(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023167365
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】取引システム、取引プログラム及び取引方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20231116BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022078507
(22)【出願日】2022-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】522187557
【氏名又は名称】小林 幹基
(74)【代理人】
【識別番号】100195431
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 史樹
(72)【発明者】
【氏名】小林 幹基
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC19
(57)【要約】
【課題】遊戯性のある取引システムを提供すること。
【解決手段】第1端末300によって商品及びサービス情報、並びに、くじ情報が設定部230で設定され、
少なくとも一以上の第2端末400によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報に基づいて、くじ購入部250で前記商品又はサービスを受領するための前記くじが購入され、
抽選部260が抽選した当選くじの購入者に対して、前記商品又はサービスを引き渡す取引システム100を提供する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバを有し、スマートフォン及びタブレットを含む端末である第1端末及び第2端末を利用する取引システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するためのサーバ通信部と、
販売される商品又は提供されるサービスの商品及びサービス情報、並びに、くじ単価、くじ発行枚数、くじ最低販売枚数及びくじ販売期間を含むくじ情報を記憶することが可能なサーバ記憶部と、
前記第1端末によって取引の設定が行われる設定部と、
前記第2端末がくじを購入するためのくじ購入部と、
前記くじ購入部によって販売された少なくとも一以上の前記くじから抽選を行う抽選部と、を含み、
前記第1端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報が前記設定部で設定され、
少なくとも一以上の前記第2端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報に基づいて、前記くじ購入部で前記商品又はサービスを受領するための前記くじが購入され、
前記抽選部が抽選した当選くじの購入者に対して、前記商品又はサービスを引き渡す取引システム。
【請求項2】
前記くじ単価と前記くじ発行枚数とは相関関係にあり、前記くじ単価が高くなれば前記くじ発行枚数は多くなり、前記くじ単価が安くなれば前記くじ発行枚数が少なくなる請求項1記載の取引システム。
【請求項3】
前記くじの販売枚数が、前記設定部によって予め設定された前記くじ最低販売枚数より少ない場合、再度前記くじ販売期間が設定される請求項1記載の取引システム。
【請求項4】
前記くじの販売枚数が、前記設定部によって予め設定された前記くじ最低販売枚数より少ない場合、前記くじの購入が無効となる請求項1記載の取引システム。
【請求項5】
前記サーバは、前記第1端末及び前記第2端末によって決済ができる決済部を含み、
前記第2端末からの前記くじの購入が前記決済部によって決済され、
前記決済部が、購入された前記くじの合計代金から手数料を引いた金額を、前記第1端末によって前記設定部に予め登録された銀行口座に支払う請求項1記載の取引システム。
【請求項6】
前記くじ販売期間が終了し、前記くじの販売枚数の合計が前記くじ最低販売枚数以上であった場合、前記決済部は、前記第2端末が購入した前記くじの決済を行う請求項5記載の取引システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品又はサービスの取引する上での取引システム、取引プログラム及び取引方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、商品の売買又はサービスの提供を行う場合、商品の販売者又はサービスの提供者は、その商品又はサービスに見合った価格で、商品の販売又はサービスの提供を行う。
【0003】
そして、一般的に、商品の購入者又はサービスの提供を受ける者は、その商品又はサービスに見合った価格で、商品の購入又はサービスの提供を受ける。
【0004】
一方、商品又はサービスに見合った価格より廉価な価格で購入又はサービスの提供を受けた場合、幸福感を感じる人が多い。
【0005】
特許文献1は、オンラインショッピングシステムにおいて、顧客が商品を購入すると同時に、抽選を行い、この抽選結果に基づいて、即時に商品の無料購入を含めた値引き購入を可能とする即時値引き販売システムを提供するというものである。
【0006】
具体的には、顧客が商品の購入要求を行う顧客端末と、商品毎の販売価格を格納した商品情報テーブルを備えて前記商品の販売を行うサーバと、の間でネットワークを介して値引き取引を行う値引き販売システムにおいて、
前記サーバが、顧客情報テーブル、抽選結果テーブル及び購入履歴テーブルを備えたデータベースに接続され、
商品の購入要求時に前記顧客端末の画面上で抽選を行い、
前記商品の購入要求があった顧客の過去の利用履歴を前記購入履歴テーブルから抽出し、
前記利用履歴と前記前記利用履歴に対応した予め生成した乱数値とに対応した割引率を算出して、即時に値引き率を決めて前記商品の販売を行うというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に係る発明では、商品の値引きには限界があり、商品の原価より廉価な販売価格にまで値下げした場合、販売者が損をしてしまう。
【0009】
一方、購入者は商品の原価割れをするような価格で、購入者が希望する商品を購入することができるのは稀である。
【0010】
本発明の目的は、販売者が納得のいく価格で、商品の販売又はサービスの提供を行うことができ、かつ、購入者が廉価に商品の購入又はサービスの提供を受けることが可能なシステムを提供することである。
【0011】
本発明の他の目的は、販売者が納得のいく価格で、商品の販売又はサービスの提供を行うことができ、かつ、購入者が廉価に商品の購入又はサービスの提供を受けることが可能なプログラムを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、販売者が納得のいく価格で、商品の販売又はサービスの提供を行うことができ、かつ、購入者が廉価に商品の購入又はサービスの提供を受けることが可能な方法を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、遊戯性のある取引システムを提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、遊戯性のある取引プログラムを提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、遊戯性のある取引方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の第1の局面に係る取引システムは、サーバを有し、スマートフォン及びタブレットを含む端末である第1端末及び第2端末を利用する取引システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するためのサーバ通信部と、
販売される商品又は提供されるサービスの商品及びサービス情報、並びに、くじ単価、くじ発行枚数、くじ最低販売枚数及びくじ販売期間を含むくじ情報を記憶することが可能なサーバ記憶部と、
前記第1端末によって取引の設定が行われる設定部と、
前記第2端末がくじを購入するためのくじ購入部と、
前記くじ購入部によって販売された少なくとも一以上の前記くじから当選くじの抽選を行う抽選部と、を含み、
前記第1端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報が前記設定部で設定され、
少なくとも一以上の前記第2端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報に基づいて、前記くじ購入部で前記商品又はサービスを受領するための前記くじが購入され、
前記抽選部が抽選した当選くじの購入者に対して、前記商品又はサービスを引き渡す取引システムである。
【0017】
くじ1枚でも購入した第2端末の使用者は、抽選により販売されている商品又はサービスに当選する可能性があり、安価に商品又はサービスを手に入れることができ遊戯性もある。
【0018】
一方、商品又はサービスの販売者は、くじ最低販売枚数を設定することにより、商品又はサービスの内容に見合う対価を得ることができる。
【0019】
本発明の第2の局面に係る取引システムは、第1の局面に関する取引システムであって、
前記くじ単価と前記くじ発行枚数とは相関関係にあり、前記くじ単価が高くなれば前記くじ発行枚数は少なくなり、前記くじ単価が安くなれば前記くじ発行枚数が多くなる取引システムである。
【0020】
くじ単価が高いか安いかは、販売される商品又はサービスの仮想価格によって変化する。「仮想価格」とは、販売者がその商品の販売又はサービスの提供によって得たい金額であり、販売者が自由に設定することができる。
【0021】
つまり、商品又はサービスの仮想価格を一定とした場合、くじ単価が高くなればくじ発行枚数は少なくなり、くじ単価が安くなればくじ発行枚数は多くなる。
【0022】
具体的には、100万円の商品に対して、くじ単価を10万円とした場合、くじ発行枚数は10枚となり、くじ単価を1万円とした場合、くじ発行枚数は100枚となる。
【0023】
本発明の第3の局面に係る取引システムは、第1の局面に関する取引システムであって、
前記くじの販売枚数が、前記設定部によって予め設定された前記くじ最低販売枚数より少ない場合、再度前記くじ販売期間が設定される取引システムである。
【0024】
販売者がくじ最低販売枚数を設定することにより、販売者は最低限の利益を設定することができ、原価割れ等の防止を図ることも可能である。なお、くじの販売枚数が、くじ最低販売枚数より少なかった場合、くじ販売期間のみ延長されるように設定されてもよく、また、くじ販売期間だけでなく、くじ単価及びくじ発行枚数も再度設定されるようにしてもよい。また、当選枚数を変更する設定ができるようにしてもよい。
【0025】
本発明の第4の局面に係る取引システムは、第1の局面に関する取引システムであって、
前記くじの販売枚数が、前記設定部によって予め設定された前記くじ最低販売枚数より少ない場合、前記くじの購入が無効となる取引システムである。
【0026】
第3の局面と同様に、販売者がくじ最低販売枚数を設定することにより、販売者は最低限の利益を設定することができ、原価割れ等の防止を図ることも可能である。
【0027】
本発明の第5の局面に係る取引システムは、第1の局面に関する取引システムであって、
前記サーバは、前記第1端末及び前記第2端末によって決済ができる決済部を含み、
前記第2端末からの前記くじの購入が前記決済部によって決済され、
前記決済部が、購入された前記くじの合計代金から手数料を引いた金額を、前記第1端末によって前記設定部に予め登録された銀行口座に支払う取引システムである。
【0028】
決済部によって決済されることにより、取引システムの安全性が担保される。
【0029】
本発明の第6の局面に係る取引システムは、第4の局面に関する取引システムであって、
前記くじ販売期間が終了し、前記くじの販売枚数の合計が前記くじ最低販売枚数以上であった場合、前記決済部は、前記第2端末が購入した前記くじの決済を行う取引システムである。
【0030】
くじ販売期間が終了時、購入されたくじの販売枚数の合計がくじ最低販売枚数より少なかった場合、くじの購入が無効となれば、くじの購入者に返金しなければならなくなるため、くじ販売期間が終了してから決済をすることにより返金を防ぐことができる。
【0031】
本発明の第7の局面に係る取引プログラムは、サーバを有し、スマートフォン及びタブレットを含む端末である第1端末及び第2端末を利用する取引プログラムであって、
前記端末と通信するためのサーバ通信処理と、
販売される商品又は提供されるサービスの商品及びサービス情報、並びに、くじ単価、くじ発行枚数、くじ最低販売枚数及びくじ販売期間を含むくじ情報を記憶することが可能なサーバ記憶処理と、
前記第1端末によって取引の設定が行われる設定処理と、
前記第2端末がくじを購入するためのくじ購入処理と、
前記くじ購入処理によって販売された少なくとも一以上の前記くじから当選くじの抽選を行う抽選処理と、を実行し、
前記第1端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報が前記設定処理で設定され、
少なくとも一以上の前記第2端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報に基づいて、前記くじ購入処理で前記商品又はサービスを受領するための前記くじが購入され、
前記抽選処理が抽選した当選くじの購入者に対して、前記商品又はサービスを引き渡す取引プログラムである。
【0032】
このようなプログラムであれば、第1の局面と同様の効果を奏する。
【0033】
本発明の第8の局面に係る取引プログラムは、第7の局面に係る取引プログラムであって、
前記第1端末及び前記第2端末によって決済ができる決済処理を実行し、
前記第2端末からの前記くじの購入が前記決済処理によって決済され、
前記決済処理が、購入された前記くじの合計代金から手数料を引いた金額を、前記第1端末によって前記設定処理に予め登録された銀行口座に支払う取引プログラムである。
【0034】
このようなプログラムであれば、第5の局面と同様の効果を奏する。
【0035】
本発明の第9の局面に係る取引方法は、前記端末と通信するためのサーバ通信工程と、
販売される商品又は提供されるサービスの商品及びサービス情報、並びに、くじ単価、くじ発行枚数、くじ最低販売枚数及びくじ販売期間を含むくじ情報を記憶することが可能なサーバ記憶工程と、
前記第1端末によって取引の設定が行われる設定工程と、
前記第2端末がくじを購入するためのくじ購入工程と、
前記くじ購入工程によって販売された少なくとも一以上の前記くじから当選くじの抽選を行う抽選工程と、を含み、
前記第1端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報が前記設定工程で設定され、
少なくとも一以上の前記第2端末によって前記商品及びサービス情報、並びに、前記くじ情報に基づいて、前記くじ購入処理で前記商品又はサービスを受領するための前記くじが購入され、
前記抽選工程が抽選した当選くじの購入者に対して、前記商品又はサービスを引き渡す取引方法である。
【0036】
このような方法であれば、第1の局面及び第7の局面と同様の効果を奏する。
【0037】
本発明の第10の局面に係る取引方法は、第9の局面に係る取引方法であって、
前記第1端末及び前記第2端末によって決済ができる決済工程を含み、
前記第2端末からの前記くじの購入が前記決済工程によって決済され、
前記決済工程が、購入された前記くじの合計代金から手数料を引いた金額を、前記第1端末によって前記設定工程に予め登録された銀行口座に支払う取引方法である。
【0038】
このような方法であれば、第5の局面及び第8の局面と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図1】本発明の一実施形態の取引システムの概念図。
【
図3】同実施形態の取引システムのフローチャート。
【
図4】同実施形態の取引システムのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
【0041】
図1乃至
図4に示すように、本発明に係る取引システム100は、サーバ200と、
商品の販売者又はサービスの提供者が所持し、サーバ200と通信可能な端末である第1端末300と、
商品の購入者又はサービスの提供を受ける者が所持し、サーバ200と通信可能な端末である第2端末400と、
管理者が所持し、サーバ200と通信可能な端末である第3端末500と、を含む。
【0042】
(サーバ200)
サーバ200は、第1端末300、第2端末400及び第3端末500と通信するためのサーバ通信部210と、
データを記憶するためのサーバ記憶部220と、
第1端末300及び第3端末500によって取引の設定が行われる設定部230と、
決済が行われる決済部240と、
第2端末400がくじを購入するためのくじ購入部250と、
くじ購入部250によって発行された複数のくじから抽選を行う抽選部260と、を含む。
【0043】
本実施形態では、サーバ200はクラウドサーバである。「クラウドサーバ」とは、クラウド上に構築されたサーバであり、インターネットを通じてサーバ機能を利用することができるものである。
【0044】
なお、本実施形態では、サーバとしてクラウドサーバ200を用いているが、通常のサーバであってもよい。
【0045】
サーバ通信部210は、無線又は有線により通信する部分であり、第1端末300、第2端末400及び第3端末500と通信可能である。
【0046】
サーバ記憶部220は、情報を記憶する部分であり、第1端末300及び第2端末400の使用者の個人情報、取引情報、クレジットカード情報、口座情報等が保存される。
【0047】
設定部230では、商品及びサービス情報、並びに、くじ情報に基づいて、くじの設定を行う。具体的には、第1端末300の使用者は、商品の販売者又はその代理人であり、第1端末300から設定部230にアクセスして、販売者情報(提供者情報)、商品の画像、商品又はサービスの詳細な内容等の商品及びサービス情報を入力する。
【0048】
そして、第1端末300の使用者は、くじ単価、くじ発行枚数、くじ最低販売枚数、くじ販売期間等のくじ情報を設定部230で設定する。
【0049】
設定部230で設定された内容で、設定部230はWeb上に必要な販売者情報、商品又はサービスの情報及びくじ情報を掲載する。
【0050】
販売者情報には、ユーザー名(販売者名、提供者名)、過去の取引履歴、購入者からの評価等が挙げられる。
【0051】
Web上に掲載される商品及びサービス情報及びくじ情報は、第3端末500の管理者が調整することができる。
【0052】
くじ単価は、商品の仮想価格以下であれば、任意に設定することが可能であるが、くじ発行枚数によって変化するようにしてもよい。
【0053】
例えば、第1端末300の使用者である販売者が、商品として自動車を希望販売額100万円で販売したい場合、自動車の仮想価格(商品の仮想対価)を100万円とし、くじ単価を10万円、くじ発行枚数は10枚と設定する。
【0054】
販売したくじ(購入されたくじ)の合計枚数が、設定した下限の販売枚数(くじ最低販売枚数)以下であった場合、第1端末300の使用者は、その取引を無効とすることができる。
【0055】
例えば、上記例でいえば、自動車の販売者が少なくとも50万円以上で販売したいと考えた場合、くじ単価が10万円であるため、最低販売枚数は5枚となる。
【0056】
つまり、くじ単価とくじ発行枚数とは相関関係にあり、くじ単価が高くなればくじ発行枚数は少なくなり、くじ単価を安くすればくじ発行枚数が多くなる。
【0057】
また、くじ発行枚数とくじ最低販売枚数とは相関関係にあり、くじ発行枚数が多くなればくじ単価が安くなるため、くじ最低販売枚数も多くなり、逆に、くじ発行枚数が少なければくじ単価が高くなるため、くじ最低販売枚数も少なくなる。
【0058】
くじ販売期間は、第1端末300の使用者が、第1端末300を介して任意に設定することができる。例えば、毎月15日を抽選日とし、その間の期間をくじ販売期間と設定することができる。
【0059】
例えば、上記例でいえば、くじ販売期間を1カ月とすることができ、その1カ月の間で少なくとも5枚のくじが購入される必要がある。
【0060】
したがって、第1端末300の使用者である販売者は、くじ販売期間でくじ最低販売枚数より少ない枚数しかくじが購入されなかった場合(上記例でいえば4枚以下)、販売者はその取引を無効とすることができる。
【0061】
取引が無効となった場合は、抽選部260から第2端末400に、その旨の通知がされる。
【0062】
つまり、販売されたくじの合計枚数が、くじ販売期間内で所定の枚数に達しなかった場合、商品の販売者は、その商品の販売したい金額に到達しないため、商品の販売者(第1端末300の使用者)は、その取引を止めることができる。
【0063】
また、くじの購入の締め切り及び当選者の発表を定期的に行ってもよい(例えば、毎月〇〇日〇〇時くじ購入締切り、毎月〇〇日〇〇時当選者発表)。
【0064】
また、くじの販売枚数がくじ最低販売枚数より少なかった場合、次回のくじ購入締め切りまでくじ販売期間を延長するとしてもよく、また、くじ販売期間、くじ単価、くじ発行枚数等の設定がリセットされるとしてもよい。
【0065】
この場合、くじの販売枚数が最低販売枚数まで達せず、商品の取引が無効となった場合であっても、既にくじを購入した購入者は、再度のくじ販売期間にくじを購入しなくてもよいという利点がある。
【0066】
なお、第3端末500の使用者(取引システム100の管理者)は、第1端末300の使用者が、その取引を止めた場合であっても、手数料を第3端末500の使用者(取引システム100の管理者)に支払わなければならない設定を設定部230ですることができる。
【0067】
また、第3端末500の使用者は、第2端末400の使用者が購入したくじのキャンセルができないようにする設定をしてもよい。
【0068】
第2端末400の使用者は、発行されたくじを何枚でも購入することができる。ただし、第1端末300の使用者が、設定部230で同一端末又は同一人でのくじの購入枚数を制限した場合はこの限りではない。
【0069】
第2端末400の使用者は、発行されたくじを複数枚購入することにより、当選する確率が上がる。
【0070】
決済部240は、第2端末400の使用者が、発行されたくじの購入を選択した場合、決済部240によって決済される。
【0071】
第2端末400の使用者は、決済部240にクレジットカード情報、口座情報、住所、氏名、連絡先等の個人情報を入力することができる。
【0072】
なお、決済部240は、第2端末400の使用者の住所、氏名、連絡先等の個人情報をサーバ記憶部220から取得できるようにしてもよい。
【0073】
決済部240は、くじ販売期間が終了した後に、第2端末400の使用者のクレジットカードや銀行口座から決済する。
【0074】
なお、第2端末400の使用者が、くじを購入した段階で、決済部240が第2端末400の使用者のクレジットカードや銀行口座から決済をしてもよい。
【0075】
この場合、くじの販売枚数の合計が最低販売枚数まで及ばず、取引が無効となった場合は、くじの代金は第2端末400の使用者に返金される。
【0076】
また、決済部240は、購入されたくじの総額から手数料を引いた金額を、予め登録された第1端末300の使用者の銀行口座に支払う。
【0077】
決済部240から第1端末300の使用者(販売者)への支払いは、販売された商品又はサービスが、当選した第2端末400の使用者に提供される前後どちらでもよい。
【0078】
なお、本実施形態では、決済部240から第1端末300の使用者(販売者)への支払いは、販売された商品又はサービスが、当選した第2端末400の使用者に提供された後に支払われる。
【0079】
第2端末400の使用者が、くじの購入を行った場合、くじ購入部250が第2端末400にくじを発行する。
【0080】
第2端末400の使用者が、複数枚くじを購入した場合、くじ購入部250は、第2端末400に対して複数枚くじを発行する。
【0081】
つまり、第2端末400の使用者が、A枚くじを購入した場合、くじ購入部250は、第2端末400に対してA枚くじを発行する。
【0082】
くじ購入部250では、第2端末400の使用者の住所、氏名、連絡先等の個人情報をサーバ記憶部220から取得する。
【0083】
くじ購入部250は、第2端末400の使用者がくじを購入するところであり、くじを第2端末400に対して発行するところである。
【0084】
くじ購入部250は、決済部240と連動しており、第2端末400から購入されたくじの費用の決済が完了したら、第2端末400にくじを発行する。
【0085】
くじ購入部250が発行するくじには唯一の番号(ID)が表示されており、他のくじに同じ番号は表示しない。
【0086】
くじに表示されている番号は、数字だけでなく、アルファベットや記号が含まれていてもよい。また、アルファベットや記号だけでもよい。
【0087】
くじ販売期間が終了し、くじの購入が締め切られた場合、くじ購入部250が、くじ購入者である第2端末400のアカウント名、購入されたくじの合計枚数を公開するように、第3端末500の使用者は設定することができる。
【0088】
なお、くじ購入部250は、一人のくじ購入者(第2端末400の使用者)が、同じ商品又はサービスに対して、何枚くじを購入したかを公開することも可能である。また、くじ購入部250は、くじの販売期間中に、リアルタイムで購入されたくじの枚数の合計を第2表示部430に表示できるようにしてもよい。
【0089】
抽選部260は、販売されたくじが最低販売枚数以上の場合に実施される。
【0090】
抽選部260は、販売されたくじがくじ最低販売枚数より少ない場合は、抽選を行わない。
【0091】
抽選部260は、販売されたくじの中から1又は2以上の番号(当選番号)を選択することができる。
【0092】
つまり、抽選部260は、販売される商品又は提供されるサービスによっては、当選番号を複数の番号(当選者を複数)とすることができる。言い換えると、当選枚数を複数枚と設定することができる。
【0093】
抽選部260は、当選番号のくじを購入した第2端末400に対して、当選の通知を行う。
【0094】
また、抽選部260は、当選番号以外のくじを購入した第2端末400に対して、落選の通知を行う。
【0095】
抽選部260は、当選番号のくじを購入した第2端末400の使用者(当選者)の情報をサーバ記憶部220から取得し、当選番号及び当選者の情報を第1端末300に通知する。
【0096】
抽選部260は、当選番号及び当選者の名前(又はニックネーム)はWebサイト上に公開する。
【0097】
抽選部260から当選番号及び当選者の情報の通知を受けた第1端末300の使用者は、対象の商品を当選者に引き渡す、又は、対象のサービスを当選者に提供する。
図3に示す実施形態でいえば、予め設定部230に登録されている当選者(第2端末400の使用者)の住所に、販売者(第1端末300の使用者)が発送する。
【0098】
(第1端末300)
第1端末300は、取引システム100を利用して商品を販売する販売者が使用する端末である。
【0099】
第1端末300は、サーバ200と通信するための第1通信部310と、
第1端末300の使用者の個人情報や、様々なアプリを記憶する第1記憶部320と、
様々なアプリや取引内容、取引される商品及びサービス情報、くじ情報の内容、当選者情報を表示させる第1表示部330と、
本実施形態に係る取引システム100を利用するための第1アプリ340と、
を含む。
【0100】
第1通信部310は、サーバ200と通信するところである。通信方法は任意であるが無線であることが好ましい。
【0101】
第1記憶部320は、第1アプリ340を記憶する。また、第1記憶部320は、使用者の個人情報を記憶する。
【0102】
第1表示部330は、第1アプリ340や設定部230の設定画面、当選者情報を表示するところである。
【0103】
本実施形態では、第1表示部330は、液晶パネルであり、タッチパネルである。
【0104】
第1アプリ340は、本実施形態に係る取引システム100を起動させるためのアプリである。
【0105】
なお、本実施形態ではアプリを使用して取引システム100にアクセスをしているが、アプリを使用せずWebサイトからアクセスしてもよい。
【0106】
第1アプリ340は、商品の販売者又はサービスの提供者が、商品又はサービスの情報を入力する商品情報入力部341と、
販売した商品又はサービスの当選者がわかる当選者確認部である第1当選者確認部342と、
販売した商品を発送する商品発送部343と、を含む。
【0107】
商品情報入力部341は、サーバ200の設定部230にアクセスして、販売する商品又はサービスの情報を入力するところである。
【0108】
商品情報入力部341では、販売者の情報も入力する。商品情報入力部341から入力された情報は、サーバ記憶部220に記憶されるため、第1端末300の使用者は、一旦入力すれば再度入力しなくてもよい。
【0109】
なお、商品情報入力部341から入力された情報は、第1記憶部310に記憶されてもよい。
【0110】
第1当選者確認部342には、抽選部260から当選番号及び当選者の情報が通知される。
【0111】
第1当選者確認部342では、サーバ記憶部220又は第1記憶部310に記憶されている過去に販売した商品の当選番号及び当選者情報を閲覧することができる。
【0112】
商品発送部343は、第1当選者確認部342に通知された当選番号及び当選者に対して販売した商品の発送手続き又はサービスの提供手続きを行うところである。
【0113】
販売者(第1端末300の使用者)は、抽選部260から通知された当選番号及び当選者情報を利用して販売した商品の発送又はサービスの提供を商品発送部343によって行う。
【0114】
販売者(第1端末300の使用者)は、販売した商品を当選者に発送した場合、発送した旨を商品発送部343からサーバ200に通知する。
【0115】
(第2端末400)
第2端末400は、取引システム100を利用して商品の抽選が行われるくじを購入するために使用される端末である。
【0116】
第2端末400は、サーバ200と通信するための第2通信部410と、
第2端末400の使用者の個人情報や、様々なアプリを記憶する第2記憶部420と、
様々なアプリや取引内容、取引される商品及びサービス情報、くじ情報の内容、当選者情報を表示させる第2表示部430と、
本実施形態に係る取引システム100を利用するための第2アプリ440と、
を含む。
【0117】
第2通信部410は、サーバ200と通信するところである。通信方法は任意であるが無線であることが好ましい。
【0118】
第2記憶部420は、第2アプリ440を記憶する。また、第2記憶部420は、使用者の個人情報を記憶する。
【0119】
第2表示部430は、第2アプリ440や設定部230の設定画面、当選者情報を表示するところである。
【0120】
本実施形態では、第2表示部430は、液晶パネルであり、タッチパネルである。
【0121】
第2アプリ440は、本実施形態に係る取引システム100を起動させるためのアプリである。
【0122】
なお、本実施形態ではアプリを使用して取引システム100にアクセスをしているが、アプリを使用せずWebサイトからアクセスしてもよい。
【0123】
第2アプリ440は、取引システム100において販売されている商品又はサービスのくじを購入するくじ購入部である第2くじ購入部441と、
購入したくじの商品又はサービスの当選番号及び当選者情報がわかる当選者確認部である第2当選者確認部442と、
第1端末300の使用者である販売者から発送された商品又は提供されたサービスの受領確認を行う商品受領確認部443と、を含む。
【0124】
第2くじ購入部441は、第2端末400の使用者が販売されている商品又はサービスのくじを購入するところである。
【0125】
第2くじ購入部441からサーバ200のくじ購入部250にアクセスしてくじを購入する。
【0126】
また、第2くじ購入部441からサーバ200の決済部240にアクセスしてくじの購入の決済をする。
【0127】
第2当選者確認部442には、抽選部260から当選番号及び当選者の情報が通知される。
【0128】
第2当選者確認部442では、サーバ記憶部220又は第2記憶部410に記憶されている第2端末400の使用者が過去に購入したくじに係る商品の当選番号及び当選者情報を閲覧することができる。
【0129】
購入したくじが当選した場合、第1端末300の使用者から第2端末400の使用者に商品の引き渡し又はサービスの提供が行われるが、当該商品又は当該サービスの受領をした際に、商品受領確認部443からサーバ200に商品又はサービスを受領したことを報告する。
【0130】
(第3端末500)
第3端末500は、取引システム100を管理する管理者が使用する端末である。
【0131】
第3端末500は、サーバ200が通信するための第3通信部510と、
第1端末300及び第2端末400の使用者の個人情報、過去及び現在の商品及びサービスの販売者情報、過去及び現在の取引情報、過去及び現在の当選者情報、商品及びサービスの情報、くじ情報を記憶する第3記憶部520と、
様々なアプリ、過去及び現在の商品及びサービスの販売者情報、過去及び現在の取引情報、過去及び現在の当選者情報、商品及びサービスの情報、くじ情報の設定内容を表示させる第3表示部530と、
本実施形態に係る取引システム100を管理するための第3アプリ540と、
を含む。
【0132】
第3通信部510は、サーバ200と通信するところである。通信方法は優先又は無線いずれでもよく、任意である。
【0133】
第3通信部510によってサーバ200にアクセスし、サーバ200の内容の編集等を第3端末500の管理者が行う。
【0134】
第3記憶部520は、様々なアプリや設定情報、個人情報、商品情報等をサーバ記憶部220のバックアップとして記憶してもよい。
【0135】
第3表示部530は、サーバ200の内容を編集する場合、その内容を表示する部分である。
【0136】
また、第3表示部530は、サーバ200(サーバ記憶部220)に記憶させるくじ情報や商品及びサービス情報、販売者情報、当選者情報、くじ購入者情報をオンライン上に閲覧できる状態にする前に表示させることができる。
【0137】
第3端末500の管理者は、第1端末300及び第2端末400に表示させる商品情報にミスがないようWebサイト上に掲載される前に確認することができる。
【0138】
第3端末500の管理者は、商品及びサービスの販売者情報、商品及びサービス情報、くじ情報、並びに、当選者情報の必要な部分のみを第1端末300及び第2端末400に開示することができる。
【0139】
第3アプリ540は、サーバ200に直接アクセスするためのアプリである。
【0140】
第3端末500の管理者は、第3アプリ540を選択することにより、すぐにサーバ200にアクセスすることができる。
【0141】
(取引システム100のフローチャート)
図4に示すように、商品の販売又はサービスを提供する第1端末300の使用者は、第1端末300に取引システム100のアプリである第1アプリ340をダウンロードする(ステップS11)。
【0142】
商品又はサービスを購入する第2端末400の使用者は、第2端末400に取引システム100のアプリである第2アプリ440をダウンロードする(ステップS11)。
【0143】
第1端末300の使用者が、第1アプリ340を開く(起動させる)(ステップS11)。
【0144】
第1端末300の使用者は、販売したい商品又はサービスを設定部230に販売登録する(ステップS12)。
【0145】
第1端末300の使用者は、第1表示部330に表示される設定画面で、販売者情報、商品の画像、商品又はサービスの詳細な内容等の商品及びサービス情報、くじ単価、くじ発行枚数、くじ販売期間、くじ最低販売枚数等のくじ情報を入力する(ステップS13)。
【0146】
設定部230は、入力された販売者情報、商品及びサービス情報、くじ情報に基づいて、オンライン(インターネット)上に商品又はサービスの必要な情報を公開する(ステップS14)。
【0147】
第2端末400の使用者が第2アプリ440を開き(起動させ)、第2くじ購入部441からくじ購入部250にアクセスして、販売されている商品又はサービスのくじを購入する(ステップS15)。
【0148】
具体的には、例えば、自動車が不要になった第1端末300の使用者Xが、取引システム100を利用して、設定部230に販売登録をする。
【0149】
例えば、第1端末300の使用者であり販売者であるXは、設定部230において、くじ単価を1万円、くじ発行枚数を100枚、くじ最低販売枚数を50枚に設定する。
【0150】
そして、例えばA氏が30枚、B氏が5枚、C社が40枚、くじを購入した場合、くじの販売枚数は75枚であるため、くじ最低販売枚数を超えており、取引が無効や延期になることなく、抽選が行われる。
【0151】
第2くじ購入部441は、決済部240にアクセスして、予め登録されている第2端末400の使用者のクレジットカードや銀行口座からの引き落としによりくじの決済を行う(ステップS16)。
【0152】
本実施形態では、予め登録されている第2端末400の使用者のクレジットカードによって、決済部240が決済を行う。
【0153】
くじの販売枚数が最低販売枚数に到達しなかった場合、再度、くじ販売期間が設定され、くじの購入が可能となる(R)。
【0154】
くじの販売枚数が最低販売枚数に到達しなかった場合、取引が無効とされてもよい。
【0155】
この場合、決済部240が第2端末400の使用者のクレジットカード又は銀行口座から決済された金額は、第2端末400に返金される。
【0156】
なお、くじ販売期間が終了してから、決済部240が、第2端末400の使用者のクレジットカードや銀行口座から決済をするようにしてもよい。
【0157】
くじ購入部250は、第2端末400に番号等のIDが付されたくじを発行する(ステップS17)。
【0158】
抽選部260は、購入されたくじの番号等のIDの中からランダムに抽選し、当選番号及び当選者を決定する(ステップS18)。
【0159】
抽選結果は、抽選部260から第1端末300に当選番号及び当選者の通知がされ、第2端末400には当選及び落選の通知がされる(ステップS19)。
【0160】
上記例でいえば、例えば、A氏、B氏、C社のうちA氏が当選した場合、抽選部260からA氏には当選の通知がされ、B氏及びC社には落選の通知がされる。
【0161】
そして、抽選部260は、第1端末300にA氏が当選したことの通知を当選番号と共に通知する。
【0162】
第1端末300の使用者(販売者)は、当選した第2端末400の使用者に、販売した商品を送付、又は、出品したサービスを提供する(ステップS20)。
【0163】
第2端末400の使用者(購入者)は、第1端末300の使用者(販売者)から商品又はサービスの受領をした場合、商品受領確認部443から受領確認を行う(ステップS21)。
【0164】
決済部240が第1端末300の使用者(販売者)に対してくじの売上金から手数料を引いた金額が支払われる(ステップS22)。
【0165】
上記例でいえば、販売者Xが、当選したA氏に販売商品である自動車の引き渡しをする。
【0166】
そして、A氏は商品受領確認部443から受領確認を行う。
【0167】
販売者(第1端末300の使用者)及び購入者(第2端末400の使用者)は互いを評価する。
【0168】
評価方法は、ポイント、「良い購入者でした」、「悪い購入者でした」というコメント等どのようなものであってもよい。
【0169】
なお、購入者(第2端末400の使用者)からの評価を受けてから販売者(第1端末300の使用者)に対して、決済部240がくじの売上金から手数料を引いた金額を支払ってもよい。
【0170】
そして、決済部240から販売者Xに対して、予め登録されている銀行口座にくじの売上金95万円から手数料を引いた金額が振り込まれる。
【0171】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
【符号の説明】
【0172】
100…取引システム
200…サーバ
210…サーバ通信部
220…サーバ記憶部
230…設定部
240…決済部
250…くじ購入部
260…抽選部
300…第1端末
310…第1通信部
320…第1記憶部
330…第1表示部
340…第1アプリ
400…第2端末
410…第2通信部
420…第2記憶部
430…第2表示部
440…第2アプリ
500…第3端末