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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168800
(43)【公開日】2023-11-29
(54)【発明の名称】評価装置、評価プログラム、評価方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231121BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022080123
(22)【出願日】2022-05-16
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-11-08
(71)【出願人】
【識別番号】522192779
【氏名又は名称】尾口 ひなた
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】尾口 ひなた
(72)【発明者】
【氏名】辻 秀典
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】役務に対する価値を算定する評価装置、評価プログラム、及び評価方法を提供する。
【解決手段】提供者端末と、需要者端末とが、ネットワークでサーバ装置と接続する評価システムにおいて、提供者が提供する役務の価値を算定する評価装置であるサーバ装置は、提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、役務の需要者から、役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得部と、実績情報と、評価情報とをもとに、価値を算定する価値算定部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価装置であって、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
【請求項2】
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記価値算定部は、前期実績情報と、前記評価情報と、前記役務情報と、をもとに前記価値を算定すること、
を特徴とする、請求項2に記載の評価装置。
【請求項4】
前記価値算定部が算定した前記価値を前記提供者に変更可能に提示する、価値提案部と、
を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の評価装置。
【請求項5】
前記価値算定部は、前記実績情報と前記評価情報と前記役務情報を入力情報とし、前記価値を出力データとする予測モデルを生成し、当該予測モデルを用いて価値を算定すること、を特徴とする、請求項2から4のいずれかに記載の評価装置。
【請求項6】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
【請求項7】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行する、評価方法。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価装置、評価プログラム、評価方法に関する。
【背景技術】
【0002】
商品や役務の価値を評価する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-73961公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、商品や役務に対して提供者側が提示した評価基準だけでなく、他の複数の客観的な評価基準について利用者が評価度を入力して評価を集計することで、商品や役務について利用者が独自の価値を策定することができるとされている。しかしながら、当該技術では、特に役務の提供において提供者のパフォーマンスだけでなく、過去の実績や、提供者が獲得している影響力など、さまざまな要素を複合的に評価することができない。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、役務に対する価値を算定する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、提供者が提供する役務の価値を算定する評価装置であって、前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得部と、前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定部と、を備える。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、人役務に対する価値を算定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係る評価システムの全体構成例を示す図である。
図2】同実施形態に係るサーバ装置1のハードウェア構成例を示す図である。
図3】同実施形態に係るサーバ装置1の機能構成例を示す図である。
図4】同実施形態に係るサーバ装置1の処理の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
提供者が提供する役務の価値を算定する評価装置であって、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
[項目2]
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、項目1に記載の評価装置。
[項目3]
前記価値算定部は、前期実績情報と、前記評価情報と、前記役務情報と、をもとに前記価値を算定すること、
を特徴とする、項目2に記載の評価装置。
[項目4]
前記価値算定部が算定した前記価値を前記提供者に変更可能に提示する、価値提案部と、
を備えることを特徴とする、項目1から3のいずれかに記載の評価装置。
[項目5]
前記価値算定部は、前記実績情報と前記評価情報と前記役務情報を入力情報とし、前記価値を出力データとする予測モデルを生成し、当該予測モデルを用いて価値を算定すること、を特徴とする、項目2から4のいずれかに記載の評価装置。
[項目6]
提供者が提供する役務の価値を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
[項目7]
提供者が提供する役務の価値を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する少なくともテキスト情報による評価を取得し、当該テキスト情報を言語処理技術により数値化した評価値を算定して評価情報とする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報とをもとに、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行する、評価方法。
【0011】
==サーバ装置1==
サーバ装置1は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上1台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。
【0012】
==提供者端末3==
提供者端末3は、役務の提供を行う提供者が扱うコンピュータである。例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。ユーザは、たとえば提供者端末3で実行されるアプリケーションやWebブラウザによりサーバ装置1にアクセスすることができる。
【0013】
==需要者端末4==
需要者端末4は、提供者から提供される役務を需要しうる需要者が扱うコンピュータである。例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。ユーザは、たとえば需要者端末4で実行されるアプリケーションやWebブラウザによりサーバ装置1にアクセスすることができる。
【0014】
図2は、サーバ装置1のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。サーバ装置1は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106を備える。記憶装置103は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース104は、通信ネットワーク2に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置105は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述するサーバ装置1の各機能部はCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより実現され、サーバ装置10の各記憶部はメモリ102及び記憶装置103が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0015】
図1には、サーバ装置1の機能構成も示している。図1に示すように、サーバ装置1は、実績情報記憶部131と、役務情報記憶部132と、評価情報記憶部133と、価値補正値記憶部134と、価値情報記憶部135と、需要者情報記憶部136と、の各記憶部と、実績情報取得部111と、役務情報取得部112と、役務提供支援部113と、評価情報取得部114と、価値算定部115と、価値提案部116と、需要者情報取得部117と、役務提案部118と、の各処理部を備える。
【0016】
実績情報記憶部131と、役務情報記憶部132と、評価情報記憶部133と、価値補正値記憶部134と、価値情報記憶部135と、需要者情報記憶部136と、の各記憶部の説明を記載する。
【0017】
実績情報記憶部131は、提供者の実績に関する実績情報を記憶する。実績情報は、一例として、提供者のプロフィール(氏名、芸名、ハンドルネーム、実況者名等の活動用の名前、性別、アイコン画像等)、勤務実績(勤務先、勤務年数、役職等)、活動実績(活動内容、所属グループ、出演作品、演奏作品等)、ホームページ、保有資格、学歴、SNSアカウントの連携、SNSアカウントのフォロア数、SNS等での発信数、発信内容に対する「いいね」などの評価の数、過去の役務提供の内容、回数、提供者の画像・アイコン等の情報を含む。当該実績情報は、提供者端末3から取得してもよいし、サーバ装置1を用いて事業を行う事業者がサーバ装置1に入力してもよいし、インターネットをクローリングして取得してもよいが、これらの方法に限定されない。
【0018】
役務情報記憶部132は、提供者端末3より取得した、提供する役務に関する情報を記憶する。役務情報は、一例として、インターネットを通じた配信のタイトル、配信内容のドメイン(ドメインの例としては、スポーツ解説、ゲーム実況、法律相談、配信、トーク等を含むが、これらに限定されない)、サムネイル画像、開始時間、終了予定時間、配信時間、視聴人数上限、申込み形態(オークション、先着順、申込後抽選、申込後選択等)、価格(時間あたりに換算した数値でもよい)等の情報を含む。なお、価格の情報は、役務提供の1回分の数値や、時給に換算した数値などを含んでいてよい。(対象年齢層、想定需要者カテゴリ)
【0019】
本開示における役務とは、コンサルティング、相談、教示、伝達などの行為によって他者に効用をもたらすものだけでなく、おしゃべり(聞くだけの場合も含む)、時間の共有など、他者に満足を提供する無形のサービスであってもよいが、これらに限定されない。また、当該役務は評価システムを通じて提供されてもよいし、評価システムで契約状態となり、評価システム以外のツール(オンライン会議ツール、電話、メッセージ送受信システム等)や、提供者と需要者が実際に会って提供する役務を含んでもよい。
【0020】
評価情報記憶部133は、需要者端末4より取得した、提供者により提供された役務に対する評価情報を記憶する。評価情報は、一例として、「いいね」のように心理状態を示すアイコンの選択、役務提供後の感想に近い文章の選択、段階評価の選択、満点が定められた中での点数の入力、コメントの自由記載などの形で取得すればよいが、これらに限定されない。また、提供者自身への評価を含んでもよく、この場合、一例として、フォロー、ウェイティング(この提供者が提供する役務は有意義そう、面白そうなどの印象。提供者が役務をまだ提供していない場合や、提供数が少ない場合などに用いる。)などの提供者への興味や期待を表す行為の選択、期待値の多寡を示す段階の選択、需要者が提供者に抱いた印象に近い文章の選択、コメントの自由記載などの形で取得すればよいが、これらに限定されない。
【0021】
価値補正値記憶部134は、価値算定部115が価値算定に用いる補正値の情報を記憶する。
【0022】
価値情報記憶部135は、価値算定部115が算定した、提供者が提供する役務の価値に関する情報を記憶する。
【0023】
需要者情報記憶部136は、需要者の情報を記憶する。需要者情報は、一例として、需要者の年齢層、性別、職業(児童、生徒、学生を含む)、住んでいる地域、関心事、SNSでフォローしているアカウントなどの情報を含むが、これらに限定されない。
【0024】
以下、実績情報取得部111と、役務情報取得部112と、役務提供支援部113と、評価情報取得部114と、価値算定部115と、価値提案部116と、需要者情報取得部117と、役務提案部118と、の処理部の説明を記載する。
【0025】
実績情報取得部111は、ネットワーク2を介して、一例として提供者端末3から、実績情報を取得し、実績情報記憶部131に記憶する。当該送受信における通信は、有線、無線のいずれでもよく、また、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。実績情報取得部111は、各項目についてテキスト、数値、アルファベット等の自由入力を受け付けてもよいし、選択肢を提示して選択を受け付けてもよいが、これらに限定されない。また、実績情報取得部111は、インターネット上の情報をクローリングして取得してもよい。
【0026】
役務情報取得部112は、ネットワーク2を介して、提供者端末3から、役務情報を取得し、役務情報記憶部132に記憶する。当該送受信における通信は、有線、無線のいずれでもよく、また、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。
【0027】
役務提供支援部113は、需要者から、前記役務情報に対する申込みを受け付け、提供者による役務の提供を支援する。役務提供支援部113は、需要者端末4に対して、役務情報記憶部132に記憶された役務情報を提示する。役務提供支援部113は、需要者端末4から、前記役務情報の一つまたは複数に対する申込みの意志を、各役務情報に紐づくチェックボックス等を用いて取得すればよい。また、当該役務の申込み形態が受益者からの情報入力を必要とするものであった場合、役務提供支援部113は、当該情報入力を支援する機能を含む。例えば、申込み形態がオークションであった場合、役務提供支援部113は、需要者端末4に対し、当該役務の選択を受け付けるチェックボックス等と、金額の入力を受け付けるフォームを提示し、それらに対する需要者の入力情報を取得すればよい。
【0028】
役務提供支援部113は、需要者から、前記役務情報に対する申込みを受け付けた場合に、提供者に対して通知を行う。役務提供支援部113は、当該通知において、申込みをした需要者のリストを提示してもよく、例えば、申込みをした時間の情報と合わせて申し込み順に需要者を並べて提示しても良い。また、役務提供支援部113は、例えば、申込み形態がオークションの場合には、金額の多寡によるランキングを提示してもよい。また、申込みをした需要者から、選択された一人または複数人のみが閲覧できる申込み形態の場合は、提供者端末3から需要者の選択を受け付けてもよい。役務提供支援部113は、申込みが受け付けられた場合、また、提供者の入力などにより視聴できることが確定した場合に、需要者端末4に対して「申し込みを受け付けました」、「視聴できることが確定しました」などの通知を行ってもよい。
【0029】
役務提供支援部113は、前記役務が動画配信の場合、提供者が提供者端末3またはネットワーク2を介して接続できる撮像機を用いて撮影した動画像を需要者端末4に対して提示する。また、役務提供支援部113は提供者が撮影している動画像を、いわゆる生配信として、ネットワーク2を通じて即時性を持って需要者端末4に提示してもよい。また、役務提供支援部113は、需要者端末4からテキストの入力、音声の入力、画像、動画像の入力、スタンプ等の選択、金銭や換金性のあるポイント・アイテムの贈与等の情報を取得し、取得した情報を提供者端末3に提示してもよい。
【0030】
評価情報取得部114は、ネットワーク2を介して、需要者端末4から、提供者が提供した役務、または提供者自身に対する評価情報を取得し、評価値を算定する。評価情報取得部114は、需要者端末4に対し、評価を入力または選択する機能を提示する。
【0031】
評価情報取得部114は、需要者から受け付けた、役務または提供者自身に対する評価から評価値を算定する。評価情報取得部114は、例えば、需要者端末4に対して段階評価の選択の提示し、それぞれの選択肢に紐づく加点・減点の数値を事前に設定しておいて、一人以上の需要者の選択した段階評価の情報を取得し、その合計や、平均点を評価値とすればよい。また、評価情報取得部114は、「いいね」や「サムダウン」、「応援」などの感情・評価を表すアイコンの選択、または登録者の「フォロー」、「ウェイティング」などの登録者への興味・関心を表す行為の選択を受け付け、それぞれを選択した場合に加点・減点される数値を事前に設定しておき、一人以上の需要者が選択したアイコン・行為に紐づく数値の和や平均値、中央値等によって評価値を算定してもよい。また、評価情報取得部114は、贈与された金銭の総額や、贈られた換金性のあるアイテムの数や換金した場合の金額の総額を、評価値としてもよいし、事前に用意した、範囲を区切って段階的に点数を付与(0円~5万円は1点、5万円~10万円は2点、など)するルールに則って評価値としてもよい。
【0032】
また、評価情報取得部114は、需要者端末4に文字を入力するフォームを提示し、需要者端末4から評価のコメントを取得してもよい。評価情報取得部114は、前記コメントをテキスト、音声・映像(需要者端末4の有する録音機能や撮像機能を使用すればよい)などの形で取得してもよく、音声・映像でコメントを取得した場合には、音声認識によりテキスト情報化する。評価情報取得部114は、前述のように取得したテキスト情報を形態素解析、ポジネガ判定などの一般的な言語処理技術を用いて解析し、ポジティブなワードとネガティブなワードが登場する数や両者の比率をもとに、評価値を算定してもよい。また、評価情報取得部114は、ある役務に対するコメントを入力した需要者ごとにポジティブまたはネガティブなワードが登場する数や両者の比率から、需要者が当該役務に対してポジティブまたはネガティブかを判定し、ポジティブな需要者の数、ネガティブな需要者の数をもとに、当該役務の評価値を算定しても良い。
【0033】
価値算定部115は、一例として、前記実績情報と、前記役務情報と、前記評価情報と、のいずれか又は複数の情報をもとに、提供者の提供する役務の価値を予測する予測モデルを機械学習などの統計的な手法によって生成し、当該予測モデルを用いて当該価値を算定する。価値算定部115の用いる予測モデル生成のための手法としては、分類、回帰、相関分析、特徴量重要度の算出、クラスタリングなどを含み、また、これらの統計モデルは一般的に統計学で用いられる実装を用いればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0034】
価値算定部115が生成する予測モデルについて、一例として、機械学習モデルに関して説明する。価値算定部115が機械学習により生成する予測モデルは、提供者が提供する役務の価値を予測するものである。当該予測モデルに対する入力データは前記実績情報と前記役務情報であり、出力データは価値であり、例えば、時間単価として出力されればよい。
【0035】
価値算定部115は、一例として、前記実績情報と、前記役務情報と、前記評価情報と、をもとに、提供者のSNSフォロア数や、資格・勤務実績ごとなどの提供者グループに対して、提供者の提供する役務の価値を予測する予測モデルを機械学習などの統計的な手法によって生成し、当該予測モデルを用いて当該価値を算定してもよい。
【0036】
価値算定部115は、一例として、前記実績情報と、前記役務情報と、前記評価情報と、をもとに、法律相談、お悩み相談、アイドルの配信、アイドルとのトークなど、配信内容のドメイングループに対して、提供者の提供する役務の価値を予測する予測モデルを機械学習などの統計的な手法によって生成し、当該予測モデルを用いて当該価値を算定してもよい。
【0037】
価値算定部115は、一例として、前記役務情報をもとに、提供者の役務の価値を算定する。価値算定部115は、提供者Aが提供する役務に類似する内容の役務について、他の提供者から提供されている価格の情報をもとに、提供者Aの提供する役務の価値を算定する。価値算定部115は、例えば、提供者Aの前記役務情報をもとに、他の提供者が提供している類似の役務の価格を時間あたりに換算し、その平均値または中央値を、提供者Aが提供する役務の価値と算定する。具体的には、価値算定部115は、例えば、提供者Aが「就職に関する相談」に関して役務情報として入力した場合に、他の提供者が提供した役務の内容を形態素解析等行い、含まれる単語を比較して所定の割合以上、提供者Aの役務情報と同様の単語が含まれている役務を類似役務であると判定し、当該類似役務の価格情報から時間あたりの価格の平均値または中央値を算定し、その数値を、提供者Aが提供する役務の時間あたりの価値として算定すればよい。
【0038】
価値算定部115は、一例として、前記実績情報と、前記役務情報と、をもとに、提供者の役務の価値を算定する。価値算定部115は、一例として、各提供者の前期実績情報に含まれる一つ以上の要素について比較し、同様、または同程度と判断できる範囲に含まれる要素を有する類似提供者について、役務情報に含まれる価格の情報を時間あたりに換算した数値の平均値または中央値を、提供者の役務の時間あたりの価格と算定する。価値算定部115は、例えば、提供者Bが、弁護士資格を有し、SNSアカウントのフォロアが2万人いる場合に、実績情報にて資格情報を参照し、弁護士の資格を有し、かつSNSアカウントのフォロア数が1万8000以上、2万2000未満の提供者を選定する。これらの提供者を提供者群Cとする。さらに、価値算定部115は、提供者群Cのそれぞれの役務情報に含まれる価格情報を参照し、時間あたりに換算した数値の平均値または中央値を算定し、当該平均値または当該中央値を、提供者Bの各提供者の役務の時間あたりの価値と算定すればよい。なお、価値算定部115が類似提供者を選定する際のSNSアカウントのフォロア数の幅は、例えば上限下限の割合を10%などと事前に決めておいてもよいし、フォロア数の規模によって、上限下限の割合がそれぞれ設定されていてもよい。
【0039】
価値算定部115は、一例として、前記役務情報と、前記評価情報と、をもとに、前記価値を算定する。価値算定部115は、一例として、類似する内容の役務に対する、評価情報取得部114が算定した評価値をもとに、価格の数値を算定する。価値算定部115は、例えば、提供者Dが提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値。評価値Dと呼ぶ)が、他の提供者群Eが提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値。評価値Eと呼ぶ。)よりも所定の値高い場合に、提供者Dが過去に提供した役務の価格を時間あたりに換算した数値、または提供者群Eが提供した役務の価格を時間あたりに換算した数値の平均値または中央値(これらの値を基準値と呼ぶ)に、所定の数を足す、またはかける事によって、提供者Dの提供する役務の時間あたりの価値を算定すればよい。例えば、提供者Dが「海外留学に関する経験談の提供」役務の評価値が4であり、他の提供者群Eが提供した「海外留学に関する経験談の提供」役務の評価値の平均値が3であった場合で、かつ提供者Dが例えば過去に当該役務を提供した際の価格を時間あたりに換算した値が5,000円の場合に(または提供者群Eが提供した役務の価格を時間あたりに換算した値の平均値が5,000円であった場合に)、価値算定部115は、提供者Dが類似の役務を提供する場合の時間あたりの価値を、5,000円×(4/3)の式で算定すればよい。なお、価値算定部115が基準値に足す数値、かける数値は、評価値Dと評価値Eの関係ごとに価値補正値記憶部134に記憶されていても良いし、評価値Dと評価値Eを用いて数値を生成してもよい。
【0040】
価値算定部115は、一例として、前期実績情報と、前記役務情報と、前記評価情報と、をもとに、前記価値を算定する。価値算定部115は、一例として、前記類似提供者について、役務情報に含まれる価格の情報の平均値または中央値と、評価値をもとに、提供者の役務の価格と算定する。価値算定部115は、例えば、前記提供者Aと、前記提供者群Fのそれぞれの役務情報に含まれる価格を参照し、提供者群Fが提供した役務の価格を時間あたりに換算した値の平均値または中央値を算定する。また、価値算定部115は、前記提供者Aが提供した役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)が、前記提供者群Fが提供した役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)よりも所定の値高い場合に、前記基準値に所定の数を足す、またはかける事によって、提供者Aの提供する役務の時間あたりの価値を算定すればよい。
【0041】
価値算定部115は、一例として、前期実績情報と、前記役務情報と、前記評価情報と、をもとに、前記価値を算定する。価値算定部115は、一例として、例えば、提供者Gが提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)が、前記方法で選定した提供者Gの類似提供者群Hが提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)よりも所定の値高い場合に、提供者Gが過去に提供した役務の価値、または類似提供者群Hが提供した役務の価格の平均値または中央値に所定の数を足す、またはかける事によって、提供者Gの提供する役務の価値を算定すればよい。価値算定部115は、例えば、提供者Gが、弁護士資格を有し、SNSアカウントのフォロアが2万人いる場合に、実績情報にて資格情報を参照し、弁護士の資格を有し、かつSNSアカウントのフォロア数が1万以上、3万未満の提供者を選定する。これらの提供者を類似提供者群Hとする。価値算定部115は、例えば、提供者Gが1時間あたり5,000円で提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)が、当該類似提供者群Hが4,500円から5,500円提供したXに関する役務の評価値(または評価値の平均値か、中央値)よりも所定の値高い場合に、提供者Gが過去に提供した役務の価値に所定の数を足す、またはかける事によって、提供者Gの提供する役務の価値を算定すればよい。例えば、提供者Gが「海外留学に関する経験談の提供」役務の評価値が4であり、類似提供者群Hが提供した「海外留学に関する経験談の提供」役務の評価値の平均値が3であった場合で、かつ提供者Gが例えば過去に5,000円で当該役務を提供していた場合に(または類似提供者群Hが提供した役務の価格の平均値が5,000円であった場合に)、価値算定部115は、提供者Gが類似の役務を提供する場合の価値を、5,000円×(4/3)の式で算定すればよい。
【0042】
価値提案部116は、価値算定部115が算定した価値を、前記提供者に変更可能に提示する。価値提案部116は、役務情報取得部112が提供者から役務情報を取得した場合に、価値算定部115が算定した価値を参考として、提供者端末3に提示する。価値提案部116は、提供者端末3から当該価値の修正を受け付けてもよく、当該修正は役務情報記憶部132に記憶される。
【0043】
需要者情報取得部117は、ネットワーク2を介して、需要者端末4から、需要者情報を取得し、需要者情報記憶部136に記憶する。当該送受信における通信は、有線、無線のいずれでもよく、また、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。需要者情報取得部117は、各項目についてテキスト、数値、アルファベット等の自由入力を受け付けてもよいし、選択肢を提示して選択を受け付けてもよいが、これらに限定されない。なお、需要者情報取得部117は、関心事について、前期実績情報の配信内容のドメイン情報と同じ選択肢を提示してもよい。
【0044】
役務提案部118は、前記需要者に役務を提示する。役務提案部118は、役務を提示する画面を生成し、需要者端末4に提示する。役務提案部118は、需要者がフォローまたはウェイティングした提供者の過去や新規の役務情報を、当該需要者に対し、フォローまたはウェイティングをしていない提供者の役務情報よりも優先して提示してもよい。
【0045】
役務提案部118は、前記役務情報と、前記需要者情報と、をもとに需要者に対して役務を提案してもよい。役務提案部118は、一例として、前記役務情報に含まれる配信ドメインの情報と、前記需要者情報に含まれる関心事の情報を比較し、当該関心事の情報と同じキーワードを含む役務や、テキストの類似度が高い役務を優先的に需要者端末4に提示してもよいし、類似度の高い順に需要者端末4に提示してもよい。また、役務提案部118は、一例として、役務を提案する需要者と、需要者情報の類似度が高い他の需要者が高い評価をつけている役務を、当該需要者に提示してもよい。
【0046】
役務提案部118は、前記需要者に提供者を提示してもよい。この場合、例えば、役務提案部118は、役務を提示する画面に提供者を含ませて生成し、需要者端末4に提示すればよい。
【0047】
図6を用いて、本実施形態のサーバ装置1の代表的な処理の流れを説明する。実績情報取得部111が、実績情報を取得する(1001)。役務情報取得部112が、役務情報を取得する(1002)。役務提供支援部113が、役務情報を需要者端末4に提示する(1003)。役務提供支援部113が、需要者端末4から役務の提供を受ける意志を取得する(1004)。役務提供支援部113が、提供者の役務を需要者に配信する(1005)。評価情報取得部114が、需要者端末4から提供者が提供した役務に対する評価を取得する(1006)。価値算定部115が、提供者の役務の価値を算定する(1007)。価値提案部116が、価値算定部115が算定した価値を提供者に対して提案する(1008)。
【0048】
サーバ装置1は、実績情報と、役務情報をもとに、役務に対する需要者の評価が高い、または所定の金額より高い金額で役務を提供していてかつ当該役務に対する需要者の評価が高い第1の提供者と、類似の役務を提供する第2の提供者、または類似のカテゴリの第2の提供者に対し、改善点を提示してもよい。サーバ装置1は、例えば、第1の提供者と第2の提供者の実績情報または役務情報を比較し、同じ項目において、第2の提供者の数に比べ第1の提供者の数が所定の関係である場合に、第2の提供者に提示すればよい。具体的には、SNSのフォロア数や役務の提供実績など、絶対数が多いほうがよい項目であれば、第1の提供者よりも第2の提供者の数が少ない場合に、当該項目の数を増やすことを提案すればよい。項目によって、数が少ないほうがよい場合や、配信時間などは長ければ良い訳ではなく適度な配信時間が事前に設定される場合は、サーバ装置1は適度な値からの差分の多寡を比較して、第1の提供者の方が優れていると判断できる場合に、第2の提供者に対して改善項目として提示すればよい。なお、この場合に第1の提供者は2人以上であってもよく、サーバ装置1は、複数の提供者の実績情報、役務情報の平均値を算定し、当該平均値と第2の提供者の値を比較してもよい。また、サーバ装置1は、第1の提供車と第2の提供者の実績情報または役務情報を比較し、第1の提供者だけが有する特徴(例えば資格を有していることや、特定業界の就業経験があること、ある大学に入学している、など)を、第2の提供者に提示をしてもよい。
【0049】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0050】
本明細書において説明した装置は、単独の装置として実現されてもよく、一部または全部がネットワークで接続された複数の装置(例えばクラウドサーバ)等により実現されてもよい。例えば、管理サーバ20のCPUおよび記憶装置は、互いにネットワークで接続された異なるサーバにより実現されてもよい。
【0051】
本明細書において説明した装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、およびソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係る管理サーバ20の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【0052】
また、本明細書において説明した処理は、必ずしも説明した順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
【0053】
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
【符号の説明】
【0054】
1 サーバ装置
2 ネットワーク
3 提供者端末
4 需要者端末
101 CPU
102 メモリ
103 記憶装置
104 通信インタフェース
105 入力装置
106 出力装置
111 実績情報取得部
112 役務情報取得部
113 役務提供支援部
114 評価情報取得部
115 価値算定部
116 役務提案部
131 実績情報記憶部
132 役務情報記憶部
133 評価情報記憶部
134 価値補正情報記憶部
135 価値情報記憶部


図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2022-07-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価装置であって、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する、評価情報を取得する評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価値を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価値を算定する価値算定部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
【請求項2】
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記価値算定部は、前期実績情報と、前記評価情報と、前記役務情報と、をもとに前記価値を算定すること、
を特徴とする、請求項2に記載の評価装置。
【請求項4】
前記価値算定部が算定した前記価値を前記提供者に変更可能に提示する、価値提案部と、
を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の評価装置。
【請求項5】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価値を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
【請求項6】
提供者が提供する役務の価値を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する価情報を取得するする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価値を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価値を算定する価値算定ステップと、
を実行する、評価方法。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価装置であって、
少なくともSNSにおける発信内容に対する評価の数の情報を含む、前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する、評価情報を取得する評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定部と、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
【請求項2】
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
【請求項4】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する評価情報を取得するする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行する、評価方法。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価装置であって、
少なくともSNSにおける発信内容に対する評価の数の情報を含む、前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する、評価情報を取得する評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定部と、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
【請求項2】
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
【請求項4】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する評価情報を取得するする評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行する、評価方法。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価装置であって、
少なくともSNSにおける発信内容に対する評価の数の情報を含む、前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得部と、
前記役務の需要者から、前記役務に対する、評価情報を取得する評価情報取得部と、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定部と、
前記価格算定部が算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案部と、
を備えることを特徴とする評価装置。
【請求項2】
前記提供者から前記役務に関する役務情報を受け付ける役務情報取得部と、
前記需要者から、前記役務情報を基にした前記役務の提供の申込みを受け付け、前記需要者に、前記役務の提供を支援する役務提供支援部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価プログラムであって、
プロセッサに、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定ステップで算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行させる、評価プログラム。
【請求項4】
提供者が提供する役務の価格を算定する評価方法であって、
プロセッサが、
前記提供者の実績に係る実績情報を取得する実績情報取得ステップと、
前記役務の需要者から、前記役務に対する評価情報を取得する評価情報取得ステップと、
前記実績情報と、前記評価情報と、前記役務を示す役務情報とを入力情報とし、前記価格を出力データとして生成された予測モデルを用いて、前記価格を算定する価格算定ステップと、
前記価格算定ステップで算定した前記価格を前記提供者に変更可能に提示する、価格提案ステップと、
を実行する、評価方法。