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特開2023-171176無人販売の自動課金と決済のための電子錠制御システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171176
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】無人販売の自動課金と決済のための電子錠制御システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/18 20120101AFI20231124BHJP
【FI】
G06Q20/18
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022091892
(22)【出願日】2022-05-20
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】505431640
【氏名又は名称】ゴールデンバーグ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】金澤 秀憲
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA38
(57)【要約】      (修正有)
【課題】無人販売機又は無人店舗の開閉扉上部に装着された電子錠の施錠・解錠の制御システムによってユーザ認証及び解錠から課金、決済を自動化する電子錠制御システムを提供する。
【解決手段】ユーザは、携帯情報端末4を使用し、無人販売機又は無人店舗10のQRコード13をスキャンすることでユーザ認証を行ない解錠認可の設定条件に対する照合のもとで電子錠21が解錠し、商品の取出し又はサービス利用を開始する。扉11を閉めると施錠信号が発せられ、庫内又は場内の商品データ又は利用時間を元に、無人販売機又は無人店舗10の主制御装置1と管理サーバ3が連動し、扉11を閉めると同時に、自動で決済を実行することが出来る無人販売機又は無人店舗10の運営、自動課金、決済を可能とした電子錠制御システムである。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に装着された電子錠をユーザ認証と解錠承認条件を元に解錠し、陳列棚からユーザが商品を取り出して開閉扉を閉めたとき、扉の上部に取り付けられた電子錠から施錠信号が発せられることで、陳列棚の商品情報が主制御装置を通して管理サーバに自動で伝送され処理が実行される。これによって解錠から課金情報の生成と決済までの実行を電子錠と連動して自動化する仕組みを特徴とする無人販売機又は無人店舗の開閉扉に装着される電子錠制御システム。
【請求項2】
無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に装着された電子錠による施錠信号を元に主制御装置を通して管理サーバに集積された商品の消費期限、保管温度、在庫残数データと、ユーザ登録によって管理サーバに記録された携帯番号、年齢、性別や利用履歴を元に解錠承認条件を設定することで遠隔且つ無人環境下において自動で解錠管理、解錠制限を可能とする。
これによって無人環境下でもユーザ属性又は法律に関わる営業許可、規定に則した無人販売機又は無人店舗の運営が可能となり、開閉扉に装着された電子錠の解錠管理、解錠制限を自動で行なうこと特徴とする請求項1記載の無人販売機又は無人店舗の開閉扉に装着される電子錠制御システム。
【請求項3】
無人販売機又は無人店舗の開閉扉に外付けで専用通信端末を装着しなくても、管理サーバから発行され開閉扉に掲示されたQRコードのラベルをユーザの情報通信端末を用いてスキャンすれば、管理サーバと決済サーバと接続した状態で電子錠の解錠が可能になる仕組みを特徴とする請求項1記載の無人販売機又は無人店舗の開閉扉に装着される電子錠制御システム。
【請求項4】
ユーザは携帯情報端末のアプリケーションを用いて無人販売機又は無人店舗の開閉扉に掲示されたQRコードを携帯情報端末からスキャンして読取ることで、インターネットを介して管理サーバに送られたユーザID情報を照合して解錠を行なうが、消費期限切れの商品が庫内又は場内に存在する場合には、電子錠の解錠機能が自動で停止する仕組みを特徴とする請求項2記載の無人販売機又は無人店舗の開閉扉に装着される電子錠制御システム。
【請求項5】
開閉扉の施錠信号が発せられると、主制御装置を通して管理サーバに記録された特定ユーザによる解錠時間との開閉時間の差分を元に庫内や場内の物品や場所の利用時間に対する課金データを生成することで決済までを自動で実行する仕組みを特徴とする請求項3記載の無人販売機又は無人店舗の開閉扉に装着される電子錠制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に装着された電子錠の施錠・解錠の制御システムによってユーザ認証及び解錠から課金、決済を自動化する電子錠制御システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
商品販売や場所提供サービスにおいて従来は人員を配置して有人業務を元に運営を成立させているが、これを無人によって運営を実現するためにはユーザによる事前予約や事前決済をさせることで代金回収を担保する必要がある。一方で事前計画のない都度購入や都度利用の場合、事後的に課金を行なう必要があるため、無人化においては代金の回収を担保することは更に困難である。また対象物または対象者となるユーザ条件に応じた販売制限や利用制限を強制的に実行することが出来ないため無人化において多くの商品や遊休地の活用などの場所提供サービスは採算性や販売及び営業法の観点から成立していない。
【0003】
従来の方式では、情報通信端末に表示された課金情報に対してユーザ自らが情報通信端末やICカードを使用して任意且つ手動で決済を行なうことからユーザの操作の理解度や良識レベルによって決済忘れや不正購入、不正利用が一定の確率で発生している課題がある。
【0004】
従来の無人販売システムにおけるセルフレジ方式の場合には無人環境下における対象者の識別や販売承認を監視カメラによる抑止力に依存または自己責任としており、ユーザが具備すべき年齢などの条件に対する販売制限、利用制限を元に開閉扉による電子錠の解錠機能が連動していないためその強制力を持たない。
【0005】
開閉扉を有する無人販売機又は無人店舗において従来のセルフレジ方式の場合にはユーザが商品を取出した後に、ユーザ自身が任意で商品本体に貼られたラベルをスキャン読取りすることで商品検知がなされ課金情報が生成される場合があるが、それが自動化されていないためにユーザの負担が増えると共に、読取り間違えや忘れが発生する。
【0006】
従来の宅配BOX式の販売機による代金先払い方式の場合には専用アプリケーション又はECサイトで事前に購入確定した商品の取出しを可能にする仕組みだが、事前購入を確定し決済した後に伝送された開閉コードを元に扉を解錠し、決済済みの商品を取り出す方式であるため特定のユーザが他者の商品を取り出すことが出来る場合がある。
そのため不正取得や取出し間違いが発生し、トラブルや代金の未回収が発生する問題がある。
【0007】
従来の飲料自販機などに代表されるシリンダー式の場合には搭載できる商品のパッケージや規格が限られるのと落下強度に耐える必要があることから事業者、販売者は規格外とされる商品を搭載して販売することが出来ないという問題がある。
【0008】
酒類を販売する場合には、ユーザに対する年齢認証と販売日時の記録が必要になるが、無人環境下における従来のセルフレジ方式の場合には任意であるためその取出しに対する制限が出来ないのと、電子錠による施錠時間を元にして販売日時の記録が出来ないため販売が出来ないなどの課題がある。
【0009】
生鮮食品を販売する場合には、食品衛生管理法を遵守すべく消費期限管理を行なわなければならないが、無人環境下における従来のセルフレジ方式の場合には、万が一消費期限切れの商品があった場合その取出しに対する制限が出来ないため従来は販売が出来ないという課題がある。
【0010】
上記に示す電子錠が使われているセルフレジ方式、代金先払い方式以外にも販売機の扉の解錠機能には様々な方式が活用されているが、特許文献1は、販売機の鍵についてのもので、ユーザは開閉扉を解錠するためのコード情報を事前に指定管理サーバから受け取り、開閉扉の開閉を行ない任意で商品を取り出す。その際、ユーザの操作上の負荷があったり、解錠コード情報などを間違えたり他者の商品を取り出す場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2022-37859公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の課題は、従来のセルフレジなどの性善説方式による無人販売において発生する不正購入や不正利用による代金未回収リスクなどの課題を解錠承認から決済までを電子錠の仕組みと連動することで買い物またはサービス利用後の都度利用、都度事後決済のための自動課金から決済までを実現し同時に不正利用や代金の未回収問題を解決することにある。
【0013】
ECサイトなどの事前決済や事前購入と異なり、都度購入や都度の事後決済においては、ユーザが消費期限切れの商品を取り出すことが出来るため無人販売においては、取り出せなくするための強制力を持つ仕組みが必要である。この問題を管理サーバとの連携を元に解錠承認において消費期限切れ商品が庫内または場内に無いことを条件に加えることで無人販売においてもユーザによる購入、消費リスクを回避できるようにするものである。
【0014】
上述の課題を解決するため、本発明においては、開閉扉の電子錠を開ける際に、ユーザ情報が携帯情報端末からインターネットを介して管理サーバに伝送され、同時にユーザが携帯番号、年齢、性別、利用履歴によって構成された解錠条件を具備していることが照合出来たときに、無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に搭載された主制御装置が解錠指令を電子錠に発するようにし、無人環境下での商品やサービスの不正提供法律違反、規約違反の課題を解決するものである。
【0015】
本発明の課題は、従来の販売機においてICカードやQRコード決済などを行う際には外付けの決済端末の搭載が必要であり、ユーザは表示された課金情報に対して任意で決済の意志確定をし、手動で決済を実行する必要がある。そのためユーザが好みの商品を選んでから取り出して決済する場合には、未決済又は不正購入が発生し得るということで無人販売が困難であるという課題を開閉扉に貼られたQRコードのラベルと管理サーバが電子錠の解錠信号及び施錠信号と連動する仕組みによって商品の取出しから課金から決済までを自動で完了することで無人販売における問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上述の課題を解決するため本発明においては、無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に内蔵された電子錠のロックを開ける機能を持ち、開閉扉に貼られたQRコードのラベルをスキャンすることで、ユーザ情報を携帯情報端末からインターネットを介して管理サーバに伝送し、事前に設定されたユーザ情報が一致する時に販売機の主制御装置が解錠信号を電子錠に発するようにしたものである。
【0017】
上述の課題を解決するため、本発明においては、無人販売機又は無人店舗の開閉扉の上部に装着された主制御装置と管理サーバ間のデータ通信は、WI-FI方式と4G方式を選択して送信し得るものである。
【0018】
上述の課題を解決するため、本発明においては、開閉扉に電子錠の施錠をした際に、庫内又は場内の商品データが無人販売機又は無人店舗の開閉扉天板に内蔵された主制御装置からインターネットを介して管理サーバに伝送され、ユーザID情報に対する課金データの紐づけと決済サーバにおける決済処理を自動で実行するように電子錠から施錠信号を発するようにしたものである。
【発明の効果】
【0019】
本発明の効果は、無人環境下での代金回収が担保され、解錠認証や承認による運営管理が自動化することで事業者、販売者は様々な商品の取り扱いが可能となる。同時にユーザは事前に商品の予約や決済をしなくても、好きな商品の取り出しを完了した後に自動決済されるため、端末操作などの負担なく買い物やサービス利用が可能になる。
また商品代金を決済する前に扉を開けた状態で商品を実際に手に取って商品価値、品質を確認した上で、購入の意志確定が出来るため事業者、販売者に対する返品リスクを減らすことが可能になる。また抑止力の無い屋外などの無人環境下でも確実に代金を回収することが可能であるため販売事業者は非接触、非対面での無人販売を本特許システムの導入によって運営上の不安やリスクを回避した上で事業の拡大が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施例の無人販売機筐体に電子錠を取付ける構成である。
図2】開閉扉にQRコードの表示を示す図である。
図3図1の本発明の実施例の電子錠の施錠状態を示す図である。
図4図1の本発明の実施例の電子錠の解錠状態を示す図である。
図5】本発明の実施例のブロック図である。
図6】本発明の動作を説明するフロー図である。
図7】本発明の動作を説明する第2のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例について説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される形状、構成要素の配置及び接続形態、動作フローなどは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。
また以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0022】
図1は無人販売機又は無人店舗の開閉扉に電子錠21を設けた実施例である。無人販売機又は無人店舗10は、販売する商品を陳列する場所である。無人販売機又は無人店舗10の開閉扉の天板12に電子錠実装20を行うために、電子錠21を電子錠取付け箇所22と、扉11に電子錠21のかんぬき部分23の電子錠のかんぬき部分が入る箇所の受座26と電子錠のかんぬき部分がかかる金具25で構成される。
図2は、開閉扉にQRコードを表示した状態を示す。図1にも示したように扉11と開閉扉の天板12が配置されており、その扉11にQRコード13が付加されている。
【0023】
図3は電子錠21が施錠した状態を示す。電子錠21からかんぬき部分23が飛び出し、図1の受座26にかかり施錠され、扉11が開かないようになる。
【0024】
図4は電子錠21の施錠が解除した状態を示す。電子錠21のかんぬき部分23が、図1の受座26から抜けて電子錠21内部に入り扉11が開いた状態になる。
【0025】
図5は無人販売機又は無人店舗10の開閉扉の内部における電子錠21の構成するブロック図である。電子錠21は電子回路によって実現されるが、その機能的構成について説明する。電子錠21は主制御装置1に接続をし、アンテナ2を介して、通信的手段により管理サーバ3に繋がる。
また、無人販売機又は無人店舗10を利用するユーザの携帯情報端末4からネットワークを介してユーザ情報を、管理サーバ3を介して取得する。管理サーバ3は決済サーバ5にネットワークを通じて接続されネットワークを介してユーザIDを送る。
決済サーバ4の承認を得られたら管理サーバ3は無人販売機又は無人店舗10の上部に内蔵された主制御装置1に解除信号を送り、電子錠21を解錠する。また、ユーザが商品の取出しを終えて扉11を閉めると商品検知システム6で取得された商品を自動検知し、取得された庫内の商品情報を管理サーバ3に送り、管理サーバ3で課金データを自動で生成して決済サーバ5に渡し、自動で決済処理を行う。決済サーバ5で決済完了情報をユーザの携帯情報端末4に送る。
【0026】
次に図5に示すブロック図の動作を図6図7のフロー図により説明する。
無人販売機又は無人店舗10を利用する際には、図2に示すように無人販売機又は無人店舗10の扉11に表示してあるQRコード13(ST1)をユーザの携帯情報端末4で、QRコード13を読み取る(ST2)。ユーザの携帯情報端末4は自動的にユーザID情報(ST3)についてネットワークを介して、管理サーバ3に送る。
【0027】
管理サーバ3ではユーザの携帯情報端末4から送られたユーザID情報(ST3)を決済サーバ5に送り、ユーザIDを照合し(ST5)、データ認証ができたらユーザID認証(ST6)を管理サーバ3に返し、管理サーバ3から無人販売機又は無人店舗10の上部に内蔵された主制御装置に解錠の承認情報(ST7)を伝送する。しかし、無人販売機又は無人店舗10がその時、既に扉(11)が解錠していた時には、故障報告(ST9)を管理サーバ3に送る。
【0028】
管理サーバ3から解錠承認情報(ST7)を受けた無人販売機又は無人店舗10の主制御装置1から電子錠21に制御信号を送り、扉11の解錠(ST10)を実行する。
その時、図3の電子錠21のかんぬき部分23が図4のように電子錠21内部に入り、図1の受座26が解放されて、扉11が開く。
【0029】
但し無人販売機又は無人店舗10では扉11の解錠(ST10)を行った状態確認を行い(ST11)、3秒経過してもユーザが扉11を解錠しないときには、強制的に施錠を実行(ST12)する。
【0030】
ユーザが、無人販売機又は無人店舗10の扉11を開ける(ST13)と解錠情報(ST14)を管理サーバ3に送る。
【0031】
無人販売機又は無人店舗10の電子錠は解錠した扉11の施錠待ち状態(ST15)となり、定期的に管理サーバ3に扉施錠ステータス情報(ST16)を送る。
【0032】
ユーザが無人販売機又は無人店舗10の扉11を閉めると扉11の施錠(ST17)が、図3のかんぬき部分23が電子錠21から飛び出し、図1の受座26にかかり施錠がされる。扉の施錠(ST17)が行われると無人販売機又は無人店舗10から管理サーバ3に施錠情報(ST18)と購入情報(ST19)を送る。
【0033】
管理サーバ3は施錠情報(ST18)と購入情報(ST19)を受けたら、決済サーバ5に対して決済依頼情報(ST20)を送り先ほどユーザID照合(ST5)したユーザIDの課金情報(ST21)を管理サーバ3から決済サーバ5に送る。
【0034】
決済サーバ5は、ユーザIDに対して課金と決済実行(ST22)を行い同時に管理サーバ3にユーザIDの決済情報(ST23)を送る。
【0035】
管理サーバ3は購入決済情報(ST24)をユーザの携帯情報端末4に送る。
【0036】
購入を行ったユーザは携帯情報端末4の画面で決済情報(ST25)の確認を行うことができる。
【0037】
以上で図6、図のフローの一連の流れを示す。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の認証から課金、決済までを自動化した仕組みと連動する電子錠の解錠及び施錠システムは、商品の無人販売の用途だけではなく解錠時間と施錠時間を元に物品のレンタルやシェアリング、遊休地の活用を目的とした場所提供による時間貸しの事業に転用できる。
【符号の説明】
【0039】
1 主制御装置
2 アンテナ
3 管理サーバ
4 携帯情報端末
5 決済サーバ
6 商品検知システム
10 無人販売機又は無人店舗
11 扉
12 開閉扉の天板
13 QRコード
20 電子錠実装
21 電子錠
22 電子錠取付け箇所
23 かんぬき部分
24 かんぬき部分が電子錠内部に入っている状態
25 電子錠のかんぬき部分がかかる金具
26 受座
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-10-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
図5は無人販売機又は無人店舗10の開閉扉の内部における電子錠21の構成するブロック図である。電子錠21は電子回路によって実現されるが、その機能的構成について説明する。電子錠21は主制御装置1に接続をし、アンテナ2を介して、通信的手段により管理サーバ3に繋がる。
また、無人販売機又は無人店舗10を利用するユーザの携帯情報端末4からネットワークを介してユーザ情報を、管理サーバ3を介して取得する。管理サーバ3は決済サーバ5にネットワークを通じて接続されネットワークを介してユーザIDを送る。
決済サーバ4の承認を得られたら管理サーバ3は無人販売機又は無人店舗10の上部に内蔵された主制御装置1に解信号を送り、電子錠21を解錠する。また、ユーザが商品の取出しを終えて扉11を閉めると商品検知システム6で取得された商品を自動検知し、取得された庫内の商品情報を管理サーバ3に送り、管理サーバ3で課金データを自動で生成して決済サーバ5に渡し、自動で決済処理を行う。決済サーバ5で決済完了情報をユーザの携帯情報端末4に送る。