(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168189
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】端末装置、方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20231116BHJP
【FI】
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022132205
(22)【出願日】2022-08-23
(62)【分割の表示】P 2022079827の分割
【原出願日】2022-05-13
(71)【出願人】
【識別番号】522191196
【氏名又は名称】株式会社ニアメロ
(74)【代理人】
【識別番号】100151448
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 孝博
(74)【代理人】
【識別番号】230121016
【弁護士】
【氏名又は名称】小笠原 匡隆
(72)【発明者】
【氏名】坂田 裕貴
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555BA01
5E555BB01
5E555BC04
5E555CA12
5E555CB14
5E555CB44
5E555DA01
5E555DB20
5E555DC23
5E555DC36
5E555DD08
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ウェブページを提供する事業者へのコンタクトをより効果的に実行する。
【解決手段】実施形態に係る端末装置は、少なくとも一つのプロセッサを含む端末装置であって、前記少なくとも一つのプロセッサは、事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出し、前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力し、前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始するための処理を実行するように構成される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを含む端末装置であって、
前記少なくとも一つのプロセッサは、
事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出し、
前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力し、
前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始する、
ための処理を実行するように構成された、端末装置。
【請求項2】
前記実行ボタンは、前記コンタクトを実行するためのコンタクト用アプリケーションプログラムが実行されることにより出力される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記告知情報及び前記実行ボタンは、前記出力インターフェイスを介してディスプレイに出力され、
前記実行ボタンは、前記ディスプレイにおいて、前記告知情報よりも強調して出力される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記実行ボタンが前記ディスプレイに出力される場合の輝度は、前記告知情報が前記ディスプレイに出力される場合の輝度に対して高い、請求項3に記載の端末装置。
【請求項5】
前記実行ボタンと前記告知情報は、互いに重複することなく、前記ディスプレイに出力される、請求項3に記載の端末装置。
【請求項6】
前記実行ボタンは、前記告知情報が出力されたのち、所定の時間が経過すると、前記コンタクトを実行するためのコンタクト用アプリケーションプログラムによって出力される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される方法であって、
事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出する段階と、
前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力する段階と、
前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始する段階と、
を含む方法。
【請求項8】
少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサを、
事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出し、
前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力し、
前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始する、
ための処理を実行するように機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アプリケーションプログラムにより出力される画面を提供する事業者へのコンタクトをするための端末装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、端末装置からウェブページにアクセスした場合に、このウェブページの画面に広告等の告知情報を重畳して表示するポップアップ広告が知られている。例えば、特許文献1は、ポップアップ広告を行うための広告表示装置を開示する。しかしながら、ウェブページの画面に表示された電話番号等の連絡先を示すボタンに対する操作に応じたポップアップ広告は知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、上記背景からなされたものであり、アプリケーションプログラムにより出力される画面を提供する事業者へのコンタクトをより効果的に実行するための端末装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る端末装置は、少なくとも一つのプロセッサを含む端末装置であって、前記少なくとも一つのプロセッサは、事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出し、前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力し、前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始するための処理を実行するように構成される。
【0006】
また、実施形態に係る方法は、少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される方法であって、事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出する段階と、前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力する段階と、前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始する段階とを含む。
【0007】
実施形態に係るプログラムは、少なくとも一つのプロセッサを含むコンピュータにおいて、前記少なくとも一つのプロセッサを、事業者が提供するアプリケーションプログラムにより出力される画面において、前記画面に含まれる前記事業者へのコンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイスを介して検出し、前記検出に応じて、前記画面に関連する告知情報と、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタンとを、出力インターフェイスを介して出力し、前記実行ボタンに対する前記ユーザの操作を、前記入力インターフェイスを介して検出すると、前記コンタクト情報に基づく前記事業者へのコンタクトを開始するための処理を実行するように機能させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る端末装置、方法及びプログラムによれば、アプリケーションプログラムにより出力される画面を提供する事業者へのコンタクトをより効果的に実行することが可能である。
【0009】
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるに過ぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、又は上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1において、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図3】
図3は、
図2に示した端末装置100の構成を示す図である。
【
図4】
図4は、管理者端末装置100-2における処理において用いられるコンタクト管理情報テーブルを示す図である。
【
図5】
図5は、本開示の一実施形態に係るユーザ端末装置100-1において実行される処理フローを示す図である。
【
図6】
図6は、本開示の一実施形態に係る管理者端末装置100-2において実行される処理フローを示す図である。
【
図7A】
図7Aは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図7B】
図7Bは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図7C】
図7Cは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図7D】
図7Dは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図8】
図8は、事業者端末装置100-3の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
【
図9】
図9は、本開示の一実施形態に係るユーザ端末装置100-1において実行される処理フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
1.システム1の処理の概要
図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1において、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、
図1は、システム1によって処理が実行されることによってユーザ端末装置100-1において、出力インターフェイス111を介してディスプレイに表示される画面の例を示す図である。当該画面は、ユーザ端末装置100-1にあらかじめインストールされたアプリケーションプログラムにより出力される画面であって、商品やサービスを提供する事業者により提供される画面である。このような画面の典型としては、例えばブラウザアプリケーションプログラムによって出力されるウェブページの画面が挙げられるが、当然これのみに限定されず、SNSアプリケーションプログラム、ゲームアプリケーションプログラム、メールアプリケーションプログラム、動画・静止画・音声再生アプリケーションプログラム、他のサービス提供用のアプリケーションプログラムなど、種々のアプリケーションプログラムによって提供される画面を含む。なお、以下の例では、説明の便宜のために、当該画面の例としてウェブページの画面の場合について説明する。
【0012】
例えば、まず、ユーザは、ユーザ端末装置100-1を用いてインターネットにおいて提供されている検索エンジンを利用して、所望の事業者により提供されるウェブページの検索を行う。そして、当該ウェブページに対してアクセスをすると、ディスプレイには、当該事業者により最初に提供されるウェブページが出力される。なお、このように、当該事業者により提供されるウェブサイトにおいて最初に表示されるウェブページは、ランディングページ等とも呼ばれる。なお、以下では、ウェブページがこのようなランディングページである場合を例に説明するが、当然ランディングページ以外のウェブページであってもよい。
【0013】
ここで、ランディングページにおいては、当該事業者の連絡先の電話番号や、当該事業者に電話によりコンタクトするための通話ボタンが含まれる場合がある。ユーザが、この電話番号や通話ボタンに対して操作(例えば、タップ操作)を行うと、当該事業者に対するコンタクトを開始するための通話アプリケーションプログラムが起動され、発信ボタンがディスプレイに出力される。本実施形態では、
図1に示すように、ただ単に発信ボタンを出力するだけではなく、事業者が提供するウェブページに関連する告知情報が出力される。
図1によれば、事業者が提供するランディングページであるウェブページ142に重畳するように告知情報154がディスプレイ140に出力されると共に、当該告知情報に重畳することなく発信ボタン144及び発信をキャンセルするためのキャンセルボタン146が出力されている。
【0014】
その後、ユーザが発信ボタン144に対して操作(例えば、タップ操作)を行うと、起動された通話アプリケーションプログラムによって当該事業者に対してコンタクトを開始する。
【0015】
ここで、ランディングページに含まれる電話番号や通話ボタンに対してユーザが操作をしたのちに、通話アプリケーションプログラムが起動されてユーザが発信ボタンを操作することによって、はじめて当該事業者へのコンタクトが開始される。つまり、ユーザがコンタクトをしようと最初に想起したとき(ランディングページに含まれる電話番号や通話ボタンに対してユーザが操作をしたとき)から、実際にコンタクトが開始されるまでの間に、さらに追加の操作(発信ボタンの操作)が必要とされる。そのため、例えば、ユーザはこの間にコンタクトを躊躇して、実際にコンタクトをすることから離脱することがある。そこで、本実施形態においては、上記のとおり、発信ボタンを出力するときに、当該発信ボタンと共に告知情報を出力することによって、上記離脱を防止して、ユーザのコンタクトを効果的に実行することが可能である。より具体的には、本実施形態においては、当該事業者に対するユーザのコンタクトがなされる確率を、より効果的に向上させることが可能である。
【0016】
なお、本開示においては、「ユーザ」、「管理者」及び「事業者」が存在するが、ウェブページにアクセスする者のことをユーザとし、当該ウェブページを提供する者のことを事業者とし、当該ユーザによる当該事業者に対するコンタクトを管理する者のことを管理者として、互いに区別するために呼称しているに過ぎない。従って、ユーザが管理者又は事業者となる場合もあるし、管理者がユーザ又は事業者となる場合もあるし、事業者がユーザ又は管理者となる場合もある。また、ユーザ、管理者及び事業者は特定の一個人を意味するわけではなく、複数人であってもよいし、法人、企業、団体等の組織を意味してもよい。
【0017】
また、本開示において、「コンタクト」とは、当該事業者に対して当該ユーザがコミュニケーションを行うことを意味する。すなわち、特定のコンタクト方法(例えば、電話による通話)のみに限定されるわけではなく、例えば電話による通話、メール、オンライン会議、SNS等、種々のコンタクト方法によってコンタクトが実行されてもよい。また、本開示において、「コンタクト用アプリケーションプログラム」は、上記コンタクトを実行するためのアプリケーションプログラムを意味する。従って、上記コンタクト方法に従って、通話アプリケーションプログラム、メールアプリケーションプログラム、オンライン会議アプリケーションプログラム、SNSアプリケーションプログラム等、種々のアプリケーションプログラムを用いることが可能である。また、ウェブページは例えばブラウザアプリケーションプログラムによって提供されるが、事業者へのコンタクトが当該ブラウザアプリケーションプログラムによって実行されてもよい。逆に、コンタクト用アプリケーションプログラムによってウェブページへのアクセスが実行されてもよい。
【0018】
また、本開示において、「告知情報」は、ウェブページに関連して出力される情報のことを意味するに過ぎない。従って、あらかじめウェブページと識別情報等に基づいて物理的に関連付けられている場合に限らず、当該ウェブページに対して重複する内容を含むなど内容的に関連する場合などを含む。典型的には、ウェブページを提供する事業者へのコンタクトを促進するための情報であって、ウェブページで紹介される商品やサービスの画像や紹介文を含む情報が挙げられる。
【0019】
2.システム1の構成
図2は、システム1の構成を示す図である。
図2に示すように、システム1は、ユーザ端末装置100-1、管理者端末装置100-2、事業者端末装置100-3、及び通信ネットワーク16を含む。通信ネットワーク16は、インターネット等のデータ通信システム、又は有線電話通信システム及び携帯電話通信システム等の無線電話通信システムを少なくとも含む。
【0020】
このうち、ユーザ端末装置100-1は、事業者が提供するウェブページにアクセスするために、当該ユーザによって用いられる端末装置である。また、管理者端末装置100-2は、ユーザによる事業者へのコンタクトを管理する管理者によって用いられる端末装置である。また、事業者端末装置100-3は、ウェブページを提供する事業者によって用いられる端末装置である。なお、各端末装置は、単に区別のためにそれぞれ呼称を付しているに過ぎず、ユーザ端末装置100-1であっても、場合によっては管理者端末装置100-2又は事業者端末装置100-3として機能する場合など、各端末装置はいずれの機能も実行することが可能である。
【0021】
ユーザ端末装置100-1、管理者端末装置100-2、及び事業者端末装置100-3は、通信ネットワーク16を介して通信ネットワーク16に接続され、情報及びデータを相互に通信する。また、
図2に点線の矢印で示すように、ユーザ端末装置100-1のユーザと事業者端末装置100-3を用いる事業者との間では、例えば、通信ネットワーク16に含まれる有線電話通信システム及び無線電話通信システムを介して、通話によるコンタクトが可能である。なお、
図2には、管理者端末装置100-2と事業者端末装置100-3とが個別の装置とされる場合が示されているが、これらは一つの装置とされてよい。
【0022】
3.端末装置100の構成
以下、
図3を参照して、ユーザ端末装置100-1、管理者端末装置100-2及び事業者端末装置100-3の構成を説明する。なお、以下、ユーザ端末装置100-1、管理者端末装置100-2及び事業者端末装置100-3は、これらを区別する必要がない場合には、端末装置100と総称されて記載されることがある。ユーザ端末装置100-1は、例えば、一般的な個人ユーザそれぞれにより保持されて用いられるスマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ(PC)又はノート型PC等である。管理者端末装置100-2は、例えば、ユーザ端末装置100-1と事業者端末装置100-3との間のコンタクトを管理する管理者により用いられるデスクトップ型PC、PCサーバ又はサーバ用のコンピュータである。事業者端末装置100-3は、業務を消費者等としてのユーザに提供する事業者により運営されるデスクトップ型PC、PCサーバ又はサーバ用のコンピュータである。ただし、ここに記載する各端末装置の種類は単なる一例であって、当然いずれの種類であってもよい。
【0023】
図3は、
図2に示した端末装置100の構成を例示する図である。なお、端末装置100は、
図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、端末装置100の一部の構成要素は省略され得る。また、端末装置100には、
図3に示す以外の他の構成要素が加えられ得る。
図3に示すように、端末装置100は、バスを介して相互に接続された出力インターフェイス(出力IF)111、プロセッサ112、メモリ113、通信インターフェイス(通信IF)114、入力インターフェイス(入力IF)116を含む。メモリ113は、RAM、ROM、不揮発性メモリ(NVM)、HDD(不図示)及びSSD(不図示)等を含む。入力インターフェイス116は、マウス117及びハードキー118等を入力デバイスとして含む。
【0024】
出力インターフェイス111は、スピーカ(不図示)及びディスプレイ140(
図1)等の出力デバイスを端末装置100に接続する。なお、これらの出力デバイスは、端末装置100の外部に配置され、出力インターフェイス111を介して接続されてよい。また、これらの出力デバイスは、
図1に示したユーザ端末装置100-1におけるように、端末装置100と一体に構成されて出力インターフェイス111に接続されてもよい。例えば、出力インターフェイス111は、プロセッサ112の指示に応じて、メモリ113に記憶された画像情報を読み出して、各種表示を行う出力部として機能する。なお、ディスプレイ140は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイから構成される。出力インターフェイス111に接続されるスピーカは、例えば、端末装置100が受信した電話連絡のための音声情報から得られた音声信号を出力するオーディオ出力部として機能する。
【0025】
プロセッサ112は1以上のCPU(マイクロプロセッサ)又は1以上のCPUと画像処理に特化した1以上のGPU等との組合せと、その周辺回路とから構成される。プロセッサ112は、メモリ113に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、プロセッサ112は、実施形態に係る要約処理を実行するための所定の指示命令を含むアプリケーションプログラム、及びOSの処理のための所定の指示命令を含むプログラムをメモリ113から読み出して実行する。
【0026】
OSは、アプリケーションプログラムのインストール、アンインストール、起動、実行、及び常駐等のための様々な機能を提供する。また、OSは、プロセッサ112によるアプリケーションプログラムの実行のための機能を提供する。OSにより提供されるこれらの機能は、端末装置100同士の間の通信のために必要とされる機能を含む。
【0027】
RAMは、ROMに記憶されたアプリケーションプログラム及びOSのプログラムがプロセッサ112により処理されている間に、処理に必要とされるデータの書き込み、及び読み出しが行われるメモリである。不揮発性メモリは、書き込まれたデータを電源の供給なしに保持するメモリである。不揮発性メモリには、プロセッサ112により、当該プログラムの実行によって得られたデータが書き込まれたり、書き込まれたデータが読み出されたりする。
【0028】
通信インターフェイス114は、通信処理回路115及びアンテナを介して通信ネットワーク16と端末装置100とを接続し、通信ネットワーク16に接続された端末装置100同士の間で、データの送受信を行う通信部として機能する。通信処理回路115は、広帯域又は狭帯域の無線通信方式によって、通信ネットワーク16と端末装置100の間で、アンテナを介して情報を通信するための通信処理を行う。なお、広帯域の無線通信方式は、例えばLTE方式であり、狭帯域の無線通信方式は、例えばIEEE802-11及びBluetooth(登録商標)等である。また、通信処理回路115は、無線通信の代わりに、又は無線通信に加えて、有線通信のための処理を行ってもよい。
【0029】
入力インターフェイス116は、通話用のマイク(不図示)、マウス117及びハードキー118等の入力デバイスと有線通信又は無線通信によって接続され、ユーザの操作を受け入れて各種情報の入力を受ける入力部として機能する。入力インターフェイス116の例としては、シリアルポート、パラレルポート、及びUSB等が挙げられる。また、無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))によりマウス117を接続するような場合には、無線通信機能を有する構成要素に、入力インターフェイス116及び通信インターフェイス114の機能を兼用させることも可能である。
【0030】
入力インターフェイス116に接続されるマイクは、例えば、電話連絡の音声を受け入れて、入力インターフェイス116を介してプロセッサ112に音声情報として出力するオーディオ入力部として機能する。マウス117は、それ自体の移動を検出するセンサ、左ボタン及び右ボタン等を含む。マウス117は、ディスプレイに表示されたマウスポインタを移動させるユーザの操作を検出する。ハードキー118は、機械的スイッチを含み、ユーザによる端末装置100への操作を受け入れて、入力インターフェイス116を介してプロセッサ112に出力する。なお、端末装置100とハードキー118とは一体に構成されても、別々に構成されてもよい。端末装置100とハードキー118とが別々に構成される場合には、端末装置100とマウス117及びハードキー118の間は無線通信又は有線通信によって接続される。
【0031】
4.ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112等の動作
ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112及びメモリ113の動作を説明する。特に、プロセッサ112は、事業者により提供され、事業者のコンタクト情報を含むウェブページ142において当該コンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイス116を介して検出する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、プロセッサ112は、検出に応じて、ウェブページ142に関連する告知情報154と、コンタクト情報に基づく事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタン(例えば、発信ボタン144)とを、出力インターフェイス111を介して出力する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、プロセッサ112は、実行ボタンに対するユーザの操作を、入力インターフェイス116を介して検出すると、コンタクト情報に基づく事業者へのコンタクトを開始する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。
【0032】
また、ユーザ端末装置100-1のメモリ113は、事業者により提供され、事業者により提供され、事業者のコンタクト情報を含むウェブページ142において当該コンタクト情報に対するユーザの操作を、入力インターフェイス116を介して検出する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。また、メモリ113は、検出に応じて、ウェブページ142に関連する告知情報154と、コンタクト情報に基づく事業者へのコンタクトを実行するための実行ボタン(例えば、発信ボタン144)とを、出力インターフェイス111を介して出力する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。また、ユーザ端末装置100-1のメモリ113は、実、実行ボタンに対するユーザの操作を、入力インターフェイス116を介して検出すると、コンタクト情報に基づく事業者へのコンタクトを開始する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。これらのアプリケーションプログラムは、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112により、記録媒体から読み出されてユーザ端末装置100-1のメモリ113に記憶される。あるいは、これらのアプリケーションプログラムは、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112により、通信インターフェイス114を介して他の装置から受信されてユーザ端末装置100-1のメモリ113に記憶される。
【0033】
5.管理者端末装置100-2のプロセッサ112等の動作
ここで、管理者端末装置100-2のプロセッサ112及びメモリ113の動作を説明する。特に、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、ユーザ端末装置100-1のユーザから事業者端末装置100-3を用いる事業者へのコンタクトがされるまでの過程を含む一連の処理の履歴を示すコンタクト管理情報を取得する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、取得したコンタクト管理情報を集計する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。また、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、集計したコンタクト管理情報を出力する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムをメモリ113から読み出して実行する。
【0034】
また、特に、管理者端末装置100-2のメモリ113は、ユーザ端末装置100-1のユーザから事業者端末装置100-3を用いる事業者へのコンタクトを示すコンタクト管理情報を取得する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。また、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、取得したコンタクト管理情報を集計する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。また、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、集計したコンタクト管理情報を出力する所定の指示命令を含むアプリケーションプログラムを記憶する。これらのアプリケーションプログラムもまた、ユーザ端末装置100-1のメモリ113に記憶されるアプリケーションと同様に、管理者端末装置100-2のプロセッサ112により管理者端末装置100-2のメモリ113に記憶される。
【0035】
6.管理者端末装置100-2における処理に用いられる情報
本実施形態においては、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112は、例えば、ウェブページにアクセスが開始されてから一定の期間、ユーザ端末装置100-1において行われた処理をトラッキングすることが可能である。すなわち、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112は、あらかじめ指定された事業者のコンタクト情報が含まれたウェブページへのアクセスが開始されると、当該コンタクト情報に対する操作、発信ボタンに対する操作及びこれら操作に起因する各種処理をトラッキングし、履歴情報としてメモリ113に蓄積する。具体的には、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112は、当該ウェブページに埋め込まれたタグ(例えば、JavaScript(登録商標))を読み込んで、ユーザ端末装置100-1を特定するための端末特定情報(例えば、ユーザID情報や、端末識別情報など)、ユーザ端末装置100-1の種別、ブラウザアプリケーションプログラムの種別、アクセスした時間等の情報を取得し、生成された識別情報に対応付けてメモリ113に記憶する。また、プロセッサ112は、当該ウェブページに含まれる事業者のコンタクト情報に対するユーザの操作を検出すると、上記識別情報に対応付けてその操作がなされた時間をメモリ113に記憶する。また、プロセッサ112は、上記コンタクト情報に対する操作がなされたことにより、告知情報が出力された場合には、上記識別情報に対応付けてその出力された時間及び出力された告知情報をメモリ113に記憶する。また、プロセッサ112は、発信ボタンに対するユーザの操作を検出すると、上記識別情報に対応付けて発信ボタンに対する操作がなされた時間を事業者に対するコンタクトがなされた時間としてメモリ113に記憶する。そして、プロセッサ112は、ウェブページへのアクセスが開始されてから一定時間が経過すると、上記のとおりメモリ113に蓄積された様々な情報を管理者端末装置100-2に通信インターフェイス114を介して送信する。
【0036】
すなわち、事業者端末装置100-3には、上記識別情報に対応付けて、各ユーザ端末装置100-1のメモリ113に蓄積された情報がコンタクト管理情報として取得される。
図4は、管理者端末装置100-2における処理において用いられるコンタクト管理情報テーブルを示す図である。
図4によれば、コンタクト管理情報テーブルは、ユーザ端末装置100-1において上記ウェブページへアクセスがされて新たに生成されたアクセス識別情報に対応付けて、トラッキングされた各種情報(例えば、端末特定情報、アクセス時間情報、操作時間情報、告知情報、出力時間情報、コンタクト時間情報等)を記憶する。
【0037】
端末特定情報は、ウェブページがアクセスされたユーザ端末装置100-1を特定するための情報であり、例えばユーザID情報や端末識別情報などを用いることが可能である。アクセス時間情報は、ウェブページにアクセスした時間を示す情報である。操作時間情報は、ウェブページに含まれる事業者のコンタクト情報に対するユーザの操作が検出された時間を示す情報である。告知情報は、上記コンタクト情報に対するユーザの操作を検出したことによって出力された告知情報の内容及び種別の少なくともいずれか一つを示す情報である。出力時間情報は、当該告知情報が出力された時間を示す情報である。コンタクト時間情報は、発信ボタンに対するユーザの操作に起因して生成される時間であって、発信ボタンに対する操作がなされた時間及び事業者に対するコンタクトがなされた時間の少なくともいずれか一つを示す情報である。なお、具体的に図示はしていないものの、上記のとおり、ユーザ端末装置100-1の種別、ブラウザアプリケーションプログラムの種別、コンタクトした事業者を特定する情報(例えば、事業者識別情報)、アクセスしたウェブページを特定する情報(例えば、ウェブページ識別情報)等の他の情報を含むことも可能である。
【0038】
コンタクト管理情報テーブルに記憶される情報は、例えば事業者端末装置100-3から集計要求を受信することによって集計処理がなさる。一例としては、ウェブページへのアクセス数に対して実際に事業者に対してコンタクトがされた割合を示す情報や、ウェブページへのアクセス又はコンタクト情報への操作がなされてから事業者へのコンタクトがなされるまでに要した時間を示す情報や、告知情報の出力がなされた場合となされなかった場合において事業者へのコンタクトがなされた割合の比較を示す情報等が生成される。
【0039】
7.ユーザ端末装置100-1の処理フロー
図5は、本開示の一実施形態に係るユーザ端末装置100-1において実行される処理フローを示す図である。当該処理フローは、主にユーザ端末装置100-1のプロセッサ112がメモリ113に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われる。
【0040】
図5に示すように、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112は、ユーザによるブラウザアプリケーションプログラムの起動のための操作を、入力インターフェイス116を介して検出する(S100)。プロセッサ112は、検出された操作に従って、ブラウザアプリケーションプログラムを起動する。なお、以下では、ブラウザアプリケーションプログラムによって事業者により提供されるウェブページ(例えば、事業が提供するサービスのランディングページ)の出力を行う場合について説明する。しかし、当然この場合のみに限定されるわけではなく、ウェブページが出力可能であればいずれのアプリケーションプログラムでもよい。
【0041】
次に、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112は、事業者により提供されるウェブページ142(例えば、事業者が提供するサービスのランディングページ)へのアクセスのための操作を、入力インターフェイス116を介して検出する。例えば、当該操作は、ブラウザアプリケーションプログラムを通じて検索エンジンにて当該ウェブページの検索を行い、その検索結果からユーザが所望のウェブページを選択することによって行われる。プロセッサ112は、検出された操作に従って、通信インターフェイス114を介して、事業者により提供されるウェブページ142へのアクセス要求を送信する(S102)。ここで、ウェブページ142は、一般的には、文字データやレイアウト、個々の構成要素の構造や設定がマークアップ言語であるHTMLで記述されたHTMLファイル、レイアウトや見栄えなどに関する指示や設定が記載されたCSSファイル、簡易的なコンピュータプログラムであり特殊効果や対話的な操作などを可能にするJavaScipt(登録商標)、別のウェブページ等を参照するためのハイパーリンク、及びこれらの組合せにより構成されている。そのため、アクセス要求は、これらウェブページ142を構成する各種情報の送信要求を含む。
【0042】
また、本実施形態においては、ユーザ端末装置100-1のOS又は端末装置100の種別に応じてウェブページ142の構成やレイアウトを変更する。具体的には、例えば通話アプリケーションプログラムを利用して携帯電話通信システムによる通話に対応したOS又は端末装置100である場合には、事業者へのコンタクト先を示すコンタクト情報に対してユーザが操作可能にするために、ウェブページ142に含まれるコンタクト情報に通信アプリケーションプログラムを起動するための記述が含まれる。他方、携帯電話通信システムによる通話に対応したOS又は端末装置100である場合には、ウェブページ142には当該記述が含まれない。従って、S102において送信されるアクセス要求には、ユーザ端末装置100-1のOS又は端末装置100の種別を示す情報がさらに含まれる。
【0043】
次に、プロセッサ112は、ウェブページ142へのアクセス要求によってサーバ装置(図示しない)から受信したウェブページ142を構成する各種情報を、通信インターフェイス114を介して受信する。プロセッサ112は、受信した各種情報を受信すると、当該各種情報に基づいて出力インターフェイス111を介してディスプレイ140にウェブページ142を出力する(S104)。そして、プロセッサ112は、受信したウェブページ142を構成するJavaScript(登録商標)に基づいて、ユーザ端末装置100-1から事業者へのコンタクトがされるまでになされた処理履歴(例えば、
図4に示された情報)を含むコンタクト管理情報をメモリ113に蓄積するための処理を開始する(S105)。ここでは、プロセッサ112は、タイマ(図示しない)によるコンタクト管理情報を蓄積する時間の計時を開始すると共に、メモリ113にアクセス時間情報をコンタクト管理情報として記憶する。
【0044】
ここで、
図7Aは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、
図7Aは、
図5のS104においてディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
図7Aによれば、ディスプレイ140には、受信されたウェブページ142が、HTMLファイル、CSSファイル等に従って構成され、出力されている。一例としては、当該ウェブページ142には、事業者が提供する商品やサービスのランディングページであって、当該商品やサービスの内容、料金、使用例等の情報を含む。本実施形態においては、これらの情報に加えて、さらに、当該事業者へコンタクトするためのコンタクト情報152(例えば、電話番号XXX-XXXX-XXXX)が含まれる。ユーザは、当該コンタクト情報152に対して操作(例えば、タップ操作)を、入力インターフェイス116を介して行うことによって、当該事業者にコンタクトするための通話アプリ―ションプログラムを起動することが可能である。
【0045】
なお、
図7Aの例では、コンタクト情報152は電話番号の表示と通話アプリケーションプログラムを起動するための通話ボタンを含み、当該通話ボタンに対してタップ操作をする場合について説明したが、当然この例のみには限らない。例えば、通話ボタンを含むことなく、電話番号の表示に対してタップ操作すると当該アプリケーションプログラムが起動するようにしてもよい。また、電話番号の表示部分を長押し等の操作により選択し、さらに機能メニューから発信メニューを選択することにより、当該アプリケーションプログラムが起動するようにしてもよい。電話番号が明示的に記載されている必要はなく、電話の形状をしたアイコンやマーク、通話可能であることを示すテキストの表示のみであってもよい。
【0046】
再び
図5に戻り、プロセッサ112は、ディスプレイ140に出力されたコンタクト情報152へのユーザによる操作を、入力インターフェイス116を介して検出したか否かを判断する(S106)。プロセッサ112は、コンタクト情報152へのユーザによる操作を検出した場合(Y)には、S108の処理に進み、検出しない場合(N)にはS116の処理に進む。
【0047】
コンタクト情報152へのユーザによる操作が検出されると、プロセッサ112は、コンタクト管理情報として当該操作がなされた操作時間情報を取得し、メモリ113へ記憶すると共に、事業者へのコンタクトをするための通話アプリケーションプログラムを起動する(S108)。ここで、上記のとおり、携帯電話通信システムによる通話に対応していないOS又は端末装置100の種別の場合は、通話アプリケーションプログラムを利用することができない。そのため、ウェブページ142にはコンタクト情報152が含まれていたとしても、単なる情報の提示のみがなされており、コンタクト情報152への操作が検出されたとしても通話アプリケーションプログラムの起動は行われない。すなわち、プロセッサ112による通話アプリケーションプログラムの起動は、ユーザ端末装置100-1にインストールされたOS又は端末装置100の種別に応じて行われる。
【0048】
次に、プロセッサ112は、サーバ装置へ告知情報の送信要求を通信インターフェイス114を介して送信すると共に、受信した告知情報を、出力インターフェイス111を介してディスプレイ140に出力する(S110)。また、プロセッサ112は、出力された告知情報をコンタクト管理情報としてメモリ113記憶する。
【0049】
ここで、
図7Bは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、
図7Bは、
図5のS110においてディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。
図7Bによれば、
図7Aにおいて出力されたウェブページ142に重畳して、ディスプレイ140の略中央付近に、告知情報154が出力されている。当該告知情報154には、事業者が提供するウェブページにおいて紹介されている商品又はサービスに関連して、事業者へのコンタクトを促進するための情報が出力されている。このような告知情報には、例えば、当該商品又はサービスのキャンペーン情報や、割引情報、クーポン情報、特典情報、チュートリアル情報、類似品・類似サービスの情報、当該商品・サービスと一緒に利用されることが多い他の方品・サービスの情報、販売店情報、又はこれらの組合せが例として挙げられる。
【0050】
また、告知情報154は、当該告知情報が出力された領域の周辺にある周辺領域148に比して、強調して出力されている。これにより、ユーザは、重畳して表示されているウェブページ142の情報よりも、告知情報154により着目することが可能となる。なお、
図7Bの例では、プロセッサ112が、周辺領域148に比して告知情報154の輝度が高くなるように制御することで、告知情報154を強調して出力したが、当該処理以外にも、告知情報154の彩度を上げたり、明度を上げたり、黒色の画素の割合を低くしたり、告知情報154の周囲の枠線を変更したり、これらを組合せることにより行ってもよい。また、告知情報154はディスプレイ140の略中央付近に出力されているが、この位置はいずれの位置であってもよい。
【0051】
次に、
図7Cは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、
図7Cは、
図5のS110においてディスプレイ140に出力される画面の例であって、
図7Bに示された画面が出力された後に出力される画面の例を示す図である。
図7Cによれば、プロセッサ112は、
図7Bの告知情報154が出力された後、所定の時間が経過して、通話アプリケーションプログラムが起動されると
図7Cの画面を出力する。
【0052】
図7Cに示された画面には、
図7Aにおいて出力されたウェブページ142に重畳してディスプレイ140の略中央付近に、告知情報154が
図7Bの画面に引き続いて、出力されている。これに加えて、通話アプリケーションプログラムが起動されることによって、当該画面には、発信ボタン144及びキャンセルボタン146が出力されている。すなわち、ウェブページ142及び告知情報154はブラウザアプリケーションプログラムによって出力されているが、当該発信ボタン144及びキャンセルボタン146は通話アプリケーションプログラムによって出力されている。そして、ユーザが発信ボタン144に対して入力インターフェイス116を介して操作をすることによって、当該事業者のコンタクト先に対して携帯電話通信システムを介した発信がなされ、事業者に対してコンタクトが開始される。他方、ユーザがキャンセルボタン146に対して入力インターフェイス116を介して操作をすると、事業者へのコンタクト処理がキャンセルされ、再び
図7Aに示す画面に戻る。
【0053】
ここで、発信ボタン144及びキャンセルボタン146は、これらが出力された領域の周辺にある周辺領域150に比して、強調して出力されている。この周辺領域150には、告知情報154も含まれる。これにより、ユーザは、告知情報154よりも、発信ボタン144及びキャンセルボタン146により着目し、さらにこれらボタンに対する操作が容易になる。このとき、告知情報154は、発信ボタン144及びキャンセルボタン146と比して、相対的に強調されない状態で出力されている。しかし、完全にユーザが告知情報154を視認不可にするのではなく、ユーザが視認可能な状態で出力する必要がある。告知情報154を視認可能な状態で出力することによって、実際に発信ボタン144を操作して事業者にコンタクトをする確率を向上させることが可能となる。
【0054】
なお、
図7Cの例では、プロセッサ112が、周辺領域150に比して発信ボタン144及びキャンセルボタン146の輝度が高くなるように制御することで、発信ボタン144及びキャンセルボタン146を強調して出力した。しかし、これに限らず、発信ボタン144及びキャンセルボタン146の彩度を上げたり、明度を上げたり、黒色の画素の割合を低くしたり、告知情報154の周囲の枠線を変更したり、これらを組合せることにより行ってもよい。
【0055】
また、これに加えて、告知情報154は、周辺領域150のうち告知情報154を除く領域158に比して、強調して出力されてもよい。すなわち、この場合、強調される程度として、高い方から、発信ボタン144及びキャンセルボタン146、告知情報154、そして領域158となる。このようにすることで、発信ボタン144及びキャンセルボタン146の視認性には劣るものの、告知情報154の視認性も十分に確保しつつ、ユーザにとってより着目しやすいものとなる。なお、強調は、例えば、上記と同様に、輝度、彩度、明度、黒色がその割合、枠線の変更又はこれらの組合せにより調整することが可能である。
【0056】
また、
図7Cの例によれば、通話アプリケーションプログラムが起動して発信ボタン144及びキャンセルボタン146がディスプレイ140に出力されている。これに加えて、ブラウザアプリケーションプログラムによって出力される告知情報154を含む画面も同時に出力されている。すなわち、通信アプリケーションプログラムが起動されることによって出力される画面がディスプレイ140の全面に出力されるのではなくディスプレイ140の一部に出力される。これによって、通話アプリケーションプログラムにより出力される発信ボタン144及びキャンセルボタン146に加えて、ブラウザアプリケーションプログラムによって出力される告知情報154の両方を、同時にディスプレイ140に出力することが可能である。
【0057】
再び
図5に戻り、プロセッサ112は、
図7Cに示す画面において、発信ボタン144への操作が入力インターフェイス116を介して検出されたか否かを判断する(S112)。そして、当該操作が検出された場合(Y)には、プロセッサ112は、通話アプリケーションプログラムによって携帯電話通信システムによるコンタクト(発信)を開始するよう制御する(S114)。このとき、プロセッサ112は、出力インターフェイス111を介して通話アプリケーションプログラムを前面に表示するようにし、ディスプレイ140における告知情報の出力を終了する。そして、プロセッサ112は、S110において告知情報が出力されてから時間のカウントを開始し、発信ボタン144への操作を検出し、コンタクトが開始されることで告知情報の出力が終了することで当該カウントを停止する。そして、プロセッサ112は、発信ボタン144への操作を検出し、コンタクトが開始されて告知情報の出願が終了した時間をコンタクト時間情報(コンタクト管理情報)として取得すると共に、時間のカウント開始から停止までの時間を出力時間情報(コンタクト管理情報)として取得し、メモリ113へ記憶する。一方、発信ボタン144への操作が検出されず、キャンセルボタン146への操作が検出された場合(N)には、プロセッサ112は、同様に時間のカウントを停止すると共に、その時間を出力時間情報(コンタクト管理情報)として取得し、メモリ113へ記憶する。そして、プロセッサ112は、S116の処理に進む。
【0058】
ここで、
図7Dは、ユーザ端末装置100-1の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、
図7Dは、
図5のS114においてディスプレイ140に出力される画面の例であって、
図7Cに示された画面において発信ボタン144への操作が検出された後に出力される画面の例を示す図である。
【0059】
図7Dによれば、
図7A~
図7Cにおいてディスプレイ140に出力されていたブラウザアプリケーションプログラムの画面に代えて、通話アプリケーションプログラムの画面156が全面に出力されている。当該画面156には、事業者のコンタクト先である電話番号(XXX-XXXX-XXXX)が表示されると共に、現在コンタクトをしている最中であることを示す「発信中」の表示がされる。
【0060】
再び
図5に戻り、プロセッサ112は、S105においてコンタクト管理情報の蓄積のためにタイマによる計時が開始されてから、一定時間が経過したか否かを検出する(S116)。プロセッサ112は、一定時間が経過したと判断される場合(Y)には、メモリ113にコンタクト管理情報として記憶された各情報(アクセス時間情報、操作時間情報、告知情報、出力時間情報、コンタクト時間情報等)を、アクセス識別情報に対応付けて、通信インターフェイス114を介して管理者端末装置100-2に送信する(S118)。以上により、当該処理フローを終了する。
【0061】
このように、当該処理フローにおいては、コンタクト情報への操作が検出されると、単に通話アプリケーションプログラムによって発信ボタン144及びキャンセルボタン146を出力するのではなく、告知情報を共に出力する。これによって、キャンセルボタン146に対する操作がされ、事業者へのコンタクトに対してユーザが離脱することを防止し、効果的に事業者へコンタクトをさせることが可能となる。また、ユーザ端末装置100-1に搭載されているOSや端末装置100の種別に応じた処理を行うことで、より適切な処理をすることが可能となる。さらに、告知情報の出力において、発信ボタン144及びキャンセルボタン146と視覚的に区別可能に出力することで、ユーザに対する利便性を向上することが可能である。
【0062】
8.管理者端末装置100-2の処理フロー
図6は、本開示の一実施形態に係る管理者端末装置100-2において実行される処理フローを示す図である。具体的には、
図6は、
図5に示した処理フローにおいて、ユーザ端末装置100-1から受信したコンタクト管理情報の集計に係る処理フローを示す。当該処理フローは、主に管理者端末装置100-2のプロセッサ112がメモリ113に記憶されたプログラムを所定周期で読み出して実行することにより行われる。
【0063】
図6に示すように、管理者端末装置100-2のプロセッサ112は、通信インターフェイス114を介してユーザ端末装置100-1からコンタクト管理情報の受信による割り込み信号を受信したか否かを判断する(S140)。そして、コンタクト管理情報を受信したと判断される場合(Y)、プロセッサ112は、コンタクト管理情報と共に受信したアクセス識別情報に対応付けて、コンタクト管理情報テーブル(
図4)に受信したコンタクト管理情報を更新して記憶する(S142)。なお、コンタクト管理情報を受信していない場合(N)、当該処理は行われない。
【0064】
次に、プロセッサ112は、事業者端末装置100-3から、通信インターフェイス114を介して、コンタクト管理情報の集計要求の受信による割り込み信号を受信したか否かを判断する(S144)。そして、集計要求を受信したと判断される場合(Y)、プロセッサ112はコンタクト管理情報テーブルを参照して、集計要求によって所望されるコンタクト管理情報の集計を行う(S146)。プロセッサ112は、集計された集計情報を、通信インターフェイス114を介して、集計要求を送信してきた事業者端末装置100-3に送信する(S148)。なお、集計要求を受信していない場合(N)、当該処理は行われない。以上により、当該処理フローを終了する。
【0065】
ここで、
図8は、事業者端末装置100-3の処理において、ディスプレイ140に出力される画面の例を示す図である。具体的には、管理者端末装置100-2から事業者端末装置100-3に送信される集計情報が事業者端末装置100-3に出力される場合の例を示す図である。すなわち、
図8は、管理者端末装置100-2において集計された集計情報の一例を示す図である。
【0066】
図8によれば、管理者端末装置100-2のプロセッサ112において、コンタクト管理情報テーブルが参照され、集計要求を送信してきた事業者が提供するウェブページを特定する情報(例えば、ウェブページ識別情報。
図4において図示しない。)が対応付けられたコンタクト管理情報が取得され、集計情報として出力される。一例としては、
図8に示すように、ウェブページ識別情報(例えば、「W1」)にアクセスしたユーザのユーザ端末装置100-1を特定するための端末特定情報や、アクセス時間情報、操作時間情報、告知情報、出力時間情報、コンタクト時間情報等が集計情報として出力されている。
【0067】
また、当該情報に加えて、管理者端末装置100-2のプロセッサ112において、当該情報を用いて算出された統計値が集計情報として出力されている。一例としては、コンタクト時間情報が記憶されている数をカウントすることによって、ウェブページ(ウェブページ識別情報=「W1」)へのアクセス数に対してコンタクトが実際になされた割合が算出され、「コンタクト率」として出力されている。また、コンタクトが実際にされたもののうち、アクセス時間情報とコンタクト時間情報との差分から、ウェブページへのアクセスがなされてから実際にコンタクトがなされるまでに要した時間を示す情報が、「コンタクト時間」として出力されている。また、ウェブページへのアクセス数に対して、告知情報が出力された後にコンタクトが実際になされた割合が算出され、「告知情報の出力ありの場合のコンタクト率」として出力されている。なお、
図8に示す情報は、集計情報の一例であって、当然他の情報が出力されてもよい。
【0068】
以上、本実施形態においては、ウェブページを提供する事業者へのコンタクトをより効果的に実行することが可能である。特に、コンタクト情報への操作が検出されると、単に通話アプリケーションプログラムによって発信ボタン144及びキャンセルボタン146を出力するのではなく、告知情報を共に出力する。これによって、キャンセルボタン146に対する操作がされ、事業者へのコンタクトに対してユーザが離脱することを防止し、効果的に事業者へコンタクトをさせることが可能となる。また、ユーザ端末装置100-1に搭載されているOSや端末装置100の種別に応じた処理を行うことで、より適切な処理をすることが可能となる。さらに、告知情報の出力において、発信ボタン144及びキャンセルボタン146と視覚的に区別可能に出力することで、ユーザに対する利便性を向上することが可能である。
【0069】
9.変形例
上記実施形態においては、ウェブページにおいてコンタクト情報への操作が検出されると通話アプリケーションプログラムが起動され、告知情報と共に発信ボタン144等が一緒に出力される場合について説明した。しかし、これに限らず、コンタクト情報への操作がなされた後、告知情報を出力してから所定時間の経過後に通話アプリケーションプログラムを起動するようにしてもよい。
【0070】
図9は、本開示の一実施形態に係るユーザ端末装置100-1において実行される処理フローを示す図である。具体的には、当該処理フローは、主にユーザ端末装置100-1のプロセッサ112がメモリ113に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われる。
【0071】
図9に示すように、ユーザ端末装置100-1のプロセッサ112が、入力インターフェイスを介してブラウザアプリケーションプログラムの起動のための操作を検出することによって当該処理フローは開始されるが、S200~S206に係る処理は、
図5のS100~S106に係る処理と同じであるため、詳細な説明は省略する。
【0072】
次に、プロセッサ112は、コンタクト情報への操作を検出すると(S206)、告知情報を、出力インターフェイス111を介してディスプレイ140に出力する(S207)。このとき、一例としては、告知情報は、ウェブページに重畳するように出力されるが、発信ボタン等はまだ通話アプリケーションプログラムが起動していないため出力されていない。その後、プロセッサ112は。所定時間が経過すると(S208)、通話アプリケーションプログラムを起動し、ディスプレイ140に通話アプリケーションプログラムの画面を全面に出力する(S209)。当該画面には、事業者へのコンタクト先となる電話番号と共に発信ボタンが出力されている。すなわち、この場合、告知情報のディスプレイ140への出力は終了している。
【0073】
その後、発信ボタンへの操作が検出されると事業者へのコンタクトを開始するが、以降の処理は
図5のS112~S118と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0074】
以上、当該変形例においては、ウェブページを提供する事業者へのコンタクトをより効果的に実行することが可能である。特に、コンタクト情報への操作が検出されると、単に通話アプリケーションプログラムによって発信ボタンが出力される前に、告知情報を出力する。これによって、キャンセルボタンに対する操作がされ、事業者へのコンタクトに対してユーザが離脱することを防止し、効果的に事業者へコンタクトをさせることが可能となる。なお、具体的に記載はしていないものの、当該変形例においても上記実施形態と同様の効果を奏することが可能である。
【0075】
また、以上の説明においては、ユーザ端末装置100-1のユーザと事業者との間で携帯電話通信システムを用いたコンタクトが行われる場合について説明した。しかしながら、ユーザと事業者との間のコンタクトは、携帯電話通信システムを用いた方法以外の代替方法、例えば、電子メール、SNS及びオンライン会議等を用いてもよい。この場合には、発信ボタン144等の表示内容、及びこれらのボタンが操作された場合のユーザ端末装置100-1及び管理者端末装置100-2のプロセッサ112による処理の内容を、代替手段に応じて、適宜、変更すればよい。
【0076】
また、以上の説明においては、ユーザ端末装置100-1において、ウェブページ142の表示のためにブラウザアプリケーションプログラムが用いられる場合が例示された。しかし、ウェブページ142が用いられる必要はない。例えば、ウェブページ142は、事業者がユーザに業務を提供するために、ユーザ端末装置100-1上で動作する専用アプリケーションプログラムの画面により代替されてもよい。さらに、ウェブページ142は、例えば、上記SNS又はオンライン会議用の画面によって代替されてもよい。
【0077】
また、実施形態において明示的に説明された装置によってだけでなく、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組合せにより実現され得る。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することにより実現され得る。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理及び手順をコンピュータプログラムとして実装されえ、端末装置及び端末装置を含む各種のコンピュータにより実行され得る。
【0078】
本明細書中において、単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、及び/又は、モジュールによって実行されると説明された処理及び手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行され得る。また、本明細書において、単一のメモリ及び記憶装置に格納される旨が説明された各種情報は、単一の装置に含まれる複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納され得る。さらに、本明細書において説明された複数のソフトウェア及びハードウェアは、それらをより少ない構成要素に統合することにより、又は、より多い構成要素に分解することにより実現され得る。
【0079】
本発明の実施形態が説明されたが、この実施形態は、例として提示されたものであり、発明の範囲を限定することを意図されていない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることができ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更され得る。これら実施形態やその変形は、本発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0080】
1 :システム
16 :通信ネットワーク
100 :端末装置
100-1 :ユーザ端末装置
100-2 :管理者端末装置
100-3 :事業者端末装置
111 :出力インターフェイス
112 :プロセッサ
113 :メモリ
114 :通信インターフェイス
115 :通信処理回路
116 :入力インターフェイス
117 :マウス
118 :ハードキー
140 :ディスプレイ
142 :ウェブページ
144 :発信ボタン
146 :キャンセルボタン
148 :周辺領域
150 :周辺領域
152 :コンタクト情報
154 :告知情報
156 :画面
158 :領域