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▶ パテントフレア株式会社の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171180
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】従来と異なる方法による口中洗浄法
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/02 20060101AFI20231124BHJP
   A61Q 11/00 20060101ALI20231124BHJP
【FI】
A61K8/02
A61Q11/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022103046
(22)【出願日】2022-05-20
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AB051
4C083BB55
4C083CC41
4C083DD23
4C083DD25
4C083EE32
4C083EE33
4C083FF04
(57)【要約】
【課題】従来の虫歯、歯周病予防、汚れの除去などの口中洗浄は、歯ブラシと歯磨き剤を使用して歯を磨く方法、液体歯磨きを使用して口中をすすぐ方法などであった。
これらの方法は、磨き方が不十分な場合や口中のすすぎだけでは、病原性ウイルスや細菌の不活化、殺菌、汚れの除去が十分ではない場合がある、という課題があった。
【解決手段】従来使用されていた方法とは異なる方法によって課題を解決する。
(方法1)口中に水又は、液体歯磨きを含んだ状態で、スティック状でマイクロバブル(微細な気泡)を発生させる装置、器具を口中に差し込み、マイクロバブルによって口中を洗浄する方法。
(方法2)人体には影響ないが、病原性ウイルスや細菌などに対しては不活化、殺菌作用がある特定波長の紫外線を発光するペンライトのような小型の照明装置、器具を用いて口中を照射する方法。
(方法3)従来のブラシ形質の歯ブラシではなく、スポンジ形質の器具(歯磨きスポンジ)と歯磨き剤を使用して口中を洗浄する方法。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
虫歯や歯周病の予防など、口中の病原性ウイルスや細菌、汚れの除去のための口中洗浄の方法で、従来の歯ブラシと歯磨き剤、液体歯磨きの使用によって行うのではなく、口中に水又は、液体歯磨きを含んだ状態で、スティック状のマイクロバブル(微細な気泡)を発生させる装置、器具を口中に差し込み、発生させたマイクロバブルによって、歯、舌、口腔内壁など口中を洗浄する方法。
(この方法は、水を使用した場合、口中の汚れは除去できるが、病原性ウイルス、細菌の不活化、殺菌はできないため、他の方法を併用する。)
【請求項2】
虫歯や歯周病の予防など、口中の病原性ウイルスや細菌、汚れの除去のための口中洗浄の方法で、従来の歯ブラシと歯磨き剤、液体歯磨きの使用によって行うのではなく、人体(人間の細胞や組織)には影響ないが、病原性ウイルスや細菌などの不活化、殺菌作用のある特定波長の紫外線を発光するペンライトのような小型の照明装置、器具を用いて、歯、舌、口腔内壁など口中を照射する方法。
(この方法は、口中の病原性ウイルスや細菌の不活化、殺菌はできるが、汚れの除去はできないため、他の方法を併用する。)
【請求項3】
虫歯や歯周病の予防など、口中の病原性ウイルスや細菌、汚れの除去のための口中洗浄の方法で、従来の歯ブラシと歯磨き剤、液体歯磨きの使用によって行うのではなく、ブラシ形質の歯ブラシではない、スポンジ形質の歯磨き用スポンジと歯磨き剤を用いて、歯、舌、口腔内壁など口中を磨いて洗浄する方法。
【請求項4】
請求項1、請求項2、請求項3に記載の方法を使用した装置、器具。
【請求項5】
請求項4に記載の装置、器具を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病原性ウイルス、細菌などの不活化、殺菌技術と流体を利用する洗浄技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
病原性ウイルス、細菌などの不活化、殺菌技術
【0003】
流体(気体、液体)を利用した洗浄技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の虫歯や歯周病の予防など口中の病原性ウイルスや細菌、汚れの除去のための口中洗浄の方法は、歯ブラシと歯磨き剤を使用して歯を磨く方法、又は液体歯磨きを使用して口をすすぐ方法などであった。
これらの方法は、歯ブラシによる磨き方が不十分である場合や口中のすすぎだけでは病原性ウイルスや細菌、汚れの除去が十分ではない場合があった。
又、高齢者や入院患者など要介護者では、介護者などが、口中洗浄を行う場合があり、十分な口中洗浄を行うことが難しいという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来の口中洗浄の方法と異なる方法を用いることで課題を解決する。
(方法1)
口中に水又は、液体歯磨きを含んだ状態で、スティック状でマイクロバブル(微細な気泡)を発生させる装置、器具を口中に差し込み、マイクロバブルによって歯や舌、口腔内壁など口中を洗浄する方法。
(方法2)
人体(人間の細胞や組織)には影響ないが、病原性ウイルスや細菌などに対しては、不活化、殺菌作用がある特定波長の紫外線を発光するペンライトのような小型の照明装置、器具を用いて、歯や舌、口腔内壁など口中を照射する方法。
(方法3)
従来のブラシ形質の歯ブラシではない、スポンジ形質の器具(歯磨きスポンジ)と歯磨き剤を用いて、歯や舌、口腔内壁など口中を磨いて洗浄する方法。