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特開2023-168400蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物および方法
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  • 特開-蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物および方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168400
(43)【公開日】2023-11-24
(54)【発明の名称】蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物および方法
(51)【国際特許分類】
   A01N 43/713 20060101AFI20231116BHJP
   A01P 7/00 20060101ALI20231116BHJP
   A01P 7/04 20060101ALI20231116BHJP
   A01N 53/06 20060101ALI20231116BHJP
   A01P 7/02 20060101ALI20231116BHJP
   C05G 5/20 20200101ALI20231116BHJP
   A01M 1/20 20060101ALI20231116BHJP
【FI】
A01N43/713
A01P7/00
A01P7/04
A01N53/06 150
A01P7/02
C05G5/20
A01M1/20 A
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023155458
(22)【出願日】2023-09-21
(62)【分割の表示】P 2022001384の分割
【原出願日】2017-04-05
(31)【優先権主張番号】62/319,021
(32)【優先日】2016-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(72)【発明者】
【氏名】コールドウェル、ネイサン ディー
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン、トーマス イー
(57)【要約】
【課題】蛛形綱種の繁殖力を制御する効果的な方法を提供する。
【解決手段】テトラニリプロールおよび少なくとも1つのさらなる植物保護剤を含む蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物であって、前記植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、組成物を植物または土壌に適用する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を含む、卵の堆積割合を低下させることによって蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物であって、前記テトラニリプロールは、当該組成物の5重量%以下であり、前記テトラニリプロールは、前記組成物における単独ジアミドであり、前記植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、組成物。
【請求項2】
前記植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートから選択されるピレスロイドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記植物保護剤は、ビフェントリンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記植物保護剤は、ゼータ-シペルメトリンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記植物保護剤は、当該組成物の1重量%以下である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記テトラニリプロールと前記植物保護剤とのモル比は、1:100~100:1の範囲である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
pH緩衝剤をさらに含み、前記緩衝剤は、組成物のpHを5.5~6.5の間に維持することができる、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
液体肥料をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記液体肥料は、水系である、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記液体肥料は、前記組成物中の全成分の総重量に基づき、95.0重量%~99.99重量%の濃度で存在する、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
凍結防止剤、消泡剤、殺生物剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加剤をさらに含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項12】
均一である、請求項8に記載の組成物。
【請求項13】
蛛形綱種を制御するために有効な量の請求項1に記載の組成物を、植物または土壌に適用することを含む蛛形綱種の繁殖力を制御する方法。
【請求項14】
前記植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートから選択されるピレスロイドである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記植物保護剤は、ビフェントリンである、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記植物保護剤は、ゼータ-シペルメトリンである、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記組成物は、エーカーあたり2ガロン(7.57リットル)~7ガロン(26.50リットル)の割合で適用される、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記テトラニリプロールおよび前記植物保護剤は別々に適用される、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記テトラニリプロールおよび前記植物保護剤は同じ製剤中に提供される、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記蛛形綱種は、ダニである、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
前記蛛形綱種は、ナミハダニ(TSSM)である、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
有効量のテトラニリプロールを含む組成物を、蛛形綱種の繁殖力の制御を必要とする領域に適用することを含む、卵の堆積割合を低下させることによって蛛形綱種の繁殖力を制御する方法であって、前記テトラニリプロールは、前記組成物の5重量%以下であり、前記テトラニリプロールは、前記組成物における単独ジアミドである、方法。
【請求項23】
前記組成物は、エーカーあたり2ガロン(7.57リットル)~7ガロン(26.50リットル)の割合で適用される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記蛛形綱種は、ナミハダニ(TSSM)である、請求項22に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の分野)
本発明は、農薬組成物および農薬製剤の分野に関する。特に、本発明は、蛛形綱種の繁殖力を制御するのに適したテトラニリプロールを、単独で、または植物保護剤と組み合わせて含む組成物を提供する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
クモダニ、特にクモダニ(Tetranychus urticae)(ナミハダニ、TSSMまたはTSMとも呼ばれる)のような種々の蛛形綱種は、農業における主要な害虫として知られている。クモダニ(T.urticae)は、非常に多剤耐性であり、1000種超の植物を常食とする。クモダニ(T.urticae)は、トウガラシ、ジャガイモ、豆、トウモロコシ、イチゴおよびバラのような温室作物、年間作物および多くの園芸作物の重要な害虫である。それは世界中に広がっており、暖かく乾燥した気候の地域の自然界では自由に発生する。クモダニは葉表面に黄色の斑点を引き起こし、重い侵襲では葉が薄くて脆くなり、クモの巣で覆われる。この損傷は収率の重大な低下を引き起こし得る。クモダニは特に野菜の主要な害虫である。クモダニは、温室トマト、キュウリ、トウガラシ作物に重大な被害をもたらす。また、それは、急速な発展(暑い季節には5~7日間の発生時間)を示す。
【0003】
世代時間が短く、クモダニの生殖率が高いことから、気候変動と伴ってクモダニも同様に作物の主要な害虫の1つになると予想される。クモダニの壊滅的な影響は、すでにヨーロッパの一部で農業生産に大きな問題を引き起こしている。
【0004】
したがって、蛛形綱種、特にTSSMの繁殖力を制御する効果的な方法を開発する必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物を提供する。組成物は、有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を含有し、植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0006】
いくつかの実施形態では、植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートからなる群から選択されるピレスロイドである。
【0007】
本発明の別の態様は、有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を、植物または土壌に適用することを含む蛛形綱種の繁殖力を制御する方法を提供し、前記植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0008】
いくつかの実施形態では、蛛形綱種は、ダニである。いくつかの実施形態では、蛛形綱種は、ナミハダニ(TSSM)である。いくつかの実施形態では、方法は、卵、幼虫、若虫、および成虫のような蛛形綱生命段階の少なくとも1つを阻害する。
【0009】
本発明の別の態様は、テトラニリプロールを植物に適用することを含む、蛛形綱種の繁殖力を制御する方法を提供する。いくつかの実施形態では、蛛形綱種は、TSSMである。いくつかの実施形態では、方法は、卵、幼虫、若虫、および成虫のような蛛形綱生命段階の少なくとも1つを阻害する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】未処理のチェック(UTC)、テトラニリプロールおよびCoragen(登録商標)(クロラントラニリプロール)が約120時間TSSM産卵に及ぼす影響を示す。
図2】UTC、テトラニリプロールおよびCoragen(登録商標)が約96時間TSSM産卵に及ぼす影響を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の様々な実施形態は、蛛形綱種の繁殖力を制御するための農業用組成物を提供する。特に、テトラニリプロールを含有する組成物は、卵の堆積割合を低下させることによってダニ集団を抑制する強力な活性を示すことが見出されている。これは、際立っていない弱い効果、またはダニの堆積に対するフレア応答をも示す他のジアミド化合物の活性スペクトルを考慮すると、全く予想外の観察である。さらに、テトラニリプロールと1つ以上の植物保護剤との組み合わせは、スペクトル殺虫効力をさらに広げ、蛛形綱種の成長を抑制する。
【0012】
本明細書中で使用されるように、特に明記しない限り、「蛛形綱(Arachnida)」という用語は、鋏角亜門の関節脚無脊椎動物または節足動物のクラスを指す。非限定的な例示的なサブクラスには、ダニ目(Acari)、ウデムシ目(Amblypygi)、クモ目(Araneae)、コスリイムシ目(Haptopoda)、ザトウムシ目(Opiliones)、コヨリムシ目(Palpigradi)、ムカシザトウムシ目(Phalangiotarbida)、カニムシ目(Pseudoscorpions)、クツコムシ目(Ricinulei)、ヤイトムシ目(Schizomida)、サソリ目(Scorpions)、ヒヨケムシ目(Solifugae)、ワレイタムシ目(Trigonotarbida)およびサソリモドキ目(Thelyphonida)が含まれる。
【0013】
本明細書で使用されるように、「植物保護剤」は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、またはこれらの生物学的活性剤の2つ以上の組み合わせとして生物学的活性を発現する分子または分子の組み合わせを指す。
【0014】
本明細書で使用されるように、特に明記しない限り、用語「繁殖力を制御する」は、その成長段階の1つ以上の間に蛛形綱種の存在を低減、阻害または排除することを指す。例えば、本発明の組成物は、卵、幼虫、若虫、および成虫形態などの任意の段階でダニの成長を制御するために使用され得る。
【0015】
本明細書で使用されるように、特に明記しない、用語「殺虫剤」は、昆虫を忌避し、抑制し、または死滅させる分子または分子の組み合わせを指し、植物保護、建造物保護、芝生保護、または人物保護のために使用され得る。
【0016】
用語「液体肥料」は、窒素、リンおよびカリウム(例えば、10%の窒素、34%のリンおよび0%のカリウムなどであるが、これらに限定されない)ならびに微量栄養素の様々な割合を含有する流体または液体形態の肥料を指し、リンを多く含み、急速で激しい根の成長を促進するスターター肥料として知られている。液体肥料は通常、水系である。本明細書で使用されるように、用語「水系」は、主要な溶媒またはビヒクルが水であることを示す。本明細書で使用される用語「周囲温度」は、実験室または他の作業環境で見出される任意の適切な温度を意味し、一般に約15℃未満または約30℃を超えない。
【0017】
修飾語「約」は、本明細書では、ある好適な操作範囲、例えば反応物のモル比、物質量および温度の範囲が固定的に決定されないことを示すために使用される。その意味はしばしば、当業者には明らかであろう。例えば、製剤に関して1リットルあたり約200グラムの濃度の記載は、その濃度の場合と同様の効果を提供することが期待できる、1リットルあたり180グラムまたは1リットルあたり220グラムなどのような他の同様の濃度を含むと解釈される。当業者の経験からの指針が欠けている場合、文脈からの指針は欠けており、より具体的な規則が以下に列挙されていない場合、「約」の範囲は、エンドポイントの絶対値の10%以下または記載された範囲の10%以下のいずれか小さい方でなければならない。
【0018】
本発明の少なくとも1つの態様では、蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物が記載され、該組成物は、有効量のジアミン殺虫剤および少なくとも1つの植物保護剤を含有し、植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0019】
いくつかの実施形態では、ジアミド殺虫剤は、テトラニリプロール、クロラントラニリプロール、フルベンジアミドおよびシアントラニリプロールを含むが、これらに限定されない。一実施形態では、組成物は、ジアミド殺虫剤としてのテトラニリプロールから本質的になる。別の実施形態では、組成物に使用される組成物単独ジアミド殺虫剤は、テトラニリプロールである。
【0020】
いくつかの実施形態では、組成物は、少なくとも1つの植物保護剤をさらに含む。適切な植物保護剤は、以下を含む。
【0021】
殺虫剤:A1)アルジカルブ、アラニカルブ、ベンフラカルブ、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、メチオカルブ、メソミル、オキサミル、ピリミカルブ、プロポクスルおよびチオジカルブからなるカーバメート類;A2)アセフェート、アジンホスエチル、アジンホスメチル、クロルフェンビンホス、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、デメトン-S-メチル、ダイアジノン、ジクロルボス/DDVP、ジクロトホス、ジメトエート、ジスルホトン、エチオン、フェニトロチオン、フェンチオン、イソキサチオン、マラチオン、メタミダホス(methamidaphos)、メチダチオン、メビンホス、モノクロトホス、オキシメトエート(oxymethoate)、オキシデメトンメチル、パラチオン、パラチオンメチル、フェントエート、ホレート、ホサロン、ホスメット、ホスファミドン、ピリミホスメチル、キナルホス、テルブホス、テトラクロルビンホス、トリアゾホスおよびトリクロルホンからなる有機ホスフェート類;A3)エンドスルファンなどのシクロジエン有機塩素化合物類;A4)エチプロール、フィプロニル、ピラフルプロールおよびピリプロールからなるフィプロール(fiprole)類;A5)アセタミプリド、クロチアニジン(chlothianidin)、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラチアクロプリドおよびチアメトキサムからなるネオニコチノイド類;A6)スピノサドおよびスピネトラムなどのスピノシン類;A7)アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、イベルメクチン、レピメクチンおよびミルベメクチンからなるメクチン類由来のグルタタメート依存性クロリドチャネルアロロステリックモジュレーター(glutatamate-gated chloride channel alolosteric modulator);A8)ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン、フェノキシカルブおよびピリプロキシフェンなどの幼若ホルモン模倣物;A9)ピメトロジン、フロニカミドおよびピリフルキナゾンなどの選択的同翅類摂食遮断薬;A10)クロフェンテジン、ヘキシチアゾクスおよびエトキサゾールなどのダニ成長阻害剤;A11)ジアフェンチウロン、フェンブタチン酸化物およびプロパルギットのようなミトコンドリアATPシンターゼ阻害剤;クロルフェナピルなどの酸化的リン酸化の脱共役剤;A12)ベンスルタップ、カルタップ塩酸塩、チオシクラムおよびチオスルタップ(thiosultap)ナトリウムなどのニコチン性アセチルコリン受容体チャネル遮断薬;A13)ビストリフルロン、ジフルベンズロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロンおよびテフルベンズロンからなるベンゾイル尿素類由来のキチン生合成のタイプ0の阻害剤;A14)ブプロフェジンのようなキチン生合成のタイプ1の阻害剤;A15)シロマジンなどの脱皮撹乱剤(moulting disruptor);A16)メトキシフェノジド、テブフェノジド、ハロフェノジドおよびクロマフェノジド(chromafenozide)のようなエクジソン受容体アゴニスト;A17)アミトラズなどのオクトパミン受容体アゴニスト;A18)ミトコンドリア複合体の電子伝達阻害剤であるピリダベン、テブフェンピラド、トルフェンピラド、フルフェネリム(flufenerim)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン、ヒドラメチルノン、アセキノシルまたはフルアクリピリム;A19)インドキサカルブおよびメタフルミゾンのような電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬;A20)スピロジクロフェン、スピロメシフェンおよびスピロテトラマトなどの脂質合成の阻害剤;A21)フルベンジアミド、フタルアミド化合物(R)-3-クロル-N1-{2-メチル-4-[1,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}-N2-(1-メチル-2-メチルスルホニルエチル)フタルアミド、および(S)-3-クロル-N1-{2-メチル-441,2,2,2-テトラフルオロ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル}-N2-(1-メチル-2-メチルスルホニルエチル)フタルアミド、クロラントラニリプロールおよびシアントラニリプロールからなるジアミド類由来のリアノジン受容体モジュレーター;A22)アザジラクチン、アミドフルメト、ビフェナゼート、フルエンスルホン(fluensulfone)、ピペロニルブトキシド、ピリダリル、スルホキサフロル(sulfoxaflor)のような作用機序の不明または不確かな化合物;、またはA23)アクリナトリン、アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、タウ-フルバリネート、ペルメトリン、シラフルオフェンおよびトラロメトリンからなるピレスロイド類由来のナトリウムチャネルモジュレーター。
【0022】
殺菌剤:B1)ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール(diniconazole)、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フルキンコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリチコナゾール、プロクロラズ、ペフラゾエート(pefurazoate)、イマザリル、トリフルミゾール、シアゾファミド、ベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール、フベリダゾール、エタボキサム、エトリジアゾールおよびヒメキサゾール、アザコナゾール、ジニコナゾール-M(diniconazole-M)、オキスポコナゾール(oxpoconazol)、パクロブトラゾール、ウニコナゾール、1-(4-クロロ-フェニル)-2-([1,2,4]トリアゾール-1-イル)-シクロヘプタノールならびにイマザリルスルフェート(imazalilsulfphate)からなる群から選択されるアゾール;B2)アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン(enestroburin)、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、エネストロブリン、メチル(2-クロロ-541-(3-メチルベンジルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバメート、メチル(2-クロロ-5-[1-(6-メチルピリジン-2-イルメトキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバメートおよびメチル2-(オルト-(2,5-ジメチルフェニルオキシメチレン)-フェニル)-3-メトキシアクリレート、2-(2-(6-(3-クロロ-2-メチル-フェノキシ)-5-フルオロ-ピリミジン-4-イルオキシ)-フェニル)-2-メトキシイミノ-N-メチル-アセトアミド、および3-メトキシ-2-(2-(N-(4-メトキシ-フェニル)-シクロプロパンカルボキシイミドイルスルファニルメチル)-フェニル)-アクリル酸メチルエステルからなる群から選択されるストロビルリン;B3)カルボキシン、ベナラキシル、ベナラキシル-M、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、メプロニル、メタラキシル、メフェノキサム、オフレース(ofurace)、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、イソピラザム、チフルザミド、チアジニル、3,4-ジクロロ-N-(2-シアノフェニル)イソチアゾール-5-カルボキサミド、ジメトモルフ、フルモルフ、フルメトベル(flumetover)、フルオピコリド(ピコベンズアミド)、ゾキサミド、カルプロパミド、ジクロシメット、マンジプロパミド、N-(2-(443-(4-クロロフェニル)プロパ-2-インイルオキシ]-3-メトキシフェニル)エチル)-2-メタンスルホニル-アミノ-3-メチルブチルアミド、N-(2-(4-[3-(4-クロロ-フェニル)プロパ-2-インイルオキシ]-3-メトキシフェニル)エチル)-2-エタンスルホニルアミノ-3-メチルブチルアミド、メチル-3-(4-クロロフェニル)-3-(2-イソプロポキシカルボニル-アミノ-3-メチル-ブチリルアミノ)プロピオネート、N-(4’-ブロモビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチルA-メチルチアゾール-6-カルボキサミド、N-(4’-トリフルオロメチル-ビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾール-5-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-3’-フルオロビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチル-チアゾール-5-カルボキサミド、N-(3\4’-ジクロロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2-シアノ-フェニル)-3,4-ジクロロイソチアゾール-5-カルボキサミド、2-アミノ-4-メチル-チアゾール-5-カルボキシアニリド、2-クロロ-N-(1,1,3-トリメチル-インダン-4-イル)-ニコチンアミド、N-(2-(1,3-ジメチルブチル)-フェニル)-1,3-ジメチル-5-フルオロ-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-3’,5-ジフルオロ-ビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-3’,5-ジフルオロ-ビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-5-フルオロ-ビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,5-ジフルオロ-4’-メチル-ビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,5-ジフルオロ-4’-メチル-ビフェニル-2-イル)-3-トリフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(シス-2-ビシクロプロピル-2-イル-フェニル)-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(トランス-2-ビシクロプロピル-2-イル-フェニル)-3-ジフルオロ-メチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、フルオピラム、N-(3-エチル-3,5-5-トリメチル-シクロヘキシル)-3-ホルミルアミノ-2-ヒドロキシ-ベンズアミド、オキシテトラサイクリン、シルチオファム、N-(6-メトキシ-ピリジン-3-イル)シクロプロパンカルボキサミド、2-ヨード-N-フェニル-ベンズアミド、N-(2-ビシクロ-プロピル-2-イル-フェニル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-5-フルオロピラゾール-4-イル-カルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-1,3-ジメチル-ピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-フルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-(クロロフルオロメチル)-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-5-フルオロ-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-(クロロジフルオロメチル)-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-フルオロ-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-5-フルオロピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-1,3-ジメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-フルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-(クロロフルオロメチル)-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-5-フルオロ-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-3-(クロロジフルオロメチル)-1-メチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-フルオロ-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(2’,4’,5’-トリフルオロビフェニル-2-イル)-5-クロロ-1-メチル-3-トリフルオロメチルピラゾール-4-イルカルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-3-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-3-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジフルオロ-3-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジフルオロ-3-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-S-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’-クロロ-4’-フルオロ-3-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジフルオロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-S-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジフルオロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’-クロロ-4’-フルオロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-S-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジフルオロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-S-ジフルオロメチル-1H-ピラゾールカルボキサミド、N-(3’,4-ジフルオロ
-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(3’-クロロ-4’-フルオロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-ジフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4-フルオロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-フルオロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-メチル-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-フルオロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-メチル-5-フルオロビフェニル-2-イル)-1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-フルオロ-6-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-6-フルオロビフェニル-2-イル)-1-メチル-3-トリフルオロメチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-(1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロポキシ)-フェニル]-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[4’-(トリフルオロメチルチオ)-ビフェニル-2-イル]-3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド、およびN44’-(トリフルオロメチルチオ)-ビフェニル-2-イル]-1-メチル-3-トリフルオロメチル-l-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボキサミドからなる群から選択されるカルボキサミド;B4)フルアジナム、ピリフェノックス(pyrifenox)、ブピリメート、シプロジニル、フェナリモル、フェリムゾン、メパニピリム、ヌアリモル、ピリメタニル、トリフォリン、フェンピクロニル、フルジオキソニル、アルジモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、トリデモルフ、フェンプロピジン、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン、ファモキサドン、フェンアミドン、オクチリノン(octhilinone)、プロベン(proben)-アゾール、5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)41,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン、アニラジン、ジクロメジン、ピロキロン、プロキナジド(proquinazid)、トリシクラゾール、2-ブトキシ-6-ヨード-3-プロピルクロメン(propylchromen)-4-オン、アシベンゾラル-S-メチル、カプタホール、キャプタン、ダゾメット、ホルペット、フェノキサニル、キノキシフェン、N,N-ジメチル-3-(3-ブロモ-6-フルオロ-2-メチルインドール-1-スルホニル)-[1,2,4]トリアゾール-1-スルホンアミド、5-エチル-6-オクチル41,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン-2,7-ジアミン、2,3,5,6-テトラクロロ-4-メタンスルホニル-ピリジン、3,4,5-トリクロロピリジン-2,6-ジカルボニトリル、N-(1-(5-ブロモ-3-クロロ-ピリジン-2-イル)-エチル)-2,4-ジクロロニコチンアミド、N-((5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-メチル)-2,4-ジクロロ-ニコチンアミド、ジフルメトリム、ニトラピリン、ドデモルフアセテート(dodemorphacetate)、フルオロイミド、ブラストサイジン-S、キノメチオネート、デバカルブ、ジフェンゾクワット、ジフェンゾクワット-メチルスルフェート(methylsulphat)、オキソリン酸およびピペラリンからなる群から選択される複素環式化合物;B5)マンコゼブ、マネブ、メタム、メタスルホカルブ(methasulphocarb)、メチラム、フェルバム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム、ジエトフェンカルブ、イプロバリカルブ、ベンチアバリカルブ、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、4-フルオロフェニル-N-(1-(1-(4-シアノフェニル)-エタンスルホニル)ブト-2-イル)カルバメート、メチル-3-(4-クロロ-フェニル)-3-(2-イソプロキシカルボニルアミノ-3-メチル-ブチリルアミノ)プロパノエートからなる群から選択されるカルバメート;またはB6)グアニジン、ドジン、ドジン遊離塩基、イミノクタジン、グアザチン、抗生物質、例えば、カスガマイシン、ストレプトマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、ニトロフェニル誘導体:ビナパクリル、ジノカップ、ジノブトン、硫黄含有複素環式化合物:ジチアノン、イソプロチオラン、有機金属化合物:フェンチン塩、有機リン化合物:エジフェンホス、イプロベンホス、ホセチル、ホセチル-アルミニウム、亜リン酸およびその塩、ピラゾホス、トルクロホスメチル、有機塩素化合物:ジクロフルアニド、フルスルファミド、ヘキサクロロベンゼン、フタリド、ペンシクロン、キントゼン、チオファネートメチル、トリルフルアニド、その他:シフルフェナミド、シモキサニル、ジメチリモール、エチリモール、フララキシル、メトラフェノンおよびスピロキサミン、グアザチン酢酸塩、イミノクタジン-トリアセテート、イミノクタジントリス(アルベシレート(albesilate))、カスガマイシン塩酸塩水和物、ジクロロフェン、ペンタクロロフェノールおよびその塩、N-(4-クロロ-2-ニトロ-フェニル)-N-エチル-4-メチル-ベンゼンスルホンアミド、ジクロラン、ニトロタールイソプロピル、テクナゼン、ビフェニル、ブロノポール、ジフェニルアミン、ミルジオマイシン、オキシン銅(oxincopper)、プロヘキサジオンカルシウム、N-(シクロプロピルメトキシイミノ-(6-ジフルオロメトキシ-2,3-ジフルオロフェニル)-メチル)-2-フェニルアセトアミド、N’-(4-(4-クロロ-3-トリフルオロメチル-フェノキシ)-2,5-ジメチル-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、N’-(4-(4-フルオロ-3-トリフルオロメチル-フェノキシ)-2,5-ジメチル-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジン、N’-(2-メチル-5-トリフルオロメチル-4-(3-トリメチルシラニル-プロポキシ)-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジンおよびN’-(5-ジフルオロメチル-2-メチル-4-(3-トリメチルシラニル-プロポキシ)-フェニル)-N-エチル-N-メチルホルムアミジンからなる群から選択される他の殺菌剤。
【0023】
除草剤:C1)アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(ACC)、例えば、アロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム(cloproxydim)、シクロキシジム、セトキシジム、トラルコキシジム、ブトロキシジム、クレフォキシジム(clefoxydim)またはテプラロキシジムのようなシクロヘキセノンオキシムエーテル:クロジナホッププロパルギル、シハロホップブチル、ジクロホップメチル、フェノキサプロップエチル、フェノキサプロップ-P-エチルまたはフェンチアプロップエチル(fenthiapropethyl)、フルアジホップブチル、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップエトキシエチル、ハロキシホップメチル、ハロキシホップ-P-メチル、イソキサピリホップ、プロパキザホップ、キザロホップエチル、キザロホップ-P-エチルまたはキザロホップテフリルのようなフェノキシフェノキシプロピオン酸エステル:またはフランプロップ(flamprop)メチルまたはフランプロップイソプロピルなどのアリールアミノプロピオン酸;C2)アセト乳酸塩合成酵素阻害剤(ALS)、例えば、イマザピル、イマザキン、イマザメタベンズ-メチル(imazame)、イマザモックス、イマザピックまたはイマゼタピルのようなイミダゾリノン;ピリチオバック酸、ピリチオバックナトリウム、ビスピリバック-ナトリウム、KIH-6127またはピリベンゾキシム(pyribenzoxym)のようなピリミジルエーテル;フロラスラム、フルメトスラムまたはメトスラムのようなスルホンアミド;または、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロンメチル、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロンメチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、ハロスルフロンメチル、イマゾスルフロン、メトスルフロンメチル、ニコスルフロン、プリミスルフロンメチル、プロスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、リムスルフロン、スルホメツロンメチル、チフェンスルフロンメチル、トリアスルフロン、トリベヌロン-メチル、トリフルスルフロンメチル、トリトスルフロン、スルホスルフロン、ホラムスルフロンまたはヨードスルフロンのようなスルホニル尿素;C3)例えば、アリドクロル(CDAA)、ベンゾイルプロップ-エチル、ブロモブチド、クロルチアミド、ジフェナミド、エトベンザニジベンズクロメト(etobenzanidibenzchlomet)、フルチアミド、ホサミン(fosamin)、またはモナリド(monalide)のようなアミド;C4)オーキシン除草剤、例えば、クロピラリドもしくはピクロラムのようなピリジンカルボン酸;または2,4-Dもしくはベナゾリン;C5)オーキシン輸送阻害剤、例えば、ナプタラメ(naptalame)またはジフルフェンゾピル;C6)カロテノイド生合成阻害剤、例えば、ベンゾフェナップ、クロマゾン(ジメタゾン)、ジフルフェニカン、フルオロクロリドン、フルリドン、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、イソキサフルトール、イソキサクロルトール、イソキサフルトール、メソトリオン、スルコトリオン(クロルメスロン)、ケトスピラドックス、フルルタモン、ノルフルラゾンまたはアミトロール(amitrol);C7)エノールピルビルシキミ酸塩-3-ホスフェート合成酵素阻害剤(EPSPS)、例えば、グリホサートまたはスルホサート;C8)グルタミン合成酵素阻害剤、例えば、ビアラホス(bialafos、bialaphos)またはグルホシネート-アンモニウム;C9)脂質生合成阻害剤、例えば、アニロホスもしくはメフェナセットのようなアニリド;ジメテナミド、S-ジメテナミド、アセトクロール、アラクロール、ブタクロール、ブテナクロール、ジエタチルエチル、ジメタクロール、メタザクロール、メトラクロール、S-メトラクロール、プレチラクロール、プロパクロール、プリナクロール、テルブクロール、テニルクロールもしくはキシラクロールのようなクロロアセトアニリド、;ブチレート、シクロエート、ジアレート、ジメピペレート、EPTC.エスプロカルブ、モリネート、ペブレート、プロスルホカルブ、チオベンカルブ(ベンチオカルブ)、トリアレートもしくはバーナレート(vemolate)のようなチオ尿素、またはベンフレセートまたはパーフルイドン;C10)有糸分裂阻害剤、例えば、アシュラム、カルベタミド(carbetamid)、クロルプロファム、オルベンカルブ、プロナミド(pronamid(プロピズアミド(propyzamid))、プロファムもしくはチオカルバジルのようなカルバメート;ベネフィン、ブトラリン、ジニトラミン(dinitramin)、エタルフルラリン、フルクロラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミンもしくはトリフルラリンのようなジニトロアニリン;ジチオピルもしくはチアゾピルのようなピリジン;またはブタミホス、クロルタールジメチル(DCPA)もしくはマレイン酸ヒドラジド;C11)プロトポルフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害剤、例えば、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-ナトリウム、アクロニフェン、ビフェノックス、クロロニトロフェン(CNP)、エトキシフェン、フルオロジフェン、フルオログリコフェンエチル、フォメサフェン、フリロキシフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェンもしくはオキシフルオルフェンのようなジフェニルエーテル;オキサジアルギルもしくはオキサジアゾンのようなオキサジアゾール;アザフェニジン、ブタフェナシル、カルフェントラゾンエチル、シニドン-エチル、フルミクロラックペンチル、フルミオキサジン、フルミプロピン、フルプロパシル(flupropacil)、フルチアセットメチル、スルフェントラゾンもしくはチジアジミンのような環状イミド;または、ET-751.JV 485もしくはニピラクロフェンのようなピラゾール;C12)光合成阻害剤、例えば、プロパニル、ピリデートもしくはピリダフォル;ベンタゾンのようなベンゾチアジアジノン;ジニトロフェノール、例えば、ブロモフェノキシム、ジノセブ、ジノセブアセテート、ジノテルブもしくはDNOC;シペルクアット-塩化物、ジフェンゾクワット-メチルスルフェート、ジクワットもしくはパラコートジクロリドのようなジピリジレン;クロルブロムロン、クロロトルロン、ジフェノクスロン(difenoxuron)、ジメフロン、ジウロン、エチジムロン、フェヌロン、フルオメツロン、イソプロトゥロニソウロン(isoproturonisouron)、リヌロン、メタベンズチアズロン、メタゾール、メトベンズロン、メトキスロン、モノリニュロン、ネブロン、シデュロンもしくはテブチウロンのような尿素;ブロモキシニルもしくはイオキシニルのようなフェノール;クロリダゾン;アメトリン、アトラジン、シアナジン、デスメイン、ジメタメトリン、ヘキサジノン、プロメトン、プロメトリン、プロパジン、シマジン、シメトリン、テルブメトン、テルブトリン、テルブチラジンもしくはトリエタジンのようなトリアジン;メタミトロンもしくはメトリブジンのようなトリアジノン;ブロマシル、レナシルもしくはテルバシルのようなウラシル;またはデスメジファムもしくはフェンメジファムのようなビスカルバメート;C13)相乗剤、例えば、トリジファンのようなオキシラン;C14)CIS細胞壁合成阻害剤、例えば、イソキサベンまたはジクロベニル;C16)様々な他の除草剤、例えば、ダラポンのようなジクロロプロピオン酸;エトフメセートのようなジヒドロベンゾフラン;クロルフェナック(フェナック(fenac))のようなフェニル酢酸;または、アジプロトリン、バルバン、ベンスリド、ベンズチアズロン、ベンゾフルオール、ブミナホス、ブチダゾール、ブツロン、カフェンストロール、クロルブファム、クロルフェンプロップメチル、クロロクスロン、シンメチリン、クミルロン、シクルロン、シプラジン、シプラゾール、ジベンジルロン、ジプロペトリン、ダイムロン、エグリナジンエチル、エンドタール、エチオジン、フルカバゾン、フルオルベントラニル、フルポキサム、イソカルバミド、イソプロパリン、カルブチレート、メフルイジド、モヌロン、ナプロップアミド、ナプロップアニリド、ニトラリン、オキサシクロメフォン(oxaciclomefone)、フェニソファム、ピペロホス、プロシアジン、プロフルアリン、ピリブチカルブ、セクブメトン、スルファレート(CDEC)、テルブカルブ、トリアジフラム、トリアゾフェナミドもしくはトリメツロン;またはそれらの環境適合性塩。
【0024】
植物成長調節剤:D1)クロフィブリン酸、2,3,5-トリ-ヨード安息香酸のようなアンチオーキシン;D2)4-CPA、2,4-D、2,4-DB、2,4-DEP、ジクロルプロップ、フェノプロップ、IAA、IBA、ナフタレンアセトアミド、a-ナフタレン酢酸、1-ナフトール、ナフトキシ酢酸、ナフテン酸カリウム、ナフテン酸ナトリウム、2,4,5-Tのようなオーキシン;D3)2iP、ベンジルアデニン、4-ヒドロキシフェンエチルアルコール、カイネチン、ゼアチンのようなサイトカイニン;D4)例えば、カルシウムシアナミド、ジメチピン、エンドタール、エセフォン、メルホス、:メトクスロン、ペンタクロロフェノール、チジアズロン、トリブホスのような枯葉剤;D5)アビグリシン、1-メチルシクロプロペンのようなエチレン阻害剤;D6)ACC、エタセラシル、エテホン、グリオキシムのようなエチレン放出剤;D7)フェンリダゾン、マレイン酸ヒドラジドのようなガメトシド;D8)ジベレリン、ジベレリン酸のようなジベレリン;D9)アブシジン酸、アンシミドール、ブトラリン、カルバリル、クロルホニウム、クロルプロファム、ジケグラック、フルメトラリン、フルオリドアミド、ホサミン、グリホジン、イソピリモル、ジャスモン酸、マレイン酸ヒドラジド、メピコート、ピプロクタニル、プロヒドロジャスモン、プロファム、チアオジアン(tiaojiean)、2,3,5-トリヨード安息香酸のような成長阻害剤;D10)クロルフルレン、クロルフレノール、ジクロルフルレノール、フルレノールのようなモルファクチン;D11)クレルメコート、ダミノジド、フルルプリミドール、メフルイジド、パクロブトラゾール、テトシクラシス、ウニコナゾールのような成長抑制剤;D12)ブラシノリド、ブラシノリドエチル、DCPTA、ホルクロルフェヌロン、ヒメキサゾール、プロスレル(prosuler)、トリアコンタノールのような成長刺激剤;D13)バクメデシュ(bachmedesh)、ベンゾフルオール(benzofluor)、ブミナホス、カルボン、塩化コリン、シオブチド(ciobutide)、クロフェンセット、シアナミド、シクラニリド、シクロヘキシミド、シプロスルファミド、エポコレオン、エチクロゼート、エチレン、フフェンチオウレア(fuphenthiourea)、フララン(furalane)、ヘプトパルギル、ホロスルフ、イナベンフィド、カレタザン(karetazan)、ヒ酸鉛、メタスルホカルブ、プロヘキサジオン、ピダノン、シントフェン、トリアペンテノール、トリネキサパックのような分類されていない植物成長調節剤。
【0025】
本明細書に記載される組成物は、例えば、乳剤(EC)、懸濁剤(SC)、サスポエマルジョン剤(SE)、カプセル懸濁剤(CS)、水分散性粒剤(WG)、乳化性粒剤(EG)、油中水型エマルジョン剤(EO)、水中油型エマルジョン剤(EW)、マイクロエマルジョン剤(ME)、油分散剤(OD)、油混和性フロアブル剤(OF)、油混和性液剤(OL)、可溶性濃縮剤(SL)、超低体積懸濁剤(SU)、超低体積液剤(UL)、分散性濃縮剤(DC)、水和剤(WP)または農薬的に許容されるアジュバントと組み合わせた任意の技術的に可能な製剤のような発泡性製剤の形態および/または任意の適切な典型的な形態であり得る。
【0026】
適切な発泡剤は、アルカノールアミド(例えば、コカミドジエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、エトキシル化ミリスタミド)、オキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル(例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル)およびフルオロカーボン(例えば、エトキシル化ポリフッ素化アルコール)を含む非イオン性界面活性剤;アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネートおよびアリールスルホネート(例えば、ラウリルサルコシン酸ナトリウムおよび例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)、アルキルスルフェート、アルキルアリールスルフェートおよびアリールスルフェート、タンパク質加水分解物、ポリカルボン酸の誘導体(例えば、アンモニウムラウリルエーテルカルボネート)、オレフィンスルホネート(例えば、アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、アンモニウムシクロヘキシルパルミトイルタウリネート)、スクシネート(例えば、N-オクタデシルスルホスクシンアミド酸二ナトリウム)、リン誘導体(例えば、リン酸エステルおよびその等価塩)を含む陰イオン性界面活性剤;アルキルベンジルトリメチルアンモニウムクロリドを含む陽イオン性界面活性剤;ならびにベタインを含む両性界面活性剤であり得る。特に好ましい発泡剤は、Bio-Soft D-40、Bioterge AS-40、Ammonyx DO、Ammonyx LO、Steol CA-330、Cedepal TD-407およびPolystep B-25である。製剤中の発泡剤の総濃度は、使用される発泡剤に依存し、最終製剤の約0.1%~約50%、好ましくは約0.3%~約30%、より好ましくは約5%~25%、さらにより好ましくは約17%~約23%を含み得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、組成物は、懸濁剤として製剤化される。懸濁剤は、例えば、1リットルあたり約50、80、10、150、200、250、300、350および400グラムの活性成分を含有し得る。濃縮物は、植物または土壌に適用する前に、溶媒、例えば水で希釈され得る。いくつかの実施形態では、製剤化組成物は均一である。
【0028】
別の実施形態では、植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートからなる群から選択されるピレスロイドである。本発明の態様は、蛛形綱種の繁殖力を制御するためのテトラニリプロールの農業組成物を提供する。
【0029】
テトラニリプロールと組み合わせられる好ましい殺虫剤は、アバメクチン、アルジカルブ、ベンジアカルブ、カルバリル、カルボフラン、メトミル、オキサミル、プロポクスル、チオジカルブ、フェノキシカルブ、アセフェート、アジンホス-メチル、ホスメット、テルブフォス、エンドスルファン、フィプロニル、スピノサド、ミルベメクチン、フェノキシカルブ、ピリプロキシフェン、ピメトロジン、クロフェンテジン、エトキサゾール、クロルフェナピル、塩酸カルタップ、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ノバルロン、テフルベンズロン、ブプロフェジン、シロマジン、メトキシフェノジド、クロマフェノジド、アミトラズ、インドキサカルブ、アザジラクチンおよびピリダベンからなる群から選択される。好ましい殺菌剤は、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エニルコナゾール、エポキシコナゾール、フルキンコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフォール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、トリアジメフォン、トリアジメノール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリチコナゾール、ペフラゾエート、イマザリル、トリフルミゾール、シアゾファミド、ベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール、フベリダゾール、エタボキサム、エトリジアゾールおよびヒメキサゾール、アザコナゾール、ジニコナゾール-M、オキシポコナゾール、パクロブトラゾール、ウニコナゾール、イマザリルスルフェート、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム-メチル、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、エネストロブリン、カルボキシン、ベナラキシル、ベナラキシル-M、フェンヘキサミド、フルトラニル、フラメトピル、メプロニル、メタラキシル、メフェノキサム、オフレース、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、イソピラザム、チフルザミド、チアジニル、ジメトモルフ、フルモルフ、フルオピコリド(ピコベンザミド)、ゾキサミド、カルプロパミド、ジクロシメット、マンジプロパミド、ビクサフェン、フルアジナム、シプロジニル、フェナリモール、フェリムゾン、メパニピリム、ヌアリモール、ピリメタニル、フェンピクロニル、フルジオキソニル、アルジモルフ、ドデモルフ、フェンプロピモルフ、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン、ファモキサドン、フェナミドン、プロベナゾール、アシベンゾラル-S-メチル、カプタフォール、キャプタン、ダゾメット、フォルペット、フェノキサニル、キノキシフェン、ニトラピリン、フルオロイミド、ブラストサイジン-S、キノメチオナト、ジフェンゾコート-メチルスルフェート、オキソリン酸、マンコゼブ、マネブ、メタスルホカルブ、メチラム、フェルバム、プロピネブ、チラム、ジネブ、ジラム、ジエトフェンカルブ、イプロバリカルブ、ベンチアバリカルブ、塩酸プロパモカルブ、グアニジン、ドジン、カスガマイシン、バリダマイシンA、ビナパクリル、ジノブトン、ジチアノン、イソプロチオラン、ホセチル-アルミニウム、ピラゾホス、トルクロホスメチル、ジクロフルアニド、フルスルファミド、ヘキサクロロベンゼン、フタリド、ペンシクロン、キントゼン、チオファネート-メチル、トリルフルアニド、シフルフェナミド、シモキサニル、エチリモール、フルアラキシル、メトラフェノン、イミノクタジン-トリアセテート、イミノクタジン-トリス(アルベシレート)、カスガマイシン塩酸塩水和物、ジクロロフェン、ペンタクロロフェノールおよびその塩、ジクロラン、ニトロタール-イソプロピル、テクナゼン、ビフェニル、ブロノポール、ジフェニルアミン、ミルジオマイシン、オキシン-銅およびプロヘキサジオンカルシウムからなる群から選択される。
【0030】
他の好ましい態様の中でも、植物保護剤はピレスロイド化合物であり得る。非限定的な例示的なピレトイド(pyrethoid)は、アクリナトリン、アレトリン、ビフェントリン、バイオアレトリン、バイオレスメトリン、シクロプロフェッショナルトリンデード(Trindade)(シクロプロトリン)、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、シハロトリン、キャンサーベターハロトリンデード(cancer better halo Trindade)(ガンマ-シハロトリン)、ラムダシハロトリン(ラムダ-シハロトリン)、シペルメトリン、アルファ-シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、シータシペルメトリン、ゼータシペルメトリン(ゼータ-シペルメトリン)、シフェノトリン、デルタメトリン、エンペントリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、フルバリネート、タウフルバースルホネート、ハルフェンプロックス、ヘプタフルトリンデード(ヘプタフルトリン)、イミプロトリン、カデスリン(Kadesurin)、メペルフルトリン(メペルフルトリン)、モン-フルオロトリンデード(Mon-fluoro Trindade)(モンフルオロトリン)、ペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、ピレトリン、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラメチルフルトリンデード、トラロメトリンおよびトランスフルスリンを含む。より好ましい態様では、植物保護剤は、ビフェントリンおよびゼータシペルメトリンから選択されるピレスロイドである。
【0031】
植物保護剤は、好ましくは、組成物中の全成分の総重量に基づき、約1重量%~約55重量%、より詳細には約15重量%~約35重量%の濃度で存在する。他の例示的な範囲は、約10重量%~約35重量%、約10重量%~約30重量%、約10重量%~約20重量%を含む。
【0032】
テトラニリプロールと植物保護剤との重量比は、約1:100~約100:1の範囲であり、すべての下位範囲が含まれる。いくつかの実施形態では、テトラニリプロールと植物保護剤との間の比は、約1:30~30:1の範囲である。いくつかの実施形態では、テトラニリプロールと植物保護剤との間の比は、約1:15~約15:1の範囲である。テトラニリプロールと植物保護剤との間の比の非限定的な例は、約1:20、約1:19、約1:18、約1:17、約1:16、約1:15、約1:14、約1:13、約1:12、約1:11、約1:10、約1:9、約1:8、約1:7、約1:6、約1:5、約1:4、約1:3、約1:2、約1:1、約2:1、約3:1、約4:1、約5:1、約6:1、約7:1、約8:1、約9:1、約10:1、約11:1、約12:1、約13:1、約14:1、約15:1、約16:1、約17:1、約18:1、約19:1、および約20:1である。
【0033】
いくつかの例示的な実施形態では、テトラニリプロールが存在すると、組成物の約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、約5重量%を占める。いくつかの実施形態では、植物保護剤は、組成物の約1重量%未満、約1重量%、約2重量%、約3重量%、約4重量%、5重量%を占める。
【0034】
任意に、組成物は、少なくとも1つの添加剤をさらに含む。例としては、凍結剤、消泡剤および殺生物剤が挙げられる。これらの製剤成分は、農薬分野において周知である。いくつかの実施形態では、凍結防止剤は、ポリアルキレングリコール、好ましくはプロピレングリコールであり、存在する場合、組成物中の全成分の合計の約5重量%~約9重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、消泡剤は、アルキルシクロテトラシロキサン、好ましくはオクタメチルシクロ-テトラシロキサンシリコーンエマルジョン、例えば、DOW CORNING(登録商標)AFエマルジョンまたはDOWCORNING(登録商標)ANTIFOAM Cエマルジョン(Dow Corning社)である。非発泡性製剤中に存在する場合、消泡剤は、全製剤中の全成分の約0.001重量%~約1重量%の量で存在する。防腐剤は、イソチアゾロンまたはイソチアゾロンの混合物、例えば、KATHON(登録商標)CG/ICP防腐剤またはLEGEND(登録商標)MK防腐剤(Rohm and Haas社)またはPROXEL(商標)BR防腐剤(Avecia社)であり得る。存在する場合、防腐剤は、製剤中の全成分の合計の約0.001重量%~約1重量%の量で存在する。
【0035】
本発明の組成物はまた、pH調整剤を含有してもよい。典型的なpH範囲は、約4~8、4~7、5~6および6~7を含む。
【0036】
肥料と組み合わせた組成物の製剤は、単一の装置においてただ1つの適用によって伝えられる複数の利益のために、農業および関連する試みにおいて望ましい。そのような組み合わせまたは製剤の1つの適用は、所望の植物の健康および活力にも影響を及ぼす可能性もある望ましくない昆虫を排除または制御しながら、植物の成長のための栄養素を提供する。したがって、本発明の組成物はまた、液体肥料を含有してもよい。いくつかの実施形態では、液体肥料は水系である。いくつかの実施形態では、液体肥料は、組成物中の全成分の総重量に基づき、約95.0重量%~約99.99重量%の濃度で存在する。
【0037】
テトラニリプロールおよび1つ以上の植物保護剤とのその組み合わせは、懸濁剤製剤に調製され得る。SC製剤を調製するための様々な方法が知られている。例示的な手順は、米国特許第9,253,981号明細書に開示されており、その全開示内容は、参照により本明細書に組み込まれる。SC製剤は、界面活性剤、消泡剤、防腐剤、増粘剤、水および懸濁化剤のような追加成分を含有し得る。水は希釈剤として使用され、好ましくは精製水、例えば脱イオン水または蒸留水であり、活性成分を所望の濃度に希釈する量で存在する。
【0038】
本発明の別の態様は、本発明の組成物を用いて蛛形綱種の繁殖力を制御する方法を提供する。方法は、植物または土壌に、有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を適用する工程を含む。組成物は、本質的にテトラニリプロールを有効成分として含有してもよく、または少なくとも1つの植物保護剤をさらに含んでもよい。植物保護剤は上記の通りである。いくつかの実施形態では、組成物は、テトラニリプロールおよびビフェントリンを含む。いくつかの実施形態では、組成物は、テトラニリプロールおよびゼータ-シペルメトリンを含む。テトラニリプロールと植物保護剤との間の比は、上記のように変化し得る。
【0039】
一実施形態では、標的害虫は、例えば、制御を必要とする領域にいる例えば、ダニおよびダニ(tick)を含む任意の蛛形綱種である。ダニ科の非限定的な例には、クモダニ(ハダニ、spider mite)(ハダニ科)、ホコリダニ(ホコリダニ科)およびフシダニ(フシダニ科)を含む。いくつかの実施形態では、組成物は、ナミハダニ(two-spotted spider mite)(TSSMまたはTSM)の繁殖力を制御するために使用される。
【0040】
本発明の方法は、害虫が寄生している領域で使用され得る。しかしながら、それは、害虫予防の目的にも適しており、そのような制御が必要である。制御される害虫は、例えば、水田、畑、茶園、果樹園、非植物土地、家屋、苗床トレイまたは苗床箱、苗床土壌および苗床マットなど様々な場所に生息し得る。したがって、組成物は、害虫制御に対する特定の必要性に応じて異なる手段および形態で適用され得る。例えば、直接散布と葉面適用の両方が、植物への産卵を効果的に制御し得る。確かに、本発明の方法は、植物の葉の適用に決して限定されず、土壌処理および種子消毒のような他のプロセスも、本発明の範囲内であると考えられる。
【0041】
適用前に、組成物の濃度を再調整し得る。例えば、テトラニリプロールおよび/または植物保護剤は、組成物の約0.0005~40重量%を占め得る。他の例示的な範囲は、約0.05~約10%、約0.1~約10%、約0.5~約10%、約1~約10%、および約1~約5%を含む。
【0042】
テトラニリプロールおよび/または植物保護剤は、例えば、1エーカーあたり約10、約9、約8、約7、約6、約5、約4、約3、約2ガロン以下の割合の水量で希釈されて適用され得る。いくつかの実施形態では、テトラニリプロールおよび/または植物保護剤は、各成分のラベルに記載の最大率まで適用される。
【0043】
別の実施形態では、テトラニリプロールおよび/または第2植物保護剤を、それぞれ約0.05lb ai/エーカー~約10lb ai/エーカー(すべての下位範囲および下位値の範囲を含む)の割合で適用し得る。例示的な実施形態では、テトラニリプロールおよび/または第2薬剤は、約0.05、約0.1、約0.15、約0.2、約0.25、約0.3、約0.35、約0.4、約0.45、約0.5、約0.6、約0.7、約0.8、約0.9、約1.0、約1.2、約1.4、約1.6、約1.8、約2.0、約2.5、約3、約3.5、約4、約4.5、約5、約6、約7、約8、約9、または約10lb/エーカーの割合で独立して適用され得る。
【0044】
上記のように、テトラニリプロールおよび植物保護剤は、一緒に混合され、同じ製剤中で適用され得る。あるいは、テトラニリプロールおよび植物保護剤を連続して適用し得る。適用の間の間隔の長さは、標的害虫および成分の濃度などの因子に依存し、過度の実験をすることなく当業者によって決定され得る。
【0045】
保護される植物は、例えば、農作物、果樹、果樹以外の樹木、花卉植物、および観賞植物を含む。農作物の例は、トウモロコシ、コメ、小麦、大麦、ライ麦、オーツ麦、ソルガム、綿、大豆、落花生、そば、テンサイ、菜種、ヒマワリ、サトウキビ、たばこなど、野菜;ナス科の野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモなど)、キュウリ科の野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロンなど)、アブラナ科の野菜(大根、カブ、ホースラディッシュ、コルラビ(co-Rurabi)、白菜、キャベツ、マスタード、ブロッコリー、カリフラワーなど)、キク科の野菜(ゴボウ、シュンギク、A-Ticho-clause、レタスなど)、ユリ科の野菜(ニラ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス)、セリ科の野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、パルプニップなど)、アカザ科の野菜(ほうれん草、スイスチャードなど)、シソ科の野菜(シソ、ミント、バジルなど)、イチゴ、さつまいも、ヤムイモ、タロイモなど、花、および葉の植物を含む。果樹の例は、肉質の果物(りんご、洋梨、日本梨、マルメロ、マルメロなど)、核果(桃、梅、ネクタリン、プラム、サクランボ、アプリコット、プルダウンなど)、柑橘類(温州ミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなど)、ケンハート-ルイ(Kenhate-rui)(栗、クルミ、ヘーゼル、A-モンデ(A-Monde)、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツなど)、ベリー、グレープ、柿、ケージ-パーツ(Cage-parts)、ビワ、バナナ、co-Non-、ナツメヤシ、およびココナッツを含む。果樹以外の木の例;茶、桑、花、木、通りの木(トネリコ、カバノキ、ミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、メイプル、オーク、ポプラ、紫荊、SEAL、シカモア、ゼルコバクロベ(zelkova Kurobe)、モミ、アメリカツガ、ヨウシュネズ、パイン、トウヒ、イチイ)など。花卉および観賞植物の例:アゲラタム、つつじ、ベゴニア、菊、ダリア、デイジー、フクシア、ガーベラ、グロキシニア、アイビー、ジャスミン、インパチェンス、ランタナ、ラークスパー、マリーゴールド、ペペロミア、ペチュニア、スナップドラゴン、バーベナ、バイオレット、ジニアなど。
【0046】
水和アルミニウム-マグネシウムシリケートは、好ましくは、モンモリロナイトおよびアタパルジャイトから選択される。リン酸エステル分散剤は、好ましくは、ノニルフェノールリン酸エステルおよびトリデシルアルコールエトキシル化リン酸カリウム塩から選択される。
【0047】
分散剤または分散剤(複数)は、好ましくは、組成物中の全成分の総重量に基づき、約0.02重量%~約20重量%の全濃度で存在する。
【0048】
本発明はさらに、テトラニリプロールを少なくとも1つの植物保護剤と混合することによって、本開示による組成物を調製する方法を包含する。作物植物保護剤は上記の通りである。1つ以上の添加剤も組成物中に含まれていてもよい。
【0049】
本発明の組成物は、以下の実施例によってさらに説明される。これらの実施例は、本発明を説明するためだけに役立つものであり、開示された発明に包含されるさらなる改変が当業者には明らかであるため、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。そのような改変はすべて、本明細書および特許請求の範囲で定義される本発明の範囲内にあるとみなされる。
【0050】
(実施例)
(実施例1)
この実施例は、寄生後の葉ディスクに浸漬方法を用いて実験試料を適用した場合のTSSMに対する致死率を評価することを目的とする。試験製剤(テトラニリプロール200SC製剤)の有効性を、TSSMを制御するために単独で、またはビフェントリンと組み合わせて試験した。
【0051】
成熟した雄のクモダニは、材料が乾燥した後に、処理された葉(ピントビーン-トパーズの品種)ディスク上に移された。死んだダニおよび卵の数を、寄生後4時間、24時間および96時間で数えた。
【0052】
成虫TSSMに対す試験製剤およびビフェントリンのタンク混合では、拮抗作用は検出されなかった。表1に示されるように、この組み合わせは、96時間後、卵を堆積させずに100%制御を提供した。単独、試験製剤(60g ai/ha)およびBrigade(登録商標)(ビフェントリン、56g ai/ha)では、それぞれ10%および100%の致死率を提供した。Coragen(登録商標)(クロラントラニリプロール)は、非処理チェックと比べて卵の顕著な突発をもたらした。
【0053】
Coragenは、96時間で葉ディスクの1枚あたりの卵の数が陽性対照および陰性対照と比較して統計的に高かったことも注目され、この潜在的突発現象をさらに評価する。試験製剤は、未処理チェックと比較して、96時間で葉ディスク上に堆積した卵の数の数値的減少を有していた。
表1.10匹のダニが96時間(繰り返し=4)葉ディスク上に置かれた後のクモダニの致死率および繁殖率に対する処理効果。
【表1】
【0054】
(実施例2)
この実施例は、TSSMが処理された葉ディスクに後から寄生した場合、Coragenが試験製剤と比較して卵生産の突発を引き起こすかどうかを決定するのに役立つ。
【0055】
成熟した雄のクモダニは、材料が乾燥した後に、処理された葉(ピントビーン-トパーズの品種)ディスク上に移された。死んだダニおよび卵の数を、寄生後24時間、48時間および120時間で数えた。
【0056】
表2~5および図1に示すように、213.8ppmの試験製剤もCoragenもTSSMに制御をもたらさなかった。Brigade(登録商標)2ECは、120時間で85~100%の制御をもたらした。試験製剤とタンク混合されたBrigadeは、ダニの生存または卵の堆積に拮抗的な効果を示さなかった。Coragenで突発減少が観察された。TSSMに対して、試験製剤は、UTC(3.5倍増加)と比較して、統計的に産卵が低かった(24~120時間で2.5倍増加)。Coragenは、同じ時間間隔(NS)でUTC(4.3倍増加)よりも高い産卵を示した。試験製剤は、卵孵化に悪影響を及ぼさなかった。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0057】
(実施例3)
この実施例は、TSSMが処理された葉ディスクに後から寄生した場合の産卵に対するCoragenおよび試験製剤の効果をさらに研究する。成熟した雄のクモダニは、材料が乾燥した後に、処理された葉(ピントビーン-トパーズの品種)ディスク上に移された。生きているダニおよび生存する卵の数を、寄生後24時間および96時間で数えた。図2および表6~8に示されるように、試験製剤は、24および96HATにおいて、UTCおよびCoragen処理と比較して、堆積した卵の数を統計的に減少させた。致死率および卵の堆積データを4つすべての繰り返しについて収集し、ANOVAを介して分析した:GLM(α=0.1)。Coragenは、UTCよりも産卵量が数値的に低かった。このアッセイでビフェントリンについて選択された割合は低すぎ、UTCと統計的な差はなかった。
【表6】
【表7】
【表8】
【0058】
本発明を好ましい実施形態に重点を置いて説明してきたが、好ましい組成物および方法のバリエーションを使用することができ、本発明を本明細書に具体的に記載した以外の方法で実施できることが意図されることは、当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲内に包含されるすべての改変を含む。
【0059】
(付記)
(付記1)
有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を含む蛛形綱種の繁殖力を制御するための組成物であって、前記植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、組成物。
【0060】
(付記2)
前記植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートから選択されるピレスロイドである、付記1に記載の組成物。
【0061】
(付記3)
前記植物保護剤は、ビフェントリンである、付記1に記載の組成物。
【0062】
(付記4)
前記植物保護剤は、ゼータ-シペルメトリンである、付記1に記載の組成物。
【0063】
(付記5)
前記テトラニリプロールは、少なくとも5重量%で存在する、付記1に記載の組成物。
【0064】
(付記6)
前記植物保護剤は、少なくとも1重量%で存在する、付記1に記載の組成物。
【0065】
(付記7)
前記テトラニリプロールと前記植物保護剤とのモル比は、1:100~100:1の範囲である、付記1に記載の組成物。
【0066】
(付記8)
pH緩衝剤をさらに含み、前記緩衝剤は、組成物のpHを約5.5~6.5の間に維持することができる、付記1に記載の組成物。
【0067】
(付記9)
液体肥料をさらに含む、付記1に記載の組成物。
【0068】
(付記10)
前記液体肥料は、水系である、付記8に記載の組成物。
【0069】
(付記11)
前記液体肥料は、前記組成物中の全成分の総重量に基づき、約95.0重量%~約99.99重量%の濃度で存在する、付記9に記載の組成物。
【0070】
(付記12)
凍結防止剤、消泡剤、殺生物剤からなる群から選択される少なくとも1つの添加剤をさらに含む、付記9に記載の組成物。
【0071】
(付記13)
均一である、付記9に記載の組成物。
【0072】
(付記14)
有効量のテトラニリプロールおよび少なくとも1つの植物保護剤を含む組成物を、植物または土壌に適用することを含む蛛形綱種の繁殖力を制御する方法であって、前記植物保護剤は、農薬、殺節足動物剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、方法。
【0073】
(付記15)
前記植物保護剤は、ビフェントリン、シペルメトリン、ベータ-シペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、デルタメトリン、シス-ペルメトリン、ガンマ-シハロトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータ-シフルトリン、エスフェンバレレート、およびフルバリネートから選択されるピレスロイドである、付記14に記載の組成物。
【0074】
(付記16)
前記植物保護剤は、ビフェントリンである、付記14に記載の組成物。
【0075】
(付記17)
前記植物保護剤は、ゼータ-シペルメトリンである、付記14に記載の組成物。
【0076】
(付記18)
前記組成物は、エーカーあたり約2~約7ガロンの割合で適用される、付記14に記載の方法。
【0077】
(付記19)
前記テトラニリプロールおよび前記植物保護剤は別々に適用される、付記14に記載の方法。
【0078】
(付記20)
前記テトラニリプロールおよび前記植物保護剤は同じ製剤中に提供される、付記14に記載の方法。
【0079】
(付記21)
前記蛛形綱種は、ダニである、付記14に記載の方法。
【0080】
(付記22)
前記蛛形綱種は、ナミハダニ(TSSM)である、付記14に記載の方法。
【0081】
(付記23)
卵、幼虫、若虫、および成虫から選択される蛛形綱生命段階の少なくとも1つを阻害する、付記14に記載の方法。
【0082】
(付記24)
成熟した昆虫の成長を阻害する、付記13または15に記載の方法。
【0083】
(付記25)
有効量のテトラニリプロールを含む組成物を、蛛形綱種の繁殖力の制御を必要とする領域に適用することを含む、蛛形綱種の繁殖力を制御する方法。
【0084】
(付記26)
前記組成物は、エーカーあたり約2~約7ガロンの割合で適用される、付記24に記載の方法。
【0085】
(付記27)
前記蛛形綱種は、ナミハダニ(TSSM)である、付記24に記載の方法。
図1
図2