(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166309
(43)【公開日】2023-11-21
(54)【発明の名称】乾操地域における緑化の促進、砂漠化の抑制法
(51)【国際特許分類】
A01G 20/00 20180101AFI20231114BHJP
【FI】
A01G20/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022096105
(22)【出願日】2022-05-09
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
2B022
【Fターム(参考)】
2B022AB01
2B022AB20
(57)【要約】
【課題】近年、世界各地で気候変動などによる砂漠化が進行している。
砂漠化は、砂嵐などの被害、生態系の破壊、耕作地の縮減などの影響があり、砂漠化の防止は課題となっていたが、有効な対策は難しかった。
【解決手段】対象となる砂漠(乾操地域)から最も近い水源から給水用のパイプラインを敷設する。
水源地域に給水をコンピューター制御で行う設備を建設する。
対象地域において、水、セメント(又は石灰)、現地の砂を配合してモルタルを作り、特定範囲に打設する。
ここに、生分解性原料を使用した保水材を一定の厚さで敷きつめ、周囲の砂を乗せて、芝生ロールを敷きつめる。
このような対策を行うことで、対象地域の緑化を促進し、砂漠化の進行を抑制し、課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
降水量が少なく砂漠化が進行している乾操地域における砂漠化進行の抑制策緑化策の方法である。
(条件1)
対象地域において、水、セメント(又は石灰)、現地の砂漠にある砂を配合してモルタルを作る。
(条件2)
(条件1)の対象地域の特定範囲に打設する。
この上に生分解性原料を使用した保水材を、一定の厚さで敷きつめる。
(条件3)
(条件2)の上に周辺の砂を乗せ、芝生ロールを敷きつめる。
(芝生は、冬でも根が枯れず、少量の水で植生可能)。
(条件4)
対象地域から比較的近い場所に水源を確保する。
(年間を通じて水を調達できる場所として、高山帯、河川、湖沼、貯水池などがある)。
水源から対象地域まで給水用パイプラインを敷設する。
水源地に給水制御を行う設備を建設する。
(条件1)(条件2)(条件3)(条件4)を満たすことにより、対象地域の緑化を促進し、砂漠化の進行を抑制する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法で使用する製品(モルタル、保水材)。
【請求項3】
請求項2に記載の製品を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天然ガス供給パイプラインなどの応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
長距離パイプラインの敷設技術
【0003】
生分解性原料の保水材の技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、世界各地で、気候変動などによる砂漠化が進行しているが、有効な対策が難しく、生態系の破壊、農作地の縮減、砂嵐などの被害が課題となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
対象となる乾操地域において、以下の対策を行うことで、課題を解決する。
(対策1)
対象地域から比較的近く年間を通じて水が確保できる場所に給水用の水源を作り、ここから対象地まで給水用パイプラインを敷設する。
又、給水をコンピューター制御で行うための設備を、水源地に建設する。
(水源は、高山帯、河川、湖沼、貯水池など限定されない)。
(対策2)
対象地域において、水、セメント(又は石灰)、現地の砂漠にある砂を配合してモルタルを作り、特定範囲に打設する。
(対策3)
打設したモルタルの上に、生分解性原料を使用した保水材を一定の厚さで敷きつめる。
この上に周囲の砂を乗せて、芝生ロールを敷きつめる。
(芝生は、冬でも根が枯れず少量の水で植生可能)。
以上の対策を行うことにより、対象地域の緑化を促進し、砂漠化の進行を抑制することで課題を解決する。