(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171091
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】コンピュータープログラム、制御方法、及び、ユーザー端末
(51)【国際特許分類】
A63F 13/45 20140101AFI20231124BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20231124BHJP
A63F 13/28 20140101ALI20231124BHJP
A63F 13/30 20140101ALI20231124BHJP
G06Q 50/20 20120101ALI20231124BHJP
【FI】
A63F13/45
A63F13/53
A63F13/28
A63F13/30
G06Q50/20 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022083326
(22)【出願日】2022-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】308024395
【氏名又は名称】荏原環境プラント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100188592
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100207561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳元 八大
(74)【代理人】
【識別番号】100188891
【弁理士】
【氏名又は名称】丹野 拓人
(72)【発明者】
【氏名】黒澤 和重
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】清掃工場等の施設を見学する際や、施設見学後に楽しみながら施設を学習すること。
【解決手段】コンピューターを、施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知部と、検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索部と、探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶部と、を備えるユーザー端末、として機能させるコンピュータープログラムである。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターを、
施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知部と、
検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索部と、
探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶部と、
を備えるユーザー端末、として機能させるコンピュータープログラム。
【請求項2】
前記キャラクター検知部は、設定された前記施設内の前記設備から所定距離内に所定時間以上いる場合に、設定された前記キャラクターを検知する
請求項1に記載のコンピュータープログラム。
【請求項3】
前記キャラクター検知部は、前記キャラクターを検知した場合に、前記ユーザー端末のディスプレイに検知したことを表示する
請求項2に記載のコンピュータープログラム。
【請求項4】
前記キャラクター検知部は、前記キャラクターを検知した場合に、前記ユーザー端末を振動させて検知したことを通知する
請求項2に記載のコンピュータープログラム。
【請求項5】
前記キャラクターには、設定された前記設備にちなんだキャラクターの画像と、設定された前記設備の説明に関係するキャラクターの説明とが、キャラクター情報として紐づけられている
請求項1に記載のコンピュータープログラム。
【請求項6】
前記ユーザー端末は、前記キャラクターの前記キャラクター情報を取得して閲覧するキャラクター閲覧部をさらに備える
請求項5に記載のコンピュータープログラム。
【請求項7】
前記ユーザー端末は、前記施設の外で、前記キャラクターを召喚して、前記獲得キャラクター記憶部に記憶させるキャラクター召喚部をさらに備える
請求項1に記載のコンピュータープログラム。
【請求項8】
前記施設は、清掃工場である
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンピュータープログラム。
【請求項9】
前記キャラクターは、妖怪に関するものである
請求項8に記載のコンピュータープログラム。
【請求項10】
コンピューターが
施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知ステップと、
検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索ステップと、
探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶ステップと、
を実行する制御方法。
【請求項11】
施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知部と、
検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索部と、
探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶部と、
を備えるユーザー端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃工場等の施設において、楽しみながら施設を学習させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
清掃工場等の工場では、一般の者がその施設を見学することを可能にしているところもある。例えば、特許文献1には、工場見学用情報であるナレーション情報を含む動画像や文字情報を含む画像コンテンツを配信することで、バーチャル工場見学を行うことが可能な情報教育システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、清掃工場等の施設の見学をしても、その後の学習の継続や、振り返り学習がなされることは少ない。この原因として、楽しみながら清掃工場等の施設や施設内の設備を学習する教材がないという課題がある。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、清掃工場等の施設を見学する際や、施設見学後に楽しみながら施設を学習することを可能とする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、コンピューターを、施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知部と、検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索部と、探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶部と、を備えるユーザー端末、として機能させるコンピュータープログラムである。
【0007】
本発明の一態様は、コンピューターが施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知ステップと、検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索ステップと、探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶ステップと、を実行する制御方法である。
【0008】
本発明の一態様は、施設内の設備に対して設定されたキャラクターを検知するキャラクター検知部と、検知されたキャラクターを探索するキャラクター探索部と、探索されたキャラクターを記憶する獲得キャラクター記憶部と、を備えるユーザー端末である。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、清掃工場等の施設を見学する際や、施設見学後に楽しみながら施設を学習することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の施設学習システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。
【
図2】ユーザー端末10の機能構成を示す概略ブロック図である。
【
図3】キャラクター情報記憶部162が記憶するキャラクター情報の一例を示す図である。
【
図4】地図情報表示部171がディスプレイに表示する地図の一例を示す図である。
【
図5】キャラクター検知部172がディスプレイに表示するキャラクター検知画面の一例を示す図である。
【
図6】キャラクター探索部173がディスプレイに表示するキャラクター探索画面の一例を示す図である。
【
図7】キャラクター閲覧部174がディスプレイに表示するキャラクター情報の画面の一例である。
【
図8】ビーコン20の機能構成を示す概略ブロック図である。
【
図9】情報提供装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。
【
図10】施設学習システム100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図11】施設学習システム100の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の施設学習システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。
【0012】
[システム概略]
施設学習システム100は、ユーザー端末10、複数のビーコン20及び情報提供装置30を備える。ユーザー端末10と複数のビーコン20は、Bluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信によって通信可能に構成される。ユーザー端末10と情報提供装置30とは、ネットワーク90を介して通信可能に構成される。ネットワーク90は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク90は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
【0013】
ユーザー端末10は、清掃工場等の施設の見学者(以下「ユーザー」という。)によって所持される。ユーザー端末10は、施設見学中は施設内で操作されるが、施設見学以外のタイミングで操作されてもよい。例えば、施設見学以外のタイミングでは、ユーザーの自宅や学校等において操作されてもよい。ビーコン20は、施設内にある複数の見学スポット(設備)にそれぞれ設置される。情報提供装置30は、施設又は外部の他の施設に設置される。
【0014】
第1の利用態様として、ユーザー端末10は、施設内においてユーザーによって操作される。ユーザーが施設内を見学する際に、ユーザー端末10は、ユーザーによって所持され施設内を移動する。ビーコン20は、施設内に複数ある見学スポット(設備)ごとに設置され、ビーコン20ごとの機器情報を送信している。ユーザー端末10は、ビーコン20から機器情報を所定距離内で所定時間以上受信すると、機器情報(設備)に紐づけられた妖怪などのキャラクターを検知したことを表示する。ユーザーはユーザー端末10のカメラによりあたりを探索しキャラクターを発見すると、ユーザー端末10は当該キャラクターを獲得したものとして記憶する。
【0015】
第2の利用態様として、ユーザー端末10は、清掃工場等の施設外である自宅等において、ユーザーによって操作される。ユーザー端末10は、ユーザーによってキャラクターの召喚操作が行われると、ユーザー端末10は、キャラクターを召喚して当該キャラクターを獲得したものとして記憶する。
【0016】
いずれの態様においても、ユーザー端末10のユーザーは、獲得したキャラクターの画像や説明を閲覧することができる。ここで、キャラクターの画像は、施設の設備にちなんだものであり、キャラクターの説明は、施設の設備に関係するものである。
なお、本実施形態の施設学習システム100は、具体的には清掃工場等の工場おいて適用されるものであるが、見学者に対し情報を提供する施設であれば工場に限定されない。
【0017】
[ユーザー端末]
次に、ユーザー端末10について詳細に説明する。
図2は、ユーザー端末10の機能構成を示す概略ブロック図である。ユーザー端末10は、通信可能な情報処理装置を用いて構成される。ユーザー端末10は、例えばスマートフォン、携帯電話機、ゲーム端末、ウェアラブルコンピューター(例えばスマートウォッチ)等の装置を用いて構成される。ユーザー端末10は、通信部11、入力部12、出力部13、位置情報取得部14、撮像部15、記憶部16及び制御部17を備える。
【0018】
通信部11は、通信装置を用いて構成される。通信部11は、ネットワーク90を介して他の通信装置や情報処理装置と通信する。通信部11は、例えば情報提供装置30との間でデータを送受信する。また通信部11は、近距離無線通信を用いて近くにある機器と通信をする。通信部11は、例えばビーコン20から機器情報を受信する。
【0019】
入力部12は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部12は、ユーザーの指示をユーザー端末10に入力する際にユーザーによって操作される。入力部12は、入力装置をユーザー端末10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、入力部12は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号をユーザー端末10に入力する。
【0020】
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイ等の画像表示装置であってもよい。また、出力部13はスピーカーを用いて構成されてもよい。出力部13は、ユーザーに対して情報を出力する。
なお、入力部12及び出力部13は、一体型のタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
【0021】
位置情報取得部14は、ユーザー端末10の現在の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部14は、例えばGPS(Global Positioning System)装置を用いて構成されてもよい。位置情報取得部14は、例えば移動体通信の複数の基地局から受信される信号の受信強度等に基づいて位置情報を取得するように構成されてもよい。この場合、位置情報取得部14の機能の一部は制御部17に実装されてもよい。
【0022】
撮像部15は、カメラである。撮像部15は、カメラそのものとして構成されてもよいし、外部機器としてカメラをユーザー端末10に接続するためのインターフェースとして構成されてもよい。カメラは、主にカメラのアプリケーションによって制御され、ユーザーの操作に応じて所定の空間を撮像する。カメラによる撮像は、可視光を受光することで画像形成する処理として実現される。撮像部15によって撮像された画像のデータは、記憶部16に記録される。
【0023】
記憶部16は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部16は、制御部17の処理に必要となる情報を記憶する。
【0024】
記憶部16は、地図情報記憶部161、キャラクター情報記憶部162、獲得キャラクター記憶部163及びユーザー情報記憶部164を含む。地図情報記憶部161は、施設内の設備等の見学スポットや部屋、通路を表す施設内の地図情報を記憶する。キャラクター情報記憶部162は、キャラクターごとにキャラクターに関する情報を記憶する。
【0025】
図3は、キャラクター情報記憶部162が記憶するキャラクター情報の一例を示す図である。キャラクター情報は、少なくとも、キャラクターごとに、ID(識別子)、名称、出現場所、属性、レア(rare)度、説明、画像、機器情報の各情報を含む。名称は、キャラクターの名称である。出現場所は、施設内でのキャラクターの出現場所の情報である。属性は、キャラクターの属性であり、例えば「よい」と「わるい」がある。レア度は、どのぐらいの頻度で当該キャラクターが出願するかを表し、例えば、「普通」、「レア」、「激レア」がある。説明は、キャラクターの説明である。画像は、キャラクターの画像情報である。機器情報は、このキャラクターに紐づけられているビーコン20の機器情報である。なお、ビーコン20は施設内の出現場所に設置してあるものであるので、施設の出現場所の設備と、キャラクター情報(キャラクターの内容)とを対応させることができる。具体的には、キャラクターの名称や画像を、施設の出現場所の設備にちなんだものにしたり、キャラクターの説明に、施設の出現場所の設備に関する説明を含めたりすることができる。
【0026】
本実施形態の具体例では、施設は
図4に示すような「清掃工場」を想定しており、キャラクターは「妖怪」に関するものを扱う。
図3の「ID1」の例では、名称が「もえ童子」であり、出現場所は「焼却炉付近」であり、属性は「よい妖怪」であり、レア度は「レア」であり、説明は「焼却炉の中では、だいたい850~950℃でごみを燃やしています。この妖怪は、850℃より下がるのが嫌いなので、温度が下がると、手をかざして、火力を上げてくれます。」である。また、機器情報は「beaconID001」である。なお、「beaconID001」に対応するビーコン20は、「清掃工場」の「焼却炉」付近に設置される。
【0027】
図3の「ID2」の例では、名称が「ごみ博士」であり、出現場所は「見学説明室」であり、属性は「よい妖怪」であり、レア度は「普通」であり、説明は「ごみのことなら、何でもわかる。この妖怪は、見学者にごみのことを話したがる。ちょっとおせっかいだ。」である。また、機器情報は「beaconID002」である。なお、「beaconID002」に対応するビーコン20は、「清掃工場」の「見学説明室」に設置される。
【0028】
図3の「ID3」の例では、名称が「分別しない小僧」であり、出現場所は「プラットホーム」であり、属性は「わるい妖怪」であり、レア度は「普通」であり、説明は「分別はごみを収集時のひとつの決まり事。分別ルールをまもり、ごみを出しましょう。この妖怪は、闇に紛れて、捨てられたごみの中に混ぜてはいけないものをこっそり入れてしまう。」である。また、機器情報は「beaconID003」である。なお、「beaconID003」に対応するビーコン20は、「清掃工場」の「プラットホーム」に設置される。
【0029】
獲得キャラクター記憶部163は、獲得したキャラクターの情報であり、例えばキャラクターのIDを記憶する。ユーザー情報記憶部164は、ユーザーごとの獲得したユーザースコア等の情報を記憶する。
【0030】
制御部17は、CPU等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部17は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、地図情報表示部171、キャラクター検知部172、キャラクター探索部173、キャラクター閲覧部174、キャラクター召喚部175として機能する。なお、制御部17の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されても良い。
【0031】
地図情報表示部171は、地図情報記憶部161に記憶されている地図情報を読み出し、地図をディスプレイ(出力部13)に表示する。地図は、ユーザーの入力部12からの操作によって拡大・縮小が可能である。地図情報表示部171は、見学スポットにバルーン等の目印を表示してもよい。また、地図情報表示部171は、ユーザー端末10が施設内にある場合には、検知されたユーザー端末10の位置情報に基づいて、ユーザー端末10の現在位置を表示してもよい。
なお、地図情報表示部171は、地図情報を地図情報記憶部161から読み出さずに、ネットワーク90を介して、情報提供装置30から取得してもよい。
【0032】
図4は、地図情報表示部171がディスプレイに表示する地図の一具体例を示す図である。
図4の地
図1611には、施設内の各部屋1612と見学スポット1613と通路1614が示されている。通路1614には、ユーザーが迷わないための見学ルート1615が表示されている。各見学スポット1613には、ユーザーに分かりやすくするためバルーン1616が付けられている。また、ユーザー端末10の現在位置が丸印1617で示されている。
図4に示される地
図1611では、施設の具体例として清掃工場が示されている。この地図の具体例では、見学スポット1613は、「プラットホーム」、「ごみピット」、「焼却炉フロー」、「中央制御室」、「タービン発電室」及び「灰溶融炉室」である。
【0033】
キャラクター検知部172は、施設内の設備等に設置されたビーコン20から通信部11を介して受信した機器情報と、受信した際の機器情報の信号の強度とに基づいて、ビーコン20からの距離を検知する。また、キャラクター検知部172は、当該機器情報を受信している時間を計測する。そして、キャラクター検知部172は、ビーコン20から所定距離内に所定時間以上いると判定すると、キャラクター情報記憶部162のキャラクター情報から、機器情報に紐づけられているキャラクターを検知したと判定する。そして、キャラクター検知部172は、キャラクターを検知したことを画面に表示して、ユーザーに通知する。なお、キャラクター検知部172は、ユーザー端末10の振動機能を用いて振動により、キャラクターを検知したことをユーザーに通知してもよい。
【0034】
図5は、キャラクター検知部172がディスプレイに表示するキャラクター検知画面の一例を示す図である。
図5に示すように、キャラクター検知部172は、キャラクターを検知していない場合は、光が左から右に流れるような光の線51を表示するが、キャラクターを検知すると、光の線51が上下に振動して、ユーザーにキャラクターを検知したことを通知する。
【0035】
ユーザーは、キャラクターを検知したことを通知されると、撮像部15(カメラ)でビーコン20を含む空間を探索する。
キャラクター探索部173は、撮像部15の映す画像にビーコン20(又はビーコン20の付近)が含まれたと判定すると、画面にビーコン20の機器情報に紐づけられているキャラクターの画像情報を表示する。ユーザーが入力部12を介してキャラクターを発見したことを入力すると、キャラクター探索部は、当該キャラクター(のID)を、獲得キャラクター記憶部163に追加する。なお、キャラクター探索部173は、ユーザー端末10に搭載されている方位センサ等を用いて、ユーザー端末10の向きを検知することにより、撮像部15の映す画像にビーコン20が含まれたか否かを判定することができる。
【0036】
図6は、キャラクター探索部173がディスプレイに表示するキャラクター探索画面の一例を示す図である。
図6のように、キャラクター探索部173は、ユーザーにキャラクターを探索することを促すメッセージ61を表示してよい。ユーザーが、撮像部15(カメラ)でビーコン20を捉えると、キャラクター探索部173は、対応する画面の位置に、ビーコン20の機器情報に対応するキャラクター62を表示する。ユーザーが入力部12を介してキャラクターを発見したことを入力すると、キャラクター探索部173は、画面にキャラクターを獲得したことを示すメッセージを表示してもよい。
【0037】
キャラクター閲覧部174は、ユーザーに閲覧させるために、獲得キャラクター記憶部163に記憶されているIDに紐づけられているキャラクター情報を、キャラクター情報記憶部162から取得して、画面(出力部13)に表示する。
【0038】
図7は、キャラクター閲覧部174がディスプレイに表示するキャラクター情報の画面の一例である。
図7の例では、キャラクター情報のうち、キャラクターの名称71とキャラクターの画像72、キャラクターの説明73が表示されている。また、「応援」ボタン74、及び、「攻撃」ボタン75が表示されている。
【0039】
キャラクター閲覧部174は、ユーザーによって入力部12から「応援」ボタン74が押下されると、当該キャラクターを応援したことを、音や画像で知らせる。その際に、当該キャラクターの属性が「よい」であると、ユーザー情報記憶部164に記憶されているユーザースコアを加点する。また、キャラクター閲覧部174は、ユーザーによって入力部12から「攻撃」ボタン75が押下されると、当該キャラクターを攻撃したことを、音や画像で知らせる。その際に、当該キャラクターの属性が「わるい」であると、ユーザー情報記憶部164に記憶されているユーザースコアを加点する。なお、キャラクター閲覧部174は、施設内でも施設外でも処理を行う。
【0040】
キャラクター召喚部175は、キャラクターを召喚して獲得する。具体的には、キャラクター召喚部175は、キャラクター情報記憶部162に記憶されているキャラクターを例えばランダムに選択し、選択されたキャラクター(のID)を獲得キャラクター記憶部163に記憶させる。キャラクター召喚部175は、例えば1日に所定回(1回)など処理の回数が制限される。また、キャラクター召喚部175は、主に施設外で処理を行う。
【0041】
[ビーコン]
次に、ビーコン20について詳細に説明する。
図8は、ビーコン20の機能構成を示す概略ブロック図である。ビーコン20は、例えば、施設内の設備等に設置される。ビーコン20は、近距離無線通信が可能な情報機器を用いて構成される。ビーコン20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。
【0042】
通信部21は、通信装置を用いて構成される。通信部21は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を介して他の通信装置や情報処理装置と通信する。通信部21は、例えばユーザー端末10へデータを送信する。
【0043】
記憶部22は、ビーコン20を特定可能な機器情報を記憶する機器情報記憶部221を含む。
【0044】
制御部23は、所定の間隔で、機器情報記憶部221に記憶されている機器情報を、通信部21を介して送信する機器情報提供部231を含む。
【0045】
[情報提供装置]
次に、情報提供装置30について詳細に説明する。
図9は、情報提供装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。情報提供装置30は、通信可能な情報処理装置を用いて構成される。情報提供装置30は、例えばパーソナルコンピューター、サーバー装置、クラウドシステム等の装置やシステムを用いて構成される。情報提供装置30は、通信部31、入力部32、記憶部33及び制御部34を備える。
【0046】
通信部31は、通信装置を用いて構成される。通信部31は、ネットワーク90を介して他の通信装置や情報処理装置と通信する。通信部31は、例えばユーザー端末10情報処理装置との間でデータを送受信する。
【0047】
入力部32は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部32は、施設の管理者の指示を情報提供装置30に入力する際に施設の管理者によって操作される。入力部32は、入力装置を情報提供装置30に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、入力部32は、入力装置において施設の管理者の入力に応じ生成された入力信号を情報提供装置30に入力する。
【0048】
記憶部33は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部33は、制御部34の処理に必要となる情報を記憶する。
【0049】
記憶部33は、地図情報記憶部331、キャラクター情報記憶部332を含む。地図情報記憶部331は、施設内の設備等の見学スポットや部屋、通路を表す施設内の地図情報を記憶する。キャラクター情報記憶部332は、キャラクターごとにキャラクターに関する情報を記憶する。キャラクター情報記憶部332に記憶する情報は、
図3に示したキャラクター情報と同様である。
【0050】
制御部34は、CPU等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部34は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、情報入力部341及び情報提供部342として機能する。なお、制御部34の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されても良い。
【0051】
情報入力部341は、施設の管理者から入力部32を介して入力される地図情報、及びキャラクター情報を、それぞれ地図情報記憶部331、及びキャラクター情報記憶部332に記憶させる。
これによって、施設の管理者は、適宜地図情報、及びキャラクター情報を更新することができる。
【0052】
情報提供部342は、ユーザー端末10から要求に応じて、地図情報記憶部331、及びキャラクター情報記憶部332にそれぞれ記憶されている地図情報、及びキャラクター情報を通信部31を介して送信する。
これによって、ユーザー端末10のユーザーは、適宜更新される最新の地図情報やキャラクター情報を利用することができる。
【0053】
情報提供装置30は、ユーザー端末10から、各ユーザー端末10のユーザー情報記憶部164に記憶されているユーザースコアを収集して、ランキング情報等を作成し、情報提供部342がランキング情報をユーザー端末10に提供してもよい。例えば、情報提供装置30は、年間や月間や週間でランキング情報を集計してもよい。こうすることにより、ユーザー端末10のユーザーの利用頻度に応じたランキングを作成することができる。
【0054】
[処理の流れ]
次に、施設学習システム100の処理の流れを説明する。
図10及び
図11は、施設学習システム100の処理の流れの具体例を示すフローチャートである。
図9及び
図10の施設学習システム100の処理の流れは、ユーザー端末10のユーザーが施設の見学者・学習者であることを想定している。
【0055】
まず、ユーザーがユーザー端末10を起動させると、ユーザー端末10の位置情報取得部14は、ユーザー端末10の位置情報を取得する。ユーザー端末10の制御部17は、取得した位置情報に基づいて、現在位置が特定領域内にあるか否か判定する(ステップS101)。特定領域とは、施設のある領域であり、具体的には施設が清掃工場である場合は清掃工場のある領域である。
【0056】
ステップS101で現在位置が特定領域内にあると判定した場合(Yes)、ユーザー端末10は、ユーザーに所持されて施設内を移動する。ユーザー端末10の制御部17は、ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示したか判定する(ステップS102)。
【0057】
ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示しない場合(ステップS102でNo)、キャラクター検知部172は、通信部11を介してビーコン20から機器情報を受信する(ステップS103)。ビーコン20は、施設内の見学スポットや所定の場所にそれぞれ設置されている。
【0058】
次に、キャラクター検知部172は、受信した機器情報と、受信した際の機器情報の信号の強度とに基づいて、ビーコン20からの距離を検知する。また、キャラクター検知部172は、ビーコン20の機器情報を受信している時間を計測する。そして、キャラクター検知部172は、ビーコン20から所定距離内に所定時間いるか否かを判定する。これによって、キャラクター検知部172は、ビーコン20の機器情報に紐づけられているキャラクターを検知したか否かと判定する(ステップS104)。
【0059】
キャラクターを検知したと判定すると(ステップS104でYes)、キャラクター検知部172は、ディスプレイにキャラクターを検知したことを表示することによって、ユーザー端末10のユーザーに検知を通知する(ステップS105)。具体的には、キャラクター検知部172は、
図5に示したキャラクター検知画面をディスプレイに表示する。
【0060】
次に、ユーザーは、キャラクターを検知したことを通知されると、撮像部15(カメラ)でビーコン20を含む空間を探索する(ステップS106)。
次に、キャラクター探索部173は、撮像部15の映す画像にビーコン20(又はビーコン20の付近)が含まれたか否かを判定することによって、ビーコン20の機器情報に紐づけられたキャラクターが発見されたか否か判定する(ステップS107)。その際には、キャラクター探索部173は、
図6に示したキャラクター探索画面をディスプレイに表示する。
【0061】
キャラクターが発見されたと判定すると(ステップS107でYes)、キャラクター探索部173は、当該キャラクターのIDを、獲得キャラクター記憶部163に記憶させる(ステップS108)。なお、キャラクターが発見された場合には、キャラクター探索部173は、
図7に示したキャラクター情報の画面をディスプレイに表示する。
【0062】
次に、制御部17は、ユーザーから処理を終了するか否か受け付ける(ステップS109)。処理を終了しない場合は(ステップS109でNo)、制御部17は、ステップS101へ制御を戻す。一方、処理を終了する場合は、制御部17は、
図10で示す処理を終了する。
【0063】
また、ステップS104において、キャラクター検知部172がキャラクターを検知しなかった場合、及び、ステップS107において、キャラクター探索部173がキャラクターを発見しなかった場合も、制御部17は、制御をステップS109へ移す。
【0064】
一方、ステップS102において、ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示した場合(ステップS102でYes)、キャラクター閲覧部174は、獲得キャラクター記憶部163から獲得しているキャラクターのIDを取得して、キャラクター情報記憶部162から対応するIDのキャラクター情報を取得して、ディスプレイに表示する(ステップS110)。この際に、キャラクター閲覧部174は、獲得した全てのキャラクターの一覧を表示するのが好ましい。なお、キャラクター閲覧部174は、キャラクター情報をネットワーク90を介して情報提供装置30から取得してもよい。
【0065】
次に、キャラクター閲覧部174は、ユーザーから入力部12を介して、キャラクターの選択を受け付ける(ステップS111)。キャラクター閲覧部174は、選択されたキャラクターのキャラクター情報を、
図7のように表示する。
【0066】
次に、キャラクター閲覧部174は、ユーザーから入力部12を介して、「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下されたか否か判定する(ステップS112)。
【0067】
「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下された場合(ステップS112でYes)、キャラクター閲覧部174は、属性が「よい」キャラクターに対して「応援」ボタン74が押されたならば、当該ユーザーのユーザースコアを所定値だけ加算する。一方、キャラクター閲覧部174は、属性が「わるい」キャラクターに対して「攻撃」ボタン75が押されたならば、当該ユーザーのユーザースコアを所定値だけ減算する。キャラクター閲覧部174は、ユーザー情報記憶部164のユーザースコアを更新して記憶させる(ステップS113)。
【0068】
その後、制御部17は、制御をステップS109へ移す。また、ステップS112で「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下されなかった場合も(ステップS112でNo)、制御部17は、制御をステップS109へ移す。
【0069】
一方、ステップS101で現在位置が特定領域内にあると判定しない場合(No)、
図11へ移る。この場合は、清掃工場等の施設外である自宅や学校等において、ユーザー端末10がユーザーによって操作される場合である。
まず、ユーザー端末10の制御部17は、ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示したか判定する(ステップS201)。
【0070】
ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示しない場合(ステップS201でNo)、キャラクター召喚部175は、ユーザー端末10のユーザーから入力部12を介して、キャラクターを召喚するか否か受け付ける(ステップS207)。
【0071】
キャラクターを召喚する場合(ステップS207でYes)、キャラクター召喚部175は、キャラクター情報記憶部162に記憶されているキャラクターを例えばランダムに選択(召喚)して、当該キャラクターのキャラクター情報を、
図7のように画面に表示する(ステップS208)。この際に、ユーザー端末10のユーザーから、このキャラクターを召喚してよいか確認を受け付けてもよい。なお、キャラクター召喚部175が選択するキャラクターはランダムでなくても、例えばキャラクターのレア度とその他の情報(日付情報や、ユーザースコア等)とを組み合わせて選択してもよい。キャラクター召喚部175は、例えば、ユーザー情報記憶部164に記憶されているユーザースコアが高い場合は、レア度が高いキャラクターを選択しやすくしてもよい。
【0072】
次に、キャラクター召喚部175は、選択したキャラクター(のID)を、獲得キャラクター記憶部163に記憶する(ステップS209)。
【0073】
次に、制御部17は、ユーザーから処理を終了するか否か受け付ける(ステップS206)。処理を終了しない場合は(ステップS206でNo)、制御部17は、
図10のステップS101へ制御を戻す。一方、処理を終了する場合は、制御部17は、
図11で示す処理を終了する。
【0074】
また、ステップS207において、キャラクターを召喚しない場合(ステップS207でNo)、制御部17は、制御をステップS206へ移す。
【0075】
一方、ステップS201において、ユーザーが獲得キャラクターの閲覧を指示した場合(ステップS201でYes)、キャラクター閲覧部174は、獲得キャラクター記憶部163から獲得しているキャラクターのIDを取得して、キャラクター情報記憶部162から対応するIDのキャラクター情報を取得して、ディスプレイに表示する(ステップS202)。この際に、キャラクター閲覧部174は、獲得した全てのキャラクターの一覧を表示するのが好ましい。なお、キャラクター閲覧部174は、キャラクター情報をネットワーク90を介して情報提供装置30から取得してもよい。
【0076】
次に、キャラクター閲覧部174は、ユーザーから入力部12を介して、キャラクターの選択を受け付ける(ステップS203)。キャラクター閲覧部174は、選択されたキャラクターのキャラクター情報を、
図7のように表示する。
【0077】
次に、キャラクター閲覧部174は、ユーザーから入力部12を介して、「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下されたか否か判定する(ステップS204)。
【0078】
「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下された場合(ステップS204でYes)、キャラクター閲覧部174は、属性が「よい」キャラクターに対して「応援」ボタン74が押されたならば、当該ユーザーのユーザースコアを所定値だけ加算する。一方、キャラクター閲覧部174は、属性が「わるい」キャラクターに対して「攻撃」ボタン75が押されたならば、当該ユーザーのユーザースコアを所定値だけ減算する。キャラクター閲覧部174は、ユーザー情報記憶部164のユーザースコアを更新して記憶させる(ステップS205)。
【0079】
その後、制御部17は、制御をステップS206へ移す。また、ステップS204で「応援」ボタン74又は「攻撃」ボタン75が押下されなかった場合も(ステップS204でNo)、制御部17は、制御をステップS206へ移す。
以上で、施設学習システム100の処理の流れの説明は終了である。
【0080】
(変形例)
ユーザー端末10が施設内にある場合には、地図情報表示部171が任意のタイミングで、
図4に示したような地図を地図情報記憶部161又はネットワーク90を介して情報提供装置30から取得して、ディスプレイに表示してもよい。
また、ユーザー端末10が施設内にある場合でも、キャラクター召喚部175のキャラクター召喚の処理を行ってもよい。
【0081】
[効果]
以上のように構成された施設学習システム100では、子供でも大人でも楽しみながら施設(例えば清掃工場)の学習をすることができる。また、清掃工場等の施設への関心を高めることができるので、清掃工場等への施設への見学機会を増加させることができる。
【0082】
具体的には、施設に来ることによってキャラクターを獲得できるため、ユーザー端末10のユーザーに施設に来ることを促すことができる。
施設内の設備に関するキャラクターの情報を提供することによって、ユーザー端末10のユーザーに施設内の設備の学習をさせることができる。
【0083】
施設内の設備に関するキャラクターを集めるという収集要素によって、ユーザー端末10のユーザーに継続して施設に関心を持たせることができる。
集めたキャラクターを応援したり攻撃したりすることによって、ユーザースコアを更新し、これを用いて、レア度の高いキャラクターを提供したり、ユーザー同士で競わせることができる。これによって、ユーザー端末10のユーザーに継続して施設に関心を持たせることができる。
【0084】
施設のビーコンの設置された設備付近で、キャラクターを発見するためには、ビーコンから所定距離内に所定時間いる必要がある。このため、ユーザー端末10のユーザーが走っているとキャラクターを発見できない。これによって、施設内を見学する際の安全性を確保することができる。
施設のビーコンの設置された設備付近で、キャラクターを発見する際には、ビーコンから所定距離内に所定時間いるだけで、ユーザー端末10のユーザーに自動で通知される。このため、ユーザー端末10のユーザーは歩きながら表示画面を見る必要がない。これによって、施設内を見学する際の安全性を確保することができる。
【0085】
清掃工場等の施設内においても施設外においても、施設学習システム100を介して、施設の情報(施設の設備に関するキャラクターの情報)を得ることができる。このため、施設に来場した見学者(ユーザー端末10のユーザー)は、自宅や学校等でも来場時と同じように簡単に振り返り学習ができる。また、清掃工場等の施設に来場しなくても、ユーザー端末10のユーザーは施設の学習をすることができる。さらに、施設の未来場者には、ユーザー端末10を施設外で使用することによって、施設に来場することを促すことができる。
【符号の説明】
【0086】
100…施設学習システム, 10…ユーザー端末, 20…ビーコン, 30…情報提供装置, 11…通信部, 12…入力部, 13…出力部, 14…位置情報取得部, 15…撮像部, 16…記憶部, 161…地図情報記憶部, 162…キャラクター情報記憶部162, 163…獲得キャラクター記憶部, 164…ユーザー情報記憶部, 17…制御部, 171…地図情報表示部, 172…キャラクター検知部, 173…キャラクター探索部, 174…キャラクター閲覧部, 175…キャラクター召喚部,21…通信部, 22…記憶部, 221…機器情報記憶部, 23…制御部, 231…機器情報提供部, 31…通信部, 32…入力部, 33…記憶部, 331…地図情報記憶部, 332…キャラクター情報記憶部, 34…制御部, 341…情報入力部, 342…情報提供部