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特開2023-165573訪日外国人が日本在留にあたって必要なビザ申請書を母国語で作成できるシステム。
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  • 特開-訪日外国人が日本在留にあたって必要なビザ申請書を母国語で作成できるシステム。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165573
(43)【公開日】2023-11-16
(54)【発明の名称】訪日外国人が日本在留にあたって必要なビザ申請書を母国語で作成できるシステム。
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20120101AFI20231109BHJP
【FI】
G06Q50/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022084146
(22)【出願日】2022-05-06
(71)【出願人】
【識別番号】522201819
【氏名又は名称】海と森企画株式会社
(72)【発明者】
【氏名】森 香乃雄
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC35
(57)【要約】      (修正有)
【課題】訪日外国人が日本国内で活動する際に必要になる、各種ビザの申請書類をオンライン上で作成できるシステムを提供する。
【解決手段】システムは8カ国語に対応し、外国人がビザに関する必要情報を母国語で質問され、それに答えてゆくことによって、システム上で行政に提出可能なPDFの申請書を作成し、印刷する。クラウド上のサーバーに多言語化、法律の知識に基づいた必要条件を入れることで、必要なビザ申請書をシステムが自動作成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
訪日外国人が日本国内で活動する際に必要になる、各種ビザの申請書類をオンライン上で作成できるシステムを構築した。出入国在留管理局に提出する各種ビザの申請書は、日本語で書かれており、日本語が理解できないと作成が難しいものとなっている。本システムは8カ国語に対応させ、外国人がビザに関する必要情報を母国語で質問され、それに答えてゆくことによって、システム上で行政に提出可能なPDFの申請書を作成し、印刷できる仕組みである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はクラウドサーバー内に設計されたデータベースプログラムを稼働することでユーザーにサービスを実現するSAAS(software as a service)にあたる。
【背景技術】
【0002】
このシステムは、クラウド上にサーバーを構築することにより、サーバー構築の物理的初期投資を大きく削減できることにより、プログラム設計にコストを集中させるクラウドコンピューティングの活用という背景技術がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、外国人がビザを申請する際には日本語を理解する外国人であっても出入国在留管理局が求める適切な記述を自ら行う事は、専門知識が必要になる為難かしかった。また日本語が理解できない外国人が日本語で記述された文章を理解し、記述する事は不可能であるため、必要に応じて届出済行政書士又は弁護士、immigration lawyerに依頼していた。このシステムは出入国在留管理局が求める法律の専門知識をデータバース上にアップロードし、非対面でimmigration lawyerの専門知識に沿った質問(8ヶ国語から選択)に答える事で日本語の申請書作成を可能にした。
【課題を解決するための手段】
【0004】
外国人はビザ取得に必要な個人的な質問を母国語で投げかけられ、それに回答していくことでシステムがビザ申請書を自動作成する。ビザ周りの法律知識の不足、日本語の不理解という課題を解決し、自身でビザの申請書を作り上げることができる。
【発明の効果】
【0005】
今まではimmigration lawyerに報酬を支払い、各immigration lawyerが個別に外国人のビザ申請を請け負っていた。また、immigration lawyerのオフィスに訪問して面会の上、相談をする必要があった。ビザの申請書作成サポート業務はimmigration lawyerにとってはそのビザの種類や、個々の外国人のバックボーンによってそれぞれ違い、その組み合わせが多岐に渡るため、マニュアル化することはできなかった。その為面談して外国人に質問を行い、書類作成をサポートする必要があった。本システムはimmigration lawyerの業務で行う際に必要な法律知識や各種、国が定める条件をサーバー上にアップロードし、構築したプログラムを通じて、immigration lawyerに直接面会しなくてもビザの申請書作成を可能にした。これにより外国人は
immigration lawyerに支払う報酬を節約できる。
また、直接の面会をする機会を減らすことで、感染症の予防効果がある。
immigration lawyerにとっては、システムでは解決しきれない個別の専門的なビザ取得の相談に集中することができる効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
図1図1はユーザーとシステム、immigration lawyerとの相互関係を示したサービス全体の図面である。
図2図2はシステムと連携する外部サービス、ユーザーとの関連を示した図面である。
図3図3はシステムのログイン画面である。
図4図4は多言語化切り替えのリンク先を示した図である。右下の国旗の部分がリンクのある位置である。
図5図5は多言語化切り替えページの図である。
図6図6は申請書を選択する際に現れる画面の図である。
図7図7はシステムの画面遷移を表した図である。
図8図8はユーザーの基本情報登録の際に表示される画面の図である。
図9図9はシステムの画面遷移を表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1はユーザーとシステム、immigration lawyerとの相互関係を示したサービス全体の図面である。
インターネットを通じて訪日外国人はシステムにアクセスする。クラウド上のシステムで投げかけられた質問に対して回答していくことで、申請書をクラウド上のアプリケーションで自動作成し、完成したビザ申請書類のPDFをメールで受け取り、印刷署名することで申請書作成が完成する。
図2はシステムと連携する外部サービス、ユーザーとの関連を示した図面である。
A(Google cloud platform)上にB(Firebase)でデータベースを構築した。Cは外部サービスの決済機能、Dは外部サービスの自動翻訳構築サービス、Eはメールでの顧客管理機能の提供をそれぞれ受け、BでC、D、Eの機能を統合させシステムを構築している。クラウド上に設計したプログラムとOSを乗せたデバイスを4Gなどの一般通信回線、またはWIFIで結び、上記PC、スマートフォン等のデバイスを通じてクラウド上のプログラムをユーザーが利用することによりビザ申請書を作成させる形態である。
実施の形態1
【0007】
図3は最初に現れるログイン画面である。ユーザーはまず図のSign upより、Emailアドレスと任意のパスワードのユーザー登録を行う。
図4の通り、ログインするとトップページが現れるので右下の国旗のアイコンをクリックすることで自分の理解する言語を選ぶ画面が現れ、言語を選択できる。
図5は言語選択の画面である。本例としては日本語選択する。
図6は申請書選択の画面である。
言語を選択すると、上図が現れる。
自らが取得できるビザが分かっている場合は「申請書を選択」より希望のビザをクリックし作成を開始する。
自らがどのようなビザを取得できるか分からいときは「VISA条件確認」をクリックし投げかけられる質問に回答することで、取得できるビザの種類を確認する。
図7はシステムの画面遷移図である。
図にあるAのVISA選択が完了していない場合はシステム上で2、3、4、5と進みどのようなビザが取得できるかの判定を受ける。どのビザが取得可能か確認の上6のトップに進み、取得可能なビザの申請書作成へ続く11へ進む。判定の結果取得条件に一致しなかった場合は7の問合せフォームに進み、理由をメールでimmigration lawyerに問合せすることができる。
図8が基本情報登録画面である。
自分の個人情報を入力して、申請書に必要な情報を入力する。
図9内の11で問いかけられる質問に対する個人情報の解答を入力し終えると、14、15、15を経てサーバーのプログラムが選択したビザ種類の行政のフォームの申請書にPDFに自動で入力され、申請書は完成する。図2で登録したemailアドレスに届くのので印刷し、捺印することで行政に提出できる申請書が完成する。
上記はログイン画面である。システム利用者はまずサインアップを行う。
サインアップボタンを押し、Emailアドレスとパスワードの設定を行う。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9