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▶ イエティ クーラーズ エルエルシーの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023016721
(43)【公開日】2023-02-02
(54)【発明の名称】トートバッグ
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/00 20060101AFI20230126BHJP
   A45C 3/00 20060101ALI20230126BHJP
   A45C 13/02 20060101ALI20230126BHJP
   A45C 13/36 20060101ALI20230126BHJP
   A45C 13/26 20060101ALN20230126BHJP
【FI】
A45C13/00 D
A45C3/00 P
A45C13/02 D
A45C13/36 E
A45C13/26 Z
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022112111
(22)【出願日】2022-07-13
(31)【優先権主張番号】17/381,998
(32)【優先日】2021-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】515284526
【氏名又は名称】イエティ クーラーズ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Yeti Coolers,LLC
【住所又は居所原語表記】7601 Southwest Parkway,AustinTX 78735,USA
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロイ ジョゼフ サイダーズ
(72)【発明者】
【氏名】ダスティン ブロック
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ダブリュー. ダウ
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA53
3B045CA01
3B045CA02
3B045GB03
3B045GC02
3B045GD01
3B045HA04
3B045HB06
3B045JA02
3B045JB01
3B045JC05
(57)【要約】
【課題】非剛性の携帯可能なトートバッグの提供。
【解決手段】バッグは、側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、および下部分を画定するシェルを含み、開口部は、収納区画、バッグの底部を画定する半剛性基部へのアクセスを可能にするように構成され、シェルおよび半剛性基部は、収納区画を形成し、第1の内部仕切りパネルが側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成され、第1の位置はしまい込み構成であり、第2の位置は拡張構成であり、第2の内部仕切りパネルは、第1の内部仕切りパネルの反対側の側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成され、第1の内部仕切りパネルおよび第2の内部の仕切りパネルは、第1の位置において側壁と同一平面にある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッグであって、
側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、
および下部分を画定するシェルであって、前記上部分が、前記バッグの上部周縁部を画定し、前記下部分が前記バッグの下部周縁部を画定し、前記開口部が、収納区画へのアクセスを可能にするように構成されている、シェルと、
複数の持ち運び用ストラップと、
前記バッグの底部を画定する半剛性基部であって、前記シェルおよび前記半剛性基部が、前記収納区画を形成し、前記半剛性基部が、前記バッグを直立に維持するように構成されている、半剛性基部と、
前記側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルであって、前記第1の位置が、しまい込み構成であり、前記第2の位置が、拡張構成である、第1の内部仕切りパネルと、
前記側壁の上部分に取り付けられた少なくとも1つの内側ポケットと、
前記縁部および前記側壁の前記上部分に取り付けられた前記内側ポケットの上部を取り囲むように構成された上部結合部と、を備える、バッグ。
【請求項2】
前記側壁に取り付けられ、かつ前記第1の位置から前記第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルをさらに備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項3】
前記第1の内部仕切りパネルが、前記第2の内部仕切りパネルの反対側に位置決めされている、請求項2に記載のバッグ。
【請求項4】
前記第1の内部仕切りパネルおよび前記第2の内部仕切りパネルが、前記第1の位置において前記側壁と同一平面にある、請求項3に記載のバッグ。
【請求項5】
前記側壁の上部分に取り付けられ、前記少なくとも1つの内側ポケットの反対側に位置決めされた第2の内側ポケットをさらに備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項6】
前記バッグが、閉鎖デバイスをさらに備える、請求項1に記載のバッグ。
【請求項7】
前記閉鎖デバイスの一部分が、前記上部結合部の下に位置決めされている、請求項6に記載のバッグ。
【請求項8】
前記閉鎖デバイスが、留め具を備え、前記留め具が、前記留め具の反対側に位置決めされた材料のループと係合するように構成されている、請求項7に記載のバッグ。
【請求項9】
第1の上部材料が、前記バッグの外部の上部外側周縁部を取り囲むように構成されており、前記第1の上部材料の上部部分が、前記上部結合部の下に位置決めされている、請求項1に記載のバッグ。
【請求項10】
第2の上部材料が、前記バッグの内部の上部内側周縁部を取り囲むように構成されており、前記第1の上部材料の上部部分が、前記上部結合部の下に位置決めされている、請求項9に記載のバッグ。
【請求項11】
前記少なくとも1つの内側ポケットの上部分が、前記第2の上部材料の下に位置決めされている、請求項10に記載のバッグ。
【請求項12】
前記第1および第2の上部材料が、縫合で前記側壁に固定されている、請求項11に記載のバッグ。
【請求項13】
前記上部結合部が、ナイロンを含む、請求項1に記載のバッグ。
【請求項14】
前記シェルが、前記シェルの底部周辺部の周りおよび前記半剛性基部の一部分を包むように構成された底部材料をさらに含む、請求項1に記載のバッグ。
【請求項15】
バッグであって、
側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、
および下部分を画定するシェルであって、前記上部分が、前記バッグの上部周縁部を画定し、前記下部分が前記バッグの下部周縁部を画定し、前記開口部が、収納区画へのアクセスを可能にするように構成されている、シェルと、
一対の上部ストラップと、
前記一対の上部ストラップと係合された一対の下部ストラップと、
前記バッグの底部を画定する半剛性基部であって、前記シェルおよび前記半剛性基部が、前記収納区画を形成し、前記半剛性基部が、前記バッグを直立に維持するように構成されている、半剛性基部と、
前記縁部および前記側壁の前記上部分に取り付けられた前記内側ポケットの上部を取り囲むように構成された上部結合部と、
第1および第2の上部材料と、
前記収納区画に固着された挿入部であって、
前記側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルであって、前記第1の位置がしまい込み構成であり、前記第2の位置が拡張構成である、第1の内部仕切りパネルと、
前記第1の内部仕切りパネルの反対側の前記側壁に取り付けられ、かつ前記第1の位置から前記第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルと、
前記挿入部の上部分に取り付けられた一対の内側ポケットであって、
前記内側ポケットの上部部分が、前記上部結合部の下に位置決めされている、一対の内側ポケットと、をさらに備える、挿入部と、を備える、バッグ。
【請求項16】
前記第1の内部仕切りパネルおよび前記第2の内部仕切りパネルが、前記第1の位置において前記側壁と同一平面にある、請求項15に記載のバッグ。
【請求項17】
前記一対の上部ストラップが、肩担ぎ用ストラップとして構成され、前記一対の下部ストラップが、手持ち用ストラップとして構成されている、請求項15に記載のバッグ。
【請求項18】
第1の上部材料が、前記バッグの外部の上部外側周縁部を取り囲むように構成されており、前記第1の上部材料の上部部分が、前記上部結合部の下に位置決めされている、請求項15に記載のバッグ。
【請求項19】
第2の上部材料が、前記挿入部の上部周縁部を取り囲むように構成されており、前記第2の上部材料の上部部分が、前記上部結合部の下に位置決めされており、前記第1の上部材料の高さが、前記第2の上部材料の高さと同じである、請求項18に記載のバッグ。
【請求項20】
バッグであって、
側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、
および下部分を画定するシェルであって、前記上部分が、前記バッグの上部周縁部を画定し、前記下部分が前記バッグの下部周縁部を画定し、前記開口部が、収納区画へのアクセスを可能にするように構成されている、シェルと、
複数の持ち運び用ストラップと、
前記バッグの底部を画定する半剛性基部であって、前記シェルおよび前記半剛性基部が、前記収納区画を形成し、前記半剛性基部が、前記バッグを直立に維持するように構成されている、半剛性基部と、
前記側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルであって、前記第1の位置が、しまい込み構成であり、前記第2の位置が、拡張構成である、第1の内部仕切りパネルと、
前記第1の内部仕切りパネルの反対側の前記側壁に取り付けられ、かつ前記第1の位置から前記第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルであって、前記第1の内部仕切りパネルおよび前記第2の内部仕切りパネルが、前記第1の位置において前記側壁と同一平面にある、第2の内部仕切りパネルと、
前記側壁の上部分に取り付けられた一対の内側ポケットと、
前記縁部および前記側壁の前記上部分に取り付けられた前記一対の内側ポケットの上部を取り囲むように構成された上部結合部と、を備える、バッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、トートストラップもしくはハンドルを介してトートを手で持つか、または肩に担ぐことによって、様々な品物を持ち運ぶか、または移送させるために有用な非剛性の携帯可能なトートバッグもしくはパックに関する。
【背景技術】
【0002】
トートまたはキャリーバッグは、個人が大きいまたはかさ張った物体を含む様々な品物を持ち運ぶか、または移送させるための手段であり得る。トートバッグは、ある場合では、鞄よりも持ち運びが容易であり得、かつ丈夫な布、皮、重い帆布、プラスチックなどから作製され得る。トートバッグは、安全対策が施されていない開口部を有し得、およびバッグの側面に取り付けられた大きい平行な肩ストラップを含むことができる。
【発明の概要】
【0003】
本概要は、以下の発明を実施するための形態でさらに説明される簡略化された形態における本発明に関連するいくつかの一般的な概念への導入を提供する。この概要は、本発明の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図したものではない。
【0004】
一態様では、例示的なトートバッグは、非常に耐久性、耐水性、抗菌性があり、かつホースまたは他の手段からの水で流すことによって容易に洗浄することができる、容易に携帯可能なバッグを個人に提供し得る。本明細書の開示の他の態様は、(1)側壁を画定する外側シェル、(2)内側底部ライナ、(3)外側シェルおよび内側底部ライナによって形成された収納区画、(4)収納区画へのアクセスを可能にするように構成された開口部、ならびに(4)収納区画内に内容物があるなしに関わらずバッグを直立に保つように構成された半剛性基部のうちの1つ以上を有するトートバッグおよびトートバッグを作製する方法に関する。
【0005】
別の態様では、例示的なバッグは、側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、および下部分を画定するシェルを含み得、上部分は、バッグの上部周縁部を画定し得、下部分は、バッグの下部周縁部を画定し得、開口部は、収納区画へのアクセスを可能にするように構成され得る。いくつかの例では、バッグは、複数の持ち運び用ストラップ、バッグの底部を画定する半剛性基部をさらに含み得、シェルおよび半剛性基部は、収納区画を形成し、半剛性基部は、バッグを直立に維持するように構成され得る。他の例では、バッグは、側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルを含んでもよく、第1の位置は、しまい込み構成であり得、第2の位置は、拡張構成であり得る。他の例では、バッグは、側壁の上部分に取り付けられた少なくとも1つの内側ポケット、および縁部を取り囲むように構成された上部結合部を含み得、内側ポケットの上部は、側壁の上部分に取り付けられ得る。
【0006】
他の例では、バッグは、側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルを含んでもよく、第1の内部仕切りパネルは、第2の内部仕切りパネルの反対側に位置決めされ得る。他の例では、第1の内部仕切りパネルおよび第2の内部仕切りパネルは、第1の位置において側壁と同一平面にあり得る。さらなる別の例では、バッグは、側壁の上部分に取り付けられ、かつ少なくとも1つの内側ポケットの反対側に位置決めされた第2の内側ポケットをさらに含んでもよい。また他の例では、バッグは、バッグの開口部を実質的に閉鎖するように構成された閉鎖デバイスを含んでもよく、閉鎖デバイスの部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。いくつかの例では、閉鎖デバイスは、留め具を含み得、留め具は、留め具と反対側に位置決めされた材料のループと係合するように構成されている。
【0007】
別の例では、バッグは、バッグの外部の上部外側周縁部を取り囲むように構成された第1の上部材料を含み得、第1の上部材料の上部部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。他の例では、バッグは、バッグの内部の上部内側周縁部を取り囲むように構成された第2の上部材料を含み得、第1の上部材料の上部部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。いくつかの例では、少なくとも1つの内側ポケットの上部分は、第2の上部材料の下および/または上部結合部の下に位置決めされ得る。さらなる他の例では、第1および第2の上部材料は、縫合で側壁に固定され得、上部結合部は、ナイロンを含み得る。一例では、シェルはまた、シェルの底部周辺部の周りおよび半剛性基部の一部分を包むように構成された底部材料を含み得る。
【0008】
さらなる別の態様では、例示的なバッグは、側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、および下部分を画定するシェルを含み得、上部分は、バッグの上部周縁部を画定し得、下部分は、バッグの下部周縁部を画定し得、開口部は、収納区画へのアクセスを可能にするように構成され得る。他の例では、バッグは、複数の持ち運び用ストラップ、バッグの底部を画定する半剛性基部を含み得、シェルおよび半剛性基部は、収納区画を形成し、半剛性基部は、バッグを直立に維持するように構成され得る。いくつかの例では、バッグは、側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルを含んでもよく、第1の位置は、しまい込み構成であり、第2の位置は、拡張構成である。さらなる別の例では、バッグはまた、第1の内部仕切りパネルの反対側の側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルを含み得、第1の内部仕切りパネルおよび第2の内部仕切りパネルは、第1の位置において側壁と同一平面にある。別の例では、バッグは、側壁の上部分に取り付けられた一対の内側ポケット、ならびに縁部および側壁の上部分に取り付けられた一対の内側ポケットを取り囲むように構成された上部結合部を含み得る。
【0009】
他の態様では、例示的なバッグは、側壁、上部分、縁部、開口部、前部、後部、および下部分を画定するシェルを含み得、上部分は、バッグの上部周縁部を画定し得、下部分は、バッグの下部周縁部を画定し得、開口部は、収納区画へのアクセスを可能にするように構成され得る。他の例では、バッグは、一対の上部ストラップ、一対の上部ストラップと係合した一対の下部ストラップ、バッグの底部を画定し得る半剛性基部を含み得る。シェルおよび半剛性基部は、収納区画を形成し得、半剛性基部は、バッグを直立に維持するように構成され得る。別の例では、バッグは、縁部および側壁の上部分に取り付けられた内側ポケットの上部を取り囲むように構成された上部結合部、第1および第2の上部材料、ならびに収納区画に固着された挿入部を含み得る。他の態様では、挿入部はまた、側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第1の内部仕切りパネルを含んでもよく、第1の位置は、しまい込み構成であり、第2の位置は、拡張構成である。さらなる他の例では、挿入部は、第1の内部仕切りパネルの反対側の側壁に取り付けられ、かつ第1の位置から第2の位置に移行するように構成された第2の内部仕切りパネルを含み得る。いくつかの例では、挿入部は、取り外し可能であってもよい。他の例では、挿入部は、側壁に取り付けられてもよい。
【0010】
他の例では、バッグはまた、挿入部の上部分に取り付けられた一対の内側ポケットを含み得、内側ポケットの上部部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。いくつかの例では、第1の内部仕切りパネルおよび第2の内部仕切りパネルは、第1の位置において側壁と同一平面にあり得る。他の例では、一対の上部ストラップは、肩担ぎ用ストラップとして構成され得、一対の下部ストラップは、手持ち用ストラップとして構成され得る。いくつかの例では、第1の上部材料は、バッグの外部の上部外側周縁部を取り囲むように構成され得、第1の上部材料の上部部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。さらなる別の例では、第2の上部材料は、挿入部の上部周縁部を取り囲むように構成され得、第2の上部材料の上部部分は、上部結合部の下に位置決めされ得る。いくつかの例では、第1の上部材料の高さは、第2の上部材料の高さと同じであり得る。
【0011】
前述の「発明の概要」ならびに以下の「発明を実施するための形態」は、参照符号が現れる様々な図の全てにおいて同様の参照番号が同じまたは同様の要素を指す添付図面と併せて考慮すると、より良好に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の態様による、例示的なトートバッグの右正面斜視図を示す。
図2A】ストラップのない図1の例示的なトートバッグの右正面斜視図を示す。
図2B図1の例示的なトートバッグの底部斜視図を示す。
図3図1の例示的なトートバッグの別の右正面斜視図を示す。
図4A図1の例示的なトートバッグの底部斜視図を示し、半剛性基部の断面図の拡大部分の概略図を例解する。
図4B図1の例示的なトートバッグの底部斜視図を示し、半剛性基部の断面図の拡大部分の概略図を例解する。
図5A】トートバッグの内部の内側ポケット212の設置を示す図1の例示的なトートバッグの透明な正面斜視図を示す。
図5B】ジッパを有する内側ポケットの拡大図を例解する。
図6A】別の例示的なトートバッグの正面図を示す。
図6B図6Aの例示的なトートバッグの側面斜視図を示す。
図7A】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、バッグの拡大部分の概略図を例解する。
図7B】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、バッグの拡大部分の概略図を例解する。
図8A図7A図7Bの例示的なトートバッグのための例示的な手持ちストラップの代替的な正面斜視図を示す。
図8B図8Aの例示的なトートバッグのための例示的な手持ちストラップの概略分解図を示す。
図8C図8Bのストラップ構造の断面図を示す。
図8D】代替的なストラップ構造の拡張断面図である。
図9】特定の実施形態の提案寸法を含む例示的なトートバッグの別の概略図を例解する。
図10図9の例示的なトートバッグの概略的な分解正面図を示す。
図11A】別の例示的なトートバッグの代替的な底部図を示す。
図11B図11Aの半剛性基部の断面図の拡大部分の概略図を例解する。
図12A】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、MOLLEループを含むバッグの拡大部分の概略図を例解する。
図12B】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、MOLLEループを含むバッグの拡大部分の概略図を例解する。
図13A】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、手持ちストラップを含むバッグの拡大部分の概略図を例解する。
図13B】別の例示的なトートバッグの正面図を示し、手持ちストラップを含むバッグの拡大部分の概略図を例解する。
図14A図14Aは、図12A図12Bの例示的なトートバッグの内部の断面図である。
図14B図14B-1は、トートバッグの内部にあるポケットの設置の図を有するトートバッグの正面図を例解し、図14B-2はトートバッグの内部ポケットの寸法を図示する。
図14C図14Cは、図12A図12Bの例示的なトートバッグの内部の別の断面図である。
図15】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図16】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図17】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図18】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図19】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図20】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図21】別の例示的なトートバッグの様々な斜視図を示す。
図22】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの上部正面斜視図および内部図を示す。
図23図22の例示的なトートバッグの上後部斜視図および内部図を示す。
図24図23の例示的なトートバッグの内部の例示的な閉鎖デバイスの拡大図を示す。
図25図24の閉鎖デバイスの近接図を示す。
図26図22のトートバッグの内部の例示的な閉鎖デバイスの拡大図を示す。
図27図22のトートバッグの例示的な閉鎖デバイスの拡大図を示す。
図28】トートバッグの開口部を固定する閉鎖デバイスを有する図22の例示的なトートバッグの上部正面斜視図を示す。
図29図28の閉鎖デバイスの拡大図を示す。
図30】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの上部内部図を示す。
図31】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの内部の仕切りの上部内部図を示す。
図32】本開示の態様による、2つの内部の仕切りを有する代替的な例示的トートバッグの上部内部図を示す。
図33】1つの内部の仕切りが拡張位置にあり、第2の内部の仕切りがしまい込み位置にある状態の、図32の例示的なトートバッグの別の上部内部図を示す。
図34】本開示の態様による、2つの内部の仕切りを有する代替的な例示的トートバッグの整理用挿入部の上部断面概略図を例解する。
図35A】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグのための取り外し可能な整理用挿入部の正面図および後部図をそれぞれ例解する。
図35B】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグのための取り外し可能な整理用挿入部の正面図および後部図をそれぞれ例解する。
図36A】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの収納区画のための代替的な内部の整理用挿入部の概略図である。
図36B】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの収納区画のための代替的な内部の整理用挿入部の概略図である。
図36C】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの収納区画のための代替的な内部の整理用挿入部の概略図である。
図36D】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの収納区画のための代替的な内部の整理用挿入部の概略図である。
図37A】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの内部のための代替的な内部ポケットの概略図である。
図37B】本開示の態様による、代替的な例示的トートバッグの内部のための代替的な内部ポケットの概略図である。
図38】本開示の態様による、例示的なトートバッグの基部の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の様々な例および本開示の構成要素の説明では、その一部を形成し、本開示の態様が実施可能な様々な例示的な構造および環境として示される添付の図面を参照する。他の構造および環境が利用されてもよく、本開示の範囲から逸脱することなく、具体的に説明した構造および方法から構造的および機能的変更が行われてもよいことを理解されたい。
【0014】
また、「前部」、「表側」、「後部」、「裏側」、「上部」、「基部」、「底部」、「側面」、「反対側」、「前方」、および「後方」などの用語は、様々な例示的な特徴および要素を説明するために本明細書において使用され得、これらの用語は、便宜上、例えば図に示される例示的な配向および/または典型的な使用における配向に基づいて、本明細書において使用される。本明細書のいかなるものも、特許請求の範囲内に含めるために、構造の特定の三次元的または空間的方向付けを必要とすると解釈されるべきではない。
【0015】
図1図3は、様々な品物を持ち運ぶか、または収容するように構成され得る例示的なトートバッグを図示する。トートバッグは、概して、外側シェル216、肩ストラップ218、手持ちストラップ210、基部215、開口部、および収納区画504を含むことができる。図1および図2Aに示されるように、外側シェル216は、所望の内容物を中に受容するための収納区画504を形成する。図2Bは、収納区画504内に内容物があるなしに関わらず、トートバッグを直立に保つように構成される半剛性基部215を図示する。半剛性基部は、卵形、楕円形、矩形、円形、四角形などの形状であるように構成され得る。図1に示されるように、様々なハンドル、ストラップ、およびウェブ(例えば、218、210)およびMOLLEループ、ならびに縫合の縫い目またはかん止め(例えば、224、222)がまた、トートバッグを持ち運ぶか、保持するか、または固定するため、または他の品物をトートバッグに固定するために含まれ得る。図1および図2Aはまた、外側シェル216によって形成された収納区画504の内部に取り付けられたポケット212を図示する。また図1および図2Aに示されるのは、外側シェルが、単一の独自区画を形成するために融着されるか、または接続される、単一の縫い目217である。
【0016】
トートバッグは、ジッパまたは防水性ジッパで閉鎖される開口部を含むように構成され得る。このような構成では、トートバッグは、実質的に耐水性であり、湿潤条件中、より長時間にわたり所望の内容物の乾燥状態を保つことができる。開口部が、防水性ジッパに加えて様々な封止デバイス、例えば、ベルクロ(登録商標)、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、複数回折りたたまれる余剰材料を含んで、ロールダウン封止部などの封止部を形成することができ、封止部、金属またはプラスチッククランプおよびこれらの組み合わせが、開口部を封止するために使用され得ることがまた企図される。一例では、トートバッグはまた、収納区画504の内側に水を維持するように設計され得、トートバッグは、外側から中への「防水性」であるように構成され得る。換言すると、トートバッグは、外側シェル216の内側および底部内側ライナ219で「水密」が形成され得、水または他の液体を移送させるように構成される。別の例では、トートバッグ収納区画は、排水口を含むように構成され、排水口は、外側シェルを貫通し、および排水口は、流体が収納区画から排水されることを可能にする。かかる構成は、ユーザが、ホース、電動ウォッシャ、または他の洗浄デバイスでトートバッグ収納区画を容易に洗うか、またはすすぐことを可能にし、水がトートバッグから排水されることを可能にする。
【0017】
図2Aはまた、補強パッチ220を図示し、これはある例では、外側シェル216およびストラップ218に溶接されるか、または融着され得、ある例では、ストラップをパッチ220に結合することによって外側シェルに接続され得る。一例では、結合材料は、ナイロンであり得る。外側シェルおよび内側ライナは、抗菌性または抗カビ性である材料から製造され得る。トートバッグはまた、内部に収納された内容物を実質的に乾燥状態に保つために、耐水性または防水性である材料から製造され得る。
【0018】
図3は、例示的なトートバッグの右正面図を図示する。トートバッグは、肩ストラップ218および手持ちストラップ210を含む。また図示されるのは、上部結合部503および底部テープ布帛502である。また視認されるものは、単一の外側シェル縫い目217、外側上部テープ布帛501aおよび内側上部テープ布帛501bである。ストラップ218は、MOLLEループ224および縫合縫い目222をさらに含む。しかしながら、MOLLEループ224は、必ずしもMOLLEである必要はなく、それらの所望の使用法に応じて、異なる形状およびサイズで異なって構成され得る。ストラップ218およびMOLLEループ224は、外側シェル補強パッチ220に縫合され得、補強パッチ220は、外側シェル216に溶接される。
【0019】
図4A図4Bは、トートバッグの底部図を図示し、半剛性基部の構造の断面図の拡大部分の概略図を例解する。図4A図4Bに示されるように、トートバッグは、基部215および外側シェル216および基部外側シェル226に溶接された、TPUコーティングされたナイロン底部テープ布帛221を含み得る。底部内側ライナ219はまた、外側シェル216に溶接される。溶接227は、図4A図4Bに図示される。加えて、TPUコーティングされたナイロン積層体225およびPE発泡性基部223を有する圧縮成形EVAが、底部内側ライナ219と基部外側シェル226との間に積層される。基部215は、トートバッグが表面上に設置されるとき、トートバッグに構造的完全性および支持を提供することができ、収納区画の内側に内容物があるなしに関わらずバッグを直立に保つ。
【0020】
1つの特定の例では、基部の一部分は、射出成形によって形成され得る。追加的に、一例では、EVA発泡体から形成され得る発泡性基部223は、ラミネート加工によって、またはポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、もしくは接着剤によって内側底部ライナ219の底部に固定され得る。基部外側シェル226は、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、または接着剤によって圧縮成形EVA225に固定され得る。同様に、圧縮成形EVA225は、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、または接着剤によって発泡性基部223に固定され得る。
【0021】
一例では、図5A図5Bに示されるように、トートバッグは、第1のポケット212を含む、収納区画504を含む。第1のポケット212は、収納区画の内側のトートバッグの内側に溶接されてもよい。一例では、第1のポケット212は、ジッパ228、ジッパスライダ229、および熱収縮チューブを有するパラコードプラー230を含む。プルはまた、布、ひも、またはロープから形成されてもよい。プラーはまた、他の好適な材料とともに、金属、合金、複合材、セラミック、またはプラスチックであってもよい。別の例では、ジッパ228は、防水であり、第1のポケットは、ジッパが閉鎖されるとき防水になるように構成される。1つの特定の例では、防水性ジッパは、第1のポケット212から品物を取り出すときの損傷を防止するようにプラスチックまたは他の非金属の歯で構成することができる。第1のポケットが、防水性ジッパに加えて様々な封止デバイス、例えば、フックアンドループ、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、複数回折りたたまれる余剰材料を含んで、ロールダウン封止部、封止部、金属またはプラスチッククランプおよびこれらの組み合わせなどの封止部を形成することができることが企図される。ポケットはまた、透明な材料から構成されてもよく、そのため、ユーザは、ジッパを開放することなくポケットの内側の内容物を見ることができる。さらなる別の実施形態では、トートバッグは、トートバッグの収納区画内側で、第1のポケットのそのまま反対側に第2のポケットを含む。第2のポケットは、収納区画に溶接され得、第2のポケットはまた、透明な材料から構成されて、ポケットの内側の内容物を見ることができる。第1および第2のポケットの両方は、メッシュ材料から構成され得、ユーザがポケットの内容物を容易に思い描くことを可能にする。第1および第2のポケットは両方とも、本明細書で開示された任意の他の方法、または任意の既知の方法、例えば、ポリマー溶接、縫合、もしくは他の接着剤などを使用することによって、収納区画504に固定されるか、または取り付けられ得る。
【0022】
様々な材料が、本開示のトートバッグの構成要素を構成するために使用され得る。1つの特定の実施形態では、図2A図2B図3図4、および図5に示されるように、トートバッグ構成要素は、下記の表1に概説されたそれぞれの材料から構成される。一例では、トートバッグは、概して、容易な収納および移送のために半剛性基部に折りたたむことができるか、またはつぶれることができる。
【表1】
【0023】
一例では、図6Aおよび図6Bに示されるように、トートバッグは、肩ストラップ218および手持ちストラップ210を含む。肩ストラップはまた、MOLLEループ224を含み得る。追加的に、図6Aおよび図6Bに示されるように、MOLLEループ224として形成されたウェビングは、トートバッグの前部および後部で、ストラップ218および210上に縫い付けられ得る。MOLLEループ224は、品物(例えば、カラビナ、ドライバッグ)をトートバッグに取り付けるために使用することができる。手持ちストラップ210はまた、トートバッグを構造に固定するための別のオプションをユーザに提供することができる。
【0024】
別の例では、肩ストラップ218、手持ちストラップ210、およびMOLLEループ224は、ナイロンウェビングから構成することができる。その他の素材は、ポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、ケブラー、綿織物、皮、プラスチック、ゴム、またはロープを含むことができる。肩ストラップ218および手持ちストラップ210は、縫合、接着剤、またはポリマー溶接によって外側シェル216に取り付けることができる。さらに、図6Aに示されるように、肩ストラップは、ストラップの背後に隠れるウェビング縫い目505を含んでもよい。加えて、図6Bは、トートバッグの左側上でユーザに対向する単一のポケット縫い目217からの斜視図を示し、縫い目217は、トートバッグの一方の側面上にのみ位置付けられる。また、図6Aおよび図6Bに示されるのは、上部結合部503、底部テープ布帛502、外側上部テープ布帛501a、および基部215である。様々な縫い目、縫合、および結合パターンはまた、図6Aおよび図6B内の例示的なトートバッグ上に示される。
【0025】
一例では、図7A図7Bに示されるように、トートバッグは、肩ストラップ218および手持ちストラップ210を含む。肩ストラップは、補強パッチ220に取り付けられ、パッチ220は、外側シェルに溶接される。一例では、補強パッチ220は、図7A図7Bに図示されるように、上部結合部503の上方および下方に延在する。補強パッチ220は、パッチの周辺部の周りに0.25cm、0.5cm、0.75cm、1.0cm、1.5cm、1.75cm、または2.0cmの溶接を含むことができる。
【0026】
別の例では、図8A図8Cに示されるように、トートバッグは、肩ストラップ218および手持ちストラップ210を含む。ストラップは、ナイロンウェビングの3つの材料または区分をともに結合することによって構成され、外側肩ストラップ218、トートバッグの内側に向かって対向する手持ちストラップ210に結合し、および中間の手持ちストラップ補強層211を含む。別の例では、図8Cに示されるように、肩ストラップ218は、少なくとも50mmx1.5mmのナイロンウェビングであり、手持ちストラップ補強層211は、少なくとも25mmx2mmのナイロンウェビングであり、手持ちストラップ210は、コーティングされていないナイロンである。表1を参照されたい。別の例では、図8Dに示されるように、代替的な手持ちストラップ210の構造は、肩ストラップ218に取り付けられた手持ちストラップ210を厚くし、かつ強化するために、内部の剛性または半剛性支持ロッド301を含む。拡張された断面図では、1つまたは2つのロッド301が、手持ちストラップ210を形成するウェビング303の層内に収容される。別の例では、ロッド301は、手持ちストラップ210を形成するウェビング302の別の層によって取り囲まれたウェビング303の層内に収容される。別の例では、ロッド間に縫い付けられた縫合304が、ロッド301を分離する。ロッド301は、発泡体、ポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、ケブラー、綿布帛、皮、プラスチック、ゴム、木、金属、またはロープから構成され得る。さらなる別の例では、手持ちストラップ210は、縫合、接着剤またはポリマー溶接によってタブ305に固定され、これが縫合、接着剤、またはポリマー溶接によって肩ストラップ218に固定される。
【0027】
さらなる別の例では、図9および図10に示されるように、トートバッグは、様々な寸法からなり得る。一例では、肩ストラップは、トートバッグが手持ちストラップによって持ち運ばれるとき、基部の水平面の上方にとどまるように構成される。別の例では、手持ちストラップ210は、各々、第1の垂直部分601、第2の水平区分602、および第3の垂直部分603を含んで、U形状を形成し得、一例では、少なくとも第1の垂直部分および第2の垂直部分が、肩ストラップ218に取り付けられる。別の例では、肩ストラップ218は、トートバッグの開口部上方に第1の長さ604を画定し得、手持ちストラップ210は、肩ストラップ218の第1の長さに沿った中間点以下に位置決めされ得る。また別の例では、肩ストラップ218は、上部ハンドル606を画定し、手持ちストラップ210は、下部ハンドルを画定し、上部ハンドルと下部ハンドルとの間の距離は、第2の長さ605であり、第2の長さは第1の長さ未満である。この例では、第2の長さ605は、バッグ607の高さ未満であり得る。さらなる別の例では、肩ストラップ218の長さ604は、バッグ607の高さ未満である。また別の例では、肩ストラップ218は、バッグの高さの少なくとも70%である。1つの特定の例では、トートバッグは、幅および高さを含み、幅はバッグの高さの少なくとも65%である。外側シェル216は、材料に直接取り付けられるか、成形されるか、またはエンボス加工され得るロゴまたは名称などのあるデザイン232を含んでもよい。
【0028】
追加的に、図11Aおよび図11Bに図示されるように、トートバッグの底部分は、基部215を含むことができ、これはトートバッグの構造的完全性に加わる。基部215はまた、トートバッグの底部の周りに追加の保護を提供し得る。一例では、基部215の部分は、EVA発泡体225から形成することができる。基部215は、材料に直接成形されるか、またはエンボス加工され得るロゴまたは名称などのあるデザインを含み得る。基部215はまた、片面PUまたは他の好適な材料を有する1680Dナイロンから構成された基部外側シェル226を含み得る。追加的に、底部テープ布帛502は、ナイロンであってもよく、ナイロンは、両面であり、かつ少なくとも1色のTPUである。表1を参照されたい。
【0029】
さらなる他の例では、図12図14A図14Cに示されるように、トートバッグは、様々な寸法からなり得る。他の例では、収納区画504は、少なくとも20Lの容量を有する。また他の例では、トートバッグは、5L、10L、15L、20L、25L、30L、35L、40L、45L、または50Lの容量を有する収納区画を含む。他の例では、図14Aおよび図14Cに示されるように、トートバッグは、内側上部テープ布帛501bに取り付けられた内部または外部閉鎖デバイス235aおよび235bを含む。閉鎖デバイス235aおよび235bは、金属、合金、複合材、セラミック、プラスチック、または他の好適な材料であってもよい。
【0030】
図13A図13Bに示されるように、手持ちストラップ210は、各々、第1の垂直部分、第2の水平区分、および第3の垂直部分を含んで、U形状を形成し得、少なくとも第1の垂直部分および第2の垂直部分が、肩ストラップ218に取り付けられる。トートバッグはまた、肩ストラップ218、上部テープ布帛501aにわたる上部結合部503および501bを含む。また肩ストラップ218および外側シェル216の前部上で統合されるのは、MOLLEループ224である。様々な結合部または縫合が、図12A図12Bおよび図13A図13Bの拡張図内に示される。これは、縫合またはかん止め222ならびに裏仮縫い231および隠れたウェブ縫い目505を含む。外側シェル216は、1つ以上の任意選択的なハンドルまたはストラップ(例えば、210、218)を支持するように構成することができる。これに関して、外側シェル216はまた、任意選択的なハンドルまたはストラップ(例えば、210、218)を構造的に支持するのを支援するように構成される複数の補強領域またはパッチ220を含むこともできる。ハンドルまたはストラップ(例えば、210、218)および他の付属品は、糸222を使用して縫合されることができるが、これらの糸222は、一例では、外側シェル216を通って収納区画に延在していない。むしろ、糸はパッチ220に縫い付けられ、パッチ220は、外側シェル216にRF溶接され得る。しかしながら、ハンドルまたはストラップは、パッチ220に取り付けられ、および/または本明細書に開示された任意の他の方法もしくは、例えば、ポリマー溶接、縫合、または他の接着剤などの任意の既知の方法を使用して外側シェル216に取り付けられ得る。
【0031】
別の例では、トートバッグは、トートバッグの外側シェル216の表側およびトートバッグの外側シェル216の裏側に接続される、2つのストラップまたは持ち運びハンドル210を含むことができる。1つの特定の例では、肩ストラップ218は、肩にわたるトートバッグの持ち運びを容易にするために追加的な詰め物を含むことができる。手持ちストラップまたはハンドル210は、肩ストラップ218がトートバッグの基部215の水平面の底部(例えば、バッグの底部)の下に延在しないような様式でトートバッグを把持し、持ち運ぶための別のオプションをユーザに提供する。
【0032】
手持ちストラップ210はまた、リング、カラビナ、または他の取り付けデバイスを組み込んでもよい。デバイスは、縫合、接着剤、またはポリマー溶接によって手持ちストラップまたは持ち運びハンドル210に固定され得、かつトートバッグを車両、器、キャンプ機器などの別の構造、または鍵、水筒、追加のストラップ、栓抜き、工具、他の身の回り品などの様々な物品に固定または結ぶことを助けるために使用され得る。手持ちストラップはまた、例えば、フックアンドループ、ボタン、スナップ、バックル、またはジッパ、封止、金属もしくはプラスチッククランプ、およびこれらの組み合わせなどの様々な封止部または接続デバイスを組み込むことによって互いに取り付けられ得る。
【0033】
追加的に、図13A図13Bに示されるように、ループまたはMOLLEループ224として形成されたウェビングは、肩ストラップ218上に縫い付けられ得、またトートバッグの裏で手持ちストラップ210を形成する。再び、MOLLEループ224は、品物(例えば、カラビナ、ドライバッグ)をトートバッグに取り付けるために使用することができる。手持ちストラップ210はまた、トートバッグを構造に固定するための別のオプションをユーザに提供することができる。
【0034】
一例では、手持ちストラップ210および肩ストラップ218およびMOLLEループ224は、ナイロンウェビングから構成され得る。その他の素材は、ポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、ケブラー、綿織物、皮、プラスチック、ゴム、またはロープを含むことができる。手持ちストラップ210および肩ストラップ218は、縫合、接着剤、またはポリマー溶接によって外側シェル216または補強パッチ220に取り付けることができる。MOLLEループ224は、フィッシングルアー、鍵、栓抜き、カードホルダ、工具、他の身の回り品などの様々な品物の任意の場所の表面に設置することができる、多くの種類の品物または対応するフックの群を受容するように構成することができる。また別の例では、外側シェル216は、ロゴ、会社名、個人化、または他のカスタマイズを含むことができる、パッチまたはロゴ232を含む。パッチまたはロゴ232は、洗濯可能かつUV耐性があり、変色を防止することができる。
【0035】
特定の例では、ポリマー溶接技術は、外部および内部方法の両方を含む。外部または熱的方法は、ホットガス溶接、ホットウェッジ溶接、ホットプレート溶接、赤外線溶接およびレーザ溶接を含むことができる。内部方法は、機械的溶接および電磁的溶接を含み得る。機械的方法は、スパイン溶接、攪拌溶接、振動溶接、および超音波溶接を含むことができる。電磁的方法は、抵抗、インプラント、エレクトロフュージョン溶接、誘導溶接、誘電溶接、RF(無線周波数)溶接、およびマイクロ波溶接を含むことができる。溶接は、平坦面または水平面において行うことができ、構成材料へのポリマー溶接の効果を最大化することができる。その結果、水または流体が収納区画504からまたは収納区画に出るのを防止する頑丈な水密縫い目が作成され得る。
【0036】
1つの特定の例では、外側シェル216および底部内側ライナ219は、二重積層TPUナイロン布帛から構成され得る。ナイロン布帛は、底部内側ライナ219および外側シェル216の基部材料として使用することができ、かつ布帛の両側にTPUラミネートでコーティングされ得る。1つの特定の例において使用されるTPUナイロン布帛は、0.1~1.0ミリメートルの厚さで、防水性があり、かつすべての食品医薬品局の要件を満たす抗菌添加剤を有する。しかしながら、トートバッグを構成するために使用される布帛は、抗菌材料を組み込んで、食品接触表面が安全であるカビのない環境を作成することが企図される。1つの特定の例では、ナイロンは、TPUを有する840dナイロンとすることができる。内側底部ライナ219および外側シェル216を製造するために使用される代替的な材料は、PVC、TPUコーティングされたナイロン、コーティングされた布帛、および他の溶接可能かつ防水性の布帛を含む。表1を参照されたい。
【0037】
発泡性基部223は、NBR/PVC配合物または任意の他の好適な配合物から製造することができる。加えて、トートバッグはまた、TPUコーティングされたナイロン積層体226層を有する圧縮成形EVA225を含み得る。圧縮成形EVA225は、発泡体、プラスチック、金属または他の材料と置き換えられてもよい。一例では、基部215は、少なくとも6mmの厚さである。追加的に、図4A図4Bおよび表1に示されるように、圧縮成形EVA225および発泡性基部223は、各々3mmの厚さであり得る。基部外側シェル226は、圧縮成形EVA225に積層されるが、代替的な例では、基部外側シェル226は、共成形、ポリマー溶接、接着剤、または任意の既知の方法によって圧縮成形EVA225の底部に取り付けることができる。
【0038】
図15図21は、トートバッグの代替的な例を示し、上で説明された同じ構造および機能を有し得るが、異なる形状または構成を有することができる。一例では、図16および図17に示されるように、トートバッグは、台形形状または構成を有し得る。また他の例では、トートバッグは、バッグの上部からバッグの底部まで先細りになってもよい。追加的に、図15図18、および図19に示されるように、トートバッグは、各組のストラップ(すなわち、210、218)を互いに固定するためにスナップ233を備えることができる。これは、下部ハンドルによるバッグの容易な持ち運びを促進する。図16および図17に示されるように、外側シェル216は、材料に直接取り付けられるか、成形されるか、またはエンボス加工され得るロゴまたは名称などのあるデザインまたはパッチ232を含み得、取り外し可能(すなわち、フックアンドループパッチ234から)であり得る。デザインまたはパッチは、溶接、縫合、接着剤によって取り付けられ得るか、または他の方法によって固定され得る。デザインまたはパッチ232は、例えば、フックアンドループ、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、封止、金属またはプラスチッククランプ、およびこれらの組み合わせによって取り付けられ得、そのため、取り外しされ得る。トートバッグは、図16および図17に示されるように、外側シェル216上でバッグの片面上に、またはトートバッグの両面上にデザインまたはパッチ232を有し得る。また他の例では、デザインまたはパッチは、トートバッグの一方の側面または両面に永久的に固着されてもよい。他の例では、デザインまたはパッチは、トートバッグの一方の側面または両面上で取り外し可能な構成であってもよい。さらに他の例では、トートバッグの一方の側面は、永久的に固着したデザインまたはパッチを含み、他の側面は、取り外し可能なデザインまたはパッチを含んでもよい。他の例では、デザインまたはパッチ232は、名称、住所、電子メールアドレス、電話番号などの個人的または他のコンタクト情報を含む、鞄ラベル、名刺、または識別タグをユーザが挿入することを可能にするポケットを含むように構成されてもよい。
【0039】
別の例では、トートバッグを形成する方法は、外側シェルを形成することと、底部内側ライナを外側シェルに設置することと、底部内側ライナを外側シェルに固定し、それにより、収納区画を形成することと、によってトートバッグを形成することを含み得る。方法はまた、半剛性基部を形成することを含むことができ、これは圧縮成形EVA、PE発泡性基部、および半剛性基部を覆うTPUコーティングされたナイロン積層体から構成される基部外側シェルから構成される。方法はまた、基部外側シェルを外側シェルに固定することと、いくつかのストラップを外側シェルに結合することと、を含むことができる。
【0040】
方法はまた、ナイロンである結合材料を含むことができ、結合材料は、外側シェル/補強パッチに縫い付けられ、パッチは、次いで外側シェルに溶接される。方法はまた、外側シェルに溶接される内側底部ライナを形成することを含み、外側シェルおよび基部外側シェルは、底部テープ布帛に溶接される。
【0041】
本方法はまた、第1の矩形および第2の矩形の少なくとも一部に断熱層を形成することと、第2の矩形よりも大きい面積の第1の矩形を形成することとを含むことができる。方法はまた、溶接によって底部内側ライナを下部外側シェルに固定することを含むことができる。方法はまた、ジッパを含み、収納区画の内側の外側シェルに溶接される第1のポケットを形成することと、第1のポケットの反対側の収納区画の内側の外側シェルに溶接される第2のポケットを形成することと、を含むことができる。
【0042】
例示的な方法は、単一の垂直縫い目を有する外側シェルを形成することを含み得る。別の例示的な方法は、ストラップを複数の補強パッチに取り付けることか、または固定することを含み、これは、次いで外側シェルに溶接される。方法はまた、複数のMOLLEループをストラップに取り付けることを含み得る。方法はまた、3つのナイロンストラップ構成要素をともに結合することによってストラップを形成することと、次いで、外側シェルに溶接された複数のパッチにストラップを結合することと、を含むことができる。方法はまた、射出成形によって半剛性基部の部分を形成することを含むことができる。
【0043】
図22および図23は、代替的な例示的トートバッグを図示し、上で説明された同じ構造および機能を有し得るが、代替的な内部構成を有することができる。トートバッグは、収納区画504を含み得、また第1のポケット212aおよび/または第2のポケット212bを含んでもよい。第1のポケット212aは、収納区画の内側でトートバッグの内側に溶接されてもよい。第1のポケットが、防水性ジッパに加えて様々な封止デバイス、例えば、フックアンドループ、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、複数回折りたたまれる余剰材料を含んで、ロールダウン封止部、封止部、金属またはプラスチッククランプおよびこれらの組み合わせなどの封止部を形成することができることが企図される。ポケット212aはまた、透明な材料から構成されてもよく、そのため、ユーザは、ジッパを開放することなくポケットの内側の内容物を見ることができる。第1のポケット212aはまた、メッシュ材料から構成されてもよく、ユーザがポケットの内容物を容易に思い描くことを可能にする。第1のポケット212aは、本明細書で開示された任意の他の方法、または任意の既知の方法、例えば、ポリマー溶接、縫合、接着剤、もしくはこれらの組み合わせを使用することによって、収納区画504の内壁に固定されるか、または取り付けられ得る。他の例では、内側ポケット212aの上部部分は、内側上部テープ布帛501bの下、および/または上部結合部503の下に位置決めされ得る。内側上部テープ布帛501bは、外側シェルおよびトートバッグの開口部の上部周縁部を取り囲む外側上部タップ布帛501の高さと等しい高さを有し得る。いくつかの例では、第2のポケット212bは、収納区画504の内側でトートバッグの壁の内壁に溶接されてもよい。第2のポケット212bがまた、防水性ジッパに加えて様々な封止デバイス、例えば、フックアンドループ、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、複数回折りたたまれる余剰材料を含んで、ロールダウン封止部、封止部、金属またはプラスチッククランプおよびこれらの組み合わせなどの封止部を形成し得ることが企図される。ポケット212bはまた、透明な材料から構成されてもよく、そのため、ユーザは、ジッパを開放することなくポケットの内側の内容物を見ることができる。第2のポケット212aはまた、メッシュ材料から構成されてもよく、ユーザがポケットの内容物を容易に思い描くことを可能にする。第2のポケット212bは、本明細書で開示された任意の他の方法、または任意の既知の方法、例えば、ポリマー溶接、縫合、接着剤、もしくはこれらの組み合わせを使用することによって、収納区画504を形成する内壁に固定されるか、または取り付けられ得る。他の例では、内側ポケット212bの上部部分は、内側上部テープ布帛501bの下、および/または上部結合部503の下に位置決めされ得る。
【0044】
また図22および図23に示されるように、トートバッグは、少なくとも1つの仕切りまたはパーティション401を含み得る。いくつかの例では、仕切り401は、組立可能であり得る。他の例では、仕切り401は、プルタブ403を含んで、ユーザが仕切り401を、しまい込まれた、またはつぶれた位置から開放、または拡張された位置に展開することを支援し得る。いくつかの例では、トートバッグは、側面またはバッグの側壁上に位置決めされ得る一対のつぶれることができる仕切り401を含み得る。しまい込まれた、またはつぶれた位置では、仕切り401は、トートバッグの内部の側面/壁と同一平面状に適合し得る。プルタブ403はまた、内側上部テープ布帛501bに密着させて適合し得る。
【0045】
図22および図23にさらに示されるように、トートバッグは、外側テープ布帛501aおよび/または内側上部テープ布帛501bの上部にわたって位置決めされ得る上部結合部503を含み得る。上部結合部503は、縫合、ポリマー溶接、接着剤、またはこれらの組み合わせによって外側シェルおよび/もしくは外側上部テープ布帛501a、ならびに、または内側上部テープ布帛501bに固定され得る。トートバッグは、バッグの表側の反対側、および収納区画の内壁上に位置決めされた閉鎖デバイス235aを含み得る。閉鎖デバイス235bは、収納区画の内壁上で閉鎖デバイス235aの反対側に位置決めされ得る。いくつかの例では、閉鎖デバイス235aおよびまたは235bは、内側上部テープ布帛501bに取り付けられてもよい。他の例では、閉鎖デバイス235aおよび/または235bの上部部分は、上部結合部503の下に位置決めされ、および/または取り付けられ得る。さらに他の例では、閉鎖デバイス235aおよびまたは235bは、内側上部テープ布帛501bと上部結合部503との間に挟持されてもよい。別の例では、閉鎖デバイス235aおよび/または235bは、縫合、接着剤、溶接、もしくは他の機械的手段、またはこれらの組み合わせによって上部結合部503および/または内側上部テープ布帛501bに固定され得る。ある例では、閉鎖デバイス235aおよび/または235bは、布帛のループ、ウェビングのループ、MOLLEループであり得、または金属、合金、複合材、セラミック、プラスチック、ポリマー、もしくは他の好適な材料、またはこれらの組み合わせから構成されてもよい。
【0046】
別の例示的な実施形態では、図24図27に示されるように、閉鎖デバイス235aおよび235bは、留め具を含み得、留め具は、留め具と反対側に位置決めされた材料のループと係合するように構成されている。図24に示されるように、閉鎖デバイス235bは、ウェビングまたは他の材料236の追加的なループと係合されてもよい。ウェビング236のループは、上部結合部503と係合されてもよい。ウェビング236は、縫合、接着剤、溶接、または他の機械的手段によって、上部結合部503および/または内側上部テープ布帛501bに取り付けられ得る。閉鎖デバイス235bはまた、金属、プラスチック、木製、ポリマー、セラミック、または他の複合材留め具を含んでもよい。留め具235bは、ウェビング236のループと一体的に形成されてもよい。いくつかの例では、閉鎖デバイス235bは、ポケット212aおよび212bのジッパ228、ジッパスライダ229、およびプラー230の上方に位置決めされ得る。図26および図27に示されるように、閉鎖部235aは、収納区画504内の内容物が出ることを防止するために、バッグの開口部を実質的に閉鎖するように留め具235bと係合するように構成されたウェビングのループ、MOLLEループ、または他の材料を含み得る。閉鎖部235aは、追加的な縫合237を含んで、第1の開口部239aおよび第2の開口部239bを作成する。開口部239aおよび/または239bは、閉鎖デバイス235bと係合するように構成され得る。
【0047】
図28および図29に示されるように、留め具235bは、材料235aのループと取り外し可能に係合して、バッグの開口部を実質的に固定かつ閉鎖する。閉鎖デバイス235aおよび235bは、係合位置にあるとき、閉鎖デバイス235aおよび235bの位置において開口部の幅を、少なくとも、約0.5cm、1.0cm、1.5cm、2.0cm、2.5cm、3.0cm、3.5cm、4.0cm、4.5cm、5.0cm、5.5cm、6.0cm、6.5cm、7.5cm~8.0cm超、これらの数未満、これらの数に等しく、またはこれらの数における任意の数で低減させ得る。この構成は、品物がバッグから落ちることを防止するために開口部が固定されることを可能にし、さらに個人が仕切り/パーティション401によって保持された物品を取り出すことを可能にするので有利である。閉鎖デバイスは、ジッパ、スナップ、ボタン、糸、引き出しひも、およびこれらの組み合わせを含むことができる。
【0048】
図30に示されるように、トートバッグは、複数の関節運動仕切りまたはパーティション401を含み得る。仕切り401は、外側シェルおよび収納区画504の側面の外形に続くように構成され得る。仕切り401は、縫合、溶接、接着剤、またはこれらの組み合わせによってシェルの内側の側壁に取り付けられ得る。仕切り401の上部および下部は、取り付けされないままになっていてもよく、図31に示されるように、仕切り401が収納されるか、または折り畳まれた位置から拡張位置に拡張するように、ユーザがタブ403を引くことを可能にする。
【0049】
図32に示されるように、仕切り401は、ユーザが仕切り401を拡張位置に引っ張るか、または押し進めた後、展開された、または拡張された位置のままであり得る。仕切り401は、収納区画が複数の区分に分割されて、個別の内容物または品物の群を互いから収納区画の内側に分離するように拡張され得る。例えば、図33は、バッグの収納区画504内に2つの区分を作成する、拡張位置内の第1の仕切り401を例解する。
【0050】
仕切り401およびプルタブ403は、片面もしくは両面TPUを有するナイロン、コーティングされていないナイロン、EVA、またはこれらの組み合わせから構成され得る。いくつかの例では、プルタブ403は、ナイロンウェビングまたはナイロンウェビングのループから構成され得る。他の例では、仕切り401および/またはプルタブ403は、一方の側面がTPUであり、他方の側面がPUであってもよい。他の例では、仕切り401の部分またはプルタブ403の部分は、片面TPUから構成された部分または側面で成形され得、かつ内部シェルに溶接されるか、または仕切りに取り付けられるか、もしくは溶接され得る。プルタブ403は、仕切り401と一体であってもよく、または別個の構成要素として形成され、かつ仕切り401の上部に取り付けられてもよい。他の例では、プルタブ403は、ラミネート加工によって、またはポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、または接着剤によって、仕切り401に取り付けられてもよい。いくつかの例では、プルタブ403は、図33に示されるように仕切り401の内部上部部分に取り付けられ得る。他の例では、仕切り401は、仕切り401の上部境界に沿って補強層または折り目404を含んで、仕切り401の強度、耐久性、および剛性を増加させ得る。仕切り401がしまい込まれたまたはつぶれた位置にあるとき、補強層404は、内側上部テープ布帛501bの底部の下に据え付けられ得る。他の例では、補強層404または仕切り401の上部は、平滑な縫い目(すなわち、重ね合わせない構成要素)を形成する内側上部テープ布帛501bの底部と接触して位置決めされ得る。プルタブ403はまた、仕切り401を拡張するかまたは折り畳むことを試みるとき、ユーザの器用さの助けとなるように、プルタブ403の上部境界上の隆起線または折り目を含み得る。隆起線または折り目はまた、ユーザが視覚的な接触なく(すなわち、感覚のみで)プルタブ403を見出す助けとなり得る。タブ403はまた、仕切り401を操作するときに個人の器用さの助けとなるように、等脚台形、台形、四角形、卵形、楕円形、矩形、円形、または三日月形のような形状であってもよい。図33に示されるように、仕切り401は、内側ポケット212の側面に近接するシェルに取り付けられる側面を含む。いくつかの例では、仕切り401は、ラミネート加工、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、または他の機械的手段によって、側壁に取り付けられ得る。いくつかの例では、仕切りは、着脱可能であり得る。他の例では、仕切り401は、縫い目、縫い糸、または溶接を内側ポケット212の側面と共有し得る。他の例では、仕切り401の側面は、内側ポケット212aおよび/または212bの側面を形成し得る。
【0051】
代替的な実施形態では、図34に示されるように、挿入部400が、本明細書に開示されたトートバッグの内部収納区画504に取り外し可能に取り付けられるように構成され得る。挿入部400は、ラミネート加工、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、または他の機械的手段によって、収納区画に取り付けられ得る。いくつかの例では、挿入部400は、バッグへの物理的なアタッチメントなしで、収納区画504に嵌合するように構成される。挿入部400は、取り外し可能な底部407を含み得る。いくつかの例では、底部407は、折りたたみ可能であり得る。ある例では、挿入部400は、折りたたみ可能である。挿入部400の構成要素は、片面もしくは両面TPUを有するナイロン、コーティングされていないナイロン、EVA、綿、木、皮、黄麻布、合成繊維、発泡体、ポリプロピレン、ネオプレン、ポリエステル、ダイニーマ、ケブラーまたはこれらの組み合わせから構成され得る。挿入部400は、端部パネル405、仕切り401、および底部407(図38を参照)を含み得る。仕切り401は、前述の仕切りと同じように機能し得、同じ様式で構成され得る。底部407は、挿入部400から取り外し可能であり得、挿入部400に追加的な支持構造を提供し得る。挿入部400はまた、図37A図37Bにも示されるような少なくとも1つの内部ポケット412a/412bを含み得る。内部ポケット412aおよび412bは、同じ構成要素を含み得、かつ前述の内側ポケット212aおよび212bと同じ様式で構成され得る。
【0052】
図35Aおよび図35Bは、挿入部400の正面図および後部図を例解する。内部ポケット412aおよび412bは、前および後パネル406上に位置決めされ、ポケット212aおよび212bとして構成され、かつ同じ特徴を有し得る。前および後パネル406は、端部パネル405と係合され得る。パネル406は、ラミネート加工、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、または他の機械的手段によって、端部パネル405に取り付けられ得る。いくつかの例では、端部パネル405は、ラミネート加工、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ボタン、スナップ、バックル、ジッパ、または他の機械的手段によって、ポケット412aおよび412bの側面に直接取り付けられ得る。
【0053】
また図35A図35B図36A図36B図36C、および図36Dに示されるように、挿入タブ409は、端部パネル405に取り付けられ得る。挿入タブ409は、ラミネート加工、ポリマー溶接(例えば、RF溶接)、縫合、接着剤、またはこれらの組み合わせによって端部パネル405に取り付けられ得る。挿入タブ409は、挿入部400を支えるか、保持するか、操作するか、もしくは固定するために、またはリング、カラビナ、もしくは他の取り付けデバイスなどの品物の持ち運びのために、ハンドル、ストラップ、ウェビング、MOLLEループ、縫合縫い目、またはバーを備え得る。
【0054】
本開示は、上記を開示し、様々な例を参照する図面を添付している。しかしながら、本開示によって提供される目的は、本発明の範囲に限定されるわけではなく、本発明に関係する様々な特徴および概念の例を提供することである。当業者であれば、本発明の範囲を逸脱することなく、上記で述べた例に対して数多くの変形および変更がなされ得ると認識するであろう。
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C
図8D
図9
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図14C
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35A
図35B
図36A
図36B
図36C
図36D
図37A
図37B
図38