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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170444
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】熱交換器、熱交換器の製造方法
(51)【国際特許分類】
   F28F 3/08 20060101AFI20231124BHJP
   F28D 9/02 20060101ALI20231124BHJP
【FI】
F28F3/08 301Z
F28D9/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082211
(22)【出願日】2022-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】100140486
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100170058
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 拓真
(74)【代理人】
【識別番号】100142918
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 貴志
(72)【発明者】
【氏名】本間 伸洋
【テーマコード(参考)】
3L103
【Fターム(参考)】
3L103AA32
3L103DD55
3L103DD92
(57)【要約】
【課題】二酸化炭素の排出量を削減しつつ、熱交換性能を確保することが可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器10は、積層して接合される複数のコアプレート部材21を含むコア部20と、コア部20の端部に接合される上端部接合部材30とを、備える。コアプレート部材21には、第1流路W10と、第2流路W20とが隔壁212により隔てられて形成されている。複数のコアプレート部材21のそれぞれに形成される隔壁212は、連続的に積層されている。上端部接合部材30には、複数のコアプレート部材21のそれぞれに形成される第1流路W10に連通されるタンク部と、複数のコアプレート部材21のそれぞれに形成される第2流路W20に連通されるタンク部とが設けられている。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定方向に積層して接合される複数のプレート部材(21)を含むコア部(20)と、
前記所定方向における前記コア部の端部に接合される端部接合部材(30,90)と、を備え、
前記プレート部材には、第1流体が流れる第1流路(W10)と、第2流体が流れる第2流路(W20)とが隔壁(212)により隔てられて形成されており、
複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記隔壁は、前記所定方向において連続的に積層されており、
前記端部接合部材には、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路に連通される第1共通流路(W13,W14)と、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路に連通される第2共通流路(W23,W24)とが設けられている
熱交換器。
【請求項2】
複数の前記プレート部材のそれぞれの前記隔壁は、前記所定方向において隙間なく連続的に積層されている
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記端部接合部材(30)には、
前記第1共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の一端部に連通される共通流路(W13)と、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の他端部に連通される共通流路(W14)とが形成されるとともに、
前記第2共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の一端部に連通される共通流路(W23)と、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の他端部に連通される共通流路(W24)とが形成されている
請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記端部接合部材として、前記所定方向における前記コア部の一端部に接合される第1端部接合部材(30)と、前記所定方向における前記コア部の他端部に接合される第2端部接合部材(90)と、を備え、
前記第1端部接合部材には、
前記第1共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の一端部に連通される共通流路(W13)、及び複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の他端部に連通される共通流路(W14)のいずれか一方が形成されるとともに、
前記第2共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の一端部に連通される共通流路(W23)、及び複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の他端部に連通される共通流路(W24)のいずれか一方が形成され、
前記第2端部接合部材には、
前記第1共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の一端部に連通される共通流路、及び複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路の他端部に連通される共通流路のいずれか他方が形成されるとともに、
前記第2共通流路として、複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の一端部に連通される共通流路、及び複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路の他端部に連通される共通流路のいずれか他方が形成されている
請求項1又は2に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記プレート部材には、前記第1流路及び前記第2流路が櫛歯状に形成されており、
前記第1流路において枝状に延びる複数の流路部を第1分岐流路部(W102)とし、前記第2流路において枝状に延びる複数の流路部を第2分岐流路部(W202)とするとき、
前記プレート部材には、前記第1分岐流路部及び前記第2分岐流路部が交互に配置されている
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
第1流体が流れる第1流路(W10)と、第2流体が流れる第2流路(W20)とが隔壁(212)により隔てられて形成される複数のプレート部材(21)を、前記隔壁のそれぞれが連続するように積層して接合することによりコア部(20)を成形する工程と、
複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第1流路に連通される第1共通流路(W13,W14)、及び複数の前記プレート部材のそれぞれに形成される前記第2流路に連通される第2共通流路(W23,W24)が形成される端部接合部材(30)を前記コア部の一端部に接合する工程と、を含む
熱交換器の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器、及び熱交換器の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下記の特許文献1に記載の熱交換器がある。特許文献1に記載の熱交換器は、積層して配置される複数のプレート部材を備えている。複数のプレート部材の間には、冷媒のための扁平な冷媒通路、及び熱媒体のための扁平な熱媒体通路が形成されている。この熱交換器では、冷媒通路を流れる冷媒と、熱媒体流路を流れる熱媒体とで熱交換が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-163639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるような熱交換器では、その製造工程において、ろう付けにより複数のプレート部材が接合される。ろう付けはエネルギの消費量が大きいため、二酸化炭素の排出量が多くなり易い。近年、地球温暖化を抑制するために、二酸化炭素(CO_2)の排出量を削減する取り組みが様々な分野で進められている。したがって、熱交換器の製造の際にも、排出される二酸化炭素を可能な限り少なくすることが望ましい。エネルギの消費量を削減することが可能な方法の一つとして、プレート部材同士の接合を例えば樹脂接着剤を用いて行うという方法が考えられる。しかしながら、特許文献1に記載されるような熱交換器において複数のプレート部材を樹脂接着剤により接合すると、熱伝達率の低い樹脂が放熱経路に存在することになるため、熱交換性能が大幅に低下する懸念がある。
【0005】
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、二酸化炭素の排出量を削減しつつ、熱交換性能を確保することが可能な熱交換器、及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する熱交換器(10)は、所定方向に積層して接合される複数のプレート部材(21)を含むコア部(20)と、所定方向におけるコア部の端部に接合される端部接合部材(30)と、を備える。プレート部材には、第1流体が流れる第1流路(W10)と、第2流体が流れる第2流路(W20)とが隔壁(212)により隔てられて形成されている。複数のプレート部材のそれぞれに形成される隔壁は、所定方向において連続的に積層されている。端部接合部材には、複数のプレート部材のそれぞれに形成される第1流路に連通される第1共通流路(W13,W14)と、複数のプレート部材のそれぞれに形成される第2流路に連通される第2共通流路(W23,W24)とが設けられている。
【0007】
上記課題を解決する熱交換器の製造方法は、第1流体が流れる第1流路(W10)と、第2流体が流れる第2流路(W20)とが隔壁(212)により隔てられて形成される複数のプレート部材(21)を、隔壁のそれぞれが連続するように積層して接合することによりコア部(20)を成形する工程と、複数のプレート部材のそれぞれに形成される第1流路に連通される第1共通流路(W13,W14)、及び複数のプレート部材のそれぞれに形成される第2流路に連通される第2共通流路(W23,W24)が形成される端部接合部材(30)をコア部の一端部に接合する工程と、を含む。
【0008】
この構成のように、複数のプレート部材のそれぞれに形成されている隔壁が所定方向において連続的に積層されていれば、それらの隔壁を超音波接合により接合させることが可能である。また、このようにして複数のプレート部材を接合させてコア部を成形した後、コア部に対して端部接合部材を超音波接合により更に接合させることができる。このように、上記構成によれば、複数のプレート部材及び端部接合部材を超音波接合により接合させることができるため、ろう付けにより接合させる場合と比較すると、二酸化炭素の排出量を削減することができる。また、複数のプレート部材の間には、樹脂接着剤等の熱伝達率が低い部材が設けられていないため、熱交換性能を確保することもできる。
【0009】
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【発明の効果】
【0010】
本開示の熱交換器、及びその製造方法によれば、二酸化炭素の排出量を削減しつつ、熱交換性能を確保することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、第1実施形態の熱交換器の正面構造を示す正面図である。
図2図2は、第1実施形態の熱交換器の平面構造を示す平面図である。
図3図3は、第1実施形態の第1コアプレート部材の平面構造を示す平面図である。
図4図4は、図2のIV-IV線に沿った断面構造を示す断面図である。
図5図5は、図2のV-V線に沿った断面構造を示す断面図である。
図6図6は、図2のVI-VI線に沿った断面構造を示す断面図である。
図7図7は、第1実施形態の第2コアプレート部材の平面構造を示す平面図である。
図8図8は、第1実施形態の第1上端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図9図9は、第1実施形態の第2上端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図10図10は、図2のX-X線に沿った断面構造を示す断面図である。
図11図11は、図2のXI-XI線に沿った断面構造を示す断面図である。
図12図12(A)~(C)は、第1実施形態の熱交換器の製造工程を示す断面図である。
図13図13は、第2実施形態の熱交換器の正面構造を示す正面図である。
図14図14は、第2実施形態の熱交換器の平面構造を示す平面図である。
図15図15は、第2実施形態の第2コアプレート部材の平面構造を示す平面図である。
図16図16は、第2実施形態の第3コアプレート部材の平面構造を示す平面図である。
図17図17は、第2実施形態の第1上端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図18図18は、第2実施形態の第2上端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図19図19は、第2実施形態の第1下端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図20図20は、第2実施形態の第2下端部プレート部材の平面構造を示す平面図である。
図21図21は、図14のXXI-XXI線に沿った断面構造を示す断面図である。
図22図22は、図14のXXII-XXII線に沿った断面構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、熱交換器及びその製造方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の熱交換器について説明する。図1及び図2に示される本実施形態の熱交換器10は、内部を流れる第1流体と第2流体との間で熱交換を行うことが可能な機器である。図1に示されるように、熱交換器10は、コア部20と、上端部接合部材30とを備えている。コア部20及び上端部接合部材30はアルミニウム合金等の金属材料により形成されている。
【0013】
図2に示されるように、熱交換器10の上面には、第1流入パイプ40、第1流出パイプ41、第2流入パイプ50、及び第2流出パイプ51が設けられている。第1流入パイプ40は、第1流体が流入する部分である。第1流出パイプ41は、熱交換器10の内部を流れた第1流体が流出する部分である。第2流入パイプ50は、第2流体が流入する部分である。第2流出パイプ51は、熱交換器10の内部を流れた第2流体が流出する部分である。
【0014】
図1に示されるように、コア部20は、複数の第1コアプレート部材21と、第2コアプレート部材22と、第3コアプレート部材23とを有している。これらのコアプレート部材21~23は、図中に矢印Zで示される方向に積層されて接合されている。
なお、以下では、矢印Zで示される方向をプレート積層方向Zとも称する。また、プレート積層方向Zのうち、図1及び図2に矢印Z1で示される方向を上方とも称し、矢印Z2で示される方向を下方とも称する。さらに、図2に示される熱交換器10の短手方向Xを左右方向とも称する。本実施形態では、プレート積層方向Zが所定方向に相当する。
【0015】
図3は、第1コアプレート部材21の平面構造を示したものである。図3に示されるように、第1コアプレート部材21は矩形板状に形成されている。第1コアプレート部材21には、櫛歯状の第1流路W10と、同じく櫛歯状の第2流路W20とが厚さ方向に貫通するように形成されている。第1流路W10には第1流体が流れる。第2流路W20には第2流体が流れる。
【0016】
第1流路W10は、第1コアプレート部材21の背面211に沿って左右方向に延びるように形成される流入流路部W101と、流入流路部W11から分岐する複数の分岐流路部W102とを有している。複数の分岐流路部W102は、第1コアプレート部材21の背面211から前面210に向かって延びるように形成されている。本実施形態では、分岐流路部W102が、第1流路W10において枝状に延びる複数の流路部に相当する。
【0017】
第2流路W20は、第1コアプレート部材21の前面210に沿って左右方向に延びるように形成される流入流路部W201と、流入流路部W201から分岐する複数の分岐流路部W202とを有している。複数の分岐流路部W202は、第1コアプレート部材21の前面210から背面211に向かって延びるように形成されている。本実施形態では、分岐流路部W202が、第2流路W20において枝状に延びる複数の流路部に相当する。
【0018】
第1コアプレート部材21では、左右方向において第1流路W10の分岐流路部W102と第2流路W20の分岐流路部W202とが交互に配置されている。第1コアプレート部材21は、第1流路W10の複数の分岐流路部W102と第2流路W20の複数の分岐流路部W202とを隔てる隔壁212を有している。
【0019】
図4は、図2のIV-IV線に沿った断面構造を示したものである。図5は、図2のV-V線に沿った断面構造を示したものである。図6は、図2のVI-VI線に沿った断面構造を示したものである。図4図6に示されるように、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの第1流路W10の流入流路部W101及び分岐流路部W102はプレート積層方向Zにおいて連通されており、また複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの第2流路W20の流入流路部W201及び分岐流路部W202もプレート積層方向Zにおいて連通されている。また、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの隔壁212はプレート積層方向Zにおいて連続的に積層されて接合されている。
【0020】
図1に示されるように、第2コアプレート部材22は、複数の第1コアプレート部材21のうち、最も上方に配置される第1コアプレート部材21の上面に接合されている。図7は、第2コアプレート部材22の平面構造を示したものである。図7に示されるように、第2コアプレート部材22も第1コアプレート部材21と同様に矩形板状に形成されている。第2コアプレート部材22には、流入流路部W11と、複数の流出孔部W22と、複数の流出孔部W12と、流入流路部W21とが厚さ方向に貫通するように形成されている。
【0021】
流入流路部W11は、第2コアプレート部材22の背面221に沿って左右方向に延びるように形成されている。複数の流出孔部W22は、流入流路部W11の内側に設けられており、左右方向に所定の間隔で配置されている。流入流路部W11は、図3に示される第1コアプレート部材21の流入流路部W101に連通される。複数の流出孔部W12は、図3に示される第1コアプレート部材21の複数の分岐流路部W202のそれぞれの先端部に連通される。
【0022】
図7に示されるように、流入流路部W21は、第2コアプレート部材22の前面220に沿って左右方向に延びるように形成されている。複数の流出孔部W12は、流入流路部W21の内側に設けられており、左右方向に所定の間隔で配置されている。流入流路部W21は、図3に示される第1コアプレート部材21の流入流路部W201に連通される。複数の流出孔部W12は、図3に示される第1コアプレート部材21の第1流路W10の複数の分岐流路部W102のそれぞれの先端部に連通される。
【0023】
図1に示されるように、第3コアプレート部材23は、複数の第1コアプレート部材21のうち、最も下方に配置される第1コアプレート部材21の底面に接合されている。第3コアプレート部材23も、第1コアプレート部材21及び第2コアプレート部材22と同様に矩形板状に形成されている。第3コアプレート部材23は、第1コアプレート部材21及び第2コアプレート部材22と異なり、流路が形成されていない平板状の部材である。図4図6に示されるように、複数の第1コアプレート部材21に形成される第1流路W10の流入流路部W101及び分岐流路部W102のそれぞれの下端部、並びに第2流路W20の流入流路部W201及び分岐流路部W202のそれぞれの下端部は第3コアプレート部材23により閉塞されている。
【0024】
図1に示されるように、上端部接合部材30は、第1上端部プレート部材31と、第2上端部プレート部材32とを有している。これらの上端部プレート部材31,32はプレート積層方向Zに積層されて接合されている。
図8は、第1上端部プレート部材31の平面構造を示したものである。図8に示されるように、第1上端部プレート部材31はコアプレート部材21~23と同様に矩形板状に形成されている。第1上端部プレート部材31には、分配タンク部W13と、集合タンク部W24と、集合タンク部W14と、分配タンク部W23とが厚さ方向に貫通するように形成されている。本実施形態では、分配タンク部W13及び集合タンク部W14が第1共通流路に相当し、分配タンク部W23及び集合タンク部W24が第2共通流路に相当する。
【0025】
分配タンク部W13は、第1上端部プレート部材31の背面311に沿って左右方向に延びるように形成されている。分配タンク部W13は、図7に示される第2コアプレート部材22の流入流路部W11に連通される。
図8に示されるように、集合タンク部W24は、分配タンク部W13の内側に設けられており、左右方向に延びるように形成されている。集合タンク部W24は、図7に示される第2コアプレート部材22の複数の流出孔部W22に連通される。
【0026】
図8に示されるように、分配タンク部W23は、第1上端部プレート部材31の前面310に沿って左右方向に延びるように形成されている。分配タンク部W23は、図7に示される第2コアプレート部材22の流入流路部W21に連通される。
図8に示されるように、集合タンク部W14は、分配タンク部W23の内側に設けられており、左右方向に延びるように形成されている。集合タンク部W14は、図7に示される第2コアプレート部材22の複数の流出孔部W12に連通される。
【0027】
図4図6に示されるように、第1上端部プレート部材31は第2コアプレート部材22の上面に接合される。これにより、図5に示されるように、複数の第1コアプレート部材21に形成される第1流路W10の分岐流路部W102の途中部分の上端部、及び第2流路W20の分岐流路部W202の途中部分の上端部は第1上端部プレート部材31により閉塞されている。
【0028】
図9は、第2上端部プレート部材32の平面構造を示したものである。図9に示されるように、第2上端部プレート部材32はコアプレート部材21~23及び第1上端部プレート部材31と同様に矩形板状に形成されている。第2上端部プレート部材32には、流入孔部W15と、流出孔部W26と、流出孔部W16と、流入孔部W25とが厚さ方向に貫通するように形成されている。
【0029】
流入孔部W15は、図8に示される分配タンク部W13の右端部に連通可能な位置に設けられている。流出孔部W26は、図8に示される集合タンク部W24の左端部に連通可能な位置に設けられている。流出孔部W16は、図8に示される集合タンク部W14の左端部に連通可能な位置に設けられている。流入孔部W25は、図8に示される分配タンク部W23の右端部に連通可能な位置に設けられている。
【0030】
図9に二点鎖線で示されるように、第2上端部プレート部材32の上面には、流入孔部W15に連通するように第1流入パイプ40が設けられるとともに、流出孔部W26に連通するように第2流出パイプ51が設けられる。また、第2上端部プレート部材32の上面には、流出孔部W16に連通するように第1流出パイプ41が設けられるとともに、流入孔部W25に連通するように第2流入パイプ50が設けられる。
【0031】
次に、本実施形態の熱交換器10の動作例について説明する。
この熱交換器10では、第1流入パイプ40に接続される配管等を通じて第1流入パイプ40に第1流体が流入する。第1流入パイプ40に流入した第1流体は、図4に示されるように、第2上端部プレート部材32の流入孔部W15、第1上端部プレート部材31の分配タンク部W13、及び第2コアプレート部材22の流入流路部W11を通じて各第1コアプレート部材21の第1流路W10の流入流路部W101に流入する。各第1コアプレート部材21の第1流路W10の流入流路部W101に流入した第1流体は、図3に示されるように、第1流路W10の複数の分岐流路部W102に分配された後、当該分岐流路部W102の一端部から他端部に向かって矢印D1で示される方向に流れる。
【0032】
図10は、図2のX-X線に沿った断面構造を示したものである。図10に示されるように、各第1コアプレート部材21の第1流路W10の分岐流路部W102の他端部まで流れた第1流体は第2コアプレート部材22の複数の流出孔部W12を通じて第1上端部プレート部材31の集合タンク部W14に集められる。第1上端部プレート部材31の集合タンク部W14に集められた第1流体は第2上端部プレート部材32の流出孔部W16及び第1流出パイプ41を通じて、第1流出パイプ41に接続される配管等に流出する。
【0033】
一方、熱交換器10では、第2流入パイプ50に接続される配管等を通じて第2流入パイプ50に第2流体が流入する。第2流入パイプ50に流入した第2流体は、図6に示されるように、第2上端部プレート部材32の流入孔部W25、第1上端部プレート部材31の分配タンク部W23、及び第2コアプレート部材22の流入流路部W21を通じて各第1コアプレート部材21の第2流路W20の流入流路部W201に流入する。各第1コアプレート部材21の第2流路W20の流入流路部W201に流入した第2流体は、図3に示されるように、第2流路W20の複数の分岐流路部W202に分配された後、当該分岐流路部W202の一端部から他端部に向かって矢印D2で示される方向に流れる。
【0034】
図11は、図2のXI-XI線に沿った断面構造を示したものである。図11に示されるように、各第1コアプレート部材21の第2流路W20の分岐流路部W202の他端部まで流れた第2流体は第2コアプレート部材22の複数の流出孔部W22を通じて第1上端部プレート部材31の集合タンク部W24に集められる。第1上端部プレート部材31の集合タンク部W24に集められた第2流体は第2上端部プレート部材32の流出孔部W26及び第2流出パイプ51を通じて、第2流出パイプ51に接続される配管等に流出する。
【0035】
この熱交換器10では、図3に示されるように第1流路W10の分岐流路部W102を流れる第1流体と、第2流路W20の分岐流路部W202を流れる第2流体とが隔壁212を介して熱交換を行うことが可能である。
次に、本実施形態の熱交換器10の製造方法について説明する。
【0036】
熱交換器10を製造する際には、まず、複数の第1コアプレート部材21と、第2コアプレート部材22と、第3コアプレート部材23とを図12(A)に示されるように積層して配置する。これにより、図12(A)に示されるように、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの外周壁部213及び隔壁212がプレート積層方向Zに積層して配置される。また、複数の第1コアプレート部材21のうち、最も下方に配置される第1コアプレート部材21の外周壁部213及び隔壁212の底面に第2コアプレート部材22の上面が接触して配置される。さらに、複数の第1コアプレート部材21のうち、最も上方に配置される第1コアプレート部材21の外周壁部213及び隔壁212の上面に第3コアプレート部材23の底面が接触して配置される。
【0037】
次に、この図12(A)に示される積層体に対して超音波接合を行う。具体的には、まず、所定の治具を用いることにより積層体に対して矢印A11,A12で示されるようなプレート積層方向Zの圧縮力を加える。この際、第2コアプレート部材22、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの隔壁212及び外周壁部213、並びに第3コアプレート部材23がプレート積層方向Zに積層して配置されているため、それらに荷重が加わる。この状態で積層体に対して超音波振動を印加することにより、第2コアプレート部材22、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの隔壁212及び外周壁部213、並びに第3コアプレート部材23を接合させる。これにより、コア部20の成形が完了する。
【0038】
また、第1上端部プレート部材31と第2上端部プレート部材32とを図12(B)に示されるように積層して配置する。これにより、図12(B)に示されるように、第1上端部プレート部材31及び第2上端部プレート部材32が、流路が形成されている部分を除き、プレート積層方向Zに積層して配置される。
【0039】
次に、図12(B)に示される積層体に対して超音波接合を行う。具体的には、まず、所定の治具を用いることにより積層体に対して矢印A13,A14で示されるようなプレート積層方向Zの圧縮力を加える。この際、第1上端部プレート部材31及び第2上端部プレート部材32がプレート積層方向Zに積層して配置されているため、それらに荷重が加わる。この状態で積層体に対して超音波振動を印加することにより、第1上端部プレート部材31及び第2上端部プレート部材32を接合させる。これにより、図12(B)に示される上端部接合部材30の成形が完了する。
【0040】
続いて、図12(A)に示されるコア部20の成形品と、図12(B)に示される上端部接合部材30の成形品とを超音波接合させる。具体的には、図12(C)に示されるようにコア部20の成形品と上端部接合部材30の成形品とを積層した後、矢印A15,A16で示されるようなプレート積層方向Zの圧縮力を加える。この状態で、図12(C)に示される積層体に対して超音波振動を印加することによりコア部20の成形品と上端部接合部材30の成形品とを接合させる。
【0041】
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、以下の(1)~(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)熱交換器10は、プレート積層方向Zに積層して接合される複数の第1コアプレート部材21を含むコア部20と、プレート積層方向Zにおけるコア部20の端部に接合される上端部接合部材30とを備える。第1コアプレート部材21には、第1流体が流れる第1流路W10と、第2流体が流れる第2流路W20とが隔壁212により隔てられて形成されている。複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される隔壁212は、プレート積層方向Zにおいて連続的に積層されている。上端部接合部材30には、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第1流路W10に連通される分配タンク部W13及び集合タンク部W14と、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第2流路W20に連通される分配タンク部W23及び集合タンク部W24とが設けられている。この構成によれば、コアプレート部材21~23及び上端部プレート部材31,32を超音波接合により接合することができる。超音波接合を用いれば、ろう付けによる接合と比較すると、二酸化炭素の排出量を削減することができる。また、コアプレート部材21~23及び上端部プレート部材31,32の間には、樹脂接着剤等の熱伝達率が低い部材が配置されていないため、熱交換性能を確保することもできる。さらに、コア部20に対してタンク部W13,W14,W23,W24を一体的に成形することができるため、生産効率を高めることができる。
【0042】
(2)二酸化炭素の排出量を大幅に削減するためには、熱交換器においてもアルミニウム合金のリサイクル材を用いることが有効である。但し、ろう付けにリサイクル材を用いると、フラックスが機能しないおそれがある。すなわち、従来の熱交換器のように、ろう付けにより複数のプレート部材を接合する製造方法を用いる場合、アルミニウム合金のリサイクル材を用いることが難しいという事情がある。この点、本実施形態の熱交換器10では、ろう付けを用いる必要がないため、アルミニウム合金のリサイクル材を用いることが可能である。また、本実施形態の熱交換器10のように超音波接合を用いることができれば、その製造の際に300℃以上の高温の環境に晒されることがないため、不純物を多く含む低融点のアルミニウム合金を用いることも可能である。なお、不純物を多く含む低融点のアルミニウム合金としては、例えば二酸化炭素の排出量が少ないアルミニウムの二次地金を用いることも可能である。このように、本実施形態の熱交換器10では、二酸化炭素の排出量が少ない素材を用いることが可能であるため、二酸化炭素の排出量を削減することが可能である。
【0043】
(3)複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの隔壁212はプレート積層方向Zにおいて隙間無く連続的に積層されている。この構成によれば、超音波接合の際に複数の第1コアプレート部材21のそれぞれの隔壁212に圧縮力を加え易くなるため、より確実に複数の第1コアプレート部材21を接合させることが可能となる。
【0044】
(4)上端部接合部材30には、分配タンク部W13と、集合タンク部W14と、分配タンク部W23と、集合タンク部W24とが形成されている。分配タンク部W13は、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第1流路W10の一端部に連通される。集合タンク部W14は、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第1流路W10の他端部に連通される。分配タンク部W23は、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第2流路W20の一端部に連通される。集合タンク部W24は、複数の第1コアプレート部材21のそれぞれに形成される第2流路W20の他端部に連通される。この構成によれば、図1に示されるように、各パイプ40,41,50,51の全てを熱交換器10の一端部に配置することが可能となる。
【0045】
(5)第1コアプレート部材21には、第1流路W10の分岐流路部W102及び第2流路W20の分岐流路部W202が交互に配置されている。この構成によれば、第1流路W10を流れる第1流体と、第2流路W20を流れる第2流体との間で熱交換を行い易くなるため、熱交換性能を向上させることができる。
【0046】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の熱交換器10について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器10との相違点を中心に説明する。
図13及び図14に示されるように、本実施形態の熱交換器10は、第1流出パイプ41及び第2流入パイプ50が底面に設けられている点で第1実施形態の熱交換器10と異なる。
【0047】
図15に示されるように、本実施形態の第2コアプレート部材22には、図7に示される第1実施形態の第2コアプレート部材22と比較して明らかなように、複数の流出孔部W12及び流入流路部W21が設けられていない。
図16に示されるように、本実施形態の第3コアプレート部材23には複数の流出孔部W12及び流入流路部W21が設けられている。複数の流出孔部W12及び流入流路部W21は、図7に示される第1実施形態の第2コアプレート部材22と同様の位置に配置されている。
【0048】
図17に示されるように、本実施形態の第1上端部プレート部材31には、図8に示される第1実施形態の第1上端部プレート部材31と比較して明らかなように、集合タンク部W14及び分配タンク部W23が設けられていない。
図18に示されるように、本実施形態の第2上端部プレート部材32には、図9に示される第1実施形態の第2上端部プレート部材32と比較して明らかなように、流出孔部W16及び流入孔部W25が設けられていない。
【0049】
図13及び図14に示されるように、本実施形態の熱交換器10は、コア部20の底面に接合される下端部接合部材90を備えている。本実施形態では、上端部接合部材30が第1端部接合部材に相当し、下端部接合部材90が第2端部接合部材に相当する。
下端部接合部材90は、第1下端部プレート部材91と、第2下端部プレート部材92とを有している。これらの下端部プレート部材91,92はプレート積層方向Zに積層して接合されている。
【0050】
図19に示されるように、第1下端部プレート部材91には集合タンク部W14及び分配タンク部W23が設けられている。集合タンク部W14及び分配タンク部W23は、図8に示される第1実施形態の第1上端部プレート部材31と同様の位置に配置されている。
図20に示されるように、第2下端部プレート部材92には流出孔部W16及び流入孔部W25が設けられている。流出孔部W16及び流入孔部W25は、図9に示される第1実施形態の第2上端部プレート部材32と同様の位置に配置されている。図20に二点鎖線で示されるように、第2下端部プレート部材92の底面には、流出孔部W16に連通するように第1流出パイプ41が設けられるとともに、流入孔部W25に連通するように第2流入パイプ50が設けられる。
【0051】
次に、本実施形態の熱交換器10の動作例について説明する。
図21は、図14のXX-XX線に沿った断面構造を示したものである。図21に示されるように、本実施形態の熱交換器10では、各第1コアプレート部材21の第1流路W10の分岐流路部W102の他端部まで流れた第1流体は第3コアプレート部材23の複数の流出孔部W12を通じて第1下端部プレート部材91の集合タンク部W14に集められる。第1下端部プレート部材91の集合タンク部W14に集められた第1流体は第2下端部プレート部材92の流出孔部W16及び第1流出パイプ41を通じて、第1流出パイプ41に接続される配管等に流出する。
【0052】
また、図22は、図14のXXI-XXI線に沿った断面構造を示したものである。図22に示されるように、本実施形態の熱交換器10では、第2流入パイプ50に接続される配管等を通じて第2流入パイプ50に第2流体が流入する。第2流入パイプ50に流入した第2流体は、第2下端部プレート部材92の流入孔部W25、第1下端部プレート部材91の分配タンク部W23、及び第3コアプレート部材23の流入流路部W21を通じて各第1コアプレート部材21の第2流路W20の流入流路部W201に流入する。
【0053】
なお、本実施形態の熱交換器10の製造工程では、まず、コア部20、上端部接合部材30、及び下端部接合部材90をそれぞれ個別に超音波接合により成形する。その後、コア部20の成形品、上端部接合部材30の成形品、及び下端部接合部材90の成形品を超音波接合により接合する。
【0054】
以上説明した本実施形態の熱交換器10によれば、上記の(4)に示される作用及び効果に代えて、以下の(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(6)上端部接合部材30には、分配タンク部W13と、集合タンク部W24とが形成されている。下端部接合部材90には、集合タンク部W14と、分配タンク部W23とが形成されている。この構成によれば、図13に示されるように、熱交換器10の上端部に第1流入パイプ40及び第2流出パイプ51を配置し、熱交換器10の下端部に第1流出パイプ41及び第2流入パイプ50を配置することが可能となる。
【0055】
<他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・各パイプ40,41,50,51の配置は、第1実施形態の配置及び第2実施形態の配置に限らず、適宜変更可能である。
【0056】
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
【0057】
<付記>
本発明の特徴を以下の通り示す。
前記プレート部材には、前記第1流路及び前記第2流路が櫛歯状に形成されており、前記第1流路において枝状に延びる複数の流路部を第1分岐流路部(W102)とし、前記第2流路において枝状に延びる複数の流路部を第2分岐流路部(W202)とするとき、前記プレート部材には、前記第1分岐流路部及び前記第2分岐流路部が交互に配置されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の熱交換器
【符号の説明】
【0058】
W10:第1流路
W13:分配タンク部(第1共通流路)
W14:集合タンク部(第1共通流路)
W20:第2流路
W23:分配タンク部(第2共通流路)
W24:集合タンク部(第2共通流路)
W102:分岐流路部(第1分岐流路部)
W202:分岐流路部(第2分岐流路部)
10:熱交換器
20:コア部
21:第1コアプレート部材
30:上端部接合部材(第1端部接合部材)
90:下端部接合部材(第2端部接合部材)
212:隔壁
図1
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