IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ジーユニット有限会社の特許一覧

特開2023-169939映像機器、灯火表示機器等、イルミ減光および灯火信号分離出力制御装置
<>
  • 特開-映像機器、灯火表示機器等、イルミ減光および灯火信号分離出力制御装置 図1
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023169939
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】映像機器、灯火表示機器等、イルミ減光および灯火信号分離出力制御装置
(51)【国際特許分類】
   B60R 11/02 20060101AFI20231124BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20231124BHJP
   B60Q 1/00 20060101ALI20231124BHJP
   B60R 16/023 20060101ALI20231124BHJP
【FI】
B60R11/02 C
B60K35/00 A
B60K35/00 Z
B60Q1/00 C
B60R16/023 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022081292
(22)【出願日】2022-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】719005747
【氏名又は名称】ジーユニット有限会社
(72)【発明者】
【氏名】高木 幹夫
(72)【発明者】
【氏名】鶴田 直美
(72)【発明者】
【氏名】鶴田 悠嗣
(72)【発明者】
【氏名】田中 結花
【テーマコード(参考)】
3D020
3D344
3K339
【Fターム(参考)】
3D020BA04
3D020BB01
3D020BC01
3D020BE03
3D344AA19
3D344AC25
3D344AD01
3K339BA02
3K339BA22
3K339BA28
3K339JA10
3K339KA02
3K339MA05
3K339MA06
3K339MC17
(57)【要約】      (修正有)
【課題】保安基準の改正によるオートライトの義務化の施行に対応して、車両乗員の車両の映像表示機器、灯火表示機器等の薄暮時の視認性、また車外の人員が車両外部に空車、乗降中、行先案内等を表示する灯火表示機器の視認性を向上させるための、イルミ信号分離出力装置を提供する。
【解決手段】車両が制御するイルミ信号線100と接続機器側のイルミ信号線110を切断分離するアダプタ部10と、照度センサーと温度補償回路等210と閾値設定ボリューム等220を、総合判断回路300で構成した装置により、イルミ出力信号310を接続機器側のイルミ信号線110に、単独で出力する装置によって、減光ならびに点灯タイミングの乖離を、接続側機器を交換することなく解決する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両が制御するイルミ信号または、イルミ信号の情報を伝達するバスまたはCAN等通信信号
を、車両側イルミ信号と、車両映像表示機器または灯火表示機器等に対する出力側イルミ信号
に分離し、照度センサーと温度補償回路等、ならびに照度センサー閾値設定を設け、設定した閾
値により、車両が制御するイルミ信号とは別に、車両映像表示機器または灯火表示機器等に対
し出力できる、イルミ信号の分離ならびに機器側へのイルミ信号出力制御装置







































【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2016年国土交通省の保安基準の改正によって、2020年よりオートライトの義務化が施行され、「すれ違い用前照灯の自動点灯に関する基準の導入」され、車両外部の明るさが、1000ルクスを下回ると自動点灯するように変更され、薄暮時の高齢者が車両を認識する事を重視したためで、それに準じたイルミ信号により制御される、映像表示機器の減光、夜間灯火表示機器等が減光され1000ルクス環境では輝度低下により薄暮時の視認性の低下が起き、1000ルクスでの一律のタイミングでは、視認性の乖離が発生する事を解決する、車両映像表示機器、灯火表示機器等、イルミ減光および灯火信号用イルミ信号分離出力制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
改正適合後の車両において、映像表示、灯火表示機器等の薄暮時の視認性の向上のため、車両側の制御信号の分離複数回路化や、車両映像機器側に照度センサーを搭載し、機器側での単独照度調整など、未登録車ならびに継続生産車については改善が図られている中で、既登録車両で問題解決をするための、車両イルミ信号と、映像表示機器、灯火表示機器等に入力されるイルミ信号を分離し、薄暮時の視認性を優先したタイミングで減光および灯火させる為の、車両イルミ信号と分離した、イルミ信号の分離出力制御装置が無い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、法改正により義務化された照度1000ルクスでの点灯条件は、対高齢歩行者等から車両の認識率を向上させる事を重視した基準であり、車両乗員の車両の映像表示機器、灯火表示機器等の薄暮時の視認性、また車外の人員が車両外部に空車、乗降中、行先案内等を表示する灯火表示機器の視認性の悪化が発生している事を解決することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
すでに装着されている、車両イルミ信号により減光ならびに灯火を行う、車両映像表示機器、灯
火機器等に対する、車両のイルミ信号または、それに準ずる信号のバス通信、CAN通信の車両
像表示機器または灯火機器等へ入力されるイルミ信号の分離アダプタ部と、照射センサーによ
る制御装置のコントローラ部を組み合わせ、薄暮時の視認性を重視した減光および灯火タイミン
グで制御した、映像表示機器、灯火表示機器等に対しするイルミ信号を出力する装置、例えば、
車両が制御するイルミ信号または、イルミ信号の情報を伝達するバスまたはCAN等通信信号
を、車両側イルミ信号と、車両映像表示機器または灯火表示機器等に対する出力側イルミ信号
に分離し、照度センサーと温度補償回路等、ならびに照度センサー閾値設定を設け、設定した閾
値により、車両が制御するイルミ信号とは別に、車両映像表示機器または灯火表示機器等に対
し出力できる、イルミ信号の分離ならびに機器側へのイルミ信号出力制御装置を提供することを
目的とする。
【0005】
本発明に係る、車両映像表示機器、灯火機器等のイルミ減光および灯火信号制御装置は、車
両のイルミ信号またはバス通信、CAN通信等の伝達信号を分離するアダプタ部と、薄暮時の視
認性を考慮し、閾値調整機能を有する、減光および灯火タイミングで、車両映像表示機器、灯火
機器等に出力する、温度補償回路等を搭載したコントローラ部により、運転者が任意に設定した
照度により、車両映像表示機器、灯火機器等の、減光および灯火制御用イルミ信号を、車両のイ

ルミ信号と分離た、薄暮時の視認性を向上させるための装置である。
【0006】
図1に示す、車両映像表示機器、灯火表示機器等、イルミ減光および灯火信号制御装置1には、
イルミ信号分離アダプタ部10により、車両側イルミ信号または、イルミ信号に準ずるバスまたは、
CAN通信等の通信信号100を、入力側と、接続機器側に対するイルミ信号ならびにバス通信信
号出力110に、分離切断130する変換アダプタで、アダプタ部10は、コントローラ部20に接続さ
れ、コントローラ部20には、照度センサならびに温度補償回路210、ならびに使用者が切替ポイ
ントとなるコントローラーの照度センサー閾値を任意に設定できるボリューム等220が接続され、
コントローラ部20は、照度センサー閾値、瞬時の照度変化、切替チャタリング防止の総合的判断
回路300で、アダプタ部10の接続機器側に対するイルミ信号ならび、それに準ずるにバス通信
信号出力110に、イルミ出力信号310の出力を行い、接続機器側のイルミ制御を車両信号と切
り離した、単独で制御でイルミ信号出力を行う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
法改正における高齢者等が車両視認に特化した基準の1000ルクスで点灯する車両灯火装置
と、本開発装置により、バックカメラ等の車両周辺映像、または、その他の薄暮時の視認性を要
求される機器等の、周辺の明るさによる制御により、車両認識基準と、視認性基準の乖離を無く
し、法改正後に登録された既登録車両ならびに継続販売車両の、車両映像表示機器、灯火表示
機器等を、照度センサー塔載の機器単独制御を搭載した装置に交換する必要が無く、安価に改
善することができる。





















図1