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特開2023-168099情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168099
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231116BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022079749
(22)【出願日】2022-05-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐竹 崇司
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】より良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、抽出部と、生成部と、提供部とを備える。抽出部は、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する。生成部は、抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成する。提供部は、生成した評価情報を提供する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出部と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を生成する生成部と、
生成した前記評価情報を提供する提供部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記抽出部は、
前記ユーザが行った会話の中から、前記評価対象となる商品を特定するメッセージを抽出し、前記メッセージの前後に前記ユーザが送信したメッセージから前記商品の評価に関するメッセージを特定し、前記商品に関する情報として抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成部は、
前記商品の評価を示すテキスト情報を前記評価情報として生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生成部は、
前記商品の評価を示すスコア情報を前記評価情報として生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記生成部は、
前記商品の項目毎の評価を示す前記評価情報を生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記商品を探しているユーザに前記評価情報を提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記提供部は、
前記商品の供給元に前記評価情報を提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記抽出部は、
複数の前記ユーザが所属するグループで行われた会話の中から、前記評価対象となる商品に関する情報を抽出し、
前記生成部は、
前記グループ毎に前記評価情報を生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出工程と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を生成する生成工程と、
生成した前記評価情報を提供する提供工程と
を含む情報処理方法。
【請求項10】
ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出手順と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を生成する生成手順と、
生成した前記評価情報を提供する提供手順と
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザの端末装置を用いて、リアルタイムでメッセージやデータ等をチャット形式により送受信可能なサービスがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-58711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ユーザに対してより良いサービスを提供する点で改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、より良いサービスを提供することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、抽出部と、生成部と、提供部とを備える。前記抽出部は、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する。前記生成部は、抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を生成する。前記提供部は、生成した前記評価情報を提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、より良いサービスを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。
図5図5は、商品情報の一例を示す図である。
図6図6は、販売者情報の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、ユーザ端末100と、販売元端末200とを含む。
【0011】
実施形態に係る情報処理システムSでは、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出し、抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成し、生成した評価情報を提供する。
【0012】
具体的には、各ユーザ端末100は、例えば、チャット形式により情報処理装置1を介してメッセージの送受信を行うことで各ユーザが会話を行う(ステップS1)。
【0013】
つづいて、情報処理装置1は、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する(ステップS2)。評価対象となる商品は、例えば、ユーザが所定期間内に購入した商品である。なお、評価対象となる商品は、例えば、電子商取引サイトにユーザが商品の評価を既に投稿した商品であってもよく、評価を投稿していない商品であってもよい。
【0014】
商品に関する情報は、例えば、商品を使用した感想や、商品の実際の性能、機能等の情報である。情報処理装置1は、ユーザが会話により送信したメッセージを解析して商品に関する情報を抽出する。
【0015】
つづいて、情報処理装置1は、抽出した商品に関する情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成する(ステップS3)。評価情報は、例えば、耐久性や、性能、機能等の各項目に関する評価を示すテキスト情報や、スコア情報である。なお、評価情報は、上記した項目毎に生成されてもよい。
【0016】
つづいて、情報処理装置1は、生成した評価情報を、ユーザや、商品の販売元(製造元を含む)に提供する(ステップS4)。
【0017】
つまり、実施形態に係る情報処理装置1では、ユーザの会話を分析して評価情報を自動で生成する。これにより、ユーザが自ら評価情報を生成する必要が無く、さらに、ユーザの会話を基にしたリアルな評価情報を生成することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、ユーザ(販売元を含む)に対してより良いサービスを提供することができる。
【0018】
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0019】
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出し、抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成し、生成した評価情報を提供する。
【0020】
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100と連携し、各ユーザ端末100に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
【0021】
また、情報処理装置1は、各ユーザ端末100に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0022】
ユーザ端末100は、ユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0023】
販売元端末200は、販売ユーザが所持する端末装置である。販売元端末200は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。販売元端末200は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
【0024】
次に、図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
【0025】
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、取得部31と、抽出部32と、生成部33と、提供部34とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41と、商品情報42と、販売者情報43とを記憶する。
【0026】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0027】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0028】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0029】
ユーザ情報41は、ユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「属性情報」、「行動履歴」等の項目を含む。
【0030】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報であり、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。「行動履歴」は、ユーザのネットワーク上における行動履歴である。「行動履歴」は、例えば、ユーザの検索行動や、購買行動、会話履歴等を含む。
【0031】
商品情報42は、商品に関する情報である。図5は、商品情報42の一例を示す図である。図5に示すように、商品情報42は、「商品ID」、「商品情報」、「評価情報」等の項目を含む。
【0032】
「商品ID」は、商品を識別する識別情報である。「商品情報」は、商品に関する情報である。「商品情報」は、例えば、商品の名称、性能、機能、型式等を含む。「評価情報」は、商品の評価に関する情報であり、後述する生成部33によって生成される。
【0033】
販売者情報43は、販売ユーザに関する情報である。図6は、販売者情報43の一例を示す図である。図6に示すように、販売者情報43は、「販売者ID」、「店舗情報」、「取り扱い商品」等の項目を含む。
【0034】
「販売者ID」は、販売ユーザを識別する識別情報である。「店舗情報」は、販売ユーザが管理する店舗に関する情報である。「店舗情報」は、例えば、店舗名称や、所在地、カテゴリ(小売等)等を含む。「取り扱い商品」は、販売ユーザが取り扱う商品を示す情報であり、図5で示す商品IDが入力される。
【0035】
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(取得部31、抽出部32、生成部33および提供部34)について説明する。
【0036】
取得部31は、ユーザが行った会話の情報を取得する。具体的には、取得部31は、ユーザがチャット形式により送受信したメッセージを取得する。また、取得部31は、ユーザ毎に会話を取得する場合に限らず、複数のユーザが所属するグループ毎に会話を取得してもよい。
【0037】
抽出部32は、取得部31が取得した会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する。評価対象となる商品は、例えば、ユーザが所定期間内に購入した商品である。なお、評価対象となる商品は、例えば、電子商取引サイトにユーザが商品の評価を既に投稿した商品であってもよく、評価を投稿していない商品であってもよい。
【0038】
商品に関する情報は、例えば、商品を使用した感想や、商品の実際の性能、機能等の情報である。抽出部32は、ユーザが会話により送信したメッセージを解析して商品に関する情報を抽出する。
【0039】
具体的には、抽出部32は、ユーザ(あるいはグループ)の会話の中から、評価対象となる商品を特定するメッセージ(名称や型式等)を抽出することで、評価対象となる商品を特定する。そして、抽出部32は、商品を特定するメッセージの前後にユーザが送信したメッセージから商品の評価に関するメッセージを特定し、商品に関する情報として抽出する。
【0040】
生成部33は、抽出部32が抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成する。評価情報は、例えば、耐久性や、性能、機能等の各項目に関する評価を示すテキスト情報や、スコア情報である。なお、評価情報は、上記した項目毎に生成されてもよい。
【0041】
例えば、生成部33は、商品に関する情報に含まれる商品の評価に関するメッセージを解析して評価情報を生成する。
【0042】
なお、評価情報は、ユーザの会話に基づいてユーザ毎に生成されてもよく、グループに所属する複数のユーザで行われた会話に基づいてグループ毎に生成されてもよい。
【0043】
提供部34は、生成部33が生成した評価情報を外部へ提供する。例えば、提供部34は、予め指定された提供先に評価情報を提供する。例えば、提供部34は、商品を探しているユーザに評価情報を提供する。商品を探しているユーザは、例えば、商品の検索を行っているユーザや、商品に関する会話(例えば、この商品欲しい等の会話)を行っているユーザである。
【0044】
また、評価情報を生成するに至った会話を行ったユーザに関連するユーザを提供先としてもよい。例えば、提供部34は、属性情報が類似するユーザを提供先として評価情報を提供する。
【0045】
また、提供部34は、生成した評価情報を、商品の供給元(販売元あるいは製造元)に提供したり、販売サイトに投稿(提供)したりしてもよい。
【0046】
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の処理手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する情報処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0047】
図7に示すように、制御部3は、まず、ユーザが行った会話を取得する(ステップS101)。
【0048】
つづいて、制御部3は、ユーザの会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する(ステップS102)。
【0049】
つづいて、制御部3は、抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成する(ステップS103)。
【0050】
つづいて、制御部3は、生成した評価情報を提供し(ステップS104)、処理を終了する。
【0051】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0052】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0053】
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0054】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0055】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0056】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0057】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0058】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0059】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0060】
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0061】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、抽出部32と、生成部33と、提供部34とを備える。抽出部32は、ユーザが行った会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する。生成部33は、抽出した情報に基づいて、商品の評価に関する評価情報を生成する。提供部34は、生成した評価情報を提供する。このような構成により、ユーザに対してより良いサービスを提供することができる。
【0062】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0063】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0064】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0065】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0066】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0067】
1 情報処理装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 取得部
32 抽出部
33 生成部
34 提供部
41 ユーザ情報
42 商品情報
43 販売者情報
100 ユーザ端末
200 販売元端末
S 情報処理システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-12-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザがチャット形式により会話を行うグループで行われた会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出部と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を前記グループ毎に生成する生成部と、
生成した前記評価情報を提供する提供部と
を備え
前記抽出部は、
前記グループで行われた会話の中から、前記評価対象となる商品を特定するメッセージを抽出し、前記メッセージの前後に前記グループに所属する前記ユーザが送信したメッセージから前記商品の評価に関するメッセージを特定し、前記商品に関する情報として抽出する
情報処理装置。
【請求項2】
前記生成部は、
前記商品の評価を示すテキスト情報を前記評価情報として生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成部は、
前記商品の評価を示すスコア情報を前記評価情報として生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生成部は、
前記商品の項目毎の評価を示す前記評価情報を生成する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提供部は、
前記商品を探しているユーザに前記評価情報を提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提供部は、
前記商品の供給元に前記評価情報を提供する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
複数のユーザがチャット形式により会話を行うグループで行われた会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出工程と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を前記グループ毎に生成する生成工程と、
生成した前記評価情報を提供する提供工程と
を含み、
前記抽出工程は、
前記グループで行われた会話の中から、前記評価対象となる商品を特定するメッセージを抽出し、前記メッセージの前後に前記グループに所属する前記ユーザが送信したメッセージから前記商品の評価に関するメッセージを特定し、前記商品に関する情報として抽出する
情報処理方法。
【請求項8】
複数のユーザがチャット形式により会話を行うグループで行われた会話の中から、評価対象となる商品に関する情報を抽出する抽出手順と、
抽出した情報に基づいて、前記商品の評価に関する評価情報を前記グループ毎に生成する生成手順と、
生成した前記評価情報を提供する提供手順と
をコンピュータに実行させ
前記抽出手順は、
前記グループで行われた会話の中から、前記評価対象となる商品を特定するメッセージを抽出し、前記メッセージの前後に前記グループに所属する前記ユーザが送信したメッセージから前記商品の評価に関するメッセージを特定し、前記商品に関する情報として抽出する
情報処理プログラム。