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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023171502
(43)【公開日】2023-12-01
(54)【発明の名称】トイレットペーパー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/16 20060101AFI20231124BHJP
【FI】
A47K10/16 B
A47K10/16 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023174952
(22)【出願日】2023-10-10
(71)【出願人】
【識別番号】501095118
【氏名又は名称】上野 昭
(72)【発明者】
【氏名】上野 昭
(57)【要約】
【課題】現在、トイレットペーパーは、単層から六層などの厚みを有している。通常、使用者は、ロールトイレットペーパーを両手で巻き取り重ねて使用している。一方、整形トイレットペーパーは適量枚を掴み折り畳んで使用している。つまり、使用者は、無意識に各人固有の使用形態を採用しているので、不確実なふき取りが使用量を増加させている。
【解決手段】本発明は、公知のトイレットペーパーの性能を基に、一回の使用量を一つの単位として示す構造で解決を図るものである。つまり、一回の使用量を所要長さにする構造であり、予め折り曲げ畳み重ねた構造や予め階段状に畳んだ構造が吸収と拭き取りを合理的に解決するものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレットペーパー(1)の構造であって、
前記トイレットペーパー(1)は、ミシン目部(2)を備え、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さが一方の前記ミシン目部(2)から他の一方の前記ミシン目部(2)までを単位として構成され、
前記ミシン目部(2)は、前記トイレットペーパー(1)の端部と略直交して形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、折り曲げ部(3)を形成し、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さの間に前記折り曲げ部(3)を折り曲げて畳んで重なるように構成され、
前記トイレットペーパー(1)は、折り曲げて重なる部分が複数形成され、
前記折り曲げ部(3)は、偶数で構成され、
前記折り曲げ部(3)は、前記トイレットペーパー(1)の端部と略直交して形成され、
前記折り曲げ部(3)は、相互に逆方向に折り曲げて形成され、
前記折り曲げ部(3)は、前記ミシン目部(2)と略平行して形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、縁部の線上部分に接着部(4)を設けて接着され、
前記トイレットペーパー(1)は、縁部の線上部分に接着しない部分である非接着部(5)を形成し、
前記トイレットペーパー(1)は、前記折り曲げ部(3)と、前記接着部(4)と、前記非接着部(5)と、に囲まれた部分が隙間部(6)を構成している
ことを特徴とする前記トイレットペーパー(1)。
【請求項2】
前記トイレットペーパー(1)は、前記折り曲げ部(3)が階段状に形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さの間に前記折り曲げ部(3)を折り曲げて畳んで階段状に重なるように構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の前記トイレットペーパー(1)。























【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレットペーパーの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、トイレットペーパーは、主に分解性に優れた紙から形成され、多様な質感の素材で構成され、模様や凸凹加工や湿潤、香りを付けるなど多様な機能を備えている。
現在、トイレットペーパーは、環境に対する配慮や生活環境の変化に伴い幅や長さが縮小傾向にあるが、一方、三層から6層へと多層化の傾向も現れるなど、各種の改良が成されている。
【0003】
特許文献1では、トイレットペーパーを使用する際に、水分などによる繊維組織が容易に崩壊し、皮膚や下着に付着する問題に対処する提案である。
そこで、パルプ紙または再生紙の繊維配向や密度、架橋剤の転嫁程度、積層構造など繊維組織構造を吟味して全体の厚みが3mmを越えない厚手に生成することで、肌に優しい柔らかさと吸水性を維持しながらも水分を拭き取る際の表面素材の繊維組織が崩壊せず、且つ用後は日本産業規格の定める水解品質基準の100秒を考慮し手90秒以内に便器内・排水管内水流にて水解するようにしたものである。
【0004】
特許文献2では、使用に適した枚数を重ね上で、使用に際してペーパーが剥離しない整形トイレットペーパー及びその製造方法の提案である。
そこで、整形トイレットペーパーは、帯状のトイレットペーパー厚紙に延長方向に沿っての2つ折りが必要回数繰り返された帯状多重紙の、所用長さにカットされた多数枚が積層されてなる多重積層体を、その積層方向を上下として各1枚の多重折り部を片側に揃え、対向する側に形成された折部とペーパー端部農地、多重折り部の1/2の重ね枚数の折り部である1/2重折り部を包装体の上面側とする向きで包装体に収容するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6997899号公報
【特許文献1】特許第7198462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の従来技術は、トイレットペーパー原紙の新たな製造を前提する改良である。
つまり、厚みを備えた二層の構造は、使用感を向上させ一回のトイレ利用時におけるトイレットペーパーの使用量を低減することを目的とするものである。
しかし、使用者の使用形態は多様であり、従来のトイレットペーパーを巻き取り重ねる使用形態に変わりなく、使用者の習慣上の行為に対してトイレットペーパーの使用低減に対する効果は不明である。
【0007】
次に、特許文献2の従来技術では、使用者の使用形態は多様であり、トイレットペーパーを巻き取り重ねる行為をロール状ではなく多層の積層構造に整形することで使用感を向上させ、さらに、ばらけることに配慮し取り扱いの便利性を改良する提案である。
しかしながら、使用者が使用する際に多層に積層したトイレットペーパーは、水分を吸収する使用時の効果は期待されるが、粘着物を拭き取る際に果たして良好な効果を期待できるであろうか。
また、多層な積層体のトイレットペーパーの使用は、使用者の多様な使用形態に対して、単に厚さだけで対応する使用形態が逆に使用量を増加させるのではないかと懸念される。
【0008】
近年の、一部の関係者は、環境問題に対応すべく、パルプ材料の消費に敏感になりトイレットペーパーの使用に対して、アジアの地域で行われている水と手を使用する方法が合理的であると指摘している。
また、日本国は、柔らかく水に溶けやすい良質なトイレットペーパーを生産してきた。近年、自動洗浄便器が普及し温水での洗浄が環境問題の対策や使用感の向上に貢献しているが、全くトイレットペーパーを使用しない訳ではない。
一方、自動洗浄便器の電気の消費量とトイレットペーパーの使用量とを二酸化炭素の排出量との比較がなされ、トイレットペーパーが有利であるとの指摘もなされている。
【0009】
現在、公知のトイレットペーパーは、使用者の多様な嗜好に対応した製品が数多く提供されている。
また、厚さにおいては、単相から二層が主に生産されているが、三層、四層、六層と多層化の傾向にある、一方、幅やミシン目間の長さは、縮小の傾向を示している。
また、使用者が使用するトイレットペーパーの量は、層の数である厚みに左右されず、各個人の嗜好で決定され、使用者が使用するトイレットペーパーの長さや使用時の内容はごく個人的な領域であり、不明瞭である。
【0010】
一般に、使用者は、ロール形状のトイレットペーパーの場合には両手で巻き取り重ねて使用している。
一方、整形トイレットペーパーは適量枚を掴み使用している。
つまり、使用者は、無意識に各人固有の重ね方や折り畳み方を採用し、使用される長さや枚数をその都度考慮して使用しているのかは、疑問である。
また、トイレットペーパーの使用量は、他人と比べることは無く、使用者自身においても自分の使用する長さや量を常に把握しているであろうか。
つまり、私達は、トイレットペーパーの使用量の基準を知らないのである。
【0011】
本発明は、トイレットペーパーの好適な使用量の基準を示すトイレットペーパーの構造を提供することで解決を図るものである。
本発明は、各種の公知のトイレットペーパーの特性を応用し、トイレットペーパーの使用量を使用者が確認できるように視覚的感触的な厚みを持つ構造のトイレットペーパーを提供するものである。
その特徴は、予めトイレットペーパーを折り曲げ畳み重ねる構造を一つの単位として視覚的感覚的に示す構造を提供するものである。
つまり、使用する際にトイレットペーパーを手に取るが、折り曲げた部分が復元力で厚みが増し、畳み重ねた部分の隙間が空気と湿気を吸い込み膨らむ効果を発揮するので、柔らかさと厚みに富むトイレットペーパーを実現するものである。
さらに、使用者は、一つ或いは二つ或いは三つの単位を一回の使用量として選択することが出来るので、無意識の巻き取りや重ねる手間から開放されるのである。
本発明は、トイレットペーパーとしての性能を向上させると共に各個人が使用量の基準を選択することが出来るトイレットペーパーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、トイレットペーパー(1)の構造であって、
前記トイレットペーパー(1)は、ミシン目部(2)を備え、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さが一方の前記ミシン目部(2)から他の一方の前記ミシン目部(2)までを単位として構成され、
前記ミシン目部(2)は、前記トイレットペーパー(1)の端部と略直交して形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、折り曲げ部(3)を形成し、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さの間に前記折り曲げ部(3)を折り曲げて畳んで重なるように構成され、
前記トイレットペーパー(1)は、折り曲げて重なる部分が複数形成され、
前記折り曲げ部(3)は、偶数で構成され、
前記折り曲げ部(3)は、前記トイレットペーパー(1)の端部と略直交して形成され、
前記折り曲げ部(3)は、相互に逆方向に折り曲げて形成され、
前記折り曲げ部(3)は、前記ミシン目部(2)と略平行して形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、縁部の線上部分に接着部(4)を設けて接着され、
前記トイレットペーパー(1)は、縁部の線上部分に接着しない部分である非接着部(5)を形成し、
前記トイレットペーパー(1)は、前記折り曲げ部(3)と、前記接着部(4)と、前記非接着部(5)と、に囲まれた部分が隙間部(6)を構成していることを特徴とする。
【0013】
本発明は、前記トイレットペーパー(1)の構造であって、
前記トイレットペーパー(1)は、前記折り曲げ部(3)が階段状に形成され、
前記トイレットペーパー(1)は、所用長さの間に前記折り曲げ部(3)を折り曲げて畳んで階段状に重なるように構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の第一の効果は、トイレットペーパーのペーパーを折り曲げて畳み重ねたミシン目からミシン目を一つの単位とし構成したので、使用者が使用する際に巻き取るとか重ねるとかの作業をしないで、一つか二つの単位を選択することで好適な厚を獲得出来るように構成するものである。
つまり、使用者は、巻き取りや重ねる手間から開放されものであり、予め折り畳み重ねた構造が使用者固有の嗜好に対応出来る便利性を備えるものであり、安心感と安定感のある使用を実現するものである。
【0015】
本発明の第二の効果は、トイレットペーパーの縁部の線上部分に接着部と非接着部を形成し、折り曲げ部と、接着部と、非接着部と、に囲まれた部分が隙間部を構成するものである。
つまり、使用者がトイレットペーパーを手に取り使用する際に、折り曲げ部がバネの働きをするので圧迫されたトイレットペーパーを圧迫から解放し、そこから派生する隙間部が内部に空気と湿気を取り込み、折り曲げ畳まれ重なり圧迫されているペーパー部に厚みと柔らかさを取り戻すので、使用感を向上させると共にトイレットペーパーとしての性能を向上させる効果を発揮するものである。
【0016】
本発明の第三の効果は、トイレットペーパーを折り曲げて畳み階段状に重ね一つの単位とし構成したので、ミシン目からミシン目の間の階段状のトイレットペーパーを形成するものであり、使用者が使用する際に巻き取るとか重ねるとかの作業をしないで、凸凹形状の一つか二つの単位のトイレットペーパーを選択し使用するものである。
つまり、使用者は、特に粘着物を拭き取る際に、階段状の凸凹形状のトイレットペーパーの構造が好適な拭きとリを実現するものであり、通常の複数回の巻き取りや重ねる手間から開放され、使用者固有の好みの厚みと形状を簡易に実現するので、安心感と安定感のある使用を実現するものである。
また、階段状のペーパー部の構成は、箱に収納する使用形態も好適であり、トイレでの使用に限定するものではなく、使用者の敏感な肌のふき取りに好適な効果を発揮するものである。
【0017】
本発明の第四の効果は、トイレットペーパーが折り曲げ部を形成し、複数の折り曲げ部を折り曲げて構成され、折り曲げ部が相互に逆方向に折り曲げて形成されているので、トイレットペーパーとして連続して形成され、ロール状に構成されることを容易にするものであり、公知の好適なペーパーを採用出来るので、経済的に有利なトイレットペーパーの改良を実現するものである。
さらに、本発明のトイレットペーパーは、トイレに限定して使用されるものではなく、広く人体に使用されることを前提とし、多目的に応用が可能な構造を特徴とするものであり、テッシュペーパーやウエットテッシュなどの多様な機能を有する紙製品の世界に新たな構造を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
図2図2は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜視図である。
図3図3は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
図4図4は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜視図である。
図5図5は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1のその他の例を示す略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明のトイレットペーパー1の例を図1図2図3図4図5を基に詳細に説明する。
図1は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
図2は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜視図である。
図3は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
図4は、図4は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜図である。
図5は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1のその他の例を示す略斜視図である。
【実施例0020】
まず、図1図2を用いて本発明の折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の実施の例を示し詳細に説明する。
また、図1は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
また、図2は、折り曲げ重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜視図である。
【0021】
次に、図1図2に示すトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成されるミシン目部2を備え、所用長さが一方のミシン目部2から他の一方のミシン目部2までを単位として構成されることを特徴とするものである。
また、トイレットペーパー1は、折り曲げ部3を形成し、所用長さの間に折り曲げ部3を折り曲げて畳んで重なるように構成されていることを特徴とする。
また、トイレットペーパー1は、折り曲げて重なる部分が複数形成され、偶数で構成されていることを特徴とする。
また、折り曲げ部3は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成され、相互に逆方向に折り曲げて形成され、ミシン目部2と略平行して形成されていることを特徴とする。
また、トイレットペーパー1は、縁部の線上部分に接着部4を設けて接着され、接着しない部分である非接着部5を形成し、折り曲げ部3と、接着部4と、非接着部5と、に囲まれた部分が隙間部6を構成していることを特徴とする。
【0022】
次に、図1図2に示すトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1が連続して形成されることを特徴とするものであり、ロール状に形成しロール状から引き出し使用される従来からの使用形態を踏襲するものであるが、整形し重ねる使用形態でも良く、ロール状に特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示すトイレットペーパー1は、整形し積み重ねての提供が可能であり、ロール状に特定も限定もするものではない。
【0023】
次に、図1図2に示すトイレットペーパー1は、二層のトイレットペーパー1を採用している例を示し、二層のトイレットペーパー1が折り曲げられ畳まれ重なった状態である三重複に形成されている例を示すものである。
つまり、図1図2に示すトイレットペーパー1は、六層を一つの単位とする構造であり、ミシン目2からミシン目2の間に形成する例を示すものである。
また、図1図2に示すトイレットペーパー1は、二層に特定も限定もするものではなく、単層や三層、四層のトイレットペーパー1が採用されても良い。
また、図1図2に示すトイレットペーパー1は、使用される一つの単位をミシン目2からミシン目2とするものであり、使用者の嗜好に対応して単位が選択され、使用されるものである。
また、図1図2に示すトイレットペーパー1は、ミシン目2からミシン目2の長さや紙質など使用者の嗜好に対応して形成されることは当然であり特定も限定もするものではない。
【0024】
次に、図1図2に示すトイレットペーパー1は、一方のミシン目部2から他の一方のミシン目部2までの長さを十センチメートルとし、幅を十センチメートルとする単位を所用長さとする例を示しているが、長さや幅など特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示すミシン目部2は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成される例を示すものである。
また、図1図2に示すミシン目部2は、折り曲げ部3の端部と重ならないように形成されることが好適であるが、ミシン目部2は折り曲げ部と略平行して形成されることを特徴とするものであり、ミシン目部2の位置など特定も限定もするものではない。
【0025】
次に、図1図2に示す折り曲げ部3は、折り曲げ部3を二ヵ所形成し、折り曲げを二回逆方向に繰り返している例を示すものであるが、三ヶ所でも良く四カ所でも良く折り曲げる回数など特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示す折り曲げ部3は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成されることを特徴とするものである。
また、図1図2に示す折り曲げ部3は、相互に逆方向に折り曲げられることを特徴とするものであり、結果、重複ペーパー部8が連続して形成することを可能にする構造を示すものである。
【0026】
次に、図1図2に示す接着部4は、トイレットペーパー1の縁部の線上部分に設けられ接着され、接着しない部分が非接着部5を形成している。
また、図1図2に示す接着部4は、二カ所形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示す接着部4は、非接着部5より長く形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示す接着部4は、接着部4の幅においても特に特定も限定もするものではなく公知の技術から選択され形成されることは当然である。
また、図1図2に示す接着部4は、圧着する例を示しているが、公知の接着技術から好適な手段が採用されれば良く、特定も限定もするものではない。
また、図1図2に示す非接着部5の形成は、トイレットペーパー1が切り離される際にトイレットペーパー1が空気や湿気を吸収しやすくする働きを補助するものであるが、特に形成しなくても良く、特定も限定もするものではない。
【0027】
次に、図1図2に示す隙間部6は、折り曲げ部3と、接着部4と、非接着部5と、に囲まれた部分であり、トイレットペーパー1を畳み重ねる層間に構成されるものであり、使用される際に空気と湿気を吸収することで空間を構成するので、柔らかさや厚みを創り出す効果を発揮するものである。
また、図1図2に示す隙間部6は、ロール状に巻かれる際には空間が圧迫さているが、ロール状態から切り離される際にじょじょにトイレットペーパー1が空気と湿気を吸い込み膨らむことで形成されるものであり、トイレットペーパー1の素材により隙間物7の空間の厚みや広さが左右されることは当然である。
また、図1図2に示す本発明の特徴は、トイレットペーパー1が空気と湿気を吸い込み膨らむ際に、折り曲げ部3がバネの働きをすることで膨らむ作用を補助し、さらに、折り曲げ部3の厚みが隙間物7の構成を補助するものである。
また、図1図2トイレットペーパー1は、六層のトイレットペーパー1と二層の隙間物7とで構成され、トイレットペーパー1の層間が水分の吸収に好適に作用し、二層に重なるトイレットペーパー1の厚みと隙間部6が空気の層を形成し厚みと柔らかさを作り出すので、トイレットペーパー1としての能力を最大限に発揮する例を示すものである。
【実施例0028】
まず、図3図4を用いて本発明の折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の実施の例を示し詳細に説明する。
また、図3は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の形成過程の例を説明する略斜視図である。
また、図4は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の使用時の例を示す略斜視図である。
【0029】
次に、図3図4に示すトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成されるミシン目部2を備え、所用長さが一方のミシン目部2から他の一方のミシン目部2までを単位として構成されることを特徴とするものである。
また、トイレットペーパー1は、折り曲げ部3を形成し、折り曲げ部4が階段状に形成され、所用長さの間に折り曲げ部4を折り曲げて畳んで階段状に重なるように構成されていることを特徴とする。
また、トイレットペーパー1は、折り曲げて重なる部分が複数形成され、偶数で構成されていることを特徴とする。
また、折り曲げ部3は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成され、相互に逆方向に折り曲げて形成され、ミシン目部2と略平行して形成されていることを特徴とする。
また、トイレットペーパー1は、縁部の線上部分に接着部4を設けて接着され、接着しない部分である非接着部5を形成し、折り曲げ部3と、接着部4と、非接着部5と、に囲まれた部分が隙間部6を構成していることを特徴とする。
【0030】
次に、図3図4に示すトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1が連続して形成されることを特徴とするものであり、ロール状に形成しロール状から引き出し使用される従来からの使用形態を踏襲するものであるが、整形し重ねる使用形態でも良く、ロール状に特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、整形し積み重ねての提供が可能であり、ロール状に特定も限定もするものではない。
【0031】
次に、図3図4に示すトイレットペーパー1は、二層のトイレットペーパー1を採用している例を示し、二層のトイレットペーパー1が折り曲げられ畳まれ階段状に重なった状態であり、三層を三段の階段状の層に構成している例を示すものであるが、三段に特定も限定もするものではない。
つまり、図3図4示すトイレットペーパー1は、六層を一つの単位とする構造であり、ミシン目2からミシン目2の間に六層、十層、十層、六層の順に層を階段状に構成している例を示すものである。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、二層に特定も限定もするものではなく、単層や三層、四層のトイレットペーパー1が採用されても良い。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、使用される一つの単位をミシン目2からミシン目2とするものであり、使用者の嗜好に対応して単位が選択され、使用されるものである。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、ミシン目2からミシン目2の長さや紙質など使用者の嗜好に対応して形成されることは当然であり特定も限定もするものではない。
【0032】
次に、図3図4に示すトイレットペーパー1は、一方のミシン目部2から他の一方のミシン目部2までの長さを十センチメートルとし、幅を十センチメートルとする単位を所用長さとする例を示しているが、長さや幅など特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示すミシン目部2は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成される例を示すものである。
また、図3図4に示すミシン目部2は、折り曲げ部3の端部と重ならないように形成されることが好適であるが、ミシン目は折り曲げ部3と略平行して形成されることを特徴とするものであり、ミシン目部2の位置など特定も限定もするものではない。
【0033】
次に、図3図4に示す折り曲げ部3は、折り曲げ部3を六ヵ所形成し、折り曲げを六回逆方向に繰り返している例を示すものであるが、八ヶ所でも良く十カ所でも良く折り曲げる回数など特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示す折り曲げ部3は、トイレットペーパー1の端部と略直交して形成されることを特徴とするものである。
また、図3図4に示す折り曲げ部3は、相互に逆方向に折り曲げられることを特徴とするものであり、結果、重複ペーパー部8が連続して形成することを可能にする構造を示すものである。
【0034】
次に、図3図4に示す接着部4は、トイレットペーパー1の縁部の線上部分に設けられ接着され、接着しない部分が非接着部5を形成している。
また、図3図4に示す接着部4は、六カ所形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示す接着部4は、非接着部5より長く形成されている例を示しているが、特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示す接着部4は、接着部4の幅においても特に特定も限定もするものではなく公知の技術から選択され形成されることは当然である。
また、図3図4に示す接着部4は、圧着する例を示しているが、公知の接着技術から好適な手段が採用されれば良く、特定も限定もするものではない。
また、図3図4に示す非接着部5の形成は、トイレットペーパー1が切り離される際にトイレットペーパー1が空気や湿気を吸収しやすくする働きを補助するものであるが、特に形成しなくても良く、特定も限定もするものではない。
【0035】
次に、図3図4に示す隙間部6は、折り曲げ部3と、接着部4と、非接着部5と、に囲まれた部分であり、トイレットペーパー1を畳み重ねる層間に構成されるものであり、使用される際に空気と湿気を吸収することで空間を構成するので、柔らかさや厚みを創り出す効果を発揮するものである。
また、図3図4に示す隙間部6は、ロール状に巻かれる際には空間が圧迫さているが、ロール状態から切り離される際にじょじょにトイレットペーパー1が空気と湿気を吸い込み膨らむことで形成されるものであり、トイレットペーパー1の素材により隙間物7の空間の厚みや広さが左右されることは当然である。
また、図3図4に示す隙間部6は、トイレットペーパー1のミシン目2からミシン目2の間に六層が階段状に形成されている例を示すものであり、三段の折り曲げ部3と共に六層の隙間部6が空気と湿気を吸収することで柔らかさや厚みを創りだし、拭き取る行為を効果的に実行すると共に安心感のある使用を実現するものである。
また、図3図4に示す本発明の特徴は、トイレットペーパー1が空気と湿気を吸い込み膨らむ際に、折り曲げ部3がバネの働きをすることで膨らむ作用を補助し、さらに、折り曲げ部3の厚みが隙間物6の構成を補助するものである。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、六層を一つの単位とする構造であり、ミシン目2からミシン目2の間に六層、十層、十層、六層の順に層を階段状に構成している例を示すものである。
また、図3図4に示すトイレットペーパー1は、二層の隙間物6が三段で六ヶ所の隙間部6を構成し、結果、トイレットペーパー1自体の層間と共に水分の吸収に好適に作用し、六層、十層、十層、六層の順に重なる厚みと六ヶ所の隙間部6が空気の層を形成し厚みと柔らかさを作り出すので、トイレットペーパー1としての能力を最大限に発揮する例を示すものである。
【実施例0036】
まず、図5を用いて本発明の折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1のその他の例を示し詳細に説明する。
また、図5は、箱に収容されている折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の使用の例を説明する略斜視図である。
【0037】
次に、本実施例は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1のその他の使用例を示すものである。
本発明の特徴は、構造であり、人体に使用される紙類に応用できる構造である。
例えば、その一部としてテッシュペーパーや、ウエットテッシュペーパーや、化粧落し紙や、おむつ用ペーパーや、などに応用されるものである。
また、以下に、トイレットペーパー1と記述するが、特定も限定もするものではない。
【0038】
次に、図5に示すトイレットペーパー1は、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1を箱に収容して使用される例を示すものであるが、折り曲げ階段状に重ねるトイレットペーパー1の特徴の説明は上記実施例で説明しているので、ここで繰り返すことは省略するものである。
【0039】
次に、図5に示すトイレットペーパー1は、トイレットペーパー1を折り曲げ階段状に重ねる形状を基に説明するものであるが、公知のテッシュペーパー等の紙製品に本発明の構造を応用するものであり、トイレットペーパー1としての使用形態に特定も限定もするものではない。
【0040】
次に、図5に示すトイレットペーパー1は、箱7の内部に重ねて収容し引き出して使用する例を示しているが、ここで、収納形態やその他取扱いに関しては公知の技術を応用するものであり、特定も限定もするものではない。
【0041】
次に、図5に示すトイレットペーパー1は、一方のミシン目部2から他の一方のミシン目部2までの長さを十センチメートルとし、幅を十センチメートルとする単位を所用長さとする例を示しているが、長さや幅など特定も限定もするものではない。
【0042】
次に、図5に示すトイレットペーパー1は、使用目的に対応する素材の特性を採用することで、人体に使用する多様な性能と機能を有する多種類の紙製品に本発明の構造を応用することで、新規の市場を提供するものである。
【符号の説明】
【0043】
1・・トイレットペーパー
2・・ミシン目部
3・・折り曲げ部
4・・接着部
5・・非接着部
6・・隙間部
7・・箱































図1
図2
図3
図4
図5