(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170849
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
F21S 43/241 20180101AFI20231124BHJP
F21S 43/14 20180101ALI20231124BHJP
F21S 43/31 20180101ALI20231124BHJP
F21S 43/50 20180101ALI20231124BHJP
F21S 43/33 20180101ALI20231124BHJP
F21W 103/00 20180101ALN20231124BHJP
F21W 103/35 20180101ALN20231124BHJP
F21W 103/45 20180101ALN20231124BHJP
F21W 103/55 20180101ALN20231124BHJP
F21W 103/10 20180101ALN20231124BHJP
F21W 103/20 20180101ALN20231124BHJP
F21W 106/00 20180101ALN20231124BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20231124BHJP
【FI】
F21S43/241
F21S43/14
F21S43/31
F21S43/50
F21S43/33
F21W103:00
F21W103:35
F21W103:45
F21W103:55
F21W103:10
F21W103:20
F21W106:00
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022082916
(22)【出願日】2022-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100179833
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 将尚
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(72)【発明者】
【氏名】赤尾 賢人
(72)【発明者】
【氏名】松村 直哉
(57)【要約】
【課題】簡単な構成により点灯時の発光ムラを防ぐことによって、発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具を提供する。
【解決手段】導光体4は、第1の導光部12の正面側から分岐部13を介して一方側及び他方側に向かって延長された第2の導光部14及び第3の導光部15と、第1の導光部12の正面側の上部から前方に向かって突出された第4の導光部16と、第1の導光部12の背面側に位置する入射部17と、第2の導光部14及び第3の導光部15の背面側に位置する第1の反射部及び第2の反射部と、第2の導光部14及び第3の導光部15の正面側に位置する第1の出射部19及び第2の出射部21と、第4の導光部16の先端側に位置する第3の反射部22と、第4の導光部16の下面側に位置する第3の出射部23とを有し、第4の導光部16の下方には、第3の出射部23から出射された光を正面側に向けて反射するミラー6が設けられている。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に延びる長尺形状の導光体と、
前記第1方向に交差する第2方向に向く光源と、を備える車両用灯具において、
前記導光体は、前記光源に対向して位置する入射部と、前記入射部から前記第1方向の両端部に光を導く分岐部と、前記分岐部からの光を前記両端部に向けて導光しながら前記第2方向に出射する導光部とを備え、
前記第2方向を前記車両用灯具の前後方向とする場合、
前記導光体は、前記入射部から第2方向に延びる副導光部を備え、
前記副導光部は、前記入射部から入射する光の一部を出射する出射部を有し、
前記分岐部の前方にミラーが設けられており、前記副導光部の前記出射部から出射する光は前記ミラーの前面に当たることで前記第2方向に反射させることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
光源と、
前記光源から出射された光を導光させる導光体と、
前記導光体から出射された光の一部を反射するミラーとを備え、
前記導光体は、前記光源の前方に配置された第1の導光部と、
前記第1の導光部の正面側から分岐部を介して一方側に向かって延長された第2の導光部と、
前記第1の導光部の正面側から分岐部を介して他方側に向かって延長された第3の導光部と、
前記第2の導光部と前記第3の導光部との間に位置して前記第1の導光部の正面側の上部から前方に向かって突出された第4の導光部と、
前記第1の導光部の背面側に位置して、前記光源から出射された光を前記第1の導光部の内部へと入射する入射部と、
前記第2の導光部の背面側に位置して、前記第2の導光部の内部で導光される光を前記第2の導光部の正面側に向けて反射する第1の反射部と、
前記第2の導光部の正面側に位置して、前記第1の反射部により反射された光を前記第2の導光部の外部へと出射する第1の出射部と、
前記第3の導光部の背面側に位置して、前記第3の導光部の内部で導光される光を前記第3の導光部の正面側に向けて反射する第2の反射部と、
前記第3の導光部の正面側に位置して、前記第2の反射部により反射された光を前記第3の導光部の外部へと出射する第2の出射部と、
前記第4の導光部の先端側に位置して、前記第4の導光部の内部で導光される光を下方に向けて反射する第3の反射部と、
前記第4の導光部の下面側に位置して、前記第3の反射部により反射された光を前記第4の導光部の外部へと出射する第3の出射部とを有し、
前記第4の導光部の下方には、前記第3の出射部から出射された光を正面側に向けて反射する前記ミラーが設けられていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項3】
前記ミラーは、前記第1の導光部の正面側の前記第2の導光部と前記第3の導光部との間から漏れ出した光を遮光するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記ミラーは、前記導光体を正面視したときに、前記第1の出射部及び前記第2の出射部と連続するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第3の出射部には、当該第3の出射部から出射される光を拡散させる拡散部が設けられていることを特徴とする請求項2~4の何れか一項に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記ミラーには、当該ミラーにより反射される光を拡散させる拡散部が設けられていることを特徴とする請求項2~4の何れか一項に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記導光体の少なくとも背面側に対向して配置されたリフレクタを備え、
前記リフレクタは、前記第2の導光部の背面側に位置して、前記第2の導光部の背面側から出射された光を前記第2の導光部に向けて反射する第1の反射面と、
前記第3の導光部の背面側に位置して、前記第3の導光部の背面側から出射された光を前記第3の導光部に向けて反射する第2の反射面とを有し、
前記ミラーは、前記リフレクタと一体に構成されていることを特徴とする請求項2~4の何れか一項に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記ミラー及び前記リフレクタは、白色樹脂により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両に搭載される車両用灯具として、発光ダイオード(LED)などの光源と、棒状や板状の導光体とを組み合わせたものが知られている。
【0003】
このような車両用灯具では、光源から出射された光を導光体の基端側から入射し、導光体の内部で反射を繰り返しながら、導光体の先端側に向けて光を導光させる。また、導光体の背面側に設けられた複数の反射カットで反射された光を導光体の正面側から出射する。これにより、導光体の正面側に設けられた発光部をライン状や面状に発光させることが可能である。
【0004】
また、車両用灯具の中には、導光体に設けられた分岐部で光を分岐した後、この分岐部を挟んだ導光体の一方側と他方側との間に亘って設けられた発光面を発光させるものがある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した導光体の分岐部では、発光面に明暗差が生じることがある。特に、上記特許文献1に記載の発明では、2本の導光棒を前後に重ねることによって、二重の発光面に対して輝度ムラ(明暗差)を解消するものであるが、構成が複雑なものとなってしまう。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、簡単な構成により点灯時の発光ムラを防ぐことによって、発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 第1方向に延びる長尺形状の導光体と、
前記第1方向に交差する第2方向に向く光源と、を備える車両用灯具において、
前記導光体は、前記光源に対向して位置する入射部と、前記入射部から前記第1方向の両端部に光を導く分岐部と、前記分岐部からの光を前記両端部に向けて導光しながら前記第2方向に出射する導光部とを備え、
前記第2方向を前記車両用灯具の前後方向とする場合、
前記導光体は、前記入射部から第2方向に延びる副導光部を備え、
前記副導光部は、前記入射部から入射する光の一部を出射する出射部を有し、
前記分岐部の前方にミラーが設けられており、前記副導光部の前記出射部から出射する光は前記ミラーの前面に当たることで前記第2方向に反射させることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 光源と、
前記光源から出射された光を導光させる導光体と、
前記導光体から出射された光の一部を反射するミラーとを備え、
前記導光体は、前記光源の前方に配置された第1の導光部と、
前記第1の導光部の正面側から分岐部を介して一方側に向かって延長された第2の導光部と、
前記第1の導光部の正面側から分岐部を介して他方側に向かって延長された第3の導光部と、
前記第2の導光部と前記第3の導光部との間に位置して前記第1の導光部の正面側の上部から前方に向かって突出された第4の導光部と、
前記第1の導光部の背面側に位置して、前記光源から出射された光を前記第1の導光部の内部へと入射する入射部と、
前記第2の導光部の背面側に位置して、前記第2の導光部の内部で導光される光を前記第2の導光部の正面側に向けて反射する第1の反射部と、
前記第2の導光部の正面側に位置して、前記第1の反射部により反射された光を前記第2の導光部の外部へと出射する第1の出射部と、
前記第3の導光部の背面側に位置して、前記第3の導光部の内部で導光される光を前記第3の導光部の正面側に向けて反射する第2の反射部と、
前記第3の導光部の正面側に位置して、前記第2の反射部により反射された光を前記第3の導光部の外部へと出射する第2の出射部と、
前記第4の導光部の先端側に位置して、前記第4の導光部の内部で導光される光を下方に向けて反射する第3の反射部と、
前記第4の導光部の下面側に位置して、前記第3の反射部により反射された光を前記第4の導光部の外部へと出射する第3の出射部とを有し、
前記第4の導光部の下方には、前記第3の出射部から出射された光を正面側に向けて反射する前記ミラーが設けられていることを特徴とする車両用灯具。
〔3〕 前記ミラーは、前記第1の導光部の正面側の前記第2の導光部と前記第3の導光部との間から漏れ出した光を遮光するように設けられていることを特徴とする前記〔2〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記ミラーは、前記導光体を正面視したときに、前記第1の出射部及び前記第2の出射部と連続するように設けられていることを特徴とする前記〔3〕に記載の車両用灯具。
〔5〕 前記第3の出射部には、当該第3の出射部から出射される光を拡散させる拡散部が設けられていることを特徴とする前記〔2〕~〔4〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔6〕 前記ミラーには、当該ミラーにより反射される光を拡散させる拡散部が設けられていることを特徴とする前記〔2〕~〔4〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔7〕 前記導光体の少なくとも背面側に対向して配置されたリフレクタを備え、
前記リフレクタは、前記第2の導光部の背面側に位置して、前記第2の導光部の背面側から出射された光を前記第2の導光部に向けて反射する第1の反射面と、
前記第3の導光部の背面側に位置して、前記第3の導光部の背面側から出射された光を前記第3の導光部に向けて反射する第2の反射面とを有し、
前記ミラーは、前記リフレクタと一体に構成されていることを特徴とする前記〔2〕~〔4〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔8〕 前記リフレクタ及び前記ミラーは、白色樹脂により構成されていることを特徴とする前記〔7〕に記載の車両用灯具。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、簡単な構成により点灯時の発光ムラを防ぐことによって、発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態に係る車両用灯具の構成を示す正面図である。
【
図2】
図1に示す車両用灯具の構成を示す上面図である。
【
図3】
図1に示す車両用灯具の構成を示す側面図である。
【
図4】
図1に示す車両用灯具の構成を示す分解斜視図である。
【
図5】
図4中に示す囲み部分Pを拡大した斜視図である。
【
図6】
図1に示す車両用灯具が備える光源、第1のインナーレンズ及び反射部材の構成を示す正面図である。
【
図7】
図6中に示す囲み部分Qを拡大した正面図である。
【
図8】
図7中に示す導光体の分岐部をミラーを省略した状態で示す正面図である。
【
図9】
図7中に示す線分A-Aによる断面図である。
【
図10】
図7中に示す線分B-Bによる断面図である。
【
図11】
図7中に示す線分C-Cによる断面図である。
【
図12】光源及び導光体の変形例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0012】
本発明の一実施形態として、例えば
図1~
図11に示す車両用灯具1について説明する。
なお、
図1は、車両用灯具1の構成を示す正面図である。
図2は、車両用灯具1の構成を示す上面図である。
図3は、車両用灯具1の構成を示す側面図である。
図4は、車両用灯具1の構成を示す分解斜視図である。
図5は、
図4中に示す囲み部分Pを拡大した斜視図である。
図6は、
図1に示す車両用灯具1が備える光源3、第1のインナーレンズ4及び反射部材7の構成を示す正面図である。
図7は、
図4中に示す囲み部分Qを拡大した正面図である。
図8は、
図7中に示す導光体の分岐部をミラーを省略した状態で示す正面図である。
図9は、
図7中に示す線分A-Aによる断面図である。
図10は、
図7中に示す線分B-Bによる断面図である。
図11は、
図7中に示す線分C-Cによる断面図である。
【0013】
また、以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定し、X軸方向を車両用灯具1の前後方向(長さ方向)(本実施形態では第2方向)、Y軸方向を車両用灯具1の左右方向(幅方向)(本実施形態では第1方向)、Z軸方向を車両用灯具1の上下方向(高さ方向)として、それぞれ示すものとする。
【0014】
本実施形態の車両用灯具1は、例えば、車両後方のバックゲート又はトランクリッドに搭載されるリッドランプに本発明を適用したものである。
【0015】
なお、以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用灯具1を正面(車両後方)から見たときのそれぞれの方向を意味するものとする。したがって、車両を正面(車両前方)から見たときのそれぞれの方向とは、前後左右を逆にした方向となっている。
【0016】
本実施形態の車両用灯具1は、
図1~
図4に示すように、灯体2の内側に、光源3と、第1のインナーレンズ4と、リフレクタ5及びミラー6を含む反射部材7と、第2のインナーレンズ8とが配置された構成を有している。
【0017】
灯体2は、前面が開口したハウジング9と、ハウジング9の開口を覆う透明なアウターレンズ(カバーレンズ)10とを有して、全体として車幅方向に延在した長尺形状を有している。なお、灯体2の形状については、車両のデザイン等に合わせて適宜変更することが可能である。
【0018】
本実施形態の車両用灯具1は、光源3が配置された一対のカプラー付ソケット11を備えている。一対のカプラー付ソケット11は、車幅方向に左右対称に並んで設けられている。各カプラー付ソケット11は、ハウジング9に設けられた各取付孔9aから灯体2の内側に挿入された状態で、各取付孔9aの周囲に着脱自在に取り付けられている。
【0019】
光源3は、例えば、赤色光(以下、単に「光」という。)Lを発する少なくとも1つ又は複数のLEDからなり、このLEDを駆動する駆動回路が設けられた回路基板(図示せず。)の面上に実装されて、車両後方(第2方向)に向けて光Lを放射状に出射する。
【0020】
なお、本実施形態では、上述した光源3が配置されたカプラー付ソケット11を備えた構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではなく、光源3が配置された回路基板が灯体の内側に配置された構成であってよい。
【0021】
第1のインナーレンズ4は、例えばポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなどの導光体からなり、光源3から出射された光Lを導光させる導光レンズとして、光源3(一対のカプラー付ソケット11)の前方に配置されている。
【0022】
本実施形態では、車幅方向に左右対称に配置された一対のカプラー付ソケット11に対応して、第1のインナーレンズ4が左右対称に車幅方向(第1方向)に延在した長尺の板形状を有している。このため、第1のインナーレンズ4は、車幅方向の中央部を挟んだ両側において、基本的に同じ構成を有することから、その中央部を挟んだ一方側(本実施形態では左側)の構成を例に挙げて説明するものとする。
【0023】
第1のインナーレンズ4は、
図5~
図8に示すように、上述した一対のカプラー付ソケット11の各々に対応して、光源3の前方に配置された第1の導光部12と、第1の導光部12の正面側から分岐部13を介して一方側に向かって延長された第2の導光部14と、第1の導光部12の正面側から分岐部13を介して他方側に向かって延長された第3の導光部15と、第2の導光部14と第3の導光部15との間に位置して第1の導光部12の正面側の上部から前方(第2方向)に向かって突出された第4の導光部(副導光部)16とを有している。
【0024】
本実施形態の第1のインナーレンズ4では、
図4及び
図6に示すように、一方(本実施形態では左側)のカプラー付ソケット11に対応して、車幅方向の内側(右側)に向かって延長された第2の導光部14及び車幅方向の外側(左側)に向かって延長された第3の導光部15の延長方向と、他方(本実施形態では右側)のカプラー付ソケット11に対応して、車幅方向の内側(左側)に向かって延長された第2の導光部14及び車幅方向の外側(右側)に向かって延長された第3の導光部15の延長方向とが、互いに逆向きとなっている。また、車幅方向の内側に向かって延長された第2の導光部14が車幅方向に連続して設けられている。第1の導光部12は、分岐部13から後方に突出して設けられている。
【0025】
第1のインナーレンズ4は、
図5、
図8~
図11に示すように、第1の導光部12の背面側に位置する入射部17と、第2の導光部14の背面側に位置する第1の反射部18と、第2の導光部14の正面側に位置する第1の出射部19と、第3の導光部15の背面側に位置する第2の反射部20と、第3の導光部15の正面側に位置する第2の出射部21と、第4の導光部(副導光部)16の先端側に位置する第3の反射部22と、第4の導光部(副導光部)16の下面側に位置する第3の出射部23とを有している。
【0026】
入射部17は、第1の導光部12の背面側の中央部に位置して、光源3と対向する平坦(平面)な入射面17aを有している。入射部17は、光源3から出射された光Lを入射面17aから第1の導光部12(第1のインナーレンズ4)の内部へと入射する。また、入射部17から入射した光Lは、第1の導光部12の内部を第1の導光部12の正面側にある分岐部13に向けて導光されることになる。
【0027】
なお、入射部17については、上述した平坦(平面)な入射面17aを有する構成に限らず、光源3から放射状に出射された光Lを平行化又は集光しながら、第1の導光部12の内部へと入射するレンズ形状を有する構成であってもよい。
【0028】
分岐部13は、第1の導光部12の正面側に位置して、第2の導光部14と第3の導光部15とが互いに逆向きに湾曲しながら分岐した部分であり、第1の導光部12の正面側に向けて導光される光Lを第2の導光部14側と第3の導光部15側とに分岐しながら反射する。
【0029】
これにより、第1の導光部12の正面側に向けて導光される光Lのうち、第2の導光部14側に向けて反射された一部の光L1は、第2の導光部14の一端側から他端側に向けて導光されることになる。一方、第3の導光部15側に向けて反射された一部の光L2は、第3の導光部15の一端側から他端側に向けて導光されることになる。
【0030】
また、本実施形態では、第2の導光部14と第3の導光部15との長さが異なっており、車幅方向の内側に向かって延長された第2の導光部14が車幅方向の外側に向かって延長された第3の導光部15よりも長くなっている。
【0031】
これに対して、分岐部13では、第2の導光部14側に向けて反射される光L1の割合と、第3の導光部15側に向けて反射される光L2の割合とを、これら第2の導光部14と第3の導光部15との長さ(光路長)の違いに応じて調整している。
【0032】
具体的に、この分岐部13では、第3の導光部15よりも第2の導光部14の方が長いため、第2の導光部14と第3の導光部15との境界13aが光源3から出射された光Lの光軸AXに対して第3の導光部15側にずれた位置にある。
【0033】
これにより、第1の導光部12の正面側に向けて導光される光Lのうち、第2の導光部14側に向けて反射される光L1の割合が、第3の導光部15側に向けて反射される光L2の割合よりも大きくなるように調整されている。
【0034】
第4の導光部(副導光部)16は、分岐部13の上部に位置して、第1の導光部12の正面側に向けて導光される光Lのうち、一部の光L3を先端側に向かって導光させる。また、第4の導光部(副導光部)16の上面側には、この第4の導光部(副導光部)16の内部で導光される光L3を先端側にある第3の反射部22に向けて反射させる反射面16aが設けられている。
【0035】
第1の反射部18は、第2の導光部14の背面側に位置して、第2の導光部14が延在する方向(左右方向)に並ぶ複数の反射カット18aを有している。複数の反射カット18aについては、第2の導光部14の背面側に入射した光L1を第2の導光部14の正面側から外部へと出射(透過)する角度で反射させるものであればよく、その形状や大きさ、数等について、特に限定されるものではない。本実施形態では、複数の反射カット18aとして、第2の導光部14の背面側を上下方向に切り欠く断面略三角形状の溝部が左右方向に並んで設けられている。
【0036】
また、複数の反射カット18aは、後述する第1の出射部19から出射される光L1を第2の導光部14が延在する方向(左右方向)に均一化するため、第2の導光部14の一端側から他端側に向かって、反射カット18aを形成する溝部の深さが漸次深くなっている。若しくは、第2の導光部14の一端側から他端側に向かって、複数の反射カット18aの隣り合う間隔が漸次狭くなっていてもよい。
【0037】
第1の出射部19は、第2の導光部14の正面側に位置して、第2の導光部14が延在する方向(左右方向)に連続した第1の出射面19aを有している。第1の出射部19では、複数の反射カット18a(第1の反射部18)により反射された光L1を第1の出射面19aから第2の導光部14の外部へと出射する。
【0038】
また、第1の出射面19aには、この第1の出射面19aから出射される光L1を拡散させるための複数の拡散カット24aが設けられている。拡散カット24aとしては、例えば、フルートカットや魚眼カットと呼ばれるレンズカットや、ローレット加工やシボ加工等を施すことによって形成された凹凸構造などを挙げることができる。また、この拡散カット24aの形状等を調整することによって、第1の出射面19aから出射される光L1の拡散度合いを制御することが可能である。
【0039】
本実施形態では、拡散カット24aとして、第2の導光部14の正面側に左右方向に延在するシリンドリカル状のローレットが上下方向に並んで設けられている。これにより、第1の出射部19では、第1の出射面19aに入射した光L1を複数の拡散カット24aにより上下方向に拡散しながら、前方にある第2のインナーレンズ8に向けて出射することになる。
【0040】
第2の反射部20は、第3の導光部15の背面側に位置して、第3の導光部15が延在する方向(左右方向)に並ぶ複数の反射カット20aを有している。複数の反射カット20aについては、第3の導光部15の背面側に入射した光L2を第3の導光部15の正面側から外部へと出射(透過)する角度で反射させるものであればよく、その形状や大きさ、数等について、特に限定されるものではない。本実施形態では、複数の反射カット20aとして、第3の導光部15の背面側を上下方向に切り欠く断面略三角形状の溝部が左右方向に並んで設けられている。
【0041】
また、複数の反射カット20aは、後述する第2の出射部21から出射される光L2を第3の導光部15が延在する方向(左右方向)に均一化するため、第3の導光部15の一端側から他端側に向かって、反射カット20aを形成する溝部の深さが漸次深くなっている。若しくは、第3の導光部15の一端側から他端側に向かって、複数の反射カット20aの隣り合う間隔が漸次狭くなっていてもよい。
【0042】
第2の出射部21は、第3の導光部15の正面側に位置して、第3の導光部15が延在する方向(左右方向)に連続した第2の出射面21aを有している。第2の出射部21では、複数の反射カット20a(第2の反射部20)により反射された光L2を第2の出射面21aから第3の導光部15の外部へと出射する。
【0043】
また、第2の出射面21aには、この第2の出射面21aから出射される光L2を拡散させるための複数の拡散カット24bが設けられている。拡散カット24bとしては、例えば、フルートカットや魚眼カットと呼ばれるレンズカットや、ローレット加工やシボ加工等を施すことによって形成された凹凸構造などを挙げることができる。また、この拡散カット24bの形状等を調整することによって、第2の出射面21aから出射される光L2の拡散度合いを制御することが可能である。
【0044】
本実施形態では、拡散カット24bとして、上記第1の出射面19aと同様に、第3の導光部15の正面側に左右方向に延在するシリンドリカル状のローレットが上下方向に並んで設けられている。これにより、第2の出射部21では、第2の出射面21aに入射した光L2を複数の拡散カット24bにより上下方向に拡散しながら、前方にある第2のインナーレンズ8に向けて出射することになる。
【0045】
第3の反射部22は、第4の導光部(副導光部)16の先端側に位置して、下方に向かって傾斜した先端反射面22aを有している。第3の反射部22では、この先端反射面22aに入射した光L3を下方にある第3の出射部23に向けて反射する。
【0046】
また、先端反射面22aは、上下方向に段差状に並ぶ複数の反射面に分割された構成であってもよい。この場合、各反射面の傾斜する角度を調整することで、下方の第3の出射部23に向けて反射される光L3の配光を制御することが可能である。
【0047】
第3の出射部23は、第4の導光部(副導光部)16の下面側に位置して、先端反射面22aと対向する第3の出射面23aを有している。第3の出射部23では、先端反射面22a(第3の反射部22)により反射された光L3を第3の出射面23aから第4の導光部(副導光部)16の外部へと出射する。
【0048】
また、第3の出射面23aには、この第3の出射面23aから出射される光L3を拡散させるための拡散部25が設けられている。拡散部25は、第3の出射面23aから出射される光L3を少なくとも車幅方向(左右方向)に拡散させるための複数の拡散カット25aを有している。
【0049】
拡散カット25aとしては、例えば、フルートカットや魚眼カットと呼ばれるレンズカットや、ローレット加工やシボ加工等を施すことによって形成された凹凸構造などを挙げることができる。また、この拡散カット25aの形状等を調整することによって、第3の出射面23aから出射される光L3の拡散度合いを制御することが可能である。
【0050】
本実施形態では、拡散カット25aとして、第3の出射面23aに前後方向に延在するシリンドリカル状のローレットが左右方向に並んで設けられている。これにより、第3の出射部23では、第3の出射面23aに入射した光L3を複数の拡散カット25a(拡散部25)により左右方向に拡散しながら、下方にあるミラー6に向けて出射することになる。
【0051】
反射部材7は、
図4~
図11に示すように、例えば光拡散性を有する白色の樹脂部材からなり、リフレクタ5とミラー6とを一体に形成した構成を有している。なお、本実施形態では、上述したリフレクタ5とミラー6とが一体に形成された構成となっているが、リフレクタ5とミラー6とを別体に形成した構成であってもよい。
【0052】
反射部材7は、第1のインナーレンズ4の背面側に平板状のリフレクタ5が位置すると共に、第1のインナーレンズ4の分岐部13の正面側に平板状のミラー6が位置した状態で配置されている。
【0053】
リフレクタ5は、第2の導光部14の背面側に位置して、第2の導光部14の背面と対向する第1の拡散反射面5aと、第3の導光部15の背面側に位置して、第3の導光部15の背面と対向する第2の拡散反射面5bとを有している。
【0054】
リフレクタ5では、第2の導光部14の背面から外部に出射された光L1を第1の拡散反射面5aにより第2の導光部14に向けて拡散しながら反射し、第3の導光部15の背面から出射された光L2を第2の拡散反射面5bにより第3の導光部15に向けて拡散しながら反射する。
【0055】
これにより、第2の導光部14及び第3の導光部15(第1のインナーレンズ4)の背面側から外部に漏れ出した光L1,L2を第1の拡散反射面5a及び第2の拡散反射面5b(リフレクタ5)により反射して、再び第2の導光部14及び第3の導光部15の内部へと入射することから、光L1,L2の利用効率を高めることが可能である。
【0056】
リフレクタ5の第1の拡散反射面5aと第2の拡散反射面5bとの間には、リフレクタ5の一部を切り欠く一対の切欠部7aが設けられている。一対の切欠部7aは、上述した一対のカプラー付ソケット11の各々に対応して設けられた第1のインナーレンズ4の各第1の導光部12が内側に位置するように、リフレクタ5の車幅方向に左右対称に並んで設けられている。
【0057】
ミラー6は、上述した一対のカプラー付ソケット11の各々に対応して設けられた第1のインナーレンズ4の各分岐部13の正面側に位置して、反射部材7の車幅方向に左右対称に並んで設けられている。
【0058】
ミラー6は、反射部材7のリフレクタ5の下端部から前方に突出した平板状のベース部7bの上面から後方に向かって傾斜した状態で突出して設けられている。
【0059】
また、ミラー6は、第1の導光部12の正面側の第2の導光部14と第3の導光部15との間(分岐部13)から漏れ出した光L4を背面側で遮光するように、分岐部13の正面側を覆うように設けられている。
【0060】
さらに、ミラー6は、第1のインナーレンズ4を正面視したときに、第1の出射面19a(第1の出射部19)及び第2の出射面21a(第2の出射部21)と連続するように、分岐部13よりも幅広に設けられている。
【0061】
ミラー6は、その正面側に位置して、第1のインナーレンズ4の第3の出射面23a(第3の出射部23)と対向する第3の拡散反射面6aを有している。
【0062】
ミラー6では、第3の出射面23a(第3の出射部23)から下方に向けて出射された光L3を第3の拡散反射面6aにより前方(第2方向)の第2のインナーレンズ8に向けて拡散しながら反射する。
【0063】
また、第3の拡散反射面6aは、ミラー6の正面側に上下方向に段差状に並ぶ複数の反射面に分割された構成であってもよい。この場合、各反射面の傾斜する角度を調整することで、前方の第2のインナーレンズ8に向けて反射される光L3の配光を制御することが可能である。
【0064】
第2のインナーレンズ8は、
図1~
図4、
図9~
図11に示すように、例えばポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなどの導光体からなり、車幅方向に延在した長尺形状を有している。第2のインナーレンズ8は、第1のインナーレンズ4から出射された光L1,L2及びミラー6により反射された光L3を拡散させる拡散レンズとして、第1のインナーレンズ4及びミラー6の前方及び上部を覆うように配置されている。
【0065】
第2のインナーレンズ8は、その背面側と正面側との少なくとも一方側又は両側(本実施形態では両側)に、第1のインナーレンズ4から出射された光L1,L2及びミラー6により反射された光L3を拡散しながら透過させる拡散面8a,8bを有している。
【0066】
拡散面8a,8bは、光L1,L2,L3を拡散させるための凹凸構造を有している。なお、このような凹凸構造としては、例えば、フルートカットや魚眼カットと呼ばれるレンズカットや、ローレット加工やシボ加工等を施すことによって形成された凹凸構造などを挙げることができる。なお、本実施形態では、拡散面8a,8bとして、光L1,L2,L3を左右方向及び上下方向に拡散させるシボ加工が施されている。
【0067】
また、第2のインナーレンズ8では、この拡散面8a,8bの形状等を調整することによって、この第2のインナーレンズ8から出射される光L1,L2,L3の配光や拡散度合いを制御することが可能である。
【0068】
以上のような構成を有する本実施形態の車両用灯具1では、第2のインナーレンズ8の正面側をリッドランプの発光面Sとしてライン状に赤色発光させることが可能である。
【0069】
本実施形態の車両用灯具1では、上述した第1の導光部12の正面側の第2の導光部14と第3の導光部15との間(分岐部13)から漏れ出した光L4を分岐部13の正面側を覆うミラー6の背面により遮光している。これにより、分岐部13から漏れ出した光L4による点光りの発生を防ぐことが可能である。
【0070】
また、本実施形態の車両用灯具1では、上述した第1の導光部12の正面側の上部から前方に向かって突出された第4の導光部(副導光部)16を設けて、この第4の導光部(副導光部)16の内部で導光される光L3を先端側の第3の反射部22により下方に反射した後、第3の出射部23から下方にあるミラー6に向けて出射する。また、第3の出射部23から出射された光L3をミラー6により前方の第2のインナーレンズ8に向けて反射する。
【0071】
これにより、本実施形態の車両用灯具1では、第2の導光部14の第1の出射部19と第3の導光部15の第2の出射部21との間(分岐部13)に明暗差(発光ムラ)が生じることを防ぎつつ、第1のインナーレンズ4から出射された光L1,L2及びミラー6により反射された光L3により切れ目なく一体感のある見栄えを作成することが可能である。
【0072】
また、本実施形態の車両用灯具1では、光源3から出射されて第1の導光部12の内部で導光される光Lのうち、分岐部13の上部に位置する第4の導光部(副導光部)16に向けて導光される光L3をミラー6により前方の第2のインナーレンズ8に向けて反射することから、新たな光源を追加することなく、光源3から出射される光Lを効率良く利用することが可能である。
【0073】
以上のようにして、本実施形態の車両用灯具1では、点灯時の発光ムラを防ぐことによって、発光の見栄えを良くすることが可能である。なお、第1のインナーレンズ4の前後に白色の樹脂部材からなる反射部材7を配置することによって、非点灯時でも見栄え上の統一感を与えることが可能である。
【0074】
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第1のインナーレンズ4では、第3の出射部23から出射される光L3を少なくとも車幅方向(左右方向)に拡散させる拡散部25が設けられた構成となっているが、ミラー6により反射される光L3を少なくとも車幅方向(左右方向)に拡散させる拡散部を設けた構成としてもよい。また、第3の出射部23側の拡散部25とミラー6側の拡散部との各々を設けた構成としてもよい。さらに、これらの拡散部は、第3の出射部23から出射される光L3と、ミラー6により反射される光L3とを左右方向に限らず、上下方向に拡散させる構成としてもよい。
【0075】
なお、上記実施形態では、長尺の板形状(導光板)とした第1のインナーレンズ4を例示しているが、上述した第1のインナーレンズ4の形状に限らず、例えば、円形若しくは矩形とした断面形状を有する導光棒であってもよい。
【0076】
また、上記車両用灯具1では、上述した車幅方向に左右対称に配置された一対のカプラー付ソケット11(光源3)に対応して、第1のインナーレンズ4が左右対称に車幅方向に延在された構成となっているが、例えば
図12(A)~(C)に示すように、光源3を車幅方向に中央に配置し、この光源3に対して第1のインナーレンズ4が左右対称に車幅方向に延在された構成であってもよい。
【0077】
この場合、
図12(A)に示すように、第1のインナーレンズ4が光源3に対して左右対称に車幅方向に水平に延在された構成であってもよい。また、
図12(B)に示すように、第1のインナーレンズ4が光源3に対して左右対称に車幅方向に斜め上向きに延在された構成であってもよい。また、
図12(C)に示すように、第1のインナーレンズ4が光源3に対して左右対称に車幅方向に斜め下向きに延在された構成であってもよい。
【0078】
なお、上記実施形態では、上述した車両用灯具1をリッドランプに適用した場合を例示しているが、本発明が適用される車両用灯具については、上述したリア側の車両用灯具に限らず、フロント側の車両用灯具に本発明を適用することも可能である。
【0079】
すなわち、本発明が適用される車両用灯具については、上述したリッドランプの他にも、例えば、テールランプやストップランプ、バックランプ、昼間点灯ランプ(DRL)、車幅灯(ポジションランプ)、方向指示器(ターンランプ)などの車両用灯具に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
【0080】
また、光源については、上述したLED以外にも、例えばレーザーダイオード(LD)などの発光素子を用いることができる。また、光源が発する光の色については、上述した赤色光以外にも、白色光や橙色光など、その車両用灯具の用途に応じて適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0081】
1…車両用灯具 2…灯体 3…光源 4…第1のインナーレンズ 5…リフレクタ 6…ミラー 7…反射部材 8…第2のインナーレンズ 9…ハウジング 10…アウターレンズ(カバーレンズ) 11…カプラー付ソケット 12…第1の導光部 13…分岐部 14…第2の導光部 15…第3の導光部 16…第4の導光部(副導光部) 17…入射部 18…第1の反射部 19…第1の出射部 20…第2の反射部 21…第2の出射部 22…第3の反射部 23…第3の出射部 24a,24b…拡散カット 25…拡散部 L,L1~L4…光