(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170627
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】管理方法、プログラム及び管理装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20231124BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231124BHJP
【FI】
G06Q10/02
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082517
(22)【出願日】2022-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】516329543
【氏名又は名称】株式会社バカン
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河野 剛進
(72)【発明者】
【氏名】福田 雅啓
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】優先利用客の割り込み間隔をフレキシブルに変えることができる。
【解決手段】本開示の管理方法は、施設の利用客の順番待ちを管理する管理方法であって、ユーザから施設の新規の順番待ちを受け付ける受付ステップ(S1401)と、順番待ちにおいて優先利用客を割り込ませる間隔nを設定する設定ステップと、ユーザが優先利用客であるか否かを判定する判定ステップ(S1403)と、ユーザを案内する順番を示す案内番号を決定する決定ステップと、を有し、決定ステップは、ユーザが優先利用客でない場合には、順番待ちの最後尾の次の順番をユーザの案内番号として決定し(S1405)、ユーザが優先利用客である場合には、順番待ちにおいて前の優先利用客とn(nは正の整数)組ごとになるようにユーザを割り込ませる(S1408)。
【選択図】
図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設の利用客の順番待ちを管理する管理方法であって、
ユーザから前記施設の新規の順番待ちを受け付ける受付ステップと、
前記順番待ちにおいて優先利用客を割り込ませる間隔nを設定する設定ステップと、
前記ユーザが優先利用客であるか否かを判定する判定ステップと、
前記ユーザを案内する順番を示す案内番号を決定する決定ステップと、を有し、
前記決定ステップは、前記ユーザが優先利用客でない場合には、前記順番待ちの最後尾の次の順番を前記ユーザの案内番号として決定し、前記ユーザが優先利用客である場合には、前記順番待ちにおいて前の優先利用客とn(nは正の整数)組ごとになるように前記ユーザを割り込ませることを特徴とする管理方法。
【請求項2】
前記設定ステップは、複数の前記施設ごとに前記nを任意に変更するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の管理方法。
【請求項3】
前記設定ステップは、前記施設に順番待ちをする利用客の数に基づいて前記nを変更するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の管理方法。
【請求項4】
前記設定ステップは、順番待ちを受け付ける時間帯に基づいて前記nを変更するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の管理方法。
【請求項5】
前記判定ステップは、さらに、前記ユーザが優先利用客である場合より前記施設を優先的に利用可能な最優先利用客か否かを判定し、
前記決定ステップは、前記ユーザが最優先利用客である場合には、前記施設に順番待ちをする前記優先利用客より前に前記ユーザを割り込ませる、ことを特徴とする請求項1に記載の管理方法。
【請求項6】
前記ユーザが前記優先利用客である場合には、前記施設に順番待ちの先頭に前記ユーザを割り込ませる先頭割込ステップと、
前記決定ステップを実行するモード、及び前記先頭割込ステップを実行するモードを切り替えるモード切替ステップと、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の管理方法。
【請求項7】
施設の利用客の順番待ちを管理する管理装置のコンピュータに、
ユーザから前記施設の新規の順番待ちを受け付ける受付ステップと、
前記順番待ちにおいて優先利用客を割り込ませる間隔nを設定する設定ステップと、
前記ユーザが優先利用客であるか否かを判定する判定ステップと、
前記ユーザを案内する順番を示す案内番号を決定する決定ステップと、を実行させるプログラムであって、
前記決定ステップは、前記ユーザが優先利用客でない場合には、前記順番待ちの最後尾の次の順番を前記ユーザの案内番号として決定し、前記ユーザが優先利用客である場合には、前記順番待ちにおいて前の優先利用客とn(nは正の整数)組ごとになるように前記ユーザを割り込ませることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
施設の利用客の順番待ちを管理する管理装置であって、
ユーザから前記施設の新規の順番待ちを受け付ける受付手段と、
前記順番待ちにおいて優先利用客を割り込ませる間隔nを設定する設定手段と、
前記ユーザが優先利用客であるか否かを判定する判定手段と、
前記ユーザを案内する順番を示す案内番号を決定する決定手段と、を備え、
前記決定手段は、前記ユーザが優先利用客でない場合には、前記順番待ちの最後尾の次の順番を前記ユーザの案内番号として決定し、前記ユーザが優先利用客である場合には、前記順番待ちにおいて前の優先利用客とn(nは正の整数)組ごとになるように前記ユーザを割り込ませることを特徴とする管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、施設の利用客の順番待ちを管理する管理方法、プログラム及び管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
店舗(施設)の利用を待機するユーザ(利用客)の順番待ちを受け付けるシステムがある。特許文献1には、優先利用客を一般利用客より優先して順番待ちにエントリするシステムが開示されている。特許文献1では、一般利用客が順番待ちにエントリされると、順番待ちのリストの最後尾にエントリされると共にその直後に「仮空席待ち」がエントリされる。そして、優先利用客が順番待ちにエントリする場合、この「仮空席待ち」にエントリされる。つまり、複数の一般利用客が順番待ちにエントリしている状況では、一般利用客間に「仮空席待ち」がエントリされており、優先利用客はこの「仮空席待ち」にエントリすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、複数の一般利用客が順番待ちにエントリしている状況において、優先利用客が順番待ちにエントリする場合、優先利用客は、一般利用客の直後の「仮空席待ち」にエントリされるため、一般利用客及び優先利用客が交互に順番待ちを行うことになる。すなわち、優先利用客は、順番待ちをする一般利用客の1組ごとに案内される。
【0005】
特許文献1のシステムは、順番待ちをする一般利用客の1組(固定値)ごと優先利用客を割り込む固定的なシステムであるが、どのように優先利用客を優先すべきかは施設の方針や状況によって異なる。
【0006】
そこで、本開示は、優先利用客の割り込み間隔をフレキシブルに変えることが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の施設の利用客の順番待ちを管理する管理方法は、ユーザから施設の新規の順番待ちを受け付ける受付ステップと、順番待ちにおいて優先利用客を割り込ませる間隔nを設定する設定ステップと、ユーザが優先利用客であるか否かを判定する判定ステップと、ユーザを案内する順番を示す案内番号を決定する決定ステップと、を有し、決定ステップは、ユーザが優先利用客でない場合には、順番待ちの最後尾の次の順番をユーザの案内番号として決定し、ユーザが優先利用客である場合には、順番待ちにおいて前の優先利用客とn(nは正の整数)組ごとになるようにユーザ(優先利用客)を割り込ませることを特徴とする。
【0008】
本開示によれば、優先利用客の割り込み間隔をフレキシブルに変えることができる。
【0009】
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではない。
【発明の効果】
【0010】
本開示の技術によれば、優先利用客の割り込み間隔をフレキシブルに変えることができる。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1の実施形態に係る順番管理システムの構成図である。
【
図2】順番管理サーバのハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図3】データベースに格納されているデータ例を示す図である。
【
図4】管理用端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図5】受付端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図6】ユーザ端末のハードウェア構成図(a)及び機能ブロック図(b)である。
【
図7】管理用端末に表示される順番待ちの条件設定画面を示す模式図である。
【
図8】管理用端末に表示される順番管理画面を示す模式図である。
【
図9】受付端末に表示される受付画面を示す模式図である。
【
図10】受付端末に表示される順番待ち予約画面の遷移を示す模式図である。
【
図11】受付端末に表示される予約完了画面を示す模式図である。
【
図12】ユーザ端末に表示される店舗のリスト画面(a)及び受付画面(b)を示す模式図である。
【
図13】条件設定画面において順番待ちの条件を設定する方法を示すフローチャートである。
【
図14】順番管理サーバにおける順番待ちの管理方法を示すフローチャート、及び順番管理サーバにおける順番待ちの割り込み処理を示すフローチャートである。
【
図15】利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。
【
図16A】第2の実施形態における優先利用客の割り込み間隔nを決定するフローチャートである。
【
図16B】第2の実施形態における優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。
【
図17】第3の実施形態における優先利用客の予約時の前後における順番待ちの様子を示した図である。
【
図18A】第4の実施形態の順番管理サーバにおける利用客の順番待ちを管理する管理方法を示すフローチャートである。
【
図18B】第4の実施形態における最優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。
【
図19】第5の実施形態における管理用端末の表示装置に表示される順番待ちの条件設定画面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照して本実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本開示の原理に則った実施形態を示しているが、これらは本開示の理解のためのものであり、決して本開示を限定的に解釈するために用いられるものではない。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味においても限定するものではない。
【0013】
本実施形態では、当業者が本開示を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本開示の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
【0014】
[第1の実施形態]
<順番管理システムの構成例>
第1の実施形態では、席やテーブルが設置され飲食が提供される店舗の利用を希望するユーザ(利用客)の順番待ち予約を受け付け、各ユーザの順番が近づいた際又は各ユーザの順番が来た場合にユーザ端末に通知するシステムについて説明する。なお、本明細書において、「ユーザ」とは、店舗の順番待ちをする1組の利用客のことを示し、1組の人数が複数人である場合と、1人である場合のいずれも含むものとする。また、「ユーザ端末」とは、1組のユーザのうち順番待ち予約を行ったユーザが所有するユーザ端末を指すものとする。
【0015】
図1は、第1の実施形態に係る順番管理システム1の構成図である。順番管理システム1は、店舗のユーザの順番待ちを管理するシステムであり、順番管理サーバ10、管理用端末20、受付端末30、プリンタ40及びユーザ端末50を備える。順番管理サーバ10、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50は、例えばインターネットなどのネットワーク60を介して相互接続されている。管理用端末20は、店舗内に配置されて店員により操作され、順番待ちの条件及び店舗情報を設定したり、順番待ち予約をしたユーザを管理したりするためのGUI画面を表示する。順番管理サーバ10は、店舗外に配置され、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受信する順番待ちに関するデータを管理する。なお、順番管理サーバ10は、店舗内に配置されてもよい。受付端末30は、店頭に配置され、店舗に訪れたユーザの順番待ち予約を受け付ける。受付端末30は、例えば、スマートフォン又はタブレットなどのコンピュータデバイスであり、例えば支持台により、ユーザが表示画面を閲覧可能な高さに支持される。プリンタ40は、店頭において例えば受付端末30の下方に配置され、受付端末30に接続される。プリンタ40は、受付端末30を介してユーザの順番待ち予約を受け付けた場合に、当該ユーザの受付情報を印刷した整理券を発券する。ユーザ端末50は、例えば、スマートフォン又はタブレットなどのコンピュータデバイスであり、順番管理システム1が提供するサービスを受けることが可能なユーザが所有する端末である。
【0016】
順番管理サーバ10は、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受信した順番待ちに関するデータをデータベースに格納する。順番管理サーバ10は、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50から受け取ったデータにしたがってデータベースを更新することにより、店舗ごとの最新の順番待ち状況(ステータス)をデータベース上で管理する。なお、ここで「最新」とは、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50による送信日時を基準とすることができる。
【0017】
いずれかの店舗を訪れようとしているユーザは、ユーザ端末50に実装されたアプリケーション又はWebブラウザを介して、店舗の順番待ち予約を順番管理サーバ10に対してリクエストすることができる。順番管理サーバ10はそのリクエストに応答し、データベースに格納された順番待ちに関するデータに基づいて、ユーザ端末50に表示すべき受付画面を生成する。順番管理サーバ10は、生成した受付画面をレスポンスとしてユーザ端末50へ返信する。ユーザ端末50に受付画面が表示されると、ユーザは、受付画面を介した操作により、順番待ち予約をすることができる。
【0018】
順番管理サーバ10は、データベースに格納された順番待ちに関するデータに基づいて、受付端末30に表示すべき受付画面を生成する。いずれかの店舗の店頭に訪れたユーザは、受付端末30の受付画面を介した操作により、順番待ち予約をすることができる。受付端末30又はユーザ端末50から順番待ち予約がなされると、順番管理サーバ10は、データベースを更新し、管理用端末20に順番待ちに関するデータを送信する。
【0019】
<順番管理サーバ10の構成例>
図2(a)は、順番管理サーバ10のハードウェア構成図である。順番管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、記憶装置14及び通信装置15を備える。CPU11は、後述するプログラムを実行することにより、順番管理サーバ10が提供する機能を実現する。ROM12及びRAM13は、CPU11が用いるデータを保持する。記憶装置14は、後述するプログラム及びデータベースを格納する。通信装置15は、ネットワーク60を介して管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50と通信する。
【0020】
図2(b)は、順番管理サーバ10の機能ブロック図である。順番管理サーバ10は、CPU11が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU11の内部メモリに展開されて構成される機能)として、通信制御部111、更新部112、割込部113及び画面生成部114を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU11であるため、CPU11を動作主体とすることもできる。
【0021】
記憶装置14は、記憶部としてのデータベース141を格納している。データベース141は、事前に登録された店舗情報を含む店舗テーブル142と、順番待ちに関するデータを含む順番管理テーブル143とを管理する。店舗テーブル142及び順番管理テーブル143の構成については後述する。通信制御部111は、通信装置15を介して、店舗の順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を管理用端末20から受信する。また、通信制御部111は、通信装置15を介して、ユーザ端末50から順番待ち予約のリクエストや、受付予約時に入力されたユーザ情報を受信する。更新部112は、通信制御部111が受信したデータに基づいて、店舗テーブル142及び順番管理テーブル143を更新する。割込部113は、優先利用客のユーザ端末50から、順番待ち予約のリクエストを受信すると、順番待ちに優先利用客を割り込ませる処理を行う。画面生成部114は、管理用端末20、受付端末30及びユーザ端末50からのリクエストに応じて、表示装置22、表示装置32及び表示装置52に画面を表示させる画面データ(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)データ)を生成する。通信制御部111は、通信装置15を介して、案内順番などが記載された受付画面をユーザ端末50に送信する。
【0022】
図3(a)は、データベース141に格納されている店舗テーブル142の例を示す図である。店舗テーブル142は、順番管理システム1が提供するサービスを導入した店舗の店舗情報を管理するデータテーブルである。店舗テーブル142は、構成項目として、例えば店舗ID1421、店舗の名称1422、ジャンル1423、店舗紹介1424、住所1425、電話番号1426及び優先利用客の割り込み間隔(n)1427を有している。店舗テーブル142の1つのレコードは、1つの店舗の店舗情報を管理する。店舗ID1421は、各店舗を識別するためのIDである。住所1425は、店舗の住所又は店舗が入居する施設の住所を示すデータである。優先利用客の割り込み間隔(n)1427は、店舗の責任者などが任意に設定可能な正の整数である。店舗の優先利用客は、順番待ちをする一般利用客の列に、割り込み間隔(n)組ごとに割り込むことができる。店舗テーブル142に記録される各店舗情報は、店舗の責任者などが管理用端末20から入力したデータである。優先利用客の割り込み間隔(n)を未設定とすることも可能である。未設定の場合、優先利用客は、一般利用客と同様に、順番待ちの最後尾に予約される。
【0023】
図3(b)は、データベース141に格納されている順番管理テーブル143の例を示す図である。順番管理テーブル143は、各店舗の店舗ID1421と紐づけられており、順番待ち予約をしたユーザのユーザ情報を含む受付情報を管理するデータテーブルである。順番管理テーブル143は、構成項目として、例えば受付ID1431、受付番号1432、案内番号1433、人数1434、受付時間1435、待機時間1436、電話番号1437、メールアドレス1438及び利用客区分1439を有している。順番管理テーブル143の1つのレコードは、順番待ち予約をした1組のユーザの受付情報を管理する。受付ID1431は、順番待ち予約をしたユーザを識別するためのIDである。受付番号1432は、順番待ち予約を受け付けた順に、各ユーザに付与される番号である。案内番号1433は、各ユーザが店舗の席やテーブルへ案内される順番を示す。人数1434は、1組のユーザの人数であり、受付端末30又はユーザ端末50からユーザが入力した人数である。受付時間1435は、ユーザが来店可能となる時間を示す。待機時間1436は、ユーザが順番待ち予約をしてから受付時間まで待機すべき時間を示す。電話番号1437及びメールアドレス1438は、順番待ち予約をした組の代表者の電話番号及びメールアドレスである。なお、代表者の連絡先のいずれかが登録されていればよく、電話番号1437及びメールアドレス1438の代わりに、SNSのアカウント情報などを用いてもよい。利用客区分1439は、ユーザの区分を示し、ユーザが一般利用客として登録されている場合は「一般」、ユーザが優先利用客として登録されている場合は「優先」を示す。なお、優先利用客とは、一般利用客と比べて施設を優先的に利用可能な利用客であって、ここでは、順番管理システム1が提供するサービスに対して月額料金を支払っている会員とする。順番管理サーバ10は、不図示のユーザデータベースを保持し、メールアドレスや電話番号などのユーザ情報とともに優先利用客であるか否かを登録しておくことができる。順番管理サーバ10は、ユーザデータベースを参照して、順番待ち予約を受け付けたユーザ情報が一般か優先利用客かを判定して、順番管理テーブル143に格納しておく。なお例えば、優先利用客は施設の利用頻度が高いユーザで、ユーザが店舗ごとに一般客か優先利用客かを登録できるようにしてもよい。
【0024】
<管理用端末20の構成例>
図4(a)は、管理用端末20のハードウェア構成図である。管理用端末20は、CPU21、表示装置22、入力装置23及び通信装置24を備える。CPU21は、管理用端末20が備える各部を制御する。通信装置24は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番管理サーバ10から順番待ちの条件及び店舗情報を入力するためのGUI画面と、順番待ち状況を管理するためのGUI画面とを受信する。表示装置22は、順番管理サーバ10から受信したGUI画面を表示する。入力装置23は、店員が管理用端末20に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置22及び入力装置23を一体的に構成することもできる。
【0025】
図4(b)は、管理用端末20の機能ブロック図である。管理用端末20は、CPU21が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU21の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部211、通信制御部212、設定部213及び表示制御部214を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU21であるため、CPU21を動作主体とすることもできる。
【0026】
記憶部211は、CPU21の内部メモリとして機能する。通信制御部212は、通信装置24を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部212は、順番管理サーバ10からGUI画面を受信する。設定部213は、店員が入力装置23及びGUI画面を介して入力した順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を受け付ける。通信制御部212は、店員が入力した順番待ちの条件、店舗情報及び順番待ち状況を順番管理サーバ10に送信する。表示制御部214は、表示装置22の表示を制御する。具体的には、表示制御部214は、順番管理サーバ10から受信したGUI画面を表示装置22に表示する。
【0027】
<受付端末30の構成例>
図5(a)は、受付端末30のハードウェア構成図である。受付端末30は、CPU31、表示装置32、入力装置33及び通信装置34を備える。CPU31は、受付端末30が備える各部を制御する。通信装置34は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。表示装置32は、順番管理サーバ10から受信した受付画面を表示する。入力装置33は、ユーザが受付端末30に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置32及び入力装置33を一体的に構成することもできる。受付端末30は、プリンタ40と有線又は無線により接続され、CPU31が生成した整理券データを通信装置34を介してプリンタ40に送信する。
【0028】
図5(b)は、受付端末30の機能ブロック図である。受付端末30は、CPU31が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU31の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部311、通信制御部312、受付部313、表示制御部314及び出力制御部315を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU31であるため、CPU31を動作主体とすることもできる。
【0029】
記憶部311は、CPU31の内部メモリとして機能する。通信制御部312は、通信装置34を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部312は、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。受付部313は、ユーザが入力装置33及び受付画面を介して入力したユーザ情報を受け付ける。通信制御部312は、ユーザが入力したユーザ情報を順番管理サーバ10に送信し、順番管理サーバ10が生成した、新たなユーザの受付情報を受信する。表示制御部314は、表示装置32の表示を制御する。具体的には、表示制御部314は、順番管理サーバ10から受信した受付画面と、順番管理サーバ10が受付情報に基づいて生成した予約完了画面とを表示装置32に表示する。出力制御部315は、順番管理サーバ10から受信した受付情報に基づいて、整理券データを生成する。通信制御部312は、通信装置34を介して、出力制御部315が生成した整理券データをプリンタ40に送信する。プリンタ40は、発券部411を有し、発券部411は、通信制御部312から受信した整理券データを印刷(発券)する。
【0030】
<ユーザ端末50の構成例>
図6(a)は、ユーザ端末50のハードウェア構成図である。ユーザ端末50は、CPU51、表示装置52、入力装置53及び通信装置54を備える。CPU51は、ユーザ端末50が備える各部を制御する。通信装置54は、ネットワーク60を介して順番管理サーバ10と通信し、順番待ち予約のリクエストを送信して、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。表示装置52は、順番管理サーバ10から受信した受付画面を表示する。入力装置53は、ユーザがユーザ端末50に対する操作指示を入力するために用いるインターフェースである。例えばタッチパネルなどによって、表示装置52及び入力装置53を一体的に構成することもできる。
【0031】
図6(b)は、ユーザ端末50の機能ブロック図である。ユーザ端末50は、CPU51が実行するソフトウェアモジュール(各種プログラムがCPU51の内部メモリに展開されて構成される機能)として、記憶部511、通信制御部512、受付部513及び表示制御部514を備える。以下では記載の便宜上、これらモジュールを動作主体として記載する場合があるが、実際にこれらモジュールを実行するのはCPU51であるため、CPU51を動作主体とすることもできる。
【0032】
記憶部511は、CPU51の内部メモリとして機能する。通信制御部512は、通信装置54を介して、順番管理サーバ10との通信を行う。具体的には、通信制御部512は、ユーザが入力装置53を介して順番待ち予約のリクエストを送信する指示を入力すると、順番管理サーバ10にリクエストを送信する。また、通信制御部512は、順番管理サーバ10から受付画面を受信する。受付部513は、ユーザが入力装置53及び受付画面を介して入力したユーザ情報を受け付ける。通信制御部512は、ユーザが入力したユーザ情報を順番管理サーバ10に送信し、順番管理サーバ10が生成した、新たなユーザの受付情報を受信する。表示制御部514は、表示装置52の表示を制御する。具体的には、表示制御部514は、順番管理サーバ10から受信した受付画面と、順番管理サーバ10が受付情報に基づいて生成した予約完了画面とを表示装置52に表示する。
【0033】
<管理用端末20のGUI画面表示例>
図7は、管理用端末20の表示装置22に表示される順番待ちの条件設定画面221を示す模式図である。条件設定画面221は、優先利用客を一般利用客より優先して順番待ちに割り込ませる設定を有効(「ON」)にするか無効(「OFF」)にするかを選択するための優先設定ボタン2211と、優先利用客を割り込ませる間隔を設定するためのプルダウンメニュー2212と、ユーザに順番が近づいていることを通知するタイミングを設定するためのプルダウンメニュー2213と、保存ボタン2214と、を有する。店員が条件設定画面221を操作すると、管理用端末20の設定部213は、通信制御部212を介して、入力された条件を順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10の更新部112は、条件を受信すると、店舗テーブル142の優先利用客の割り込み間隔(n)1427を更新する。優先設定ボタン2211を「ON」にしている場合は、プルダウンメニュー2212が選択されるまではプルダウンメニュー2212が非活性となる。また、優先設定ボタン2211を「OFF」にした場合は、例えば、プルダウンメニュー2212が非活性となる。
【0034】
図7のプルダウンメニュー2212では、一例として、一般利用客の2組ごとに優先利用客を割り込ませるよう設定されている。優先利用客を割り込ませる間隔は、2組ごとに限定されず、任意に設定することができる。プルダウンメニュー2213では、一例として、順番が2組前になったらユーザに通知するよう設定されている。ユーザへの通知のタイミングは、2組前に限定されず、任意に設定することができる。
【0035】
図8(a)は、管理用端末20の表示装置22に表示される順番管理画面222を示す模式図である。順番管理画面222は、待ち組数を示すテキスト2221と、ユーザへの通知タイミングを示すテキスト2222と、順番待ち予約をしたユーザの受付情報2223と、操作ボタン2224と、受付終了ボタン2225と、一括取消ボタン2226と、を有する。受付情報2223は、順番管理テーブル143の項目のうち任意の項目を表示したものであり、
図8(a)の例においては、「受付番号」、「順番待ち状況」、「利用客区分」、「人数」、「受付時間」及び「受付方法」が表示されている。「受付方法」の列において、ユーザがユーザ端末50から順番待ち予約をした場合は「Web」と表示される。ユーザが受付端末30から順番待ち予約をし、かつ整理券を発券した場合は「整理券」と表示される。ユーザが受付端末30から順番待ち予約をし、かつ電話番号を入力した場合は「電話番号」と表示される。受付終了ボタン2225は、例えば店舗の営業時間が終了したとき、あるいはラストオーダーの時間となったときなど、これ以上順番待ちを受け付けないときにクリックされる。店員が、ある受付番号の操作ボタン2224をクリックすると、「順番待ち状況」を変更するための画面が表示される。ユーザが受付端末30又はユーザ端末50から順番待ち予約をすると、順番管理サーバ10の更新部112は、順番管理テーブル143を更新し、更新された情報を管理用端末20に送信する。これにより、管理用端末20の表示制御部214は、新たな受付情報の行を受付情報2223に追加する。
【0036】
図8(b)は、順番待ち状況の変更画面223が重ねて表示された順番管理画面222を示す模式図である。
図8(b)においては、受付番号14の「順番待ち状況」を変更する場合の変更画面223が示されている。変更画面223は、呼出ボタン2231、受付完了ボタン2232、取消ボタン2233及び保存ボタン2234を有する。店員が呼出ボタン2231、受付完了ボタン2232及び取消ボタン2233のいずれかをクリックし、保存ボタン2234をクリックすると、管理用端末20の設定部213は、通信制御部212を介して、順番待ち状況が変更されたことを示す情報を順番管理サーバ10に送信する。順番管理サーバ10の更新部112は、順番待ち状況が変更されたことを示す情報を受信すると、順番管理テーブル143の案内番号1433を更新し、更新された情報を管理用端末20に送信する。これにより、管理用端末20の表示制御部214は、受付情報2223の「順番待ち状況」を更新する。
【0037】
店員が呼出ボタン2231及び保存ボタン2234をクリックすると、受付方法に応じて、ユーザ端末50に呼び出されたことを示す通知が送信される。例えば受付方法が「Web」の場合は、管理用端末20は、ユーザが登録した連絡先に通知を送信する。例えば受付方法が「電話番号」の場合は、管理用端末20は、ユーザが登録した電話番号にSMSを送信する。店員は、ユーザへの通知タイミングを示すテキスト2222と、受付情報2223の順番待ち状況とを参考にして、どのユーザを呼び出すかを判断することができる。他の形態として、管理用端末20が、設定された通知タイミングになったユーザに対し自動的に通知を送信する(呼び出す)ようにしてもよい。ユーザが来店して案内が完了した場合は、店員は、受付完了ボタン2232及び保存ボタン2234をクリックする。これにより、受付完了と操作されたユーザの受付情報は、受付情報2223の一覧からは削除される。
【0038】
呼出したユーザが来店せず、順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過した場合は、店員は、取消ボタン2233及び保存ボタン2234をクリックして、当該ユーザの順番待ち予約を取り消すことができる。これにより、取消の操作がされたユーザの受付情報は、受付情報2223の一覧からは削除される。別の形態として、呼出したユーザが来店せず、順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過しても受付完了ボタン2232が操作されなかった場合、順番管理サーバ10又は管理用端末20が、当該ユーザの順番待ち予約を自動で取消すようにしてもよい。この場合、順番管理サーバ10の更新部112は、順番管理テーブル143の案内番号1433を「ブランク」や「取消」に変更する。以上のように、ユーザの順番待ち予約を取り消す場合、順番管理サーバ10又は管理用端末20は、ユーザが登録した連絡先に、取消したことを示す通知を送信してもよい。順番待ち予約をした時間帯から所定時間が経過したときに空席があり、ユーザを案内可能な場合は、取消の操作はなされなくてもよい。
【0039】
<受付端末30のGUI画面表示例>
図9は、受付端末30の表示装置32に表示される受付画面322を示す模式図である。受付画面322は、何組待ちであるかを示すテキスト3221と、受付ボタン3222を有する。受付画面322は、現在順番待ち予約をしている組の一覧を表示してもよい。受付画面322は、言語を選択するための言語ボタンをさらに有していてもよい。なお、本実施形態では、受付端末30を使った順番待ちの予約では、優先利用客による割り込みができない。ユーザ端末50を使った順番待ちの予約でのみ、優先利用客による割り込みが許可されている。
【0040】
図10(a)は、受付端末30の表示装置32に表示される人数入力画面324を示す模式図である。ユーザが受付画面322の受付ボタン3222をクリックすると、人数入力画面324に遷移する。
【0041】
図10(b)は、受付端末30の表示装置32に表示される電話番号入力画面325を示す模式図である。ユーザが人数入力画面324で人数を入力して、「次へ」ボタンを押下すると、電話番号入力画面325に遷移する。
【0042】
図10(c)は、受付端末30の表示装置32に表示される最終確認画面326を示す模式図である。ユーザが電話番号入力画面325で電話番号を入力して、「次へ」ボタンを押下すると、最終確認画面326に遷移する。最終確認画面326には、人数入力画面324で入力された人数と、電話番号入力画面325で入力された電話番号とがテキスト表示されている。最終確認画面326においては、順番待ち予約を確定するためのボタンが、「受付完了して発券」ボタンが表示されている。「受付完了して発券」ボタンを押下すると、予約完了画面327が表示されると共に、プリンタ40から整理券が発券される。
【0043】
図11は、受付端末30の表示装置32に表示される予約完了画面327を示す模式図である。予約完了画面327には、受付情報として、受付番号3271及び当該予約の予約状況3272がテキスト表示されている。例えば、予約状況3272が「5組待ち」の場合は、この時点で5組の順番待ちが発生していることが分かる。また、予約完了画面327には、整理券3273の模式図が表示されている。プリンタ40から発券される整理券には、QRコード(登録商標)を含めることができる。ユーザがユーザ端末50の読み取り装置を用いてQRコードを読み取ることにより、順番管理システム1が提供するサービスのアプリケーション又はブラウザが開かれ、現在の待ち状況を照会したり、メールアドレスなど電話番号以外の連絡先を登録して通知設定を変更したり、順番待ち予約を取消したりすることができる。ユーザがこのような操作を行うことにより入力された情報は、ユーザ端末50から順番管理サーバ10に送信され、順番管理サーバ10は順番管理テーブル143を更新するとともに、管理用端末20にも送信される。予約完了画面327は、例えば「案内される順番が前後することがあります」といったテキスト3274を含んでいてもよい。
【0044】
<ユーザ端末50のGUI画面表示例>
図12(a)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される店舗のリスト画面521を示す模式図である。ユーザが、ユーザ端末50に実装されたWebブラウザ又はアプリケーションを介して、店舗を検索するためのリクエストを順番管理サーバ10に送信すると、順番管理サーバ10は、レスポンスとして、店舗のリストをユーザ端末50に送信する。表示制御部514は、順番管理サーバ10から受信した店舗のリストに基づいて、リスト画面521を表示装置52に表示させる。ユーザがリスト画面521の中から所望の店舗を選択してクリックすると、ユーザ端末50は、順番管理サーバ10に対し、当該店舗の順番待ちのリクエストを送信する。
図12(a)の例においては、ユーザが、カフェレストランAを選択することとする。
【0045】
図12(b)は、ユーザ端末50の表示装置52に表示される受付画面522を示す模式図である。受付画面522は、予約状況を示すテキスト5221と、受付ボタン5222を有する。ユーザが受付ボタン5222をクリックすると、
図10(a)~(c)と同様に画面が遷移する。
【0046】
<順番待ちの条件(優先利用客の割り込み間隔(n))を設定する方法>
図13は、条件設定画面221において順番待ちの条件を設定する方法を示すフローチャートである。条件設定画面221は、管理用端末20の表示装置22に表示される画面であり、店舗の管理者などが条件設定画面221において、順番待ちの条件(例えば優先利用客の割り込み間隔(n))を設定する。
【0047】
店舗の管理者などから条件設定画面221を表示させるための操作を受け付けると、管理用端末20の通信制御部212は、順番管理サーバ10に条件設定画面221を要求する(ステップS1301)。
【0048】
順番管理サーバ10の通信制御部111は、管理用端末20から上記した条件設定画面221の要求を受信したか否かを判定する(ステップS1302)。そして、通信制御部111が管理用端末20から条件設定画面221の要求を受信したと判定すると(ステップS1302:Yes)、画面生成部114は、条件設定画面221を表示するための画面データを生成する(ステップS1303)。画面生成部は、例えば、HTMLデータであって、管理用端末20で実行されるWebブラウザ上に条件設定画面221を表示させる画面データを生成する。そして、通信制御部111は、生成した画面データを管理用端末20に送信する(ステップS1304)。
【0049】
管理用端末20の通信制御部212は、順番管理サーバ10から画面データを受信したか否かを判定する(ステップS1305)。そして、通信制御部212が順番管理サーバ10から画面データを受信したと判定すると(ステップS1305:Yes)、表示制御部214は、条件設定画面221を表示装置22に表示する(ステップS1306)。条件設定画面221において、優先利用客を一般利用客より優先して順番待ちに割り込ませる設定(有効/無効)や優先利用客を割り込ませる間隔が入力され、保存ボタン2214が選択されると、条件の入力が完了となる(ステップS1307)。条件の入力が完了すると、通信制御部212は、順番管理サーバ10にデータベース141の更新を要求する。
【0050】
順番管理サーバ10の通信制御部111は、管理用端末20から上記したデータベース141の更新要求を受信したか否かを判定する(ステップS1309)。そして、通信制御部111が管理用端末20からデータベース141の更新要求を受信したと判定すると(ステップS1309:Yes)、更新部112は、条件設定画面221で入力された条件でデータベース141を更新する(ステップS1310)。以上のようにして、店舗テーブル142の優先利用客の割り込み間隔(n)1427などが更新される。
【0051】
<順番管理サーバにおける順番待ちの管理方法>
図14(a)は、順番管理サーバ10における利用客の順番待ちを管理する管理方法を示すフローチャートである。
【0052】
順番管理サーバ10の通信制御部111は、ユーザ端末50から順番待ち予約の新規リクエストを受信したか否かを判定する(ステップS1401)。ユーザ端末50から新規リクエストを受信すると(ステップS1401:Yes)、割込部113は、店舗テーブル142を参照して、予約された店舗において優先利用客を一般利用客より優先して順番待ちに割り込ませる設定が有効か無効かを判定する(ステップS1402)。例えば、割込部113は、店舗テーブル142の優先利用客の割り込み間隔(n)1427が未設定であれば、設定が無効であると判定し、割り込み間隔(n)1427が未設定でなければ、設定が有効であると判定する。設定が有効であると判定された場合(ステップS1402:Yes)、割込部113は、予約したユーザが優先利用客か否かを判定する(ステップS1403)。割込部113は、例えば、予約時に入力した電話番号などのユーザを識別するためのIDと優先利用客か否かを示す情報とを紐づけて管理するLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバにアクセスして、予約したユーザが優先利用客か否かを判定する。
【0053】
予約したユーザが優先利用客である場合(ステップS1403:Yes)、割込部113は、割り込み処理を実行する(ステップS1404)。なお、割り込み処理の詳細は後述する。
【0054】
一方で、予約された店舗において優先利用客を一般利用客より優先して順番待ちに割り込ませる設定が無効の場合(ステップS1402:No)、及び予約したユーザが一般利用客である場合(ステップS1403:No)、割込部113は、順番待ちの最後尾に当該予約を登録する(ステップS1405)。
【0055】
<順番管理サーバにおける順番待ちの割り込み処理>
図14(b)は、順番管理サーバ10における順番待ちの割り込み処理を示すフローチャートである。
図14(b)に示すフローチャートは、
図14(a)のステップS1404の割り込み処理の詳細である。
【0056】
割込部113は、既に登録されている順番待ちにおいて最後尾から連続する一般利用客の数をカウントする(ステップS1406)。すなわち割込部113は、順番待ち行列の中に優先利用客がいる場合には、最後尾に最も近い優先利用客の次の一般利用客から続く一般利用客の数をカウントすることになる。また、順番待ち行列に優先利用客が一人もいない場合には、割込部113は、順番待ち行列全体の人数(組数)をカウントすることになる。
そして、割込部113は、ステップS1406においてカウントされたカウント数が(n+1)以上か否かを判定する。nは、優先利用客の割り込み間隔であって、店舗テーブル142の優先利用客の割り込み間隔(n)1427に記憶された値である。カウント数がn以下の場合(ステップS1407:No)、予約した優先利用客は、最後尾に登録される(ステップS1409)。つまりここでは、指定された割り込み間隔で順番待ち行列に割り込むのに十分な一般利用客が予約されていない場合には、優先利用客は割り込み処理されないことになる。
【0057】
一方で、カウント数が(n+1)以上の場合(ステップS1407:Yes)、割込部113は、本予約の優先利用客を連続する一般利用客の前から(n+1)番目に割り込んで、登録する(ステップS1408)。具体的にはまず、割込部113は、S1406でカウントした連続する一般利用客の最初の順番(順番待ち行列に優先利用客が含まれる場合は、順番待ち行列の最初の客ではないことに注意されたい)から(n+1)番目の順番を処理対象の優先利用客の位置として決定する。割込部113は、順番待ち列の先頭から優先利用客を割り込んで登録する位置までカウントした結果を、優先利用客の案内番号として決定し、順番管理テーブル143における優先利用客の案内番号を登録する。さらに割込部113は、優先利用客が割り込んだことによって順番が変更される最後尾から、割込処理された優先利用客の次以降の一般利用客については、順番管理テーブル143におけるそれぞれ案内番号に1を加えた数値により更新する。
【0058】
<利用客の予約前後における順番待ち>
図15は、利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。以下、種々のケース(a)~(e)に分けて、利用客の予約前後における順番待ちの様子を説明する。なお、以下、優先利用客の割り込み間隔n=2とする。
【0059】
ケース(a)では、一般利用客Gが予約を行う際に、
図15(a)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Fが店舗に順番待ちしている。このケース(a)では、一般利用客Gは、一般利用客A~Fの最後尾に登録される。なお、図中の一重丸は、一般利用客を示し、二重丸は優先利用客を示す。
【0060】
ケース(b)では、優先利用客Gが予約を行う際に、
図15(b)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Fが店舗に順番待ちしている。このケース(b)では、優先利用客Gは、一般利用客A~Fの前からn+1(3)番目(連続する一般利用客A~Fの前からn+1(3)番目)に割り込まれる。
【0061】
ケース(c)では、優先利用客Gが予約を行う際に、
図15(c)に示すように、当該予約前に一般利用客Aが店舗に順番待ちしている。このケース(c)では、優先利用客Gは、一般利用客Aの次(最後尾)に登録される。
【0062】
ケース(d)では、優先利用客Eが予約を行う際に、
図15(d)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A及びB、優先利用客C、及び一般利用客Dがこの順で順番待ちしている。このケース(d)では、優先利用客Eは、一般利用客Dの次(最後尾)に登録される。
【0063】
ケース(e)では、優先利用客Gが予約を行う際に、
図15(e)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A及びB、優先利用客C、及び一般利用客D~Fがこの順で順番待ちしている。このケース(e)では、優先利用客Gは、一般利用客Eの次(連続する一般利用客D~Fの前からn+1(3)番目)に登録される。
【0064】
<第1の実施形態の効果>
以上のように、店舗の管理者などは、条件設定画面221において優先利用客の割り込み間隔nを任意に設定することができる。優先利用客をどの程度優先するのがよいかは、施設の運営方針や業態によって異なる。そこで、例えば、店舗の管理者などは、店舗ごとに優先利用客の割り込み間隔を変更したり、曜日ごとに優先利用客の割り込み間隔を変更したりするなど、優先利用客の割り込み間隔をフレキシブルに変えることができる。これにより、各施設に適した優先利用客の割り込み間隔を設定することができる。
【0065】
<第1の実施形態の変形例>
上述の説明では、優先利用客を連続する一般利用客の前からn+1番目に登録することとした。つまり順番待ち行列において、優先利用客が割り込みできるのは早くてもn+1番目ということになる。変形例として例えば、割込部113は、まだ優先利用客がいない場合に、最初に割り込みさせる位置を、順番待ち行列の先頭となるように割り込み処理を実行してもよい。この場合、
図14(b)に示すフローチャートにおいて、S1406を実行する前に、すでに順番待ち行列に優先利用客がいるか否かを判定し、優先利用客がいる場合にはS1406に進む。まだ優先利用客がいない場合には、先頭に登録する。このようにすることで、優先利用客の優先度合いを高めるようにしてもよい。
【0066】
[第2の実施形態]
上述の第1の実施形態においては、店舗の管理者などが条件設定画面221において、任意に優先利用客の割り込み間隔nを設定することができる。第2の実施形態では、店舗の順番待ちの状況に基づいて、優先利用客の割り込み間隔nが自動的に決定される。
【0067】
第2の実施形態では、店舗の順番待ちの組数が閾値より小さい場合には、優先利用客の割り込み間隔nを小さくし、店舗の順番待ちの組数が閾値より大きい場合には、優先利用客の割り込み間隔nを大きくする。
【0068】
図16Aは、第2の実施形態における優先利用客の割り込み間隔nを決定するフローチャートである。順番管理サーバ10は、定期的に店舗の順番待ちの組数を取得し(ステップS1601)、取得した順番待ちの組数が閾値以下かどうかを判定する(ステップS1602)。順番管理サーバ10は、取得した順番待ちの組数が閾値以下であると判定した場合(ステップS1602:Yes)、優先利用客の割り込み間隔nにaを設定する(ステップS1603)。また、順番管理サーバ10は、取得した順番待ちの組数が閾値より大きいと判定した場合(ステップS1602:No)、優先利用客の割り込み間隔nにb(bはaより大きい値)を設定する(ステップS1604)。なお、上記した優先利用客の割り込み間隔nに設定されるa及びbは、例えば事前に当該店舗の管理者などが設定した値である。
【0069】
図16Aの例では、優先利用客の割り込み間隔nにa又はbの何れかを設定したが、優先利用客の割り込み間隔nは、順番待ちの組数cを変数とする数式(n=f(c))により計算してもよい。
【0070】
<利用客の予約前後における順番待ち>
図16Bは、第2の実施形態における優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。以下、ケース(a)及び(b)に分けて、優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を説明する。
【0071】
ケース(a)では、優先利用客G及びHが予約を行う際に、
図16B(a)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Cが店舗に順番待ちしている。ケース(a)は、店舗の順番待ちの組数が閾値より短いケースである。ケース(a)では、例えば、優先利用客の割り込み間隔nが「1」となる。したがって、優先利用客Gは一般利用客Aの次に登録され、優先利用客Hは一般利用客Bの次に登録される。
【0072】
ケース(b)では、優先利用客G及びHが予約を行う際に、
図16B(b)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Fが店舗に順番待ちしている。ケース(b)は、店舗の順番待ちの組数が閾値より長いケースである。ケース(b)では、例えば、優先利用客の割り込み間隔nがケース(a)の「1」より大きい「2」となる。したがって、優先利用客Gは一般利用客Bの次に登録され、優先利用客Hは一般利用客Dの次に登録される。
【0073】
<第2の実施形態の効果>
以上のように、第2の実施形態では、店舗の順番待ちの状況に基づいて、優先利用客の割り込み間隔nが自動的に決定されるので、店舗の管理者などは優先利用客の割り込み間隔nを手動で設定する必要がない。また、優先利用客の割り込み間隔nが店舗の順番待ちの状況に基づいて決定されるので、多くの一般利用客が順番待ちしている状況で、次々に優先利用客が一般利用客の前に割り込まれるのを防止することができる。また、一般利用客の順番待ちが少ない状況で、優先利用客をすぐに店舗に案内することができるので、例えば料金を支払って優先利用客となったユーザに対して、適切なサービスを提供することが可能となる。
【0074】
[第3の実施形態]
上述の第2の実施形態においては、順番待ちの状況に基づいて、優先利用客の割り込み間隔nを決定した。第3の実施形態では、時間帯に基づいて、優先利用客の割り込み間隔nが自動的に決定される。
【0075】
第3の実施形態では、店舗の閑散時間帯では、優先利用客の割り込み間隔nを小さくし、店舗の繁忙時間帯では、優先利用客の割り込み間隔nを大きくする。閑散時間帯や繁忙時間帯は、予め店舗の管理者などが条件設定画面221で設定してもよい。
【0076】
<利用客の予約前後における順番待ち>
図17は、第3の実施形態における優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。以下、ケース(a)及び(b)に分けて、優先利用客の予約時の前後における順番待ちの様子を説明する。
【0077】
ケース(a)では、優先利用客G及びHが予約を行う際に、
図17(a)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Cが店舗に順番待ちしている。ケース(a)は、閑散時間帯のケースである。ケース(a)では、優先利用客の割り込み間隔nが「1」となる。したがって、優先利用客Gは一般利用客Aの次に登録され、優先利用客Hは一般利用客Bの次に登録される。
【0078】
ケース(b)では、優先利用客G及びHが予約を行う際に、
図17(b)に示すように、当該予約前に既に一般利用客A~Fが店舗に順番待ちしている。ケース(b)は、繁忙時間帯のケースである。ケース(b)では、優先利用客の割り込み間隔nがケース(a)の「1」より大きい「2」となる。したがって、優先利用客Gは一般利用客Bの次に登録され、優先利用客Hは一般利用客Dの次に登録される。
【0079】
<第3の実施形態の効果>
以上のように、第3の実施形態では、時間帯に基づいて、優先利用客の割り込み間隔nが自動的に決定されるので、店舗の管理者などは優先利用客の割り込み間隔nを手動で設定する必要がない。また、優先利用客の割り込み間隔nが時間帯に基づいて決定されるので、多くの一般利用客が順番待ちしている繁忙時間帯で、次々に優先利用客が一般利用客の前に割り込まれるのを防止することができる。また、一般利用客の順番待ちが少ない閑散時間帯では、優先利用客をすぐに店舗に案内することができるので、例えば料金を支払って優先利用客となったユーザに対して、適切なサービスを提供することが可能となる。
【0080】
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、上記した実施形態で説明した優先利用客に加えて、優先利用客より優先して割込可能な最優先利用客を順番待ちに割り込ませる。なお、図中の一重丸は、一般利用客を示し、二重丸は優先利用客を示し、点線丸は最優先利用客を示す。
【0081】
第4の実施形態では、最優先利用客を順番待ちの先頭に割り込ませる。上記した実施形態では、優先利用客は他の優先利用客の前には割り込めなかったが、最優先利用客は優先利用客の前に割り込み可能である。
【0082】
図18Aは、第4の実施形態の順番管理サーバ10における利用客の順番待ちを管理する管理方法を示すフローチャートである。
図18AのステップS1801~S1805の各々は、
図14(a)のステップS1401~S1405に対応するので、その説明を省略する。ステップS1803において、予約したユーザが最優先利用客である場合(ステップS1803:最優先利用客)、割込部113は、当該最優先利用客を順番待ちの先頭に割り込ませる(ステップS1806)。
【0083】
<利用客の予約前後における順番待ち>
図18Bは、第4の実施形態における最優先利用客の予約前後における順番待ちの様子を示した図である。
図18Bを参照して、最優先利用客の予約時の前後における順番待ちの様子を説明する。
【0084】
最優先利用客Iが予約を行う際に、
図18Bに示すように、当該予約前に既に一般利用客A及びB、優先利用客G、一般利用客C及びD、優先利用客H、及び一般利用客Eがこの順で店舗に順番待ちしている。最優先利用客Iは、一般利用客及び優先利用客より優先して割込み可能であるので、最優先利用客Iは順番待ちの先頭に登録される。
図18Bの例では、最優先利用客Iを順番待ちの先頭に割り込ませたが、先頭でなく一般利用客及び優先利用客の前に割り込ませてもよい。また、最優先利用客を、優先利用客を割り込ませる間隔nより小さいm組ごとに割り込ませてもよい。
【0085】
<第4の実施形態の効果>
以上のように、第4の実施形態では、最優先利用客が優先利用客よりも優先されて順番待ちの先頭に登録される。第4の実施形態では、最優先利用客をすぐに店舗に案内することができるので、例えば料金を支払って最優先利用客となったユーザに対して、適切なサービスを提供することが可能となる。
【0086】
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、優先利用客を先頭に割り込ませる先頭割込モードと、優先利用客を所定間隔で割り込ませる間欠割込モードと、切り替えることが可能な順番管理システムについて説明する。なお、間欠割込モードは、上記した実施形態1~3で説明した優先利用客を割り込み間隔nで割り込ませるモードである。
【0087】
図19は、第5の実施形態における管理用端末20の表示装置22に表示される順番待ちの条件設定画面921を示す模式図である。条件設定画面921は、条件設定画面221で説明した優先設定ボタン2211、プルダウンメニュー2212、プルダウンメニュー2213、及び保存ボタン2214に加えて、モード選択ボタン9215を有する。優先設定ボタン2211を「ON」に設定した場合、モード選択ボタン9215でモードを選択することが可能となる。
【0088】
モード選択ボタン9215で先頭割込モードが選択されると、優先利用客は、順番待ちの先頭に割り込まれる。また、モード選択ボタン9215で間欠割込モードが選択されると、優先利用客は、上記した実施形態1~3で説明したように、割り込み間隔nで順番待ちに割り込まれる。
【0089】
<第5の実施形態の効果>
以上のように、第5の実施形態では、店舗の管理者などは、先頭割込モードと間欠割込モードとを切り替えて使い分けることができる。したがって、第5の実施形態では、優先利用客を一般利用客より十分に優遇したい場合には先頭割込モードを使ったり、一般利用客との関係を考慮してバランス良く優先利用客を優遇したい場合には間欠割込モードを使ったり、することができる。
【0090】
[変形例]
上述の実施形態では、席やテーブルが設置され飲食が提供される店舗の利用を希望するユーザ(利用客)の順番待ち予約を受け付けるシステムを例に説明した。以上のシステムは、飲食店以外の施設における順番待ちにも適用できる。例えば、イベント会場への入場に関する順番待ちや、化粧品カウンターや銀行窓口などの接客の順番待ちなどにも、本開示の技術は適用可能である。
【0091】
また、上述の実施形態に係る順番管理システム1と予約システムとを組み合わせてもよい。予約システムを使って時間指定をして予約された利用客は、その時間の手間で順番待ちに登録される。そして、優先利用客の割り込み間隔nは、時間指定した利用客の案内時間が遅れないように、都度変更してもよい。
【0092】
以上の通り、本開示の技術は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し作動させる処理によって実現することができる。また、1以上の機能を実現する回路によって実現しても良い。
【0093】
本開示は、上述した実施形態に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば、上述した実施形態は、本開示を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要はない。また、ある実施形態の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。さらにまた、各実施形態の構成の一部について、他の実施形態の構成の一部を追加、削除又は置換することもできる。
【符号の説明】
【0094】
1…順番管理システム
10…順番管理サーバ
20…管理用端末
30…受付端末
40…プリンタ
50…ユーザ端末
60…ネットワーク