(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168009
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】電力供給装置、及び車両制御装置
(51)【国際特許分類】
F02N 11/08 20060101AFI20231116BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20231116BHJP
F02N 11/10 20060101ALI20231116BHJP
H02J 7/24 20060101ALI20231116BHJP
H02H 7/18 20060101ALI20231116BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20231116BHJP
【FI】
F02N11/08 X
B60R16/02 645D
F02N11/08 L
F02N11/10 E
H02J7/24 C
H02H7/18
H02J7/00 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022079602
(22)【出願日】2022-05-13
(71)【出願人】
【識別番号】000002037
【氏名又は名称】新電元工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100206081
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 央
(74)【代理人】
【識別番号】100206391
【弁理士】
【氏名又は名称】柏野 由布子
(74)【代理人】
【識別番号】100188891
【弁理士】
【氏名又は名称】丹野 拓人
(72)【発明者】
【氏名】大崎 真吾
(72)【発明者】
【氏名】松元 賢斗
【テーマコード(参考)】
5G053
5G060
5G503
【Fターム(参考)】
5G053AA01
5G053AA08
5G053BA01
5G053BA04
5G053CA01
5G053EA01
5G053EC03
5G053EC05
5G053FA05
5G060CA13
5G060DA01
5G060DA03
5G060DB07
5G060DB09
5G503AA07
5G503BB01
5G503CC02
5G503FA15
5G503GA01
5G503GD03
5G503GD06
(57)【要約】
【課題】構成を簡素化することができるとともに、エネルギー変換効率を向上する。
【解決手段】電力供給装置は、電動機を駆動するインバータ部とバッテリとの間に配置され、前記インバータ部の電力供給線に前記バッテリから供給される電力を供給している供給状態と、前記インバータ部の電力供給線に前記電力を停止している停止状態とを切り替える半導体リレーと、前記半導体リレーを駆動するリレー駆動部と、前記インバータ部を駆動するインバータ駆動部及び前記リレー駆動部を駆動させる駆動電圧を生成する駆動電圧生成部とを備え、車両の制御を行う車両制御装置が、前記半導体リレー、前記リレー駆動部、及び前記駆動電圧生成部を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機を駆動するインバータ部とバッテリとの間に配置され、前記インバータ部の電力供給線に前記バッテリから供給される電力を供給している供給状態と、前記インバータ部の電力供給線に前記電力を停止している停止状態とを切り替える半導体リレーと、
前記半導体リレーを駆動するリレー駆動部と、
前記インバータ部を駆動するインバータ駆動部及び前記リレー駆動部を駆動させる駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と
を備え、
車両の制御を行う車両制御装置が、前記半導体リレー、前記リレー駆動部、及び前記駆動電圧生成部を備える
ことを特徴とする電力供給装置。
【請求項2】
前記車両制御装置は、
前記バッテリが、逆の向きに接続された逆接状態である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える逆接保護部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。
【請求項3】
前記逆接保護部は、前記バッテリが前記逆接状態であることを検出するツェナーダイオードを備える
ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給装置。
【請求項4】
前記車両制御装置は、
前記インバータ部の電力供給線に流れる電流が、閾値電流以上である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える過電流保護部を備える
ことを特徴とする請求項3に記載の電力供給装置。
【請求項5】
前記過電流保護部は、
前記インバータ部の電力供給線に流れる電流を検出する電流検出部と、
前記電流検出部が検出した前記電流が、閾値電流以上である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える切替部と
を備えることを特徴とする請求項4に記載の電力供給装置。
【請求項6】
前記車両制御装置は、
前記半導体リレーの切り替え制御、及び前記インバータ部の駆動制御を行う制御部を備え、
前記制御部は、前記車両を始動させるメインスイッチの状態に応じて、前記半導体リレーの切り替え制御を実行する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電力供給装置。
【請求項7】
車両の制御を行う車両制御装置であって、
電動機を駆動するインバータ部とバッテリとの間に配置され、前記インバータ部の電力供給線に前記バッテリから供給される電力を供給している供給状態と、前記インバータ部の電力供給線に前記電力を停止している停止状態とを切り替える半導体リレーと、
前記半導体リレーを駆動するリレー駆動部と、
前記インバータ部を駆動するインバータ駆動部及び前記リレー駆動部を駆動させる駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、
前記半導体リレーの切り替え制御、及び前記インバータ部の駆動制御を行う制御部と
を備えることを特徴とする車両制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力供給装置、及び車両制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動二輪車などの車両に電力を供給する電力供給装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような電力供給装置では、車両制御装置とバッテリとの間に、保護用のヒューズやリレースイッチを配置していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述のような従来の電力供給装置では、車両制御装置とバッテリとの間に、ヒューズやリレースイッチを配置するために、車両内の部品や配線のレイアウトが困難になったり、引き回しによる配線長の増加によりエネルギー変換効率が低下する問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、構成を簡素化することができるとともに、エネルギー変換効率を向上させることができる電力供給装置、及び車両制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、電動機を駆動するインバータ部とバッテリとの間に配置され、前記インバータ部の電力供給線に前記バッテリから供給される電力を供給している供給状態と、前記インバータ部の電力供給線に前記電力を停止している停止状態とを切り替える半導体リレーと、前記半導体リレーを駆動するリレー駆動部と、前記インバータ部を駆動するインバータ駆動部及び前記リレー駆動部を駆動させる駆動電圧を生成する駆動電圧生成部とを備え、車両の制御を行う車両制御装置が、前記半導体リレー、前記リレー駆動部、及び前記駆動電圧生成部を備えることを特徴とする電力供給装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、上記の電力供給装置において、前記車両制御装置は、前記バッテリが、逆の向きに接続された逆接状態である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える逆接保護部を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一態様は、上記の電力供給装置において、前記逆接保護部は、前記バッテリが前記逆接状態であることを検出するツェナーダイオードを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様は、上記の電力供給装置において、前記車両制御装置は、前記インバータ部の電力供給線に流れる電流が、閾値電流以上である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える過電流保護部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様は、上記の電力供給装置において、前記過電流保護部は、前記インバータ部の電力供給線に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部が検出した前記電流が、閾値電流以上である場合に、前記半導体リレーを前記停止状態に切り替える切替部とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の一態様は、上記の電力供給装置において、前記車両制御装置は、前記半導体リレーの切り替え制御、及び前記インバータ部の駆動制御を行う制御部を備え、前記制御部は、前記車両を始動させるメインスイッチの状態に応じて、前記半導体リレーの切り替え制御を実行することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様は、車両の制御を行う車両制御装置であって、電動機を駆動するインバータ部とバッテリとの間に配置され、前記インバータ部の電力供給線に前記バッテリから供給される電力を供給している供給状態と、前記インバータ部の電力供給線に前記電力を停止している停止状態とを切り替える半導体リレーと、前記半導体リレーを駆動するリレー駆動部と、前記インバータ部を駆動するインバータ駆動部及び前記リレー駆動部を駆動させる駆動電圧を生成する駆動電圧生成部と、前記半導体リレーの切り替え制御、及び前記インバータ部の駆動制御を行う制御部とを備えることを特徴とする車両制御装置である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電力供給装置では、車両制御装置が、バッテリからインバータ部の電力供給線に供給される電力の供給状態と、停止状態とを切り替える半導体リレーを備え、駆動電圧生成部を、インバータ部の駆動電圧と半導体リレー駆動電圧との生成において共通化した。これにより、電力供給装置は、外付けのリレースイッチが不要になり、外部配線を短くすることができるため、構成を簡素化することができるとともに、エネルギー変換効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本実施形態による電力供給装置の一例を示すブロック図である。
【
図2】本実施形態における半導体リレー、リレー駆動部、逆接保護部、及び過電流保護部の一例を示すブロック図である。
【
図3】本実施形態による電力供給装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図4】本実施形態における逆接保護部の遷移表を示す図である。
【
図5】本実施形態における過電流保護部の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図6】本実施形態における過電流保護部の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態による電力供給装置、及び車両制御装置を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による電力供給装置1の一例を示すブロック図である。
【0016】
図1に示すように、電力供給装置1は、ECU10と、ヒューズ(3、6)と、メインスイッチ4とを備えている。電力供給装置1は、例えば、自動二輪車などの車両に電力を供給する。なお、電力供給装置1には、バッテリ2、EFI負荷部5、一般負荷部7、及びISG8が接続されている。
【0017】
バッテリ2は、例えば、鉛蓄電池であり、+(プラス)電極(正極)が、ノードN1に接続されており、-(マイナス)電極(負極)が、グランド端子に接続されている。バッテリ2は、インバータ部13を介して、ISG8に電力を供給するとともに、メインスイッチ4を介して、EFI負荷部5及び一般負荷部7、等に電力を供給する。また、バッテリ2は、インバータ部13を介して、ISG8から発生した電力により充電される。
【0018】
ヒューズ3は、バッテリ2の+電極(ノードN1)と、メインスイッチ4の一端(ノードN2)との間に接続され、メインスイッチ4を介して、主に、EFI負荷部5とECU10とに異常な過電流が流れた場合に、バッテリ2とメインスイッチ4との間の接続を遮断する。
【0019】
メインスイッチ4は、例えば、車両を始動させるスイッチであり、オン状態において、EFI負荷部5及び一般負荷部7、等にバッテリ2の電力を供給する。
【0020】
EFI(Electronic Fuel Injection)負荷部5は、主に電子制御燃料噴射装置であるEFIを含む負荷部である。
【0021】
ヒューズ6は、メインスイッチ4の一端(ノードN3)と、一般負荷部7との間に接続され、一般負荷部7に異常な過電流が流れた場合に、一般負荷部7とメインスイッチ4との間の接続を遮断する。
【0022】
一般負荷部7は、EFI負荷部5やISG8によるエンジン(発動機)の始動に関する負荷を除いた負荷であり、例えば、ヘッドランプやテールランプ、等の灯火系統の負荷である。
【0023】
ISG(Integrated Starter Generator)8は、モーター機能付き発電機であり、エンジンの始動装置(スターター)と充電装置(ジェネレータ)と両方として機能する。なお、ISG8は、電動機の一例である。
【0024】
ECU(Electronic Control Unit)10は、車両の制御を行う車両制御装置である。ECU10は、半導体リレー11と、リレー駆動部12と、インバータ部13と、駆動電圧生成部14と、制御部15と、インバータ駆動部16と、EFI駆動部17と、FET(Field Effect Transistor)18と、逆接保護部20と、過電流保護部30とを備えている。
【0025】
半導体リレー11は、インバータ部13とバッテリ2との間に配置され、インバータ部13の電力供給線L1にバッテリ2から供給される電力を供給している供給状態(オン状態)と、インバータ部13の電力供給線L1に電力を停止している停止状態(オフ状態)とを切り替える。半導体リレー11は、逆接保護部20を介して、バッテリ2の供給線(ノードN1)と接続されている。また、半導体リレー11は、過電流保護部30を介して、インバータ部13の電力供給線L1に接続されている。なお、半導体リレー11の詳細な構成については、
図2を参照して後述する。
【0026】
リレー駆動部12は、駆動電圧生成部14が生成した制御電圧を用いて、半導体リレー11を駆動するドライバである。リレー駆動部12は、後述する制御部15の制御信号S1に基づいて、リレー駆動部12の状態を切り替える駆動信号を生成する。
【0027】
インバータ部13は、バッテリ2から半導体リレー11を介して電力供給線L1に供給された直流電力を交流電力に変換して、ISG8を駆動する。また、ISG8を発電機として用いた場合に、発電された交流電力をバッテリ2の充電用の直流電力に変換する同期整流回路として機能する。
【0028】
インバータ部13は、FET131~FET136を備える。
FET131~FET136のそれぞれは、インバータ駆動部16から供給される駆動信号によりスイッチングされる。
【0029】
FET131とFET132は、N型チャネルMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)FETであり、電力供給線L1とグランド線との間に直列に接続されている。また、FET131のソース端子と、FET132のドレイン端子とは、ノードN4に接続されており、ノードN4からISG8の駆動信号である交流信号Uを出力する。
【0030】
FET133とFET134は、N型チャネルMOSFETであり、電力供給線L1とグランド線との間に直列に接続されている。また、FET133のソース端子と、FET134のドレイン端子とは、ノードN5に接続されており、ノードN5からISG8の駆動信号である交流信号Vを出力する。
【0031】
FET135とFET136は、N型チャネルMOSFETであり、電力供給線L1とグランド線との間に直列に接続されている。また、FET135のソース端子と、FET136のドレイン端子とは、ノードN6に接続されており、ノードN6からISG8の駆動信号である交流信号Wを出力する。
【0032】
駆動電圧生成部14は、インバータ駆動部16及びリレー駆動部12を駆動させる駆動電圧を生成する。駆動電圧生成部14は、例えば、メインスイッチ4がオン状態にされることにより、ノードN3から供給される電力に基づいて、インバータ駆動部16及びリレー駆動部12の駆動電圧を生成する。駆動電圧生成部14は、生成した駆動電圧を、リレー駆動部12及びインバータ駆動部16に供給する。
【0033】
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含み、ECU10を制御する。制御部15は、例えば、半導体リレー11の切り替え制御、及びインバータ部13の駆動制御を行う。
【0034】
制御部15は、例えば、メインスイッチ4の状態に応じて、半導体リレー11の切り替え制御を実行する。制御部15は、メインスイッチ4がオン状態である場合に、半導体リレー11をオン状態(供給状態)に制御する。また、制御部15は、メインスイッチ4がオフ状態である場合に、半導体リレー11をオフ状態(停止状態)に制御する。
【0035】
制御部15は、メインスイッチ4の状態に応じて、半導体リレー11を制御する制御信号S1の論理状態を変更する。なお、制御部15は、エンジン始動の場合、及びISG8の発電電力をバッテリ2に充電する場合以外の期間に、半導体リレー11をオフ状態(停止状態)に制御するようにしてもよい。
【0036】
また、制御部15は、エンジン始動の場合、及びにISG8の発電電力をバッテリ2に充電する場合に、インバータ部13を駆動する制御信号をインバータ駆動部16に出力する。
【0037】
インバータ駆動部16は、制御部15が出力する制御信号に基づいて、インバータ部13の駆動信号を生成する。インバータ駆動部16は、生成した駆動信号を、インバータ部13のFET131~FET136のゲート端子に供給する。インバータ駆動部16は、駆動電圧生成部14が生成した駆動電圧を用いて、インバータ部13のFET131~FET136の制御信号を生成し、FET131~FET136をスイッチングする。
【0038】
なお、制御部15には、バッテリ2から供給された電力を、制御回路用の電源電圧に変換した電力が常時供給され、駆動電圧生成部14には、メインスイッチ4を介して、バッテリ2から供給された電力が、供給されているものとする。
【0039】
EFI駆動部17は、EFI負荷部5の駆動を実行する。
FET18は、N型チャネルMOSFETであり、一般負荷部7とグランド線との間に配置され、一般負荷部7に電力を供給する。FET18は、制御部15により制御され、EFI負荷部5を使用する場合に、オン状態に制御される。
【0040】
逆接保護部20は、ノードN1と、半導体リレー11との間に配置され、バッテリ2が、逆の向きに接続された逆接状態である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える。なお、逆接保護部20の詳細な構成については、
図2を参照して後述する。
【0041】
過電流保護部30は、半導体リレー11とインバータ部13との間に配置され、インバータ部13の電力供給線L1に流れる電流が、閾値電流以上である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える。なお、過電流保護部30の詳細な構成については、
図2を参照して後述する。
【0042】
次に、
図2を参照して、半導体リレー11、リレー駆動部12、逆接保護部20、及び過電流保護部30の詳細な構成について説明する。
図2は、本実施形態における半導体リレー11、リレー駆動部12、逆接保護部20、及び過電流保護部30の一例を示すブロック図である。
【0043】
図2に示すように、半導体リレー11は、FET111及びFET112と、抵抗113~抵抗116とを備える。
FET111は、N型チャネルMOSFETであり、ソース端子がノードN7に、ドレイン端子がノードN1に、ゲート端子がノードN8に接続されている。
【0044】
FET112は、N型チャネルMOSFETであり、ソース端子がノードN7に、ドレイン端子が過電流保護部30を介して電力供給線L1に、ゲート端子がノードN9に接続されている。
なお、FET111とFET112とは、ボディダイオードが逆向きになるように、直列に接続されている。
【0045】
抵抗113及び抵抗114は、ノードN10とノードN7との間に直列に接続されており、抵抗113と抵抗114との間の接続線であるノードN8が、FET111のゲート端子に接続されている。具体的に、抵抗113は、ノードN10とノードN8との間に接続され、抵抗114は、ノードN8とノードN7との間に接続されている。
【0046】
抵抗115及び抵抗116は、ノードN10とノードN7との間に直列に接続されており、抵抗115と抵抗116との間の接続線であるノードN9が、FET112のゲート端子に接続されている。具体的に、抵抗115は、ノードN10とノードN9との間に接続され、抵抗116は、ノードN9とノードN7との間に接続されている。
【0047】
リレー駆動部12は、駆動電圧生成部14と、ノードN10との間に接続され、抵抗121と、トランジスタ122とを備えている。
抵抗121は、ノードN10と、トランジスタ122のコレクタ端子との間に接続されており、トランジスタ122のコレクタ電流を制限する。
【0048】
トランジスタ122は、PNPバイポーラトランジスタであり、エミッタ端子が駆動電圧生成部14からの供給線に、ベース端子が、制御部15の制御信号S1の信号線に、コレクタ端子が、抵抗121の一端に、それぞれ接続されている。
【0049】
トランジスタ122は、制御信号S1がL状態(Low状態)である場合に、オン状態になり、ノードN10に駆動電圧生成部14の駆動電圧を供給して、FET111及びFET112をオン状態にする。また、トランジスタ122は、制御信号S1がオープン状態(Hi-Z状態)である場合に、オフ状態になり、ノードN10に駆動電圧を供給を停止し、FET111及びFET112をオフ状態にする。
【0050】
逆接保護部20は、ダイオード21と、トランジスタ22と、抵抗23と、ツェナーダイオード24とを備える。
ダイオード21は、アノード端子がトランジスタ22のエミッタ端子に、カソード端子が、ノードN1に接続されている。ダイオード21は、バッテリ2が逆方向に接続された場合に、電流が流れるように接続されている。
【0051】
トランジスタ22は、NPNバイポーラトランジスタであり、コレクタ端子がノードN10に、ベース端子が抵抗23の一端に、エミッタ端子がダイオード21のアノード端子に、それぞれ接続されている。トランジスタ22は、バッテリ2が正常に接続されいぇいる場合に、オフ状態になる。また、トランジスタ22は、バッテリ2が逆方向に接続された場合に、オン状態になり、半導体リレー11(FET111とFET112)をオフ状態(停止状態)にする。
【0052】
抵抗23は、トランジスタ22のベース端子と、ツェナーダイオード24のアノード端子との間に接続され、トランジスタ22のベース電流を制限する。
ツェナーダイオード24は、アノード端子が抵抗23に、カソード端子がグランド線に接続され、バッテリ2が逆接状態であることを検出する。ツェナーダイオード24は、バッテリ2が逆方向に接続された逆接状態である場合に、オン状態になって、トランジスタ22をオン状態にする。
【0053】
過電流保護部30は、電流検出部31と、切替部32とを備えている。
電流検出部31は、インバータ部13の電力供給線L1に流れる電流を検出する。電流検出部31は、例えば、電力供給線L1に流れる電流を抵抗311により電圧に変換して、電力供給線L1に流れる電流を検出する。電流検出部31は、抵抗311と、差動アンプ312とを備える。
【0054】
抵抗311は、電力供給線L1に配置され、両端の電位差により、電力供給線L1に流れる電流を電圧に変換するシャント抵抗である。抵抗311の両端は、差動アンプ312に接続されている。抵抗311は、電力供給線L1に流れる電流を電圧に変換する。
【0055】
差動アンプ312は、例えば、オペアンプであり、非反転入力端子(+端子)が抵抗311の半導体リレー11側の一端に、反転入力端子(-端子)が抵抗311のインバータ部13側の一端(電力供給線L1)に、接続されている。差動アンプ312は、電力供給線L1に流れる電流を電圧差(抵抗311の両端の電位差)として検出して、切替部32に出力する。
【0056】
切替部32は、電流検出部31が検出した電流が、閾値電流以上である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える。切替部32は、過電流判定部321と、抵抗322と、トランジスタ323と、ダイオード324とを備える。
【0057】
過電流判定部321は、差動アンプ312の出力電圧が、閾値電圧Vth以上であるか否かによって、電流検出部31が検出した電流が、閾値電流以上であるか否かを判定する。過電流判定部321は、差動アンプ312の出力電圧が、閾値電圧Vth以上である場合に、H状態を、抵抗322を介してトランジスタ323のベース端子に出力する。また、過電流判定部321は、差動アンプ312の出力電圧が、閾値電圧Vth未満である場合に、L状態を、抵抗322を介してトランジスタ323のベース端子に出力する。
【0058】
抵抗322は、過電流判定部321の出力線と、トランジスタ323のベース端子との間に配置され、トランジスタ323のベース電流を制限する。
【0059】
トランジスタ323は、NPNバイポーラトランジスタであり、コレクタ端子がダイオード324のカソード端子に、ベース端子が抵抗322の一端に、エミッタ端子がグランド線に、それぞれ接続されている。トランジスタ323は、過電流判定部321からL状態が出力された場合に、オフ状態になる。また、トランジスタ323は、過電流判定部321からL状態が出力された場合に、オフ状態になり、ノードN10をL状態にして、半導体リレーをオフ状態(停止状態)にする。
【0060】
ダイオード324は、アノード端子がノードN10に、カソード端子がトランジスタ323のコレクタ端子に接続され、ノードN10への電流の逆流を防止する。
【0061】
次に、図面を参照して、本実施形態による電力供給装置1の動作について説明する。
図3は、本実施形態による電力供給装置1の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、電力供給装置1による半導体リレー11の制御処理について説明する。
【0062】
図3に示すように、電力供給装置1の制御部15は、まず、メインスイッチ4がオン状態であるか否かを判定する(ステップS101)。制御部15は、メインスイッチ4がオン状態である場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、制御部15は、メインスイッチ4がオン状態でない(オフ状態である)場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS104に進める。
【0063】
ステップS102において、制御部15は、半導体リレー11をオン状態にする。制御部15は、制御信号S1をL状態にして、トランジスタ122をオン状態にする。これにより、ノードN10がH状態になり、半導体リレー11(FET111とFET112)がオン状態(供給状態)になる。
【0064】
次に、制御部15は、異常を検出したか否かを判定する(ステップS103)。制御部15は、ECU10に何らかの異常が発生したか否かを、例えば、各種センサ(不図示)の検出により判定する。制御部15は、異常を検出した場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、制御部15は、異常を検出していない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS101に戻す。
【0065】
ステップS104において、制御部15は、半導体リレー11をオフ状態にする。制御部15は、制御信号S1をH状態にして、トランジスタ122をオフ状態にする。これにより、ノードN8及びノードN9がノードN7と同電位になり、半導体リレー11(FET111とFET112)がオフ状態(停止状態)になる。ステップS104の処理後に、制御部15は、処理をステップS101に戻す。
【0066】
次に、
図4を参照して、本実施形態による逆接保護部20の動作について説明する。
図4は、本実施形態における逆接保護部20の遷移表を示す図である。
【0067】
図4に示す遷移表は、左から順に、「バッテリ接続」、「ノードN1」、「GND端子」、「トランジスタ22」、及び「半導体リレー」の状態を示している。
【0068】
図4において、「バッテリ接続」が“正常接続”(正常接続の状態)である場合に、「ノードN1」が正電圧になり、「GND端子」(グランド端子)が“0V”となる。また、この場合、ツェナーダイオード24により、トランジスタ22のベース端子がL状態になり、「トランジスタ22」が“オフ状態”になる。また、これにより、ノードN10は、駆動電圧が供給された状態を維持するため、「半導体リレー」(半導体リレー11)は、“オン状態となる。
【0069】
また、「バッテリ接続」が“逆接続”(逆接状態)である場合に、「ノードN1」が負電圧になり、「GND端子」(グランド端子)が“0V”となる。また、この場合、ツェナーダイオード24はオン状態になり、トランジスタ22のベース端子がH状態になり、「トランジスタ22」が“オフ状態”になる。また、これにより、ノードN10は、駆動電圧の供給が停止され、ノードN8及びノードN9がノードN7と同電位になるため、「半導体リレー」(半導体リレー11)は、“オフ状態となる。
【0070】
このように、バッテリ2の接続が逆接状態である場合に、逆接保護部20は、半導体リレー11をオフ状態(停止状態)に切り替える制御を行う。
【0071】
次に、
図5及び
図6を参照して、本実施形態による過電流保護部30の動作について説明する。
図5は、本実施形態における過電流保護部30の動作の一例を示すフローチャートである。
【0072】
図5に示すように、過電流保護部30は、まず、検出電流が閾値電流以上であるか否かを判定する(ステップS201)。過電流保護部30の電流検出部31が、電力供給線L1に流れる電流を電圧に変換して、過電流保護部30の切替部32の過電流判定部321が、電流検出部31の差動アンプ312の出力電圧が閾値電圧Vth以上であるか否かを判定する。なお、閾値電圧Vthは、過電流を判定するための閾値電流に対応した電圧値である。過電流判定部321は、差動アンプ312の出力電圧が閾値電圧Vth以上(検出電流が閾値電流以上)である場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、過電流判定部321は、差動アンプ312の出力電圧が閾値電圧Vth未満(検出電流が閾値電流未満)である場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS203に進める。
【0073】
ステップS202において、過電流保護部30の切替部32は、半導体リレー11をオフ状態にする。切替部32のトランジスタ323が、オン状態になるため、ノードN10がグランド線の電位になり、半導体リレー11(FET111及びFET112)が、オフ状態(停止状態)になる。ステップS202の処理後に、処理をステップS201に戻す。
【0074】
また、ステップS203において、過電流保護部30の切替部32は、半導体リレー11をオン状態にする。切替部32のトランジスタ323が、オフ状態になるため、ノードN10がグランド線がH状態(駆動電圧に相当する電圧)になり、半導体リレー11(FET111及びFET112)が、オン状態(供給状態)になる。ステップS203の処理後に、処理をステップS201に戻す。
【0075】
また、
図6は、本実施形態における過電流保護部30の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図6において、波形W1~波形W4は、順に、抵抗311の両端の電位差(差動アンプ312の出力電圧)、過電流判定部321の出力の論理状態、制御信号S1の論理状態、及びノードN10の論理状態の波形を示している。また、状態ST1は、半導体リレー11の状態を示している。また、各波形及び状態ST1の横軸は、時間を示している。
【0076】
図6において、波形W1の抵抗311の両端の電位差が閾値電圧Vth未満である場合に、過電流保護部30は、L状態を出力し(波形W2参照)、トランジスタ323がオフ状態になる。また、制御部15は、制御信号S1をL状態にし(波形W3参照)、トランジスタ122をオン状態にする。その結果、ノードN10に、駆動電圧生成部14から駆動電圧が供給され、ノードN10は、H状態になる(波形W4参照)。これにより、半導体リレー11は、オン状態になる(状態ST1参照)。
【0077】
次に、時刻T1において、波形W1が閾値電圧Vth以上になると、過電流保護部30は、H状態を出力し(波形W2参照)、トランジスタ323がオン状態になる。これにより、ノードN10がグランド線と接続され、L状態になり(波形W4参照)、半導体リレー11は、オフ状態になる(状態ST1参照)。
【0078】
次に、制御部15が異常を検出して、時刻T2において、制御信号S1をオープン状態(Hi-Z状態)にする(波形W3参照)。これにより、トランジスタ122がオフ状態になる。なお、制御信号S1をオープン状態(Hi-Z状態)にすると、見た目では、H状態になる。
次に、時刻T3において、波形W1が閾値電圧Vth未満になると、過電流保護部30は、L状態を出力し(波形W2参照)するが、制御信号S1がH状態であるため、半導体リレー11は、オフ状態を維持される(状態ST1参照)。
【0079】
以上説明したように、本実施形態による電力供給装置1は、半導体リレー11と、リレー駆動部12と、駆動電圧生成部14とを備える。半導体リレー11は、ISG8(電動機)を駆動するインバータ部13とバッテリ2との間に配置され、インバータ部13の電力供給線L1にバッテリ2から供給される電力を供給している供給状態と、インバータ部13の電力供給線L1に電力を停止している停止状態とを切り替える。リレー駆動部12は、半導体リレー11を駆動する。駆動電圧生成部14は、インバータ部13を駆動するインバータ駆動部16及びリレー駆動部12を駆動させる駆動電圧を生成する。そして、車両の制御を行うECU10(車両制御装置)が、半導体リレー11、リレー駆動部12、及び駆動電圧生成部14を備える。
【0080】
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、ECU10が、バッテリ2からインバータ部13の電力供給線L1に供給される電力の供給状態と、停止状態とを切り替える半導体リレー11を備え、駆動電圧生成部14を、インバータ部13の駆動電圧と半導体リレー11の駆動電圧との生成において共通化した。これにより、本実施形態による電力供給装置1は、例えば、外付けのリレースイッチが不要になり、外部配線を短くすることができるため、構成を簡素化することができるとともに、エネルギー変換効率を向上させることができる。すなわち、本実施形態による電力供給装置1は、外部配線及び外部素子(例えば、リレー部品など)の取り込みによる効率、重量、レイアウト性を向上させることができるとともに、駆動電圧(昇圧電源)の共通使用によるECU10内部のスペースを節約することができる。
【0081】
また、本実施形態では、電力供給装置1は、バッテリ2が、逆の向きに接続された逆接状態である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える逆接保護部20を備える。また、ECU10が、逆接保護部20を備える。
【0082】
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、さらに、バッテリ2の逆接状態を適切に検出することができるとともに、逆接保護の機能を付与することによる外部配線及び外部素子を用いた場合と同等以上の信頼性を得ることができる。
【0083】
また、本実施形態では、逆接保護部20は、バッテリ2が逆接状態であることを検出するツェナーダイオード24を備える。
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、ツェナーダイオード24を用いることで、簡易な構成により、適切に、バッテリ2が逆接状態を判定することができる。
【0084】
また、本実施形態では、電力供給装置1は、インバータ部13の電力供給線L1に流れる電流が、閾値電流以上である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える過電流保護部30を備える。また、ECU10が、過電流保護部30を備える。
【0085】
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、さらに、インバータ部13に過電流が流れたことを適切に検出することができるとともに、過電流保護の機能を付与することによる外部配線及び外部素子を用いた場合と同等以上の信頼性を得ることができる。
【0086】
また、本実施形態では、過電流保護部30は、インバータ部13の電力供給線L1に流れる電流を検出する電流検出部31と、電流検出部31が検出した電流が、閾値電流以上である場合に、半導体リレー11を停止状態に切り替える切替部32とを備える。
【0087】
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、簡易な構成により適切にインバータ部13に過電流が流れたことを検出することができるとともに、過電流に対する保護機能を追加することができる。
【0088】
また、本実施形態では、電力供給装置1は、半導体リレー11の切り替え制御、及びインバータ部13の駆動制御を行う制御部15を備える。制御部15は、車両を始動させるメインスイッチ4の状態に応じて、半導体リレー11の切り替え制御を実行する。また、ECU10は、制御部15を備える。
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、簡易な構成により適切に半導体リレー11の切り替え制御を実行することができる。
【0089】
また、本実施形態では、半導体リレー11は、ボディダイオードを逆向きにして直列のに接続した2つのMOSトランジスタを備える。
これにより、本実施形態による電力供給装置1は、簡易な構成により、バッテリ2とインバータ部13との間をリレー部品と同等に遮断することが可能になる。
【0090】
また、本実施形態によるECU10(車両制御装置)は、車両の制御を行うECU10であって、半導体リレー11と、リレー駆動部12と、駆動電圧生成部14と、制御部15とを備える。半導体リレー11は、ISG8(電動機)を駆動するインバータ部13とバッテリ2との間に配置され、インバータ部13の電力供給線L1にバッテリ2から供給される電力を供給している供給状態と、インバータ部13の電力供給線L1に電力を停止している停止状態とを切り替える。リレー駆動部12は、半導体リレー11を駆動する。駆動電圧生成部14は、インバータ部13を駆動するインバータ駆動部16及びリレー駆動部12を駆動させる駆動電圧を生成する。制御部15は、半導体リレー11の切り替え制御、及びインバータ部13の駆動制御を行う。
【0091】
これにより、本実施形態によるECU10(車両制御装置)は、上述した電力供給装置1と同様の効果を奏し、構成を簡素化することができるとともに、エネルギー変換効率を向上させることができる。
【0092】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の実施形態において、半導体リレー11は、N型チャネルMOSFETを用いる例を説明したが、これに限定されるものではなく、P型チャネルMOSFETなどの他のFETや、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの他の半導体素子を用いてもよい。
【0093】
また、上記の実施形態において、電動機の一例として、ISGを用いる例を説明したが、これに限定されるものではなく、発電機の機能を備えないモータなどの他の電動機を用いてもよい。また、この場合、制御部15は、エンジン始動後に、半導体リレー11をオフ状態(停止状態)に制御するようにしてもよい。
【0094】
また、上記の実施形態において、半導体リレー11、リレー駆動部12、逆接保護部20、及び過電流保護部30の構成は、
図2に示す構成に限定されるものではなく、他の方式、及び他の構成であってもよい。
【0095】
上述のECU10は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した半導体リレー11の切り替え制御、及びインバータ部13の駆動制御、等の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0096】
1 電力供給装置
2 バッテリ
3、6 ヒューズ
4 メインスイッチ
5 EFI負荷部
7 一般負荷部
8 ISG
10 ECU
11 半導体リレー
12 リレー駆動部
13 インバータ部
14 駆動電圧生成部
15 制御部
16 インバータ駆動部
17 EFI駆動部
18、111、112、131~136 FET
20 逆接保護部
21、324 ダイオード
22、122、323 トランジスタ
23、113~116、121、311,322 抵抗
24 ツェナーダイオード
30 過電流保護部
31 電流検出部
32 切替部
312 差動アンプ
321 過電流判定部