(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166940
(43)【公開日】2023-11-22
(54)【発明の名称】動物忌避用におい装置(キーパーウェイ)
(51)【国際特許分類】
A01M 29/32 20110101AFI20231115BHJP
A01M 29/12 20110101ALI20231115BHJP
【FI】
A01M29/32
A01M29/12
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022086425
(22)【出願日】2022-05-10
(71)【出願人】
【識別番号】522174672
【氏名又は名称】上村 篤司
(72)【発明者】
【氏名】上村 篤司
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA07
2B121CC21
2B121CC27
2B121EA21
2B121FA13
(57)【要約】
【課題】 人々が生活をしていく中で、ゴミが発生する事は致し方無い事だが、我々と共に生存をする有害鳥獣は、一般家庭等から排出されたゴミ袋を破く事で、餌になるものを求め、それにより荒らされたゴミが周囲に散乱する。
周囲に散乱したゴミは、我々の見た目にも良い印象を与えず、また他の多くの有害鳥獣がそれらのゴミに対し群がる可能性がある。
通勤通学等の人々への危険性、特に小さい子供の登下校時の危険が増す。
【解決手段】 本発明をゴミ袋に貼り付ける事で、有害動物が嫌がる臭いをゴミ袋の周囲より発し、また義眼を模した表面の模様で鳥類を警戒させることで、ゴミ袋に有害鳥獣が近づく事が無くなれば、ゴミ袋が破ける事が無くなり塵芥車に正しく回収される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙製のにおい装置を粘着テープ等により、一般家庭等から排出されたゴミ袋に貼り付けすること。
【請求項2】
紙製のにおい装置の中には、においの元を備える事が出来、においの元は有害鳥獣の嫌がる臭いを発する物であること。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般家庭等から排出されたゴミ袋に容易に貼り付けする事が出来る紙製のにおい装置で、有害鳥獣をゴミ袋に近づかないようにする為のもの。
【背景技術】
【0002】
対有害鳥獣用のゴミ出し対策として、ゴミ袋に散布する臭いスプレーや、防鳥ネット等が有るが、臭いスプレーは雨天時には効果が薄れ、防鳥ネットの多くは不燃性であることから、経年劣化が進むと何れ産業廃棄物となる。
SDGsが問われる現在では、環境問題に積極的に取り組み、より効果的に再生資源を活用する必要性が有る為、古紙や再生紙等を使用する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ゴミの回収が早朝の地区は、回収日の前夜から玄関前やダストボックスに、あらかじめゴミ袋を排出している。そうすると夜中に野良猫や犬が、早朝にはカラスが餌を探す為にゴミ袋を破き、内部の食べ物等が周辺に散乱する。
上記の事象により街中に散乱したゴミは、見た目にも悪く、登下校や通勤時のゴミに群がるカラス等から、時には攻撃さえ受ける可能性がある。
特に小さい子供が居る家庭では、この様な環境下で安心して子育て出来ず、落ち着いた生活が出来ない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
廃棄されたゴミ袋に、そもそもの要因である有害鳥獣を近づけなくする。
【発明の効果】
【0005】
ゴミが道路や街中の周囲に散乱する事が無くなれば、通勤通学時の安全が確保され、安心した日常社会生活を過ごす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための形態】
【0007】
紙製のにおい装置であることから、雨天時にも対応出来るよう、厚みのある紙を採用している。
【0008】
表面には丸模様を描き、鳥類を警戒させる事が目的である。
【0009】
丸模様の中央部には穴をあけ、におい装置の中から臭いを発する事で、ゴミ袋に触った猫や犬等の有害獣には更に警戒させる事が目的である。
【0010】
においの元は、古紙に猫や犬が嫌がるハーブ系の香りと、トウガラシの辛味成分を混ぜ固めた物である。
【0011】
背面に備えた紙製の粘着部は、環境への配慮とゴミ袋への貼り付けを容易にした。
【符号の説明】
【0012】
1.におい装置本体