IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ライン プラス コーポレーションの特許一覧

特開2023-171292メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
<>
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図1
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図2
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図3
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図4
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図5
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図6
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図7
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図8
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図9
  • 特開-メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171292
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】メッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20231124BHJP
【FI】
H04L51/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023078492
(22)【出願日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】10-2022-0062257
(32)【優先日】2022-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バック グァンウ
(72)【発明者】
【氏名】ペク スンチョル
(72)【発明者】
【氏名】キム ユジン
(72)【発明者】
【氏名】ペ ヒジョン
(72)【発明者】
【氏名】ユ ジュニョン
(72)【発明者】
【氏名】ホン ソクジュ
(57)【要約】
【課題】意味ある対話内容を抽出して生成された独立したチャットルームを通じてメッセージを共有するメッセージ共有方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】コンピュータ装置で実行されるメッセージ共有方法は、コンピュータ装置は、少なくとも1つのプロセッサを含み、メッセージ共有方法は、少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームのメッセージのうちから、ユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出する段階、少なくとも1つのプロセッサにより、抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して、メッセージ共有のためのフォーマットに基づいて共有チャットルームを生成する段階、および少なくとも1つのプロセッサにより、メッセージングサービスを通じて生成された共有チャットルームを共有する段階を含む。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ共有方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記メッセージ共有方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームのメッセージのうちから、ユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出する段階、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して、メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルームを生成する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、メッセージングサービスを通じて前記生成された共有チャットルームを共有する段階
を含む、メッセージ共有方法。
【請求項2】
前記抽出する段階は、
メッセージ共有のための共有ユーザインタフェースを前記チャットルームに提供し、前記提供された共有インタフェースを通じてユーザの共有要請を受信する段階
を含む、請求項1に記載のメッセージ共有方法。
【請求項3】
前記抽出する段階は、
前記受信したユーザの共有要請によって前記チャットルームに存在するメッセージが選択されるようにするためのメッセージ選択ユーザインタフェースを提供し、前記提供されたメッセージ選択ユーザインタフェースを通じてユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを抽出する段階
を含む、請求項2に記載のメッセージ共有方法。
【請求項4】
前記生成する段階は、
前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して生成された共有チャットルームを共有するためのメッセージングサービス内部またはメッセージングサービス外部を含む共有対象を選択する段階
を含む、請求項1に記載のメッセージ共有方法。
【請求項5】
前記生成する段階は、
前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対する共有チャットルーム名を生成する段階
を含む、請求項4に記載のメッセージ共有方法。
【請求項6】
前記生成する段階は、
前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対して、メッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSONに基づく文字列を生成する段階
を含む、請求項4に記載のメッセージ共有方法。
【請求項7】
前記生成する段階は、
前記メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルーム名とメッセージングサービスと関連するデータを保管しているローカルデータベースを利用してJSONに基づく文字列を生成する段階
を含む、請求項6に記載のメッセージ共有方法。
【請求項8】
前記生成する段階は、
前記共有対象として前記メッセージングサービス以外の外部サービスが選択されることにより、前記外部サービスのクリップボードに前記メッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSONに基づく文字列を提供する段階
を含む、請求項4に記載のメッセージ共有方法。
【請求項9】
前記生成する段階は、
前記外部サービスのクリップボードに提供されたJSONに基づく文字列を、メッセージングサービスを通じて共有チャットルームに変換する段階
を含む、請求項8に記載のメッセージ共有方法。
【請求項10】
前記生成する段階は、
前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスに、前記メッセージ共有のためのフォーマットに対応するように生成されたJSONに基づく文字列を入力する段階
を含む、請求項4に記載のメッセージ共有方法。
【請求項11】
前記生成する段階は、
外部サービスで予め提供されたJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットによって生成された共有情報を、前記メッセージングサービス内部のチャットルームまたは前記メッセージングサービスを提供する他のサービスを通じて共有チャットルームに変換する段階
を含む、請求項4に記載のメッセージ共有方法。
【請求項12】
前記共有する段階は、
前記共有チャットルームを、共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスにメッセージ形態で共有する段階
を含む、請求項1に記載のメッセージ共有方法。
【請求項13】
前記生成された共有チャットルームは、前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスに、前記生成された共有チャットルームのチャットルーム名と前記生成された共有チャットルームに含まれた対話内容の一部が表示されるようにすることを特徴とする、請求項12に記載のメッセージ共有方法。
【請求項14】
前記共有する段階は、
前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスにメッセージ形態で共有された共有チャットルームをユーザが選択することにより、前記共有チャットルームに含まれたメッセージを表示する段階
を含む、請求項12に記載のメッセージ共有方法。
【請求項15】
前記共有チャットルームに含まれたメッセージは、ユーザのメッセージ共有要請によって少なくとも1つ以上のメッセージが選択された順序情報によって表示されることを特徴とする、請求項14に記載のメッセージ共有方法。
を含むメッセージ共有方法。
【請求項16】
前記共有チャットルームに含まれたメッセージは、絵文字、テキストメッセージ、映像メッセージ、または音声メッセージのうちのいずれか1つを含むことを特徴とする、請求項14に記載のメッセージ共有方法。
【請求項17】
請求項1~16のうちのいずれか一項に記載のメッセージ共有方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項18】
請求項1~16のいずれか一項に記載のメッセージ共有方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録されている非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項19】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
チャットルームのメッセージのうちからユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出し、
前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用してメッセージ共有のためのフォーマットに基づいて共有チャットルームを生成し、
メッセージングサービスを通じて前記生成された共有チャットルームを共有する
ことを特徴とする、コンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、チャットルームのメッセージを共有する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストにいる相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
このようなメッセンジャーでは、新たにチャットルームに参加するメンバーにチャットルームで送受信された既存のメッセージのうちの意味ある対話内容を案内するためには、該当となる対話内容をチャットルームから検索して画面単位でキャプチャするか、検索した対話を1つずつ共有するしかなかった。また、サーバ上のメッセージ保管期限は指定されており、長期経過によってユーザのチャットルームにメッセージの記録が残っていない場合もあるため、全ユーザが意味ある対話内容を一括して共有することは容易ではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
チャットルーム内から意味ある対話内容を抽出し、メッセージ共有のためのフォーマットによって独立したチャットルームを生成する方法および装置を提供する。
【0008】
生成された独立したチャットルームを、メッセージングサービスを含む他のサービスまたは外部サービスで共有する方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ共有方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記メッセージ共有方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、チャットルームのメッセージのうちから、ユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出する段階、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して、メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルームを生成する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、メッセージングサービスを通じて生成された共有チャットルームを共有する段階を含んでよい。
【0010】
前記抽出する段階は、メッセージ共有のための共有ユーザインタフェースを前記チャットルームに提供し、前記提供された共有インタフェースを通じてユーザの共有要請を受信する段階を含んでよい。
【0011】
前記抽出する段階は、前記受信したユーザの共有要請によって前記チャットルームに存在するメッセージが選択されるようにするためのメッセージ選択ユーザインタフェースを提供し、前記提供されたメッセージ選択ユーザインタフェースを通じてユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを抽出する段階を含んでよい。
【0012】
前記生成する段階は、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して生成された共有チャットルームを共有するためのメッセージングサービス内部またはメッセージングサービス外部を含む共有対象を選択する段階を含んでよい。
【0013】
前記生成する段階は、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対する共有チャットルーム名を生成する段階を含んでよい。
【0014】
前記生成する段階は、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対して、メッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)に基づく文字列を生成する段階を含んでよい。
【0015】
前記生成する段階は、前記メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルーム名とメッセージングサービスと関連するデータを保管しているローカルデータベースを利用してJSONに基づく文字列を生成する段階を含んでよい。
【0016】
前記生成する段階は、前記共有対象として前記メッセージングサービス以外の外部サービスが選択されることにより、前記外部サービスのクリップボードに、前記メッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSONに基づく文字列を提供する段階を含んでよい。
【0017】
前記生成する段階は、前記外部サービスのクリップボードに提供されたJSONに基づく文字列を、メッセージングサービスを通じて共有チャットルームに変換する段階を含んでよい。
【0018】
前記生成する段階は、前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスに、前記メッセージ共有のためのフォーマットに対応するように生成されたJSONに基づく文字列を入力する段階を含んでよい。
【0019】
前記生成する段階は、外部サービスで予め提供されたJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットによって生成された共有情報を、前記メッセージングサービス内部のチャットルームまたは前記メッセージングサービスを提供する他のサービスを通じて共有チャットルームに変換する段階を含んでよい。
【0020】
前記共有する段階は、前記共有チャットルームを、共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスにメッセージ形態で共有する段階を含んでよい。
【0021】
前記生成された共有チャットルームは、前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスに、前記生成された共有チャットルームのチャットルーム名と前記生成された共有チャットルームに含まれた対話内容の一部を表示してよい。
【0022】
前記共有する段階は、前記共有対象として選択されたメッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスにメッセージ形態で共有された共有チャットルームをユーザが選択することにより、前記共有チャットルームに含まれたメッセージを表示する段階を含んでよい。
【0023】
前記共有チャットルームに含まれたメッセージは、ユーザのメッセージ共有要請によって少なくとも1つ以上のメッセージが選択された順序情報に基づいて表示されてよい。
【0024】
前記共有チャットルームに含まれたメッセージは、絵文字、テキストメッセージ、映像メッセージ、または音声メッセージのうちのいずれか1つを含んでよい。
【0025】
メッセージ共有方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを含んでよい。
【0026】
メッセージ共有方法をコンピュータ装置に実行させるためのプログラムが記録された非一時的なコンピュータ可読記録媒体を含むことができる。
【0027】
コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、チャットルームのメッセージのうちからユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出し、前記抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用してメッセージ共有のためのフォーマットに基づいて共有チャットルームを生成し、メッセージングサービスを通じて生成された共有チャットルームを共有してよい。
【発明の効果】
【0028】
ユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを利用して生成された個別の共有チャットルームを通じて、サーバに設定されているデータ保存期間とは関係なく、グループ化された対話内容をいつでも簡単に確認することができる。
【0029】
メッセージングサービスまたはメッセージングサービスを提供する他のサービスにメッセージ共有のためのフォーマットによって生成された共有チャットルームを伝達することで、意味ある対話内容をユーザと共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】一実施形態における、チャットルームからメッセージ共有のためのメッセージを抽出する動作の一例を説明した図である。
図5】一実施形態における、チャットルームからメッセージ共有のためのメッセージを抽出する動作の一例を説明した図である。
図6】一実施形態における、共有対象を選択する動作の一例を説明した図である。
図7】一実施形態における、共有メッセージ生成のためのフォーマットの一例を説明した図である。
図8】一実施形態における、共有チャットルームを生成する動作の一例を説明した図である。
図9】一実施形態における、共有対象に共有チャットルームをメッセージ形態で表示する動作の一例を説明した図である。
図10】一実施形態における、共有チャットルームにメッセージを表示する動作の一例を説明した図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0032】
実施形態では、メッセージを共有する技術について説明する。
【0033】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、チャットルームのメッセージのうちから一部のメッセージを抽出し、抽出された一部のメッセージを利用して、メッセージ共有のためのフォーマットに基づいて生成された共有チャットルームを共有することができる。
【0034】
本発明の実施形態に係るメッセージ共有システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るメッセージ共有方法は、メッセージ共有システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって実施形態に係るメッセージ共有方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してメッセージ共有方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0035】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0036】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0037】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0038】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセージ共有サービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0039】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0040】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0041】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0042】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0043】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0044】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0045】
以下では、メッセージを共有する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0046】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってメッセージングサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたメッセージ共有システムが構成されてよい。一例として、メッセージ共有システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0047】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のメッセージ共有方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0048】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のメッセージ共有方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0049】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0050】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と係わる命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0051】
以下で説明するメッセージ共有方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0052】
図3は、一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0053】
段階310で、プロセッサ220は、チャットルームのメッセージのうちから、ユーザのメッセージ共有要請によって選択された少なくとも1つ以上のメッセージを抽出してよい。プロセッサ220は、メッセージ共有のための共有ユーザインタフェースをチャットルームに提供し、提供された共有インタフェースを通じてユーザの共有要請を受信してよい。チャットルームとは、チャットルームのメンバー(複数のメンバー)とメッセージを送受信してコミュニケーションを実行する空間を提供するものであってよく、1:1チャットルーム、1:Nチャットルーム(グループチャットルーム)、オープンチャットルームなどを含んでよい。プロセッサ220は、ユーザが共有したいチャットルームのメッセージに移動することによってメッセージ共有のための共有ユーザインタフェースをチャットルームに提供し、提供された共有ユーザインタフェースを通じてメッセージ共有の要請を受信してよい。プロセッサ220は、ユーザのメッセージ共有要請によってチャットルームに存在するメッセージを選択するためのメッセージ選択ユーザインタフェースを提供してよい。プロセッサ220は、提供されたメッセージ選択ユーザインタフェースを通じて選択されたメッセージを抽出してよい。
【0054】
段階320で、プロセッサ220は、抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して、メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルームを生成してよい。メッセージ共有のためのフォーマットは、多様なプログラミング言語形態で構成されてよい。例えば、プロセッサ220は、メッセージ共有のためのフォーマットを生成してよく、生成されたフォーマットによってJSONに基づく文字列を生成してよい。このとき、プロセッサ220は、メッセージ共有のためのフォーマットによって共有チャットルーム名(タイトル)とメッセージングサービスと関連するデータを保管しているローカルデータベースを利用してJSONに基づく文字列を生成してよい。また、プロセッサ220は、メッセージングサービスの複数のチャットルームに存在するメッセージを組み合わせて共有チャットルームを生成してよい。例えば、メッセージングサービスに複数のチャットルームが存在する場合、プロセッサ220は、複数のチャットルームから必要なメッセージを選択して共有チャットルームを生成してよい。
【0055】
プロセッサ220は、チャットルーム内で送受信されたメッセージのうちから意味ある対話内容を抽出して共有チャットルームを生成してよく、生成された共有チャットルームを通じて抽出された対話内容を含むメッセージを共有してよい。ここで、共有チャットルームとは、チャットルーム内で送受信されたメッセージのうちでユーザが選択したメッセージをグループ化してメッセージを共有するために生成された、独立した空間を意味する。プロセッサ220は、共有しようとするチャットルームやメッセージングサービスと連結する他のサービスに移動する場合、JSONに基づく文字列を入力してよい。言い換えれば、共有しようとするチャットルームやメッセージングサービスと連結する他のサービスにJSONに基づく文字列が入力されていてよい。または、プロセッサ220は、メッセージングサービス以外の外部サービスが選択される場合、クリップボードにJSONに基づく文字列を保存してよく、保存されたJSONに基づく文字列を提供してよい。この後、ユーザがクリップボードに保存されたJSONに基づく文字列をメッセージングサービスに張り付けることにより、JSONに基づく文字列がメッセージングサービスに入力されるようにしてよい。また、プロセッサ220は、外部サービスに予め提供されたJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットによって生成された共有情報を利用して、メッセージングサービス内部のチャットルームまたはメッセージングサービスと連結する他のサービスへの入力を受け取ってよい。例えば、プロセッサ220は、メモ帳のような外部サービスを通じて共有チャットルームを生成してよい。ユーザがメモ帳をオープンすると、オープンされたメモ帳を通じてJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットに適合するように共有情報が入力されるようにしてよい。この後、メッセージングサービスがオープンされることにより、プロセッサ220は、JSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットに適合するように入力された共有情報をメッセージングサービスのチャットルームまたはメッセージングサービスと連結する他のサービスの入力画面に入力することによって共有チャットルームを生成してよい。
【0056】
段階330で、プロセッサ220は、メッセージングサービスを通じて生成された共有チャットルームを共有してよい。プロセッサ220は、生成された共有チャットルームをメッセージングサービスが提供するメッセージ形態で共有してよい。プロセッサ220は、生成された共有チャットルームのチャットルーム名と生成された共有チャットルームに構成された対話内容の一部が表示されたメッセージを生成してよい。例えば、プロセッサ220は、メッセージの上端に共有チャットルームのチャットルーム名を表示し、共有チャットルームに構成された最初の1~2件の対話内容が表示された簡略形態のメッセージを表示してよい。
【0057】
図4および図5は、一実施形態における、チャットルームからメッセージ共有のためのメッセージを抽出する動作の一例を説明するための図である。
【0058】
プロセッサ220は、メッセージングサービスにおいて、チャットルームのメッセージからメッセージ共有のためのメッセージを抽出してよい。メッセージングサービスとは、メッセンジャーやSNS(Social Networking Service)などのようなコミュニティサービス内でメッセージ送受信機能が提供されるものであってよい。メッセージングサービスは、テキスト、絵文字、イメージ、動画、音声などの多様なマルチメディアデータをメッセージ形態で送受信してよい。実施形態では、メッセージングサービスを提供するメッセンジャーのチャットルームからメッセージを抽出する動作について説明する。
【0059】
図4を参照すると、プロセッサ220は、メッセンジャーで送受信されるメッセージを含むチャットルーム画面410を表示してよい。プロセッサ220は、メッセンジャーのチャットルームにメッセージ共有のための共有ユーザインタフェース420を提供し、提供された共有インタフェース420を通じてユーザの共有要請を受信してよい。このとき、プロセッサ220は、チャットルームでメッセージ共有のためのメッセージまたはメッセージの周辺の特定部分で発生する入力を感知することにより、メッセージ共有のための共有ユーザインタフェース420を提供してよい。プロセッサ220は、チャットルームにおいて、チャットルームに存在する特定のメッセージまたは特定のメッセージの周辺にユーザから予め設定された時間以上のタッチが発生することにしたがい、メッセージ共有のための共有ユーザインタフェース420を提供してよい。図4に示すように、例えば、プロセッサ220は、メッセージ2に対して予め設定された時間以上のユーザタッチが発生することにより、メッセージ共有のための共有ユーザインタフェース420を提供してよい。
【0060】
図5を参照すると、プロセッサ220は、受信したユーザの共有要請によってチャットルームに存在するメッセージが選択されるようにするためのメッセージ選択ユーザインタフェース510を提供し、提供されたメッセージ選択ユーザインタフェース510を通じてユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを抽出してよい。プロセッサ220は、チャットルーム画面410に表示されたメッセージそれぞれの周辺にメッセージ選択ユーザインタフェース510を提供してよい。例えば、プロセッサ220は、チャットルーム画面410に表示されたメッセージそれぞれの左側、右側、上側、または下側のいずれか1つの位置にメッセージ選択ユーザインタフェース510を提供してよい。プロセッサ220は、提供されたメッセージ選択ユーザインタフェース510を通じてユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを抽出してよい。例えば、図5に示すように、プロセッサ220は、提供されたメッセージ選択ユーザインタフェース510を通じて選択されたメッセージ2と動画メッセージを抽出してよい。このとき、プロセッサ220は、以後に共有チャットルームにメッセージを表示するために、提供されたメッセージ選択ユーザインタフェース510を通じてユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージに対する順序情報を保存してよい。メッセージ2が選択された後に動画メッセージが選択された場合、プロセッサ220は、メッセージ2、動画メッセージの順に情報を保存してよい。プロセッサ220は、ユーザの共有要請によってユーザが選択した少なくとも1つ以上のメッセージを抽出してよい。
【0061】
図6は、一実施形態における、共有対象を選択する動作の一例を説明するための図である。
【0062】
プロセッサ220は、抽出された少なくとも1つ以上のメッセージを利用して生成された共有チャットルームを共有するためのメッセンジャーを含むサービス内部またはメッセンジャー外部を含む共有対象を選択してよい。プロセッサ220は、共有対象を選択するユーザインタフェース610を提供してよい。共有対象を選択するユーザインタフェース610は、メッセンジャーに既に存在するチャットルーム、メッセンジャーを提供する他のサービス、またはメッセンジャー以外の外部サービスを含む共有対象を提供してよい。このとき、例えば、プロセッサ220は、メッセンジャーでユーザが頻繁に使用するチャットルームを優先的に表示してよい。また、プロセッサ220は、共有対象を選択するユーザインタフェース610を通じて新規共有対象を生成してもよい。例えば、プロセッサ220は、メッセンジャーに登録された友達情報を利用して少なくとも1人以上の友達を含んだ共有対象を選択してよい。プロセッサ220は、選択された共有対象に対する新規チャットルームを生成してよい。
【0063】
プロセッサ220は、共有対象を選択するユーザインタフェース610を通じて共有対象が選択されることにより、共有チャットルーム名を入力するためのユーザインタフェース620を提供してよい。このとき、共有チャットルーム名は、事前に設定された規則にしたがって基本値の名称が提示されてもよいが、共有チャットルーム名を入力するためのユーザインタフェース620を利用してユーザが共有チャットルーム名を変更できるようにしてもよい。プロセッサ220は、共有チャットルーム名を変更するユーザインタフェース620をチャットルーム画面410に表示してよい。プロセッサ220は、共有チャットルーム名を、ユーザが共有チャットルーム名を入力するためのユーザインタフェース620に入力した共有対話名に変更してよい。
【0064】
図7は、一実施形態における、共有メッセージを生成するためのフォーマットの一例を説明するための図である。
【0065】
プロセッサ220は、抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対して、メッセージ共有のためのフォーマットに対応するように文字列を生成してよい。プロセッサ220は、メッセージ共有のためのフォーマットを事前に設定してよい。このとき、メッセージ共有のためのフォーマットは、共有対象として選択されたチャットルーム、他のサービスなどで共有チャットルーム名と共有チャットルームの一部メッセージがメッセージ形態で構成された共有チャットルームが表示され、共有チャットルームが選択される場合、個別のチャットルーム形態のビューアによって共有チャットルームに含まれたメッセージが表示されるように設定されたものであってよい。プロセッサ220は、メッセージ共有のためのフォーマットをJSONに基づく文字列で生成してよい。
【0066】
図8は、メッセージ共有のためのフォーマットを利用して共有チャットルームを生成する動作の一例を説明するための図である。プロセッサ220は、メッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスに、メッセージ共有のためのフォーマットに対応するように生成されたJSONに基づく文字列を入力してよい。一例として、プロセッサ220は、共有対象としてメッセンジャー内のチャットルームが選択されることにより、抽出された少なくとも1つ以上のメッセージに対して、メッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSONに基づく文字列を生成してよい。プロセッサ220は、ユーザが入力した共有チャットルーム名とローカルデータベースに保存されたメッセンジャーと関連するデータを利用し、メッセージ共有のためのフォーマットによってJSONに基づく文字列を生成してよい。プロセッサ220は、メッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスに入力されたJSONに基づく文字列を通じて共有チャットルームを生成してよい。
【0067】
他の例として、プロセッサ220は、共有対象としてメッセンジャー以外の外部サービスが選択されることにより、外部サービスのクリップボード840にメッセージ共有のためのフォーマットに対応するようにJSONに基づく文字列を提供してよい。外部サービスのクリップボード840にはJSONに基づく文字列が保存されてよい。プロセッサ220は、外部サービスのクリップボードに提供されたJSONに基づく文字列を、メッセンジャー720を通じて共有チャットルームに変換してよい。図8に示すように、外部サービス1(820)のクリップボード840に保存されたJSONに基づく文字列は、メッセンジャー720に貼り付けることによって入力されてよい。プロセッサ220は、貼り付けによって入力されたJSONに基づく文字列を共有チャットルームに変換してよい。
【0068】
また他の例として、プロセッサ220は、外部サービスで予め提供されたJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットによって生成された共有情報を、メッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスを通じて共有チャットルームに変換してよい。プロセッサ220は、外部サービスで予め提供されたJSONに基づくメッセージ共有のためのフォーマットに基づいて生成された共有情報を、メッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスに入力されるようにしてよい。例えば、ユーザは、外部サービス2(830)でメッセージ共有のためのフォーマットによって共有情報を生成してよく、生成された共有情報をメッセンジャーに入力してよい。プロセッサ220は、メッセンジャーに入力された共有情報を共有チャットルームに変換してよい。
【0069】
図9は、一実施形態における、共有チャットルームを共有対象にメッセージ形態で表示する動作の一例を説明するための図である。
【0070】
プロセッサ220は、メッセンジャーを通じて生成された共有チャットルームを共有してよい。このとき、メッセンジャーを通じて共有された共有チャットルームは、メッセージ形態で表示されてよい。プロセッサ220は、生成された共有チャットルームを、共有対象として選択されたメッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスにメッセージ形態で共有してよい。プロセッサ220は、生成された共有チャットルームのチャットルーム名と生成された共有チャットルームに構成された対話内容の一部が表示されたメッセージを生成してよい。例えば、図9に示すように、プロセッサ220は、共有対象として選択されたチャットルーム910に共有チャットルーム920を表示してよい。共有チャットルーム920は、共有対象として選択されたチャットルーム910にメッセージ形態で表示されてよい。プロセッサ220は、ユーザが選択した共有チャットルーム920を提供してよい。
【0071】
図10は、一実施形態における、共有チャットルームにメッセージを表示する動作の一例を説明するための図である。
【0072】
プロセッサ220は、共有対象として選択されたメッセンジャー内のチャットルームまたはメッセンジャーを提供する他のサービスにメッセージ形態で表示された共有チャットルーム920をユーザが選択することにより、共有チャットルーム920に含まれたメッセージを表示してよい。言い換えれば、共有対象として選択されたメッセンジャー内のチャットルームのメンバー(複数のメンバー)は、メッセージ形態で表示された共有チャットルーム920を選択することができる。プロセッサ220は、チャットルーム形態のビューアによって共有チャットルームに含まれたメッセージを表示してよい。チャットルーム形態のビューアは、個別のチャットルームを通じて共有チャットルームに含まれたメッセージを表示してよい。
【0073】
このとき、プロセッサ220は、メッセージ共有のために選択されたメッセージの順序情報にしたがって共有チャットルーム920に含まれたメッセージを表示してよい。メッセージ共有のためにメッセージ2が選択された後に動画メッセージが選択された場合、プロセッサ220は、メッセージ2、動画メッセージの順に共有チャットルーム920に含まれたメッセージを表示してよい。
【0074】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0075】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置(virtual equipmet)、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0076】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されるものであってもよいし、コンピュータソフトウェアの当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令を記録して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0077】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0078】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0079】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【外国語明細書】