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特開2023-170728情報処理装置、情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170728
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、プログラム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/00 20060101AFI20231124BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20231124BHJP
   G06K 17/00 20060101ALI20231124BHJP
   G06K 7/14 20060101ALI20231124BHJP
【FI】
G06K7/00 004
G06K7/10 428
G06K7/10 252
G06K17/00 022
G06K7/14 013
G06K7/14 017
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082696
(22)【出願日】2022-05-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-11-24
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】白井 健一郎
(72)【発明者】
【氏名】大淵 隼也
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 愛樹
(57)【要約】      (修正有)
【課題】物品の管理を支援する情報処理装置を提供する。
【解決手段】リーダライタ100は、書込制限状態のRFタグと、RFタグの書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、タグ管理用バーコード及び物品管理用バーコードから認証情報及び物品情報を読み取る読取部と、読取部が読み取った認証情報をRFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部と、読取部が読み取った物品情報又は物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、認証情報によって書込制限状態が解除されたRFタグに無線送信して、RFタグに物品情報又は発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記認証情報は、複数の前記RFタグ毎に異なる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記タグ管理用バーコードは、前記RFタグを識別可能なタグ識別情報を含み、
前記読取部は、前記タグ管理用バーコードから前記認証情報及び前記タグ識別情報を読み取り、
前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを対応付けて登録する登録部を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記登録部は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを、前記物品を管理する物品管理サーバに送信する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部と、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得部と、
前記認証情報取得部が取得した前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を備える情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
書込装置と
を備え、
前記書込装置は、
前記RFタグに対応する前記認証情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記RFタグに対応する前記認証情報を前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にさせるよう制御するタグ管理部と
を有する、情報処理システム。
【請求項7】
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、
前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階、及び
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階
を実行させるためのプログラム。
【請求項8】
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階、
前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を実行させるためのプログラム。
【請求項9】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取段階と、
前記読取段階において読み取られた前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階と、
前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を備える情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取段階と、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取段階において読み取られた前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階と、
前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階と、
前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を備える情報処理方法。
【請求項11】
RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限状態を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にするよう制御するタグ管理部と
を備える書込装置。
【請求項12】
コンピュータを、請求項11に記載の書込装置として機能させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項11に記載の書込装置と、
情報処理装置と
を備え、
前記情報処理装置は、
書込制限状態の前記RFタグと、前記物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記物品管理用バーコードから前記物品情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する物品情報送信部と、
前記物品情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに前記物品情報を無線送信して前記RFタグに前記物品情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を有する、情報処理システム。
【請求項14】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶段階と、
対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限状態を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを前記書込制限状態にさせるタグ管理段階と
を備える情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、プログラム、情報処理方法、及び書込装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無線タグの枚数が多い場合であっても、所望の時間内に、情報を読みこぼしなく確実に読み取ることが可能な無線タグ読取装置について記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2020-182018号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、情報処理装置が提供される。前記情報処理装置は、書込制限状態のRF(Radio Frequency)タグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部を備えてよい。
【0004】
前記タグ管理用バーコードは、前記RFタグを識別可能なタグ識別情報を含んでよい。前記読取部は、前記タグ管理用バーコードから前記認証情報及び前記タグ識別情報を読み取ってよい。前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを対応付けて登録する登録部を有してよい。前記登録部は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを、前記物品を管理する物品管理サーバに送信してよい。
【0005】
本発明の一実施態様によれば情報処理装置が提供される。前記情報処理装置は、書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備えてよい。前記情報処理装置は、複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記認証情報取得部が取得した前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部を備えてよい。前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部を備えてよい。
【0006】
本発明の一実施態様によれば情報処理システムが提供される。情報処理システムは、前記情報処理装置と、書込装置とを有してよい。前記書込装置は、前記RFタグに対応する前記認証情報を記憶する記憶部を有してよい。前記書込装置は、前記記憶部に記憶されている前記RFタグに対応する前記認証情報を前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にさせるタグ管理部を有してよい。
【0007】
本発明の一実施態様によれば、プログラムが提供される。前記プログラムは、書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階を実行させるためのものであってよい。前記プログラムは、前記情報処理装置に、前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階を実行させるためのものであってよい。
【0008】
本発明の一実施態様によれば、プログラムが提供される。前記プログラムは、書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階を実行させるためのものであってよい。前記プログラムは、前記情報処理装置に、前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階を実行させるためのものであってよい。前記プログラムは、前記情報処理装置に、前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階を実行させるためのものであってよい。
【0009】
本発明の一実施態様によれば、情報処理方法が提供される。情報処理方法は、情報処理装置として実行される方法である。コンピュータによって実行される情報処理方法が提供される。前記情報処理方法は、書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記読取段階において読み取られた前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階を備えてよい。
【0010】
本発明の一実施態様によれば、情報処理方法が提供される。前記情報処理方法は、書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取段階を備えてよい。前記情報処理方法は、複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取段階において読み取られた前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階を備えてよい。前記情報処理方法は、前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階を備えてよい。
【0011】
本発明の一実施態様によれば、書込装置が提供される。前記書込装置は、RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶する記憶部を備えてよい。前記書込装置は、対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にさせるタグ管理部を備えてよい。
【0012】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記書込装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0013】
本発明の一実施態様によれば、情報処理システムが提供される。前記情報処理システムは前記書込装置及び情報処理装置を有してよい。前記情報処理装置は、書込制限状態の前記RFタグと、前記物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記物品管理用バーコードから前記物品情報を読み取る読取部を有してよい。前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記物品情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する物品情報送信部を有してよい。前記情報処理装置は、前記物品情報によって書込制限が解除された前記RFタグに前記物品情報を無線送信して前記RFタグに前記物品情報を書き込むよう制御する書込制御部を有してよい。
【0014】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される情報処理方法が提供される。前記情報処理方法は、RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶段階を備えてよい。前記情報処理方法は、対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にさせるタグ管理段階を備えてよい。
【0015】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】情報処理システム10の一例を概略的に示す。
図2】リーダライタ100の機能構成の一例を概略的に示す。
図3】リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。
図4】リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。
図5】リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。
図6】書込装置300の機能構成の一例を概略的に示す。
図7】書込装置300による処理の流れの一例を概略的に示す。
図8】物品管理サーバ200の機能構成の一例を概略的に示す。
図9】リーダライタ100、物品管理サーバ200、又は書込装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
複数のRFタグがある環境下において、特定のRFタグに対してのみ、OTA(Over The Air)で情報を書き込みたい場合がある。しかし、無線環境下での特定タグの選択は難しく、対象タグ以外にも情報が書き込まれてしまう場合がある。対象タグだけが電界になるようにリーダライタの出力を下げる方法はあるが、作業が煩雑になるうえに、確実性が高くない。それに対して、本実施形態に係る情報処理システム10においては、例えば、パスワードが一致したRFタグにのみ情報を書き込める仕様を用いて、共通パスワードではなく、RFタグ個別の一意パスワードとして運用する。すなわち、情報処理システム10においては、パスワードが一致したRFタグに対してのみ情報を書き込めるように構成する。
【0018】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、情報処理システム10の一例を概略的に示す。情報処理システム10は、リーダライタ100を備える。情報処理システム10は、複数のRFタグ30を備えてよい。情報処理システム10は、物品管理サーバ200を備えてよい。
【0020】
本例においては、複数の物品20のそれぞれに、物品20に関連する物品情報を含む物品管理用バーコード22と、情報の書き込みが制限されている状態である書込制限状態のRFタグ30と、当該RFタグ30の書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコード32とが付されている。
【0021】
図1では、物品20が、箱に入れられた商品である場合を例示している。物品情報は、物品20に関連する情報である。物品情報は、物品20を一意に識別可能な情報であってよい。物品情報は、例えば、物品の種類を識別可能な物品IDとシリアルナンバーを含む。物品IDは、物品の種類を識別可能であればどのようなIDであってもよい。物品IDは、例えば、物品20のJAN(Japanese Article Number)コードであってよい。物品IDは、例えば、物品20のEAN(European Article Number)コードであってよい。物品IDは、例えば、物品20のUPC(Universal Product Code)であってよい。物品IDは、例えば、物品20のGTIN(Global Trade Item Number)コードであってよい。物品情報は、物品20を一意に識別可能であれば、どのような情報であってもよい。例えば、物品情報は、物品20を示す文字列等であってもよい。
【0022】
物品情報は、物品20を一意には識別できない情報であってもよい。例えば、物品情報は、物品IDのみであってよい。例えば、物品情報は、物品20の種類を示す文字列等であってもよい。
【0023】
認証情報は、RFタグ30に一意のパスワードであってよい。すなわち、認証情報は、複数のRFタグ30毎に異なってよい。
【0024】
図1では、物品管理用バーコード22及びタグ管理用バーコード32の例として1次元バーコードを図示しているが、これに限らない。物品管理用バーコード22及びタグ管理用バーコード32は、2次元バーコード(QRコード(登録商標))であってもよい。物品管理用バーコード22及びタグ管理用バーコード32は、3次元バーコードであってもよい。
【0025】
リーダライタ100は、バーコードを読み取る機能と、RFタグ30に情報を書き込む機能とを備える。また、リーダライタ100は、RFタグ30から情報を読み取る機能を備えてよい。リーダライタ100は、いわゆるハンディ式のリーダライタであってよい。リーダライタ100は、情報処理装置の一例であってよい。
【0026】
物品情報が、物品20を一意に識別可能な情報である場合、リーダライタ100は、タグ管理用バーコード32に含まれる認証情報を用いて、RFタグ30の書込制限状態を解除し、物品管理用バーコード22に含まれる物品情報をRFタグ30に書き込む。例えばまず、リーダライタ100を使用するユーザの操作に従って、リーダライタ100が、複数の物品20のうちの一の物品20に付された物品管理用バーコード22から物品情報を読み取る。次に、ユーザの操作に従って、リーダライタ100が、当該一の物品20に付されたタグ管理用バーコード32から認証情報を読み取る。そして、リーダライタ100が、読み取った認証情報を無線送信した後、読み取った物品情報を無線送信する。
【0027】
リーダライタ100が認証情報を無線送信することによって、複数のRFタグ30のうちの1つのみの書込制限状態が解除され、リーダライタ100が物品情報を無線送信することによって、書込制限状態が解除された1つのRFタグ30のみに当該物品情報が書き込まれる。このような仕組みによって、複数の物品20がまとめて配置されているような環境においても、ある物品20の物品情報が他の物品20に付されているRFタグ30に書き込まれてしまうことを防ぎつつ、当該物品20の当該物品情報を当該物品20に付されているRFタグ30に書き込むことを可能にできる。
【0028】
タグ管理用バーコード32は、物品20に付されたRFタグ30を識別可能なタグ識別情報を含んでよい。リーダライタ100は、タグ管理用バーコード32から認証情報及びタグ識別情報を読み取ってよい。
【0029】
リーダライタ100は、連続して読み取った物品管理用バーコード22の物品情報とタグ管理用バーコード32のタグ識別情報とを対応付けて登録してよい。リーダライタ100は、当該物品情報及びタグ識別情報を物品管理サーバ200に送信することによって、物品管理サーバ200に登録してよい。リーダライタ100は、例えば、連続して物品管理用バーコード22及びタグ管理用バーコード32から物品情報と、認証情報及びタグ識別情報とを読み取り、当該認証情報を無線送信した後、当該物品情報を無線送信することによって、RFタグ30に当該物品情報を書き込んだ後に、当該物品情報及び当該タグ識別情報を物品管理サーバ200に送信する。これにより、物品管理サーバ200において、RFタグ30と物品20との対応関係を管理可能にできる。
【0030】
リーダライタ100は、中継装置50及びネットワーク40を介して物品管理サーバ200と通信してよい。中継装置50は、例えば、Wi-Fi(登録商標)アクセスポイントであり、リーダライタ100は、Wi-Fi通信機能を備えてよい。中継装置50は、例えば、無線基地局であり、リーダライタ100は、移動体通信機能を備えてよい。当該移動体通信機能は、LTE(Long Term Evolution)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、3G(3rd Generation)通信方式、及び6G(6th Generation)通信方式の少なくともいずれかに準拠していてよい。ネットワーク40は、社内ネットワーク及び工場内ネットワーク等のLAN(Local Area Network)、移動体通信ネットワーク、及びインターネット等を含んでよい。
【0031】
物品情報が、物品20を一意には識別できない情報である場合、例えば、物品情報が物品IDのみを含む場合、リーダライタ100は、発行依頼モードに設定されてよい。発行依頼モードに設定されたリーダライタ100は、物品管理用バーコード22から読み取った物品情報を、中継装置50を介して物品管理サーバ200に送信してよい。物品管理サーバ200は、受信した物品情報に基づいて、物品20を一意に識別可能な発行識別情報を発行して、発行識別情報と物品情報とを対応付けて登録し、発行識別情報をリーダライタ100に送信する。リーダライタ100は、タグ管理用バーコード32に含まれる認証情報を用いて、RFタグ30の書込制限状態を解除し、発行識別情報をRFタグ30に書き込む。リーダライタ100は、RFタグ30に発行識別情報を書き込んだ後に、発行識別情報及びタグ識別情報を物品管理サーバ200に送信してよい。
【0032】
これらにより、物品管理用バーコード22に含まれる物品情報が、物品20を一意には識別できない情報である場合であっても、物品20を一意に識別可能な情報をRFタグ30に書き込むことができ、物品20の管理を支援することができる。
【0033】
他の例として、物品管理サーバ200が、複数のRFタグ30のそれぞれについて、タグ識別情報と認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶し、リーダライタ100が、タグ管理用バーコード32から読み取ったタグ識別情報を物品管理サーバ200に送信して、送信したタグ識別情報に対応する認証情報を物品管理サーバ200から受信してもよい。この場合、タグ管理用バーコード32には、認証情報は含まれない。
【0034】
この場合、物品管理サーバ200に、認証登録情報が予め登録され、物品20に、RFタグ30と、RFタグ30に対応するタグ識別情報を含むタグ管理用バーコード32と、物品管理用バーコード22とが付される。
【0035】
本実施形態では、物品管理サーバ200が認証登録情報を記憶する場合について主に説明するが、これに限らない。情報処理システム10が、物品管理サーバ200とは別に、認証登録情報を記憶するサーバを備えてもよい。この場合、リーダライタ100は、タグ管理用バーコード32から読み取ったタグ識別情報を当該サーバに送信して、送信したタグ識別情報に対応する認証情報を当該サーバから受信する。
【0036】
図2は、リーダライタ100の機能構成の一例を概略的に示す。リーダライタ100は、記憶部102、読取部110、読取情報取得部112、タグ通信部120、認証情報送信部122、書込制御部124、読取制御部126、通信部132、表示制御部140、表示部142、発行依頼部144、及び認証情報取得部146を備える。なお、リーダライタ100がこれらの全てを備えることは必須とは限らない。
【0037】
読取部110は、バーコードを読み取る。読取部110は、CCD方式でバーコードを読み取ってよい。読取部110は、レーザー方式でバーコードを読み取ってよい。読取部110は、例えば、物品管理用バーコード22から物品情報を読み取る。読取部110は、例えば、タグ管理用バーコード32から認証情報を読み取る。読取部110は、例えば、タグ管理用バーコード32からタグ識別情報を読み取る。
【0038】
読取情報取得部112は、読取部110が読み取った情報を取得して、記憶部102に記憶する。読取情報取得部112は、例えば、読取部110が物品管理用バーコード22から読み取った物品情報を取得する。読取情報取得部112は、例えば、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取った認証情報を取得する。読取情報取得部112は、例えば、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取ったタグ識別情報を取得する。
【0039】
タグ通信部120は、RFタグ30と通信する。タグ通信部120は、電波方式でRFタグ30と通信してよい。電波方式によれば、タグ通信部120がアンテナから電磁波を放射することによって、RFタグ30に電力を供給するとともに情報の送受信を行う。なお、タグ通信部120は、電磁誘導方式でRFタグ30と通信してもよい。
【0040】
認証情報送信部122は、読取部110が読み取った認証情報を無線送信するよう制御する。認証情報送信部122は、認証情報をタグ通信部120に無線送信させてよい。認証情報送信部122は、例えば、読取情報取得部112が物品情報及び認証情報を連続して取得した場合に、当該認証情報をタグ通信部120に無線送信させる。
【0041】
認証情報送信部122は、RFタグ30の書込制限状態を解除するコマンドとともに、認証情報を無線送信させてよい。当該コマンドは、WriteLock解除コマンドと呼ばれる場合がある。コマンド及び認証情報を受信したRFタグ30のうち、認証情報が一致したRFタグ30の書込制限状態が解除される。書込制限状態が解除されて、情報の書き込みが可能になった状態は、Secured状態と呼ばれる場合がある。
【0042】
書込制御部124は、タグ通信部120によって情報を無線送信することによってRFタグ30に情報を書き込むよう制御する。書込制御部124は、認証情報送信部122がタグ通信部120に無線送信させた認証情報によって書込制限状態が解除されたRFタグ30に、タグ通信部120によって、読取情報取得部112が取得した物品情報を無線送信してRFタグ30に物品情報を書き込むように制御してよい。
【0043】
書込制御部124は、タグ通信部120によって、RFタグ30に情報を書き込むコマンドとともに、物品情報を無線送信するよう制御してよい。当該コマンドは、Writeコマンドと呼ばれる場合がある。
【0044】
読取制御部126は、タグ通信部120によってRFタグ30から情報を読み取るよう制御する。読取制御部126は、RFタグ30から読み取った情報を記憶部102に記憶する。読取制御部126は、例えば、書込制御部124によって物品情報がRFタグ30に書き込まれた後に、リーダライタ100のユーザの操作に従って、RFタグ30から物品情報を読み取る。
【0045】
登録部130は、読取部110が読み取ったタグ識別情報及び物品情報を対応付けて登録する。登録部130は、例えば、読取情報取得部112が物品情報及びタグ識別情報を連続して取得した場合に、当該物品情報及び当該タグ識別情報を対応付けて登録する。登録部130は、通信部132を介して、当該物品情報及び当該タグ識別情報を物品管理サーバ200に送信することによって、当該物品情報及び当該タグ識別情報を登録してよい。通信部132は、中継装置50及びネットワーク40を介して物品管理サーバ200と通信してよい。
【0046】
表示制御部140は、記憶部102に記憶されている情報を表示するよう制御する。例えば、表示制御部140は、記憶部102に記憶されている情報を表示部142に表示させる。表示部142は、リーダライタ100に備え付けられたディスプレイであってよい。表示制御部140は、記憶部102に記憶されている情報を通信部132を介して他の装置に送信することによって、他の装置に情報を表示させてもよい。
【0047】
表示制御部140は、例えば、読取制御部126が、書込制御部124によって物品情報がRFタグ30に書き込まれた後に、リーダライタ100のユーザの操作に従って、RFタグ30から読み取った物品情報を表示するよう制御する。これにより、ユーザに、物品情報が適切にRFタグ30に書き込まれたことを確認させることができる。
【0048】
発行依頼部144は、発行識別情報の発行を依頼する。発行依頼部144は、例えば、読取情報取得部112が物品管理用バーコード22から読み取った物品情報が、物品20を一意に識別可能な情報でない場合に、物品情報を含む発行依頼を、通信部132を介して、物品管理サーバ200に送信する。発行依頼部144は、例えば、リーダライタ100が発行依頼モードに設定されている場合に、物品情報を含む発行依頼を、通信部132を介して物品管理サーバ200に送信する。発行依頼部144は、送信した発行依頼に対して物品管理サーバ200が発行した発行識別情報を、通信部132を介して取得する。
【0049】
書込制御部124は、認証情報送信部122がタグ通信部120に無線送信させた認証情報によって書込制限状態が解除されたRFタグ30に、タグ通信部120によって、発行依頼部144が物品管理サーバ200から受信した発行識別情報を無線送信してRFタグ30に発行識別情報を書き込むように制御してよい。
【0050】
登録部130は、読取部110が読み取ったタグ識別情報と、発行識別情報とを対応付けて登録してよい。登録部130は、例えば、書込制御部124によって発行識別情報がRFタグ30に書き込まれた後、通信部132を介して、タグ識別情報及び発行識別情報を物品管理サーバ200に送信することによって、タグ識別情報及び発行識別情報を登録してよい。
【0051】
読取情報取得部112が、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取った認証情報を取得することに代えて、認証情報取得部146が認証情報を取得してもよい。認証情報取得部146は、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取ったタグ識別情報を物品管理サーバ200に送信し、送信したタグ識別情報に対応する認証情報を物品管理サーバ200から受信することによって、認証情報を取得してよい。認証情報取得部146は、取得した認証情報を記憶部102に記憶する。
【0052】
図3は、リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、一の物品20に付された物品管理用バーコード22及びタグ管理用バーコード32を、リーダライタ100のユーザが連続で読み取る操作をした場合における、リーダライタ100の処理内容を説明する。
【0053】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、ユーザの操作に従って、読取部110が物品管理用バーコード22から読み取った物品情報を、読取情報取得部112が取得する。S104では、ユーザの操作に従って、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取った認証情報を、読取情報取得部112が取得する。S102とS104の順番は逆であってもよい。
【0054】
S106では、S102及びS104において読取情報取得部112が物品情報及び認証情報を連続して取得したことに応じて、認証情報送信部122が、S104において読取情報取得部112が取得した認証情報を、タグ通信部120を用いて無線送信する。これにより、一の物品20に付されたRFタグ30の書込制限状態が解除される。
【0055】
S108では、S106において、認証情報送信部122がタグ通信部120を用いて認証情報を無線送信したことに応じて、書込制御部124がタグ通信部120を用いて、S104において読取情報取得部112が取得した物品情報を無線送信する。これにより、S106において書込制限状態が解除されたRFタグ30に、物品情報が書き込まれる。
【0056】
上記実施形態における情報処理システム10は、RFタグ30に対して認証情報を書き込む書込装置300をさらに備えてもよい。
【0057】
図4は、リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、リーダライタ100が、発行依頼モードに設定されている場合の処理の流れを説明する。
【0058】
S202では、ユーザの操作に従って、読取部110が物品管理用バーコード22から読み取った物品情報を、読取情報取得部112が取得する。S204では、ユーザの操作に従って、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取った認証情報を、読取情報取得部112が取得する。S202とS204の順番は逆であってもよい。
【0059】
S206では、S202及びS204において読取情報取得部112が物品情報及び認証情報を連続して取得したことに応じて、発行依頼部144が、物品情報を含む発行依頼を通信部132を介して物品管理サーバ200に送信する。S208では、発行依頼部144が、S206において送信した発行依頼に応じて物品管理サーバ200が送信した発行識別情報を通信部132を介して取得する。
【0060】
S210では、認証情報送信部122が、S204において読取情報取得部112が取得した認証情報を、タグ通信部120を用いて無線送信する。これにより、一の物品20に付されたRFタグ30の書込制限状態が解除される。
【0061】
S212では、S210において、認証情報送信部122がタグ通信部120を用いて認証情報を無線送信したことに応じて、書込制御部124がタグ通信部120を用いて、S208において発行依頼部144が取得した発行識別情報を無線送信する。これにより、S210において書込制限状態が解除されたRFタグ30に、発行識別情報が書き込まれる。
【0062】
図5は、リーダライタ100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、タグ管理用バーコード32に認証情報が含まれていない場合のリーダライタ100の処理内容を説明する。
【0063】
S302では、ユーザの操作に従って、読取部110が物品管理用バーコード22から読み取った物品情報を、読取情報取得部112が取得する。S304では、ユーザの操作に従って、読取部110がタグ管理用バーコード32から読み取ったタグ識別情報を、読取情報取得部112が取得する。S302とS304の順番は逆であってもよい。
【0064】
S306では、S302及びS304において読取情報取得部112が物品情報及びタグ識別情報を連続して取得したことに応じて認証情報取得部146が、S304において読取情報取得部112が取得したタグ識別情報を物品管理サーバ200に送信する。S308では、認証情報取得部146が、S306において送信したタグ識別情報に対応する認証情報を、物品管理サーバ200から受信する。
【0065】
S310では、認証情報送信部122が、S308において認証情報取得部146が取得した認証情報を、タグ通信部120を用いて無線送信する。これにより、一の物品20に付されたRFタグ30の書込制限状態が解除される。
【0066】
S312では、S310において、認証情報送信部122がタグ通信部120を用いて認証情報を無線送信したことに応じて、書込制御部124がタグ通信部120を用いて、S304において読取情報取得部112が取得した物品情報を無線送信する。これにより、S310において書込制限状態が解除されたRFタグ30に、物品情報が書き込まれる。
【0067】
図6は、書込装置300の機能構成の一例を概略的に示す。書込装置300は、例えば、いわゆるRFIDプリンタであってよい。書込装置300は、書込部302、登録部304、記憶部306、及びタグ管理部308を備える。
【0068】
書込部302は、RFタグ30に情報を書き込む。書込部302は、電波方式でRFタグ30に情報を書き込んでよい。書込部302は、電磁誘導方式でRFタグ30に情報を書き込んでよい。
【0069】
登録部304は、RFタグ30に書き込む情報を登録する。登録部304は、登録した情報を記憶部306に記憶してよい。登録部304は、書込装置300が備える入力デバイスを介して入力された情報を登録してよい。登録部304は、他の装置から受信した情報を登録してよい。
【0070】
登録部304は、例えば、書込対象のRFタグ30に対応する認証情報を登録する。記憶部306は、RFタグ30に対応する認証情報を記憶する。書込対象のRFタグ30が複数ある場合、登録部304は、それぞれが複数のRFタグ30のそれぞれに対応する複数の認証情報を登録してよい。
【0071】
タグ管理部308は、記憶部306に記憶されているRFタグ30に対応する認証情報をRFタグ30に書き込んでRFタグ30を書き込み制限状態にさせるよう制御する。タグ管理部308は、認証情報をRFタグ30に書き込むように書込部302を制御してよい。
【0072】
タグ管理部308は、例えば、RFタグ30のEPC領域又はUser領域にPasswordWriteを書き込み、RFタグ30のRESERVED領域に認証情報を書き込むように制御する。
【0073】
なお、書込装置300は、RFタグ30が付される対象の物品20の物品情報を、RFタグ30の書込制限状態を解除する認証情報としてRFタグ30に書き込むようにしてもよい。例えば、記憶部306は、RFタグ30のタグ識別情報と、RFタグ30が付される対象の物品の物品情報とを対応付けて記憶する。そして、タグ管理部308は、対象のRFタグ30のタグ識別情報に対応する物品情報を記憶部306から読み出して、認証情報としてRFタグ30に書き込んで、RFタグ30を書込制限状態にするよう制御する。
【0074】
この場合、物品20に、タグ管理用バーコード32を付す必要がなくなる。リーダライタ100の読取部110は、ユーザの操作に従って、書込制限状態のRFタグ30と、物品情報を含む物品管理用バーコード22とが付された物品の、物品管理用バーコード22から物品情報を読み取る。認証情報送信部122は、読取部110が読み取った物品情報をRFタグ30に無線送信するよう制御する。認証情報送信部122は、物品情報をタグ通信部120に無線送信させてよい。書込制御部124は、タグ通信部120によって無線送信された物品情報によって書込制限状態が解除されたRFタグ30に、物品情報を無線送信してRFタグ30に物品情報を書き込むよう制御する。
【0075】
上述したように、物品情報を認証情報として用いることによって、物品20にタグ管理用バーコード32を付す必要を無くすことができ、作業不可や管理負荷などを低減することができる。
【0076】
図7は、書込装置300による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、複数のRFタグ30に対して、RFタグ30が付される対象の物品20の物品情報を、RFタグ30の書込制限状態を解除する認証情報として書き込む流れを説明する。
【0077】
S402では、登録部304が、複数のRFタグ30のそれぞれについて、タグ識別情報と、RFタグ30が付される対象の物品20の物品情報とを対応付けて記憶部306に記憶する。S404では、書込対象のRFタグ30を書込部302に対してセットする。RFタグ30のセットは、書込装置300が機械的に行ってよい。また、RFタグ30のセットは、人手によって行われてもよい。
【0078】
S406では、タグ管理部308が、書込部302に対してセットされたRFタグ30のタグ識別情報に対応する物品情報を記憶部306から読み出して、認証情報としてRFタグ30に書き込んでRFタグ30を書込制限状態にさせる。全タグの書込が完了していない場合(S408でNO)、S404に戻り、次のRFタグ30を書込部302に対してセットする。全タグの書込が完了した場合(S408でYES)、処理を終了する。
【0079】
図8は、物品管理サーバ200の機能構成の一例を概略的に示す。物品管理サーバ200は、記憶部202、登録部204、受信部206、及び送信部208を備える。
【0080】
登録部204は、各種情報を登録する。登録部204は、例えば、タグ識別情報と認証情報とを対応付けて登録する。登録部204は、複数のRFタグ30のそれぞれについて、タグ識別鵜情報と認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶部202に記憶してよい。
【0081】
受信部206は、各種情報を受信する。受信部206は、例えば、リーダライタ100から、タグ識別情報を受信する。
【0082】
送信部208は、各種情報を送信する。例えば、送信部208は、受信部206がリーダライタ100からタグ識別情報を受信した場合に、記憶部202に記憶されている認証登録情報を参照して、受信したタグ識別情報に対応する認証情報をリーダライタ100に送信する。
【0083】
また、例えば、受信部206は、リーダライタ100から、物品情報及びタグ識別情報を受信する。登録部204は、受信部206が受信した物品情報とタグ識別情報とを対応付けて登録してよい。
【0084】
図9は、リーダライタ100、物品管理サーバ200、又は書込装置300として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0085】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に記憶されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。例えば、プログラムは、読取部110、タグ通信部120、通信部132、及び表示部142を備えるコンピュータ1200を、記憶部102、読取情報取得部112、認証情報送信部122、書込制御部124、読取制御部126、登録部130、及び表示制御部140として機能させる。例えば、プログラムは、書込部302を備えるコンピュータ1200を、登録部304、記憶部306、及びタグ管理部308として機能させる。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0086】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを記憶する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD-ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0087】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを記憶する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0088】
プログラムは、DVD-ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0089】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に記憶された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0090】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に記憶されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0091】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に記憶され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に記憶される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に記憶された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0092】
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0093】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0094】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を記憶可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに記憶される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピーディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0095】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0096】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0097】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0098】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0099】
10 情報処理システム、20 物品、22 物品管理用バーコード、30 RFタグ、32 タグ管理用バーコード、40 ネットワーク、50 中継装置、100 リーダライタ、102 記憶部、110 読取部、112 読取情報取得部、120 タグ通信部、122 認証情報送信部、124 書込制御部、126 読取制御部、130 登録部、132 通信部、140 表示制御部、142 表示部、144 発行依頼部、146 認証情報取得部、200 物品管理サーバ、202 記憶部、204 登録部、206 受信部、208 送信部、300 書込装置、302 書込部、304 登録部、306 記憶部、308 タグ管理部、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-09-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記認証情報は、複数の前記RFタグ毎に異なる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記タグ管理用バーコードは、前記RFタグを識別可能なタグ識別情報を含み、
前記読取部は、前記タグ管理用バーコードから前記認証情報及び前記タグ識別情報を読み取り、
前記情報処理装置は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを対応付けて登録する登録部を備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記登録部は、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報と、前記物品情報又は前記発行識別情報とを、前記物品を管理する物品管理サーバに送信する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部と、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得部と、
前記認証情報取得部が取得した前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を備える情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
書込装置と
を備え、
前記書込装置は、
前記RFタグに対応する前記認証情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記RFタグに対応する前記認証情報を前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にさせるよう制御するタグ管理部と
を有する、情報処理システム。
【請求項7】
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、
前記読取部が読み取った前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階、及び
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階
を実行させるためのプログラム。
【請求項8】
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取部を備える情報処理装置に、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取部が読み取った前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階、
前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階、
前記読取部が読み取った前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を実行させるためのプログラム。
【請求項9】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
書込制限状態のRFタグと、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記認証情報及び前記物品情報を読み取る読取段階と、
前記読取段階において読み取られた前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階と、
前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を備える情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
書込制限状態のRFタグと、タグ識別情報を含むタグ管理用バーコードと、物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記タグ管理用バーコード及び前記物品管理用バーコードから前記タグ識別情報及び前記物品情報を読み取る読取段階と、
複数の前記RFタグのそれぞれについて、前記タグ識別情報と、前記RFタグの前記書込制限状態を解除する認証情報とが対応付けて登録された認証登録情報を記憶するサーバに、前記読取段階において読み取られた前記タグ識別情報を送信して、送信した前記タグ識別情報に対応する前記認証情報を前記サーバから受信する認証情報取得段階と、
前記認証情報取得段階において取得された前記認証情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する認証情報送信段階と、
前記読取段階において読み取られた前記物品情報又は前記物品情報に基づいて発行された発行識別情報を、前記認証情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに無線送信して、前記RFタグに前記物品情報又は前記発行識別情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を備える情報処理方法。
【請求項11】
書込装置と、
情報処理装置と
を備え、
前記書込装置は、
RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限状態を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを書込制限状態にするよう制御するタグ管理部と
有し、
前記情報処理装置は、
書込制限状態の前記RFタグと、前記物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記物品管理用バーコードから前記物品情報を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った前記物品情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する物品情報送信部と、
前記物品情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに前記物品情報を無線送信して前記RFタグに前記物品情報を書き込むよう制御する書込制御部と
を有する、情報処理システム
【請求項12】
書込装置が、RFタグを識別可能なタグ識別情報と、前記RFタグが付される対象の物品に関する物品情報とを対応付けて記憶部に記憶する記憶段階と、
前記書込装置が、対象のRFタグの前記タグ識別情報に対応する前記物品情報を前記記憶部から読み出して、前記RFタグの書込制限状態を解除する認証情報として前記RFタグに書き込んで前記RFタグを前記書込制限状態にさせるタグ管理段階と
情報処理装置が、書込制限状態の前記RFタグと、前記物品情報を含む物品管理用バーコードとが付された物品の、前記物品管理用バーコードから前記物品情報を読み取る読取段階と、
前記情報処理装置が、前記読取段階において読み取った前記物品情報を前記RFタグに無線送信するよう制御する物品情報送信段階と、
前記情報処理装置が、前記物品情報によって前記書込制限状態が解除された前記RFタグに前記物品情報を無線送信して前記RFタグに前記物品情報を書き込むよう制御する書込制御段階と
を備える情報処理方法。