(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166040
(43)【公開日】2023-11-20
(54)【発明の名称】サプリメント
(51)【国際特許分類】
A23L 33/105 20160101AFI20231113BHJP
A23L 33/10 20160101ALI20231113BHJP
A61K 33/00 20060101ALI20231113BHJP
A61K 9/48 20060101ALI20231113BHJP
A61K 47/02 20060101ALI20231113BHJP
A61K 47/36 20060101ALI20231113BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20231113BHJP
A61K 47/12 20060101ALI20231113BHJP
A61K 47/04 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/22 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/074 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/185 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/815 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/48 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/258 20060101ALI20231113BHJP
A61K 36/67 20060101ALI20231113BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20231113BHJP
A61P 25/04 20060101ALI20231113BHJP
A61P 3/00 20060101ALI20231113BHJP
A61P 1/16 20060101ALI20231113BHJP
A61P 13/12 20060101ALI20231113BHJP
A61P 37/04 20060101ALI20231113BHJP
A61P 9/00 20060101ALI20231113BHJP
A61P 17/16 20060101ALI20231113BHJP
【FI】
A23L33/105
A23L33/10
A61K33/00
A61K9/48
A61K47/02
A61K47/36
A61K47/26
A61K47/12
A61K47/04
A61K36/22
A61K36/074
A61K36/185
A61K36/815
A61K36/48
A61K36/258
A61K36/67
A61P43/00 121
A61P25/04
A61P3/00
A61P1/16
A61P13/12
A61P37/04
A61P9/00
A61P17/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022076802
(22)【出願日】2022-05-08
(71)【出願人】
【識別番号】520026777
【氏名又は名称】フリーダム福岡合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100180921
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】山崎 修司
【テーマコード(参考)】
4B018
4C076
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4B018MD01
4B018MD07
4B018MD09
4B018MD31
4B018MD34
4B018MD36
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4C088ZC75
(57)【要約】
【課題】 本発明は、生薬と水素との相乗効果が期待でき、特に、より効果的に水素を体内に取り込むことが可能となるサプリメントを提供することを目的とする。
【解決手段】 使用者が服用することにより健康に寄与するサプリメントであって、生薬と、水と化学反応することにより水素を発生させる水素発生剤とを備えるサプリメントである。生薬の薬効と水素の体内における還元作用の相乗効果により、従来よりも健康に寄与するサプリメントを提供することが可能となる。また、経口摂取したサプリメントに含まれる水素発生剤が、体内の水分と反応して水素を発生させる。このため、気体中又は液体中の水素を経口摂取する場合と比較して、効率よく水素を体内に取り込ませることが可能となる。
【選択図】 なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が服用することにより健康に寄与するサプリメントであって、
生薬と、
水と化学反応することにより水素を発生させる水素発生剤とを備えるサプリメント。
【請求項2】
前記水素発生剤は、固体である、請求項1記載のサプリメント。
【請求項3】
前記生薬及び前記水素発生剤を含有する容器をさらに備え、
前記容器は、腸溶性である、請求項1記載のサプリメント。
【請求項4】
前記水素発生剤は、炭酸水素ナトリウム、澱粉、オリゴ糖、難消化性デキストリン、クエン酸、及び、二酸化ケイ素を有する、請求項1記載のサプリメント。
【請求項5】
前記生薬としてザイナマイト、霊芝、トンカットアリ、クコシ、コロハ、田七ニンジン、又は、ヒハツを有する、請求項1記載のサプリメント。
【請求項6】
前記生薬として、ザイナマイト、霊芝、トンカットアリ、クコシ、コロハ、田七ニンジン、及び、ヒハツを有する、請求項5記載のサプリメント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サプリメントに関し、特に、使用者が服用することにより健康に寄与するサプリメントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、健康に寄与する生薬は多数知られている。また、水素の還元力が健康に寄与することも広く知られている。
【0003】
例えば、これまでに水素を原料水に溶解させた飲料用水素含有水が知られている(特許文献1)。特許文献1には、生薬抽出物を添加することも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、水素が水に溶解できる量は限られている。そのため、使用者が服用して摂取できる水素もおのずと限られることとなる。
【0006】
また、特許文献1には、水素ガスが溶解した原料水に、添加する多数の候補の1つに生薬抽出物が挙げられているものの、生薬と水素との相乗効果について記載も示唆もない。
【0007】
そこで、本発明は、生薬と水素との相乗効果が期待でき、特に、より効果的に水素を体内に取り込むことが可能となるサプリメントを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点は、使用者が服用することにより健康に寄与するサプリメントであって、生薬と、水と化学反応することにより水素を発生させる水素発生剤とを備えるサプリメントである。
【0009】
本発明の第2の観点は、第1の観点のサプリメントであって、前記水素発生剤は、固体である。
【0010】
本発明の第3の観点は、第1の観点のサプリメントであって、前記生薬及び前記水素発生剤を含有する容器をさらに備え、前記容器は、腸溶性である。
【0011】
本発明の第4の観点は、第1の観点のサプリメントであって、前記水素発生剤は、炭酸水素ナトリウム、澱粉、オリゴ糖、難消化性デキストリン、クエン酸、及び、二酸化ケイ素を有する。
【0012】
本発明の第5の観点は、第1の観点のサプリメントであって、前記生薬としてザイナマイト、霊芝、トンカットアリ、クコシ、コロハ、田七ニンジン、又は、ヒハツを有する。
【0013】
本発明の第6の観点は、第5の観点のサプリメントであって、前記生薬として、ザイナマイト、霊芝、トンカットアリ、クコシ、コロハ、田七ニンジン、及び、ヒハツを有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の各観点によれば、生薬の薬効と水素の体内における還元作用の相乗効果により、従来よりも健康に寄与するサプリメントを提供することが可能となる。具体的には、水素の存在により生薬の酸化を抑制することが可能となるため、生薬の薬効を高く維持することが可能となる。
【0015】
また、本発明の各観点によれば、経口摂取したサプリメントに含まれる水素発生剤が、体内の水分と反応して水素を発生させる。このため、気体中又は液体中の水素を経口摂取する場合と比較して、効率よく水素を体内に取り込ませることが可能となる。
【0016】
さらに、本発明の各観点によれば、水素発生剤が、体内の水分と反応して水素を発生させるため、気体中又は液体中の水素を経口摂取する場合と比較して、持続的に水素を体内に取り込むことが可能となる。
【0017】
さらに、本発明の第2の観点によれば、水素を含有するサプリメントを固体として提供することが可能となる。このため、専用の装置を用いて使用者が気体中又は液体中の水素を摂取する場合と比較して、保存及び携帯が容易なサプリメントを提供することが可能となる。
【0018】
さらに、本発明の第3の観点によれば、腸で溶けて水素発生剤が水と反応して水素を発生させる。このため、発生した水素を高確率で体内に取り込むことが可能となる。
【0019】
また、特許文献1では、一般的な話として、様々な添加物を列挙する中に生薬抽出物を添加してもよい旨を記載するにとどまり、水素と高い相乗効果が期待できる生薬について具体的な記載も示唆もない。
【0020】
本発明の第5又は第6の観点によれば、膨大な生薬の中から水素と相乗効果が期待できるものをサプリメントとして提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明の実施例は、以下に記載する内容に限定されるものではない。
【実施例0022】
本実施例に係るサプリメントは、体内の水と反応して水素を発生させる水素パウダー(本願請求項に記載の「水素発生剤」の一例)と、生薬とがカプセルに内包されている。生薬としては、ザイナマイト、霊芝、トンカットアリ、クコシ、コロハ、田七ニンジン、及び、ヒハツが含まれている。
【0023】
水素パウダーは、固体として腸溶性のカプセル(本願請求項に記載の「容器」の一例)に含有されている。このため、本実施例に係るサプリメントは、腸でカプセルが溶けて腸で水素が発生する。結果として、専用の装置を用いて使用者が気体中又は液体中の水素を経口摂取する場合と比較して、高濃度に、かつ、持続的に水素を体内に取り込ませることが可能となる。
【0024】
水素パウダーとして、炭酸水素ナトリウム、澱粉、オリゴ糖、難消化性デキストリン、クエン酸、及び、微粒形状の二酸化ケイ素が含まれる。
【0025】
本実施例に係るサプリメントが含有する生薬には、以下のような薬効が期待され、水素の還元作用と相まって健康増進効果が期待できる。具体的には、水素の存在により生薬の酸化を抑制することが可能となるため、生薬の薬効を高く維持することが可能となる。
【0026】
ザイナマイトには、鎮痛効果及び疲労回復効果が期待される。
【0027】
霊芝には、体内のバランスを正常に戻し、血液を浄化する効果が期待される。
【0028】
トンカットアリには、ホルモンバランスを整え、肝機能・腎機能を改善し、血流を改善する効果が期待される。
【0029】
クコシには、滋養強壮や、血糖値及び血圧の値を改善する効果が期待される。
【0030】
コロハには、免疫力を上げる効果が期待される。
【0031】
田七ニンジンには、肝機能を改善する効果が期待される。
【0032】
ヒハツには、体温を上昇させ、皮膚などを保湿する効果が期待される。
【0033】
なお、本実施例では、水素パウダー及び7種類の生薬を含有するサプリメントについて記載した。しかし、水素パウダーと1種類以上の生薬とのみを含有するサプリメントであってもよい。