906)カタログ構成部333は、ステップS1904で取得した2以上の商品情報を用いて、商品合成情報を取得する。上位処理にリターンする。
【0318】
次に、ステップS1819の電子カタログ構成処理の例について、図20のフローチャートを用いて説明する。
【0319】
(ステップS2001)カタログ構成部333は、掲載商品条件をカタログ定義格納部311から取得する。
【0320】
(ステップS2002)カタログ構成部333は、カウンタiに1を代入する。
【0321】
(ステップS2003)カタログ構成部333は、商品情報格納部312に、i番目の商品情報が存在するか否かを判断する。i番目の商品情報が存在する場合はステップS2004に行き、存在しない場合はステップS2008に行く。
【0322】
(ステップS2004)カタログ構成部333は、商品情報格納部312から、i番目の商品情報を取得する。
【0323】
(ステップS2005)カタログ構成部333は、i番目の商品情報が、ステップS2001で取得した掲載商品条件に合致するか否かを判断する。掲載商品条件に合致する場合はステップS2006に行き、掲載商品条件に合致しない場合はステップS2007に行く。
【0324】
(ステップS2006)カタログ構成部333は、i番目の商品情報を、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0325】
(ステップS2007)カタログ構成部333は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2003に戻る。
【0326】
(ステップS2008)カタログ構成部333は、掲載商品条件と対になるレイアウト情報をカタログ定義格納部311から取得する。
【0327】
(ステップS2009)カタログ構成部333は、ステップS2006で図示しないバッファに一時蓄積された2以上の商品情報を、ステップS2008で取得したレイアウト情報に従って配置し、電子カタログを構成する。上位処理にリターンする。
【0328】
次に、第一端末4の動作例について、図21のフローチャートを用いて説明する。
【0329】
(ステップS2101)第一受付部42は、商品情報等を受け付けたか否かを判断する。商品情報等を受け付けた場合はステップS2102に行き、商品情報等を受け付けなかった場合はステップS2105に行く。なお、商品情報等とは、例えば、商品情報のみ、商品情報とカタログ条件である。
【0330】
(ステップS2102)第一処理部43は、第一格納部41からメーカー識別子を取得する。
【0331】
(ステップS2103)第一処理部43は、ステップS2101で受け付けられた商品情報等と、ステップS2102で取得したメーカー識別子とを用いて、送信する情報を構成する。なお、送信する情報は、例えば、商品情報とメーカー識別子とを有する、または商品情報とカタログ条件とメーカー識別子とを有する。
【0332】
(ステップS2104)第一送信部44は、ステップS2103で構成された商品情報等を情報処理装置3に送信する。ステップS2101に戻る。なお、第一端末4は、商品情報等の送信により、商品情報が登録された旨の情報を受信し、出力しても良い。
【0333】
(ステップS2105)第一受付部42は、閲覧指示を受け付けたか否かを判断する。閲覧指示を受け付けた場合はステップS2106に行き、閲覧指示を受け付けなかった場合はステップS2110に行く。
【0334】
(ステップS2106)第一処理部43は、送信する閲覧指示を構成する。なお、閲覧指示は、例えば、アクセス情報を有する。閲覧指示は、例えば、カタログ識別子を有する。
【0335】
(ステップS2107)第一送信部44は、ステップS2106で構成された閲覧指示を情報処理装置3に送信する。
【0336】
(ステップS2108)第一受信部45は、1以上の電子カタログを受信したか否かを判断する。電子カタログを受信した場合はステップS2109に行き、受信しなかった場合はステップS2108に戻る。
【0337】
(ステップS2109)第一処理部43は、ステップS2108で受信された1以上の電子カタログを用いて、出力する電子カタログを構成する。第一出力部46は、構成された1以上の電子カタログを出力する。ステップS2101に戻る。
【0338】
(ステップS2110)第一受信部45は、情報処理装置3から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS2111に行き、情報を受信しなかった場合はステップS2101に戻る。
【0339】
(ステップS2111)第一処理部43は、ステップS2110で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。第一出力部46は、当該情報を出力する。ステップS2101に戻る。
【0340】
なお、図21のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0341】
次に、第二端末5の動作例について、図22のフローチャートを用いて説明する。
【0342】
(ステップS2201)第二受付部52は、掲載商品条件を受け付けたか否かを判断する。掲載商品条件を受け付けた場合はステップS2202に行き、掲載商品条件を受け付けなかった場合はステップS2205に行く。
【0343】
(ステップS2202)第二処理部53は、掲載商品条件に対応するカタログ識別子を取得する。
【0344】
(ステップS2203)第二処理部53は、掲載商品条件とカタログ識別子とを用いて、送信する情報を構成する。なお、当該情報は、掲載商品条件とカタログ識別子とを有する。
【0345】
(ステップS2204)第二送信部54は、ステップS2203で構成された情報を情報処理装置3に送信する。ステップS2201に戻る。
【0346】
(ステップS2205)第二受付部52は、閲覧指示を受け付けたか否かを判断する。閲覧指示を受け付けた場合はステップS2205に行き、閲覧指示を受け付けなかった場合はステップS2210に行く。
【0347】
(ステップS2206)第二処理部53は、送信する閲覧指示を構成する。なお、閲覧指示は、例えば、アクセス情報を有する。閲覧指示は、例えば、カタログ識別子を有する。
【0348】
(ステップS2207)第二送信部54は、ステップS2206で構成された閲覧指示を情報処理装置3に送信する。
【0349】
(ステップS2208)第二受信部55は、1以上の電子カタログを受信したか否かを判断する。電子カタログを受信した場合はステップS2209に行き、受信しなかった場合はステップS2208に戻る。
【0350】
(ステップS2209)第二処理部53は、ステップS2208で受信された1以上の電子カタログを用いて、出力する電子カタログを構成する。第二出力部56は、構成された1以上の電子カタログを出力する。ステップS2201に戻る。
【0351】
(ステップS2210)第二受付部52は、合成指示を受け付けたか否かを判断する。合成指示を受け付けた場合はステップS2211に行き、閲覧指示を受け付けなかった場合はステップS2215に行く。
【0352】
(ステップS2211)第二処理部53は、送信する合成指示を構成する。
【0353】
(ステップS2212)第二送信部54は、ステップS2211で構成された合成指示を情報処理装置3に送信する。
【0354】
(ステップS2213)第二受信部55は、商品合成情報を受信したか否かを判断する。商品合成情報を受信した場合はステップS2214に行き、受信しなかった場合はステップS2213に戻る。
【0355】
(ステップS2214)第二処理部53は、ステップS2213で受信された商品合成情報を用いて、出力する商品合成情報を構成する。第二出力部56は、構成された商品合成情報を出力する。ステップS2201に戻る。
【0356】
(ステップS2215)第二受付部52は、出力されている電子カタログまたは商品合成情報に対する操作を受け付けたか否かを判断する。操作を受け付けた場合はステップS2216に行き、操作を受け付けなかった場合はステップS2217に行く。なお、操作は、電子カタログの表示を変更するための操作、商品情報をカートに入れる操作、商品情報に対応する商品を購入するための操作である。
【0357】
(ステップS2216)第二処理部53は、ステップS2215で受け付けられた操作に応じた処理を行う。ステップS2201に戻る。なお、操作に応じた処理は、例えば、電子カタログの表示を変更する処理、商品合成情報の表示を変更する処理である。
【0358】
(ステップS2217)第二受信部55は、情報処理装置3から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS2218に行き、情報を受信しなかった場合はステップS2201に戻る。
【0359】
(ステップS2218)第二処理部53は、ステップS2217で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。第二出力部56は、当該情報を出力する。ステップS2201に戻る。
【0360】
なお、図22のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0361】
以下、本実施の形態における情報システムBの具体的な動作例を説明する概念図は、図23である。図23において、情報システムBでは、例えば、電子カタログを構成する1または2以上の商品情報は、カタログ通販会社の担当者の第一端末4から送信され、情報処理装置3に蓄積される。また、情報システムBでは、例えば、カタログ定義情報は、電子カタログを提供する企業の担当者の第二端末5から送信され、情報処理装置3に蓄積される。そして、顧客(ユーザ)は、自身の第二端末5から、所望の電子カタログを使用し、商品情報を閲覧したり、商品を購入したりすることができる。
【0362】
情報処理装置3のカタログ定義格納部311には、図24に示すカタログ定義管理表が格納されている。カタログ定義管理表とは、1または2以上のカタログ定義情報を管理する表である。カタログ定義管理表は、「ID」「カタログ識別子」「カタログ名」「カタログ属性値」「掲載商品条件」「レイアウト情報」を有する1または2以上のレコードを格納する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「カタログ属性値」は、ここでは「カテゴリー」「ランク」を有する。「ランク」は、カタログに掲載する商品のランク(上等さ)を識別する情報であり、ここでは、例えば、「高級」「中級」「低級」のうちのいずれか1以上の情報を有し得る。「掲載商品条件」は、通常、1または2以上の商品属性値に関する条件である。「掲載商品条件」は、商品識別子でも良い。
【0363】
なお、カタログ定義管理表の各カタログ定義情報は、電子カタログを提供する企業の担当者の端末から送信され、情報処理装置3に蓄積された情報である。
【0364】
また、商品情報格納部312には、図25に示す商品情報管理表が格納されている。商品情報管理表とは、1または2以上の商品情報を管理する表である。商品情報管理表は、「ID」「商品情報」「カタログ条件」を有する。「商品情報」は、「静的商品属性値」「動的商品属性値」「商品画像」「カタログ条件」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。「静的商品属性値」は、ここでは「商品種類」「価格」「メーカー」「デザイン分類」を有する。「メーカー」は商品を提供するメーカー名である。「デザイン分類」は、商品のデザインの種類を特定する情報である。「動的商品属性値」は、ここでは「売上」「在庫数」「アクセス数」を有する。「アクセス数」は、商品情報へのアクセス数である。「アクセス数」は、ここでは、商品画像がクリックされ、商品の詳細情報が閲覧された回数である。「カタログ条件」は、商品情報を送信したユーザにより指定された条件であり、掲載される条件を特定する情報である。
【0365】
なお、商品情報管理表の各商品情報は、例えば、カタログ通販会社の担当者の第一端末4から送信され、情報処理装置3に蓄積された情報である。また、「動的商品属性値」は、図示しないサーバからに受信したり、処理部33が取得したりした情報である。
【0366】
かかる状況において、電子カタログを閲覧するユーザAは、カタログ名「特選オフィスカタログ 春」を含む閲覧指示を、自分の第二端末5に入力した、とする。すると、第二端末5の第二受付部52は、閲覧指示を受け付ける。そして、第二処理部53は、送信する閲覧指示を構成する。次に、第二送信部54は、当該閲覧指示を情報処理装置3に送信する。
【0367】
次に、情報処理装置3の指示受信部322は、第二端末5から当該閲覧指示を受信する。次に、カタログ構成部333は、図20のフローチャートを用いて説明した動作により、カタログ「特選オフィスカタログ 春」を構成する。
【0368】
つまり、情報処理装置3のカタログ構成部333は、カタログ名「特選オフィスカタログ 春」と対になる掲載商品条件「価格>=1万円 & 商品種類=(家具 or オフィス用品) & デザイン分類=ナチュラル」をカタログ定義管理表(図24)から取得する。
【0369】
次に、カタログ構成部333は、取得した掲載商品条件に合致する商品情報を、図25の商品情報管理表から決定する。ここで、カタログ構成部333は、図25の「ID=1」「ID=2」「ID=3」等の商品情報を決定する。なお、カタログ構成部333は、掲載商品条件を満たさない「ID=4」の商品情報を決定しない。
【0370】
次に、カタログ構成部333は、掲載商品条件と対になるレイアウト情報「レイアウト1」をカタログ定義管理表(図24)から取得する。次に、カタログ構成部333は、「ID=1」「ID=2」「ID=3」等の商品情報を用いて、「レイアウト1」のレイアウト情報に従って電子カタログを構成する。
【0371】
次に、カタログ送信部341は、構成された電子カタログを、閲覧指示を送信してきたユーザAの第二端末5に送信する。
【0372】
次に、ユーザAの第二端末5の第二受信部55は、電子カタログを受信する。次に、第二処理部53は、受信された電子カタログを用いて、出力する電子カタログを構成する。次に、第二出力部56は、構成された電子カタログを出力する。かかる電子カタログの出力例は、図26である。図26において、2601は「ID=1」の商品の情報、2602は「ID=2」の商品の情報、2603は「ID=3」の商品の情報である。
【0373】
また、電子カタログを閲覧するユーザBは、カタログ名「家具の○○屋 総合カタログ」を含む閲覧指示を、自分の第二端末5に入力した、とする。すると、第二端末5の第二受付部52は、閲覧指示を受け付ける。そして、第二処理部53は、送信する閲覧指示を構成する。次に、第二送信部54は、当該閲覧指示を情報処理装置3に送信する。
【0374】
次に、情報処理装置3の指示受信部322は、第二端末5から閲覧指示を受信する。次に、カタログ構成部333は、図20のフローチャートを用いて説明した動作により、カタログ「家具の○○屋 総合カタログ」を構成する。
【0375】
つまり、情報処理装置3のカタログ構成部333は、カタログ名「家具の○○屋 総合カタログ」と対になる掲載商品条件「価格>=3万円 & 商品種類=家具 & 在庫数>10」をカタログ定義管理表(図24)から取得する。
【0376】
次に、カタログ構成部333は、取得した掲載商品条件に合致する商品情報を、図25の商品情報管理表から決定する。ここで、カタログ構成部333は、図25の「ID=1」「ID=4」等の商品情報を決定する。なお、カタログ構成部333は、掲載商品条件を満たさない「ID=2」「ID=3」の商品情報を決定しない。
【0377】
次に、カタログ構成部333は、掲載商品条件と対になるレイアウト情報「レイアウト2」をカタログ定義管理表(図24)から取得する。次に、カタログ構成部333は、「ID=1」「ID=4」等の商品情報を用いて、「レイアウト2」のレイアウト情報に従って電子カタログを構成する。
【0378】
次に、カタログ送信部341は、構成された電子カタログを、閲覧指示を送信してきたユーザBの第二端末5に送信する。
【0379】
次に、ユーザBの第二端末5の第二受信部55は、電子カタログを受信する。次に、第二処理部53は、受信された電子カタログを用いて、出力する電子カタログを構成する。次に、第二出力部56は、構成された電子カタログを出力する。かかる電子カタログの出力例は、図27である。図27において、2701は「ID=1」の商品の情報、2702は「ID=4」の商品の情報である。
【0380】
また、電子カタログ「特選オフィスカタログ 春」と「家具の○○屋 総合カタログ」において、「ID=1」の商品情報が共に使用されている。また、出力される電子カタログは、実施の形態1で説明したような構造を有する電子カタログであることは好適である。
【0381】
以上、本実施の形態によれば、できる。
【0382】
なお、本実施の形態によれば、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れる。
【0383】
なお、本実施の形態における情報処理装置3は、実施の形態1における電子カタログ装置1の構成の中の1または2以上の構成を含んでも良い。例えば、かかる情報処理装置3は、前記商品情報格納部には、2以上の各商品識別子に対応付けて、第一階層と第二階層とを含む2階層以上の各階層において、商品に関する異なる商品関連情報を有する2以上の商品情報が格納され、前記カタログ構成部は、前記商品情報格納部を参照し、一の商品の第二階層の商品関連情報である第二情報を用いた第二ボックスと、当該一の商品以外の他の商品の第一階層の商品関連情報である第一情報を用いた1以上の第一ボックスとを含む第一画面を構成し、前記カタログ出力部は、前記第一画面を出力し、前記第一画面を構成する前記1以上の他の商品の第一ボックスのうち、一の第一ボックスに対する第一選択を受け付ける選択受付部をさらに具備し、前記カタログ構成部は、前記選択受付部が前記第一選択を受け付けた場合に、当該第一選択に対応する前記一の第一ボックスに対応する他の商品の第二情報を用いた第二ボックスを、前記第一画面の前記第二ボックスに代えて配置した第二画面を構成し、前記カタログ出力部は、前記第二画面を出力する装置である。
【0384】
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、2以上の各第一端末から送信された2以上の商品情報であり、1以上の商品属性値を有する2以上の商品情報が格納される商品情報格納部と、2以上の各電子カタログごとに、電子カタログに掲載する商品に関する条件である掲載商品条件を有するカタログ定義情報が格納されるカタログ定義格納部とにアクセス可能なコンピュータを、2以上の各電子カタログごとに、各電子カタログに対応する前記掲載商品条件に合致する2以上の商品情報を前記商品情報格納部から取得し、電子カタログを構成するカタログ構成部と、前記カタログ構成部が構成した電子カタログを出力するカタログ出力部として機能させるためのプログラムである。
【0385】
また、図28は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置3等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図28は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図29は、システム300のブロック図である。
【0386】
図28において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0387】
図29において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0388】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置3等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0389】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置3等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0390】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0391】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0392】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0393】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0394】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0395】
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、商品情報を提供する者と多様な電子カタログを利用したい者との両方の利便性を図れるという効果を有し、情報処理装置等として有用である。
【符号の説明】
【0396】
1 電子カタログ装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 商品情報格納部
112 表示情報格納部
113 画面定義格納部
121 選択受付部
131 画面構成部
132 画面遷移部
141 画面出力部
1311 第一レイヤ構成部
1312 第一画面構成部
1313 第二画面構成部
1314 第三画面構成部
1411 第一レイヤ出力部
1412 第一画面出力部
1413 第二画面出力部
1414 第三画面出力部
B 情報システム
3 情報処理装置
4 第一端末
5 第二端末
31 格納部
32 受信部
33 処理部
34 送信部
41 第一格納部
42 第一受付部
43 第一処理部
44 第一送信部
45 第一受信部
46 第一出力部
51 第二格納部
52 第二受付部
53 第二処理部
54 第二送信部
55 第二受信部
56 第二出力部
311 カタログ定義格納部
312 商品情報格納部
321 商品情報受信部
322 指示受信部
331 商品情報蓄積部
332 条件蓄積部
333 カタログ構成部
334 カタログ出力部
335 カタログ取得部
341 カタログ送信部
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