(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023168984
(43)【公開日】2023-11-29
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
H05B 45/38 20200101AFI20231121BHJP
H02M 3/155 20060101ALI20231121BHJP
H05B 45/375 20200101ALI20231121BHJP
【FI】
H05B45/38
H02M3/155 H
H05B45/375
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022080418
(22)【出願日】2022-05-16
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 浩士
(72)【発明者】
【氏名】大津 定治
【テーマコード(参考)】
3K273
5H730
【Fターム(参考)】
3K273AA10
3K273BA25
3K273BA27
3K273CA02
3K273DA02
3K273DA08
3K273EA06
3K273EA07
3K273EA14
3K273EA18
3K273EA22
3K273EA24
3K273EA25
3K273EA35
3K273EA36
3K273FA03
3K273FA07
3K273FA14
3K273FA26
3K273FA27
3K273FA28
3K273FA41
3K273GA08
3K273GA18
3K273GA25
5H730AA15
5H730AS04
5H730AS11
5H730BB14
5H730FG05
(57)【要約】
【課題】本開示は照明装置に関し、昇圧電圧値を演算し、その演算値と目標値を比較したフィードバック制御を行うことで、省部品化及び小型化を達成可能な照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の照明装置は、光源と、昇圧回路と、昇圧回路の出力を受けるスイッチング素子を有する点灯回路と、昇圧回路及び点灯回路を制御する制御装置とを備える。制御装置は、スイッチング素子の動作に係るHI信号出力期間及びLO信号出力期間から、昇圧回路の電圧の瞬時値を算出し、瞬時値が目標値に近づくように、スイッチング素子をフィードバック制御し、点灯回路は、フィードバック制御に基づき、光源の点灯を制御するよう構成されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源と、
昇圧回路と、
前記昇圧回路の出力を受けるスイッチング素子を有する点灯回路と、
前記昇圧回路及び前記点灯回路を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置が、
前記スイッチング素子の動作に係るHI信号出力期間及びLO信号出力期間から、前記昇圧回路の電圧の瞬時値を算出し、
前記瞬時値が目標値に近づくように、前記スイッチング素子をフィードバック制御し、
前記点灯回路が、
前記フィードバック制御に基づき、前記光源の点灯を制御する
照明装置。
【請求項2】
前記制御装置が、
前記光源の電圧値及び電流値を検出し、
記憶されている前記点灯回路のインダクタンス及び前記スイッチング素子の寄生容量を呼び出し、
前記電圧値、前記電流値、前記インダクタンス及び前記寄生容量から、前記目標値を算出する
請求項1に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、出力電力が目標値に達した時点でスイッチング素子のオン幅を固定することで、光源のちらつきを抑制する点灯装置及び照明器具を開示している。この開示では、制御ICが昇圧回路への入力電圧である2つの抵抗の分圧値を検出し、その検出値をフィードバック制御の入力値とすることで、定電圧制御を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし上述の方法では、本構成の実際の使用条件で用いた際の抵抗の電圧降下が大きい。そのため一般的なチップ抵抗1個で耐圧を満たすことができず、複数個の抵抗を直列で構成するか、高耐圧部品を選定する必要が生じる。また、一般的に制御ICの検出端子は、高インピーダンスであることが多い。そのため検出端子へのノイズ重畳を抑制するためには、コンデンサを制御IC周辺に実装する必要が生じる。以上のように、昇圧回路の電圧を制御ICで検出するには、部品点数及びコストの増加が伴う。
【0005】
本開示は上述の問題を解決するため、昇圧電圧値を演算し、その演算値と目標値を比較したフィードバック制御を行うことで、省部品化及び小型化を達成可能な照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の態様は、光源と、昇圧回路と、昇圧回路の出力を受けるスイッチング素子を有する点灯回路と、昇圧回路及び点灯回路を制御する制御装置とを備え、制御装置が、スイッチング素子の動作に係るHI信号出力期間及びLO信号出力期間から、昇圧回路の電圧の瞬時値を算出し、瞬時値が目標値に近づくように、スイッチング素子をフィードバック制御し、点灯回路が、フィードバック制御に基づき、光源の点灯を制御する照明装置であることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様によれば、前述した昇圧電圧検出のための抵抗及びノイズ重畳のためのコンデンサを用いる必要がなくなるため、省部品化及び小型化を達成可能な照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】従来回路の照明装置の回路ブロック図である。
【
図2】実施の形態1に係る照明装置の回路ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の説明に係る照明装置について、図面を参照して説明する。同じまたは対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1
[従来例の照明装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る照明装置の回路ブロック図である。照明器具100には、調光ユニット41が接続されている。これにより調光制御を行うことができる。
【0011】
照明器具100は、LEDモジュール31を備える。LEDモジュール31は、点灯装置1の出力側に接続され、直列に接続される複数の光源30を有する。光源30は、例えばLED等の発光素子である。なお、複数の光源30は、並列または直並列に接続されても良い。また、LEDモジュール31は、光源30を1つ以上有すれば良い。
【0012】
また照明器具100は、点灯装置1を備える。点灯装置1は、入力側に外部電源22を備える。外部電源22は、例えば商用電源等の交流電源である。点灯装置1は、外部電源22から供給された電力により、LEDモジュール31を点灯させる。
【0013】
点灯装置1は、整流回路6を備える。整流回路6は、外部電源22の交流電力を整流する。整流回路6の出力と並列に、コンデンサ7、抵抗8及び9の直列回路が接続されている。
【0014】
点灯装置1は、制御装置5を備える。制御装置5は、例えばマイコンである。制御装置5は、昇圧回路2および点灯回路3を制御する。抵抗8及び9は、昇圧回路2への入力電圧を分圧する分圧回路を形成する。昇圧回路2への入力電圧は、抵抗8及び9で分圧され、制御装置5に入力される。これにより、制御装置5は昇圧回路2への入力電圧を検出する。
【0015】
点灯装置1は、昇圧回路2を備える。昇圧回路2は、PFC(Power Factor Correction)回路であり、力率改善回路とも呼ばれる。昇圧回路2は整流回路6の出力側に接続され、整流回路6で整流された脈流電圧を昇圧し、コンデンサ15に予め定められた直流高電圧を充電する。コンデンサ15は、例えば電解コンデンサである。実施の形態1の昇圧回路2は、スイッチング素子12のオンオフによりコンデンサ15の両端に電圧を発生させるスイッチング電源回路であり、例えば昇圧チョッパ回路である。
【0016】
また昇圧回路2は、インダクタ10を備える。インダクタ10の一端は、整流回路6の出力の高電位側と接続される。インダクタ10の他端には、スイッチング素子12の第1端子およびダイオード11のアノードが接続される。
【0017】
スイッチング素子12は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子12は第1端子、第2端子および第1端子第2端子間をスイッチングするための制御端子を有する。スイッチング素子12がMOSFETの場合、第1端子はドレイン端子、第2端子はソース端子、制御端子はゲート端子である。
【0018】
スイッチング素子12の第2端子は、抵抗16の一端に接続される。抵抗16の他端はコンデンサ15の負極に接続される。スイッチング素子12の制御端子は、駆動回路24に接続される。ダイオード11のカソードは、コンデンサ15の正極に接続される。コンデンサ15の負極は、整流回路6の出力の低電位側に接続される。
【0019】
ここで、一般にマイコンの出力電圧はMOSFETの駆動電圧よりも小さい。このため、制御装置5からのスイッチング信号は駆動回路24に入力される。駆動回路24はスイッチング信号に応じて、スイッチング素子12をオンオフする。これにより、安定なスイッチングを実現できる。
【0020】
抵抗16には、スイッチング素子12を流れる電流に対応する電圧が印加される。抵抗16に印加される電圧は、制御装置5で検出される。これにより、制御装置5はスイッチング素子12を流れる電流を検出する。
【0021】
点灯装置1は、制御電源回路4を備える。制御電源回路4は、駆動回路24と制御装置5の駆動に必要な電源電圧を供給する回路である。制御電源回路4は、コンデンサ15の後段に並列接続される。つまり、制御電源回路4は昇圧回路2の出力に接続される。制御電源回路4は外部電源22が投入されると、整流回路6に整流された電圧により起動する。その後、昇圧回路2が駆動すると、昇圧回路2の出力電圧を電源電圧として駆動する。
【0022】
点灯装置1は、点灯回路3を備える。点灯回路3は、例えばバックコンバータ回路等の降圧回路である。点灯回路3は、コンデンサ15に接続され、コンデンサ15から電力を供給される。点灯回路3は、スイッチング素子17を有し、スイッチング素子17のオンオフにより光源30を点灯させる。
【0023】
点灯回路3において、スイッチング素子17とダイオード18からなる直列回路がコンデンサ15と並列に接続されている。スイッチング素子17は、例えばMOSFETである。コンデンサ15の正極には、スイッチング素子17の第1端子が接続される。スイッチング素子17の第2端子には、ダイオード18のカソードおよびインダクタ19の一端が接続される。スイッチング素子17の制御端子は、駆動回路24に接続される。
【0024】
ダイオード18のアノードには、コンデンサ15の負極および検出抵抗25の一端が接続される。インダクタ19の他端には、コンデンサ23の正極が接続される。コンデンサ23の負極には検出抵抗25の他端が接続される。インダクタ19、コンデンサ23および検出抵抗25がこの順に接続して直列回路を形成する。この直列回路はダイオード18に並列に接続している。また、検出抵抗25の他端は制御装置5に接続される。
【0025】
LEDモジュール31は、コンデンサ23と並列に接続される。点灯回路3の出力電圧は、コンデンサ23で平滑され、LEDモジュール31に供給される。
【0026】
検出抵抗25は、LEDモジュール31に流れるLED電流を検出する。検出抵抗25は、点灯回路3の出力電力を検出する検出回路である。検出抵抗25に印加される電圧は、LEDモジュール31を流れる電流に対応する。LEDに流れる電流は、検出抵抗25にて電圧に変換され、制御装置5に入力される。制御装置5は、検出抵抗25に印加される電圧を検出値として検出する。
【0027】
制御装置5の記憶装置には予め定められた電流目標値が記憶されている。制御装置5は、検出抵抗25の検出値が電流目標値と一致するように、スイッチング素子17をオンオフするスイッチング信号を出力する。このスイッチング信号は、例えばPWM信号である。つまり、制御装置5はフィードバック制御を行っている。フィードバック制御において、制御装置5は検出抵抗25の検出値に応じて、点灯回路3の出力電力が予め定められた目標値と一致するようにスイッチング素子17のオン幅を制御する。ここで、オン幅は、スイッチング素子17がオンしてから次にオフするまでの時間である。
【0028】
制御装置5は駆動回路24を介して、スイッチング素子17をオンオフする。これにより、光源30は定電流制御で点灯する。制御装置5から出力されたPWM信号は、駆動回路24によりスイッチング素子12、17をオンさせるために必要な電圧まで増幅される。
【0029】
制御装置5はインダクタ19の二次巻きに発生する電圧を、抵抗26を介して検出する。本端子には、スイッチング動作のターンオフ中には、インダクタ19の一次巻きに発生する電圧の巻数比の電圧が発生する。そのためこの電圧の立下りを検出することにより、制御装置5でスイッチングのオフ期間を検出することができる。
【0030】
またインダクタ19の放電終了後、スイッチング素子17及びインダクタ19間の電圧では、インダクタ19及びスイッチング素子17の寄生容量による共振周波数によって、自由振動電圧が発生する。本電圧が最も低くなるボトムタイミングで再びターンオンすることで、スイッチングロスを抑え、高効率な動作を行うことができる。
【0031】
またコンデンサ23と並列に、抵抗20及び21の直列回路が接続される。抵抗20、21の接続点は、制御装置5に接続される。抵抗20及び21は、点灯回路3の出力電圧を分圧する分圧回路を形成する。点灯回路3の出力電圧は、抵抗20及び21で分圧され、制御装置5に入力される。これにより、制御装置5は点灯回路3の出力電圧を検出する。
【0032】
また、制御装置5は調光ユニット41からの調光信号を受信する。制御装置5は、調光信号に応じて調光制御を行う。調光信号は、例えばPWM信号である。PWM信号のデューティ比は、調光指令値に対応する。調光指令値は例えば目標とする調光率である。制御装置5は、調光ユニット41から入力されたPWM信号のデューティ比を元に、電流目標値を設定する。電流目標値は例えば全光から低調光の範囲で設定される。
【0033】
昇圧回路2の動作について説明する。昇圧回路2において、抵抗13、14は、昇圧回路2の出力電圧を分圧する分圧回路を形成する。コンデンサ15の両端電圧は、抵抗13、14で分圧され、抵抗14からの検出電圧として制御装置5に入力される。制御装置5は記憶装置を有する。記憶装置には予め定められた電圧目標値が記憶されている。制御装置5は、検出電圧と電圧目標値とが一致するように、スイッチング素子12をオンオフするスイッチング信号を出力する。スイッチング信号は例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号である。これにより、昇圧回路2の出力電圧は定電圧制御される。
【0034】
以上のように従来回路では、抵抗13及び14を介した検出電圧を制御装置5に入力することで、直接的に昇圧電圧を検出する。しかしこの場合、抵抗13での電圧降下分が大きくなる課題が生じる。例えば、昇圧電圧が400V、制御装置での検出電圧が5Vとした場合、抵抗13で発生する電圧降下分は395Vになることから、標準的なチップ抵抗1個では耐圧を満足することができない。そのため、チップ抵抗を複数個使用するか、高耐圧な抵抗を選定する必要が生じる。
【0035】
また、制御装置5の入力端子は高インピーダンスな場合が多く、ノイズ重畳を抑制するためには、検出端子にコンデンサを実装する必要もある。以上のように、従来の方法で昇圧電圧を検出すると、部品点数増加によるコストの増加が生じる課題がある。
【0036】
前述の課題に対し、本実施の形態では、点灯回路3のスイッチング動作のオン期間、オフ期間から、随時昇圧電圧値を算出する。そして算出結果に対しフィードバック制御をすることで、昇圧電圧検出に使用する部品を削減することができる。
【0037】
[本開示の実施の形態1に係る照明装置の構成]
図2は、実施の形態1に係る照明装置の回路ブロック図である。実施の形態1に係る照明装置の構成は、昇圧回路2が抵抗13及び14を備えていない点が従来例と異なる。実施の形態1は、点灯回路3のスイッチング動作から昇圧電圧値を算出するため、昇圧電圧を直接検出する必要がない。そのため、抵抗13及び14は不要となる。
【0038】
実施の形態1に係る照明装置による解決手段を説明する。まず、点灯回路3のHI信号出力期間及びLO信号出力期間を取得し、その値から昇圧電圧の瞬時値を算出する。次に、昇圧電圧の瞬時値が目標値に近づくようにフィードバック制御を行う。この昇圧電圧の目標値は、後述の計算式により事前に算出することができる。
【0039】
[本開示の実施の形態1に係る昇圧電圧の算出]
上述した昇圧電圧の瞬時値及び目標値の算出について、具体的に数式を用いて説明する。昇圧電圧の目標値をVpfc、光源の電圧をVled、光源に流れる電流をIled、点灯回路3のインダクタンスをL、点灯回路3のON時間理想値をTon、OFF時間理想値をToff、スイッチング後の休止期間をTdとすると、昇圧電圧Vpfcは次式で表される。
【0040】
【0041】
数1において、Iledは検出抵抗25、Vledは抵抗20及び21の分圧により検出可能であるため、固定値として扱うことができる。また、点灯回路3のインダクタンスは、予め制御装置5に記憶されている。
【0042】
また、Toffは以下の式で算出可能である。
【0043】
【0044】
Tdは、主に点灯回路3のインダクタンス及びスイッチング素子17の寄生容量による共振周波数により発生するため、これも固定値として扱うことができる。よってこれらの式より、目標とする昇圧電圧の場合のTonとToffの理想値を算出することができる。
【0045】
これに対し、実際の昇圧電圧Vpfc´は以下のように算出できる。ここで、Ton´は点灯回路3のHI信号出力期間の値であり、Toff´は点灯回路3のLO信号出力期間からTdを差し引いた値である。
【0046】
【0047】
よって制御装置は上記計算式により、点灯回路3のTon´、Toff´として取得した値から、昇圧電圧の瞬時値にあたるVpfc´を算出できる。その結果と昇圧電圧の目標値Vpfcを比較し、昇圧回路2の動作にフィードバックすることで、昇圧電圧を目標値に近い電圧で動作させることが可能である。
【0048】
なお、固定値として扱っているVled及びIledは、LEDモジュール31による調光や、点灯装置1の各部品の温度特性による影響も考慮する必要があるため、都度更新するのが望ましい。
【0049】
Tdは、点灯回路3のインダクタンス及びスイッチング素子17の寄生容量による共振周波数により発生する。そのためここでは固定値としているが、例えば、別でインダクタ19の二次巻の自由振動電圧を検出する取得回路を設けても良い。
【0050】
昇圧回路はPFC制御していることから、基本的にはTonの更新間隔は数ms~数十msオーダーであるため、起動時などの過渡的な動作中においても上記式で対応できる。ただし、短時間の電源電圧サグ発生時など、各取得値が大きく変動することが想定される場合は保護停止する、または取得値を使用しない等の措置をとることが望ましい。
【0051】
本実施の形態の変形例として、調光ユニット41からの調光信号を、PWM信号に限らず他の信号としても良く、例えばコマンドによるシリアル信号などでも良い。
【0052】
また、実施の形態1では点灯回路3がバックコンバータ回路の場合で説明したが、光源電流及び光源電圧の取得値から昇圧電圧を演算可能であれば、他の点灯回路方式でも良い。
【符号の説明】
【0053】
2 昇圧回路
3 点灯回路
5 制御装置
10 インダクタ
12 スイッチング素子
17 スイッチング素子
19 インダクタ
30 光源