(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023169462
(43)【公開日】2023-11-30
(54)【発明の名称】指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具
(51)【国際特許分類】
A44C 9/02 20060101AFI20231122BHJP
【FI】
A44C9/02
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022080562
(22)【出願日】2022-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】722005019
【氏名又は名称】鈴木 恵
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 恵
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114GG05
(57)【要約】
【課題】
指輪の装着位置が思い通りの所にならず、宝石位置がずれたり、それによって輪が変形したりキズがついたりした。関節と指の根元のサイズが異なり、指根元部分は細くなる。その日の体調や季節、体重の増減でも指のサイズに変化が現れる。
【解決手段】
使い捨てポリウレタン調整具を宝石の下・指の上部に取り付ける事により、指輪の回転を防止できた。弾力がある為、指輪と皮膚の間で密着し装着感も気にならない。厚みや大きさを変える事でさまざまな指輪の形やサイズに対応できる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指輪サイズの補正にポリウレタン素材を使用し宝石下と指の上部の間に装着する調整具
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
指輪を挿入する時に、指関節と指根元のサイズが異なり、嵌めた時宝石が上にとどまらず回ってしまう。宝石がついていなくても指輪が回ることでリング部分が歪んだり希望の位置にとどまらずストレスになる。
本発明は、指輪を装着したい位置からのズレをなくし、指輪のサイズが大きいものでも、簡単、安全に使用する事ができる調整具である。
【0003】
指輪サイズ補正に用いる使いすてポリウレタン調整具は、弾力があるポリウレタン素材(耐震マットや硬めのグミの硬さ)を、指輪リング上部内側の隙間(時計に例えると11時から1時の位置)、手指上部の隙間(時計に例えると11時から1時の位置)に差し込み装脱着する調整具である。
【0004】
遺品の指輪をサイズ直しに出したが、その後も宝石部分が手の平側にまわってしまい、お直し代が無駄になった。
コイル状の調整器具の先行技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2018-007995
【特許文献2】特開2013-31620
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
指輪の装着位置が思い通りの所にならず、宝石位置がずれたり、それによって輪が変形したりキズがついたりした。関節と指の根元のサイズが違う場合や、その日の体調や季節でもサイズに変化が出るのでゆるくなってしまう。また、その日の気分で細い指に付け替えて楽しみたくなる事もあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具を使用することにより、以上の問題点を解決できるものとなる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具を取り付ける事により、指輪の回転を防止できた。
調整具を使い捨てにする理由として、指に密着するため衛生面を重視した。材質はリサイクル可能である。
装着位置が宝石の下・指の上部の為、一見目立ちそうだが透明な為、目立たず他人に気付かれた事は今までなかった。弾力がある為、指輪と皮膚の間で密着し、指を動かしたり手を洗ったりしても指輪と指の間で装着具が密着して動き、取れることもなく同じ所にとどまって装着感も気にならない。装着時は長さ約1センチメートル・幅約3ミリメートル・厚み約3ミリメートルで使用。厚みや大きさを変える事でさまざまなサイズに対応でき、楽しさやお洒落の幅が広がる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は本発明を指輪に装着した実施例を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具である。
通常通り指輪(1)を着用し、指輪を指の根元側に倒し隙間に調整具(3)を入れ込む。指輪を指先側に動かしながら指輪と指の隙間に入れる。その時に調整具(3)がねじれたり、隙間からはみ出さず密着する事が重要である。
外す時は指輪(1)を傾け取り外し処分する。
【符号の説明】
【0011】
1 指輪
2 宝石
3 指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具
4 手の甲