(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165220
(43)【公開日】2023-11-15
(54)【発明の名称】センサユニット
(51)【国際特許分類】
A61B 5/01 20060101AFI20231108BHJP
【FI】
A61B5/01 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022076001
(22)【出願日】2022-05-02
(71)【出願人】
【識別番号】000107619
【氏名又は名称】スターライト工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【弁理士】
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100166958
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 喜代造
(72)【発明者】
【氏名】人見 直樹
【テーマコード(参考)】
4C117
【Fターム(参考)】
4C117XB01
4C117XB02
4C117XB04
4C117XB12
4C117XC11
4C117XD04
4C117XD09
4C117XE03
4C117XE23
4C117XJ47
4C117XP02
(57)【要約】
【課題】ヘルメットを使用しない場合でも、使用者の頭部における生体情報と環境情報とを安定的に取得することができる、センサユニットを提供する。
【解決手段】センサユニット10は、使用者Uの生体情報を取得するための皮膚表面温度センサ21と、使用者Uの周囲の環境情報を取得するための外気温湿度センサ22と、を備え、左右一対の耳掛け部11・11と、一対の耳掛け部11・11を前側で連結する連結部12と、連結部12に設けられて使用者Uの額に接触する接触部13と、一対の耳掛け部11・11よりも後方に形成される一対の錘部14・14と、を備え、皮膚表面温度センサ21が接触部13に設けられ、外気温湿度センサ22は一対の錘部14・14の何れか一方に設けられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の生体情報を取得するための生体情報センサと、使用者の周囲の環境情報を取得するための環境情報センサと、を備えるセンサユニットであって、
左右一対の耳掛け部と、前記一対の耳掛け部を前側で連結する連結部と、前記連結部に設けられて使用者の額に接触する接触部と、前記一対の耳掛け部よりも後方に形成される一対の錘部と、を備え、
前記生体情報センサが前記接触部に設けられ、
前記環境情報センサは前記一対の錘部の何れか一方に設けられる、センサユニット。
【請求項2】
電池が前記一対の錘部の他方に設けられ、
前記一対の錘部は重量が均等となるように構成される、請求項1に記載のセンサユニット。
【請求項3】
使用者が前記センサユニットを装着した際に、前記錘部が後下方向に向けて延出される、請求項2に記載のセンサユニット。
【請求項4】
使用者が前記センサユニットを装着した際に、前記連結部が前上方向に向けて延出される、請求項3に記載のセンサユニット。
【請求項5】
前記一対の耳掛け部と前記連結部との間には、互いの距離を可変とするアジャスタが設けられる、請求項4に記載のセンサユニット。
【請求項6】
前記連結部には金属の板バネが設けられる、請求項5に記載のセンサユニット。
【請求項7】
前記接触部には弾性体が設けられる、請求項6に記載のセンサユニット。
【請求項8】
前記生体情報センサが皮膚表面温度センサであり、前記環境情報センサが外気温湿度センサであり、
熱中症危険度測定器具として使用される、請求項1から請求項7の何れか一項に記載のセンサユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この開示は、使用者の頭部に装着するセンサユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、使用者の生体情報や環境情報を検出するために、各種センサを備えて使用者が装着することができるウェアラブル機器が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ヘルメットに生体情報センサや環境情報センサを設けて使用者が頭部に装着可能とする技術が記載されている。この構成によれば、ヘルメットを装着しない場合に採用することが困難であった。そこで、本開示は、上記に関する課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の課題解決のために、以下のセンサユニットを構成した。
【0006】
(1)使用者の生体情報を取得するための生体情報センサと、使用者の周囲の環境情報を取得するための環境情報センサと、を備えるセンサユニットであって、左右一対の耳掛け部と、前記一対の耳掛け部を前側で連結する連結部と、前記連結部に設けられて使用者の額に接触する接触部と、前記一対の耳掛け部よりも後方に形成される一対の錘部と、を備え、前記生体情報センサが前記接触部に設けられ、前記環境情報センサは前記一対の錘部の何れか一方に設けられる、センサユニット。
【0007】
(1)に記載のセンサユニットによれば、ヘルメットを使用しない場合でも、使用者の頭部における生体情報と環境情報とを安定的に取得することができる。
【0008】
(2)電池が前記一対の錘部の他方に設けられ、前記一対の錘部は重量が均等となるように構成される、(1)に記載のセンサユニット。
【0009】
(2)に記載のセンサユニットによれば、使用者の頭部における生体情報と環境情報とをより安定的に取得することができる。
【0010】
(3)使用者が前記センサユニットを装着した際に、前記錘部が後下方向に向けて延出される、(2)に記載のセンサユニット。
【0011】
(3)に記載のセンサユニットによれば、環境情報センサを使用者の耳から離間させることにより、使用者の体温の影響を抑制することができる。
【0012】
(4)使用者が前記センサユニットを装着した際に、前記連結部が前上方向に向けて延出される、(3)に記載のセンサユニット。
【0013】
(4)に記載のセンサユニットによれば、使用者の頭部における生体情報を安定的に取得することができる。
【0014】
(5)前記一対の耳掛け部と前記連結部との間には、互いの距離を可変とするアジャスタが設けられる、(4)に記載のセンサユニット。
【0015】
(5)に記載のセンサユニットによれば、使用者の頭部の大きさが異なる場合でも使用することができる。
【0016】
(6)前記連結部には金属の板バネが設けられる、(5)に記載のセンサユニット。
【0017】
(6)に記載のセンサユニットによれば、板バネが頭部を押圧するため、センサユニットの姿勢を安定させることができる。
【0018】
(7)前記接触部には弾性体が設けられる、(6)に記載のセンサユニット。
【0019】
(7)に記載のセンサユニットによれば、接触部を使用者の頭部にフィットさせることができる。
【0020】
(8)前記生体情報センサが皮膚表面温度センサであり、前記環境情報センサが外気温湿度センサであり、熱中症危険度測定器具として使用される、(1)から(7)の何れか一に記載のセンサユニット。
【0021】
(8)に記載のセンサユニットによれば、ヘルメットを使用しない場合でも、使用者の熱中症危険度を測定することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係るセンサユニットによれば、ヘルメットを使用しない場合でも、使用者の頭部における生体情報と環境情報とを安定的に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】一実施形態に係るセンサユニットの使用状態を示した側面図。
【
図2】一実施形態に係るセンサユニットを示した斜視図。
【
図3】一実施形態に係るセンサユニットを示した背面図。
【
図4】カバーを取り外した状態のセンサユニットを示した斜視図。
【
図5】カバーを取り外した状態のセンサユニットを示した左側面図。
【
図6】カバーを取り外した状態のセンサユニットを示した右側面図。
【
図8】変形例に係るセンサユニットの使用状態を示した側面図。
【
図9】(a)及び(b)は変形前後のセンサユニットのアジャスタを示した側断面図。
【
図10】(a)及び(b)は変形前後のセンサユニットのアジャスタを示した平断面図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、
図1から
図10を用いて、本発明の一実施形態に係るセンサユニット10について説明する。センサユニット10は
図1に示す如く、使用者Uが両耳に耳掛け部11・11を掛けることにより頭部に装着して使用する。
図1に示す如く、使用者Uはセンサユニット10を頭部に装着した状態で帽子Cを被ることも可能である。本実施形態においては、使用者Uがセンサユニット10を装着した状態において、使用者Uから見た方向でセンサユニット10の前後左右方向を規定する。
【0025】
図1から
図4に示す如く、センサユニット10は平面視でU字形状に形成されている。センサユニット10は、左右一対の耳掛け部11・11と、一対の耳掛け部11・11を前側で連結する連結部12と、連結部12に設けられて使用者Uの額に接触する左右一対の接触部13・13と、一対の耳掛け部11・11よりも後方に形成される一対の錘部14と、を備える。
【0026】
センサユニット10の外形部を構成する部材の多くには、ポリプロピレン、ポリエチレン、エラストマー樹脂、ABS樹脂等の樹脂製素材が採用される。センサユニット10の強度を担保しつつ低コスト化を図るという観点より、センサユニット10を構成する各部材にはABS樹脂を採用することが好ましい。
【0027】
本実施形態に係るセンサユニット10は、使用者Uの生体情報を取得するための生体情報センサとして、皮膚表面温度センサ21が左側の接触部13の内部に設けられる。本実施形態において、接触部13には使用者Uの額へのフィット感を高めるために弾性体が採用される。また、センサユニット10は、使用者Uの周囲の環境情報を取得するための環境情報センサとして、外気温湿度センサ22が左側の錘部14の内部に設けられる。
【0028】
このように、本実施形態に係るセンサユニット10は、使用者Uの額に接触する接触部13のうち左側に設けられた皮膚表面温度センサ21で使用者Uの皮膚表面温度を測定し、錘部14に設けられた外気温湿度センサ22で使用者Uの周囲の気温と湿度とを測定することにより、使用者Uの熱中症危険度を測定する器具として用いられる。
【0029】
具体的には、測定した気温と湿度とから、暑さ指数として知られているWBGT指数(湿球黒球温度)の近似値(以下、単に「WBGT」と記載する)を算出し、使用者Uの皮膚表面温度とWBGTとにより、使用者Uの熱中症危険度を測定するのである。WBGT指数とは、人体が受ける熱ストレスの大きさを、気温・湿度・風速・輻射熱を考慮して指数化したものであり、この値が大きい場合には、作業やスポーツを休止することが望ましいとされている。
【0030】
上記の如く、本実施形態に係るセンサユニット10は、使用者Uがヘルメットを使用しない場合でも、使用者Uの頭部における生体情報と環境情報とを安定的に取得することができる。即ち、使用者Uの生体情報として皮膚表面温度を測定し、環境情報として使用者Uの周囲の気温と湿度を測定することにより、使用者Uの熱中症危険度を測定することが可能となる。
【0031】
また、
図1に示す如く、センサユニット10を頭部に装着することにより、使用者Uが帽子Cを被った状態でも熱中症危険度を測定することが可能となる。詳細には、外気温湿度センサ22を内部に設けた錘部14は使用者Uの耳部より下方に配置されるので、錘部14は使用者Uの頭部から離れ、かつ帽子C内に入り込まない。よって、外気温湿度センサ22は帽子C内の温湿度に影響されずに適切に環境情報を測定できるのである。
【0032】
図4から
図6に示す如く、それぞれの錘部14はカバー15によって被覆される。錘部14とカバー15との間にはシール部材16が介挿される。左側のカバー15には、押しこみ可能な押込部15aと透光性を有する発光表示部15bとが形成される。
【0033】
図4及び
図5に示す如く、左側の錘部14の内部には、リジット基盤で形成されたセンサ側基板20が収容される。センサ側基板20には、外気温湿度センサ22、センサユニット10における測定の設定(例えば測定頻度等)を切替える切替部23、押込部15aを介して押圧可能とされるスイッチ24、LEDで形成された発光体25が設けられる。
【0034】
一方、
図6に示す如く、右側の錘部14の内部には、電池側基板27が収容される。電池側基板27には電池Bが組付可能とされる。センサ側基板20と電池側基板27とは、連結部12の内部に挿通されたフレキシブルケーブルであるケーブル26により、電気信号を伝達可能に接続されている。ケーブル26の途中には皮膚表面温度センサ21が設けられる。
【0035】
電池Bは、錘部14からカバー15を取り外すことにより交換することができる。なお、電池Bは本実施形態のようなボタン電池以外にも、リチウム電池等、充電可能な二次電池を使用することも可能である。充電式の電池を採用する場合、錘部14には充電用の接続部が設けられる。
【0036】
図4及び
図5に示す如く、左側の錘部14には、センサ開口部14a、切替開口部14b、及び、発光開口部14cが形成される。センサ開口部14aからは外気温湿度センサ22が錘部14の表面に露出する。切替開口部14bからは切替部23が露出する。発光体25から発光された光は発光開口部14cを通って錘部14の外に向かって放出され、発光表示部15bを発光させる。センサユニット10においては、発光表示部15bから発光される光の色を変更することにより、使用者Uの熱中症危険度の測定結果を外部に発信することが可能とされる。
【0037】
上記の如く、センサユニット10においては、左側の錘部14には各種の電子部品が組付けられたセンサ側基板20が設けられ、右側の錘部14には電池Bが組付けられた電池側基板27が設けられる。そして、本実施形態においては、左右一対の錘部14・14は重量が均等となるように構成されている。これにより、センサユニット10の左右の重量バランスを向上させることができるため、使用者Uの頭部における生体情報と環境情報とをより安定的に取得することが可能となる。
【0038】
図1に示す如く、本実施形態に係るセンサユニット10は、使用者Uが装着した際に錘部14・14が後下方向に向けて延出される。これにより、環境情報センサである外気温湿度センサ22を使用者Uの耳から離間させることができるため、センサユニット10に与える使用者Uの体温の影響を抑制することができる。
【0039】
本実施形態において、錘部14は長丸形状に形成されているが、錘部の形状は丸形、S字形状、三角形状、四角形状等、他の形状とすることが可能である。また、錘部14の重量は、皮膚表面温度センサ21が設けられた接触部13が使用者Uの額に接触する荷重がかかるという点で、支点となる耳掛け部11・11よりも前側に位置する連結部12よりも重く形成されることが好ましい。本実施形態に係るセンサユニット10は、錘部14は一つの重量が20gで形成されている。
【0040】
また、
図1に示す如く、本実施形態に係るセンサユニット10は、使用者Uが装着した際に連結部12が前上方向に向けて延出される。具体的には、使用者Uが顔を前方に向けた際に、連結部12の水平面に対する角度が上方に10~30度の範囲内となるように形成される。これにより、接触部13・13を使用者Uの額に安定して接触させることができるため、使用者Uの頭部における生体情報を安定的に取得することができる。接触部13・13をより安定して使用者Uの額に接触させるためには、連結部12の水平面に対する角度は上方に15~20度の範囲内の範囲内とすることがより好ましい。
【0041】
本実施形態に係るセンサユニット10において、接触部13・13には弾性変形可能な弾性体が設けられる。これにより、使用者Uの額への接触部13・13のフィット感をより向上させることができる。なお、センサユニット10において接触部13の個数を一個とすることも可能であるが、使用者Uの額への接触部13・13のフィット感を向上させるという観点より、本実施形態の如く接触部13を二個設けることが好ましい。また、接触部13・13のそれぞれに皮膚表面温度センサ21を収容する構成とすることも可能である。
【0042】
また、
図1に示す如く、本実施形態に係るセンサユニット10において、耳掛け部11の下面には湾曲部11cが形成されている。湾曲部11cは曲率半径が15~30mmの範囲内で形成されている。この湾曲部11cを使用者Uの耳に掛けることにより、使用者Uの頭部でセンサユニット10の姿勢を安定的に維持することが可能となる。センサユニット10をより安定させるためには、湾曲部11cの曲率半径は20~25mmの範囲内とすることがより好ましい。
【0043】
図7に示す如く、本実施形態に係るセンサユニット10において、連結部12には金属の板バネ31が収容される。これにより、板バネ31が使用者Uの頭部を挟んで押圧するため、センサユニット10の姿勢を安定させることができる。
【0044】
また、本実施形態に係るセンサユニット10において、耳掛け部11・11と連結部12との間には、互いの距離を可変とするアジャスタAが設けられる。具体的には
図9(a)及び(b)に示す如く、板バネ31の両端部には弾性変形可能な係合部32が形成され、耳掛け部11の内面には係合部32が段階的に係合可能な被係合溝11aが形成される。
【0045】
上記の如く、被係合溝11aに係合部32が係合されることにより、アジャスタAが形成される。そして、被係合溝11aにおける係合部32が係合する場所を変更することにより、耳掛け部11・11と連結部12との距離が変更される。このように、センサユニット10においては、アジャスタAにより耳掛け部11・11と連結部12との距離を可変とすることにより、
図8に示す如く使用者Uの頭部の大きさが異なる場合でも使用することが可能となる。
【0046】
図10(a)及び(b)に示す如く、耳掛け部11の内部には中空の収容部11bが形成されている。収容部11bにはケーブル26が屈曲された状態で収容されている。
図10(a)及び(b)に示す如く、耳掛け部11・11と連結部12との距離を変更した場合には、収容部11bの内部におけるケーブル26の屈曲位置が変更される。これにより、連結部12にケーブル26を挿通した状態でセンサユニット10が伸縮可能とされる。
【0047】
上記の如く、本実施形態に係るセンサユニット10は平面視でU字形状に形成されているが、使用者Uが頭部に安定的に保持できる形状であれば、センサユニットを環状等他の形状とすることも可能である。
【0048】
また、センサユニット10は、連結部12と、耳掛け部11・11及び錘部14と、を分割して構成している。これにより、各部材を形成する際にインサート成形をする必要がなく、各種の基板20・27や板バネ31を後付けで組み込める構成としている。なお、センサユニットを一体的に構成することも可能である。
【符号の説明】
【0049】
10 センサユニット 11 耳掛け部
11a 被係合溝 11b 収容部
11c 湾曲部 12 連結部
13 接触部 14 錘部
14a センサ開口部 14b 切替開口部
14c 発光開口部 15 カバー
15a 押込部 15b 発光表示部
16 シール部材 20 センサ側基板
21 皮膚表面温度センサ(生体情報センサ)
22 外気温湿度センサ(環境情報センサ)
23 切替部 24 スイッチ
25 発光体 26 ケーブル
27 電池側基板 31 板バネ
32 係合部
A アジャスタ B 電池
C 帽子 U 使用者