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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166318
(43)【公開日】2023-11-21
(54)【発明の名称】電磁弁制御装置
(51)【国際特許分類】
   F16K 31/06 20060101AFI20231114BHJP
【FI】
F16K31/06 310Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022121732
(22)【出願日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】P 2022077010
(32)【優先日】2022-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000102511
【氏名又は名称】SMC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100077665
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 剛宏
(74)【代理人】
【識別番号】100116676
【弁理士】
【氏名又は名称】宮寺 利幸
(74)【代理人】
【識別番号】100191134
【弁理士】
【氏名又は名称】千馬 隆之
(74)【代理人】
【識別番号】100136548
【弁理士】
【氏名又は名称】仲宗根 康晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136641
【弁理士】
【氏名又は名称】坂井 志郎
(74)【代理人】
【識別番号】100180448
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 亨祐
(72)【発明者】
【氏名】岡田 唯
【テーマコード(参考)】
3H106
【Fターム(参考)】
3H106EE48
3H106FB35
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電磁弁マニホールドの配線を簡略にする。
【解決手段】バルブマニホールド10は、電磁弁28を制御する制御信号を出力する制御モジュール16と、制御モジュール16に接続され、制御信号を電磁弁28に送信する制御ライン42を有する複数の電磁弁モジュール12と、を有し、電磁弁モジュール12は、制御モジュール16又は別の電磁弁モジュール12と連結され、電磁弁モジュール12の各々は、空気圧機器に供給される空気の圧力を検出する圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16に送るデータライン44を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気圧機器に供給する空気の流通経路を切り換える電磁弁を制御する電磁弁制御装置であって、
前記電磁弁を制御する制御信号を出力する制御モジュールと、
前記制御モジュールに接続され、前記制御信号を前記電磁弁に送信する制御ラインを有する複数の電磁弁モジュールと、
を有し、
前記電磁弁モジュールは、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールと連結され、
前記電磁弁モジュールの各々は、
前記空気圧機器に供給される空気の圧力を検出する圧力センサが検出した圧力情報を前記制御モジュールに送るデータラインと、
前記制御モジュールから前記圧力センサにクロック信号を送るクロックラインと、
前記制御モジュールから前記圧力センサに前記圧力センサを駆動する電力を供給する電源ラインと、
を有する、電磁弁制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電磁弁制御装置において、
前記電磁弁モジュールは、前記圧力センサを有する、電磁弁制御装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電磁弁制御装置において、
外部から空気が供給され、供給された空気を前記電磁弁モジュールに送る給排気ブロックを有し、
前記給排気ブロックは、前記制御モジュール又は前記電磁弁モジュールと連結され、
前記給排気ブロックは、前記データラインと、前記クロックラインと、前記電源ラインとを有する、電磁弁制御装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の電磁弁制御装置において、
前記電磁弁モジュールの各々は、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールに接続され、
前記電磁弁モジュールの各々は、前記データラインを複数有し、
前記電磁弁モジュールの各々は、第1コネクタと第2コネクタと、を有し、
前記第1コネクタは、第1端子と第2端子とを有し、
前記第2コネクタは、前記第2コネクタが別の前記電磁弁モジュールの前記第1コネクタに接続された場合に、前記第1端子と接触する第3端子を有し、
複数の前記データラインのうち1本の前記データラインは、前記第1端子と前記圧力センサとの間を導通し、
複数の前記データラインのうち別の1本の前記データラインは、前記第2端子と前記第3端子との間を導通する、電磁弁制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁弁を制御する電磁弁制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、電磁弁マニホールドが開示されている。当該電磁弁マニホールドは、複数のマニホールドブロックと、複数の電磁弁機構とを有する。各マニホールドブロックは、空気が流通する流路を有する。電磁弁機構は、各マニホールドブロックに取り付けられる。電磁弁機構は、マニホールドブロック内を流通する空気の経路を切り換える電磁弁を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第2511402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されている電磁弁マニホールドでは、各マニホールドブロックから空気圧シリンダに供給される空気の圧力を検出する圧力センサが設けられる。圧力センサが検出した圧力情報をPLC(Programmable Logic Controller)等に送るデータラインは、電磁弁マニホールドの外に配置される。そのため、配線の構成が複雑になる課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、空気圧機器に供給する空気の流通経路を切り換える電磁弁を制御する電磁弁制御装置であって、当該電磁弁制御装置は、前記電磁弁を制御する制御信号を出力する制御モジュールと、前記制御モジュールに接続され、前記制御信号を前記電磁弁に送信する制御ラインを有する複数の電磁弁モジュールと、を有し、前記電磁弁モジュールは、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールと連結され、前記電磁弁モジュールの各々は、前記空気圧機器に供給される空気の圧力を検出する圧力センサが検出した圧力情報を前記制御モジュールに送るデータラインと、前記制御モジュールから前記圧力センサにクロック信号を送るクロックラインと、前記制御モジュールから前記圧力センサに前記圧力センサを駆動する電力を供給する電源ラインと、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、電磁弁制御装置の中にデータラインが配線されるため、電磁弁制御装置の外に配置されるデータラインを少なくすることができる。その結果、配線の構成を簡略にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、バルブマニホールドの模式図である。
図2図2は、バルブマニホールドの模式図である。
図3図3は、バルブマニホールドの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
図1は、バルブマニホールド10の模式図である。本実施形態のバルブマニホールド10は、エアシリンダシステム及び真空エジェクタシステムにおいて用いられる。エアシリンダシステムとは、バルブマニホールド10に接続されたエアポンプから供給された圧縮空気を空気圧機器に送り、空気圧機器を動作させるシステムである。エアシリンダシステムにおいて、空気圧機器とは、例えば、エアシリンダ、エアチャック等である。真空エジェクタシステムとは、バルブマニホールド10に接続されたエアポンプから供給された圧縮空気により負圧を発生させ、バルブマニホールド10に接続された空気圧機器から空気を吸引するシステムである。真空エジェクタシステムにおいて、空気圧機器とは、例えば、吸着パッド等である。
【0010】
バルブマニホールド10において、複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14が連結可能である。連結された複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14に対して、制御モジュール16が連結される。
【0011】
本実施形態のバルブマニホールド10は、電磁弁モジュール12として、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dを有する。本実施形態のバルブマニホールド10は、給排気ブロック14として、中間給排気ブロック14a及び終端給排気ブロック14bを有する。本実施形態のバルブマニホールド10において、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d、終端給排気ブロック14bの順で連結される。
【0012】
本実施形態の図1に示す連結の態様は1つの例であり、各電磁弁モジュール12、及び、各給排気ブロック14の連結順序は、ユーザにより選択される。また、バルブマニホールド10における、電磁弁モジュール12の個数、及び、給排気ブロック14の個数は、ユーザにより選択される。
【0013】
中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bの各々は、第1コネクタ18を有する。各第1コネクタ18は、端子A0~端子A15を有する。
【0014】
制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dの各々は、第2コネクタ20を有する。各第2コネクタ20は、端子B0~端子B15を有する。
【0015】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続されることにより、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bが連結される。
【0016】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0とが接触し、端子A0と端子B0とが導通する。同様に、第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A1~A15の各々と第2コネクタ20の端子B1~端子B15の各々とが接触し、端子A1~A15の各々と端子B1~端子B15の各々とが導通する。
【0017】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10~端子A13の各々は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9~端子B12の各々は、本発明の第3端子に相当する。
【0018】
[制御モジュールの構成]
制御モジュール16は、出力ドライバ22、制御回路24及び内部電源26を有する。出力ドライバ22は、制御信号を出力する。制御信号に基づいて、各電磁弁モジュール12及び終端給排気ブロック14bに設けられる電磁弁28が駆動される。出力ドライバ22は、各電磁弁28に対応して設けられる半導体スイッチを有する。半導体スイッチがオンとなることにより、駆動用電源30から電磁弁28のコイル32に電力が供給される。
【0019】
制御回路24は、出力ドライバ22を制御する。制御回路24は、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b及び終端給排気ブロック14bに設けられる圧力センサ34と通信を行う。圧力センサ34には、増幅回路、AD変換回路、通信回路等が搭載される。そのため、圧力センサ34は、単体で、制御回路24と通信を行うことが可能である。制御回路24は、PLC36、及び、他のデバイスと通信する。他のデバイスとは、例えば、他のバルブマニホールド10等である。内部電源26は、制御回路24及び圧力センサ34に電力を供給する。
【0020】
制御モジュール16は、電源インタフェイス(不図示)、及び、通信インタフェイス(不図示)を有する。電源インタフェイスは、駆動用電源30から供給された電力の電圧を調整して、出力ドライバ22及び電磁弁28に送る。電源インタフェイスは、制御用電源38から供給された電力の電圧を調整して、制御回路24及び圧力センサ34に送る。
【0021】
制御モジュール16の第2コネクタ20において、端子B0は、駆動用電源30の正極に接続される。端子B1~端子B8は、出力ドライバ22の各スイッチに接続される。端子B9~端子B13は、制御回路24に接続される。端子B14は、内部電源26の正極に接続される。端子B15は、内部電源26の負極に接続される。
【0022】
[中間給排気ブロックの構成]
中間給排気ブロック14aには、外部から圧縮空気が供給される。中間給排気ブロック14aに供給された圧縮空気は、第1電磁弁モジュール12a及び第2電磁弁モジュール12bに送られる。
【0023】
中間給排気ブロック14aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の正極に接続される。
【0024】
中間給排気ブロック14aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A2と端子B2との間、端子A3と端子B3との間、端子A4と端子B4との間、端子A5と端子B5との間、端子A6と端子B6との間、端子A7と端子B7との間、端子A8と端子B8との間を導通する。制御ライン42は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の負極に接続される。
【0025】
中間給排気ブロック14aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A10と端子B10との間、端子A11と端子B11との間、端子A12と端子B12との間を導通する。
【0026】
中間給排気ブロック14aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。
【0027】
中間給排気ブロック14aには、複数の内部電源ライン48が設けられる。内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。同様に、内部電源ライン48は、端子A15と端子B15との間を導通する。
【0028】
[第1電磁弁モジュールの構成]
第1電磁弁モジュール12aは、第1マニホールドブロック50aと第1電磁弁ブロック52aとを有する。
【0029】
第1マニホールドブロック50aには、流路54が形成される。この流路54内を、中間給排気ブロック14aから送られた圧縮空気が流通する。第1マニホールドブロック50aにおいて、流路54内を流通する圧縮空気により、負圧が発生する。第1マニホールドブロック50aは、第1マニホールドブロック50aに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0030】
第1マニホールドブロック50aには、圧力センサ34が設けられる。第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34は、第1マニホールドブロック50aに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0031】
第1電磁弁ブロック52aは、電磁弁28を有する。第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0032】
第1電磁弁ブロック52aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0033】
第1マニホールドブロック50aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0034】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0035】
第1マニホールドブロック50aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0036】
第1マニホールドブロック50aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0037】
第1マニホールドブロック50aには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0038】
[第2電磁弁モジュールの構成]
第2電磁弁モジュール12bは、第2マニホールドブロック50bと第2電磁弁ブロック52bとを有する。
【0039】
第2マニホールドブロック50bには、流路54が形成される。この流路54内を、中間給排気ブロック14aから送られた圧縮空気が流通する。第2マニホールドブロック50bにおいて、流路54内を流通する圧縮空気により、負圧が発生する。第2マニホールドブロック50bは、第2マニホールドブロック50bに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0040】
第2マニホールドブロック50bには、圧力センサ34が設けられる。第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34は、第2マニホールドブロック50bに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0041】
第2電磁弁ブロック52bは、電磁弁28を有する。第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0042】
第2電磁弁ブロック52bには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28のコイル32の一端に接続される。
【0043】
第2マニホールドブロック50bには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0044】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A3と端子B2との間、端子A4と端子B3との間、端子A5と端子B4との間、端子A6と端子B5との間、端子A7と端子B6との間、端子A8と端子B7との間を導通する。
【0045】
第2マニホールドブロック50bには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0046】
第2マニホールドブロック50bには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0047】
第2マニホールドブロック50bには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0048】
[第3電磁弁モジュール]
第3電磁弁モジュール12cは、第3マニホールドブロック50cと第3電磁弁ブロック52cとを有する。
【0049】
第3マニホールドブロック50cには、流路54が形成される。この流路54内を、終端給排気ブロック14bから送られた圧縮空気が流通する。第3マニホールドブロック50cから空気圧機器等に圧縮空気が送られる。
【0050】
第3電磁弁ブロック52cは、電磁弁28を有する。第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0051】
第3電磁弁ブロック52cには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0052】
第3マニホールドブロック50cには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0053】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0054】
第3マニホールドブロック50cには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A10と端子B10との間、端子A11と端子B11との間、端子A12と端子B12との間を導通する。
【0055】
第3マニホールドブロック50cには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。
【0056】
第3マニホールドブロック50cには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。
【0057】
[第4電磁弁モジュール]
第4電磁弁モジュール12dは、第4マニホールドブロック50dと第4電磁弁ブロック52dとを有する。
【0058】
第4マニホールドブロック50dには、流路54が形成される。この流路54内を、終端給排気ブロック14bから送られた圧縮空気が流通する。第4マニホールドブロック50dから空気圧機器等に圧縮空気が送られる。
【0059】
第4電磁弁ブロック52dは、電磁弁28を有する。第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0060】
第4電磁弁ブロック52dには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の一端に接続される。
【0061】
第4マニホールドブロック50dには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0062】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A3と端子B2との間、端子A4と端子B3との間、端子A5と端子B4との間、端子A6と端子B5との間、端子A7と端子B6との間、端子A8と端子B7との間を導通する。
【0063】
第4マニホールドブロック50dには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A10と端子B10との間、端子A11と端子B11との間、端子A12と端子B12との間を導通する。
【0064】
第4マニホールドブロック50dには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。
【0065】
第4マニホールドブロック50dには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。
【0066】
[終端給排気ブロックの構成]
終端給排気ブロック14bには、外部から圧縮空気が供給される。終端給排気ブロック14bに供給された圧縮空気は、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dに送られる。
【0067】
終端給排気ブロック14bには、圧力センサ34が設けられる。終端給排気ブロック14bに設けられた圧力センサ34は、終端給排気ブロック14bに供給される圧縮空気の圧力を検出する。
【0068】
終端給排気ブロック14bは、電磁弁28を有する。終端給排気ブロック14bにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0069】
終端給排気ブロック14bには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と終端給排気ブロック14bにおける電磁弁28のコイル32の一端との間を導通する。
【0070】
終端給排気ブロック14bには、制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と終端給排気ブロック14bにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0071】
終端給排気ブロック14bには、データライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。
【0072】
終端給排気ブロック14bには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と、終端給排気ブロック14bにおける圧力センサ34との間を導通する。
【0073】
終端給排気ブロック14bには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と、終端給排気ブロック14bにおける圧力センサ34との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と、終端給排気ブロック14bにおける圧力センサ34との間を導通する。
【0074】
[作用効果]
従来から、バルブマニホールドから空気圧機器等に圧縮空気を送る配管に圧力センサが設けられていた。この圧力センサにより、バルブマニホールドから空気圧機器等に送られる圧縮空気の圧力が検出される。また、従来から、コンプレッサ等からバルブマニホールドに圧縮空気を送る配管に圧力センサが設けられていた。この圧力センサにより、コンプレッサ等からバルブマニホールドに送られる圧縮空気の圧力が検出される。圧力センサは、1台のバルブマニホールドに対して、複数設けられる。
【0075】
各圧力センサから出力された信号は、入力ユニットに送られる。入力ユニットにより、信号の増幅、信号のデジタル変換等が行われる。その後、入力ユニットからPLCに信号が送られる。そのため、ユーザは、各圧力センサと入力ユニットとを繋ぐ配線作業を行う必要がある。さらに、ユーザは、入力ユニットとPLCとを繋ぐ配線作業を行う必要がある。また、それらの配線は、バルブマニホールドの外部に配置されるため、配線の構成が複雑になる問題がある。
【0076】
そこで、本実施形態のバルブマニホールド10では、各電磁弁モジュール12のマニホールドブロック50が、データライン44、クロックライン46及び内部電源ライン48を有する。また、各給排気ブロック14が、データライン44、クロックライン46及び内部電源ライン48を有する。これにより、ユーザによる配線作業を低減できる。また、配線の一部が、バルブマニホールドの内部に配置されるため、配線の構成を簡略にできる。
【0077】
また、近年、増幅回路、AD変換回路、通信回路等が搭載された圧力センサ34の小型化が進んでいる。
【0078】
そこで、本実施形態のバルブマニホールド10では、各電磁弁モジュール12のマニホールドブロック50に圧力センサ34が設けられる。また、各給排気ブロック14に圧力センサ34が設けられる。これにより、各圧力センサ34と各マニホールドブロック50とを繋ぐ、ユーザによる配線作業を省くことができる。また、さらに、配線の構成を簡略にできる。
【0079】
本実施形態のバルブマニホールド10では、圧力センサ34を有する電磁弁モジュール12において、第1コネクタ18の端子A9に接続されたデータライン44が圧力センサ34に接続される。さらに、データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11~端子A12の各々と、端子B10~端子B11の各々との間を導通する。これにより、ユーザは、連結する順番を考慮することなく、各給排気ブロック14と各電磁弁モジュール12とを自由に連結させることができる。
【0080】
なお、本発明は、上述した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。
【0081】
第1実施形態では、コモン電源ライン40は、駆動用電源30の正極に接続される。これに対して、コモン電源ライン40は、駆動用電源30の負極に接続されてもよい。
【0082】
また、第1実施形態では、制御ライン42は、駆動用電源30の負極に接続される。これに対して、コモン電源ライン40は、駆動用電源30の負極に接続される場合、制御ライン42は、駆動用電源30の正極に接続されてもよい。
【0083】
コモン電源ライン40、制御ライン42、データライン44、クロックライン46、内部電源ライン48の各々の本数は、第1実施形態で示した本数に限らず、バルブマニホールド10の構成に応じて適宜増減させてよい。
【0084】
〔第2実施形態〕
図2は、バルブマニホールド10の模式図である。本実施形態のバルブマニホールド10は、真空ポンプシステムにおいて用いられる。真空ポンプシステムとは、バルブマニホールド10に接続された真空ポンプにより負圧を発生させ、バルブマニホールド10に接続された空気圧機器から空気を吸引するシステムである。真空ポンプシステムにおいて、空気圧機器とは、例えば、吸着パッド等である。
【0085】
バルブマニホールド10において、複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14が連結可能である。連結された複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14に対して、制御モジュール16が連結される。
【0086】
本実施形態のバルブマニホールド10は、電磁弁モジュール12として、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dを有する。本実施形態のバルブマニホールド10は、給排気ブロック14として、中間給排気ブロック14a及び終端給排気ブロック14bを有する。本実施形態のバルブマニホールド10において、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d、終端給排気ブロック14bの順で連結される。
【0087】
本実施形態の図2に示す連結の態様は1つの例であり、各電磁弁モジュール12、及び、各給排気ブロック14の連結順序は、ユーザにより選択される。また、バルブマニホールド10における、電磁弁モジュール12の個数、及び、給排気ブロック14の個数は、ユーザにより選択される。
【0088】
中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bの各々は、第1コネクタ18を有する。各第1コネクタ18は、端子A0~端子A15を有する。
【0089】
制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dの各々は、第2コネクタ20を有する。各第2コネクタ20は、端子B0~端子B15を有する。
【0090】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続されることにより、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bが連結される。
【0091】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0とが接触し、端子A0と端子B0とが導通する。同様に、第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A1~A15の各々と第2コネクタ20の端子B1~端子B15の各々とが接触し、端子A1~A15の各々と端子B1~端子B15の各々とが導通する。
【0092】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10~端子A13の各々は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9~端子B12の各々は、本発明の第3端子に相当する。
【0093】
[制御モジュールの構成]
制御モジュール16は、出力ドライバ22、制御回路24及び内部電源26を有する。出力ドライバ22は、制御信号を出力する。制御信号に基づいて、各電磁弁モジュール12に設けられる電磁弁28が駆動される。出力ドライバ22は、各電磁弁28に対応して設けられる半導体スイッチを有する。半導体スイッチがオンとなることにより、駆動用電源30から電磁弁28のコイル32に電力が供給される。
【0094】
制御回路24は、出力ドライバ22を制御する。制御回路24は、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dに設けられる圧力センサ34と通信を行う。圧力センサ34には、増幅回路、AD変換回路、通信回路等が搭載される。そのため、圧力センサ34は、単体で、制御回路24と通信を行うことが可能である。制御回路24は、PLC36、及び、他のデバイスと通信する。他のデバイスとは、例えば、他のバルブマニホールド10等である。内部電源26は、制御回路24及び圧力センサ34に電力を供給する。
【0095】
制御モジュール16は、電源インタフェイス(不図示)、及び、通信インタフェイス(不図示)を有する。電源インタフェイスは、駆動用電源30から供給された電力の電圧を調整して、出力ドライバ22及び電磁弁28に電力を送る。電源インタフェイスは、制御用電源38から供給された電力の電圧を調整して、制御回路24及び圧力センサ34に電力を送る。
【0096】
制御モジュール16の第2コネクタ20において、端子B0は、駆動用電源30の正極に接続される。端子B1~端子B8は、出力ドライバ22の各スイッチに接続される。端子B9~端子B13は、制御回路24に接続される。端子B14は、内部電源26の正極に接続される。端子B15は、内部電源26の負極に接続される。
【0097】
[中間給排気ブロックの構成]
中間給排気ブロック14aには、真空ポンプ(不図示)が接続される。真空ポンプにより、中間給排気ブロック14a内の空気が吸引される。
【0098】
中間給排気ブロック14aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の正極に接続される。
【0099】
中間給排気ブロック14aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A2と端子B2との間、端子A3と端子B3との間、端子A4と端子B4との間、端子A5と端子B5との間、端子A6と端子B6との間、端子A7と端子B7との間、端子A8と端子B8との間を導通する。制御ライン42は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の負極に接続される。
【0100】
中間給排気ブロック14aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A10と端子B10との間、端子A11と端子B11との間、端子A12と端子B12との間を導通する。
【0101】
中間給排気ブロック14aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。
【0102】
中間給排気ブロック14aには、複数の内部電源ライン48が設けられる。内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。同様に、内部電源ライン48は、端子A15と端子B15との間を導通する。
【0103】
[第1電磁弁モジュールの構成]
第1電磁弁モジュール12aは、第1マニホールドブロック50aと第1電磁弁ブロック52aとを有する。
【0104】
第1マニホールドブロック50aには、流路54が形成される。中間給排気ブロック14aに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第1マニホールドブロック50aは、第1マニホールドブロック50aに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0105】
第1マニホールドブロック50aには、圧力センサ34が設けられる。第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34は、第1マニホールドブロック50aに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0106】
第1電磁弁ブロック52aは、電磁弁28を有する。第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0107】
第1電磁弁ブロック52aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0108】
第1マニホールドブロック50aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0109】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0110】
第1マニホールドブロック50aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0111】
第1マニホールドブロック50aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0112】
第1マニホールドブロック50aには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0113】
[第2電磁弁モジュールの構成]
第2電磁弁モジュール12bは、第2マニホールドブロック50bと第2電磁弁ブロック52bとを有する。
【0114】
第2マニホールドブロック50bには、流路54が形成される。中間給排気ブロック14aに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第2マニホールドブロック50bは、第2マニホールドブロック50bに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0115】
第2マニホールドブロック50bには、圧力センサ34が設けられる。第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34は、第2マニホールドブロック50bに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0116】
第2電磁弁ブロック52bは、電磁弁28を有する。第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0117】
第2電磁弁ブロック52bには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28のコイル32の一端に接続される。
【0118】
第2マニホールドブロック50bには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0119】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A3と端子B2との間、端子A4と端子B3との間、端子A5と端子B4との間、端子A6と端子B5との間、端子A7と端子B6との間、端子A8と端子B7との間を導通する。
【0120】
第2マニホールドブロック50bには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0121】
第2マニホールドブロック50bには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0122】
第2マニホールドブロック50bには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0123】
[第3電磁弁モジュール]
第3電磁弁モジュール12cは、第3マニホールドブロック50cと第3電磁弁ブロック52cとを有する。
【0124】
第3マニホールドブロック50cには、流路54が形成される。後述する終端給排気ブロック14bに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第3マニホールドブロック50cは、第3マニホールドブロック50cに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0125】
第3マニホールドブロック50cには、圧力センサ34が設けられる。第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34は、第3マニホールドブロック50cに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0126】
第3電磁弁ブロック52cは、電磁弁28を有する。第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0127】
第3電磁弁ブロック52cには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0128】
第3マニホールドブロック50cには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0129】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0130】
第3マニホールドブロック50cには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0131】
第3マニホールドブロック50cには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0132】
第3マニホールドブロック50cには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は、第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0133】
[第4電磁弁モジュール]
第4電磁弁モジュール12dは、第4マニホールドブロック50dと第4電磁弁ブロック52dとを有する。
【0134】
第4マニホールドブロック50dには、流路54が形成される。後述する終端給排気ブロック14bに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第4マニホールドブロック50dは、第4マニホールドブロック50dに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0135】
第4マニホールドブロック50dには、圧力センサ34が設けられる。第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34は、第4マニホールドブロック50dに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0136】
第4電磁弁ブロック52dは、電磁弁28を有する。第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0137】
第4電磁弁ブロック52dには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の一端に接続される。
【0138】
第4マニホールドブロック50dには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0139】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A3と端子B2との間、端子A4と端子B3との間、端子A5と端子B4との間、端子A6と端子B5との間、端子A7と端子B6との間、端子A8と端子B7との間を導通する。
【0140】
第4マニホールドブロック50dには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0141】
第4マニホールドブロック50dには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0142】
第4マニホールドブロック50dには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0143】
[終端給排気ブロックの構成]
終端給排気ブロック14bには、真空ポンプ(不図示)が接続される。真空ポンプにより、空気が吸引される。
【0144】
〔第3実施形態〕
図3は、バルブマニホールド10の模式図である。本実施形態のバルブマニホールド10は、エアシリンダシステム及び真空ポンプシステムにおいて用いられる。エアシリンダシステムとは、バルブマニホールド10に接続されたエアポンプから供給された圧縮空気を空気圧機器に送り、空気圧機器を動作させるシステムである。エアシリンダシステムにおいて、空気圧機器とは、例えば、エアシリンダ、エアチャック等である。真空ポンプシステムとは、バルブマニホールド10に接続された真空ポンプにより負圧を発生させ、バルブマニホールド10に接続された空気圧機器から空気を吸引するシステムである。真空ポンプシステムにおいて、空気圧機器とは、例えば、吸着パッド等である。
【0145】
バルブマニホールド10において、複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14が連結可能である。連結された複数の電磁弁モジュール12、及び、複数の給排気ブロック14に対して、制御モジュール16が連結される。
【0146】
本実施形態のバルブマニホールド10は、電磁弁モジュール12として、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dを有する。本実施形態のバルブマニホールド10は、給排気ブロック14として、中間給排気ブロック14a及び終端給排気ブロック14bを有する。本実施形態のバルブマニホールド10において、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d、終端給排気ブロック14bの順で連結される。
【0147】
本実施形態の図3に示す連結の態様は1つの例であり、各電磁弁モジュール12、及び、各給排気ブロック14の連結順序は、ユーザにより選択される。また、バルブマニホールド10における、電磁弁モジュール12の個数、及び、給排気ブロック14の個数は、ユーザにより選択される。
【0148】
中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bの各々は、第1コネクタ18を有する。各第1コネクタ18は、端子A0~端子A15を有する。
【0149】
制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dの各々は、第2コネクタ20を有する。各第2コネクタ20は、端子B0~端子B15を有する。
【0150】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続されることにより、制御モジュール16、中間給排気ブロック14a、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c、第4電磁弁モジュール12d及び終端給排気ブロック14bが連結される。
【0151】
第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0とが接触し、端子A0と端子B0とが導通する。同様に、第1コネクタ18と第2コネクタ20とが接続された場合、第1コネクタ18の端子A1~A15の各々と第2コネクタ20の端子B1~端子B15の各々とが接触し、端子A1~A15の各々と端子B1~端子B15の各々とが導通する。
【0152】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10~端子A13の各々は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9~端子B12の各々は、本発明の第3端子に相当する。
【0153】
[制御モジュールの構成]
制御モジュール16は、出力ドライバ22、制御回路24及び内部電源26を有する。出力ドライバ22は、制御信号を出力する。制御信号に基づいて、各電磁弁モジュール12に設けられる電磁弁28が駆動される。出力ドライバ22は、各電磁弁28に対応して設けられる半導体スイッチを有する。半導体スイッチがオンとなることにより、駆動用電源30から電磁弁28のコイル32に電力が供給される。
【0154】
制御回路24は、出力ドライバ22を制御する。制御回路24は、第1電磁弁モジュール12a、第2電磁弁モジュール12b、第3電磁弁モジュール12c及び第4電磁弁モジュール12dに設けられる圧力センサ34と通信を行う。圧力センサ34には、増幅回路、AD変換回路、通信回路等が搭載される。そのため、圧力センサ34は、単体で、制御回路24と通信を行うことが可能である。制御回路24は、PLC36、及び、他のデバイスと通信する。他のデバイスとは、例えば、他のバルブマニホールド10等である。内部電源26は、制御回路24及び圧力センサ34に電力を供給する。
【0155】
制御モジュール16は、電源インタフェイス(不図示)、及び、通信インタフェイス(不図示)を有する。電源インタフェイスは、駆動用電源30から供給された電力の電圧を調整して、出力ドライバ22及び電磁弁28に送る。電源インタフェイスは、制御用電源38から供給された電力の電圧を調整して、制御回路24及び圧力センサ34に送る。
【0156】
制御モジュール16の第2コネクタ20において、端子B0は、駆動用電源30の正極に接続される。端子B1~端子B8は、出力ドライバ22の各スイッチに接続される。端子B9~端子B13は、制御回路24に接続される。端子B14は、内部電源26の正極に接続される。端子B15は、内部電源26の負極に接続される。
【0157】
[中間給排気ブロックの構成]
中間給排気ブロック14aには、エアポンプ(不図示)が接続される。エアポンプから中間給排気ブロック14aに圧縮空気が供給される。中間給排気ブロック14aに供給された圧縮空気は、第1電磁弁モジュール12a及び第2電磁弁モジュール12bに送られる。
【0158】
中間給排気ブロック14aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の正極に接続される。
【0159】
中間給排気ブロック14aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A2と端子B2との間、端子A3と端子B3との間、端子A4と端子B4との間、端子A5と端子B5との間、端子A6と端子B6との間、端子A7と端子B7との間、端子A8と端子B8との間を導通する。制御ライン42は、制御モジュール16を介して、駆動用電源30の負極に接続される。
【0160】
中間給排気ブロック14aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A10と端子B10との間、端子A11と端子B11との間、端子A12と端子B12との間を導通する。
【0161】
中間給排気ブロック14aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。
【0162】
中間給排気ブロック14aには、複数の内部電源ライン48が設けられる。内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。同様に、内部電源ライン48は、端子A15と端子B15との間を導通する。
【0163】
[第1電磁弁モジュールの構成]
第1電磁弁モジュール12aは、第1マニホールドブロック50aと第1電磁弁ブロック52aとを有する。
【0164】
第1マニホールドブロック50aには、流路54が形成される。この流路54内を、中間給排気ブロック14aから送られた圧縮空気が流通する。第1マニホールドブロック50aから、後述する第2電磁弁モジュール12bの電磁弁28にパイロットエアが送られる。
【0165】
第1マニホールドブロック50aには、圧力センサ34が設けられる。第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34は、第1マニホールドブロック50aから第2電磁弁モジュール12bの電磁弁28に送られるパイロットエアの圧力を検出する。
【0166】
第1電磁弁ブロック52aは、電磁弁28を有する。第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0167】
第1電磁弁ブロック52aには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0168】
第1マニホールドブロック50aには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第1電磁弁ブロック52aにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0169】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0170】
第1マニホールドブロック50aには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0171】
第1マニホールドブロック50aには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0172】
第1マニホールドブロック50aには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は、第1マニホールドブロック50aに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0173】
[第2電磁弁モジュールの構成]
第2電磁弁モジュール12bは、第2マニホールドブロック50bと第2電磁弁ブロック52bとを有する。
【0174】
第2マニホールドブロック50bには、流路54が形成される。この流路54内を、中間給排気ブロック14aから送られた圧縮空気が流通する。第2マニホールドブロック50bから空気圧機器等に圧縮空気が送られる。
【0175】
第2マニホールドブロック50bには、圧力センサ34が設けられる。第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34は、第2マニホールドブロック50bから空気圧機器等に送られる圧縮空気の圧力を検出する。
【0176】
第2電磁弁ブロック52bは、電磁弁28を有する。第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。当該電磁弁28は、第1電磁弁モジュール12aから供給されたパイロットエア、及び、2つのコイル32が発生する電磁力により動作する。
【0177】
第2電磁弁ブロック52bには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。
【0178】
第2マニホールドブロック50bには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第2電磁弁ブロック52bにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0179】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0180】
第2マニホールドブロック50bには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0181】
第2マニホールドブロック50bには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0182】
第2マニホールドブロック50bには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は第2マニホールドブロック50bに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0183】
[第3電磁弁モジュール]
第3電磁弁モジュール12cは、第3マニホールドブロック50cと第3電磁弁ブロック52cとを有する。
【0184】
第3マニホールドブロック50cには、流路54が形成される。後述する終端給排気ブロック14bに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第3マニホールドブロック50cは、第3マニホールドブロック50cに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0185】
第3マニホールドブロック50cには、圧力センサ34が設けられる。第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34は、第3マニホールドブロック50cに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0186】
第3電磁弁ブロック52cは、電磁弁28を有する。第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28は、2つのコイル32を有する。
【0187】
第3電磁弁ブロック52cには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の各々のコイル32の一端に接続される。
【0188】
第3マニホールドブロック50cには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の一方のコイル32の他端との間を導通する。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と、第3電磁弁ブロック52cにおける電磁弁28の他方のコイル32の他端との間を導通する。
【0189】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A3と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A4と端子B2との間、端子A5と端子B3との間、端子A6と端子B4との間、端子A7と端子B5との間、端子A8と端子B6との間を導通する。
【0190】
第3マニホールドブロック50cには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0191】
第3マニホールドブロック50cには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0192】
第3マニホールドブロック50cには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は、第3マニホールドブロック50cに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0193】
[第4電磁弁モジュール]
第4電磁弁モジュール12dは、第4マニホールドブロック50dと第4電磁弁ブロック52dとを有する。
【0194】
第4マニホールドブロック50dには、流路54が形成される。後述する終端給排気ブロック14bに接続された真空ポンプにより、この流路54内の空気が吸引される。第4マニホールドブロック50dは、第4マニホールドブロック50dに接続された空気圧機器等から空気を吸引する。
【0195】
第4マニホールドブロック50dには、圧力センサ34が設けられる。第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34は、第4マニホールドブロック50dに接続された空気圧機器等から吸引する空気の圧力を検出する。
【0196】
第4電磁弁ブロック52dは、電磁弁28を有する。第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28は、1つのコイル32を有する。
【0197】
第4電磁弁ブロック52dには、コモン電源ライン40が設けられる。コモン電源ライン40は、第1コネクタ18の端子A0と第2コネクタ20の端子B0との間を導通する。コモン電源ライン40は、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の一端に接続される。
【0198】
第4マニホールドブロック50dには、複数の制御ライン42が設けられる。制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A1と、第4電磁弁ブロック52dにおける電磁弁28のコイル32の他端との間を導通する。
【0199】
制御ライン42は、第1コネクタ18の端子A2と第2コネクタ20の端子B1との間を導通する。同様に、制御ライン42は、端子A3と端子B2との間、端子A4と端子B3との間、端子A5と端子B4との間、端子A6と端子B5との間、端子A7と端子B6との間、端子A8と端子B7との間を導通する。
【0200】
第4マニホールドブロック50dには、複数のデータライン44が設けられる。データライン44は、各圧力センサ34が検出した圧力情報を制御モジュール16の制御回路24に送る信号線である。データライン44は、第1コネクタ18の端子A9と第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34との間を導通する。データライン44は、第1コネクタ18の端子A10と第2コネクタ20の端子B9との間を導通する。同様に、データライン44は、端子A11と端子B10との間、端子A12と端子B11との間を導通する。
【0201】
第4マニホールドブロック50dには、クロックライン46が設けられる。クロックライン46は、制御モジュール16の制御回路24から、各圧力センサ34にクロック信号を送る信号線である。クロックライン46は、第1コネクタ18の端子A13と第2コネクタ20の端子B13との間を導通する。クロックライン46は第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0202】
第4マニホールドブロック50dには、2本の内部電源ライン48が設けられる。1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A14と第2コネクタ20の端子B14との間を導通する。別の1本の内部電源ライン48は、第1コネクタ18の端子A15と第2コネクタ20の端子B15との間を導通する。2本の内部電源ライン48の各々は第4マニホールドブロック50dに設けられた圧力センサ34に接続される。
【0203】
[終端給排気ブロックの構成]
終端給排気ブロック14bには、真空ポンプ(不図示)が接続される。真空ポンプにより、空気が吸引される。
【0204】
〔実施形態から得られる発明〕
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
【0205】
空気圧機器に供給する空気の流通経路を切り換える電磁弁(28)を制御する電磁弁制御装置(10)であって、前記電磁弁を制御する制御信号を出力する制御モジュール(16)と、前記制御モジュールに接続され、前記制御信号を前記電磁弁に送信する制御ライン(42)を有する複数の電磁弁モジュール(12)と、を有し、前記電磁弁モジュールは、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールと連結され、前記電磁弁モジュールの各々は、前記空気圧機器に供給される空気の圧力を検出する圧力センサ(34)が検出した圧力情報を前記制御モジュールに送るデータライン(44)と、前記制御モジュールから前記圧力センサにクロック信号を送るクロックライン(46)と、前記制御モジュールから前記圧力センサに前記圧力センサを駆動する電力を供給する電源ライン(48)と、を有する。これにより、配線の構成を簡略にできる。
【0206】
上記の電磁弁制御装置において、前記電磁弁モジュールは、前記圧力センサを有してもよい。これにより、配線の構成を簡略にできる。
【0207】
上記の電磁弁制御装置において、外部から空気が供給され、供給された空気を前記電磁弁モジュールに送る給排気ブロック(14)を有し、前記給排気ブロックは、前記制御モジュール又は前記電磁弁モジュールと連結され、前記給排気ブロックは、前記データラインと、前記クロックラインと、前記電源ラインとを有してもよい。これにより、配線の構成を簡略にできる。
【0208】
上記の電磁弁制御装置において、前記電磁弁モジュールの各々は、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールに接続され、前記電磁弁モジュールの各々は、前記データラインを複数有し、前記電磁弁モジュールの各々は、第1コネクタ(18)と第2コネクタ(20)と、を有し、前記第1コネクタは、第1端子(A9)と第2端子(A10~A13)とを有し、前記第2コネクタは、前記第2コネクタが別の前記電磁弁モジュールの前記第1コネクタに接続された場合に、前記第1端子と接触する第3端子(B9~B12)を有し、複数の前記データラインのうち1本の前記データラインは、前記第1端子と前記圧力センサとの間を導通し、複数の前記データラインのうち別の1本の前記データラインは、前記第2端子と前記第3端子との間を導通してもよい。これにより、ユーザは、連結する順番を考慮することなく、給排気ブロックと電磁弁モジュールとを自由に連結させることができる。
【符号の説明】
【0209】
10…バルブマニホールド(電磁弁制御装置)
12…電磁弁モジュール 14…給排気ブロック
16…制御モジュール 18…第1コネクタ
20…第2コネクタ 28…電磁弁
34…圧力センサ 42…制御ライン
44…データライン 46…クロックライン
48…内部電源ライン(電源ライン) A9…端子(第1端子)
A10~A13…端子(第2端子) B9~B12…端子(第3端子)
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2023-02-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9は、本発明の第3端子に相当する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9は、本発明の第3端子に相当する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0152
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0152】
第1コネクタ18の端子A9は、本発明の第1端子に相当する。第1コネクタ18の端子A10は、本発明の第2端子に相当する。第2コネクタ20の端子B9は、本発明の第3端子に相当する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0208
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0208】
上記の電磁弁制御装置において、前記電磁弁モジュールの各々は、前記制御モジュール又は別の前記電磁弁モジュールに接続され、前記電磁弁モジュールの各々は、前記データラインを複数有し、前記電磁弁モジュールの各々は、第1コネクタ(18)と第2コネクタ(20)と、を有し、前記第1コネクタは、第1端子(A9)と第2端子(A10)とを有し、前記第2コネクタは、前記第2コネクタが別の前記電磁弁モジュールの前記第1コネクタに接続された場合に、前記第1端子と接触する第3端子(B9)を有し、複数の前記データラインのうち1本の前記データラインは、前記第1端子と前記圧力センサとの間を導通し、複数の前記データラインのうち別の1本の前記データラインは、前記第2端子と前記第3端子との間を導通してもよい。これにより、ユーザは、連結する順番を考慮することなく、給排気ブロックと電磁弁モジュールとを自由に連結させることができる。