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  • 特開-商品収納装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023167626
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】商品収納装置
(51)【国際特許分類】
   F25D 11/00 20060101AFI20231116BHJP
   A47F 3/04 20060101ALI20231116BHJP
【FI】
F25D11/00 101C
A47F3/04 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022078944
(22)【出願日】2022-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】木下 卓
(72)【発明者】
【氏名】伊豆野 優作
【テーマコード(参考)】
3B110
3L045
【Fターム(参考)】
3B110AA11
3B110BA04
3B110EA07
3L045AA04
3L045BA01
3L045CA02
3L045DA02
3L045EA01
3L045PA04
(57)【要約】
【課題】収納庫の内部の空気を冷却するのに要する消費電力の低減化を図ること。
【解決手段】ケース本体10の内部に上面開口10aを臨む態様で形成された収納庫11と、ケース本体10の内部に収納庫11の壁部に形成された吸込口13及び吹出口14を通じて収納庫11に連通する態様で形成された空気通路12と、収納庫11の内部の空気を収納庫11と空気通路12との間で空気を循環させる送風ファン22と、空気通路12を通過する空気を冷却する蒸発器21dとを備え、収納庫11に上面開口10aを通じて取出可能な状態で収納された商品を冷却する商品収納装置であって、収納庫11の互いに対向する一対の左方壁部及び右方壁部の相互間に、下面52が上面開口10aよりも上方となる高さ位置に架設された棚部材50を備え、棚部材50は、下面52が熱線反射材により構成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体の内部に、該装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、
前記装置本体の内部に、前記収納庫の壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、
前記収納庫の内部の空気を前記吸込口より前記空気通路に吸い込み、該空気通路を通過した空気を前記吹出口より該収納庫に吹き出させる態様で、前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、
前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段と
を備え、前記収納庫に前記上面開口を通じて取出可能な状態で収納された商品を冷却する商品収納装置であって、
前記収納庫の互いに対向する一対の壁部の相互間に、下面が前記上面開口よりも上方となる高さ位置に架設された水平延在部材を備え、
前記水平延在部材は、前記下面が熱線反射材により構成、あるいは前記下面の全域を被覆する態様で熱線反射フィルムが貼付されて構成されたことを特徴とする商品収納装置。
【請求項2】
前記水平延在部材は、上面が商品を載置する載置面を構成する棚部材であることを特徴とする請求項1に記載の商品収納装置。
【請求項3】
前記吸込口は、前記収納庫の幅方向に沿って延在して互いに対向する第1壁部の一方の上部に開口する一方、前記吹出口は、前記第1壁部の他方の上部に開口するものであり、
前記水平延在部材は、前記収納庫の奥行方向に沿って延在して互いに対向する第2壁部の相互間に架設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品収納装置。
【請求項4】
前記熱線反射材は、ステンレス材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品収納装置。
【請求項5】
前記水平延在部材は、前記下面に照明機器が配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品収納装置。
【請求項6】
前記水平延在部材は、上下方向に沿って変位可能に架設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品収納装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品収納装置に関し、より詳細には、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケース等の商品収納装置の改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケースとして、ケース本体及び冷却ユニットを備えたものが知られている。
【0003】
ケース本体は、上面に開口(以下、上面開口ともいう)が形成された直方状の断熱筐体であり、収納庫及び空気通路を有している。収納庫は、上面開口を臨む態様で設けられた室であり、内部に例えばアイスクリーム等の商品が収容されたワイヤーバスケットを収納するためのものである。
【0004】
空気通路は、収納庫と区画されて形成されており、吸込口及び吹出口を通じて該収納庫に連通している。この空気通路には、送風ファンが設けられている。送風ファンは、駆動することにより、上記吸込口を通じて収納庫の内部の空気を空気通路に吸い込み、該空気通路を通過させた後に上記吹出口を通じて収納庫に吹き出させるようにして収納庫と空気通路との間で空気を循環させるものである。
【0005】
冷却ユニットは、蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張機構が冷媒管路に順次接続されて構成されている。蒸発器は、空気通路に設けられている。
【0006】
圧縮機は、ケース本体の内部であって収納庫及び空気通路の外部となる機械室に設けられている。この圧縮機は、駆動する場合に、蒸発器を通過した冷媒を吸引して圧縮するものである。凝縮器は、機械室に設けられており、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構は、機械室に設けられており、凝縮器で凝縮した冷媒を断熱膨張させて蒸発器に送出するものである。
【0007】
このような冷却ユニットでは、圧縮機が駆動することにより、蒸発器には膨張機構で断熱膨張した冷媒が供給される。これにより、蒸発器は、供給された冷媒と空気通路を通過する空気との間で熱交換させ、該冷媒が蒸発することにより該空気を冷却する。これにより、収納庫の内部の空気は冷却され、該収納庫のワイヤーバスケットに収容された商品が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第3066308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記ショーケースにおいては、上面開口が常時開放されているので、該ショーケースが設置された店舗等の天井、すなわち該天井に設置された空調機器や光源等からの輻射熱等の影響を受けやすい。そのため、収納庫の内部における空気の冷却に要する消費電力の増大化を招来していた。
【0010】
本発明は、上記実情に鑑みて、収納庫の内部の空気を冷却するのに要する消費電力の低減化を図ることができる商品収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係る商品収納装置は、装置本体の内部に、該装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、前記装置本体の内部に、前記収納庫の壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、前記収納庫の内部の空気を前記吸込口より前記空気通路に吸い込み、該空気通路を通過した空気を前記吹出口より該収納庫に吹き出させる態様で、前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段とを備え、前記収納庫に前記上面開口を通じて取出可能な状態で収納された商品を冷却する商品収納装置であって、前記収納庫の互いに対向する一対の壁部の相互間に、下面が前記上面開口よりも上方となる高さ位置に架設された水平延在部材を備え、前記水平延在部材は、前記下面が熱線反射材により構成、あるいは前記下面の全域を被覆する態様で熱線反射フィルムが貼付されて構成されたことを特徴とする。
【0012】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記水平延在部材は、上面が商品を載置する載置面を構成する棚部材であることを特徴とする。
【0013】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記吸込口は、前記収納庫の幅方向に沿って延在して互いに対向する第1壁部の一方の上部に開口する一方、前記吹出口は、前記第1壁部の他方の上部に開口するものであり、前記水平延在部材は、前記収納庫の奥行方向に沿って延在して互いに対向する第2壁部の相互間に架設されたことを特徴とする。
【0014】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記熱線反射材は、ステンレス材であることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記水平延在部材は、前記下面に照明機器が配設されたことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記水平延在部材は、上下方向に沿って変位可能に架設されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、水平延在部材が、収納庫の互いに対向する一対の壁部の相互間に、下面が上面開口よりも上方となる高さ位置に架設され、かつ下面が熱線反射材により構成、あるいは下面の全域を被覆する態様で熱線反射フィルムが貼付されて構成されているので、設置された店舗等の天井からの輻射熱が収納庫に侵入することを低減させつつ、収納庫の内部からの輻射熱を反射させることができる。これにより、収納庫の内部の空気を冷却するのに要する消費電力の低減化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置を示す斜視図である。
図2図2は、図1に示した商品収納装置の内部構造を模式的に示す断面側面図である。
図3図3は、図1及び図2に示した棚部材及びその周辺構造を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態である商品収納装置を示す斜視図であり、図2は、図1に示した商品収納装置の内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示する商品収納装置は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗に設置され、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケース等であり、装置本体であるケース本体10を備えている。
【0021】
ケース本体10は、幅方向である左右方向の寸法が奥行方向である前後方向の寸法よりも大きい直方状の断熱筐体であり、上面に開口(以下、上面開口ともいう)10aを有している。このケース本体10は、その内部に収納庫11及び空気通路12が画成されているとともに、冷却ユニット20が設けられている。
【0022】
収納庫11は、上記上面開口10aを臨む態様で画成された室である。この収納庫11を画成する左右方向に沿って延在して互いに対向する長尺の第1壁部(前方壁部11a及び後方壁部11b)のうち、前方壁部11aの上部には吸込口13が形成されているとともに、後方壁部11bの上部には吹出口14が形成されている。
【0023】
吸込口13は、収納庫11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納庫11の左右方向に沿って延設されている。吹出口14は、収納庫11の内部に空気を吹き出すための開口である。この吹出口14は、収納庫11の左右方向に沿って延設されている。
【0024】
空気通路12は、吸込口13から吹出口14に至る空気の風路である。この空気通路12は、吸込口13に連通し、かつ収納庫11の外側であってその前方にある前方側通路12aと、収納庫11の外側であってその下方にある下方側通路12bと、収納庫11の外側であってその後方にあり、かつ上記吹出口14に連通する後方側通路12cとを互いに連通した態様で構成されている。
【0025】
冷却ユニット20は、冷媒回路21及び送風ファン22を備えて構成されている。冷媒回路21は、圧縮機21a、凝縮器21b、膨張機構21c及び蒸発器21dを冷媒管路にて順次接続して構成されており、内部に冷媒が封入されている。
【0026】
圧縮機21aは、ケース本体10の内部において、収納庫11及び空気通路12の下方域の機械室15に設置されている。この圧縮機21aは、図示せぬ制御部から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に、冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮するものである。
【0027】
凝縮器21bは、機械室15において圧縮機21aよりも前方側に設置されている。この凝縮器21bは、圧縮機21aで圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構21cは、例えば電子膨張弁等により構成されており、制御部から与えられる開度指令に応じてその開度が調整される。この膨張機構21cは、凝縮器21bで凝縮した冷媒を断熱膨張させるものである。
【0028】
蒸発器21dは、空気通路12における下方側通路12bの任意の個所に設置されている。この蒸発器21dは、膨張機構21cから供給された冷媒が蒸発することにより自身の周囲の空気を冷却するものである。この蒸発器21dで蒸発した冷媒は、圧縮機21aに吸入される。
【0029】
送風ファン22は、下方側通路12bに設置されている。この送風ファン22は、制御部から与えられる指令により回転駆動するもので、回転駆動する場合に、吸込口13を通じて収納庫11の内部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を前方側通路12a、下方側通路12b、後方側通路12cの順に空気通路12を通過する態様で吹出口14まで送出し、吹出口14を通じて収納庫11の内部に吹き出すもので、収納庫11の内部と空気通路12との間で空気を循環させるものである。これにより収納庫11の内部の空気(内部雰囲気)は冷却される。
【0030】
上記収納庫11には、複数のワイヤーバスケット30が収納されている。ワイヤーバスケット30は、内部に例えばアイスクリーム等の商品を収容するものである。そして、上記ケース本体10においては、上記構成の他、棚部材50を備えている。
【0031】
棚部材50は、単数の板金等により形成、あるいは複数の板金等を組み合わせて形成されたもので、左右方向が長手方向となる長尺平板状部材である。このような棚部材50は、収納庫11を画成する前後方向に沿って延在して互いに対向する短尺の第2壁部(左側壁部11c及び右側壁部11d)に配設された支持部材42により上方に向けて延在する態様で支持された左右一対の取付部材41の上端部分に、左右両端部分が取り付けられることにより、これら取付部材41に架設されている。
【0032】
このような棚部材50は、左右方向の延在長さがケース本体10の左右寸法よりも僅かに小さく、前後方向の延在長さがケース本体10の前後寸法よりも小さいものである。そして、棚部材50は、上面51が商品を載置する載置面を構成し、下面52が上面開口10aよりも上方となる高さ位置に架設されている。
【0033】
ここで棚部材50が架設される高さ位置であるが、上面51に載置された商品の取りやすさと、下面52と上面開口10aとの間隙が収納庫11(ワイヤーバスケット30)に収容された商品の取りやすさとを考慮して定められている。
【0034】
上記棚部材50は、下面52が熱線反射材により構成される。ここで熱線反射材とは、輻射熱を良好に反射させることができる金属等の材料により構成されるもので、例えば金や銀、銅等の金属材料が挙げられ、本実施の形態ではステンレス材(SUS材)が用いられている。つまり、棚部材50の下面52がステンレス材により構成されている。
【0035】
また図3にも示すように、棚部材50の下面52における前後方向の中央部分には、左右方向に沿って延在する態様で窪みが形成されており、かかる窪みに例えばLED等により構成される照明機器53が設置されている。
【0036】
以上説明したように、本発明の実施の形態である商品収納装置においては、左側壁部11cと右側壁部11dとの相互間に、上面51が商品を載置する載置面を構成する棚部材50が、下面52が上面開口10aよりも上方となる高さ位置に架設されているので、該商品収納装置が設置された店舗等の天井、すなわち該天井に設置された空調装置等からの輻射熱が収納庫11に侵入することを棚部材50により低減させることができる。しかも棚部材50の下面52が例えばステンレス材等の熱線反射材により構成されているので、収納庫11の内部からの輻射熱を反射させることができる。これにより、上記商品収納装置によれば、収納庫11の内部の空気を冷却するのに要する消費電力の低減化を図ることができる。
【0037】
上記商品収納装置によれば、棚部材50の上面51に商品を載置することができるので、装置全体の大型化を招来せずに商品収納数の増大化を図ることができる。
【0038】
また上記商品収納装置によれば、棚部材50の下面52に照明機器53が設置されているので、収納庫11に収容された商品を照らすことにより、商品アピールを良好に行うことができる。
【0039】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
【0040】
上述した実施の形態では、棚部材50の下面52が熱線反射材により構成されているものとして説明したが、本発明においては、棚部材が、下面にその全域を被覆する態様で熱線反射フィルムが貼付されることにより構成されていてもよい。
【0041】
この熱線反射フィルムは、例えばアルミニウム等の金属層、例えば有機物等から構成された高屈折率層、並びに例えばポリエステル等の高分子層の少なくとも1つを含んで構成されたフィルムであり、具体的には、レフテル(登録商標)と称されるフィルムが挙げられる。
【0042】
このように棚部材が、下面の全域に熱線反射フィルムが貼付されて構成されることにより、商品収納装置が設置された店舗等の天井、すなわち該天井に設置された空調装置等からの輻射熱が収納庫に侵入することを低減させつつ、収納庫の内部からの輻射熱を反射させることができ、これにより、収納庫の内部の空気を冷却するのに要する消費電力の低減化を図ることができる。
【0043】
上述した実施の形態では言及していないが、棚部材は、上下方向に沿って変位可能なものであってもよい。これによれば、商品収納装置の設置環境下に応じて棚部材の高さ位置を任意に変更可能であり、設置環境に応じた所望の高さ位置に棚部材を配置させることができる。
【0044】
上述した実施の形態では、棚部材50が第2壁部(左側壁部11c及び右側壁部11d)の相互間に架設されていたが、本発明においては、棚部材が第1壁部(前方壁部及び後方壁部)の相互間に架設されていてもよい。また本発明においては、棚部材の下面に照明機器が配設されていなくてもよい。
【0045】
上述した実施の形態では、棚部材50は、上面51が商品を載置する載置面を構成するものであったが、本発明においては、商品以外に例えばポップと称される宣伝用の媒体を載置するようにしてもよい。これによっても上述した作用効果を奏することができる。
【0046】
上述した実施の形態では、棚部材50を水平延在部材の一例として説明したが、本発明においては、上面が商品等を載置する載置面を構成していない屋根等が水平延在部材を構成していてもよい。
【0047】
上述した実施の形態では、棚部材50の下面52がステンレス材により構成されているものとして説明したが、本発明においては、水平延在部材の下面に、輻射熱を良好に反射させることができる金属等の材料にて、メッキ、塗装、蒸着、研磨等の加工を施すようにしてもよい。これによっても輻射熱を良好に反射させることができる。
【符号の説明】
【0048】
10…ケース本体、10a…上面開口、11…収納庫、11a…前方壁部、11b…後方壁部、11c…左側壁部、11d…右側壁部、12…空気通路、12a…前方側通路、12b…下方側通路、12c…後方側通路、13…吸込口、14…吹出口、15…機械室、20…冷却ユニット、21…冷媒回路、21a…圧縮機、21b…凝縮器、21c…膨張機構、21d…蒸発器、22…送風ファン、30…ワイヤーバスケット、41…取付部材、42…支持部材、50…棚部材、51…上面、52…下面、53…照明機器。
図1
図2
図3