IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 旭化成ホームズ株式会社の特許一覧

特開2023-170533通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム
<>
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図1
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図2
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図3
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図4
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図5
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図6
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図7
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図8
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図9
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図10
  • 特開-通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170533
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/16 20120101AFI20231124BHJP
【FI】
G06Q50/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082362
(22)【出願日】2022-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】303046244
【氏名又は名称】旭化成ホームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100189337
【弁理士】
【氏名又は名称】宮本 龍
(72)【発明者】
【氏名】鷹田 良樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC27
(57)【要約】
【課題】住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】ユーザー端末は、撮像部と、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動する処理部と、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信する通信部とを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅に関するサービスを提供する通信システムであって、
前記通信システムは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末と、前記サービスを提供するサーバーとを備え、
前記ユーザー端末は、
撮像部と、
前記サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に前記撮像部を起動するユーザー端末処理部と、
前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、前記サーバーへ送信するユーザー端末通信部と
を備え、
前記サーバーは、
前記ユーザー端末が送信した前記画像情報を受信するサーバー通信部と、
前記サーバー通信部が受信した前記画像情報に基づいて処理を行うサーバー処理部と
を備える、通信システム。
【請求項2】
前記ユーザー端末は、
前記画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を圧縮する圧縮処理部
をさらに備え、
前記ユーザー端末通信部は、前記圧縮処理部が圧縮した画像情報を、前記サーバーへ送信する、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記画像要求情報は、問い合わせフォームに含まれる、請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記ユーザー端末通信部は、前記問い合わせフォームに前記画像情報を添付し、前記サーバーへ送信する、請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記画像要求情報は、投稿フォームに含まれる、請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記ユーザー端末通信部は、前記投稿フォームに前記画像情報を添付し、前記サーバーへ送信する、請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
撮像部と、
住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に前記撮像部を起動する処理部と、
前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信する通信部と
を備える、ユーザー端末。
【請求項8】
住宅に関するサービスを提供する通信システムが実行する通信方法であって、
ユーザー端末が、前記サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、
ユーザー端末が、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップと、
前記サーバーが、前記ユーザー端末が送信した前記画像情報を受信するステップと、
前記サーバーが、受信した前記画像情報に基づいて処理を行うステップと
を有する、通信方法。
【請求項9】
ユーザー端末が実行する通信方法であって、
住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、
前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップと
有する、通信方法。
【請求項10】
ユーザー端末のコンピュータに、
住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、
前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップと
を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
住宅メーカーと住宅のオーナーとの間の接点の一つとして、オーナーズサイトが知られている。例えば、住宅メーカーは、オーナーズサイトを通じて、住宅のオーナーに住宅に関するサービスを提供する。住宅のオーナーは、WEBブラウザを使用してWEBサーバーに接続することでオーナーズサイトにアクセスできる。
オーナーズサイトの一例には、暮らしに関するQA(質問応答(Question Answering)、住宅に関するQA、災害の備え、災害が起きた後の設備の復旧方法、ご自宅の掃除を含むご自身でのメンテナンス方法、オーナー様同士の写真等が出せる掲示板、ソーシャルネットワーキングサービス(Social networking service: SNS)などが含まれるものがある。
オーナーズサイトの一例には、修理、不具合の際の写真を添付できるフォーム、換気フィルタ、浄水器カートリッジなどの暮らしに必要となる商品の購入できるオンラインショップ、上記コンテンツへのアプローチを容易にするチャットボット、ショートメッセージサービス(Short Message Service: SMS)認証、IVR(Interactive Voice Response)認証を用いた個人認証などが含まれるものがある。SMS認証、IVR認証を用いた個人認証によって、オーナーズサイトは、セキュリティ向上を図っている。
【0003】
住宅の居住者に提供されるサービスに関して、住まいのトラブルが発生した場合に、そのトラブルの対処方法をユーザーが速やかに入手可能とする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術では、各種トラブルのチェックリスト情報を格納したトラブル情報データベースおよび設備機器の情報を邸別に格納した邸別データベースを有する邸別管理サーバと各顧客端末とが通信ネットワークを介して接続されたシステムである。邸別管理サーバは、顧客端末よりトラブル情報が送信されてきたときには、邸別データベースから設備機器に関連するトラブルリストの一覧を取り出して顧客端末に送信する手段と、トラブルリスト一覧から選択された任意の設備機器関連のトラブル情報が顧客端末から送信されてきたときには、トラブル情報データベースから、該当する設備機器関連に対応したチェックリスト情報を取り出して顧客端末に送信する手段とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-41628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した技術では、住宅のオーナーは、WEBブラウザを使用してWEBサーバーに接続することでオーナーズサイトにアクセスし、住宅に関するサービスの提供を受けるが、WEBブラウザを用いたサービスにはユーザビリティの限界がある。
本発明の目的は、住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記課題を解決するため、本発明の一実施形態は、住宅に関するサービスを提供する通信システムであって、前記通信システムは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末と、前記サービスを提供するサーバーとを備え、前記ユーザー端末は、撮像部と、前記サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に前記撮像部を起動するユーザー端末処理部と、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、前記サーバーへ送信するユーザー端末通信部とを備え、前記サーバーは、前記ユーザー端末が送信した前記画像情報を受信するサーバー通信部と、前記サーバー通信部が受信した前記画像情報に基づいて処理を行うサーバー処理部とを備える、通信システムである。
【0007】
本実施形態に係る通信システムによれば、通信システムは、住宅に関するサービスを提供する。通信システムは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末と、サービスを提供するサーバーとを備える。ユーザー端末は、サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信する。サーバーは、ユーザー端末が送信した画像情報を受信し、受信した画像情報に基づいて処理を行う。
【0008】
このように、通信システムは、ユーザー端末において、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動し、画像の添付を要求するための画像要求情報を表示した場合に、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信(アップロード)できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0009】
(2)本発明の一実施形態は、前述した通信システムにおいて、前記ユーザー端末は、前記画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を圧縮する圧縮処理部をさらに備え、前記ユーザー端末通信部は、前記圧縮処理部が圧縮した画像情報を、前記サーバーへ送信することとしてもよい。
このように構成することによって、通信システムは、ユーザー端末において、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を圧縮できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0010】
(3)本発明の一実施形態は、前述した通信システムにおいて、前記画像要求情報は、問い合わせフォームに含まれることとしてもよい。
このように構成することによって、通信システムは、ユーザー端末において、問い合わせフォームに含まれる画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0011】
(4)本発明の一実施形態は、前述した通信システムにおいて、前記ユーザー端末通信部は、前記問い合わせフォームに前記画像情報を添付し、前記サーバーへ送信することとしてもよい。
このように構成することによって、通信システムは、ユーザー端末において、問い合わせフォームに画像情報を添付して、サーバーへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。具体的には、ユーザー端末において、顧客などのユーザーが直感的に、故障を電話などよりも正確に伝えることが可能になる。さらに、サーバーにおいて、多くの故障状態、不具合、設備や建具の種類によらず共通で、修理等を受け付けることが可能になる。住宅メーカー側が顧客に再度問合せをすることなく、修理メーカーの選定などが可能となるとともに、修理受付などが可能となる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0012】
(5)本発明の一実施形態は、前述した通信システムにおいて、前記画像要求情報は、投稿フォームに含まれることとしてもよい。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、投稿フォームに含まれる画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0013】
(6)本発明の一実施形態は、前述した通信システムにおいて、前記ユーザー端末通信部は、前記投稿フォームに前記画像情報を添付し、前記サーバーへ送信することとしてもよい。
このように構成することによって、通信システム、ユーザー端末において、投稿フォームに画像情報を添付して、サーバーへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0014】
(7)本発明の一実施形態は、撮像部と、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に前記撮像部を起動する処理部と、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信する通信部とを備える、ユーザー端末である。
【0015】
本実施形態に係るユーザー端末によれば、ユーザー端末は、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用する。ユーザー端末は、サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信する。
【0016】
このように、ユーザー端末は、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動し、画像の添付を要求するための画像要求情報を表示した場合に、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動し、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信(アップロード)できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0017】
(8)本発明の一実施形態は、住宅に関するサービスを提供する通信システムが実行する通信方法であって、ユーザー端末が、前記サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、ユーザー端末が、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップと、前記サーバーが、前記ユーザー端末が送信した前記画像情報を受信するステップと、前記サーバーが、受信した前記画像情報に基づいて処理を行うステップとを有する、通信方法である。
本発明の一実施形態に係る通信方法によれば、通信システムとカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用および効果を奏する。
【0018】
(9)本発明の一実施形態は、ユーザー端末が実行する通信方法であって、ユーザー端末が実行する通信方法であって、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップと有する、通信方法である。
本発明の一実施形態に係る通信方法によれば、ユーザー端末とカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用および効果を奏する。
【0019】
(10)本発明の一実施形態は、ユーザー端末のコンピュータに、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、前記画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動するステップと、前記撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信するステップとを実行させる、プログラムである。
本実施形態に係るプログラムによれば、プログラムは、ユーザー端末のコンピュータに、サービスの提供を受けるためのアプリを起動させることによって出力部に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示させ、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動させ、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信させる。
【0020】
このように、プログラムは、ユーザー端末のコンピュータに、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動させ、画像の添付を要求するための画像要求情報を表示させ、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部を起動させ、撮像部が撮像することによって作成した画像情報を、サーバーへ送信(アップロード)させるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態の通信システムの構成例を示す図である。
図2】本実施形態の通信システムの詳細を示す図である。
図3】本実施形態に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
図4】実施形態の変形例1に係る通信システムの詳細を示す図である。
図5】実施形態の変形例1に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
図6】実施形態の変形例2に係る通信システムの詳細を示す図である。
図7】実施形態の変形例2に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
図8】実施形態の変形例3に係る通信システムの詳細を示す図である。
図9】実施形態の変形例3に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
図10】実施形態の変形例4に係る通信システムの詳細を示す図である。
図11】実施形態の変形例4に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本実施形態に係る通信システム、ユーザー端末、通信方法およびプログラムを、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施形態に限られない。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0024】
(実施形態)
(通信システム)
図1は、本発明の実施形態の通信システムの構成例を示す図である。本実施形態の通信システム1は、サーバー100を備える。図1には、サーバー100に加え、ユーザー端末10-1とユーザー端末10-2とが示されている。サーバー100とユーザー端末10-1とユーザー端末10-2とは、ネットワークNWを介して通信する。
ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、無線基地局などを含む。
【0025】
ユーザー端末10-1はユーザーU1-1が使用し、ユーザー端末10-2はユーザーU1-2が使用する。ユーザーU1-1とユーザーU1-2との一例は、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方である。一例として、ユーザーU1-1とユーザーU1-2とのうちユーザーU1-1が、住宅に関するサービスの提供を受けたいと考えた場合について説明を続ける。
サーバー100の一例は、その住宅(建物)の保守を行う者、住宅(建物)を介してサービスを提供する事業者によって使用される。
ユーザー端末10-1とユーザー端末10-2とのうち任意のユーザー端末をユーザー端末10と記載する。ユーザーU1-1とユーザーU1-2とのうち任意のユーザーをユーザーU1と記載する。
【0026】
ユーザー端末10-1と、ユーザー端末10-2とには、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリ(以下「住宅サービス提供アプリ」という)がインストールされている。住宅に関するサービスの一例は、オーナーズサイトで提供されるサービスである。ユーザー端末10-1は、ユーザーU1-1のユーザー識別情報としてユーザーIDとユーザーU1-1の一又は複数の生体情報とを関連付けて記憶する。
ユーザー端末10-2は、ユーザーU1-2のユーザー識別情報としてユーザーIDとユーザーU1-2の一又は複数の生体情報とを関連付けて記憶する。生体情報の一例は、指紋情報、顔情報である。以下、生体情報の一例として、第1生体情報と第2生体情報とを適用した場合について説明を続ける。第1生体情報の一例は指紋情報であり、第2生体情報の一例は顔情報である。
【0027】
ユーザーU1-1とユーザーU2-2とのうちユーザーU1-1が住宅サービス提供アプリを起動する場合について説明する。
ユーザー端末10-1は、ユーザーU1-1が住宅サービス提供アプリのアイコンを押すことによって、住宅サービス提供アプリを起動する。ユーザー端末10-1は、住宅サービス提供アプリを起動することによってユーザーIDと第1生体情報とを要求する画面を表示する。ユーザー端末10-1は、第1生体情報を要求する画面で、ユーザーU1-1によってユーザーU1-1のユーザーIDが入力され、所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによってユーザーU1-1のユーザーIDと指紋情報とを取得し、取得した指紋情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されているか否かを判定する。ユーザー端末10-1は、取得した指紋情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されていない場合には認証が失敗したと判定し、所定のエラー処理を行う。
【0028】
ユーザー端末10-1は、取得した指紋情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されている場合には認証が成功したと判定し、第2生体情報を要求する画面を表示する。ユーザー端末10-1は、第2生体情報を登録する画面で、ユーザーU1-1によって顔を撮像する動作が行われることによって顔情報を取得し、取得した顔情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されているか否かを判定する。
ユーザー端末10-1は、取得した顔情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されていない場合には認証が失敗したと判定し、所定のエラー処理を行う。ユーザー端末10-1は、取得した顔情報とユーザーU1-1のユーザーIDとの組み合わせが記憶されている場合には認証が成功したと判定する。
ユーザー端末10-1は、認証が成功したと判定した場合に、ユーザーU1-1のユーザーIDを含むサービス要求を作成する。ユーザー端末10-1は、作成したサービス要求を、サーバー100に送信する。
【0029】
サーバー100は、ユーザー端末10-1が送信したサービス要求を受信する。サーバー100は、受信したサービス要求に基づいて、サービスを提供する画面を、ユーザー端末10-1に送信する。
ユーザー端末10-1は、サーバー100が送信したサービスを提供する画面を受信し、受信したサービスを提供する画面を表示する。サービスを提供する画面には、暮らしに関するQA、住宅に関するQA、災害の備え、災害が起きた後の設備の復旧方法、ご自宅の掃除を含むご自身でのメンテナンス方法、オーナー様同士の写真等が出せる掲示板やソーシャルネットワーキングサービス、修理、不具合の際の写真を添付できるフォーム、換気フィルタ、浄水器カートリッジなどの暮らしに必要となる商品の購入できるオンラインショップ、上記コンテンツへのアプローチを容易にするチャットボットなどが含まれる。
ユーザーU1は、サービスを提供する画面に含まれるいずれかのサービスを選択することができる。
ユーザーU1-2が住宅サービス提供アプリを起動する場合については、前述したユーザーU1-1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0030】
以下、通信システム1に含まれるユーザー端末10と、サーバー100との各々について、順次説明する。図2は、本実施形態の通信システムの詳細を示す図である。
(ユーザー端末10)
ユーザー端末10は、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。ユーザー端末10は、例えば、通信部11と処理部12と読取部13と認証部14と作成部15と操作部16と出力部17と記憶部21とを備える。
通信部11は、通信モジュールによって実現される。通信部11は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部11は、例えば、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。
操作部16は、入力デバイスを備え、ユーザーU1の操作を受け付ける。この入力デバイスには、キーボード等の文字情報を入力するデバイス、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイス、釦、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッド等が含まれる。
【0031】
出力部17は、例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display: LCD)、有機ELディスプレイ(organic electro-luminescence display)などによって構成され、各種情報を表示する。
記憶部21は、フラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。記憶部21は、ユーザーU1のユーザーIDと、ユーザーU1の第1生体情報と第2生体情報とを関連付けて記憶する。
【0032】
処理部12は、ユーザーU1によって、操作部16に操作が行われた場合に、住宅サービス提供アプリを起動する。例えば、処理部12は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された住宅サービス提供アプリのアイコンを押す操作が行われた場合に、住宅サービス提供アプリを起動する。
処理部12は、住宅サービス提供アプリを起動することによって出力部17にユーザーIDと第1生体情報とを要求する第1ログイン画面を出力する。出力部17は、処理部12が出力したユーザーIDと第1生体情報とを要求する第1ログイン画面を表示する。
処理部12は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された第1ログイン画面で、ユーザーIDが入力された場合に、ユーザーIDを取得する。
読取部13は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された第1ログイン画面で、所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによって指紋を読み取り指紋情報を取得する。
【0033】
認証部14は、処理部12からユーザーIDを取得し、読取部13から指紋情報を取得し、取得したユーザーIDと指紋情報との組み合わせが記憶部21に記憶されているか否かを判定する。認証部14は、取得したユーザーIDと指紋情報との組み合わせが記憶部21に記憶されている場合には認証が成功したと判定し、記憶されていない場合には認証は失敗したと判定する。
処理部12は、認証部14が、認証が失敗したと判定した場合には所定のエラー処理を行う。処理部12は、認証部14が、認証が成功したと判定した場合には、出力部17に第2生体情報を要求する第2ログイン画面を出力する。出力部17は、処理部12が出力した第2生体情報を要求する第2ログイン画面を表示する。
【0034】
読取部13は、操作部16にユーザーU1が第2ログイン画面で、顔を撮像する動作が行われることによって顔を読み取り、顔情報を取得する。
認証部14は、読取部13から顔情報を取得し、取得した顔情報が、ユーザーIDと関連付けて記憶部21に記憶されているか否かを判定する。認証部14は、取得した顔情報が、ユーザーIDを関連付けて記憶部21に記憶されている場合には認証が成功したと判定し、記憶されていない場合には認証は失敗したと判定する。
処理部12は、認証部14が、認証が失敗したと判定した場合には所定のエラー処理を行う。処理部12は、認証部14が、認証が成功したと判定した場合には、認証が成功したことを出力部17に表示させる。
【0035】
作成部15は、認証部14が、認証が成功したと判定した場合に、記憶部21から認証が成功したユーザーIDを取得し、取得したユーザーIDを含むサービス要求を作成する。作成部15は、作成したサービス要求を通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15が出力したサービス要求を取得し、取得したサービス要求をサーバー100に送信する。通信部11は、送信したサービス要求に対してサーバー100が送信したサービス応答を受信する。
処理部12は、通信部11が受信したサービス応答を取得し、取得したサービス応答に含まれる提供するサービスの選択結果に基づいて、提供するサービスを示す画面を、出力部17に表示させる。
【0036】
処理部12、読取部13、認証部14、作成部15、操作部16及び出力部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサが記憶部21に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)やCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0037】
(サーバー100)
サーバー100は、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。サーバー100は、例えば通信部101と処理部102と作成部105と記憶部110とを備える。
通信部101は、通信モジュールによって実現される。通信部101は、ネットワークNWを介して、外部の通信装置と通信する。通信部101は、例えば有線LANなどの通信方式で通信してもよい。また、通信部101は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの無線通信方式で通信してもよい。
記憶部110は、HDD、フラッシュメモリ、RAM、ROMなどにより実現される。記憶部110は、一又は複数のユーザーU1のユーザーIDと、一又は複数のユーザーU1の各々について会員情報とを関連付けて記憶する。
【0038】
通信部101は、ユーザー端末10が送信したサービス要求を受信する。
処理部102は、通信部101が受信したサービス要求を取得し、取得したサービス要求に含まれるユーザーIDを取得する。処理部102は、取得したユーザーIDに基づいて、記憶部110に記憶されている一又は複数のユーザーIDのうち、取得したユーザーIDと一致するユーザーIDに関連付けられている会員情報を取得する。
作成部105は、処理部102から会員情報を取得し、取得した会員情報に基づいて、提供するサービスを選択し、提供するサービスの選択結果を含むサービス応答を作成する。作成部105は、作成したサービス応答を通信部101に出力する。
通信部101は、作成部105が出力したサービス応答を取得し、取得したサービス応答をユーザー端末10に送信する。
【0039】
処理部102及び作成部105は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部110に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0040】
(通信システム1の動作)
図3は、本実施形態に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
(ステップS1-1)
ユーザー端末10において、処理部12は、ユーザーU1によって、操作部16に所定の操作が行われた場合に、住宅サービス提供アプリを起動する。例えば、処理部12は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された住宅サービス提供アプリのアイコンを押す操作が行われた場合に、住宅サービス提供アプリを起動する。
(ステップS2-1)
ユーザー端末10において、処理部12は、住宅サービス提供アプリを起動することによって出力部17にユーザーIDと第1生体情報とを要求する第1ログイン画面を出力する。出力部17は、処理部12が出力したユーザーIDと第1生体情報とを要求する第1ログイン画面を表示する。
【0041】
(ステップS3-1)
ユーザー端末10において、処理部12は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された第1ログイン画面で、ユーザーIDが入力された場合に、ユーザーIDを取得する。
読取部13は、ユーザーU1によって、出力部17に表示された第1ログイン画面で、所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによって指紋を読み取り、指紋情報を取得する。
(ステップS4-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、処理部12からユーザーIDを取得し、読取部13から指紋情報を取得し、取得したユーザーIDと指紋情報との組み合わせが記憶部21に記憶されているか否かを判定することによって第1生体情報の認証が成功したか否かを判定する。
【0042】
(ステップS5-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、取得したユーザーIDと指紋情報との組み合わせが記憶部21に記憶されていない場合には第1生体情報の認証は失敗したと判定する。処理部12は、認証部14が、第1生体情報の認証が失敗したと判定した場合には所定のエラー処理を行う。
(ステップS6-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、取得したユーザーIDと指紋情報との組み合わせが記憶部21に記憶されている場合には第1生体情報の認証が成功したと判定する。
処理部12は、認証部14が、第1生体情報の認証が成功したと判定した場合には、出力部17に第2生体情報を要求する第2ログイン画面を出力する。出力部17は、処理部12が出力した第2生体情報を要求する第2ログイン画面を表示する。
【0043】
(ステップS7-1)
ユーザー端末10において、読取部13は、操作部16にユーザーU1が第2ログイン画面で、顔を撮像する動作が行われることによって顔を読み取り、顔情報を取得する。
(ステップS8-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、読取部13から顔情報を取得し、取得した顔情報が、ユーザーIDと関連付けて記憶部21に記憶されているか否かを判定することによって第2生体情報の認証が成功したか否かを判定する。
【0044】
(ステップS9-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、取得した顔情報が、ユーザーIDと関連付けて記憶部21に記憶されていない場合には第2生体情報の認証は失敗したと判定する。処理部12は、認証部14が、第2生体情報の認証が失敗したと判定した場合には所定のエラー処理を行う。
(ステップS10-1)
ユーザー端末10において、認証部14は、取得した顔情報が、ユーザーIDと関連付けて記憶部21に記憶されている場合には第2生体情報の認証が成功したと判定する。
処理部12は、認証部14が、第2生体情報の認証が成功したと判定した場合には、第2生体情報の認証が成功したことを出力部17に表示させる。
作成部15は、認証部14が、第2生体情報の認証が成功したと判定した場合に、記憶部21から認証が成功したユーザーIDを取得し、取得したユーザーIDを含むサービス要求を作成する。
【0045】
(ステップS11-1)
ユーザー端末10において、作成部15は、作成したサービス要求を通信部11に出力する。通信部11は、作成部15が出力したサービス要求を取得し、取得したサービス要求をサーバー100に送信する。
(ステップS12-1)
サーバー100において、通信部101は、ユーザー端末10が送信したサービス要求を受信する。
処理部102は、通信部101が受信したサービス要求を取得し、取得したサービス要求に含まれるユーザーIDを取得する。処理部102は、取得したユーザーIDに基づいて、記憶部110に記憶されている一又は複数のユーザーIDのうち、取得したユーザーIDと一致するユーザーIDに関連付けられている会員情報を取得する。
作成部105は、処理部102から会員情報を取得し、取得した会員情報に基づいて、提供するサービスを選択し、提供するサービスの選択結果を含むサービス応答を作成する。
【0046】
(ステップS13-1)
サーバー100において、作成部105は、作成したサービス応答を通信部101に出力する。
通信部101は、作成部105が出力したサービス応答を取得し、取得したサービス応答をユーザー端末10に送信する。
(ステップS14-1)
ユーザー端末10において、通信部11は、サーバー100が送信したサービス応答を受信する。
処理部12は、通信部11が受信したサービス応答を取得し、取得したサービス応答に含まれる提供するサービスの選択結果に基づいて、提供するサービスを示す画面を、出力部17に表示させる。
【0047】
前述した実施形態では、一例として、通信システム1が2台のユーザー端末10を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、通信システム1に1台のユーザー端末10を備えるようにしてもよいし、3台以上のユーザー端末10を備えるようにしてもよい。
前述した実施形態では、一例として、通信システム1が1台のサーバー100を備える場合について説明したが、この例に限られない。例えば、通信システム1に2台以上のサーバー100を備えるようにしてもよい。
前述した実施形態では、一例として、指紋情報と顔情報との2種類の生体情報で、ユーザーU1を認証する場合について説明したがこの例に限られない。例えば、1種類の生体情報でユーザーU1を認証するようにしてもよいし、3種類以上の生体情報でユーザーU1を認証するようにしてもよい。例えば、指紋情報と顔情報とに加え、静脈情報などを適用できる。
前述した実施形態において、処理部12は、認証するタイミングであるか否かを判定し、認証するタイミングであると判定した場合に、生体情報を要求する画面を出力部17に表示させてもよい。例えば、処理部12は、認証するタイミングであると判定した場合に、第1生体情報と第2生体情報とのいずれか一方又は両方を要求する画面を出力部17に表示させてもよい。
【0048】
本実施形態に係る通信システム1によれば、通信システム1は、住宅に関するサービスを提供する。通信システム1は、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末10と、サービスを提供するサーバー100とを備える。
ユーザー端末10は、サービスの提供を受けるためのアプリを起動するユーザー端末処理部としての処理部12と、ユーザー識別情報としてのユーザーIDとユーザーの生体情報とを関連付けた情報を記憶する記憶部21と、ユーザー端末処理部がアプリを起動した場合に生体情報を読み取る読取部13と、読取部13が読み取った生体情報と記憶部21に記憶している生体情報とに基づいて認証する認証部14と、認証部14による認証が成功した場合に記憶部21に記憶している生体情報のうち認証が成功した生体情報と関連付けて記憶されているユーザー識別情報を含むサービス要求を作成する作成部15と、作成部15が作成したサービス要求を、サーバー100へ送信するユーザー端末通信部としての通信部11とを備える。
サーバー100は、ユーザー端末10が送信したサービス要求を受信するサーバー通信部としての通信部101と、サーバー通信部が受信したサービス要求に基づいて、サービスを提供する処理を行うサーバー処理部としての処理部102とを備える。
従来のWEBブラウザを使用してオーナーズサイトにアクセスする場合には、セキュリティ担保のため、90日に一度、あるいはブラウザのバージョンアップがあると2週間以内に、SMS等の2段階認証が行われていた。
このように構成することによって、通信システム1は、ユーザー端末10において、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動した場合に、生体情報を読み取り、読み取った生体情報と記憶している生体情報とに基づいて認証できるため、ログインする場合の本人確認を簡略化できる。つまり、アプリ起動時に、SMSやIVRなどのWEBサイトでの2段階認証に代えて、生体情報で認証できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0049】
通信システム1において、ユーザー端末処理部は、認証するタイミングであるか否かを判定し、認証するタイミングであると判定した場合に、生体情報を要求する画面を出力部に表示させる。
このように構成することによって、通信システムにおいて、ユーザー端末処理部は、認証するタイミングであるか否かを判定でき、認証するタイミングであると判定した場合に、生体情報を要求する画面を出力部に表示させることができる。ユーザー端末10は、所定のタイミングで、本人確認を行うことができるため、セキュリティを向上できる。
【0050】
通信システム1において、生体情報は、指紋情報と顔情報とのいずれか一方又は両方である。
このように構成することによって、通信システム1は、ユーザー端末10において、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動した場合に、指紋情報と顔情報とのいずれか一方又は両方を読み取り、読み取った指紋情報と顔情報とのいずれか一方又は両方と記憶している指紋情報と顔情報とのいずれか一方又は両方とに基づいて認証できるため、ログインする場合の本人確認を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0051】
(実施形態の変形例1)
実施形態の変形例1に係る通信システム1aは、図1を適用できる。ただし、ユーザー端末10の代わりにユーザー端末10aを備え、サーバー100の代わりにサーバー100aを備える点で異なる。例えば、ユーザー端末10aは、ユーザーU1が使用する。
ユーザー端末10aは、ユーザー端末10と比較して、生体情報を登録する機能を備える点で異なる。
通信システム1aにおいて、ユーザー端末10aは、例えば、住宅サービス提供アプリのダウンロードサイトへアクセスし、住宅サービス提供アプリをダウンロードする。ユーザー端末10aは、ダウンロードした住宅サービス提供アプリをインストールする。
【0052】
ユーザー端末10aは、インストールした住宅サービス提供アプリを起動する。ユーザー端末10aは、会員規約とプライバシーポリシーとを表示する。ユーザーU1が会員規約とプライバシーポリシーとに同意した場合について説明を続ける。ユーザー端末10aは、会員情報を登録するための会員情報登録フォームを表示する。
会員情報登録フォームには、ユーザーU1の住宅に関する情報とユーザーU1に関する情報とを入力する欄とが含まれる。ユーザーU1に関する情報には、ユーザーU1のメールアドレスなどの連絡先を示す情報が含まれる。ユーザーU1が入力内容を確認した後に、「仮登録」と表示された部分を押すことによって、ユーザー端末10aは、入力された会員情報を含む仮登録要求を作成し、作成した仮登録要求をサーバー100aに送信する。
【0053】
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信した仮登録要求を受信し、受信した仮登録要求に含まれる会員情報の仮登録を行う。サーバー100aは、ユーザーU1の本登録を行うために仮登録を行ったユーザーU1の会員情報の所在地を示す情報を含む電子メールを仮登録要求に含まれるメールアドレス宛に送信する。ユーザーU1の会員情報の所在地を示す情報の一例は、ユーザーU1の会員情報のURL(Uniform Resource Locator)である。以下、ユーザーU1の会員情報の所在地を示す情報がユーザーU1の会員情報のURLである場合について説明を続ける。
【0054】
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した電子メールを受信する。ユーザー端末10aは、受信した電子メールに含まれるユーザーU1の会員情報のURLに基づいてユーザーU1の会員情報のためサイト(以下「登録サイト」という)にアクセスする。
登録サイトには、ユーザーU1の確認のための認証コードの送信先を入力する部分が含まれる。例えば、認証コードは、ショートメッセージサービス(SMS: Short Message Service)で送信先へ送信される。ユーザー端末10aは、ユーザーU1によって、ユーザーIDとパスワードと、加入者識別情報(電話番号)が入力され、「認証コード送信」と表示された部分が押された場合に、加入者識別情報を含む認証コード送信要求を作成し、作成した認証コード送信要求を、サーバー100aへ送信する。
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信した認証コード送信要求を受信し、受信した認証コード送信要求に含まれる加入者識別情報を取得する。サーバー100aは、認証コードを生成し、取得した加入者識別情報に基づいてSMSで、生成した認証コードをユーザー端末10aに送信する。ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した認証コードを受信し、受信した認証コードを表示する。
【0055】
ユーザー端末10aは、本登録サイトに含まれる認証コードの入力欄に認証コードが入力され、認証コード入力と表示された部分が押された場合に加入者識別情報と認証コードとを含む認証コード通知を作成し、作成した認証コード通知をサーバー100aに送信する。
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信した認証コード通知を受信する。サーバー100aは、受信した認証コード通知に含まれる加入者識別情報と認証コードとに基づいて、ユーザーU1を認証する。サーバー100aは、ユーザーU1の認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。サーバー100aは、ユーザーU1の認証が成功した場合には、ユーザーIDとパスワードとを登録する画面をユーザー端末10aに送信する。
【0056】
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信したユーザーIDとパスワードとを登録する画面を表示する。ユーザー端末10aは、ユーザーIDとパスワードとを登録する画面に、ユーザーIDとパスワードとが入力され、「登録」と表示された部分が押された場合に、入力されたユーザーIDとパスワードとを含むユーザーID登録要求を作成し、作成したユーザーID登録要求を、サーバー100aへ送信する。
【0057】
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信したユーザーID登録要求を受信する。サーバー100aは、受信したユーザーID登録要求に含まれるユーザーIDとパスワードとを取得し、取得したユーザーIDとパスワードとを、仮登録した会員情報と関連付けて本登録する。サーバー100aは、本登録が完了したことを示す情報を含む本登録完了通知を作成し、作成した本登録完了通知を、ユーザー端末10aに送信する。
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した本登録完了通知を受信し、受信した本登録完了通知に含まれる本登録が完了したことを示す情報を表示する。以上で、本登録が完了する。
【0058】
最初にログインする場合について説明する。ユーザー端末10aは、住宅サービス提供アプリを起動する。ユーザー端末10aは、ログイン画面を表示する。ログイン画面には、ユーザーIDを入力する部分とパスワードを入力する部分と「ログイン」と表示された部分とが含まれる。ユーザー端末10aは、ユーザーU1によってユーザーIDとパスワードとが入力され、「ログイン」と表示された部分が押された場合に、入力されたユーザーIDおよびパスワードを含むログイン要求を作成し、作成したログイン要求を、サーバー100aに送信する。
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信したログイン要求を受信し、受信したログイン要求に含まれるユーザーIDおよびパスワードを取得する。サーバー100aは、取得したユーザーIDおよびパスワードに基づいて、ユーザーU1を認証する。サーバー100aは、認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。サーバー100aは、認証が成功した場合には、ユーザーU1の確認のための認証コードの送信先を入力する画面をユーザー端末10aに送信する。
【0059】
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した認証コードの送信先を入力する画面を表示する。ユーザー端末10aは、ユーザーU1によって、加入者識別情報(電話番号)が入力され、「認証コード送信」と表示された部分が押された場合に、加入者識別情報を含む認証コード送信要求を作成し、作成した認証コード送信要求を、サーバー100aへ送信する。
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信した認証コード送信要求を受信し、受信した認証コード送信要求に含まれる加入者識別情報を取得する。サーバー100aは、認証コードを入力する画面をユーザー端末10aに送信する。サーバー100aは、認証コードを生成し、取得した加入者識別情報に基づいてSMSで、生成した認証コードをユーザー端末10aに送信する。
【0060】
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した認証コードを入力する画面を表示する。ユーザー端末10aは、認証コードの送信先を入力する画面に含まれる認証コードの入力欄に認証コードが入力され、認証コード入力と表示された部分が押された場合に加入者識別情報と認証コードとを含む認証コード通知を作成し、作成した認証コード通知をサーバー100aに送信する。
サーバー100aは、ユーザー端末10aが送信した認証コード通知を受信する。サーバー100aは、受信した認証コード通知に含まれる加入者識別情報と認証コードとに基づいて、ユーザーU1を認証する。サーバー100aは、ユーザーU1の認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。サーバー100aは、ユーザーU1の認証が成功した場合には、生体情報を登録する画面をユーザー端末10aに送信する。
【0061】
ユーザー端末10aは、サーバー100aが送信した生体情報を登録する画面を表示する。ユーザー端末10aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1の第1生体情報を取得する。第1生体情報の一例は、指紋情報である。
ユーザー端末10aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによって指紋情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した指紋情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部に記憶することによって登録する。
ユーザー端末10aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1の第2生体情報を取得する。第2生体情報の一例は、顔情報である。
ユーザー端末10aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって顔を撮像する操作が行われることによって顔情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した顔情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部に記憶することによって登録する。ユーザー端末10aは、生体情報の登録が完了した場合に生体情報の登録が完了したことを表示する。以上で、生体情報の登録が完了する。
【0062】
以下、通信システム1aに含まれるユーザー端末10aと、サーバー100aとの各々について、順次説明する。図4は、実施形態の変形例1に係る通信システムの詳細を示す図である。
(ユーザー端末10a)
ユーザー端末10aは、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。ユーザー端末10aは、例えば、通信部11と処理部12aと読取部13と認証部14と作成部15aと操作部16と出力部17と登録部18aと記憶部21とを備える。
【0063】
処理部12aと作成部15aとは、それぞれ処理部12と作成部15とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
処理部12aは、住宅サービス提供アプリのダウンロードサイトへアクセスし、住宅サービス提供アプリをダウンロードし、ダウンロードした住宅サービス提供アプリをインストールする。処理部12aは、インストールした住宅サービス提供アプリを起動する。処理部12aは、会員規約とプライバシーポリシーとを出力部17に表示させる。
処理部12aは、ユーザーU1によって、会員規約とプライバシーポリシーとに同意する操作が、操作部16に行われた場合に、会員情報登録フォームを出力部17に表示させる。
作成部15aは、会員情報登録フォームに入力された会員情報を取得し、取得した会員情報を含む仮登録要求を作成する。作成部15aは、作成した仮登録要求を通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15aが出力した仮登録要求を取得し、取得した仮登録要求を、サーバー100aに送信する。
【0064】
通信部11は、サーバー100aが送信した電子メールを受信する。処理部12aは、通信部11が受信した電子メールに含まれるユーザーU1の会員情報のURLに基づいてユーザーU1の登録サイトにアクセスする。作成部15aは、ユーザーU1によって、ユーザーIDとパスワードと、加入者識別情報(電話番号)とが入力され、「認証コード送信」と表示された部分が押された場合に、加入者識別情報を含む認証コード送信要求を作成し、作成した認証コード送信要求を、通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15aが出力した認証コード要求を取得し、取得した認証コード要求を、サーバー100aへ送信する。
【0065】
作成部15aは、本登録サイトに含まれる認証コードの入力欄に認証コードが入力され、認証コード入力と表示された部分が押された場合に加入者識別情報と認証コードとを含む認証コード通知を作成する。作成部15aは、作成した認証コード通知を、通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15aが出力した認証コード通知を取得し、取得した認証コード通知を、サーバー100aに送信する。
通信部11は、サーバー100aが送信したユーザーIDとパスワードとを登録する画面を受信する。処理部12aは、通信部11が受信したユーザーIDとパスワードとを登録する画面を、出力部17に表示させる。
作成部15aは、ユーザーIDとパスワードとを登録する画面に、ユーザーIDとパスワードとが入力され、「登録」と表示された部分が押された場合に、入力されたユーザーIDとパスワードとを含むユーザーID登録要求を作成する。作成部15aは、作成したユーザーID登録要求を、通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15aが出力したユーザーID登録要求を、サーバー100aへ送信する。
通信部11は、サーバー100aが送信した本登録完了通知を受信する。処理部12aは、通信部11が受信した本登録完了通知を出力部17に表示させる。
【0066】
処理部12aは、住宅サービス提供アプリを起動する。処理部12aは、出力部17にログイン画面を表示させる。作成部15aは、ユーザーU1によってユーザーIDとパスワードとが入力され、「ログイン」と表示された部分が押された場合に、入力されたユーザーIDおよびパスワードを含むログイン要求を作成する。作成部15aは、作成したログイン要求を、通信部11に出力する。
通信部11は、作成部15aが出力したログイン要求を取得し、取得したログイン要求をサーバー100aに送信する。
【0067】
通信部11は、サーバー100aが送信した認証コードの送信を入力する画面を受信する。処理部12aは、通信部11が受信した認証コードの送信先を入力する画面を出力部17に表示させる。作成部15aは、ユーザーU1によって、加入者識別情報(電話番号)が入力され、「認証コード送信」と表示された部分が押された場合に、加入者識別情報を含む認証コード送信要求を作成する。作成部15aは、作成した認証コード送信要求を、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15aが出力した認証コード送信要求を取得し、取得した認証コード送信要求を、サーバー100aへ送信する。
ユーザー端末10aは、サーバー100aがSMSで送信した認証コードを受信する。
【0068】
処理部12aは、認証コードを入力する画面を出力部17に表示させる。作成部15aは、認証コードの送信先を入力する画面に含まれる認証コードの入力欄に認証コードが入力され、認証コード入力と表示された部分が押された場合に加入者識別情報と認証コードとを含む認証コード通知を作成する。作成部15aは、作成した認証コード通知を、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15aが出力した認証コード通知を取得し、取得した認証コード通知をサーバー100aに送信する。
【0069】
通信部11は、サーバー100aが送信した生体情報を登録する画面を受信する。処理部12aは、通信部11が受信した生体情報を登録する画面を出力部17に表示させる。
登録部18aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによって指紋情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した指紋情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部21に記憶することによって登録する。
登録部18aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって顔を撮像する操作が行われることによって顔情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した顔情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部21に記憶することによって登録する。登録部18aは、生体情報の登録が完了した場合に生体情報の登録が完了したことを出力部17に表示させる。
【0070】
処理部12a、作成部15aおよび登録部18aは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部21に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0071】
(サーバー100a)
サーバー100aは、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。サーバー100aは、例えば通信部101と処理部102aと認証部104aと作成部105aと記憶部110とを備える。
処理部102aと作成部105aとは、それぞれ処理部102と作成部105とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
【0072】
通信部101は、ユーザー端末10aが送信した仮登録要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信した仮登録要求に含まれる会員情報の仮登録を行う。作成部105aは、仮登録を行ったユーザーU1の会員情報の所在地を示す情報を含む電子メールを作成する。作成部105aは、作成した電子メールを通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した電子メールを取得し、取得した電子メールを、仮登録要求に含まれるメールアドレス宛に送信する。
通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード送信要求を受信する。作成部105aは、通信部101が受信した認証コード送信要求に含まれる加入者識別情報を取得する。作成部105aは、認証コードを生成し、生成した認証コードと取得した加入者識別情報とを、通信部101に出力する。
【0073】
通信部101は、作成部105aが出力した認証コードと加入者識別情報とを取得する。通信部101は、取得した加入者識別情報に基づいてSMSで、取得した認証コードをユーザー端末10aに送信する。
通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード通知を受信する。認証部104aは、通信部101が受信した認証コード通知に含まれる加入者識別情報と認証コードとに基づいて、ユーザーU1を認証する。処理部102aは、ユーザーU1の認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。作成部105aは、ユーザーU1の認証が成功した場合には、ユーザーIDとパスワードとを登録する画面を通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力したユーザーIDとパスワードとを登録する画面を、ユーザー端末10aに送信する。
【0074】
通信部101は、ユーザー端末10aが送信したユーザーID登録要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信したユーザーID登録要求に含まれるユーザーIDとパスワードとを取得し、取得したユーザーIDとパスワードとを、仮登録した会員情報と関連付けて記憶部110に本登録する。作成部105aは、本登録が完了したことを示す情報を含む本登録完了通知を作成する。作成部105aは、作成した本登録完了通知を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した本登録完了通知を取得し、取得した本登録完了通知をユーザー端末10aに送信する。
【0075】
通信部101は、ユーザー端末10aが送信したログイン要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信したログイン要求に含まれるユーザーIDおよびパスワードを取得する。認証部104aは、処理部102aが取得したユーザーIDおよびパスワードを取得し、取得したユーザーIDおよびパスワードに基づいて、ユーザーU1を認証する。処理部102aは、認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。作成部105aは、認証が成功した場合には、ユーザーU1の確認のための認証コードの送信先を入力する画面を通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した認証コードの送信先を入力する画面を取得し、取得した認証コードの送信先を入力する画面を、ユーザー端末10aに送信する。
【0076】
通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード送信要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信した認証コード送信要求に含まれる加入者識別情報を取得する。作成部105aは、認証コードを入力する画面を通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した認証コードを入力する画面を取得し、取得した認証コードを入力する画面をユーザー端末10aに送信する。作成部105aは、認証コードを生成し、生成した認証コードと取得した加入者識別情報とを、通信部101に出力する。
通信部101は、作成部105aが出力した認証コードと加入者識別情報とを取得し、取得した認証コードと加入者識別情報とに基づいてSMSで、生成した認証コードをユーザー端末10aに送信する。
【0077】
通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード通知を受信する。認証部104aは、通信部101が受信した認証コード通知に含まれる加入者識別情報と認証コードとを取得し、取得した加入者識別情報と認証コードとに基づいて、ユーザーU1を認証する。処理部102aは、ユーザーU1の認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。作成部105aは、ユーザーU1の認証が成功した場合には、生体情報を登録する画面を、通信部101に出力する。
通信部101は、作成部105aが出力した生体情報を登録する画面を取得し、取得した生体情報を登録する画面をユーザー端末10aに送信する。
【0078】
処理部102a、認証部104aおよび作成部105aは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部110に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0079】
(通信システム1aの動作)
図5は、実施形態の変形例1に係る通信システムの動作の一例を示す図である。図5を参照して、ユーザー端末10aとサーバー100aとの間で、ユーザーU1の本登録が完了した後に、ユーザーU1が、最初にログインする場合の動作について説明する。
(ステップS1-2)
ユーザー端末10aにおいて、処理部12aは、住宅サービス提供アプリを起動する。
(ステップS2-2)
ユーザー端末10aにおいて、処理部12aは、出力部17にログイン画面を表示させる。
(ステップS3-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、ユーザーU1によってユーザーIDとパスワードとが入力され、「ログイン」と表示された部分が押された場合に、入力されたユーザーIDおよびパスワードを含むログイン要求を作成する。
【0080】
(ステップS4-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、作成したログイン要求を、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15aが出力したログイン要求を取得し、取得したログイン要求をサーバー100aに送信する。
(ステップS5-2)
サーバー100aにおいて、通信部101は、ユーザー端末10aが送信したログイン要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信したログイン要求に含まれるユーザーIDおよびパスワードを取得する。認証部104aは、処理部102aが取得したユーザーIDおよびパスワードに基づいて、ユーザーU1を認証する。以下、認証が成功した場合について説明を続ける。処理部102aは、認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。
(ステップS6-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、認証が成功した場合には、ユーザーU1の確認のための認証コードの送信先を入力する認証コード送信先入力画面を作成する。
【0081】
(ステップS7-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、作成した認証コード送信先入力画面を通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した認証コード送信先入力画面を取得し、取得した認証コード送信先入力画面を、ユーザー端末10aに送信する。
(ステップS8-2)
ユーザー端末10aにおいて、通信部11は、サーバー100aが送信した認証コード送信先入力画面を受信する。処理部12aは、通信部11が受信した認証コード送信先入力画面を出力部17に表示させる。
(ステップS9-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、ユーザーU1によって、加入者識別情報(電話番号)が入力され、「認証コード送信」と表示された部分が押された場合に、加入者識別情報を含む認証コード送信要求を作成する。
(ステップS10-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、作成した認証コード送信要求を、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15aが出力した認証コード送信要求を取得し、取得した認証コード送信要求を、サーバー100aへ送信する。
【0082】
(ステップS11-2)
サーバー100aにおいて、通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード送信要求を受信する。処理部102aは、通信部101が受信した認証コード送信要求に含まれる加入者識別情報を取得する。作成部105aは、認証コードを入力する認証コード入力画面を作成する。
(ステップS12-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、作成した認証コードを入力する画面を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した認証コードを入力する画面を取得し、取得した認証コードを入力する画面をユーザー端末10aに送信する。
(ステップS13-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、認証コードを生成する。
(ステップS14-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、生成した認証コードと取得した加入者識別情報とを、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した認証コードと加入者識別情報とを取得し、取得した認証コードと加入者識別情報とに基づいてSMSで、生成した認証コードをユーザーU1に通知する。
【0083】
(ステップS15-2)
ユーザー端末10aは、サーバー100aがSMSで送信した認証コードを受信する。
ユーザー端末10aにおいて、処理部12aは、認証コードを入力する画面を出力部17に表示させる。
(ステップS16-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、認証コードの送信先を入力する画面に含まれる認証コードの入力欄に認証コードが入力され、認証コード入力と表示された部分が押された場合に加入者識別情報と認証コードとを含む認証コード通知を作成する。
(ステップS17-2)
ユーザー端末10aにおいて、作成部15aは、作成した認証コード通知を、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15aが出力した認証コード通知を取得し、取得した認証コード通知をサーバー100aに送信する。
(ステップS18-2)
サーバー100aにおいて、通信部101は、ユーザー端末10aが送信した認証コード通知を受信する。認証部104aは、通信部101が受信した認証コード通知に含まれる加入者識別情報と認証コードとを取得し、取得した加入者識別情報と認証コードとに基づいて、ユーザーU1を認証する。ここでは、認証が成功した場合について説明を続ける。処理部102aは、ユーザーU1の認証が失敗した場合には、所定のエラー処理を行う。
(ステップS19-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、ユーザーU1の認証が成功した場合には、生体情報を登録する生体情報登録画面を作成する。
【0084】
(ステップS20-2)
サーバー100aにおいて、作成部105aは、作成した生体情報を登録する画面を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105aが出力した生体情報を登録する画面を取得し、取得した生体情報を登録する画面をユーザー端末10aに送信する。
(ステップS21-2)
ユーザー端末10aにおいて、通信部11は、サーバー100aが送信した生体情報を登録する画面を受信する。処理部12aは、通信部11が受信した生体情報を登録する画面を出力部17に表示させる。
(ステップS22-2)
ユーザー端末10aにおいて、登録部18aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって所定のタッチ箇所に指で接触する動作が行われることによって指紋情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した指紋情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部に記憶することによって登録する。
登録部18aは、生体情報を登録する画面で、ユーザーU1によって顔を撮像する操作が行われることによって顔情報を取得し、「登録」と表示された部分が押された場合に、取得した顔情報とユーザーIDとを関連付けて記憶部に記憶することによって登録する。
(ステップS23-2)
ユーザー端末10aにおいて、登録部18aは、生体情報の登録が完了した場合に生体情報の登録が完了したことを出力部17に表示させる。
【0085】
実施形態の変形例1に係る通信システム1aによれば、通信システム1において読取部13が読み取った生体情報とユーザー識別情報としてのユーザーIDとを関連付けた情報を記憶部21に登録する登録部18aを備える。
このように構成することによって、読取部13が読み取った生体情報とユーザー識別情報とを関連付けた情報を記憶部21に登録できるため、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動した場合に、生体情報を読み取り、読み取った生体情報と記憶している生体情報とに基づいて認証できる。このため、ログインする場合の本人確認を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0086】
通信システム1aにおいて、登録部18aは、処理部12aがアプリを最初に起動した場合に、読取部13が読み取った生体情報とユーザー識別情報とを関連付けた情報を記憶部21に登録する。
このように構成することによって、通信システム1aにおいて、登録部18aは、処理部12aがアプリを最初に起動した場合に、読取部13が読み取った生体情報とユーザー識別情報とを関連付けた情報を記憶部21に登録できるため、2回目以降にログインする場合の本人確認を簡略化できる。
【0087】
(実施形態の変形例2)
実施形態の変形例2に係る通信システム1bは、図1を適用できる。ただし、ユーザー端末10の代わりにユーザー端末10bを備え、サーバー100の代わりにサーバー100bを備える点で異なる。例えば、ユーザー端末10bは、ユーザーU1が使用する。
ユーザー端末10bは、ユーザー端末10と比較して、撮像する機能と、画像を圧縮する機能とを備える点で異なる。
ユーザー端末10bは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。修理問い合わせフォームには、修理の対象物の画像を一又は複数要求するための画像要求情報が含まれる。画像要求情報には、撮像部(カメラ)で撮像する場合に選択する撮像選択部分と、既に撮像されている画像を選択する画像選択部分とを含む。一例として、ユーザーU1によって撮像選択部分を押す操作が行われた場合について説明を続ける。
ユーザー端末10bは、ユーザーU1によって撮像選択部分を押す操作が行われた場合には、撮像部を起動する。
【0088】
ユーザー端末10bは、起動した撮像部にユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。ユーザー端末10bは、撮像部が撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。ユーザー端末10bは、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮する。ユーザー端末10bは、ユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを含む修理問い合わせを作成する。ユーザー端末10bは、作成した修理問い合わせを、サーバー100bへ送信する。
サーバー100bは、ユーザー端末10bが送信した修理問い合わせを受信する。サーバー100bは、受信した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを取得する。サーバー100bは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを関連付けて記憶部に記憶する。サーバー100bは、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果に基づいて修理の対象物を解析する。サーバー100bは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。サーバー100bは、作成した返信を、ユーザー端末10bに送信する。
ユーザー端末10bは、サーバー100bが送信した返信を受信し、受信した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を出力する。
【0089】
以下、通信システム1bに含まれるユーザー端末10bと、サーバー100bとの各々について、順次説明する。図6は、実施形態の変形例2に係る通信システムの詳細を示す図である。
(ユーザー端末10b)
ユーザー端末10bは、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。ユーザー端末10bは、例えば、通信部11と処理部12bと読取部13と認証部14と作成部15bと操作部16と出力部17と撮像部19bと圧縮処理部20bと記憶部21とを備える。
【0090】
処理部12bと作成部15bとは、それぞれ処理部12と作成部15とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
処理部12bは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。
処理部12bは、ユーザーU1によって撮像選択部分を押す操作が行われた場合には、撮像部19bを起動する。
【0091】
起動した撮像部19bは、ユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。圧縮処理部20bは、撮像部が撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。圧縮処理部20bは、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮する。
作成部15bは、圧縮処理部20bから一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果を取得する。作成部15bは、ユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを含む修理問い合わせを作成する。作成部15bは、作成した修理問い合わせを、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15bが出力した修理問い合わせを取得し、取得した修理問い合わせをサーバー100bへ送信する。
通信部11は、サーバー100bへ送信した修理問い合わせに対して、サーバー100bが送信した返信を受信する。処理部12bは、通信部11から返信を取得し、取得した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を、出力部17に表示させる。
【0092】
処理部12b、作成部15b、及び圧縮処理部20bは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部21に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0093】
(サーバー100b)
サーバー100bは、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。サーバー100bは、例えば通信部101と処理部102bと作成部105bと記憶部110とを備える。
処理部102bと作成部105bとは、それぞれ処理部102と作成部105とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
通信部101は、ユーザー端末10bが送信した修理問い合わせを受信する。処理部102bは、通信部101から修理問い合わせを取得する。処理部102bは、取得した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを取得する。処理部102bは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果とを関連付けて記憶部110に記憶させる。処理部102bは、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果に基づいて修理の対象物を解析する。
作成部105bは、処理部102bから修理の対象物の解析結果を取得する。作成部105bは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。作成部105bは、作成した返信を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105bが出力した返信を取得し、取得した返信をユーザー端末10bに送信する。
【0094】
処理部102b及び作成部105bは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部110に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0095】
(通信システム1bの動作)
図7は、実施形態の変形例2に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
(ステップS1-3)
ユーザー端末10bにおいて、処理部12bは、住宅サービス提供アプリを起動する。
(ステップS2-3)
ユーザー端末10bにおいて、処理部12bは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。
(ステップS3-3)
ユーザー端末10bにおいて、処理部12bは、ユーザーU1によって撮像選択部分を押す操作が行われたか否かを判定する。撮像選択部分を押す操作が行われていない場合にはステップS3-3に戻る。
(ステップS4-3)
ユーザー端末10bにおいて、処理部12bは、ユーザーU1によって撮像選択部分を押す操作が行われた場合には、撮像部19bを起動する。
【0096】
(ステップS5-3)
ユーザー端末10bにおいて、起動した撮像部19bは、ユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。
(ステップS6-3)
ユーザー端末10bにおいて、圧縮処理部20bは、撮像部19bが撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。圧縮処理部20bは、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、取得した一又は複数の画像情報の各々についてリサイズが必要であるか否かを判定する。
(ステップS7-3)
ユーザー端末10bにおいて、圧縮処理部20bは、リサイズが必要であると判定した場合には、圧縮する。
(ステップS8-3)
ユーザー端末10bにおいて、作成部15bは、圧縮処理部20bから一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々を取得する。作成部15bは、ユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々とを含む修理問い合わせを作成する。
【0097】
(ステップS9-3)
ユーザー端末10bにおいて、作成部15bは、作成した修理問い合わせを、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15bが出力した修理問い合わせを取得し、取得した修理問い合わせをサーバー100bへ送信する。
(ステップS10-3)
サーバー100bにおいて、通信部101は、ユーザー端末10bが送信した修理問い合わせを受信する。処理部102bは、通信部101から修理問い合わせを取得する。処理部102bは、取得した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々とを取得する。処理部102bは、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々に基づいて修理の対象物を解析する。
(ステップS11-3)
サーバー100bにおいて、作成部105bは、処理部102bから修理の対象物の解析結果を取得する。作成部105bは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。
(ステップS12-3)
サーバー100bにおいて、作成部105bは、作成した返信を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105bが出力した返信を取得し、取得した返信をユーザー端末10bに送信する。
(ステップS13-3)
ユーザー端末10aにおいて、通信部11は、サーバー100bが送信した返信を受信する。処理部12bは、通信部11から返信を取得し、取得した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を、出力部17に表示させる。
【0098】
前述した実施形態の変形例2では、ユーザー端末10aが、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、修理問い合わせフォームに限らず、各種問い合わせフォームであってもよいし、投稿フォームであってもよい。
例えば、作成部15bは、ユーザーIDと一又は複数の故障場所の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の故障場所の画像情報の各々とを含む問い合わせを作成してもよい。例えば、故障場所の画像によって、階数、ベランダ、外構、キッチン、リビング、廊下、階段、寝室、子供部屋、トイレ、洗面所、浴室などの部屋の属性、故障不具合場所(窓、サッシ、床、壁、天井、建具、設備機器)が説明されてもよいし、選択されてもよい。
例えば、仮に、部品の発注依頼に画像が添付された場合に部品の発注の意思表示がされたものとしてもよいし、部品の交換工事依頼に画像が添付された場合に部品の交換工事の依頼の意思表示がされたものとしてもよい。この場合、例えば、サーバー100bは、住宅メーカーに部品の発注、部品の交換工事の依頼をしてもよい。サーバー100bは、部品の発注の完了、部品の交換工事の依頼の完了した場合に、完了通知を、ユーザー端末10bに送信してもよい。完了通知には、発注先、依頼先にアクセスできるデジタルギフト(URL)が添付されてもよい。
例えば、各種問い合わせが、カスタマーセンタ、住宅メーカーの顧客対応情報サーバーに自動的に通知されてもよい。
【0099】
前述した実施形態の変形例2において、圧縮処理部20bは、一又は複数の画像の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像の各々と確認ボタンとを、出力部17に表示させてもよい。作成部15bは、ユーザーU1が確認ボタンを押した場合に、圧縮処理部20bから一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々を取得し、取得した一又は複数の画像情報の各々を圧縮した結果又は一又は複数の画像情報の各々を含む修理問い合わせを作成するようにしてもよい。
前述した実施形態の変形例2において、修理問い合わせフォームに含まれる修理の対象物の画像を一又は複数要求するための画像要求情報の各々に、どのような画像を要求しているかのガイダンスが表示されてもよい。ガイダンスの一例は、設備、部品等の型番等の番号などが分かる画像(写真)、故障個所の状態などが分かる画像(写真)、故障設備・建具などの全体が分かる画像(写真)である。
また、修理問い合わせフォームに修理の内容を入力できるエリアが含まれてもよい。例えば、このエリアには、調子が悪くなった時期、設備の品番、メーカー、年代などの情報を入力することができる。
また、修理問い合わせフォームに、添付できる画像(写真)のデータ容量の上限値の目安が含まれてもよい。
ガイダンスに従って、画像(写真)を添付することにより、効率的な修理対応が可能である。
【0100】
実施形態の変形例2に係る通信システム1bによれば、通信システム1bは、住宅に関するサービスを提供する。通信システム1bは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末10bと、サービスを提供するサーバー100bとを備える。
ユーザー端末10bは、撮像部19bと、サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部17に画像の添付を要求するための画像要求情報を表示し、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部19bを起動するユーザー端末処理部としての処理部12bと、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を、サーバー100bへ送信するユーザー端末通信部としての通信部11とを備える。
サーバー100bは、ユーザー端末10bが送信した画像情報を受信するサーバー通信部としての通信部101と、サーバー通信部が受信した画像情報に基づいて処理を行うサーバー処理部としての処理部102bとを備える。
従来は、カメラアプリ又はデジタルカメラを起動し、撮像し、画像ファイルを保存する。その後、住宅に関するサービスを提供するサーバーにアクセスし、修理問い合わせフォームを開き、必要事項を記入し、保存しておいた画像ファイルと添付して、送信を確定していた。つまり、事前にカメラで必要な写真を撮っておく必要があった。仮に、修理問い合わせフォームを開いた後に、写真を添付することに気づいた場合に、開いた修理問い合わせフォームを閉じて、撮像し、画像ファイルを保存する必要があった。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動し、画像の添付を要求するための画像要求情報を表示した場合に、画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部19bを起動し、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を、サーバー100bへ送信(アップロード)できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0101】
通信システム1bにおいて、ユーザー端末は、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を圧縮する圧縮処理部20bをさらに備える。ユーザー端末通信部は、圧縮処理部20bが圧縮した画像情報を、サーバー100bへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、画像要求情報で要求されている画像のサイズに基づいて、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を圧縮できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0102】
通信システム1bにおいて、画像要求情報は、問い合わせフォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、問い合わせフォームに含まれる画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部19bを起動し、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を、サーバー100bへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0103】
通信システム1bにおいて、ユーザー端末通信部は、問い合わせフォームに画像情報を添付し、サーバー100bへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、問い合わせフォームに画像情報を添付して、サーバー100bへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。具体的には、ユーザー端末10bにおいて、顧客などのユーザーU1が直感的に、故障を電話などよりも正確に伝えることが可能になる。さらに、サーバー100bにおいて、多くの故障状態、不具合、設備や建具の種類によらず共通で、修理等を受け付けることが可能になる。住宅メーカー側が顧客に再度問合せをすることなく、修理メーカーの選定などが可能となるとともに、修理受付などが可能となる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0104】
通信システム1bにおいて、画像要求情報は、投稿フォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、投稿フォームに含まれる画像要求情報の表示部分に画像を添付する操作が行われた場合に撮像部19bを起動し、撮像部19bが撮像することによって作成した画像情報を、サーバー100bへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0105】
通信システム1bにおいて、ユーザー端末通信部は、投稿フォームに画像情報を添付し、サーバー100bへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1bは、ユーザー端末10bにおいて、投稿フォームに画像情報を添付して、サーバー100bへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0106】
(実施形態の変形例3)
実施形態の変形例3に係る通信システム1cは、図1を適用できる。ただし、ユーザー端末10の代わりにユーザー端末10cを備え、サーバー100の代わりにサーバー100cを備える点で異なる。例えば、ユーザー端末10cは、ユーザーU1が使用する。
ユーザー端末10cは、ユーザー端末10と比較して、撮像する機能とを備える点で異なる。
ユーザー端末10cは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。修理問い合わせフォームには、修理の対象物の撮像を要求するための撮像要求情報が含まれる。ユーザー端末10cは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われた場合には、撮像部を起動する。
【0107】
ユーザー端末10cは、起動した撮像部にユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。ユーザー端末10cは、撮像部が撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。ユーザー端末10cは、ユーザーIDと一又は複数の画像から生成した文字コードとを含む修理問い合わせを作成する。ユーザー端末10cは、作成した修理問い合わせを、サーバー100cへ送信する。
サーバー100cは、ユーザー端末10cが送信した修理問い合わせを受信する。サーバー100cは、受信した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像とを取得する。サーバー100cは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像とを関連付けて記憶する。サーバー100cは、取得した一又は複数の画像の各々に基づいて修理の対象物を解析する。サーバー100cは、例えば、一又は複数の画像の各々に写っている(含まれる)文字や形状の情報に基づいて、照合するべきデータベースの内容と比較して、機種や型番を検索・照合する。ここで、サーバー100cは、機種や型番を検索・照合した結果に基づいて、修理の対象物を提供するメーカーに問い合わせてもよい。サーバー100cは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。サーバー100cは、作成した返信を、ユーザー端末10cに送信する。
ユーザー端末10cは、サーバー100cが送信した返信を受信し、受信した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を出力する。
【0108】
以下、通信システム1cに含まれるユーザー端末10cと、サーバー100cとの各々について、順次説明する。図8は、実施形態の変形例3に係る通信システムの詳細を示す図である。
(ユーザー端末10c)
ユーザー端末10cは、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。ユーザー端末10cは、例えば、通信部11と処理部12cと読取部13と認証部14と作成部15cと操作部16と出力部17と撮像部19cと記憶部21とを備える。
【0109】
処理部12cと作成部15cとは、それぞれ処理部12と作成部15とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
処理部12cは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。
処理部12cは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われた場合には、撮像部19bを起動する。
【0110】
起動した撮像部19bは、ユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。
作成部15cは、撮像部19bから一又は複数の画像を取得する。作成部15cは、ユーザーIDと一又は複数の画像情報とを含む修理問い合わせを作成する。作成部15cは、作成した修理問い合わせを、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15cが出力した修理問い合わせを取得し、取得した修理問い合わせをサーバー100cへ送信する。
通信部11は、サーバー100cへ送信した修理問い合わせに対して、サーバー100cが送信した返信を受信する。処理部12cは、通信部11から返信を取得し、取得した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を、出力部17に表示させる。
【0111】
処理部12c、および作成部15cは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部21に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0112】
(サーバー100c)
サーバー100cは、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。サーバー100cは、例えば通信部101と処理部102cと作成部105cと記憶部110とを備える。
処理部102cと作成部105cとは、それぞれ処理部102と作成部105とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
通信部101は、ユーザー端末10cが送信した修理問い合わせを受信する。処理部102cは、通信部101から修理問い合わせを取得する。処理部102cは、取得した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像とを取得する。処理部102cは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像とを関連付けて記憶部110に記憶させる。処理部102cは、取得した一又は複数の画像に基づいて修理の対象物を解析する。例えば、処理部102cは、一又は複数の画像の各々に写っている(含まれる)文字や形状の情報に基づいて、記憶部110に含まれる照合するべきデータベースの内容と比較して、機種や型番を検索・照合する。処理部102cは、機種や型番の検索・照合した結果に基づいて、修理の対象物を解析する。
作成部105cは、処理部102cから修理の対象物の解析結果を取得する。作成部105cは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。作成部105cは、作成した返信を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105cが出力した返信を取得し、取得した返信をユーザー端末10cに送信する。
【0113】
処理部102cおよび作成部105cは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部110に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0114】
(通信システム1cの動作)
図9は、実施形態の変形例3に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
(ステップS1-4)
ユーザー端末10cにおいて、処理部12cは、住宅サービス提供アプリを起動する。
(ステップS2-4)
ユーザー端末10cにおいて、処理部12cは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。
(ステップS3-4)
ユーザー端末10cにおいて、処理部12cは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われたか否かを判定する。撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われていない場合にはステップS3-4に戻る。
(ステップS4-4)
ユーザー端末10cにおいて、処理部12cは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われた場合には、撮像部19cを起動する。
【0115】
(ステップS5-4)
ユーザー端末10cにおいて、起動した撮像部19cは、ユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。
(ステップS6-4)
ユーザー端末10cにおいて、作成部15cは、撮像部19bが撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。作成部15cは、ユーザーIDと一又は複数の画像とを含む修理問い合わせを作成する。
【0116】
(ステップS7-4)
ユーザー端末10cにおいて、作成部15cは、作成した修理問い合わせを、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15cが出力した修理問い合わせを取得し、取得した修理問い合わせをサーバー100cへ送信する。
(ステップS8-4)
サーバー100cにおいて、通信部101は、ユーザー端末10cが送信した修理問い合わせを受信する。処理部102cは、通信部101から修理問い合わせを取得する。処理部102cは、取得した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像とを取得する。処理部102cは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像とを関連付けて記憶部110に記憶させる。サーバー100cは、取得した一又は複数の画像に基づいて修理の対象物を解析する。
(ステップS9-4)
サーバー100cにおいて、作成部105cは、処理部102cから修理の対象物の解析結果を取得する。作成部105cは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。
(ステップS10-4)
サーバー100cにおいて、作成部105cは、作成した返信を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105cが出力した返信を取得し、取得した返信をユーザー端末10cに送信する。
(ステップS11-4)
ユーザー端末10cにおいて、通信部11は、サーバー100cが送信した返信を受信する。処理部12cは、通信部11から返信を取得し、取得した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を、出力部17に表示させる。
【0117】
前述した実施形態の変形例3では、ユーザー端末10cが、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、修理問い合わせフォームに限らず、各種問い合わせフォームであってもよいし、検索フォームであってもよい。消耗品の交換、不調の機器について検索する場合に適用できる。
また、例えば、停電時の太陽電池、蓄電池の自立運転方法を検索するために、ユーザー端末10cは、太陽光のパワコン、蓄電池などの型番を撮像した画像情報をサーバー100cに送信し、サーバー100cは、ユーザー端末10cが送信した画像情報に基づいて、該当するマニュアルを検索し、マニュアルの検索結果を、ユーザー端末10cに送信するようにしてもよい。この機能は、災害時に限定される機能であってもよい。
【0118】
実施形態の変形例3に係る通信システム1cによれば、通信システム1cは、住宅に関するサービスを提供する。通信システム1cは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末10cと、サービスを提供するサーバー100cとを備える。
ユーザー端末10cは、撮像部19cと、サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部17に撮像を要求するための撮像要求情報を表示し、撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19cを起動するユーザー端末処理部としての処理部12cと、撮像部19cが撮像することによって作成した画像を、サーバー100cへ送信するユーザー端末通信部としての通信部11とを備える。
サーバー100cは、ユーザー端末10cが送信した画像を受信するサーバー通信部としての通信部101と、サーバー通信部が受信した画像に基づいて処理を行うサーバー処理部としての処理部102cとを備える。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動し、撮像を要求するための撮像要求情報を表示し、撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19cを起動し、撮像部19cが撮像することによって作成した画像を、サーバー100cへ送信(アップロード)できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅設備、消耗備品等を検索し、或いは住宅設備、消耗備品等が関わる困りごと(問題)を検索する場合に、テキスト入力に加え、音声入力、カメラ撮像機能で検索できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0119】
通信システム1cにおいて、前記撮像要求情報は、問い合わせフォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、問い合わせフォームに含まれる撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19cを起動し、撮像部19cが撮像することによって作成した画像を、サーバー100cへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0120】
通信システム1cにおいて、ユーザー端末通信部は、問い合わせフォームに画像を添付し、サーバー100cへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、問い合わせフォームに画像を添付して、サーバー100cへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0121】
通信システム1cにおいて、撮像要求情報は、検索フォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、検索フォームに含まれる撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19cを起動し、撮像部19cが撮像することによって作成した画像を、サーバー100cへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0122】
通信システム1cにおいて、ユーザー端末通信部は、検索フォームに画像を添付し、サーバー100cへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、検索フォームに画像を添付して、サーバー100cへ送信できるため、画像を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0123】
通信システム1bにおいて、画像には、型番が含まれる。
このように構成することによって、通信システム1cは、ユーザー端末10cにおいて、撮像部19cが撮像することによって作成した型番が含まれる画像を、サーバー100cへ送信できるため、型番を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0124】
(実施形態の変形例4)
実施形態の変形例4に係る通信システム1dは、図1を適用できる。ただし、ユーザー端末10の代わりにユーザー端末10dを備え、サーバー100の代わりにサーバー100dを備える点で異なる。例えば、ユーザー端末10dは、ユーザーU1が使用する。
ユーザー端末10dは、ユーザー端末10と比較して、撮像する機能と、文字コードを生成する機能とを備える点で異なる。
ユーザー端末10dは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。修理問い合わせフォームには、修理の対象物の撮像を要求するための撮像要求情報が含まれる。ユーザー端末10dは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われた場合には、撮像部を起動する。
【0125】
ユーザー端末10dは、起動した撮像部にユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。ユーザー端末10dは、撮像部が撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。ユーザー端末10dは、取得した一又は複数の画像情報の各々に基づいて、一又は複数の画像の各々に含まれるテキスト画像から文字コードを生成する。テキスト画像の一例は、修理の対象物の型番である。ユーザー端末10dは、ユーザーIDと一又は複数の画像の各々に含まれるテキスト画像から生成した文字コードとを含む修理問い合わせを作成する。ユーザー端末10dは、作成した修理問い合わせを、サーバー100dへ送信する。
サーバー100dは、ユーザー端末10dが送信した修理問い合わせを受信する。サーバー100dは、受信した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像の各々から生成した文字コードとを取得する。サーバー100dは、取得したユーザーIDと文字コードとを関連付けて記憶する。サーバー100dは、取得した一又は複数の画像の各々から生成した文字コードに基づいて修理の対象物を解析する。ここで、サーバー100dは、文字コードに基づいて、修理の対象物を提供するメーカーに問い合わせてもよい。サーバー100dは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。サーバー100dは、作成した返信を、ユーザー端末10dに送信する。
ユーザー端末10dは、サーバー100dが送信した返信を受信し、受信した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を出力する。
【0126】
以下、通信システム1dに含まれるユーザー端末10dと、サーバー100dとの各々について、順次説明する。図10は、実施形態の変形例4に係る通信システムの詳細を示す図である。
(ユーザー端末10d)
ユーザー端末10dは、スマートフォン、携帯端末、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、あるいはその他の情報処理機器として実現される。ユーザー端末10dは、例えば、通信部11と処理部12dと読取部13と認証部14と作成部15dと操作部16と出力部17と撮像部19dと生成部22dと記憶部21とを備える。
【0127】
処理部12dと作成部15dとは、それぞれ処理部12と作成部15とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
処理部12dは、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する。
処理部12dは、ユーザーU1によって撮像要求情報の表示部分を押す操作が行われた場合には、撮像部19dを起動する。
【0128】
起動した撮像部19dは、ユーザーU1が撮像する操作を行った場合に撮像する。
生成部22dは、撮像部19dが撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。生成部22dは、例えば、光学文字認識(Optical character recognition:OCR)機能を含んで構成される。生成部22dは、取得した一又は複数の画像情報の各々に基づいて、一又は複数の画像の各々に含まれるテキスト画像から文字コードを生成する。
作成部15dは、生成部22dから一又は複数の画像の各々から生成した文字コードを取得する。作成部15dは、ユーザーIDと一又は複数の画像情報の各々に含まれるテキスト画像から生成した文字コードとを含む修理問い合わせを作成する。作成部15dは、作成した修理問い合わせを、通信部11に出力する。通信部11は、作成部15dが出力した修理問い合わせを取得し、取得した修理問い合わせをサーバー100cへ送信する。
通信部11は、サーバー100dへ送信した修理問い合わせに対して、サーバー100dが送信した返信を受信する。処理部12dは、通信部11から返信を取得し、取得した返信に含まれる修理の対象物の解析結果を、出力部17に表示させる。
【0129】
処理部12d、作成部15d、及び生成部22dは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部21に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。
また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。コンピュータプログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
【0130】
(サーバー100d)
サーバー100dは、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。サーバー100dは、例えば通信部101と処理部10dcと作成部105dと記憶部110とを備える。
処理部102dと作成部105dとは、それぞれ処理部102と作成部105とを適用できる。ただし、以下の機能をさらに備える点で異なる。
通信部101は、ユーザー端末10dが送信した修理問い合わせを受信する。処理部102dは、通信部101から修理問い合わせを取得する。処理部102dは、取得した修理問い合わせに含まれるユーザーIDと一又は複数の画像の各々から生成した文字コードとを取得する。処理部102dは、取得したユーザーIDと一又は複数の画像の各々から生成した文字コードとを関連付けて記憶部110に記憶させる。処理部102dは、取得した一又は複数の画像の各々から生成した文字コードに基づいて修理の対象物を解析する。例えば、処理部102dは、文字コードに基づいて、修理の対象物の型番を特定し、特定した修理の対象物の型番に基づいて、修理の対象物を解析する。
作成部105dは、処理部102dから修理の対象物の解析結果を取得する。作成部105dは、修理の対象物の解析結果を含む修理問い合わせに対する返信を作成する。作成部105dは、作成した返信を、通信部101に出力する。通信部101は、作成部105dが出力した返信を取得し、取得した返信をユーザー端末10dに送信する。
【0131】
処理部102dおよび作成部105dは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサが記憶部110に格納されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0132】
(通信システム1dの動作)
図11は、実施形態の変形例4に係る通信システムの動作の一例を示す図である。
ステップS1-5からステップS5-5は、図9のステップS1-4からステップS5-4を適用でき、ステップS8-5からステップS12-5は、図9のステップS7-4からステップS11-4を適用できるため、ここでの説明は省略する。
(ステップS6-5)
ユーザー端末10dにおいて、生成部22dは、撮像部19dが撮像することによって作成した一又は複数の画像情報を取得する。生成部22dは、取得した一又は複数の画像情報の各々に基づいて、一又は複数の画像の各々に含まれるテキスト画像から文字コードを生成する。
(ステップS7-5)
ユーザー端末10dにおいて、作成部15dは、生成部22dから一又は複数の画像の各々から生成した文字コードを取得する。作成部15dは、ユーザーIDと一又は複数の画像の各々に含まれるテキスト画像から生成した文字コードとを含む修理問い合わせを作成する。
【0133】
前述した実施形態の変形例4では、ユーザー端末10dが、サービスを提供する画面の一例として、修理問い合わせフォームを表示する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、修理問い合わせフォームに限らず、各種問い合わせフォームであってもよいし、検索フォームであってもよい。消耗品の交換、不調の機器について検索する場合に適用できる。
【0134】
実施形態の変形例4に係る通信システム1dによれば、通信システム1dは、住宅に関するサービスを提供する。通信システム1dは、住宅の所有者と居住者とのいずれか一方又は両方が使用するユーザー端末10dと、サービスを提供するサーバー100dとを備える。
ユーザー端末10dは、撮像部19dと、サービスの提供を受けるためのアプリを起動することによって出力部17に撮像を要求するための撮像要求情報を表示し、撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19dを起動するユーザー端末処理部としての処理部12dと、撮像部19dが撮像することによって作成した画像に基づいて、文字コードを生成する生成部22dと、生成部22dが生成した文字コードを、サーバー100dへ送信するユーザー端末通信部としての通信部11とを備える。
サーバー100dは、ユーザー端末10dが送信した文字コードを受信するサーバー通信部としての通信部101と、サーバー通信部が受信した文字コードに基づいて処理を行うサーバー処理部としての処理部102dとを備える。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、住宅に関するサービスの提供を受けるためのアプリを起動し、撮像を要求するための撮像要求情報を表示し、撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19dを起動し、撮像部19dが撮像することによって作成した画像に基づいて生成した文字コードを、サーバー100dへ送信(アップロード)できるため、文字コードを添付する場合の操作を簡略化できる。住宅設備、消耗備品等を検索し、或いは住宅設備、消耗備品等が関わる困りごと(問題)を検索する場合に、テキスト入力に加え、音声入力、カメラ撮像によるOCR機能で検索できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0135】
通信システム1dにおいて、前記撮像要求情報は、問い合わせフォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、問い合わせフォームに含まれる撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19dを起動し、撮像部19dが撮像することによって作成した画像に基づいて生成した文字コードを、サーバー100dへ送信できるため、文字コードを添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0136】
通信システム1dにおいて、ユーザー端末通信部は、問い合わせフォームに文字コードを添付し、サーバー100dへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、問い合わせフォームに文字コードを添付して、サーバー100dへ送信できるため、文字コードを添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0137】
通信システム1dにおいて、撮像要求情報は、検索フォームに含まれる。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、検索フォームに含まれる撮像要求情報の表示部分に撮像する操作が行われた場合に撮像部19dを起動し、撮像部19dが撮像することによって作成した画像に基づいて生成した文字コードを、サーバー100dへ送信できるため、文字コードを添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0138】
通信システム1dにおいて、ユーザー端末通信部は、検索フォームに文字コードを添付し、サーバー100dへ送信する。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、検索フォームに文字コードを添付して、サーバー100dへ送信できるため、文字コードを添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0139】
通信システム1dにおいて、画像には、型番が含まれる。
このように構成することによって、通信システム1dは、ユーザー端末10dにおいて、撮像部19dが撮像することによって作成した画像に基づいて生成した型番を、サーバー100dへ送信できるため、型番を添付する場合の操作を簡略化できる。住宅に関するサービスを受ける場合のユーザビリティを向上できる。
【0140】
以上、実施形態およびその変形例を説明したが、これらの実施形態およびその変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態およびその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組合せを行うことができる。
例えば、実施形態の変形例1から変形例4のうち2と適宜組み合わされてもよい。これら実施形態およびその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【0141】
なお、上述した各装置は、前述したように、コンピュータを含んで実現される。この場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体のことをいう。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含む。
【0142】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、短時間の間、動的にプログラムを保持するものを含んでいてもよい。短時間の間、動的にプログラムを保持するものは、例えば、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
【0143】
なお、上述した各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0144】
1、1a、1b、1c、1d 通信システム
10-1、10-2、10、10a、10b、10c、10d ユーザー端末
11 通信部
12、12a、12b、12c、12d 処理部
13 読取部
14 認証部
15、15a、15b、15c、15d 作成部
16 操作部
17 出力部
18a 登録部
19b、19c 撮像部
20b 圧縮処理部
21 記憶部
22c 生成部
100、100a、100b、100c、100d サーバー
101 通信部
102、102a、102b、102c、102d 処理部
104a 認証部
105、105a、105b、105c、105d 作成部
110 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11