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特開2023-170789照明器具、照明システム及び制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170789
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】照明器具、照明システム及び制御方法
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/195 20200101AFI20231124BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20231124BHJP
   H05B 45/10 20200101ALI20231124BHJP
   H05B 45/20 20200101ALI20231124BHJP
【FI】
H05B47/195
H05B47/105
H05B45/10
H05B45/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082816
(22)【出願日】2022-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】藤村 栞
(72)【発明者】
【氏名】万波 寛明
(72)【発明者】
【氏名】密島 康一
(72)【発明者】
【氏名】安西 了一
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA29
3K273SA02
3K273SA36
3K273SA37
3K273SA60
3K273TA03
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA17
3K273TA22
3K273TA28
3K273TA32
3K273TA39
3K273TA40
3K273TA46
3K273TA54
3K273TA55
3K273TA57
3K273TA62
3K273UA12
3K273UA13
3K273UA14
3K273UA16
3K273UA17
3K273UA21
3K273UA22
3K273UA23
(57)【要約】
【課題】ユーザの所望の照明制御を行うことができる照明器具等を提供する。
【解決手段】照明器具1は、操作機器により操作される照明器具であって、光源部30と、光源部30を制御するための操作情報を操作機器から受信する第1通信部11及び第2通信部21と、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報、及び、照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部23と、操作情報に基づいて、第1態様で光源部30の点灯状態を制御する第2制御部22とを備える。そして、第2制御部22は、さらに、第1態様とは異なる第2態様で光源部30の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が操作情報に含まれる場合、第1態様に替えて第2態様で光源部30の点灯状態を制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作機器により操作される照明器具であって、
光源部と、
前記光源部を制御するための操作情報を前記操作機器から受信する受信部と、
前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部と、
前記操作情報に基づいて、前記第1態様で前記光源部の点灯状態を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、さらに、前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が前記操作情報に含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する
照明器具。
【請求項2】
前記点灯状態制御情報は、点灯パターン、明るさレベル、色温度及び点灯パターン移行方法の少なくとも1つを示す情報を含む
請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記点灯パターン移行方法は、前記点灯パターン、前記明るさレベル及び前記色温度を第1状態から第2状態に移行させる場合の前記点灯パターン、前記明るさレベル及び前記色温度の変化のさせ方を示す情報を含む
請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記点灯パターン移行方法は、前記第1状態から前記第2状態に瞬時に移行させる第1移行方法と、前記第1状態から前記第2状態に徐々に移行させる第2移行方法とを含み、
前記第1態様は、前記第1移行方法及び前記第2移行方法の一方であり、
前記第2態様は、前記第1移行方法及び前記第2移行方法の他方である
請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記受信部は、前記点灯状態制御情報を含まない前記操作情報を近距離無線通信により受信し、前記点灯状態制御情報を含む前記操作情報をネットワークを介した無線通信により受信する
請求項1~4のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項6】
前記操作機器は、複数あり、
複数の前記操作機器は、前記照明器具の専用のリモートコントローラと、前記照明器具の遠隔操作用のアプリケーションがインストールされた情報端末とを含み、
前記受信部は、前記点灯状態制御情報を含まない前記操作情報を前記リモートコントローラから受信し、前記点灯状態制御情報を含む前記操作情報を前記情報端末から受信する
請求項1~4のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項7】
さらに、報知音を出音する出音部及び前記照明器具の状態表示を行う状態表示部の少なくとも一方を備え、
前記操作情報は、さらに、前記出音部を制御するための報知音情報、及び、前記状態表示部を制御するための状態表示情報の少なくとも一方を含む
請求項1~4のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項8】
少なくとも前記出音部を備え、
前記報知音情報は、報知音パターン、音量、報知音鳴動の有無及び報知音鳴動の繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、前記照明器具において標準設定されている第3態様とは異なる第4態様で前記出音部の報知状態を制御するための情報を含む
請求項7に記載の照明器具。
【請求項9】
少なくとも前記状態表示部を備え、
前記状態表示情報は、状態表示パターン、状態表示灯の明るさ、表示色、状態表示の有無及び状態表示パターンの繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、前記照明器具において標準設定されている第5態様とは異なる第6態様で前記状態表示部の表示状態を制御するための情報を含む
請求項7に記載の照明器具。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか1項に記載の照明器具と、
前記照明器具の動作を制御する操作機器とを備える
照明システム。
【請求項11】
前記操作機器は、複数あり、
複数の前記操作機器は、
前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記照明器具の光源部の点灯状態を制御するための操作情報を前記照明器具に送信する第1操作機器と、
前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための操作情報を前記照明器具に送信する、前記第1操作機器とは異なる第2操作機器とを含む
請求項10に記載の照明システム。
【請求項12】
前記操作機器には、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記光源部の点灯状態を制御するためのアプリケーションがインストールされており、
前記操作機器は、前記アプリケーションの機能が更新されることで、さらに前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御可能となる
請求項10に記載の照明システム。
【請求項13】
操作機器により照明器具を制御する制御方法であって、
前記照明器具は、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御方法は、
点灯状態制御情報を含む操作情報を前記操作機器から受信し、
前記点灯状態制御情報に前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す制御情報が含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する
制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具、照明システム及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、各照明装置のランプに関する情報に基づいて、各部屋に設置された照明装置のランプの点灯、消灯を操作できる照明システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-52881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ユーザの所望の照明制御を行うことができる照明器具、照明システム及び制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る照明器具は、操作機器により操作される照明器具であって、光源部と、前記光源部を制御するための操作情報を前記操作機器から受信する受信部と、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部と、前記操作情報に基づいて、前記第1態様で前記光源部の点灯状態を制御する制御部とを備え、前記制御部は、さらに、前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が前記操作情報に含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する。
【0006】
本発明の一態様に係る照明システムは、上項に記載の照明器具と、前記照明器具の動作を制御する操作機器とを備える。
【0007】
本発明の一態様に係る制御方法は、操作機器により照明器具を制御する制御方法であって、前記照明器具は、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部を備え、前記制御方法は、点灯状態制御情報を含む操作情報を前記操作機器から受信し、前記点灯状態制御情報に前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す制御情報が含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、ユーザの所望の照明制御を行うことができる照明器具等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施の形態に係る照明器具を含む照明システムの全体構成を示すブロック図である。
図2A図2Aは、実施の形態に係る記憶部が記憶する、光源部の点灯パターン移行方法における制御可能情報を示す図である。
図2B図2Bは、実施の形態に係る点灯パターン移行方法の一例を示す図である。
図2C図2Cは、実施の形態に係る点灯パターン移行方法の他の一例を示す図である。
図3図3は、実施の形態に係る記憶部が記憶する、出音部の制御可能情報を示す図である。
図4図4は、実施の形態に係る記憶部が記憶する、状態表示部の制御可能情報を示す図である。
図5図5は、実施の形態に係る照明器具の動作の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、実施の形態に係る操作情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0011】
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0012】
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
【0013】
また、本明細書において、数値及び数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度(例えば、10%程度)の差異をも含むことを意味する表現である。
【0014】
(実施の形態)
[1.照明システムの構成]
まず、本実施の形態に係る照明システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る照明器具1を含む照明システム100の全体構成を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、照明システム100は、照明器具1と、リモートコントローラ(以下、「リモコン」とも記載する)2と、情報端末4とを備える。照明器具1は、例えばインターネット等のネットワークN1を介して、サーバ装置3及び情報端末4との間で無線通信を行うように構成されている。さらに、照明器具1は、リモコン2との間で近距離無線通信を行うように構成されている。リモコン2及び情報端末4は、操作機器に相当する。操作機器は、照明器具1との間で無線通信を行い、照明器具1の動作を制御する(つまり、照明器具1を操作する)機器である。
【0016】
なお、照明システム100に含まれる操作機器は、リモコン2及び情報端末4の両方を含んでいてもよいし、いずれか一方のみを含んでいてもよい。また、本実施の形態では、サーバ装置3は照明システム100の構成要素に含まれていないが、照明システム100の構成要素に含まれていてもよい。
【0017】
リモコン2は、例えば照明器具1の設置されるスペースの内側に存在する等して照明器具1との間の距離が比較的短い場合に照明器具1を遠隔操作することが可能であるが、当該スペースの外側に存在する等して照明器具1との距離が比較的長い場合には、照明器具1を遠隔操作することができない機器である。リモコン2は、例えば近距離無線通信の一例である赤外線通信により照明器具1との間で無線通信を行う機器である。なお、リモコン2は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に従って照明器具1との間で無線通信(近距離無線通信)を行う機器を含み得る。また、リモコン2は、例えば照明器具1に対応する専用のコントローラであり、照明器具1の購入時に付属品として入手可能な機器であってもよい。
【0018】
リモコン2は、ボタン等によりユーザから照明器具1の制御に関する操作を受け付けるが、音声、ジェスチャ等によりユーザから照明器具1の制御に関する操作を受け付ける構成を有してもよい。
【0019】
リモコン2は、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で照明器具1を制御するための操作機器であってもよい。言い換えると、リモコン2は、標準設定されていない態様で照明器具1を制御する機能を有していなくてもよい。例えば、リモコン2は、第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を照明器具1に送信する。リモコン2は、第1操作機器の一例である。
【0020】
情報端末4は、ネットワークN1を介して照明器具1との間で通信可能であり、照明器具1の設置されるスペースの内外を問わず、照明器具1を遠隔操作することが可能な機器である。情報端末4は、例えばWi-Fi(登録商標)等の無線通信規格に従って、ネットワークN1及びサーバ装置3を介して照明器具1との間で無線通信を行う機器である。情報端末4は、例えばスマートフォン又はタブレット端末等の携帯型の端末であって、インストールされている照明器具1の遠隔操作用のアプリケーションを実行することにより、操作機器として機能する。なお、情報端末4は、例えば照明器具1に対応する専用のコントローラであってもよいし、製造時における照明器具1の検査用の制御装置であってもよい。
【0021】
ユーザは、操作機器に対して操作入力を行うことにより、照明器具1の動作の開始、終了、及び動作モードの切り替え等の遠隔操作を行うことが可能である。ユーザは、操作機器に対して操作入力を行うことにより、照明器具1の点灯、調光、消灯、及び照明器具の点灯モードの切り替え等を行うことが可能である。また、ユーザは、操作機器に対して操作入力を行うことにより、照明器具1が備える出音部40及び状態表示部50の少なくとも一方を制御可能である。
【0022】
情報端末4は、第1態様及び照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様のそれぞれで照明器具1を制御可能な操作機器であってもよい。言い換えると、情報端末4は、第1態様及び第2態様のそれぞれで照明器具1を制御する機能を有していてもよい。情報端末4は、リモコン2で操作した場合と異なる態様で照明器具1を制御可能である。例えば、情報端末4は、第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を照明器具1に送信する。情報端末4は、第2操作機器の一例である。
【0023】
また、情報端末4は、インストールされている照明器具1の遠隔操作用のアプリケーションの機能が更新されることで、さらに第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を出力可能となってもよい。情報端末4は、例えば、アプリケーションの機能が更新される前では第1態様及び第2態様のうち第1態様のみで光源部30の点灯状態を制御可能であるが、アプリケーションの機能が更新されることで第1態様及び第2態様のそれぞれで光源部30の点灯状態を制御可能となってもよい。
【0024】
なお、情報端末4におけるアプリケーションの機能の更新は、情報端末4がアプリケーションの更新プログラムを受信し、メモリに記憶されているプログラムを書き換えることで実現可能である。アプリケーションの更新プログラムは、例えば、照明器具1の製造メーカ等により配信されるが、これに限定されない。
【0025】
なお、情報端末4は、アプリケーションの機能が更新された後、いずれの態様で光源部30の点灯状態を制御するかの指示をユーザから取得し、取得された態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を送信してもよい。情報端末4は、例えば、ユーザから光源部30の点灯状態を制御するための操作を受け付けるたびに、いずれの態様で光源部30の点灯状態を制御するかの指示をユーザから取得してもよい。また、情報端末4は、アプリケーションの機能が更新された後、光源部30の点灯状態を制御するための態様としていずれの態様を新たに設定するかの指示をユーザから取得してもよい。つまり、情報端末4は、標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御しつづける標準モードで動作するか、標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御する更新モードで動作するかの指示をユーザから取得してもよい。
【0026】
サーバ装置3は、操作機器で入力された操作入力に応じた制御データ(制御コマンド)を、対象となる照明器具1へ提供するコンピュータである。具体的には、サーバ装置3は、ネットワークN1を介して操作機器(ここでは、情報端末4)からの操作情報(操作信号)を受信すると、受信した操作情報に含まれる指令に応じた制御データを、操作情報に含まれるアドレスで指定された照明器具1へネットワークN1を介して送信する。サーバ装置3は、例えば、照明器具1が設置される施設に設置されるエッジサーバによって実現されてもよいし、当該施設外に設置されたクラウドサーバによって実現されてもよい。なお、以下において、サーバ装置3が照明器具1へネットワークN1を介して送信する制御データも、操作情報と記載する。
【0027】
照明器具1は、操作機器により制御される機器である。照明器具1は、IoT(Internet of Things)モジュール10と、照明制御部20と、光源部30と、出音部40と、状態表示部50とを備える。なお、照明器具1は、出音部40及び状態表示部50の少なくとも一方を備えていなくてもよい。
【0028】
IoTモジュール10は、照明器具1がネットワークN1を介してサーバ装置3及び情報端末4と無線通信するための通信機器(通信モジュール)である。IoTモジュール10は、第1通信部11と、第1制御部12とを有する。IoTモジュール10は、マイクロコントローラ(つまり、プロセッサ及びメモリを備えたIC(Integrated Circuit))で構成されており、プロセッサがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することによりIoTモジュール10の各機能が実現される。
【0029】
第1通信部11は、ネットワークN1を介して操作機器の1つである情報端末4(例えば、サーバ装置3及び情報端末4)との間で無線通信を行うための通信インタフェースである。第1通信部11は、照明器具1の設置されるスペースの外側に存在する操作機器(情報端末4)との間で通信可能に構成されている。第1通信部11は、受信部の一例である。
【0030】
第1通信部11は、情報端末4から操作情報を受信する。操作情報は、照明器具1(例えば、光源部30、出音部40及び状態表示部50の少なくとも1つ)を制御するための制御情報を含む。本実施の形態では、操作情報は、例えば、少なくとも光源部30を制御するための制御情報を含む。
【0031】
第1通信部11は、例えば、点灯パターン、明るさレベル、色温度及び点灯パターン移行方法の少なくとも1つを示す情報であって、照明器具1において標準設定されている第1態様とは異なる第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための点灯状態制御情報を含む操作情報を取得する(受信する)。第1通信部11は、例えば、点灯状態制御情報を含む操作情報を取得する受信部として機能する。第1通信部11は、例えば、点灯状態制御情報を含む操作情報をネットワークN1を介した無線通信により取得する。また、第1通信部11は、例えば、点灯状態制御情報を含む操作情報を情報端末4から取得する。
【0032】
なお、操作情報は、光源部30の制御内容(例えば、ONする、明るさの変更、色温度の変更等の点灯状態を変更する情報)と、それに対応する点灯状態制御情報とを含む。
【0033】
また、第1通信部11は、例えば、報知音パターン、音量、報知音鳴動の有無及び報知音鳴動の繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、照明器具1において標準設定されている第3態様とは異なる第4態様で出音部40の出音状態を制御するための報知音情報をさらに含む操作情報を取得してもよい。
【0034】
また、第1通信部11は、例えば、状態表示パターン、状態表示灯の明るさ、表示色、状態表示の有無及び状態表示パターンの繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、照明器具1において標準設定されている第5態様とは異なる第6態様で状態表示部50の表示状態を制御するための状態表示情報をさらに含む操作情報を取得してもよい。状態表示パターンとして、点滅パターンが例示されるがこれに限定されない。
【0035】
なお、標準設定とは、後述する第2制御部22が実行する制御プログラムに予め組み込まれている設定であることを意味しており、例えば工場出荷時に設定されていることであってもよい。
【0036】
第1制御部12は、操作機器(情報端末4)と照明器具1との間の通信を制御する。また、第1制御部12は、照明制御部20とUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)(図示しない)等を介して通信可能に接続される。第1制御部12は、ネットワークN1を介して取得した情報端末4からの操作情報を、照明制御部20に出力する。
【0037】
照明制御部20は、操作情報に基づいて、照明器具1が有する光源部30を制御するための制御装置である。本実施の形態では、照明制御部20は、光源部30に加えて出音部40及び状態表示部50を制御する。照明制御部20は、第2通信部21と、第2制御部22と、記憶部23とを有する。照明制御部20は、マイクロコントローラ(つまり、プロセッサ及びメモリを備えたIC)で構成されており、プロセッサがメモリに格納されたコンピュータプログラムを実行することにより照明制御部20の各機能が実現される。
【0038】
第2通信部21は、操作機器の1つであるリモコン2との間で近距離無線通信(例えば、赤外線通信)を行うための通信インタフェースである。第2通信部21は、照明器具1の設置されるスペースの内側に存在する操作機器(リモコン2)との間で通信可能に構成されている。第2通信部21は、リモコン2からの操作情報を、IoTモジュール10を介さずに取得する。第2通信部21は、受信部の一例である。
【0039】
第2通信部21は、点灯状態制御情報を含まない操作情報を取得する受信部として機能する。第2通信部21は、例えば、点灯状態制御情報を含まない操作情報を近距離無線通信により取得する。また、第2通信部21は、例えば、点灯状態制御情報を含まない操作情報をリモコン2から取得する。
【0040】
第2制御部22は、操作機器で入力された操作入力に応じた操作情報(制御コマンド)を第1通信部11又は第2通信部21が受信すると、当該操作情報に従って光源部30を制御する。第2制御部22は、制御部の一例である。
【0041】
第2制御部22は、操作情報に基づいて標準設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御する。第2制御部22は、さらに、第1態様とは異なる第2態様で光源部30の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が操作情報に含まれる場合、第1態様に替えて第2態様で光源部30の点灯状態を制御する。第2態様は、後述する図2A図2Cを用いて説明する。
【0042】
第2制御部22は、例えば、操作情報を近距離無線通信(例えば、赤外線通信)により取得した場合、つまり操作情報を第2通信部21を介して取得した場合、標準設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御し、操作情報を近距離無線通信以外の無線通信(例えば、ネットワークN1を介した通信)により取得した場合、つまり操作情報を第1通信部11を介して取得した場合、第1態様に替えて操作情報に示される第2態様で光源部30の点灯状態を制御してもよい。言い換えると、第2制御部22は、例えば、操作情報を近距離無線通信により取得した場合、標準設定されている第1態様に固定して光源部30の点灯状態を制御する固定モードで動作し、操作情報を近距離無線通信以外の無線通信により取得した場合、操作機器(例えば、情報端末4)からの点灯状態制御情報(例えば、制御コマンド)に応じた第2態様に変更して光源部30の点灯状態を制御する任意モードで動作してもよい。
【0043】
また、第2制御部22は、操作情報をリモコン2から取得した場合、標準設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御し、操作情報を情報端末4から(つまり、照明器具1を遠隔制御するためのアプリケーションを介して)取得した場合、第1態様に替えて第2態様で光源部30の点灯状態を制御してもよい。言い換えると、第2制御部22は、例えば、操作情報をリモコン2から取得した場合、標準設定されている第1態様に固定して光源部30の点灯状態を制御する固定モードで動作し、操作情報を情報端末4から取得した場合、操作機器(例えば、情報端末4)からの点灯状態制御情報(例えば、制御コマンド)に応じた第2態様に変更して光源部30の点灯状態を制御する任意モードで動作してもよい。
【0044】
なお、出音部40及び状態表示部50の制御も同様である。
【0045】
記憶部23は、照明器具1が動作するための各種情報を記憶する。記憶部23は、光源部30、出音部40及び状態表示部50を制御するための情報を記憶する。記憶部23は、光源部30、出音部40及び状態表示部50を制御するために照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で照明器具1を制御するための情報に加えて、照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で照明器具1を制御するための情報である以下の図2A図4に示す各種情報を記憶する。
【0046】
図2Aは、本実施の形態に係る記憶部23が記憶する、光源部30の点灯パターン移行方法における制御可能情報を示す図である。図2Bは、本実施の形態に係る点灯パターン移行方法の一例を示す図である。図2Cは、本実施の形態に係る点灯パターン移行方法の他の一例を示す図である。図2A図2Cでは、点灯状態制御情報に含まれ得る制御項目のうち点灯パターン移行方法について説明する。点灯パターン移行方法は、他の制御項目である点灯パターン、明るさレベル及び色温度を移行させる(遷移させる)場合の点灯パターン、明るさレベル及び色温度の移行のさせ方を示す情報を含む。なお、制御可能情報は、照明器具1において、標準設定されていないが制御可能な制御内容のリストである。
【0047】
図2Aに示すように、点灯パターン移行方法における制御可能情報は、識別情報と点灯パターン移行方法とを含む。識別情報は、点灯パターン移行方法ごとに設定される個別の情報であり、点灯パターン移行方法は、点灯パターンを移行するときの条件(移行のさせ方)を示す。点灯パターン移行方法は、照明器具1において標準設定されていない移行方法を1以上含んでいればよい。また、図2Aに示す点灯パターン移行方法の少なくとも1つは、照明器具1において標準設定されている移行方法であってもよい。
【0048】
図2B及び図2Cに示す点灯パターン移行方法は、消灯から明るさMAXへ移行させる場合の明るさの変化のさせ方を示す。移行方法A1は、消灯から明るさMAXへ即変化させる移行方法であり、移行方法B1は、消灯から明るさMAXへスムーズに(徐々に)変化させる移行方法である。ここでのスムーズとは、明るさを連続して変化させる(いわゆるフェード動作を行う)ことに加えて、明るさを段階的に変化させることも含む。なお、移行方法は、これに限定されない。
【0049】
例えば、消灯から明るさMAXへ移行させる場合に図2Cに示すスムーズ変化で移行させる移行方法が標準設定されている場合、第2制御部22は、消灯から明るさMAXへ移行させる点灯状態制御情報を含まない操作情報を取得すると、消灯から明るさMAXへの移行においては常にスムーズ変化するように光源部30を制御する。
【0050】
しかしながら、照明器具1の製造段階での検査時又はユーザによる使用時に、標準設定されている態様とは異なる態様で照明器具1の点灯状態を制御したい場合がある。そのような場合に、例えば、図2Bに示す即変化で移行させる移行方法を指定する点灯状態制御情報を含む操作情報を取得すると、第2制御部22は、消灯から明るさMAXへ即変化するように光源部30を制御する。このように、第2制御部22は、標準設定されている条件以外の条件で光源部30を制御する。これにより、ユーザは、標準設定とは異なる条件で光源部30を制御したい場合にのみ点灯状態制御情報を含む操作情報を照明器具1に送信することで、所望の条件で光源部30を制御することができる。
【0051】
図2B及び図2Cにおける消灯は移行前の点灯状態(第1状態の一例)であり、明るさMAXは移行後の点灯状態(第2状態の一例)である。また、上記のように、点灯パターン移行方法は、第1状態から第2状態に瞬時に移行させる移行方法A1(第1移行方法の一例)と、第1状態から第2状態に徐々に移行させる移行方法B1(第2移行方法の一例)とを含む。
【0052】
このように、記憶部23は、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報、及び、照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報を記憶している(例えば、予め記憶している)。記憶部23は、標準機能として設定される制御条件に加えて、標準機能として設定されていない、つまり通常の使用時には用いられない制御条件も予め記憶しているとも言える。例えば、記憶部23は、リモコン2で操作した場合には用いられない制御条件を予め記憶している。なお、予め記憶とは、例えば工場出荷時には記憶部23に記憶されていることを意味する。また、情報端末4にインストールされているアプリケーションの機能が更新されることで情報端末4による第2態様での制御が可能となる場合、予め記憶とは、例えば、アプリケーションの機能が更新される前に、第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報が記憶部23に記憶されていることを意味していてもよい。
【0053】
照明器具1を販売後に記憶部23の情報を更新することは困難な場合があるので、上記のように、将来的に用いられることが想定される機能のための情報が予め記憶部23に記憶される。例えば、情報端末4にインストールされているアプリケーションの機能が更新される場合、情報端末4のメモリに記憶されているプログラムを更新するだけで、照明器具1の記憶部23の情報を更新することなく、照明器具1の機能を追加することができる。例えば、照明器具1が外部のサーバと接続されていない状態であっても、照明器具1の機能を追加することができる。
【0054】
図3は、本実施の形態に係る記憶部23が記憶する、出音部40の制御可能情報を示す図である。図4は、本実施の形態に係る記憶部23が記憶する、状態表示部50の制御可能情報を示す図である。
【0055】
図3に示すように、報知音パターン情報は、識別情報と報知音パターンとを含む。識別情報は、報知音パターンごとに設定される個別の情報であり、報知音パターンは、報知音のパターンを示す。報知音パターンは、照明器具1において標準設定されていない報知音パターンを1以上含んでいればよい。また、図3に示す報知音パターンの少なくとも1つは、照明器具1において標準設定されている報知音パターンであってもよい。報知音パターン情報としてパターンA2が標準設定されている場合、パターンA2は第3態様の一例である。また、報知音情報が報知音パターンをパターンB2で報知させることを含む場合、パターンB2は第4態様の一例である。
【0056】
第2制御部22は、例えば、光源部30の点灯状態を移行する場合に標準設定されている第3態様で出音部40の報知状態を制御し、さらに、報知音情報に第3態様とは異なる第4態様で出音部40の報知状態を制御することを示す報知音情報が含まれる場合、光源部30の点灯状態を移行するときに第3態様に替えて第4態様で出音部40の報知状態を制御してもよい。
【0057】
図4に示すように、状態表示パターン情報は、識別情報と状態表示パターンとを含む。識別情報は、状態表示パターンごとに設定される個別の情報であり、状態表示パターンは、状態表示のパターンを示す。状態表示パターンは、照明器具1において標準設定されていない状態表示パターンを1以上含んでいればよい。また、図4に示す状態表示パターンの少なくとも1つは、照明器具1において標準設定されている状態表示パターンであってもよい。状態表示パターン情報としてパターンA3が標準設定されている場合、パターンA3は第5態様の一例である。また、状態表示情報が状態表示パターンをパターンB3で表示させることを含む場合、パターンB3は第6態様の一例である。
【0058】
第2制御部22は、例えば、光源部30の点灯状態を移行する場合に標準設定されている第5態様で状態表示部50の表示状態を制御し、さらに、状態表示情報に第5態様とは異なる第6態様で状態表示部50の表示状態を制御することを示す状態表示情報が含まれる場合、光源部30の点灯状態を移行するときに第5態様に替えて第6態様で状態表示部50の表示状態を制御してもよい。
【0059】
このように、記憶部23は、照明器具1の標準機能として設定されている態様で出音部40及び状態表示部50の状態を制御するための情報、及び、照明器具1の標準機能として設定されていない態様で出音部40及び状態表示部50の状態を制御するための情報を記憶している。記憶部23は、出音部40及び状態表示部50の制御条件においても、標準機能として設定されている条件に加えて、標準機能として設定されていない条件を予め記憶していてもよい。照明制御部20は、使用する可能性のある制御条件を予め記憶していることで、操作機器からどの制御条件を使用するかを指定するだけで、所望の態様で照明器具1を制御することができる。
【0060】
また、照明制御部20は、光源部30に加えて出音部40及び状態表示部50の制御条件を記憶していることで、照明制御用の主動作を変えることなく、音のみ又は状態表示のみを操作機器からの指示により制御可能である。これにより、例えば、照明制御用のCPU、音制御用のCPU及び状態表示制御用のCPUを共通化することができる。つまり、本来であれば3つのCPUが必要であるが、本実施の形態に係る照明器具1では1つのCPUで済む。また、照明制御部20が使用する可能性のある制御条件を予め記憶していることで、照明システム100の拡張性を容易に向上させることができる。
【0061】
図1を再び参照して、光源部30は、例えばLED(Light Emitting Diode)素子によって実現されるが、半導体レーザ、有機EL(Electro-Luminescence)素子又は無機EL素子等の他の発光素子によって実現されてもよい。光源部30は、明るさ及び光色の少なくとも1つを変化可能である。そして、光源部30は、照明制御部20によって制御されることで、発光態様が制御される。
【0062】
出音部40は、例えばスピーカー等によって実現され、リモコン2及び情報端末4からの操作に対する応答音、異常を知らせる報知音等を出音する。そして、出音部40は、照明制御部20によって制御されることで、出音態様が制御される。
【0063】
状態表示部50は、例えばLED素子(状態表示灯の一例)によって実現される。LED素子は、例えば、青色系LED素子、赤色系LED素子及び緑色系LED素子を有するRGB型のLED素子であってもよい。また、状態表示部50は、例えば、数字、文字、図形等を表示可能に構成されてもよい。状態表示部50は、例えば、7セグメントLEDにより実現されてもよい。状態表示部50は、光源部30とは異なり、照明器具1の各種状況を発光態様によって表示(提示)する。そして、状態表示部50は、照明制御部20によって制御されることで、表示態様が制御される。
【0064】
[2.照明器具の動作]
続いて、上記のように構成される照明器具1の動作について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本実施の形態に係る照明器具1の動作(制御方法)の一例を示すフローチャートである。図5では、光源部30を制御する場合の動作を示す。
【0065】
図5に示すように、第2制御部22は、第1通信部11又は第2通信部21を介して操作情報を取得したか否かを判定する(S10)。第2制御部22は、ステップS10でYesの場合、ステップS20に進み、ステップS10でNoの場合、ステップS10に戻る。
【0066】
図6は、本実施の形態に係る操作情報の一例を示す図である。図6は、ステップS10において、第1通信部11を介して情報端末4から取得された操作情報の一例を示す。
【0067】
図6に示す例では、操作情報として、点灯パターン移行方法、報知音パターン及び状態表示パターンを標準設定されている条件とは異なる条件で制御することを示す情報を含む。つまり、操作情報に点灯状態制御情報が含まれる。操作情報には、予め記憶部23に記憶されている複数の条件の中から、所望の条件を指定する情報(ここでは、識別情報)が含まれる。
【0068】
なお、情報端末4は、光源部30、出音部40及び状態表示部50における、標準設定されている条件、及び、標準設定されていないが記憶部23に記憶されている条件のそれぞれを取得可能である。例えば、それらの条件が予めアプリケーションに組み込まれていてもよいし、情報端末4がアプリケーションをインストールした後、最初に照明器具1と無線通信した際に、それらの条件が照明器具1から取得されてもよい。
【0069】
次に、第2制御部22は、操作情報に点灯状態制御情報が含まれるか否かを判定する(S20)。つまり、第2制御部22は、ステップS20において、標準設定されている態様と異なる態様で制御することを示す情報が操作情報に含まれているか否かを判定する。なお、図5の例では、ステップS20において、光源部30に対して標準設定されている態様と異なる態様で制御するか否かを判定しているが、光源部30に替えて又は光源部30とともに出音部40及び状態表示部50の少なくとも一方に対して同様の判定が行われてもよい。
【0070】
第2制御部22は、操作情報に点灯状態制御情報が含まれる場合(S20でYes)、点灯状態制御情報に含まれる指定パターンを記憶部23から読み出し(S30)、読み出した指定パターンに基づく制御を実行する(S40)。つまり、第2制御部22は、標準条件されている態様に替えて、操作情報に含まれる態様(指定パターン)で少なくとも光源部30(ここでは、光源部30、出音部40及び状態表示部50)を制御する。操作情報が消灯から明るさMAXに移行する操作である場合、例えば、標準設定されている図2Cに示す移行方法B1(第1態様の一例)に替えて図2Bに示す移行方法A1(第2態様の一例)を指定パターンとして読み出し、即変化させるように光源部30を制御する。
【0071】
また、第2制御部22は、操作情報に点灯状態制御情報が含まれない場合(S20でNo)、操作情報に応じた固定パターンを記憶部23から読み出し(S50)、読み出した固定パターンに基づく制御を実行する(S60)。つまり、第2制御部22は、操作内容ごとに予め設定されている態様(固定パターン)で少なくとも光源部30を制御する。操作情報が消灯から明るさMAXに移行する操作である場合、例えば、標準設定されている図2Cに示す移行方法B1を固定パターンとして読み出し、スムーズ変化させるように光源部30を制御する。
【0072】
なお、第2制御部22は、情報端末4から操作情報を取得したか否か、又は、ネットワークN1を介して操作情報を取得したか否かにより、ステップS20の判定を行ってもよい。第2制御部22は、例えば、情報端末4から操作情報を取得した場合、又は、ネットワークN1を介して操作情報を取得した場合、ステップS20においてYesと判定し、リモコン2から操作情報を取得した場合、又は、近距離無線通信を介して操作情報を取得した場合、ステップS20においてNoと判定してもよい。
【0073】
なお、第2制御部22は、ステップS30及びS40において、操作情報に基づいて、出音部40で出音するための制御信号を生成し、生成した制御信号を出音部40に出力することで、操作情報に応じた音を出音部40から出音させてもよい。第2制御部22は、図3に示す制御可能情報にない音パターン、又は、制御可能情報に示される音パターンの組み合わせを出音することを示す報知音情報を取得すると、報知音情報に基づいて出音部40を制御するための制御信号を生成し、生成した制御信号を出音部40に出力してもよい。
【0074】
[3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1は、操作機器により操作される照明器具であって、光源部30と、光源部30を制御するための操作情報を操作機器から受信する第1通信部11及び第2通信部21(受信部の一例)と、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報、及び、照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部23と、操作情報に基づいて、第1態様で光源部30の点灯状態を制御する第2制御部22(制御部の一例)とを備える。そして、第2制御部22は、さらに、第2態様で光源部30の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が操作情報に含まれる場合、第1態様(例えば、図2Cに示すスムーズ変化)に替えて第2態様(例えば、図2Bに示す即変化)で光源部30の点灯状態を制御する。
【0075】
これにより、記憶部23が第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報に加えて標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報を記憶しているので、第2制御部22は、点灯状態制御情報を含む操作情報を受信した場合、第2態様で光源部30を制御することができる。つまり、第2制御部22は、ユーザの所望の態様で光源部30を制御することができる。よって、照明器具1は、ユーザの所望の照明制御を行うことができる。
【0076】
また、点灯状態制御情報は、点灯パターン、明るさレベル、色温度及び点灯パターン移行方法の少なくとも1つを示す情報を含む。
【0077】
これにより、第2制御部22は、点灯パターン、明るさレベル、色温度及び点灯パターン移行方法の少なくとも1つをユーザの所望の態様で制御することができる。
【0078】
また、点灯パターン移行方法は、点灯パターン、明るさレベル及び色温度を第1状態から第2状態に移行させる場合の点灯パターン、明るさレベル及び色温度の変化のさせ方を示す情報を含む。
【0079】
これにより、第2制御部22は、点灯パターン、明るさレベル及び色温度の変化のさせ方をユーザの所望の態様で制御することができる。
【0080】
また、点灯パターン移行方法は、第1状態から第2状態に瞬時に移行させる移行方法A1(第1移行方法の一例)と、第1状態から第2状態に徐々に移行させる移行方法B1(第2移行方法の一例)とを含む。そして、第1態様は、第1移行方法及び第2移行方法の一方であり、第2態様は、第1移行方法及び第2移行方法の他方である。
【0081】
これにより、第2制御部22は、ユーザの所望の移行方法で照明制御を行うことができる。
【0082】
また、受信部は、点灯状態制御情報を含まない操作情報を近距離無線通信により受信し、点灯状態制御情報を含む操作情報をネットワークN1を介した無線通信により受信する。
【0083】
これにより、受信部は、点灯状態制御情報を含まない操作情報と、点灯状態制御情報を含む操作情報とを、異なる無線通信方式により受信することができる。
【0084】
また、操作機器は、複数あり、複数の操作機器は、照明器具1の専用のリモコン2と、照明器具1の遠隔操作用のアプリケーションがインストールされた情報端末4とを含む。そして、受信部は、点灯状態制御情報を含まない操作情報をリモコン2から受信し、点灯状態制御情報を含む操作情報を情報端末4から受信する。
【0085】
これにより、受信部は、点灯状態制御情報を含まない操作情報と、点灯状態制御情報を含む操作情報とを、異なる操作機器から受信することができる。よって、照明器具1は、異なる操作機器からの異なる態様での操作情報により制御されることで、ユーザの所望の照明制御を実現することができる。
【0086】
また、照明器具1は、さらに、報知音を出音する出音部40及び照明器具1の状態表示を行う状態表示部50の少なくとも一方を備える。そして、操作情報は、さらに、出音部40を制御するための報知音情報、及び、状態表示部50を制御するための状態表示情報の少なくとも一方を含む。
【0087】
これにより、第2制御部22は、さらに、出音部40及び状態表示部50の少なくとも一方をユーザの所望の態様で制御することができる。
【0088】
また、照明器具1は、少なくとも出音部40を備える。そして、報知音情報は、報知音パターン、音量、報知音鳴動の有無及び報知音鳴動の繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、照明器具1において標準設定されている第3態様とは異なる第4態様で出音部40の報知状態を制御するための情報を含む。
【0089】
これにより、第2制御部22は、出音部40をユーザの所望の第4態様で制御することができる。
【0090】
また、照明器具1は、少なくとも状態表示部50を備える。そして、状態表示情報は、状態表示パターン、状態表示灯の明るさ、表示色、状態表示の有無及び状態表示パターンの繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、照明器具1において標準設定されている第5態様とは異なる第6態様で状態表示部50の表示状態を制御するための情報を含む。
【0091】
これにより、第2制御部22は、状態表示部50をユーザの所望の第6態様で制御することができる。
【0092】
また、以上のように、本実施の形態に係る照明システム100は、照明器具1と、照明器具1の動作を制御する操作機器(例えば、リモコン2及び情報端末4)とを備える。
【0093】
これにより、上記の照明器具1と同様の効果を奏する。
【0094】
また、例えば、操作機器は、第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を照明器具1に送信するリモコン2(第1操作機器の一例)と、第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための操作情報を照明器具1に送信する、リモコン2とは異なる情報端末4(第2操作機器の一例)とを含んでいてもよい。
【0095】
これにより、照明システム100によれば、照明器具1が異なる操作機器からの異なる態様での操作情報により制御されることで、ユーザの所望の照明制御を実現することができる。
【0096】
また、例えば、操作機器(例えば、情報端末4)には、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御するためのアプリケーションがインストールされており、操作機器は、アプリケーションの機能が更新されることで、さらに照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御可能となってもよい。
【0097】
これにより、照明システム100によれば、操作機器のアプリケーションの機能を更新するだけで、第1態様及び第2態様での光源部30の制御、つまりユーザの所望の照明制御を1台の操作機器で実現することができる。
【0098】
また、以上のように、本実施の形態に係る照明方法は、操作機器により照明器具1を制御する制御方法であって、照明器具1は、照明器具1の標準機能として設定されている第1態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報、及び、照明器具1の標準機能として設定されていない第2態様で光源部30の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部23を備える。そして、制御方法は、操作機器から点灯状態制御情報を含む操作情報を受信し(S20でYes)、点灯状態制御情報に第2態様で光源部30の点灯状態を制御することを示す制御情報が含まれる場合、第1態様に替えて第2態様で光源部30の点灯状態を制御する(S40)。
【0099】
これにより、上記の照明器具1と同様の効果を奏する。
【0100】
(その他の実施の形態)
以上、一つ又は複数の態様に係る照明器具等について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明に含まれてもよい。
【0101】
例えば、上記実施の形態における照明器具の態様は特に限定されず、例えば、シーリングライト、ダウンライト、ベースライト又はスポットライト等のいずれかであってもよい。
【0102】
また、上記実施の形態では、リモコンからは指定パターン(標準設定されていない条件)での制御を行えない例について説明したが、これに限定されず、リモコンからも指定パターンでの制御を行うことができてもよい。
【0103】
また、上記実施の形態では、照明器具を制御する場合に指定パターンを設定する例について説明したが、情報端末のアプリケーションに機能追加したときに、指定パターンが設定されてもよい。
【0104】
また、上記実施の形態では、IoTモジュールの機能を有するマイクロコントローラと、照明制御部の機能を有するマイクロコントローラとが別体である、つまり照明器具が2つのマイクロコントローラを用いて光源部を制御する例について説明したが、照明器具がIoTモジュールの機能及び照明制御部の機能のそれぞれを有する1つのマイクロコントローラを用いて光源部を制御してもよい。
【0105】
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0106】
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本発明を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が他のステップと同時(並列)に実行されてもよいし、上記ステップの一部は実行されなくてもよい。
【0107】
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
【0108】
また、これらの全般的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータで読み取り可能なCD-ROM等の非一時的記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又は記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。プログラムは、記録媒体に予め記憶されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
【0109】
また、上記実施の形態で説明した各構成要素は、ソフトウェアとして実現されても良いし、典型的には、集積回路であるLSIとして実現されてもよい。これらは、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路(専用のプログラムを実行する汎用回路)又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)又は、LSI内部の回路セルの接続若しくは設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて構成要素の集積化を行ってもよい。
【0110】
システムLSIは、複数の処理部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
【0111】
また、本発明の一態様は、図5に示される照明器具の制御方法に含まれる特徴的な各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであってもよい。
【0112】
また、例えば、プログラムは、コンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。また、本発明の一態様は、そのようなプログラムが記録された、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体であってもよい。例えば、そのようなプログラムを記録媒体に記録して頒布又は流通させてもよい。例えば、頒布されたプログラムを、他のプロセッサを有する装置にインストールして、そのプログラムをそのプロセッサに実行させることで、その装置に、上記各処理を行わせることが可能となる。
【0113】
以下に、上記実施の形態に基づいて説明した照明器具、照明システム及び制御方法の特徴を示す。
【0114】
<1>
操作機器により操作される照明器具であって、
光源部と、
前記光源部を制御するための操作情報を前記操作機器から受信する受信部と、
前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部と、
前記操作情報に基づいて、前記第1態様で前記光源部の点灯状態を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、さらに、前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す点灯状態制御情報が前記操作情報に含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する
照明器具。
【0115】
<2>
前記点灯状態制御情報は、点灯パターン、明るさレベル、色温度及び点灯パターン移行方法の少なくとも1つを示す情報を含む
<1>に記載の照明器具。
【0116】
<3>
前記点灯パターン移行方法は、前記点灯パターン、前記明るさレベル及び前記色温度を第1状態から第2状態に移行させる場合の前記点灯パターン、前記明るさレベル及び前記色温度の変化のさせ方を示す情報を含む
<2>に記載の照明器具。
【0117】
<4>
前記点灯パターン移行方法は、前記第1状態から前記第2状態に瞬時に移行させる第1移行方法と、前記第1状態から前記第2状態に徐々に移行させる第2移行方法とを含み、
前記第1態様は、前記第1移行方法及び前記第2移行方法の一方であり、
前記第2態様は、前記第1移行方法及び前記第2移行方法の他方である
<3>に記載の照明器具。
【0118】
<5>
前記受信部は、前記点灯状態制御情報を含まない前記操作情報を近距離無線通信により受信し、前記点灯状態制御情報を含む前記操作情報をネットワークを介した無線通信により受信する
<1>~<4>のいずれかに記載の照明器具。
【0119】
<6>
前記操作機器は、複数あり、
複数の前記操作機器は、前記照明器具の専用のリモートコントローラと、前記照明器具の遠隔操作用のアプリケーションがインストールされた情報端末とを含み、
前記受信部は、前記点灯状態制御情報を含まない前記操作情報を前記リモートコントローラから受信し、前記点灯状態制御情報を含む前記操作情報を前記情報端末から受信する
<1>~<5>のいずれかに記載の照明器具。
【0120】
<7>
さらに、報知音を出音する出音部及び前記照明器具の状態表示を行う状態表示部の少なくとも一方を備え、
前記操作情報は、さらに、前記出音部を制御するための報知音情報、及び、前記状態表示部を制御するための状態表示情報の少なくとも一方を含む
<1>~<6>のいずれかに記載の照明器具。
【0121】
<8>
少なくとも前記出音部を備え、
前記報知音情報は、報知音パターン、音量、報知音鳴動の有無及び報知音鳴動の繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、前記照明器具において標準設定されている第3態様とは異なる第4態様で前記出音部の報知状態を制御するための情報を含む
<7>に記載の照明器具。
【0122】
<9>
少なくとも前記状態表示部を備え、
前記状態表示情報は、状態表示パターン、状態表示灯の明るさ、表示色、状態表示の有無及び状態表示パターンの繰り返し回数の少なくとも1つを示す情報であって、前記照明器具において標準設定されている第5態様とは異なる第6態様で前記状態表示部の表示状態を制御するための情報を含む
<7>又は<8>に記載の照明器具。
【0123】
<10>
<1>~<9>のいずれかに記載の照明器具と、
前記照明器具の動作を制御する操作機器とを備える
照明システム。
【0124】
<11>
前記操作機器は、複数あり、
複数の前記操作機器は、
前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記照明器具の光源部の点灯状態を制御するための操作情報を前記照明器具に送信する第1操作機器と、
前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための操作情報を前記照明器具に送信する、前記第1操作機器とは異なる第2操作機器とを含む
<10>に記載の照明システム。
【0125】
<12>
前記操作機器には、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で前記光源部の点灯状態を制御するためのアプリケーションがインストールされており、
前記操作機器は、前記アプリケーションの機能が更新されることで、さらに前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御可能となる
<10>又は<11>に記載の照明システム。
【0126】
<13>
操作機器により照明器具を制御する制御方法であって、
前記照明器具は、前記照明器具の標準機能として設定されている第1態様で光源部の点灯状態を制御するための情報、及び、前記照明器具の標準機能として設定されていない第2態様で前記光源部の点灯状態を制御するための情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御方法は、
点灯状態制御情報を含む操作情報を前記操作機器から受信し、
前記点灯状態制御情報に前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御することを示す制御情報が含まれる場合、前記第1態様に替えて前記第2態様で前記光源部の点灯状態を制御する
制御方法。
【符号の説明】
【0127】
1 照明器具
2 リモートコントローラ(操作機器、第1操作機器)
4 情報端末(操作機器、第2操作機器)
11 第1通信部(受信部)
21 第2通信部(受信部)
22 第2制御部(制御部)
23 記憶部
30 光源部
40 出音部
50 状態表示部
100 照明システム
N1 ネットワーク
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6