(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023167882
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20231116BHJP
G06Q 30/0645 20230101ALI20231116BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231116BHJP
G16H 40/00 20180101ALI20231116BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
G06Q30/06 350
G06Q50/10
G16H40/00
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022079411
(22)【出願日】2022-05-13
(71)【出願人】
【識別番号】521224239
【氏名又は名称】HITOTSU株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【弁理士】
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(74)【代理人】
【識別番号】100212510
【弁理士】
【氏名又は名称】笠原 翔
(72)【発明者】
【氏名】田村 光希
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB22
5L049CC11
5L049CC15
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】医療機関とメーカーや代理店との間の医療機器に関する支援をすることが可能な技術を提供すること。
【解決手段】サーバ1のCPU11においては、動作する際に、受信制御部111と、画面生成部112と、医療機器調達実行部113と、医療機器修理手配実行部114と、レンタル注文実行部115と、パーツ購入実行部116と、医療機器売却実行部117と、データ連携実行部118と、コンサルティング実行部119と、送信制御部120とが機能する。サーバ1は、CPU11と、記憶部18と、通信部19等とを備える。サーバ1には、通信部19によって医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5が夫々接続される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステークホルダーとなる医療機関の医療機関端末と、前記ステークホルダーとなるメーカーのメーカー端末及び前記ステークホルダーとなる代理店の代理店端末のうち少なくとも一方の端末とを、夫々、通信可能に接続する通信手段と、
前記医療機関で調達しようとする医療機器に対する前記医療機関端末からの問い合わせ又は調達要求に基づき、前記問い合わせの回答又は前記医療機器の調達を実行する医療機器調達実行手段と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記医療機関にある修理対象医療機器に対する前記医療機関端末からの修理要求に基づき、前記修理対象医療機器の修理の手配を実行する医療機器修理手配実行手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記医療機関でレンタルしようとするレンタル医療機器に対する前記医療機関端末からのレンタル要求に基づき、前記レンタル医療機器のレンタル注文を実行するレンタル注文実行手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記医療機関にあるパーツ交換対象医療機器に対する前記医療機関端末からのパーツ購入要求に基づき、前記パーツ交換対象医療機器のパーツ購入を実行するパーツ購入実行手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記医療機関にある売却対象医療機器に対する前記医療機関端末からの売却要求に基づき、前記売却対象医療機器の売却を実行する医療機器売却実行手段を更に備え、
前記通信手段は、前記ステークホルダーとなる二次流通業者の二次流通業者端末に対しても通信可能に接続する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通信手段により通信可能な複数の前記医療機関のうち一の医療機関における前記医療機関端末からの連携要求に基づき、前記一の医療機関とは別の医療機関とのデータ連携を実行するデータ連携実行手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記医療機関端末からの問題解決要求に基づき、前記医療機関へのコンサルティングを実行するコンサルティング実行手段を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
ステークホルダーとなる医療機関の医療機関端末と、前記ステークホルダーとなるメーカーのメーカー端末及び前記ステークホルダーとなる代理店の代理店端末のうち少なくとも一方の端末とが、夫々、通信可能に接続される情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記医療機関で調達しようとする医療機器に対する前記医療機関端末からの問い合わせ又は調達要求に基づき、前記問い合わせの回答又は前記医療機器の調達を実行する医療機器調達実行ステップを含む処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
医療機関に情報を提供する情報処理装置としては、下記特許文献1が知られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の従来技術にあっては、医薬情報担当者の情報を医療機関に提供することができる。しかしながら、医療機関が、例えば、医療機器の購入を検討しようとする場合に、医療機関とメーカーや代理店との間で医療機器に関する情報の入手や、医療機器の納品に至るまでの支援をすることはできなかった。
【0005】
本発明は、医療機関とメーカーや代理店との間の医療機器に関する支援をすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、ステークホルダーとなる医療機関の医療機関端末と、前記ステークホルダーとなるメーカーのメーカー端末及び前記ステークホルダーとなる代理店の代理店端末のうち少なくとも一方の端末とを、夫々、通信可能に接続する通信手段と、前記医療機関で調達しようとする医療機器に対する前記医療機関端末からの問い合わせ又は調達要求に基づき、前記問い合わせの回答又は前記医療機器の調達を実行する医療機器調達実行手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、医療機関とメーカーや代理店との間の医療機器に関する支援をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより提供される本サービスの概要例を示す図である。
【
図2】
図1の本サービスについて具体的な一例を示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る情報処理システムに関するシステム構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】サーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【
図6】
図5の機能ブロック図のうち、(a)は医療機器調達実行部の機能的構成の一例を示す図、(b)は医療機器修理手配実行部の機能的構成の一例を示す図、(c)はレンタル注文実行部の機能的構成の一例を示す図である。
【
図7】
図5の機能ブロック図のうち、(a)はパーツ購入実行部の機能的構成の一例を示す図、(b)は医療機器売却実行部の機能的構成の一例を示す図、(c)はデータ連携実行部の機能的構成の一例を示す図である。
【
図8】医療機器の購入選定・納品に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図9】
図8に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図10】修理(メーカー窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図11】修理(代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図13】
図10に関しメーカー側で表示される画面(a)~(c)及び医療機関側で表示される画面(d)の一例を示す図である。
【
図14】レンタル(メーカー窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図15】レンタル(代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図17】
図14に関しメーカー側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図18】
図14及び
図15に関し医療機関側で表示される画面(発注から返却日登録まで)の一例を示す図である。
【
図19】パーツ注文((a)メーカー窓口、(b)代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図20】
図19に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図21】医療機器売却に関するワークフローの一例を示す図である。
【
図22】
図21に関し管理者側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図23】
図21に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図24】データ連携に関する(a)ワークフローの一例及び(b)医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
【
図25】医療機器管理コンサルティングに関するワークフローの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本サービスの概要について>
本発明の一実施形態に係る情報処理システム100の適用対象となるサービス(以降「本サービス」と呼ぶ)の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム100により提供される本サービスの概要例を示す図である。
【0010】
本サービスは、例えば、メーカーから提供された医療機器の情報を検索及び閲覧することができるようにすることで、医療機関における医療機器の選定S1から納品S2までを支援する。医療機器の選定S1にあたっては、例えば、メーカーや代理店の営業担当者と医療機関側のユーザー(例えば、臨床工学技士や看護師等)との間でのチャットでのやり取りを可能にする。営業担当者とのチャットでのやり取りは、製品詳細の確認やデモ依頼、スケジュール調整等を可能にするような支援をする。医療機関で医療機器の購入を意思決定した後は、本サービスを通じてオンラインでの注文を可能にするような支援をする。注文後、医療機器の納品S2にあたっては、例えば、メーカーや代理店の営業担当者とのチャットでのやり取りを可能にするように支援をする。営業担当者とのチャットでのやり取りは、進捗確認等を可能にするように支援をする。
本サービスでは、医療機器の選定S1から納品S2までの支援の他に、医療機器に関する管理S3や売却S4までも支援をする。更には、売却S4の後に医療機器の選定S1に戻るような一連の循環する内容でも支援をする。
以上のような、医療機器の選定S1から納品S2までの支援や、管理S3及び売却S4等の支援を含む、医療機器に関わる対応への支援を実現する本サービスについて、
図2を参照しながら具体的な一例を以下に説明する。
【0011】
図2は、
図1の本サービスについて具体的な一例を示す図である。
本サービスは、サーバ1(情報処理装置)により提供される。サーバ1は、管理者K(
図3参照)により管理される。本サービスの提供先としては、本サービスのステークホルダーとなる医療機関である。サーバ1は、医療機関の医療機関端末2に接続される。また、本サービスの提供先としては、本サービスのステークホルダーとなるメーカーである。サーバ1は、メーカーのメーカー端末3に対しても接続される。また、本サービスの提供先としては、本サービスのステークホルダーとなる代理店である。サーバ1は、代理店の代理店端末4に対しても接続される。また、本サービスの提供先としては、本サービスのステークホルダーとなる二次流通業者である。サーバ1は、二次流通業者の二次流通業者端末5に対しても接続される。
【0012】
サーバ1は、前述の各種端末に接続されて、コミュニケーションをとるような状態(
図2中の矢印参照)に本サービスを提供する。
本サービスとしては、例えば、医療機器調達サービスSV1、医療機器修理サービスSV2、医療機器レンタルサービスSV3、医療機器パーツ購入サービスSV4、医療機器売却サービスSV5、その他サービスSV6等が挙げられる。
【0013】
医療機器調達サービスSV1は、医療機器の調達の実行を支援するサービスである。また、医療機器修理サービスSV2は、医療機器の修理手配の実行を支援するサービスである。また、医療機器レンタルサービスSV3は、医療機器のレンタル注文の実行を支援するサービスである。また、医療機器パーツ購入サービスSV4は、医療機器のパーツ購入の実行を支援するサービスである。また、医療機器売却サービスSV5は、医療機器の売却の実行を支援するサービスである。また、その他サービスSV6は、例えば、医療機関同士のデータ連携の実行を支援したり、コンサルティングの実行を支援したりするサービスである。
【0014】
なお、
図2中のデータ記号(略平行四辺形の記号(図形))の内容としては、医療機器に関する各種情報、より具体的には製品名やパーツ名、シリアル番号、台数等が該当するものとしてここでは挙げられる(一例である)。また、書類記号(図形)の内容としては、見積書や納品書、説明書等が該当するものとしてここでは挙げられる(一例である)。
前述の「調達」とは、一般的に、仕様調査・見積・購入の他、様々な付随行為が一連として含まれるが、本明細書では、前述の仕様調査に含まれる行為(例えば、製品情報の検索する行為や、その検索結果を閲覧する行為)を「問い合わせ」と呼ぶこともあるものとする。
【0015】
本実施形態において、医療機関端末2は、前述の管理者Kが管理する機器管理データベースDB1、ユーザーデータベースDB2、製品マスターDB3等を利用するものとする(一例である)。
【0016】
以上、
図1及び
図2を参照しながら説明してきたように、本サービスは、医療機関とメーカーや代理店との間の医療機器に関する支援をすることができる。即ち、医療機器の調達の実行や、医療機器の修理手配の実行、医療機器のレンタル注文の実行、医療機器のパーツ購入の実行、医療機器の売却の実行等を支援することができる。
詳細は後述するが、例えば、医療機器の調達の実行に関しては、医療機器情報の取得を支援したり、ステークホルダーとのコミュニケーション実行を支援したり、医療機関での煩雑な事務管理の手間をなくす支援をしたりすることができる。
【0017】
<情報処理システム100に関するシステム構成について>
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムに関するシステム構成の一例を示すブロック図である。
情報処理システム100は、サーバ1(情報処理装置)と、医療機関端末2と、メーカー端末3と、代理店端末4と、二次流通業者端末5と、これらを接続するインターネット等の所定のネットワークNとを備えて構成される。
医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5は、ここでは一又は複数あるものとする。サーバ1は、例えば、負荷が重すぎる場合、複数あってもよいものとする。
【0018】
サーバ1は、管理者Kにより管理され、管理者K自身や、管理者Kが属する組織のユーザーが使用する端末である(ここでは管理者Kが使用するものとする)。医療機関端末2は、医療機関に属する臨床工学士や看護師等のユーザーU1が使用する端末である。メーカー端末3は、例えば、メーカーの営業担当者U2が使用する端末である。代理店端末4は、例えば、代理店の営業担当者U3が使用する端末である。二次流通業者端末5は、例えば、二次流通業者の営業担当者U4が使用する端末である。
医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、スマートフォン等の端末であるものとする。
なお、本実施形態では、
図2に示すような、医療機関端末2が利用する機器管理データベースDB1、ユーザーデータベースDB2、及び製品マスターDB3も構成に含まれるものとする。
医療機関端末2は、ここでは医療機関で使用される医療機器を管理する医療機器管理システムでもある(一例である)。
【0019】
<サーバ1のハードウェア構成について>
図4は、サーバ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0020】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16(表示部)と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備える。
【0021】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0022】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14によって相互に接続される。このバス14には、入出力インターフェース15が接続される。
入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続される。
【0023】
出力部16は、例えば、ディスプレイにより構成され、各種画像を表示する。入力部17は、各種ハードウェア等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、所定のネットワークNによって医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5との間で行う通信を制御する。
【0024】
ドライブ20は、必要に応じて設けられる。ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。
ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0025】
以上のようなサーバ1に関し、前述の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、後述する各種処理が実現されるようになる。
また、医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5に関しても、これらの各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、後述する各種処理が実現されるようになる。
【0026】
<各端末のハードウェア構成について>
前述の医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5のハードウェア構成は、ここでは特に図示しないが、前述のサーバ1のハードウェア構成と基本的に同様である。即ち、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部(表示部)と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブとを備えて構成される。
【0027】
<サーバ1の機能的構成について>
図5は、サーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
サーバ1は、CPU11と、記憶部18と、通信部19(通信手段)等とを備える。サーバ1には、通信部19によって医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5が夫々接続されて、これらは通信可能になっている。
【0028】
CPU11は、受信制御部111(受信制御手段)と、画面生成部112(画面生成手段)と、医療機器調達実行部113(医療機器調達実行手段)と、医療機器修理手配実行部114(医療機器修理手配実行手段)と、レンタル注文実行部115(レンタル注文実行手段)と、パーツ購入実行部116(パーツ購入実行手段)と、医療機器売却実行部117(医療機器売却実行手段)と、データ連携実行部118(データ連携実行手段)と、コンサルティング実行部119(コンサルティング実行手段)と、送信制御部120(送信制御手段)とを有する。
別な言い方をすれば、サーバ1のCPU11においては、動作する際に、受信制御部111と、画面生成部112と、医療機器調達実行部113と、医療機器修理手配実行部114と、レンタル注文実行部115と、パーツ購入実行部116と、医療機器売却実行部117と、データ連携実行部118と、コンサルティング実行部119と、送信制御部120とが機能する。
サーバ1の記憶部18においては、この一領域に、画面記憶部181と、調達情報記憶部182と、修理情報記憶部183と、レンタル情報記憶部184と、パーツ情報記憶部185と、売却情報記憶部186と、連携情報記憶部187と、コンサル情報記憶部188とが確保される。
【0029】
<受信制御部111及び画面生成部112について>
サーバ1のCPU11における受信制御部111は、医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5から各種情報(問い合わせ情報や見積情報、要求に係る情報等)が送信される都度、当該情報が通信部19によって受信されるように制御する。受信された各種情報は、必要に応じて記憶部18に記憶されるように受信制御部111が制御する。
画面生成部112は、サーバ1の出力部16(表示部)、医療機関端末2の表示部、メーカー端末3の表示部、代理店端末4の表示部、及び二次流通業者端末5の表示部に表示される(出力される)各種画面の生成を制御する。生成された各種画面の情報は、画面記憶部181に記憶される。前述の各種画面としては、例えば、医療機器の購入に関する画面、修理に関する画面、レンタルに関する画面、パーツ注文(パーツ購入)に関する画面、売却提案に関する画面、転院に関する画面等が挙げられる。
【0030】
<医療機器調達実行部113~データ連携実行部118について>
図5の医療機器調達実行部113~データ連携実行部118について、
図6又は
図7も参照しながら説明する。
図6(a)は医療機器調達実行部113の機能的構成の一例を示す図、
図6(b)は医療機器修理手配実行部114の機能的構成の一例を示す図、
図6(c)はレンタル注文実行部115の機能的構成の一例を示す図である。また、
図7(a)はパーツ購入実行部116の機能的構成の一例を示す図、
図7(b)は医療機器売却実行部117の機能的構成の一例を示す図、
図7(c)はデータ連携実行部118の機能的構成の一例を示す図である。
【0031】
[医療機器調達実行部113について]
図5及び
図6(a)において、医療機器調達実行部113は、医療機器調達サービスSV1(
図2参照)を提供するための制御を実行する。医療機器調達実行部113では、製品情報閲覧部113aと、問い合わせ窓口部113bと、スケジュール調整部113cと、書類作成部113dとが機能する。医療機器調達実行部113は、医療機関で調達しようとする医療機器に対する医療機関端末2からの問い合わせや調達要求に基づき、問い合わせの回答、医療機器の調達を実行するように制御する。
製品情報閲覧部113aは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器に関する製品情報の検索要求や閲覧要求が受信制御部111で受信されると、前述の製品情報の検索、及びその検索結果に対する閲覧をすることができるように制御する。この時、医療機器製品マスター182a(
図8参照)から必要な情報が取得される。医療機器製品マスター182aには、例えば、メーカーが提供し受信された製品情報が予め記憶される。
問い合わせ窓口部113bは、医療機関がメーカーや代理店に問い合わせをする際の窓口処理や、問い合わせの回答処理を制御する。言い換えれば、業者間問い合わせ窓口として機能するように制御する。問い合わせ窓口部113bは、例えば、チャットをすることができるように制御する。
スケジュール調整部113cは、例えば、前述のチャットにおいて、医療機器のデモ日程を調整する制御をする。
書類作成部113dは、例えば、見積書をもとに医療機関での決済のための稟議書を作成するような制御をする。
なお、医療機器の調達に関する情報は、調達情報記憶部182に記憶される。
【0032】
[医療機器修理手配実行部114について]
図5及び
図6(b)において、医療機器修理手配実行部114は、医療機器修理サービスSV2(
図2参照)を提供するための制御を実行する。医療機器修理手配実行部114では、修理登録部114aと、メッセージ生成部114bと、代替品登録削除部114cと、見積書受信部114dと、修理対応可否回答部114eと、書類保存部114fとが機能する。医療機器修理手配実行部114は、修理対象医療機器に対する医療機関(医療機関端末2)からの修理要求に基づき、修理対象医療機器の修理の手配を実行するよう制御する。なお、医療機器修理手配実行部114は、例えば、医療機器調達実行部113と同様にチャットをすることができる機能部(図示省略)も有する。
修理登録部114aは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器の修理に関する要求が受信制御部111で受信されると、医療機器の修理に関する各種処理の制御をする。具体的には、医療機器の修理にあたり、医療機器の各種登録に関する処理を制御する。
メッセージ生成部114bは、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)からの修理内容の確認に関する情報をもとに、医療機関(医療機関端末2)に向けた各種メッセージの生成を制御する。
代替品登録削除部114cは、修理対象となる医療機器が修理中となる期間に使用する代替品の登録や削除に関する制御をする。
見積書受信部114dは、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)から送信された見積書(見積書データ)に関しての制御をする。
修理対応可否回答部114eは、受信した見積書をもとに修理対応可否を判断し、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)に向けての回答(修理の実施に係る指示)を制御する。
書類保存部114fは、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)から送信された納品書(納品書データ)や作業報告書(作業報告書のデータ)の保存を制御する。
なお、医療機器の修理・手配に関する情報は、修理情報記憶部183に記憶される。
【0033】
[レンタル注文実行部115について]
図5及び
図6(c)において、レンタル注文実行部115は、医療機器レンタルサービスSV3(
図2参照)を提供するための制御を実行する。レンタル注文実行部115では、注文処理部115aと、メッセージ生成部115bと、レンタル機器登録削除部115cと、請求書受信部115dとが機能する。レンタル注文実行部115は、レンタルしようとするレンタル医療機器に対する医療機関(医療機関端末2)からのレンタル要求に基づき、レンタル医療機器のレンタル注文を実行するように制御する。なお、レンタル注文実行部115は、例えば、医療機器調達実行部113と同様にチャットをすることができる機能部(図示省略)も有する。
注文処理部115aは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器のレンタルに関する要求が受信制御部111で受信されると、レンタル機器の注文に関する各種処理の制御をする。具体的には、レンタル機器の台数や期間等の情報を取得して注文を行うような制御をする。
メッセージ生成部115bは、例えば、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)から送信された確認情報に対応するようなメッセージの生成を制御する。
レンタル機器登録削除部115cは、レンタル機器の登録やレンタル機器の返却日の登録、返却後の登録情報の削除等を制御する。
請求書受信部115dは、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)から送信された請求書(請求書データ)に関する制御をする。
なお、医療機器のレンタルに関する情報は、レンタル情報記憶部184に記憶される。
【0034】
[パーツ購入実行部116について]
図5及び
図7(a)において、パーツ購入実行部116は、医療機器パーツ購入サービスSV4(
図2参照)を提供するため制御を実行する。パーツ購入実行部116では、パーツ種類選択部116aと、注文処理部116bと、納品処理部116cとが機能する。パーツ購入実行部116は、パーツ交換対象医療機器に対する医療機関(医療機関端末2)からのパーツ購入要求に基づき、パーツ交換対象医療機器のパーツ購入を実行するように制御する。なお、パーツ購入実行部116は、例えば、医療機器調達実行部113と同様にチャットをすることができる機能部(図示省略)も有する。
パーツ種類選択部116aは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器のパーツに関する注文要求が受信制御部111で受信されると、パーツの種類を選択することができるように制御する。この時、パーツマスターデータ185aから必要な情報が取得される。パーツマスターデータ185aには、例えば、メーカーが提供し受信されたパーツ情報が予め記憶される。
注文処理部116bは、パーツ種類選択部116aによるパーツの種類の選択に基づき注文に関する各種処理の制御をする。具体的には、パーツ数等の情報を取得して注文を行うような制御をする。
納品処理部116cは、メーカーや代理店(メーカー端末3や代理店端末4)から送信された納品書(納品書データ)の取得等を制御する。
なお、医療機器のパーツ購入に関する情報は、パーツ情報記憶部185に記憶される。
【0035】
[医療機器売却実行部117について]
図5及び
図7(b)において、医療機器売却実行部117は、医療機器売却サービスSV5(
図2参照)を提供するための制御を実行する。医療機器売却実行部117では、売却可否判定部117aと、売却情報提案部117bと、売却価格提案部117cと、スケジュール提案部117dとが機能する。医療機器売却実行部117は、売却対象医療機器に対する医療機関(医療機関端末2)からの売却要求に基づき、売却対象医療機器の売却を実行するように制御する。なお、医療機器売却実行部117は、例えば、医療機器調達実行部113と同様にチャットをすることができる機能部(図示省略)も有する。
売却可否判定部117aは、例えば、院内耐用年数を経過した医療機器に対し売却することが可能か否かを判断する処理を制御する。具体的には、例えば、チャットにてメーカー(メーカー端末3)に売却可否を問い合わせることで、院内耐用年数を経過した医療機器の売却可否を判断する。なお、本実施形態では、医療機関(医療機関端末2)から医療機器の院内耐用年数に関する情報が予め取得されているものとする。
売却情報提案部117bは、例えば、チャットにて医療機関(医療機関端末2)に対し売却可否判定部117aで売却可能と判定された医療機器の売却提案をする処理を制御する。
売却価格提案部117c及びスケジュール提案部117dは、例えば、チャットにて医療機関(医療機関端末2)に対し売却価格の提案をする処理及び売却スケジュールの提案をする処理を制御する。
なお、医療機器の売却に関する情報は、売却情報記憶部186に記憶される。
【0036】
[データ連携実行部118について]
図5及び
図7(c)において、データ連携実行部118は、その他サービスSV6(
図2参照)の一つであるデータ連携サービス(医療機関同士のデータ連携の実行を支援するサービス)を提供するための制御を実行する。データ連携実行部118では、稼働状況提供部118aと、医療機器台数提供部118bと、医療機器型式提供部118cと、メッセージ提供部118dと、各種点検表提供部118eとが機能する。データ連携実行部118は、複数の医療機関のうち一の医療機関(医療機関端末2)からの連携要求に基づき、一の医療機関とは別の医療機関とのデータ連携を実行するように制御する。なお、医療機器売却実行部117は、例えば、医療機器調達実行部113と同様にチャットをすることができる機能部(図示省略)も有する。
稼働状況提供部118aは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器の稼働状況に関する情報提供要求が受信制御部111で受信されると、この情報を提供することができるように制御する。具体的には、例えば、患者の転院先を探すために利用可能な稼働状況の情報を提供することができるように制御する。
医療機器台数提供部118bは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器の台数に関する情報提供要求が受信制御部111で受信されると、この情報を提供することができるように制御する。具体的には、例えば、地域内の医療資源の最大値を計測するために利用可能な台数の情報を提供することができるように制御する。
医療機器型式提供部118cは、医療機関(医療機関端末2)からの医療機器の型式に関する情報提供要求が受信制御部111で受信されると、この情報を提供することができるように制御する。具体的には、例えば、他病院の支援が可能な病院を探すために利用可能な医療機器の型式の情報を提供することができるように制御する。
メッセージ提供部118dは、医療機関(医療機関端末2)からの地域内の病院に関する情報提供要求が受信制御部111で受信されると、この情報を提供することができるように制御する。具体的には、例えば、地域内の病院の状況把握をするために利用可能な情報を提供することができるように制御する。
各種点検表提供部118eは、医療機関(医療機関端末2)からの同一の病院の点検表に関する情報提供要求が受信制御部111で受信されると、この情報を提供することができるように制御する。具体的には、例えば、同一の病院の点検表を利用するために必要な情報を提供することができるように制御する。
なお、データ連携に関する情報は、連携情報記憶部187に記憶される。
【0037】
<コンサルティング実行部119及び送信制御部120について>
図5において、コンサルティング実行部119は、その他サービスSV6(
図2参照)の一つであるコンサルティングサービス(医療機関における医療機器管理のコンサルティングを支援するサービス)を提供するための制御を実行する。コンサルティング実行部119は、医療機関(医療機関端末2)からの、例えば、問題解決要求等の問い合わせ窓口として機能すると共に、前述の問題解決に向けて、例えば、医療機関(医療機関端末2)との間でチャットをすることができるように制御する(チャットにより、例えば、解決策を提示したりする)。
送信制御部120は、通信部19により、前述の医療機関端末2、メーカー端末3、代理店端末4、及び二次流通業者端末5に向けて各種の情報等が送信されるように制御する。
【0038】
<医療機器の購入選定・納品に関するワークフローについて>
図8は、医療機器の購入選定・納品に関するワークフローの一例を示す図である。
なお、
図8中の医療機関端末2、メーカー端末3、及び代理店端末4が示す右側の横長枠は、医療機関(病院)、メーカー、代理店、夫々のワークフローの一例を示すものとする(
図8以降の他の図も同様とする)。
図8中の矢印に沿って説明する。
【0039】
ステップS11(メーカー)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「適切なタイミングでマーケティング」となるステップである。なお、「適切なタイミング」は、ここではサーバ1により提供されるものとする(サーバ1は、医療機関端末2から医療機器管理情報を取得し、この取得した情報を解析する手段(図示省略)を有するものとする。解析結果からマーケティングのための医療機器情報に係る適切なタイミングが得られる)。
ステップS12(医療機関)は、ボックス内の記載が「医療機器を購入したい」となるステップである。ステップS13(サーバ1)は、ボックス内の記載が「製品情報を検索し閲覧」となるステップである。ステップS13(サーバ1)では、製品情報閲覧部113aが機能する。ステップS13(サーバ1)では、医療機器製品マスター182aから必要な情報が取得される。
ステップS14(医療機関)は、ボックス内の記載が「購入する製品を決めた上で問い合わせ」となるステップである。ステップS15(サーバ1)は、ボックス内の記載が「業者問い合わせ窓口」となるステップである。ステップS15(サーバ1)では、問い合わせ窓口部113bが機能する。
ステップS16(メーカー)は、ボックス内の記載が「スケジュール調整」となるステップである。ステップS17(サーバ1)は、ボックス内の記載が「スケジュール機能で病院の面談可能時間を確認」となるステップである。ステップS17(サーバ1)では、スケジュール調整部113cが機能する。
ステップS18(メーカー)は、ボックス内の記載が「デモ製品を持ってお伺い」となるステップである。ステップS19(医療機関)は、ボックス内の記載が「1時間程度病院でデモ」となるステップである。ステップS20(医療機関)は、ボックス内の記載が「デモから購入の判断」となるステップである。
ステップS21(サーバ1)は、ボックス内の記載が「業者問い合わせ窓口」となるステップである。ステップS21(サーバ1)では、問い合わせ窓口部113bが機能する。ステップS22(代理店)は、ボックス内の記載が「見積もり作成」となるステップである。ステップS23(メーカー)は、ボックス内の記載が「卸価格を提示」となるステップである。ステップS24(サーバ1)は、ボックス内の記載が「見積もりを元に病院決済のための稟議書を作成」となるステップである。ステップS24(サーバ1)では、書類作成部113dが機能する。
ステップS25(医療機関)は、ボックス内の記載が「病院の会議で稟議書の承認」となるステップである。ステップS26(サーバ1)は、ボックス内の記載が「業者問い合わせ窓口」となるステップである。ステップS26(サーバ1)では、問い合わせ窓口部113bが機能する。ステップS27(代理店)は、ボックス内の記載が「発注」となるステップである。ステップS28(メーカー)は、ボックス内の記載が「代理店に卸す」となるステップである。ステップS29(医療機関)は、ボックス内の記載が「納品」となるステップである。
【0040】
図9は、
図8に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
図9(a)において、医療機器の購入にあたり、医療機関端末2の表示部には、医療機器検索が可能な画面が表示される。ここでは「輸液ポンプ」が詳細検索され、その結果が表示されている。例えば、マウスのクリック等による選択をすると、
図9(b)の画面に遷移して、この後、チャット機能により問い合わせをすることができる。
【0041】
以上、
図8及び
図9を参照しながら説明してきたように、「医療機器の購入選定・納品」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(医療機器調達サービスSV1)により、医療機器管理情報を解析しておけば、適切なタイミングで医療機器の情報を提供することができる。また、本サービスにより、前述の提供された情報から購入検討を進めるにあたり、必要なメーカーや代理店とのコミュニケーションを図ることもできる。また、本サービスにより、医療機器の購入後は、医療機器に関わる添付文章や説明書類を紙でなく電子データで自動保存することができる。
【0042】
この他、本サービスにより、従来煩雑であった業務上の手間を削減することもできる。その理由としては、従来、医療機器を購入しようとする場合、病院内では医療機器を検索する手段がなく、メーカーや代理店からカタログを取り寄せるところから始める必要があって、医療機器の納品に至るまでは、多くの時間と手間がかかっていたためである。
【0043】
<修理(メーカーが窓口になる場合)に関するワークフローについて>
図10は、修理(メーカー窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
図10中の矢印に沿って説明する。
【0044】
ステップS31(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器をメーカー修理に出したい」となるステップである。ステップS32(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理登録」となるステップである。ステップS32(サーバ1)では、修理登録部114aが機能する。ステップS33(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理内容の確認」となるステップである。ステップS34(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理に関する詳細な情報を確認」となるステップである。
ステップS35(サーバ1)は、ボックス内の記載が「メッセージ」となるステップである。ステップS35(サーバ1)では、メッセージ生成部114bが機能する。ステップS36(医療機関)は、ボックス内の記載が「修理対応の医療機器を待機」となるステップである。ステップS37(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器を引き取り」となるステップである。なお、医療機器によっては代替品を無償レンタルする必要性があるものとする。
ステップS38(サーバ1)は、ボックス内の記載が「代替品の登録」となるステップである。また、ステップS39(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対象医療機器を院外修理中に変更」となるステップである。ステップS38及びS39(サーバ1)では、代替品登録削除部114cが機能する。
ステップS40(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理の見積書を作成」となるステップである。ステップS41(サーバ1)は、ボックス内の記載が「見積書を受信」となるステップである。ステップ41(サーバ1)では、見積書受信部114dが機能する。ステップS42(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対応可否を回答」となるステップである。ステップ42(サーバ1)では、修理対応可否回答部114eが機能する。
ステップS43(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理の実施」となるステップである。また、ステップS44(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器を納品」となるステップである。ステップS45(医療機関)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器に対して定期点検(臨時)を実施」となるステップである。ステップS46(サーバ1)は、ボックス内の記載が「代替品の削除」となるステップである。また、ステップS47(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対象医療機器を稼働中に変更」となるステップである。ステップS46及びS47(サーバ1)では、代替品登録削除部114cが機能する。
ステップS48(メーカー)は、ボックス内の記載が「納品書と作業報告書を送付」となるステップである。ステップS49(サーバ1)は、ボックス内の記載が「納品書と作業報告書を保存」となるステップである。ステップ49(サーバ1)では、書類保存部114fが機能する。
【0045】
<修理(代理店が窓口になる場合)に関するワークフローについて>
図11は、修理(代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
図11中の矢印に沿って説明する。
【0046】
ステップS51(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器をメーカー修理に出したい」となるステップである。ステップS52(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理登録」となるステップである。ステップS52(サーバ1)では、修理登録部114aが機能する。ステップS53(代理店)は、ボックス内の記載が「修理内容の確認」となるステップである。ステップS54(代理店)は、ボックス内の記載が「修理に関する詳細な情報を確認」となるステップである。
ステップS55(サーバ1)は、ボックス内の記載が「メッセージ」となるステップである。ステップS55(サーバ1)では、メッセージ生成部114bが機能する。ステップS56(医療機関)は、ボックス内の記載が「修理対応の医療機器を待機」となるステップである。ステップS57(代理店)は、ボックス内の記載が「メーカーに連絡」となるステップである。ステップS58(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器を引き取り」となるステップである。なお、医療機器によっては代替品を無償レンタルする必要性があるものとする。
ステップS59(サーバ1)は、ボックス内の記載が「代替品の登録」となるステップである。また、ステップS60(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対象医療機器を院外修理中に変更」となるステップである。ステップS59及びS60(サーバ1)では、代替品登録削除部114cが機能する。
ステップS61(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理の見積書を作成」となるステップである。ステップS62(代理店)は、ボックス内の記載が「修理の見積書を取得」となるステップである。
ステップS63(サーバ1)は、ボックス内の記載が「見積書を受信」となるステップである。ステップ63(サーバ1)では、見積書受信部114dが機能する。ステップS64(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対応可否を回答」となるステップである。ステップ64(サーバ1)では、修理対応可否回答部114eが機能する。
ステップS65(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理の実施」となるステップである。また、ステップS66(メーカー)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器を納品」となるステップである。ステップS67(医療機関)は、ボックス内の記載が「修理対象の医療機器に対して定期点検(臨時)を実施」となるステップである。ステップS68(サーバ1)は、ボックス内の記載が「代替品の削除」となるステップである。また、ステップS69(サーバ1)は、ボックス内の記載が「修理対象医療機器を稼働中に変更」となるステップである。ステップS68及びS69(サーバ1)では、代替品登録削除部114cが機能する。
ステップS70(メーカー)は、ボックス内の記載が「納品書と作業報告書を送付」となるステップである。ステップS71(代理店)は、ボックス内の記載が「納品書と作業報告書を取得」となるステップである。ステップS72(サーバ1)は、ボックス内の記載が「納品書と作業報告書を保存」となるステップである。ステップ72(サーバ1)では、書類保存部114fが機能する。
【0047】
図12は、
図10及び
図11に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
図12(a)において、医療機器の修理にあたり、医療機関端末2の表示部には、修理機器一覧が表示される。修理機器一覧は、「修理依頼中」、「院内修理中」、「引き取り待ち」、「院外修理中」、「修理完了」の状況が分かるようになっている。なお、
図12(a)では、「修理依頼中」が空欄になっている。
図12(a)の「新規依頼」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図12(b)に示す画面に遷移する。
図12(b)には、修理依頼情報として、「医療機器名称」、「型番」、「メーカー」等を入力するボックスが設けられる。また、依頼先候補のラジオボタンも設けられる。必要事項を入力し、
図12(b)の「修理依頼」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図12(c)に示す画面に遷移する。
図12(c)に画面が遷移すると、「修理を依頼しました」や、修理依頼をした医療機器の詳細情報が表示され、その後、
図12(d)に示す画面に遷移する。
図12(d)に画面が遷移すると、
図12(a)では空欄であった「修理依頼中」が入力された状態で表示される。
【0048】
図13は、
図10に関しメーカー側で表示される画面(a)~(c)及び医療機関側で表示される画面(d)の一例を示す図である。なお、ここでは省略するが、代理店側でも
図13に示す画面と同様の画面が表示されるものとする。
図13(a)において、医療機器の修理にあたり、メーカー端末3の表示部には、修理受付一覧が表示される。修理受付一覧は、「新規受付」、「引き取り対応中」、「見積もり対応中」、「修理対応中」、「返却済み」の状況が分かるようになっている。「新規受付」における「ABC輸液ポンプ・・・」と表示されたリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図13(b)に示す画面に遷移する。
図13(b)に画面が遷移すると、「ABC輸液ポンプ」に関し、依頼を受け付けるかキャンセルするかの問い合わせが表示され、受け付けることにすると、
図13(c)に示す画面に遷移する。受け付けることにすることにより、
図13(c)では、例えば、対象機器の引き取り可能日を教えて欲しい旨が表示される。なお、このようなチャットによるコミュニケーションが続くものとする(特に図示しないが、文字と写真を使って修理内容が詳細に記録されるものとする)。
一方、医療機関端末2の表示部には、
図13(d)に示すような画面が表示される。即ち、
図13(b)及び(c)に応じて、メーカーの受け付けや引き取り日承認等に係る画面が表示される。
【0049】
以上、
図10乃至
図13を参照しながら説明してきたように、「医療機器の修理」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(医療機器修理サービスSV2)により、文字と写真を使って修理内容が詳細に記録できることから、その記録内容をメーカー、代理店と共有することによりコミュニケーションコストを従来よりも下げることができる。
また、本サービスにより、前述同様に、従来煩雑であった業務上の手間を削減することもできる(例えば、一度病院を訪問して直接修理状況を確認する必要がなく、手間を削減することができる)。また、迅速な対応をすることもできる。
【0050】
<レンタル(メーカーが窓口になる場合)に関するワークフローについて>
図14は、レンタル(メーカー窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
図14中の矢印に沿って説明する。
【0051】
ステップS81(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器をレンタルしたい」となるステップである。ステップS82(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器・台数・期間を注文する」となるステップである。ステップS82(サーバ1)では、注文処理部115aが機能する。ステップS83(メーカー)は、ボックス内の記載が「レンタル可能台数と同期」となるステップである。ステップS84(メーカー)は、ボックス内の記載が「レンタルの注文依頼を確認する」となるステップである。また、ステップS85(メーカー)は、ボックス内の記載が「レンタル注文の詳細を確認する」となるステップである。ステップS86(サーバ1)は、ボックス内の記載が「メッセージ」となるステップである。ステップS86(サーバ1)では、メッセージ生成部115bが機能する。ステップS87(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の登録」となるステップである。ステップS87(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。
ステップS88(メーカー)は、ボックス内の記載が「レンタル機器を納品する」となるステップである。ステップS89(医療機関)は、ボックス内の記載が「納品されたレンタル機器の動作確認」となるステップである。ステップS90(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の運用開始」となるステップである。
ステップS91(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器を返却したい」となるステップである。ステップS92(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の返却日を登録」となるステップである。ステップS92(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。ステップS93(メーカー)は、ボックス内の記載が「返却日の確認」となるステップである。また、ステップS94(メーカー)は、ボックス内の記載が「納品書を発行」となるステップである。ステップS95(サーバ1)は、ボックス内の記載が「請求書を受信」となるステップである。ステップS95(サーバ1)では、請求書受信部115dが機能する。
ステップS96(メーカー)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の回収」となるステップである。ステップS97(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器が回収される」となるステップである。ステップS98(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の削除」となるステップである。ステップS98(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。
【0052】
<レンタル(代理店が窓口になる場合)に関するワークフローについて>
図15は、レンタル(代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
図15中の矢印に沿って説明する。
【0053】
ステップS101(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器をレンタルしたい」となるステップである。ステップS102(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器・台数・期間を注文する」となるステップである。ステップS102(サーバ1)では、注文処理部115aが機能する。ステップS103(代理店)は、ボックス内の記載が「レンタル可能台数と同期」となるステップである。ステップS104(代理店)は、ボックス内の記載が「レンタルの注文依頼を確認する」となるステップである。また、ステップS105(代理店)は、ボックス内の記載が「レンタル注文の詳細を確認する」となるステップである。ステップS106(サーバ1)は、ボックス内の記載が「メッセージ」となるステップである。ステップS106(サーバ1)では、メッセージ生成部115bが機能する。ステップS107(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の登録」となるステップである。ステップS107(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。
ステップS108(代理店)は、ボックス内の記載が「レンタル機器を納品する」となるステップである。ステップS109(医療機関)は、ボックス内の記載が「納品されたレンタル機器の動作確認」となるステップである。ステップS110(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の運用開始」となるステップである。
ステップS111(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器を返却したい」となるステップである。ステップS112(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の返却日を登録」となるステップである。ステップS112(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。ステップS113(代理店)は、ボックス内の記載が「返却日の確認」となるステップである。また、ステップS114(代理店)は、ボックス内の記載が「納品書を発行」となるステップである。ステップS115(サーバ1)は、ボックス内の記載が「請求書を受信」となるステップである。ステップS115(サーバ1)では、請求書受信部115dが機能する。
ステップS116(代理店)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の回収」となるステップである。ステップS117(医療機関)は、ボックス内の記載が「レンタル機器が回収される」となるステップである。ステップS118(サーバ1)は、ボックス内の記載が「レンタル機器の削除」となるステップである。ステップS118(サーバ1)では、レンタル機器登録削除部115cが機能する。
【0054】
図16は、
図14及び
図15に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
図16(a)において、医療機器のレンタルにあたり、医療機関端末2の表示部には、レンタル機器一覧が表示される。レンタル機器一覧は、「注文依頼」、「納品待ち」、「レンタル中」、「返却対応」、「返却済み」の状況が分かるようになっている。なお、
図16(a)では、「注文依頼」が空欄になっている。
図16(a)の「新規注文」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図16(b)に示す画面に遷移する。
図16(b)には、レンタル注文情報として、「医療機器名称」、「型番」、「台数」、「期間」等を入力するボックスが設けられる。また、注文先候補のラジオボタンも設けられる。必要事項を入力し、
図16(b)の「注文依頼」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図16(c)に示す画面に遷移する。
図16(c)に画面が遷移すると、「注文しました」や、注文した医療機器の詳細情報が表示され、その後、
図16(d)に示す画面に遷移する。
図16(d)に画面が遷移すると、
図16(a)では空欄であった「注文依頼」が入力された状態で表示される。
【0055】
図17は、
図14に関しメーカー側で表示される画面の一例を示す図である。なお、ここでは省略するが、代理店側でも
図17に示す画面と同様の画面が表示されるものとする。
図17(a)において、医療機器のレンタルにあたり、メーカー端末3の表示部には、レンタル受付一覧が表示される。レンタル受付一覧は、「新規受付」、「見積もり対応中」、「納品対応中」、「返却対応中」、「点検中」の状況が分かるようになっている。「新規受付」における「ABC輸液ポンプ・・・」と表示されたリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図17(b)に示す画面に遷移する。
図17(b)に画面が遷移すると、「ABC輸液ポンプ」に関し、注文を受け付けるかキャンセルするかの問い合わせが表示され、受け付けることにすると、
図17(c)に示す画面に遷移する。受け付けることにすることにより、
図17(c)では、例えば、見積書を添付して欲しい旨が表示される。なお、このようなチャットによるコミュニケーションが続くものとする。
【0056】
図18は、
図14及び
図15に関し医療機関側で表示される画面(発注から返却日登録まで)の一例を示す図である。
医療機器のレンタルにあたり、医療機関端末2の表示部には、
図18(a)乃至(c)に示すような画面が表示される。即ち、発注から返却日登録までの各種画面が表示される。具体的には、チャットにより「注文を受付ました。」、「見積書を作成しています。」、「見積金額が確定しました。」、「発注しますか?」、「発注します。」、「ご希望の返品日を教えてください。」、「納品日「3/20」を希望。」、「納品日「3/20」に確定しました。」、「AB111、15台が納品されました。」、「返却日を登録して下さい。」等の各種画面が表示される。
【0057】
以上、
図14乃至
図18を参照しながら説明してきたように、「医療機器のレンタル」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(医療機器レンタルサービスSV3)により、医療機器を管理する上で一時的に医療機器の保有台数を増やす必要がある場合に対応することができる。また、本サービスでは、電話等で一々レンタルが可能か否かを問い合わせる必要がなく、業務負担の低減を図ることができる。また、本サービスでは、レンタルした医療機器の返却忘れを防止することが可能で、無駄なレンタル料を支払うことはない。
従って、本サービスによれば、レンタルの注文からレンタル期間の管理までをサポートすることができ、以てレンタルに関わる業務負担及び無駄な支払いを防止することができる。
また、本サービスは、前述同様、医療機関、メーカー、代理店とのコミュニケーションを図ることができる。
【0058】
<パーツ注文(パーツ購入)に関するワークフローについて>
図19は、パーツ注文((a)メーカー窓口、(b)代理店窓口)に関するワークフローの一例を示す図である。
図19中の矢印に沿って説明する。
【0059】
図19(a)において、ステップS121(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「パーツを注文したい」となるステップである。ステップS122(サーバ1)は、ボックス内の記載が「パーツの種類を選択」となるステップである。ステップS122(サーバ1)では、パーツ種類選択部116aが機能する。ステップS122(サーバ1)では、パーツマスターデータ185aから必要な情報が取得される。ステップS123(サーバ1)は、ボックス内の記載が「注文数を入力」となるステップである。ステップS123(サーバ1)では、注文処理部116bが機能する。
ステップS124(メーカー)は、ボックス内の記載が「注文されたパーツを準備」となるステップである。また、ステップS125(メーカー)は、ボックス内の記載が「発送」となるステップである。ステップS126(サーバ1)は、ボックス内の記載が「納品書を取得」となるステップである。ステップS126(サーバ1)では、納品処理部116cが機能する。ステップS127(医療機関)は、ボックス内の記載が「パーツの納品」となるステップである。
【0060】
図19(b)において、ステップS121(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「パーツを注文したい」となるステップである。ステップS122(サーバ1)は、ボックス内の記載が「パーツの種類を選択」となるステップである。ステップS122(サーバ1)では、パーツ種類選択部116aが機能する。ステップS122(サーバ1)では、パーツマスターデータ185aから必要な情報が取得される。ステップS123(サーバ1)は、ボックス内の記載が「注文数を入力」となるステップである。ステップS123(サーバ1)では、注文処理部116bが機能する。ステップS128(代理店)は、ボックス内の記載が「発注情報を取得」となるステップである。
ステップS124(メーカー)は、ボックス内の記載が「注文されたパーツを準備」となるステップである。また、ステップS125(メーカー)は、ボックス内の記載が「発送」となるステップである。ステップS129(代理店)は、ボックス内の記載が「パーツの納品」となるステップである。
ステップS126(サーバ1)は、ボックス内の記載が「納品書を取得」となるステップである。ステップS126(サーバ1)では、納品処理部116cが機能する。ステップS127(医療機関)は、ボックス内の記載が「パーツの納品」となるステップである。
【0061】
図20は、
図19に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
図20において、医療機器のパーツ注文にあたり、医療機関端末2の表示部には、パーツ注文情報として、「医療機器名称」、「型番」、「メーカー」、「注文数」等を入力するボックスが設けられる。また、注文先候補のラジオボタンも設けられる。必要事項を入力し、「パーツを注文する」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、パーツの注文が完了する。
【0062】
以上、
図19及び
図20を参照しながら説明してきたように、「医療機器のパーツ注文」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(医療機器パーツ購入サービスSV4)により、必要な時に任意でパーツ注文をすることができる。また、本サービスは、前述同様、医療機関、メーカー、代理店とのコミュニケーションを図ることができる。
【0063】
<医療機器売却に関するワークフローについて>
図21は、医療機器売却に関するワークフローの一例を示す図である。
図21中の矢印に沿って説明する。
【0064】
図21において、ステップS131(サーバ1)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器の院内耐用年数が超過」となるステップである。また、ステップS132(サーバ1)は、売却可能であるか否かを判定するステップである。ステップS132(サーバ1)では、売却可否判定部117aが機能する。ステップS132により売却不可となるステップS133(サーバ1)は、ボックス内の記載が「提案しない」となるステップである。一方、ステップS132により売却可能となるステップS134(サーバ1)は、ボックス内の記載が「機器詳細から売却の提案」となるステップである。
ステップS135(サーバ1)は、売却提案に同意するか否かを判定するステップである。ステップS135(サーバ1)では、売却情報提案部117bが機能する。ステップS135により拒否となるステップS136(サーバ1)は、ボックス内の記載が「利用継続」となるステップである。一方、ステップS135により同意となるステップS137(サーバ1)は、ボックス内の記載が「売却」となるステップである。ステップS137(サーバ1)も売却情報提案部117bが機能する。
ステップS138(二次流通業者)は、ボックス内の記載が「査定のため病院訪問」となるステップである。ステップS139(医療機関)は、ボックス内の記載が「売却医療機器をスタンバイ」となるステップである。ステップS140(二次流通業者)は、ボックス内の記載が「最終価格の提示」となるステップである。
ステップS141(サーバ1)は、ボックス内の記載が「売却価格の提案」となるステップである。ステップS141(サーバ1)では、売却価格提案部117cが機能する。ステップS143(二次流通業者)は、ボックス内の記載が「スケジュールの提案」となるステップである。また、ステップS142(サーバ1)は、ボックス内の記載が「スケジュールの提案」となるステップである。ステップS142(サーバ1)では、スケジュール提案部117dが機能する。
ステップS144(医療機関)は、ボックス内の記載が「医療機器の引取」となるステップである。ステップS145(二次流通業者)は、ボックス内の記載が「売却機器の受領」となるステップである。ステップS146(メーカー)は、ボックス内の記載が「二次流通に必須であるメーカー法定点検を実施」となるステップである。
【0065】
図22は、
図21に関し管理者側で表示される画面の一例を示す図である。
図22(a)において、医療機器の売却提案にあたり、サーバ1の表示部(符号省略)には、売却候補リストが表示される。売却候補リストにおいては、「病院名」、「医療機器名称」、「耐用年数切れまでの日数」、「売却ステータス」の状況が分かるようになっている。例えば、売却ステータスが売却検討前となる「ABC輸液ポンプ」と表示されたリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、
図22(b)に示す画面に遷移する。
図22(b)に画面が遷移すると、「ABC輸液ポンプ」に関し、メーカーへの売却可否を問い合わせるかキャンセルするかが表示され、問い合わせをすることにすると、
図22(c)に示す画面に遷移する。問い合わせをすることにしたことにより、
図22(c)では、例えば、「メーカーより「売却可能」と返答がありました。」の旨が表示される。なお、このようなチャットによるコミュニケーションが続くものとする。
【0066】
図23は、
図21に関し医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
医療機器の売却にあたり、医療機関端末2の表示部には、
図23(a)乃至(c)に示すような、通知から査定日指定までの画面が表示される。
図23(c)に示すようにチャットによるコミュニケーションが続くものとする。
【0067】
以上、
図21乃至
図23を参照しながら説明してきたように、「医療機器の売却」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(医療機器売却サービスSV5)により、病院(医療機関)で不要になった医療機器を処分することができる。この処分に関しては、医療機器を有償で破棄するのではなく、売却によって処分することができる。
本サービスは、耐用年数を超えた医療機器に対して売却提案をすることができる。売却提案により病院(医療機関)側が売却に応じた場合は、二次流通業者と本サービスを介してマッチングすることができ、簡単に医療機器の売却をすることができる。病院(医療機関)側は、簡単なフローで医療機器を売却することができ、以て売却益を獲得することができる。
また、本サービスは、医療機関、メーカー、二次流通業者とのコミュニケーションを図ることができる。
【0068】
<データ連携に関するワークフローについて>
図24は、データ連携に関する(a)ワークフローの一例及び(b)医療機関側で表示される画面の一例を示す図である。
図24(a)中の矢印に沿って説明する。
なお、本サービスの提供先となる医療機関(病院)は複数存在し、ここでは2つの医療機関にて説明する。2つのうち一方をダッシュ付きの符号を付すものとする。
【0069】
図24(a)において、ステップS151(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「患者の転院先を探す」となるステップである。ステップS152(サーバ1)は、ボックス内の記載が「稼働状況」となるステップである。ステップS152(サーバ1)では、稼働状況提供部118aが機能する。
ステップS153(医療機関)は、ボックス内の記載が「地域内の医療資源の最大値を計測」となるステップである。ステップS154(サーバ1)は、ボックス内の記載が「医療機器台数」となるステップである。ステップS154(サーバ1)では、医療機器台数提供部118bが機能する。
ステップS155(医療機関)は、ボックス内の記載が「他病院の支援が可能な病院を探す」となるステップである。ステップS156(サーバ1)は、ボックス内の記載が「医療機器の型式」となるステップである。ステップS156(サーバ1)では、医療機器型式提供部118cが機能する。
ステップS157(医療機関)は、ボックス内の記載が「地域内の病院の状況把握をする」となるステップである。ステップS158(サーバ1)は、ボックス内の記載が「メッセージ」となるステップである。ステップS158(サーバ1)では、メッセージ提供部118dが機能する。
ステップS159(医療機関)は、ボックス内の記載が「同一の病院の点検表を利用する」となるステップである。ステップS160(サーバ1)は、ボックス内の記載が「各種点検表」となるステップである。ステップS160(サーバ1)では、各種点検表提供部118eが機能する。
【0070】
図24(b)において、例えば、前述のステップS151(医療機関)に関し、医療機関端末2´の表示部には、転院先検索として、「患者数」、「必要な医療機器」、「転院日」等を入力するボックスが設けられる。また、転院先候補のラジオボタンも設けられる。必要事項を入力し、「転院依頼」のリンクボタンを、例えば、マウスでクリック等すると、転院先が検索される。
【0071】
以上、
図24を参照しながら説明してきたように、「データ連携」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(データ連携サービス)により、医療機器の稼働状況や保有する医療機器台数等をリアルタイムに確認することで、必要な患者輸送を迅速に行うことができる。また、本サービスにより、病院間コミュニケーション(医療機関同士のコミュニケーション)を図ることもできる。また、本サービスにて、病院の医療機器管理データを病院間で共有することで、コミュニケーションコストを低減することもできる。
本サービスでは、例えば、有事によって病院の医療体制に問題が生じ、患者輸送を迅速に行う必要がある場合に、どこの病院でどんな医療機器が稼働しているかを短時間に(例えば、電話をする時間と比べて)把握することができる。
【0072】
<医療機器管理コンサルティングに関するワークフローについて>
図25は、医療機器管理コンサルティングに関するワークフローの一例を示す図である。
図25中の矢印に沿って説明する。
【0073】
ステップS171(医療機関)は、ワークフローにおいて、ボックス内の記載が「医療機器でどの製品を購入すべきか分からない」となるステップである。また、ステップS172(医療機関)は、ボックス内の記載が「病院の運用に合った点検表を作りたい」となるステップである。また、ステップS173(医療機関)は、ボックス内の記載が「他の代理店から卸したい」となるステップである。また、ステップS174(医療機関)は、ボックス内の記載が「新しい診療科で業務が始まり医療機器点検業務立ち上げ方法知りたい」となるステップである。また、ステップS175(医療機関)は、ボックス内の記載が「新しいCEを採用したい」となるステップである。
これら問題解決要求に対し、ステップS176(サーバ1)は、ボックス内の記載が「問い合わせ窓口」となるステップである。また、問題解決にあたり、ステップS177(サーバ1)は、ボックス内の記載が「外部アドバイザー」となるステップである。また、ステップS178(サーバ1)は、ボックス内の記載が「CSチーム」となるステップである。また、ステップS179(サーバ1)は、ボックス内の記載が「他病院の匿名化されたノウハウ」となるステップである。これらステップS176乃至S179(サーバ1)では、コンサルティング実行部119が機能する。
なお、表示例について、ここでは省略する。
【0074】
以上、
図25を参照しながら説明してきたように、「医療機器管理コンサルティング」に関し、次のような効果を奏する。
即ち、本サービス(コンサルティングサービス)により、様々な問い合わせをすることができる。なお、問い合わせに関しては、例えば、音声やチャット、ビデオ通話等を挙げることができる(他のサービスにも適用可能)。本サービスは、問い合わせに対する回答を通じてユーザーの問題解決を支援することができる。
【0075】
<本サービスの全体的な効果について>
以上、
図1乃至
図25を参照しながら説明してきたように、本サービスによれば、医療機関とメーカーや代理店との間の医療機器に関する支援をすることができる。
【0076】
<まとめ>
以上、本発明の情報処理システム100の実施形態について説明したが、本発明は前述した本実施形態に限定されない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果の列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されない。
本実施形態では、医療機器調達サービスSV1を提供する医療機器調達実行部113(医療機器調達実行手段)、医療機器修理サービスSV2を提供する医療機器修理手配実行部114(医療機器修理手配実行手段)、医療機器レンタルサービスSV3を提供するレンタル注文実行部115(レンタル注文実行手段)、医療機器パーツ購入サービスSV4を提供するパーツ購入実行部116(パーツ購入実行手段)、医療機器売却サービスSV5を提供する医療機器売却実行部117(医療機器売却実行手段)、その他サービスSV6を提供するデータ連携実行部118(データ連携実行手段)やコンサルティング実行部119(コンサルティング実行手段)、の各種を挙げたが、これらのうち少なくとも1つを備えていればよい。即ち、前述の医療機器調達サービスSV1~その他サービスSV6のうち少なくとも1つのサービスを提供することができればよい。もう少し詳細には、例えば、医療機器調達実行部113を備え、他の実行部(実行手段)を任意で付加するように備えてよい。
また、前述の医療機器調達実行部113(医療機器調達実行手段)~コンサルティング実行部119(コンサルティング実行手段)を、医療機関で使用される医療機器に関する対応を支援するための処理を行う対応支援手段と定義し、この対応支援手段を備えたサーバ1(情報処理装置)を提供するようにしてもよい。
【0077】
本実施形態において、
図4に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。換言すると、
図5乃至
図7に示す機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、前述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システム100に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図5乃至
図7の例に限定されない。
【0078】
また、機能ブロックの存在場所も、
図5に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロックを複数のサーバに分散させてもよい。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0079】
また、例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。また、コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれるコンピュータであってもよい。
【0080】
コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他、汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0081】
また、例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者にプログラムを提供するために、装置本体とは別に配布される図示しないリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成されるものであってもよい。
【0082】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含む。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味する。
【0083】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザーにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される
図4のリムーバブルメディア21により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成される。
リムーバブルメディア21は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成される。
装置本体に予め組み込まれた状態でユーザーに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている
図4のROM12や、
図4の記憶部18に含まれるハードディスク等で構成される。
【0084】
以上まとめると、情報処理システム100において本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば、
図3のサーバ1)は、ステークホルダーとなる医療機関の医療機関端末(例えば、
図3の医療機関端末2)と、前記ステークホルダーとなるメーカーのメーカー端末(例えば、
図3のメーカー端末3)及び前記ステークホルダーとなる代理店の代理店端末(例えば、
図3の代理店端末4)のうち少なくとも一方の端末とを、夫々、通信可能に接続する通信手段(例えば、
図4の通信部19)と、前記医療機関で調達しようとする医療機器に対する前記医療機関端末からの問い合わせ又は調達要求に基づき、前記問い合わせの回答又は前記医療機器の調達を実行する医療機器調達実行手段(例えば、
図5の医療機器調達実行部113)と、を備える。
本発明によれば、医療機器調達実行手段を備えることから、医療機関とメーカーや代理店との間の、医療機器の調達に関する支援をすることができる。
【0085】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記医療機関にある修理対象医療機器に対する前記医療機関端末からの修理要求に基づき、前記修理対象医療機器の修理の手配を実行する医療機器修理手配実行手段(例えば、
図5の医療機器修理手配実行部114)を更に備える。
本発明によれば、医療機器修理手配実行手段を備えることから、医療機関とメーカーや代理店との間の、医療機器の修理に関する支援をすることができる。
【0086】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記医療機関でレンタルしようとするレンタル医療機器に対する前記医療機関端末からのレンタル要求に基づき、前記レンタル医療機器のレンタル注文を実行するレンタル注文実行手段(例えば、
図5のレンタル注文実行部115)を更に備える。
本発明によれば、レンタル注文実行手段を備えることから、医療機関とメーカーや代理店との間の、医療機器のレンタル注文に関する支援をすることができる。
【0087】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記医療機関にあるパーツ交換対象医療機器に対する前記医療機関端末からのパーツ購入要求に基づき、前記パーツ交換対象医療機器のパーツ購入を実行するパーツ購入実行手段(例えば、
図5のパーツ購入実行部116)を更に備える。
本発明によれば、パーツ購入実行手段を備えることから、医療機関とメーカーや代理店との間の、医療機器のパーツ購入に関する支援をすることができる。
【0088】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記医療機関にある売却対象医療機器に対する前記医療機関端末からの売却要求に基づき、前記売却対象医療機器の売却を実行する医療機器売却実行手段(例えば、
図5の)を更に備え、前記通信手段は、前記ステークホルダーとなる二次流通業者の二次流通業者端末(例えば、
図3の二次流通業者端末5)に対しても通信可能に接続する。
本発明によれば、医療機器売却実行手段を備えることから、医療機関と二次流通業者との間の、医療機器のパーツ購入に関する支援をすることができる。
【0089】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記医療機関端末からの問題解決要求に基づき、前記医療機関へのコンサルティングを実行するコンサルティング実行手段を更に備える。
本発明によれば、コンサルティング実行手段を備えることから、問題解決要求に対する解決策の提示等の支援をすることができる。
【0090】
また、本発明が適用される情報処理装置は、前記通信手段により通信可能な前記医療機関が複数存在し、前記複数の医療機関のうち一の医療機関における前記医療機関端末からの連携要求に基づき、前記一の医療機関とは別の医療機関とのデータ連携を実行するデータ連携実行手段(例えば、
図5のデータ連携実行部118)を更に備える。
本発明によれば、データ連携実行手段を備えることから、医療機関同士のデータ連携に関する支援をすることができる。
【0091】
本発明が適用されるプログラムは、ステークホルダーとなる医療機関の医療機関端末と、前記ステークホルダーとなるメーカーのメーカー端末及び前記ステークホルダーとなる代理店の代理店端末のうち少なくとも一方の端末とが、夫々、通信可能に接続される情報処理装置を制御するコンピュータに、前記医療機関で調達しようとする医療機器に対する前記医療機関端末からの問い合わせ又は調達要求に基づき、前記問い合わせの回答又は前記医療機器の調達を実行する医療機器調達実行ステップを含む処理を実行させる。
本発明によれば、医療機器に関する支援をするプログラムの提供をすることができる。
【符号の説明】
【0092】
1・・・サーバ(情報処理装置)、2・・・医療機関端末、3・・・メーカー端末、4・・・代理店端末、5・・・二次流通業者端末、11・・・CPU11、18・・・記憶部、19・・・通信部、111・・・受信制御部(受信制御手段)、112・・・画面生成部(画面生成手段)、113・・・医療機器調達実行部(医療機器調達実行手段)、114・・・医療機器修理手配実行部(医療機器修理手配実行手段)、115・・・レンタル注文実行部(レンタル注文実行手段)、116・・・パーツ購入実行部(パーツ購入実行手段)、117・・・医療機器売却実行部(医療機器売却実行手段)、118・・・データ連携実行部(データ連携実行手段)、119・・・コンサルティング実行部(コンサルティング実行手段)、120・・・送信制御部(送信制御手段)、N・・・ネットワーク