(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166295
(43)【公開日】2023-11-21
(54)【発明の名称】集客・人材定着管理システム及び集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/1053 20230101AFI20231114BHJP
【FI】
G06Q10/10 322
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022077265
(22)【出願日】2022-05-09
(71)【出願人】
【識別番号】522062900
【氏名又は名称】株式会社テイチャク
(74)【代理人】
【識別番号】110002882
【氏名又は名称】弁理士法人白浜国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】磯野 哲也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA08
(57)【要約】
【課題】所定の通信媒体を利用して、就活者が希希望している職種の就活情報を定期的に送信し、その感触を受信しながら、就活情報を提供すると共に、就職後のフォローをしっかり行うことができる集客・人材定着管理システムを得る。
【解決手段】就活者の就活者端末10と、就活者に就活情報を提供する人材集客管理サイトとをネットワークで通信可能に備えた集客・人材定着管理システム1である。そして、就活者の就活者端末10と人材集客管理サイト100との関連付けを増やす関連付け手段と、就活者端末10と人材集客管理サイト100との間でのやり取りを行う通信手段とを備え、やり取りの感触に応じた就活情報を提示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムにおいて、
前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付け手段と、
前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信手段とを備え、
前記人材集客管理サイトは、前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示することを特徴とする集客・人材定着管理システム。
【請求項2】
前記就活者端末の就活に係るWEBページへのアクセスの度合いの前記感触は、第1の所定値範囲は、前記就活者に企業が知られた認知数とし、第2の所定値範囲は興味者数、第3の所定値範囲は検討中数、第4の所定値範囲は準入社見込数、第5の所定値範囲は入社見込数とし、これらをスコア値にして、企業担当者端末に表示させることを特徴とする請求項1記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項3】
前記人材定着支援サイトの入社後支援処理部は、企業サーバから前記就活者が企業に入退社したことを示す入退社完了情報を受信し記憶する入退社完了情報記憶手段と、
一定期間毎に、前記入退社完了情報を読み込み、当該入退社完了情報に含まれている社員端末に、状況を問い合わせるメッセージを送信するメッセージ送信手段と、
前記メッセージに対する応答メッセージを前記入退社完了情報に関連付けて記憶する応答メッセージ記憶手段と、
前記応答メッセージに基づき離職スコアを求め、当該離職スコアの情報を企業担当者端末に送信する離職スコア送信手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項4】
前記離職スコアの度合いに応じて、注意、やや注意、及び問題無しに分けて、これらに社員を関連付けて前記企業担当者端末に送信することを特徴とする請求項3記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項5】
前記応答メッセージを相談員端末に送信して、支援メッセージをその前記社員端末に送信する支援メッセージ送信手段と、を有することを特徴とする請求項3記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項6】
前記相談員端末は、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、及び上司関係のうち、いずれかのケアの支援要請情報を受け付けることを特徴とする請求項5記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項7】
前記相談員端末と前記社員端末との間での前記ケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とすることを特徴とする請求項6記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項8】
前記通信手段は、所定の通信サービスを利用することを特徴とする請求項1に記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項9】
前記所定の通信サービスは、SNSであることを特徴とする請求項1に記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項10】
前記所定の通信サービスは、SMSであることを特徴とする請求項1に記載の集客・人材定着管理システム。
【請求項11】
所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法であって、
前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付けステップと、
前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信ステップと、
前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するステップと、
を備えることを特徴とする集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、就活者が操作するデータ端末で利用可能なSNS及びSMSに対して就活状況、就職状況、職務状況に適応する集客・人材定着管理システム及び集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、就職活動はWEB上でも可能になって来ている。就職活動は在学中に行う人、既に職業に就いていた経歴を持つ人が行う転職による就職活動等がある。また、パート、アルバイト等の就活もある。
【0003】
一方、近年は就活も、スマートフォン(高機能携帯端末ともいう)、パソコン等を用いたWEBネットで行えるようになって来ている。このような就活の支援を行うものとして以下に説明する特許文献がある。
【0004】
例えば、特許文献1は、求人企業端末とメインシステムとの接続を、SNSシステムを介して確立された状態において、求人情報とともにSNSシステムのユーザである求人企業の社員を抽出し、これをSNSユーザ登録社員として記憶する。
【0005】
また、SNSユーザ登録社員に関するソーシャルグラフを得て求職者を含むかどうかを検索し、検索された求職者のあるときはこれを求人企業端末に向けて通知する。
【0006】
求職者端末とメインシステムとの接続を、SNSシステムを介して確立された状態において、希望求職情報を得て記憶する。また、求職者に関するソーシャルグラフを得て求人企業のSNSユーザ登録社員を含むかどうかを検索し、これがあるときはこれを求職者端末に向けて通知する。
【0007】
これによって、インターネット環境上でのSNSシステムを利用して、求人タイミングと求職タイミングとの雇用時期の調整が図れるようにしている。すなわち、直接、求人企業及び求職者は、各々が接触することなく、互いの情報を取得できる。
【0008】
一方、特許文献2は、エンジニアに対して想定される年収をWEB上で提示するシステムである。このため、エンジニアのスキル(例えば、使用経験のあるプログラミング言語、ソフトウェアフレームワーク等)を取得して、収入予測モデルを用いて予測する。この予測に基づいてエンジニアに求人を行う。
【0009】
また、特許文献3は、ネットワーク上に公開された複数のサイトにアクセスしたユーザを収集し、これらの単語情報の出現頻度に基づいて属性を決定し求職者に合った職業を推薦している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特許第4798673号公報
【特許文献2】特許第6837699号公報
【特許文献3】特開2020-91539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、就活者は、自身にあった企業を見つけたとしても、常に迷っており、他の企業のサイトの情報と比較したりするのが一般的である。また、就職したとしても、自身に合わなかったりして離職してしまう場合もある。
【0012】
一方、特許文献1は、主としてSNSシステムを利用して、求人タイミングと求職タイミングとの雇用時期の調整を図るものであり、特許文献2は、アクセスしてきたエンジニアのスキルで年収を推定するものであり、さらに特許文献3は、アクセスしてきたユーザの問い合わせ情報等に含まれている単語の頻度で属性を決定して、その属性に含まれているサービス情報をそのユーザに提供するものである。
【0013】
WEBによる求人広告というのは、掲載時期が長いと費用もかかるので、できるだけ短時間で希望の人を採用したい。
【0014】
また、就活は面談しながら企業の特徴、良い箇所等を説明した方が採用担当者はその就活者がどう感じているのか、あるいは別の企業も考えているのかが感触で分かる。
【0015】
ところが、いずれの上記特許文献も、求職者に対して、その企業の情報だけを提供するものであるので、別の企業も考えている就活者にとっては煩わしい。また、上記のような特許文献は、就職後は何ら就職者に対してフォローを行うものではないので、企業が費用と時間をかけて採用した就職者が自身に合わないと感じた場合は、直ぐに離職してしまう場合もある。
【0016】
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、SNS及びSMSを利用して、就活者が希望している職種や待遇の就活情報を定期的に送信し、その感触を受信しながら、就活情報を提供すると共に、就職後のフォローをしっかり行うことで企業に就職した従業者の定着率を向上できる人材集約管理システム及び人材集約管理システムの人材管理方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様として、所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムにおいて、前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付け手段と、前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信手段とを備え、前記人材集客管理サイトは、前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示することを特徴とする。
【0018】
本発明の第2の態様として、前記就活者端末の就活に係るWEBページへのアクセスの度合いの前記感触は、第1の所定値範囲は、前記就活者に企業が知られた認知数とし、第2の所定値範囲は興味者数、第3の所定値範囲は検討中数、第4の所定値範囲は準入社見込数、第5の所定値範囲は入社見込数とし、これらをスコア値にして、企業担当者端末に表示させることを特徴としてもよい。
【0019】
本発明の第3の態様として、前記人材定着支援サイトの入社後支援処理部は、企業サーバから前記就活者が企業に入退社したことを示す入退社完了情報を受信し記憶する入退社完了情報記憶手段と、一定期間毎に、前記入退社完了情報を読み込み、当該入退社完了情報に含まれている社員端末に、状況を問い合わせるメッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記メッセージに対する応答メッセージを前記入退社完了情報に関連付けて記憶する応答メッセージ記憶手段と、前記応答メッセージに基づき離職スコアを求め、当該離職スコアの情報を企業担当者端末に送信する離職スコア送信手段と、を有することを特徴としてもよい。
【0020】
本発明の第4の態様として、前記離職スコアの度合いに応じて、注意、やや注意、及び問題無しに分けて、これらに社員を関連付けて前記企業担当者端末に送信することを特徴としてもよい。
【0021】
本発明の第5の態様として、前記応答メッセージを相談員端末に送信して、支援メッセージをその前記社員端末に送信する支援メッセージ送信手段と、を有することを特徴としてもよい。
【0022】
本発明の第6の態様として、前記相談員端末は、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、及び上司関係のうち、いずれかのケアの支援要請情報を受け付けることを特徴としてもよい。
本発明の第7の態様として、前記相談員端末と前記社員端末との間での前記ケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とすることを特徴としてもよい。
【0023】
本発明の第8の態様として、所定の通信サービスを利用することを特徴とする。
【0024】
本発明の第9の態様として、前記所定の通信サービスは、SNSであることを特徴とする。
【0025】
本発明の第10の態様として、前記所定の通信サービスは、SMSであることを特徴とする。
【0026】
本発明の第11の態様として所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法であって、前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付けステップと、前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信ステップと、前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
以上のように本発明によれば、所定の通信サービスを利用しながら、就活者が希望している職種の就活情報を定期的に送信し、その感触を定量的に企業に知らせることができ、かつ、就職後のフォローをしっかり行うことで、企業に就職した従業者の定着率を向上できると共に退職した従業者の希望している職種の就活情報を定期的に送信し、雇用創生にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【
図1】本実施の形態の集客・人材定着管理システムの概略構成図。
【
図2】本実施の形態の基本動作を説明するフローチャート。
【
図3】本実施の形態の動作を説明するシーケンスを説明するフローチャート。
【
図4】本実施の形態の動作を説明するシーケンスを説明するフローチャート。
【
図5】本実施の形態の動作を説明するシーケンスを説明するフローチャート。
【
図6】本実施の形態の動作を説明するシーケンスを説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
【0030】
以下に示す実施の形態は、発明の技術的思想(構造、配置)を具体化するための装置や方法を例示したものであって、本発明の技術的思想は、下記のものに特定されるものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において、種々の変更を加えることができる。特に、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。
【0031】
本実施の形態の概要は、所定の通信ツール、例えばSNS(Social Networking Service)を利用して、就活中の相手を登録した状態で、登録者が希望している職種や待遇の就活情報を定期的に送信し、その感触を受信しながら、就活情報を提供する集客・人材定着管理システム1である。なお、SNSは、Line(登録商標)、FaceBook(登録商標)、Instagram(登録商標)等があるが、本発明の適用にあっては、いずれでも適用可能であり、これより新規に提供されるアプリケーションであっても構わない。したがって、データ端末として使用されるオペレーティングシステムの違いによっても、本発明の適用には支障がない。
【0032】
そして、就活に成功したら、就職先での活動報告を受信して、悩み等に問答形式で対応し、すぐに離職してしまわないように人材管理を行う集客・人材定着管理システム1である。
【0033】
さらに、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、労働条件、職場環境、対人関係、仕事内容及び上司関係に至るケアを、SNS(Social Networking Service)を介して継続的に支援して、フォローアップする集客・人材定着管理システム1である。以下に、一例を図にして実施の形態として説明する。
【0034】
図1は、本実施形態を示す集客・人材定着管理システム1の概略構成図である。以下、就活者が操作するデータ端末で利用可能なSNSに対して就活状況、就職状況、職務状況に適応する集客・人材定着管理システムについて詳述する。
【0035】
図1に示すように、就職活動を行う複数の例えばスマートフォン(以下、就活者端末10という)と、SNSサーバ20と、複数の企業の企業担当者端末30と、就活の相談又は支援する相談員端末40と、求人を行っている企業サーバ50、人材集客管理サイト100(コンピュータシステム)と、SNSサイト120とをインターネット網60で接続している。なお、就活者端末10には、ダウンロードしたアプリケーションがインストールされており、タッチパネル画面上でアプリをタップすることで、所望のアプリを起動することができる。ここで、所望のアプリには、SNSもしくは後述するSMSが含まれる。就活者端末10のユーザは、SNSにアカウントを登録することで、SNSを随時起動し、コミュニケーションツールとして友達、家族等との情報交換が可能となる。なお、SMSの場合は、電話番号を登録することでコミュニケーションツールとして友達、家族等との情報交換が可能となる。
就活者端末10は、人材集客管理サイト100と通信する就活支援アプリ(SNS上でAPI連系する)をSNSサーバ20からインストールしている。
【0036】
前述の就活者端末10は、パソコン、タブレットでも構わない(総称して就活者パソコンともいう)。
【0037】
また、相談員というのは、人材集客管理サイト100の担当者でも、専門知識を有する医師、セラピニスト、労働問題専門家でも構わない。
【0038】
人材集客管理サイト100のSNSサイト120は、少なくとも、記憶部126と、入社前就活支援処理部122と、入社後支援処理部124とを備えている。これらは、コンピュータ(RAM(Random access memory)、ROM(Read only memory)、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等)に実行させるソフトウエアプログラムである。
【0039】
記憶部126は、複数の企業担当者端末30からの、企業名、業種、採用条件(年齢、給与、・・)を含む企業登録情報を記憶している。また、就活者端末10からの就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、地域、電話番号、メールアドレス、年月日時刻を含む)を、SNSサイト120を介して収集している。
なお、人材募集者の募集者端末として機能する企業担当者端末30から収集した上記募集要項を取得して記憶部126に蓄積して管理する。
【0040】
入社前就活支援処理部122は、就活者端末10からアプリ起動のアクセスがある毎に、このアクセス情報に該当する就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、給与、地域)に含まれている希望職種に該当する企業登録情報を記憶部から読み出して、その就活者端末10に送信する手段と、企業登録情報に対するアクセスが就活者端末10から受信した場合は、そのアクセス回数を求め、これを、その企業登録情報に関連付けて記憶する手段と、定期的(例えば、3日、一週間)に、企業登録情報に関連付けられているアクセス回数や送信メッセージ内から遷移したWEBページの滞在時間やアクセス後の経過時間を読み込み、このアクセスの度合いに応じた感触画面情報(認知数、興味数、・・見込み)を生成して企業担当者端末30に送信する手段を備えている。
【0041】
また、就活者端末10から企業登録情報に対するアクセスが所定期間(1日、3日)ない場合は、この就活者端末10の就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、給与、地域)を満たす次の企業登録情報を、その就活者端末宛てに送信する手段とを備えている。この次の企業登録情報の検索は、AI(artificial intelligence)を用いて次に就活者がアクセスする可能性が高い情報を検索している。
【0042】
一方、入社後支援処理部124は、企業担当者端末30から就活者が企業に入社したことを示す入社完了情報(氏名、就活者登録情報、企業登録情報、年月日時刻)を受信した場合は、就活者登録情報を社員情報とし、これを該当の企業登録情報に関連付けて記憶部126に記憶する手段と、一定期間(1週間、1か月、3か月、6か月、1年、2年)毎に、入退社完了情報(氏名、就活者登録情報、企業登録情報、年月日時刻)を読み込み、この入退社完了情報(氏名、就活者登録情報、企業登録情報、年月日時刻)に含まれている社員端末宛(就職後の就活者端末10をいう)に、状況を問い合わせるメッセージを送信する手段を備えている。なお、記憶部126は、企業サーバから就活者が企業に入退社したことを示す入退社完了情報を受信し記憶する。
【0043】
さらに、入社後支援処理部124は、このメッセージに対する応答メッセージを入社完了情報(氏名、就活者登録情報、企業登録情報、年月日時刻)に関連付けて記憶する処理と、応答メッセージを解析して離職スコアを求め、この離職スコアの情報を企業担当者端末30に送信する手段とを備えている。
一方、応答メッセージを相談員端末40に送信して、支援メッセージをその社員端末に送信する支援メッセージ送信手段と、を有する。そして、相談員端末40は、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、及び上司関係のうち、いずれかのケアの支援要請情報を受け付ける。相談員端末40と社員端末との間でのケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末10とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とする。
【0044】
図2は、本実施形態を示す集客・人材定着管理システム1の基本動作を説明するフローチャートである。なお、S10、S12、S14、S16は、各ステップを示す。以下、SNSを利用する就活者の就活者端末10と、前記就活者に就活情報を提供する人材集客管理サイト100とをネットワーク60で通信可能に備えた集客・人材定着管理システムについて詳述する。
【0045】
初めに、第三者は人材集客管理サイト100に就活者の就活者端末10をSNS登録するか否かを判断する。SNS登録すると判断した場合に処理はステップS12に進む。SNS登録しないと判断した場合に処理は終了する(S10)。
【0046】
SNS登録した場合、就活者の就活者端末10と人材集客管理サイト100との関連付けをSNS(Social Networking Service)で増やす関連付け手段と、就活者端末10と人材集客管理サイト100との間で就活情報のやり取りをする通信手段とを備えた集客・人材定着管理システム1より、やり取りの感触に応じた就活情報が就活者端末10に送信される(S12)。
【0047】
本処理では、就職が決まったと判断した場合に、処理はステップS16に進む。就職がまだ決まってないと判断した場合及び、離職した場合、処理はステップS12に戻り、就活を続ける(S14)。
【0048】
一方、ステップ(S14)で、就職が決まったと判断した場合は、就職後の支援を受ける(S16)。
本実施形態では、就活に成功したら、就職先での活動報告を受信して、悩み等に問答形式で対応し、すぐに離職してしまわないように人材管理が行われる。さらに、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、労働条件、 職場環境、対人関係、仕事内容及び上司関係に至るケアを、SNS(Social Networking Service)を介して継続的に支援して、フォローアップが行われる。
さらに、相談員端末40と社員端末との間でのケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末10とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とする。
【0049】
上記のように構成された集客・人材定着管理システム1について
図3~
図6のシーケンス図を用いてさらに説明する。本実施形態に示す集客・人材定着管理システム1は、SNSを利用する就活者の就活者端末10と、前記就活者に就活情報を提供する人材集客管理サイト100とをネットワークで通信可能に備えたシステムである。
図3~
図6は、本実施形態を示す集客・人材定着管理システムにおける人材集客管理シーケンスを説明するフローチャートである。なお、就活者端末10、SNSサーバ20、企業担当者端末30、相談員端末40、企業サーバ50、人材集客管理サイト100は、ハードウエア資源として、図示しないCPU、ROM、RAMを備え、補足的に外部記憶装置からオペレーティングシステムをRAMにロードして、各種のデータ処理を実現可能に構成されている。さらに、就活者端末10、SNSサーバ20、企業担当者端末30、相談員端末40、企業サーバ50、人材集客管理サイト100は、図示しない通信部を介して、インターネット網60に接続して、各種のWEBサイトを閲覧したり、メールの送受信をしたりすることができるように構成されている。なお、各端末、PC、サーバとは、APIを介して情報交換が実現される。また、各図中において、dに続く英数字で示すものは、各ステップを示す。
【0050】
(入社前)
図3に示すように、企業の採用担当者等は、企業担当者端末30(例えば、パソコン)を操作して、採用情報を入力して、人材集客管理サイト100に送信してSNSサイト120に登録する(d10a、・・・d10n)。採用情報というのは、企業名、業種、採用条件(年齢、給与、住所、電話番号、URL(Uniform Resource Locator)、年月日時刻、・・)等であり、記憶部126に記憶される。なお、採用情報を入力して、人材集客管理サイト100に送信しない場合もある。直接人材集客管理サイト100に入力する場合である。
【0051】
一方、就活者は就活者端末10を操作して任意で事前にダウンロードし、保持しているアプリ(SNSアプリ)を人材集客管理サイト100のSNSサーバ120に登録する(d12a、・・・、d12n)。このとき、個人情報の同意及び人材集客管理サイト100の利用規約の同意をした上で、就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、給与、地域、電話番号、メールアドレス、年月日時刻を含む)を登録する。
【0052】
そして、就活者は例えば就活者端末10のアプリを起動させ、アクセス情報(ID、パス、スマフォ番号、年月日時刻等)を人材集客管理サイト100のSNSサイト120に送信する(d15)。これらは、記憶部126に記憶される。
【0053】
パソコン110は、人材集客管理サイト100の全般を制御しており、人材集客管理サイト100は、SNSサイト120、入社前就活支援処理部122、入社後支援処理部124、記憶部126とから構成されている。
入社前就活支援処理部122は、このアクセス情報と記憶部126の、就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、給与、地域、電話番号、メールアドレス、年月日時刻を含む)が会員であることを示している場合は、このアクセス者(就活者)が希望する業種の企業登録情報を記憶部126から検索する(d16)。なお、集客・人材定着管理システム内に求人登録する機能はなくともよい。この場合、企業サーバ内で保持している求人情報をコピーしたりする。
【0054】
そして、検索した企業登録情報を就活情報として就活者端末10に送信する(d18)。この送信は、SNSサイト120(例えばLine(登録商標))で送信する(
図7参照)。例えば、
図7の画面に「よろしくお願いいたします。」及び「○○さん、はじめまして、友だち追加ありがとうございます。株式会社□□□□です。今後、最新のお仕事情報やオトクな情報・キャンペーン情報などを配信させていただきますので宜しくお願いします。」等の文字が表示される。また、この画面はお仕事検索ボタン、面接予約ボタン、WEB履歴書ボタン及びホームボタン(HOME)、あるいはそれに類する就活に便利なメニューが表示されタップすることによりそれぞれに機能する。なお、画面は企業担当者によって任意に設定するこが出来る。
【0055】
一方、就活者は、就活者端末10を操作して企業のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする(d20a、・・d20n)。
【0056】
人材集客管理サイト100のSNSサイト120の入社前就活支援処理部122は、アクセスがある毎に、このアクセス情報を記憶部126に記憶し、WEBページを閲覧したかどうかを判定する(d22)。
【0057】
WEBページ閲覧の場合は、応募(面接)のアクセス回数をカウンタ(図示せず)で計数し(d24)、この計数値を企業登録情報、就活者登録情報に関連付けて記憶部126に記憶する。
【0058】
また、d22において、WEBページ閲覧ではないと判定した場合は、タイマー(図示せず)が例えば一日(例えば、3時間、3日、6日でも構わない)を計測したかどうかを判断する(d126)。
【0059】
ここで、入社前就活支援処理部122が一日経過したと判断した場合は、この就活者はこの企業に興味がないと判定して、アクセス情報に該当する就活者登録情報(氏名、年齢、希望職種、給与、地域)を満たす次の企業登録情報を記憶部126より検索する(d128)。この次の企業登録情報の検索は、AI(artificial intelligence)を用いて次に就活者がアクセスする可能性が高い情報を検索している。
【0060】
そして、パソコン110は、検索した次の企業検情報を就活者端末10に送信する(d130)。人材集客管理サイト100のSNSサイト120の入社前就活支援処理部122は、d20i(d20a、20b、・・)に戻り、そのアクセス待ち状態となる(d132)。
【0061】
次に、就活者の企業への興味度等を示す感触画面情報について
図4を用いて説明する。
人材集客管理サイト100のSNSサイト120の入社前就活支援処理部122は、記憶部126に記憶されている計数値情報(WEBページへのアクセス計数値、企業登録情報、就活者登録情報等)を読み込み、例えばスコア化する(d140)。
【0062】
アクセス数を含めた複数の項目の掛け合わせにてスコアを算出しているものではあるが、例えば第1の所定値以下(例えば就活情報への2日連続アクセス)は、就活者に企業が知られた認知数とし、第2の所定値以下(3日連続アクセス)は興味者数、第3の所定値以下(3日連続アクセス、WEB履歴書の更新)は検討中数、第4の所定値以下(3日連続閲覧およびURLクリック回数3回)は準入社見込数、第5の所定値以上(URLクリック回数5回、URLリンク滞在時間201秒以上)は入社見込数とし、これらをスコア値にして、感触画面情報として記憶する(
図8参照)。
【0063】
そして、記憶部126の企業登録情報を読み込み、同一種類(ジャンル別)の企業の係数情報を検索する(d142)。
【0064】
検索した感触画面情報(応募解析スコア情報ともいう)を他の企業の企業担当者端末30に送信して表示させ(d144、d146)、処理を
図2のd148に戻す。表示される画面を
図8に示す。
図8に示すように、認知数、興味数、応募スコア、見込み数が数値化されているので、他の企業は採用募集のタイミングを見逃さない。応募検討後、
図3に示したd16へ戻る(d148)。
【0065】
(入社後)
次に、
図5を参照し入社後について説明する。
企業の採用担当者は、就活者が入社した場合は、就活者名と、年月日等を含む入社情報を、企業担当者端末30を操作して人材集客管理サイト100のSNSサイト120に登録する(d150、d152、d154)。
【0066】
人材集客管理サイト100のSNSサイト120の入社後支援処理部124は、企業担当者端末30から就活者が企業に入社したことを示す入社完了情報(氏名、就活者登録情報、企業登録情報、年月日時刻)を受信した場合は、この就活者登録情報を社員情報とし、これを該当の企業登録情報に関連付けて(タグ付け)、記憶部126に記憶する(d156)。
【0067】
そして、記憶部126の社員情報を読み込み、この社員のスマートフォン宛てに、例えば入社の挨拶などを送信して(d158a、・・。d158n)、表示させる(
図9参照)。この画面には、「お疲れ様です」及び「アンケートのご回答ありがとうございます。あっというまに、1月が過ぎ去ってもう2月ですね。2月4日は立春ということで、暦のうえでは春だそうです。春?、どこ、という気持ちでいっぱいではありますが。まだまだ寒い日が続きそうなので、ホッカイロやヒートテックを活用しつつ乗り切っていきましょう。よろしくお願いいたします。」等の文字が表示される。また、アンケート回答履歴ボタン、Q&Aボタン、匿名相談ボタン、外部相談ボタン及びWEB履歴書ボタンあるいはその他入社後支援に類するボタン等が表示され、タップすることにより、それぞれの機能が実行される。なお、企業担当者によって任意に設定出来る。
【0068】
また、既に入社している社員は、社員端末を操作して励ましメッセージ等を送信することが可能となる(d160a、・・、d160n)。
【0069】
一方、入社後支援処理部124は、入社後も支援している。シーケンス図は
図6を用いて説明する。
【0070】
図6に示すように、入社後支援処理部124は、記憶部126の社員情報を順次読み込み、この社員情報に含まれている情報が入社3か月以内の場合は、スマートフォン(社員端末)宛てに入社後の状況を問い合わせるメッセージ情報(氏名、担当名、年月日時)を送信する(d160)。
【0071】
このメッセージを受信した新人社員は、状況(氏名、端末番号、担当名、年月日時)を返信して記憶させる(d162)。
【0072】
また、入社後支援処理部124は、記憶部126の社員情報を順次読み込み、この社員情報に含まれている情報が入社3か月以上(例えば、6か月、1年、3年)の場合は、スマートフォン宛てに近況の状況を問い合わせるメッセージ情報(氏名、担当名、年月日時)を送信する(d166、d168)。
【0073】
このメッセージを受信した社員は、状況(氏名、端末番号、担当名、年月日時、メンタル・身体・環境・条件等)を返信して記憶させる(d170)。
【0074】
そして、これらの応答メッセージを解析して離職予兆スコアを求め(d172)、この離職スコアの情報を人事担当者パソコン(採用担当でもよい)に所定の形式で送信して(d174)、表示させる(
図10に示す離職スコア画面参照)。
【0075】
具体的には、この、離職スコアの度合いに応じて、注意、やや注意、問題無しに分けており、これらに人数を関連付けて記憶して、人事担当者パソコン(採用担当でもよい)に送信して表示させる。なお、この画面は、
図11及び
図12に示すような解析画面であってもよい。
【0076】
また、応答メッセージを支援者端末である相談員端末40に送信する(d176)。
【0077】
従って、入社後も早めに離職の兆候がわかるので、適切な支援が可能となり、結果として企業の利益につながる。
【0078】
相談員端末40は、メンタルケア、モチベーション、給与待遇、労働条件、職場環境、対人関係、仕事内容及び上司関係のうち、いずれかのケアの支援要請情報を受け付ける。
【0079】
相談員端末40と社員端末との間でのケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末10とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とする。
本実施形態によれば、就活者には、適切な就活情報を提供すると共に、就職後のフォローをしっかり行うことで、企業側の人材採用担当者には、短期間に離職してしまう事態を回避しつつ、採用した適正のある人材が就職先の企業において活躍して企業収益にも貢献できる一連の人材支援サービスシステムを構築できる。
さらに、DX時代において、従業者、使用者を含む雇用関係が進化しても、従業者、使用者が使用する端末を介して、就活支援、就職支援、就職後の従業者に対するメンタルケアを含めた最適な人材支援サービスシステムを構築できる。
また、就職した従業員が業務環境に適応できずに精神的に負担がかかる傾向をいち早く察知することができ、就職から離職までの期間が短期となることを回避しつつ、敢えて離職した場合でも、SNSまたはSMSというツールを利用する就活者に対して、再度、人材支援サービスシステムを利用してもらいながら、次の就職活動を支援することも可能となる。
【0080】
なお、離職する部署毎に従業期間もばらつくことが予想されるので、定型的なメッセージアプローチに限定されず評価指数を見直したり、統計処理をそれぞれの部署に最適な指数に基づく演算処理とすることで、個々の従業者に対してきめ細かく、適正なアプローチで職場環境を整備したりすることができる。
【0081】
〔他の実施形態〕
上記実施形態では、所定の通信ツール、例えばSNS(Social Networking Service)を利用する集客・人材定着管理システムについて説明したが、本発明は、SMS(ショートメッセージ/Short Message Service)、すなわち携帯電話(スマートフォンを含む)同士で電話番号を宛先にしてメッセージをやり取りするサービスを利用する集客・人材定着管理システムであっても適用可能である。
【0082】
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明の集客・人材定着管理システムは、個人の就活に限らず、大学生や専門学校をはじめとした学生の就職を支援する学生課システムと連携することで、幅広い人材に適応して最適な就職先を紹介できるシステムとしての利用価値も高まると期待される。
【0084】
以上の記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0085】
(1)所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムにおいて、前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付け手段と、前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信手段とを備え、前記人材集客管理サイトは、前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示することを特徴とする。
【0086】
(2)前記就活者端末の就活に係るWEBページへのアクセスの度合いの前記感触は、第1の所定値範囲は、前記就活者に企業が知られた認知数とし、第2の所定値範囲は興味者数、第3の所定値範囲は検討中数、第4の所定値範囲は準入社見込数、第5の所定値範囲は入社見込数とし、これらをスコア値にして、企業担当者端末に表示させることを特徴とする。
【0087】
(3)前記人材定着支援サイトの入社後支援処理部は、企業サーバから前記就活者が企業に入退社したことを示す入退社完了情報を受信し記憶する入退社完了情報記憶手段と、一定期間毎に、前記入退社完了情報を読み込み、当該入退社完了情報に含まれている社員端末に、状況を問い合わせるメッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記メッセージに対する応答メッセージを前記入退社完了情報に関連付けて記憶する応答メッセージ記憶手段と、前記応答メッセージに基づき離職スコアを求め、当該離職スコアの情報を企業担当者端末に送信する離職スコア送信手段と、を有することを特徴とする。
【0088】
(4)前記離職スコアの度合いに応じて、注意、やや注意、及び問題無しに分けて、これらに社員を関連付けて前記企業担当者端末に送信することを特徴とする。
【0089】
(5)前記応答メッセージを相談員端末に送信して、支援メッセージをその前記社員端末に送信する支援メッセージ送信手段と、を有することを特徴とする。
【0090】
(6)前記相談員端末は、仕事環境におけるメンタルケア、モチベーション、給与待遇、及び上司関係のうち、いずれかのケアの支援要請情報を受け付けることを特徴とする。
【0091】
(7)前記相談員端末と前記社員端末との間での前記ケアの結果、退職を選択し就活者となった際には再び就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するサポートを就活者本人の意向で利用可能とすることを特徴とする。
【0092】
(8)前記通信手段は、所定の通信サービスを利用することを特徴とする。
【0093】
(9)前記所定の通信サービスは、SNSであることを特徴とする。
【0094】
(10)前記所定の通信サービスは、SMSであることを特徴とする。
【0095】
(11)所定の通信媒体を介して、人材募集者の募集者端末から収集した募集要項に従う就活情報を就活者の就活者端末に配信するサービスを行う人材集客管理サイトを含む集客・人材定着管理システムの人材集約管理方法であって、前記就活者の前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの関連付けを行う関連付けステップと、前記就活者端末と前記人材集客管理サイトとの間でのやり取りを行う通信ステップと、前記就活者端末とのやり取りの感触に応じた就活情報を提示するステップと、を備えることを特徴とする。
【符号の説明】
【0096】
1 集客・人材定着管理システム
10 就活者端末
20 SNSサーバ
30 企業担当者端末
40 相談員端末
50 企業サーバ
60 ネットワーク
100 人材集客管理サイト
110 パソコン
120 SNSサイト
122 入社前就活支援処理部
124 入社後支援処理部
126 記憶部