(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023167601
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】データ処理装置、データ処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0832 20230101AFI20231116BHJP
【FI】
G06Q10/08 304
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022078899
(22)【出願日】2022-05-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】000208891
【氏名又は名称】KDDI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】新藤 晃浩
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】住所を知らない相手に対してギフトを送れるようにする。
【解決手段】
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部12と、荷受人の電話番号を受け付ける受付部131と、前記受付部131が受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得する荷受人情報取得部132と、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する送信部133と、前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得する受領情報取得部134と、取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する生成部135と、を有するデータ処理装置1である。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部と、
荷受人の電話番号を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得する荷受人情報取得部と、
少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する送信部と、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得する受領情報取得部と、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する生成部と、
を有するデータ処理装置。
【請求項2】
前記記憶部は、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けて記憶した前記回線情報を記憶し、
前記受付部は、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、
前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けて記憶した前記回線情報を記憶し、
前記受付部は、前記荷受人の電話番号と、前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、を受け付け、受け付けた前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を構成する文字の少なくとも一部と、が一致する場合に、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、
前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記荷受人の電話番号が、情報取得用のユーザインタフェースを実現するためのオブジェクトを含むメッセージを送信することができる送信方法である第1の送信方法に対応しているか否かを判定する判定部をさらに有し、
前記送信部は、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応している場合、前記荷受人の前記受領情報を取得するための前記オブジェクトを含む前記メッセージを第1の送信方法で送信し、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していない場合、前記荷受人が前記受領情報を入力するための接続先の識別情報を含む前記メッセージを、前記オブジェクトを含むメッセージに非対応な送信方法である第2の送信方法で送信する、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
(1)前記送信部が前記メッセージを送信後所定の期間、前記受領情報取得部が前記荷受人の情報端末から前記受領情報を取得しない場合又は(2)前記荷受人が受領しないことを示す情報を前記受領情報取得部が取得した場合、発送予約をキャンセルする通知を発送管理装置に通知する、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
荷送人の情報端末が送信したメッセージを受信する受信部をさらに有し、
前記記憶部は、荷送人の電話番号と、荷受人の電話番号と、を関連付けたペア電話番号情報をさらに記憶し、
前記荷受人情報取得部は、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む前記荷受人情報を取得し、
前記送信部は、受取日時及び受取場所についての回答を要求する前記メッセージを、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する、
荷受人の電話番号を受け付けるステップと、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部を参照し、前記受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得するステップと、
少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、
を有するデータ処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
荷受人の電話番号を受け付けるステップと、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部を参照し、前記受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得するステップと、
少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置、データ処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
個人又は企業などにおいて移転、転居などによって住所等が変更されたとしても、転送先の情報を使用して転送することができるシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、従来技術を用いることで住所を知っている相手であれば住所に変更があった場合においてもギフトを送ることができる。一方、住所を知らない相手に対してユーザはギフトを送ることができないという問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、住所を知らない相手に対してギフトを送れるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様のデータ処理装置においては、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部と、荷受人の電話番号を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得する荷受人情報取得部と、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する送信部と、前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得する受領情報取得部と、取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する生成部と、を有する。
【0007】
前記記憶部は、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けて記憶した前記回線情報を記憶し、前記受付部は、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信してもよい。
【0008】
前記記憶部は、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けて記憶した前記回線情報を記憶し、前記受付部は、前記荷受人の電話番号と、前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、を受け付け、受け付けた前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を構成する文字の少なくとも一部と、が一致する場合に、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信してもよい。
【0009】
前記荷受人の電話番号が、情報取得用のユーザインタフェースを実現するためのオブジェクトを含むメッセージを送信することができる送信方法である第1の送信方法に対応しているか否かを判定する判定部をさらに有し、前記送信部は、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応している場合、前記荷受人の前記受領情報を取得するための前記オブジェクトを含む前記メッセージを第1の送信方法で送信し、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していない場合、前記荷受人が前記受領情報を入力するための接続先の識別情報を含む前記メッセージを、前記オブジェクトを含むメッセージに非対応な送信方法である第2の送信方法で送信してもよい。
【0010】
(1)前記送信部が前記メッセージを送信後所定の期間、前記受領情報取得部が前記荷受人の情報端末から前記受領情報を取得しない場合又は(2)前記荷受人が受領しないことを示す情報を前記受領情報取得部が取得した場合、発送予約をキャンセルする通知を発送管理装置に通知してもよい。
【0011】
荷送人の情報端末が送信したメッセージを受信する受信部をさらに有し、前記記憶部は、荷送人の電話番号と、荷受人の電話番号と、を関連付けたペア電話番号情報をさらに記憶し、前記荷受人情報取得部は、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む前記荷受人情報を取得し、前記送信部は、受取日時及び受取場所についての回答を要求する前記メッセージを、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信してもよい。
【0012】
本発明の第2の態様のデータ処理方法においては、コンピュータが実行する、荷受人の電話番号を受け付けるステップと、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部を参照し、前記受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得するステップと、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、を有する。
【0013】
本発明の第3の態様のプログラムにおいては、コンピュータに、荷受人の電話番号を受け付けるステップと、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する記憶部を参照し、前記受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得するステップと、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、住所を知らない相手に対してギフトを送れるようにすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】実施の形態にかかるデータ処理システムSの概要を説明する図である。
【
図2】データ処理装置1の構成を示すブロック図である。
【
図3】記憶部12が記憶する回線情報のデータ構造の一例を示す図である。
【
図4】受付部131が表示させる表示画面の一例を示す図である。
【
図5】受付部131が表示させる表示画面の一例を示す図である。
【
図6】送信部133が送信するメッセージの一例を示す図である。
【
図7】送信部133が送信するメッセージの一例を示す図である。
【
図8】記憶部12が記憶するペア電話番号情報のデータ構造の一例を示す図である。
【
図9】データ処理装置1における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[データ処理システムSの概要]
図1は、実施の形態にかかるデータ処理システムSの概要を説明する図である。データ処理システムSは、データ処理装置1及び情報端末2を有する。データ処理システムSは、荷受人の電話番号からを送付先の情報を取得し、荷物を送るための送り状情報を生成するシステムである。
【0017】
データ処理装置1は、荷物を送るための送り状情報を生成する装置である。一例として、データ処理装置1は、不図示の配送管理システムから送り状情報を生成する要求を受付け、生成した送り状情報を配送管理システムに戻す。データ処理装置1は、例えばサーバである。
【0018】
情報端末2は、ユーザが操作する端末である。情報端末2は、例えば、スマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。
【0019】
データ処理システムSにおける処理の概要について説明する。データ処理装置1は、情報端末2Aから荷受人の電話番号を取得する(
図1における(1))。データ処理装置1は、回線情報を参照して、取得した電話番号に関連付けられた荷受人情報を取得する(
図1における(2))。回線情報は、通信回線を契約したユーザの名前、住所及び電話番号を関連付けた情報である。荷受人情報は、荷受人の名前、住所を含む。
【0020】
データ処理装置1は、荷受人が使用する情報端末2Bに受領情報の回答を要求するメッセージを送信する(
図1における(3))。受領情報は、荷受人が荷物を受け取るための受取場所及び受取日時を示す情報である。データ処理装置1は、情報端末2Bから受領情報を取得する(
図1における(4))。データ処理装置1は、荷受人情報と受領情報とに基づいて送り状情報を生成する(
図1における(5))。
【0021】
データ処理装置1がこのように構成されることで、住所を知らない相手に対してユーザがギフトを送れるようにするための送り状情報を生成することができる。
【0022】
[データ処理装置1の構成]
図2は、データ処理装置1の構成を示すブロック図である。データ処理装置1は、通信部11、記憶部12及び制御部13を有する。制御部13は、受付部131、荷受人情報取得部132、送信部133、受領情報取得部134、生成部135、判定部136、通知部137及び受信部138を有する。
【0023】
通信部11は、ネットワークを介して他の装置とデータの送受信をするための通信インターフェースである。記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライブ等を含む記憶媒体である。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを予め記憶している。
【0024】
記憶部12は、電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けて記憶した回線情報を記憶する。
図3は、記憶部12が記憶する回線情報のデータ構造の一例を示す図である。回線情報においては、通信回線を契約したユーザの電話番号と名前と住所とが関連付けられている。回線情報においては、ユーザの名前のカナ表記や英語表記がさらに関連付けられていてもよい。
【0025】
図2に戻り、制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、受付部131、荷受人情報取得部132、送信部133、受領情報取得部134、生成部135、判定部136、通知部137及び受信部138として機能する。
【0026】
受付部131は、荷受人の電話番号を受け付ける。一例として、受付部131は、荷受人の電話番号を入力するための入力画面を情報端末2に表示させる。そして、受付部131は、ユーザが入力画面に入力した荷受人の電話番号を取得する。
【0027】
受付部131は、荷送人情報をさらに取得してもよい。荷送人情報は、荷送人の住所及び名前を少なくとも含む。一例として、受付部131は、荷送人の住所、名前を少なくとも入力するための入力画面を情報端末2に表示させ、ユーザが入力画面に入力した情報を荷送人情報として取得する。受付部131は、ユーザが入力画面に入力した電話番号に、記憶部12が記憶する回線情報において関連付けられた住所及び名前を荷送人情報として取得してもよい。
【0028】
荷受人情報取得部132は、受付部131が受け付けた荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前を含む荷受人情報を取得する。
【0029】
送信部133は、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを荷受人の電話番号が示す情報端末2に送信する。送信部133は、一例として、RCS(Rich Communication Service)又はSMS(Short Message Service)等により、受領情報の回答を要求するメッセージを送信する。受領情報の回答を要求するメッセージには、例えば、荷送人の名前及び荷送人からのメッセージが含まれていてもよい。この場合、受付部131は、荷送人からのメッセージをさらに受け付けるよう構成されてもよい。送信部133が送信するメッセージについては後述する。
【0030】
受領情報取得部134は、荷受人の情報端末2から受取場所を含む受領情報を取得する。受取場所は、荷受人が荷物を受け取る場所を示す情報である。受取場所は、例えば、荷受人の住所又は荷受人が受取場所として指定する宅配ロッカー若しくはコンビニエンスストアの名称、位置、又は住所を示す情報である。送信部133が送信したメッセージを確認したユーザは、受領情報を回答するための操作をする。そして、情報端末2は、ユーザから受け付けた受領情報をデータ処理装置1に送信する。なお、受領情報には、荷物の受取を希望する日時を示す受取日時が含まれていてもよい。
【0031】
生成部135は、取得した荷受人情報と受領情報とに基づいて荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する。すなわち、生成部135は、受領情報取得部134が取得した受取場所と、荷受人情報取得部132が取得した荷受人の名前と、を荷物の発送先の場所及び受取人の名前として含む送り状情報を生成する。送り状情報には、荷受人情報取得部132が取得した荷受人の住所がさらに含まれていてもよい。また、生成部135は、荷送人の住所及び名前をさらに含む送り状情報を生成してもよい。
【0032】
データ処理装置1がこのように構成されることで、住所を知らない相手に対してユーザが荷物を送るための送り状情報を生成することができる。これにより、ユーザは住所を知らない相手であってもその相手の電話番号を知っていれば荷物を送ることができる。
【0033】
上記の方法によれば、ユーザは相手の連絡先の電話番号を知っていれば荷物を送ることができる。他方で誤った電話番号を入力することにより、意図しない荷受人に荷物を送ってしまうことを避けることが好ましい。そこで、荷受人の情報を確認させる画面を表示させるよう構成されてもよい。
【0034】
受付部131は、受け付けた荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させる。すなわち、受付部131は、ユーザに入力した電話番号に対応する荷受人の名前と住所を荷送人に確認させるための画面を荷送人の情報端末2に表示させる。荷送人は情報端末2に表示された荷受人の名前と住所を確認し、荷受人情報を確認する操作をする。送信部133は、荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に、受領情報の回答を要求するメッセージを荷受人の情報端末2に送信する。
【0035】
なお、上記のように、受け付けた電話番号に関連付けられた名前及び住所を制限なく表示させるようにした場合、無関係の他人が悪用して個人情報を取得する等の情報漏洩のリスクが生じる。そこで、データ処理装置1は、荷送人に電話番号以外の荷受人の情報の一部を入力させ、荷送人が入力した荷受人の情報が回線情報において関連付けられた情報と一致する場合に荷送人の情報端末2に名前と住所を表示させるように構成されてもよい。
【0036】
例えば、受付部131は、荷受人の電話番号と、荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、を受け付ける。
図4は、受付部131が情報端末2に表示させる表示画面の一例を示す図である。
図4に示す画面においては、荷受人の電話番号と荷受人の氏名の先頭二文字を片仮名で入力するための入力欄が表示されている。荷送人は情報端末2を操作し、荷受人の電話番号及び氏名の一部を入力し確認ボタンを押す。確認ボタンが押されると、情報端末2は、ユーザが入力した電話番号及び氏名の一部をデータ処理装置1に送信する。なお、
図4に示す画面においては、電話番号と荷受人の氏名の英語表記した場合の一部の文字(例えば先頭2文字)とを入力するための入力欄が表示されてもよい。
【0037】
受付部131は、受け付けた荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前を構成する文字の少なくとも一部と、が一致する場合に、荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前及び住所を情報端末2の表示部に表示させる。受付部131は、入力された電話番号に記憶部12が記憶する回線情報において関連付けられた名前、名前のカナ表記及び住所を取得する。そして、受付部131は、入力画面において入力された荷受人の氏名の一部と、入力された電話番号に回線情報において関連付けられた名前の一部が一致するかを判定する。そして、入力された荷受人の氏名の一部と、入力された電話番号に回線情報において関連付けられた名前の一部が一致する場合、受付部131は、
図5に示す画面を情報端末2に表示させる。
【0038】
図5は、受付部131が表示させる表示画面の一例を示す図である。
図5に示す画面においては、入力された電話番号と、入力された電話番号に記憶部12が記憶する回線情報において関連付けられた名前、及び住所の一部と、が表示されている。ユーザは、荷受人の情報を確認し、間違いがなければ「送る」と表示されたボタンを押す。「送る」と表示されたボタンが押されると、情報端末2は、荷受人情報が確定されたことを示すメッセージをデータ処理装置1に送信する。
【0039】
送信部133は、荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合にメッセージを送信する。すなわち、受付部131が、荷受人情報が確定されたことを示すメッセージを受信すると、送信部133は、受領情報の回答を要求するメッセージを荷受人の情報端末2に送信する。
【0040】
データ処理装置1がこのように構成されることで、送り状情報の生成に荷受人の情報の一部が必要となり、全く知らない荷送人が荷送人に荷物を送りつけるような行為を防止することができる。
【0041】
ところで、荷受人が利用できる通信方法に応じて荷受人宛てのメッセージを送信できると荷受人の利便性が高い。
【0042】
判定部136は、荷受人の電話番号が、情報取得用のユーザインタフェースを実現するためのオブジェクトを含むメッセージを送信することができる送信方法である第1の送信方法に対応しているか否かを判定する。第1の送信方法は、ユーザの操作に応じたリアクションが設定されたボタン等のオブジェクトを含むメッセージを送信することができ、例えば、RCSに準拠したメッセージングサービスである。一例として判定部136は、荷受人の電話番号を含む問い合わせを不図示の外部装置に送信する。そして、送信した問い合わせに対して受信した結果が、荷送人の電話番号が第1の送信方法に対応していることを示す場合に、判定部136は、荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していると判定する。
【0043】
送信部133は、荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応している場合、荷受人の受領情報を取得するためのオブジェクトを含むメッセージを第1の送信方法で送信する。
図6は、送信部133が第1の送信方法により送信するメッセージの一例を示す図である。
図6に示すメッセージにおいては、ユーザが取り得る選択肢を示すボタン(オブジェクト)が表示されている。
【0044】
ユーザは、情報端末2を操作し、
図6に示すメッセージに含まれるボタンのいずれかを押すと、情報端末2は、押されたボタンに対応するメッセージをデータ処理装置1に送信する。一例として、「受取場所又は日時を指定して受け取る」が押されたことを示す返信メッセージを受信した場合、送信部133は、受取場所又は受取日時の選択肢を含むメッセージをさらに送信してもよい。また、「受取場所及び日時を指定せずに受け取る」が押された場合、受領情報取得部134は、荷受人の自宅において時間帯を指定せずに受け取ることを示す受領情報を取得する。
【0045】
図6に示す「内容を確認する」と表示されたボタンが押された場合、一例として、送信部133は、荷送人の住所、氏名、荷物の内容又は荷送人が設定したメッセージの内容を表示させる。このような情報を確認することで、荷受人は自分が受け取るべき荷物か否かを確認したうえで、受領情報を入力することができる。
【0046】
送信部133は、荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していない場合、荷受人が受領情報を入力するための接続先の識別情報を含むメッセージを、オブジェクトを含むメッセージに非対応な送信方法である第2の送信方法で送信する。第2の送信方法は、例えばSMSである。
図7は、送信部133が第2の送信方法により送信するメッセージの一例を示す図である。
図7に示すメッセージにおいては、受取日時及び受取場所を指定するためのWebサイトにリンクするための文字列であるURI(Uniform Resource Identifier)が含まれている。
【0047】
上記の例においては、判定部136が外部装置に荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応しているか否かを問い合わせるよう構成される例について説明したがこれに限られない。記憶部12が電話番号と第1の送信方法の対応有無とを関連付けたテーブルを記憶し、判定部136は、該テーブルを参照し、荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応しているか否かを判定してもよい。
【0048】
例えば、荷受人が受け取らない意思を示す処理をした場合や期限までに操作をしなかった場合、荷物の発送をキャンセルする指示を出すようデータ処理装置1が構成されてもよい。
【0049】
通知部137は、所定の条件を満たす場合、発送予約をキャンセルする通知を発送管理装置に通知する。所定の条件は、(1)送信部133がメッセージを送信後所定の期間、受領情報取得部134が荷受人の情報端末2から受領情報を取得しない場合又は(2)荷受人が受領しないことを示す情報を受領情報取得部134が取得した場合である。所定の期間は、例えばユーザに回答を要求する期間として合理的な期間に基づいて決定される。所定の期間は、荷物の種類ごとに異なる値が設定されてもよい。例えば賞味期限の短い食品であれば3日、衣服等であれば7日と設定される。
【0050】
一例として、
図6に示すメッセージにおける「受け取らない」のボタンが押された場合、受領情報取得部134は、荷受人が受領しないことを示す情報を取得する。
【0051】
通知部137は、所定の条件を満たす場合、例えば、データ処理装置1と連携する配送管理システムを構成する発送管理装置に発送予約をキャンセルする通知を通知する。
【0052】
データ処理装置1がこのように構成されることで、相手が受取の意思を示さない場合に発送の予約をキャンセルすることができ、荷物を管理する負担を軽減することができる。
【0053】
ところで、所定の宛先にメッセージを送ることで受付部131が荷受人の電話番号を受け付けるようにデータ処理装置1が構成されると、送り状情報を効率良く生成できてユーザの利便性が高い。
【0054】
この場合、記憶部12は、荷送人の電話番号と、荷受人の電話番号と、を関連付けたペア電話番号情報をさらに記憶する。
図8は、記憶部12が記憶するペア電話番号情報のデータ構造の一例を示す図である。
図8に示すペア電話番号情報においては、受付電話番号、荷送人の電話番号及び荷受人の電話番号が関連付けられている。受付電話番号は、受信部138がメッセージを受信するために設定された電話番号である。受付電話番号は、5桁又は6桁の番号であってもよい。
【0055】
受信部138は、荷送人の情報端末2が送信したメッセージを受信する。受信部138は、受信部138が受付電話番号に対して送信されたSMSメッセージを受信する。受信部138が受信するメッセージは、件名又は本文の内容が含まれていなくてもよい。
【0056】
荷受人情報取得部132は、ペア電話番号情報において関連付けられた荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得する。すなわち、荷受人情報取得部132は、受信したメッセージの宛先電話番号に対応するペア電話番号情報を参照し、荷受人の電話番号を特定する。そして、荷受人情報取得部132は、回線情報を参照し、特定した荷受人の電話番号に対応する荷受人の名前及び住所を特定する。なお、荷受人情報取得部132は、荷送人の情報端末2が送信したメッセージの送信元電話番号がペア電話番号情報において関連付けられた荷送人の電話番号と一致する場合にペア電話番号情報において関連付けられた荷受人の電話番号に回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得してもよい。
【0057】
なお、荷受人情報取得部132は、ペア電話番号情報において関連付けられた荷送人の電話番号に回線情報において対応する荷受人の名前及び住所をさらに特定してもよい。
【0058】
送信部133は、受取日時及び受取場所についての回答を要求するメッセージを、ペア電話番号情報において関連付けられた荷受人の電話番号が示す情報端末2に送信する。すなわち、送信部133は、
図6又は
図7に示すメッセージを特定した荷受人の電話番号に送信する。
【0059】
データ処理装置1がこのように構成されることで、ユーザは、事前に登録したよく荷物を送る宛先に対する送り状情報を効率よく生成させることができる。
【0060】
[データ処理装置1における処理の流れ]
図9は、データ処理装置1における処理の流れを示すフローチャートの一例である。
図9に示すフローチャートは、例えば配送管理システムから送り状情報の生成要求を取得した時点から開始している。
【0061】
受付部131は、荷受人の電話番号と名前の一部とを受け付ける(S01)。そして、荷受人情報取得部132は、電話番号に関連付けられた荷受人情報を取得する(S02)。受付部131は、受け付けた名前の一部と取得した荷受人情報に含まれる名前の一部とが一致するかを判定する(S03)。受付けた名前の一部が、取得した名前の一部と一致しない場合(S03におけるNO)、データ処理装置1は、S01に進む。
【0062】
受付けた名前の一部が、取得した名前の一部と一致する場合(S03におけるYES)、受付部131は、荷受人の名前及び住所の一部を確認させる確認画面を荷送人の情報端末2に表示させる(S04)。確認画面を見た荷送人の操作に応じて情報端末2から送信される、荷受人情報が確定されたことを示すメッセージを受信すると、S05に進む。
【0063】
判定部136は、荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応しているか否かを判定する(S05)。荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応している場合(S05におけるYES)、送信部133は、受領情報の回答を要求するメッセージを第1の送信方法で送信する(S06)。荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していない場合(S05におけるNO)、送信部133は、受領情報の回答を要求するメッセージを第2の送信方法で送信する(S07)。
【0064】
受領情報取得部134は、受領情報を取得する(S08)。そして、生成部135は、送り状情報を生成する(S09)。そして、データ処理装置1は、処理を終了する。
【0065】
[データ処理装置1の効果]
以上説明したようにデータ処理装置1が構成されることで、住所を知らない相手に対してギフトを送れるようにする送り状情報を生成することができる。また、相手の住所を知っている場合であっても、住所情報を入力せずとも電話番号を入力するだけで済むため、簡便にギフトを贈ることが可能となる。更に、荷受人の都合による受取日時を荷受人自身が指定できるようになるため、従来受取日時の指定を求められていた荷送人が悩まなくて済むようになる。
【0066】
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
【0067】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0068】
1 データ処理装置
2 情報端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
131 受付部
132 荷受人情報取得部
133 送信部
134 受領情報取得部
135 生成部
136 判定部
137 通知部
138 受信部
S データ処理システム
【手続補正書】
【提出日】2022-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷受人の電話番号を受け付ける受付部と、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けた回線情報を参照し、前記受付部が受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得する荷受人情報取得部と、
少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する送信部と、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得する受領情報取得部と、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する生成部と、
を有し、
前記受付部は、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、
前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信する、
データ処理装置。
【請求項2】
荷受人の電話番号を受け付ける受付部と、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けた回線情報を参照し、前記受付部が受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得する荷受人情報取得部と、
少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する送信部と、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得する受領情報取得部と、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成する生成部と、
を有し、
前記受付部は、前記荷受人の電話番号と、前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、を受け付け、受け付けた前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を構成する文字の少なくとも一部と、が一致する場合に、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させ、
前記送信部は、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に前記メッセージを送信する、
データ処理装置。
【請求項3】
前記荷受人の電話番号が、情報取得用のユーザインタフェースを実現するためのオブジェクトを含むメッセージを送信することができる送信方法である第1の送信方法に対応しているか否かを外部装置に問い合わせ、取得した問い合わせ結果に基づいて、前記荷受人の電話番号が、第1の送信方法に対応しているか否かを判定する判定部をさらに有し、
前記送信部は、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応している場合、前記荷受人の前記受領情報を取得するための前記オブジェクトを含む前記メッセージを第1の送信方法で送信し、前記荷受人の電話番号が第1の送信方法に対応していない場合、前記荷受人が前記受領情報を入力するための接続先の識別情報を含む前記メッセージを、前記オブジェクトを含むメッセージに非対応な送信方法である第2の送信方法で送信する、
請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
(1)前記送信部が前記メッセージを送信後所定の期間、前記受領情報取得部が前記荷受人の情報端末から前記受領情報を取得しない場合又は(2)前記荷受人が受領しないことを示す情報を前記受領情報取得部が取得した場合、発送予約をキャンセルする通知を発送管理装置に通知する、
請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
荷送人の電話番号と、荷受人の電話番号と、を関連付けたペア電話番号情報を記憶する記憶部をさらに有し、
荷送人の情報端末が送信したメッセージを受信する受信部をさらに有し、
前記荷受人情報取得部は、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む前記荷受人情報を取得し、
前記送信部は、受取日時及び受取場所についての回答を要求する前記メッセージを、前記ペア電話番号情報において関連付けられた前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信する、
請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
コンピュータが実行する、
荷受人の電話番号を受け付けるステップと、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けた回線情報を参照し、前記電話番号を受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得するステップと、
前記取得するステップにおいて取得した、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させるステップと、
前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けるステップと、
前記確認する操作を受付けるステップにおいて、確認する操作を受付けた場合に、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、
を有するデータ処理方法。
【請求項7】
コンピュータが実行する、
荷受人の電話番号を受け付けるステップと、
電話番号と、該電話番号を契約したユーザの名前及び住所と、を関連付けた回線情報を参照し、前記電話番号を受け付けるステップにおいて受け付けた前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を含む荷受人情報を取得するステップと、
前記荷受人の電話番号と、前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、を受け付け、受け付けた前記荷受人の名前を構成する文字の少なくとも一部と、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前を構成する文字の少なくとも一部と、が一致する場合に、前記荷受人の電話番号に前記回線情報において関連付けられた名前及び住所を表示部に表示させるステップと、
前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けるステップと、
前記確認する操作を受付けるステップにおいて、前記荷受人の名前及び住所を確認する操作を受付けた場合に、少なくとも受取場所についての回答を要求するメッセージを前記荷受人の電話番号が示す情報端末に送信するステップと、
前記荷受人の情報端末から受取場所を含む受領情報を取得するステップと、
取得した前記荷受人情報と前記受領情報とに基づいて前記荷受人の名前及び受取場所を含む送り状情報を生成するステップと、
を有するデータ処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
請求項6又は7に記載のデータ処理方法を実行させるプログラム。