(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165692
(43)【公開日】2023-11-17
(54)【発明の名称】釣りナビゲーション方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20231110BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20231110BHJP
G08G 1/005 20060101ALI20231110BHJP
G08G 1/0969 20060101ALI20231110BHJP
【FI】
G01C21/34
G01C21/26 P
G08G1/005
G08G1/0969
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023076399
(22)【出願日】2023-05-05
(31)【優先権主張番号】202210491884.X
(32)【優先日】2022-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523167057
【氏名又は名称】広東高馳運動科技股フン有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】牛浩田
(72)【発明者】
【氏名】湯イク
(72)【発明者】
【氏名】許紅波
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129AA03
2F129BB03
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2F129HH02
2F129HH12
2F129HH18
2F129HH20
2F129HH35
5H181AA01
5H181AA21
5H181BB04
5H181BB13
5H181BB20
5H181EE13
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5H181FF04
5H181FF13
5H181FF22
5H181FF25
5H181FF27
5H181FF33
(57)【要約】 (修正有)
【課題】少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用される釣りナビゲーション方法、装置を提供する。
【解決手段】ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、釣り計画が、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むことと、ユーザの釣り計画選択操作を取得することと、釣り計画選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定することと、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内することとを含む。本発明に係る釣りナビゲーション方法は、ユーザの釣り活動を補助することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用される釣りナビゲーション方法であって、
前記ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、前記釣り計画が、前記ターゲット釣り領域の前記少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むことと、
ユーザの釣り計画選択操作を取得することと、
前記釣り計画選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定することと、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、前記ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内することと、を含む、
ことを特徴とする釣りナビゲーション方法。
【請求項2】
ユーザの釣り領域選択操作を取得することと、
前記釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することと、を更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各前記釣り領域の現在の天気情報を取得することと、
前記現在の天気情報に基づき、前記少なくとも1つの釣り領域の中から第1候補釣り領域を決定することと、を更に含み、
前記した、釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することは、
前記釣り領域選択操作に応じ、前記第1候補釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ユーザの現在の位置を取得することと、
前記現在の位置に基づき、前記少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定することと、を更に含み、
前記した、釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することは、
前記釣り領域選択操作に応じ、前記第2候補釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
各前記釣り領域の位置を取得することを更に含み、
前記した、前記現在の位置に基づき、前記少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定することは、
前記現在の位置および各前記釣り領域の位置に基づき、前記現在の位置と各前記釣り領域との間の距離を決定することと、
前記距離が設定距離閾値よりも小さい釣り領域を前記第2候補釣り領域として決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの釣り領域に関連する釣魚データを取得することと、
ユーザの釣魚データ選択操作を取得することと、
前記釣魚データ選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り領域の中から第3候補釣り領域を決定することと、を更に含み、
前記した、前記釣り領域選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することは、
前記釣り領域選択操作に応じ、前記第3候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記釣魚データは、前記釣魚データに関連する前記釣り領域に含まれる魚の種類、サイズ、性別および色のうちの1種類または複数種類を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ユーザのターゲット釣り座選択操作を取得することと、
前記ターゲット釣り座選択操作に応じ、前記ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り座の中から前記ターゲット釣り座を決定することと、を更に含み、
前記した、前記ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を取得することは、
前記ターゲット釣り座に基づき、前記ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯を取得することを更に含み、
前記した、前記ターゲット釣り座に基づき、前記ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定することは、
前記ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯に基づき、前記少なくとも1つの釣り計画を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ナビゲーション情報は釣りルートを含み、
前記した、前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成することは、
各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を取得することと、
前記釣り時間帯に基づき、各前記ターゲット釣り座に対応する時間前後順序を決定することと、
前記時間前後順序および各前記ターゲット釣り座の位置に基づいて前記釣りルートを生成することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ナビゲーション情報は案内ルートおよび予想到達時間を含み、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成することは、
現在の時間および現在の位置を取得することと、
前記現在の時間にマッチングする前記釣り時間帯に対応するターゲット釣り座をナビゲーション釣り座として決定することと、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置の中から前記ナビゲーション釣り座の位置を決定することと、
前記現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の案内ルートを生成し、前記現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ユーザの運動速度を取得することを更に含み、
前記した、前記現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定することは、
前記現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離および前記運動速度に基づき、前記予想到達時間を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用され、少なくとも1つのプロセッサを備える釣りナビゲーション装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、前記釣り計画が、前記ターゲット釣り領域の前記少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むステップと、
ユーザの釣り計画選択操作を取得するステップと、
前記釣り計画選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定するステップと、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、前記ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内するステップと、の実行に用いられる、
ことを特徴とする釣りナビゲーション装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~12のいずれか1項に記載の釣りナビゲーション方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項15】
プロセッサが実行すると、請求項1~12のいずれか1項に記載の釣りナビゲーション方法を実現するためのコンピュータ命令が記憶されている、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子地図分野に関し、特に、釣りナビゲーション方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
釣魚活動、特にルアーフィッシングにおいて、記録の方式で釣魚者の釣魚活動を追跡することができ、且つ、他人と上記釣魚活動情報を共有できる釣魚に関連する機器および方法が既に多くある。上記釣魚活動の共有は、一方で、自分の詳細な釣りストラテジーを自分で振り返るのに寄与することができ、他方で、初心者が他人の釣魚共有を学習して模倣することで、自分の釣り能力を急速に向上させることもできる。しかし、上記釣魚活動情報は、共有および閲覧の階段に大きく留まり、上記共有に基づいて実戦で釣り人の釣魚活動をリアルタイムに指導するために使用可能な方法または釣りストラテジーに効果的に変換されていない。これは、釣魚者である釣り人、特に初心者の釣魚能力の向上をある程度阻害している。
【0003】
従来技術において、釣魚ビッグデータに基づいて釣り人が釣りをするターゲット領域およびターゲット釣り座を分析して提供するという技術案が存在するが、上記技術案は、ターゲット釣り座の測位情報を推薦するものに過ぎず、該位置の適切な釣り時間帯を提供するものでも、リアルタイムな釣りで釣りナビゲーション情報を出力するものでもない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザの釣り活動に補助および案内を提供することを実現するための釣りナビゲーション方法、装置、機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、
少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用される釣りナビゲーション方法であって、
前記ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、前記釣り計画が、前記ターゲット釣り領域の前記少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むことと、
ユーザの釣り計画選択操作を取得することと、
前記釣り計画選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定することと、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、前記ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内することと、を含む、
釣りナビゲーション方法を提供する。
【0006】
本発明の別の態様によれば、
少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用され、少なくとも1つのプロセッサを備える釣りナビゲーション装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、前記釣り計画が、前記ターゲット釣り領域の前記少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むステップと、
ユーザの釣り計画選択操作を取得するステップと、
前記釣り計画選択操作に応じ、前記少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定するステップと、
前記少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各前記ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、前記ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内するステップと、の実行に用いられる、
ことを特徴とする釣りナビゲーション装置を提供する。
【0007】
本発明の別の態様によれば、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも1つのプロセッサが本発明のいずれかの実施例に記載の釣りナビゲーション方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
電子機器を提供する。
【0008】
本発明の別の態様によれば、
プロセッサが実行すると、本発明のいずれかの実施例に記載の釣りナビゲーション方法を実現するためのコンピュータ命令が記憶されている、
コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施例は、まず、ユーザの選択に基づいてターゲット釣り計画を決定してから、ターゲット釣り計画における少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内し、このようにすることで、ユーザの実地調査および魚探しの時間も節約され、ユーザが他人の釣り経験を学習することで自分の釣りレベルを向上させることも可能にする。
【0010】
本部分で説明されている内容は、本発明の実施例の核心的又は重要な特徴を特定することを意図するものではなく、本発明の範囲を制限することに用いられるものでもないことを理解すべきである。本発明の他の特徴は、以下の明細書によって理解しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施例における技術態様をより明確に説明するために、以下、実施例の説明で使用する必要がある図面について簡単に紹介するが、以下で説明される図面は本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労働を払わない前提で、これらの図面に応じて他の図面をさらに得ることができることは明らかである。
【0012】
【
図1】本発明の実施例に係る釣りナビゲーション方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートである。
【
図3】本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートである。
【
図4】本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートである。
【
図5】本発明の実施例に係る少なくとも1つの釣り計画の決定方法のフローチャートである。
【
図6a】本発明の実施例に係る3種類の異なる場合におけるナビゲーション情報の生成方法のフローチャートである。
【
図6b】本発明の実施例に係る3種類の異なる場合におけるナビゲーション情報の生成方法のフローチャートである。
【
図6c】本発明の実施例に係る3種類の異なる場合におけるナビゲーション情報の生成方法のフローチャートである。
【
図7】本発明の実施例の釣りナビゲーション方法を実現する電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
当業者に本発明の態様をよりよく理解させるために、以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術態様を明確で完全に説明するが、説明される実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わない前提で得られる全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属すべきである。
【0014】
なお、本発明の明細書および特許請求の範囲、並びに上記図面における用語「第1」、「第2」などは、特定の順序または前後順序を説明するために使用される必要はなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用されるデータは、適切な場合に置換え可能であり、これにより、ここで説明される本発明の実施例が、ここで図示または説明されるもの以外の順序で実施できることを理解すべきである。また、用語「含む」および「有する」並びにこれらの如何なる変形も、排他的ではない包含をカバーすることを意図とし、例えば、一連のステップまたはユニットの過程、方法、システム、製品または機器を含み、必ずしも明確に挙げられたそれらのステップまたはユニットに限定されず、明確に挙げられていないまたはこれらの過程、方法、製品または機器にとって固有である他のステップまたはユニットを含んでもよい。
【0015】
図1は、本発明の実施例に係る釣りナビゲーション方法のフローチャートであり、本実施例は、ユーザの釣り活動を補助する場合に適用でき、該方法は、釣りナビゲーション装置で実行可能であり、該釣りナビゲーション装置は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの形式で実現可能であり、該釣りナビゲーション装置は電子機器に配置可能である。該方法はターゲット釣り領域に応用され、ターゲット釣り領域は、少なくとも1つの釣り座を含み、ユーザの選択に基づいて得られるものであり、
図1に示すように、該方法は、以下を含む。
【0016】
S110において、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得する。
【0017】
釣り計画は、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を含み、ここで、ターゲット釣り座は、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られるものである。更に、ユーザは、本釣りナビゲーション方法を使用するユーザであり、釣り領域は、海域、湖、渓流、河流等の、釣り活動を行うことができる水域であり、ターゲット釣り領域は、ユーザが選択した赴いて釣りをするつもりの釣り領域である。
【0018】
いくつかの実施例において、釣り座は、釣り領域の付近の釣り活動を行うことができる具体的な位置であり、例えば、釣り領域がある河流である場合、対応する釣り座は、該河流の砂嘴であってもよく、または、釣り領域がある釣り場である場合、対応する釣り座は、該釣り場の魚群が集まるポイントの付近であってもよい。釣り時間帯は、各釣り座の釣り活動を行うのに適宜な時間帯であり、異なる釣り座は、異なる釣り時間帯に対応する可能性があり、例えば、A釣り座で午前9時から11時までの間に釣りを行うのが最も適宜で、B釣り座で午後4時から6時までの間に釣りを行うのが最も適宜である場合、A釣り座に対応する釣り時間帯は午前9時から11時までであり、B釣り座に対応する釣り時間帯は午後4時から6時までである。
【0019】
更に、ターゲット釣り領域は少なくとも1つの釣り座を含み、ターゲット釣り座はそのうちの1つまたは複数であり、釣り計画は、ターゲット釣り座の関連情報であってもよく、ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯を含むが、これらに限定されない。例を挙げて説明すると、釣り計画は、午前9時から11時までA釣り座に行って釣りをし、午後4時から6時までB釣り座に行って釣りをし、夜7時から9時までC釣り座に行って釣りをするものであってもよい。
【0020】
好ましくは、そのうちの各釣り座の状況に応じ、1つまたは複数の釣り計画を予め設計することができ、ユーザがターゲット釣り領域を決定した後、これらの釣り計画をユーザに展示させて選択させることができ、ユーザの履歴データを収集し、ビッグデータ分析、機械学習等の手段に基づき、ターゲット釣り領域について推薦された魚が釣れる確率の高い釣り座および対応する釣り時間帯を釣り計画とし、釣り領域に基づいて分類して装置に記憶することもできる。各釣り領域は、少なくとも1つの釣り計画に対応し、ターゲット釣り領域を決定した後、対応する釣り計画を抽出することができる。
【0021】
S120において、ユーザの釣り計画選択操作を取得する。
【0022】
いくつかの実施例において、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画は、ユーザが選択するために、リスト、図及び文字等の方式で展示可能である。
【0023】
好ましくは、ユーザは、スマートフォン、スマートウォッチ等のスマート端末の摘みまたはスクリーンにより、ユーザインタフェースにおいて手動入力または音声命令等の方式で操作して釣り計画を選択することができる。好適には、各釣り計画は、ユーザの選択のパーセンテージ、例えば、90%のユーザが釣り計画1を選択したこと、70%のユーザが釣り計画2を選択したこと等を対応して表示することができ、このような方式により、ユーザの釣り計画の選択のために参考を提供することができる。更に、ユーザの操作に応じ、ユーザの釣り計画選択操作を取得することができる。
【0024】
S130において、釣り計画選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定する。
【0025】
ここで、ターゲット釣り計画は、ユーザが選択した、実行を希望する釣り計画である。
【0026】
いくつかの実施例において、ユーザの釣り計画選択操作により、該操作に応答し、該操作からターゲット釣り計画の情報を抽出し、そして、予め記憶された釣り計画の中から該ターゲット釣り計画を決定することができる。
【0027】
S140において、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内する。
【0028】
ここで、ナビゲーション情報は、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内する情報である。
【0029】
本実施例において、ナビゲーション情報は、ユーザの現在の位置および各ターゲット釣り座の位置を含み、且つ、線条の方式で現在の位置と各ターゲット釣り座の位置との間のルートを表してもよく、ナビゲーション情報は更に、各ターゲット釣り座の間の相対的な位置関係を含み、且つ、各ターゲット釣り座の釣り時間帯をラベリングしてもよい。
【0030】
好ましくは、ユーザが選択したターゲット釣り計画に基づき、該ターゲット釣り計画におけるターゲット釣り座を決定して、各ターゲット釣り座の位置およびそれぞれが対応する釣り時間帯を決定し、そして、ナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内することができる。例を挙げて説明すると、ターゲット釣り計画は、午前9時から11時までA釣り座に行って釣りをし、午後4時から6時までB釣り座に行って釣りをし、夜7時から9時までC釣り座に行って釣りをするものであり、現在の時間が午前8時である場合、ナビゲーション情報は、先にA釣り座に行くようにユーザを案内し、A釣り座の釣り時間帯が終了した後、B釣り座に赴くようにユーザを案内し、B釣り座の釣り時間帯が終了した後、C釣り座に赴くようにユーザを案内することができる。
【0031】
更に、ターゲット釣り領域の決定方法は、ユーザの釣り領域選択操作を取得し、釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定することであってもよい。
【0032】
釣り活動、特にルアーフィッシングにおいて、ユーザは、通常、記録の形式で釣魚過程および結果を記録して他のユーザに共有する。ユーザの間の共有は、釣り技術の学習および向上に寄与することができ、一部のユーザは、更に共有された情報に基づき、共有者の釣魚のストラテジーを工夫して模倣する。一般的には、ユーザは、釣り活動を行うために出発する前に、往々にして今回の活動を企画し、どの釣り領域で釣りを行うかを事前に決め、ユーザは、本方法を実行する釣りナビゲーション装置のユーザインタフェースにおいて、手動入力または音声命令の方式で操作することで釣り領域を選択することができ、例えば、ユーザは、スマートフォン、スマートウォッチ等のスマート端末の摘みまたはスクリーンにより操作することができる。ユーザの命令に応答し、ユーザの釣り領域選択操作を取得することができる。
【0033】
いくつかの実施例において、釣りナビゲーション装置に少なくとも1つの釣り領域を予め記憶し、ユーザが選択するためにユーザに展示させることができる。好適には、ユーザインタフェースにおいてリスト等の形式で釣り領域の展示を行うことができ、更に、ユーザが赴きたい地域を選択してから、地域に対応する分類で釣り領域選択操作を行うことができるように、各釣り領域を地域ごとに分類することができる。ユーザの釣り領域選択操作に応答し、該操作からターゲット釣り領域の情報を抽出し、そして、釣りナビゲーション装置に予め記憶された少なくとも1つの釣り領域の中から該ターゲット釣り領域を決定することができる。
【0034】
本発明の実施例に係る釣りナビゲーション方法は、ターゲット釣り領域に応用され、ターゲット釣り領域は少なくとも1つの釣り座を含み、ユーザの選択に基づいて得られるものであり、該方法は、まず、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、釣り計画は少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を含み、ここで、ターゲット釣り座は、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られるものであり、そして、ユーザの釣り計画選択操作を取得してから、釣り計画選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定し、最後に、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内する。本発明の実施例に係る釣りナビゲーション方法は、ユーザに釣り座および釣り計画の選択を提供し、ナビゲーション情報を生成することにより、ユーザは、実地調査および魚探しの時間を節約し、他人の釣り経験を学習することにより、自分の釣りレベルを向上させることができる。
【0035】
図2は、本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートであり、上記実施例の別の可能な実現方式である。
図2に示すように、該方法は、以下を含む。
【0036】
S1211において、各前記釣り領域の現在の天気情報を取得する。
【0037】
一般的には、釣り活動は、天気の影響を受けやすく、例えば、風吹や降雨はいずれも水体の酸素含有量に影響を及ぼし、魚群の集まる位置に影響を及ぼすため、天気情報に基づいてターゲット釣り領域を決定することができる。
【0038】
いくつかの実施例において、本釣りナビゲーション方法を実行する釣りナビゲーション装置は、クロック、測位およびネットワーキング機能を備え、現在のロケーションおよび時間に基づき、ネットワークを介して今の天気情報を取得してもよい。
【0039】
好ましくは、本釣りナビゲーション方法を実行する釣りナビゲーション装置には、現在の時間情報、例えば、精確な年月日情報をリアルタイムに取得するためのクロックモジュールが備えられてもよい。該クロックモジュールは、装置に単独に設けられたクロック生成モジュールであってもよいし、位置取得モジュールと一緒に集積されてもよく、例えば、GPS同期クロックである。上記モジュールにより、現在の天気情報を取得することができる。
【0040】
S1212において、現在の天気情報に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第1候補釣り領域を決定する。
【0041】
ここで、第1候補釣り領域は、現在の天気情報に基づいてユーザに推薦される釣り領域であり、ユーザは、第1候補釣り領域の中からターゲット釣り領域の選択を行うことができる。
【0042】
いくつかの実施例において、現在の天気情報に基づいて少なくとも1つの釣り領域の中から第1候補釣り領域を決定する方式は、各釣り領域に対応する天気情報を決定し、現在の天気情報にマッチングする天気情報に対応する釣り領域を第1候補釣り領域として決定することであってもよい。
【0043】
具体的には、各釣り領域にマッチングする天気条件を予め決定し、例えば、ユーザの履歴データをビッグデータ分析、機械学習等の手段で分析することにより、各釣り領域にマッチングする天気条件データを抽出し、釣り領域に対応して装置に記憶してもよい。現在の天気情報が得られると、予め記憶されたデータでマッチングを行い、マッチングしたデータが存在すれば、対応する釣り領域を第1候補釣り領域として決定することができる。
【0044】
好ましくは、天気を優先度として前記第1候補釣り領域を並び替え、それを釣りシステムの表示機器に展示させることができる。好ましくは、天気に対応する優先度(高から低へ)は、晴れ、曇り、強風、降雨、霜降、降雪、雹であってもよい。例えば、取得した現在の天気情報が晴れであり、予め記憶されたデータに、対応する天気条件が降雨、曇り、強風、晴れ、降雨である5つの釣り領域A、B、C、D、Eが存在する場合、釣り領域D、B、Cを第1候補釣り領域として決定し、展示させる順序は、第1候補釣り領域D、第1候補釣り領域B、第1候補釣り領域Cである。
【0045】
好ましくは、候補領域において対応する天気が同じである場合、第1候補釣り領域の他のパラメータ(例えば、ユーザとの間の距離等)に基づいて第1候補釣り領域の優先度を決定し、距離が小さい方を優先的にユーザインタラクティブインタフェース(GUI)に展示させることができる。例えば、第1候補釣り領域A、B、Cに対応する天気がいずれも晴れで、第1候補釣り領域A、B、Cに対応するユーザとの間の距離が3km、1km、7kmである場合、展示させる順序は、第1候補釣り領域B、第1候補釣り領域A、第1候補釣り領域Cである。
【0046】
S1213において、ユーザの釣り領域選択操作を取得する。
【0047】
いくつかの実施例において、第1候補釣り領域を決定した後、それをユーザに展示させて選択させることができ、展示方式は、リスト、カード等の方式であってもよい。ユーザは、第1候補釣り領域で選択操作を行うことができる。
【0048】
S1214において、釣り領域選択操作に応じ、第1候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定する。
【0049】
いくつかの実施例において、ユーザの釣り領域選択操作に応答し、該操作からターゲット釣り領域の情報を抽出し、そして、上記ステップで決定された第1候補釣り領域の中から該ターゲット釣り領域を決定することができる。
【0050】
具体的には、まず、現在の天気情報を取得し、そして、現在の天気情報に基づいて少なくとも1つの釣り領域の中から第1候補釣り領域を決定してから、ユーザの釣り領域選択操作を取得し、最後に、釣り領域選択操作に応じ、第1候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定してもよい。本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法は、天気情報に基づいてターゲット釣り領域を決定する方式をユーザに提供し、これにより、ユーザは、自分の経験に基づいて自分で判断する必要がなく、天気情報に適した釣り領域の推薦を取得することができる。
【0051】
図3は、本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートであり、上記実施例の別の可能な実現方式である。
図3に示すように、該方法は、以下を含む。
【0052】
S1221において、ユーザの現在の位置を取得する。
【0053】
いくつかの実施例において、本釣りナビゲーション方法を実行する釣りナビゲーション装置には、位置取得モジュール、例えば、GPS全地球測位システム、北斗衛星導航系統、ガリレオ衛星航法システム、全地球航法衛星システムのうちの任意の1種類または任意の2種類およびそれ以上の組み合わせが備えられてもよい。
【0054】
好ましくは、位置取得モジュールを利用してユーザのリアルタイムな位置を取得し、ユーザのリアルタイムな位置を現在の位置とすることができ、リアルタイムな位置は、現在の位置の経緯度情報および海抜情報を含んでもよく、ユーザが入力した位置情報を受け、ユーザが入力した位置情報を現在の位置とすることもできる。
【0055】
本開示の各実施例で開示された技術案を使用する前に、いずれも関連する法律、法規に従って適切な方式で本開示に係る個人情報のタイプ、使用範囲および使用シーン等をユーザに知らせてユーザの授権を取得すべきであり、本願の技術案におけるデータの取得、記憶、使用、処理等は、いずれも国の法律、法規の関連規定に該当することが理解できる。
【0056】
S1222において、現在の位置に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定する。
【0057】
ここで、第2候補釣り領域は、現在の位置に基づいてユーザに推薦される釣り領域であり、ユーザは、第2候補釣り領域の中からターゲット釣り領域の選択を行うことができる。
【0058】
いくつかの実施例において、現在の位置に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定する方式は、各釣り領域の位置を取得し、現在の位置および各釣り領域の位置に基づき、現在の位置と各釣り領域との間の距離を決定し、距離が設定距離閾値よりも小さい釣り領域を第2候補釣り領域として決定することであってもよい。
【0059】
具体的には、距離は、ユーザと釣り領域との間の直線距離であってもよく、ユーザの現在の位置に基づき、付近の釣り領域をユーザに推薦することができる。現在の位置を円心とし、設定距離閾値を半径として円を作成し、円内の領域を現在の位置の付近領域とすることができる。現在の位置と各釣り領域との間の距離を決定することにより、付近領域に位置する各釣り領域を見つけ、第2候補釣り領域として決定してユーザに推薦することができる。
【0060】
好ましくは、距離は、ユーザと釣り領域との間のルート長であってもよく、ユーザの現在の位置および釣り領域の位置に基づき、各釣り領域とユーザとの間のルートの長さを決定することができる。ルート長の閾値を設定し、距離が設定されたルート長の閾値よりも小さい釣り領域を第2候補釣り領域として決定する。
【0061】
S1223において、ユーザの釣り領域選択操作を取得する。
【0062】
いくつかの実施例において、第2候補釣り領域を決定した後、それをユーザに展示させて選択させることができ、展示方式は、リスト、カード等の方式であってもよい。ユーザは、第2候補釣り領域で選択操作を行うことができる。
【0063】
S1224において、釣り領域選択操作に応じ、第2候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定する。
【0064】
いくつかの実施例において、ユーザの釣り領域選択操作に応答し、該操作からターゲット釣り領域の情報を抽出し、そして、上記ステップで決定された第2候補釣り領域の中から該ターゲット釣り領域を決定することができる。
【0065】
具体的には、まず、ユーザの現在の位置を取得し、そして、現在の位置に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定してから、ユーザの釣り領域選択操作を取得し、最後に、釣り領域選択操作に応じ、第2候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定してもよい。本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法は、現在の位置に基づいてターゲット釣り領域を決定する方式をユーザに提供し、これにより、ユーザは、各釣り領域と現在の位置との距離を自分で探す必要がなく、現在の位置の付近の釣り領域の推薦を取得することができる。
【0066】
図4は、本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法のフローチャートであり、上記実施例の1つの可能な実現方式である。
図4に示すように、該方法は、以下を含む。
【0067】
S1231において、少なくとも1つの釣り領域に関連する釣魚データを取得する。
【0068】
ここで、釣魚データは、釣魚データに関連する釣り領域に含まれる魚の種類、サイズ、性別および色のうちの1種類または複数種類を含む。
【0069】
ユーザが釣り活動を行う前に、希望の釣魚データが存在する可能性があり、即ち、ユーザは、釣り活動により特定の種類、サイズ、性別および色の魚を得ることを希望する可能性がある。例えば、ユーザは、40センチのスズキが釣れることを望んでいる可能性がある場合、「40センチ、スズキ」は即ち、今回の釣りでユーザが希望する釣魚データである。
【0070】
具体的には、各釣り領域について、これらがそれぞれ対応する釣魚データを予め記憶してもよいし、ネットワークを介してサーバにおける釣魚データ、即ち各釣り領域に含まれる魚の種類、サイズ、性別および色等のデータを援用してもよい。
【0071】
S1232において、ユーザの釣魚データ選択操作を取得する。
【0072】
いくつかの実施例において、ユーザが入力した情報を受信し、その中から釣魚データ選択操作を取得し、釣魚データを抽出することができる。
【0073】
好ましくは、ユーザが入力した情報によりユーザの釣魚データ選択操作を取得することができ、ユーザは、文字入力、音声入力等の方式で釣魚データを入力することができ、本釣りナビゲーション方法を実行する装置のユーザインタフェースに基づき、ユーザは、ユーザインタフェースのユーザ入力端により情報入力を行うことができる。ここで、ユーザ入力端は、端末機器のボタン、摘みまたはタッチパネルの入力等、例えば、スマートウォッチ、スマートブレスレットまたはスマートフォンのボタン、摘みまたはタッチパネル等を含んでもよい。または、釣魚データをリスト、選択肢等の方式でユーザに展示させ、ユーザに選択させて、ユーザの釣魚データ選択操作を取得することもできる。
【0074】
S1233において、釣魚データ選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から第3候補釣り領域を決定する。
【0075】
ここで、第3候補釣り領域は、ユーザの釣魚データ選択操作に応じてユーザに推薦される釣り領域である。
【0076】
いくつかの実施例において、釣魚データ選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から第3候補釣り領域を決定する方式は、各釣り領域に対応する釣魚データを決定し、釣魚データ選択操作にマッチングする釣魚データに対応する釣り領域を第3候補釣り領域として決定することであってもよい。
【0077】
具体的には、各釣り領域に対応する釣魚データを決定し、そして、ユーザが選択した釣魚データと各釣り領域に対応する釣魚データとをマッチングすることにより、第3候補釣り領域を決定することができる。例えば、ユーザが選択した釣魚データが「40センチ、スズキ」であり、データのマッチングにより、対応する釣魚データが「30~40センチ、スズキ」、「80~90センチ、草魚」である釣り領域が存在する場合、該釣り領域は第3候補釣り領域として決定することができる。
【0078】
S1234において、ユーザの釣り領域選択操作を取得する。
【0079】
いくつかの実施例において、第3候補釣り領域を決定した後、それをユーザに展示させて選択させることができ、展示方式は、リスト、カード等の方式であってもよい。ユーザは、第3候補釣り領域で選択操作を行うことができる。
【0080】
S1235において、釣り領域選択操作に応じ、第3候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定する。
【0081】
いくつかの実施例において、ユーザの釣り領域選択操作に応答し、該操作からターゲット釣り領域の情報を抽出し、そして、上記ステップで決定された第3候補釣り領域の中から該ターゲット釣り領域を決定することができる。
【0082】
具体的には、まず、少なくとも1つの釣り領域に関連する釣魚データを取得し、そして、ユーザの釣魚データ選択操作を取得してから、釣魚データ選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から第3候補釣り領域を決定し、更に、ユーザの釣り領域選択操作を取得し、最後に、釣り領域選択操作に応じ、第3候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定してもよい。本発明の実施例に係るターゲット釣り領域の決定方法は、関連する釣魚データに基づいてターゲット釣り領域を決定する方式をユーザに提供し、ユーザが得ることを希望している釣魚データに基づいてユーザに釣り領域を推薦し、ユーザに自分の希望をより高い確率で実現させることができる。
【0083】
図5は、本発明の実施例5に係る少なくとも1つの釣り計画の決定方法のフローチャートであり、S110の1つの可能な実現方式である。
図5に示すように、該方法は、以下を含む。
【0084】
S1311において、ユーザのターゲット釣り座選択操作を取得する。
【0085】
ユーザは、釣り活動を行う前に、釣り領域を事前に調査する方式で魚が釣れる確率の高い釣り座をマーキングする可能性があり、この場合、ユーザは、必要に応じてターゲット釣り座を自分で選択することができる。
【0086】
いくつかの実施例において、ユーザがターゲット釣り座を選択する方式は、ユーザインタフェースを介して手動で入力すること、または音声認識の方式でターゲット釣り座を選択することであってもよい。ユーザの命令に応じ、ユーザのターゲット釣り座選択操作を取得することができる。
【0087】
S1312において、ターゲット釣り座選択操作に応じ、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り座の中からターゲット釣り座を決定する。
【0088】
前の説明において、ターゲット釣り領域の複数種類の決定方式は既に提供され、ここでは説明を省略し、本実施例において、上記のいずれかの方式でターゲット釣り領域を決定することができる。ターゲット釣り領域を決定した後、ターゲット釣り座選択操作に応じ、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り座の中からターゲット釣り座を決定することができる。
【0089】
好ましくは、ターゲット釣り領域は少なくとも1つの釣り座を含み、ユーザの操作に応じ、その中のターゲット釣り座情報を抽出し、この少なくとも1つの釣り座の中からユーザが選択したターゲット釣り座を決定することができる。
【0090】
S1313において、ターゲット釣り座に基づき、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定する。
【0091】
いくつかの実施例において、ターゲット釣り座を決定した後、ターゲット釣り座に関連する少なくとも1つの釣り計画をターゲット領域の釣り計画として決定することができ、ターゲット釣り座に関連する釣り計画は、ターゲット釣り座のうちの少なくとも1つの釣り座を含む釣り計画であってもよい。
【0092】
好ましくは、ターゲット釣り座に基づき、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定する方式は、ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯を取得し、ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯に基づいて少なくとも1つの釣り計画を決定することであってもよい。
【0093】
具体的には、ユーザが選択したターゲット釣り座に基づき、各ターゲット釣り座の位置および釣り時間帯を決定することができ、例えば、ユーザが選択したターゲット釣り座がA釣り座、B釣り座およびC釣り座で、対応する釣り時間帯がそれぞれ午前8時から10時まで、午後3時から5時まで、および午後3時から5時までである場合、決定される釣り計画は、午前8時から10時までA釣り座で釣りをし、午後3時から5時までB釣り座で釣りをするものであってもよいし、午前8時から10時までA釣り座で釣りをし、午後3時から5時までC釣り座で釣りをすることであってもよい。
【0094】
具体的には、まず、ユーザのターゲット釣り座選択操作を取得し、そして、ターゲット釣り座選択操作に応じ、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り座の中からターゲット釣り座を決定し、最後に、ターゲット釣り座に基づき、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定してもよい。本発明の実施例は、ユーザが選択したターゲット釣り座に基づいて釣り計画を決定する方法を提供し、ユーザが行きたい釣り座に基づいてユーザに釣り計画を推薦し、本方法をより人に優しくすることができる。
【0095】
いくつかの実施例において、S140において、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内することができ、ここで、ナビゲーション情報は、釣りルート、釣り地図、案内ルート、および予想到達時間を含んでもよいが、これらに限定されない。更に、ナビゲーション情報は、以上の2種類または複数種類の組み合わせであってもよい。
図6a~6cは、本発明の実施例に係る3種類の異なる場合におけるナビゲーション情報の生成方法のフローチャートである。
【0096】
ナビゲーション情報が釣りルートである場合、
図6aに示すように、該方法は、以下を含む。
【0097】
S1611において、各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を取得する。
【0098】
いくつかの実施例において、各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯が異なる可能性があり、各釣り時間を並び替え、それらの時間前後順序、例えば、午前8時から10時まで-午後3時から5時まで-午後6時から8時までを得る。
【0099】
S1612において、釣り時間帯に基づき、各ターゲット釣り座に対応する時間前後順序を決定する。
【0100】
いくつかの実施例において、各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を取得した後、時間の前後に基づいて並び替えることができる。例えば、ターゲット釣り座がA釣り座、B釣り座およびC釣り座で、対応する釣り時間帯がそれぞれ午前8時から10時まで、午後3時から5時まで、および午後6時から8時までである場合、この3つの釣り座は時間前後順序でA釣り座、B釣り座およびC釣り座に並び替えられる。
【0101】
S1613において、時間前後順序および各ターゲット釣り座の位置に基づいて釣りルートを生成する。
【0102】
いくつかの実施例において、各ターゲット釣り座の釣り時間帯の時間前後順序および位置が得られた後、釣りルートを生成することができる。
【0103】
好ましくは、各ターゲット釣り座の位置に基づいて地図でラベリングを行い、時間前後順序で線で結び、線で結んだ結果を釣りルートとすることができる。
【0104】
ナビゲーション情報が釣り地図である場合、
図6bに示すように、該方法は、以下を含む。
【0105】
S1621において、ターゲット釣り領域の位置および周辺環境情報を取得する。
【0106】
ここで、ターゲット釣り領域の位置は経緯度であってもよく、周辺環境情報は、周囲の地形データ、ランドマーク、道路交通情報等を含んでもよい。
【0107】
いくつかの実施例において、装置に各釣り領域の位置および周辺環境情報を予め記憶することでこれらの情報を取得してもよく、または、ネットワークを利用してサーバからこれらの情報を取得してもよい。
【0108】
S1622において、釣り地図で各ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯をマーキングする。
【0109】
ここで、釣り地図には、各ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯が含まれる。
【0110】
いくつかの実施例において、ターゲット釣り座に対応するターゲット釣り領域の位置および周辺環境情報を地図の方式で表し、地図で各ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯をラベリングすることができる。例えば、ターゲット釣り領域が1つの湖である場合、該湖および周辺環境の縮尺地図を取得し、各ターゲット釣り座の該湖での相対的な位置に基づいてラベリングを行い、且つ、対応する釣り時間帯をラベリングすることができる。
【0111】
ナビゲーション情報が案内ルートおよび予想到達時間である場合、
図6cに示すように、該方法は、以下を含む。
【0112】
S1631において、現在の時間および現在の位置を取得する。
【0113】
ここで、現在の時間および現在の位置は、ユーザが本装置を使用する時間およびユーザの所在位置である。
【0114】
いくつかの実施例において、ターゲット釣り計画を決定した後、該ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内するために、現在の時間および現在の位置を取得し、これらの情報に基づいてターゲット釣り座に赴くようにユーザを案内することができる。
【0115】
S1632において、現在の時間にマッチングする釣り時間帯に対応するターゲット釣り座をナビゲーション釣り座として決定する。
【0116】
ここで、ナビゲーション釣り座は、ターゲット釣り座のいずれかであり、且つ、ターゲット釣り計画を実行するために、ユーザは、現在の時間にまず該釣り座に赴くべきである。
【0117】
いくつかの実施例において、現在の時間にマッチングする釣り時間帯は、現在の時間に該釣り座に赴くために必要な時間を加算した後の時間を計算し、該時間に最も近い釣り時間帯で、且つ該時間が該釣り時間帯の中または前にあれば、該釣り時間帯が現在の時間にマッチングする釣り時間帯である。例えば、現在の時間が昼12時で、ターゲット釣り座がA釣り座、B釣り座およびC釣り座で、対応する釣り時間帯がそれぞれ午前8時から10時まで、午後3時から5時まで、および午後6時から8時までで、ユーザがこれらの3つの釣り座に赴くために必要な時間がいずれも1時間である場合、現在の時間にマッチングする釣り時間帯は午後3時から5時までであり、対応して、ナビゲーション釣り座はB釣り座である。
【0118】
S1633において、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置の中からナビゲーション釣り座の位置を決定する。
【0119】
ターゲット釣り計画には少なくとも1つのターゲット釣り座の位置が含まれ、本実施例において、ナビゲーション釣り座を決定した後、ナビゲーション釣り座の名称、番号等の情報に基づいて検索し、該少なくとも1つのターゲット釣り座の位置の中からナビゲーション釣り座の位置を決定することができる。
【0120】
S1634において、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の案内ルートを生成し、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定する。
【0121】
ここで、案内ルートは、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の道路の結び線であり、現在の位置からナビゲーション釣り座の位置に赴くようにユーザを案内することに用いられる。
【0122】
いくつかの実施例において、地図で特定の色またはハイライト等の方式で現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の道路を表示することができ、更に、二か所の間の道路が1つにとどまらない場合、最も近いかまたは最も便利な道路を案内ルートとすることができる。
【0123】
更に、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定する方式は、ユーザの運動速度を取得し、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離および運動速度に基づき、予想到達時間を決定することであってもよい。
【0124】
具体的には、ユーザの運動速度は、ユーザが選択した交通手段に基づいて決定できる。好ましくは、ユーザは、ユーザインタフェースにおいて例えば、自動車、自転車、歩行等の交通手段の選択を行うことができ、交通手段および案内ルートの道路状況に基づき、速度推定を行い、そして、推定した速度をユーザの運動速度とすることができる。好ましくは、ユーザが出発した後、リアルタイム測位およびタイムスタンプに基づいてユーザの平均速度を計算し、平均速度をユーザの運動速度として決定することもできる。更に、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離を決定し、そして、距離と運動速度との商に基づいて予想到達時間を算定することができる。
【0125】
いくつかの実施例において、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成した後、更に、リアルタイム測位情報に基づいてユーザにリマインド情報を送信することができる。
【0126】
いくつかの実施例において、リアルタイム測位情報は、ユーザの現在時刻の所在位置であってもよく、リマインド情報を送信する方式は、図形および/または文字形式の情報の端末スクリーンへの表示、オーディオ、ビデオまたは振動の情報等の送信であってもよい。
【0127】
ここで、リマインド情報は、ルート逸脱リマインド、残り時間リマインドおよび休憩リマインドを含むが、これらに限定されず、ルート逸脱リマインドは、現在の位置が前記案内ルートから逸脱すると、既にナビゲーションルートから逸脱したことをユーザに提示することに用いられ、残り時間リマインドは、ユーザが所在する釣り座に対応する釣り時間帯の残り時間が第1時間閾値よりも小さいと、所在する釣り座の残り釣り時間をユーザに提示することに用いられ、休憩リマインドは、ユーザが連続して釣りをする時間長が第2時間閾値よりも大きいと、休憩するようにユーザにリマインドすることに用いられる。
【0128】
具体的には、GPS等の測位モジュールを利用してユーザのリアルタイム測位情報を取得することができ、ユーザの位置と案内ルートとの間の距離が設定された距離範囲を超えれば、ユーザの位置が案内ルートから逸脱したと考えられ、この時、ユーザにルート逸脱リマインドを行い、案内ルートに戻るようにユーザにリマインドすることができる。ユーザがある釣り座で釣りをする場合、現在の時間に基づいて該釣り座の釣り時間帯を超えるか否かを判断し、超える前にユーザにタイムリーにリマインドすることができ、例えば、現在の釣り座の釣り時間帯の残り時間が15分よりも小さい時にリマインドすることができる。ユーザが連続して魚を釣る時間長が設定値を超えると、更に、タイムリーにエネルギーを補給したり、休憩したりするようにユーザにリマインドすることができる。
【0129】
更に、上記リマインドに加え、リアルタイム測位情報が釣り座情報に一致する場合、フィードバック情報を出力し、例えば、ユーザの現在の位置がターゲット釣り座の位置に一致する場合、到達リマインド情報を送信して釣りを行うようにユーザにリマインドしてもよく、更に、ユーザの釣り時のキャスティング方向を取得し、ユーザのキャスティング方向が所在する釣り座の適宜なキャスティング方向に一致しない場合、リマインド情報を出力してもよく、更に、現在の釣り座と次の釣り座との距離、ユーザの運動速度に基づき、予想の次の釣り座に行くためにかかる時間を計算し、現在の時間、次の釣り座の釣り時間帯情報、および次の釣り座に移動するためにかかる時間に基づき、釣り座を換えるようにユーザに事前にリマインドしてもよく、事前にリマインドするとは、例えば、15分、10分等前にすることである。
【0130】
上記方法により、ユーザのニーズをより良く満たすことができ、様々なリマインド情報によりユーザにリマインドし、ユーザの釣り効率を向上させることができる。
【0131】
本発明の実施例は、
少なくとも1つの釣り座を含んでユーザの選択に基づいて得られるターゲット釣り領域に応用され、少なくとも1つのプロセッサを備える釣りナビゲーション装置であって、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り計画を取得し、釣り計画が、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り座の中から選択されて得られる少なくとも1つのターゲット釣り座の位置と、各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯とを含むステップと、
ユーザの釣り計画選択操作を取得するステップと、
釣り計画選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り計画の中からターゲット釣り計画を決定するステップと、
少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成し、ターゲット釣り計画を実行するようにユーザを案内するステップと、の実行に用いられる、
ことを特徴とする釣りナビゲーション装置を更に提供する。
【0132】
好ましくは、前記プロセッサは、更に、
ユーザの釣り領域選択操作を取得し、釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から前記ターゲット釣り領域を決定することに用いられる。
【0133】
好ましくは、前記プロセッサは、更に、
各釣り領域の現在の天気情報を取得し、現在の天気情報に基づいて少なくとも1つの釣り領域の中から第1候補釣り領域を決定することに用いられる。
【0134】
釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
釣り領域選択操作に応じ、第1候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定することに用いられる。
【0135】
好ましくは、プロセッサは、更に、
ユーザの現在の位置を取得し、現在の位置に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定することに用いられる。
【0136】
釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
釣り領域選択操作に応じ、第2候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定することに用いられる。
【0137】
好ましくは、プロセッサは、更に、各釣り領域の位置を取得することに用いられる。
【0138】
現在の位置に基づき、少なくとも1つの釣り領域の中から第2候補釣り領域を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
現在の位置および各釣り領域の位置に基づき、現在の位置と各釣り領域との間の距離を決定し、距離が設定距離閾値よりも小さい釣り領域を第2候補釣り領域として決定することに用いられる。
【0139】
好ましくは、プロセッサは、更に、
少なくとも1つの釣り領域に関連する釣魚データを取得し、ユーザの釣魚データ選択操作を取得し、釣魚データ選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中から第3候補釣り領域を決定することに用いられる。
【0140】
前記釣り領域選択操作に応じ、少なくとも1つの釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
釣り領域選択操作に応じ、第3候補釣り領域の中からターゲット釣り領域を決定することに用いられる。
【0141】
好ましくは、釣魚データは、釣魚データに関連する釣り領域に含まれる魚の種類、サイズ、性別および色のうちの1種類または複数種類を含む。
【0142】
好ましくは、プロセッサは、更に、
ユーザのターゲット釣り座選択操作を取得し、ターゲット釣り座選択操作に応じ、ターゲット釣り領域に対応する少なくとも1つの釣り座の中からターゲット釣り座を決定することに用いられる。
【0143】
前記ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を取得するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
ターゲット釣り座に基づき、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定することに用いられる。
【0144】
好ましくは、プロセッサは、更に、ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯を取得することに用いられる。
【0145】
ターゲット釣り座に基づき、ターゲット釣り領域の少なくとも1つの釣り計画を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯に基づき、少なくとも1つの釣り計画を決定することに用いられる。
【0146】
好ましくは、ナビゲーション情報は釣りルートを含み、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯を取得し、釣り時間帯に基づき、各ターゲット釣り座に対応する時間前後順序を決定し、時間前後順序および各ターゲット釣り座の位置に基づいて釣りルートを生成することに用いられる。
【0147】
好ましくは、ナビゲーション情報は釣り地図を含み、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
ターゲット釣り領域の位置および周辺環境情報を取得し、釣り地図で各ターゲット釣り座の位置および対応する釣り時間帯をマーキングすることに用いられる。
【0148】
好ましくは、ナビゲーション情報は案内ルートおよび予想到達時間を含み、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
現在の時間および現在の位置を取得し、現在の時間にマッチングする釣り時間帯に対応するターゲット釣り座をナビゲーション釣り座として決定し、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置の中からナビゲーション釣り座の位置を決定し、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の案内ルートを生成し、現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定することに用いられる。
【0149】
好ましくは、プロセッサは、更に、ユーザの運動速度を取得することに用いられる。
【0150】
現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離に基づいて予想到達時間を決定するステップの実行時、プロセッサは、具体的に、
現在の位置とナビゲーション釣り座の位置との間の距離および運動速度に基づき、予想到達時間を決定することに用いられる。
【0151】
好ましくは、少なくとも1つのターゲット釣り座の位置および各ターゲット釣り座に対応する釣り時間帯に基づいてナビゲーション情報を生成するステップの実行後、プロセッサは、更に、
リアルタイム測位情報に基づいてユーザにリマインド情報を送信することに用いられる。
【0152】
好ましくは、リマインド情報は、ルート逸脱リマインド、残り時間リマインド、および休憩リマインドのうちの少なくとも1種類を含む。ルート逸脱リマインドは、現在の位置が前記案内ルートから逸脱すると、既にナビゲーションルートから逸脱したことをユーザに提示することに用いられ、残り時間リマインドは、ユーザが所在する釣り座に対応する釣り時間帯の残り時間が第1時間閾値よりも小さいと、所在する釣り座の残り釣り時間をユーザに提示することに用いられ、休憩リマインドは、ユーザが連続して釣りをする時間長が第2時間閾値よりも大きいと、休憩するようにユーザにリマインドすることに用いられる。
【0153】
本発明の実施例に係る釣りナビゲーション装置は、本発明の任意の実施例に係る釣りナビゲーション方法を実行可能であり、方法の実行に相応する機能モジュールおよび有益な効果を備える。
【0154】
図7には、本発明の実施例を実施することに使用可能な電子機器10の構造模式図が示されている。電子機器は、様々な形式のデジタルコンピュータ、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、および他の適切なコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、様々な形式の移動装置、例えば、パーソナルデジタル処理、セルラーフォン、スマートフォン、ウェアラブルデバイス(例えばヘルメット、メガネ、腕時計など)および他の類似するコンピューティング装置をさらに表すことができる。本明細書で示す部品、これらの接続と関係、およびこれらの機能は例示的なものに過ぎず、本明細書で説明および/または要求される本発明の実現を限定することを意図するものではない。
【0155】
図7に示すように、電子機器10は、少なくとも1つのプロセッサ11、および少なくとも1つのプロセッサ11に通信接続されるメモリ、例えばリードオンリーメモリ(ROM)12、ランダムアクセスメモリ(RAM)13などを含み、そのうち、メモリには、少なくとも1つのプロセッサにより実行可能なコンピュータプログラムが記憶されており、プロセッサ11は、リードオンリーメモリ(ROM)12に記憶されたコンピュータプログラムまたは記憶ユニット18からランダムアクセスメモリ(RAM)13にロードされたコンピュータプログラムに応じて、様々な適切な動作および処理を実行可能である。RAM 13には、電子機器10の操作に必要となる様々なプログラムおよびデータも記憶可能である。プロセッサ11、ROM 12およびRAM 13はバス14によって互いに接続される。入出力(I/O)インタフェース15もバス14に接続される。
【0156】
I/Oインタフェース15には、例えばキーボード、マウス等の入力ユニット16と、例えば様々なタイプのディスプレイ、スピーカ等の出力ユニット17と、例えば磁気ディスク、光ディスク等の記憶ユニット18と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信送受信機等の通信ユニット19と、を備える電子機器10における複数の部品が接続される。通信ユニット19は、電子機器10が例えばインターネットのコンピュータネットワークおよび/または様々な電気通信ネットワークを介して、他のデバイスと情報/データを交換することを可能にする。
【0157】
プロセッサ11は、様々な、処理および計算能力を有する汎用および/または専用処理構成要素であってもよい。プロセッサ11のいくつかの例には、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、様々な専用の人工知能(AI)計算チップ、様々な、機械学習モデルのアルゴリズムを実行するプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、および任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等が含まれるが、これらに限定されない。プロセッサ11は、上記で説明された各方法および処理、例えば釣りナビゲーション方法を実行する。
【0158】
いくつかの実施例において、釣りナビゲーション方法は、コンピュータプログラムとして実現可能であり、これは、コンピュータ可読記憶媒体、例えば記憶ユニット18に有形的に含まれる。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムは、一部または全部がROM12および/または通信ユニット19を介して電子機器10にロードおよび/またはインストールされることができる。コンピュータプログラムがRAM13にロードされてプロセッサ11によって実行されると、上記した釣りナビゲーションの1つまたは複数のステップを実行可能である。或いは、他の実施例において、プロセッサ11は、他の任意の適切な方式によって(例えば、ファームウェアによって)、釣りナビゲーション方法を実行するように構成される。
【0159】
本明細書において、上記したシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特殊用途向け汎用品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはこれらの組合せで実現可能である。これらの様々な実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラムに実施されることを含んでもよく、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムに実行および/または解釈されることができ、該プログラマブルプロセッサは、メモリシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信して、データおよび命令を該メモリシステム、該少なくとも1つの入力装置、および該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる専用または汎用プログラマブルプロセッサであってもよい。
【0160】
本発明の方法を実施するためのコンピュータプログラムは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組合せを採用して書かれてもよい。これらのコンピュータプログラムは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供可能であり、これにより、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図で規定された機能/操作が実施される。コンピュータプログラムは、完全に機器で実行されたり、部分的に機器で実行されたりしてもよく、独立ソフトウェアパッケージとして、部分的に機器で実行され且つ部分的にリモート機器で実行され、又は、完全にリモート機器又はサーバで実行されてもよい。
【0161】
本発明のコンテキストにおいて、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置又は機器に使用され、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるコンピュータプログラムを含むか又は記憶することができる有形的な媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、電子的なもの、磁気的なもの、光学的なもの、電磁的なもの、赤外線的なもの、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記の内容の任意の適切な組合せが含まれてもよいが、これらに限定されない。或いは、コンピュータ可読記憶媒体は、機械可読信号媒体であってもよい。機械可読記憶媒体のより具体的な例示は、1つ又は複数のラインによる電気的な接続、可搬型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、可搬型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光メモリデバイス、磁気メモリデバイス、又は上記の内容の任意の適切な組合せを含む。
【0162】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されるシステムおよび技術は電子機器で実施されることができ、該電子機器は、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニター)、およびキーボードやポインティング装置(例えば、マウスまたはトラックボール)を有し、ユーザは、該キーボードや該ポインティング装置によって入力を電子機器に提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとのインタラクションを提供することに使用可能であり、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、且つ、ユーザからの入力を任意の形式(音入力、音声入力または触感入力を含む)で受信することができる。
【0163】
ここで説明されるシステムおよび技術は、バックグランドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)に、または、ミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(アプリケーションサーバなど)に、または、フロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(図形式のユーザインタフェースやネットワークブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、該図形式のユーザインタフェースや該ネットワークブラウザを通じてここで説明されるシステムおよび技術の実施形態とイントラクションをすることができる)で、またはこのようなバックグランドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含むコンピューティングシステムで実施されてもよい。システムのコンポーネントは、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって互いに接続されてもよい。通信ネットワークの例示は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブロックチェーンネットワークおよびインターネットを含む。
【0164】
コンピュータシステムは、クライアント端末およびサーバを含んでもよい。クライアント端末およびサーバは一般的に互いに離れており、且つ通常は通信ネットワークを介してイントラクションをしている。相応するコンピュータでの実行、および、互いにクライアント端末・サーバという関係を有するコンピュータプログラムにより、クライアント端末とサーバとの関係を築き上げる。サーバは、伝統的な物理ホストおよびVPSサービスに存在する管理が難しく、業務展開性が弱いという欠陥を解決するための、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービスシステムにおける1つのホスティングプロダクトであるクラウドサーバであってもよい。
【0165】
上記に示した様々な形式のフローを使用し、ステップを並べ替えたり、追加したり、削除したりすることができることを理解すべきである。例えば、本発明に記載の各ステップは、並行して実行されてよいし、順次実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本発明の技術案の所望の結果が実現できれば、本明細書においては、これに限定されない。
【0166】
上記の具体的な実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要求や他の要素に基づいて様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせや置換が可能であることを理解すべきである。任意の、本発明の精神および原則内で行われる修正、均等な置換および改良などは、いずれも本発明の保護範囲に含まれるべきである。