(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023166953
(43)【公開日】2023-11-22
(54)【発明の名称】サービス提供システム、プログラム、サーバプログラム、及び端末プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20231115BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022152528
(22)【出願日】2022-09-26
(31)【優先権主張番号】P 2022077515
(32)【優先日】2022-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】504365098
【氏名又は名称】株式会社アクセア
(74)【代理人】
【識別番号】100117101
【弁理士】
【氏名又は名称】西木 信夫
(74)【代理人】
【識別番号】100120318
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 朋浩
(72)【発明者】
【氏名】吉田 忠司
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザがチェックアウトを忘れて退店しても適切に決済を行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】管理サーバ30のサーバプログラム37は、利用終了予定時刻を過ぎてもチェックアウトがされていない第1特定レコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。サーバプログラム37は、ユーザが利用している店舗が閉店時刻を有する第1種別店舗である場合、閉店時刻を強制チェックアウト時刻に決定する(S94)。サーバプログラム37は、ユーザが利用している店舗が24時間営業の第2種別店舗である場合、利用終了予定時刻から24時間後の時刻を強制チェックアウト時刻に決定する(S94)。サーバプログラム37は、ユーザがチェックアウトを行わずに退店し、かつ強制チェックアウト時刻までにチェックアウトがされなかった場合、強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定し(S116)、決済を行う(S88)。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信インタフェース、第1メモリ、及び第1コントローラを備える管理サーバと、
第2通信インタフェース、第2メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及び第2コントローラを備える端末装置と、を備えており、
上記第2コントローラは、
上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、
チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、
上記第2コントローラは、
チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、を実行可能であり、
上記第1コントローラは、
上記利用申請を上記第1通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、
上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、
決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、
上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、
チェックアウト時刻決定処理と、を実行し、
上記チェックアウト時刻決定処理は、
上記終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、
現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である、サービス提供システム。
【請求項2】
上記強制チェックアウト時刻決定処理は、
上記店舗識別情報が示す店舗が、閉店時刻を有する第1種別店舗であるか、当該閉店時刻を有さない第2種別店舗であるかを特定する店舗種別特定処理と、
上記第1種別店舗であると特定したことに基づいて、上記閉店時刻を強制チェックアウト時刻に決定し、上記第2種別店舗であると特定したことに基づいて、上記利用終了予定時刻から、上記第1メモリに記憶された第1所定時間だけ後の時刻、或いは上記第1メモリに記憶された所定時刻を上記強制チェックアウト時刻に決定する処理と、を含む、請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項3】
上記第1コントローラは、
上記チェックアウト時刻を決定しておらず、かつ上記利用終了予定時刻からの経過時間が、上記第1メモリに記憶された第2所定時間に到達したことに基づいて、上記第1通信インタフェース及びインターネットを通じて確認通知を上記端末装置に送信する第3送信処理、をさらに実行し、
上記第2コントローラは、
上記確認通知を受信する第2受信処理と、
上記確認通知が示す確認画面を上記ディスプレイに表示させる表示処理と、を実行する、請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
上記第2コントローラは、
位置情報を取得して上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第4送信処理をさらに実行し、
上記第1コントローラは、
受信した上記位置情報が示す位置と、上記店舗識別情報が示す店舗位置との間の離間距離を算出する処理と、
上記離間距離が、上記第1メモリに記憶された閾値距離を超えるか否かを判断する第1判断処理と、
上記離間距離が上記閾値距離を超えないと判断したことに基づいて、上記第3送信処理の実行を停止させる第1停止処理と、をさらに実行する、請求項3に記載のサービス提供システム。
【請求項5】
上記第2コントローラは、
上記確認画面の表示中において、店舗の利用を継続していることを示す利用継続指示入力と、チェックアウト指示入力とのいずれか一方の指示入力を受け付け、当該指示入力を示す指示情報を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第5送信処理を実行可能であり、
上記第1コントローラは、
上記上記第3送信処理の実行後からの経過時間が上記第1メモリに記憶された第3所定時間に到達するまでに上記指示情報を受信しないことに基づいて、上記第3送信処理を再度実行する、請求項3に記載のサービス提供システム。
【請求項6】
上記第1コントローラは、
上記指示情報を受信する第3受信処理をさらに実行し、
上記チェックアウト時刻決定処理は、
受信した上記指示情報が上記チェックアウト指示入力を示すことに基づいて、上記指示情報の送信時刻或いは受信時刻を上記チェックアウト時刻に決定する処理を含む、請求項5に記載のサービス提供システム。
【請求項7】
上記第1コントローラは、
現在時刻が上記利用終了予定時刻を経過したか否かを判断する第2判断処理をさらに実行し、
現在時刻が上記利用終了予定時刻を経過したと判断したことに基づいて、上記強制チェックアウト時刻決定処理を実行する、請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項8】
第1通信インタフェース、第1メモリ、及び第1コントローラを備える管理サーバに実装されるサーバプログラムと、
第2通信インタフェース、第2メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及び第2コントローラを備える端末装置に実装される端末プログラムと、を備えるプログラムであって、
上記端末プログラムは、
上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、
チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、
上記端末プログラムは、
チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、を実行可能であり、
上記サーバプログラムは、
上記利用申請を上記第1通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、
上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、
決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、
上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、
チェックアウト時刻決定処理と、を実行し、
上記チェックアウト時刻決定処理は、
上記終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、
現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である、プログラム。
【請求項9】
通信インタフェース、サーバメモリ、及びコントローラを備える管理サーバに実装されるサーバプログラムであって、
端末装置が送信した利用申請であって、店舗識別情報、チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、
上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、
決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、
上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、
チェックアウト時刻決定処理と、を実行し、
上記チェックアウト時刻決定処理は、
端末装置が送信した終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、
現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である、サーバプログラム。
【請求項10】
通信インタフェース、端末メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及びコントローラを備える端末装置に実装される端末プログラムであって、
上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、
チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、
チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、
上記管理サーバが送信した通知であって、強制チェックアウト時刻を用いて決済を行ったことを示す決済通知を受信し、当該決済通知を示す決済確認画面を上記ディスプレイに表示させる決済確認処理と、を実行可能である、端末プログラム。
【請求項11】
通信インタフェース、端末メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及びコントローラを備える端末装置に実装される端末プログラムであって、
上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、
チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、
上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、
チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、
上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、
上記管理サーバが送信した確認通知であって、チェックアウトを要求する確認通知をインターネット及び上記通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、
受信した上記確認通知を示す指示受付画面を上記ディスプレイに表示させる表示処理と、
上記指示受付画面において受け付けたチェックアウト指示を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第3送信処理と、を実行する、端末プログラム。
【請求項12】
上記第1メモリは、上限時間をさらに記憶しており、
上記強制チェックアウト時刻決定処理は、
上記チェックイン時刻に上記上限時間を加えた時刻を上記強制チェックアウト時刻に決定する処理である、請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項13】
上記上限時間は、上記店舗識別情報と対応付けられて上記第1メモリに記憶されている、請求項12に記載のサービス提供システム。
【請求項14】
上記第1メモリは、上記店舗識別情報と閉店時刻とを対応付けてさらに記憶しており、
上記第1コントローラは、
上記強制チェックアウト時刻決定処理で決定した上記強制チェックアウト時刻が上記閉店時刻より後の時刻であるか否かを判断する第3判断処理と、
上記強制チェックアウト時刻が上記閉店時刻より後の時刻であると上記第3判断処理で判断したことに基づいて、上記閉店時刻を上記強制チェックアウト時刻に再決定する強制チェックアウト時刻再決定処理と、をさらに実行する、請求項12に記載のサービス提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗に設けられたスペースを貸し出すサービスをユーザに提供するサービス提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ同士のマッチングを行うアプリケーションプログラム(いわゆるマッチングアプリ)が知られている(例えば特許文献1参照)。マッチングアプリは、ユーザが所持する端末装置に実装され、管理サーバと通信を行う。管理サーバは、マッチングアプリから収集したユーザの職種や趣味や居住地域や年齢や性別などに基づいてユーザ同士のマッチングを行う。
【0003】
マッチングアプリには、ユーザ同士が実際に会うためのスペースの貸出サービスを提供するものがある(例えば特許文献2参照)。ユーザは、スペースの貸し出しを行う店舗に来店し、店舗に設置されたQRコードを端末装置に読み取らせる。端末装置がQRコードを読み取ると、マッチングアプリは管理サーバと通信を行う。マッチングアプリは、利用時間等の入力を受け付け、受け付けた利用時間等を管理サーバに送信して利用申請を行う(いわゆるチェックイン)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010-152477号公報
【特許文献2】特開2021-165974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザは、例えば店舗に設置されたQRコードを退店時に端末装置に読み取らせる。端末装置がQRコードを読み取ると、マッチングアプリは管理サーバと通信を行い、現在の時刻での利用の終了を管理サーバに通知する(いわゆるチェックアウト)。管理サーバは、チェックイン時刻及びチェックアウト時刻に基づいて利用料金を決定し、決済を行う。
【0006】
ユーザがチェックアウトを忘れて退店すると、管理サーバは、決済を行うことができなくなる。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザがチェックアウトを忘れて退店しても適切に決済を行うことができるサービス提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明に係るサービス提供システムは、第1通信インタフェース、第1メモリ、及び第1コントローラを備える管理サーバと、第2通信インタフェース、第2メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及び第2コントローラを備える端末装置と、を備える。上記第2コントローラは、上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行する。上記第2コントローラは、チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、を実行可能である。上記第1コントローラは、上記利用申請を上記第1通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、チェックアウト時刻決定処理と、を実行する。上記チェックアウト時刻決定処理は、上記終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である。
【0009】
ユーザは、入店時において、店舗に設置されたコード画像を端末装置に読み取らせ、部屋番号や利用時間などのチェックイン情報を端末装置に入力してチェックインを行う。ユーザは、退店時において、店舗に設置されたコード画像を端末装置に読み取らせ、アイコンの選択などの入力を行ってチェックアウトを行う。端末装置は、チェックアウト指示に応じて終了通知を管理サーバに送信する。管理サーバは、終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは予約時における終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定する。決定されたチェックアウト時刻に基づいて決済が行われる。また、ユーザがチェックアウトを忘れて退店した場合に備え、強制チェックアウト時刻が、チェックイン時や利用終了予定時刻の経過時に決められる。強制チェックアウト時刻までにチェックアウトがされない場合、強制チェックアウト時刻がチェックアウト時刻に決定される。したがって、ユーザがチェックアウトを忘れたとしても、決済を行うことができる。
【0010】
(2) 上記強制チェックアウト時刻決定処理は、上記店舗識別情報が示す店舗が、閉店時刻を有する第1種別店舗であるか、当該閉店時刻を有さない第2店舗であるかを特定する店舗種別特定処理と、上記第1種別店舗であると特定したことに基づいて、上記閉店時刻を強制チェックアウト時刻に決定し、上記第2種別店舗であると特定したことに基づいて、上記利用終了予定時刻から、上記第1メモリに記憶された第1所定時間だけ後の時刻、或いは上記第1メモリに記憶された所定時刻を上記強制チェックアウト時刻に決定する処理と、を含んでいてもよい。
【0011】
ユーザがチェックインした店舗が、閉店時刻を有する店舗である場合、閉店時刻が強制チェックアウト時刻に決定される。ユーザがチェックインした店舗が、いわゆる24時間営業の店舗であって、閉店時刻を有さない店舗である場合、利用終了予定時刻から第1所定時間だけ後の時刻、或いは24時(0時)などの所定時刻が強制チェックアウト時刻に決定される。したがって、店舗の種別に応じた適切な強制チェックアウト時刻を決定することができる。
【0012】
(3) 上記第1コントローラは、上記チェックアウト時刻を決定しておらず、かつ上記利用終了予定時刻からの経過時間が、上記第1メモリに記憶された第2所定時間に到達したことに基づいて、上記第1通信インタフェース及びインターネットを通じて確認通知を上記端末装置に送信する第3送信処理、をさらに実行してもよい。上記第2コントローラは、上記確認通知を受信する第2受信処理と、上記確認通知が示す確認画面を上記ディスプレイに表示させる表示処理と、を実行する。
【0013】
管理サーバは、利用終了予定時刻から第2所定時間だけ経過してもチェックアウトがされていない場合、確認通知を端末装置に送信して確認画面を端末装置のディスプレイに表示させる。確認画面は、例えば利用期間を延長してスペースを使用中であるか、或いはチェックアウトを忘れて退店したかをユーザに確認させる画面である。確認画面が端末装置のディスプレイに表示されることにより、ユーザがチェックアウトを忘れて退店した場合に、ユーザにチェックアウトを促すことができる。
【0014】
(4) 上記第2コントローラは、位置情報を取得して上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第4送信処理をさらに実行してもよい。上記第1コントローラは、受信した上記位置情報が示す位置と、上記店舗識別情報が示す店舗位置との間の離間距離を算出する処理と、上記離間距離が、上記第1メモリに記憶された閾値距離未満であるか否かを判断する第1判断処理と、上記離間距離が上記閾値距離未満であると判断したことに基づいて、上記第3送信処理の実行を停止させる第1停止処理と、をさらに実行する。
【0015】
上記構成によれば、ユーザが店舗内や店舗の近くにいる場合、端末装置に確認通知は送信されない。
【0016】
(5) 上記第2コントローラは、上記確認画面の表示中において、店舗の利用を継続していることを示す利用継続指示入力と、チェックアウト指示入力とのいずれか一方の指示入力を受け付け、当該指示入力を示す指示情報を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第5送信処理を実行可能であってもよい。上記第1コントローラは、上記上記第3送信処理の実行後からの経過時間が上記第1メモリに記憶された第3所定時間に到達するまでに上記指示情報を受信しないことに基づいて、上記第3送信処理を再度実行する
【0017】
上記構成によれば、ユーザが確認通知に対して応答しない場合、第3所定時間の経過後に確認通知が端末装置に再送信される。その結果、さらに確実にユーザにチェックアウトを促すことができる。
【0018】
(6) 上記第1コントローラは、上記指示情報を受信する第3受信処理をさらに実行してもよい。上記チェックアウト時刻決定処理は、受信した上記指示情報が上記チェックアウト指示入力を示すことに基づいて、上記指示情報の送信時刻或いは受信時刻を上記チェックアウト時刻に決定する処理を含む。
【0019】
ユーザは、チェックアウトを忘れていた場合、確認画面においてチェックアウト指示入力を行う。チェックアウト指示入力がされた時刻に応じた時刻がチェックアウト時刻に決定されて決済がされる。
【0020】
(7) 上記第1コントローラは、現在時刻が上記利用終了予定時刻を経過したか否かを判断する第2判断処理をさらに実行してもよい。現在時刻が上記利用終了予定時刻を経過したと判断したことに基づいて、上記強制チェックアウト時刻決定処理を実行する。
【0021】
(8) 本発明に係るプログラムは、第1通信インタフェース、第1メモリ、及び第1コントローラを備える管理サーバに実装されるサーバプログラムと、第2通信インタフェース、第2メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及び第2コントローラを備える端末装置に実装される端末プログラムと、を備える。上記端末プログラムは、上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行する。上記端末プログラムは、チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記第2通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、を実行可能である。上記サーバプログラムは、上記利用申請を上記第1通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、チェックアウト時刻決定処理と、を実行する。上記チェックアウト時刻決定処理は、上記終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である。
【0022】
(9) 本発明に係るサーバプログラムは、通信インタフェース、サーバメモリ、及びコントローラを備える管理サーバに実装される。当該サーバプログラムは、端末装置が送信した利用申請であって、店舗識別情報、チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェースを通じて受信する第1受信処理と、上記利用申請の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記チェックイン情報が示す利用開始予定時刻をチェックイン時刻に決定するチェックイン時刻決定処理と、決定した上記チェックイン時刻、及び上記チェックイン情報に基づいて利用終了予定時刻を特定する終了予定時刻特定処理と、上記利用終了予定時刻よりも後の時刻である強制チェックアウト時刻を決定する強制チェックアウト時刻決定処理と、チェックアウト時刻決定処理と、を実行する。上記チェックアウト時刻決定処理は、端末装置が送信した終了通知を受信したことに基づいて、当該終了通知の送信時刻或いは受信時刻に応じた時刻、或いは上記利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し、現在時刻が上記強制チェックアウト時刻になったこと、及び上記終了通知を受信していないことに基づいて、当該強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定する処理である。
【0023】
(10) 本発明に係る端末プログラムは、通信インタフェース、端末メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及びコントローラを備える端末装置に実装される。当該端末プログラムは、上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、上記管理サーバが送信した通知であって、強制チェックアウト時刻を用いて決済を行ったことを示す決済通知を受信し、当該決済通知を示す決済確認画面を上記ディスプレイに表示させる決済確認処理と、を実行可能である。
【0024】
(11) 本発明に係る端末プログラムは、通信インタフェース、端末メモリ、入力インタフェース、カメラ、ディスプレイ、及びコントローラを備える端末装置に実装される。当該端末プログラムは、上記カメラが撮像したコード画像が示す店舗識別情報を取得する第1取得処理と、チェックイン情報の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第1受付処理と、上記店舗識別情報、上記チェックイン情報、及びユーザ識別情報を含む利用申請を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて管理サーバに送信する第1送信処理と、を実行し、チェックアウト指示の入力を上記入力インタフェースを通じて受け付ける第2受付処理と、上記チェックアウト指示の入力を受け付けたことに基づいて、上記店舗識別情報及びユーザ識別情報を含む終了通知を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第2送信処理と、上記管理サーバが送信した確認通知であって、チェックアウトを要求する確認通知をインターネット及び上記通信インタフェースを通じて受信する受信処理と、受信した上記確認通知を示す指示受付画面を上記ディスプレイに表示させる表示処理と、上記指示受付画面において受け付けたチェックアウト指示を上記通信インタフェース及びインターネットを通じて上記管理サーバに送信する第3送信処理と、を実行する。
【0025】
(12) 上記第1メモリは、上限時間をさらに記憶していてもよい。上記強制チェックアウト時刻決定処理は、上記チェックイン時刻に上記上限時間を加えた時刻を上記強制チェックアウト時刻に決定する処理である。
【0026】
強制チェックアウトにおける利用時間の上限(上限時間)が決められているから、上限時間を超えた利用時間で利用料金が算出されてユーザに請求されることがない。
【0027】
(13) 上記上限時間は、上記店舗識別情報と対応付けられて上記第1メモリに記憶されていてもよい。
【0028】
上限時間は、店舗ごとに設定されてもよい。
【0029】
(14) 上記第1メモリは、上記店舗識別情報と閉店時刻とを対応付けてさらに記憶していてもよい。上記第1コントローラは、上記強制チェックアウト時刻決定処理で決定した上記強制チェックアウト時刻が上記閉店時刻より後の時刻であるか否かを判断する第3判断処理と、上記強制チェックアウト時刻が上記閉店時刻より後の時刻であると上記第3判断処理で判断したことに基づいて、上記閉店時刻を上記強制チェックアウト時刻に再決定する強制チェックアウト時刻再決定処理と、をさらに実行する。
【0030】
閉店時刻がある店舗の場合、強制チェックアウト時刻は、閉店時刻より後の時刻となることはない。
【発明の効果】
【0031】
この発明によれば、ユーザがチェックアウトを忘れて退店しても適切に決済を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】
図1は、サービス提供システム10の構成を示す図であり、かつ端末装置20及び管理サーバ30の機能ブロック図である。
【
図2】
図2は、ユーザ管理データベースを示す図である。
【
図3】
図3は、店舗管理データベースを示す図である。
【
図5】
図5は、端末装置20のディスプレイ24に表示される画面であって、(A)はスポット画面であり、(B)は登録推奨画面であり、(C)は店舗選択画面であり、(D)は日時指定画面である。
【
図6】
図6は、チェックイン処理のフローチャートである。
【
図7】
図7は、端末装置20のディスプレイ24に表示される画面であって、(A)はチェックイン画面であり、(B)は読取画面であり、(C)はプラン選択画面であり、(D)は確認画面であり、(E)は完了通知画面である。
【
図8】
図8は、チェックアウト処理のフローチャートである。
【
図9】
図9は、端末装置20のディスプレイ24に表示される画面であって、(A)はチェックアウト画面であり、(B)は読取画面であり、(C)はチェックアウト完了通知画面である。
【
図12】
図12(A)は、位置情報の送受信を示すフローチャートであり、
図12(B)は、端末装置20が確認画面及び決済確認画面を表示させる処理のフローチャートである。
【
図13】
図13は、端末装置20のディスプレイ24に表示される画面であって、(A)は第1確認画面であり、(B)は第2確認画面であり、(C)は第1決済確認画面であり、(D)は第2決済確認画面である。
【
図14】
図14は、変形例における店舗管理データベースを示す図である。
【
図15】
図15は、変形例における監視処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態について説明がされる。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、
図4、
図6、
図8、
図10、
図11、及び
図12に示される処理の一部は、本発明の要旨を変更しない範囲で省略されてもよいし、処理順を変更されてもよいし、他の処理に変更されてもよい。また、
図5、
図7、
図9、及び
図13に示される画面に表示されるアイコンや文字は、本発明の要旨を変更しない範囲で省略されてもよいし、表示位置を変更されてもよいし、他のテキストボックスやアイコンや文字等に変更されてもよい。
【0034】
本実施形態では、
図1に示されたサービス提供システム10が説明される。サービス提供事業者は、サービス提供システム10を用いて、ユーザ同士をマッチングするサービスや、ユーザ同士が実際に合うための場としてブースを提供するサービスをユーザに提供する。サービス提供事業者は、ユーザにブースを提供するため、複数のブースをそれぞれ有する複数の店舗を経営する。なお、ブースの使用目的はマッチングなどに限定されず、例えばユーザがリモートワークのため使用してもよい。また、店舗にブースがあることは必須ではなく、例えばコワーキングスペースのような複数人が共同で使用できるスペースを店舗が有しており、当該スペースが提供されてもよい。
【0035】
サービス提供システム10は、サービス提供事業者が運用する管理サーバ30と、各ユーザがそれぞれ所持する端末装置20と、を備える。管理サーバ30は、インターネット上にURLを公開する、いわゆるWebサーバであり、インターネットを通じて端末装置20からユーザに関する情報を収集してユーザ同士のマッチングを行う。他方、端末装置20は、スマートフォン(登録商標)やタブレット(登録商標)などの携帯通信端末である。ユーザは、端末装置20を用いてブースの予約やチェックイン及びチェックアウトなどを行う。以下、端末装置20及び管理サーバ30の構成について詳しく説明がされる。
【0036】
端末装置20は、中央演算処理装置であるCPU21、メモリ22、通信インタフェース23、ディスプレイ24、入力インタフェース25、及びカメラ29を有する。
【0037】
CPU21は、メモリ22に記憶されたOS26やブラウザ27や端末プログラム28などのプログラムを実行する中央演算処理装置である。CPU21は、第2コントローラ及びコントローラの一例である。
【0038】
通信インタフェース23は、移動体通信やWi-Fiなどの無線通信によって情報やデータを送受信するインタフェースである。通信インタフェース23は、第2通信インタフェースの一例である。
【0039】
入力インタフェース25は、例えばディスプレイ24に重ねられた透明な膜状のタッチセンサや音声入力用のマイクロフォンである。
【0040】
カメラ29は、レンズ及び複数の撮像素子を有しており、撮像によって生成した画像データを出力する、いわゆるデジタルカメラである。カメラ29は、QRコード(登録商標)の撮像に用いられる。
【0041】
メモリ22は、ROMや、RAMや、内装或いは外装のハードディスクや、着脱可能な可搬記憶媒体などである。可搬記憶媒体は、例えばUSBメモリ(登録商標)である。メモリ22は、第2メモリ及び端末メモリの一例である。
【0042】
メモリ22は、オペレーティングシステムであるOS26、及びブラウザ27を記憶する。また、メモリ22は、端末プログラム28を記憶可能な記憶領域を有する。
【0043】
端末プログラム28は、サービス提供事業者がユーザに提供するプログラムである。端末プログラム28は、いわゆるアプリケーションプログラムであってもよいし、ブラウザ27の機能を拡張する、いわゆるプラグインアプリであってもよい。或いは、端末プログラム28は、ジャバスクリプトを含むhtmlデータであってもよい。
【0044】
ユーザは、例えばブラウザ27を起動させて管理サーバ30が公開するURLにアクセスし、サービス提供事業者が提供するホームページをディスプレイ24に表示させる。ユーザは、当該ホームページにおいて氏名や年齢や性別や住所などを入力し、サービス提供事業者が提供するサービスへの入会申請を行う。管理サーバ30は、入会申請がされたことに基づいて、サーバアドレス、ユーザID、及び端末プログラム28を端末装置20に返信する。すなわち、サーバアドレス、ユーザID、及び端末プログラム28が端末装置20にダウンロード(インストール)される。ダウンロードされたサーバアドレス、ユーザID、及び端末プログラム28は、メモリ22に記憶される。
【0045】
サーバアドレスは、管理サーバ30に付されたグローバルIPアドレスである。なお、上記URLは、サーバアドレスと、上記ホームページを示すファイルパスを含む。
【0046】
ユーザIDは、端末プログラム28、端末装置20、及びユーザを個々に識別する識別情報である。
【0047】
ユーザは、ダウンロードされた端末プログラム28を起動させ、入力画面を表示させる。ユーザは、入力画面において、所在地や職業や趣味など(以下、「マッチング情報」と記載する)を入力する。入力されたマッチング情報は、サーバアドレスを用いて管理サーバ30に送信される。管理サーバ30は、受信したマッチング情報を後述のユーザ管理データベースに登録する。管理サーバ30は、登録されたマッチング情報を用いて、ユーザ同士のマッチングを行い、マッチングした他のユーザに関する情報等を端末装置20に返信する。ユーザは、マッチングされた他のユーザに対して、実際に会うための要望等を管理サーバ30を介して行う。ユーザは、マッチングされた他のユーザの同意や承諾後、サービス提供事業者が経営する店舗のブースの予約を、端末プログラム28を用いて行う。また、ユーザは、端末プログラム28を用いて当該店舗においてチェックインを行って当該ブースを借り、マッチングされた他のユーザと会う。また、ユーザは、端末プログラム28を用いて当該店舗においてチェックアウトを行い、当該店舗を退店する。すなわち、サービス提供事業者は、管理サーバ30及び端末プログラム28を用いてユーザに、当該ユーザに応じた他のユーザの紹介サービスと、ブースを貸し出すレンタルブースサービスとを提供する。他方、ユーザは、端末プログラム28によって、紹介サービス及びレンタルブースサービスの提供を受ける。
【0048】
管理サーバ30は、CPU31、メモリ32、通信インタフェース33、及びクロックモジュール34を備える。管理サーバ30は、サービス提供事業者が所有するサーバであってもよいし、いわゆるレンタルサーバであってもよい。
【0049】
CPU31は、メモリ32に記憶されたOS36やサーバプログラム37などのプログラムを実行する中央演算処理装置である。CPU31は、第1コントローラ及びコントローラの一例である。
【0050】
通信インタフェース33は、LAN及びゲートウェイ装置を介してインターネット11に接続され、或いはインターネット11に直接接続されている。通信インタフェース33は、第1通信インタフェースの一例である。
【0051】
クロックモジュール34は、現在時刻を出力するモジュールである。なお、クロックモジュール34が管理サーバ30に設けられる代わりに、サーバプログラム37が、インターネット11を通じて現在時刻を取得する機能を有していてもよい。
【0052】
メモリ32は、オペレーティングシステムであるOS36、サーバプログラム37、ユーザ管理データベース、及び店舗管理データベースを記憶している。メモリ32は、第1メモリ及びサーバメモリの一例である。なお、第1メモリ及びサーバメモリは、管理サーバ30がアクセス可能なストレージサーバなどの他のサーバが有するメモリであってもよい。
【0053】
サーバプログラム37は、端末装置20と通信を行う通信機能や、ユーザ管理データベース及び店舗管理データベースを管理するデータベース管理機能や、ユーザ管理データベースに登録された情報を読み出してユーザ同士のマッチングを行うマッチング機能や、ブースの予約やチェックインやチェックアウトや決済等を行う予約決済機能などを備える。サーバプログラム37は、上記各機能をそれぞれ実行する複数のモジュール(プログラム)の集合体であってもいし、単一のプログラムであってもよい。
【0054】
図2が示すように、ユーザ管理データベースは、ユーザに関する情報(上段部分)や、ユーザが行ったブースの予約に関する予約情報(中段部分)や、実際に利用した後の当該利用に関する利用情報(下段部分)などの管理を行うデータベースである。
【0055】
ユーザ管理データベースは、複数のカラム(列)及び複数のレコード(行)を有する。各カラムは、項目名をそれぞれ付されている。一のカラムは、項目名「ユーザID」を付されている。項目名「ユーザID」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザIDがそれぞれ登録されている。各レコードは、ユーザIDによって個々に識別される。すなわち、一のレコードは、一のユーザに対応している。
【0056】
サーバプログラム37は、端末装置20が送信した入会申請を受信すると、ユーザ管理データベースに新たなレコードを生成するとともに、ユーザ管理データベースに使用されていないユニークなユーザIDを生成し、生成したユーザIDを生成した新たなレコードに登録する。
【0057】
ユーザ管理データベースの他のカラムには、項目名「氏名」、「性別」、「年齢」、「住所」、「職業」、「趣味1」、「マッチングユーザID」、「所属グループ」、「決済用情報」などが付されている。
【0058】
項目名「氏名」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの「姓」及び「名」がそれぞれ登録されている。項目名「性別」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの性別がそれぞれ登録されている。項目名「年齢」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの年齢がそれぞれ登録されている。項目名「住所」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの所在地を示す住所がそれぞれ登録されている。サーバプログラム37は、端末プログラム28が送信した入会申請に含まれるユーザの氏名、性別、年齢、及び住所を各カラムの各フィールドにそれぞれ登録する。
【0059】
項目名「職業」及び「趣味1」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザの職業及び趣味がそれぞれ登録されている。サーバプログラム37は、端末プログラム28が送信した上述のマッチング情報に含まれる職業や趣味を各カラムの各フィールドにそれぞれ登録する。なお、
図2には項目名「趣味1」が付されたカラムのみが示されているが、項目名「趣味2」や「趣味3」が付された複数のカラムがユーザ管理データベースに設けたていてもよい。
【0060】
項目名「マッチングユーザID」及び「グループID」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザとマッチングした他のユーザのユーザID(マッチングユーザID)、及びユーザが所属するグループに付されたグループIDがそれぞれ登録されている。サーバプログラム37は、ユーザ同士のマッチングを行ったことに応じて、マッチングした他のユーザのIDをマッチングユーザIDとして該当カラムのフィールドに登録する。また、サーバプログラム37は、ユーザが既存のグループに入った場合、ユーザが入ったグループに付されたグループIDを該当カラムのフィールドに登録する。或いは、サーバプログラム37は、ユーザが新たなグループを作った場合、ユーザ管理データベースに登録されていないユニークなグループIDを新たに生成し、生成したグループIDを該当カラムのフィールドに登録する。
【0061】
なお、ユーザ同士のマッチングや、グループへの入会や、新たなグループの生成は、どのようにして行われてもよい。
【0062】
項目名「決済用情報」が付されたカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りた場合の料金の支払いを自動で行うために必要な情報(決済情報)がそれぞれ登録される。例えば決済情報は、クレジットカードのカード番号、及び本人確認用の認証情報である。決済用情報として、カード番号及び認証情報が項目名「決済用情報」が付されたカラムの各フィールドにそれぞれ登録される。但し、決済用情報は、銀行ID、口座番号、及び認証情報などであってもよい。
【0063】
ユーザは、自動決済を希望する場合、端末プログラム28を用いて決済用情報をサービス提供事業者(管理サーバ30)に提供する。管理サーバ30のサーバプログラム37は、提供された決済用情報をユーザ管理データベースに登録する。
【0064】
ユーザ管理データベースは、項目名「予約情報1」や「予約情報2」(不図示)などがそれぞれ付されたカラムを有する。当該カラムの各フィールドには、ユーザが行ったブースの予約に関する予約情報がそれぞれ登録される。なお、ユーザ管理データベースは、項目名「予約情報3」や「予約情報4」等が付されたカラムを有していてもよい。以下では、項目名「予約情報1」や「予約情報2」等を区別しない場合、単に項目名「予約情報」と記載して説明がされる。
【0065】
項目名「予約情報」が付されたカラムは、複数のサブカラムを有する。当該サブカラムは、項目名「店舗ID」、「閉店時刻」、「ブース番号」、「予約日」、「開始時刻」、「終了時刻」、「予約期間」、「サービス種別」、「チェックイン時間」、「利用終了予定時刻」、「チェックアウト時刻」、「強制チェックアウト時刻」、「第1確認通知時刻」、「第2確認通知時刻」、「位置情報」をそれぞれ付されている。なお、ユーザ管理データベースは、項目名「第3確認通知時刻」や「第4確認通知時刻」が付されたサブカラムをさらに有していてもよい。以下では、「第1確認通知時刻」や「第2確認通知時刻」等を区別しない場合、単に「確認通知時刻」と記載して説明がされる。
【0066】
項目名「店舗ID」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが予約した店舗に付された識別情報である店舗IDがそれぞれ登録されている。
【0067】
項目名「閉店時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、店舗の閉店時刻、或いは24時間営業であることを示す「-」がそれぞれ登録されている。
【0068】
項目名「ブース番号」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが予約したブースに付された番号がそれぞれ登録されている。例えばユーザは、人数に応じた大きさ(面積)のブースを予約する。なお、チェックイン時にブースが指定される場合は、項目名「ブース番号」が付されたサブカラムが項目名「予約情報」のカラムに設けられていなくてもよい。
【0069】
項目名「予約日」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる予定の日付がそれぞれ登録されている。項目名「開始時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間の開始予定時刻がそれぞれ登録されている。項目名「終了時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間の終了予定時刻がそれぞれ登録されている。項目名「予約期間」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間がそれぞれ登録されている。「1h」は、1時間を示し、「3h」は、3時間を示している。
【0070】
項目名「サービス種別」が付されたサブカラムの各フィールドには、サービス提供事業者が設定したサービスの種別がそれぞれ登録されている。例えば「30hパック」は、通常料金よりも安い定額料金でブースを30時間貸し出すサービスを示す。
【0071】
項目名「チェックイン時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが実際にチェックインした時刻がそれぞれ登録される。例えば「10:00」からブースを借りる予約に対しユーザが30分の遅刻をした場合、「10:30」のチェックイン時刻が当該カラムのフィールドに登録される。なお、「-」は、ユーザが未だチェックインしていないこと、或いは予約したにも拘らずユーザがブースを借りなかったことを示す。
【0072】
項目名「利用終了予定時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが実際にチェックインした時刻(チェックイン時刻)をブースの貸出開始時刻とした場合の貸出(利用)の終了予定時刻がそれぞれ登録される。
【0073】
項目名「確認通知時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックアウトを行わずに退店した場合にユーザの端末装置20に送信される確認通知の送信時刻がそれぞれ登録される。なお、ユーザが退店時にチェックアウトを行った場合、確認通知はユーザの端末装置20に送信されない。その場合、「-」が当該カラムのフィールドに登録される。
【0074】
項目名「位置情報」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックアウトを行わずに退店した場合に、ユーザの端末装置20から送信された位置情報がそれぞれ登録される。なお、ユーザが退店時にチェックアウトを行った場合、「-」が当該カラムのフィールドに登録される。
【0075】
なお、
図2には示されていないが、ユーザが予約を行わずに店舗に来店してチェックインを行った場合に情報が登録されるカラムがユーザ管理データベースに設けられている。当該カラムは、例えば項目名「予約無し利用」が付される。当該カラムは、上述の項目名「店舗ID」、「閉店時刻」、「ブース番号」、「サービス種別」、「チェックイン時刻」、「利用終了予定時刻」、「強制チェックアウト時刻」、「確認通知時刻」、「位置情報」、及び上述の項目名「予約期間」に代えて項目名「利用期間」が付されたサブカラムを有する。当該サブカラムの各フィールドには、チェックイン時刻や、チェックイン時にユーザが選択したブース番号やサービスの種別や利用期間などが登録される。
【0076】
ユーザ管理データベースは、項目名「利用情報1」や「利用情報2」などがそれぞれ付されたカラムを有する。当該カラムの各フィールドには、ユーザによって実際にブースが利用された後、具体的にはチェックアウトが行われた後、項目名「予約情報」や項目名「予約無し利用」のカラムが有するサブカラムに登録された情報などがスライドされて登録される。すなわち、ユーザの予約や利用に関する情報は、チェックアウトがされるまでは項目名「予約情報」や項目名「予約無し利用」が付されたカラムにおいて管理され、利用が終了した後は、項目名「利用情報1」や「利用情報2」が付されたカラムによって管理される。なお、ユーザ管理データベースは、項目名「利用情報3」や「利用情報4」等が付されたカラムを有していてもよい。以下では、項目名「利用情報1」や「利用情報2」等を区別しない場合、単に項目名「利用情報」と記載して説明がされる。
【0077】
項目名「利用情報」が付されたカラムは、複数のサブカラムを有する。当該サブカラムは、項目名「店舗ID」、「ブース番号」、「利用日」、「サービス種別」、「チェックイン時間」、「チェックアウト時刻」、「料金」、「確認通知時刻」などがそれぞれ付されている。
【0078】
項目名「店舗ID」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックインを行った店舗に付された店舗IDがそれぞれ登録される。項目名「ブース番号」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが借りたブースに付された番号であるブース番号がそれぞれ登録される。項目名「利用日」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックインを行った日付がそれぞれ登録される。項目名「サービス種別」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックインを行った際に選択したサービスの種別がそれぞれ登録される。
【0079】
項目名「チェックイン時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックインを行った時刻がそれぞれ登録される。項目名「チェックアウト時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがチェックアウトを行った時刻、或いはユーザがチェックアウトを行わずに退店した場合にサーバプログラム37が強制的にチェックアウトを行った時刻がそれぞれ登録される。項目名「料金」が付されたサブカラムの各フィールドには、ブースの利用に対する料金がそれぞれ登録される。項目名「確認通知時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、上述の確認通知の送信時刻がそれぞれ登録される。
【0080】
なお、ユーザ管理データベースは、上述した項目名以外の項目名が付されたカラムをさらに有していてもよい。
【0081】
次に、メモリ32に記憶された店舗管理データベース(
図1参照)について説明がされる。店舗管理データベースは、サービス提供事業者が経営する店舗に関する情報と、当該店舗に対してされた予約に関する情報を管理するデータベースである。
【0082】
図3に示されるように、店舗管理データベースは、複数のカラム(列)及び複数のレコード(行)を有する。各カラムは、項目名をそれぞれ付されている。一のカラムは、項目名「店舗ID」を付されている。項目名「店舗ID」が付されたカラムの各フィールドには、店舗IDがそれぞれ登録されている。各レコードは、店舗IDによって個々に識別される。すなわち、一のレコードは、一の店舗に対応している。
【0083】
店舗管理データベースの他のカラムには、項目名「店舗名」、「住所」、「ブース数」、「写真」、「閉店時刻」、「料金/15分」、「店舗予約情報1」、「店舗予約情報2」などが付されている。なお、ユーザ管理データベースは、項目名「店舗予約情報3」や「店舗予約情報4」等が付されたカラムを有していてもよい。以下では、項目名「店舗予約情報1」や「店舗予約情報2」等を区別しない場合、単に項目名「店舗予約情報」と記載して説明がされる。
【0084】
項目名「店舗名」が付されたサブカラムの各フィールドには、「板橋店」や「鶴見店」や「千種店」などの店舗名がそれぞれ登録されている。項目名「住所」が付されたサブカラムの各フィールドには、店舗の所在地(住所)がそれぞれ登録されている。
【0085】
項目名「ブース数」が付されたサブカラムの各フィールドには、店舗に設けられたブースの個数がそれぞれ登録されている。ここにおいて、店舗管理データベースのレコードは、複数のサブレコードを有している。複数のサブレコードは、店舗が有するブースの個数に応じた数だけ生成される。
【0086】
項目名「写真」が付されたサブカラムの各フィールドには、店舗の写真を示す写真ファイル或いは当該写真ファイルの格納場所を示すファイルパスがそれぞれ登録されている。図示例では写真ファイルはpdfファイルである。
【0087】
項目名「閉店時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、店舗が閉店時刻を有する場合、当該閉店時刻が登録され、店舗が24時間営業店である場合、「-」が登録されている。
【0088】
項目名「料金/15分」が付されたカラムは、2つのサブカラムを有している。一方のサブカラムには、項目名ブース番号」が付されており、他方のサブカラムには、項目名「料金」が付されている。項目名「ブース番号」が付されたカラムの各フィールドには、上述のブース番号がそれぞれ登録されており、項目名「料金」が付されたカラムの各フィールドには、金額がそれぞれ登録されている。すなわち、ブースごとに、単位時間(15分)当たりの料金が店舗管理データベースに登録されている。例えば、2人用の小スペースのブースに対して15分当たり150円の料金が設定され、3~4人用の中スペースのブースに対して15分当たり200円の料金が設定され、5~8人用の大スペースのブースに対して15分当たり300円の料金が設定されて店舗管理データベースに登録される。なお、ブースの料金はスペースの大きさに拘らず一律であってもよい。
【0089】
項目名「店舗予約情報」が付されたカラムは、複数のサブカラムを有している。各サブカラムは、項目名「ユーザID」、「予約日」、「開始時刻」、「終了時刻」、「予約期間」、「サービス種別」などをそれぞれ付されている。
【0090】
項目名「ユーザID」が付されたサブカラムの各フィールドには、予約を行ったユーザのユーザIDがそれぞれ登録されている。項目名「予約日」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる予定の日付(予約日)がそれぞれ登録されている。項目名「開始時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間の開始予定時刻がそれぞれ登録されている。項目名「終了時刻」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間の終了予定時刻がそれぞれ登録されている。項目名「予約期間」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザがブースを借りる期間がそれぞれ登録されている。項目名「サービス種別」が付されたサブカラムの各フィールドには、ユーザが選択したサービスの種別がそれぞれ登録されている。
【0091】
なお、店舗管理データベースは、上述した項目名以外の項目名が付されたカラムをさらに有していてもよい。
【0092】
次に、ユーザが端末装置20を用いてブースの予約を行う際に端末プログラム28及びサーバプログラム37が実行する予約処理について、
図4が参照されて説明がされる。なお、端末プログラム28が実行する処理は、コントローラ(或いはコンピュータ)であるCPU21が実行する処理でもあり、サーバプログラム37が実行する処理は、コントローラ(或いはコンピュータ)であるCPU31が実行する処理でもある。また、
図4、6、8、10、11に示されたフローチャートでは、「データベース」は「DB」に省略して記載されている。
【0093】
ユーザは、端末装置20において端末プログラム28を起動させる。起動された端末プログラム28は、ホーム画面(不図示)をディスプレイ24に表示させる(S11)。なお、端末プログラム28は、ホーム画面や、以下で説明される各種の表示画面を示す画面データを予め有している。或いは、端末プログラム28が端末装置20にダウンロードされる際に、上記画面データがメモリ22に記憶される。
【0094】
ユーザは、表示されたホーム画面において、スポット画面を表示させるための入力を行う。端末プログラム28は、当該入力を受け付けたことに基づいて(S12)、ユーザID及び店舗情報要求を含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S13)。店舗情報要求や、以下で説明される各種の要求は、例えばコマンドである。
【0095】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、ユーザID及び店舗情報要求を含むHTTPリクエストを受信すると(S13)、店舗情報要求に基づいて、店舗管理データベースに登録された店舗IDや店舗名や住所やブース数や写真ファイル等の店舗情報を読み出す(S14)。また、サーバプログラム37は、受信したユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベース(
図2参照)において特定する。サーバプログラム37は、特定したレコードに決済用情報が登録されているか否かを判断し、決済用情報が登録されているか否かを示す決済用情報の確認情報を生成する(S15)。決済用情報の確認情報は、自動決済(いわゆる自動引落し)を行えるか否かを示す情報である。サーバプログラム37は、店舗情報、及び決済用情報の確認情報を含むHTTPレスポンスを、ステップS13で受信したHTTPリクエストの応答として端末装置20に返信する(S16)。
【0096】
端末装置20の端末プログラム28は、管理サーバ30が返信したHTTPレスポンスを受信する(S16)。端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれる店舗情報を含むスポット画面をディスプレイ24に表示させる(S17)。
【0097】
図5(A)は、スポット画面を示す。スポット画面は、店舗名を示す文字や、住所を示す文字や、店舗の写真を有する。また、スポット画面は、「ブース予約」アイコン41を有する。ユーザは、表示された各店舗の住所等を参照し、予約する店舗を決め、「ブース予約」アイコン41を選択(タップ)する。
【0098】
図4に示されるように、端末プログラム28は、ユーザによる「ブース予約」アイコン41の選択を受け付ける(S18)。端末プログラム28は、ステップS16で受信したHTTPレスポンスに含まれる決済用情報の確認情報に基づいて、自動決済が行えるか否かを判断する(S19)。端末プログラム28は、自動決済が行えないと判断すると(S19:No)、登録推奨画面をディスプレイ24に表示させる(S20)。登録推奨画面は、決済用情報の登録をユーザに促す画面である。すなわち、ブースの予約は、自動決済を必要とする。
【0099】
図5(B)は、登録推奨画面を示す。登録推奨画面は、「ブースのご予約にはクレジットカードの登録が必要です」の文字と、「登録」アイコン42とを有する。ユーザは、ブースの予約を行いたい場合、「登録」アイコン42を選択する。ユーザは、ブースの予約を断念する場合、「戻る」アイコン(不図示)を選択する。「戻る」アイコンは、例えば端末装置20のディスプレイ24にデフォルトで表示されるアイコンである。
【0100】
図4に示されるように、端末プログラム28は、ユーザの入力を受け付け(S21)、受け付けた入力が「登録」アイコン42の選択であるか否かを判断する(S22)。端末プログラム28は、受け付けた入力が「登録」アイコン42の選択でなく「戻る」アイコンの選択であると判断すると(S22:No)、スポット画面をディスプレイ24に再度表示させる(S17)。
【0101】
端末プログラム28は、受け付けた入力が「登録」アイコン42の選択であると判断すると(S22:Yes)、登録処理を実行する(S23)。具体的には、端末プログラム28は、不図示の入力画面をディスプレイ24に表示させ、クレジットカードのカード番号及び認証情報の入力を受け付ける。端末プログラム28は、受け付けたカード番号及び認証情報を含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する。管理サーバ30のサーバプログラム37は、銀行等の金融機関が運用するサーバに当該カード番号や認証情報を送信するなどの所定の処理を実行した後、カード番号及び認証情報をユーザ管理データベースに登録する。また、サーバプログラム37は、登録が完了したことを示す登録完了通知を含むHTTPレスポンスを、カード番号及び認証情報を含むHTTPリクエストに対する応答として端末装置20に返信する。
【0102】
端末装置20の端末プログラム28は、登録完了通知を受信したことに基づいて、或いはステップS19において自動決済が可能であると判断したことに基づいて(S19:Yes)、店舗選択画面をディスプレイ24に表示させる(S24)。
【0103】
図5(C)に示されるように、店舗選択画面は、それぞれ店舗名を有する複数の店舗選択アイコン43と、「検索」アイコン44とを有する。ユーザは、複数の店舗選択アイコン43から一の店舗選択アイコン43を選択した後、「検索」アイコン44を選択する。
【0104】
図4に示されるように、端末装置20の端末プログラム28は、店舗選択アイコン43及び「検索」アイコン44を選択するユーザの入力を受け付けたことに基づて(S25)、ユーザが選択した店舗の店舗IDと、予約情報の返信要求とを含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S26)。
【0105】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、店舗ID及び返信要求を受信したことに基づいて(S26)、受信した店舗IDと同一の店舗IDを有するレコードを店舗管理データベースにおいて特定し、特定したレコードに登録された店舗情報及び店舗予約情報を読み出す(S27)。サーバプログラム37は、読み出した店舗情報及び店舗予約情報を含むHTTPレスポンスを、ステップS26で受信したHTTPリクエストの応答として端末装置20に返信する(S28)。
【0106】
端末装置20の端末プログラム28は、店舗情報及び店舗予約情報を含むHTTPレスポンスを受信したことに基づいて、不図示のブース選択画面をディスプレイ24に表示させる。ブース選択画面は、ユーザが選択した店舗が有するブースの種類やブース番号などを有する。ブースの種類は、ブースのサイズ(面積や使用可能人数など)等である。ユーザは、ブース選択画面において、ブースの種類或いはブース番号を指定(選択)する。なお、ブースの種類や選択の受け付けは、ステップS24において店舗の選択とともに行われてもよい。
【0107】
端末装置20の端末プログラム28は、ブースの選択を受け付けたことに基づいて、日時指定画面をディスプレイ24に表示させる(S29)。
【0108】
図5(D)に示されるように、日時指定画面は、複数の「日付」アイコン45からなるカレンダ46と、「確認」アイコン47とを有する。ユーザは、予約する日付の「日付」アイコン45を選択する。
【0109】
端末プログラム28は、ユーザによる「日付」アイコン45の選択を受け付けたことに基づいて、不図示の予約期間入力画面をディスプレイ24に表示させる。予約期間入力画面は、例えばブースの使用開始予定時刻の選択を受け付けるプルダウンメニュー、ブースの使用終了予定時刻の選択を受け付けるプルダウンメニュー、及びサービスの種別の選択を受け付けるプルダウンメニューなどを有する。ユーザは、予約期間入力画面において、ブースの使用開始予定時刻及び使用終了予定時刻と、サービスの種別とを選択する。また、ユーザは、ユーザは、当該選択の後、日時指定画面において「確認」アイコン47を選択する。なお、ユーザが指定した日時や期間においてブースが既に予約済みである場合、エラー表示等がされて予約済であることが表示される。ブースが予約済か否かは、上述の店舗予約情報に基づいて端末プログラム28が判断する。
【0110】
図4に示されるように、端末プログラム28は、「日付」アイコン45の選択と、予約日の指定と、使用開始予定時刻及び使用終了予定時刻の選択と、サービスの種別の選択と、「確認」アイコン47の選択とを受け付けたことに基づいて(S30)、ユーザID、店舗ID、ブース番号、予約日、使用開始予定時刻、使用終了予定時刻、及びサービスの種別を有する予約申請を生成する(S31)。端末プログラム28は、生成した予約申請含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S32)。なお、サービスの種別の選択や、ブースの種別の選択や、ブース番号の選択は、予約時ではなくチェックイン時に行われてもよい。
【0111】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、予約申請を受信したことに基づいて(S32)、予約申請に含まれるユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。サーバプログラム37は、特定したレコードの各フィールドであって、かつ項目名「予約情報」が付されたカラムの各フィールドに、予約申請に含まれる店舗ID、ブース番号、予約日、使用開始予定時刻(開始時刻)、使用終了予定時刻(終了時刻)、予約期間、及びサービス種別などの予約情報をそれぞれ登録する(S33)。
【0112】
また、サーバプログラム37は、予約申請に含まれる店舗ID及びブース番号と同一の店舗ID及びブース番号を有するレコードを店舗管理データベースにおいて特定する。サーバプログラム37は、特定したレコードの各フィールドであって、かつ項目名「店舗予約情報」が付されたカラムの各フィールドに、予約申請に含まれるユーザID、予約日、使用開始予定時刻(開始時刻)、使用終了予定時刻(終了時刻)、予約期間、及びサービス種別などの予約情報をそれぞれ登録する(S34)。また、サーバプログラム37は、特定したレコードに閉店時刻が登録されている場合、当該閉店時刻を読み出し、ユーザ管理データベースにおいてステップS33で特定したレコードに当該閉店時刻を登録する。サーバプログラム37は、ユーザ管理データベース及び店舗管理データベースに予約情報を登録したこと、すなわち予約申請を受け付けたことに基づいて、予約が完了したことを示す予約完了通知を含むHTTPレスポンスを、ステップS32で受信したHTTPリクエストに対する応答として端末装置20に返信し(S35)、予約処理を終了する(エンド)。
【0113】
端末装置20の端末プログラム28は、予約完了通知を受信したことに基づいて(S35)、不図示の予約完了通知画面をディスプレイ24に表示させ(S36)、予約処理を終了する(エンド)。
【0114】
次に、予約を行ったユーザ或いは予約を行わなかったユーザが来店した店舗においてチェックインを行う際に端末プログラム28及びサーバプログラム37が実行するチェックイン処理(
図6参照)について説明がされる。
【0115】
ユーザは、端末装置20を操作して端末プログラム28を起動させる。起動された端末プログラム28は、上述のホーム画面(不図示)をディスプレイ24に表示させる。ユーザは、表示されたホーム画面において、チェックイン画面(
図7(A))の表示を指示するアイコンを選択する。
【0116】
図6に示されるように、端末プログラム28は、ホーム画面において上記アイコンの選択を受け付けたことに基づいて(S41)、チェックイン画面をディスプレイ24に表示させる(S42)。
【0117】
図7(A)に示されるように、チェックイン画面は、「チェックイン」アイコン51を有する。ユーザは、チェックインを行う場合、「チェックイン」アイコン51を選択する。
【0118】
図6に示されるように、端末プログラム28は、「チェックイン」アイコン51の選択を受け付けたことに基づいて(S43)、読取画面(
図7(B)参照)をディスプレイ24に表示させるとともに、カメラ29を起動させる(S44)。
【0119】
図7(B)に示されるように、読取画面は、カメラ29が撮像した画像を表示する画像表示領域52を有する。ユーザは、店舗に設置されたQRコード(登録商標)にカメラ29を向け、当該QRコードの撮像を指示する入力を行う。
【0120】
QRコードは、設置されている店舗に付された店舗IDを含んでいる。QRコードは、コード画像の一例である。なお、コード画像は、バーコードなどであってもよい。
【0121】
図6に示されるように、端末プログラム28は、ユーザの撮像指示の入力を受け付けたことに基づいて(S45)、カメラ29が出力した画像データを取得する(S46)。端末プログラム28は、取得した画像データ(QRコード)が示す店舗IDを取得する(S47)。なお、画像データ(QRコード)から店舗IDを取得する処理は、端末装置20に実装された他のアプリケーションプログラムが実行してもよい。店舗IDは、店舗識別情報の一例である。ステップS47の処理は、第1取得処理の一例である。
【0122】
端末プログラム28は、取得した店舗IDと、メモリ22に記憶されたユーザIDと、予約確認要求とを含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S48)。
【0123】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、店舗ID、ユーザID、及び予約確認要求を含むHTTPリクエストを受信する(S48)。サーバプログラム37は、受信したユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。サーバプログラム37は、特定したレコードに、現在の日付と同一の日付を有し、かつ受信した店舗IDと同一の店舗IDを有する予約情報が登録されているか否かを判断する(S49)。すなわち、サーバプログラム37は、ユーザが来店した店舗に当該ユーザが予約を行っているか否かを判断する(S49)。
【0124】
サーバプログラム37は、予約がされていないと判断すると(S49:No)、予約がされていないことを示す予約なし通知を含むHTTPレスポンスを、ステップS48で受信したHTTPリクエストに対する応答として端末装置20に返信する(S50)。
【0125】
サーバプログラム37は、予約がされていると判断すると(S49:Yes)、特定したレコードに登録された予約情報を読み出し(S51)、読み出した予約情報を含むHTTPレスポンスを、ステップS48で受信したHTTPリクエストに対する応答として端末装置20に返信する(S52)。
【0126】
端末装置20の端末プログラム28は、予約なし通知(S50)を含むHTTPレスポンスを受信し、或いは予約情報を含むHTTPレスポンスを受信する(S52)。端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれるのが予約なし通知であるか予約情報であるかを判断する(S53)。
【0127】
端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれるのが予約なし通知であると判断すると(S53:予約なし通知)、不図示の入力画面をディスプレイ24に表示させる(S54)。入力画面は、ブースの種別やブース番号やサービスの種別などの指定の入力を受け付ける画面である。ユーザは、入力画面においてブースの種別やブース番号やサービスの種別などの入力を行う。
【0128】
なお、入力画面の表示は、決済用情報がユーザ管理データベースに登録されて自動決済が可能であることを要件としていてもよい。例えば、ステップS50において管理サーバ30が返信するHTTPレスポンスには、上述の決済用情報の確認情報が含まれる。端末装置20の端末プログラム28は、ステップS53において予約なし通知であると判断すると(S53:予約なし通知)、登録推奨画面(
図5(B)参照)をディスプレイ24に表示させ、クレジットカード番号や認証情報の登録をユーザに促す。端末プログラム28は、決済用情報がユーザ管理データベースに登録された後、入力画面をディスプレイ24に表示させる。すなわち、店舗におけるブースの利用は、自動決済が可能であることを要件としていてもよい。
【0129】
端末プログラム28は、入力画面においてブースの種別やブース番号やサービスの種別などの入力を受け付ける(S55)。
【0130】
端末プログラム28は、受信したHTTPレスポンスに含まれるのが予約情報であると判断すると(S53:予約情報)、プラン選択画面をディスプレイ24に表示させる(S56)。
【0131】
図7(C)に示されるように、プラン選択画面は、サービスの種別(プラン)の選択を受け付ける複数の「サービス選択」アイコン53と、人数の指定を受け付ける「人数」アイコン54と、「次へ」アイコン55とを有する。
【0132】
ユーザは、プラン選択画面において、サービスの種別(プランの種類)を選択し、かつ人数の指定を行った後、「次へ」アイコン55を選択する。
【0133】
なお、端末プログラム28は、予約時においてユーザが選択したブースの種別、ブース番号、利用開始予定時刻、及び利用終了予定時刻等の変更を受け付ける画面をディスプレイ24に表示し、当該変更を受け付けてもよい。
【0134】
図6に示されるように、端末プログラム28は、プラン選択画面において、サービスの種別(プランの種類)の選択、人数の指定、及び「次へ」アイコン55の選択を受け付けたことに基づいて(S57)、或いはステップS55の入力を受け付けたことに基づいて、最終確認画面をディスプレイ24に表示させる(S58)。ステップS55、S57の処理は、第1受付処理の一例である。ステップS55及びステップS57において入力或いは選択されたブース番号、サービスの種別(プランの種類)、及び人数の指定や、予約処理において入力或いは選択された予約日、利用開始予定時刻、利用終了予定時刻などは、チェックイン情報の一例である。
【0135】
図7(D)に示すように、最終確認画面は、「30時間パック」などのサービスの種別(プラン)を示す文字と、「1名」などの人数を示す文字と、「退店時もQRコードを読み取ってください」の文字からなる第1注意表示56と、「QRコードを読み取らずに退店された場合は、最大24時間分のご利用料金がかかります。」の文字からなる第2注意表示57と、「いいえ」アイコン58と、「はい」アイコン59とを有する。
【0136】
ユーザは、注意表示56、57を確認した後、ブースの利用を行う場合、「はい」アイコン59を選択する。
【0137】
図6に示されるように、端末プログラム28は、ユーザによる「はい」アイコン59の選択を受け付けたことに基づいて(S59)、ユーザID、店舗ID、ブース番号、利用開始予定時刻(チェックイン時刻)、利用終了予定時刻、サービスの種別を含む利用申請を生成する(S60)。端末プログラム28は、生成した利用申請を含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S61)。端末プログラム28が利用申請を管理サーバ30に送信するステップS61の処理は、第1送信処理の一例である。
【0138】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、利用申請を含むHTTPリクエストを受信する(S61)。サーバプログラム37が利用申請を受信するステップS61の処理は、第1受信処理の一例である。
【0139】
サーバプログラム37は、受信した利用申請に含まれるユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定する。また、サーバプログラム37は、特定したレコードに、現在の日付と同一の日付を有し、かつ受信した店舗IDと同一の店舗IDを有する予約情報を特定する。サーバプログラム37は、特定した予約情報における項目名「チェックイン時刻」、「利用終了予定時刻」が付されたカラムの各フィールドに、受信した利用申請に含まれる利用開始予定時刻(チェックイン時刻)及び利用終了予定時刻を登録する(S62)。なお、サーバプログラム37は、利用申請が送信された時刻或いは利用申請を受信した時刻を、項目名「チェックイン時刻」が付されたカラムのフィールドに登録してもよい。例えば、ユーザが予約時に指定した利用開始予定時刻よりも早い時刻から利用を開始したい場合、その旨を示す入力を端末装置20において行う。サーバプログラム37は、当該入力が行われたことに基づいて、利用申請が送信された時刻或いは利用申請を受信した時刻をチェックイン時刻としてユーザ管理データベースに登録する。その場合、サーバプログラム37は、決定したチェックイン時刻と利用開始予定時刻との差に応じて利用終了予定時刻を変更しユーザ管理データベースに登録する。チェックイン時刻をユーザ管理データベースに登録するステップS62の処理は、チェックイン時刻決定処理及び終了予定時刻決定処理の一例である。
【0140】
次に、サーバプログラム37は、チェックインが完了したことを示すチェックイン完了通知を含むHTTPレスポンスを、ステップS61で受信したHTTPリクエストの応答として端末装置20に返信し(S63)、チェックイン処理を終了する(エンド)。
【0141】
端末装置20の端末プログラム28は、チェックイン完了通知を含むHTTPレスポンスを受信する(S63)。端末プログラム28は、チェックイン完了通知を受信したことに基づいて、チェックインが完了したことを示す完了通知画面をディスプレイ24に表示させ、チェックイン処理を終了する(エンド)。
【0142】
図7(E)は、完了通知画面を示す。完了通知画面は、「チェックイン完了しました。」の文字と、「30時間パック」などのサービスの種別(プラン)を示す文字と、「1名」などの人数を示す文字と、「戻る」アイコン60とを有する。ユーザは、表示された文字等を確認した後、「戻る」アイコン60を選択する。
【0143】
フローチャートには示されていないが、端末プログラム28は、「戻る」アイコン60が選択されたことに基づいて、上述のホーム画面などの他の画面をディスプレイ24に表示させる。
【0144】
次に、ブースの使用を終えたユーザが退店時にチェックアウトを行う際に端末プログラム28及びサーバプログラム37が実行するチェックアウト処理(
図8参照)について説明がされる。
【0145】
ユーザは、端末装置20を操作して端末プログラム28を起動させる。起動された端末プログラム28は、上述のホーム画面(不図示)をディスプレイ24に表示させる。ユーザは、表示されたホーム画面において、チェックアウト画面(
図9(A))の表示を指示するアイコンを選択する。
【0146】
図8に示されるように、端末プログラム28は、ホーム画面において上記アイコンの選択を受け付けたことに基づいて(S71)、チェックアウト画面をディスプレイ24に表示させる(S72)。
【0147】
図9(A)に示されるように、チェックアウト画面は、店舗名を示す文字と、「チェックイン中」の文字と、「02:50:34」などのブースの利用時間を示す時間表示と、「チェックアウト」アイコン61とを有する。ユーザは、チェックアウトを行う場合、「チェックアウト」アイコン61を選択する。
【0148】
図8に示されるように、端末プログラム28は、「チェックアウト」アイコン61の選択を受け付けたことに基づいて(S73)、読取画面(
図9(B)参照)をディスプレイ24に表示させるとともに、カメラ29を起動させる(S74)。ステップS73の処理は、第2受付処理の一例である。ユーザによる「チェックアウト」アイコン61の選択は、チェックアウト指示の入力の一例である。
【0149】
図9(B)に示されるように、読取画面は、カメラ29が撮像した画像を表示する画像表示領域62を有する。ユーザは、店舗に設置されたQRコードにカメラ29を向け、当該QRコードの撮像を指示する入力を行う。
【0150】
図8に示されるように、端末プログラム28は、ユーザの撮像指示の入力を受け付けたことに基づいて(S75)、カメラ29が出力した画像データを取得する(S76)。端末プログラム28は、取得した画像データ(QRコード)が示す店舗IDを取得する(S77)。なお、画像データから店舗IDを取得する処理は、端末装置20に実装された他のアプリケーションプログラムが実行してもよい。
【0151】
端末プログラム28は、取得した店舗IDと、メモリ22に記憶されたユーザIDと、終了通知とを含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S78)。ステップS78の処理は、第2送信処理の一例である。
【0152】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、店舗ID、ユーザID、及び終了通知を含むHTTPリクエストを受信する(S78)。サーバプログラム37は、受信したHTTPリクエストに含まれるユーザIDと一致するユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベース(
図2参照)において特定する。また、受信したHTTPリクエストに含まれる店舗IDと一致する店舗IDを有するカラム(予約情報)をユーザ管理データベースにおいて特定する(S79)。サーバプログラム37は、特定した予約情報に登録された終了時刻(利用終了予定時刻)を読み出し、クロックモジュール34が出力した現在時刻が、読み出した終了時刻を超えているか否かを判断する(S80)。すなわち、サーバプログラム37は、ユーザが予定期間を超えてブースを利用したか否か、換言すると、利用期間の延長(いわゆる時間延長)がされたか否かを判断する(S80)。
【0153】
サーバプログラム37は、延長されていないと判断すると(S80:No)、現在時刻或いは利用終了予定時刻をチェックアウト時刻に決定し(S81)、決定したチェックアウト時刻を、ステップS79で特定した利用情報における項目名「チェックアウト時刻」が付されたサブカラムのフィールドに登録する(S82)。ステップS81の処理は、チェックアウト時刻決定処理の一例である。
【0154】
サーバプログラム37は、ユーザ管理データベースに登録されたチェックイン時刻、チェックアウト時刻、店舗ID、ブース番号、及びサービス種別と、店舗管理データベースに登録された単位時間当たりの料金とに基づいて、料金を算出する(S83)。なお、サーバプログラム37は、料金とともに、サービスの種別に関する情報を算出してもよい。例えばサーバプログラム37は、「30時間パック」における残りの利用可能時間を算出してもよい。
【0155】
サーバプログラム37は、算出した料金を、ステップS79で特定した利用情報における項目名「料金」が付されたサブカラムのフィールドに登録する(S84)。また、サーバプログラム37は、特定した予約情報のサブカラムの各フィールドに登録された店舗IDやブース番号や予約日や開始時刻や終了時刻や予約期間やサービス種別やチェックイン時刻を、項目名「利用情報」が付されたカラムに登録し直す(S85)。
【0156】
サーバプログラム37は、延長されていると判断すると(S80:Yes)、現在時刻、或いはステップS78でHTTPリクエストを受信した時刻をチェックアウト時刻に決定し(S86)、上述のステップS82~S85の処理を実行する。ステップS86の処理は、チェックアウト時刻決定処理の一例である。
【0157】
サーバプログラム37は、決済通知を含むHTTPレスポンスを、ステップS78で受信したHTTPリクエストに対する応答として端末装置20に返信する(S87)。決済通知は、ステップS83で算出した料金と、ステップS81或いはステップS86で決定したチェックアウト時刻と、ユーザ管理データベースに登録されたチェックイン時刻及び人数と、チェックイン時刻及びチェックアウト時刻から算出した利用期間と、を含む。
【0158】
その後、サーバプログラム37は、金融機関が運用するサーバに、決済のための情報を送信するなどの決済処理を実行し(S88)、チェックアウト処理を終了する(エンド)。
【0159】
端末装置20の端末プログラム28は、料金を有する決済通知を含むHTTPレスポンス受信する(S87)。端末プログラム28は、決済通知を受信したことに基づいて、チェックアウト完了通知画面をディスプレイ24に表示させる(S89)。
【0160】
図9(C)は、チェックアウト完了通知画面を示す。チェックアウト完了通知画面は、来店日時(予約日及びチェックイン時刻)と、退店日時(予約日及びチェックアウト時刻)と、利用した期間(利用期間)と、利用人数と、利用したサービスの種別と、料金とを示す文字や数字を有する。また、ユーザが利用終了予定時刻を過ぎてブースの利用を行った場合、すなわちユーザが時間延長を行った場合、チェックアウト完了通知画面は、延長料金を示す文字や数字を有する。ユーザは、チェックアウト完了通知画面において料金等の確認を行った後、「戻る」アイコン(不図示)を選択する。
【0161】
端末プログラム28は、チェックアウト完了通知画面において「戻る」アイコン(不図示)が選択され、或いは端末プログラム28の起動終了の指示が入力されたことに基づいて、チェックアウト処理を終了する(エンド)。
【0162】
次に、管理サーバ30のサーバプログラム37が実行する監視処理(
図10及び
図11)について説明がされる。管理処理は、利用終了予定時刻を過ぎてもチェックアウトが行われていない利用を監視する処理である。
【0163】
サーバプログラム37は、例えば数分ごとや十数分毎、或いは数十分ごとに監視処理を実行する。先ず、サーバプログラム37は、利用終了予定時刻を過ぎてもチェックアウトが行われていない第1特定レコード(予約情報)を管理データデータベース(
図2参照)において検索する(S91)。具体的には、サーバプログラム37は、チェックイン時刻が登録されており、かつ現在時刻が利用終了予定時刻を過ぎており、かつ強制チェックアウト時刻が登録されていない第1特定レコードをユーザ管理データベースにおいて検索する(S91)。
【0164】
サーバプログラム37は、第1特定レコードが発見されたか否かを判断する(S92)。サーバプログラム37は、第1特定レコードが発見されたと判断すると(S92:Yes)、当該第1特定レコードの予約情報(
図2参照)に登録された閉店時刻を読み出し、店舗種別を特定する(S93)。すなわち、サーバプログラム37は、ユーザが利用している店舗が閉店時刻を有する店舗(以下、「第1種別店舗」と記載する)であるか、閉店時刻を有さない24時間営業の店舗(以下、「第2種別店舗」と記載する)であるかを特定する。例えばサーバプログラム37は、閉店時刻が予約情報に登録されていることに基づいて、ユーザが利用している店舗を第1種別店舗に特定し、閉店時刻が予約情報に登録されていないことに基づいて、ユーザが利用している店舗を第2種別店舗に特定する。ステップS92の処理は、第2判断処理の一例である。ステップS93の処理は、店舗種別特定処理の一例である。
【0165】
サーバプログラム37は、特定した店舗種別と、第1特定レコードの予約情報に登録された利用終了予定時刻とに基づいて、強制チェックアウト時刻を決定する(S94)。具体的には、サーバプログラム37は、特定した店舗種別が第1種別店舗である場合、強制チェックアウト時刻を閉店時刻に決定する。サーバプログラム37は、特定した店舗種別が第2種別店舗である場合、利用終了予定時刻から第1所定時間だけ後となる時刻を強制チェックアウト時刻に決定する。第1所定時間は、メモリ32に予め記憶される。第1所定時間は、例えば24時間である。但し、第1所定時間は、6時間や12時間など他の時間であってもよい。ステップS94の処理は、強制チェックアウト時刻決定処理の一例である。
【0166】
サーバプログラム37は、決定した強制チェックアウト時刻を、第1特定レコードの予約情報における項目名「強制チェックアウト時刻」が付されたカラムのフィールドに登録する(S95)。すなわち、強制チェックアウト時刻は、利用終了予定時刻が過ぎた後に決定されてユーザ管理データベースに登録される。ただし、強制チェックアウト時刻は、利用終了予定時刻が過ぎる前、すなわちチェックインの直後に決定されてユーザ管理データベースに登録されてもよい。
【0167】
サーバプログラム37は、ステップS92において第1特定レコードが発見されなかったと判断すると(S92:No)、ステップS93~S95までの処理をスキップする。
【0168】
サーバプログラム37は、第1特定レコードが発見されなかったと判断すると(S92:No)、或いはステップS95の処理の実行後、強制チェックアウト時刻が登録された第2特定レコードがあるか否かをユーザ管理データベースにおいて検索する(S96)。そして、サーバプログラム37は、第2特定レコードが発見されたか否かを判断する(S97)。サーバプログラム37は、第2特定レコードが発見されたと判断すると(S97:Yes)、利用終了予定時刻から第2所定時間が経過したか否かを判断する(S98)。第2所定時間は、メモリ32に予め記憶された時間であって、例えば3時間である。ただし、第2所定時間は、3時間に限られず、1時間や2時間など他の時間であってもよい。サーバプログラム37は、例えば利用終了予定時刻から現在時刻までの経過時間を算出し、算出した経過時間が第2所定時間を超えているか否かを判断する(S98)。
【0169】
サーバプログラム37は、利用終了予定時刻から第2所定時間が経過していると判断すると(S98:Yes)、第2特定レコードに位置情報が登録されているか否かを判断する(S99)。
【0170】
図12(A)を参照して、ユーザ管理データベースへの位置情報の登録について説明がされる。端末装置20の端末プログラム28は、ユーザ設定が位置情報の送信を許可している場合、端末装置20が受信した位置情報(GPS位置情報/GNSS位置情報)を定期的に取得する(S121)。端末プログラム28は、取得した位置情報及びユーザIDを含むHTTPリクエストを、インターネット11を通じて管理サーバ30に定期的に送信する(S122)。ステップS121、S122の処理は、第4送信処理の一例である。
【0171】
他方、管理サーバ30のサーバプログラム37は、ユーザID及び位置情報を含むHTTPリクエストを受信する(S122)。サーバプログラム37は、受信したユーザIDと同一のユーザIDを有するレコードをユーザ管理データベースにおいて特定し(S123)、特定したレコードの予約情報における項目名「位置情報」が付されたカラムのフィールドに、受信した位置情報を登録する(S124)。
【0172】
図10に示されるように、サーバプログラム37は、第2特定レコードに位置情報が登録されていると判断すると(S99:Yes)、ユーザと店舗との離間距離を算出する(S100)。例えばサーバプログラム37は、店舗の住所を店舗管理データベースから読み出し、読み出した住所及び上記位置情報に基づいて離間距離を算出する。ステップS100の処理は、離間距離を算出する処理の一例である。
【0173】
サーバプログラム37は、算出した離間距離が、メモリ32に予め記憶された閾値距離を超えているか否かを判断する(S101)。閾値距離は、例えば数メートルから数十メートルである。すなわち、サーバプログラム37は、ステップS101において、ユーザが退店したか否かを判断する。ステップS101の処理は、第1判断処理の一例である。
【0174】
サーバプログラム37は、端末装置20においてユーザ設定が位置情報の送信を許可しておらず、位置情報がユーザ管理データベースに登録されていないと判断すると(S99:No)、ステップS100、S101の処理をスキップする。
【0175】
サーバプログラム37は、位置情報がユーザ管理データベースに登録されていないと判断し(S99:No)、或いは離間距離が閾値距離を超えていると判断すると(S101:Yes)、第1確認通知を端末装置20に送信する(S102)。例えば、サーバプログラム37は、端末装置20の端末プログラム28が定期的に送信するHTTPリクエストに対する応答として、第1確認通知を含むHTTPレスポンスを端末装置20に返信する。ステップS102の処理は、第3送信処理の一例である。
【0176】
図12(B)が示すように、端末装置20の端末プログラム28は、管理サーバ30が送信した第1確認通知を受信する(S131)。端末プログラム28は、第1確認通知を受信したことに基づいて、第1確認画面をディスプレイ24に表示させる(S132)。ステップS131の処理は、第2受信処理及び受信処理の一例である。ステップS132の処理は、表示処理の一例である。
【0177】
図13(A)は、第1確認画面を示す。第1確認画面は、利用終了予定時刻を超えてもチェックアウトがされていないことを示す文字と、「現在、ご利用中ですか?」の文字と、「はい」アイコン71と、「いいえ」アイコン72とを有する。ユーザは、利用終了予定時刻を超えてブースを利用中である場合、「はい」アイコン71を選択する。ユーザは、チェックアウトを忘れて退店してしまった場合、「いいえ」アイコン72を選択する。ユーザによる「はい」アイコン71の選択は、利用継続指示入力の一例である。
【0178】
ユーザが「いいえ」アイコン72を選択した場合、端末プログラム28は、
図13(B)に示される第2確認画面をディスプレイ24に表示させる。第2確認画面は、「チェックアウトを行ってください」の文字と、「その場でチェックアウト」アイコン73と、を有する。ユーザは、チェックアウトを行う場合、「その場でチェックアウト」アイコン73を選択する。ユーザによる「その場でチェックアウト」アイコン73の選択は、チェックアウト指示入力の一例である。第1確認画面及び第2確認画面は、確認画面の一例である。
【0179】
図12(B)に示されるように、端末装置20の端末プログラム28は、「はい」アイコン71或いは「いいえ」アイコン72及び「その場でチェックアウト」アイコン73の選択を受け付ける(S133)。端末プログラム28は、ユーザID及び指示情報を含むHTTPリクエストをインターネット11を通じて管理サーバ30に送信する(S134)。指示情報は、「利用継続指示」或いは「チェックアウト指示」を示す情報である。なお、指示情報が「利用継続指示」を示す場合、指示情報は、延長時間を含む。例えば、端末プログラム28は、ユーザが入力或いは選択した延長時間を取得し、取得した延長時間を指示情報に含める。ステップS134の処理は、第5送信処理及び第3送信処理の一例である。
【0180】
ステップS135以降の処理については、監視処理の説明後に説明される。
【0181】
図10に示されるように、管理サーバ30のサーバプログラム37は、第1確認通知を送信した後(S102)、第1確認通知の送信時刻を、ユーザ管理データベース(
図2参照)の「予約情報」における項目名「第1確認通知時刻」が付されたカラムのフィールドに登録する(S103)。
【0182】
サーバプログラム37は、強制チェックアウト時刻が登録された第2特定レコードをユーザ管理データベースにおいて発見できなかったと判断すると(S97:No)、ステップS98~S103までの処理をスキップする。また、サーバプログラム37は、利用終了予定時刻から第2所定時間が経過していないと判断すると(S98:No)、ステップS99~S103までの処理をスキップする。また、サーバプログラム37は、離間距離が閾値距離を超えていないと判断すると(S101:No)、ステップS102、S103の処理をスキップする。すなわち、利用終了予定時刻から第2所定時間が経過するまで、或いはユーザが店舗内にいる場合は、第1確認通知が端末装置20に送信さない。離間距離が閾値距離を超えていない場合(S101:No)にステップS102をスキップする処理は、第1停止処理の一例である。、
【0183】
サーバプログラム37は、端末装置20がステップS134(
図12(B))で送信する指示情報を受信したか否かを判断する(S104)。サーバプログラム37は、第1確認通知に応じた指示情報を受信したと判断すると(S104:Yes)、
図11に示されるように、受信した指示情報がチェックアウト指示を示すか利用継続指示を示すかを判断する(S105)。サーバプログラム37が指示情報を受信する処理(S104:Yes)は、第3受信処理の一例である。
【0184】
サーバプログラム37は、受信した指示情報がチェックアウト指示を示すと判断すると(S105:Yes)、現在時刻、或いは指示情報を受信した時刻をチェックアウト時刻に決定し、決定したチェックアウト時刻をユーザ管理データベースに登録する(S106)。そして、サーバプログラム37は、チェックアウト処理におけるステップS82~S85の処理(
図8参照)の実行後、第1決済通知を端末装置20に送信する(S87)。具体的には、サーバプログラム37は、端末装置20が管理サーバ30に定期的に送信するHTTPリクエストに対する応答として、第1決済通知を含むHTTPレスポンスを端末装置20に対して返信する。そして、サーバプログラム37は、ステップS88の決済処理を実行する。ステップS106の処理は、チェックアウト時刻決定処理の一例である。
【0185】
サーバプログラム37は、ステップS105において、受信した指示情報がチェックアウト指示ではなく利用継続指示であると判断すると(S105:No)、指示情報が有する延長時間を取得し、取得した延長時間を用いて、特定した上述の第2特定レコードに登録された利用終了予定時刻を更新(変更)する延長処理を実行する(S107)。そして、サーバプログラム37は、ステップS87の決済処理或いはステップS107の延長処理を行ったレコードを、第2特定レコードから外す。すなわち、決済処理或いは延長処理を行ったレコードは、ステップS104(
図10参照)における「指示情報を受信した第2特定レコード」から除外される。
【0186】
サーバプログラム37は、ステップS105からステップS108の処理の実行後、
図10に示されたステップS104の処理を再度実行する。すなわち、サーバプログラム37は、指示情報を送信した端末装置20に対応する全ての第2特定レコードが処理対象から除外されるまでステップS105からステップS108の処理を繰り返し実行する。
【0187】
サーバプログラム37は、指示情報を送信した端末装置20に対応する全ての第2特定レコードに対してステップS105からステップS108の処理を実行し、指示情報を送信した端末装置20に対応する第2特定レコードがないと判断すると(S104:No)、第1確認通知を送信済の第3特定レコードをユーザ管理データベース(
図2参照)において検索する(S109)。具体的には、サーバプログラム37は、項目名「第1確認通知時刻」が付されたカラムのフィールドに時刻が登録されたレコードをユーザ管理データベースにおいて検索する(S109)。そして、サーバプログラム37は、第3特定レコードが発見されたか否かを判断する(S110)。
【0188】
サーバプログラム37は、第3特定レコードが発見されたと判断すると(S110:Yes)、項目名「第1確認通知時刻」が付されたカラムのフィールドに登録された時刻から現在時刻までの経過時間が、メモリ32に予め記憶された第3所定時間を超えているか否かを判断する。すなわち、サーバプログラム37は、第1確認通知を端末装置20に送信してから、チェックアウト指示や利用継続指示を受信することなく第3所定時間が経過したか否かを判断する(S111)。換言すると、サーバプログラム37は、第1確認通知に対してユーザが応答したか否かを確認する。第3所定時間は、例えば第2所定時間と同じく3時間である。ただし、第3所定時間は、第2所定時間と同じ時間でなくてもよく、また1時間や2時間など、3時間以外の時間であってもよい。
【0189】
サーバプログラム37は、第1確認通知を送信してから第3所定時間が経過していると判断すると(S111:Yes)、第2確認通知を端末装置20に送信する(S112)。例えば、サーバプログラム37は、端末装置20の端末プログラム28が定期的に送信する位置情報などを含むHTTPリクエストに対する応答として、第2確認通知を含むHTTPレスポンスを端末装置20に返信する。ステップS112の処理は、第3送信処理の再実行の一例である。
【0190】
第2確認通知を受信した端末装置20の端末プログラム28は、第1確認通知を受信した場合と同様にステップS131からS136までの処理(
図12(B)参照)を実行する。
【0191】
サーバプログラム37は、第2確認通知を送信した後(S112)、第2確認通知の送信時刻を、ユーザ管理データベース(
図2参照)の「予約情報」における項目名「第2確認通知時刻」が付されたカラムのフィールドに登録する(S113)。
【0192】
サーバプログラム37は、ステップS110において第3特定レコードが発見されないと判断すると(S110:No)、ステップS111~S113の処理をスキップする。また、サーバプログラム37は、ステップS111において第1確認通知を送信してから第3所定時間が経過していないと判断すると(S111:No)、ステップS112、S113の処理をスキップする。
【0193】
なお、フローチャートでは、2回の確認通知が端末装置20に送信される例が示されているが、確認通知は、ユーザが確認通知に対応するまで、或いは現在時刻が強制チェックアウト時刻になるまで、所定時間ごとに繰り返し端末装置20に送信されてもよい。
【0194】
サーバプログラム37は、ステップS113の処理の実行後、ユーザ管理データベースの予約情報(
図2参照)に登録された強制チェックアウト時刻が現在時刻よりも前である第4特定レコードをユーザ管理データベースにおいて検索する(S114)。すなわち、強制チェックアウト時刻までチェックアウトや利用継続(時間延長)が行われなかったレコードが検索される。
【0195】
サーバプログラム37は、第4特定レコードが発見されたか否かを判断する(S115)。サーバプログラム37は、第4特定レコードが発見されたと判断すると(S115:Yes)、管理データベースの予約情報に登録された強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定し、ユーザ管理データベースの利用情報における項目名「チェックアウト時刻」が付されたカラムのフィールドに、決定したチェックアウト時刻を登録する(S116)。すなわち、強制チェックアウト時刻までにユーザがチェックアウトや利用継続(時間延長)を行わなかった場合、チェックアウトがされてユーザの利用が終了される。
図2に示される例では、チェックアウト時刻として、閉店時間(閉店時刻)の「23:00」や、利用終了予定時刻から24時間経過後の「20220331 12:00」がユーザ管理データベースに登録されている。ステップS116の処理は、チェックアウト時刻決定処理の一例である。
【0196】
サーバプログラム37は、チェックアウト時刻を決定してユーザ管理データベースに登録したことに基づいて、チェックアウト処理(
図8参照)のステップS83~S85の処理を実行した後、第2決済通知を端末装置20に送信する。具体的には、端末装置20の端末プログラム28が管理サーバ30に定期的に送信するHTTPリクエストに対する応答として、第2決済通知を含むHTTPレスポンスを端末装置20に返信する。その後、管理サーバ30のサーバプログラム37は、ステップS88の決済処理を実行し、監視処理を終了する(エンド)。
【0197】
他方、端末装置20の端末プログラム28は、
図12(B)に示されるように、管理サーバ30がステップS87(
図11参照)で送信した第1決済通知を受信したか否かを判断する(S135)。端末プログラム28は、第1決済通知を受信したと判断すると(S135:Yes)、第1決済確認画面(
図13(C)参照)をディスプレイ24に表示させる(S136)。
【0198】
図13(C)に示される第1決済確認画面は、第2確認画面(
図13(B)参照)においてユーザが「その場でチェックアウト」アイコン73を選択して決済が行われた場合にディスプレイ24に表示される画面である。第1決済確認画面は、チェックアウトが完了したことを示す文字と、「ご利用ありがとうございました。」の文字とを有する。なお、第1決済確認画面にチェックアウト時刻が表示されていてもよい。
【0199】
また、端末装置20の端末プログラム28は、
図12(C)に示されるように、管理サーバ30がステップS87(
図10参照)で送信した第2決済通知を受信したか否かを判断する(S141)。端末プログラム28は、第2決済通知を受信したと判断すると(S141:Yes)、第2決済確認画面(
図13(D)参照)をディスプレイ24に表示させる(S142)。端末プログラム28は、第2決済通知を受信していないと判断すると(S141:No)、ステップS142の処理をスキップする。ステップS141、S142の処理は、決済確認処理の一例である。
【0200】
図13(D)に示される第2決済確認画面は、強制チェックアウト時刻がチェックアウト時刻とされてチェックアウトが行われた場合にディスプレイ24に表示される画面である。第2決済確認画面は、閉店時間(閉店時刻)にチェックアウトが行われたことを示す文字と、「ご利用ありがとうございました。」の文字とを有する。なお、ユーザが利用した店舗が24時間営業の店舗である場合、閉店時刻に代えて、利用終了予定時刻から第1所定時間(24時間)経過後の時刻(強制チェックアウト時刻)が第2決済確認画面に表示される。
【0201】
[実施形態の作用効果]
管理サーバ30のサーバプログラム37は、ユーザがチェックアウトを行わずに退店し、かつ強制チェックアウト時刻までにチェックアウトが行われなかった場合、強制チェックアウト時刻をチェックアウト時刻に決定して決済を行う。したがって、ユーザがチェックアウトをせずに退店したとしても、適切に決済を行うことができる。
【0202】
また、本実施形態では、ユーザがチェックインした店舗が、閉店時刻を有する第1種別店舗である場合、閉店時刻が強制チェックアウト時刻に決定され、ユーザがチェックインした店舗が、いわゆる24時間営業の第2種別店舗である場合、利用終了予定時刻から第1所定時間だけ後の時刻が強制チェックアウト時刻に決定される。したがって、店舗の種別に応じた適切な強制チェックアウト時刻を決定することができる。
【0203】
また、本実施形態では、サーバプログラム37は、利用終了予定時刻から第2所定時間だけ経過してもチェックアウトがされていない場合、第1確認通知を端末装置20に送信して第1確認画面を端末装置20のディスプレイ24に表示させる。第1確認画面が端末装置20のディスプレイ24に表示されることにより、ユーザがチェックアウトを忘れて退店した場合に、ユーザにチェックアウトを促すことができる。
【0204】
また、本実施形態では、ユーザが店舗内にいる場合(S101:No)、ステップS102がスキップされて第1確認通知は端末装置20に送信されない。したがって、ブースを利用中のユーザに対して第1確認通知が送信されてしまうことを抑制することができる。
【0205】
また、本実施形態では、ユーザが第1確認通知(S102)に対応しない場合、第3所定時間の経過後に第2確認通知(S112)が端末装置20に送信される。したがって、1回目の確認通知に気が付かなかったユーザに、チェックアウトを再度促すことができる。
【0206】
また、本実施形態では、端末装置20のディスプレイ24に第2確認画面(
図13(B)参照)を表示させて「その場でチェックアウト」アイコン73の選択を受け付けることにより、ユーザが退店した後でもチェックアウトを受け付けることができる。
【0207】
[変形例]
上述の実施形態では、24時間営業の店舗の場合、利用終了予定時刻から24時間経過後が強制チェックアウト時刻に決定され、閉店時刻がある店舗の場合、閉店時刻が強制チェックアウト時刻に決定される例が説明された。本変形例では、チェックイン時刻から上限時間経過後の時刻が強制チェックアウト時刻に決定され、或いは閉店時刻が強制チェックアウト時刻に決定される例が説明される。すなわち、本変形例では、強制チェックアウトが行われれる場合において、ユーザがブースを利用したと擬制される時間(利用時間)の上限が予め決められている例が説明される。
【0208】
以下では、実施形態で説明された構成や処理については、実施形態で使用された符号やステップ番号を用いて説明が省略される。
【0209】
管理サーバ30のメモリ32は、
図3に示された店舗管理データベースに代えて、
図14に示された店舗管理データベースを記憶する。
【0210】
本変形例における店舗管理データベースは、実施形態で説明された店舗管理データベースが有する項目名「店舗ID」等が付されたカラムに加え、項目名「上限時間」が付されたカラムをさらに備える。項目名「上限時間」が付されたカラムの各フィールドには、上限時間がそれぞれ登録されている。例えばサービス提供事業者は、1日利用パック(最大9時間)のサービスをユーザに提供する。ユーザは、このサービスを利用した場合、1日最大9時間までブースを定額で利用することができる。この1日利用パックにおける最大利用時間が上限時間として店舗管理データベース(
図14参照)に登録される。但し、上限時間は、サービス提供事業者が提供するサービスとは無関係に設定されてもよい。
【0211】
上限時間は、店舗管理データベースにおいて、店舗IDと対応付けられている。すなわち、上限時間は、店舗ごとに設定されている。なお、上限時間は、全店舗について同一であってもよい。また、閉店時刻がない24時間営業の店舗と、閉店時刻がある店舗とで上限時間が違っていてもよい。
【0212】
管理サーバ30のサーバプログラム37は、
図10及び
図11に示された監視処理に代えて、
図15に示された監視処理を実行する。サーバプログラム37は、ステップS91、S92の処理を実行した後、閉店時刻及び上限時間を店舗管理データベースから読み出す(S151)。詳しく説明すると、サーバプログラム37は、ステップS91で特定した第1特定レコードから、ユーザが利用している店舗を示す店舗IDを読み出す。サーバプログラム37は、読み出した店舗IDと対応付けられた閉店時刻及び上限時間を店舗管理データベースから読み出す。なお、24時間営業の店舗である場合、閉店時刻がないことを示す情報を店舗管理データベースから読み出す。
【0213】
サーバプログラム37は、ステップS91で特定した第1特定レコードに登録されたチェックイン時刻に、ステップS151で読み出した上限時刻を加算して強制チェックアウト時刻を算出する(S152)。
【0214】
次に、サーバプログラム37は、ステップS91で特定した第1特定レコードに閉店時刻が登録されているか否かを判断する(S153)。すなわち、サーバプログラム37は、ユーザが利用する店舗が24時間営業の店舗であるか閉店時刻を有する店舗であるかを判断する。
【0215】
サーバプログラム37は、ユーザが利用する店舗が24時間営業の店舗であるか閉店時刻を有する店舗であると判断すると(S153:Yes)、ステップS152で算出した強制チェックアウト時刻がステップS151で読み出した閉店時刻より後の時刻であるか否かを判断する(S154)。ステップS154の処理は、第3判断処理の一例である。
【0216】
サーバプログラム37は、強制チェックアウト時刻が閉店時刻より後の時刻であると判断すると(S154:Yes)、閉店時刻を強制チェックアウト時刻に再決定する(S155)。例えば、ステップS152で算出された強制チェックアウト時刻が閉店時刻で上書きされることにより、強制チェックアウト時刻が再決定される(S155)。ステップS155の処理は、強制チェックアウト時刻再決定処理の一例である。
【0217】
サーバプログラム37は、ステップS153において、ユーザが利用する店舗が24時間営業の店舗であると判断した後(S153:No)、或いは閉店時刻を強制チェックアウト時刻に再決定した後(S155)、ステップS152で決定した強制チェックアウト時刻、或いはステップS155で再決定した強制チェックアウト時刻をユーザ管理データベースに登録する(S95)。
【0218】
サーバプログラム37は、実施形態と同様にステップS96からS113までの処理を実行した後、現在時刻が強制チェックアウト時刻に到達したレコード(第4特定レコード)を検索し(S114)、チェックアウト時刻をユーザ管理データベースに登録する(S115)。次いで、サーバプログラム37は、利用時間や利用料金等を算出し、決済処理を行い(S83~S88)、監視処理を終了する(エンド)。なお、ステップS83において決定される利用料金は、閉店時刻が強制チェックアウト時刻とされていない場合、1日利用パック(最大9時間)のサービスをユーザが利用した場合の利用料金である「定額料金」とされてもよい。或いは、実施形態と同様に、利用時間及び単位時間当たりの金額から利用料金が算出されてもよい。
【0219】
[変形例の作用効果]
本変形例では、強制チェックアウトが行われる場合における利用時間の上限(上限時間)が予め設定されている。したがって、上限時間を超えた利用時間で利用料金が算出されてユーザに請求されることがない。
【0220】
また、本変形例では、閉店時刻がある店舗では、閉店時刻以降の時刻が強制チェックアウト時刻とされることがない。
【0221】
[その他の変形例]
上述の実施形態では、店舗の種別が、閉店時刻を有さない24時間営業の店舗である場合、利用終了予定時刻から24時間だけ後の時刻が強制チェックアウト時刻に決定される例が説明された。しかしながら、サーバプログラム37は、店舗の種別が、閉店時刻を有さない24時間営業の店舗である場合、24時(0時)などの所定時刻を強制チェックアウト時刻に決定してもよい。
【0222】
上述の実施形態では、管理サーバ30のサーバプログラム37が終了通知(S78)或いは指示情報(S104)を受信した時刻或いは現在時刻がチェックアウト時刻に決定される例が説明された。しかしながら、端末装置20の端末プログラム28が終了通知或いは指示情報を送信した時刻がチェックアウト時刻に決定されてもよい。
【0223】
上述の実施形態では、サービス提供システム10が1台の管理サーバ30を備える例が説明された。もっとも、管理サーバ30は、複数台のサーバによって構成されていてもよい。例えば、管理サーバ30は、端末装置20と通信を行うサーバと、管理データベースの管理を行うサーバとで構成されていてもよい。
【0224】
上述の実施形態では、サーバプログラム37がユーザ同士のマッチングと、店舗(ブース)の利用管理とを行う例が説明された。しかしながら、サーバプログラム37は、店舗の利用管理のみを行ってもよい。
【0225】
上述の実施形態では、端末装置20が送信した位置情報を管理サーバ30が取得する例が説明された。しかしながら、管理サーバ30が位置情報を取得しなくてもよい。その場合、
図10が示す監視処理において、ステップS99からS101までの処理が省略される。また、
図12(A)に示される位置情報の登録処理が省略される。
【0226】
上述の実施形態では、ステップS94(
図10参照)において、24時間営業の店舗(第2種別店舗)の場合、利用終了予定時刻から第1所定時間(24時間)だけ後となる時刻が強制チェックアウト時刻に決定される例が説明された。しかしながら、チェックイン時刻から第1所定時間(24時間)だけ後となる時刻が強制チェックアウト時刻に決定されてもよい。
【0227】
上述の実施形態では、ブースごとに利用料金が設定されている例(
図3参照)が説明された。しかしながら、部屋(コワーキングスペース)ごとに利用料金が設定されていてもよい。例えば、複数のブース及び共有スペースがコワーキングスペース内に設置される。ユーザは、チェックインを行ってコワーキングスペースに入室し、コワーキングスペースに設置された複数のブースから使用するブースを選択し、或いは共有スペースを使用する。サーバプログラム37は、ブースの利用料金ではなく、コワーキングスペースの利用料金を算出し(S83)、ユーザに通知する(S87)。なお、コワーキングスペースは、共有スペースのみを有し、ブースを有していなくてもよいし、ブースのみを有し、共有スペースを有していなくてもよい。また、各店舗は、1つのコワーキングスペースのみを有していてもよいし、複数のコワーキングスペースを有していてもよい。
【符号の説明】
【0228】
10・・・サービス提供システム
20・・・端末装置
21・・・CPU
22・・・メモリ
23・・・通信インタフェース
24・・・ディスプレイ
25・・・入力インタフェース
28・・・端末プログラム
29・・・カメラ
30・・・管理サーバ
31・・・CPU
32・・・メモリ
33・・・通信インタフェース
37・・・サーバプログラム