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▶ 垣内 幸夫の特許一覧

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  • 特開-粒状物整列排出器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168166
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】粒状物整列排出器
(51)【国際特許分類】
   A01C 7/16 20060101AFI20231116BHJP
【FI】
A01C7/16 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022087238
(22)【出願日】2022-05-11
(71)【出願人】
【識別番号】305028659
【氏名又は名称】垣内 幸夫
(72)【発明者】
【氏名】垣内 幸夫
【テーマコード(参考)】
2B054
【Fターム(参考)】
2B054AA05
2B054AA15
2B054BA01
2B054CA02
2B054DC02
2B054DD10
2B054DD22
2B054DE08
2B054EA23
(57)【要約】
【課題】 本発明は小粒な粒状の種子や小粒の食品等を振動制御により整列し、必要数量を排出可能となる粒状物整列排出器である。
【解決手段】 容器1上部に投入口2を設け、容器1の片方の下部に排出口3を設け、排出口3の先に、V字溝状のV字整列排出溝4を設け、排出口3の近くに電磁振動装置5を設け、投入口2の後方に操作部6を設け、その下部に電磁振動制御装置7、電池8を設け、電磁振動制御装置7にて振動数、振動強度、振動方向を制御し、その組み合わせにて最適な振動を発生させ、安定的に粒状物を排出可能とし、さらに球状の粒状物で有っても、V字整列排出溝4の排出面に粒状物の転がり過ぎを抑える線状突起部9を設け、転がり過ぎを抑止し線状突起部9の形状をV字開口上部へ向かうほど大きくなる逆半円錐状または逆角錐状の突起部とすることで、粒状物の大きさが変わっても安定的に粒状物を整列し排出可能な粒状物整列排出器である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器1上部に投入口2を設け、容器1の片方の下部に排出口3を設け、排出口3の先にV字溝状のV字整列排出溝4を設け、排出口3の近傍に電磁振動装置5を設け、容器1の上部に操作部6を設け、その下部に電磁振動制御装置7及び電池8を設け、操作部6にて粒状物の排出に最適な振動数、振動強度、振動方向の組み合わせを選択し、電磁振動制御装置7で制御し、その組み合わせにて電磁振動装置5を駆動し、最適な振動を発生させ安定した排出が可能な粒状物整列排出器である。
【請求項2】
上記V字整列排出溝4の排出面に粒状物の転がり過ぎを抑える線状突起部9を設け、その突起はV字整列排出溝4のV字開口上部へ向かうに従い大きくなる逆半円錐状、もしくは逆角錐状の突起部とすることで球状粒状物の大きさに対応した球状物の転がり過ぎを抑止する請求項1に記載の粒状物整列排出器である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は主として様々な小粒な粒状物(植物の種子など)を整列排出する器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、野菜や花の小粒な種を種子袋から必要数粒の種子を取り出すには指先で挟む、またはピンセット等で挟んで取り出すため、必要数量を取り出すのは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-174853
【0004】
【特許文献2】特開2016-214090
【0005】
【特許文献3】特開平10-164912
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特開2018-174853の様に振動発生部の凸部を手の爪先で引っ掻き排出部を振動させて小粒種子を送り出しており、手動での振動発生である為に安定した排出が困難なものとなっていた。
【007】
また、特開2016-214090の様に粒状物の大きさに合わせた穴を通し排出するため様々な大きさの粒状物に合わせた穴が必要であり定量数を排出するのが困難な状況となっていた。
【008】
また、特開平10-164912の様に振動を利用して粒状物を円筒内で種子を回転させ筒先へ移動させることは可能で有っても粒状物を整列して排出するのは難しく、球状物では転がりが大きく排出ムラが発生する。
【発明の効果】
【009】
V字溝状のV字整列排出溝4に粒状物に最適な振動を与えるとことで粒状物が過剰な振動をすることなく、また粒状物が数粒重なっていたとしても振動により重なりが崩れ、一粒の安定状態になろうとしV字整列排出溝4を傾斜することで整列進行し、一粒毎に整列配置されることで必要数の取り出しが可能となる。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】粒状物整列排出器の上面図である。
図2】粒状物整列排出器の前面図である。
図3】粒状物整列排出器の側面図である。
図4】粒状物整列排出器の背面図である。
図5】逆円錐突起付きV字整列排出溝の斜視拡大図である。
図6】逆角錐突起付きV字整列排出溝の斜視拡大図である。
【発明を実施すための形態】
【0012】
容器1やV字整列排出溝4は硬質プラスチック材や金属などの硬質材で構成し、V字整列排出溝4は開口状態又は透明カバーにより、上部から整列進行状態が目視可能な形状とし、電磁振動装置5は振動モーターや電磁ソレノイドを使用し容器1下部のV字整列排出溝4の近傍に固定し操作部6は容器1の投入口後方の上部に設置しその下部に電磁振動制御装置7を設置し操作部6の指示を電磁振動制御装置7に与えマイコン制御などによる電気的制御により発信周波数や電力量、振動方向を制御し操作部6の排出整列押し釦スイッチ操作により電磁振動装置5を駆動する。
【符号の説明】
【0013】
1 容器
2 投入口
3 排出口
4 V字整列排出溝
5 電磁振動装置
6 電磁振動制御装置
7 操作部
8 電池
9 線状突起部
10 排出整列押し釦スイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6