(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171207
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】結合部材
(51)【国際特許分類】
F16B 7/20 20060101AFI20231124BHJP
F16B 12/50 20060101ALI20231124BHJP
B62B 3/00 20060101ALN20231124BHJP
【FI】
F16B7/20 A
F16B12/50 A
B62B3/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022202221
(22)【出願日】2022-12-19
(62)【分割の表示】P 2022081855の分割
【原出願日】2022-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】596027782
【氏名又は名称】大一機材工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】加藤 孝之
【テーマコード(参考)】
3D050
3J024
3J039
【Fターム(参考)】
3D050AA01
3D050BB04
3D050DD03
3D050EE08
3D050EE15
3D050GG01
3J024AA12
3J024AA47
3J024CA01
3J039AA07
3J039AA08
3J039BB02
(57)【要約】
【課題】種々の収納用具の収納部を囲う壁を複数のフレーム部材と板部材とを用いて容易に組み立てる。
【解決手段】第1のフレーム部材としての縦フレーム部材83の角パイプ部831に挿し込まれる第1の嵌合部12と、第2のフレーム部材としての横フレーム部材84の角パイプ部841に挿し込まれる第2の嵌合部13と、縦フレーム部材83に当該縦フレーム部材83の角パイプ部831の長手方向に沿って形成される溝部832に挿し入れられるとともに横フレーム部材84に当該横フレーム部材84の角パイプ部841の長手方向に沿って形成される溝部842に挿し入れられる挿入係止部14と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のフレーム部材に当該第1のフレーム部材の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられる第1の挿入係止部と、
第2のフレーム部材のパイプ部に挿し込まれる嵌合部と、
前記第2のフレーム部材に当該第2のフレーム部材の前記パイプ部の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられる第2の挿入係止部と、を有する、
ことを特徴とする結合部材。
【請求項2】
前記第1の挿入係止部の長手方向と前記嵌合部の軸心方向とが相互に直交するとともに、
前記第1の挿入係止部の長手方向と前記第2の挿入係止部の突出方向とが相互に直交する、
ことを特徴とする請求項1に記載の結合部材。
【請求項3】
前記第1の挿入係止部と前記嵌合部と前記第2の挿入係止部とが一体の部材として形成される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の結合部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば収納用台車の収納部を囲う壁を組み立てる際に用いて好適な結合部材に関する。
【背景技術】
【0002】
倉庫や工場などにおいて使用される収納用台車が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば特許文献1のような収納用台車は底板の周囲から立ち上がって収納部の前後左右の面を囲う周壁を有するところ、周壁が、複数のフレーム部材と板部材とを用いて容易に組み立てられることが望まれる。
【0005】
そこでこの発明は、種々の収納用具の収納部を囲う壁を複数のフレーム部材と板部材とを用いて容易に組み立てることが可能な、結合部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明に係る結合部材は、第1のフレーム部材のパイプ部に挿し込まれる第1の嵌合部と、第2のフレーム部材のパイプ部に挿し込まれる第2の嵌合部と、前記第1のフレーム部材に当該第1のフレーム部材の前記パイプ部の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられるとともに前記第2のフレーム部材に当該第2のフレーム部材の前記パイプ部の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられる挿入係止部と、を有する、ようにしてもよい。
【0007】
この発明に係る結合部材は、前記第1の嵌合部の軸心方向と前記第2の嵌合部の軸心方向とが相互に直交するとともに、前記挿入係止部の板面が前記第1の嵌合部の前記軸心方向に沿い且つ前記第2の嵌合部の前記軸心方向に沿う、ようにしてもよい。
【0008】
この発明に係る結合部材は、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部と前記挿入係止部とが一体の部材として形成される、ようにしてもよい。
【0009】
また、この発明に係る結合部材は、第1のフレーム部材に当該第1のフレーム部材の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられる第1の挿入係止部と、第2のフレーム部材のパイプ部に挿し込まれる嵌合部と、前記第2のフレーム部材に当該第2のフレーム部材の前記パイプ部の長手方向に沿って形成される溝部に挿し入れられる第2の挿入係止部と、を有する、ようにしてもよい。
【0010】
この発明に係る結合部材は、前記第1の挿入係止部の長手方向と前記嵌合部の軸心方向とが相互に直交するとともに、前記第1の挿入係止部の長手方向と前記第2の挿入係止部の突出方向とが相互に直交する、ようにしてもよい。
【0011】
この発明に係る結合部材は、前記第1の挿入係止部と前記嵌合部と前記第2の挿入係止部とが一体の部材として形成される、ようにしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
この発明に係る結合部材によれば、フレーム部材のパイプ部に挿し込まれる嵌合部と溝部に挿し入れられる挿入係止部とを有するようにしているので、種々の収納用具の収納部を囲う壁を複数のフレーム部材とパネルとを用いて容易に組み立てることが可能となり、そのうえ、フレーム部材どうしを正確に相互に直交する態様で且つ強固に結合させることが可能となるとともに、収納用具の収納部を囲う壁の組み立て作業の効率性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施の形態における収納用台車を示す斜視図である。
【
図4】
図1の収納用台車の側板フレームの縦フレーム部材を示す斜視図である。
【
図5】
図1の収納用台車の側板フレームの横フレーム部材を示す斜視図である。
【
図6】
図1の収納用台車の側板フレームの中間フレーム部材を示す斜視図である。
【
図7】
図1の収納用台車に用いられる、この発明の実施の形態に係る角部結合部材を示す斜視図である。
【
図9】
図7の角部結合部材の使用状態を示す図である。
【
図10】
図1の収納用台車に用いられる、この発明の実施の形態に係る中間部結合部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。この発明の説明では、各図中に示すように3次元直交座標系の各軸に沿って上/下,前/後(別言すると、正面/背面),および左/右の各向き,各方向を定義する。
【0015】
この実施の形態では、この発明の実施の形態に係る結合部材が収納用台車3の側面壁部8の組み立てに用いられる場合を例に挙げて説明する。
【0016】
(収納用台車の全体構成)
図1は実施の形態における収納用台車3を示す斜視図であり、
図2は収納用台車3の側面図であり、
図3は収納用台車3の正面図である。
【0017】
収納用台車3は、主に、平面視において矩形状のベース部4と、ベース部4の下面に取り付けられる複数(図に示す例では、4個)のキャスタ5と、ベース部4の上方に配設される上部枠体6と、ベース部4と上部枠体6との間に配設される一対の前後壁部7および一対の側面壁部8と、上部枠体6の上側に配設される蓋部9と、を有する。
【0018】
ベース部4は、主に、平面視において矩形枠体状のベース部フレーム41と、ベース部フレーム41の内側を覆う底板(他の部材に隠れて図面には現れていない)と、を有する。底板は、例えばプラスチックダンボール(「プラダン」や「段プラ」などとも呼ばれる)やハニカムコア材(具体的には例えば、テクセル(登録商標))などによって形成される。
【0019】
上部枠体6は、各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が前後方向に沿いつつ左右方向において相互に離間して平行に対向する一対の左右フレーム部材61と、各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が左右方向に沿いつつ前後方向において相互に離間して平行に対向する一対の前後フレーム部材62と、を有し、平面視において矩形枠体状に形成される。
【0020】
一対の前後壁部7は、ベース部4のベース部フレーム41のうちの、各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が左右方向に沿いつつ前後方向において相互に離間して平行に対向する一対の前後フレーム部材42それぞれに対応して設けられる。
【0021】
前後壁部7は、矩形枠体状の前後壁部フレーム71と、前後壁部フレーム71の内側を上下方向に沿って区分する中間フレーム部材72と、前後壁部フレーム71と中間フレーム部材72とによって囲われる2つの空間それぞれを覆う2つのパネル73と、を有する。パネル73は、例えばプラスチックダンボールやテクセル(登録商標)などによって形成される。
【0022】
前後壁部7は、前後壁部フレーム71のうちの長手方向(別言すると、軸心方向)が左右方向に沿う下側のフレーム部材(
図1や
図3における下端のフレーム部材)とベース部4のベース部フレーム41のうちの前後フレーム部材42とが2個のヒンジ74を介して連結されることにより、ベース部4に対して傾動自在に取り付けられる。
【0023】
収納用台車3が使用される際に前後壁部7が垂直に立てられた状態(即ち、
図1乃至
図3に示す状態)で、前後壁部フレーム71のうちの長手方向(別言すると、軸心方向)が左右方向に沿う上側のフレーム部材(
図1や
図3における上端のフレーム部材)が、上部枠体6の前後フレーム部材62へと下側から近接し、前後フレーム部材62に備えられるロック手段63によって係止される。これにより、前後壁部7が垂直に立てられた状態が維持される。
【0024】
前後壁部7は、ロック手段63による係止が解除されると、ヒンジ74を介してベース部4の内側へと向けて回動してベース部4の底板の上面に倒れて水平面に沿う姿勢となる。
【0025】
一対の側面壁部8は、ベース部4のベース部フレーム41のうちの、各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が前後方向に沿いつつ左右方向において相互に離間して平行に対向する一対の左右フレーム部材43それぞれに対応して設けられる。側面壁部8は、上側の側板8Aと下側の側板8Bとが中間ヒンジ81を介して相互に回動可能に連結されて構成される。
【0026】
上側の側板8Aおよび下側の側板8Bは、それぞれ、矩形枠体状の側板フレーム82と、側板フレーム82の内側を区分する中間フレーム部材87と、側板フレーム82と中間フレーム部材87とによって囲われる2つの空間それぞれを覆う2つのパネル85と、を有する。パネル85は、例えばプラスチックダンボールやテクセル(登録商標)などによって形成される。
【0027】
側板フレーム82は、収納用台車3が使用される状態(即ち、
図1乃至
図3に示す状態)において各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が上下方向に沿いつつ前後方向において相互に離間して平行に対向する一対の縦フレーム部材83と、各々の長手方向(別言すると、軸心方向)が前後方向に沿いつつ上下方向において相互に離間して平行に対向する一対の横フレーム部材84と、を有し、矩形枠体状に形成される。縦フレーム部材83と横フレーム部材84とは相互に直交する態様で結合される部材である。
【0028】
縦フレーム部材83は、
図4に示すように、中空の角パイプ部831と、角パイプ部831の一面(
図4に示す例では、前面)から左右方向において相互に離間して平行に対向して突出する一対の壁832aによって形成される溝部832と、を有する。溝部832は、縦フレーム部材83の長手方向(言い換えると、角パイプ部831の長手方向/軸心方向)に沿って形成される。
【0029】
横フレーム部材84は、
図5に示すように、中空の角パイプ部841と、角パイプ部841の一面(
図5に示す例では、上面)から左右方向において相互に離間して平行に対向して突出する一対の壁842aによって形成される溝部842と、を有する。溝部842は、横フレーム部材84の長手方向(言い換えると、角パイプ部841の長手方向/軸心方向)に沿って形成される。縦フレーム部材83と横フレーム部材84とは、各々の長手方向の寸法は異なるものの、同様の構造である。
【0030】
中間フレーム部材87は、一対の横フレーム部材84各々の長手方向(別言すると、軸心方向)における中央位置においてこれら一対の横フレーム部材84どうしの間に架け渡されて設けられる。横フレーム部材84と中間フレーム部材87とは相互に直交する態様で結合される部材である。
【0031】
中間フレーム部材87は、
図6に示すように、中空の角パイプ部871と、角パイプ部871の相互に対向する一対の面(
図6に示す例では、前面と後面)各々に形成される溝部872と、を有する。溝部872は、角パイプ部871の面から左右方向において相互に離間して平行に対向して突出する一対の壁872aによって形成され、中間フレーム部材87の長手方向(言い換えると、角パイプ部871の長手方向/軸心方向)に沿って形成される。なお、図に示す例では溝部872が角パイプ部871の相互に対向する一対の面各々に形成されるようにしているが、溝部872は角パイプ部871の一面のみ(具体的には、前面のみ、または後面のみ)に形成されるようにしてもよい。
【0032】
上側の側板8Aと下側の側板8Bとは、各々の横フレーム部材84に取り付けられてこれら上側の側板8Aと下側の側板8Bとの間に介在して設けられる2個の中間ヒンジ81により、当該中間ヒンジ81による上側の側板8Aと下側の側板8Bとの連結部がベース部4の内側へと向けて突き出て山折りとなるように連結される。
【0033】
上側の側板8Aの側板フレーム82のうちの中間ヒンジ81が取り付けられている横フレーム部材84と対向する横フレーム部材84(
図1や
図2における上側の横フレーム部材84)は、上部枠体6の左右フレーム部材61に対して3個の上部ヒンジ64を介して回動自在に連結される。
【0034】
下側の側板8Bの側板フレーム82のうちの中間ヒンジ81が取り付けられている横フレーム部材84と対向する横フレーム部材84(
図1や
図2における下側の横フレーム部材84)は、ベース部4のベース部フレーム41の左右フレーム部材43に対して3個の底部ヒンジ44を介して回動自在に連結される。
【0035】
上記の構成により、下側の側板8Bが底部ヒンジ44を介してベース部4の内側へと向けて回動して前後壁部7の上面に倒れて(尚、側面壁部8よりも先に前後壁部7がベース部4の底板の上面に倒される)水平面に沿う姿勢となり、また、上側の側板8Aが中間ヒンジ81を介して下側の側板8Bに対して回動するとともに上部ヒンジ64を介して上部枠体6に対して回動して下側の側板8Bの上面に重ねられて水平面に沿う姿勢となる。これにより、側面壁部8は、ベース部4の底板の上面に先に倒れている前後壁部7の上面に折り畳まれる。
【0036】
また、収納用台車3が使用される際に上側の側板8Aと下側の側板8Bとが中間ヒンジ81を介して中折れしないように相互に固定するための仕組みとして、上側の側板8Aと下側の側板8Bとに跨って丸落し86が備えられる。上側の側板8Aと下側の側板8Bとが丸落し86によって相互に係止されることにより、上側の側板8Aと下側の側板8Bとが中折れしないようにされ、延いては側面壁部8が垂直に立てられた状態が維持される。
【0037】
蓋部9は、上部枠体6の一対の前後フレーム部材62各々に2個のヒンジ91を介して取り付けられる一対の扉板9Aを有する。
【0038】
扉板9Aは、矩形枠体状の扉板フレーム92と、扉板フレーム92の内側を覆うパネル93と、を有する。パネル93は、例えばプラスチックダンボールやテクセル(登録商標)などによって形成される。
【0039】
一対の扉板9Aは、平面視において観音開き状に開閉するように設けられる。一対の扉板9A各々の観音開きの開口端寄りの位置に出没式の取っ手94が備えられる。
【0040】
一対の扉板9Aそれぞれの、蓋部9全体としての四隅に凹部95が設けられる。凹部95は、折り畳まれた状態の複数の収納用台車3どうしが積み重ねられる際に、積み重ねの上側の収納用台車3のキャスタ5の車輪(の下側部分)が入るように位置や形状および大きさが調整されて形成される。積み重ねの下側の収納用台車3の蓋部9の凹部95に積み重ねの上側の収納用台車3のキャスタ5の車輪(の下側部分)が入れられることにより、上側の収納用台車3が動いて下側の収納用台車3の蓋部9からずり落ちることがなく、折り畳まれた状態の複数の収納用台車3どうしが安定して積み重ねられ得る。
【0041】
(角部結合部材)
図7はこの発明の実施の形態に係る角部結合部材1を示す斜視図であり、
図8は角部結合部材1の正面図である。下記では、収納用台車3の側面壁部8の上側の側板8Aの組み立てに用いられる角部結合部材1を例に挙げて説明する。なお、側面壁部8の下側の側板8B,前後壁部7,および蓋部9の扉板9Aも同様の角部結合部材1が用いられる。また、下記では、収納用台車3が使用される際の各部の姿勢(具体的には、
図1乃至
図3における各部の姿勢)を基準として説明する。また、各図は角部結合部材1のあくまでも一例を示すものであり、角部結合部材1の各部の例えば相互の寸法関係は各図に示される相互の寸法関係に限定はされない。
【0042】
実施の形態に係る角部結合部材1は、第1のフレーム部材としての縦フレーム部材83の角パイプ部831に挿し込まれる第1の嵌合部12と、第2のフレーム部材としての横フレーム部材84の角パイプ部841に挿し込まれる第2の嵌合部13と、縦フレーム部材83に当該縦フレーム部材83の角パイプ部831の長手方向に沿って形成される溝部832に挿し入れられるとともに横フレーム部材84に当該横フレーム部材84の角パイプ部841の長手方向に沿って形成される溝部842に挿し入れられる挿入係止部14と、を有する、ようにしている。
【0043】
角部結合部材1は、矩形枠体状の側板フレーム82の四隅のそれぞれに配設されて、縦フレーム部材83と横フレーム部材84とを相互に直交する態様で結合する(
図9参照)。角部結合部材1は、例えばアルミニウムや硬質の合成樹脂によって形成される。
【0044】
角部結合部材1は、直方体状の角部11と、角部11と連接する第1の嵌合部12および第2の嵌合部13と、第1の嵌合部12および第2の嵌合部13と連接する挿入係止部14と、を有する。角部11と第1・第2の嵌合部12,13と挿入係止部14とは一体の部材として形成される。
【0045】
第1の嵌合部12は、直方体状の角部11のうちの直方体状の長手方向に沿う一面から前記長手方向と直交する向き(
図7および
図8に示す例では、具体的には、上面から上向き)に突出/延出する角柱状(
図7および
図8に示す例では、中空の角パイプ状)に形成されて設けられる。
【0046】
第2の嵌合部13は、直方体状の角部11のうちの直方体状の長手方向と直交する一面から前記長手方向に沿う向き(
図7および
図8に示す例では、具体的には、前面から前向き)に突出/延出する角柱状(
図7および
図8に示す例では、中空の角パイプ状)に形成されて設けられる。
【0047】
第1の嵌合部12と第2の嵌合部13とは、すなわち、各々の軸心方向(言い換えると、突出方向)が相互に直交する態様で設けられる。
【0048】
挿入係止部14は、肉厚の板状に形成され、板状の1辺が第1の嵌合部12の側面と接合するとともに前記1辺と直交する他の1辺が第2の嵌合部13の側面と接合して設けられる。挿入係止部14は、つまり、第1の嵌合部12と角部11および第2の嵌合部13とによって形成される内角に相当する部分に、板面が上下-前後平面に沿う態様で、すなわち、板面が第1の嵌合部12の軸心方向(言い換えると、突出方向)に沿い且つ第2の嵌合部13の軸心方向(言い換えると、突出方向)に沿う態様で設けられる。
【0049】
板状の挿入係止部14の、第1の嵌合部12側の端寄りの位置に、板面と直交する方向(即ち、左右方向)において貫通する第1の貫通孔15が形成されるとともに、第1の嵌合部12とは反対側の端寄りの位置に、板面と直交する方向(即ち、左右方向)において貫通する第2の貫通孔16が形成される。
【0050】
図7乃至
図9に示す例では、角部11の上面から上向きに突出/延出する第1の嵌合部12が側板フレーム82の縦フレーム部材83の下端部に嵌合し、角部11の後面から後向きに突出/延出する第2の嵌合部13が側板フレーム82の横フレーム部材84の前端部に嵌合する。
【0051】
側板フレーム82の縦フレーム部材83の一対の壁832a各々の下端寄りの位置に、これら一対の壁832aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する貫通孔833が形成される。なお、縦フレーム部材83の一対の壁832a各々の上端寄りの位置にも、これら一対の壁832aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する貫通孔833が形成される。
【0052】
側板フレーム82の横フレーム部材84の一対の壁842a各々の前端寄りの位置に、これら一対の壁842aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する端部貫通孔843が形成される。なお、横フレーム部材84の一対の壁842a各々の後端寄りの位置にも、これら一対の壁842aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する端部貫通孔843が形成される。
【0053】
角部結合部材1の第1の嵌合部12が側板フレーム82の縦フレーム部材83の角パイプ部831の下端部へと挿し込まれるとともに、角部結合部材1の挿入係止部14のうちの第1の嵌合部12側の部分が縦フレーム部材83の溝部832の下端部(具体的には、一対の壁832aの下端部どうしの間)へと挿し入れられた状態で、一対の壁832a各々の貫通孔833および挿入係止部14の第1の貫通孔15を貫通するブラインドリベット(
図9では図示していない;尚、鋲でもよい)によって結束されて、角部結合部材1と縦フレーム部材83とが相互に固定される。
【0054】
また、角部結合部材1の第2の嵌合部13が側板フレーム82の横フレーム部材84の角パイプ部841の前端部へと挿し込まれるとともに、角部結合部材1の挿入係止部14のうちの第1の嵌合部12とは反対側の部分が横フレーム部材84の溝部842の前端部(具体的には、一対の壁842aの前端部どうしの間)へと挿し入れられた状態で、一対の壁842a各々の端部貫通孔843および挿入係止部14の第2の貫通孔16を貫通するブラインドリベット(
図9では図示していない;尚、鋲でもよい)によって結束されて、角部結合部材1と横フレーム部材84とが相互に固定される。
【0055】
角部結合部材1により、縦フレーム部材83と横フレーム部材84とが相互に直交する態様で結合される。
【0056】
(中間部結合部材)
図10はこの発明の実施の形態に係る中間部結合部材2を示す斜視図であり、
図11は中間部結合部材2の正面図である。下記では、収納用台車3の側面壁部8の上側の側板8Aの組み立てに用いられる中間部結合部材2を例に挙げて説明する。なお、側面壁部8の下側の側板8B,および前後壁部7も同様の中間部結合部材2が用いられる。また、下記では、収納用台車3が使用される際の各部の姿勢(具体的には、
図1乃至
図3における各部の姿勢)を基準として説明する。また、各図は中間部結合部材2のあくまでも一例を示すものであり、中間部結合部材2の各部の例えば相互の寸法関係は各図に示される相互の寸法関係に限定はされない。
【0057】
実施の形態に係る中間部結合部材2は、第1のフレーム部材としての横フレーム部材84に当該横フレーム部材84の長手方向に沿って形成される溝部842に挿し入れられる第1の挿入係止部21と、第2のフレーム部材としての中間フレーム部材87の角パイプ部871に挿し込まれる嵌合部22と、中間フレーム部材87に当該中間フレーム部材87の角パイプ部871の長手方向に沿って形成される溝部872に挿し入れられる第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24と、を有する、ようにしている。
【0058】
中間部結合部材2は、矩形枠体状の側板フレーム82を構成する一対の横フレーム部材84各々の長手方向(別言すると、軸心方向)における中央位置のそれぞれに、相互に対向する一対のものとして配設されて、横フレーム部材84と中間フレーム部材87とを相互に直交する態様で結合する(
図12参照)。中間部結合部材2は、例えばアルミニウムや硬質の合成樹脂によって形成される。
【0059】
中間部結合部材2は、長方形肉厚の板状の第1の挿入係止部21と、第1の挿入係止部21と連接する嵌合部22と、第1の挿入係止部21と連接する第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24と、を有する。第1の挿入係止部21と嵌合部22と第2・第3の挿入係止部23,24とは一体の部材として形成される。
【0060】
嵌合部22は、長方形肉厚の板状の第1の挿入係止部21のうちの、長方形の長手方向に沿う、厚みに相当する一面の前記長手方向における中央位置から前記長手方向と直交する向き(
図10および
図11に示す例では、具体的には、上面から上向き)に突出/延出する角柱状に形成されて設けられる。
【0061】
第1の挿入係止部21と嵌合部22とは、すなわち、第1の挿入係止部21の長手方向と嵌合部22の軸心方向(別言すると、突出方向)とが相互に直交する態様で設けられる。
【0062】
第2の挿入係止部23と第3の挿入係止部24とは、長方形肉厚の板状の第1の挿入係止部21のうちの、嵌合部22が設けられている面の長方形の長手方向における両端部のそれぞれから前記長手方向と直交する向き(
図10および
図11に示す例では、具体的には、上面から上向き)に突出/延出する長方形肉厚の板状に形成されて設けられる。第2の挿入係止部23と第3の挿入係止部24とは、すなわち、前後方向において嵌合部22を挟んで、嵌合部22と同じ向きに突出/延出して、板面が上下-前後平面に沿う態様で設けられる。
【0063】
第1の挿入係止部21と第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24とは、すなわち、第1の挿入係止部21の長手方向と第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24の突出方向とが相互に直交する態様で設けられる。また、嵌合部22と第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24とは、嵌合部22の軸心方向(別言すると、突出方向)と第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24の突出方向とが相互に平行な態様で設けられる。
【0064】
なお、中間フレーム部材87の溝部872が角パイプ部871の一面のみ(具体的には、前面のみ、または後面のみ)に形成されるようにした場合には、第2の挿入係止部23と第3の挿入係止部24とのうちの一方のみが設けられる。
【0065】
長方形肉厚の板状の第1の挿入係止部21の、長方形の長手方向における両端寄りの位置のそれぞれに、板面と直交する方向(即ち、左右方向)において貫通する一対の第1の貫通孔25が形成される。
【0066】
長方形肉厚の板状の第2の挿入係止部23の先端(即ち、第1の挿入係止部21とは反対側の端)寄りの位置に、板面と直交する方向(即ち、左右方向)において貫通する第2の貫通孔26が形成される。また、長方形肉厚の板状の第3の挿入係止部24の先端(即ち、第1の挿入係止部21とは反対側の端)寄りの位置に、板面と直交する方向(即ち、左右方向)において貫通する第3の貫通孔27が形成される。
【0067】
図10乃至
図12に示す例では、第1の挿入係止部21が側板フレーム82の横フレーム部材84の長手方向(別言すると、軸心方向)における中央部に嵌合し、第1の挿入係止部21の上面から上向きに突出/延出する嵌合部22ならびに第2の挿入係止部23および第3の挿入係止部24が側板フレーム82の中間フレーム部材87の下端部に嵌合する。
【0068】
側板フレーム82の中間フレーム部材87の一対の壁872a各々の下端寄りの位置に、これら一対の壁872aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する貫通孔873が形成される。なお、中間フレーム部材87の一対の壁872a各々の上端寄りの位置にも、これら一対の壁872aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する貫通孔873が形成される。
【0069】
側板フレーム82の横フレーム部材84の一対の壁842a各々の長手方向(即ち、横フレーム部材84の長手方向/軸心方向)における中央位置を挟む位置それぞれに、これら一対の壁842aどうしが対向する方向(即ち、左右方向)に貫通する中央部貫通孔844が形成される。一対の壁842a各々に形成される中央部貫通孔844は、すなわち、側面視において、横フレーム部材84の長手方向/軸心方向における中央位置を挟んで一対のものとして設けられる。
【0070】
中間部結合部材2の第1の挿入係止部21が、側板フレーム82の横フレーム部材84の長手方向(別言すると、軸心方向)における中央部の、溝部842(具体的には、一対の壁842aどうしの間)へと挿し入れられた状態で、一対の壁842a各々に形成されている一対の中央部貫通孔844および第1の挿入係止部21の一対の第1の貫通孔25を貫通するボルトおよびナット(
図12では図示していない)によってねじ止めされて、中間部結合部材2と横フレーム部材84とが相互に固定される。
【0071】
また、中間部結合部材2の嵌合部22が側板フレーム82の中間フレーム部材87の角パイプ部871の下端部へと挿し込まれるとともに、中間部結合部材2の第2の挿入係止部23と第3の挿入係止部24とがそれぞれ中間フレーム部材87の溝部872の下端部(具体的には、一対の壁872aの下端部どうしの間)へと挿し入れられた状態で、一対の壁872a各々の貫通孔873および第2の挿入係止部23の第2の貫通孔26を貫通するボルトおよびナット(
図12では図示していない)によってねじ止めされるとともに、一対の壁872a各々の貫通孔873および第3の挿入係止部24の第3の貫通孔27を貫通するボルトおよびナット(
図12では図示していない)によってねじ止めされて、中間部結合部材2と中間フレーム部材87とが相互に固定される。
【0072】
中間部結合部材2により、横フレーム部材84と中間フレーム部材87とが相互に直交する態様で結合される。
【0073】
(上側の側板8Aの組み立て)
上側の側板8Aを組み立てる際には、まず、中間部結合部材2の第1の挿入係止部21が、横フレーム部材84の長手方向(別言すると、軸心方向)における端(尚、開放端/開口端である)から、横フレーム部材84の溝部842(具体的には、一対の壁842aどうしの間)へと挿し入れられて、横フレーム部材84の長手方向における中央部に取り付けられる。
【0074】
続いて、横フレーム部材84の長手方向における両端部のそれぞれに角部結合部材1が取り付けられて、これら角部結合部材1のそれぞれに縦フレーム部材83が取り付けられるとともに、中間部結合部材2に中間フレーム部材87が取り付けられる。これにより、1本の横フレーム部材84と結合している中間フレーム部材87と両側の縦フレーム部材83のそれぞれとの間の空間を2つ有し、側板フレーム82を構成するための残り1本の横フレーム部材84が未だ取り付けられていない、E字状の枠体が形成される。
【0075】
中間フレーム部材87と両側の縦フレーム部材83のそれぞれとの間の2つの空間それぞれに、E字状の枠体の開放端/開口端から、パネル85が挿し入れられる。具体的には、パネル85の対向する一対の端部851のうちの一方が縦フレーム部材83の溝部832(具体的には、一対の壁832aどうしの間)へと挿し入れられ、前記一対の端部851のうちの他方が中間フレーム部材87の溝部872(具体的には、一対の壁872aどうしの間)へと挿し入れられる。パネル85は、E字状の枠体の開放端/開口端から挿し入れられスライドさせられて、先端部852が横フレーム部材84の溝部842(具体的には、一対の壁842aどうしの間)へと挿し入れられる。
【0076】
このとき、横フレーム部材84と縦フレーム部材83および中間フレーム部材87とは、角部結合部材1と中間部結合部材2とによって正確に相互に直交する態様で結合されるので、E字の形態が歪むことがなく、パネル85の、縦フレーム部材83の溝部832や中間フレーム部材87の溝部872への挿入およびスライドがスムーズに行われる。
【0077】
なお、パネル85の、縦フレーム部材83側の角部に、角部結合部材1の挿入係止部14との干渉を避けるため、挿入係止部14の形状および大きさに対応する切欠き853が形成され、また、中間フレーム部材87側の角部に、中間部結合部材2の第2・第3の挿入係止部23,24との干渉を避けるため、第2・第3の挿入係止部23,24の形状および大きさに対応する切欠き854が形成される。
【0078】
2個の角部結合部材1および1個の中間部結合部材2が取り付けられた横フレーム部材84がさらに準備される。具体的には、中間部結合部材2の第1の挿入係止部21が、横フレーム部材84の長手方向における端(尚、開放端/開口端である)から、横フレーム部材84の溝部842(具体的には、一対の壁842aどうしの間)へと挿し入れられて、横フレーム部材84の長手方向における中央部に取り付けられる。また、横フレーム部材84の長手方向における両端部のそれぞれに角部結合部材1が取り付けられる。
【0079】
上記の横フレーム部材84が、E字状の枠体の開放端/開口端へと取り付けられる。具体的には、上記の横フレーム部材84の、2個の角部結合部材1のそれぞれが、縦フレーム部材83と結合し、中間部結合部材2が中間フレーム部材87と結合する。
【0080】
上記により、複数のフレーム部材(符号83,84,87)とパネル(符号85)とを用いるとともに角部結合部材1および中間部結合部材2を用いて上側の側板8Aが組み立てられる。
【0081】
(結合部材の作用効果)
実施の形態に係る結合部材(具体的には、角部結合部材1,中間部結合部材2)によれば、フレーム部材(符号83,84,87)のパイプ部(符号831,841,871)に挿し込まれる嵌合部(符号12,13,22)と溝部(符号832,842,872)に挿し入れられる挿入係止部(符号14,21,23,24)とを有するようにしているので、側面壁部8の上側の側板8A(また、側面壁部8の下側の側板8B,前後壁部7,蓋部9の扉板9A)を複数のフレーム部材(符号83,84,87)とパネル(符号85)とを用いて容易に組み立てることが可能となり、そのうえ、フレーム部材どうしを正確に相互に直交する態様で且つ強固に結合させることが可能となるとともに、側面壁部8の上側の側板8A(また、側面壁部8の下側の側板8B,前後壁部7,蓋部9の扉板9A)の組み立て作業の効率性を向上させることが可能となる。
【0082】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
【0083】
例えば、上記の実施の形態ではこの発明の実施の形態に係る結合部材が
図1乃至
図3に示す収納用台車3の側面壁部8(また、前後壁部7や蓋部9の扉板9A)の組み立てに用いられるようにしているが、この発明に係る結合部材は、
図1乃至
図3に示す収納用台車3以外の収納用台車の壁部や扉部の組み立てに用いられるようにしてもよく、さらに言えば、収納用台車以外の器具や装置(例えば、比較的大型のコンテナ台車)の壁部や扉部などの組み立てに用いられるようにしてもよい。
【0084】
また、上記の実施の形態ではフレーム部材の中空部が角パイプ状に形成されるとともに角部結合部材1の第1の嵌合部12および第2の嵌合部13や中間部結合部材2の嵌合部22が角柱状に形成されるようにしているが、フレーム部材の中空部が丸パイプ状に形成されるとともに角部結合部材1の第1の嵌合部12および第2の嵌合部13や中間部結合部材2の嵌合部22が円柱状に形成されるようにしてもよい。
【0085】
また、上記の実施の形態では角部結合部材1(具体的には、角部11と第1・第2の嵌合部12,13と挿入係止部14)および中間部結合部材2(具体的には、第1の挿入係止部21と嵌合部22と第2・第3の挿入係止部23,24)が一体の部材として形成される(言い換えると、単一の部材によって構成される)ようにしているが、角部結合部材1や中間部結合部材2は複数の部材によって構成されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0086】
1 角部結合部材
11 角部
12 第1の嵌合部
13 第2の嵌合部
14 挿入係止部
15 第1の貫通孔
16 第2の貫通孔
2 中間部結合部材
21 第1の挿入係止部
22 嵌合部
23 第2の挿入係止部
24 第3の挿入係止部
25 第1の貫通孔
26 第2の貫通孔
27 第3の貫通孔
3 収納用台車
4 ベース部
41 ベース部フレーム
42 前後フレーム部材
43 左右フレーム部材
44 底部ヒンジ
5 キャスタ
6 上部枠体
61 左右フレーム部材
62 前後フレーム部材
63 ロック手段
64 上部ヒンジ
7 前後壁部
71 前後壁部フレーム
72 中間フレーム部材
73 パネル
74 ヒンジ
8 側面壁部
8A 上側の側板
8B 下側の側板
81 中間ヒンジ
82 側板フレーム
83 縦フレーム部材
831 角パイプ部
832 溝部
832a 壁
833 貫通孔
84 横フレーム部材
841 角パイプ部
842 溝部
842a 壁
843 端部貫通孔
844 中央部貫通孔
85 パネル
851 端部
852 先端部
853 切欠き
854 切欠き
86 丸落し
87 中間フレーム部材
871 角パイプ部
872 溝部
872a 壁
873 貫通孔
9 蓋部
9A 扉板
91 ヒンジ
92 扉板フレーム
93 パネル
94 取っ手
95 凹部