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特開2023-170189点群データ生成装置、点群データ生成システム、および点群データ生成プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170189
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】点群データ生成装置、点群データ生成システム、および点群データ生成プログラム
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/25 20060101AFI20231124BHJP
   G01C 7/04 20060101ALI20231124BHJP
   G01C 15/00 20060101ALI20231124BHJP
【FI】
G01B11/25 Z
G01C7/04
G01C15/00 102C
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022081744
(22)【出願日】2022-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】000196587
【氏名又は名称】西日本旅客鉄道株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】591074161
【氏名又は名称】アジア航測株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】山根 寛史
(72)【発明者】
【氏名】松本 康寿
(72)【発明者】
【氏名】中田 隆司
(72)【発明者】
【氏名】辻 求
(72)【発明者】
【氏名】本間 雄一
【テーマコード(参考)】
2F065
【Fターム(参考)】
2F065AA04
2F065AA09
2F065AA53
2F065AA65
2F065BB15
2F065CC14
2F065CC40
2F065DD03
2F065DD08
2F065EE08
2F065FF11
2F065FF67
2F065GG04
2F065HH04
2F065JJ01
2F065LL61
2F065MM06
2F065MM16
2F065PP22
2F065QQ03
2F065QQ21
2F065QQ25
2F065QQ28
2F065QQ31
2F065RR06
2F065UU06
(57)【要約】
【課題】地物を検出するためのレーザ点群の品質を評価する。
【解決手段】レーザスキャナ21から照射したレーザ光の反射光に基づいて地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成装置1であって、GNSS22/IMU23により検出されたレーザスキャナの位置座標および加速度と、レーザスキャナ21の速度である第1速度V1とを取得するデータ取得手段101と、データ取得手段101により取得された位置座標および加速度に基づいてレーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出手段103と、算出手段103により算出された第2速度V2と、データ取得手段101により取得された第1速度V1との差分が所定の速度閾値ThV以上である場合に、点群データの台車3の移動方向にゆがみが生じると判定する判定手段104とを備える。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体に載置されたレーザスキャナから前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成装置であって、
検出手段により検出された前記レーザスキャナの位置座標および加速度と、前記レーザスキャナの速度である第1速度とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された位置座標および加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する速度算出手段と、
前記速度算出手段により算出された第2速度と、前記取得手段により取得された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する速度判定手段と、
を備えたことを特徴とする点群データ生成装置。
【請求項2】
前記速度判定手段により前記ゆがみは生じないと判定された場合、前記第2速度に基づいて前記点群データを生成し、前記速度判定手段により前記ゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより補正し、前記補正された第2速度に基づいて前記点群データを生成する生成手段を、
さらに備えたことを特徴する請求項1記載の点群データ生成装置。
【請求項3】
前記取得手段は、さらに、前記レーザスキャナの姿勢を取得し、
前記取得手段により取得された姿勢に基づいて前記移動体が移動する方位角を第1方位角として算出すると共に、前記取得手段により取得された複数の位置座標に基づいて前記移動体が移動する方位角を第2方位角として算出する方位角算出手段と、
前記方位角算出手段により算出された第1方位角と、前記方位角算出手段により算出された第2方位角との差分が所定の方位角閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定する方位角判定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の点群データ生成装置。
【請求項4】
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみは生じないと判定された場合、前記第2速度に基づいて前記点群データを生成し、
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより補正し、前記補正された第2速度に基づいて前記点群データを生成し、
前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じないと判定された場合、前記第1方位角に基づいて前記点群データを生成し、
前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2方位角を用いて前記第1方位角を補正し、前記補正された第1方位角に基づいて前記点群データを生成し、
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定され、かつ、前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより補正するとともに前記第2方位角を用いて前記第1方位角を補正し、前記補正された第2速度および第1方位角に基づいて前記点群データを生成する生成手段を、
さらに備えたことを特徴する請求項3記載の点群データ生成装置。
【請求項5】
移動体に載置され前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光を受光するレーザスキャナを有し、前記受光した反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成システムであって、
前記レーザスキャナの位置座標を検出する測位手段と、
前記レーザスキャナの加速度を検出する加速度検出手段と、
前記レーザスキャナの速度を第1速度として検出する速度検出手段と、
前記測位手段により取得された位置座標と前記加速度検出手段により取得された加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された第2速度と、前記速度検出手段により検出された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする点群データ生成システム。
【請求項6】
移動体に載置されたレーザスキャナから前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成装置が実行する点群データ生成プログラムであって、
検出手段により検出された前記レーザスキャナの位置座標および加速度と、前記レーザスキャナの速度である第1速度とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された位置座標および加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された第2速度と、前記取得ステップにより取得された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する判定ステップと、
を前記点群データ生成装置に実行させることを特徴とする点群データ生成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地物を検出するための点群データを生成する点群データ生成装置、点群データ生成システム、および点群データ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車や鉄道等の移動体に、レーザパルスを発射するレーザスキャナを搭載して、移動体の前方または後方または側方の地物の3次元座標(レーザ点群)を取得できるようになってきている。
【0003】
移動計測によるレーザ点群は、レーザスキャナにより取得した距離データと、時々刻々変化するレーザスキャナの位置と姿勢を算出した走行軌跡データを統合することで生成される。レーザスキャナのデータそのものに大きな誤差要因はないが、走行軌跡データはGNSS(Global Navigation Satellite System)の測位データと、IMU(inertial measurement unit)の慣性計測データとを統合することにより算出される。このとき、トンネルなどGNSS測位が困難な上空視界不良区間(非GNSS区間)において位置や姿勢に大きな誤差が発生する場合がある。
【0004】
特許文献1には、基準点・検証点を基にレーザ計測データのキャリブレーションを行い、レーザ計測の有効距離により品質(精度)を判断する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-034296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、レーザ計測の有効距離により品質(精度)を判断するが、この方法では、上空視界が良好でGNSS測位が可能なGNSS区間における測位が前提となっており、トンネルなどGNSS測位が困難な非GNSS区間では利用することが困難であった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、地物を検出するためのレーザ点群の品質を評価する点群データ生成装置、点群データ生成システム、および点群データ生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を解決するため、本発明に係る点群データ生成装置の第1の特徴は、
移動体に載置されたレーザスキャナから前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成装置であって、
検出手段により検出された前記レーザスキャナの位置座標および加速度と、前記レーザスキャナの速度である第1速度とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された位置座標および加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された第2速度と、前記取得手段により取得された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する判定手段と、
を備えたことにある。
【0009】
本発明に係る点群データ生成装置の第2の特徴は、
前記判定手段により前記ゆがみは生じないと判定された場合、前記第2速度に基づいて前記点群データを生成し、前記判定手段により前記ゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより前記点群データを補正し、前記補正された第2速度に基づいて前記点群データを生成する生成手段を、
さらに備えたことにある。
【0010】
本発明に係る点群データ生成装置の第3の特徴は、
前記取得手段は、さらに、前記レーザスキャナの姿勢を取得し、
前記取得手段により取得された姿勢に基づいて前記移動体が移動する方位角を第1方位角として算出すると共に、前記取得手段により取得された複数の位置座標に基づいて前記移動体が移動する方位角を第2方位角として算出する方位角算出手段と、
前記方位角算出手段により算出された第1方位角と、前記方位角算出手段により算出された第2方位角との差分が所定の方位角閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定する方位角判定手段と、
を備えたことにある。
【0011】
本発明に係る点群データ生成装置の第4の特徴は、
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみは生じないと判定された場合、前記第2速度に基づいて前記点群データを生成し、
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより補正し、前記補正された第2速度に基づいて前記点群データを生成し、
前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じないと判定された場合、前記第1方位角に基づいて前記点群データを生成し、
前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2方位角を用いて前記第1方位角を補正し、前記補正された第1方位角に基づいて前記点群データを生成し、
前記速度判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定され、かつ、前記方位角判定手段により前記点群データの前記移動体の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、前記第2速度を前記第1速度に置換することにより補正するとともに前記第2方位角を用いて前記第1方位角を補正し、前記補正された第2速度および第1方位角に基づいて前記点群データを生成する生成手段と、
を備えたことにある。
【0012】
本発明に係る点群データ生成システムの第1の特徴は、
移動体に載置され前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光を受光するレーザスキャナを有し、前記受光した反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成システムであって、
前記レーザスキャナの位置座標を検出する測位手段と、
前記レーザスキャナの加速度を検出する加速度検出手段と、
前記レーザスキャナの速度を第1速度として検出する速度検出手段と、
前記測位手段により取得された位置座標と前記加速度検出手段により取得された加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された第2速度と、前記速度検出手段により検出された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する判定手段と、
を備えたことにある。
【0013】
本発明に係る点群データ生成プログラムの第1の特徴は、
移動体に載置されたレーザスキャナから前記移動体の周辺の地物に対して照射したレーザ光の反射光に基づいて前記地物の3次元座標を点群データとして生成する点群データ生成装置が実行するプログラムであって、
検出手段により検出された前記レーザスキャナの位置座標および加速度と、前記レーザスキャナの速度である第1速度とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された位置座標および加速度に基づいて前記レーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された第2速度と、前記取得ステップにより取得された第1速度との差分が所定の速度閾値以上である場合に、前記点群データの前記移動体の移動方向にゆがみが生じると判定する判定ステップと、
を前記点群データ生成装置に実行させることにある。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る点群データ生成装置、点群データ生成システム、および点群データ生成プログラムによれば、地物を検出するためのレーザ点群の品質を評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態である点群データ生成システムの概略構成を示した概略構成図である。
図2】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える点群データ取得装置2による点群データの生成を模式的に説明した説明図である。
図3】誤差の発生を模式的に説明した説明図である。
図4】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える速度判定手段104Aによる処理を説明した説明図である。図4(a)は、第1速度V1と第2速度V2とを比較した図であり、図4(b)は、第1速度V1と第2速度V2との差分を示した図である。
図5】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える算出手段103により算出された第1方位角D1と第2方位角D2との差分DDを示している。
図6】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100において、移動方向にゆがみが生じた場合のおける生成手段105による補正前の点群データと補正後の点群データとを比較した図である。
図7】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100において、移動方向と直交する方向にゆがみが生じた場合のおける補正前の点群データと補正後の点群データとを比較した図である。
図8】本発明の一実施形態である点群データ生成システム100における処理内容を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一若しくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
【0017】
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0018】
以下、本発明の一実施形態である点群データ生成装置を備えた点群データ生成システムについて説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態である点群データ生成システムの概略構成を示した概略構成図である。
【0020】
図1に示すように、点群データ生成システム100は、点群データ生成装置1と、点群データ取得装置2と、台車(移動体)3と、モニタ5とを備えている。
【0021】
点群データ取得装置2は、レール4に沿って移動する台車3に搭載されている。台車3が移動中に、点群データ取得装置2は台車3の周辺の地物に対してレーザ光を照射する。そして、点群データ取得装置2は、照射したレーザ光の反射光に基づいて地物の3次元座標を点群データとして生成する。なお、地物とは、例えば、トンネル、信号機、標識、樹木など地上にある全ての物体をいう。
【0022】
点群データ生成装置1は、点群データ取得装置2から点群データや移動データを取得し、取得した点群データの品質を評価し、評価に基づいて点群データを補正する。
【0023】
モニタ5は、点群データ生成装置1により生成された点群データに基づいて地物を表示する画面など各種画面を表示する。
【0024】
<点群データ取得装置2による点群データの生成>
図2は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える点群データ取得装置2による点群データの生成を模式的に説明した説明図である。
【0025】
図1,2に示すように、点群データ取得装置2は、レーザスキャナ21と、GNSS(Global Navigation Satellite System)22と、IMU(inertial measurement unit)23と、データ収集手段24と、データ一時記憶部25と、DMI(Distance Measuring Instrument)26とを備えている。
【0026】
レーザスキャナ21は、台車3の後方に設けられており、回転しながら周囲360度にレーザ光を照射する。照射するレーザ光の到達距離は1m~100mの範囲であり、例えば、360度の範囲を200Hz周期で回転しながら1MHzでレーザ光を発射する。そして、レーザスキャナ21は、発射したレーザ光の反射光を受光し、受光した反射光に基づいて受光した測定時刻と地物までの角度と距離とを示すレーザデータ(Time,θ,L)を取得する。
【0027】
GNSS22は、人工衛星から発射される信号を用いて測位(位置座標)データを取得する。
【0028】
IMU23は、レーザスキャナ21の慣性計測(姿勢)データを検出することができる。これらのIMU23で取得した姿勢はGNSS22で取得した位置座標データに対応させてPOS(Position and Orientation System)データとしてデータ収集手段24に供給される。すなわち、POSデータは、GNSS22からの位置座標データと検出した姿勢とを組み合わせた、基準となるIMU23の位置姿勢(測定時刻、位置座標、姿勢、加速度)を示すデータ(Time,xi,yi,zi,Roll,Pitch,Yaw,α)を含んでいる。ziは、グランドレベルからのIMU23が取り付けられている標高値となる。また、IMU23は、加速度計を有しており、加速度を検出する。POSデータのうち、YawによりX―Y平面上におけるIMU23が移動する方位を示す第1方位角D1が生成される。第1方位角D1は、IMU23にて算出されてもよいし、後述する算出手段103において算出されるようにしてもよい。
【0029】
IMU23を基準としたレーザスキャナ21の位置座標は、(Δx,Δy,Δz)で示すことできる。
【0030】
DMI26は、台車3の移動距離、すなわちレーザスキャナ21の移動距離を検出し、単位時間当たりの移動距離からレーザスキャナ21の速度を検出し、検出した速度(第1速度)V1のデータをデータ収集手段24に送る。
【0031】
データ収集手段24は、IMU23から取得したPOSデータと、レーザスキャナ21から取得したレーザデータ(Time,θ,L)と、台車3の第1方位角D1および第1速度V1の移動データ(D1,V1)とを収集する。
【0032】
データ一時記憶部25は、データ収集手段24により収集したレーザデータ(Time,θ,L)と、台車3の第1方位角D1および第1速度V1の移動データ(D1,V1)と、POSデータとを関連付けて一時的に記憶する。記憶された各データとは、点群データ生成装置1に供給される。ここでは、データ一時記憶部25に記憶された各データは、点群データ生成装置1と点群データ取得装置2とが接続された際に、データ一時記憶部25から点群データ生成装置1へと供給される例について説明するがこれに限らない。例えば、無線ネットワークを介してリアルタイムで点群データ生成装置1へと供給されるようにしてもよい。
【0033】
<点群データ生成装置1の構成>
図1に戻り、点群データ生成装置1は、データ取得手段101と、データ記憶部102と、算出手段103と、判定手段104と、生成手段105と、表示データ記憶部110と、表示制御手段111とを有している。
【0034】
データ取得手段101は、点群データ取得装置2のデータ一時記憶部25から供給される移動データと、POSデータと、レーザデータとを取得し、データ記憶部102に記憶する。
【0035】
データ記憶部102は、例えば、ハードディスクドライブなどで構成され、移動データと、POSデータと、レーザデータとが記憶されている。
【0036】
算出手段103は、速度算出手段103Aと、方位角算出手段103Bとを有している。
【0037】
速度算出手段103Aは、データ記憶部102に記憶されたPOSデータ、すなわち、IMU23の位置姿勢(測定時刻、位置座標、姿勢、加速度)を示すデータ(Time,xi,yi,zi,Roll,Pitch,Yaw,α)に基づいてレーザスキャナ21の速度を第2速度V2として算出する。具体的には、速度算出手段103Aは、衛星測位が可能な領域であるGNSS測位領域においては、データ取得手段101により取得された複数の位置座標(xi,yi,zi)に基づいてレーザスキャナ21の速度を第2速度V2として算出する。また、速度算出手段103Aは、衛星測位が困難な領域である非GNSS測位領域においては、姿勢(Roll,Pitch,Yaw)に基づいて移動方向を算出し、算出した移動方向と、加速度αを2回積分することにより得た移動距離とに基づいて、レーザスキャナ21の速度を第2速度V2として算出する。なお、GNSS測位領域と、非GNSS測位領域とは予め設定されているものとする。
【0038】
この算出された第2速度V2は、上述したように、GNSS22の測位(位置座標)データと、IMU23により検出された慣性計測(姿勢、加速度)データとを統合することにより算出される。
【0039】
IMU23により検出された慣性計測(姿勢、加速度)データ(Roll,Pitch,Yaw,α)は誤差を有する。そのため、例えば、トンネルなどGNSS測位が困難な上空視界不良区間(非GNSS測位領域)において、誤差を補正することなく継続して距離と方位角(Yaw)を積算しているので、時間とともに距離誤差(位置誤差)と方位角誤差が累積する。慣性計測(姿勢、加速度)データの加速度の誤差は速度誤差になり、方位角速度の誤差は方位角誤差になり、最終的に位置誤差となり、非GNSS測位領域ではこの誤差が累積することになる。
【0040】
測位が可能な上空視界良好区間(GNSS測位領域)になると、この加速度・方位角速度の誤差がGNSS22の測位(位置座標)データで補正されるので、GNSS測位領域では加速度と方位角速度の誤差は累積しない。
【0041】
図3は、誤差の発生を模式的に説明した説明図である。図3(a)は、台車3の速度(レーザスキャナ21の速度)を正確に算出している場合における点群データ(X,Y,Z)の例を示しており、図3(b)は、台車3の実際の速度より遅い速度として第2速度Vを算出した場合における点群データ(X,Y,Z)の例を示しており、図3(c)は、台車3の実際の速度より速い速度として第2速度Vを算出した場合における点群データ(X,Y,Z)の例を示している。
【0042】
図3(a)に示すように、台車3の速度を正確に算出している場合、点群データ取得装置2が位置2A,2B,3Cのいずれにいる場合であっても、適切に算出された第2速度Vに基づいて、点群データ(X,Y,Z)が生成されるので、電柱である地物A1が適切に再現される。
【0043】
一方、図3(b)に示すように、台車3の実際の速度より遅い速度として第2速度Vを算出した場合、実際より単位時間当たり距離が短くなるように、点群データ(X,Y,Z)が生成されるので、地物A2に示すように進行方向と逆(後方)に傾斜するように再現させてしまう。
【0044】
また、図3(c)に示すように、台車3の実際の速度より速い速度として第2速度Vを算出した場合、実際より単位時間当たり距離が長くなるように、点群データ(X,Y,Z)が生成されるので、地物A2に示すように進行方向(前方)に傾斜するように再現させてしまう。
【0045】
判定手段104は、速度判定手段104Aと、方位角判定手段104Bとを有している。
【0046】
速度判定手段104Aは、速度算出手段103Aにより算出された第2速度V2と、DMI26により検出された第1速度V1との差分(速度差)が所定の速度閾値ThV以上である場合に、点群データの点群データ取得装置2の移動方向にゆがみが生じると判定する。
【0047】
図4は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える速度判定手段104Aによる処理を説明した説明図である。図4(a)は、第1速度V1と第2速度V2とを比較した図であり、図4(b)は、第1速度V1と第2速度V2との差分を示した図である。
【0048】
図4(a)では、DMI26により検出された第1速度V1と、速度算出手段103Aにより算出された第2速度V2との推移を示している。図4(b)では、DMI26により検出された第1速度V1と、速度算出手段103Aにより算出された第2速度V2との差分を示している。ここでは、第2速度V2から第1速度V1を減算した値を示している。
【0049】
GNSS測位領域においては、第1速度V1と第2速度V2とは一致するが、例えば、t1時点やt2時点などの非GNSS測位領域においては、第1速度V1と第2速度V2とは一致しない場合がある。
【0050】
t1時点やt2時点などのように、第1速度V1と第2速度V2とは一致しない場合、図4(b)に示すように、第1速度V1と第2速度V2との差分(速度差)DVは、例えば、t1時点やt2時点でピークとなる。
【0051】
ここで、t2時点にいて、第2速度V2から第1速度V1を減算した値が-ThV以下となっている、すなわち、第1速度V1と第2速度V2との差分DVが所定の速度閾値ThV以上である。
【0052】
そこで、速度判定手段104Aは、t2時点において、点群データの点群データ取得装置2の移動方向にゆがみが生じると判定する。
【0053】
方位角算出手段103Bは、GNSS測位領域においては、複数の位置座標と姿勢データ、すなわち、データ記憶部102に記憶された複数のPOSデータ(Time,xi,yi,zi,Roll,Pitch,Yaw,α)に基づいてレーザスキャナ21の方位角を第1方位角D1として算出する。
【0054】
また、方位角算出手段103Bは、非GNSS測位領域においては、データ取得手段101により取得された姿勢に基づいてレーザスキャナ21の方位角を第1方位角D1として算出する。具体的には、IMU23が有するジャイロにより検出する姿勢角(Roll,Pitch,Yaw)のうち方位角(Yaw)が移動方向を示しているので、方位角算出手段103Bは、これを第1方位角D1として算出する。
【0055】
方位角算出手段103Bは、データ取得手段101により取得された複数の位置座標に基づいて、複数の位置座標を結ぶベクトルを算出し、算出したベクトルの方向、すなわち、点群データ取得装置2が移動する方位角(対地方位角度)を第2方位角として算出する。具体的には、算出手段103は、データ記憶部102に記憶されたPOSデータ(Time,xi,yi,zi,Roll,Pitch,Yaw,α)のTime,xi,yi,ziに基づいて、点群データ取得装置2が移動する方位角(対地方位角度)を第2方位角D2として算出する。
【0056】
方位角判定手段104Bは、算出手段103により算出された第1方位角D1と第2方位角D2との差分(方位角差)が所定の方位角閾値ThD以上である場合に、点群データの台車3の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定する。
【0057】
図5は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100が備える算出手段103により算出された第1方位角D1と第2方位角D2との差分(方位角差)DDを示している。ここでは、第2方位角D2から第1方位角D1を減算した値を示している。
【0058】
GNSS測位領域においては、第1方位角D1と第2方位角D2とは一致するが、例えば、t11時点やt12時点などの非GNSS測位領域においては、第1方位角D1と第2方位角D2とは一致せず、第1方位角D1と第2方位角D2との差分DDが「0」とならない場合がある。
【0059】
第1方位角D1と第2方位角D2との差分DDは、例えば、t11時点やt12時点でピークとなっている。
【0060】
ここで、t12時点において、差分DDは-ThDを下回っていることから、t12時点にいて、第1方位角D1と第2方位角D2との差分DDが所定の速度閾値ThD以上である、すなわち、第2方位角D2から第1方位角D1を減算した値が-ThD以下となっている。
【0061】
そこで、方位角判定手段104Bは、t12時点において、点群データの台車3の移動方向と直交する方向、すなわち、横断方向にゆがみが生じると判定する。
【0062】
生成手段105は、速度判定手段104Aにより点群データ取得装置2の移動方向にゆがみは生じないと判定された場合、第2速度V2に基づいたPOSデータにより点群データを生成する。一方、生成手段105は、速度判定手段104Aにより点群データ取得装置2の移動方向にゆがみが生じると判定された場合、第2速度V2を第1速度V1に置換することによりPOSデータの位置座標を補正し、点群データを生成する。
【0063】
図6は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100において、移動方向にゆがみが生じた場合のおける生成手段105による補正前の点群データと補正後の点群データとを比較した図である。図6(a)は補正前の点群データの一例を示した図であり、図6(b)は補正後の点群データの一例を示した図である。
【0064】
図6(a)には、補正前の点群データの上面図G101と、補正前の点群データの側面図G102とを示している。ここでは、紙面の左から右を進行方向とする。
【0065】
台車3の実際の速度より遅い速度として第2速度Vを算出してしまった場合、実際より単位時間当たり距離が短くなるように、点群データ(X,Y,Z)が生成されるので、側面図G102の領域A101のように、進行方向と逆(後方)に傾斜するように再現させてしまう。
【0066】
また、台車3の実際の速度より速い速度として第2速度Vを算出してしまった場合、実際より単位時間当たり距離が長くなるように、点群データ(X,Y,Z)が生成されるので、側面図G102の領域A102のように、進行方向(前方)に傾斜するように再現させてしまう。
【0067】
一方、図6(b)には、補正後の点群データの上面図G201と、補正後の点群データの側面図G202とを示している。
【0068】
図6(b)に示すように、補正されることにより適切な速度に基づいて点群データが形成されているので、上面図G201と側面図G202とに示すように、前方や後方に点群データが傾斜することなく、適切な点群データとして再現することができる。
【0069】
また、生成手段105は、方位角判定手段104Bにより点群データ取得装置2の移動方向と直交する方向にゆがみが生じないと判定された場合、第1方位角D1に基づいて点群データを生成する。
【0070】
一方、生成手段105は、方位角判定手段104Bにより点群データ取得装置2の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、第2方位角D2を用いて第1方位角D1を補正し、補正された第1方位角に基づいて点群データを生成する。
【0071】
具体的には、生成手段105は、下記の(数式)を用いて第1方位角D1を補正する。結果的に、HeadingAF=COGとなるので、生成手段105は、第1方位角D1を第2方位角D2に置換することにより補正する。
HeadingAF=HeadingBF-(HeadingBF-COG) (数式)
(HeadingAFは補正後の第1方位角D1、HeadingBFは補正前の第1方位角D1、COGは第2方位角D2)
【0072】
図7は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100において、移動方向と直交する方向にゆがみが生じた場合のおける補正前の点群データと補正後の点群データとを比較した図である。
【0073】
図7には、補正前の点群データの正面図G301と、補正後の点群データに基づいてトンネルの壁面位置を示した断面図G302と、補正前の点群データに基づいてトンネルの壁面位置を示した断面図G303,G304とを示した断面図である。断面図G304は、正面図G301に対応している。
【0074】
比較のため、断面図G302,G303,G304においてゆがみが生じていない状態のトンネルの壁面基準位置R101を示している。
【0075】
台車3の実際の方位角にずれが生じた場合、正面図G301や断面図G304の壁面位置R203のように、進行方向に直行する断面において壁面基準位置R101に対して右側に傾斜するように再現させてしまったり、断面図G303の壁面位置R202ように、進行方向に直行する断面において壁面基準位置R101に対して左側に傾斜するように再現させてしまったりする。
【0076】
一方、補正されることにより、断面図G302に示すように、壁面基準位置R101と壁面位置R201とが一致している。
【0077】
このように、生成手段105は、点群データ取得装置2の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定された場合、第2方位角D2を用いて第1方位角D1を補正し、補正された第1方位角D1に基づいて点群データを生成するので、点群データ取得装置2の移動方向と直交する方向のゆがみを解消し、適切な点群データとして再現することができる。
【0078】
表示データ記憶部110は、生成手段105により生成された点群データを記憶する。
【0079】
表示制御手段111は、表示データ記憶部110に記憶された点群データに基づいて、モニタ5上に地物などを表示させる。
【0080】
図8は、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100における処理内容を示したフローチャートである。
【0081】
ステップS101において、データ取得手段101は、点群データ取得装置2のデータ一時記憶部25から供給される移動データと、POSデータと、レーザデータとを取得し、データ記憶部102に記憶する。
【0082】
ステップS103において、速度算出手段103Aは、データ記憶部102に記憶されたPOSデータに基づいてレーザスキャナ21の速度を第2速度V2として算出する。
【0083】
ステップS105において、方位角算出手段103Bは、データ記憶部102に記憶された複数のPOSデータに基づいてレーザスキャナ21の方位角を第1方位角D1として算出する。
【0084】
ステップS107において、速度判定手段104Aは、速度算出手段103Aにより算出された第2速度V2と、DMI26により検出された第1速度V1との差分が所定の速度閾値ThV以上か否かを判定する。
【0085】
第2速度V2と第1速度V1との差分が所定の速度閾値ThV以上であると判定された場合(ステップS107;YES)、速度判定手段104Aは、点群データの点群データ取得装置2の移動方向にゆがみが生じると判定し、ステップS109において、生成手段105は、速度判定手段104Aにより点群データ取得装置2の移動方向にゆがみが生じると判定された場合、第2速度V2を第1速度V1に置換することによりPOSデータの位置座標を補正する。
【0086】
ステップS111において、方位角判定手段104Bは、算出手段103により算出された第1方位角D1と、算出手段103により算出された第2方位角D2との差分が所定の方位角閾値ThD以上であるか否かを判定する。
【0087】
第1方位角D1と第2方位角D2との差分が所定の方位角閾値ThD以上であると判定された場合(ステップS111;YES)、方位角判定手段104Bは点群データ取得装置2の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定し、ステップS113において、生成手段105は、第2方位角D2を用いて第1方位角D1を補正する。
【0088】
ステップS115において、生成手段105は、第2速度V2および第1方位角に基づいて、点群データを生成する。具体的には、生成手段105は、第2速度V2および第1方位角に基づいて、レーザスキャナ21により取得した距離データと、時々刻々変化するレーザスキャナ21の位置と姿勢を補正した走行軌跡データを統合することで生成する。
【0089】
以上のように、本発明の一実施形態である点群データ生成システム100によれば、GNSS22/IMU23により検出されたレーザスキャナの位置座標および加速度と、レーザスキャナ21の速度である第1速度V1とを取得するデータ取得手段101と、データ取得手段101により取得された位置座標および加速度に基づいてレーザスキャナの速度を第2速度として算出する算出手段103と、算出手段103により算出された第2速度V2と、データ取得手段101により取得された第1速度V1との差分が所定の速度閾値ThV以上である場合に、点群データの台車3の移動方向にゆがみが生じると判定する判定手段104とを備える。
【0090】
これにより、地物を検出するための点群データの台車3の移動方向にゆがみが生じるか否かを判定できるので、レーザ点群の品質を評価することができる。
【0091】
また、点群データ生成システム100は、GNSS22/IMU23により検出された前記レーザスキャナの位置座標と、レーザスキャナの姿勢とを取得するデータ取得手段101と、データ取得手段101により取得された姿勢に基づいて台車3が移動する方位角を第1方位角(Heading補正前)として算出すると共に、データ取得手段101により取得された複数の位置座標に基づいて台車3が移動する方位角を第2方位角(COG)として算出する算出手段103と、算出手段103により算出された第1方位角D1と、算出手段103により算出された第2方位角D2との差分が所定の方位角閾値ThD以上である場合に、点群データの台車3の移動方向と直交する方向にゆがみが生じると判定する判定手段104とを備える。
【0092】
これにより、地物を検出するための点群データの台車3の移動方向と直交する方向(横断方向)にゆがみが生じるか否かを判定できるので、レーザ点群の品質を評価することができる。
【0093】
なお、上述した実施形態は、コンピュータにインストールしたプログラムを実行させることにより実現することもできる。
【符号の説明】
【0094】
1 点群データ生成装置
2 点群データ取得装置
3 台車(移動体)
5 モニタ
21 レーザスキャナ
24 データ収集手段
25 データ一時記憶部
100 点群データ生成システム
101 データ取得手段
102 データ記憶部
103 算出手段
103A 速度算出手段
103B 方位角算出手段
104 判定手段
104A 速度判定手段
104B 方位角判定手段
105 生成手段
110 表示データ記憶部
111 表示制御手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8