(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165614
(43)【公開日】2023-11-16
(54)【発明の名称】半導体メモリ装置
(51)【国際特許分類】
H10B 12/00 20230101AFI20231109BHJP
H01L 29/786 20060101ALI20231109BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20231109BHJP
H01L 21/3205 20060101ALI20231109BHJP
H01L 21/822 20060101ALI20231109BHJP
【FI】
H10B12/00 671A
H10B12/00 621C
H10B12/00 671C
H10B12/00 671Z
H01L29/78 626A
H01L29/78 617N
H01L21/90 N
H01L21/88 S
H01L27/04 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023052384
(22)【出願日】2023-03-28
(31)【優先権主張番号】10-2022-0055441
(32)【優先日】2022-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】李 基碩
(72)【発明者】
【氏名】鄭 文泳
(72)【発明者】
【氏名】金 根楠
(72)【発明者】
【氏名】朴 碩韓
【テーマコード(参考)】
5F033
5F038
5F083
5F110
【Fターム(参考)】
5F033GG01
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5F110NN02
5F110NN22
5F110NN23
5F110NN24
5F110NN65
(57)【要約】
【課題】集積度及び電気的特性がより向上された半導体メモリ装置を提供する。
【解決手段】半導体メモリ装置が提供される。半導体メモリ装置は第1方向に延長されるビットラインと、ビットライン上に配置された第1及び第2活性パターンと、第1及び第2活性パターンの間に配置され、ビットラインを横切って第2方向に延長されるバックゲート電極と、第1活性パターンの一側で第2方向に延長される第1ワードラインと、第2活性パターンの他側で第2方向に延長される第2ワードラインと、第1及び第2活性パターンに各々接続されるコンタクトパターンと、を含むことができる。
【選択図】
図1B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延長されるビットラインと、
前記ビットライン上に配置された第1及び第2活性パターンと、
前記第1及び第2活性パターンの間に配置され、前記ビットラインを横切って第2方向に延長されるバックゲート電極と、
前記第1活性パターンの一側で前記第2方向に延長される第1ワードラインと、
前記第2活性パターンの他側で前記第2方向に延長される第2ワードラインと、
前記第1及び第2活性パターンに各々接続されるコンタクトパターンと、を含む半導体メモリ装置。
【請求項2】
前記第1及び第2活性パターンは、単結晶半導体物質で構成される、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項3】
前記第1及び第2活性パターンの各々は、前記第2方向に、ビットライン幅より大きい長さを有する、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項4】
前記第1及び第2活性パターンの各々は、前記第1方向に、均一な幅を有する、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項5】
前記第1及び第2ワードライン及び前記バックゲート電極の各々は、前記ビットラインに近い上面及び前記コンタクトパターンに近い下面を有し、
前記第1及び第2ワードラインの下面は、前記バックゲート電極の下面と異なるレベルに位置する、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項6】
前記第1及び第2ワードラインの上面は、前記バックゲート電極の上面と異なるレベルに位置する、請求項5に記載の半導体メモリ装置。
【請求項7】
前記第1及び第2ワードライン及び前記バックゲート電極の各々は、前記第1及び第2方向に対して直交する第3方向に高さを有し、
前記第1及び第2ワードラインの高さは、前記バックゲート電極の高さと異なる、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項8】
前記第1及び第2活性パターンの各々は、前記コンタクトパターンと隣接するドーパント領域及び前記第1及び第2ワードラインと隣接するチャンネル領域を含み、
前記第1及び第2活性パターンのドーパント濃度は、前記チャンネル領域の前記ドーパント領域より大きい、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項9】
前記ビットラインと前記バックゲート電極との間の第1絶縁パターンと、
前記コンタクトパターンと前記バックゲート電極との間の第2絶縁パターンと、をさらに含む、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項10】
前記バックゲート電極と前記第1及び第2活性パターンとの間に配置されるバックゲート絶縁パターンをさらに含み、
前記バックゲート絶縁パターンは、前記第1活性パターンと隣接する第1垂直部、前記第2活性パターンと隣接する第2垂直部、及び前記第1及び第2垂直部を連結する水平部を含み、
前記水平部は、前記ビットラインより前記コンタクトパターンに近く配置される、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項11】
前記第1及び第2活性パターンと前記第1及び第2ワードラインとの間に各々配置されるゲート絶縁パターンをさらに含み、
前記ゲート絶縁パターンの各々は、前記第1及び第2活性パターンと隣接する垂直部及び前記垂直部から前記第1方向に突出される水平部を含み、
前記水平部は、前記ビットラインより前記コンタクトパターンに近い、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
【請求項12】
垂直方向に互いに対向する第1面及び第2面を有し、水平方向に互いに対向する第1側面及び第2側面を有する活性パターンと、
前記活性パターンの前記第1面と接触するビットラインと、
前記ビットラインと交差し、前記活性パターンの前記第1側面と隣接するワードラインと、
前記活性パターンの前記第1側面と前記ワードラインとの間の垂直部及び前記垂直部から前記水平方向に突出される水平部を含むゲート絶縁パターンと、
前記ビットラインと交差し、前記活性パターンの前記第2側面と隣接するバックゲート電極と、
前記活性パターンの前記第2側面と前記バックゲート電極との間のバックゲート絶縁パターンと、
前記活性パターンの前記第2面と接触するコンタクトパターンと、を含み、
前記ゲート絶縁パターンの前記水平部は、前記ビットラインより前記コンタクトパターンに近く配置される、半導体メモリ装置。
【請求項13】
前記活性パターンは、単結晶半導体物質で構成される、請求項12に記載の半導体メモリ装置。
【請求項14】
前記活性パターンは、前記第1及び第2面で実質的に同一な幅を有する、請求項12に記載の半導体メモリ装置。
【請求項15】
前記活性パターンの長さは、前記ビットラインの幅より大きい、請求項12に記載の半導体メモリ装置。
【請求項16】
前記ビットラインと前記バックゲート電極との間の距離は、前記ビットラインと前記ワードラインとの間の距離と異なる、請求項12に記載の半導体メモリ装置。
【請求項17】
基板上で第1方向に延長されるビットラインと、
前記ビットライン上で前記第1方向に沿って交互に配置された第1及び第2活性パターンと、
互いに隣接する前記第1及び第2活性パターンの間に各々配置され、前記ビットラインを横切って第2方向に延長されるバックゲート電極と、
前記第1活性パターンと隣接するように各々配置され、前記第2方向を延長される第1ワードラインと、
前記第2活性パターンと隣接するように各々配置され、前記第2方向に延長される第2ワードラインと、
前記第1及び第2活性パターンと前記第1及び第2ワードラインとの間のゲート絶縁パターンと、
前記第1及び第2活性パターンと前記バックゲート電極との間のバックゲート絶縁パターンと、
前記第1及び第2活性パターンに各々接続されるコンタクトパターンと、
前記第1方向に互いに隣接する前記第1及び第2ワードラインの間に配置される分離絶縁パターンと、
前記ビットラインと前記バックゲート電極との間の第1絶縁パターンと、
前記第1及び第2ワードラインと前記ビットラインとの間の第2絶縁パターンと、
前記コンタクトパターンと前記バックゲート電極との間の第3絶縁パターンと、
前記コンタクトパターンと前記第1及び第2ワードラインとの間の第4絶縁パターンと、
前記コンタクトパターンに各々接続されるデータ格納パターンと、を含み、
前記ゲート絶縁パターンの各々は、前記第1及び第2活性パターンと隣接する垂直部及び前記垂直部から前記第1方向に突出される水平部を含み、
前記ゲート絶縁パターン各々の前記水平部は、前記第4絶縁パターンと前記分離絶縁パターンとの間に配置される、半導体メモリ装置。
【請求項18】
互いに隣接する前記ビットラインの間に各々配置されるギャップ構造体と、
前記ギャップ構造体と前記ビットラインとの間に配置される絶縁パターンと、をさらに含み、
前記ギャップ構造体は、導電物質又は誘電物質を含む、請求項17に記載の半導体メモリ装置。
【請求項19】
前記第1及び第2活性パターンの各々は、前記コンタクトパターンと隣接し、ドーパントがドーピングされたドーパント領域及び前記第1及び第2ワードラインと隣接するチャンネル領域を含み、
前記第1及び第2活性パターンのドーパント濃度は、前記チャンネル領域の前記ドーパント領域より大きい、請求項17に記載の半導体メモリ装置。
【請求項20】
前記基板は、セルアレイ領域及び周辺回路領域を含み、
前記周辺回路領域の基板上に提供され、互いに対向する第1面及び第2面を有する活性層と、
前記活性層の前記第1面上に集積された周辺トランジスタと、をさらに含み、
前記活性層の前記第2面は、前記ビットラインと接触する前記第1及び第2活性パターンの表面と実質的に同一なレベルに位置する、請求項17に記載の半導体メモリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体メモリ装置に関し、さらに詳細には電気的特性及び集積度がより向上された半導体メモリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者が要求する優れた性能及び安い価格を満たすために、半導体装置の集積度を増加させることが要求されている。半導体装置の場合、その集積度は製品の価格を決定する重要な要因であるため、特に集積度を増加することが要求されている。2次元又は平面的な半導体装置の場合、その集積度は単位メモリセルが占有する面積によって主に決定されるので、微細パターン形成技術の水準に大きく影響を受ける。しかし、パターンを微細化するためには超高価な装備を必要とするので、2次元半導体装置の集積度は増加しているが、相変わらず限定的である。したがって、半導体素子の集積度、抵抗、及び電流駆動能力等を拡大するための半導体メモリ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第9,136,376B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明が解決しようとする課題は集積度及び電気的特性がより向上された半導体メモリ装置を提供することにある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に制限されなく、言及されない他の課題は下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記解決しようとする課題を達成するために本発明の実施形態による半導体メモリ装置は、第1方向に延長されるビットライン、前記ビットライン上に配置された第1及び第2活性パターン、前記第1及び第2活性パターンの間に配置され、前記ビットラインを横切って第2方向に延長されるバックゲート電極、前記第1活性パターンの一側で前記第2方向に延長される第1ワードライン、前記第2活性パターンの他側で前記第2方向に延長される第2ワードライン、及び前記第1及び第2活性パターンに各々接続されるコンタクトパターンを含むことができる。
【0007】
前記解決しようとする課題を達成するために本発明の実施形態による半導体メモリ装置は、垂直方向に互いに対向する第1面及び第2面を有し、水平方向に互いに対向する第1側面及び第2側面を有する活性パターン、前記活性パターンの前記第1面と接触するビットライン、前記ビットラインと交差し、前記活性パターンの前記第1側面と隣接するワードライン、前記活性パターンの前記第1側面と前記ワードラインとの間の垂直部及び前記垂直部から前記水平方向に突出される水平部を含むゲート絶縁パターン、前記ビットラインと交差し、前記活性パターンの前記第2側面と隣接するバックゲート電極、前記活性パターンの前記第2側面と前記バックゲート電極との間のバックゲート絶縁パターン、及び 前記活性パターンの前記第2面と接触するコンタクトパターンを含み、前記ゲート絶縁パターンの前記水平部は前記ビットラインより前記コンタクトパターンに近く配置されることができる。
【0008】
前記解決しようとする課題を達成するために本発明の実施形態による半導体メモリ装置は、基板上で第1方向に延長されるビットライン、前記ビットライン上で前記第1方向に沿って交互に配置された第1及び第2活性パターン、互いに隣接する前記第1及び第2活性パターンの間に各々配置され、前記ビットラインを横切って第2方向に延長されるバックゲート電極、前記第1活性パターンと隣接するように各々配置され、前記第2方向を延長される第1ワードライン、前記第2活性パターンと隣接するように各々配置され、前記第2方向に延長される第2ワードライン、前記第1及び第2活性パターンと前記第1及び第2ワードラインとの間のゲート絶縁パターン、前記第1及び第2活性パターンと前記バックゲート電極との間のバックゲート絶縁パターン、前記第1及び第2活性パターンに各々接続されるコンタクトパターン、前記第1方向に互いに隣接する前記第1及び第2ワードラインの間に配置される分離絶縁パターン、前記ビットラインと前記バックゲート電極との間の第1絶縁パターン、前記第1及び第2ワードラインと前記ビットラインとの間の第2絶縁パターン、前記コンタクトパターンと前記バックゲート電極との間の第3絶縁パターン、前記コンタクトパターンと前記第1及び第2ワードラインとの間の第4絶縁パターン、及び前記コンタクトパターンに各々接続されるデータ格納パターンを含み、前記ゲート絶縁パターンの各々は前記第1及び第2活性パターンと隣接する垂直部及び前記垂直部から前記第1方向に突出される水平部を含み、前記ゲート絶縁パターンの各々の前記水平部は前記第4絶縁パターンと前記分離絶縁パターンとの間に配置されることができる。
【0009】
他の実施形態の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、垂直チャンネルトランジスタを含む半導体メモリ装置で、活性パターンが単結晶半導体物質で構成されるので、垂直チャンネルトランジスタの漏洩電流特性を向上させることができる。
【0011】
バックゲート電極は垂直チャンネルトランジスタの閾値電圧を上昇させることができるので、垂直チャンネルトランジスタの微細化に応じて閾値電圧が減少して漏洩電流特性が低下されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図1B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の断面図であって、
図1AのA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図1C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の断面図であって、
図1AのC-C’線及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図4】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の断面図であって、
図1AのA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図5】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図6A】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図6B】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図6C】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図7】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
【
図8】本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の断面図である。
【
図9】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための順序図である。
【
図10A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図10B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図10AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図10C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図10AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図11A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図11B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図11AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図11C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図11AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図12A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図12B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図12AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図12C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図12AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図13A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図13B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図13AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図13C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図13AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図14A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図14B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図14AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図14C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図14AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図15A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図15B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図15AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図15C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図15AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図16A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図16B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図16AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図16C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図16AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図17A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図17B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図17AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図17C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図17AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図18A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図18B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図18AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図18C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図18AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図19A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図19B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図19AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図19C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図19AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図20A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図20B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図20AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図20C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図20AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図21A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図21B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図21AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図21C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図21AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図22A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図22B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図22AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図22C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図22AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図23A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図23B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図23AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図23C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図23AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図24A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図24B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図24AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図24C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図24AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図25A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図25B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図25AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図25C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図25AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図26A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図26B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図26AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図26C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図26AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図27A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図27B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図27AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図27C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図27AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図28A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図28B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図28AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図28C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図28AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図29A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図29B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図29AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図29C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図29AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図30A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図30B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図30AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図30C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図30AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【
図31A】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
【
図31B】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図31AのA-A’、及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【
図31C】本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図31AのC-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による半導体メモリ装置及びその製造方法について詳細に説明する。
【0014】
図1Aは本発明の実施形態による半導体メモリ装置の平面図である。
図1Bは
図1AのA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図1Cは
図1AのC-C’線及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【0015】
【0016】
本発明の実施形態による半導体メモリ装置は、垂直チャンネルトランジスタ(vertical channel transistor、VCT)を含むメモリセルを含むことができる。
【0017】
図1A、
図1B、及び
図1Cを参照すれば、ビットラインBLが、基板200上に第1方向D1に互いに離隔されて配置されることができる。ビットラインBLは、互いに並んで第1方向D1と交差する第2方向D2に延長されることができる。
【0018】
基板200は、半導体特性を有する物質(例えば、シリコンウエハ)、絶縁性物質(例えば、ガラス)、絶縁性物質によって覆われた半導体又は導電体中の1つであり得る。
【0019】
ビットラインBLは、セルアレイ領域CARから周辺回路領域PCRに延長されることができ、周辺回路領域PCRで端部を有することができる。
【0020】
ビットラインBLの各々は、順に積層されたポリシリコンパターン161、金属パターン163、及びハードマスクパターン165を含むことができる。ここで、ビットラインBLのハードマスクパターン165が、基板200と接触することができる。金属パターン163は、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタン、窒化タンタル等)及び金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)を含むことができる。ハードマスクパターン165は、シリコン窒化物又はシリコン酸窒化物のような絶縁材料を含むことができる。金属パターン163は、チタニウムシリサイド、コバルトシリサイド、又はニッケルシリサイドのような金属シリサイドを含んでもよい。
【0021】
実施形態によれば、半導体メモリ装置は、ビットラインBLの間にギャップ構造体173を含むことができる。ギャップ構造体173の各々は、第1及び第2ライン絶縁パターン171、175によって囲まれることができる。
【0022】
ギャップ構造体173は、第2方向D2に並んで延長されることができる。ギャップ構造体173はライン絶縁膜171、175内に提供されることができ、ギャップ構造体173の上面はビットラインBLの上面より低いレベルに位置することができる。
【0023】
一部の実施形態によれば、ギャップ構造体173は、導電物質で構成されることができ、その内部にエアギャップ(air gap)又はボイド(void)を含むことができる。他の例として、ギャップ構造体173は、第1及び第2ライン絶縁パターン171、175によって囲まれたエアギャップであってもよい。ギャップ構造体173は、互いに隣接するビットラインBLの間のカップリングノイズを減少させることができる。
【0024】
一例として、ギャップ構造体173は導電物質で成された遮蔽ラインであり、遮蔽ラインは、セルアレイ領域CARから周辺回路領域PCRに延長されて、周辺回路領域PCRで端部174を有することができる。
【0025】
より詳細には、
図3Aを参照すれば、ギャップ構造体173の下面は、ビットラインBLの金属パターン163の下面(即ち、金属パターン163とハードマスクパターン165の界面)と実質的に同一なレベルに位置することができる。即ち、垂直方向に、ギャップ構造体173の高さは、ビットラインBLの高さと実質的に同一であることができる。これと異なり、
図3B乃至
図3Fを参照すれば、垂直方向に、ギャップ構造体173の高さは、ビットラインBLの高さと異なることができる。一例として、
図3Bを参照すれば、垂直方向に、ギャップ構造体173の高さは、ビットラインBLの高さより低くすることができる。
図3Cを参照すれば、垂直方向に、ギャップ構造体173の高さは、ビットラインBLの高さより高いことができる。金属パターン163の下面は、ギャップ構造体173の下面と異なるレベルに位置することができる。また、金属パターン163の上面は、ギャップ構造体173の上面と異なるレベルに位置することができる。
図3Dを参照すれば、金属パターン163の下面は、ギャップ構造体173の下面と異なるレベルに位置し、金属パターン163の上面とギャップ構造体173の上面と実質的に同一なレベルに位置することができる。これと逆に、
図3Eを参照すれば、金属パターン163の下面は、ギャップ構造体173の下面と実質的に同一なレベルに位置し、金属パターン163の上面とギャップ構造体173の上面と異なるレベルに位置することができる。
図3Fを参照すれば、ビットラインBLの上面は、第1ライン絶縁パターン171とバックゲートキャッピングパターン115の界面と実質的に同一なレベルに位置してもよい。
【0026】
再び
図1A、
図1B、及び
図1Cを参照すれば、第1及び第2活性パターンAP1、AP2が、各々のビットラインBL上で第2方向D2に沿って交互に配置されることができる。第1活性パターンAP1は第1方向D1に一定間隔互いに離隔されることができ、第2活性パターンAP2は第1方向D1に一定間隔互いに離隔されることができる。言い換えれば、第1及び第2活性パターンAP1、AP2は、互いに交差する第1方向D1及び第2方向D2に沿って2次元的に配列されることができる。
【0027】
実施形態で、第1及び第2活性パターンAP1、AP2は、単結晶半導体物質で構成されることができる。一例として、第1及び第2活性パターンAP1、AP2は、単結晶シリコンで構成されることができる。第1及び第2活性パターンAP1、AP2は単結晶半導体物質で構成されるので、半導体メモリ装置の動作の時、漏洩電流特性を向上させることができる。
【0028】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、第1方向D1に長さを有することができ、第2方向D2に幅を有し、第1及び第2方向D1、D2に対して直交する方向に高さを有することができる。第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、実質的に均一な幅を有することができる。即ち、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、第1及び第2面S1、S2で実質的に同一な幅を有することができる。
【0029】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2の幅は、数nm乃至数十nmであり得る。例として、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の幅は、1nm乃至30nm、より好ましくは、1nm乃至10nmであり得る。第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々の長さはビットラインBLの線幅より大きくすることができる。
【0030】
図2Aを参照すれば、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、第1及び第2方向D2に対して直交する方向に互いに対向する第1面S1及び第2面S2を有することができる。一例で、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第1面S1は、ビットラインBLのポリシリコンパターン161と接触されることができ、ポリシリコンパターン161が省略される場合、金属パターン163と接触することができる。
【0031】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、第2方向D2に互いに対向する第1側面SS1第2側面SS2を有することができる。第1活性パターンAP1の第1側面SS1は第1ワードラインWL1と隣接することができ、第2活性パターンAP2の第2側面SS2は第2ワードラインWL2と隣接することができる。
【0032】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、ビットラインBLと隣接する第1ドーパント領域SDR1、コンタクトパターンBCと隣接する第2ドーパント領域SDR2、及び第1及び第2ドーパント領域SDR1、SDR2の間のチャンネル領域CHRを含むことができる。第1及び第2ドーパント領域SDR1、SDR2は第1及び第2活性パターンAP1、AP2内にドーパントがドーピングされた領域であって、第1及び第2活性パターンAP1、AP2のドーパント濃度はチャンネル領域CHRのドーパント濃度より大きくすることができる。
【0033】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2のチャンネル領域CHRは、半導体メモリ装置の動作の時、第1及び第2ワードラインWL1、WL2及びバックゲート電極BGによって制御されることができる。
【0034】
詳細には、バックゲート電極BGが、ビットラインBL上で第2方向D2に一定間隔互いに離隔されて配置されることができる。バックゲート電極BGは、ビットラインBLを横切って第1方向D1に延長されることができる。
【0035】
バックゲート電極BGの各々は、第2方向D2に互いに隣接する第1及び第2活性パターンAP1、AP2の間に配置されることができる。言い換えれば、バックゲート電極BGの各々の一側に第1活性パターンAP1が配置され、他側に第2活性パターンAP2が配置されることができる。バックゲート電極BGは、垂直方向に、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の高さより小さい高さを有することができる。
【0036】
より詳細には、
図2Aを参照すれば、バックゲート電極BGは、ビットラインBLに近い第1面とコンタクトパターンBCに近い第2面を有することができる。バックゲート電極BGの第1及び第2面は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第1及び第2面S1、S2と垂直に離隔されることができる。
【0037】
バックゲート電極BGは、例えばドーピングされたポリシリコン、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタン、窒化タンタル等)、及び金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)導電性金属シリサイド、導電性金属酸化物、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0038】
半導体メモリ装置の動作の時、バックゲート電極BGに負(negative)の電圧が印加されることができ、したがって垂直チャンネルトランジスタの閾値電圧を上昇させることができる。即ち、垂直チャンネルトランジスタの微細化によって閾値電圧が減少して漏洩電流特性が低下されることを防止することができる。
【0039】
第1絶縁パターン111が、第2方向D2に互いに隣接する第1及び第2活性パターンAP1、AP2の間に配置されることができる。第1絶縁パターン111は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第2ドーパント領域SDR2の間に配置されることができる。第1絶縁パターン111は、バックゲート電極BGと並んで第1方向D1に延長されることができる。第1絶縁パターン111の厚さに応じて第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第2面とバックゲート電極BGとの間の距離が変わることができる。第1絶縁パターン111は、例えばシリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、又はシリコン窒化膜を含むことができる。
【0040】
バックゲート絶縁パターン113が、各バックゲート電極BGと第1及び第2活性パターンAP1、AP2との間に、そしてバックゲート電極BGと第1絶縁パターン111との間に配置されることができる。バックゲート絶縁パターン113は、バックゲート電極BGの両側面を覆う垂直部及び垂直部を連結する水平部を含むことができる。バックゲート絶縁パターン113の水平部は、ビットラインBLよりコンタクトパターンBCに近くすることができ、バックゲート電極BGの第2面を覆うことができる。
【0041】
バックゲート絶縁パターン113は、例えばシリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜より高い誘電常数を有する高誘電膜、又はこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0042】
バックゲートキャッピングパターン115が、ビットラインBLとバックゲート電極BGとの間に配置されることができる。バックゲートキャッピングパターン115は、絶縁物質で構成されることができ、バックゲートキャッピングパターン115の下面はビットラインBLのポリシリコンパターン161と接触することができる。バックゲートキャッピングパターン115は、バックゲート絶縁パターン113の垂直部の間に配置されることができる。ビットラインBLの間でバックゲートキャッピングパターン115の厚さは、ビットラインBL上でバックゲートキャッピングパターン115の厚さと異なることができる。
【0043】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2が、ビットラインBL上で第1方向D1に延長されることができ、第2方向D2に沿って交互に配列されることができる。
【0044】
第1ワードラインWL1は第1活性パターンAP1の一側に配置されることができ、第2ワードラインWL2は第2活性パターンAP2の他側に配置されることができる。第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、ビットラインBL及びコンタクトパターンBCと垂直に離隔されることができる。言い換えれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、垂直的観点で、ビットラインBLとコンタクトパターンBCとの間に位置することができる。
【0045】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、第2方向D2に幅を有し、ビットラインBL上で幅とギャップ構造体173上で幅が異なることができる。第1ワードラインWL1の一部分は第1方向D1に隣接する第1活性パターンAP1の間に配置されることができ、第2ワードラインWL2の一部分は第1方向D1に隣接する第2活性パターンAP2の間に配置されることができる。
【0046】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、例えばドーピングされたポリシリコン、金属、導電性金属窒化物、導電性金属シリサイド、導電性金属酸化物、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0047】
互いに隣接する第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、互いに対向する側壁を有することができる。第1及び第2ワードラインWL1、WL2の各々は、ビットラインBLに近い第1面とコンタクトパターンBCに近い第2面を有することができる。
【0048】
図2B及び
図2Cを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面は、様々な形状を有することができる。
図2Bを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の各々は、スペーサー形状を有してもよい。言い換えれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面は、丸くすることができる。
図2Cを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面は、陥没された形状を有することができる。
【0049】
図2Eを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の各々は、L字形状の断面を有してもよい。即ち、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の各々は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2と隣接する垂直部及び垂直部から水平方向(即ち、第2方向D2)に突出される水平部を含むことができる。
【0050】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、垂直方向に、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の高さより小さい高さを有することができる。第1及び第2ワードラインWL1、WL2の高さは、垂直方向に、バックゲート電極BGの高さと同一であるか、或いは低くすることができる。
【0051】
図2A乃至
図2Iを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、垂直方向に、バックゲート電極BGと異なるレベルに位置することができる。
【0052】
図2A乃至
図2Eを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第2面は、バックゲート電極BGの第2面と異なるレベルに位置することができる。
図2F、
図2G、
図2H、及び
図2Iを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面は、バックゲート電極BGの第1面と異なるレベルに位置することができる。
【0053】
図2Fを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面が、バックゲート電極BGの第1面に比べてビットラインBLにより近くすることができる。言い換えれば、ビットラインBLから第1及び第2ワードラインWL1、WL2の間の距離は、ビットラインBLからバックゲート電極BGの間の距離より小さくすることができる。
【0054】
図2Gを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の高さは、垂直方向に、バックゲート電極BGの高さより低くすることができる。バックゲート電極BGの第1面が第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第1面に比べてビットラインBLにより近くすることができ、バックゲート電極BGの第2面が第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第2面に比べてコンタクトパターンBCにより近くすることができる。
【0055】
図2Hを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の高さは、垂直方向に、バックゲート電極BGの高さより高いことができる。第1及び第2ワードラインWL1、WL2の第2面がバックゲート電極BGの第2面に比べてコンタクトパターンBCにより近くすることができる。
【0056】
図2Iを参照すれば、ビットラインBLから第1及び第2ワードラインWL1、WL2の間の距離は、ビットラインBLからバックゲート電極BGの間の距離より大きくすることができる。
【0057】
ゲート絶縁パターンGOXが、第1及び第2ワードラインWL1、WL2と第1及び第2活性パターンAP1、AP2との間に配置されることができる。ゲート絶縁パターンGOXは、第1及び第2ワードラインWL1、WL2と並んで第1方向D1に延長されることができる。
【0058】
ゲート絶縁パターンGOXは、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン酸化膜より高い誘電常数を有する高誘電膜、又はこれらの組み合わせで構成されることができる。前記高誘電膜は、金属酸化物又は金属酸化窒化物で構成されることができる。例えば、ゲート絶縁層膜として使用可能な高誘電膜は、HfO2、HfSiO、HfSiON、HfTaO、HfTiO、HfZrO、ZrO2、Al2O3、又はこれらの組み合わせで構成されることができるが、これに限定されることではない。
【0059】
図2Aを参照すれば、ゲート絶縁パターンGOXは、第1活性パターンAP1の第1側面を覆い、第2活性パターンAP2の第2側面を覆うことができる。ゲート絶縁パターンGOXは、実質的に均一な厚さを有することができる。ゲート絶縁パターンGOXの各々は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2と隣接する垂直部VP及び垂直部VPから第1方向D1に突出される水平部HPを含むことができる。
【0060】
一例として、ゲート絶縁パターンGOXの各々の水平部HP上に一対の第1及び第2ワードラインWL1、WL2が配置されることができる。
【0061】
他の例として、
図2Dを参照すれば、ゲート絶縁パターンGOXの各々は、実質的にL字形状の断面を有してもよい。このような場合、ゲート絶縁パターンGOXは、互いに離隔されて配置されることができ、互いにミラー対称にされることができる。
【0062】
第2絶縁パターン143がゲート絶縁パターンGOXの水平部HPとコンタクトパターンBCとの間に配置されることができる。一例として、第2絶縁パターン143はシリコン酸化物を含むことができる。第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第2ドーパント領域SDR2と第2絶縁パターン143との間に第1及び第2蝕刻停止膜131、141が配置されてもよい。
【0063】
ゲート絶縁パターンGOX上で第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、第3絶縁パターン155によって互いに分離されることができる。第3絶縁パターン155は、第1及び第2ワードラインWL1、WL2の間で第1方向D1に延長されることができる。
【0064】
第3絶縁パターン155と第1及び第2ワードラインWL1、WL2との間に第1キャッピング膜153が配置されることができる。第1キャッピング膜153は、実質的に均一な厚さを有することができる。
【0065】
コンタクトパターンBCが、層間絶縁膜231及び蝕刻停止膜210を貫通して第1及び第2活性パターンAP1、AP2に各々接続されることができる。言い換えれば、コンタクトパターンBCは、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第2ドーパント領域に各々接続されることができる。コンタクトパターンBCは上部幅より大きい下部幅を有することができる。互いに隣接するコンタクトパターンBCは、分離絶縁パターン245によって互いに分離されることができる。コンタクトパターンBCの各々は、平面視において円形、楕円形、長方形、正方形、斜方形、六角形等の様々な形状を有することができる。
【0066】
コンタクトパターンBCは、ドーピングされたポリシリコン、Al、Cu、Ti、Ta、Ru、W、Mo、Pt、Ni、Co、TiN、TaN、WN、NbN、TiAl、TiAlN、TiSi、TiSiN、TaSi、TaSiN、RuTiN、NiSi、CoSi、IrOx、RuOx、又はこれらの組み合わせで構成されることができるが、これに限定されることではない。
【0067】
コンタクトパターンBC上にランディングパッドLPが配置されることができる。ランディングパッドLPの各々は、平面視において円形、楕円形、長方形、正方形、斜方形、六角形等の様々な形状を有することができる。
【0068】
ランディングパッドLPの間に分離絶縁パターン245が配置されることができる。ランディングパッドLPは、平面視において第1方向D1及び第2方向D2に沿ってマトリックス形状に配列されることができる。ランディングパッドLPの上面は、分離絶縁パターン245の上面と実質的に共面をなすことができる。
【0069】
ランディングパッドLPは、ドーピングされたポリシリコン、Al、Cu、Ti、Ta、Ru、W、Mo、Pt、Ni、Co、TiN、TaN、WN、NbN、TiAl、TiAlN、TiSi、TiSiN、TaSi、TaSiN、RuTiN、NiSi、CoSi、IrOx、RuOx、又はこれらの組み合わせで構成されることができるが、これに限定されることではない。
【0070】
実施形態によれば、データ格納パターンDSPが、ランディングパッドLP上に各々配置されることができる。データ格納パターンDSPは、第1及び第2活性パターンAP1、AP2に各々電気的に連結されることができる。データ格納パターンDSPは、
図1Aに図示されたように、第1方向D1及び第2方向D2に沿ってマトリックス形状に配列されることができる。データ格納パターンDSPは、ランディングパッドLPと完全に重畳されるか、或いは部分的に重畳されることができる。データ格納パターンDSPは、ランディングパッドLPの上面全体又は一部と接触することができる。
【0071】
一例によれば、データ格納パターンDSPは、キャパシタであり、ストレージ電極251とプレート電極255との間に介在されるキャパシタ誘電膜253を含むことができる。このような場合、ストレージ電極251がランディングパッドLPと接触することができ、ストレージ電極251は、平面視において円形、楕円形、長方形、正方形、斜方形、六角形等の様々な形状を有することができる。データ格納パターンDSPはランディングパッドLPと完全に重畳されるか、或いは部分的に重畳されることができる。データ格納パターンDSPは、ランディングパッドLPの上面全体又は一部と接触することができる。
【0072】
これと異なり、データ格納パターンDSPは、メモリ要素に印加される電気的パルスによって、2つの抵抗状態でスイッチングされることができる可変抵抗パターンであり得る。例えば、データ格納パターンDSPは、電流量に応じて結晶状態が変化する相変化物質(phase-change material)、ペロブスカイト(perovskite)化合物、遷移金属酸化物(transition metal oxide)、磁性体物質(magnetic materials)、強磁性(ferromagnetic)物質、又は反強磁性(antiferromagnetic)物質を含むことができる。
【0073】
データ格納パターンDSP上に上部絶縁膜270が配置されることができ、セルコンタクトプラグPLGが、上部絶縁膜270を貫通してプレート電極255に接続されることができる。
【0074】
さらに、実施形態によれば、周辺回路領域PCRの基板200上に活性層110が配置されることができる。活性層110は、セルアレイ領域CARの第1及び第2活性パターンAP1、AP2と同一な単結晶半導体物質を含むことができる。活性層110は、基板200と接触する第1面及びこれに対向する第2面を有することができる。活性層110の第1面は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の第1面と実質的に共面をなすことができる。
【0075】
活性層110の第2面上に周辺回路トランジスタが提供されることができる。即ち、活性層110の第2面上に周辺ゲート絶縁膜215が配置されることができ、周辺ゲート絶縁膜215上に周辺ゲート電極PGが配置されることができる。周辺ゲート電極PGは、周辺導電パターン221、周辺金属パターン223、及び周辺ハードマスクパターン225を含むことができる。
【0076】
周辺回路領域PCRの基板200上に活性層110を貫通して基板200と接する素子分離膜STIが配置されることができる。
【0077】
第1周辺コンタクトプラグPCPa、PCPb、PCPcが、素子分離膜STIを貫通してビットラインBLの端部、ギャップ構造体173の端部、及び周辺回路トランジスタに各々接続されることができる。第1周辺コンタクトプラグPCPa、PCPb、PCPcは、周辺配線241a、241b、241cと各々連結されることができる。
【0078】
周辺配線241a、241b、241c上に周辺回路絶縁膜263及び上部絶縁膜270が配置されることができる。
【0079】
第2周辺コンタクトプラグPPLGが、周辺回路絶縁膜263及び上部絶縁膜270を貫通して周辺配線241a、241b、241cに接続されることができる。
【0080】
以下、本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置に対して説明する。また、説明の簡易化のために、先に説明された半導体装置と同一な技術的特徴に対する説明は省略されることができ、実施形態の間の相違点に対して説明する。
【0081】
図4は本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の断面図であって、
図1AのA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【0082】
図4を参照すれば、半導体メモリ装置は、互いに隣接する第1及び第2ワードラインWL1、WL2の間に提供される中間構造体SSを含むことができる。中間構造体SSは、第1及び第2ワードラインWL1、WL2と並んで第1方向D1に延長されることができる。中間構造体SSは、互いに隣接する第1及び第2ワードラインWL1、WL2の間のカップリングノイズを減少させることができる。
【0083】
中間構造体SSは、第3絶縁パターン155によって囲まれたエアギャップであり得る。これと異なり、中間構造体SSは、導電物質で成された遮蔽ラインであり得る。
【0084】
【0085】
図5に図示された実施形態によれば、第1及び第2活性パターンAP1、AP2が、第1及び第2方向D1、D2に対して斜線方向に交互に配列されることができる。ここで、斜線方向は、基板200の上面と平行することができる。
【0086】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2の各々は、平面視において平行四辺形状又は斜方形状を有することができる。第1及び第2活性パターンAP1、AP2が斜線方向に配置されるので、第2方向D2に対向する第1及び第2活性パターンAP1、AP2の間のカップリングを低下させることができる。
【0087】
図6Aに図示された実施形態によれば、ランディングパッドLP及びデータ格納パターンDSPは、平面視においてジグザグ(zigzag)形状又は蜂の巣(honeycomb)形状に配列されてもよい。
【0088】
図6Bに図示された実施形態によれば、データ格納パターンDSPは、平面視においてランディングパッドLPとはずれて配置されることができる。各データ格納パターンDSPは、ランディングパッドLPの一部と接触することができる。
【0089】
図6Cに図示された実施形態によれば、第1及び第2活性パターンAP1、AP2上に配置されるコンタクトパターンBCの各々は、平面視において半円形状を有することができる。コンタクトパターンBCは、平面視においてバックゲート電極を介して互いにミラー対称で配置されることができる。
【0090】
図7に図示された実施形態によれば、半導体メモリ装置は、第1及び第2エッジ領域ER1、ER2及びこれらの間のセルアレイ領域CARを含むことができる。
【0091】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2及びバックゲート電極BGは、セルアレイ領域CARで第1及び第2エッジ領域ER1、ER2に延長されることができる。
【0092】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2の各々は、第1方向D1に延長されるライン部分及び第2方向D2に延長され、ライン部分と連結される突出部分を含むことができる。一例として、第1ワードラインWL1の突出部分は第2エッジ領域ER2に配置されることができ、第2ワードラインWL2の突出部分は第1エッジ領域ER1に配置されることができる。
【0093】
さらに、第1及び第2エッジ領域ER1、ER2に分離絶縁パターン300が各々提供されることができる。分離絶縁パターン300は、第1及び第2エッジ領域ER1、ER2の各々で第1及び第2ワードラインWL1、WL2を垂直に貫通することができる。第1及び第2ワードラインWL1、WL2は、第1及び第2エッジ領域ER1、ER2で分離絶縁パターン300によって互いに電気的に分離されることができる。
【0094】
第2エッジ領域ER2で第1ワードラインコンタクトプラグCT1が第1ワードラインWL1に接続されることができ、第2エッジ領域ER2で第2ワードラインコンタクトプラグCT2が第2ワードラインWL2に接続されることができる。
【0095】
図8は、本発明の様々な実施形態による半導体メモリ装置の断面図である。
【0096】
図8に図示された実施形態によれば、半導体メモリ装置は、周辺回路構造体PS、及び周辺回路構造体PSと連結されるセルアレイ構造体CSを含むことができる。
【0097】
半導体メモリ装置は、C2C(chip to chip)構造であり得る。C2C構造は、第1ウエハ上にセルアレイ構造体CSを含む上部チップを製作し、第2ウエハ上に周辺回路構造体PSを含む下部チップを製作した後、前記上部チップと前記下部チップをボンディング(bonding)方式によって互いに連結することを意味することができる。一例として、前記ボンディング方式は、上部チップの最上部メタル層に形成されたボンディングパッドと下部チップの最上部メタル層に形成されたボンディングパッドを互いに電気的に連結する方式を意味することができる。例えば、前記ボンディングパッドが銅(Cu)で形成された場合、前記ボンディング方式はCu-to-Cuボンディング方式であり、前記ボンディングパッドはアルミニウム(Al)或いはタングステン(W)でも形成されることができる。
【0098】
詳細には、セルアレイ構造体CSは、周辺回路構造体PS上に提供されることができる。セルアレイ構造体CSは、先に
図1A、
図1B、及び
図1Cを参照して説明したように、各メモリセルのセルトランジスタであって垂直チャンネルトランジスタ(vertical channel transistor、VCT)及び各メモリセルのデータ格納素子としてキャパシタDSPを提供することができる。
【0099】
セルアレイ構造体CSの最上層に第1ボンディングパッドBP1が提供されることができる。第1ボンディングパッドBP1は、ワードラインWL1、WL2及びビットラインBLと電気的に連結されることができる。第1ボンディングパッドBP1は、周辺回路構造体PSの第2ボンディングパッドBP2と直接接触及びボンディングされることができる。
【0100】
周辺回路構造体PSは、基板200上に形成されたコア及び周辺回路PCを含むことができる。コア及び周辺回路PCは、ロー及びカラムデコーダー、センスアンプ、及び制御ロジックを含むことができる。
【0101】
周辺回路構造体PSの最上層に第2ボンディングパッドBP2が提供されることができる。第2ボンディングパッドBP2は、周辺配線PCL及びコンタクトプラグを通じて半導体メモリ装置のコア及び周辺回路PCと電気的に連結されることができる。
【0102】
図9は、本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための順序図である。
【0103】
図10A乃至
図31Aは、本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。
図10B乃至
図31B及び
図10C乃至
図31Cは、本発明の実施形態による半導体メモリ装置の製造方法を説明するための断面図であって、
図10A乃至
図31AのA-A’、B-B’、C-C’、及びD-D’線に沿って切断した断面を示す。
【0104】
図9、
図10A、
図10B、及び
図10Cを参照すれば、第1基板100、埋め込み絶縁層101、及び活性層110を含む第1基板構造物が準備されることができる(S10)。
【0105】
埋め込み絶縁層101及び活性層110が第1基板100上に提供されることができる。第1基板100は、セルアレイ領域CAR及び周辺回路領域PCRを含むことができる。第1基板100、埋め込み絶縁層101、及び活性層110は、シリコンオン絶縁体基板(即ち、SOI基板)であり得る。
【0106】
第1基板100は、例えばシリコン基板、ゲルマニウム基板、及び/又はシリコン-ゲルマニウム基板等であり得る。
【0107】
埋め込み絶縁層101は、SIMOX(separation by implanted oxygen)法又はボンディングと層転移(bonding and layer transfer)法によって形成された埋め込み酸化物(buried oxide、BOX)であり得る。これと異なり、埋め込み絶縁層101は、化学気相蒸着方法で形成された絶縁膜であり得る。埋め込み絶縁層101は、例えばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、及び/又は低誘電膜を含むことができる。
【0108】
活性層110は単結晶半導体膜であり得る。活性層110は、例えば単結晶シリコン基板、ゲルマニウム基板、及び/又はシリコン-ゲルマニウム基板等であり得る。活性層110は互いに対向する第1面及び第2面を有することができ、第2面は埋め込み絶縁層101と接触することができる。
【0109】
周辺回路領域PCRの活性層110内に素子分離膜STIが形成されることができる。素子分離膜STIは、周辺回路領域PCRの活性層110をパターニングして埋め込み絶縁層101を露出させる素子分離トレンチを形成した後、素子分離トレンチ内に絶縁材料を埋め込んで形成されることができる。素子分離膜STIの上面は、活性層110の第1面と実質的に共面をなすことができる。
【0110】
素子分離膜STIを形成した後、活性層110の第1面上に第1マスクパターンMP1が形成されることができる。第1マスクパターンMP1は、セルアレイ領域CARで第1方向D1に沿って延長されるライン形状の開口部を有することができる。
【0111】
第1マスクパターンMP1は、順に積層されたバッファ膜10、第1マスク膜20、第2マスク膜30、及び第3マスク膜40を含むことができる。ここで、第3マスク膜40は、第2マスク膜30に対して蝕刻選択性を有する物質で構成されることができる。第1マスク膜20は、バッファ膜10及び第2マスク膜30に対して蝕刻選択性を有する物質で構成されることができる。一例として、バッファ膜10及び第2マスク膜30はシリコン酸化物を含むことができ、第1及び第3マスク膜20、40はシリコン窒化物を含むことができる。
【0112】
続いて、第1マスクパターンMP1を蝕刻マスクとして利用してセルアレイ領域CARの活性層110が異方性蝕刻されることができる。したがって、セルアレイ領域CARの活性層110に第1方向D1に延長される第1トレンチT1が形成されることができる。第1トレンチT1は、埋め込み絶縁層101を露出させることができ、第2方向D2に一定間隔離隔されることができる。
【0113】
図11A、
図11B、及び
図11Cを参照すれば、第1トレンチT1の下部を満たす第1絶縁パターン111が形成されることができる。第1絶縁パターン111は、第1トレンチT1を満たすように絶縁材料を蒸着した後、絶縁材料を等方性蝕刻することによって、形成されることができる。各第1絶縁パターン111は、該当第1トレンチT1の側壁の一部を露出させることができる。
【0114】
第1絶縁パターン111を形成した後、第1トレンチT1内にバックゲート絶縁パターン113及びバックゲート電極BGが形成されることができる(
図9のS20)。
【0115】
詳細には、第1絶縁パターン111を形成した後、第1トレンチT1の内壁をコンフォーマル(conformally)に覆うゲート絶縁膜を蒸着し、ゲート絶縁膜が形成された第1トレンチT1を満たすようにゲート導電膜が蒸着されることができる。続いて、ゲート導電膜を等方性蝕刻して第1トレンチT1内にバックゲート電極BGが各々形成されることができる。バックゲート電極BGを形成する間に第3マスク膜40が除去されることができる。
【0116】
一方、一部の実施形態によれば、バックゲート絶縁パターン113を形成する前に、気相ドーピング(GPD)工程又はプラズマドーピング(PLAD)工程を遂行して第1トレンチT1の内壁を通じて露出された活性層110に不純物がドーピングされることができる。
【0117】
図12A、
図12B、及び
図12Cを参照すれば、バックゲート電極BGが形成された第1トレンチT1内にバックゲートキャッピングパターン115が形成されることができる。バックゲートキャッピングパターン115は、バックゲート電極BGが形成された第1トレンチT1を満たすように絶縁膜を蒸着した後、第1マスク膜20の上面が露出される時まで平坦化して形成されることができる。バックゲートキャッピングパターン115が第2マスク膜30と同一な物質(例えば、シリコン酸化物)で成された場合、バックゲートキャッピングパターン115を形成するための平坦化工程によって第2マスク膜30が除去されることができる。
【0118】
一方、バックゲートキャッピングパターン115を形成する前に、気相ドーピング(GPD)工程又はプラズマドーピング(PLAD)工程を遂行してバックゲート電極BGが形成された第1トレンチを通じて活性層110に不純物がドーピングされることができる。
【0119】
バックゲートキャッピングパターン115を形成した後、第1マスク膜20が除去されることができ、バックゲートキャッピングパターン115が、バッファ膜の上面の上に突出された形状を有することができる。
【0120】
続いて、バッファ膜10の上面、バックゲート絶縁パターン113の側壁、及びバックゲートキャッピングパターン115の上面を均一な厚さで覆うスペーサー膜120が形成されることができる。スペーサー膜120の蒸着厚さに応じて垂直チャンネルトランジスタの活性パターンの幅が決定されることができる。スペーサー膜120は絶縁物質で構成されることができる。スペーサー膜120は、例えばシリコン酸化物、シリコン酸、窒化物、シリコン窒化物、シリコンカーバイド(SiC)、シリコンカーボン窒化膜(SiCN)、及びこれらの組み合わせ等が使用されることができる。
【0121】
その後、周辺回路領域PCRのスペーサー膜120上にセルアレイ領域CARを露出させる周辺マスクパターン40が形成されることができる。
【0122】
続いて、
図13A、
図13B、及び
図13Cを参照すれば、スペーサー膜120に対する異方性蝕刻工程を遂行して各バックゲート絶縁パターン113の側壁上に一対のスペーサー121が形成されることができる。
【0123】
続いて、スペーサー121を蝕刻マスクとして利用して活性層110に対する異方性蝕刻工程が遂行されることができる。したがって、各バックゲート絶縁パターン113の両側に互いに分離された一対の予備活性パターンPAPが形成されることができる。予備活性パターンPAPを形成することによって埋め込み絶縁層101が露出されることができる。予備活性パターンPAPは、バックゲート電極BGと並んで第1方向D1に延長されるライン形状を有することができ、第2方向D2に互いに隣接する予備活性パターンPAPの間に第2トレンチT2が形成されることができる。
【0124】
スペーサー121を形成した後、周辺マスクパターン40は除去されることができ、スペーサー膜120の一部が周辺回路領域PCRのバッファ膜10上に残留することができる。
【0125】
図14A、
図14B、及び
図14Cを参照すれば、第2トレンチT2の内壁をコンフォーマルに覆う第1蝕刻停止膜131が形成されることができ、第1蝕刻停止膜131が形成された第2トレンチT2を満たす第1犠牲膜133が形成されることができる。第1犠牲膜133は、第2トレンチT2を満たし、実質的に平坦な上面を有することができる。
【0126】
第1蝕刻停止膜131は、絶縁物質、例えばシリコン酸化物を蒸着して形成されることができる。第1犠牲膜133は、第1蝕刻停止膜131に対して蝕刻選択性を有する絶縁物質で形成されることができる。一例として、第1犠牲膜133は、SOG(Spin On Glass)技術を利用して形成される絶縁性物質及びシリコン酸化膜の中の1つであり得る。
【0127】
第1蝕刻停止膜131及び第1犠牲膜133は、周辺回路領域PCRのスペーサー膜120上に順に積層されることができる。
【0128】
図15A、
図15B、及び
図15Cを参照すれば、第1犠牲膜133上に第2マスクパターンMP2が形成されることができる。第2マスクパターンMP2は、第1犠牲膜133に対して蝕刻選択性を有する物質で形成されることができ、第2方向D2に延長されるライン形状を有することができる。他の例として、第2マスクパターンMP2は、第1及び第2方向D2D1、D2に対して斜線方向に延長されるライン形状を有してもよい。
【0129】
続いて、第2マスクパターンMP2を蝕刻マスクとして利用して第1犠牲膜133及び第1蝕刻停止膜131を順に蝕刻することによって、予備活性パターンPAPの一部分を露出させるオープニング(opening:開口部)OPが形成されることができる。オープニングOPは埋め込み絶縁層101の上面を露出させることができる。
【0130】
第1犠牲膜133及び第1蝕刻停止膜131に対する蝕刻工程の時、第2マスクパターンMP2に露出されたスペーサー121が除去されることができる。
【0131】
図16A、
図16B、及び
図16Cを参照すれば、オープニングOPに露出された予備活性パターンPAPを異方性蝕刻してバックゲート絶縁パターン113の両側に第1及び第2活性パターンAP1、AP2が形成されることができる(
図9のS30)。即ち、バックゲート電極BGの第1側壁上で第1活性パターンAP1が第1方向D1に互いに離隔されて形成されることができ、バックゲート電極BGの第2側壁上で第2活性パターンAP2が第1方向D1に互いに離隔されて形成されることができる。他の例で、第2マスクパターンMP2が斜線方向に延長される場合、第1及び2活性パターンAP1、AP2が斜線方向に対向するように配置されることができる。
【0132】
第1及び第2活性パターンAP1、AP2を形成した後、オープニングOP内に第2犠牲膜135が満たされることができる。第2犠牲膜135は、第1蝕刻停止膜131に対して蝕刻選択性を有する絶縁物質で形成されることができる。一例として、第2犠牲膜135は、第1犠牲膜133と同一な物質で形成されることができる。
【0133】
第2犠牲膜135を形成した後、第2マスクパターンMP2が除去されることができ、バックゲートキャッピングパターン115の上面が露出されるように第1及び第2犠牲膜133、135に対する平坦化工程が遂行されることができる。第1及び第2犠牲膜133、135に対する平坦化工程によって周辺回路領域でバッファ膜10が露出されることができる。
【0134】
図17A、
図17B、及び
図17Cを参照すれば、第1及び第2犠牲膜133、135が除去されることができ、第2方向D2に対向する第1及び第2活性パターンAP1、AP2の間に第1蝕刻停止膜131が露出されることができる。
【0135】
続いて、第1蝕刻停止膜131が形成された第2トレンチ内に第2蝕刻停止膜141が均一な厚さで蒸着されることができる。詳細には、第2蝕刻停止膜141は、第1蝕刻停止膜131、バックゲート絶縁パターン113、バックゲートキャッピングパターン115、埋め込み絶縁層101の一部分、及び周辺回路領域PCRのバッファ膜10上に蒸着されることができる。第2蝕刻停止膜141は、第1蝕刻停止膜131に対して蝕刻選択性を有する物質で形成されることができる。
【0136】
第2蝕刻停止膜141が形成された第2トレンチ(
図13a、
図13BのT2)の一部を満たす第2絶縁パターン143が形成されることができる。
【0137】
第2絶縁パターン143は、SOG技術を利用して第2トレンチT2満たす絶縁膜を形成した後、絶縁膜に対する等方性蝕刻を遂行して形成されることができる。第2絶縁パターン143は、FSG(Fluoride Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、TOSZ(Tonen SilaZene)を含むことができる。
【0138】
第2絶縁パターン143の上面のレベルは等方性蝕刻工程に応じて変わることができる。一例として、第2絶縁パターン143の上面は、バックゲート電極BGの下面より高いレベルに位置することができる。これと異なり、第2絶縁パターン143の上面がバックゲート電極BGの下面より低いレベルに位置することができる。
【0139】
続いて、
図18A、
図18B、及び
図18Cを参照すれば、第2絶縁パターン143によって露出された第1及び第2蝕刻停止膜131、141を等方性蝕刻することによって、第2トレンチ(
図13A、
図13BのT2)に第1及び第2活性パターンAP1、AP2が露出されることができる。これと同時に、周辺回路領域PCRで活性層110及び素子分離膜STIが露出されることができる。
【0140】
続いて、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の側壁、バックゲートキャッピングパターン115の上面、及び第2絶縁パターン143の上面をコンフォーマルに覆うゲート絶縁膜151が蒸着されることができる。ゲート絶縁膜151は、周辺回路領域PCRで活性層110及び素子分離膜STI上に蒸着されることができる。
【0141】
ゲート絶縁膜151は、物理学気相蒸着(PVD)、熱的化学気相蒸着(thermal CVD)、低圧化学気相蒸着(LP-CVD)、プラズマ強化化学気相蒸着(PE-CVD)、又は原子層蒸着(ALD)技術の中の少なくとも1つを利用して形成されることができる。
【0142】
図19A、
図19B、及び
図19Cを参照すれば、ゲート絶縁膜151を蒸着した後、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の側壁上に第1及び第2ワードラインWL1、WL2が形成されることができる(
図9のS40)。
【0143】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2を形成することは、ゲート絶縁膜151をコンフォーマルに覆うゲート導電膜を蒸着した後、ゲート導電膜に対する異方性蝕刻工程を遂行することを含むことができる。ここで、ゲート導電膜の蒸着厚さは、第2トレンチの幅の半分より小さくすることができる。ゲート導電膜は、第2トレンチ内にギャップ領域を定義し、ゲート絶縁膜151上に蒸着されることができる。
【0144】
ゲート導電膜に対する異方性蝕刻工程の時、ゲート絶縁膜151が蝕刻停止膜として利用されるか、或いはゲート絶縁膜151が過蝕刻(over etch)されて第2絶縁パターン143が露出されることもあり得る。ゲート導電膜に対する異方性蝕刻工程に応じて第1及び第2ワードラインWL1、WL2は様々な形状を有することができる。
【0145】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2の上面は、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の上面より低いレベルに位置することができる。
【0146】
第1及び第2ワードラインWL1、WL2を形成した後、気相ドーピング(GPD)工程又はプラズマドーピング(PLAD)工程を遂行して、第1及び第2ワードラインWL1、WL2によって露出されたゲート絶縁膜151を通じて活性層110に不純物がドーピングされてもよい。
【0147】
図20A、
図20B、及び
図20Cを参照すれば、第1及び第2ワードラインWL1、WL2が形成された第2トレンチT2内に第1キャッピング膜153及び第3絶縁膜155が順に形成されることができる。
【0148】
詳細には、第1基板100の全面に第1キャッピング膜153がコンフォーマルに蒸着されることができる。第1キャッピング膜153は、例えばシリコンナイトライド(SiN)、シリコンオキシナイトライド(SiON)、シリコンカーバイド(SiC)、シリコンカーボン窒化膜(SiCN)、及びこれらの組み合わせ等が使用されることができる。第1キャッピング膜153は、ワードラインWL1、WL2の表面を覆うことができる。
【0149】
続いて、第1キャッピング膜153が形成された第2トレンチT2を満たすように第3絶縁膜155が蒸着されることができる。ここで、第3絶縁膜155は、第1キャッピング膜153と異なる絶縁物質で構成されることができる。その後、バックゲートキャッピングパターン115の上面が露出されるように第3絶縁膜155及び第1キャッピング膜153に対する平坦化工程が遂行されることができる。したがって、第1及び第2活性パターンAP1、AP2の上面が露出されることができる。
【0150】
一方、第3絶縁膜155を形成する前に、周辺回路領域PCRの第1キャッピング膜153上にセルアレイ領域CARを露出させるマスクパターン(図示せず)が形成されることができ、このような場合、周辺回路領域PCRに第3絶縁膜155は形成されなくともよい。
【0151】
図21A、
図21B、及び
図21Cを参照すれば、第1基板100の全面にポリシリコン膜161が蒸着されることができる。ポリシリコン膜161は、セルアレイ領域CARで第1及び第2活性パターンAP1、AP2の上面と接触することができ、周辺回路領域PCRで第1キャッピング膜153上に蒸着されることができる。
【0152】
続いて、周辺回路領域PCRを露出させる第3マスクパターンMP3がポリシリコン膜161上に形成されることができる。
【0153】
図22A、
図22B、及び
図22Cを参照すれば、第3マスクパターンMP3を蝕刻マスクとして利用して周辺回路領域PCRのポリシリコン膜161を異方性蝕刻して第1キャッピング膜153が露出されることができる。
【0154】
続いて、金属膜163及びハードマスク膜165が、セルアレイ領域CARのポリシリコン膜161上にそして周辺回路領域PCRの第1キャッピング膜153上に順に形成されることができる。
【0155】
金属膜163は、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタン、窒化タンタル等)及び金属(例えば、タングステン、チタニウム、タンタル等)を蒸着して形成されることができる。ハードマスク膜165はシリコン窒化物又はシリコン酸窒化物のような絶縁材料を蒸着して形成されることができる。
【0156】
図23A、
図23B、及び
図23Cを参照すれば、ハードマスク膜165上に第2方向D2に延長されるライン形状を有するマスクパターン(図示せず)が形成されることができ、マスクパターンを利用してハードマスク膜165、金属膜163、及びポリシリコン膜161が順に異方性蝕刻されることができる。したがって、第2方向D2に延長されるビットラインBLが形成されることができる(
図9のS50)。
【0157】
ビットラインBLを形成する時、バックゲートキャッピングパターン115の一部分が蝕刻されることもあり得る。また、ビットラインBLを形成する時、周辺回路領域PCRのハードマスク膜165、金属膜163、第1キャッピング膜153、及びゲート絶縁膜151が蝕刻されて素子分離膜STIの一部及び活性層110が露出されることができる。
【0158】
図24A、
図24B、及び
図24Cを参照すれば、ビットラインBLを形成した後、ビットラインBLの間にギャップ領域を定義する第3絶縁膜170が形成されることができる。
【0159】
第3絶縁膜170は、実質的に均一な厚さを有し、第1基板100の全面に蒸着されることができる。第3絶縁膜170の蒸着厚さは、互いに隣接するビットラインBLの間の間隔の半分より小さくすることができる。このように第3絶縁膜170を蒸着することによって、ビットラインBLの間に第3絶縁膜170によってギャップ領域が定義されることができる。ギャップ領域は、ビットラインBLと並んで第2方向D2に延長されることができる。
【0160】
第3絶縁膜170を形成した後、第3絶縁膜170のギャップ領域内に導電物質で成された遮蔽ライン又は絶縁材料を含むギャップ構造体173が形成されることができる(
図9のS60)。
【0161】
ギャップ構造体173がビットラインBLの間に各々形成されることができる。一例として、ギャップ構造体173を形成することは、第3絶縁膜170上にギャップ領域を満たすように遮蔽膜を形成すること及び遮蔽膜の上面をリセスさせることを含むことができる。ギャップ構造体173の上面は、ビットラインBLの上面より低いレベルに位置することができる。化学気相蒸着方法を利用して第3絶縁膜170上に遮蔽膜を蒸着する時、段差塗布特性(step coverage property)によって不連続的な境界面、例えばシーム(seam)が形成されることができる。
【0162】
ギャップ構造体173は、例えばタングステン(W)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、又はコバルト(Co)等のような金属物質を含むことができる。他の例として、ギャップ構造体173は、グラフェン(graphene)のような導電性二次元(2D)物質を含むことができる。ギャップ構造体173は、第3絶縁膜170より低い誘電常数を有する低誘電物質を含んでもよい。
【0163】
実施形態によれば、ギャップ構造体173を形成する時、周辺回路領域PCRでギャップ構造体の端部174が位置することができる。
【0164】
図25A、
図25B、及び
図25Cを参照すれば、ギャップ構造体173を形成した後、ギャップ構造体173上に第2ライン絶縁パターン175が形成されることができる。また、第2ライン絶縁パターン175は、周辺回路領域PCRでギャップ構造体の端部174を覆うことができる。
【0165】
第2ライン絶縁パターン175を形成することは、ギャップ構造体173が形成されたギャップ領域を満たすキャッピング絶縁膜を形成すること、及びビットラインBLの上面、即ちハードマスク膜165の上面が露出されるようにキャッピング絶縁膜及び第3絶縁膜170に対する平坦化工程を遂行することを含むことができる。ここで、平坦化工程によって第3絶縁膜170の上部が蝕刻されて第1ライン絶縁パターン171が形成されることができる。
【0166】
一方、他の例によれば、ギャップ構造体173を形成することが省略されることもでき、キャッピング絶縁膜を形成する時、段差塗布特性が不良な蒸着方法を利用する場合、オーバーハング(over-hang)によってボイド(void)又はエアギャップがギャップ領域内に形成されることもあり得る。
【0167】
続いて、バックゲート電極BG、ワードラインWL1、WL2、活性パターンAP1、AP2、及びビットラインBLが形成された第1基板100が第2基板200とボンディングされることができる(
図9のS70)。
【0168】
第2基板200は、接着膜を利用してビットラインBLの上面、即ちハードマスク膜165の上面、及びキャッピング絶縁パターン175の上面にボンディングされることができる。第2基板200は、例えば単結晶シリコン又はガラス(例えば、石英)を含むことができる。
【0169】
図26A、
図26B、及び
図26Cを参照すれば、第2基板200をボンディングさせた後、第1基板100を除去する背面ラッピング(lapping)工程が遂行されることができる(
図9のS80)。第1基板100を除去することは、グラインディング(grinding)工程、及び湿式蝕刻工程を順に遂行して埋め込み絶縁層101を露出させることを含むことができる。
【0170】
続いて、
図27A、
図27B、及び
図27Cを参照すれば、埋め込み絶縁層101が除去されて活性パターンAP1、AP2、第1絶縁パターン111、バックゲート絶縁パターン113が露出されることができる。また、周辺回路領域PCRで活性層110の第2面が露出されることができる。
【0171】
続いて、セルアレイ領域CARに第3及び第4蝕刻停止膜211、213が順に形成されることができる。第3蝕刻停止膜211は、シリコン酸化物で形成されることができ、活性パターンAP1、AP2、第1絶縁パターン111、バックゲート絶縁パターン113上に蒸着されることができる。第4蝕刻停止膜213は、第3蝕刻停止膜211に対して蝕刻選択性を有する物質で形成されることができ、例えばシリコン窒化物で形成されることができる。
【0172】
続いて、周辺回路領域PCRで活性層110の第2面上に周辺トランジスタが形成されることができる(
図9のS90)。詳細には、周辺回路領域PCRで活性層110の第2面を覆う周辺ゲート絶縁膜215が形成されることができ、周辺ゲート絶縁膜215上に周辺ゲート電極PGが形成されることができる。周辺ゲート電極PGは、順に積層された周辺導電パターン221、周辺金属パターン223、及び周辺マスクパターン225が形成されることができる。
【0173】
層間絶縁膜231及び蝕刻停止膜233が、セルアレイ領域CAR及び周辺回路領域PCRに形成されることができる。層間絶縁膜231は絶縁材料を蒸着した後、周辺ゲート電極PGの上面が露出されるように平坦化することによって形成されることができる。蝕刻停止膜233は、層間絶縁膜231に対して蝕刻選択性を有する絶縁物質で形成されることができる。
【0174】
続いて、
図28A、
図28B、及び
図28Cを参照すれば、層間絶縁膜231及び蝕刻停止膜233を貫通して第1及び第2活性パターンAP1、AP2と連結されるコンタクトパターンBCが形成されることができる(
図9のS100)。
【0175】
コンタクトパターンBCを形成することは、層間絶縁膜231及び蝕刻停止膜233をパターニングして第1及び第2活性パターンAP1、AP2を各々露出させるホールを形成すること、ホールを満たす導電膜を蒸着すること、及び蝕刻停止膜233の上面が露出されるように導電膜を平坦化することを含むことができる。
【0176】
図29A、
図29B、及び
図29Cを参照すれば、周辺回路領域PCRで周辺コンタクトプラグPCPa、PCPb、PCPcが形成されることができる(
図9のS110)。
【0177】
周辺コンタクトプラグPCPa、PCPb、PCPcを形成することは、蝕刻停止膜233、層間絶縁膜231、及び素子分離膜STIをパターニングしてコンタクトホールを形成すること、コンタクトホールを満たすように蝕刻停止膜233上に導電膜240を蒸着することを含むことができる。周辺コンタクトプラグPCPa、PCPb、PCPcは、蝕刻停止膜233、層間絶縁膜231、及び素子分離膜STIを貫通してビットラインの端部、即ち金属膜163の端部に接続される第1周辺コンタクトプラグPCPa、ギャップ構造体の端部174に接続される第2周辺コンタクトプラグPCPb、及び周辺トランジスタのソース/ドレーン領域に連結される第3周辺コンタクトプラグPCPcを含むことができる。
【0178】
図30A、
図30B、及び
図30Cを参照すれば、セルアレイ領域CARで導電膜240をパターニングしてコンタクトパターンBCと各々連結されるランディングパッドLPが形成されることができる(
図9のS120)。
【0179】
ランディングパッドLPを形成することは、マスクパターンを利用して導電膜240及びコンタクトパターンBCの間の蝕刻停止膜233及び層間絶縁膜231を異方性蝕刻してリセス領域を形成すること、及びリセス領域内に絶縁材料を埋め込んで分離絶縁パターン245が形成されることができる。ここで、リセス領域を形成する間にコンタクトパターンBCの一部が蝕刻されることもあり得る。分離絶縁パターン245の上面は、ランディングパッドLPの上面と実質的に共面をなすことができる。
【0180】
ランディングパッドLPを形成する時、周辺回路領域PCRで導電膜240をパターニングして周辺回路配線241a、241b、241cが形成されることができる。分離絶縁パターン245は、周辺回路領域PCRで周辺回路配線241a、241b、241cを互いに絶縁させることができる。
【0181】
図31A、
図31B、及び
図31Cを参照すれば、情報格納素子として、キャパシタDSPがランディングパッドLP上に形成されることができる(
図9のS130)。
【0182】
詳細には、ランディングパッドLP上にストレージ電極251が各々形成されることができ、ストレージ電極251の表面をコンフォーマルに覆うキャパシタ誘電膜253が形成されることができる。続いて、プレート電極255が誘電膜253上に形成されることができる。
【0183】
キャパシタDSPを形成した後、周辺回路領域PCRを覆う周辺回路絶縁膜263が形成されることができ、キャパシタDSP及び周辺回路絶縁膜263上に上部絶縁膜270が形成されることができる。
【0184】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくとも他の具体的な形態に実施されることができることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないことと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0185】
110 活性層
111 絶縁パターン
113 バックゲート絶縁パターン
115 バックゲートキャッピングパターン
173 ギャップ構造体
200 基板
300 分離絶縁パターン
AP1、AP2 活性パターン
BC コンタクトパターン
BG バックゲート電極
BL ビットライン
CAR セルアレイ領域
CHR チャンネル領域
DSP データ格納パターン
GOX ゲート絶縁パターン
PCR 周辺回路領域
SDR1、SDR2 ドーパント領域
WL1、WL2 ワードライン