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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023165919
(43)【公開日】2023-11-17
(54)【発明の名称】寝具
(51)【国際特許分類】
   A47G 9/10 20060101AFI20231110BHJP
【FI】
A47G9/10 Q
A47G9/10 N
A47G9/10 W
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023166310
(22)【出願日】2023-09-27
(62)【分割の表示】P 2021191875の分割
【原出願日】2021-11-26
(71)【出願人】
【識別番号】591203831
【氏名又は名称】株式会社マーナ
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】牧谷 朋美
(57)【要約】
【課題】内部に空気を入れた直後に空気が漏れ出るのを抑制することを目的とする。
【解決手段】本実施形態の寝具は、膨張体20と膨張体20に対して着脱可能なカバー体40とを備える寝具であって、膨張体20は、中空状の本体部21と、本体部21から一体で延出して、先端部に吸入口25を有する中空状の吸入部24と、吸入部24の内部で本体部21に向かって延出しており、吸入口25から吸入された空気を本体部21に流出させるための流出口27を有する柔軟性がある材質で形成された筒状部26と、を有し、カバー体40は、本体部21を覆う本体カバー部41と、吸入部24を覆う吸入カバー部44と、を有し、筒状部26は、吸入カバー部44を本体カバー部41側に向かって巻いていくことによって、吸入カバー部44および吸入部24と共に本体カバー部41側に向かって巻かれて本体部21を密閉することを特徴とする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
膨張体と前記膨張体に対して着脱可能なカバー体とを備える寝具であって、
前記膨張体は、
中空状の本体部と、
前記本体部から一体で延出して、先端部に吸入口を有する中空状の吸入部と、
前記吸入部の内部で前記本体部に向かって延出しており、前記吸入口から吸入された空気を前記本体部に流出させるための流出口を有する柔軟性がある材質で形成された筒状部と、を有し、
前記カバー体は、
前記本体部を覆う本体カバー部と、
前記吸入部を覆う吸入カバー部と、を有し、
前記筒状部は、前記吸入カバー部を前記本体カバー部側に向かって巻いていくことによって、前記吸入カバー部および前記吸入部と共に前記本体カバー部側に向かって巻かれて前記本体部を密閉することを特徴とする寝具。
【請求項2】
前記カバー体は、
係止部と、
前記係止部に係止される被係止部と、を有し、
前記係止部を前記被係止部に係止することで前記吸入カバー部が巻かれた状態に保持されることを特徴とする請求項1に記載の寝具。
【請求項3】
前記カバー体は、
前記係止部に対して選択的に係止される複数の前記被係止部を有することを特徴とする請求項2に記載の寝具。
【請求項4】
前記本体部は、
使用者の頸を後側から覆う後部と、前記使用者の頸を左右から覆う一対の側部とを有しており、前記使用者の頸を包囲することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の寝具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寝具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から内部に空気を入れて使用する寝具が知られている。特許文献1には、空気を取り込むための開口部を有し、開口部を閉じて袋内に空気を密閉する密閉部材を設けた袋体と、袋体を収納するための収納口を有するカバー袋とを備える空気枕が開示されている。特許文献1の空気枕は、袋体の開口部から空気を入れて開口部を密閉し、次に袋体後部を袋体前部へ向かって巻きつけていき、最後に袋体の止着部材にて収納口を閉じることで、使用者の頸に装着できる状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3184468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の空気枕では、袋体の開口部を通して空気を入れてから開口部を密閉するまでの間に袋体の開口部から空気が外に漏れ出てしまう虞がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、内部に空気を入れた直後に空気が漏れ出るのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、膨張体と前記膨張体に対して着脱可能なカバー体とを備える寝具であって、前記膨張体は、中空状の本体部と、前記本体部から一体で延出して、先端部に吸入口を有する中空状の吸入部と、前記吸入部の内部で前記本体部に向かって延出しており、前記吸入口から吸入された空気を前記本体部に流出させるための流出口を有する柔軟性がある材質で形成された筒状部と、を有し、前記カバー体は、前記本体部を覆う本体カバー部と、前記吸入部を覆う吸入カバー部と、を有し、前記筒状部は、前記吸入カバー部を前記本体カバー部側に向かって巻いていくことによって、前記吸入カバー部および前記吸入部と共に前記本体カバー部側に向かって巻かれて前記本体部を密閉することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、内部に空気を入れた直後に空気が漏れ出るのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】空気を入れた後のネックピローの構成の一例を示す斜視図である。
図2】空気を入れる前のネックピローの構成の一例を示す図である。
図3】膨張体の構成の一例を示す図である。
図4】カバー体の構成の一例を示す図である。
図5】空気を入れるときの手順を説明するための図である。
図6】空気を入れる前後で筒状部の変形の状態を示す図である。
図7】空気を抜くときの手順を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る寝具がネックピロー100である場合の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態のネックピロー100は、空気が入っていない状態から空気を入れることで使用者の頸に装着して頸を包囲できる状態になり、空気を抜くことで折り畳んでコンパクトに保管できるものである。
【0009】
図1は空気を入れた後のネックピロー100の構成を示す斜視図である。図1(a)はネックピロー100を上側から見た斜視図であり、図1(b)はネックピロー100を下側から見た斜視図である。なお、図1を含む各図には適宜、説明を容易にするためにネックピロー100を使用者の頸に装着する状態を基準にして上、下、前、後、右、左を図示している。
【0010】
ネックピロー100は、平面視において中央に使用者の頸が挿通される頸挿通部10を有する略円環状である。また、ネックピロー100は、前側に円環状の一部が連続しておらず左右に開くことができる開放部11を有する。使用者は開放部11を通して自身の頸を頸挿通部10に挿通させてネックピロー100を頸に装着することで使用する。
【0011】
図2は空気を入れる前の広げた状態のネックピロー100の構成を示す図である。図2(a)はネックピロー100の平面図であり、図2(b)はネックピロー100の側面図である。
図2(a)に示すように、空気を入れる前のネックピロー100は前側が略C字状あるいは略U字状であって、後側が略矩形状である。また、図2(b)に示すように、空気を入れる前のネックピロー100は、略上下方向の厚みが薄い扁平状である。
ネックピロー100は、空気が入ることで膨らむ膨張体20と、膨張体20を外側から覆うカバー体40とを有する。なお、図2(a)では、膨張体20はカバー体40によって覆われて視認できないために隠れ線(破線)で示している。
【0012】
図3は膨張体20の構成を示す図である。図3(a)は膨張体20を広げた状態を示す平面図である。図3(b)は、図3(a)のI-I線断面図である。なお、図3(a)は空気を入れる前の状態で示しており、図3(b)は理解を容易にするために若干空気を入れた状態で示している。
膨張体20は、空気を入れることでネックピロー100を使用者に装着したときに使用者に対して弾力感を与えることができる。
【0013】
膨張体20は、本体部21、吸入部24、筒状部26、芯部材30a、30b、面ファスナー31a、31bを有する。
本体部21は、ネックピロー100を使用者に装着したときに使用者の頸を包囲する部位である。本体部21は、平面視において、略C字状あるいは略U字状である。本体部21は、柔軟性があり通気性のない材質、例えばポリウレタン等の合成樹脂製のシートが用いられる。また、本体部21は、透明あるいは透光性を有している。また、本体部21は、内部に空気を入れることができる中空状である。具体的には、本体部21は、平面視において略C字状あるいは略U字状の2枚のシート21a、21b(図3(b)を参照)を上下に重ね合わせ、外縁(エッジ)を溶着して結合することで構成される。
【0014】
また、本体部21は、ネックピロー100を使用者に装着したときに使用者の頸を後側から覆う後部22と、使用者の頸を左右から覆う一対の側部23a、23bとを有する。
後部22は、一対の側部23a、23bの後側に位置する。後部22は、後側に向かうにしたがって左右方向の幅寸法が徐々に小さくなるように湾曲した外形である。一方、一対の側部23a、23bは後部22の左右両側から前側に向かうにしたがって互いに近づくように延出している。また、一対の側部23a、23bの前側の先端はそれぞれ略半円状に湾曲している。
【0015】
後部22、一対の側部23a、23bによって囲まれる中央の空間が上述した頸挿通部10に相当し、側部23aと側部23bとの間の隙間が上述した開放部11に相当する。なお、図3(a)に示す頸挿通部10の左右方向の幅W1(側部23aと側部23bとの隙間の左右方向における最大距離)が略90~100mmであり、開放部11の左右方向
の幅W2(側部23aと側部23bとの隙間の左右方向における最小距離)が略70~80mmである。なお、一対の側部23a、23bと頸挿通部10とを合わせた左右方向の幅WA(本体部21の左右方向における最大距離)は略440~460mmである。
【0016】
吸入部24は、外部から本体部21の内部に空気を入れる(吸入させる)ための部位である。吸入部24は、平面視において略矩形状である。吸入部24は、本体部21と一体で構成される。吸入部24は、本体部21の後部22の後端から一体で後側に向かって延出する。すなわち、吸入部24は、本体部21と同一の材質であり、柔軟性があり通気性のない材質、例えばポリウレタン等の合成樹脂製のシートが用いられる。また、吸入部24は、本体部21と同様に、透明あるいは透光性を有している。吸入部24は、本体部21の内部と連通する中空状である。具体的に、吸入部24は、平面視において本体部21から連続する2枚のシート24a、24b(図3(b)を参照)を上下に重ね合わせ、左右両側の外縁(エッジ)で溶着して結合することで構成される。一方、吸入部24は、2枚のシート24a、24bの後側の先端部(後端部)が溶着されないことで吸入口25を有する。吸入口25は、本体部21の内部に空気を入れる(吸入させる)ための開口となる。本体部21および吸入部24を合わせた内部の空間と外部との間では、吸入口25を通してのみ空気が出入りする。したがって、吸入口25を閉塞することで本体部21および吸入部24を密閉することができる。
【0017】
なお、吸入部24は、左右方向の幅W3が略130~140mmである。ここで、吸入部24の左右方向の幅W3は、頸挿通部10の左右方向の幅W1よりも大きい。また、吸入部24の左右方向の幅W3は、開放部11の左右方向の幅W2よりも大きい。したがって、吸入部24の吸入口25を広く確保することができ、一度に多くの空気を本体部21内に入れることができる。一方、吸入部24の左右方向の幅W3は、一対の側部23a、23bと頸挿通部10とを合わせた左右方向の幅WAよりも小さい。更に、吸入部24の左右方向の幅W3は、一対の側部23a、23bと頸挿通部10とを合わせた左右方向の幅WAの半分の寸法(WA/2)よりも小さい。したがって、吸入部24が過度に大きくならないことで、使用者が後述する吸入カバー部44を巻いていく作業を容易に行うことができる。
【0018】
筒状部26は、本体部21内に空気を入れた直後に空気が吸入口25から外に漏れ出るのを抑制する逆止弁として機能する部位である。筒状部26は、平面視において略矩形状であり、上述した吸入部24内で吸入部24と重なり合うように位置する。具体的には、筒状部26は、吸入部24の2枚のシート24a、24bの間に位置する。筒状部26は、本体部21と同一の材質であり、柔軟性があり通気性のない材質、例えばポリウレタン等の合成樹脂が用いられる。また、筒状部26は、本体部21と同様に、透明あるいは透光性を有している。筒状部26は、2枚のシート26a、26b(図3(b)を参照)を上下に重ね合わせ、左右両側の外縁(エッジ)で溶着することで構成される。図3(a)では、吸入部24が透明あるいは透光性を有する材質であるために、吸入部24を通して筒状部26を視認することが可能である。
【0019】
筒状部26は、前後方向に沿って空気が流れる筒状であり、吸入部24の後側の先端部(後端部)から吸入部24内を通って本体部21に向かって延出する。
筒状部26の後端の開口は、吸入部24の吸入口25と一体で構成される。具体的には、筒状部26の後端部の外周面が吸入部24の吸入口25の内周面に対して全周に亘って密着するように接合していることで、筒状部26の後端の開口が吸入部24の吸入口25と一体化されている。したがって、吸入部24の吸入口25から吸入された空気は筒状部26内を通って前側に向かって流れる。
【0020】
一方、筒状部26の前端の開口は、前後方向において本体部21と吸入部24との境界
に近接して位置する。ここで、本体部21と吸入部24との境界とは、図3(a)に示すように本体部21と吸入部24とが曲線状に滑らかに繋がっている場合には互いに直線(図3(a)に示す破線)で繋がったと仮定したときの交点P1をいう。ここで近接とは、筒状部26の前端の開口が、前後方向において、筒状部26の後端よりも交点P1に近く、本体部21の後部22の前端(点P2)よりも交点P1に近いことをいう。吸入口25から入って、筒状部26内を前側に向かって流れた空気は筒状部26の前端の開口から本体部21内に流出する。すなわち、筒状部26の前端の開口は本体部21へ空気が流出するときの流出口27として機能する。
【0021】
また、筒状部26の左右両側の外縁(エッジ)は、後端から前後方向における略中間部までが吸入部24の左右両側の外縁(エッジ)と共に溶着されているが、略中間部から前端までが吸入部24と溶着されていない。したがって、筒状部26の前後方向における略中間部から前端までが吸入部24に規制されずに吸入部24内で自由に動き回ることができる。具体的には、筒状部26は、後述するように本体部21内に流出された空気の圧力によって萎む(しぼむ)ことにより流出口27が塞がるように変形することができる。また、後述するように空気を抜く場合には、使用者が筒状部26の前端を吸入口25から後側に向かって引っ張り出す作業を行う。このとき、筒状部26のうち略中間部から前端までの部位を後側に向かって折り返すことで、筒状部26の前端を引っ張り出すことができる。
【0022】
なお、筒状部26の前後方向における略中間部は、吸入部24の左右両側の外縁(エッジ)との間で他の溶接された部位よりも左右方向に幅広に溶着された溶着部28を有する。溶着部28は他の部位よりも溶着の接合強度を向上させることができるために、筒状部26の先端を引っ張り出すときに負荷を受けても筒状部26が破れたり、筒状部26と共に溶着された吸入部24が破れたりすることを防止することができる。
【0023】
また、筒状部26は、流出口27の開口縁に摘み部29が固定される。摘み部29は、本体部21内に入った空気を抜く場合に使用者が筒状部26の前端を吸入口25から後側に向かって引っ張り出すときに使用者が手で摘む部位である。摘み部29は、本体部21等を傷つけないように柔軟性がある材質、例えばナイロン等のシート状の合成樹脂が用いられる。また、摘み部29は、筒状部26の透明とは異なる色が付されている。具体的に、摘み部29は、赤、オレンジ、黄色等の周囲が暗くても目立つような暖色性の色が付されている。図3(b)に示すように、摘み部29は、筒状部26を構成する2枚のシート26a、26bのうち一方のシート26aの前端かつ左右方向の略中央に固定される。図3(a)では、本体部21が透明あるいは透光性を有する材質であるために、本体部21を通して摘み部29を視認することが可能である。
なお、摘み部29は省略してもよい。この場合、使用者は、流出口27の開口縁を手で摘んで筒状部26を引っ張り出すことで、本体部21内に入った空気を抜けばよい。
【0024】
また、筒状部26の左右方向の幅は、後端から前後方向における略中間部までが吸入部24の左右方向の幅W3と略同一であり、略中間部から前側に向かうにしたがって徐々に小さくなる。また、筒状部26の後端から前端までの前後方向の長さL1は、略180~190mmである。一方、吸入部24の後端から本体部21の後部22の前端(点P2)までの前後方向の長さL2は、略300mm~310mmである。したがって、筒状部26の前後方向の長さL1は、吸入部24の後端から本体部21の後部22の前端(点P2)までの前後方向の長さL2よりも短く、長さL2の半分の長さ(L2/2)よりも長い。
【0025】
芯部材30a、30bは、後述するように、本体部21に空気を入れた後に本体部21を密閉するために使用者が吸入カバー部44を本体カバー部41側に巻いていくときに芯
とする部位である。芯部材30a、30bは、平面視において左右方向に長い略矩形状であり、略板状である。芯部材30a、30bの左右方向の幅は、吸入部24の左右方向の幅W3と略同一である。芯部材30a、30bは、吸入口25の開口に沿って配置される。具体的に、芯部材30aは吸入部24のシート24aの後端と筒状部26のシート26aの後端との間に配置され、芯部材30bは吸入部24のシート24bの後端と筒状部26のシート26bの後端との間に配置される(図3(b)および後述する図6を参照)。なお、芯部材30a、30bは、それぞれ芯部材30a、30bよりも前側の位置で吸入部24のシート24aと筒状部26のシート26aとを溶着し、吸入部24のシート24aと筒状部26のシート26aとを溶着することで吸入口25の開口に沿って位置決めされる。図3(a)では、吸入部24が透明あるいは透光性を有する材質であるために、吸入部24を通して芯部材30aを視認することが可能である。また、芯部材30a、30bは、可撓性を有しつつ、本体部21、吸入部24および筒状部26よりも剛性がある材質、例えばポリプロピレン等の合成樹脂が用いられる。また、芯部材30a、30bの厚み(上下方向の厚み)は、本体部21、吸入部24および筒状部26の各シートの厚み(上下方向の厚み)よりも厚く設定されている。
【0026】
面ファスナー31a、31bは、膨張体20にカバー体40を装着したときにカバー体40に設けられた後述する面ファスナー51a、51bと係合する部位である。面ファスナー31a、31bは、平面視において左右方向に長い略矩形状である。面ファスナー31a、31bは、吸入部24の吸入口25の外周面に沿って配置される。具体的に、面ファスナー31aは吸入部24のシート24aのうち後端の外側面に貼り付けて配置され、面ファスナー31bは吸入部24のシート24bのうち後端の外側面に貼り付けて配置される(図3(b)を参照)。なお、面ファスナー31a、31bは、小さなフック部が面方向に亘って複数設けられる。
【0027】
図4はカバー体40の構成の一例を示す図である。図4(a)はカバー体40を広げた状態を示す平面図である。図4(b)は、図4(a)のII-II線断面図である。なお、図4(a)は扁平な状態で示しており、図4(b)は理解を容易にするために若干膨らませた状態で示している。
カバー体40は、膨張体20を外側から覆うことで、膨張体20が汚れたり傷つかないように保護したり、使用者が接触したときに柔らかな肌触り感を与えたりすることができる。また、カバー体40は、膨張体20に対して着脱可能である。したがって、カバー体40が汚れた場合には膨張体20から離脱させて洗浄することができる。
【0028】
カバー体40は、本体カバー部41、吸入カバー部44、面ファスナー51a、51b、係止部52、被係止部55a、55b、保管用被係止部58を有する。
本体カバー部41は、膨張体20のうち本体部21を外側から覆う部位である。本体カバー部41は、伸縮性および柔軟性があり通気性のある材質、例えばポリエステル等の合成樹脂製の生地が用いられる。本体カバー部41は、中空状であって、空気が入れられた本体部21を覆うことができる。具体的に、本体カバー部41は、平面視において略C字状あるいは略U字状の2枚の生地41a、41b(図4(b)を参照)を上下に重ね合わせて、外縁(エッジ)を縫い合わせて結合することで構成される。なお、本体カバー部41は、平面視において膨張体20の本体部21と同様の形状であるが、本体部21に対するフィット性あるいは着脱性を考慮して、本体部21の各部の寸法に対して適宜、大きくしたり小さくしたりすることができる。
【0029】
吸入カバー部44は、膨張体20のうち吸入部24を覆う部位である。吸入カバー部44は、本体カバー部41と一体で構成される。すなわち、吸入カバー部44は、本体カバー部41と同一の材質であり、伸縮性および柔軟性があり通気性のある材質、例えばポリエステル等の合成樹脂製の生地が用いられる。吸入カバー部44は、本体カバー部41の
内部と連通する中空状である。具体的に、吸入カバー部44は、平面視において本体カバー部41から連続している2枚の生地44a、44b(図4(b)を参照)を上下に重ね合わせて、左右両側の外縁(エッジ)で縫い合わせて結合することで構成される。一方、吸入カバー部44は、2枚の生地44a、44bの後側の先端部(後端)が縫い合わされないことで開口部45を有する。開口部45は、カバー体40を膨張体20に対して着脱するときの着脱口となる。なお、カバー体40を膨張体20に対して装着した状態では、吸入カバー部44の開口部45内に膨張体20の吸入部24の吸入口25が位置する。また、吸入カバー部44の後端には、開口部45の強度を補強するために、補強部材46が開口部45の外周面に沿って結合されている。また、吸入カバー部44は、平面視において膨張体20の吸入部24と同様の形状であるが、吸入部24に対するフィット性あるいは着脱性を考慮して、吸入部24の各部の寸法に対して適宜、大きくしたり小さくしたりすることができる。
【0030】
面ファスナー51a、51bは、膨張体20にカバー体40を装着したときに膨張体20の吸入部24に設けられた上述した面ファスナー31a、31bと係合する部位である。面ファスナー51a、51bは、平面視において左右方向に長い略矩形状である。面ファスナー51a、51bは、吸入カバー部44の開口部45の内周面に沿って配置される。具体的に、面ファスナー51aは吸入カバー部44の生地44aのうち後端の内側面に縫い付けて配置され、面ファスナー51bは吸入カバー部44の生地44bのうち後端の内側面に縫い付けて配置される(図4(b))。なお、面ファスナー51a、51bは、面ファスナー31a、31bのフック部が係合するための小さなループ部が面方向に亘って複数設けられる。
【0031】
係止部52は、吸入カバー部44を本体カバー部41側に巻いた状態を保持するために被係止部55a、55bに係止する部位である。係止部52は、被係止部55a、55bに引っ掛けることができるように略鉤状である。係止部52は、本体カバー部41の生地41aの外側面側であって左右方向の略中央に位置する。具体的に、係止部52は、吸入カバー部44の生地44aの外側面に前後方向に沿って取り付けられた帯状部材53の前端に取り付けられる。なお、帯状部材53は、前後方向における略中央の位置で吸入カバー部44の生地44aと縫い合わせて結合された結合部54を有する。一方、帯状部材53は結合部54から係止部52までは吸入カバー部44の生地44aと結合されていないことから、係止部52は本体カバー部41の生地41aの外側面から離すことができる。
【0032】
被係止部55a、55bは、係止部52に係止される部位である。被係止部55a、55bは、それぞれ略鉤状の係止部52を引っ掛けることができるように、左右方向から見て半円環状である。被係止部55a、55bは、本体カバー部41の生地41bの外側面のうち頸挿通部10に近接した位置であって、本体カバー部41の左右方向における略中央に位置する。具体的に、被係止部55a、55bは、本体カバー部41の生地41bの外側面に前後方向に沿って配置された帯状部材56のうち、生地41bに結合されていない部分に相当する。被係止部55aと被係止部55bとは前後に隣接して位置しており、係止部52は被係止部55aと被係止部55bとのうち何れか一方に係止する。
【0033】
保管用被係止部58は、ネックピロー100を巻いて保管するときに係止部52に係止される部位である。保管用被係止部58は、略鉤状の係止部52を引っ掛けることができるように、左右方向から見て半円環状である。保管用被係止部58は、本体カバー部41の生地41aの外側面のうち補強部材46に近接した位置であって、本体カバー部41の左右方向における略中央に位置する。具体的に、保管用被係止部58は、吸入カバー部44の生地44aの外側面に前後方向に沿って取り付けられた帯状部材53のうち、生地44aに結合されていない部分に相当する。
【0034】
上述したように構成されるカバー体40を膨張体20に装着する場合には、空気が入っていない膨張体20をカバー体40の開口部45から本体部21、吸入部24の順にカバー体40内に挿入する。このとき、膨張体20が開口部45を通過できるように、本体部21および吸入部24を撓ませたり曲げたりしながらカバー体40内に挿入する。次に、カバー体40内で本体部21および吸入部24を広げて、本体部21の形状を本体カバー部41の形状に合わせ、吸入部24の形状を吸入カバー部44の形状に合わせて全体の形状を整える。最後に、膨張体20の面ファスナー31a、31bをカバー体40の面ファスナー51a、51bにそれぞれ係合する。このようにカバー体40を膨張体20に装着することで、図2に示すような、カバー体40が膨張体20を外側から覆った状態にすることができる。
【0035】
一方、カバー体40を膨張体20から離脱する場合には、カバー体40を装着する手順と反対の手順により行う。具体的には、膨張体20の面ファスナー31a、31bとカバー体40の面ファスナー51a、51bとを引き離すことで係合をそれぞれ解除する。次に、膨張体20をカバー体40の開口部45から引っ張り出すようにして取り出す。このように、カバー体40を膨張体20から離脱させることにより、カバー体40を洗浄することができる。
【0036】
次に、ネックピロー100を図2に示すように本体部21に空気が入っていない状態から図1に示すように本体部21に空気が入った状態にする手順について図5を参照して説明する。ここでは、既にカバー体40を膨張体20に装着しているものとする。
まず、図5(a)に示すように、使用者はカバー体40の開口部45を開いて開口させる。このとき、カバー体40の開口部45の内周面と、吸入部24の吸入口25の外周面が、面ファスナー31a、31b、面ファスナー51a、51bを介して係合されていることから膨張体20の吸入部24の吸入口25も開口する。
【0037】
次に、使用者は開口した吸入口25を通して膨張体20の本体部21内に空気を複数回(ここでは2~3回)吹き込む。このとき、使用者は口元を吸入口25に接触させずに吸入口25から離した状態で空気を吹き込むことができる。吸入口25から離した状態で空気を吹き込むことで、流れる空気と周囲の空気との間で発生する粘性摩擦により周囲の空気を引きずってより多くの空気が吸入口25から吸入される。吸入部24の吸入口25から吸入された空気は筒状部26内を通って前側に向かって流れて、筒状部26の前端の流出口27から本体部21内に流出する。
【0038】
ここで、本体部21内に流出された空気によって、本体部21および吸入部24が徐々に膨張する。また、本体部21内に流出された空気によって本体部21内の圧力がある程度高くなる。高くなった空気の圧力によって筒状部26が萎む(しぼむ)ことにより流出口27が塞がるように変形する。流出口27が塞がれるように筒状部26が変形することにより、本体部21内に空気を入れた直後に空気が吸入口25から外に漏れ出るのを抑制することができる。このように、筒状部26はいわゆる逆止弁として機能する。
【0039】
図6は、筒状部26の変形を説明するための断面図であり、図2のIII-III線断面図に相当する。図6(a)は流出口27が塞がれる前の状態を示し、図6(b)は流出口27が塞がれた状態を示している。
図6(a)では、吸入部24の吸入口25から吸入された空気は筒状部26内を通って前側に向かって流れて、筒状部26の前端の流出口27から本体部21内に流出している(矢印A1を参照)。この状態では、本体部21内の空気の圧力が低いために筒状部26はほぼ変形せずに、前後方向に沿った状態である。
【0040】
一方、図6(b)では、本体部21内に流出された空気の圧力によって筒状部26が萎
む(しぼむ)ことにより流出口27が塞がるように変形している。この状態では、本体部21内の空気が筒状部26によって邪魔されて流出口27から外に漏れ出ない(矢印A2を参照)。なお、図6(b)では、流出口27が隙間なく塞がるように筒状部26が変形している状態を図示しているが、流出口27が隙間なく塞がらず流出口27の開口面積が小さくなるように筒状部26が変形する場合であっても、本体部21内に空気を入れた直後に空気が吸入口25から外に漏れ出るのを抑制することができる。
【0041】
次に、図5(b)に示すように、使用者はカバー体40の開口部45を閉じる。このとき、本体カバー部41の開口部45を閉じることによって、吸入カバー部44の開口部45内に位置する吸入部24の吸入口25も同様に閉じる。なお、吸入口25が閉じることで、吸入口25の近くに位置する、筒状部26のシート26aとシート26bの互いの内周面同士が密着することで、本体部21内の空気が吸入口25から外に漏れ出るのを抑制することができる。なお、図5(b)に示す状態では、本体部21の膨らみは不十分であり、まだ空気を入れることができる程度の余裕がある。
【0042】
次に、図5(c)に示すように、使用者はカバー体40のうち吸入カバー部44を本体カバー部41側に向かって巻いていく。具体的には、使用者は吸入部24の芯部材30a、30bを芯にして上面が谷になるように折り畳むようにして吸入カバー部44を巻いていく。ここで、吸入カバー部44を巻いていくことで、吸入カバー部44によって覆われた吸入部24も吸入カバー部44と共に本体部21側に向かって巻かれていく。更に、吸入部24が巻かれていることによって、吸入部24内で吸入部24と重なり合うように位置する筒状部26も吸入部24と共に本体部21側に向かって巻かれていく。使用者は吸入カバー部44を所定の複数回数(ここでは4回)折り畳むように巻いていくことで、巻かれた吸入カバー部44が本体カバー部41の後端に位置する。
【0043】
また、吸入部24および逆止弁としての筒状部26を共に本体部21側に向かって巻いていくことで、吸入部24と筒状部26とが密着するために、本体部21内の空間を密閉させることができ、本体部21内の空気が吸入口25から外に漏れ出るのを更に抑制することができる。このように、吸入部24および筒状部26を重ねて共に巻き込んでいくことで、吸入部24を開閉するための留め具(例えば、線ファスナーやゴム栓)を使用せずとも、本体部21内の空間を密閉させることができる。また、逆止弁としての筒状部26を吸入部24と共に巻いていくことで、3、4回程度の少ない巻き回数であっても、本体部21内の空間を密閉させることができる。また、吸入部24を本体部21側に向かって巻いていくことで、吸入部24内の空気が徐々に本体部21に向かって流動するために、本体部21の膨らみを十分に確保でき、本体部21内の空気の圧力を上昇させることができることから、ネックピロー100を使用するときに使用者に対して適切な弾力感を与えることができる。
【0044】
最後に、使用者は巻かれた吸入カバー部44を本体カバー部41の後端に位置させた状態で、係止部52を被係止部55a、55bに係止することで、吸入カバー部44を本体カバー部41側に巻いた状態に保持することができる。このような手順によって、ネックピロー100を本体部21に空気が入った状態にすることができる。吸入カバー部44を本体カバー部41側に巻いた状態に保持することで、使用するときのネックピロー100をコンパクトにすることができる。更に、吸入部24と筒状部26とが密着された状態を維持することができ、本体部21内の空気が吸入口25から外に漏れ出るのを抑制することができる。使用者は、係止部52と被係止部55a、55bとを下側にした状態で、開放部11を通して自身の頸を頸挿通部10に挿通させることでネックピロー100を使用する。
なお、係止部52を係止するときに後側の被係止部55aよりも前側の被係止部55bに係止することで本体部21内の空気の圧力を上昇させることができるために、使用者の
好みの弾力感に応じて係止部52を係止する被係止部55a、55bを選択することができる。
【0045】
次に、ネックピロー100の空気を抜いてコンパクトに保管できる状態にする手順について図7を参照して説明する。
まず、使用者は被係止部55a、55bから係止部52を取り外すことで係止部52と被係止部55a、55bとの間の係止を解除する。次に、使用者は折り畳むように巻かれた吸入カバー部44を巻かれる前の状態に戻す。次に、図7(a)に示すように、使用者は手を吸入部24内に挿入して、筒状部26の前端を吸入口25から後側に向かって外部に引っ張り出す。このとき、使用者は、筒状部26の流出口27の開口縁に固定された摘み部29を摘んで引き出すことで容易に筒状部26の前端を引っ張り出すことができる。なお、摘み部29は筒状部26の透明とは異なる色であり、目立つ色が付されていることからカバー体40に覆われた暗い中でも容易に摘み部29を見つけることができる。
【0046】
次に、図7(b)に示すように、使用者は、本体カバー部41の両側をそれぞれ中央に向かって折り畳んで重ねる。
次に、図7(c)に示すように、使用者は、本体カバー部41を前端から吸入カバー部44の開口部45側に向かって巻いていく。ここで、本体カバー部41を巻いていくことで、本体カバー部41によって覆われた本体部21も吸入カバー部44の開口部45側に向かって巻かれていく。したがって、本体部21に入っていた空気は徐々に吸入部24側に向かって押し出され、筒状部26を通って流出口27から外部に排出される。使用者は、本体カバー部41から連続する吸入カバー部44も続けて開口部45側に向かって巻いていくことで、吸入カバー部44によって覆われた吸入部24も吸入カバー部44の開口部45側に向かって巻かれていき、吸入部24に入っていた空気も流出口27から外部に排出される。
【0047】
次に、図7(d)に示すように、使用者は、筒状部26が内側になるようにカバー体40を折り畳む。
最後に、図7(e)に示すように、使用者は、カバー体40の係止部52を保管用被係止部58に係止することで、ネックピロー100をコンパクトな状態に保持することができる。
【0048】
このように本実施形態のネックピロー100は、中空状の本体部21と、本体部21から一体で延出して、先端部に吸入口25を有する中空状の吸入部24と、吸入部24の内部に柔軟性がある材質で形成された筒状部26と、を有する。筒状部26は、吸入部24の先端部から本体部21に向かって延出しており、吸入口25から吸入された空気を本体部21に流出させるための流出口27を有する。使用者が本体部21内に空気を入れると、本体部21内に流出された空気によって本体部21内の圧力がある程度高くなる。高くなった空気の圧力によって筒状部26が萎むことにより流出口27が塞がるように変形する。このように、筒状部26は、本体部21内に流出された空気の圧力によって萎むことにより流出口27が塞がって逆止弁として機能する。したがって、ネックピロー100の内部に空気を入れた直後に空気が外に漏れ出るのを抑制することができる。
【0049】
また、本実施形態によれば、筒状部26は、吸入部24を本体部21側に向かって巻いていくことによって、吸入部24と共に本体部21側に向かって巻かれる。したがって、吸入部24と筒状部26とが密着することができるために、本体部21内の空間を密閉させることができ、本体部21内の空気が吸入口25から外に漏れ出るのを更に抑制することができる。また、吸入部24を本体部21側に向かって巻いていくことで、本体部21内の空気の圧力を上昇させることができることから、ネックピロー100を使用するときに使用者に対して適切な弾力感を与えることができる。更に、吸入部24を本体部21側
に向かって巻いていくことで、使用するときのネックピロー100をコンパクトにすることができる。
【0050】
以上、本発明を上述した実施形態により説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上述した実施形態では、寝具としてネックピロー100を一例として説明したが、この場合に限られず、例えば、エアーベッド、エアーマット、枕、抱き枕等であって空気を入れることで使用するものに用いることができる。
【0051】
上述した実施形態では、ネックピロー100はカバー体40を有する場合について説明したが、この場合に限られず、カバー体40を有していなくてもよい。ネックピロー100がカバー体40を有していない場合には、膨張体20の本体部21の外側面が使用者の頸と直接接触する。したがって、本体部21の外側面は、肌触りのよい材質に変更したり、肌触りのよい材質を貼り付けたりすることが好ましい。
【0052】
上述した実施形態では、係止部52が被係止部55a、55bに引っ掛けることで係止する場合について説明したが、この場合に限られない。係止部52および被係止部55a、55bは、使用者が吸入カバー部44を本体カバー部41側に巻いた状態を保持できる構造であればよく、例えば、ボタン、ホック等を用いてもよい。
【0053】
上述した実施形態では、筒状部26が吸入部24の後側の先端部から本体部21に向かって延出する場合について説明したが、この場合に限られない。筒状部26は、吸入部24と共に巻かれるように吸入部24と重なっていればよい。したがって、筒状部26は、吸入部24の前後方向の略中央から本体部21に向かって延出していてもよく、筒状部26が延出する基端の位置は限定されない。
上述した実施形態では、膨張体20、カバー体40の材質、形状、大きさについて具体的に説明したが、上述した材質、形状、大きさに限定されるものではなく適宜、変更することができる。
【符号の説明】
【0054】
100:ネックピロー 10:頸挿通部 11:開放部 20:膨張体 21:本体部
22:後部 23a、23b:側部 24:吸入部 25:吸入口 26:筒状部 27:流出口 30a、30b:芯部材 40:カバー体 41:本体カバー部 44:吸入カバー部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7