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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023170938
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】包装袋及び包装袋の製造方法
(51)【国際特許分類】
   B65D 75/56 20060101AFI20231124BHJP
   B65D 33/08 20060101ALI20231124BHJP
   B65D 30/20 20060101ALI20231124BHJP
   B31B 70/26 20170101ALI20231124BHJP
   B31B 160/20 20170101ALN20231124BHJP
【FI】
B65D75/56
B65D33/08
B65D30/20 F
B31B70/26
B31B160:20
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022083056
(22)【出願日】2022-05-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】591186316
【氏名又は名称】モロフジ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114627
【弁理士】
【氏名又は名称】有吉 修一朗
(74)【代理人】
【識別番号】100182501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 靖之
(74)【代理人】
【識別番号】100175271
【弁理士】
【氏名又は名称】筒井 宣圭
(74)【代理人】
【識別番号】100190975
【弁理士】
【氏名又は名称】遠藤 聡子
(72)【発明者】
【氏名】諸藤 洋平
【テーマコード(参考)】
3E064
3E067
3E075
【Fターム(参考)】
3E064AA13
3E064BA21
3E064BC18
3E064EA09
3E064FA01
3E064HF08
3E064HG06
3E064HJ01
3E064HM01
3E067AA11
3E067AB01
3E067AC01
3E067BA12A
3E067BB14A
3E067EA06
3E067EE12
3E067FA01
3E067FC03
3E067GD07
3E075AA07
3E075BA48
3E075BA70
3E075CA07
3E075DB12
3E075DC44
3E075DC48
3E075DD11
3E075DD49
3E075DE06
3E075DE07
3E075GA07
(57)【要約】
【課題】パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品を、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる包装袋及び包装袋の製造方法を提供する。
【解決手段】包装袋B1は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成された長手方向の両側縁が封止されて所定の長さに形成された幅方向両側にガゼット部を有する筒状体1、筒状体1の、商品収容の際に敷く時に下に位置する底部フィルム3、底部フィルム3より上に位置する上部フィルム4、上部フィルム4の幅方向中央部を長手方向に沿って切開して形成され、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部41とを備えており、筒状体1の内部において上に位置する上フィルム22と下に位置する下フィルム21が形成する各ガゼット部2が、間に各ガゼット部2の折り返し縁辺20で所定幅に形成された出入り口23が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となるようにした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成された長手方向の両側縁が封止されて所定の長さに形成された幅方向両側にガゼット部を有する筒状体と、
該筒状体の、商品収容の際に敷く時に下に位置する底部フィルムと、
該底部フィルムより上に位置する上部フィルムと、
該上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して形成され、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部とを備えており、
前記筒状体の内部において上に位置する上フィルムと下に位置する下フィルムが形成する前記各ガゼット部が、間に前記各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となる
包装袋。
【請求項2】
前記筒状体の四隅部近傍の所定箇所において、前記ガゼット部の前記下フィルムと前記底部フィルムが熱溶着されている
請求項1記載の包装袋。
【請求項3】
前記各手持ち部に持ち手穴が設けられ、前記各手持ち部が外側へ開くことが可能か、又は予め外側へ開かれている
請求項1又は2記載の包装袋。
【請求項4】
前記各手持ち部の前記出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って幅方向へ所定幅で折り込んで補強された取っ手部が設けられている
請求項1又は2記載の包装袋。
【請求項5】
柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、幅方向両側にガゼット部を有する筒状体を形成する工程と、
前記筒状体の、商品収容の際に敷く時に底部フィルムより上に位置する上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して、載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を形成し、切開部から前記各ガゼット部を露出可能とし、前記各ガゼット部が、間に前記各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となるようにする工程と、
前記筒状体を長手方向において所定の間隔で熱溶着して熱シール部を形成する工程と、
前記筒状体を前記熱シール部で切断して、所定の長さに形成する工程とを備える
包装袋の製造方法。
【請求項6】
前記底部フィルムと、前記ガゼット部において下に位置する下フィルムとを、包装袋の四隅部近傍となる所定箇所で熱溶着する工程とを備える
請求項5記載の包装袋の製造方法。
【請求項7】
前記各手持ち部に持ち手穴を形成する工程を備える
請求項5又は6記載の包装袋の製造方法。
【請求項8】
前記出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って所定幅で折り込んで補強された取っ手部を形成する工程を備える
請求項5又は6記載の包装袋の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋及び包装袋の製造方法に関するものである。詳しくは、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品を、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる包装袋及び包装袋の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の飲食業界においては、特に感染症対策として、商品のテイクアウトの需要が増えている。この際、パック詰めの弁当等、底面積が比較的広く、傾けて収容することができない商品を、通常のレジ袋のような包装袋を使用する場合では、商品が入れにくく、包装袋内部で安定しないので、持ち運びにも支障を来している。
【0003】
そこで、従来より、この状況を解消するべく、様々な包装袋が提案されており、特許文献1記載の手提げ袋もその一つである。この従来の手提げ袋は、筒状のフィルムの幅方向の両側がガゼット折りされ、長手方向の両側縁が溶着によって封止され、フィルムの上面中央が長手方向に沿って切開されて出し入れ口が形成され、フィルムの長手方向の両側縁中央に切り欠きが形成されている。
【0004】
また、フィルムの上面中央に、出し入れ口から幅方向の両側に向かって広がる一対の取手孔が形成され、一対のテープが出し入れ口の両側の端縁に沿って長手方向一側の切り欠きから他側の切り欠きにかけて配され、テープはフィルムの上面裏側に面シールされ、テープが取手孔から露出して取手とされる。
【0005】
これにより、テープで出し入れ口の端縁を補強することにより、出し入れ口を容易に開くことができ、かつ持ったときのバランスがよくなり、手提げ袋を安定して持ち運ぶことができる、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2022-044211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の手提げ袋には、次のような課題があった。すなわち、手提げ袋に商品を収容する際には、両手を使って両側のテープを持ち、出し入れ口を大きく開かなくてはならず、そのための一手間がかかる。
【0008】
実際には、両手を使って出し入れ口を拡げた後、あらためて一方の手で商品を持ち、他方の手で袋の位置がずれないように袋を押さえて、更に商品を出し入れ口に通して手提げ袋の内部に収容しなければならない。
【0009】
このとき、袋の位置がずれたり形が崩れすぎてしまうと、袋と商品の位置を合わせたり、底部分の形を手で整えたりする必要がある等、手間が余計にかかってしまう面倒もあり、結果、商品の収容がうまくいかず、商品を水平な状態で安定して持ち運ぶことができないことがあった。
【0010】
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品を、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる包装袋及び包装袋の製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
〔1〕上記の目的を達成するために本発明は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成された長手方向の両側縁が封止されて所定の長さに形成された幅方向両側にガゼット部を有する筒状体と、該筒状体の、商品収容の際に敷く時に下に位置する底部フィルムと、該底部フィルムより上に位置する上部フィルムと、該上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して形成され、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部とを備えており、前記筒状体の内部において上に位置する上フィルムと下に位置する下フィルムが形成する前記各ガゼット部が、間に前記各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となる、包装袋である。
【0012】
本発明の包装袋は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成された長手方向の両側縁が封止されて所定の長さに形成された幅方向両側にガゼット部を有する筒状体は柔軟に変形できる。包装袋は、商品収容の際に、例えば天板の上面に敷く時に、底部フィルムを下に位置させ、上部フィルムを底部フィルムより上に位置させることができる。また、各ガゼット部を底部フィルムと上部フィルムの幅方向両端部の底部フィルムと上部フィルムの間に位置させることができる。
【0013】
すなわち、上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して形成され、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を上部に位置させることができる。また、筒状体の内部において上に位置する上フィルムと下に位置する下フィルムが形成する各ガゼット部を、間に各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部とすることができる。
【0014】
この状態で、商品をその底部が出入り口を跨ぐように、かつ第1の受け部となる手持ち部全体の中央部に位置するように載置する。そして、各手持ち部の適宜箇所を手で持ち、滑らせて商品の底部から抜くようにする。これにより、商品は位置を変えないで、各手持ち部から露出したガゼット部の上フィルムに底面を接触させ、第2の受け部となるガゼット部に載置された状態になる。また、このとき、商品は、変わらず出入り口を跨ぐ位置にある。
【0015】
更に、各手持ち部を持ったまま持ち上げると、上フィルムと下フィルムは伸展され、出入り口を開き、商品の底面や側面に対して滑りながら上昇し、商品を持ち上げることなく出入り口に通しながら、直ぐに商品とは離れる。そして、商品は底部フィルムの中央部に収まり、各手持ち部と上フィルムと下フィルムが伸びきったところで、底部フィルムに包まれて略水平なまま持ち上げられ、安定した状態で持ち運びが可能になる。
【0016】
このように、本発明の包装袋は、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品を、収容する前の準備として包装袋の出入り口を拡げたり、包装袋の形を整えたりすることなく、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる。
【0017】
〔2〕本発明に係る包装袋は、前記筒状体の四隅部近傍の所定箇所において、前記ガゼット部の前記下フィルムと前記底部フィルムが熱溶着されている構成とすることもできる。
【0018】
この場合は、ガゼット部の下フィルムと底部フィルムが熱溶着された部分で固定されて、相互に動かないか、動きにくくなる。これにより、包装袋としての強度が向上し、所定の形状を維持する保形性にも優れる。
【0019】
〔3〕本発明に係る包装袋は、前記各手持ち部に持ち手穴が設けられ、前記各手持ち部が外側へ開くことが可能か、又は予め外側へ開かれている構成とすることもできる。
【0020】
この場合は、各手持ち部に持ち手穴が設けられることで、各手持ち部を持ち上げる際に、作業がしやすい。各手持ち部が予め外側へ開かれている構成であれば、商品を直接第2の受け部である受け部に載置することができるので、商品をより早く収容することができる。
【0021】
また、各手持ち部が外側へ開くことが可能であれば、例えば商品の種類や状態によって、第1の受け部である手持ち部に載置した状態から収容を始めるか、或いは第2の受け部である受け部に載置した状態から収容を始めるかを、適宜選択できる。
【0022】
〔4〕本発明に係る包装袋は、前記各手持ち部の前記出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って幅方向へ所定幅で折り込んで補強された取っ手部が設けられている構成とすることもできる。
【0023】
この場合は、各手持ち部の出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って幅方向へ所定幅で折り込んで補強された取っ手部を持って持ち上げる際に、操作をより確実に行うことができる。また、商品の収容後に持ち運ぶ際にも商品がより安定し、商品が入った包装袋を取り落とすような事態も起こりにくい。
【0024】
〔5〕上記の目的を達成するために本発明は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、幅方向両側にガゼット部を有する筒状体を形成する工程と、前記筒状体の、商品収容の際に敷く時に底部フィルムより上に位置する上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して、載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を形成し、切開部から前記各ガゼット部を露出可能とし、前記各ガゼット部が、間に前記各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となるようにする工程と、前記筒状体を長手方向において所定の間隔で熱溶着して熱シール部を形成する工程と、前記筒状体を前記熱シール部で切断して、所定の長さに形成する工程とを備える包装袋の製造方法である。
【0025】
本発明の包装袋の製造方法は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、幅方向両側にガゼット部を有する筒状体を形成する工程により、包装袋の基材となり、柔軟に変形することができる筒状体を作製できる。
【0026】
また、筒状体の、商品収容の際に敷く時に底部フィルムより上に位置する上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開して、載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を形成し、切開部から各ガゼット部を露出可能とし、各ガゼット部が、間に各ガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口が設けられた、載置する商品を受ける第2の受け部となるようにする工程により、切開部の両側に手持ち部を形成することができると共に、筒状体の内部にガゼット部の折り返し縁辺で所定幅に形成された出入り口を、出入り口に被さるように商品を手持ち部に載置した状態から手持ち部を持ち上げることにより、商品を動かすことなく相対的に商品が通る出入り口とすることができる筒状体を作製できる。
【0027】
筒状体を長手方向において所定の間隔で熱溶着して熱シール部を形成する工程により、筒状体を所定の長さに切断する部分となる熱シール部を形成することができる。また、筒状体を熱シール部で切断して、所定の長さに形成する工程により、筒状体を製品の単位としての所定の長さに切断することができる。
【0028】
〔6〕本発明に係る包装袋の製造方法は、前記底部フィルムと、前記ガゼット部において下に位置する下フィルムとを、包装袋の四隅部近傍となる所定箇所で熱溶着する工程とを備える構成とすることもできる。
【0029】
この場合は、ガゼット部の下フィルムと底部フィルムが熱溶着された部分で固定されて、相互に動かないか、動きにくくなるので、包装袋としての強度が向上し、所定の形状を維持する保形性にも優れる包装袋を製造することができる。
【0030】
〔7〕本発明に係る包装袋の製造方法は、前記各手持ち部に持ち手穴を形成する工程を備える構成とすることもできる。
【0031】
この場合は、各手持ち部に持ち手穴が設けられることで、各手持ち部を持ち上げる際に、作業がしやすい。各手持ち部が予め外側へ開かれている構成であれば、商品を直接第2の受け部である受け部に載置することができるので、商品をより早く収容することができる包装袋を製造することができる。
【0032】
〔8〕本発明に係る包装袋の製造方法は、前記出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って所定幅で折り込んで補強された取っ手部を形成する工程を備える構成とすることもできる。
【0033】
この場合は、各手持ち部の出入り口の縁部に、フィルムの縁部を長手方向に沿って幅方向へ所定幅で折り込んで補強された取っ手部を持って持ち上げる際に、操作をより確実に行うことができる。また、商品の収容後に持ち運ぶ際にも商品がより安定し、商品が入った包装袋を取り落とすような事態も起こりにくい、使いやすい包装袋を製造することができる。
【発明の効果】
【0034】
本発明は、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品を、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる包装袋及び包装袋の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本発明に係る包装袋の第1の実施形態を示し、(a)は表面側斜視説明図、(b)は裏面側斜視説明図、(c)は側面視説明図である。
図2】包装袋の第1の実施形態の使用状態を示す平面視説明図である。
図3】包装袋の第1の実施形態の使用状態を示し、(a)は手持ち部に商品を載せた後に手持ち部を開いた状態の断面説明図、(b)は手持ち部を持ち上げて底部フィルムの上に商品を納めた状態の断面説明図である。
図4】包装袋の第1の実施形態の手持ち部を持ち上げて、底部フィルムの上に商品を納めた状態の斜視説明図である。
図5】本発明に係る包装袋の第2実施形態を示し、(a)は表面側斜視説明図、(b)は裏面側斜視説明図、(c)は側面視説明図である。
図6】包装袋の第2の実施形態の使用状態を示す平面視説明図である。
図7】包装袋の第2の実施形態の使用状態を示し、(a)は手持ち部に商品を載せた後に手持ち部を拡げた状態の断面説明図、(b)は手持ち部を持ち上げて底部フィルムの上に商品を納めた状態の断面説明図である。
図8】包装袋の第2の実施形態の手持ち部を持ち上げて、底部フィルムの上に商品を納めた状態の斜視説明図である。
図9】本発明に係る包装袋の他の実施形態を示し、(a)は第3の実施形態の平面図と断面図、(b)は第4の実施形態の平面図と断面図である。
図10】本発明に係る包装袋の第2の実施形態の製造工程の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
図1乃至図10を参照して、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。
なお、以下の説明では、「上と下」の用語を使用して説明する場合があるが、その場合は図1図5のように包装袋を、ガゼット部を両側にして扁平にした重なり状態で、商品収容の際に敷く時の上下を基準としている。
【0037】
まず、図1乃至図4を参照する。
図4に示す本発明の第1実施の形態の包装袋B1は、柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、幅方向両側に、内方へ所定の幅で折り込まれて全長にわたり設けられたガゼット部2、2を有する筒状体1を基材としている。なお、「フィルム」の用語は、厚さによってはシートと表記(表現)される場合もある。
【0038】
筒状体1は、長手方向の両端縁を幅方向の全長にわたり熱溶着により封止して切断され、製品一枚分の所定の長さに形成されている。これにより、筒状体1は、下に位置する底部フィルム3と、底部フィルム3より上に位置する上部フィルム4と、幅方向両側の底部フィルム3と上部フィルム4の間に、各フィルムと連続して形成された上記ガゼット部2、2を有する。
【0039】
上部フィルム4には、上部フィルム4の幅方向中央部を長手方向に沿って切開してあり、切開部の縁辺部間には所定の隙間(符号省略)が設けてある。この隙間は、後述する出入り口23と連通する位置にある。
【0040】
これにより、切開部の両側には、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部41、41が形成されている。手持ち部41、41の長手方向の両端角部は、扱いやすいように斜めに切断されており、折り曲げて閉じた状態から開閉が可能である(図1(a)参照)。
【0041】
なお、手持ち部については、ガゼット部の上フィルムに対して折り曲げずにそのまま直面状に延長した形態であってもよい(後述する図9に示す包装袋B3参照)。また、手持ち部41、41のそれぞれの中央部には、長円形状の持ち手穴42が設けてある。
【0042】
また、ガゼット部2、2は、それぞれ境界部で折り曲げられた下フィルム21と上フィルム22からなる。ガゼット部2、2の下フィルム21と上フィルム22の折り返し縁辺20、20は、所定の間隔で隙間を設けて平行に形成してある。そして、この隙間の部分が、商品が通る出入り口23となり、出入り口23を挟むガゼット部2、2が載置する商品を受ける第2の受け部となる受け部となる。
【0043】
また、筒状体1の四隅部近傍の所定箇所において、ガゼット部2、2の下フィルム21と底部フィルム3が直線状に熱溶着されている。この熱溶着部31は、筒状体1の長手方向の縁辺部と短手方向の縁辺部に対し45°の角度で、かつ幅方向対称で「ハ」の字型となるように形成されている(図1(b)参照)。
【0044】
(作用)
図1乃至図4を参照して、包装袋B1にパック詰めの弁当等の商品を収容する際の作用を説明する。
【0045】
(1)まず、包装袋B1を、各手持ち部41が上になるようにしてテーブルの天板等の水平な面に敷く。なお、各手持ち部41は閉じてある(図1(a)参照)。
(2)この状態で、商品100をその底部が出入り口23を跨ぐように、かつ第1の受け部となる手持ち部41全体の中央部に位置するように載置する(図2参照)。
【0046】
(3)各手持ち部41の適宜箇所を手で持ち、商品100の底部に対して滑らせて、各手持ち部41を開き、商品100の底部から抜くようにする。これにより、商品100は位置を変えないで、各手持ち部41から露出したガゼット部2、2の上フィルム22に底面を接触させ、第2の受け部となるガゼット部2、2に載置された状態になる。また、このとき、商品100は、変わらず出入り口23を跨ぐ位置にある(図3(a)参照)。
【0047】
(4)更に、各手持ち部41を持ったまま持ち上げると、ガゼット部2、2の上フィルム22と下フィルム21は伸展され、出入り口23を開き、商品100の底面や側面に対して滑りながら上昇し、商品100を持ち上げることなく出入り口23に通しながら、直ぐに商品100とは離れる。
【0048】
(5)そして、商品100は底部フィルム3の中央部に収まり、各手持ち部41と上フィルム22と下フィルム21が伸びきったところで、底部フィルム3に包まれて略水平なまま持ち上げられ、安定した状態で持ち運びが可能になる(図3(b)、図4参照)。
【0049】
なお、上記各熱溶着部31は、下フィルム21と底部フィルム3が互いにずれにくいようにすると共に、フィルムが重なる部分を形成して変形に対する強度を付与し、更に各熱溶着部31が収容された商品に近付くことで商品の搬送時の動きや傾きを制限して、商品を安定させる作用がある。
【0050】
このように、包装袋B1は、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品100を、収容する前の準備として包装袋の出入り口を拡げたり、包装袋の形を整えたりすることなく、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる。
【0051】
次に、図5乃至図8を参照する。
図5に示す本発明の第2実施の形態の包装袋B2は、包装袋B1と同様に柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、幅方向両側に、内方へ所定の幅で折り込まれて全長にわたり設けられたガゼット部2a、2aを有する筒状体1aを基材としている。
【0052】
筒状体1aは、長手方向の両端縁を幅方向の全長にわたり熱溶着により封止して切断され、製品一枚分の所定の長さに形成されている。これにより、筒状体1aは、下に位置する底部フィルム3aと、底部フィルム3aより上に位置する上部フィルム4aと、幅方向両側の底部フィルム3aと上部フィルム4aの間に、各フィルムと連続して形成された上記ガゼット部2a、2aを有する。
【0053】
上部フィルム4aには、上部フィルム4aの幅方向中央部を長手方向に沿って切開してあり、更に切開部に近い側の縁部を所定の幅で三重折りにして補強された取っ手部44、44が設けられている(図5(c)参照)。取っ手部44、44は、それぞれ筒状体1aの全長にわたり、平行に設けてある。また、取っ手部44、44より外側の上部フィルム4aには、長尺な持ち手穴45、45が設けてある。
【0054】
これにより、取っ手部44、44の間には、幅方向にやや広い所定の隙間(符号省略)が設けてある。隙間の幅方向両側には、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となり、それぞれ取っ手部44を含む手持ち部41a、41aが設けてある。また、隙間は、後述する出入り口23aと連通し、出入り口23aは隙間の幅方向で中央の位置にある(図5(c)参照)。
【0055】
また、ガゼット部2a、2aは、それぞれ境界部で折り曲げられた下フィルム21aと上フィルム22aからなる。ガゼット部2a、2aの下フィルム21aと上フィルム22aの折り返し縁辺20a、20aは、所定の間隔で隙間を設けて平行に形成してある。そして、この隙間の部分が、商品が通る出入り口23aとなり、出入り口23aを挟むガゼット部2a、2aが、商品を受ける第2の受け部となる。
【0056】
筒状体1aの四隅部近傍の所定箇所において、ガゼット部2a、2aの下フィルム21aと底部フィルム3aが直線状に熱溶着されている。この熱溶着部31aは、筒状体1aの長手方向の縁辺部と短手方向の縁辺部に対し45°の角度で、かつ幅方向対称で「ハ」の字型となるように形成されている(図5(b)参照)。
【0057】
また、同じく筒状体1aの四隅部近傍の所定箇所において、ガゼット部2a、2aの上フィルム22aと上部フィルム4aが直線状に熱溶着されている。この熱溶着部42aは、筒状体1aの長手方向の縁辺部と短手方向の縁辺部に対し45°の角度で、かつ幅方向対称で「ハ」の字型となるように形成されている(図5(a)参照)。
【0058】
(作用)
図5乃至図8を参照して、包装袋B1にパック詰めの弁当等の商品を収容する際の作用を説明する。
【0059】
(1)まず、包装袋B2を、各手持ち部41aが上になるようにしてテーブルの天板等の水平な面に敷く(図5(a)参照)。
(2)この状態で、商品100をその底部が出入り口23aを跨ぐように、かつ第1の受け部となる手持ち部41a全体の中央部に位置するように載置する(図6参照)。
【0060】
(3)各手持ち部41aの各取っ手部44の適宜箇所を手で持ち、商品100の底部に対して滑らせて、各手持ち部41aを開き、商品100の底部から抜くようにする。これにより、商品100は位置を変えないで、各手持ち部41aから露出したガゼット部2a、2aの上フィルム22に底面を接触させ、第2の受け部となるガゼット部2a、2aに載置された状態になる。また、このとき、商品100は、変わらず出入り口23aを跨ぐ位置にある(図7(a)参照)。
【0061】
(4)更に、各取っ手部44を持ったまま持ち上げると、ガゼット部2a、2aの上フィルム22aと下フィルム21aは伸展され、出入り口23aを開き、商品100の底面や側面に対して滑りながら上昇し、商品100を持ち上げることなく出入り口23aに通しながら、直ぐに商品100とは離れる。
【0062】
(5)そして、商品100は底部フィルム3aの中央部に収まり、各取っ手部44と上フィルム22aと下フィルム21aが伸びきったところで、底部フィルム3aに包まれて略水平なまま持ち上げられ、安定した状態で持ち運びが可能になる(図7(b)、図8参照)。なお、包装袋B2は、補強されている取っ手部44を備えているので、強度に優れ、取り扱いもしやすい。
【0063】
なお、上記各熱溶着部31aは、下フィルム21aと底部フィルム3aが互いにずれにくいようにすると共に、フィルムが重なる部分を形成して変形に対する強度を付与し、更に各熱溶着部31aが収容された商品に近付くことで商品の搬送時の動きや傾きを制限して、商品を安定させる作用がある。
【0064】
このように、包装袋B2は、パック詰めの弁当等、底面積が広く、傾けて収容することができない商品100を、収容する前の準備として包装袋の出入り口を拡げたり、包装袋の形を整えたりすることなく、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる。
【0065】
以下、図9を参照し、本発明に係る包装袋の他の実施形態を説明する。
図9(a)に示す第3の実施形態の包装袋B3は、各手持ち部41bが各ガゼット部2bの上フィルム22bに対して折り曲げずにそのまま直面状に延長した形態であるのを除いて、上記包装袋B1と同様の構造である。なお、図9(a)では、各部の符号は、包装袋B1と同じ数字の後に、英字のbを付けて表している。
【0066】
また、包装袋B3の作用については、最初に商品を直接ガゼット部2b、2bに載置する点を除き、包装袋B1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0067】
また、図9(b)に示す第4の実施形態の包装袋B4は、他の実施形態と比べて、より簡易な構造であり、筒状体1cが底部フィルム3cとガゼット部2c、2cと手持ち部41c、41cで構成されている。なお、図9(b)では、各部の符号は、包装袋B1と同じ数字の後に、英字のcを付けて表している。
【0068】
また、包装袋B4の作用については、最初に商品を手持ち部41c、41cに載置する点は包装袋B1と同様で、手持ち部41c、41cを商品の底部から抜いた後も、包装袋B1と同様の方法で使用できるので、ここでは説明を省略する。
【0069】
以下、図10を参照し、本発明に係る包装袋B2を例に取り、その製造方法について概略を説明する。
【0070】
製造装置Mは、包装袋B2の基材である筒状体1aを作業方向へ送りながら加工をする装置である。作業方向において上手側(図10左側)から順に説明する。
【0071】
(1)筒状体1aの上部フィルム4aの中央部を切開カッター9によって切開し、切開部の縁のフィルムを適宜誘導し、所定の幅で三重折りにして補強された取っ手部44、44を形成する。これにより、切開部から露出する、筒状体1aの内部において上に位置する上フィルム22と下に位置する下フィルム21が形成するガゼット部2a、2aが第2の受け部となる。ガゼット部2a、2aの間には、ガゼット部2a、2aの折り返し縁辺20a、20aで所定幅に形成された出入り口23aが設けられる。
【0072】
(2)ガゼット部2a、2aの上フィルム22aと下フィルム21aの間に鉄板5を差し入れ、熱溶着材6によって挟むようにして、上記熱溶着部31a及び熱溶着部42a(何れも図10では図こ示省略)を形成する。なお、向きが異なる他所の熱溶着部31a及び熱溶着部42aについては、別の熱溶着材6を使用してタイミングをずらして形成する。
【0073】
(3)持ち手穴カッター7により、手持ち部41aのフィルムに、持ち手穴45を作業方向に所定間隔で加工する。
(4)包装袋B2としての製品の長さに合わせて、熱シール材8により、筒状体1aの全幅にわたり熱溶着して熱シール部(図示省略)を形成する。
(5)筒状体1aを熱シール部で切断して、筒状体1aを製品の単位としての所定の長さに形成することができる。
【0074】
なお、上記した包装袋B1、B2、B3、B4は、各実施の形態で説明したように、切り離された一枚を製品としてもよいが、切り離し可能な連続体として、例えばロール状にしたものを製品とすることもできる。
【0075】
このようにして、製造装置Mは、底面積が広く、傾けて収容することができない商品100を、収容する前の準備として包装袋の出入り口を拡げたり、包装袋の形を整えたりすることなく、手早く水平に収容することができ、安定した状態で持ち運ぶことができる包装袋B2を製造することができる。
【0076】
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【符号の説明】
【0077】
B1 包装袋
1 筒状体1
2 ガゼット部
21 下フィルム
22 上フィルム
20 折り返し縁辺
23 出入り口
3 底部フィルム
31 熱溶着部
4 上部フィルム
41 手持ち部
42 持ち手穴
100 商品
B2 包装袋
1a 筒状体
2a ガゼット部
21a 下フィルム
22a 上フィルム
20a 折り返し縁辺
23a 出入り口
3a 底部フィルム
31a 熱溶着部
4a 上部フィルム
41a 手持ち部
42a 熱溶着部
44 取っ手部
45 持ち手穴
B3 包装袋
1b 筒状体
2b ガゼット部
21b 下フィルム
22b 上フィルム
20b 折り返し縁辺
23b 出入り口
3b 底部フィルム
31b 熱溶着部
4b 上部フィルム
41b 手持ち部
B4 包装袋
1c 筒状体
2c ガゼット部
21c 下フィルム
22c 上フィルム
20c 折り返し縁辺
23c 出入り口
3c 底部フィルム
4c 上部フィルム
41c 手持ち部
M 製造装置
5 鉄板
6 熱溶着材
7 持ち手穴カッター
8 熱シール材
9 切開カッター
9a 切断カッター
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2022-07-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成された長手方向の両側縁が封止されて所定の長さに形成された筒状体であり、
該筒状体
商品収容の際に敷く時に下に位置する底部フィルムと、
該底部フィルムより上に位置すると共に、幅方向中央部を長手方向に沿って切開して形成され、商品収容の際に敷く時に載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を有する上部フィルムと、
前記底部フィルムと前記上部フィルムの間に形成され、幅方向両側に内方へ所定の幅で折り返して折り返し縁辺が形成された下フィルムと上フィルムから成り、前記各折り返し縁辺で所定幅の出入り口が設けられると共に、前記上フィルムが、載置する商品を受ける第2の受け部となるガゼット部とを備えており、
前記筒状体の四隅部近傍となる所定箇所で、前記筒状体の縦横辺との間で略直角三角形を形成するように、前記下フィルムと前記底部フィルムが熱溶着されている
包装袋。
【請求項2】
前記各手持ち部に持ち手穴が設けられ、前記各手持ち部が外側へ開くことが可能か、又は予め外側へ開かれている
請求項1記載の包装袋。
【請求項3】
前記各手持ち部において、前記出入り口を形成する前記折り返し縁辺に沿うように、前記上部フィルムの縁部を長手方向へ幅方向に所定幅で折り込んで補強された取っ手部が設けられている
請求項1又は2記載の包装袋。
【請求項4】
柔軟性を有するプラスチックフィルムで形成され、商品収容の際に敷く時に下に位置する底部フィルムと、該底部フィルムより上に位置する上部フィルムと、前記底部フィルムと前記上部フィルムの間に形成され、幅方向両側に内方へ所定の幅で折り返して折り返し縁辺が形成された下フィルムと上フィルムから成り、前記各折り返し縁辺で所定幅の出入り口が設けられると共に、前記上フィルムが、載置する商品を受ける第2の受け部となるガゼット部とを筒状に形成する工程と、
前記筒状に形成したものの、前記上部フィルムの幅方向中央部を長手方向に沿って切開し、載置する商品を受ける第1の受け部となる手持ち部を形成する工程と、
包装袋の四隅部近傍となる所定箇所で、縦横辺との間で略直角三角形を形成するように、前記下フィルムと前記底部フィルムを熱溶着する工程と、
前記筒状に形成したものを長手方向において所定の間隔で熱溶着して熱シール部を形成する工程と、
前記熱シール部で切断して、所定の長さの筒状体とする工程とを備える
包装袋の製造方法。
【請求項5】
前記各手持ち部に持ち手穴を形成する工程を備える
請求項4記載の包装袋の製造方法。
【請求項6】
前記出入り口を形成する前記折り返し縁辺に沿うように、前記上部フィルムの前記切開した部分の縁部を幅方向に所定幅で折り込んで補強された取っ手部を形成する工程を備える
請求項4又は5記載の包装袋の製造方法。