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  • 特開-燃焼効率の高い燃焼装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165598
(43)【公開日】2023-11-16
(54)【発明の名称】燃焼効率の高い燃焼装置
(51)【国際特許分類】
   F23D 14/64 20060101AFI20231109BHJP
   F23D 14/02 20060101ALI20231109BHJP
【FI】
F23D14/64 Z
F23D14/02 F
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022207711
(22)【出願日】2022-12-26
(31)【優先権主張番号】111116674
(32)【優先日】2022-05-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】510247870
【氏名又は名称】愛烙逹股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】陳 維隆
【テーマコード(参考)】
3K017
【Fターム(参考)】
3K017AA01
3K017AB07
3K017AB08
3K017AC02
3K017AD04
3K017AD11
3K017CA03
3K017CB09
3K017CE03
(57)【要約】
【課題】本発明は、燃焼効率の高い燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼装置は、ベース部と、パイプバーナーとを備え、パイプバーナーはベース部内に設けられ、混合気セクションと、空気吹出セクションとを備え、混合気セクションは水平の仮想基準線の軸方向に沿って延在し、混合気セクションの一端に吸気口が設けられ、半径方向外周縁に第1混合気口が設けられ、パイプバーナーには基準線と同一平面上にある仮想なX軸及びZ軸があり、混合気セクションには第1側と、これとは反対側の第2側とを有し、第1混合気口が第2側に設けられ、空気吹出セクションは混合気セクションの吸気口とは反対側の一端に接続され、空気吹出セクションには直通部及び第1屈曲部が設けられる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部内に設けられ、混合気セクションと、空気吹出セクションとを備え、前記混合気セクションは水平の仮想基準線の軸方向に沿って延在し、前記混合気セクションの一端に吸気口が設けられ、半径方向外周縁に第1混合気口が設けられ、パイプバーナーには前記基準線と同一平面上にある仮想なX軸及びZ軸があり、前記X軸と前記Z軸は直交座標系を形成し、前記X軸と前記Z軸の交点が原点を形成し、前記X軸は前記基準線に垂直、前記Z軸は前記X軸に垂直であり、前記混合気セクションは前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第3象限に配置され、前記混合気セクションには第1側と、これとは反対側の第2側とを有し、前記第2側は前記Z軸に近く、前記第1混合気口が前記第2側に設けられ、前記空気吹出セクションは前記混合気セクションの前記吸気口とは反対側の一端に接続され、前記空気吹出セクションには直通部及び第1屈曲部が設けられ、前記直通部は前記基準線の軸方向に沿って延在し、一端が前記混合気セクションに接続され、前記第1屈曲部の一端は前記直通部の前記混合気セクションとは反対側の一端に接続され、他端が前記混合気セクションから離反し、前記Z軸に近い方向に延びるパイプバーナーと、
を備えた燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項2】
前記パイプバーナーにはガスノズルが接続され、前記ガスノズルは、前記吸気口から前記混合気セクションに挿入され、前記混合気セクションの内周縁と前記ガスノズルの外周縁との間に第2混合気口が形成され、前記第2混合気口の前記空気吹出セクションとは反対側の一端は開放構造となっている請求項1に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項3】
前記パイプバーナーには混合気用蓋が設けられ、前記混合気用蓋の一側は前記混合気セクションの垂直方向に沿った上縁に連結され、他側が前記混合気セクションの垂直方向に沿った下縁に連結され、前記混合気用蓋は前記第1混合気口を遮蔽するが、閉鎖していない請求項1又は2に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項4】
前記吸気口は、前記ベース部の外に突出され、前記混合気用蓋の前記基準線の軸方向に沿った一端が前記ベース部内に設けられ、他端が前記ベース部の外に突出され、前記混合気用蓋と前記第2側とが空気通路を画成し、前記基準線に沿った前記空気通路の軸方向に反対側の両端はそれぞれ開放構造となっている請求項3に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項5】
前記第1屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第2象限に配置され、前記第1屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第1屈曲部の前記原点に近い側に位置し、前記空気吹出セクションには第2屈曲部が設けられ、前記第2屈曲部の一端は前記第1屈曲部の前記直通部とは反対側の一端に接続され、前記第2屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第1象限に配置され、前記第2屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第2屈曲部の前記原点に近い側に位置する請求項4に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項6】
前記空気吹出セクションには第3屈曲部が設けられ、前記第3屈曲部の一端は前記第2屈曲部の前記第1屈曲部とは反対側の一端に接続され、前記第3屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第四象限に配置され、前記第3屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第3屈曲部の前記原点に近い側に位置し、前記第3屈曲部の湾曲円弧の半径は前記第1屈曲部の湾曲円弧の半径及び前記第2屈曲部の湾曲円弧の半径より小さい請求項5に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【請求項7】
前記空気吹出セクションには直管部が設けられ、前記直管部の一端は前記第3屈曲部の前記第2屈曲部とは反対側の一端に接続され、前記直管部は前記X軸に平行な方向に沿って前記直通部に近い方向に向けて真っ直ぐに延在し、前記直管部の前記第3屈曲部とは反対側の一端は閉鎖となる請求項6に記載の燃焼効率の高い燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に燃焼装置、特に、燃焼効率の高い燃焼装置を開示する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1を参照すると、ガス燃焼器具の空気吹出管であって、第1端と、第2端とを設けた空気吹出管で、前記第1端にガスを入らせるための吸気口が設けられ、前記空気吹出管に複数の小さな穴及び複数の空気取り入れ穴が設けられ、前記空気入口穴の直径が前記小さな穴より大きく、前記小さな穴はガスが燃焼する時に炎を逃がすために用いられ、前記空気取り入れ口に新鮮な空気を入られせることができる。
【0003】
図6を参照すると、従来のガス燃焼器具の空気吹出管の部分拡大断面図であり、上記燃焼器具の空気吹出管の中間後部位にある吸気口以外に、空気吹出管90の前端にも空気が入れるための主な混合気口91を設ける必要があるが、従来のガス燃焼器具の主な混合気口91は空気吹出管90の垂直方向に沿った下縁に設けられ、主にグリル過程で発生した汁が混合気口91から空気吹出管90に滴り落ちるのを防ぐために用いられる。ただし、このような構成もまたパイプの曲がりにより空気吹出管内のガス流速が急激に低下して、空気吹出管の空気吸込み効果に影響を与え、燃焼効率が低下することにつながる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】発明の名称が「ガス燃焼器具の空気吹出管改良構造」である、台湾特許第I306498号公開公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、燃焼効率の高い燃焼装置を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の燃焼効率の高い燃焼装置は、ベース部と、パイプバーナーとを備え、前記パイプバーナーは前記ベース部内に設けられ、混合気セクションと、空気吹出セクションとを備え、前記混合気セクションは水平の仮想基準線の軸方向に沿って延在し、前記混合気セクションの一端に吸気口が設けられ、半径方向外周縁に第1混合気口が設けられ、前記パイプバーナーには前記基準線と同一平面上にある仮想なX軸及びZ軸があり、前記X軸は前記基準線に垂直、前記Z軸は前記X軸に垂直であり、前記混合気セクションには第1側と、これとは反対側の第2側とを有し、前記第2側は前記Z軸に近く、前記第1混合気口が前記第2側に設けられ、前記空気吹出セクションは前記混合気セクションの前記吸気口とは反対側の一端に接続され、前記空気吹出セクションには直通部及び第1屈曲部が設けられ、前記直通部は前記基準線の軸方向に沿って延在し、一端が前記混合気セクションに接続され、前記第1屈曲部の一端は前記直通部の前記混合気セクションとは反対側の一端に接続され、他端が前記混合気セクションから離反し、前記Z軸に近い方向に延び、前記燃焼装置は上記構造を介して燃焼効率を向上させることができる。
【0007】
前記パイプバーナーにはガスノズルが接続され、前記ガスノズルは、前記吸気口から前記混合気セクションに挿入され、前記混合気セクションの内周縁と前記ガスノズルの外周縁との間に第2混合気口が形成され、前記第2混合気口の前記空気吹出セクションとは反対側の一端は開放構造となっている。
【0008】
前記パイプバーナーには混合気用蓋が設けられ、前記混合気用蓋の一側は前記混合気セクションの垂直方向に沿った上縁に連結され、他側が前記混合気セクションの垂直方向に沿った下縁に連結され、前記混合気用蓋は前記第1混合気口を遮蔽するが、閉鎖していない。
【0009】
前記吸気口は、前記ベース部の外に突出され、前記混合気用蓋の前記基準線の軸方向に沿った一端が前記ベース部内に設けられ、他端が前記ベース部の外に突出され、前記混合気用蓋と前記第2側とが空気通路を画成し、前記基準線に沿った前記空気通路の軸方向に反対側の両端はそれぞれ開放構造となっている。
【0010】
前記X軸と前記Z軸は直交座標系を形成し、前記X軸と前記Z軸の交点が原点を形成し、前記第1屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第2象限に配置され、前記第1屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第1屈曲部の前記原点に近い側に位置し、前記空気吹出セクションには第2屈曲部が設けられ、前記第2屈曲部の一端は前記第1屈曲部の前記直通部とは反対側の一端に接続され、前記第2屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第1象限に配置され、前記第2屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第2屈曲部の前記原点に近い側に位置する。
【0011】
前記空気吹出セクションには第3屈曲部が設けられ、前記第3屈曲部の一端は前記第2屈曲部の前記第1屈曲部とは反対側の一端に接続され、前記第3屈曲部は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第四象限に配置され、前記第3屈曲部の湾曲円弧の中心が前記第3屈曲部の前記原点に近い側に位置し、前記第3屈曲部の湾曲円弧の半径は前記第1屈曲部の湾曲円弧の半径及び前記第2屈曲部の湾曲円弧の半径より小さい。
【0012】
前記空気吹出セクションには直管部が設けられ、前記直管部の一端は前記第3屈曲部の前記第2屈曲部とは反対側の一端に接続され、前記直管部は前記X軸に平行な方向に沿って前記直通部に近い方向に向けて真っ直ぐに延在し、前記直管部の前記第3屈曲部とは反対側の一端は閉鎖となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の燃焼効率の高い燃焼装置の立体外観図である。
図2】本発明の燃焼効率の高い燃焼装置の立体分解図である。
図3】本発明の燃焼効率の高い燃焼装置の断面構造図である。
図4】本発明の燃焼効率の高い燃焼装置の部分拡大断面図である。
図5】本発明の燃焼効率の高い燃焼装置ソフトウェアシミュレーションのパイプバーナー内気体の速度分布図である。
図6】従来のガス燃焼器具の空気吹出管の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1図5を参照すると、本発明の燃焼効率の高い燃焼装置の立体外観図、立体分解図、断面構造図及速度分布図である。本発明の燃焼装置10は、ベース部20と、パイプバーナー30とを備え、前記パイプバーナー30は前記ベース部20内に設けられ、混合気セクション31と、空気吹出セクション32とを備え、前記混合気セクション31は水平の仮想基準線Lの軸方向に沿って延在し、前記混合気セクション31の一端に吸気口311が設けられ、半径方向外周縁に第1混合気口312が設けられ、前記パイプバーナー30には前記基準線Lと同一平面上にある仮想なX軸及びZ軸があり、前記X軸は前記基準線Lに垂直、前記Z軸は前記X軸に垂直であり、前記混合気セクション31には第1側313と、これとは反対側の第2側314とを有し、前記第2側314は前記Z軸に近く、前記第1混合気口312が前記第2側314に設けられ、前記空気吹出セクション32は前記混合気セクション31の前記吸気口311とは反対側の一端に接続され、前記空気吹出セクション32には直通部321及び第1屈曲部322が設けられ、前記直通部321は前記基準線Lの軸方向に沿って延在し、一端が前記混合気セクション31に接続され、前記第1屈曲部322の一端は前記直通部321の前記混合気セクション31とは反対側の一端に接続され、他端が前記混合気セクション31から離反し、前記Z軸に近い方向に延びる。
【0015】
前記パイプバーナー30にはガスノズル40が接続され、前記ガスノズル40は、前記吸気口311から前記混合気セクション31に挿入され、前記混合気セクション31の内周縁と前記ガスノズル40の外周縁との間に第2混合気口315が形成され、前記第2混合気口315の前記空気吹出セクション32とは反対側の一端は開放構造となっている。
【0016】
前記パイプバーナー30には混合気用蓋33が設けられ、前記混合気用蓋33の一側は前記混合気セクション31の垂直方向に沿った上縁に連結され、他側が前記混合気セクション31の垂直方向に沿った下縁に連結され、前記混合気用蓋33は前記第1混合気口312を遮蔽するが、閉鎖していない。
【0017】
前記吸気口311は、前記ベース部20の外に突出され、前記混合気用蓋33の前記基準線Lの軸方向に沿った一端が前記ベース部20内に設けられ、他端が前記ベース部20の外に突出され、前記混合気用蓋33と前記第2側314とが空気通路331を画成し、前記基準線Lに沿った前記空気通路331の軸方向に反対側の両端はそれぞれ開放構造となっている。
【0018】
前記X軸と前記Z軸は直交座標系を形成し、前記X軸と前記Z軸の交点が原点Oを形成し、前記混合気セクション31は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第3象限に配置され、前記第1屈曲部322は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第2象限に配置され、前記第1屈曲部322の湾曲円弧の中心が前記第1屈曲部322の前記原点Oに近い側に位置し、前記空気吹出セクション32には第2屈曲部323が設けられ、前記第2屈曲部323の一端は前記第1屈曲部322の前記直通部321とは反対側の一端に接続され、前記第2屈曲部323は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第1象限に配置され、前記第2屈曲部323の湾曲円弧の中心が前記第2屈曲部323の前記原点Oに近い側に位置する。
【0019】
前記空気吹出セクション32には第3屈曲部324が設けられ、前記第3屈曲部324の一端は前記第2屈曲部323の前記第1屈曲部322とは反対側の一端に接続され、前記第3屈曲部324は前記X軸と前記Z軸の直交座標系の第四象限に配置され、前記第3屈曲部324の湾曲円弧の中心が前記第3屈曲部324の前記原点Oに近い側に位置し、前記第3屈曲部324の湾曲円弧の半径は前記第1屈曲部322の湾曲円弧の半径及び前記第2屈曲部323の湾曲円弧の半径より小さい。
【0020】
前記空気吹出セクション32には直管部325が設けられ、前記直管部325の一端は前記第3屈曲部324の前記第2屈曲部323とは反対側の一端に接続され、前記直管部325は前記X軸に平行な方向に沿って前記直通部321に近い方向に向けて真っ直ぐに延在し、前記直管部325の前記第3屈曲部324とは反対側の一端は閉鎖となる。
【0021】
前記燃焼装置10は、上記構造を介して燃焼効率を向上させることができる。ガスは、前記吸気口311から前記パイプバーナー30に入ることができ、ガスの流速によって発生された負圧を利用して空気を前記第1混合気口312及び前記第2混合気口315から吸い込むことができ、ガスが空気と混合した後、前記直通部321に流れ、前記第1混合気口312の開口部の方向及び前記第1屈曲部322の湾曲方向が前記混合気セクション31の同じ側に向いているため、空気がガスと混合した後、前記第1屈曲部322の形状に沿って滑らかに流れることで、前記パイプバーナー30におけるガスと空気の流れる速度の損失を低減し、前記混合気セクション31内のガスの初速度の低下を回避し、前記混合気セクション31により多くの空気を取り入れて、燃焼効率を向上させることができる。
【0022】
上記に関して、本発明は以下の利点を有すると結論付けることができ、即ち、ベース部と、パイプバーナーとを備えた燃焼効率の高い燃焼装置であって、前記パイプバーナーは前記ベース部内に設けられ、混合気セクションと、空気吹出セクションとを備え、前記混合気セクションは水平の仮想基準線の軸方向に沿って延在し、前記混合気セクションの一端に吸気口が設けられ、半径方向外周縁に第1混合気口が設けられ、前記パイプバーナーには前記基準線と同一平面上にある仮想なX軸及びZ軸があり、前記X軸は前記基準線に垂直、前記Z軸は前記X軸に垂直であり、前記混合気セクションには第1側と、これとは反対側の第2側とを有し、前記第2側は前記Z軸に近く、前記第1混合気口が前記第2側に設けられ、前記空気吹出セクションは前記混合気セクションの前記吸気口とは反対側の一端に接続され、前記空気吹出セクションには直通部及び第1屈曲部が設けられ、前記直通部は前記基準線の軸方向に沿って延在し、一端が前記混合気セクションに接続され、前記第1屈曲部の一端は前記直通部の前記混合気セクションとは反対側の一端に接続され、他端が前記混合気セクションから離反し、前記Z軸に近い方向に延び、前記燃焼装置は上記構造を介して燃焼効率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0023】
10 燃焼装置
20 ベース部
30 パイプバーナー
31 混合気セクション
311 吸気口
312 第1混合気口
313 第1側
314 第2側
315 第2混合気口
32 空気吹出セクション
321 直通部
322 第1屈曲部
323 第2屈曲部
324 第3屈曲部
325 直管部
33 混合気用蓋
331 空気通路
40 ガスノズル
90 空気吹出管
91 混合気口
L 基準線
O 原点
X 軸
Z 軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6