(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166310
(43)【公開日】2023-11-21
(54)【発明の名称】気体を骨格として利用する製品、構造物
(51)【国際特許分類】
A45B 19/02 20060101AFI20231114BHJP
E04H 15/20 20060101ALI20231114BHJP
【FI】
A45B19/02
E04H15/20 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022096106
(22)【出願日】2022-05-09
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
2E141
3B104
【Fターム(参考)】
2E141AA01
2E141AA02
2E141AA04
2E141AA06
2E141AA08
2E141AA09
2E141DD03
2E141DD14
2E141EE03
2E141EE04
2E141EE21
2E141HH01
3B104HA01
3B104HA03
3B104HA05
(57)【要約】
【課題】従来の折りたたみ製品、組み立て構造物は、骨格部材(フレーム)を関接部品を使って折り曲げる、又は取りはずして分解するなどの方法で行われていた。
これらの方法と比較して「折りたたまれている収納状態」と、「使用時の組み立て状態」の変換速度、変換作業の簡便性、製品、構造物自体の軽量化などの点で優れた方法を提供し、利用者の利便性に寄与する。
【解決手段】従来の折りたたみ製品、組み立て構造物は、骨格部材(フレーム)が固体であったのに対し、全体形状機能である布や樹脂に、樹脂製チューブを縫製、接着などの方法で接合し、このチューブへの気体の供給、充填によって骨格部材(フレーム)の機能を持たせ、チューブから気体を排出することによって折りたたみ収納できるようにする。
チューブへの気体の給排は専用装置で行い、この装置を通してのみチューブ内の気体の給排ができる密閉構造になっている。
この方法を用いることによって、課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(製品、構造物の機能)
製品、構造物の全体形状の機能は、折りたたむことができる布や樹脂などで作られている。
この布や樹脂などに、製品、構造物の骨格機能を持つ樹脂製チューブ(筒状)を縫製、接着などの方法で接合する。
このチューブに気体の供給(充填)、排出を行うことによって、製品、構造物を立体化(使用可能な状態)や、折りたたみ(収納状態)を行う方法。
布や樹脂などの折りたたんで収納、運搬が可能な素材で、製品、構造物の全体形状の部分を作り、ここに縫製、接着などの方法で接合された密閉構造の樹脂製チューブで製品、構造物の骨格部分を作る。
骨格機能のチューブに気体を供給することで製品、構造体の形状を組み立てて使用する、チューブから気体を排出することで折りたたむことができる構造によって、大型の製品、構造物もコンパクトに収納する方法。
【請求項2】
(製品、構造物の組み立て、収納の方法)
請求項1に記載の方法で使用する骨格機能チューブには、専用の装置を使用して気体の供給排出を行うための「接続用給排口」があり、ここを通してチューブ内の給排気を行う。
給排口以外に気体は出入りできない密閉構造になっており、チューブの給排口と給排気装置が接続している時だけ給排気ができる。
チューブ内に給排気を行う装置は、電動羽根車の正回転と逆回転の機能によって給排気を行う。
(給排気装置の寸法、形状は限定されない。又、対象製品、構造物の形状によってチューブを取り付ける位置や寸法、形状が変わるため、チューブ給排口の数は限定されない)
このような方法で、製品、構造物の組み立て、収納を行う方法。
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した製品、構造物
【請求項4】
請求項3に記載の製品、構造物を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体力学の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
折りたたみ製品、組み立て構造物の技術
【0003】
流体力学の応用技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の折りたたみ製品、組み立て構造物は、骨格の部材を、関接部品を使って折りたたむ、又は取りはずして分解するなどの方法で行っていた。
従来の方法と比較して「折りたたまれている収納状態」と「使用時の組み立てられた状態」の変換速度、変換作業の簡便性、製品、構造物自体の軽量化などの点で優れた方法を提供し、利用者の利便性に寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来の折りたたみ製品、組み立て構造物は、骨格部材(フレーム)が、固体であったのに対し、全体形状である布や樹脂に樹脂製チューブを縫製、接着などの方法で接合し、このチューブへの気体の供給、充填によって、骨格部材(フレーム)の機能を持たせ、チューブから気体を排出することによって、折りたたむ状態にする。
このチューブへの気体の供給、排出は、専用装置で行い、この装置を通してのみ行うことができる。
給排気装置は、電動羽根車の正回転によってチューブに気体を供給し逆回転によってチューブから気体を排出する。
(給排気装置の寸法、形状は限定されない。又、対象となる製品、構造物によって、チューブを取り付ける位置や寸法、形状が変わるため、チューブの給排気口の数は限定されない)。
このように製品、構造物を組み立てたり、折りたたんだりすることによって課題を解決する。
【実施例0006】
折りたたみ傘、キャンプ用テント、駐車場の屋根(エクステリア)、仮設の店舗、倉庫、休憩所、農業用ビニールハウス、など。