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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023167706
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】サーバ、プログラム、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20231116BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022079083
(22)【出願日】2022-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】523303688
【氏名又は名称】ワークスモバイルジャパン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】山崎 天
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 敏紀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】第1ユーザと第2ユーザとのコミュニケーションを促進するための質問を生成する。
【解決手段】第1ユーザの第1端末、および、第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバは、第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、第1情報を受信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、通信部は、1以上の質問からなる第1質問情報を第1端末に送信し、第1質問情報の送信に基づき第1端末から送信された第1質問情報に関する第3情報を受信し、第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも第2端末に送信する。
【選択図】図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信する。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記制御部は、言語モデルによって1以上の質問を生成する。
【請求項3】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第1情報は、前記第1ユーザによる前記第1端末に対する入力に基づく情報を含み、
前記制御部は、前記入力に基づく情報と、前記第2情報とに基づき、1以上の質問を生成する。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバであって、
前記入力に基づく情報は、前記第1ユーザによって前記第1端末に入力された語を含む。
【請求項5】
請求項3に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記1以上の質問の生成に供する1以上の語を前記第1端末に送信し、
前記入力に基づく情報は、前記第1ユーザによって前記1以上の語から選択された語を含む。
【請求項6】
請求項5に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報に基づき前記1以上の語を生成する。
【請求項7】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第3情報は、前記第1質問情報に基づき前記第1ユーザによって選択された第1質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第1質問を含む。
【請求項8】
請求項7に記載のサーバであって、
前記第2質問情報は、前記第1質問に基づく第2質問を含む。
【請求項9】
請求項7に記載のサーバであって、
前記第3情報は、前記第1ユーザによって前記第1質問から修正された第3質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第3質問を含む。
【請求項10】
請求項1に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2質問情報に含まれる質問に対する回答例を生成し、
前記通信部は、前記回答例を前記第2端末に送信する。
【請求項11】
請求項1に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記1以上の質問のうち設定された条件を満たす質問からなる第4質問情報を前記第1端末に送信する。
【請求項12】
請求項11に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記1以上の質問のうち前記条件を満たさない質問からなる第5質問情報を、前記第4質問情報と区別可能に前記第1端末に送信する。
【請求項13】
請求項11に記載のサーバであって、
前記条件は、質問に倫理的な問題がないことを含む。
【請求項14】
請求項1に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記第1質問情報を前記第1端末に送信した後、前記第1端末から送信された質問の生成に関する第5情報を受信し、
前記制御部は、前記第5情報を受信したことに基づいて、前記第2情報に基づき1以上の質問を生成し、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第6質問情報を、少なくとも前記第1端末に送信する。
【請求項15】
請求項1に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記第2質問情報を前記第2端末に複数回送信し、複数回送信された前記第2質問情報に基づき前記第2ユーザによって選択された第4質問に関する情報を受信し、前記第4質問を、少なくとも前記第1端末に送信する。
【請求項16】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第2ユーザは、コンテンツを配信するユーザであり、
前記第1ユーザは、前記コンテンツを視聴するユーザである。
【請求項17】
請求項16に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記第2端末から前記コンテンツの配信に関する情報を受信し、前記配信に関する情報に基づくコンテンツ情報と、前記第2質問情報とを、前記第1端末と前記第2端末とに送信する。
【請求項18】
請求項16に記載のサーバであって、
前記第2情報は、前記コンテンツの配信内容に基づく情報を含む。
【請求項19】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を前記サーバの通信部によって受信することと、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を前記サーバの制御部によって生成することと、
前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することと、
前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって受信することと、
前記第3情報に基づく第2質問情報を前記通信部によって少なくとも前記第2端末に送信することとが前記サーバによって実行される。
【請求項20】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を前記サーバの通信部によって受信することと、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を前記サーバの制御部によって生成することと、
前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することと、
前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって受信することと、
前記第3情報に基づく第2質問情報を前記通信部によって少なくとも前記第2端末に送信することとを含む。
【請求項21】
サーバと通信する第1ユーザの第1端末によって実行されるプログラムであって、
前記第1ユーザとは異なる第2ユーザへの質問の生成に関する第1情報を前記第1端末の通信部によって前記サーバに送信することと、
前記第1情報を送信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき前記サーバによって生成された1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって受信することと、
前記1以上の質問を前記第1端末の表示部に表示することと、
前記1以上の質問が表示された前記第1端末に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって前記サーバに送信することとが前記第1端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、プログラム、情報処理方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、動画を配信するサービス等が普及している(例えば、特許文献1)。また、特許文献2のような技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-180681号公報
【特許文献2】特開2018-92617号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、第1ユーザの第1端末、および、第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバは、第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、第1情報を受信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、通信部は、1以上の質問からなる第1質問情報を第1端末に送信し、第1質問情報の送信に基づき第1端末から送信された第1質問情報に関する第3情報を受信し、第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも第2端末に送信する。
本発明の第2の態様によると、第1ユーザの第1端末、および、第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバによって実行されるプログラムは、第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報をサーバの通信部によって受信することと、第1情報を受信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問をサーバの制御部によって生成することと、1以上の質問からなる第1質問情報を通信部によって第1端末に送信することと、第1質問情報の送信に基づき第1端末から送信された第1質問情報に関する第3情報を通信部によって受信することと、第3情報に基づく第2質問情報を通信部によって少なくとも第2端末に送信することとがサーバによって実行される。
本発明の第3の態様によると、第1ユーザの第1端末、および、第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバの情報処理方法は、第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報をサーバの通信部によって受信することと、第1情報を受信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問をサーバの制御部によって生成することと、1以上の質問からなる第1質問情報を通信部によって第1端末に送信することと、第1質問情報の送信に基づき第1端末から送信された第1質問情報に関する第3情報を通信部によって受信することと、第3情報に基づく第2質問情報を通信部によって少なくとも第2端末に送信することとを含む。
本発明の第4の態様によると、サーバと通信する第1ユーザの第1端末によって実行されるプログラムは、第1ユーザとは異なる第2ユーザへの質問の生成に関する第1情報を第1端末の通信部によってサーバに送信することと、第1情報を送信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づきサーバによって生成された1以上の質問からなる第1質問情報を通信部によって受信することと、1以上の質問を端末の表示部に表示することと、1以上の質問が表示された第1端末に対する第1ユーザによる入力に基づいて、第1質問情報に関する第3情報を通信部によってサーバに送信することとが第1端末によって実行される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1-1】第1実施例に係るシステム構成の一例を示す図。
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-4】第1実施例に係るアカウント登録データのデータ構成の一例を示す図。
図1-5】第1実施例に係るライブ管理データベースの一例を示す図。
図1-6】第1実施例に係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-7】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-8】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-9】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-10】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-11】第1実施例に係る質問処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-12】第1変形例に係る質問処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-1】第2実施例に係るライブ管理データベースの一例を示す図。
図2-2】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-3】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-4】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-5】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-6】第2実施例に係る質問投稿処理の流れの一例を示すフローチャート。
図2-7】第2実施例に係る質問回答処理の流れの一例を示すフローチャート。
図3-1】第3実施例に係るライブ管理データベースの一例を示す図。
図3-2】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0010】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0011】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0012】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0013】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0014】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0015】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0016】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0017】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0018】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0019】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0020】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0021】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0022】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0023】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0024】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0025】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0026】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0027】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0028】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0029】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0030】
ユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例として、メッセージングサービス(Messaging Service)を例示することができる。
また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションを「チャットアプリケーション」と称し、メッセージングサービスを実現するためのアプリケーションを「メッセージングアプリケーション」と称する。
チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでチャットを行うことができるようにすることができる。また、チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザ間における通話(音声通話やビデオ通話等)を行うことができるようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0031】
なお、メッセージングサービス:MS(インスタントメッセージサービス:IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。このため、メッセージンサービスとソーシャルネットワーキングサービスとを区別してもよいし、区別しなくてもよい。つまり、ソーシャルネットワーキングサービスにメッセージングサービスを含めてもよいものとする。
【0032】
また、メッセージングサービスの一例として、サーバを介して複数の装置(限定ではなく例として、端末)間で、コンテンツを簡単なメッセージの形式で送受するインスタントメッセージングサービス:IMS(Instant Messaging Service)を例示する。
インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがトークルームでトークを行うようにすることができる。また、インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザ間における通話(音声通話やビデオ通話等)を行うことができるようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0033】
チャットルーム(限定ではなく例として、トークルーム)とは、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)とすることができる。
【0034】
また、トークルームには、一対一のユーザのトークルーム(以下、「一対一トークルーム」と称する。)、複数のユーザを含むグループのトークルーム(以下、「グループトークルーム」と称する。)、公式アカウントのユーザとのトークルーム(以下、「OAトークルーム」と称する。)等を含めることができる。
【0035】
なお、一対一トークルームは、データ管理上、一対一のユーザや一対一のアカウントのトークルームとして管理してもよいし、2名のユーザや2つのアカウントで構成されるグループのトークルームとして管理してもよい。
【0036】
公式アカウントは、一般のユーザではなく事業者のアカウント(事業者のユーザのアカウント)であり、この公式アカウントのユーザも、限定ではなく例として、一般のユーザの端末と同様の端末を利用して、サーバを介して、他の装置との間でコンテンツ(メッセージ)の送受信を行うことができるようにすることができる。
【0037】
本明細書において、コンテンツとは、送信元から送信先に送信される情報であってもよい。また、コンテンツは、1または複数のコンテンツであってもよい。
【0038】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、動画像の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、リンク情報(限定ではなく例として、URI(Uniform Resource Identifier)等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0039】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0040】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0041】
また、以下の実施例では、ユーザが画像コンテンツや音(音声を含む。)コンテンツ等のライブコンテンツをライブ配信したり、ライブ配信されたライブコンテンツを視聴するためのサービスの一例として、ライブ配信サービスを例示する。また、ライブ配信サービスを実現するためのアプリケーションを「ライブ配信アプリケーション」と称する。また、ライブ配信アプリケーションの名称を「Live Streaming App」と称する場合がある。
なお、ライブアプリケーションやライブサービス等のように称してもよい。
【0042】
ライブ配信サービスを実現するための形態としては、限定ではなく例として、以下のいずれかの形態を適用することができる。
(A)ライブ配信アプリケーションを単体として構成する形態
(B)メッセージングアプリケーションの一機能としてライブ配信サービスの機能を持たせる形態
(C)ライブ配信サービスの機能とメッセージングサービスの機能とを有するアプリケーション(統合的なアプリケーション)を構成する形態
(D)ライブ配信アプリケーションとは別のアプリケーションとしてメッセージングアプリケーションを構成する形態
【0043】
(B)や(C)の形態では、限定ではなく例として、ライブ配信サービス事業者を、メッセージングサービス事業者と同じ事業者とすることができる。
また、この場合、1つの方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、ライブ配信アプリケーションにおけるユーザのアカウントとを共通のアカウントとすることができる。
また、この場合、別の方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、ライブ配信アプリケーションにおけるユーザのアカウントとが自動的に関連付けられる(連携される)ようにすることができる。
【0044】
(D)の形態では、限定ではなく例として、ライブ配信サービス事業者を、メッセージングサービス事業者とは異なる事業者とすることができる。
また、(D)の形態では、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、ライブ配信アプリケーションにおけるユーザのアカウントとを関連付ける処理(連携する処理)を行うようにすることができる。
【0045】
なお、上記とは異なり、ライブ配信アプリケーションの一機能としてメッセージングサービスの機能を持たせるようにすることも可能である。
【0046】
また、本実施形態では、ユーザ間で情報が送受信されるという表現や、端末間で情報が送受信されるという表現を用いる場合があり得るが、これらは実質的に同義としてよいものとする。
また、クライアントサーバシステムを適用する場合、サーバを介して端末間で情報が送受信されるように構成することが可能であるが、これをユーザ間や端末間での情報の送受信と表現してもよいものとする。また、前述したように、クライアントサーバシステムを適用せずに端末間で情報を送受信してもよいものとする。
【0047】
また、以下の実施例では、ライブ配信として、ライブの配信者のユーザ(以下、「ライバー」と称する。「配信者」と称してもよい。)がライブ動画を配信し、その視聴者となるユーザ(以下、「視聴者」と称する。)がそのライブ動画を視聴する場合を例示する。また、ライブコンテンツの配信を単に「ライブ配信」と称する場合がある。また、ライブコンテンツを
また、以下の実施例では、ライブコンテンツをただ単に「ライブ」と称する場合がある。
【0048】
また、ライブ配信サービスを実現するための形態として、前述した(A)~(D)のいずれの形態を適用してもよいが、以下の実施例では、限定ではなく例として、主として(A)ライブ配信アプリケーションを単体として構成する形態を適用する場合を例示する。
【0049】
<実施例>
以下、本発明を適用した実施例について説明する。以下の実施例では、ライブ配信サービスを適用する場合の実施例を主として説明する。
ただし、後述するが、ライブ配信サービス以外のサービスについても、以下の実施例で説明する手法を同様に適用可能である。
【0050】
限定ではなく例として、ライブ配信サービスにおいては、ライブ配信中にライバーが話題に困るような場合があり、これにより気まずい時間が流れてしまうような場合があり得る。
また、視聴者としては、ライブ配信を盛り上げてあげたいと考えるような場合があり得る。この場合、限定ではなく例として、視聴者からライバーに対して質問をしてあげるといったことを考えることができる。しかし、視聴者によっては、いざ質問しようとしても、ライバーに対して何を質問すればよいか分からず、困ってしまうような場合もあり得る。
【0051】
<第1実施例>
第1実施例は、視聴者がライバーに対して質問することを可能にすることに関する基本的な実施例である。
【0052】
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0053】
<システム構成>
図1-1は、本開示の実施形態における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0054】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、ユーザが所有する端末20に、所定のサービス(限定ではなく例として、ライブ配信サービス、メッセージングサービス等)を提供する機能を有する。サーバ10は、限定ではなく例として、ライブ配信サーバ、メッセージングサーバ等のように表現することもできる。
本実施形態では、ネットワークを介してライブ配信を視聴する第1ユーザ、及びライバーである第2ユーザを、サーバ10のユーザとする。
【0055】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。限定ではなく例として、複数の第1ユーザがそれぞれの端末で同一のライブを視聴するような場合が想定される。
【0056】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0057】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
【0058】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0059】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0060】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0061】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0062】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0063】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部22と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0064】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0065】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0066】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0067】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0068】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0069】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0070】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0071】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0072】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0073】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0074】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0075】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0076】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0077】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0078】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0079】
なお、位置算出用情報検出部29Bを端末20に設けることは必須ではなく、これを設けないようにしてもよい。
【0080】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0081】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0082】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0083】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0084】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0085】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0086】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0087】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0088】
通信部(通信I/F)14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部14と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0089】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0090】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0091】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0092】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0093】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0094】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0095】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0096】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0097】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0098】
また、システムのプログラム(システムによって実行されるプログラム)という場合、システムについては前述した通りである。そして、前述したシステムのプログラムとは、システム全体で実行可能なプログラムであって、このプログラムは、限定ではなく例として、システムを構成する装置個々のプログラムで構成されてもよく、システムを構成する個々の装置に保存されるプログラムは、各々異なっていてもよいものとする。つまり、システムを構成する個々の装置で共通のプログラムでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、システムが端末とサーバとで構成されている場合、システムのプログラムをP1とすると、システムのプログラムP1は、端末に保存されたプログラムP2と、サーバに保存されたプログラムP3とで構成され、P2とP3とは、システムのプログラムを実行するためのものであり、それぞれ異なるプログラムとなっていてもよい。限定ではなく例として、端末に保存されたプログラムP2は、第1の処理を実行し、第1の処理をした結果をサーバに送信するプログラムであり、サーバに保存されたプログラムP3は、受信した第1の処理をした結果に対して第2の処理を行い、第2の処理を行った結果を端末に送信するプログラムであってもよい。
【0099】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0100】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0101】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0102】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0103】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0104】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0105】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されたアプリケーション管理処理プログラム151に従ってアプリケーション管理処理を実行するためのアプリケーション管理処理部111を機能部として含む。
【0106】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によってアプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、ライブ管理データベース155とが記憶される。
【0107】
アカウント登録データ153は、アプリケーション(限定ではなく例として、ライブ配信アプリケーション)のアカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-4に示す。
アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0108】
ユーザ名は、このアプリケーションを利用する端末20のアカウントの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0109】
アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0110】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号(端末電話番号)、メールアドレス(端末メールアドレス)、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0111】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、一般ユーザ用のアプリケーションIDや公式ユーザ用のアプリケーションIDとすることができる。
【0112】
なお、アプリケーションIDに代えて「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」とすることができる。
【0113】
また、限定ではなく例として、1つのアプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。この場合、1つのアプリケーションIDを識別(ログイン)対象として、複数の端末20においてアプリケーションを並行して(並列に)起動できるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0114】
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、端末電話番号等の情報によってアカウントを管理する手法を適用することも可能である。
この場合、アプリケーションID等のIDの情報をアカウント登録データ153に記憶させるのに代えて、端末電話番号等の情報をアカウント登録データ153に記憶させるようにすることができる。なお、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報に代えず、アプリケーションID等のIDの情報を端末電話番号等の情報と一対一に対応させるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0115】
なお、以下の各種の実施例では、説明の簡明化のため、1つの端末20につき1つのアカウントが登録されていることとして説明する。
また、この場合、上記のように「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」であるため、「アカウントのユーザ」の用語は、「アカウントの端末」と実質的に同義としてよいものとする。
【0116】
また、その他登録情報には、限定ではなく例として、そのユーザに関する情報(ユーザ情報)を記憶させるようにすることができる。
【0117】
ユーザ情報には、限定ではなく例として、そのユーザの生年月日、年齢(年代)、性別、居住地、家族構成、職業、収入といった、そのユーザの属性情報(以下、「ユーザ属性情報」と称する。)を含めてもよい。
また、ユーザ情報には、限定ではなく例として、そのユーザの自己紹介情報(自己紹介文等の情報)、未公開の予定の情報、プライベートの情報(趣味・嗜好・関心等の情報を含めてもよい。)といった情報を含めてもよい。
ユーザ情報には、限定ではなく例として、複数の種別(カテゴリ)の情報を含めることができる。
【0118】
ユーザ情報は、限定ではなく例として、ユーザがライブ配信アプリケーションの利用登録をするタイミングや、その後の任意のタイミングで、ライブ配信アプリケーションにおいて端末20に対して自身で入力し、その情報が端末20からサーバ10に送信されて登録されるようにすることができる。
【0119】
なお、ライバーとなる配信者に対してのみユーザ情報の登録を課し、視聴者にしかならないユーザにはユーザ情報の登録を課さないようにしてもよい。
【0120】
アカウント登録可能なユーザは、限定ではなく例として、一般のユーザ(一般ユーザ)とすることができるが、公式ユーザもアカウント登録可能としてもよい。
なお、限定ではなく例として、以下の実施例で説明するルールは、公式ユーザには適用しないようにしてもよい。
【0121】
ライブ管理データベース155は、ライバーによって配信されるライブに関する情報を管理するためのデータベースであり、その一例であるライブ管理データベース155Aのデータ構成例を図1-5に示す。
ライブ管理データベース155には、限定ではなく例として、ライバーとなったユーザのアカウントごとのデータとして、ライブ管理データが記憶される。
【0122】
各々のライブ管理データには、限定ではなく例として、ライバーアプリケーションIDと、コメント管理データとが記憶される。
【0123】
ライバーアプリケーションIDには、アカウント登録データ153に記憶されて登録されているアプリケーションIDのうち、ライバーとなったユーザのアプリケーションIDが記憶される。
【0124】
コメント管理データは、このライバーによって配信されるライブにおけるライバーおよび視聴者のコメントを管理するためのデータであり、限定ではなく例として、コメントがなされた時刻であるコメント時刻と、そのコメントの発言者のユーザのアプリケーションIDである発言者アプリケーションIDと、そのコメントの内容等に関するコメント情報とが関連付けて記憶される。
【0125】
なお、コメント時刻はコメント日時としてもよい。
また、コメント時間(限定ではなく例として、ライブ配信開始時からの経過時間)を記憶させるようにしてもよい。
【0126】
(2)端末
図1-6は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、記憶部28に記憶されたアプリケーション処理プログラム281に従ってライブ配信アプリケーション処理を実行するためのアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0127】
図1-7は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報等の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、アプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、自己の端末20、または自己の端末20のユーザのアプリケーションID283とが記憶される。
【0128】
<表示画面>
以下、ライブ配信アプリケーション(Live Streaming App)を使用してライブを配信するライバーの端末20の表示部24に表示される情報と、ライブ配信アプリケーションを使用してライブを試聴する視聴者の端末20の表示部24に表示される情報とについて、それぞれ例示する。
以下の例では、ユーザA.Aがライバーであり、ユーザA.A以外のユーザ(限定ではなく例として、ユーザB.B~ユーザE.E)が視聴者である例について説明する。また、視聴者のうち、ライバーに質問を行うユーザが「質問者」となり、ライバーは質問に対しての「回答者」となる。
【0129】
図1-8(1)に示す例では、ユーザBの端末20Bにおいてライブ配信アプリケーションが実行されている。これに伴い、表示部24の最上部領域には、実行中のライブ配信アプリケーションの名称(Live Streaming App)と、ライブ配信アプリケーションのアプリケーションIDに関連付けられているユーザBのアイコン画像ICB及びユーザ名(B.B)が表示されている。
【0130】
表示部24の中央領域には、ライバーによって配信されている画像(画像コンテンツ)が表示され、音出力部26からは、ライバーによって配信されている音声(音声コンテンツ)が出力される。ライバーによって配信されるコンテンツは、画像コンテンツ及び音声コンテンツの両方であってもよく、何れか一方のみであってもよい。
【0131】
また、表示部24の中心より上方には、ライブが配信中であることを示す「Live」の文字を含むアイコンICLが表示され、アイコンICLに関連付けてライバーAのアイコン画像ICA及びユーザ名(A.A)が表示されている。これにより、ユーザBは、視聴しているライブが、ユーザA.Aによって配信されていること(ライバーがユーザA.Aであること)を認識できる。
【0132】
表示部24の最下部領域には、コメント入力領域CIRが設けられている。コメント入力領域CIRに入力されたコメントは、コメント入力領域CIRの上方に設けられたコメント表示領域CRに、コメントを入力したライバー又は視聴者の識別情報(アイコン画像及びユーザ名)に関連付けて、画像コンテンツに重畳して表示される。なお、後述するように、コメント表示領域CRに、コメント入力領域CIRに入力されたコメントのみならず、視聴者からライバーに対しての質問や、ライバーから視聴者に対する回答等も表示されるようにしてもよい。
【0133】
この例では、コメント表示領域CRに、ライバーであるユーザA.Aのコメントと、ユーザB.Bとは異なる視聴者であるユーザC.Cのコメントとが表示されている。これらのコメントは、何れも、各ユーザ(A.A、C.C)が、自分の端末20(20A、20C)においてコメント入力領域CIRに入力したコメントである。コメント表示領域CRに表示されたコメント等は、新たにコメント等が表示される毎に下から上に向かって移動する。
【0134】
コメント表示領域CRの右下方には、視聴者からライバーに提供することができるギフトを表示させるためのアイコンICGが表示されている。
本例では、視聴者が、アイコンICGをタップすると、図1-8(2)の画面に移行する。
【0135】
図1-8(2)に示す例では、表示部24の下部に、視聴者からライバーに提供するギフトを選択するための領域SR1が設けられている。
領域SR1には、視聴者がギフトの購入に使用することができる金額、限定ではなく例として、視聴者の電子マネー口座の残高が表示されており(本例では「625円」)、視聴者が選択可能なギフトに対応するアイコン(IC1、IC2、…、ICQ)が表示されている。
【0136】
限定ではなく例として、アイコンIC1は「10円」のギフトに対応しており、選択されることにより「10円」の支払いが行われ、ライバーにハートマークがプレゼントされる。
限定ではなく例として、アイコンIC2は「20円」のギフトに対応しており、選択されることにより「20円」の支払いが行われ、ライバーにフラワーマークがプレゼントされる。
ハートマークやフラワーマークを受け取ったライバーは、これらの累積数を人気の指標として視聴者にアピールすることができる。
【0137】
また、アイコンICQは「100円」のギフトに対応しており、選択されることにより「100円」の支払いが行われ、ライバーに対して質問をする権利を取得することができる。このギフトのことを、本明細書では、限定ではなく例として「質問カード」と称する。
【0138】
なお、このようにしてユーザがギフトを選択することにより、ユーザからライブ配信アプリケーションに対してギフトの金額相当の支払いが行われるようにしてもよく、ユーザからライバーに対してギフトの金額相当の支払いが行われるようにしてもよく、ユーザからライブ配信アプリケーションに対してギフトの金額相当の支払いが行われ、この支払いに伴い、ライブ配信アプリケーションからライバーに対して所定金額(限定ではなく例として、ギフトの金額の一定割合)の支払いが行われるようにしてもよい。
【0139】
ギフトが選択されたことにより生じる支払いは、ライブ配信アプリケーションの使用に対する課金として視聴者に提示されてもよく、ライバーに対しての送金として視聴者に提示されてもよい。また、質問をする権利を取得するために視聴者が支払う金額に関しては、ライバー側で任意の金額を設定できるようにしてもよく、視聴者側で任意の金額を設定できるようにしてもよい。限定ではなく例として、ライバー側で最低金額を設定しておき、視聴者側では、その最低金額以上の金額について任意に設定できるようにしてもよい。
本例では、視聴者が、アイコンICQをタップすると、図1-8(3)の画面に移行する。
【0140】
図1-8(3)に示す例では、表示部24の下部に、視聴者からライバーに対して行う質問のキーワードを選択するための領域SR2が設けられている。この例では、質問のカテゴリ(分野等)を示す4つのキーワード(「ゲーム」、「食べ物」、「スポーツ」、「アニメ」)が表示されており、各キーワードに対応したボタンBTK1~BTK4が表示されている。
【0141】
なお、詳細は変形例で後述するが、限定ではなく例として言語モデルによってキーワードが生成されるようにしてもよい。
また、言語モデルによって、配信されるライブの情報、ライバーのユーザ属性情報やコメント、質問する権利を取得した視聴者(又は質問する権利を取得していない視聴者)のユーザ属性情報やコメント等の情報に基づいて、提示するキーワードが生成されるようにしてもよい。
【0142】
視聴者がボタンBTK2をタップすると、これに対応したキーワード(カテゴリ)である「食べ物」に関する質問が、限定ではなく例として、言語モデルによって生成される。
なお、視聴者が、ボタンBTK1~BTK4の下方に設けられた、「もう一度作成する」と表記されたボタンBTR1をタップすると、表示されている4つのキーワードのうちの少なくとも1以上について、異なるキーワードが改めて生成される。そして、改めて生成されたキーワードを含むキーワードの組合せについて、各キーワードに対応したボタンが表示されることになる。
【0143】
従って、視聴者は、質問のキーワードとして言語モデルにより生成された何れかの候補を質問(質問候補)の生成に用いてもよいと考えた場合には、その候補に対応するボタンを選択すればよく、何れの候補も質問(質問候補)の生成に用いたくないと考えた場合には、ボタンBTR1を操作すればよい。
【0144】
なお、視聴者は、言語モデルにより提示されたキーワードに限らず、質問の生成に用いるキーワードを自分で決定することができるようにしてもよい。この例では、領域SR2の最下部には、質問の生成に用いるキーワードを入力するためのキーワード入力領域KIRが設けられている。
視聴者は、質問の生成に用いたいキーワードを、キーワード入力領域KIRに入力することで、言語モデルにより、入力されたキーワードに基づく質問が生成される。
本例では、視聴者がボタンBTK2をタップした場合、図1-9(1)の画面に移行する。
なお、言語モデルは、入力されたキーワード以外にも、配信されるライブの情報、ライバーのユーザ属性情報やコメント、質問する権利を取得した視聴者(又は質問する権利を取得していない視聴者)のユーザ属性情報やコメント等に基づいて、提示する質問を生成してもよい。
【0145】
図1-9(1)に示す例では、表示部24の下部に、視聴者からライバーに対して行う質問を選択するための領域SR2が設けられている。本例では、言語モデルにより、選択されたキーワードに基づく3つの質問(「昨日の夕ご飯は?」、「嫌いな食べ物は?」、「得意料理は?」)が生成されており、生成された各質問に対応したボタンBTQ1~BTQ3が表示されている。
なお、言語モデルは、選択されたキーワード以外にも、配信されるライブの情報、ライバーのユーザ属性情報やコメント、質問する権利を取得した視聴者(又は質問する権利を取得していない視聴者)のユーザ属性情報やコメント等に基づいて、提示する質問を生成してもよい。
【0146】
なお、言語モデルによってキーワードが生成されて視聴者に提示されるが、提示されたキーワードに基づく質問の作成は視聴者の入力(文字入力等)によって行われるようにしてもよい。
【0147】
なお、視聴者が、ボタンBTQ1~BTQ3の下方に設けられた、「もう一度作成する」と表記されたボタンBTR2をタップすると、表示されている3つの質問のうちの少なくとも1以上について、異なる質問が改めて生成されるようにしてもよい。そして、改めて生成された質問を含む質問の組合せについて、各質問に対応したボタンが表示されることになる。
【0148】
従って、視聴者は、質問として言語モデルにより生成された何れかの候補をライバーへの質問として提示してもよいと考えた場合には、その候補に対応するボタンを選択すればよく、何れの候補もライバーへの質問として提示したくないと考えた場合には、ボタンBTR2を操作すればよい。
【0149】
視聴者が3つのボタンBTQ1~BTQ3うちの何れかのボタンをタップすると、選択されたボタンに対応する質問が、視聴者からライバーに対しての質問として、質問を行った視聴者と質問を行わなかった視聴者を含む各視聴者の端末20の表示部24に表示されるとともに、ライバーの端末20の表示部24にも表示されることになる。
本例では、視聴者が、ボタンBTQ2(質問「嫌いな食べ物は?」)をタップすると、図1-9(2)の画面に移行する。
【0150】
図1-9(2)に示す例では、質問を行った視聴者(ユーザB)の端末20Bの表示部24に、選択された質問「嫌いな食べ物は?」と、その質問を行った視聴者(ユーザB)のアイコン画像とを含む質問ユニットQUが、画像コンテンツに重畳して表示されている。また、この例では、この質問が言語モデルによって生成された質問であることに基づき、言語モデルによって生成されたことを識別することができる情報(限定ではなく例として、AI Qと表記されたアイコン)が付加されるようになっている。
【0151】
この場合、図1-9(3)に示すように、配信アプリケーションが実行されているライバー(ユーザA)の端末20Aの表示部24にも、質問ユニットQUが表示され、質問を行わなかった視聴者(ユーザC)の端末20Cの表示部24にも、質問ユニットQUが表示されることになるため、ライブ感を損なうことなく、質問を共有できる。
なお、質問ユニットQUには、質問を行った視聴者のユーザ名(B.B)が含まれるようにしてもよい。
【0152】
図1-9(3)に示す例では、ライバーであるユーザAの端末20Aにおいてライブ配信アプリケーションが実行されている。これに伴い、表示部24の最上部領域には、実行中のライブ配信アプリケーションの名称(Live Streaming App)と、ライブ配信アプリケーションのアプリケーションIDに関連付けられているユーザAのアイコン画像ICA及びユーザ名(A.A)が表示されている。
また、視聴者(ユーザB.B)の端末20Bと同様に、視聴者によって選択された質問等を含む質問ユニットQUが表示されている。
【0153】
ここで、ライバー(ユーザA.A)の端末20Aには、視聴者の端末20とは異なり、視聴者により提示された質問に対する回答例を含む回答例ユニットAUも表示されるようにしてもよい。この例では、回答例ユニットAUには、提示された(視聴者により選択された)質問に基づいて、言語モデルにより生成された回答例(本例では、「ピーマン」)が含まれる。
【0154】
本実施例では、回答例ユニットAUは、質問を行った視聴者の端末20(20B)、質問を行わなかった視聴者の端末20(20C)の何れにも表示されないようにしている。このような形態に限らず、回答例ユニットAUが、質問を行った視聴者の端末20(20B)には表示されるが、質問を行わなかった視聴者の端末20(20C)には表示されないようにしてもよく、質問を行った視聴者の端末20(20B)と、質問を行わなかった視聴者の端末20(20C)の何れにも表示されるようにしてもよい。
【0155】
なお、言語モデルは、提示された(視聴者により選択された)質問以外にも、配信されるライブの情報、ライバーの属性情報やコメント、質問する権利を取得した視聴者(又は質問する権利を取得していない視聴者)の属性情報やコメント等に基づいて、回答例を生成してもよい。
【0156】
ライバー(ユーザA.A)が、回答例ユニットAUをタップすると、回答例ユニットAUに含まれる回答例が、質問ユニットQUに含まれる質問に対するライバー(ユーザA.A)の回答として、ライバーの端末20Aの表示部24に表示されるとともに、視聴者(質問を行ったユーザB.B、質問を行わなかったユーザC.C)の端末20の表示部24にも表示される。
【0157】
限定ではなく例として、各端末20で表示される質問ユニットQUに、選択された回答例が、ライバーの「回答」として含まれるようにしてもよい。また、質問ユニットQUに含まれる質問が、コメント表示領域CRに、質問者(ユーザB.B)のアイコン画像及びユーザ名(B.B)に関連付けて表示されるとともに、選択された回答例が、ライバー(ユーザA.A)のアイコン画像及びユーザ名(A.A)に関連付けられるとともに、質問に関連付けて表示されるようにしてもよい。
【0158】
図1-9(3)に示す例では、選択された質問に基づいて、言語モデルにより1つの回答例が生成され、ライバーに提示されているが、このような形態に限らず、言語モデルにより複数の回答例が生成されて、それらが選択可能に提示されるようにしてもよい。
限定ではなく例として、図1-9(1)に示した例と同様に、選択された質問に基づいて、言語モデルにより3つの回答例が生成され、それぞれに対応したボタンが表示されるようにしてもよい。そして、ライバーが何れかのボタンを選択することにより、選択されたボタンに対応する回答例が、ライバーの回答として各端末20に表示されるようにしてもよい。
【0159】
また、図1-9(1)に示した例と同様に、これら3つのボタンの下方に設けられた、「もう一度作成する」と表記された再作成ボタンをタップすると、表示されている3つの回答例のうちの少なくとも1以上について、異なる回答例が改めて生成される。そして、改めて生成された回答例を含む回答例の組合せについて、各回答例に対応したボタンが表示されることになる。
【0160】
従って、ライバーは、回答例として言語モデルにより生成された何れかの候補を視聴者への回答として提示してもよいと考えた場合には、その候補に対応するボタンを選択すればよく、何れの候補も視聴者への回答として提示したくないと考えた場合には、再作成ボタンを操作すればよい。
【0161】
なお、上記の表示画面例において、質問者によって選択された質問文がコメント入力欄に表示され、これを質問者が編集(修正・変更)できるようにしてもよい。
また、質問者によって選択された回答例がコメント入力欄に表示され、これをライバーが編集(修正・変更)できるようにしてもよい。
【0162】
<処理>
図1-10は、本実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、ライブ配信アプリケーションに基づくライブ処理の流れの一例を示す図である。
左側から順に、端末20Bの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Aの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0163】
以下説明するフローチャートでは、表示画面例に対応させ、ユーザA.Aがライバーであり、ユーザA.A以外のユーザ(限定ではなく例として、ユーザB.B~E.E)が視聴者である場合の処理として例示する。また、視聴者(および質問者)の一例として、ユーザB.Bを例示し、このユーザB.Bの端末20Bの制御部21が行う処理を例示する。
なお、ユーザB.B以外の視聴者の端末20の制御部21が実行する処理は、端末20Bと同様とすることができるため、図示を省略する。
【0164】
また、ここでは、本発明を適用した比較的基本的な処理を例示し、表示画面例に示した一部の構成を実現するための処理については、変形例で説明する場合がある。
【0165】
なお、以下説明する処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、これらに限定されるものではない。
以下説明する処理に別のステップを追加してもよいし、以下説明する処理から一部のステップを省略(削除)してもよい。
本明細書で説明する各種の処理について同様である。
【0166】
端末20Aの制御部21は、ライブ配信に関するライブ配信情報を、通信I/F14によってサーバ10に送信する処理を開始する(A110)。
通信I/F14によって端末20Bからライブ配信情報を受信したことに基づいて、サーバ10の制御部11は、そのライブ配信情報に基づくライブ情報(限定ではなく例として、ライバーであるユーザA.Aによって配信されるライブのコンテンツ情報(以下、「ライブコンテンツ情報」と称する。)等を含む情報)を、通信I/F14によって端末20Aおよび端末20Bに送信する処理を開始する(S110)。なお、ライバーはコメントを発信することができるようにしてもよく、このコメントに基づくコメント情報をライブコンテンツ情報に含めてもよい。
【0167】
通信I/F22によってサーバ10からライブ情報を受信したことに基づいて、端末20Bの制御部21は、受信したライブ情報を表示部24に表示させる処理を開始する(B110)。
同様に、通信I/F22によってサーバ10からライブ情報を受信したことに基づいて、端末20Aの制御部21は、受信したライブ情報を表示部24に表示させる処理を開始する(A115)。
【0168】
なお、図示は省略するが、ユーザB.Bを含む視聴者はコメントを発信することができるようにしてもよく、このコメントに基づくコメント情報が、その視聴者の端末20から送信されるようにしてもよい。このコメント情報は、限定ではなく例として、サーバ10を介して、端末20Aやその他の視聴者の端末20に送信されるようにすることができる。なお、コメント情報を送信した視聴者の端末20にも、そのコメント情報がサーバ10から送信されるようにしてもよい。
【0169】
A110、S110、B110のステップの後、各々の装置において、質問処理が行われる(A120、S120、B120)。
【0170】
図1-11は、本実施例に係る各装置が実行する質問処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は図1-10と同様である。
端末20Bの制御部21は、質問カードを購入するか否かを判定する(B1210)。具体的には、限定ではなく例として、入出力部23を介して質問カードを購入するためのユーザ入力(操作入力、音入力等。以下同様。)がなされたか否かを判定する。
【0171】
質問カードを購入すると判定したならば(B1210:YES)、端末20Bの制御部21が、質問カード購入要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B1220)。
【0172】
サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Bから質問カード購入要求情報を受信したか否かを判定する(S1210)。そして、受信したと判定したならば(S1210:YES)、サーバ10の制御部11は、ユーザ情報を取得する(S1220)。具体的には、限定ではなく例として、ライバーであるユーザA.Aについて、アカウント登録データ153において、ユーザA.AのアプリケーションIDに関連付けて記憶されているその他登録情報に含まれるユーザA.Aのユーザ情報を取得する。
【0173】
その後、サーバ10の制御部11は、キーワード取得処理を行う(S1230)。
1つの手法として、限定ではなく例として、キーワード候補となる語(限定ではなく例として、表示画面例に示したような質問のカテゴリとなり得る語)を、あらかじめサーバ10の記憶部15にデータベース化して記憶しておくようにすることができる。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、このデータベースの中から設定数(限定ではなく例として、4個)の語をキーワードとしてランダムに抽出するようにすることができる。
なお、表示画面例に示したような質問のカテゴリとなり得る語に限らず、データベース化された任意の語の中から設定数の語をキーワードとしてランダムに抽出するようにしてもよい。
【0174】
また、サーバ10の制御部11が、S1220のステップで取得したライバーであるユーザA.Aのユーザ情報のうちの少なくともいずれか1つの情報に基づき、この情報に関連するキーワードを上記のデータベースから検索するようにしてもよい。そして、その検索結果の中から設定数のキーワードを抽出するようにしてもよい。
また、表示画面例で説明したように、言語モデルによってキーワードを生成するようにしてもよい。詳細は後述する。
【0175】
次いで、サーバ10の制御部11は、取得したキーワードを含むキーワード情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S1240)。
【0176】
B1220のステップの後、通信I/F22によってサーバ10からキーワード情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信したキーワード情報に含まれるキーワードを表示部24に表示させる(B1230)。
【0177】
その後、端末20Bの制御部21は、表示部24に表示したキーワードの中から入出力部23を介してユーザによって選択されたキーワード(以下、「選択キーワード」と称する。)を含む選択キーワード情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B1240)。
【0178】
S1240のステップの後、通信I/F14によって端末20Bから選択キーワード情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、質問候補生成処理を行う(S1250)。具体的には、限定ではなく例として、S1220のステップで取得した、限定ではなく例としてライバーであるユーザA.Aのユーザ情報と、端末20Bから受信した選択キーワード情報に含まれる選択キーワードとを用いて、限定ではなく例として言語モデルによって、1以上の質問の候補(質問候補)を生成する。
【0179】
ここで、言語モデルは、限定ではなく例として、学習済みの言語モデルとすることができ、限定ではなく例として、入力文を受け付けると、学習内容に基づいて、入力文と対応する(関連する)出力文を生成するモデルとしてもよい。
また、言語モデルとは、限定ではなく例として、単語列に対する確率分布モデルと言ってもよく、限定ではなく例として、ある単語列が与えられた場合、その単語列に続く全単語に関する生起確率を求めることができる任意のモデルとしてもよい。
なお、言語モデルとしては、限定ではなく例として、「GPT-3(Generative Pre-trained Transformer-3)」や「BART(Bidirectional Auto-Regressive Transformer)」、「BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)」「T5(Text-to-Text Transfer Transformer)」等の様々な言語モデルを用いることができる。同じ言語モデル(限定ではなく例として、「GPT-3」)を用いる場合であっても、学習に用いられたデータセットが異なると、同一の入力に対する出力は変わる可能性が生ずる。
【0180】
具体的には、S1220のステップで抽出したライバーであるユーザA.Aのユーザ情報に基づき、限定ではなく例として、「N」個の単語を「、(読点:英語等の場合にはカンマ等)」で区切って並べた文字列である入力文を生成する。そして、生成した入力文を言語モデルへの入力とし、言語モデルによって推論された文字列を出力文とする。この出力文が、質問候補となる。
限定ではなく例として、ユーザ情報のうち入力文の生成に用いる単語を変更して上記の処理を複数回行うことで、複数の質問候補を得ることができる。
【0181】
なお、上記のように、学習に用いられたデータセットが異なると、同一の入力に対する出力は変わる可能性があり得るため、同じ入力文を言語モデルに入力するようにしてもよい。
【0182】
また、生成された質問候補の質問文の文法や表現が適切ではない場合、サーバ10の制御部11が、その質問文の文法や表現が正しくなるように修正するようにしてもよい。
【0183】
その後、サーバ10の制御部11は、生成した質問候補を含む質問候補情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S1260)。
【0184】
B1240のステップの後、通信I/F22によってサーバ10から質問候補情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、限定ではなく例として、受信した質問候補情報に含まれる質問候補を表示部24に表示させる(B1250)。
【0185】
その後、端末20Bの制御部21は、表示部24に表示した質問候補の中から入出力部23を介してユーザによって選択された質問に関する質問情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B1260)。
質問情報には、限定ではなく例として、選択された質問候補を特定可能な情報(限定ではなく例として、質問候補を特定するためのID、質問候補そのもの)等を含めるようにすることができる。
そして、端末20Bの制御部21は、質問処理を終了する。
【0186】
S1260のステップの後、通信I/F14によって端末20Bから質問情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、その質問情報に基づく回答要求情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1270)。
回答要求情報には、限定ではなく例として、端末20Bから受信した質問情報によって特定される質問を含めるようにすることができる。
そして、サーバ10の制御部11は、質問処理を終了する。
【0187】
端末20Aの制御部21は、通信I/F22によってサーバ10から回答要求情報を受信したか否かを判定する(A1210)。受信したと判定したならば(A1210:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した回答要求情報を表示部24に表示させる(A1220)。
これにより、ライバーであるユーザA.Aは、質問に対して回答するようにすることができる。この回答は、ユーザA.Aの音声によってライブ配信情報(ライブ情報)として端末20Bに送信されるようにしてもよいし、キーボード等に対する入力に基づく文字によってライブ配信情報(ライブ情報)として端末20Bに送信されるようにしてもよい。また、質問が選択肢によって回答可能なものである場合は、その選択肢から回答を選択できるようにしてもよい。
そして、端末20Aの制御部21は、質問処理を終了する。
【0188】
なお、この質問処理では、回答要求情報がサーバ10から端末20Aに送信されることとして図示しているが、サーバ10が端末20Bから受信した質問情報は、前述したライブコンテンツ情報とともに、サーバ10から端末20B(および、その他の視聴者の端末20)に送信されるようにすることができる。
【0189】
また、端末20Bが、限定ではなく例として、自己の端末20のユーザであり質問者であるユーザB.Bによって指定(選択)された質問情報をアプリケーションデータとして記憶部28に記憶する。そして、質問情報が、サーバ10から端末20Bに対しては送信されず、サーバ10から、ライバーの端末20Aと、端末20B以外の視聴者の端末20とに送信されるようにしてもよい。
また、質問者からの質問情報が、サーバ10からライバーの端末20Aに対してのみ送信されるようにしてもよい。つまり、質問者からの質問情報が、視聴者の端末20には送信されないようにしてもよい。
【0190】
また、S1230、S1240のステップを省略し、キーワード情報がサーバ10から端末20Bに送信されないようにしてもよい。
この場合、B1230、B1240のステップを省略し、サーバ10の制御部11が、S1250のステップにおいて、限定ではなく例として、ユーザA.Aのユーザ情報を用いて、限定ではなく例として、言語モデルによって質問候補を生成するようにしてもよい。
【0191】
また、同様にS1230、S1240のステップを省略し、端末20Bの制御部21が、B1230のステップにおいて、入出力部23を介してユーザによって操作や音声によって入力されたキーワード(以下、「入力キーワード」と称する。)を受け付け、B1240のステップにおいて、受け付けた入力キーワードを含む入力キーワード情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11が、S1250のステップにおいて、限定ではなく例として、ユーザA.Aのユーザ情報と、入力キーワードとを用いて、限定ではなく例として、言語モデルによって質問候補を生成するようにしてもよい。
【0192】
また、上記のステップを省略せず、端末20Bの制御部21が、B1240のステップにおいて、選択キーワードと入力キーワードとを含む情報をサーバ10に送信するようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11が、S1250のステップにおいて、限定ではなく例として、ユーザA.Aのユーザ情報と、選択キーワードと、入力キーワードとを用いて、限定ではなく例として、言語モデルによって質問候補を生成するようにしてもよい。
【0193】
図1-10に戻り、A120のステップの質問処理を行った後、端末20Aの制御部21は、ライブ配信を終了するか否かを判定する(A130)。終了しないと判定したならば(A130:NO)、A120に処理を戻す。一方、終了すると判定したならば(A130:YES)、端末20Aの制御部21は、ライブ配信終了要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A140)。
そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
【0194】
S120のステップの質問処理を行った後、サーバ10の制御部11は、通信I/F22によって端末20Aからライブ配信終了要求情報を受信したか否かを判定する(S130)。受信しなかったと判定したならば(S130:NO)、S120に処理を戻す。一方、受信したと判定したならば(S130:YES)、サーバ10の制御部11は、ライブ配信終了情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S140)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
【0195】
B120のステップの質問処理を行った後、端末20Bの制御部21は、通信I/F22によってライブ配信終了情報を受信したか否かを判定する(B130)。受信しなかったと判定したならば(B130:NO)、B120に処理を戻す。一方、受信したと判定したならば(B130:YES)、端末20Bの制御部21は、受信したライブ配信終了情報を表示部24に表示させる(B140)。
そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
【0196】
<第1実施例の効果>
本実施例は、視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)の端末(限定ではなく、第1端末の一例)、および、ライバー(限定ではなく、第2ユーザの一例)の端末(限定ではなく、第2端末の一例)と通信するサーバ10が、視聴者の端末から送信された質問の生成に関する情報を受信する通信I/F14と、この質問の生成に関する情報を受信したことに基づいて、ライバーのユーザ情報(限定ではなく、第2ユーザに関する第2情報の一例)に基づき1以上の質問候補(限定ではなく、質問の一例)を生成する制御部11とを備える。そして、通信I/F14は、生成した1以上の質問候補からなる質問候補情報(限定ではなく、第1質問情報の一例)を視聴者の端末に送信し、質問候補情報の送信に基づき視聴者の端末20から送信された質問情報(限定ではなく、第3情報の一例)を受信し、受信した質問情報に基づくライバーに対する質問を含む質問情報(限定ではなく、第2質問情報の一例)をライバーの端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバが、第1端末から送信される質問の生成に関する第1情報を受信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成することができる。また、サーバは、1以上の質問からなる第1質問情報を第1端末に送信し、第1質問情報の送信に基づき第1端末から送信された第1質問情報に関する第3情報を受信し、第3情報に基づく第2質問情報を少なくとも第2端末に送信することで、第1端末から送信される第3情報に基づいて、第2ユーザに対して質問をすることができる。
【0197】
また、この場合、制御部11は、言語モデルによって1以上の質問候補を生成するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバが、言語モデルによって、簡易かつ適切に1以上の質問を生成することができる。
【0198】
また、本実施例は、視聴者の端末20からサーバ10に送信される質問の生成に関する情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、視聴者による自己の端末20に対する入力に基づく情報を含み、サーバ10の制御部11は、この入力に基づく情報と、ライバーに関する情報(限定ではなく、第2情報の一例)とに基づき、1以上の質問候補を生成する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバは、第1ユーザによる第1端末に対する入力に基づく情報と、第2ユーザに関する第2情報とに基づき、1以上の質問を生成することができる。
【0199】
また、この場合、上記の入力に基づく情報は、視聴者によって自己の端末20に入力された語を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバは、第1ユーザによって第1端末に入力された語と、第2ユーザに関する第2情報とに基づき、1以上の質問を適切に生成することができる。
【0200】
また、この場合、サーバ10の通信I/F14は、1以上の質問候補の生成に供する1以上のキーワードを視聴者の端末20に送信し、上記の入力に基づく情報は、視聴者によって1以上のキーワードから選択されたキーワードを含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、1以上の質問の生成に供する1以上の語が、サーバから第1端末に送信されるようにすることができる。そして、サーバ10の制御部11は、第1ユーザによって、この1以上の語から選択された語と、第2ユーザに関する第2情報とに基づき、1以上の質問を適切に生成することができる。
【0201】
また、この場合、サーバ10の制御部11は、ライバーのユーザ情報(限定ではなく、第2ユーザに関する第2情報の一例)に基づき1以上のキーワードを生成するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザに関する第2情報に基づいて適切に生成された1以上の質問の生成に供する1以上の語が、サーバから第1端末に送信されるようにすることができる。
【0202】
本実施例は、視聴者の端末20からサーバ10に送信される質問情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、質問候補情報(限定ではなく、第1質問情報の一例)に基づき視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)によって選択された質問候補(限定ではなく、第1質問の一例)を含み、サーバ10からライバーの端末20に送信される質問情報(限定ではなく、第2質問情報の一例)は、選択された質問候補を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1質問情報に基づき第1ユーザによって選択された第1質問を含む第2質問情報が、サーバから第2端末に送信されるようにすることができる。
【0203】
また、本実施例は、ライバー(限定ではなく、第2ユーザの一例)は、ライブ配信コンテンツ(限定ではなく、コンテンツの一例)を配信するユーザであり、視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)は、そのライブ配信コンテンツを視聴するユーザである構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2ユーザによって配信されるコンテンツを、第1ユーザが視聴することができる。また、この視聴に際して、第1ユーザが第2ユーザに対して質問することができるようにすることができる。
【0204】
また、この場合、サーバ10の通信I/F14は、ライバーの端末20からライブ配信情報(限定ではなく、コンテンツの配信に関する情報の一例)を受信し、このライブ配信情報に基づくライブコンテンツ情報(限定ではなく、コンテンツ情報の一例)と、視聴者によって選択された質問候補に対応する質問情報(限定ではなく、第2質問情報の一例)とを、視聴者の端末20とライバーの端末20とに送信するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバは、第2端末からコンテンツの配信に関する情報を受信した上で、このコンテンツの配信に関する情報に基づくコンテンツ情報と併せて第2質問情報を第1端末および第2端末に送信することができる。
【0205】
また、本実施例は、サーバ10と通信する視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)の端末(限定ではなく、第1端末の一例)が、ライバー(限定ではなく、第2ユーザの一例)への質問の生成に関する情報を通信I/F22によってサーバ10に送信し、この質問の生成に関する情報を送信したことに基づいて、ライバーのユーザ情報(限定ではなく、第2ユーザに関する第2情報の一例)に基づきサーバ10によって生成された1以上の質問候補(限定ではなく、質問の一例)からなる質問候補情報(限定ではなく、第1質問情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、視聴者の端末20は、受信した質問候補情報に含まれる質問を表示部24に表示し、質問が表示された表示部24に対するユーザによる入力に基づいて、質問情報(限定ではなく、第1質問情報に関する第3情報の一例)を通信I/F22によってサーバ10に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザの端末が、第2ユーザへの質問の生成に関する第1情報をサーバに送信したことに基づいて、第2ユーザに関する第2情報に基づきサーバによって生成された1以上の質問を受信することができる。また、第1ユーザの端末は、受信した1以上の質問を表示部に表示し、この質問が表示された表示部に対する第1ユーザによる入力に基づいて、第1質問情報に関する第3情報をサーバに送信することができる。これにより、送信した第3情報に基づく第2質問情報が、サーバから少なくとも第2端末に送信されるようにすることができ、第1ユーザから第2ユーザに対して質問をすることが可能となる。
【0206】
<第1変形例(1)>
上記の実施例では、視聴者が質問カードを有料で購入することによって取得する場合を例示したが、これに限定されない。
視聴者が質問カードを無償で取得することができるようにしてもよい。
また、第2実施例で例示するが、異なる金額(課金額)の質問カードを視聴者が購入することができるようにしてもよい。
【0207】
<第1変形例(2)>
上記の実施例で説明した、サーバ10が言語モデル等によって質問候補の生成に用いる情報はあくまで一例に過ぎず、上記で説明したものに限定されるものではない。
【0208】
サーバ10が質問候補の生成に用いる情報には、ライバーのユーザ情報の他、限定ではなく例として、以下のうちの少なくともいずれか1つの情報を含めてもよい。
・ライブ配信中のコメント履歴(ライバー自身のコメント履歴と視聴者のコメント履歴との少なくともいずれか一方を含む。)の情報
・ライブ配信中のライバーの音声に基づく情報(音声を文字起こしした情報等)
・質問者のユーザ情報
・時事情報(ニュース、SNSや検索エンジンでのトレンド情報)
・知識ベース情報(辞書、百科事典等に含まれる情報)
これらの情報のうちの2以上の情報を組み合わせて用いるようにすることも可能である。
【0209】
なお、限定ではなく例として、ライブ配信中のコメント履歴と、ライブ配信中のライバーの音声に基づく情報とは、ライバーのユーザ情報の1つの種別として取り扱ってもよい。
また、時事情報や知識ベース情報のうち、限定ではなく例として、ユーザが興味や関心のある情報をあらかじめユーザに登録させ、ライバーが興味や関心のある情報を、ライバーのユーザ情報の1つの種別として取り扱ってもよい。
【0210】
1つの手法として、上記の実施例で説明したように、ライバーのユーザ情報のみを用いて、サーバ10の制御部11が質問候補を生成するようにすることができる。
しかし、これに限定されず、サーバ10の制御部11が、限定ではなく例として、ライバーのユーザ情報の他、上記のいずれかの情報を併用して、質問候補を生成するようにしてもよい。
【0211】
また、サーバ10の制御部11が、限定ではなく例として、ライバーのユーザ情報を用いず、上記のうちの少なくともいずれか1つの情報を用いて、質問候補を生成するようにしてもよい。
【0212】
本変形例は、ライバーのユーザ情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、ライバーによるライブ配信中におけるコメント履歴の情報やライブ配信中のライバーの音声に基づく情報等の情報(限定ではなく、コンテンツの配信内容に基づく情報の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、サーバは、第2ユーザによって配信されるコンテンツの配信内容に基づく情報に基づき1以上の質問を生成することができる。
【0213】
<第1変形例(3)>
上記の実施例で説明したように、キーワードは必須ではなく、これに関する処理は省略してもよい。
この場合、限定ではなく例として、図1-11の処理において、S1230、S1240、B1230、B1240のステップを省略するようにしてもよい。
【0214】
また、キーワードを用いる場合において、サーバ10の制御部11が、言語モデル等によってキーワードを生成して取得するようにしてもよい。
具体的には、限定ではなく例として、単語を入力すると単語が推論される言語モデル(限定ではなく例として、単語のベクトル空間を用いた言語モデル)を用いて、任意の単語を言語モデルに入力し、言語モデルによって推論された単語をキーワードとして取得するようにしてもよい。
【0215】
また、この他にも、限定ではなく例として、単語等を入力すると文が推論される言語モデルを用いて、任意の単語等を言語モデルに入力し、言語モデルによって推論された出力文から単語を抽出し、それをキーワードとして取得するようにしてもよい。
【0216】
また、これらの場合において、ライバーのユーザ情報に基づく単語等を言語モデルへの入力としてもよい。
また、ライバーのユーザ情報に限らず、第1変形例(2)で示した各種の情報に基づく単語等を言語モデルへの入力としてもよい。
【0217】
言語モデルへの入力を異ならせることで、複数のキーワードを生成し得る。
【0218】
また、キーワードを取得する場合において、キーワードの取得に用いた情報と同じ情報は、質問候補の生成に用いないようにしてもよい。
限定ではなく例として、ライバーのある1つの情報をキーワードの取得に用いた場合、その情報と同じ情報は、質問候補の生成に用いないようにしてもよい。
【0219】
また、同様にキーワードを取得する場合において、キーワードの取得に用いた情報と同じ種別の情報は、質問候補の生成に用いないようにしてもよい。
限定ではなく例として、ライバーのある1つの種別の情報をキーワードの取得に用いた場合、これと同じ種別の情報は、質問候補の生成に用いないようにしてもよい。
【0220】
なお、これは、ライバーのユーザ情報以外の情報を用いる場合についても同様としてもよい。
また、ライバーのユーザ情報と、それ以外の情報とを用いる場合についても同様としてもよい。
【0221】
また、限定ではなく例として、図1-11または図1-12の処理のB1230のステップにおいてキーワード情報を表示する際に、端末20Bの制御部21は、キーワードの再生成を要求(依頼)するか否かをユーザに確認するためのキーワード再生成確認情報を表示部24に表示させるようにしてもよい。この一例としては、限定ではなく例として、図1-8(3)に示したボタンBTR1が挙げられる。
【0222】
<第1変形例(4)>
表示画面例でも示したが、上記の実施例および各変形例において、サーバ10の制御部11が、質問に対する回答例を生成して、ライバーの端末20に送信するようにしてもよい。
【0223】
図1-12は、本変形例において各装置が実行する質問処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は、図1-11と同様である。
S1260のステップの後、サーバ10の制御部11は、回答例生成処理を行う(S1265)。具体的には、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Bから受信した質問情報によって特定される質問の回答例を、限定ではなく例として言語モデルによって生成する。
【0224】
具体的には、限定ではなく例として、質問の質問文と、ライバーのユーザ情報とを言語モデルに入力し、言語モデルによって推論された出力文を、その質問の回答例としてもよい。
この場合、入力を異ならせることで、複数の回答例を生成し得る。
【0225】
次いで、サーバ10の制御部11は、S1270のステップにおいて、ユーザB.Bによって選択された質問候補(質問)およびその回答例を含む回答要求情報を、通信I/F22によって端末20Aに送信する。
これにより、ライバーであるユーザA.Aは、B1220のステップで端末20Aの表示部24に表示される回答例を参照しながら、質問に回答することができる。
【0226】
本変形例は、サーバ10の制御部11が、質問(限定ではなく、第2質問情報に含まれる質問の一例)に対する回答例を生成し、サーバ10の通信I/F14が、回答例をライバーの端末20(限定ではなく、第2端末の一例)に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバが、第2質問情報に含まれる質問に対する回答例を生成した上で、第2端末に送信することで、第2ユーザに質問に対する回答例を提示することができる。その結果、第2ユーザが質問に回答し易くなる効果が見込める。
【0227】
<第1変形例(5)>
上記の実施例および各変形例において、端末20Bの制御部21が、ユーザによって選択された質問候補を、ユーザ入力に基づいて修正することができるようにしてもよい。
【0228】
具体的には、限定ではなく例として、図1-11または図1-12の処理のB1250のステップの後に、端末20Bの制御部21は、ユーザによって選択された質問候補を修正するユーザ入力が入出力部23を介してなされたか否かを判定する。そして、なされたと判定したならば、端末20Bの制御部21は、B1260のステップにおいて、その修正された質問候補(以下、「修正質問候補」と称する。)を含む質問情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信するようにすることができる。
【0229】
なお、視聴者の端末20において質問候補が修正される例に限定されない。
限定ではなく例として、上記の処理において、端末20Bからサーバ10に送信された質問情報によって特定される質問を、サーバ10の制御部11が修正する処理(質問をアレンジするなどの処理)を行うようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11が、このようにして取得した質問を含む回答要求情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信するようにしてもよい。
【0230】
本変形例は、視聴者の端末20からサーバ10に送信される質問情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、質問候補情報(限定ではなく、第1質問情報の一例)に基づき視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)によって選択された質問候補(限定ではなく、第1質問の一例)を含み、サーバ10からライバーの端末20に送信される質問情報(限定ではなく、第2質問情報の一例)は、選択された質問候補を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1質問情報に基づき第1ユーザによって選択された第1質問を含む第2質問情報が、サーバから第2端末に送信されるようにすることができる。
【0231】
また、この場合、サーバ10からライバーの端末20に送信される質問情報(限定ではなく、第2質問情報の一例)は、選択された質問(限定ではなく、第1質問の一例)に基づく質問(限定ではなく、第2質問の一例)を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1質問情報に基づき第1ユーザによって選択された第1質問に基づく第2質問を含む第2質問情報が、サーバから第2端末に送信されるようにすることができる。
【0232】
また、この場合、視聴者の端末20からサーバ10に送信される質問情報(限定ではなく、第3情報の一例)は、視聴者(限定ではなく、第1ユーザの一例)によって修正された質問候補(限定ではなく、第1質問から修正された第3質問の一例)を含み、第2端末に送信される質問情報は、修正された質問候補を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1ユーザによって第1質問から修正された第3質問を含む第2質問情報が、サーバから第2端末に送信されるようにすることができる。
【0233】
<第1変形例(6)>
上記の実施例および各変形例において、サーバ10が、生成した質問候補の中に、限定ではなく例として、不適切な語(以下、「不適切語」と称する。)を含む質問候補や、法律やジェンダーに抵触し得る質問候補など、倫理的に問題があると判定される質問候補が含まれる場合、それらの質問候補をNG質問候補と判定する。そして、NG質問候補に該当しない質問候補(以下、「OK質問候補」と称する。)を視聴者の端末20に送信するようにしてもよい。
【0234】
なお、ここでは、包括的に倫理的な条件とするが、倫理的な条件、法律的な条件、ジェンダーに関する条件といった、複数のカテゴリの条件を設定するようにしてもよい。そして、倫理的に問題がある語を含む質問候補、法律に抵触し得る質問候補、ジェンダー問題に抵触し得る質問候補といった複数の条件のうちの少なくともいずれか1つの条件に基づいて、質問候補の適否を判定するようにしてもよい。これらの条件のうちの1つの条件を適用してもよいし、2以上の条件を組み合わせて適用してもよい。
【0235】
これを実現する手法の1つとしては、限定ではなく例として、サーバ10の記憶部15に、不適切語(限定ではなく例として、NGワード)のデータベースを記憶しておく。そして、サーバ10の制御部11は、各々の質問候補について、その質問候補の文に不適切語が含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合は、その質問候補に不適切フラグ(NGフラグ)を設定するようにすることができる。つまり、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、生成した質問候補に対して、不適切語に関するフィルタ処理(フィルタリング処理)を行うようにすることができる。
【0236】
また、第1変形例(5)に関連するが、フィルタ処理によって質問候補が不適切であると判定された場合、サーバ10の制御部11が、その質問候補を、不適切語を含まない質問候補に修正するなどした上で、視聴者の端末20に送信するようにしてもよい。限定ではなく例として、質問候補にNGワードが含まれる場合、そのNGワードと別のワードに置換するなどして質問候補を修正するようにしてもよい。
【0237】
また、上記において、サーバ10の制御部11が、OK質問候補と、NG質問候補とを、区別可能に視聴者の端末20に送信するようにしてもよい。具体的には、限定ではなく例として、NG質問候補については、不適切な質問候補である可能性があることを示す情報(上記の不適切フラグとしてもよい。)をその質問候補に関連付けて送信する。そして、視聴者の端末20は、NG質問候補については、その質問候補にNGマーク等を付して表示部24に表示するようにするなどすることができる。
【0238】
なお、この場合、視聴者の端末20が、OK質問候補についても同様に、その質問候補は問題がないことを示すOKマーク等を付して表示部24に表示するようにしてもよい。
また、視聴者の端末20が、OK質問候補にOKマーク等を付して表示するようにし、NG質問候補にはマーク等を付さずに表示するようにしてもよい。
【0239】
また、ここでは質問候補を対象とする処理を行う場合を例示したが、キーワードについても同様としてもよい。
【0240】
本変形例は、サーバ10の通信I/F14が、制御部11によって生成された1以上の質問候補のうち、設定された条件を満たす質問候補からなる質問候補情報を視聴者の端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、サーバの制御部によって生成された1以上の質問のうち条件を満たす質問からなる第4質問情報が第1端末に送信されるようにすることができる。逆に言えば、設定された条件を満たさない質問からなる質問情報が第1端末に送信されないようにすることができる。
【0241】
また、本変形例は、サーバ10の通信I/F14が、制御部11によって生成された1以上の質問候補のうち、設定された条件を満たさない質問候補からなる質問候補情報(限定ではなく、第5質問情報の一例)を、設定された条件を満たす質問候補からなる質問候補情報(限定ではなく、第4質問候補の一例)と区別可能に視聴者の端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、サーバの制御部によって生成された1以上の質問のうち、条件を満たす質問と条件を満たさない質問とを、第1ユーザが区別・認識できるようにすることができる。
【0242】
また、この場合、設定された条件は、質問に倫理歴な問題がないことを含むようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、倫理的に問題がある質問を、倫理的に問題がない質問と区別することができる。
【0243】
<第1変形例(7)>
表示画面例でも示したが、上記の実施例および各変形例において、サーバ10が、質問候補を再生成するようにしてもよい。
【0244】
具体的には、限定ではなく例として、図1-11または図1-12の処理のB1250のステップにおいて質問候補情報を表示する際に、端末20Bの制御部21は、質問候補の再生成を要求(依頼)するか否かをユーザに確認するための質問候補再生成確認情報を表示部24に表示させる。この一例としては、限定ではなく例として、図1-9(1)に示したボタンBTR2が挙げられる。
なお、質問候補の表示と質問候補再生成確認情報の表示とは、必ずしも同時に行わなくてもよい。
【0245】
そして、入出力部23を介して質問候補再生成確認表示に対するユーザ入力がなされた場合、端末20Bの制御部21は、質問候補の再生成を要求する質問候補再生成要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信するようにすることができる。そして、端末20Bの制御部21は、B1250のステップに処理を戻すようにすることができる。
【0246】
この場合、図1-11または図1-12の処理のS1260のステップの後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Bから質問候補再生成要求情報を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定したならば、サーバ10の制御部11は、S1250のステップに処理を戻すようにすることができる。
【0247】
なお、質問の再生成の回数に制限を設けるようにしてもよい。限定ではなく例として、上限回数を3回(再生成は3回まで)とする。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bから質問候補再生成要求情報を受信した回数が上限回数を超えた場合は、質問候補生成処理を行わず、端末20Bに対して、これ以上質問候補を再生成することができないことを端末20Bに通知するようにしてもよい。
【0248】
また、質問候補を再生成するのに限らず、サーバ10の制御部11が、限定ではなく例として、前述したキーワードを再生成したり、前述した回答例を再生成することを可能としてもよい。
【0249】
本変形例は、サーバ10の通信I/F14は、質問候補情報(限定ではなく、第1質問情報の一例)を視聴者の端末20(限定ではなく、第1端末の一例)に送信した後、この視聴者の端末20から送信される質問候補再生成要求情報(限定ではなく、質問の生成に関する第5情報の一例)を受信する。そして、サーバ10の制御部11は、この質問候補再生成要求情報を受信したことに基づいて、ライバーのユーザ情報に基づき1以上の質問候補を生成し、通信I/F14が、生成された1以上の質問候補を含む質問候補情報(限定ではなく、1以上の質問からなる第6質問情報の一例)を視聴者の端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1端末で表示された質問の中に第1ユーザが希望する質問がなかったような場合に、第1ユーザがサーバに質問を生成(再生成と言ってもよい。)するように依頼し、サーバが、1以上の質問を生成(再生成)した上で、第1端末に送信するといったことが可能となる。
【0250】
<第1変形例(8)>
上記の実施例および各変形例において、ライバーに対して複数の質問が行われる場合、重複した質問や似通った質問がライバーに対して行われないようにしてもよい。
【0251】
この場合、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、ライバーの端末20に送信済みの回答要求情報に含まれる質問(以下、「回答要求済み質問」と称する。)を記憶部15に蓄積する。そして、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、質問候補生成処理で生成された質問と、回答要求済み質問との類似度を判定し(類似度判定)、類似度が設定された基準以上である(類似性が高い)と判定した質問候補は、ライバーの端末20等に送信しないようにすることができる。
なお、質問の類似性は、質問の関連性と捉えてもよい。
【0252】
ここで、類似度判定は、限定ではなく例として、蓄積された文に対する言語モデルのエンコード結果における類似度(限定ではなく例として、ノルムやコサイン類似度)を用いるなどの方法で実現することが可能である。1つの手法としては、限定ではなく例として、前述した「BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)」等の言語モデルの埋め込み表現(=エンコード結果)を用いるなどの方法によって実現することが可能である。
【0253】
このようにすることで、ライバーに提供済みの質問と関連したり類似する質問がライバーに提供されないようにすることができる。その結果、ライバーは、同じような質問に回答せずに済む。
【0254】
<第2実施例>
第2実施例は、限定ではなく例として、ライバーが複数の質問の中から回答する質問を指定(選択)して回答することができるようにすることに関する実施例である。
【0255】
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0256】
<データ構成>
図2-1は、本実施例におけるライブ管理データベース155の一例であるライブ管理データベース155Bのデータ構成例を示す図である。
各々のライブ管理データには、限定ではなく例として、ライバーアプリケーションIDと、コメント管理データと、質問管理データとが記憶される。
【0257】
ライバーアプリケーションIDと、コメント管理データとは、限定ではなく例として、図1-5に示したライブ管理データベース155Aと同様とすることができる。
【0258】
質問管理データは、視聴者からの質問を管理するためのデータであり、限定ではなく例として、質問IDと、質問者アプリケーションIDと、質問時刻と、ギフトクラスと、質問内容とが関連付けて記憶される。
【0259】
質問IDには、限定ではなく例として、サーバ10によって質問ごとにユニークなIDが設定されて記憶される。
【0260】
質問者アプリケーションIDには、この質問IDによって識別される質問者(質問をした視聴者)のアプリケーションIDが記憶される。
【0261】
質問時刻には、限定ではなく例として、サーバ10の時計部19によって計時された、この質問の質問情報を、この質問者の端末20から受信した時刻が記憶される。
【0262】
ギフトクラスには、限定ではなく例として、この質問IDによって識別される質問をするために質問者が購入した質問カードの課金額に応じたクラスが記憶される。
【0263】
質問内容には、この質問の質問文が記憶される。
【0264】
<表示画面>
図2-2は、視聴者(ユーザB.B)の端末20Bの表示部に表示される情報の一例を示す図である。
図2-2(1)は、視聴者(ユーザB.B)が、アイコンICGをタップしたことにより移行した画面である。表示部24の下部に、視聴者からライバーに提供するギフトを選択するための領域SR4が設けられている。
【0265】
ここで、図1-8(2)に示した例とは異なり、ライバーに質問をする権利を取得するために支払う金額(課金カードを購入するために支払う金額)として、複数の金額(この例では、100円、300円、500円、1000円)が予め設定されており、各金額に対応したアイコン(この例では、ICQ1、ICQ2、ICQ3、ICQ4)が表示されている。
【0266】
視聴者は、アイコンICQ1~ICQ4のいずれかをタップすることにより、選択されたアイコンに対応した金額の支払いが実行され、その金額に応じた質問をする権利を取得できる。限定ではなく例として、金額が低いアイコンよりも、金額が高いアイコンの方が、
(1)質問に対しての回答優先度が高く設定されるようにしてもよく、
(2)多くの質問が可能であるようにしてもよく、
(3)長い質問が可能であるようにしてもよく、
(4)特定のカテゴリ(限定ではなく例として、未公開の予定や、ライバーのプライベート等)の質問が可能であるようにしてもよく、
(5)質問がより目立つ態様で表示されるようにしてもよい。
また、これらを任意に組み合わせてもよい。
【0267】
(2)多くの質問が可能であるようにするために、限定ではなく例として、金額が大きいほど、多くの質問を質問者が選択することができるようにすることができる。限定ではなく例として、サーバ10またはその質問者の端末20が、金額に対応させて質問候補の中からその質問者が選択可能な質問の数を設定し、設定された数を上限として、その質問者が質問を選択することができるようにしてもよい。
【0268】
(3)長い質問が可能であるようにするために、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、質問候補生成処理において、金額が大きいほど長い質問文が言語モデルによって推論されるように入力文を調整(変更)することができる。
【0269】
(4)特定のカテゴリの質問を可能とするために、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、質問候補生成処理において、金額が大きいほど、より多くのライバーの未公開の予定の情報やプライベートの情報を用いた入力文を言語モデルに入力するようにすることができる。
【0270】
(5)質問がより目立つ態様で表示されるようにするために、限定ではなく例として、サーバ10または端末20によって、金額が高いほど、質問に対してより目立つ装飾(より派手な装飾)が付加されて表示されるようにしたり、質問の表示枠の色をより目立つ色で表示させるなどしてもよい。
【0271】
また、(1)質問に対しての回答優先度に関しては、質問の表示順序(表示位置が上であれば優先度が高く、表示位置が下であれば優先度が低い)、回答の順番(順番が早ければ優先度が高く、順番が遅ければ優先度が低い)、回答までの時間(回答時間が短く設定されていれば優先度が高く、回答時間が長く設定されていれば優先度が低い)等を指標とすることができる。
【0272】
また、金額が低いアイコンでは、視聴者側で、言語モデルによるキーワードの生成や質問の生成が制限される(禁止されるか、又は、カテゴリ、使用回数、提示される候補数、使用できる時間等が限定される)が、金額が高いアイコンでは、視聴者側で、言語モデルによるキーワードの生成や質問の生成が可能であるようにしてもよい。
なお、これとは逆に、金額が低いアイコンでは、視聴者側で、言語モデルによるキーワードの生成や質問の生成を行わなければならい(キーワードや質問が、提示された候補に限定される)が、金額が高いアイコンでは、視聴者側で、言語モデルを使用せずに、自ら質問を入力することが可能であるようにしてもよい。
【0273】
一方、金額が低いアイコンでは、ライバー側で、言語モデルによる回答の生成が可能であるが、金額が高いアイコンでは、ライバー側で、言語モデルによる回答の生成が制限される(禁止されるか、又は、カテゴリ、使用回数、提示される候補数、使用できる時間等が限定される)ようにしてもよい。
すなわち、視聴者によって金額が低いアイコンが選択された場合には、ライバーは、その質問に対して言語モデルを使用して回答できるが、視聴者によって金額が高いアイコンが選択された場合には、ライバーは、その質問に対して言語モデルを使用せずに自ら回答しなければならないようにしてもよい。
【0274】
なお、これとは逆に、金額が低いアイコンでは、ライバー側で、言語モデルによる回答の生成が制限される(禁止されるか、又は、カテゴリ、使用回数、提示される候補数、使用できる時間等が限定される)が、金額が高いアイコンでは、ライバー側で、言語モデルによる回答の生成が可能であるようにしてもよい。
すなわち、視聴者によって金額が低いアイコンが選択された場合には、ライバーは、その質問に対して言語モデルを使用することができないため、回答し難いが、視聴者によって金額が高いアイコンが選択された場合には、ライバーは、その質問に対して言語モデルを使用することができるため、回答し易くなるようにしてもよい。
【0275】
視聴者がアイコンICQ3(500円)をタップすると、その金額に応じた質問を生成するための複数のキーワードが生成されて視聴者に提示される(限定ではなく例として、図1-8(3)を参照)。そして、ユーザが何れかのキーワードを選択することで、図2-2(2)に示すように、選択されたキーワードに基づいて、複数の質問が生成され、それらが選択可能に提示される。
【0276】
ここで、視聴者がボタンBTQ2(「嫌いな食べ物は?」)をタップすると、図2-2(3)の画面に移行する。この画面には、ライバーに対して質問を送信したことを示すメッセージMS1(「質問をおくりました」)が表示されている。
【0277】
一方、視聴者から質問が送信されたことにより、ライバー(ユーザA.A)の端末20Aには、図2-3(1)に示すように、視聴者から質問を受信したことを示すメッセージMS2(「質問がとどきました」)が表示されている。
このように、本例では、視聴者からライバーに対する質問が選択された場合に、その質問は、視聴者の端末20B、ライバーの端末20Aの何れにおいても、直ちには表示されないようになっている。従って、不意に行われる質問の表示によってライブ(画像コンテンツの表示)が妨げられることがない。
【0278】
コメント表示領域CRの右下方には、各視聴者からライバーに送信された質問のリストを表示させるためのアイコンICQLが表示されている。
本例では、ライバーが、アイコンICQLをタップすると、図2-3(2)の画面に移行する。そして、表示部24の下部に設けられた領域SR6に、複数の視聴者(ユーザB.B、ユーザD.D、ユーザE.E)から送信されたそれぞれの質問(「嫌いな食べ物は?」、「思い出のアニメ作品は?」、「好きなバスケチームは?」)が、質問者のアイコン画像(ICB、ICD、ICE)及びユーザ名(B.B、D.D、E.E)に関連付けて、さらに受信時刻(何分前に受信したか)を付して表示される。
【0279】
ライバーが、領域SR6に表示されている質問のうち、回答したい質問を選択することにより、その質問が、ライバー(ユーザA.A)の端末20Aに表示される。
本例では、ライバーが、領域SR6の最上位に表示された視聴者であるユーザB.Bの質問(「嫌いな食べ物は?」)をタップしたことにより、図2-3(3)の画面に移行している。
【0280】
図2-3(3)の例では、ライバーの端末20Aの表示部24に、選択された質問「嫌いな食べ物は?」と、その質問を行った視聴者のアイコン画像とを含む質問ユニットQU1が、画像コンテンツに重畳して表示されている。
同様に、視聴者(ユーザB.B、ユーザD.D、ユーザE.E)の端末20(20B、20D、20E)にも、質問ユニットQU1が表示される。
【0281】
また、選択された質問に基づいて、前述したように言語モデルによって回答例(「ピーマン」)が生成されており、ライバーの端末20Aの表示部24には、生成された回答例を含む回答例ユニットAU1が、質問ユニットQU1の下方(対応する位置)に表示されている。
【0282】
本例では、回答例ユニットAU1は、送信ボタンSB1を含んでいる。ライバー(ユーザA.A)が、送信ボタンSB1をタップすることにより、ライバー(ユーザA.A)の端末20A及び各視聴者(ユーザB.B、ユーザD.D、ユーザE.E)の端末20(20B、20D、20E)には、質問者(ユーザB.B)が選択していた質問(「嫌いな食べ物は?」)とともに、回答例(「ピーマン」)に基づく回答(「ピーマンが苦手です」)が表示される。
なお、言語モデルによって回答例に基づく回答が生成されるようにしてもよく、ライバーが、回答例に基づいて回答を入力する(限定ではなく例として、操作によりコメント入力欄CIRに表示された回答例から編集する)ようにしてもよい。
【0283】
図2-4(1)の例では、視聴者(ユーザB.B)の端末20Bに、選択された質問「嫌いな食べ物は?」と、その質問を行った視聴者のアイコン画像とに加えて、言語モデルにより生成された回答例に基づく回答(「ピーマンが苦手です」)を含む更新後の質問ユニットQU1Aが表示されている。この質問ユニットQU1Aは、ライバー(ユーザA.A)の端末20A及び各視聴者(ユーザB.B、ユーザD.D、ユーザE.E)の端末20(20B、20D、20E)に、それぞれ表示される。
【0284】
なお、この例において、言語モデルによって回答例として「ピーマンが苦手です」等の文が推論される場合は、この回答例をライバーに提示した上で、ライバーの入力に基づいて、これをそのままライバーの回答としてもよい。
【0285】
次いで、質問ユニットQU1Aが表示されてから所定時間(限定ではなく例として3秒)が経過すると(または、質問ユニットQU1Aを非表示とする操作や、他の質問を選択する操作が行われると)、図2-4(2)に示すように、質問ユニットQU1Aが非表示となり、質問ユニットQU1Aに含まれていた質問と回答の組み合わせが、質問者とライバーのアイコン画像及びユーザ名に関連付けて、コメント表示領域CRに表示される。
【0286】
本例では、領域RQBにおいて、質問者であるユーザB.Bのアイコン画像及びユーザ名(B.B)に対応して質問が表示され、ライバーであるユーザA.Aのアイコン画像及びユーザ名(A.A)に対応して回答が表示され、領域内が、質問ユニットQU1Aと共通態様(第1態様)で表示されることにより、質問ユニットQU1Aと領域RQBの対応関係が明確化されている。
【0287】
また、ライバー(ユーザA)によって、アイコンICQLがタップされ、ユーザD.Dの質問(図2-3(2)を参照)が選択されたことに基づいて、視聴者(ユーザB.B)の端末20Bには、他の視聴者(ユーザD.D)の質問「思い出のアニメ作品は?」と、その質問を行った視聴者のアイコン画像とを含む質問ユニットQU2が表示されている。この質問ユニットQU2は、ライバー(ユーザA.A)の端末20A及び各視聴者(ユーザB.B、ユーザD.D、ユーザE.E)の端末20(20B、20D、20E)に、それぞれ表示される。
【0288】
次いで、本例では、質問ユニットQU2に含まれる質問に対して、ライバー(ユーザA.A)が、言語モデルを使用せずに、コメント入力欄CIRへの回答の入力を直接行っている。これにより、図2-4(3)に示すように、コメント表示領域CRには、視聴者(ユーザD.D)のアイコン画像ICD及びユーザ名(D.D)に関連付けて、その視聴者からの質問(「思い出のアニメ作品は?」)が、質問ユニットQU2と共通態様(第2態様)で表示される。そして、質問に対してライバー(ユーザA.A)が入力した回答が、その質問の直後のコメントとして、ライバーのアイコン画像ICA及びユーザ名(A.A)に関連付けて表示される。
【0289】
このように、ライバーは、言語モデルを使用して回答を作成することも可能であり、コメント入力欄CIRへの入力により回答を作成することも可能である。
そして、質問ユニットと、コメント表示領域CRにおける、その質問ユニットに対応する質問(又は質問及び回答)とが、共通の態様で表示されることにより、複数の質問(又は質問及び回答)が表示される場合における対応関係を明確にすることができる。
【0290】
ここで、設定された金額に応じて異なる態様で質問(又は質問及び回答)が表示されるようにしてもよい。限定ではなく例として、図2-2(1)の領域SR4において、100円のアイコンICQ1が選択されたことに基づいて生成される質問(又は質問及び回答)に関しては、質問ユニット及びコメントが第1態様で表示されるが、500円のアイコンICQ3が選択されたことに基づいて生成される質問(又は質問及び回答)に関しては、質問ユニット及びコメントが第2態様で表示されるようにしてもよい。
【0291】
なお、上記の例では、質問が言語モデルによって生成された質問であることに基づき、言語モデルによって生成されたことを識別することができる情報(限定ではなく例として、AI Qと表記されたアイコン)が質問に付加されるようになっている。それに対し、言語モデルによって生成された回答については、その回答が言語モデルによって生成されたことを識別することができる情報は付加されていない。
なお、これに限定されず、言語モデルによって生成された回答についても、その回答が言語モデルによって生成されたことを識別することができる情報(限定ではなく例として、AI Qと表記されたアイコン)が回答に付加されるようにしてもよい。
【0292】
<処理>
図2-5は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は、図1-10と同様である。
B110のステップの後、端末20Bの制御部21は、サーバ10との間で質問投稿処理を行う(B220)。サーバ10の制御部11は、S110のステップの後、質問投稿処理を行う(S220)。
【0293】
図2-6は、質問投稿処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側に視聴者である端末20Bの制御部21が実行する処理を示し、右側にサーバ10の制御部11が実行する処理を示している。
【0294】
B1210~B1260のステップ、S1210~S1260のステップについては、図1-11と同様である。
S1260のステップの後、サーバ10の制御部11は、質問情報蓄積処理を行う(S2270)。具体的には、B1260のステップで端末20Bから送信された質問情報に基づく情報(質問ID、質問者アプリケーションID、質問時刻、ギフトクラス、質問内容)を、対応するライブ管理データの質問管理データに、新たなデータレコードとして追加して記憶する。
【0295】
ここでは視聴者として端末20Bのみを示しているが、他の視聴者の端末20についても同様の処理が行われることによって、質問をした各々の視聴者について、その質問情報に基づくデータが、対応するライブ管理データの質問管理データに、新たなデータレコードとして蓄積されていく。
なお、同じ視聴者が複数回質問することも当然に可能としてもよい。
【0296】
なお、S2270のステップにおいて、またその後に、サーバ10の制御部11が、質問者から質問があったことを、ライバーであるユーザA.Aの端末20Aに通知するようにしてもよい。
【0297】
図2-5に戻り、B220のステップの後、端末20Bの制御部21は、B130に処理を移す。そして、ライブ配信終了情報を受信しなかったと判定したならば(B130:NO)、B220に処理を戻す。
【0298】
S220のステップの後、サーバ10の制御部11は、端末20Aとの間で質問回答処理を行う(S230)。端末20Aの制御部21は、A115のステップの後、質問回答処理を行う(A230)。
【0299】
図2-7は、質問回答処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側にライバーである端末20Aの制御部21が実行する処理を示し、右側にサーバ10の制御部11が実行する処理を示している。
【0300】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、対応するライブ管理データの質問管理データを参照し、消去せずに残存している質問(質問ID)が存在するか否かを判定する(S2310)。
【0301】
残存していると判定したならば(S2310:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、質問管理データのうち、その未送信の質問に対応するデータレコードを含む投稿質問一覧情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S2320)。
【0302】
通信I/F22によってサーバ10から投稿質問一覧情報を受信すると(A2310:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した投稿質問一覧情報に基づき投稿質問一覧を表示部24に表示させる(A2320)。限定ではなく例として、少なくとも質問者と質問内容とをライバーが認識可能な態様で投稿質問一覧を表示部24に表示させる。
【0303】
次いで、端末20Aの制御部21は、入出力部23に対するユーザ入力に基づいて、投稿質問一覧の中から回答する質問が指定(選択)されたか否かを判定する(A2330)。
指定されたと判定したならば(A2330:YES)、端末20Aの制御部21は、その質問に対応する質問IDを含む回答質問指定情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A2340)。
また、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、指定された質問の質問IDと回答内容とを少なくとも含む質問回答情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A2350)。
そして、端末20Aの制御部21は、A2360の終了判定に処理を移す。
【0304】
S2320のステップの後、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によってサーバ10から回答質問指定情報を受信したか否かを判定する(S2320)。
【0305】
受信したと判定した場合(S2320:YES)、サーバ10は、引き続き通信I/F14によって端末20Aから送信される質問回答情報を受信する。そして、サーバ10の制御部11は、質問回答情報中継処理を行う(S2340)。具体的には、受信した質問回答情報に含まれる質問に対する回答内容を、端末20Bに中継する処理を行う。
なお、他の視聴者の端末20にも、回答内容は同様に中継されるようにすることができる。
【0306】
次いで、サーバ10の制御部11は、質問情報消去処理を行う(S2350)。具体的には、限定ではなく例として、A2350のステップで端末20Aから送信されて受信した質問回答情報に含まれる質問IDに対応するデータレコードを、質問管理データから消去(削除)する。つまり、回答済みの質問のデータレコードを、質問管理データから消去する。
そして、サーバ10の制御部11は、A2360の終了判定に処理を移す。
【0307】
図2-5に戻り、A230のステップの後、端末20Aの制御部21は、A130に処理を移す。そして、ライブ配信を終了しないと判定したならば(A130:NO)、A230に処理を戻す。
【0308】
S230のステップの後、サーバ10の制御部11は、S130に処理を移す。そして、ライブ配信終了要求情報を受信しなかったと判定したならば(S130:NO)、S220に処理を戻す。
【0309】
なお、上記の処理では、サーバ10から投稿質問一覧情報がライバーの端末20に送信され、ライバーの端末20で投稿質問一覧が表示されて、ライバーが質問を指定(選択)するようにしたが、これに限定されない。
【0310】
質問者から質問が投稿されるごとに、サーバ10が、その質問に対する回答要求情報をライバーの端末20に送信するようにしてもよい。
この場合、ライバーの端末20は、限定ではなく例として、投稿質問一覧データを記憶部28に記憶するようにし、回答要求情報をサーバ10から受信するごとに、その回答要求情報に含まれる質問を、投稿質問一覧データに追加していくようにすることができる。そして、ライバーの端末20は、記憶部28に記憶された投稿質問一覧データに基づいて投稿質問一覧を表示部24に表示して、ライバーに質問を指定(選択)させるようにすることができる。
【0311】
<第2実施例の効果>
本実施例は、サーバ10の通信I/F14は、投稿質問一覧情報をライバーの端末20に送信し、この投稿質問一覧情報に基づき回答質問指定情報(限定ではなく、第2ユーザによって選択された第4質問に関する情報の一例)を受信し、受信した回答質問指定情報によって指定される質問(限定ではなく、第4質問の一例)を、視聴者の端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1ユーザによって選択された質問の一覧をまず第2ユーザに閲覧させ、その中から第2ユーザによって選択された質問のみを、第1端末に送信して第1ユーザに閲覧させるといったことが可能となる。
【0312】
また、本実施例は、サーバ10の通信I/F14は、回答要求情報をライバーの端末20に複数回送信し、複数回送信した回答要求情報に基づき回答質問指定情報(限定ではなく、第2ユーザによって選択された第4質問に関する情報の一例)を受信し、受信した回答質問指定情報によって指定される質問(限定ではなく、第4質問の一例)を、視聴者の端末20に送信する構成を示している。
この場合も、上記と同様に、第1ユーザによって選択された質問の一覧をまず第2ユーザに閲覧させ、その中から第2ユーザによって選択された質問のみを、第1端末に送信して第1ユーザに閲覧させるといったことが可能となる。
【0313】
<第3実施例>
第3実施例は、限定ではなく例として、ライバーが、自身で指定(選択)した質問に対して、矛盾する回答をしないようにすること(回答の矛盾の回避)に関する実施例である。
【0314】
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0315】
<データ構成>
図3-1は、本実施例におけるライブ管理データベース155の一例であるライブ管理データベース155Cのデータ構成例を示す図である。
各々のライブ管理データのデータ構成は、図2-1のライブ管理データベース155Bとほぼ同様であるが、質問管理データの構成が一部異なる。具体的には、質問管理データには、質問IDと、質問者アプリケーションIDと、質問時刻と、ギフトクラスと、質問内容との他、限定ではなく例として、その質問内容の質問に対する回答内容が記憶される。
【0316】
本実施例では、第2実施例とは異なり、サーバ10がライバーの端末20から質問回答情報を受信しても、その質問に対応するデータレコードを消去しないようにすることができる。
具体的には、限定ではなく例として、質問管理データにおいて、サーバ10が受信した質問回答情報によって特定される質問に対応する質問IDには、その質問回答情報に含まれる回答内容が関連付けて記憶される。
また、質問回答情報を受信していない質問(未回答の質問)に対応する質問IDには、限定ではなく例として、「N/A(該当なし(Not Applicable))」が関連付けて記憶される。
【0317】
図3-2は、ライバー(ユーザA.A)の端末20Aに表示される質問及び回答に関する他の表示例を示す図である。
図3-2(1)に示すように、端末20Aの表示部24の上部領域には、複数の視聴者から送信された質問のうちの何れかの質問(本例では「嫌いな食べ物は?」)を含む質問ユニットQU1が表示され、質問ユニットQU1の下方には、その質問ユニットQU1に含まれる質問に対する回答例(本例では「ピーマン」)を含む回答例ユニットAU1が表示されている。
【0318】
質問ユニットQU1の質問は、限定ではなく例として、ライバーがアイコンICQLをタップすることにより表示される質問のリスト(図2-3(2)を参照)に含まれる何れかの質問である。図3-2(1)の画面において、ライバーが、質問ユニットQU1をスワイプ操作によって非表示とすることにより、対応する回答例ユニットAU1も、自動的にスワイプ操作と同じ方向に移動して非表示となる。
【0319】
図3-2(2)に示すように、コメント領域CRには、非表示となった質問ユニットQU1に含まれていた質問(「嫌いな食べ物は?」)が、質問を行った視聴者(ユーザB.B)のコメントとして表示され、非表示となった回答例ユニットAU1に含まれていた回答例に基づく回答(「ピーマンです!」)が、ライバー(ユーザA.A)のコメントとして表示される。
【0320】
また、質問のリストから、優先度(又は回答された質問との関連性)に基づいて異なる質問が選択され、その質問(本例では「好きな食べ物は?」)を含む新たな質問ユニットQU4が表示されるとともに、その質問に基づいて言語モデルによって生成された回答例(本例では「トマト」)を含む新たな回答例ユニットAU4が表示される。
【0321】
ここで、本例のように、ライバーに対して第1質問と第2質問とを含む複数の質問が行われており、既に回答が終了した第1質問と、回答例を生成する第2質問との関連性が高い場合(限定ではなく例として、同じカテゴリで同じワードを含む質問である場合)等には、言語モデルにより、第1質問に対する回答と、第2質問に対する回答例とが矛盾しないように、第2質問に対する回答例が生成される。
【0322】
限定ではなく例として、言語モデルは、第1質問と、第2質問とが類似する意味を有している場合には、第2質問に対する回答例を、第1質問に対する回答に基づいて、第1質問に対する回答に類似する意味を持つ回答例を生成する。また、本例のように、第1質問と、第2質問とが相反する意味を有している場合には、第2質問に対する回答例を、第1質問に対する回答に基づいて、第1質問に対する回答とは異なる意味を持つ回答例を生成する。
【0323】
これにより、言語モデルを使用して回答を行うライバーが、複数の質問に対して矛盾した回答をしてしまうことを防止できる。
また、本例では、質問ユニットQU4に、既に回答された質問であって、質問ユニットQU4に含まれる質問(「好きな食べ物は?」)と関連性の高い質問(「嫌いな食べ物」)と、それに対する回答(「ピーマン」)とが、注意喚起として表示されることにより、ライバーに対して、過去の回答と矛盾がない回答を行うように促している。
【0324】
ここで、第1変形例(8)とも関連し得るが、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11、ライバーが既に回答した質問(以下、「回答済み質問」と称する。)を記憶部15に蓄積する。そして、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11が、回答済み質問と、回答例を生成する質問との類似度を判定し(類似度判定)、類似度が設定された基準以上である(類似性が高い)と判定した質問については、回答例を生成しないようにしてもよい。つまり、1つの手法として、類似性(関連性)が高いと判定された質問については回答例を生成しないようにすることによって、回答の矛盾を回避する。
なお、質問の類似性は、質問の関連性と捉えてもよい。
【0325】
ここで、類似度判定は、前述したように、限定ではなく例として、蓄積された文に対する言語モデルのエンコード結果における類似度(限定ではなく例として、ノルムやコサイン類似度)を用いるなどの方法で実現することが可能である。1つの手法としては、限定ではなく例として、前述した「BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)」等の言語モデルの埋め込み表現(=エンコード結果)を用いるなどの方法によって実現することが可能である。
【0326】
このようにすることで、ライバーが回答済みの質問と関連したり類似する質問については回答例が生成されないようにすることができる。その結果、ライバーが質問に対して矛盾する回答をしてしまうことを防止できる。
【0327】
<第3実施例の効果>
本実施例は、ライバー(限定ではなく、第2ユーザの一例)の端末20(限定ではなく、第2端末の一例)が、質問者からの質問に対してライバーが矛盾した回答をしないようにすることに関する処理を行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、多くの質問が第2ユーザに対してなされたような場合であっても、第2ユーザが各々の質問に対して適切に回答できるようにすることができる。
【0328】
<その他>
(1)アプリケーション(サービス)
上記の実施例および各変形例では、本発明をライブ配信アプリケーションに適用する場合を例示したが、これに限定されない。
【0329】
限定ではなく例として、本発明をマッチングアプリケーション(マッチングサービス)に適用し、一のユーザ(第1ユーザ)が、他のユーザ(第2ユーザ)に対して質問をすることができるようにしてもよい。
【0330】
また、限定ではなく例として、動画配信アプリケーション(動画配信サービス)によって配信者がライブ配信を行う場合に、視聴者が配信者に対して、限定ではなく例としてお布施という形で課金(支払い)するシステムがある。このようなシステムにおいて、限定ではなく例として、設定金額以上(または設定金額超)のお布施を行った視聴者には、配信者に対して質問をする権利を付与し、上記の実施例および各変形例で説明した手法を同様の手法によって、視聴者が配信者に対して質問をすることを可能とすることができる。
【0331】
なんらかのコンテンツが配信者によって配信され、配信されたコンテンツをユーザが視聴することのできるシステムを対象として、本発明の手法を適用してもよい。
【0332】
(2)質問生成方法
上記の実施例および各変形例では、主として言語モデルによって質問(質問候補)を生成する処理を例示したが、これに限定されない。
一般的に言語モデルの範疇に含まれない文生成手法(文生成モデル)(限定ではなく例として、ランダムに質問文を返す手法等)によって、サーバ10や端末20が質問(質問候補)を生成するようにしてもよい。文生成手法として任意の手法を適用可能である。
キーワードや回答例等の生成についても同様としてもよい。
【0333】
(3)処理主体
上記の実施例や変形例において、質問者の端末20の制御部21が、上記の実施例等で説明した手法と同様の手法によって、質問候補を生成するようにしてもよい。
キーワードや回答例等の生成についても同様としてもよい。
【0334】
また、ライバーが言語モデルによって質問に対する回答をする場合(限定ではなく例として、回答例を用いて言語モデルによって回答を生成する場合)、ライバーの端末20が、上記の実施例等で説明した手法と同様の手法によって、質問に対する回答を生成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0335】
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
図1-7】
図1-8】
図1-9】
図1-10】
図1-11】
図1-12】
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図2-4】
図2-5】
図2-6】
図2-7】
図3-1】
図3-2】
【手続補正書】
【提出日】2023-10-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記第3情報は、前記第1質問情報に基づき前記第1ユーザによって選択された第1質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第1質問を含む
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記制御部は、言語モデルによって1以上の質問を生成する。
【請求項3】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第1情報は、前記第1ユーザによる前記第1端末に対する入力に基づく情報を含み、
前記制御部は、前記入力に基づく情報と、前記第2情報とに基づき、1以上の質問を生成する。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバであって、
前記入力に基づく情報は、前記第1ユーザによって前記第1端末に入力された語を含む。
【請求項5】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記第1情報は、前記第1ユーザによる前記第1端末に対する入力に基づく情報を含み、
前記制御部は、前記入力に基づく情報と、前記第2情報とに基づき、1以上の質問を生成し、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記通信部は、前記1以上の質問の生成に供する1以上の語を前記第1端末に送信し、前記入力に基づく情報は、前記第1ユーザによって前記1以上の語から選択された語を含む。
【請求項6】
請求項5に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報に基づき前記1以上の語を生成する。
【請求項7】
請求項に記載のサーバであって、
前記第2質問情報は、前記第1質問に基づく第2質問を含む。
【請求項8】
請求項に記載のサーバであって、
前記第3情報は、前記第1ユーザによって前記第1質問から修正された第3質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第3質問を含む。
【請求項9】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記制御部は、前記第2質問情報に含まれる質問に対する回答例を生成し、前記通信部は、前記回答例を前記第2端末に送信する。
【請求項10】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記通信部は、前記1以上の質問のうち設定された条件を満たす質問からなる第4質問情報を前記第1端末に送信する。
【請求項11】
請求項10に記載のサーバであって、
前記通信部は、前記1以上の質問のうち前記条件を満たさない質問からなる第5質問情報を、前記第4質問情報と区別可能に前記第1端末に送信する。
【請求項12】
請求項10に記載のサーバであって、
前記条件は、質問に倫理的な問題がないことを含む。
【請求項13】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記通信部は、前記第1質問情報を前記第1端末に送信した後、前記第1端末から送信された質問の生成に関する第5情報を受信し、
前記制御部は、前記第5情報を受信したことに基づいて、前記第2情報に基づき1以上の質問を生成し、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第6質問情報を、少なくとも前記第1端末に送信する。
【請求項14】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記通信部は、前記第2質問情報を前記第2端末に複数回送信し、複数回送信された前記第2質問情報に基づき前記第2ユーザによって選択された第4質問に関する情報を受信し、前記第4質問を、少なくとも前記第1端末に送信する。
【請求項15】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第2ユーザは、コンテンツを配信するユーザであり、
前記第1ユーザは、前記コンテンツを視聴するユーザである。
【請求項16】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記第2ユーザは、コンテンツを配信するユーザであり、
前記第1ユーザは、前記コンテンツを視聴するユーザであり、
前記通信部は、前記第2端末から前記コンテンツの配信に関する情報を受信し、前記配信に関する情報に基づくコンテンツ情報と、前記第2質問情報とを、前記第1端末と前記第2端末とに送信する。
【請求項17】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を受信する通信部と、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を生成する制御部とを備え、
前記通信部は、前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記第1端末に送信し、前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を受信し、前記第3情報に基づく第2質問情報を、少なくとも前記第2端末に送信し、
前記第2ユーザは、コンテンツを配信するユーザであり、
前記第1ユーザは、前記コンテンツを視聴するユーザであり、
前記第2情報は、前記コンテンツの配信内容に基づく情報を含む。
【請求項18】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を前記サーバの通信部によって受信することと、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を前記サーバの制御部によって生成することと、
前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することと、
前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって受信することと、
前記第3情報に基づく第2質問情報を前記通信部によって少なくとも前記第2端末に送信することとが前記サーバによって実行され
前記第3情報は、前記第1質問情報に基づき前記第1ユーザによって選択された第1質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第1質問を含む
【請求項19】
第1ユーザの第1端末、および、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザの第2端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記第1端末から送信された質問の生成に関する第1情報を前記サーバの通信部によって受信することと、
前記第1情報を受信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき1以上の質問を前記サーバの制御部によって生成することと、
前記1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって前記第1端末に送信することと、
前記第1質問情報の送信に基づき前記第1端末から送信された前記第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって受信することと、
前記第3情報に基づく第2質問情報を前記通信部によって少なくとも前記第2端末に送信することとを含み、
前記第3情報は、前記第1質問情報に基づき前記第1ユーザによって選択された第1質問を含み、
前記第2質問情報は、前記第1質問を含む。
【請求項20】
サーバと通信する第1ユーザの第1端末によって実行されるプログラムであって、
前記第1ユーザとは異なる第2ユーザへの質問の生成に関する第1情報を前記第1端末の通信部によって前記サーバに送信することと、
前記第1情報を送信したことに基づいて、前記第2ユーザに関する第2情報に基づき前記サーバによって生成された1以上の質問からなる第1質問情報を前記通信部によって受信することと、
前記1以上の質問を前記第1端末の表示部に表示することと、
前記1以上の質問が表示された前記第1端末に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、第1質問情報に関する第3情報を前記通信部によって前記サーバに送信することとが前記第1端末によって実行され
前記第3情報は、前記第1質問情報に基づき前記第1ユーザによって選択された第1質問を含み、前記第2ユーザの第2端末に送信する第2質問情報を生成するために使用され、
前記第2質問情報は、前記第1質問を含む